JP2003211182A - 下水の浄水装置 - Google Patents

下水の浄水装置

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JP2003211182A
JP2003211182A JP2002019386A JP2002019386A JP2003211182A JP 2003211182 A JP2003211182 A JP 2003211182A JP 2002019386 A JP2002019386 A JP 2002019386A JP 2002019386 A JP2002019386 A JP 2002019386A JP 2003211182 A JP2003211182 A JP 2003211182A
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treatment tank
tank
microbial treatment
water
microbial
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JP2002019386A
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Yasutoshi Takashima
康豪 高嶋
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚泥が発生せず、汚水を浄化してトイレ用水
などの飲用ではない生活用水として再利用可能な浄水装
置を提供する。 【解決手段】 下水の浄水装置1は、内部を複数の微生
物処理槽7〜11及び鉱物処理槽12を順にならぶよう
に区画したタンク状の装置本体1aと、この装置本体1
端部の微生物処理槽7に導入する被処理水の流量を調整
するとともに、微生物による発酵を促す発酵誘導体を投
入した流量調整槽1b,1cと、装置本体1aの所定の
微生物処理槽10の処理水を取り出し、隣接する微生物
処理槽11に送り出すように構成した沈殿槽1dとから
なる。各微生物処理槽7〜11には、それぞれ所定の微
生物が現生するための菌床を投入し、かつエアーを供給
するように構成するとともに、微生物処理槽11には、
光合成微生物が現生するためのバイオ加工を施した付着
した不織布23を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚泥等が発生せ
ず、トイレや厨房などから排水された汚水(下水)を浄
化してトイレ用水などの、飲用ではない生活用水(中
水)として再利用可能な下水の浄水装置に関する。
【0002】なお、本明細書において上水とは、厨房、
浴室、洗面所などで使用する飲用可能な生活用水を指
し、また、中水とは、トイレの便器に流す水や庭に散水
する飲用とはならないがある程度きれいな水を指し、さ
らに、下水とは、上水や中水を使用した後のいわゆる汚
水などを指すものである。
【0003】また、本明細書においてバイオ処理とは、
1)好気性菌類、嫌気性菌類、通性嫌気性菌類等すべて
の微生物群が共存・共栄・共生する微生物の動態系と生
態系を創り上げること、2)複合微生物動態系におい
て、すべての好気性及び嫌気性フザリウム属を不発生に
すること、3)約20〜30億年以上前の古代菌の現生
・発現により超高密度なエネルギーと情報の触媒作用が
生じること、により、下水中に含まれる物質を分解消失
することをいう。具体的には、微生物の持つ機能と基質
と情報を利用し、あらゆる汚染物質の基礎に対して、そ
の基質性に則した発酵法・増殖法・誘導法を駆使し、上
記1)〜3)の状態にする。これを複合発酵法と呼ぶ。
【0004】さらに、本明細書において光合成処理と
は、光合成菌、藻菌類が炭酸ガス、窒素ガスを取り込ん
で酸素を排出し、処理水の酸化、変敗、腐敗を断ち切る
というものである。すなわち、このバイオ処理及び光合
成処理によって、前記各菌の共存、共栄、共生を可能と
し、微生物の有効作用を引き出すことが可能である。
【0005】
【従来の技術】従来、各種施設や住宅などにおいては、
上水道をトイレ用水や洗濯水に使用し、使用後の下水は
下水道に流していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように下水道に
よって下水の排水を行うという従来式のシステムでは、
自治体などが下水道設備に多大の経費がかかるという問
題があった。また、下水設備が不備な地域では下水を河
川などに排水してしまい、環境汚染の原因となるという
問題もあった。
【0007】本発明は、前述の各問題を解消することを
課題とし、該課題を解決した下水を浄化して再利用する
ために好適な下水の浄水装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載した本発明の下水の浄水装置は、複
数の微生物処理槽及び鉱物処理槽が順にならぶように内
部を区画したタンク状の装置本体と、この装置本体端部
の微生物処理槽に導入する被処理水の流量を調整すると
ともに、微生物による発酵を促す発酵誘導体である所定
の酵素液を投入した流量調整槽と、前記装置本体端部の
微生物処理槽を除く所定の微生物処理槽に連繋する一
方、この微生物処理槽に隣接する微生物処理槽に連繋し
た沈殿槽とからなり、各微生物処理槽には、それぞれ所
定の微生物が現生・発現するための菌床を投入し、かつ
エアーを供給するように構成するとともに、鉱物処理槽
に隣接する微生物処理槽には、光合成微生物が現生・発
現するためのバイオ加工を施した不織布を配置し、各微
生物処理槽で処理を終えた処理水をそれぞれ隣接する微
生物処理槽へ、あるいは沈殿槽へ、あるいは鉱物処理槽
へ順次移行するように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0009】また、請求項2に記載した本発明の下水の
浄水装置は、第1、第2、第3、第4、第5微生物処理
槽、鉱物処理槽を順に並ぶように内部を区画したタンク
状の装置本体と、この装置本体の前記第1微生物処理槽
に導入する被処理水の流量を調整するとともに、微生物
による発酵を促す発酵誘導体である所定の酵素液を投入
した流量調整槽と、前記第4微生物処理槽と連繋する一
方、第5微生物処理槽に連繋する沈殿槽とからなり、装
置本体の、第1、第2微生物処理槽に好気性菌類が優先
的に現生するための菌床を投入し、第3微生物処理槽に
好気性菌類及び嫌気性菌類が50対50の割合で現生す
るための菌床を投入し、第4微生物処理槽に嫌気性菌類
が優先的に現生するための菌床を投入し、第5微生物処
理槽に光合成菌、藻菌類が現生するための複数枚の不織
布を所定間隔をおいて配置するとともに、光を照射する
ための光源を配置し、前記第1、第2、第3、第4、第
5微生物処理槽及び前記鉱物処理槽には、それぞれエア
ーを供給するように構成し、各微生物処理槽で処理を終
えた処理水をそれぞれ隣接する微生物処理槽へ、あるい
は沈殿槽へ、あるいは鉱物処理槽へ順次移行するように
構成したことを特徴とする浄化装置。
【0010】また、請求項3に記載した本発明の下水の
浄水装置は、請求項1又は請求項2に記載した酵素液
を、水85〜95重量%に、松、笹、梅、イチジク、ク
リ、桃、柿の葉から抽出した抽出液3〜8重量%、オカ
ラ1〜5重量%、糖蜜1〜2重量%を混合した後に酵素
抽出してこれを濾過して得ることを特徴とするものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここにおい
て、添付図面の図1は要部を縦断して示す正面図、図2
は装置本体の横断平面図、図3は本体装置のエアー供給
機構を示す横断平面図、図4は図1のA−A線断面図、
図5は図1のB−B線断面図、図6は図1のC−C線断
面図、図7は図1のD−D線断面図である。
【0012】図1〜図7に示すように、浄水装置1は、
タンク形状の装置本体1aと、この装置本体1aに送り
こまれる下水(汚水)の流量を、装置本体1aで効果的
に処理するように調整するための第1、第2流量調整槽
1b,1cと、装置本体1aの処理途中の処理水を取り
出し、微生物を沈殿させて装置本体1aに送り返すため
の沈殿槽1dとからなる。
【0013】図1〜図7に示すように、装置本体1aの
内部を仕切壁2,3,4,5,6によって、第1微生物
処理槽7、第2微生物処理槽8、第3微生物処理槽9、
第4微生物処理槽10、第5微生物処理槽11、鉱物処
理槽12に区画し、前記各第1〜第5微生物処理槽7〜
11の各下部にエアー吐出部7a,8a,9a,10
a,11aを配置し、また、第5微生物処理槽8の両側
部にもエアー吐出部8bを配置し、さらに、前記鉱物処
理槽12下部にエアー吐出部12aを配置する。前記仕
切壁2,3,4上部には、第1微生物処理槽7から第2
微生物処理槽8へ、第2微生物処理槽8から第3微生物
処理槽9へ、第3微生物処理槽9から第4微生物処理槽
10へ、それぞれ処理水を移行させるための水路13a
を設ける。前記各水路13aの各出口側の第2〜第4微
生物処理槽8〜10には、各水路13aを通って移行さ
せた各処理水を第2〜第4微生物処理槽8〜10下部に
誘導するための断面半円状の誘導管14をそれぞれ設け
る。また、装置本体1a上部には前記各槽に対応するよ
うに、内部の各部材の保守管理のために開口部15をそ
れぞれ設けてある。
【0014】図3に明示したように、エアー吐出部7
a,8a,9a,10a,11aは、第1エアーパイプ
16aにより、また、前記エアー吐出部11a,11b
は第2エアーパイプ16bによりそれぞれ外部のエアー
供給装置(図示せず)からエアーの供給を受けるように
構成する。
【0015】図1に明示したように、第1微生物処理槽
7は、内部にあらかじめ好気性菌類の乳酸菌、酵母菌が
優先的に現生するための菌床が投入されていて、ここで
はアミノ酸、糖類、ビタミン、ミネラル等の生理生活物
質が創られ、大腸菌、雑菌、一般細菌類を抑制し、抗酸
化作用により、酸化、変敗、腐敗を防ぐ。また、隔壁5
2により内部を二分し下部で連通する二つの処理室18
a,18bに分割し、装置本体1a端部側の処理室18
aには、外部から被処理水である下水を、前記端部側処
理室18a下部に導入する導水管19を設ける。この導
水管19は、連繋パイプ20によって前記第2流量調整
槽1cに連繋してある(図1参照)。また、この第2流
量調整槽1cに連繋する第1流量調整槽1bは、汚水パ
イプ21によって図示しないトイレや厨房に連繋されて
いる。そして、前記第1、第2流量調整槽1b,1cに
は、水90重量%、松、笹、梅、イチジク、桃、柿の葉
から抽出した抽出液6重量%、オカラ3重量%、糠蜜1
重量%からなる原液から酵素を抽出してなる、発酵誘導
体である抗酸化物質を含む酵素液を定期的に投入する。
【0016】前記酵素液の作成にあたっては、前述の
松、笹、梅、イチジク、クリ、桃、柿の葉から抽出した
抽出液、オカラ、糖蜜を混合した水溶液に、空気中から
微生物が混入することによって、1ccあたりの微生物
数(生菌数)が、初期状態において10〜10であ
ったものが、10に増加して菌の死滅がなくなり、そ
の後1020〜1030へと飛躍的に増大し、次に、こ
の水溶液内で飛躍的に増殖した多数の微生物酵素が高密
度化し、前記松、笹、梅、イチジク、クリ、桃、柿の葉
に含まれる植物酵素とともに結合結晶化(合成融合)
し、誘導体たる抗酸化物質が生成される。この抗酸化物
質を含む溶液を濾過して前記酵素液を得る。
【0017】また、第2、第3微生物処理槽8,9は、
前記好気性菌類と嫌気性菌類の乳酸菌、放線菌が50対
50の割合で現生するための菌床が投入されている。こ
こでは、ストレプトマイセス、ペニシリウム等の抗生物
質が創られ、病原菌、ウイルス、リケッチャ等を抑制す
る。
【0018】図1及び図2に明示したように、第4微生
物処理槽10は、前記嫌気性菌類のアゾトバクター、ア
ミロバクター、根瘤菌が現生するための菌床が投入され
ていて、空気中の窒素を固定する。また、前記第4微生
物処理槽10の側部壁には、処理水に含まれる各種菌類
(主に嫌気性菌類)を沈殿させるための沈殿層1dに連
繋した処理水取出孔22aを設ける。
【0019】図6に明示したように、第5微生物処理槽
11は、光合成処理を行うように、あらかじめ藻、菌類
が現生・発現するためのバイオ加工を施した複数の不織
布23を所定間隔を置いて吊り下げるとともに、図示し
ない光源を上部に配置してあり、また、その側壁には、
前記沈殿槽1dに連繋する受水口22bを設ける。この
受水口22bの出口端は、第5微生物処理槽11の下部
に開口している。前記光合成処理では、処理水の酸化、
変敗、腐敗を断ち切る。
【0020】図1及び図7に明示したように、鉱物処理
槽12は、シリカ触媒層24、カーボン触媒層25、マ
テリアル触媒層26を積層してなり、前記第5微生物処
理槽11内で処理された処理水に含まれる有機性エネル
ギー培地を、無機性媒体(C・SiO,Ti,Fe,
Al,Cu,Mg,Li,Be,etc)により、消失
させる作用を発揮する。具体的には、バイオ処理により
発生した固定窒素、生活性物質、タンパク質結晶のう
ち、タンパク質結晶は、シリカ触媒層24において、C
・SiOに衝突することにより、+化したものは炭素
(C)に吸着され、有機性エネルギー培地とタンパク高
分子結晶・酵素結合結晶のみを通過させ、また、カーボ
ン触媒層25において、エネルギー酵素の衝突により、
波動作用関数より求められる空中光合成反応が起こり、
残留したすべての水素基(H+ )を炭素(C)に吸着
させ、マテリアル触媒層26にてすべての触媒作用が終
了する。なお、図1〜図3中、符号27はオーバーフロ
ーパイプである。
【0021】次に、上記浄水装置1で浄水を得る過程を
説明する。まず、第1、第2流量調整槽1b、1cを経
て第1微生物処理槽7の処理室18aに汚水が移送さ
れ、水路13aを経て第2微生物処理槽8下部に流入
し、さらに第3、第4微生物処理槽9,10に移送され
る。この第4微生物処理槽10より、処理水は、処理水
取出孔22aから沈殿槽1dに入り、この沈殿槽1dよ
り、受水口22bから第5微生物処理槽11下部に入
る。また、第5微生物処理槽11より、水路13bを通
って鉱物処理槽12下部に入る。
【0022】そして、第1微生物処理槽7では、エアー
を供給されて、好気性菌類の乳酸菌、酵母菌等により、
アミノ酸、糖類、ビタミン、ミネラル等の生理生活物質
が創られ、大腸菌、雑菌、一般細菌類を抑制し、抗酸化
作用による酸化、変敗、腐敗を防ぐ。また、第2、第3
微生物処理槽8,9では、前記好気性菌類及び嫌気性菌
類の乳酸菌、放線菌により、ストレプトマイセス、ペニ
シリウム等の抗生物質が創られ、病原菌、ウイルス、リ
ケッチャ等を抑制する。また、第4微生物処理槽10で
は、嫌気性菌のアゾトバクター、アミロバクター、根瘤
菌等がエアーの窒素を固定する。また、この第4微生物
処理槽10で処理された処理水には、主に嫌気性菌類が
存在しており、これを前記沈殿槽1dに送り込んで、各
種菌類を沈殿させる。沈殿した菌類は第一微生物処理槽
へ返送され、そこで再び活動し始める。そして、沈殿槽
1dの上澄水は、第5微生物処理槽11下部に流入す
る。また、第5微生物処理槽11では、不織布23に現
生・発現した光合成菌、藻菌類が、光源(図示せず)か
らの光によって、炭酸ガス、窒素ガスを取り込んで光合
成処理によるエネルギー置換及び交換を行い、生活性物
質及びタンパク質結晶が生成される。
【0023】このように、バイオ処理と光合成処理とに
よって、被処理水のほぼ完全な酸化、変敗、腐敗を断ち
切り、細菌類を消滅させ、微生物の全ての有害作用を有
効作用に導く。換言すれば、前記バイオ処理及び光合成
処理によって、前記各菌の共存、共栄、共生を可能と
し、微生物の有効作用を引き出して、酸化、変敗、腐敗
を断ち切るのである。
【0024】続いて、上記第5微生物処理槽11の処理
水が水路13bを経て鉱物処理層12に入り、積層した
マテリアル触媒層24、カーボン触媒層25、シリカ触
媒層25が、これらに含まれる無機性触媒体(C・Si
,Ti,Fe,Al,Cu,Mg,Li,Be,e
tc)と有機性エネルギー培地とを用いたイオン触媒に
より、原子、イオンレベルの転移、変位、昇華、消失を
行うとともに、有機性タンパク結晶によるエネルギー転
移も同時に行う。
【0025】すなわち、前記マテリアル触媒層24で
は、エネルギー酵素を獲得して、前記第5微生物処理槽
11で処理された処理水をより浄化する作用を発揮す
る。また、前記カーボン触媒層25では、タンパク高分
子結晶の衝突により、残留したすべての水素基(H
をカーボン触媒に含まれる無機性触媒体である炭素
(C)に吸着させる。さらにシリカ触媒層26では、被
処理水中の窒素(N)、生理活性物質、タンパク高分子
結晶(酵素結合結晶)が、シリカ触媒に含まれる無機性
触媒体であるイオン(C・SiO)に衝突することに
より、+化したものを炭素イオン(C)に吸着させ、有
機性エネルギー培地とタンパク高分子結晶のみを残す。
【0026】このようにして得られた中水は、再度トイ
レ用水や庭などへの散水用として所定の使用場所に送り
出す。
【0027】なお、本発明は上記実施形態になんら限定
されるものではなく、例えば、微生物処理層は上記のよ
うに5槽ではなく、6槽以上あるいは2〜4槽となし、
これらのうち少なくとも1槽に不織布21を設けるよう
にしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載した本発
明によれば、各微生物処理槽において、好気性・嫌気性
フザリウム属の発生を抑制し、光合成菌、藻菌類による
光合成処理を行い、炭酸ガス、窒素を取り込んでエネル
ギー置換と交換を行い、ほぼ完全に細菌類の分解で発生
した塩基類を確実にタンパク化させて結晶体となし、こ
のタンパク質結晶体を鉱物処理槽で消滅させるので、悪
臭を消失し、余剰汚泥を不発生又は軽減しつつ下水を再
度トイレ用水等として使用できるほか、下水道設備費を
軽減できるとともに、河川などに排水しても環境問題を
引き起こさないどころか、魚が現生し、水鳥が飛ぶ等の
自然回帰現象が起こるという効果を奏する。
【0029】また、請求項2に記載した本発明によれ
ば、第1〜第4微生物処理槽において、好気性・嫌気性
フザリウム属の発生を抑制し、第5微生物処理槽におい
て、光合成菌、藻菌類による光合成処理を行い、炭酸ガ
ス、窒素を取り込んでエネルギー置換と交換を行い、ほ
ぼ完全に細菌類の分解で発生した塩基類を確実にタンパ
ク化させて結晶体となし、このタンパク質結晶体を鉱物
処理槽で昇華・消失させるので、下水を再度トイレ用水
等として使用できるほか、下水道設備費を軽減できると
ともに、河川などに排水しても環境問題を引き起こさな
いどころか、魚が現生し、水鳥が飛ぶ等の自然回帰現象
が起こるという効果を奏する。
【0030】また、請求項3に記載した本発明によれ
ば、微生物の発酵を促すための発酵誘導体を使用し得る
ので、強い浄水作用を発揮することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部を縦断して示す正面図。
【図2】装置本体の横断平面図。
【図3】本体装置のエアー供給機構を示す横断平面図。
【図4】図1のA−A線断面図。
【図5】図1のB−B線断面図。
【図6】図1のC−C線断面図。
【図7】図1のD−D線断面図。
【符号の説明】
1 浄化装置 1a 装置本体 1b 第1流量調整槽 1c 第2流量調整槽 2,3,4,5,6 仕切壁 7 第1微生物処理層 7a エアー吐出部 8 第2微生物処理槽 8a エアー吐出部 9 第3微生物処理槽 9a エアー吐出部 10 第4微生物処理槽 10a エアー吐出部 11 第5微生物処理槽 11a エアー吐出部 12 鉱物処理槽 12a エアー吐出部 13a,13b水路 14 誘導管 15 開口部 16a 第1エアーパイプ 16b 第2エアーパイプ 17 隔壁 18a 第1処理室 18b 第2処理室 19 導水管 20 連繋パイプ 21 送水パイプ 22a 処理水取出口 22b 処理水受入口 23 不織布 24 シリカ触媒層 25 カーボン触媒層 26 マテリアル触媒層 27 オーバーフローパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 3/06 C02F 3/06 3/10 3/10 Z // C12N 1/00 C12N 1/00 S

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の微生物処理槽及び鉱物処理槽が順
    にならぶように内部を区画したタンク状の装置本体と、
    この装置本体端部の微生物処理槽に導入する被処理水の
    流量を調整するとともに、微生物による発酵を促す発酵
    誘導体である所定の酵素液を投入した流量調整槽と、前
    記装置本体端部の微生物処理槽を除く所定の微生物処理
    槽に連繋する一方、この微生物処理槽に隣接する微生物
    処理槽に連繋した沈殿槽とからなる浄水装置であって、
    各微生物処理槽には、それぞれ所定の微生物が現生・発
    現するための菌床を投入し、かつエアーを供給するよう
    に構成するとともに、鉱物処理槽に隣接する微生物処理
    槽には、光合成微生物が現生・発現するためのバイオ加
    工を施した不織布を配置し、各微生物処理槽で処理を終
    えた処理水をそれぞれ隣接する微生物処理槽へ、あるい
    は沈殿槽へ、あるいは鉱物処理槽へ順次移行するように
    構成したことを特徴とする下水の浄水装置。
  2. 【請求項2】 第1、第2、第3、第4、第5微生物処
    理槽、鉱物処理槽を順に並ぶように内部を区画したタン
    ク状の装置本体と、この装置本体の前記第1微生物処理
    槽に導入する被処理水の流量を調整するとともに、微生
    物による発酵を促す発酵誘導体である所定の酵素液を投
    入した流量調整槽と、前記第4微生物処理槽と連繋する
    一方、第5微生物処理槽に連繋する沈殿槽とからなる浄
    水装置であって、装置本体の、第1、第2微生物処理槽
    に好気性菌類が優先的に現生するための菌床を投入し、
    第3微生物処理槽に好気性菌類及び嫌気性菌類が50対
    50の割合で現生するための菌床を投入し、第4微生物
    処理槽に嫌気性菌類が優先的に現生するための菌床を投
    入し、第5微生物処理槽に光合成菌、藻菌類が現生する
    ための複数枚の不織布を所定間隔をおいて配置するとと
    もに、光を照射するための光源を配置し、前記第1、第
    2、第3、第4、第5微生物処理槽及び前記鉱物処理槽
    には、それぞれエアーを供給するように構成し、各微生
    物処理槽で処理を終えた処理水をそれぞれ隣接する微生
    物処理槽へ、あるいは沈殿槽へ、あるいは鉱物処理槽へ
    順次移行するように構成したことを特徴とする浄水装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載した酵素液
    は、水85〜95重量%に、松、笹、梅、イチジク、ク
    リ、桃、柿の葉から抽出した抽出液3〜8重量%、オカ
    ラ1〜5重量%、糖蜜1〜2重量%を混合した後に酵素
    抽出してこれを濾過して得ることを特徴とする下水の浄
    水装置。
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