JP2003210958A - 気泡発生装置 - Google Patents

気泡発生装置

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JP2003210958A JP2002010347A JP2002010347A JP2003210958A JP 2003210958 A JP2003210958 A JP 2003210958A JP 2002010347 A JP2002010347 A JP 2002010347A JP 2002010347 A JP2002010347 A JP 2002010347A JP 2003210958 A JP2003210958 A JP 2003210958A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成を簡素化できる気泡発生装置を提供す
る。 【解決手段】 液体を収容する槽25、槽25内に液体
27を吐出する液体流路3、液体流路3に設けられた液
体の送液手段11、液体流路3に連通して液体27中に
気体を供給する気体流路19、気体流路19に設けられ
て気体流路19内の気体の通流を制御する弁21、液体
流路3の送液手段11よりも液体27の流れに対して下
流側の部分内の圧力を検出する圧力検出手段15、液体
流路3の出口側端部に設けられて液体27中に気泡を発
生させる吐出部7とを備え、弁21は、圧力検出手段1
5で検出した圧力が第1の設定圧力になると開き、圧力
検出手段15で検出した圧力が第1の設定圧力よりも低
い第2の設定圧力になると閉じる構成とする。これによ
り、気体の供給に一定の圧力で気体を供給するためのコ
ンプレッサーや圧縮気体ボンベなどが必要なくなり、構
成を簡素化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気泡発生装置に係
り、特に、微細な気泡を発生する気泡発生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】気泡発生装置では、一般に、加圧手段に
より高圧に加圧されて空気が溶解した液体をオリフィス
状に形成された流路を通過させた後、液体を収容した槽
などに吐出させるか、またはベンチュリ状の噴出口など
を有する吐出部から液体を収容した槽などに噴出させる
などの方法により、オリフィス状に形成された流路やベ
ンチュリ状の噴出口などを有する吐出部を通過すること
によって液体が急激に減圧されることで気泡を形成して
いる。
【0003】ところで、気泡発生装置は、浴槽、曝気
槽、水処理装置など気泡の作用を利用する様々な装置類
に組み込まれて用いられるが、効率よく気泡の作用を得
るためには、気泡が槽内に収容された液体中に十分に行
き渡った状態になる必要がある。このため、液体中での
滞留時間を長くするのに、できるだけ微細な気泡を生成
したり、より多量の気泡を生成する必要などがある。し
かし、オリフィス状に形成された流路やベンチュリ状の
噴出口などを有する吐出部などの減圧作用だけでは、例
えば数μmから数十μmといったような微細な気泡を生
成することは難しく、また、気泡の生成量を増大させる
ことも難しい。したがって、より微細な気泡を発生さ
せ、また、気泡の生成量を増大させるために、従来は、
機械的な減圧手段を備える構成や複数の減圧室とオリフ
ィスを備える構成など複雑な気泡発生装置を形成して用
いている。したがって、簡単な構成で、気泡が槽内に収
容された液体中に十分に行き渡った状態にできる気泡発
生装置が望まれていた。
【0004】これに対し、本願の発明者らは、特開20
01−190439号公報に記載のように、液体を収容
する槽、この槽内に液体を吐出する液体流路、この液体
流路に設けられた液体の送液手段、液体流路に設けられ
て液体中に気体を供給する気体供給手段と、液体流路の
出口側端部に設けられて液体中に気泡を発生させるライ
ンミキサー、そしてこのラインミキサーから槽中に吐出
する液体を衝突させる衝突手段などを備えた気泡発生装
置を提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開2001
−190439号公報に提案されているような気泡発生
装置でも、一定の圧力で気体を液体流路内の液体中に供
給するための気体供給手段として圧縮空気ボンベやコン
プレッサーなどが必要な場合があり、また、衝突手段な
ども必要であることから、気体発生装置の設置や設計に
制限が生じる場合があるため、圧縮空気ボンベやコンプ
レッサー、そして衝突手段などが必要ない、より構成を
簡素化した気泡発生装置が望まれている。
【0006】本発明の課題は、気泡発生装置の構成を簡
素化することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の気泡発生装置
は、液体が通流する液体流路と、この液体流路に設けら
れた液体の送液手段と、液体流路に連通して液体中に気
体を供給する気体流路と、この気体流路に設けられてこ
の気体流路内の気体の通流を制御する弁と、液体流路の
送液手段よりも液体の流れに対して下流側の部分内の圧
力を検出する圧力検出手段と、液体流路の出口側端部に
設けられて液体中に気泡を発生させる吐出部とを備えて
なり、弁は、圧力検出手段で検出した圧力が第1の設定
圧力になると開き、圧力検出手段で検出した圧力が第1
の設定圧力よりも低い第2の設定圧力になると閉じる構
成とすることにより上記課題を解決する。
【0008】また、液体を収容する槽と、この槽内に液
体を吐出する液体流路と、この液体流路に設けられた液
体の送液手段と、液体流路に連通して液体中に気体を供
給する気体流路と、この気体流路に設けられてこの気体
流路内の気体の通流を制御する弁と、液体流路の送液手
段よりも液体の流れに対して下流側の部分内の圧力を検
出する圧力検出手段と、液体流路の出口側端部に設けら
れて液体中に気泡を発生させる吐出部とを備えてなり、
弁は、圧力検出手段で検出した圧力が第1の設定圧力に
なると開き、圧力検出手段で検出した圧力が前記第1の
設定圧力よりも低い第2の設定圧力になると閉じる構成
とする。
【0009】このような構成とすれば、液体流路の送液
手段よりも液体の流れに対して下流側の部分内の圧力が
第1の設定圧力になると電磁弁が開いて気体を液体流路
内の液体に混入させることにより、液体流路の送液手段
よりも液体の流れに対して下流側の部分内の圧力が低下
する。液体流路の送液手段よりも液体の流れに対して下
流側の部分内の圧力が低下して圧力検出手段で検出した
圧力が第2の設定圧力になると電磁弁を閉じ、液体流路
の送液手段よりも液体の流れに対して下流側の部分内の
圧力を上昇させる。このように気体を混入させた液体を
所定の圧力に上昇させることにより吐出部で微細気泡を
生成することができる。したがって、圧縮空気ボンベや
コンプレッサー、衝突手段などがなくても吐出部で発生
する気泡を微細化できるため、気泡発生装置の構成を簡
素化できる。
【0010】また、圧力検出手段で検出した圧力が第1
の設定圧力になったときに弁が開くのを予め設定した時
間遅らせる遅延手段を備えた構成とすれば、気体を混入
させた液体を所定の圧力に保持することにより、微細気
泡の発生能力を向上できるので好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用してなる気泡
発生装置の一実施形態に関して図1乃至図3を参照して
説明する。図1は、本発明を適用してなる気泡発生装置
の概略構成を示すブロック図である。図2は、本発明を
適用してなる気泡発生装置を浴槽に取り付けた状態を示
す図である。図3は、本発明を適用してなる気泡発生装
置の動作及び液体管路のポンプよりも下流側の部分内の
圧力変動を示す図である。なお、本実施形態では気泡発
生装置を浴槽に取り付けた例で説明を行っているが、本
発明の気泡発生装置は、活魚槽や養殖場、水耕栽培、淡
水や海水の浄化処理、ヘドロの浮上処理や好気性菌によ
る処理、洗浄用途など微細気泡を利用する様々な用途に
用いることができ、また、既存の浴槽や処理槽、水槽な
どに取り付ける気泡発生装置、専用の槽を含む気泡発生
装置など様々な構成にできる。
【0012】本実施形態の気泡発生装置1は、図1に示
すように、液体流路となる循環管路3、この循環管路3
の一端に設けられた流入部5と他端に設けられた吐出部
7、流入部5と吐出部7との間の循環管路3に循環管路
3内の湯の流れに対して上流側から順次設けられた、流
入流量調整弁9、送液手段となるポンプ11、圧力計1
3、圧力検出手段となる圧力センサ15、吐出流量調整
弁17、循環管路3の流入流量調整弁9とポンプ11と
の間の部分に連通する気体流路となる気体管路19、気
体管路19に設けられた電磁弁21、そして気泡発生装
置1の操作と動作の制御を行う制御手段となる操作盤2
3などで構成されている。
【0013】流入部5は、図2に示すように、例えば浴
槽25の底に取り付けられ、循環管路3の吐出部7は、
浴槽25内側側壁に浴槽25内の底面に向けて湯を吐出
する状態で取り付けられる。したがって、循環管路3の
入口側端部に設けられた流入部5から流入した湯27
は、循環流路3の出口側端部に設けられて吐出部7から
浴槽25内に吐出し、このように循環管路3は、浴槽2
5内に収容された湯27を循環させる流路となる。
【0014】本実施形態の吐出部7は、例えば駆動手段
を有していないラインミキサーであるスタティックミキ
サーなどの気液混合器で形成されている。なお、本実施
形態の気泡発生装置1では、吐出部7をスタティックミ
キサーなどの気液混合器で形成したが、本発明を適用し
た気泡発生装置では、吐出部7に気液混合器を用いず、
オリフィス状に形成された流路やベンチュリ状の噴出口
などを有するノズルで形成しても微細気泡を生成でき
る。すなわち、本発明を適用した気泡発生装置では、気
泡発生のために気液混合器で形成した吐出部7を用いる
必要はなく、オリフィス状に形成された流路やベンチュ
リ状の噴出口などを有する吐出部を用いても、圧縮空気
ボンベやコンプレッサーなどを使用せずに気泡を発生さ
せることができる。
【0015】流入流量調整弁9は、図1及び図2に示す
ように、ポンプ11に流入する湯27の流量を調整する
ための弁である。ポンプ11は、必要とされる吐出流
量、圧力、そして揚程などが確保でき、気体が混入した
状態でも送液できるものであれば様々な構成のポンプを
用いることができる。なお、本実施形態のポンプ11と
しては、循環管路3内に湯27を所望の流量、例えば1
0L/min.以上程度の流量で通流させることがで
き、また、循環管路3のポンプ11よりも下流側の部分
内を所望の圧力以上の圧力、例えば0.6MPa以上程
度に加圧できる能力を有するポンプを用いている。この
ようなポンプ11は、配線51を介して操作盤23内の
制御手段となる回路などに電気的に接続されている。
【0016】圧力計13は、循環管路3のポンプ11よ
りも下流側の部分内の圧力を目視確認するためのもので
ある。圧力センサ15は、本実施形態では予め設定され
た2つの圧力で信号の発信及び停止を切り換える圧力ス
イッチからなり、配線51を介して操作盤23内の制御
手段となる回路などと電気的に接続されている。なお、
本実施形態の圧力センサ15は、圧力が上昇して予め設
定された第1設定圧力P1、例えば約0.6MPaにな
るとオンして信号を発信し、圧力が降下して予め設定さ
れた第2設定圧力P2、例えば約0.5MPaになると
オフして信号の発信を停止するものである。
【0017】吐出流量調整弁17は、湯27の吐出部7
からの吐出流量を調整するための弁であり、また、循環
管路3のポンプ11よりも下流側の部分内の最大圧力を
調整するものであり、例えば最大圧力を約0.6MPa
に調整している。気体管路19は、一端が空気中に開放
され、他端が循環管路3の流入流量調整弁9とポンプ1
1との間の部分に連結されている。気体管路19に設け
られた電磁弁21は、操作盤23からの信号に応じて開
閉2動作を行うものであり、配線51を介して操作盤2
3内の制御手段となる回路などに電気的に接続されてい
る。
【0018】操作盤23は、操作スイッチ類と共に制御
手段となる回路などが納められており、この制御手段と
なる回路は、圧力センサ15からの信号に応じて気体管
路19に設けられた電磁弁21を開閉する。すなわち、
圧力センサ15がオンして信号を発信すると、制御手段
は電磁弁21に信号を発信して電磁弁21を開き、圧力
センサ15がオフして信号の発信を停止すると、制御手
段は電磁弁21への信号の発信を停止して電磁弁21を
閉じる。さらに、操作盤23内の制御手段となる回路
は、遅延回路を含んでおり、圧力センサ15がオンして
信号を発信すると、予め設定された時間電磁弁21への
信号の発信を遅らせる。つまり、遅延回路により、圧力
センサ15がオンして信号を発信してから設定時間だけ
遅れてから電磁弁21が開く。
【0019】このような構成の気泡発生装置の動作と本
発明の特徴部について説明する。本実施形態の気泡発生
装置1では、図1及び図2に示すように、操作盤23内
の運転開始指令スイッチがオンされるとポンプ11が駆
動を始め、浴槽25内の湯27が流入部5から循環管路
3に流入し、吐出部7から浴槽25内に湯27が吐出し
て湯27の循環が始まる。このとき、電磁弁21は閉じ
ているため、ポンプ11から吐出する湯27により循環
管路3のポンプ11よりも下流側の部分内の圧力が吐出
流量調整弁17で調整された最大圧力である第1設定圧
力P1に向けて上昇する。
【0020】循環管路3のポンプ11よりも下流側の部
分内の圧力は、図3に示すように、運転開始から時間t
1経過後、例えば数秒から数十秒程度経過して第1設定
圧力P1に達すると、圧力センサ15がオンして信号を
発信する。信号を受信した操作盤23内の制御手段は、
遅延回路により圧力センサ15からの信号を受信開始し
たときから予め設定された時間t2経過後、例えば数秒
から数十秒程度経過すると電磁弁21に信号を発信し電
磁弁21を開く。なお、この間、圧力はほぼ第1設定圧
力P1に保たれている。
【0021】電磁弁21が開くと、気体管路19の開口
端から気体管路19を介して循環管路3内に空気が吸引
され、循環管路3内を通流する湯27に空気が混入され
る。循環管路3内を通流する湯27に空気が混入される
と、循環管路3のポンプ11よりも下流側の部分の圧力
が低下する。循環管路3のポンプ11よりも下流側の部
分の圧力が低下して第2設定圧力になると圧力センサ1
5は、信号の発信を停止するため、操作盤23内の制御
手段は、電磁弁21への信号の発信を停止し、電磁弁2
1を閉じる。
【0022】電磁弁21が閉じると循環管路3内を通流
する湯27への空気の混入が無くなるため、再び循環管
路3のポンプ11よりも下流側の部分内の圧力が上昇す
る。この圧力の上昇と第1設定圧力P1に保たれている
間における吐出部7からの湯27の吐出によって微細気
泡が生成され、浴槽25内に微細気泡が吐出される。再
び循環管路3のポンプ11よりも下流側の部分内の圧力
が上昇し、第1設定圧力P1になったのち設定時間t2
が経過すると、電磁弁21が開き循環管路3内を通流す
る湯27への空気の混入が再び行われると共に、循環管
路3のポンプ11よりも下流側の部分内の圧力が低下す
る。この動作を繰り返すことにより、循環管路3内を通
流する湯27への空気を混入する空気混入過程と微細気
泡を生成する微細気泡生成過程とが繰り返され、微細気
泡生成過程では、例えば数μmから数十μmといったよ
うな微細気泡を生成して浴槽25内の湯27中に放出す
ることができる。
【0023】なお、第2設定圧力から第1設定圧力への
循環管路3のポンプ11よりも下流側部分における圧力
の上昇に要する時間t4と、第1設定圧力から第2設定
圧力への循環管路3のポンプ11よりも下流側部分にお
ける圧力の低下に要する時間t3とは、共に数秒から数
十秒程度である。したがって、数秒から数十秒程度の間
隔で浴槽25内の湯27中への微細気泡の放出が行われ
ることになる。しかし、湯27中には、吐出部7から、
例えば数μmから数十μmといったような微細気泡が放
出され、このような微細気泡は、湯27中の微細気泡の
浮上速度は遅く、例えば水深600mm程度の浴槽では
3分から5分程度の間湯27中に滞留する。このため、
1分以内程度の間隔で間欠的に気泡を吐出部7から湯2
7中に放出すれば、浴槽25内の湯27中に十分な量の
微細気泡が滞留している状態を維持できる。したがっ
て、浴槽25内の湯27のほぼ全体を微細気泡により乳
化したかのように白濁させた状態にできる。
【0024】このように本実施形態の気泡発生装置1で
は、循環管路3のポンプ11よりも湯27の流れに対し
て下流側の部分内の圧力が第1の設定圧力P1になると
電磁弁21が開いて空気を循環管路3内の湯27に混入
させることにより循環管路3のポンプ11よりも湯27
の流れに対して下流側の部分内の圧力が低下する。圧力
が低下して圧力センサ15で検出した圧力が第2設定圧
力P2になると電磁弁21を閉じ、循環管路3内の湯2
7への空気の混入を止める。そして、循環管路3内の湯
27への空気の混入を止めることで循環管路3のポンプ
11よりも湯27の流れに対して下流側の部分内の圧力
が上昇することにより、微細な気泡を生成することがで
きる。したがって、従来の気泡発生装置のように、圧縮
空気ボンベやコンプレッサー、衝突手段などがなくても
吐出部で微細気泡を生成できるため、気泡発生装置の構
成を簡素化できる。
【0025】さらに、構成が簡素化されることにより、
気泡発生装置のコストの低減ができ、また、気泡発生装
置の設置に対する制限や設計に対する制限を低減するこ
とができる。
【0026】加えて、本実施形態の気泡発生装置1で
は、従来の気泡発生装置に比べて微細気泡の濃度を高く
でき、微細気泡の生成能力を向上できることが、本願の
発明者らによって確認された。
【0027】さらに、本実施形態の気泡発生装置1で
は、1台のポンプ11に対して1つの吐出部7を接続し
た構成としたが、本発明を適用した気泡発生装置では、
1台のポンプ11に対して複数の吐出部7を接続して用
いることができる。例えば、図4及び図5に示すよう
に、1台のポンプに対して2つのを接続した気泡発生装
置53とすることができる。気泡発生装置53は、図4
に示すように、2つの流入部5a、5bと2つの吐出部
7a、7bの間に連結された2本の循環管路3a、3b
を有している。2本の循環管路3a、3bは、ポンプ1
1が設けられている部分で1本の循環管路3に合流して
おり、循環管路3のポンプ11よりも下流側の部分に
は、圧力計13、圧力センサ15が順次設けられてい
る。
【0028】2本の循環管路3a、3bの各々のポンプ
11よりも上流側の部分には流入流量調整弁9a、9b
が、2本の循環管路3a、3bの各々のポンプ11より
も下流側の部分には吐出量調整弁17a、17bが設け
られている。循環管路3のポンプ11よりも上流側の部
分、例えば2本の循環管路3a、3bの合流部分には、
電磁弁21が設けられた1本の気体管路19が連結され
ている。例えば、2つの別の浴槽25a、25b内の湯
27などに微細気泡を発生させる場合、本発明を適用し
た気泡発生装置53であれば、1台のポンプ11で2つ
の別の浴槽25a、25b内の湯27などに微細気泡を
発生させることができる。
【0029】さらに、本実施形態の気泡発生装置1で
は、図3に示すように、循環管路3のポンプ11よりも
下流側の部分内の圧力が第1設定圧力に達してから所定
時間経過した後、気体管路19に設けられた電磁弁21
を開くことにより、循環管路3のポンプ11よりも下流
側の部分内の圧力がほぼ第1設定圧力に保持された時間
を設けている。しかし、図6に示すように、循環管路3
のポンプ11よりも下流側の部分内の圧力がほぼ第1設
定圧力に保持された時間を設けず、循環管路3のポンプ
11よりも下流側の部分内の圧力が第1設定圧力に達し
た時点で電磁弁21を開くこともできる。ただし、本実
施形態のように、循環管路3のポンプ11よりも下流側
の部分内の圧力がほぼ第1設定圧力に保持された時間を
設け他方が、微細気泡の濃度を濃くでき、微細気泡の発
生能力を向上できる。
【0030】また、本実施形態では、圧力検出手段とし
て、予め設定された2つの圧力で信号の発信及び停止を
切り換える圧力スイッチである圧力センサ15を用いて
いるが、圧力検出手段としては、循環管路3内の圧力を
検出できれば様々な圧力検出手段を用いることができ
る。また、第1設定圧力P1で信号を発信する圧力スイ
ッチと第2設定圧力P2で信号を発信する別の圧力スイ
ッチとの2つの圧力スイッチを循環管路3に設けるなど
様々な構成にすることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、気泡発生装置の構成を
簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる気泡発生装置の一実施形
態の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用してなる気泡発生装置を浴槽に取
り付けた状態を示す図である。
【図3】本発明を適用してなる気泡発生装置の一実施形
態の動作、及び液体管路のポンプよりも下流側の部分内
の圧力変動を示す図である。
【図4】本発明を適用してなる気泡発生装置の変形例の
概略構成を示すブロック図である。
【図5】本発明を適用してなる気泡発生装置の変形例を
浴槽に取り付けた状態を示す図である。
【図6】本発明を適用してなる気泡発生装置の変形例の
動作、及び液体管路のポンプよりも下流側の部分内の圧
力変動を示す図である。
【符号の説明】
1 気泡発生装置 3 循環流路 5 流入部 7 吐出部 11 ポンプ 15 圧力センサ 21 電磁弁 25 浴槽 27 湯
フロントページの続き (72)発明者 池田 理恵 宮城県仙台市宮城野区榴岡4丁目1番1号 株式会社ユアテック設備技術部環境技術 グループ (72)発明者 今井 淳 宮城県仙台市宮城野区榴岡4丁目1番1号 株式会社ユアテック設備技術部環境技術 グループ (72)発明者 鈴木 重則 静岡県浜松市葵西四丁目6番10号 フィン ランドサウナジャパン株式会社技術部内 (72)発明者 松井 正満 静岡県浜松市葵西四丁目6番10号 フィン ランドサウナジャパン株式会社技術部内 Fターム(参考) 4G035 AB15 AC23 AE02 AE13 4G037 AA01 AA18 BA03 BC03 BD01 EA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体が通流する液体流路と、該液体流路
    に設けられた前記液体の送液手段と、前記液体流路に連
    通して前記液体中に気体を供給する気体流路と、該気体
    流路に設けられて該気体流路内の気体の通流を制御する
    弁と、前記液体流路の前記送液手段よりも前記液体の流
    れに対して下流側の部分内の圧力を検出する圧力検出手
    段と、前記液体流路の出口側端部に設けられて前記液体
    中に気泡を発生させる吐出部とを備えてなり、 前記弁は、前記圧力検出手段で検出した圧力が第1の設
    定圧力になると開き、前記圧力検出手段で検出した圧力
    が前記第1の設定圧力よりも低い第2の設定圧力になる
    と閉じてなる気泡発生装置。
  2. 【請求項2】 液体を収容する槽と、該槽内に前記液体
    を吐出する液体流路と、該液体流路に設けられた前記液
    体の送液手段と、前記液体流路に連通して前記液体中に
    気体を供給する気体流路と、該気体流路に設けられて該
    気体流路内の気体の通流を制御する弁と、前記液体流路
    の前記送液手段よりも前記液体の流れに対して下流側の
    部分内の圧力を検出する圧力検出手段と、前記流路の出
    口側端部に設けられて前記液体中に気泡を発生させる吐
    出部とを備えてなり、 前記弁は、前記圧力検出手段で検出した圧力が第1の設
    定圧力になると開き、前記圧力検出手段で検出した圧力
    が前記第1の設定圧力よりも低い第2の設定圧力になる
    と閉じてなる気泡発生装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力検出手段で検出した圧力が第1
    の設定圧力になったとき、前記弁が開くのを予め設定し
    た時間遅らせる遅延手段を備えたことを特徴とする請求
    項1または2に記載の気泡発生装置。
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