JP2003210374A - 掃除装置 - Google Patents
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- JP2003210374A JP2003210374A JP2002012780A JP2002012780A JP2003210374A JP 2003210374 A JP2003210374 A JP 2003210374A JP 2002012780 A JP2002012780 A JP 2002012780A JP 2002012780 A JP2002012780 A JP 2002012780A JP 2003210374 A JP2003210374 A JP 2003210374A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 床上の細かな塵や汚れだけでなく、紙くずな
どの比較的大きな塵をも効果的に除去する掃除装置を提
供する。 【解決手段】 本発明の掃除装置は、エレクトレット加
工したモップ、上記エレクトレット加工したモップによ
りかき集められた塵を集塵容器に吸引する集塵装置とで
構成される。
どの比較的大きな塵をも効果的に除去する掃除装置を提
供する。 【解決手段】 本発明の掃除装置は、エレクトレット加
工したモップ、上記エレクトレット加工したモップによ
りかき集められた塵を集塵容器に吸引する集塵装置とで
構成される。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細かな塵だけでな
く、紙くず等の比較的大きな塵をも効果的に除去する掃
除装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般家庭やオフィスで使用する掃除具と
してモップや電気掃除機が良く知られている。モップ
は、取りまわしの自由度が高いが、塵を一箇所にかき集
める機能しか持たない。これに対して、電気掃除機は、
強力な吸塵力で床上の粉塵を効果的に吸い取り、内蔵す
る集塵容器(ゴミ袋)に収容できるといった利点を有す
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、電気掃除機
は、その使用に際して、ゴミを吸い取るノズル(本体ま
で延びるホース部分を含む)を重たい本体と一緒に移動
させる必要があり、更には、コードの長さにより移動可
能な範囲が制限されるといった取り回しの面での短所も
持つ。 【0004】これに対して、モップは、集めた塵をモッ
プを構成する多数の紡糸の間に纏わり付けて保持する機
能を有すると供に、電源コードを必要とせず取りまわし
の自由度が大きいといった利点を有する。 【0005】しかし、上述するように、モップは、電気
掃除機とは違い吸塵機能は持たず、モップを構成する多
数の紡糸の間に粉塵を纏わり付けて保持する機能を有す
るだけである。このため、紙くず等の比較的大きな塵
は、ほうきと同様に一箇所にかき集めることしかできな
い。また、モップの集塵能力は、使用に伴い低下する。 【0006】そこで、本発明は、細かな塵から紙くず等
の比較的大きな塵までを効果的に除去可能な掃除装置を
提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の第1の掃除装置
は、エレクトレット加工した集塵部を持つ掃除具と、上
記掃除具により集められた塵を集塵容器に収容する集塵
装置とで構成されることを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】(1)実施の形態1 以下、添付の図面を参照しつつ、実施の形態に係る掃除
装置の説明を行う。また、以下の説明では、綿埃、粉
塵、紙くず等の塵をまとめて単に塵という。図1は、実
施の形態に係る掃除装置1を示す。掃除装置1は、モッ
プ100と、固定型の集塵装置200とで構成される。 【0009】<1-1>モップ モップ100は、ハンドル101とモップ本体102と
で構成される。モップ本体102は、帯電しやすい材
料、例えば、オレフィン系炭化水素のフィラメント糸等
の化学繊維で成る。当該モップ本体102は、静電吸着
作用を利用して集塵する。上記静電吸着作用を得るに
は、モップ本体102にいわゆるエレクトレット加工を
施して帯電させることが必要である。上記エレクトレッ
ト加工とは、例えば、コロナ放電装置(図示せず)によ
りモップ本体102に対して約10KVの電圧を印加す
ることをいう。 【0010】また、モップ100に限らず、帯電しやす
い材料で成る集塵部を備える掃除具、例えば、帯電しや
すい化学繊維でできた布巾等であれば、エレクトレット
加工を施すことにより、集塵装置200と共に掃除装置
を構成することができる。 【0011】<1-2>集塵装置 集塵装置200は、エレクトレット加工したモップ10
0により吸込口付近にかき集められた紙くず等の比較的
大きな塵を、内蔵する集塵容器に吸込む装置である。図
2の(a)は、集塵装置200の斜視図であり、(b)
は、集塵装置200の内部構造を左側方から示す断面図
であり、(c)は、集塵装置200の内部構造を正面か
ら示す断面図である。 【0012】図2の(a)に示すように、集塵装置20
0は、下部正面、即ち装置の側面に開口する塵の吸込口
201、頂部に密閉可能な蓋202、両側部に2つの排
気口203,204を備える。排気口203,204
は、排気がモップ100により吸込口201付近にかき
集めた塵だけでなく、集塵装置200の周囲にある塵も
撒き散らすことがないように、吸込口201よりも高い
位置に上向き(真上方向だけでなく斜め上向きを含む)
に開口する。 【0013】集塵装置200の内部は、2つの部屋21
0及び220で構成される。図2の(b)に示すよう
に、部屋210は、底面に部屋220に通じる開口部2
11を備えると共に、上部に吸込口201に通じる通路
212の開口部213を備える。また、部屋210に
は、蓋202を開けた取り出し口214から外に取り出
し可能な集塵容器215が収納されている。当該集塵容
器215は、底に設ける開口部に通気性に優れた集塵フ
ィルター216を備える。 【0014】図2の(c)に示すように、部屋220
は、吸気ファン221を備えるモータ222を収納し、
底部に排気口203,204に通じる通路223,22
4の開口部225,226を備える。なお、集塵装置2
00の周囲の塵が飛び散るのを防ぐため、吸気ファン2
21から吸気した空気を緩やかに排気する機構として、
吸込口201よりも下流に位置する通路の断面積を、何
れも、当該吸込口201の開口面積よりも大きくする。
具体的には、排気口203,204の面積の合計、及
び、開口部225,226の面積の合計を少なくとも吸
込口201よりも広くすることで、吸気ファン221か
ら吸気した空気を緩やかに排気して周囲の塵が飛び散る
のを防ぐと共に、排気音を低減する。 【0015】上記構成の集塵装置200において、モー
タ222を駆動することにより、モップ100により、
吸込口201付近に集められた紙くず等の比較的大きな
塵が集塵容器215内に吸い込まれる。吸込口201か
ら吸込まれた塵は、通路212を通って上方に設ける開
口部213から集塵容器215に落ち込むため逆流しな
い。 【0016】なお、吸込口201付近でモップ100を
振動させることでモップ100が集塵した細かな塵を集
塵することができる。集塵装置200を使用すること
で、モップ100の集塵力を再生することができ、軽便
なモップの利用可能な期間を大幅に延ばすことができ
る。 【0017】(2)実施の形態2 図3は、エレクトレット加工されたモップ100と共
に、実施の形態2に係る掃除装置2を構成する集塵装置
501を示す図である。図3の(a)は、収納(未使
用)時の集塵装置501の状態を表す斜視図である。集
塵装置501は、本体502、及び、その支持台503
とで構成される。本体502は、支持台503の軸50
4により可倒な状態で支持されている。本体502の側
面には、図示するように吸込口505が設けられてい
る。 【0018】図3の(b)は、集塵装置501の使用時
の状態を表す斜視図である。集塵装置501は、図示す
るように吸込口505の端部が床に付くように引き倒し
た状態で使用する。この状態において、集塵装置501
の電源をオンにすると、モップ100により吸込口50
5の前にかき集められた塵Dが吸込口505へと吸い込
まれる。 【0019】また、吸込口505の前で、図示するよう
に、モップ100を振動させることで、モップ100に
纏わりついている粉塵を床に落とし、落ちた粉塵及び吸
込口505の前で空気中に漂う粉塵を吸込口505から
吸い込ませることができる。当該集塵装置501を使用
することで、モップ100の集塵力を再生することがで
き、軽便なモップの利用可能な期間を大幅に延ばすこと
ができる。 【0020】図4は、集塵装置501の内部を示す図で
ある。図4の(a)は、使用状態における集塵装置50
1の断面を示す図である。吸込口505の奥には、集塵
壁507が設けられている。集塵壁507と本体502
の底壁、側壁、上側に設けられるフィルター509によ
り集塵室508が形成される。集塵壁507の吸込口5
05側には、吸込口505から吸込まれた粉塵Dが上記
集塵室508に入り易いように傾斜が設けられている。
集塵室508の上側には、フィルター509を介してフ
ァン510が設けられている。ファン510は、電源オ
ンにより回転して集塵室508の空気を上方に吸い上げ
る。本体502のファン510上側には、排気スリット
506が設けられている。なお、ファン510の形式
は、図示するようなプロペラ型には限定されず、他の形
式のものを用いても良い。 【0021】ファン510を作動させることにより、矢
印で示す向きに空気の流れが生じ、吸塵力が生じる。吸
込口5より吸込まれる塵Dの内、大きく重い塵D2は集
塵壁507を越えた後、自重で集塵室508に落ち、細
かく軽い塵D1は、フィルター509によりろ過され
る。 【0022】図4の(b)は、使用後の集塵装置501
の断面を示す図である。集塵装置501は、使用終了に
伴いファン510が停止された後、図3の(a)に示し
た収納時の状態に引き起こされる。ファン510の停止
に伴い、フィルター509でろ過された小さな塵D1が
剥がれ落ちて、大きな塵D2と供に集塵室508の隅
(図中、下側)に集まる。これにより、次の使用時に、
集塵室508に溜まった塵が再び舞い上り、フィルター
509の目詰りが発生して集塵力が低下することを抑制
することができる。 【0023】なお、集塵装置501を図3の(b)に示
すように、引き倒した状態に固定して使用する場合に
は、集塵室508の側壁、図では直ぐ右隣の壁にフィル
ター509及びファン510を立てた状態で設ければ良
い。 【0024】図5は、吸込口505の前にかき集められ
た塵だけでなく、モップ100に纏わり付いている塵を
効果的に取り除く除塵手段として吸込口505に取り付
けて用いるノズル511を示す。図5の(a)は、ノズ
ル511の斜視図である。また、図5の(b)は、ノズ
ル511のa−a’断面図である。図示するように、ノ
ズル511は、金網512bの被せられた斜め上向きの
開口部512aを備える。金網512bは、モップ10
0の除塵手段として機能する。モップ100の清掃は、
集塵装置501を作動させた状態でモップ100を金網
512bに摺り付け、紡糸に纏わりついている塵をすき
取るようにして行う。これにより、単に空中でモップ1
00を振動させるよりも効果的にモップ100の清掃を
行うことができる。 【0025】(3)実施の形態3 図6は、エレクトレット加工を施したモップ100と共
に、実施の形態3に係る掃除装置3を構成する集塵装置
610を示す図である。図6の(a)は、集塵装置61
0の斜視図(引き出し式の塵受け614を手前に引き出
した状態)であり、図6の(b)は、集塵装置610を
上から見た構成図である。吸込口611の裏側には、引
き出し式の塵受け614、及び、フィルター615が設
けられている。集塵装置610は、上から見て略C字状
の形状を有し、モップ100によってかき集められた塵
の吸込口611、及び、当該吸込口611に向き合う位
置に吹出口612、吸込口611から吸込む風を生成す
るファン613を備える。上記吸込口611及び吹出口
613は、通気路により接続されている。ファン613
が作動すると、吸込口611から吸込んだ風は、上記通
気路を通って吹出口612より吹き出される。吹出口6
12から吹き出される風により、塵が吸込口611に吹
き寄せられる。これにより、集塵効率を向上することが
できる。 【0026】(4)実施の形態4 図7は、エレクトレット加工を施したモップ100と共
に、実施の形態4に係る掃除装置4を構成する集塵装置
630を示す図である。図7の(a)は、集塵装置63
0の斜視図であり、図7の(b)は、集塵装置630の
内部構成を示す断面図である。図7の(a)に示すよう
に、集塵装置630の本体631は、脚632a〜63
2dにより所定の高さに持ち上げられており、その底面
に吸込口633を備える。図7の(b)に示すように、
吸込口633の内側には、塵受け634、フィルター6
35、及び、吸気手段としてファン636が設けられて
いる。本体631の上面には、ファン636の排気口6
37を設ける。当該構成を採用することで、脚632a
〜632dで形成される四角柱の側面全体が吸込口とな
る。これにより、集塵装置630の周りにかき集められ
た塵を効果的に吸い取ることができる。 【0027】なお、集塵装置630は、一般的な電気掃
除機の集塵ノズルのように、自らを移動させながら使用
するものではなく、モップ100により周囲にかき集め
られた塵を吸い取るものである。このため、脚632a
〜632dの下側が開口している必要は無く、開口部を
持たない底面を設けても良い。 【0028】 【発明の効果】本発明の第1の掃除装置は、エレクトレ
ット加工したモップにより細かな塵を集塵することがで
きる。また、集塵装置により、モップによりかき集めら
れた紙くず等の比較的大きな塵を集塵容器に集めること
ができる。更には、集塵装置の吸込口付近でモップを振
動させることにより、モップが集塵した細かな塵を集塵
することができる。これにより、モップの集塵力を復元
することもできる。このように、本発明の掃除装置を用
いることで、細かな塵、紙くず等の比較的大きな塵を全
て効果的に集塵することができる。
く、紙くず等の比較的大きな塵をも効果的に除去する掃
除装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般家庭やオフィスで使用する掃除具と
してモップや電気掃除機が良く知られている。モップ
は、取りまわしの自由度が高いが、塵を一箇所にかき集
める機能しか持たない。これに対して、電気掃除機は、
強力な吸塵力で床上の粉塵を効果的に吸い取り、内蔵す
る集塵容器(ゴミ袋)に収容できるといった利点を有す
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、電気掃除機
は、その使用に際して、ゴミを吸い取るノズル(本体ま
で延びるホース部分を含む)を重たい本体と一緒に移動
させる必要があり、更には、コードの長さにより移動可
能な範囲が制限されるといった取り回しの面での短所も
持つ。 【0004】これに対して、モップは、集めた塵をモッ
プを構成する多数の紡糸の間に纏わり付けて保持する機
能を有すると供に、電源コードを必要とせず取りまわし
の自由度が大きいといった利点を有する。 【0005】しかし、上述するように、モップは、電気
掃除機とは違い吸塵機能は持たず、モップを構成する多
数の紡糸の間に粉塵を纏わり付けて保持する機能を有す
るだけである。このため、紙くず等の比較的大きな塵
は、ほうきと同様に一箇所にかき集めることしかできな
い。また、モップの集塵能力は、使用に伴い低下する。 【0006】そこで、本発明は、細かな塵から紙くず等
の比較的大きな塵までを効果的に除去可能な掃除装置を
提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の第1の掃除装置
は、エレクトレット加工した集塵部を持つ掃除具と、上
記掃除具により集められた塵を集塵容器に収容する集塵
装置とで構成されることを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】(1)実施の形態1 以下、添付の図面を参照しつつ、実施の形態に係る掃除
装置の説明を行う。また、以下の説明では、綿埃、粉
塵、紙くず等の塵をまとめて単に塵という。図1は、実
施の形態に係る掃除装置1を示す。掃除装置1は、モッ
プ100と、固定型の集塵装置200とで構成される。 【0009】<1-1>モップ モップ100は、ハンドル101とモップ本体102と
で構成される。モップ本体102は、帯電しやすい材
料、例えば、オレフィン系炭化水素のフィラメント糸等
の化学繊維で成る。当該モップ本体102は、静電吸着
作用を利用して集塵する。上記静電吸着作用を得るに
は、モップ本体102にいわゆるエレクトレット加工を
施して帯電させることが必要である。上記エレクトレッ
ト加工とは、例えば、コロナ放電装置(図示せず)によ
りモップ本体102に対して約10KVの電圧を印加す
ることをいう。 【0010】また、モップ100に限らず、帯電しやす
い材料で成る集塵部を備える掃除具、例えば、帯電しや
すい化学繊維でできた布巾等であれば、エレクトレット
加工を施すことにより、集塵装置200と共に掃除装置
を構成することができる。 【0011】<1-2>集塵装置 集塵装置200は、エレクトレット加工したモップ10
0により吸込口付近にかき集められた紙くず等の比較的
大きな塵を、内蔵する集塵容器に吸込む装置である。図
2の(a)は、集塵装置200の斜視図であり、(b)
は、集塵装置200の内部構造を左側方から示す断面図
であり、(c)は、集塵装置200の内部構造を正面か
ら示す断面図である。 【0012】図2の(a)に示すように、集塵装置20
0は、下部正面、即ち装置の側面に開口する塵の吸込口
201、頂部に密閉可能な蓋202、両側部に2つの排
気口203,204を備える。排気口203,204
は、排気がモップ100により吸込口201付近にかき
集めた塵だけでなく、集塵装置200の周囲にある塵も
撒き散らすことがないように、吸込口201よりも高い
位置に上向き(真上方向だけでなく斜め上向きを含む)
に開口する。 【0013】集塵装置200の内部は、2つの部屋21
0及び220で構成される。図2の(b)に示すよう
に、部屋210は、底面に部屋220に通じる開口部2
11を備えると共に、上部に吸込口201に通じる通路
212の開口部213を備える。また、部屋210に
は、蓋202を開けた取り出し口214から外に取り出
し可能な集塵容器215が収納されている。当該集塵容
器215は、底に設ける開口部に通気性に優れた集塵フ
ィルター216を備える。 【0014】図2の(c)に示すように、部屋220
は、吸気ファン221を備えるモータ222を収納し、
底部に排気口203,204に通じる通路223,22
4の開口部225,226を備える。なお、集塵装置2
00の周囲の塵が飛び散るのを防ぐため、吸気ファン2
21から吸気した空気を緩やかに排気する機構として、
吸込口201よりも下流に位置する通路の断面積を、何
れも、当該吸込口201の開口面積よりも大きくする。
具体的には、排気口203,204の面積の合計、及
び、開口部225,226の面積の合計を少なくとも吸
込口201よりも広くすることで、吸気ファン221か
ら吸気した空気を緩やかに排気して周囲の塵が飛び散る
のを防ぐと共に、排気音を低減する。 【0015】上記構成の集塵装置200において、モー
タ222を駆動することにより、モップ100により、
吸込口201付近に集められた紙くず等の比較的大きな
塵が集塵容器215内に吸い込まれる。吸込口201か
ら吸込まれた塵は、通路212を通って上方に設ける開
口部213から集塵容器215に落ち込むため逆流しな
い。 【0016】なお、吸込口201付近でモップ100を
振動させることでモップ100が集塵した細かな塵を集
塵することができる。集塵装置200を使用すること
で、モップ100の集塵力を再生することができ、軽便
なモップの利用可能な期間を大幅に延ばすことができ
る。 【0017】(2)実施の形態2 図3は、エレクトレット加工されたモップ100と共
に、実施の形態2に係る掃除装置2を構成する集塵装置
501を示す図である。図3の(a)は、収納(未使
用)時の集塵装置501の状態を表す斜視図である。集
塵装置501は、本体502、及び、その支持台503
とで構成される。本体502は、支持台503の軸50
4により可倒な状態で支持されている。本体502の側
面には、図示するように吸込口505が設けられてい
る。 【0018】図3の(b)は、集塵装置501の使用時
の状態を表す斜視図である。集塵装置501は、図示す
るように吸込口505の端部が床に付くように引き倒し
た状態で使用する。この状態において、集塵装置501
の電源をオンにすると、モップ100により吸込口50
5の前にかき集められた塵Dが吸込口505へと吸い込
まれる。 【0019】また、吸込口505の前で、図示するよう
に、モップ100を振動させることで、モップ100に
纏わりついている粉塵を床に落とし、落ちた粉塵及び吸
込口505の前で空気中に漂う粉塵を吸込口505から
吸い込ませることができる。当該集塵装置501を使用
することで、モップ100の集塵力を再生することがで
き、軽便なモップの利用可能な期間を大幅に延ばすこと
ができる。 【0020】図4は、集塵装置501の内部を示す図で
ある。図4の(a)は、使用状態における集塵装置50
1の断面を示す図である。吸込口505の奥には、集塵
壁507が設けられている。集塵壁507と本体502
の底壁、側壁、上側に設けられるフィルター509によ
り集塵室508が形成される。集塵壁507の吸込口5
05側には、吸込口505から吸込まれた粉塵Dが上記
集塵室508に入り易いように傾斜が設けられている。
集塵室508の上側には、フィルター509を介してフ
ァン510が設けられている。ファン510は、電源オ
ンにより回転して集塵室508の空気を上方に吸い上げ
る。本体502のファン510上側には、排気スリット
506が設けられている。なお、ファン510の形式
は、図示するようなプロペラ型には限定されず、他の形
式のものを用いても良い。 【0021】ファン510を作動させることにより、矢
印で示す向きに空気の流れが生じ、吸塵力が生じる。吸
込口5より吸込まれる塵Dの内、大きく重い塵D2は集
塵壁507を越えた後、自重で集塵室508に落ち、細
かく軽い塵D1は、フィルター509によりろ過され
る。 【0022】図4の(b)は、使用後の集塵装置501
の断面を示す図である。集塵装置501は、使用終了に
伴いファン510が停止された後、図3の(a)に示し
た収納時の状態に引き起こされる。ファン510の停止
に伴い、フィルター509でろ過された小さな塵D1が
剥がれ落ちて、大きな塵D2と供に集塵室508の隅
(図中、下側)に集まる。これにより、次の使用時に、
集塵室508に溜まった塵が再び舞い上り、フィルター
509の目詰りが発生して集塵力が低下することを抑制
することができる。 【0023】なお、集塵装置501を図3の(b)に示
すように、引き倒した状態に固定して使用する場合に
は、集塵室508の側壁、図では直ぐ右隣の壁にフィル
ター509及びファン510を立てた状態で設ければ良
い。 【0024】図5は、吸込口505の前にかき集められ
た塵だけでなく、モップ100に纏わり付いている塵を
効果的に取り除く除塵手段として吸込口505に取り付
けて用いるノズル511を示す。図5の(a)は、ノズ
ル511の斜視図である。また、図5の(b)は、ノズ
ル511のa−a’断面図である。図示するように、ノ
ズル511は、金網512bの被せられた斜め上向きの
開口部512aを備える。金網512bは、モップ10
0の除塵手段として機能する。モップ100の清掃は、
集塵装置501を作動させた状態でモップ100を金網
512bに摺り付け、紡糸に纏わりついている塵をすき
取るようにして行う。これにより、単に空中でモップ1
00を振動させるよりも効果的にモップ100の清掃を
行うことができる。 【0025】(3)実施の形態3 図6は、エレクトレット加工を施したモップ100と共
に、実施の形態3に係る掃除装置3を構成する集塵装置
610を示す図である。図6の(a)は、集塵装置61
0の斜視図(引き出し式の塵受け614を手前に引き出
した状態)であり、図6の(b)は、集塵装置610を
上から見た構成図である。吸込口611の裏側には、引
き出し式の塵受け614、及び、フィルター615が設
けられている。集塵装置610は、上から見て略C字状
の形状を有し、モップ100によってかき集められた塵
の吸込口611、及び、当該吸込口611に向き合う位
置に吹出口612、吸込口611から吸込む風を生成す
るファン613を備える。上記吸込口611及び吹出口
613は、通気路により接続されている。ファン613
が作動すると、吸込口611から吸込んだ風は、上記通
気路を通って吹出口612より吹き出される。吹出口6
12から吹き出される風により、塵が吸込口611に吹
き寄せられる。これにより、集塵効率を向上することが
できる。 【0026】(4)実施の形態4 図7は、エレクトレット加工を施したモップ100と共
に、実施の形態4に係る掃除装置4を構成する集塵装置
630を示す図である。図7の(a)は、集塵装置63
0の斜視図であり、図7の(b)は、集塵装置630の
内部構成を示す断面図である。図7の(a)に示すよう
に、集塵装置630の本体631は、脚632a〜63
2dにより所定の高さに持ち上げられており、その底面
に吸込口633を備える。図7の(b)に示すように、
吸込口633の内側には、塵受け634、フィルター6
35、及び、吸気手段としてファン636が設けられて
いる。本体631の上面には、ファン636の排気口6
37を設ける。当該構成を採用することで、脚632a
〜632dで形成される四角柱の側面全体が吸込口とな
る。これにより、集塵装置630の周りにかき集められ
た塵を効果的に吸い取ることができる。 【0027】なお、集塵装置630は、一般的な電気掃
除機の集塵ノズルのように、自らを移動させながら使用
するものではなく、モップ100により周囲にかき集め
られた塵を吸い取るものである。このため、脚632a
〜632dの下側が開口している必要は無く、開口部を
持たない底面を設けても良い。 【0028】 【発明の効果】本発明の第1の掃除装置は、エレクトレ
ット加工したモップにより細かな塵を集塵することがで
きる。また、集塵装置により、モップによりかき集めら
れた紙くず等の比較的大きな塵を集塵容器に集めること
ができる。更には、集塵装置の吸込口付近でモップを振
動させることにより、モップが集塵した細かな塵を集塵
することができる。これにより、モップの集塵力を復元
することもできる。このように、本発明の掃除装置を用
いることで、細かな塵、紙くず等の比較的大きな塵を全
て効果的に集塵することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る掃除装置の全体を示す図
である。 【図2】 掃除装置を構成する集塵装置の構成を示す図
である。 【図3】 実施の形態2に係る掃除装置の集塵装置を示
す図である。 【図4】 集塵装置の構成を示す断面図である。 【図5】 集塵装置に取りつけるノズルの構成を示す図
である。 【図6】 実施の形態3の掃除装置の集塵装置を示す図
である。 【図7】 実施の形態4の掃除装置の集塵装置を示す図
である。 【符号の説明】 1〜4 掃除装置、100 エレクトレット加工したモ
ップ、200,501,610,630 集塵装置。
である。 【図2】 掃除装置を構成する集塵装置の構成を示す図
である。 【図3】 実施の形態2に係る掃除装置の集塵装置を示
す図である。 【図4】 集塵装置の構成を示す断面図である。 【図5】 集塵装置に取りつけるノズルの構成を示す図
である。 【図6】 実施の形態3の掃除装置の集塵装置を示す図
である。 【図7】 実施の形態4の掃除装置の集塵装置を示す図
である。 【符号の説明】 1〜4 掃除装置、100 エレクトレット加工したモ
ップ、200,501,610,630 集塵装置。
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フロントページの続き
(72)発明者 田口 淳二
大阪府吹田市豊津町1番33号 株式会社ダ
スキン内
Fターム(参考) 3B074 AB03 HH03
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 エレクトレット加工した集塵部を持つ掃
除具と、 上記掃除具により集められた塵を集塵容器に収容する集
塵装置とで構成される掃除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002012780A JP2003210374A (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | 掃除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002012780A JP2003210374A (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | 掃除装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003210374A true JP2003210374A (ja) | 2003-07-29 |
Family
ID=27649892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002012780A Pending JP2003210374A (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | 掃除装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003210374A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010227176A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Kikuo Yamada | 清掃用シート |
JP2013541016A (ja) * | 2010-10-27 | 2013-11-07 | ベルタン・テクノロジーズ | 粒子及び微生物を収集するための携帯装置 |
JP2017104335A (ja) * | 2015-12-10 | 2017-06-15 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 電気掃除装置 |
-
2002
- 2002-01-22 JP JP2002012780A patent/JP2003210374A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010227176A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Kikuo Yamada | 清掃用シート |
JP2013541016A (ja) * | 2010-10-27 | 2013-11-07 | ベルタン・テクノロジーズ | 粒子及び微生物を収集するための携帯装置 |
JP2017104335A (ja) * | 2015-12-10 | 2017-06-15 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 電気掃除装置 |
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