JP2003209872A - 遅延の少ない移動機起動トンネリングハンドオフ - Google Patents

遅延の少ない移動機起動トンネリングハンドオフ

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JP2003209872A
JP2003209872A JP2002348438A JP2002348438A JP2003209872A JP 2003209872 A JP2003209872 A JP 2003209872A JP 2002348438 A JP2002348438 A JP 2002348438A JP 2002348438 A JP2002348438 A JP 2002348438A JP 2003209872 A JP2003209872 A JP 2003209872A
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mobile
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エル グオン ヨングジュン
James Kempf
ケンプ ジェームス
Daichi Funato
ダイチ フナト
Atsushi Takeshita
アツシ タケシタ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドオフ遅延を小さくする。 【解決手段】 本発明によれば、2つのモビリティサー
ビス提供ノード(ソースノードとターゲットノード)と
の間にトンネルが確立される。トンネルは、モバイルノ
ードがL2ハンドオフをソースノードからターゲットノ
ードに行った後でかつ、ターゲットノードに関する標準
モバイルIP登録プロセス(すなわちIPルーティング
更新)を行う前に、モバイルノードとソースノードとの
間の通信に使用される。トンネルは、モバイルノードが
L2ハンドオフをソースノードからターゲットノードに
行う前もしくは後に確立されても良い。また、トンネル
は、モバイルノードの内部もしくは外部で生成されたト
リガによって確立されるのでも良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータネ
ットワークにおけるデジタルデータ通信に関し、特に、
インターネットプロトコルを基にした無線移動体アクセ
スデータネットワークにおけるデジタルデータ通信に関
する。本発明は、特に、ボイスオーバーIP(VoI
P)やリアルタイムマルチメディアのようなリアルタイ
ムインタラクティブデジタルデータ通信に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル通信とパーソナル通信システム
の発達と共に、パーソナル無線通信の必要性が高まって
いる。過去数年のセル式無線技術の発展とセル式電話シ
ステムの成長率は、無線による位置に依存しないセル式
電話システムに対する高い需要が市場であると言うこと
を示している。無線つまり移動体セル式通信システム
は、約20年前に商用化された第1世代(1G)無線通
信システムから世代ごとに変化しながら進化している。
第1世代システムは、完全にアナログであり、主に音声
通信のために使用された。現在、第3世代(3G)無線
通信システムが導入されつつある。3Gは、IMT−2
000グローバルフレームワークに基づいて、ITUに
よって規定されていて、W−CDMAやCDMA200
0のような新たな通信技術を使用する。3Gは、高速マ
ルチメディアデータ・音声向けに設計されていて、その
目的として、高品質音声・映像通信の達成そして世界中
をローミングすることができることがある。つまり、ど
こにでも行けて、自動的に利用可能な無線システム(屋
内電話システム、セル式、衛星式など)にハンドオフが
行われると言うことである。前世代無線通信システムと
違い、3Gシステムは、(システム構成によって違いは
あるが)IPを基にしている。つまり、データは全て発
信元から宛先まで、インターネットで標準に使われるア
ドレス設定と経路付けのプロトコルによってデジタル形
式で送られる。
【0003】OSI(Open System Int
erconnection)モデルとして知られるもの
の多くの機能が、無線IP通信にも存在する。OSI参
照モデルでは7層の通信プロトコルを規定している。例
えば、OSIモデルでは、階層プロトコルを規定してい
て、それは以下の様なものである。すなわち、低レベル
物理ハードウェア仕様と接続(レイヤ1)、無線データ
リンク確立とフォーマット(レイヤ2)、IPネットワ
ークアドレス設定とルーティング(レイヤ3)、トラン
スポートルール(レイヤ4)、セッション(レイヤ
5)、プレゼンテーション(レイヤ6)、アプリケーシ
ョン(レイヤ7)である。レイヤ2はノード間の無線リ
ンクに関していて、特定の無線アクセス技術を実装して
いる。レイヤ3(IP層と呼ばれることが多い)は、パ
ケットすなわちIPデータのルーティングを行う。
【0004】無線通信システムの発展の歴史の中に、無
線通信の実現に関連した技術的問題が常にあった。それ
は、移動機(モバイルノード:MN)が、あるエリアか
ら他のエリアに移動し、無線通信を行う無線アクセスポ
イント(AP)を不定期に変更することによる問題であ
る。実際、優秀な移動体通信プロトコルとなるかどうか
が決まるのは、ハンドオフの設計いかんによっている。
このハンドオフは、MNがある無線APから他の無線A
Pに移動する時に発生するものである。無線APを単に
変更するだけの場合は、「レイヤ2(L2)ハンドオ
フ」と呼ばれ、IP層のレイヤ3での信号のやりとりは
なされない。もし新しい無線アクセスポイントが新しい
サブネットに属していたら、つまりMNがあるサブネッ
トから他のサブネットに移動したら、経路が変更され、
レイヤ3(L3)でのプロトコル処理が必要になる。こ
のL3でのプロトコル処理は、「L3ハンドオフ」と呼
ばれ、普通このプロトコル処理ではIPメッセージの交
換を行い、MNの経路情報を更新して、MN宛のデータ
が新たなサブネットを経由してMNに確実に届くように
している。
【0005】インターネット技術標準化委員会(IET
F:The Internet Enginnerin
g Task Force)は、ハンドオフ処理を扱っ
たいくつかの基準を提案している。例えば、モバイルI
Pバージョン4(IPv4)と呼ばれているIETFに
よるRFC2002「IPモビリティサポート」には、
MNが異なるエージェントによる異なったサブネット間
でL3ハンドオフをどの様に行うかが記載されている。
モバイルIPv4においては、MNは、ホームエージェ
ント(HA)からホームアドレスをもらい、MN自身が
送信するIPデータ全てのソースアドレスとして使用す
る。MNがホームサブネットから離れたフォーリンサブ
ネット内に位置しているとき、MNには、現時点での接
続点を表している気付アドレス(CoA)が対応付けら
れている。L3ハンドオフを通して、気付アドレスがM
Nのホームエージェントに登録されて、MNに関するバ
インディング情報、すなわちデータ経路情報の更新がH
Aにより行われる。
【0006】RFC2002によるL3ハンドオフプロ
セスでは、モビリティエージェント、すなわちフォーリ
ンエージェントとホームエージェントとが必要であり、
それぞれは、自身の存在をエージェント広告メッセージ
を通して知らせていなければならない。このエージェン
ト広告を受信したMNは、自身はホームサブネット上で
稼動しているのか、フォーリンサブネット上で稼動して
いるのかを判断する。MNは自身が新しいサブネットに
入ったと判定したら、MNはそのフォーリンサブネット
ワークにサービスを提供しているフォーリンエージェン
トが送信しているエージェント広告から気付アドレスを
取得する。MNは、この気付アドレスを含んだ登録要求
を自身のホームエージェントHAに送信して、新しい気
付アドレスを登録する。HAが登録要求を受信して、内
部のMNに関するバインディング情報を更新して、MN
に登録返答を返すと、L3ハンドオフが終了する。登録
が終了すると、MNのホームアドレスに送られたデータ
は、HAが受け取り、HAがMNの気付アドレスにトン
ネル伝送する。トンネル伝送されたデータをトンネルの
終点(FAかMN自身)が受信して、MNに最終的に配
送される。反対方向では、MNが送信したデータは、I
Pの経路付けメカニズムの標準に従って、HAを経由す
る必要なしに宛先まで配送される。
【0007】モバイルIPは、自身の下のリンク層に関
して何も決めずに設計されている。それゆえ、モバイル
IPは非常に適用可能な範囲が広い。このことにより、
プロトコルスタックにおけるL2とL3との間を明白に
分離すると言う有利な点が得られるが、不利な点もあ
る。L2とL3が厳格に分離されているので、MNは直
接つながっているFAとしか通信できない。つまり、M
Nは前のFAへのL2での接続を失った後、MNは、新
たなFAへのL2接続を得るまで、登録プロセスを開始
することができない。さらに、登録要求と返答メッセー
ジとがMNとHA間のネットワークを伝送するのに時間
がかかるために、登録プロセスに時間がかかる。MNと
旧FAとの間のL3接続の終わりから、新FAとの新た
なL3接続までの時間が、ハンドオフ遅延である。この
間、MNはデータの送受信ができない。標準モバイルI
Pハンドオフ手順によるハンドオフ遅延は、リアルタイ
ム通信や、遅延に敏感な通信には許容できない。
【0008】ハンドオフ遅延量を削減するための様々な
プロトコルが、モバイルIPv4とIPv6用に提案さ
れている。例えば、インターネットドラフト「モバイル
IPv4における遅延の少ないハンドオフ:draft
−ietf−mobileip−lowlatency
−handoffs−v4−03.txt」は、モバイ
ルIP登録プロセスにおける遅延によって、MNがデー
タの送受信ができない期間を削減するための技術を2つ
提案している。1つは「前登録ハンドオフ」であり、M
Nは旧FAと接続しながら、新FAと通信をすることが
できる。もう1つは「後登録ハンドオフ」であり、正式
な登録プロセスが完了する前に、新FAからのMNへの
データ配送が行われる。さらに詳しく説明すると、前登
録ハンドオフにおいては、旧FAは、L2トリガによっ
て起動させられて、MNに新FAに関する通知を行う。
すると、MNは、旧FAと通信を行いながら、すなわち
旧FA経由でデータの送受信を行いながら、新FAへの
L3ハンドオフを開始する。すなわち、前登録ハンドオ
フでは、L2ハンドオフが始まる前にL3ハンドオフが
始まってよく、これは新旧FAの間で瞬断のないハンド
オフを達成することに役立つ。新FAは、旧FA経由で
MNに存在を示して、前登録ハンドオフを開始してもよ
い。またMNは、旧FAにプロキシルータ請求(ソリシ
テーション)を送って、前登録ハンドオフの起動者(イ
ニシエータ)になっても良い。この時旧FAは、このプ
ロキシルータ請求に答えてMNに新FAに関して通知す
る。いずれにせよ、前登録ハンドオフを実施するには、
素早くタイミングよいL2トリガが必要である。
【0009】後登録ハンドオフでは、旧FAと新FAと
がL2トリガを使って、新旧FA間に双方向トンネル
(BDT)を作成し、これにより、MNは新FAのサブ
ネット上にいるときでも、旧FAを使用し続けることが
できるようになる。後登録ハンドオフもまた、新旧FA
のどちらかに与えられるL2トリガによって起動させら
れる。MNと旧FAとの間でのモバイルIP登録が成功
した後、旧FAがMNにとってモビリティアンカーポイ
ントになる。それから、旧FAか新FAのどちらかが、
MNが旧FAから新FAへと移動しそうであるとのL2
トリガ情報を受信する。トリガを受信したFA(旧FA
か新FA)は、他方のFA(新FAか旧FA)にハンド
オフ要求を送信する。これを受信した他方のFAはハン
ドオフ返答を返す。これによって、FA間に双方向トン
ネルができる。旧FAとMNとの間のリンクが切断され
たら、旧FAは、MN宛のデータをこのトンネルを介し
てMNに送り始める。新FAとMNとの間にリンクが確
立されたら、新FAは、旧FAからトンネルを通して送
られてきたデータをMNに送り始め、またMNからのデ
ータを旧FAに逆方向に転送する。L2ハンドオフが完
了したら、MNは、データを新FA経由でトンネルを介
して送受信しながら、新FAに関するモバイルIP登録
を行う。この正式登録の開始は遅らせても良い。この様
に、後登録ハンドオフによると、新FAでのサービスの
確立を早くすることが出来る。
【0010】インターネットドラフト「モバイルIPv
6における素早いハンドオフ:draft−ietf−
mobileip−fast−mipv6−03.tx
t」は、モバイルIPv6用にハンドオフ遅延を少なく
する類似の技術を提案している。
【0011】
【非特許文献】シー・パーキンス(C.Perkin
s)編、「RFC2002」、インターネット技術標準
化委員会(IETF:The Internet En
ginnering Task Force)、199
6年10月
【0012】
【発明が解決しようとする課題】後登録ハンドオフと前
登録ハンドオフの両方の方法共、L2トリガは、タイミ
ング良く発せられると仮定されている。L2トリガは、
L2ハンドオフプロセスに結びついたイベントが起き
た、もしくは起こりそうであるということを表している
通知のいわば総称である。このようなイベントの1つと
して、MNのL2接続点の変更があると言うことを知ら
せる早期通知がある。他のイベントとしては、MNの旧
L2アクセスポイントとの接続が失われたこと、新L2
アクセスポイントとの接続が確立したことなどがある。
普通、サブネットワーク内にいる無線アクセスネットワ
ーク(RAN)または無線ネットワークコントローラ
(RNC)の補助により、L2トリガが発せられる。こ
こでこのサブネットワークでは、そのサブネットワーク
内にいるMN全ての位置情報を常に把握して保持してい
る。従って、素早くタイミングの良いL2トリガを発す
るには、MNが移動する2つの隣接するRAN間の密接
な協力が必要となる。2つのRAN間の密接な協力は、
この2つのRANが同じ無線アクセス技術を使用してい
るときに限り可能である。よって、L2トリガを発する
ことに関する前述の仮定は事実上、MNが移動している
2つの隣り合うRANは同じ無線アクセス技術を使用し
ているという仮定となる。しかしながら、無線ネットワ
ークにおける現在の傾向から、将来の無線ネットワーク
は、異なる無線アクセス技術を使用している、様々な異
なるRANからなるであろうことを示している。提案さ
れている前登録ハンドオフプロトコルおよび後登録ハン
ドオフプロトコルは、そのような異種間ハンドオフに対
応していない。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、標準IP登録
に関連したハンドオフ遅延を最小にするトンネリングハ
ンドオフプロセスを提供する。本発明は、モバイルIP
v4とIPv6の両方に適用することができる。よっ
て、本明細書において、モバイルIPv4で使われる
「エージェント」と言う語と、モバイルIPv6で使わ
れる「アクセスルータ」または「ルータ」と言う語とは
交換可能である。さらに、「エージェント」と「ルー
タ」と「アクセスルータ」と言う語は合わせて、本出願
において、「モビリティサービス提供ノード」と言う。
【0014】本発明は、モバイルノードがあるモビリテ
ィサービス提供ノード(ソース)によるあるサブネット
を離れ、他のモビリティサービス提供ノード(ターゲッ
ト)による他のサブネットに入る状況を考えている。本
発明の一実施形態では、モバイルノードは、トリガされ
たら、2つのモビリティサービス提供ノード間(すなわ
ちソースとターゲット)にトンネルを確立するために、
本発明によるトンネリングハンドオフプロセスを開始す
る。モバイルノードがターゲットノードによる新たなサ
ブネットに入ったら、標準モバイルIP登録プロセスを
後回しにする。かわりに、モバイルノードは、自身がタ
ーゲットノードによるサブネットにいる間、トンネルを
使用してソースノードと通信する。つまり本発明におい
て、モバイルノードがソースノードからターゲットノー
ドへのL2ハンドオフを終えた後で、L3ハンドオフか
ターゲットノードに関するIPルーティング更新を行う
前には、ソースノードとターゲットノードとの間に確立
されたトンネルを使用して、モバイルノードはソースノ
ードと通信する。モバイルノードがソースノードとター
ゲットノードとの間でL2ハンドオフを行う前か後に、
トンネルが確立されても良い。
【0015】一実施形態において、モバイルノードは、
トリガされるとすぐに本発明によるトンネリングハンド
オフプロセスを開始するエンティティである。トリガ
は、モバイルノードの外部で生成されても内部で生成さ
れても良い。また、本発明のハンドオフプロセスを開始
するのに、モバイルノードは、内部のL2かL3の信号
を使用しても良い。ソースノードとターゲットノードが
同じ無線アクセス技術を使用しているかどうかにかかわ
らず、モバイルノードは、本発明によるトンネリングハ
ンドオフを開始することができる。
【0016】本発明の他の実施形態においては、モバイ
ルノードはトリガされるとすぐに、モバイルノードがソ
ースノードからターゲットノードへのL2ハンドオフを
始める前にトンネルを確立するために、トンネリングハ
ンドオフ要求をソースノードに送信する。モバイルノー
ドは、L2アドレスのようなターゲットノードのL2識
別子を取得して、トンネリングハンドオフ要求に含め
る。ソースノードは、近隣のネットワークのL3アドレ
スやIPアドレスのようなL3識別子を、そのネットワ
ークのL2識別子に関連付けたテーブルを、前もって作
成しておき、モバイルノードからのトンネリングハンド
オフ要求の中のL2識別子に対応するL3識別子を、テ
ーブル中に調べるようにしても良い。モバイルノード
は、可能なら、ターゲットノードのL3識別子を取得し
て、トンネリングハンドオフ要求内にL3識別子を入れ
ても良い。
【0017】また、モバイルノードがソースノードから
ターゲットノードにL2ハンドオフをした後、モバイル
ノードがトンネリングハンドオフ要求をターゲットノー
ドに送信しても良い。また、他の実施形態において、異
なる無線アクセス技術を使用しているソースノードから
ターゲットノードにハンドオフを行なう場合、本発明に
よるトンネリングハンドオフを開始するのは、モバイル
ノード、ソースノード、およびターゲットノードのどれ
でも良い。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図面を
参照しながら説明する。ここで同一の要素は同一の符号
で表される。本明細書に開示する以下の好適な実施形態
の説明は、例示のためであり発明の範囲を限定しようと
するものではない。
【0019】図1は、本発明の用途先として意図してい
る第3世代無線モバイルアクセスIPデータネットワー
ク100を例示している図である。本出願で、IPデー
タネットワーク100は、IMT−2000標準と無線
モバイルアクセスネットワークの為のITUの仕様に準
拠していると仮定する。更に、データネットワーク10
0は、IETFのモバイルIPv4標準に拠ったモバイ
ルIPサポートを実装していると仮定する。しかしなが
ら、当業者ならば、本発明は、モバイルIPv6を実施
しているデータネットワークにも適用することができる
ことを理解するであろう。よって、本出願の全般にわた
り、「エージェント」と言う語は、「アクセスルータ」
または「ルータ」と言う語と交換して使われうる。同じ
ように、「エージェントディスカバリ」は「近隣ディス
カバリ」と、「エージェントソリシテーション」は「ル
ータソリシテーション」と、「登録要求」は「バインデ
ィング更新」と、交換して使われうる。特に、「エージ
ェント」と「ルータ」と「アクセスルータ」と言う語は
合わせて、本出願において、「モビリティサービス提供
ノード」と言う。モバイルIPv6プロトコルは、「モ
バイルIPv6におけるモビリティサポート」という題
のドラフト作業書に記載されている。この文書を本明細
書に参照として組み込む。
【0020】無線モバイルアクセスIPネットワーク1
00は、固定接続点またはリンクなどの多くの固定ノー
ド(図示せず)を有するIPデータネットワーク120
をそのコアとして有している。IETFによるRFC2
002で規定されているインターネットプロトコル・バ
ージョン4(IPv4)に従って、デジタルデータはネ
ットワーク内やネットワークを越えて伝送される。な
お、IPv4は、通信プロトコルの例であり、IPv6
のような他の通信プロトコルに換えても良い。コアネッ
トワーク120のノードのうちいくつかは、通常のルー
タ(図示せず)であり、通常のインターネットのアドレ
ス・ルーティングプロトコルに従って、パケットを、ネ
ットワークにつながっているソースノードと宛先ノード
との間でルーティングする。
【0021】コアネットワーク120上には、ゲートウ
ェイルータ130の集合があり、IPモバイルバックボ
ーン140を形成している。IPモバイルバックボーン
を形成しているゲートルータ130は、それ自身がコア
ネットワーク120のノードであり、コアネットワーク
120を超えてお互いに通信を行う。各ゲートウェイル
ータ130には、複数のエージェント145がつながっ
ていて、モバイルノード135と通信をすることができ
る。モバイルノードは、セル式ハンドセット、セル式電
話、ハンドヘルドコンピュータ、パーソナル情報機器の
ような無線通信デバイスであり、数はいくつあっても良
い。エージェント145は、ホームエージェント(H
A)およびフォーリンエージェント(FA)として機能
するモビリティサービス提供ノードであり、IETFの
RFC2002に規定されているように、ゲートウェイ
130を介してコアネットワーク120へモバイルノー
ド135を接続する。エージェント145は、レイヤ3
アクセスネットワークエンティティである。モバイルノ
ード135は、無線アクセスポイント(AP)155を
介して、エージェント145と通信する。AP155
は、レイヤ2アクセスネットワークエンティティであ
る。AP155が複数でサブネットワーク150を形成
している。エージェント145の各々は、サブネットワ
ーク150にサービスを提供し、サブネットワーク15
0とデータネットワーク100との間のインターフェー
スとして、ネットワークリンクを提供する。モバイルノ
ード135とAPは、CDMA、W−CDMA、または
類似のデジタルデータ通信技術を使用して、お互いに通
信を行う。
【0022】RFC2002に従って、モバイルノード
の各々にはホーム無線サブネットワークが割り当てられ
ている。このホーム無線サブネットワークはホームエー
ジェント145を有している。このホームエージェント
145は、モバイルノードの現在地情報を持っていて、
モバイルノード宛のパケットをモバイルノードが現在い
る地点に転送する。他のエージェント145は、フォー
リンエージェントとして働き、ここにモバイルノード
が、ホームサブネットワークから離れている時に「訪れ
る」ことができる。ある時点でモバイルノード135が
通信している相手が、ホームエージェントであってもフ
ォーリンエージェントであっても、そのエージェント
は、ネットワークリンクを確立してモバイルノードにネ
ットワークアクセスを提供する。モバイルノードとエー
ジェントの各々は、通常のインターネットプロトコルを
使用している通常の固定ノード式データネットワークと
同じように、固有のIPアドレスを有している。
【0023】データネットワーク100中では、2レベ
ルのハンドオフプロセスが考えられている。最初のレベ
ルのハンドオフは、マクロレベルハンドオフ、またはレ
イヤ3(L3)ハンドオフであり、モバイルノードが、
あるエージェント配下の無線サブネットワークから他の
エージェント配下のサブネットワークへ接続点を変更す
るような、モバイルノードの位置の変化が関係する。こ
の様に、L3ハンドオフの間に、モバイルノードのネッ
トワークリンクが必ず変わる。もう1つのレベルは、マ
イクロレベルハンドオフ、またはレイヤ2(L2)ハン
ドオフであり、モバイルノードが同一のAPネットワー
ク150内で位置を変更することに関していて、モバイ
ルノードのネットワークリンクは変わらず、モバイルノ
ードの無線リンクが変更になる。L2ハンドオフは無線
セル方式通信ネットワークにおいて標準なものである。
例えば、近隣のAPへの到達可能性を判定するのに、近
隣のAPからのビーコン信号の強度を使うのことが良く
知られている。
【0024】図2は、標準モバイルIPレイヤ3ハンド
オフプロセスを簡略に示した図である。ネットワーク1
20はIPデータネットワークであり、IPv4を実装
している。ネットワーク120にゲートウェイ(図示せ
ず)を介して接続しているのは、モビリティエージェン
ト145(HA、FA1、FA2、およびFA3)であ
る。上述のように、このモビリティエージェントの各々
は、サブネット150を作っていて、そのサブネット内
にAP155(図示せず)が複数含まれている。各サブ
ネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)
または無線ネットワーク制御装置(RNC)を有してい
て、このRANまたはRNCは、サブネット内に位置す
るMN全ての位置情報の状況を常に把握している。
【0025】MN135は現在、FA1配下のサブネッ
トワーク内の開始位置Aにいて、中間位置Bを経由して
位置Cに移動しようとしている。MNは、HA配下のサ
ブネットに最初いたので、HAから与えられたホームI
Pアドレスをずっと使うことになる。しかし、HAのサ
ブネットから離れたFA1のサブネット内に現在いるの
で、MNは、一時的にFA1から与えられた気付アドレ
スによってアドレス指定される。MNは以前にFA1に
関してモバイルIP登録プロセスを行ったので、HA内
にこの気付アドレスがバインディング情報として登録さ
れている。従って、MN宛のデータは、HAが途中で受
け取り、FA1にトンネル転送されて、FA1からMN
に転送される。MNからのデータは、HA経由にして
も、宛先に直接送っても良い。
【0026】MNが開始位置Aから中間位置Bの方へ移
動するにしたがい、FA1からの無線が届かなくなる位
置が来る。MNはFA1配下のサブネットワーク150
を出て、FA2配下のサブネットワーク150に入る。
MNが中間位置Bを過ぎると、L2トリガが発せられ、
MN、FA1、FA2にMNのL2ハンドオフがすぐに
起こるとの通知がされる。トリガは、MNがFA1との
リンクを失う充分前に発せられる。これはMNがFA1
とのリンクを失う前にFA2へのハンドオフを終えるこ
とができるようにするためである。L2ハンドオフは、
MN、FA1、FA2による協調作業であり、FA1と
FA2のRANによって補助される。MNはFA2への
ハンドオフを終えると、FA2によるサブネット150
内で無線リンクを持つことになる。また、MNがFA2
のサブネットに入るとすぐに、MNはFA2からエージ
ェント広告を受信し始める。FA2からのエージェント
広告により、MNはFA2配下のサブネット内で現在稼
動していると知ることができる。
【0027】MNがさらに目的位置Cへと向かうにつれ
て、MNは標準L3ハンドオフ、すなわちFA2に関す
るモバイルIP登録を行う。登録プロセスの始めに、M
NはFA2からのエージェント広告から気付アドレスを
取り出す。アドレス自動設定の好ましい手順がIETF
のRFC2462に記載されている。この文書を参照と
して本明細書に組み込む。MNの新たな気付アドレス
は、FA2のIPアドレスと、FA2により送信されて
いたMN用のサブネットアドレス部分を有している。M
Nは次に、この気付アドレスとMNがしばらく使用する
ホームIPアドレスとを含んだ登録要求をFA2経由で
HAに送り、新しい気付アドレスを登録する。HAは、
これに応答して、自身のキャッシュ内のMNのバインデ
ィング情報を更新する。そしてMNにFA2経由で登録
応答を送る。これにより、L3リンクがMNとFA2の
間で確立される。これ以降、MNのホームIPアドレス
宛に送られるパケットは、HAが受け取って、FA2に
トンネル転送され、FA2からMNに送られる。
【0028】なお、この標準モバイルIP登録の間、M
Nがデータを送受信できない期間が発生する。この期
間、つまりMNがFA1との無線通信ができなくなって
から、FA2へのL3ハンドオフが終わるまでのことを
ハンドオフ遅延と呼ぶ。この登録プロセスの間に起こる
ハンドオフ遅延は、数100ミリ秒を超えてしまうと計
算されている。このハンドオフ遅延の大きな原因は、M
Nが新しいエージェントを発見することと、HAでの更
新処理と、そして恐らく最も大きな原因である、HAと
FA2(これらはおそらく他のネットワークを介して分
け隔てられている)との間での登録要求と返答メッセー
ジの伝送にかかる時間である。標準モバイルIP登録プ
ロセスによるハンドオフ遅延は、リアルタイム通信や遅
延に敏感な通信が許容することができるものより大きく
なりうる。
【0029】本発明は、L3ハンドオフに関する遅延を
少なくする2つの方法を提供する。第1の方法は、プリ
L2ハンドオフモバイル起動トンネリングハンドオフ
(Pre−MIT)と呼ばれ、図3(a)、3(b)、
3(c)に詳しく図示されている。第2の方法は、ポス
トL2ハンドオフモバイル起動トンネリング(Post
−MIT)と呼ばれ、図4(a)、4(b)、4(c)
に詳しく図示されている。両方の方法とも、トリガモー
ドかトリガレスモードで機能する。図3(a)、3
(b)、3(c)を参照して、Pre−MITを最初に
説明する。
【0030】図3(a)は、IPv4のためのPre−
MITを図示している。図3(b)は、図3(a)に示
されるPre−MITのトリガモードのタイミングを説
明する図である。図3(a)には、2つのFAが図示さ
れている。これらFAは、既に述べた様に、それぞれサ
ブネット150を有している。このサブネットは、AP
155を有している。MNは旧FA(ソース)に関する
登録がされていて、旧FAを介してデータの送受信をし
ている。MNは現在旧FAによるサブネットを離れ、新
FA(すなわちターゲット)へ向けて移動している。な
お、新旧FAは、異なる無線アクセス技術に対応してい
ると仮定する。この仮定は、本発明で説明される他の実
施形態でも使われる。しかし、同じ無線アクセス技術に
対応したFA間のハンドオフにも、本発明は適用するこ
とができる。
【0031】MNが旧FAと新FAとの間のある点にま
で来て、旧FAとのデータ通信が出来なくなりそうにな
ると、MNは、L2ハンドオフが起こりそうであると通
知するL2トリガを受信する(ステップ301)。L2
トリガと言うのは、なにかイベントが起こるもしくは起
こりそうであると言うことを表した、レイヤ2から送ら
れる通知のいわば要約である。本発明において考えられ
ているL2トリガには3種類ある。第1のトリガは、L
2ハンドオフが起こりそうであると通知するトリガであ
る。この第1のトリガは、MN、新旧FAのどれが受信
しても良い。第2のトリガは、リンクダウントリガと呼
ばれ、MNと旧FAがその間に有していたL2の通信リ
ンクが失われたということをMNと旧FAに通知する。
第3のトリガは、リンク確立トリガと呼ばれ、MNと新
FAに、MNと新FAの間に新たなL2リンクが確立し
たということを通知する。
【0032】本発明においては、L2トリガは特定のL
2信号に関連してはいないが、無線リンクプロトコルと
して広く利用可能である(もしくは可能であろう)L2
情報に基づいている。よって、トリガは様々な方法で実
装されうる。例えば、トリガが生成されたら呼び出され
るコールバック関数を、IPスタックが登録すること
を、L2ドライバが許可しても良い。オペレーティング
システムが、スレッドにシステムコールを実行させて適
切なトリガを生成させても良い。トリガは、トリガ通知
とパラメータ情報を、L2かL3で新APと旧APとの
間を転送するためのプロトコルを含んでいても良い。ま
た、トリガ情報は、IPスタックにとって、帯域外通信
として、ドライバからオペレーティングシステムカーネ
ル内で利用可能であっても良い。また、トリガは、もし
以下のエンティティがL2トリガを生成することができ
るならば、旧FA、新FA、無線アクセスネットワーク
(RAN)および無線ネットワークコントローラ(RN
C)のいずれから来るのでも良い。ここでRNCとは、
旧FAか新FAによるサブネットにサービスを提供する
ものである。MNは、トリガを発することができるなら
ば、自身でトリガを発しても良い。
【0033】L2ハンドオフが発生しそうであるとのL
2トリガによってトリガされ、MNはモバイルハンドオ
フ要求(HReq(m))を旧FAに送信する(ステッ
プ302)。このHReq(m)のメッセージフォーマ
ットは、図5の様に4つのフィールドを有したインター
ネット制御メッセージプロトコル(ICMP)からなる
特別のメッセージフォーマットになっている。ICMP
の4つのフィールドは、タイプフィールド、コードフィ
ールド、チェックサムフィールド、そして予約フィール
ドである。これらのフィールドはビットで構成されてい
る。タイプフィールドは、メッセージがモバイルハンド
オフ要求(HReq(m))であることを示すフィール
ドである。コードフィールドは0を値として持ってい
る。チェックサムフィールドは、16ビットからなり、
ICMPタイプフィールドからのICMPメッセージの
1の補数和の1の補数である。チェックサムを計算する
ために、チェックサムフィールドは0にセットされてい
る。予約フィールドは、32ビットあり、0にセットさ
れている。
【0034】この特別なメッセージのフォーマットにあ
る他のフィールドは、アドレスフィールドである。アド
レスフィールドには、ビット形式で、ターゲットトリガ
パラメータが含まれている。ターゲットトリガパラメー
タは、フォーリンエージェントのリンクレイヤアドレス
つまりL2識別子(すなわちL2アドレス)であり、3
つまで入る。MNは、FAから受信したパイロットビー
コン信号からこれらのL2識別子を取得しても良い。旧
FAは、所定のポリシーにより3つのL2識別子から1
つを選択しても良い。本実施形態において、本発明をよ
りよく理解する為に、このアドレスフィールドには、1
つのアドレスすなわち新FAのアドレスが含まれている
と仮定する。また、旧FAは新FAのアドレスを知って
いると仮定する。新FAのIPアドレスが無ければ、旧
FAは新FAと直接通信を行うことができない。旧FA
が新FAのアドレスを得る方法として2つある。1つは
MNから得る方法である。新FAからのエージェント広
告がMNに着いたときに、MNはこのエージェント広告
から新FAのIPアドレスを取得して、HReq(m)
に付加する。もう1つは、旧FAに、近隣のFAのIP
アドレスをL2識別子と関連つけて、テーブルに保持す
るように要求することである。HReq(m)にIPア
ドレスが付加されていないときは、旧FAはHReq
(m)の拡張部の1つからL2識別子を取り出す。この
L2識別子から、旧FAは対応するIPアドレスをテー
ブルから探し出す。このテーブルの形式と検索処理は、
図3(c)に示されたPre−MITトリガレスモード
の説明のところで詳細に説明する。本実施形態において
は、MNからのHReq(m)には、新FAのL2とL
3識別子を含んだ拡張部があると仮定する。
【0035】MNからHReq(m)を受信すると、旧
FAは、HReq(m)に付加されている拡張部の1つ
に含まれているL3識別子を取り出し、MNが旧FAか
ら新FAに接続点を変更しようとしていると判定する。
旧FAは、それから新FAにソースエージェントハンド
オフ要求(HReq(s))を送信する(ステップ30
3)。旧FAからHReq(s)を受信すると、新FA
は、その要求に付加されている拡張部を開けて、MNが
旧FAから新FAにハンドオフしようとしていることを
知る。これに応答して、新FAは、旧FAにハンドオフ
応答(HRply(t))を送り返す(ステップ30
4)。これにより、新旧FA間にトンネルが確立する。
これらのトンネルは単方向で、新FAから旧FAへのデ
ータ転送のみに使用されても良い。もしくは、トンネル
は双方向で、新旧FA間のデータ交換に使用されても良
い。新FAからのハンドオフ返答は、旧FAによりMN
に転送される(ステップ305)。
【0036】HReq(s)とHRply(t)は、同
じビットフォーマットをもった特別なメッセージであ
る。図6は、HReq(s)とHRply(t)のメッ
セージフォーマットを示している。このフォーマットで
は、タイプフィールド、Hビット、Nビット、Rビッ
ト、Mビット、Gビット、Tビット、Bビット、生存期
間フィールド、MNのホームアドレスフィールド、HA
のホームアドレスを有している。本発明に関係する部分
を以下に説明する。タイプフィールドの値は、メッセー
ジがハンドオフ要求(HReq)であるかハンドオフ応
答(HRply)であるかを示す。Hビットは、ソース
がトリガされたことによるハンドオフ要求であることを
示す。Hビットがセットされていて、Nビットがセット
されていない時、この要求がソースからであることを示
している。Nビットは、ターゲットトリガされたことに
よるハンドオフ要求であることを示す。Nビットがセッ
トされていて、Hビットがセットされていない時、この
要求がターゲットからであることを示している。本実施
形態においては、旧FAがHReqを送信している。よ
って、Hはセットされていて、Nはセットされていな
い。HかNの両方共セットされていない時で、要求がト
ンネルを更新するための要求であるなら、Rビットはセ
ットされている。Tビットは、旧FAは、順方向と逆方
向トンネルサービスの両方共に対応するのにすすんで応
じることを示している。このように、旧FAは、トンネ
ルを単方向にするか双方向にするかの一致したポリシー
を決めても良い。Bビットは、MNがHAへの逆方向ト
ンネルを要求していると言うことを示しているととも
に、新FAが旧FAに逆方向トンネリングを行っていな
ければ、新FAがHAへの逆方向トンネルを使用すべき
であるという事を示している。
【0037】生存期間フィールドは、MNへのトンネル
サービスがどのくらい保たれるのかを秒で示している。
生存期間フィールドの値が0にセットされている場合
で、Tビットがセットされていないなら、旧FAはMN
へはどのパケットもトンネル転送しない。生存期間フィ
ールドの値に正の値が入っていて、Tビットがセットさ
れていたら、旧FAは、示された時間トンネル転送を行
う。識別子フィールドは、64ビットあり、登録要求を
登録応答に照合するのに使用する、また登録メッセージ
の応答攻撃に対する守りに使用する。
【0038】旧FAとMNとの間にL2リンクが残って
いる限り、旧FAは、MNのHAから来たデータをMN
にトンネル転送し、そしてMNから来たデータを、HA
にトンネル転送し返すか、直接宛先に送る。MNとの間
のL2リンクが失われたらすぐに、リンクダウントリガ
により知らされた旧FAは、旧FAと新FAとの間に確
立したトンネルを使用して、MN宛のデータを送り始め
る。MNが新FAによるサブネットに入り、MNと新F
Aとの間のL2リンクが確立するとすぐに、新FAは、
リンク確立トリガによって知らされて、旧FAから来た
データをMNにトンネル転送する。この時、トンネルが
双方向のものであれば、新FAは、MNからのデータを
旧FAにトンネル転送しても良い。
【0039】このように、本発明の実施形態によれば、
MNはL2トリガを利用して、新旧FA間にトンネルを
確立し、MNはこのトンネルを使用して、新FAによる
サブネット上にいるときも、旧FAを使用してデータ通
信を続けることが出来る。これによって、ハンドオフ遅
延の原因となる要素をなくす事が出来、リアルタイムア
プリケーションに対する影響を最小にしながら、新たな
接続点での素早いサービス開始を実現する事が出来る。
MNは、新FAとのL2通信が確立した後、図2に示さ
れるような正式なモバイルIP登録を最後には行わなけ
ればならないが、しかしこれは、MNからの要求によっ
て後に行っても良い。MNが登録を行うまで、新FAと
旧FAは、MNに切れ目のない接続を提供するために、
要求されたように、トンネルを確立したり移動したりす
る。
【0040】図3(c)は、トリガレスモードにおける
Pre−MIT処理のタイミングを示した図である。ト
リガレスモードにおいては、旧FAは、近隣のFAのI
PアドレスとL2識別子を有しているテーブルを有して
いる。これらのアドレスは、RFC2002のモバイル
IPv4で規定されているルータソリシテーションとル
ータ広告を使用して、前もって取得されている。本発明
とRFC2002との差は、RFC2002において
は、これらのプロトコルは、MNと近隣FAとの間にお
いて実施されているが、本発明では、同じプロトコル
が、FAとその近隣のFAとの間において実施されてい
るということである。このように、本発明においては、
旧FAは、近隣のFAに前もってエージェントソリシテ
ーションを送信する。これに応答して、近隣のFAは旧
FAにエージェント広告を送信し返す。旧FAは、次
に、この広告に付加されている拡張部からL3とL2の
識別子を取り出し、旧FA内部のテーブルにキャッシュ
する。
【0041】また、トリガレスモードにおいては、Pr
e−MITを開始するのにMNが使えるL2トリガはな
いということが仮定されている。よって、MNは、自身
の内部のL2信号を使用してPre−MITを開始しな
ければならない。もしMNのL2において、リンク評価
機能があり、それがリンクの質低下を認めたら、MNの
L3にハンドオフを通知することができる。普通、MN
のL2は、MNが通信している相手と近隣のFAからの
パイロットビーコン信号の強度をモニターすることが出
来る。ビーコン信号の強度をモニターすることで、L2
がL3にL2ハンドオフが起こりそうであると通知する
ことが出来る。L2は、また、L3への通知で、優先付
けられた見込み新候補FAとそのL2識別子を提供する
事が出来る。また、MNは、L2ハンドオフを予測する
ために、パケット遅延のL3評価を使用してもよい。こ
のような、パケット遅延を基にしたハンドオフ予測は、
特願平2002−19076「無線の移動体アクセスデ
ジタルネットワークにおけるモビリティ予測方法」、ま
た特願平2002−19084「モビリティ予測を用い
た無線の移動体アクセスのディジタルネットワークにお
ける高速動的ルート設定」に記載されている。
【0042】図3(c)に戻り説明を続ける。MNは旧
FAに接続している間、次のハンドオフのための候補F
Aを見つけるために、旧FAと他の近隣のFAからのパ
イロットビーコン信号をモニターする。MNが旧FAか
ら新FAへと移動している時に、MNは自身のL2か
ら、旧FAからのパイロット信号が弱まっているとの通
知を受ける。L2からのこの通知をトリガとして利用し
て、MNはPre−MITを開始する(ステップ30
1)。この時、L2は、受信したパイロットビーコン信
号の強度に基づいて、新FAが次のハンドオフのターゲ
ットであるということを、既にMNに通知していると仮
定する。このPre−MITを開始したとき、MNは、
エージェントソリシテーションに新FAのL2識別子を
付加して、旧FAに送る(ステップ302)。
【0043】MNからエージェントソリシテーションを
受信すると、旧FAは拡張部を開いて、そこからL2識
別子を取り出す。旧FAは、それからその受信したL2
識別子に対応するIPアドレスをテーブル内に探して、
新FAのIPアドレスを決定する。そして旧FAは、H
Req(s)を新FAに送信する(ステップ303)。
このHReq(s)と、次のステップ304で送信され
るHRply(t)は、図6に示される同じデータフォ
ーマットを有している。図3(c)のステップ304と
ステップ305で行なわれる処理は、図3(b)の対応
するステップで行なわれる処理と同じである。よって、
これらの詳しい説明は省略する。トリガレスモードにお
いては、MNは、他のIPエンティティの補助なしにP
re−MITを開始することができる。このように、ト
リガレスモードは、異なるアクセス技術を使用している
FA間でハンドオフを行う状況に適する。ネットワーク
技術の中には、ネットワーク側において、上述したよう
なL2トリガを利用できないものがある(例えば、IE
EE802.11xとブルートゥ−ス(登録商標))。
本発明によれば、トリガレスモードで稼動しているモバ
イルノードは、ネットワークがどのようなアクセス技術
を使用していても、異なるネットワーク間におけるPr
e−MITを開始することができる。
【0044】図4(a)に、本発明におけるPost−
L2ハンドオフモバイル起動トンネリングハンドオフ
(Post−MIT)を示す。図4(b)は、Post
−MITのトリガモードのタイミングを表す図である。
図4(c)は、Post−MITのトリガレスモードの
タイミングを表す図である。Pre−MITとPost
−MITの差は、Pre−MITは、MNが新FAのサ
ブネット内にいて、旧FAとのL2接続を有していると
きに開始させられるのに対し、Post−MITは、M
Nが新FAのサブネットに入った後(旧FAとのL2接
続を失っている)で、新FAへのL2接続を確立した後
に、開始させられることである。つまり、Pre−MI
Tでは、MNが、旧FAから新FAにL2ハンドオフを
行う前、旧FA内によるサブネット内にいるときに、新
旧FA間のトンネルが確立する。これに対し、Post
−MITでは、MNが新FAによるサブネットに入り、
新FAへのL2ハンドオフが終わった後に、トンネルが
確立する。この様に、Pre−MITは、トンネルが予
測されたL2ハンドオフに基づいて確立するので、予測
的である。Post−MITは、新フォーリンエージェ
ントへのL2接続が確立した後に、トンネルが確立する
ので、応答的である。
【0045】MNが新FAによるサブネットに入った時
に、図4(b)に示されているPost−MITが開始
する。MNが旧FAによるサブネットを出る時、MN
は、L2ハンドオフが起こりそうだと知らせるL2トリ
ガを受信する。しかし、MNは、このトリガを無視し、
L2ハンドオフを起こさせる。MNが新FAによるサブ
ネットに入るとすぐに、L2接続がMNと新FAとの間
に確立する。MNは、リンク確立トリガにより通知を受
け(ステップ401)、Post−MITを開始する。
または、MNは、新FAに関して標準モバイルIP登録
を行っても良い。MNが標準登録プロセスを行うなら、
登録プロセスが終わるまでMNが送受信できなくなる期
間がハンドオフ遅延に加わる。旧FAへのL3接続が失
われた時に、遅延に敏感なデータの送受信をMNが行っ
ているのであれば、MNは、本発明によるPost−M
ITを行うべきである。
【0046】リンク確立トリガによって起動して、MN
は、新FAにHReq(m)を送る(ステップ40
2)。このHReq(m)のデータフォーマットは、図
5に既に示したものである。違いは、Pre−MITに
おいて使用されるHReq(m)は、新FAのL2識別
子(L3識別子は、オプションである)を有した拡張部
を有しているが、Post−MITにおいて使用される
HReq(m)は、旧FAのIPアドレスを有した拡張
部を有している。HReq(m)を受信すると、新FA
は、HReq(t)を旧FAに送信する(ステップ40
3)。すると、旧FAは、HRply(s)を返す(ス
テップ404)。新旧FA間でHReq(t)とHRp
ly(s)の交換を行うことで、新旧FA間にトンネル
が確立される。トンネルが確立したとMNに通知するた
めに、旧FAからのHRply(s)は、新FAからM
Nに転送される(ステップ405)。トンネルを通して
MNへ最初のデータが送られるときに、旧FAからのH
Rply(s)がMNに転送されるようにしても良い。
HReq(t)とHRply(s)は、図6に示された
ようなメッセージフォーマットをしている。HReq
(t)は新FAから旧FAへと送信されるので、HRe
q(t)のHビットはセットされず、Nビットはセット
される。HReq(t)のTビットがセットされていた
ら、新FAは逆方向トンネルサービスを要求しているこ
とになる。また、生存期間フィールドで示される期間
は、新FAが要求している逆方向トンネルを生存させる
期間である。生存期間の値が0である時は、新FAは逆
方向トンネルを要求していないことを示している。
【0047】新旧FA間のトンネルを使用して、新FA
のサブネット内にMNがいても、旧FAからデータを受
信することが出来る。Post−MITにおいては、M
Nがリンク確立トリガを受信してからトンネルが新旧F
A間に確立されるまで、MNはデータを受信することが
出来ない。しかしながら、MNがモバイルIP登録プロ
セスを行うときにおける、登録要求と応答メッセージが
MNとHAとの間をネットワークを通して伝送すること
にかかる時間と比べると、新旧FA間にトンネルを確立
するのにかかる時間は短い。よって、Pre−MITの
ように、Post−MITによれば、ハンドオフ遅延を
遅らせる要因を取り除くことができる。そして、新たな
接続点において素早いサービス開始が可能になる。MN
は、結局L3ハンドオフを行わなければならないが、M
Nの要求にしたがい、後に遅らせることが出来る。
【0048】図4(c)は、トリガレスモードでPos
t−MITを行う場合のタイミングを表す図である。ト
リガレスモードでのPre−MITの場合と同じよう
に、MNがPost−MITを開始するのに、L2トリ
ガは利用できない。よって、Post−MITを開始す
るのに、MNは、自身の内部のL2信号を使用しなけれ
ばならない(ステップ401)。このために使用可能な
MN内部のL2信号として、MNのリンク層のプロトコ
ルスタックにより生成され、MNのデバイスドライバで
利用可能な変換情報を使用してIPインターフェースへ
APIを介して上がってくる内部リンク確立通知とリン
クダウン通知がある。トリガモードで使用されるリンク
確立トリガやリンクダウントリガと違い、これらのリン
ク確立・リンクダウン通知には、MNが接続している
(もしくは接続していた)APのL2とL3の識別子は
含まれていない。例えば、無線LAN(IEEE80
2.11b)において、無線LANのコントロールフレ
ームにある脱アソシエーションメッセージか再アソシエ
ーションメッセージを、無線LANのデバイスドライバ
が受信したら、内部のリンク確立とリンクダウン通知が
生成されても良い。
【0049】内部のL2信号によりトリガされ、MN
は、新FAに、旧FAのIPアドレスを拡張部に有した
エージェントソリシテーションを送信する(ステップ4
02)。この後のステップ403、404と405にお
いて行なわれる処理は、図4(b)で対応する処理と同
じである。異なるアクセス技術を使用している異なった
ネットワーク上でPost−MITが行なわれる状況に
おいて、このトリガレスモードは特に有効である。
【0050】本発明は、モバイルIPv6を使用したネ
ットワークで使用しても良い。図7(a)と7(b)
は、モバイルIPv6用のPre−L2ハンドオフモバ
イル起動トンネリングハンドオフ(Pre−MIT)の
図と、そのタイミング図である。既に説明したIPv4
用の基本プロトコルと、モバイルIPv6用の基本プロ
トコルに差はない。差は、ハンドオフ処理を実施するの
に使われるL3メッセージに主にある。IPv4用のP
re−MITと同じように、IPv6用のPre−MI
Tでは、旧アクセスルータ(旧AR)から新アクセスル
ータ(新AR)へのL2ハンドオフが行なわれる前に、
旧ARと新ARとの間にトンネルを確立される。この様
に確立されたトンネルにより、MNは、新ARのサブネ
ット内にいる間も、旧ARを使用してデータ通信を行う
ことができる。これにより、ハンドオフ遅延を遅らせる
要因を取り除くことができる。そして、リアルタイムア
プリケーションへ影響を与えずに、新たな接続点におい
て素早いサービス開始が可能になる。
【0051】IPv4用のPre−MITと同じよう
に、IPv6用のPre−MITは、トリガモードとト
リガレスモードの両方で機能する。モバイルIPv6
は、モバイルIPv4以上に、L2から独立した設計と
なっている。しかし、L2ハンドオフが起こりそうであ
ると通知するL2トリガが、IPv6ネットワークにお
いて利用可能であるならば、このL2トリガを使用し
て,MNに本発明のPre−MITを開始させても良
い。L2トリガがネットワークで利用可能でないなら、
トリガレスモードでPre−MITが行なわれるべきで
ある。トリガレスモードにおいては、MNのL2がリン
クを評価することが出来るならば、MNは、リンクの質
低下を通知するL2からの信号を使用しても良い。ま
た、L2ハンドオフを予測するのに、パケット遅延のL
3評価を使用しても良い。
【0052】IPv4用のPre−MITを実装すると
きに要求されるように、IPv6用のPre−MITを
実装するときに、新ARのL2識別子とL3識別子の両
方または片方が要求される。MNは、新ARからのビー
コン信号からL2識別子を知ることが出来る。また、M
Nに新ARからのルータ広告が届くならば、MNは、そ
のルータ広告からL3識別子を知ることが出来る。旧A
RはMNの代わりに、近隣のARにルータ広告を要請す
るために、前もってルータソリシテーションを送信して
も良い。旧ARは、ルータ広告を受信すると、テーブル
内に、近隣のARのL3識別子をL2識別子と関連付け
て格納する。MNが旧ARに、新ARのL2識別子のみ
を通知した時、このテーブルが使用されて、新ARのL
3識別子が特定される。
【0053】図7(a)と7(b)に戻る。L2ハンド
オフが起こりそうだと内部もしくは外部からの信号によ
りトリガされて(ステップ701)、MNはモバイルハ
ンドオフ起動メッセージHI(m)を用意して、旧AR
に送信する(ステップ702)。このHI(m)は、I
Pフィールド、インターネットコントロールメッセージ
プロトコル(ICMP)フィールド、そしてオプション
フィールドがふくまれている特別なメッセージフォーマ
ットをしている。ICMPフィールドは、図9に示され
ている。IPフィールドには、4つの値が入り、これに
よりハンドオフ起動メッセージ(HI)を送信側から受
信側に送るのに必要なパラメータが提供される。IPフ
ィールドの最初の値は、ソースアドレスである。これ
は、本発明ではMNのホームIPアドレスである。第2
の値は、宛先アドレスであり、本発明においては、旧A
RのIPアドレスである。第3の値は、ホップ制限量で
あり255にセットされている。最後の値は、IPv6
セキュリティプロトコルで要求されている認証ヘッダで
ある。この認証ヘッダは、HIを受信機に正当なもので
あると保証するのに使用される。
【0054】ICMPフィールドにおいて、タイプフィ
ールドの値は、このメッセージがモバイルハンドオフ起
動メッセージ(HI(m))であるということを示して
いる。コードフィールドの値は0である。チェックサム
フィールドは、ICMPのタイプフィールドからのIC
MPメッセージの1の補数和の1の補数であり、16ビ
ットからなる。識別子フィールドにより、メッセージの
送信者が示され、本発明ではMNである。Sビットは0
にセットされている。Uビットはバッファフラグであ
る。Uビットがセットされているとき、MNが新ARに
よるサブネット内でデータを受信することができるよう
になるまで、新ARは旧ARからトンネル転送されてき
たMN宛のパケットをバッファしなければならない。H
ビットは、Pre−MITフラグであり、セットされて
いる場合、ハンドオフ処理がPre−MITであること
を示している。Tビットは、Post−MITフラグで
あり、セットされている場合、ハンドオフ処理がPos
t−MITであることを示している。Rビットは0にセ
ットされている。Mビットは、モバイル起動フラグであ
り、セットされている場合、MNがMITハンドオフを
起動していると示している。予約フィールドは0にセッ
トされている。
【0055】オプションフィールドに格納されるのは5
つの値である。第1の値は、MNのリンク層(L2)ア
ドレスである。この値は、到着地側がMNを知ることが
できる様に、このフィールドに入れられるべきである。
第2の値は、新ARのリンク層アドレスである。第3の
値は、新ARのIP(L3)アドレスである。Pre−
MITを実行するために、新ARのリンク層アドレスか
IPアドレスがこのオプションフィールドに入れられて
いなければならない。これは、MNがハンドオフする新
ARの身元を、旧ARに通知するためである。第4の値
は、旧ARのIPアドレスであり、後に説明するが、M
NがPost−MITを起動する時にMNから新ARに
送られる。最後の値は、MNの新しい気付アドレス(C
oA)である。MNの気付アドレスは、新ARのIPア
ドレスを含んでいて、さらに新ARが送信しているMN
のためのサブネットアドレス部分を含んでいる。
【0056】図7(a)と7(b)に示されるように、
HI(m)が旧ARに送信される(ステップ702)。
新ARのL3識別子がHI(m)に含まれていなかった
ら、旧ARは、HI(m)に含まれている新ARのL2
識別子に対応するL3識別子をテーブル内で検索する。
旧ARは、次に、ソースハンドオフ起動メッセージHI
(s)を用意して、これを新ARに送信する(ステップ
703)。HI(s)は、IPフィールド、ICMPフ
ィールド、そしてオプションフィールドを有したフォー
マットをしている。ICMPフィールドを図10に示
す。IPフィールドにおいて、ソースアドレスは、本実
施形態の旧ARのIPアドレスとなっている。これは旧
ARがHI(s)を送信しているからである。宛先アド
レスは、新ARのアドレスに設定されている。ICMP
フィールドの値は、MNから送信されたHI(m)から
持ってくる。オプションフィールドには、MNのリンク
層アドレス、旧ARに接続していた時に使われた古い気
付アドレス、新ARにMNが接続してから使用する新し
い気付アドレス、旧ARがトンネルを保つように要求し
た秒で表されるトンネルの生存期間が含まれている。
【0057】これに応答して、新ARは、ハンドオフ確
認メッセージ(HACK)を旧ARに送信する(ステッ
プ704)。これにより、双方向もしくは単方向のトン
ネルが新旧FA間に確立する。HACKは、IPフィー
ルド、ICMPフィールド、そしてオプションフィール
ドを持ったデータ形式になっている。ICMPフィール
ドは、図11に示されている。IPフィールドにおい
て、ソースアドレスは新ARのIPアドレスである。宛
先アドレスは、旧ARのIPアドレスである。ICMP
フィールドにおいて、コードフィールドの値は、新AR
がハンドオフを受け付けることが出来ない場合は、12
8か129か130のどれかに設定される。128は受
信機(すなわち旧AR)にとって、送信側(すなわち新
AR)が何かしらの理由でハンドオフを受けることが出
来ないということを意味している。129は、管理上禁
止されているので送信側はハンドオフを受け付けること
が出来ないと言うことを意味している。130は、リソ
ースが充分でないので送信側がハンドオフを受け付ける
ことができないという事を示している。オプションフィ
ールドには、秒でトンネルの生存期間が示されている。
この期間、送信側(本発明ではすなわち新AR)がトン
ネルを使用したサービスを提供する。
【0058】新ARからのHACKは、旧ARからMN
に転送される(ステップ705)。MNが上述の3つの
値をICMPフィールドに見つけたら、MNは、ハンド
オフのための新たなアクセスルータ候補を探すために、
ルータソリシテーションを送信して、標準モバイルIP
v6登録プロセスを行う。MNが旧ARにHI(m)を
送ってから、所定期間に旧ARからHACKを受信でき
なければ、MNは同じように、標準モバイルIPv6登
録プロセスを行う。
【0059】図8(a)と8(b)は、モバイルIPv
6用のPost−L2ハンドオフモバイル起動トンネリ
ングハンドオフ(Post−MIT)の図と、そのタイ
ミング図である。既に説明したIPv4用の基本プロト
コルと、IPv6用のPost−MITの基本プロトコ
ルに差はない。差は、ハンドオフ処理を実施するのに使
われるL3メッセージに主にある。IPv4用のPos
t−MITと同じように、IPv6用のPost−MI
Tにおいては、MNと新アクセスルータ(新AR)との
L2接続が確立した後に、旧ARと新ARとの間にトン
ネルを確立する。これにより、Post−MITは、ハ
ンドオフ遅延を遅らせる要因を取り除くことができる。
そして、新たな接続点において素早いサービス開始が可
能になる。
【0060】図8(a)と8(b)に示されるPost
−MITは、MNが新FAによるサブネットワークに入
り、リンク確立トリガを受信することでMNが開始する
(ステップ801)。リンク確立トリガによる開始後、
MNはモバイルハンドオフ起動メッセージHI(m)を
準備して新FAに送信する(ステップ802)。HI
(m)において、IPフィールドには、宛先アドレスと
して新ARのIPアドレスが入っている。ICMPフィ
ールドにおいては、Hビットはセットされていず、Tビ
ットはセットされている。新ARのリンク層アドレスと
IPアドレス両方または片方の代わりに、旧ARのIP
アドレスがオプションフィールドに入っている。MNか
らHI(m)を受信するとすぐに、新ARはターゲット
ハンドオフ起動メッセージHI(t)を用意し、旧AR
に送信する(ステップ803)。旧ARはHACKを新
ARに返す(ステップ804)。これにより、双方向か
単方向のトンネルが新旧ARの間に確立する。本実施形
態において、HI(t)のIPフィールドには、新AR
のIPアドレスが、ソースアドレスとして格納されてい
る。宛先アドレスには、旧ARのIPアドレスがセット
されている。ICMPフィールドの値は、MNから送ら
れてきたHI(m)から取ってくる。オプションフィー
ルドには、トンネルの生存期間が秒で含まれている。こ
の生存期間は新ARがトンネルを保つように要求したも
のである。
【0061】本実施形態において、旧ARからのHAC
K内のIPフィールドには、ソースアドレスとして旧A
RのIPアドレスが格納されている。宛先アドレスは、
新ARのIPアドレスにセットされている。ICMPフ
ィールドにおいて、コードフィールドの値は、新ARが
ハンドオフを受け付けることが出来ない場合は、128
か129か130のどれかに設定される。これらの値
は、既に述べたものと同じ意味を有している。オプショ
ンフィールドには、秒でトンネルの生存期間が示されて
いる。この期間、送信側(本実施形態ではすなわち旧A
R)がトンネルを使用したサービスを提供する。
【0062】旧ARからのHACKは、新ARからMN
に転送される(ステップ805)。MNが上述の3つの
値をICMPフィールドに見つけたら、MNは、新AR
に関して標準モバイルIPv6登録プロセスを行う。M
Nが新ARにHI(m)を送ってから、所定期間にHA
CKを受信できなければ、MNは同じように、標準モバ
イルIPv6登録プロセスを行う。
【0063】本発明の好適な実施形態を説明したが、以
上の説明は例示のためであり、本発明を限定しようとす
るためのものではない。本発明の精神と範囲を決めるの
は、均等の範囲を含んだ特許請求の範囲である。例え
ば、実施形態においては、MNのみがPre−MITと
Post−MITハンドオフの開始者であったが、他の
IPエンティティ(例えば、旧FA(旧AR)、新FA
(新AR)、そして新/旧FAによるサブネットワーク
内に位置する無線アクセスネットワーク)が、本発明の
ハンドオフを開始しても良い。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハンドオフ遅延を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の用途として意図している第3世代無
線モバイルアクセスIPデータネットワークを例示して
いる図である。
【図2】 標準モバイルIP登録プロセスを簡単に示し
た図である。
【図3】 (a)は、本発明の一実施形態によるIPv
4のためのPre−L2ハンドオフモバイル起動トンネ
リングハンドオフ(Pre−MIT)を示す図であり、
(b)は(a)に示されるPre−MITのトリガモー
ドのタイミングを説明する図であり、(c)は(a)に
示されるPre−MITのトリガレスモードのタイミン
グを説明する図である。
【図4】 (a)は、本発明の他の実施形態におけるI
Pv4のためのPost−L2ハンドオフモバイル起動
トンネリングハンドオフ(Post−MIT)を示す図
であり、(b)は(a)に示されるPost−MITの
トリガモードのタイミングを表す図であり、(c)は
(a)に示されるPost−MITのトリガレスモード
のタイミングを表す図である。
【図5】 本発明の一実施形態で使用されるエージェン
トソリシテーションメッセージのフォーマットを示す図
である。
【図6】 本発明の一実施形態で使用されるMIT要求
メッセージのフォーマットを示す図である。
【図7】 (a)は、本発明の他の実施形態によるIP
v6用のPre−MITを示す図であり、(b)は
(a)に示されるPre−MITのタイミングを示す図
である。
【図8】 (a)は、本発明の他の実施形態によるIP
v6用のPost−MITを示す図であり、(b)は
(a)に示されるPost−MITのタイミングを示す
図である。
【図9】 本発明の一実施形態で使用するモバイルハン
ドオフ開始メッセージのフォーマットを示す図である。
【図10】 本発明の一実施形態で使用するソースまた
はターゲットハンドオフ開始メッセージのフォーマット
を示す図である。
【図11】 本発明の一実施形態で使用するハンドオフ
確認メッセージのフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
100・・・無線モバイルアクセスIPネットワーク、
120・・・コアネットワーク、130・・・ゲートル
ータ、135・・・モバイルノード、140・・・IP
モバイルバックボーン、145・・・サーバ、150・
・・基地局ネットワーク、155、無線アクセスポイン
ト、MN・・・モバイルノード、HA・・・ホームエー
ジェント、FA1、FA2、FA3・・・フォーリンエ
ージェント
フロントページの続き (72)発明者 ヨングジュン エル グオン アメリカ合衆国、カリフォルニア州 95110、サンノゼ、スイート300、メトロ ドライブ181 (72)発明者 ジェームス ケンプ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 95110、サンノゼ、スイート300、メトロ ドライブ181 (72)発明者 フナト ダイチ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 95110、サンノゼ、スイート300、メトロ ドライブ181 (72)発明者 タケシタ アツシ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 95110、サンノゼ、スイート300、メトロ ドライブ181 Fターム(参考) 5K030 HA08 HC09 JL01 5K067 AA14 AA22 BB04 BB21 CC10 DD19 DD34 DD36 DD51 EE02 EE10 EE16 EE24 JJ39

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる無線アクセス技術を使用している
    ソースノードとターゲットノードとの間をモバイルノー
    ドが少ない遅延でハンドオフを実施する方法において、 ハンドオフプロセスを開始するために、モバイルノー
    ド、ソースノードおよびターゲットノードのうち最低1
    つをトリガする過程と、 ハンドオフプロセスが開始させられたら、ソースノード
    とターゲットノードとの間にトンネルを確立する過程
    と、 モバイルノードがレイヤ2ハンドオフを前記ソースノー
    ドから前記ターゲットノードに行った後でかつ、前記タ
    ーゲットノードに関するIPルーティング更新を行う前
    に、トンネルを使用して、前記モバイルノードと前記ソ
    ースノードとの間でデータ通信を行う過程とを有するこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項2に記載の方法において、 前記モバイルノードはハンドオフプロセスを開始するた
    めにトリガされることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 ソースノードとターゲットノードとの間
    をモバイルノードが少ない遅延でハンドオフを実施する
    方法において、 ハンドオフプロセスを開始するためにモバイルノードを
    トリガする過程と、 ハンドオフプロセスが開始させられたら、ソースノード
    とターゲットノードとの間にトンネルを確立する過程
    と、 前記モバイルノードがレイヤ2ハンドオフを前記ソース
    ノードから前記ターゲットノードに行った後でかつ、前
    記ターゲットノードに関するIPルーティング更新を行
    う前に、トンネルを使用して、前記モバイルノードと前
    記ソースノードとの間でデータ通信を行う過程とことを
    特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の方法におい
    て、 前記モバイルノードは、トリガされたら、前記ソースノ
    ードにトンネリングハンドオフ要求を送信することを特
    徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の方法において、 前記モバイルノードは、前記ターゲットノードのレイヤ
    2識別子を取得して、これを前記トンネリングハンドオ
    フ要求に含めることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の方法において、 前記ソースノードは、近隣ノードのレイヤ3識別子とレ
    イヤ2識別子とを関連付けたテーブルを作成し、前記モ
    バイルノードからの前記トンネリングハンドオフ要求内
    に含まれる前記レイヤ2識別子に対応するレイヤ3識別
    子をこのテーブルから探すことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の方法において、 前記モバイルノードは、前記ターゲットノードのレイヤ
    3識別子を取得して、そのレイヤ3識別子を前記トンネ
    リングハンドオフ要求に含めることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1または3に記載の方法におい
    て、 前記モバイルノードが前記ソースノードと前記ターゲッ
    トノードとの間のレイヤ2ハンドオフを完了する前に、
    前記トンネルは確立されることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1または3に記載の方法におい
    て、 前記モバイルノードが前記ソースノードと前記ターゲッ
    トノードとの間のレイヤ2ハンドオフを完了した後に、
    前記トンネルは確立されることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項1または3に記載の方法におい
    て、 前記トリガは、前記モバイルノードの外部で生成される
    ことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項1または3に記載の方法におい
    て、 前記トリガは、前記モバイルノード内部で生成されるこ
    とを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項1または3に記載の方法におい
    て、 前記モバイルノードはハンドオフプロセスを開始するた
    めにレイヤ2信号を利用することを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項1または3に記載の方法におい
    て、 前記モバイルノードはハンドオフプロセスを開始するた
    めにレイヤ3信号を利用することを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項2または3に記載の方法におい
    て、 前記モバイルノードは、トリガされると、前記ターゲッ
    トノードにトンネリングハンドオフ要求を送信すること
    を特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 ソースノードとターゲットノードとの
    間を少ない遅延でハンドオフを行うモバイルノードにお
    いて、 トリガされたら、ハンドオフを開始するコントローラ
    と、 ハンドオフが開始したら、ソースノードとターゲットノ
    ードとの間にトンネルを確立するために、トンネリング
    ハンドオフ要求を前記ソースノードか前記ターゲットノ
    ードかに送信する送信機とを有しモバイルノードがレイ
    ヤ2ハンドオフを前記ソースノードから前記ターゲット
    ノードに行った後でかつ、前記ターゲットノードに関す
    るIPルーティング更新を行う前に、前記トンネルを使
    用して、前記モバイルノードと前記ソースノードとの間
    でデータ通信を行うことを特徴とするモバイルノード。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のモバイルノードに
    おいて、 前記送信機は、前記ソースノードにトンネリングハンド
    オフ要求を送信することを特徴とするモバイルノード。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のモバイルノードに
    おいて、 前記モバイルノードは、前記ターゲットノードのレイヤ
    2識別子を取得する受信機を有していて、 そのレイヤ3識別子は前記トンネリングハンドオフ要求
    に含められ、 前記ソースノードは、近隣ノードのレイヤ3識別子とレ
    イヤ2識別子とを関連付けたテーブルを有し、前記モバ
    イルノードからの前記トンネリングハンドオフ要求内に
    含まれる前記レイヤ2識別子に対応するレイヤ3識別子
    をこのテーブルから探すことを特徴とするモバイルノー
    ド。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載のモバイルノードに
    おいて、 前記モバイルノードは、前記ターゲットノードのレイヤ
    3識別子を取得するための受信機を有していて、このレ
    イヤ3識別子は前記トンネリングハンドオフ要求に含め
    られることを特徴とするモバイルノード。
  19. 【請求項19】 請求項15に記載のモバイルノードに
    おいて、 前記モバイルノードが前記ソースノードと前記ターゲッ
    トノードとの間のレイヤ2ハンドオフを完了する前に、
    前記送信機はトンネリングハンドオフ要求を送信するこ
    とを特徴とするモバイルノード。
  20. 【請求項20】 請求項15に記載のモバイルノードに
    おいて、 前記モバイルノードが前記ソースノードと前記ターゲッ
    トノードとの間のレイヤ2ハンドオフを完了した後に、
    前記送信機はトンネリングハンドオフ要求を送信するこ
    とを特徴とするモバイルノード。
  21. 【請求項21】 請求項15に記載のモバイルノードに
    おいて、 前記トリガは、前記モバイルノードの外部で生成される
    ことを特徴とするモバイルノード。
  22. 【請求項22】 請求項26に記載のモバイルノードに
    おいて、 前記トリガは、前記モバイルノード内部で生成されるこ
    とを特徴とするモバイルノード。
  23. 【請求項23】 請求項15に記載のモバイルノードに
    おいて、 前記モバイルノードはハンドオフプロセスを開始するた
    めにレイヤ2信号を利用することを特徴とするモバイル
    ノード。
  24. 【請求項24】 請求項15に記載のモバイルノードに
    おいて、 前記モバイルノードはハンドオフプロセスを開始するた
    めにレイヤ3信号を利用することを特徴とするモバイル
    ノード。
  25. 【請求項25】 請求項15に記載のモバイルノードに
    おいて、 前記送信機は、前記ターゲットノードにトンネリングハ
    ンドオフ要求を送信することを特徴とするモバイルノー
    ド。
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