JP2003209810A - 動画像伝送装置 - Google Patents

動画像伝送装置

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JP2003209810A
JP2003209810A JP2002006000A JP2002006000A JP2003209810A JP 2003209810 A JP2003209810 A JP 2003209810A JP 2002006000 A JP2002006000 A JP 2002006000A JP 2002006000 A JP2002006000 A JP 2002006000A JP 2003209810 A JP2003209810 A JP 2003209810A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアルタイムに映像信号を符号化、復号し、
復号画像を見て再生モードの変更を行う場合に、操作レ
スポンスを向上させた動画像伝送装置を提供する。 【解決手段】 VTR1から出力された映像信号をMP
EG符号化器2で高能率符号化し、無線送受信機3、無
線伝送路4、無線送受信機5を介してMPEG復号器6
で復号する。視聴者8は、復号画像を見てリモコン7で
各種再生モードの指定を行う。再生モードが変更される
と、MPEG復号器6は静止画面を表示し、再生指示の
コマンドを送信する。VTR1は、再生指示コマンドを
受信すると、MPEG復号器6の静止画面位置まで映像
信号を戻してから、変更後の再生モードで再生を開始す
る。MPEG復号器6は、変更後の再生モードの映像が
入力されると、静止画面から入力映像データの表示に切
り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号を送出し
てから表示するまでに伝送遅延が存在する動画像伝送装
置に関し、より詳しくは、再生モードの変更を行う場合
に、映像送出側の映像信号および映像表示側の表示映像
を調整することにより、視聴者に表示される映像信号に
違和感がないようにした動画像伝送装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、視聴者とは離れた位置から、
無線伝送路や有線伝送路を介して映像を送信するシステ
ムが実用化されている。例えば、遠隔地に備えたカメラ
で撮影した映像を用いて当該カメラを設置した付近を監
視する遠隔地監視装置、家庭用テレビやビデオから無線
伝送路を介して別の部屋のテレビに表示する無線伝送シ
ステム、遠隔地にあるサーバーに蓄えられた映像を有線
伝送路を介して表示するビデオ・オン・デマンドシステ
ムなどが知られている。
【0003】一般的に、映像信号を無線伝送路や有線伝
送路を介して伝送する場合には、伝送遅延が生じる。ま
た、限られた伝送路容量を有効活用するために、映像信
号を高能率符号化することが多く、この場合はさらに符
号化遅延、復号遅延が生じる。このため、映像送出側と
受信側(視聴者側)で映像信号にずれが発生する。その
一例として、無線伝送系における映像信号のずれを、図
9を用いて説明する。
【0004】図9に示す例は、動画像再生装置21で再
生した映像信号を動画像符号化装置22で高能率符号化
し、符号化データを無線送受信機23から無線伝送路2
4を介して無線送受信機25に伝送し、受信した符号化
データを動画像復号装置26で復号するものである。こ
の場合、動画像再生装置21の制御は、視聴者28が再
生モード指示装置27(例えばリモコン)で行うように
なっている。
【0005】視聴者28が見ている復号映像は、動画像
再生装置21から出力された映像が、動画像符号化装置
22において符号化される際の符号化遅延と、無線送受
信機23で送信に要する遅延時間と、無線伝送路24で
の遅延時間と、無線送受信機25で受信に要する遅延時
間と、動画像復号装置26における復号遅延との加算値
だけ遅れた映像になる(以下、この遅延時間の加算値を
再生遅延時間と称する)。すなわち、動画像再生装置2
1から出力される映像信号は、同一時刻に視聴者28が
見ている復号映像よりも再生遅延時間だけ先に進んでい
ることになる。
【0006】このような状況で、例えば視聴者28が再
生モード指示装置27で静止を指定した場合に、静止を
示すコマンドが動画像復号装置26、無線伝送路24、
動画像符号化装置22を介して動画像再生装置21へ伝
わる。動画像再生装置21は、静止コマンドを受けると
静止画像を出力するが、静止画像が視聴者28に表示さ
れるまで再生遅延時間の遅れが生じる。視聴者には、静
止を指示してから少なくとも再生遅延時間分の映像が再
生され、その後に静止画が表示されることとなり、使い
勝手が悪いという問題があった。
【0007】伝送遅延による使い勝手の悪さを改善する
手段として、特開平10−13815号公報に記載され
た技術がある。この技術は、ビデオ・オン・デマンドシ
ステムにおける使い勝手を改善するもので、視聴者側の
ホームターミナルに画像蓄積手段を備え、映像データを
蓄積しておき、早送り、巻き戻し、一時停止、スロー再
生等の再生操作をホームターミナルの画像蓄積手段に対
して行うことにより、操作開始から画面表示までの遅延
時間を無くして視聴者の使い勝手を良くしようとするも
のである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平10−13815号公報に記載された技術は、
再生する映像データを予めホームターミナルの画像蓄積
手段に格納したものであり、大容量の画像蓄積手段が必
要で高コストになるという問題があった。また、この従
来の技術は、画像蓄積手段に既に蓄積されている映像に
ついて使い勝手を良くすることを目的としたものであ
り、新規に再生する映像については、サーバーから送信
される映像データを再生するため、使い勝手は向上しな
いという問題があった。さらに、例えば監視カメラやV
TR記録時のモニタのように、常に新規な映像を表示す
るようなシステムには適用できないという問題があっ
た。
【0009】本発明は、上述した問題点に鑑み提案され
たもので、大容量の画像蓄積手段が不要で、かつ映像記
録時の遠隔地モニタとして適用した場合であっても操作
性の良い動画像伝送装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る動画像伝送
装置は、映像データを送出するための映像送出手段と、
前記映像データを受信するための映像受信手段と、前記
映像データを再生表示するための映像再生手段とを備え
た動画像伝送装置であって、再生モード変更の指示があ
った場合に、前記映像再生手段における表示を静止画面
とし、前記映像送信手段が送信する映像データを前記静
止画面と同位置まで戻すことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明に係る動画像伝送装置は、前
記映像再生手段は、前記静止画面と同位置まで巻き戻さ
れた映像が入力されると、該巻き戻された映像を表示す
ることを特徴とするものである。
【0012】また、本発明に係る動画像伝送装置は、前
記映像再生手段における表示画像の時刻情報を前記映像
送信手段に送信し、前記映像送信手段は、該時刻情報に
基づいて映像データの戻し量を算出することを特徴とす
るものである。
【0013】また、本発明に係る動画像伝送装置は、前
記映像送出手段における時刻情報を前記映像再生手段に
送信し、前記映像送信手段は、該時刻情報に基づいて表
示する映像を切り替えることを特徴とするものである。
【0014】また、本発明に係る動画像伝送装置は、前
記映像送出手段における前記静止画面と同位置までの戻
し量を予め算出する機能を備えることを特徴とするもの
である。
【0015】また、本発明に係る動画像伝送装置は、前
記映像再生手段に前記巻き戻された映像が入力されるま
での時間を予め算出する機能を備えることを特徴とする
ものである。
【0016】また、本発明に係る動画像伝送装置は、前
記再生モードの変更とは、通常再生、逆再生、静止、ス
ロー再生、コマ送り再生、高速再生の各モード相互間に
おける変更とすることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る動画像伝送装置の実施形態を詳細に説明する。
【0018】〔第1の実施の形態〕図1は、本発明の第
1の実施形態に係る動画像伝送装置の概略構成を示すブ
ロック図である。第1の実施形態に係る動画像伝送装置
は、視聴者から離れた位置にあるVTRで再生した映像
をMPEG方式で符号化し、無線で伝送した符号化デー
タを視聴者側で復号する装置で、VTRの操作は視聴者
がリモコンで行う。
【0019】第1の実施形態に係る動画像伝送装置は、
図1に示すように、VTR1、MPEG符号化器2、映
像送出手段としての無線送受信機3、映像受信手段とし
ての無線送受信機5、映像表示手段としてのMPEG復
号器6を備えている。
【0020】視聴者8がリモコン7で通常再生を指示す
ると、通常再生指示コマンドが、MPEG復号器6、無
線送受信機5、無線伝送路4、無線送受信機3を介して
VTR1へ伝わり、VRT1が通常再生を開始する。再
生映像は、MPEG符号化器2で高能率符号化され、無
線送受信機3、無線伝送路4、無線送受信機5を介して
MPEG復号器6で復号され、視聴者8に表示される。
【0021】視聴者8に再生映像が表示されるのは、視
聴者8が通常再生指示コマンドを発してから、通常再生
指示コマンドがVTR1に届くまでの遅延時間(以下、
コマンド遅延時間と称する)と、VTR1で再生された
映像がMPEG復号器6で復号され視聴者8に表示され
るまでの遅延時間(以下、再生遅延時間と称する)の加
算値だけ後になる。視聴者8は、MPEG復号器6で復
号された映像を見ながら、リモコン7で停止、再生、早
送り、巻き戻し、静止、逆再生、コマ送り、スロー再
生、高速再生等の制御を行う。
【0022】次に、本発明に係る動画像伝送装置の特徴
である再生モード変更時の動作について説明する。例え
ば、再生モードを通常再生から静止に変更した場合に、
MPEG復号器6は、リモコン7から静止指示コマンド
を受け取ると即座に画面を静止し、静止画面を表示し続
ける。
【0023】この時点における様子を図2に示す。図2
は、図1に示すブロック図の各部における映像の内容を
示したものである。図2に示すように、VTR1からM
PEG復号器6までは、VTR1の通常再生映像が流れ
ており、MPEG復号器6の出力側から視聴者8までは
MPEG復号器6で静止した画像が表示されている。静
止指示コマンドは、コマンド遅延時間後にVTR1に届
き、VTR1は通常再生から静止状態もしくは停止状態
に移行する。
【0024】この時点で、VTR1における表示画面
は、視聴者8に表示されている画面よりもコマンド遅延
時間と再生遅延時間の加算値だけ進んだ画像になる。本
実施形態に係る動画像伝送装置では、VTR1の映像を
MPEG復号器6が表示している静止画像まで戻し、こ
の静止画像を表示する。
【0025】VTR1で映像を戻し終わった状態におけ
る様子を図3に示す。図3は、図1に示すブロック図の
各部での映像の内容を示したものである。図3に示すよ
うに、VTR1からMPEG復号器6までは、VTR1
で表示している静止画像が流れており、MPEG復号器
6の出力側から視聴者8までは、MPEG復号器6で静
止した画像が表示されている。VTR1は、MPEG復
号器6が表示している静止画像と同一の画像を静止表示
しているので、VTR1から視聴者8まで同一の静止画
像が流れていることになる。
【0026】MPEG復号器6に対してVTR1から静
止画像が入力されると、MPEG復号器6は、静止画像
表示から入力される符号化データを復号して表示するよ
うに切り替えられる。入力される符号化データは、静止
表示していた画像と同一画像を符号化したものであるか
ら、表示を静止画像から復号画像に切り替えても視聴者
8に表示される画像は変化しない。この様子を図4に示
す。
【0027】図4に示すように、VTR1から視聴者8
までは、VTR1で表示している静止画像が流れてい
る。このように、第1の実施形態に係る動画像伝送装置
では、通常再生から静止表示に移行する場合に、視聴者
8には即座に静止画像が表示され、遅延時間を感じさせ
ない操作性を提供することができる。
【0028】次に、再生モードを静止から通常再生に変
更する場合の動作を説明する。まず、視聴者8がリモコ
ン7を操作して通常再生を指示すると、通常再生指示コ
マンドがコマンド遅延時間後にVTR1に届き、VTR
1は、静止状態から通常再生に移行する。通常再生映像
は、MPEG復号器6で復号され、VTR1が通常再生
に移行してから伝送遅延時間後に視聴者8に表示され
る。このように、第1の実施形態に係る動画像伝送装置
では、静止状態から通常再生へ再生モードを変更する場
合に、表示されていた静止画像から通常再生が開始され
るので、視聴者に良好な操作性を提供することができ
る。
【0029】再生モードの変更例として、通常再生から
静止への再生モードの変更と、静止から通常再生への再
生モードの変更について説明したが、その他のモードの
変更についても同様の動作を行うことにより、視聴者に
良好な操作性を提供することができる。例えば、通常再
生からスロー再生に変更する場合には、一旦MPEG復
号器6で静止画像を表示し、VTR1は、該静止画像と
同位置まで巻き戻しが終了した後にスロー再生を行う。
MPEG復号器6では、巻き戻しが終了してから入力画
像の表示に切り替えることにより、視聴者8が所望する
スロー再生映像を表示することができる。
【0030】次に、再生モードを変更したときに、VT
R1における巻き戻し量を算出する手段、およびMPE
G復号器6が静止画面を表示をしている状態から、VT
R1からの入力画像表示に切り替えるタイミングについ
て説明する。
【0031】VTR1は、カウンタを装備しており、そ
のカウンタ値を付加情報として送出する。MPEG符号
化器2では、カウンタ値を符号化データに埋め込み、M
PEG復号器6で再生する。符号化データにカウンタ値
を埋め込む手段としては、例えば、ビデオのユーザデー
タとして符号化する方法や、システムのプライベートス
トリームとして符号化する方法がある。あるいは、カウ
ンタ値をMPEGの符号化データに埋め込むのではな
く、無線伝送路のコマンドチャネルを使ってカウンタ値
を受け渡してもよい。
【0032】図5に、上述したカウンタを用いて、VT
R1における巻き戻し量を算出する手順、およびMPE
G復号器6が静止画面を表示している状態から、VTR
1からの入力画像表示に切り替える手順を示す。なお、
図5において、各ステップの左側にVTR1の動作を示
し、右側にMPEG復号器6の動作を示している。
【0033】まず、VTR1は、指定した再生モードで
再生を行い、MPEG復号器6は、VTR1から入力さ
れる映像を表示する(S101)。この動作は、再生モ
ードが変更されたと判断されるまで継続する(S10
2)。再生モードが変更されると、VTR1は、変更前
の再生モードで再生を継続し、MPEG復号器6は、静
止画面を表示するとともに変更後の再生モード指示コマ
ンドと静止画面のカウンタ値をVTR1に送信する(S
103)。
【0034】続いて、VTR1は、変更後の再生モード
指示コマンドとカウンタ値を受け取ると、該カウンタ値
まで映像を巻き戻し、MPEG復号器6は、静止画面の
表示を継続する(S104)。続いて、VTR1は、巻
き戻しが終了すると変更後の再生モードで再生を開始
し、MPEG復号器6は、静止画面の表示を継続する
(S105)。MPEG復号器6では、VTR1から入
力されるカウンタ値と表示している静止画面のカウンタ
値とを比較し、両カウンタ値が一致すると変更後の再生
モードにおける映像信号が入力されていると判断し、ス
テップ101(S101)へ戻り、VTR1は、指定し
た再生モードでの再生を継続し、MPEG復号器6は、
入力される映像を表示する。
【0035】再生モードが変更された場合のVTR1で
の巻き戻し量は、予め算出しておいてもよい。例えば、
電源投入時にVTR1で特殊な映像を再生したり、ある
いはMPEG符号化器12で特殊な符号化データを伝送
し、MPEG復号器6では、この特殊な映像もしくは特
殊な符号化データを再生すると、VTR1に対して特殊
なコマンドを発信する。
【0036】VTR1は、この特殊なコマンドを受信す
ることにより、伝送遅延時間とコマンド遅延時間の加算
値を算出することができる。再生モードを変更した場合
の巻き戻し量は、変更前の再生モードにおける伝送遅延
時間とコマンド遅延時間の加算値に相当する時間だけ再
生した量と同等である。また、再生モードの変更時に、
MPEG復号器6で静止画面表示としてから入力映像表
示に切り替える時間も、伝送遅延時間とコマンド遅延時
間の加算値と同等である。
【0037】なお、第1の実施形態では、通常再生から
静止表示への変更、および静止表示から通常再生への変
更についての動作を説明したが、逆再生、スロー再生、
コマ送り再生、高速再生の各モード相互間でも、図1〜
図5で説明した第1の実施形態を適用することができ
る。
【0038】上述したように、第1の実施形態に係る動
画像伝送装置は、再生モードが変更された場合にVTR
1で映像を巻き戻すとともに、MPEG復号器6で静止
画面表示を行うことにより、視聴者に良好な操作環境お
よび視聴環境を提供することに特徴がある。したがっ
て、映像を再生する手段はVTRに限られず、例えば、
DVDであっても構わない。また、第1の実施形態で
は、映像符号化データを無線伝送路を介して伝送した
が、有線伝送路を介して伝送しても構わない。
【0039】〔第2の実施形態〕図6は、本発明の第2
の実施形態に係る動画像伝送装置の概略構成を示すブロ
ック図である。第2の実施形態に係る動画像伝送装置
は、視聴者から離れた位置にあるDVD再生装置で再生
した符号化データを無線で伝送し、この符号化データを
視聴者側で復号する装置で、DVD再生装置の操作は視
聴者がリモコンで行う。
【0040】なお、図6に示す第2の実施形態に係る動
画像伝送装置と、図1に示す第1の実施形態に係る動画
像伝送装置とは、映像送出手段だけが異なるため、同一
機能を有するブロックには同一番号を付し、説明を省略
する。また、第2の実施形態における各種再生モードで
再生中の動作は、上述した第1の実施形態と同様であ
る。
【0041】再生モードを変更したときに、第1の実施
形態では、VTR1に備えたカウンタ値に基づいてVT
R1における巻き戻し量、およびMPEG復号器6が静
止画面を表示している状態から、VTR1からの入力画
像表示に切り替えるタイミングを算出したが、第2の実
施形態では、DVDに記録されている符号化データの時
間情報に基づいてこれらを算出し、DVD再生装置11
を制御するようになっている。
【0042】DVDにはMPEGで符号化したデータが
記録されており、DVD再生装置11は、この符号化デ
ータを復号してMPEG符号化器12に入力する。MP
EGで符号化したデータにはPTS(Presenta
tion Time Stamp)やDTS(Deco
ding Time Stamp)が付加されている。
【0043】MPEG符号化器12で符号化する場合に
も、PTSやDTSを付加して符号化データを生成する
が、第2の実施形態では、MPEG符号化器12で付加
するPTS、DTSを、DVD再生装置11で復号した
PTS、DTSと同一にする。また、第2の実施形態で
は、第1の実施形態におけるカウンタ値を、PTS、D
TSで置き換える。再生モードの変更時に、VTR1に
おける巻き戻し量、およびMPEG復号器6が静止画を
表示している状態から、VTR1からの入力画像表示に
切り替えるタイミングは、第1の実施形態と同様の手順
で算出することができる。
【0044】〔第3の実施の形態〕図7は、本発明の第
3の実施形態に係る動画像伝送装置の概略構成を示すブ
ロック図である。第3の実施形態に係る動画像伝送装置
は、視聴者から離れた位置にあるDVD再生装置で再生
した符号化データを無線で伝送し、この符号化データを
視聴者側で復号する装置で、DVD再生装置の操作は視
聴者がリモコンで行う。なお、図7に示す第3の実施形
態に係る動画像伝送装置と、図1に示す第1の実施形態
に係る動画像伝送装置とは、映像送出手段だけが異なる
ため、同一機能を有するブロックには同一番号を付し、
説明を省略する。
【0045】上述した第1および第2の実施形態では、
各種再生モードで再生中に、映像データをMPEG符号
化器で符号化した符号化データを無線伝送路で伝送して
いたが、第3の実施形態では、DVD再生装置13から
直接MPEGの符号化データを出力する点が異なってい
る。それ以外の動作は、上述した第1および第2の実施
形態と同様である。
【0046】再生モードを変更したときには、DVDに
記録されている符号化データ時間情報に基づいて、DV
D再生装置13における巻き戻し量、およびMPEG復
号器6が静止画面を表示している状態から、DVD再生
装置13からの入力画像表示に切り替えるタイミングを
算出する点は、第2の実施形態と同様の動作を行う。
【0047】〔第4の実施形態〕上述した第1〜第3の
実施の形態では、再生モードの変更があると、必ず映像
ソース側をMPEG復号器6における静止画面まで巻き
戻していたが、第4の実施形態では、特定の再生モード
の変更の場合には巻き戻しを行わない。
【0048】図8は、第4の実施形態において、再生モ
ードを変更しても巻き戻しを行わない動作手順を示すフ
ローチャートである。なお、図8に示すフローチャート
は、図5に示すフローチャートからステップ104(S
104)を削除したもので、VTR1、DVD再生装置
11、13で巻き戻し動作がなくなること以外は、図5
に示すフローチャートと同様の動作手順となっている。
【0049】例えば、通常再生から高速再生に移行する
場合に、視聴者が先の映像を見るべく高速再生を指定し
ているにもかかわらず、映像ソース側で一旦巻き戻す
と、その巻き戻し時間だけ、却って操作性が悪くなると
いう問題がある。したがって、第4の実施形態では、再
生モードを高速再生に変更する場合に、図8に示すフロ
ーチャートの手順に従って動作し、それ以外の再生モー
ドの変更では、図5に示すフローチャートの手順に従っ
て動作するようになっている。
【0050】
【発明の効果】本発明に係る動画像伝送装置では、再生
モードの変更を行うと即座に静止画面となり、映像送出
手段でこの静止画面位置まで巻き戻してから変更した再
生モードでの再生が開始される。したがって、あらゆる
再生モードにおいて、映像の連続性を保つことができ
る。また、再生モードの変更を行うと即座に静止画面と
なることから、視聴者の指示が映像伝送装置に伝わって
いることを容易に確認することができる。
【0051】また、映像送信手段における巻き戻し量、
および映像再生手段における静止画面を表示する時間
は、映像送信手段のカウンタやMPEGの符号化で用い
られる時刻情報から容易に算出することができる。すな
わち、特別な回路の追加なしに、映像送信手段における
巻き戻し量、および映像再生手段における静止画面を表
示する時間を算出することができる。
【0052】さらに、全ての再生モードの変更におい
て、映像送出手段で映像の巻き戻しを行うのではなく、
高速再生に変更する場合など、映像の連続性よりも即答
性が要求される場合には、即座に変更後のモードでの再
生を行うような適応処理を行うことにより、より良好な
操作性を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る動画像伝送装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態において、再生モード
変更時の映像の状態を示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施形態において、VTRで巻
き戻しが終了した時点における映像の状態を示す説明図
である。
【図4】本発明の第1の実施の形態において、VTRか
ら巻き戻し終了後の映像がMPEG復号器に入力した時
点における映像の状態を示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における再生モード変
更時の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る動画像伝送装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る動画像伝送装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施形態における動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】従来の無線伝送装置の概略構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 VTR 2 MPEG符号化器 3 無線送受信機 4 無線伝送路 5 無線送受信機 6 MPEG復号器 7 リモコン 8 視聴者 11 DVD再生装置 12 MPEG符号化器 13 DVD再生装置 21 動画像再生装置 22 動画像符号化装置 23 無線送受信機 24 無線伝送路 25 無線送受信機 26 動画像復号装置 27 再生モード指示装置(リモコン) 28 視聴者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/32 H04N 7/137 Z Fターム(参考) 5C052 AA01 AC01 CC06 DD04 5C053 HA21 LA14 5C059 KK34 MA00 PP04 SS16 SS17 SS18 UA02 UA05 5D044 AB07 BC01 CC03 DE45 FG09 FG23 GK08 GK12 HL11 5D077 AA13 BA09 CA02 CB02 CB03 CB16 DC03 HA07 HD04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データを送出するための映像送出手
    段と、 前記映像データを受信するための映像受信手段と、 前記映像データを再生表示するための映像再生手段とを
    備えた動画像伝送装置であって、 再生モード変更の指示があった場合に、前記映像再生手
    段における表示を静止画面とし、前記映像送信手段が送
    信する映像データを前記静止画面と同位置まで戻すこと
    を特徴とする動画像伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記映像再生手段は、前記静止画面と同
    位置まで巻き戻された映像が入力されると、該巻き戻さ
    れた映像を表示することを特徴とする請求項1記載の動
    画像伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記映像再生手段における表示画像の時
    刻情報を前記映像送信手段に送信し、 前記映像送信手段は、該時刻情報に基づいて映像データ
    の戻し量を算出することを特徴とする請求項1または2
    記載の動画像伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記映像送出手段における時刻情報を前
    記映像再生手段に送信し、 前記映像送信手段は、該時刻情報に基づいて表示する映
    像を切り替えることを特徴とする請求項2または3記載
    の動画像伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記映像送出手段における前記静止画面
    と同位置までの戻し量を予め算出する機能を備えたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の動画像伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記映像再生手段に前記巻き戻された映
    像が入力されるまでの時間を予め算出する機能を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、5のうちのいずれか1
    項記載の動画像伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記再生モードの変更とは、通常再生、
    逆再生、静止、スロー再生、コマ送り再生、高速再生の
    各モード相互間における変更であることを特徴とする請
    求項1〜6のうちのいずれか1項記載の動画像伝送装
    置。
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JP2007043323A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Canon Inc サーバ装置及び制御方法
JP2007067673A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Canon Inc データ受信装置、データ送信装置及びデータ通信システム
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