JP2003209785A - 画像撮影装置、画像撮影方法及び画像撮影プログラム、並びに画像撮影システム - Google Patents

画像撮影装置、画像撮影方法及び画像撮影プログラム、並びに画像撮影システム

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JP2003209785A
JP2003209785A JP2002007946A JP2002007946A JP2003209785A JP 2003209785 A JP2003209785 A JP 2003209785A JP 2002007946 A JP2002007946 A JP 2002007946A JP 2002007946 A JP2002007946 A JP 2002007946A JP 2003209785 A JP2003209785 A JP 2003209785A
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JP2002007946A
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Tadanaka Ogaki
忠央 大垣
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者に面倒な作業をかけず、利用者が意識
しない間に地名に関するデータを受信し、容易に撮影し
た写真イメージに地名を印字する。 【解決手段】 カーナビゲーション装置からサーチさ
れ、さらに、駐車地点データの形式の問い合わせがあれ
ば、デジタルカメラ30は、メモリーカード50、もし
くは、フラッシュメモリ44に、地名検索データと文字
フォントがあるか否かをチェックする。もしも、地名検
索データと文字フォントがあるならば、カーナビゲーシ
ョン装置10に駐車地点データを緯度経度形式で送るよ
う応答する。例えば、緯度経度形式でデータを受信して
おけば、駐車場所から離れても撮影直前にデジタルカメ
ラのユーザインターフェースにより、利用者の欲する他
の地名データへ利用者自身が変更することにも対応でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体を撮影して
得た画像を記録媒体に記録する画像撮影装置、画像撮影
方法、及び被写体を撮影して得た画像を記録媒体に記録
する画像撮影装置によって実行される画像撮影プログラ
ムに関する。
【0002】また、本発明は、画像撮影装置の周辺にあ
って位置に関する地点データを無線信号によって画像撮
影装置に送信する外部装置と、被写体を撮影して得た画
像を記録媒体に記録するときに前記地点データに基づい
た付加情報を付加する画像撮影装置とからなる付加情報
付画像撮影システムに関する。
【0003】
【従来の技術】近年、デジタルカメラが広く使われるよ
うになったが、フィルムカメラのころから、撮影した写
真に日付が印字される機能は周知である。同様の機能と
して、撮影した地名を印字することは、グローバルポジ
ショニングシステム(Global Positioning System:G
PS)を搭載したカメラとして、特開平5−22429
0号公報や特開平8−313988号公報などにより提
案されている。
【0004】特開平5−224290号公報に開示され
ているカメラは、GPS衛星からの測位用電波を受信
し、それに基づいた位置情報をカメラの表示部に表示し
たり、記録媒体に写し込むものである。
【0005】また、特開平8−313988号公報に開
示されているカメラは、所定の地域毎に地名が記憶され
た複数の外部記憶媒体から、撮影場所に対応する外部記
憶媒体を選択し、この外部記憶媒体をカメラに装着し
て、GPS受信装置から出力された位置情報に対応する
地名を検索し、検索した地名を示す地名情報をフィルム
に記録するものである。
【0006】これらは、GPS受信装置を搭載している
ので、カメラ自体が大型化してしまったり、カメラ側の
処理が多く、高速なCPUを搭載する必要がある。ま
た、膨大な地名データベースをカメラ内の記録メディア
に持たなくてはならず、コストが高くなってしまう欠点
があった。
【0007】そこで、特開平11−142945号公報
のように、カーナビゲーションと連携して、簡単な構成
で、撮影動作に影響を及ぼすことなく、確実に撮影場所
の地名情報を記録するカメラが提案された。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特開平1
1−142945号公報にて開示されたカメラは、カー
ナビゲーションを、ケーブルを使用してつなぎ合わせる
ために、利用者に駐車してから面倒な作業を行わせる必
要がある。
【0009】また、カーナビゲーションからカメラに文
字コードを送り、文字コードをフィルムに記録する方式
が提案されているが、これでは、カメラ単独でフィルム
に地名を印字するためには、カメラに文字フォントを持
つ必要があり、カメラ側の負担が残る。
【0010】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
であり、利用者に面倒な作業をかけず、利用者が意識し
ない間に地名に関するデータを受信し、容易に撮影した
写真イメージに地名を印字することができる画像撮影装
置、画像撮影方法の提供を目的とする。
【0011】また、本発明は、画像撮影装置を用いる利
用者に面倒な作業をかけず、利用者が意識しない間に地
名に関するデータを受信し、容易に撮影した写真イメー
ジに地名を印字させる画像撮影プログラムの提供を目的
とする。
【0012】さらに、本発明は、画像撮影装置を用いる
利用者に面倒な作業をかけず、利用者が意識しない間に
地名に関するデータを受信し、容易に撮影した写真イメ
ージに地名を印字させる付加情報付画像撮影システムの
提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像撮影装
置は、前記課題を解決するために、被写体を撮影して得
た画像を記録する画像撮影装置において、周辺にある外
部装置の位置に関する地点データを無線信号で受信する
無線通信手段と、前記無線通信手段にて受信した地点デ
ータを地点データ記録媒体に記録する地点データ記録手
段と、前記地点データ記録手段にて前記地点データ記録
媒体に記録された地点データを読み出して前記画像に付
加する地点データ付加手段と、前記地点データ付加手段
によって地点データが付加された画像を画像記録媒体に
記録する画像記録手段とを備える。
【0014】この画像撮影装置は、無線通信手段にて外
部装置から受信した地点データを、地点データ記録手段
にて地点データ記録媒体に記録しておき、被写体を撮影
して得た画像に付加してから、画像記録手段により画像
記録媒体に記録する。
【0015】本発明に係る画像撮影方法は、前記課題を
解決するために、被写体を撮影して得た画像を記録する
ための画像撮影方法において、周辺にある外部装置の位
置に関する地点データを無線信号で受信する無線通信工
程と、前記無線通信工程にて受信した地点データを地点
データ記録媒体に記録する地点データ記録工程と、前記
地点データ記録工程によって地点データ記録媒体に記録
された地点データを読み出して前記画像に付加する地点
データ付加工程と、前記地点データ付加工程によって地
点データが付加された画像を画像記録媒体に記録する画
像記録工程とを備える。
【0016】この画像撮影方法は、周辺にある外部装置
の位置に関する地点データを無線通信工程にて受信し、
地点データ記録工程にて地点データ記録媒体に記録し、
地点データ付加工程が前記地点データ記録媒体から前記
地点データを読み出し、前記被写体を撮影して得た画像
に付加し、地点データの付加された画像を画像記録媒体
に記録する。
【0017】本発明に係る画像撮影プログラムは、前記
課題を解決するために、被写体を撮影して得た画像を記
録する画像撮影装置によって実行される画像撮影プログ
ラムにおいて、周辺にある外部装置の位置に関する地点
データを無線信号で受信する無線通信工程と、前記無線
通信工程にて受信した地点データを記録手段によって記
録媒体に記録する地点データ記録工程と、前記地点デー
タ記録工程によって記録媒体に記録された地点データを
読み出して前記画像に付加する地点データ付加工程と、
前記地点データ付加工程によって地点データが付加され
た画像を画像記録媒体に記録する画像記録工程とを備え
る。
【0018】この画像撮影プログラムを実行した画像撮
影装置は、周辺にある外部装置の位置に関する地点デー
タを受信し、地点データ記録媒体に記録する。そして、
被写体を撮影して得た画像に、地点データ記録媒体から
読み出した前記地点データを付加し、地点データが付加
された画像を記録媒体に記録する。
【0019】本発明に係る画像撮影システムは、前記課
題を解決するために、画像撮影装置の周辺にあって位置
に関する地点データを無線信号によって画像撮影装置に
送信する外部装置と、被写体を撮影して得た画像を記録
するときに前記地点データに基づいた付加情報を付加す
る画像撮影装置とからなる付加情報付画像撮影システム
において、前記外部装置は、現在位置を測位して測位情
報を得る現在位置測位手段と、前記現在位置測位手段で
得られた測位情報にしたがった地点データを前記画像撮
影装置に無線信号で送信する無線通信手段を備え、前記
画像撮影装置は、前記外部装置から送信されてきた前記
地点データを無線信号で受信する無線通信手段と、前記
無線通信手段にて受信した地点データを記録する地点デ
ータ記録手段と、前記地点データ記録手段に記録された
地点データを読み出して前記画像に付加する地点データ
付加手段と、前記地点データ付加手段によって地点デー
タが付加された前記画像を画像記録媒体に記録する画像
記録手段とを備えてなる。
【0020】この画像撮影システムにあって、前記外部
装置が、自動車に搭載されたナビゲーション装置である
とき、ナビゲーション装置は自動車の駐車状態を確認す
ると、周辺にある画像撮影装置をサーチし、見つかった
画像撮影装置に前記地点データを無線信号で送信する。
【0021】すると、画像撮影装置は、前記地点データ
を受信し、地点データ記録媒体に記録する。そして、被
写体を撮影して得た画像に、地点データ記録媒体から読
み出した前記地点データを付加し、地点データが付加さ
れた画像を画像記録媒体に記録する。
【0022】また、この画像撮影システムにあって、前
記外部装置が、携帯電話装置であるとき、携帯電話装置
は、測位情報に応じた地点データを基地局に接続された
位置情報サービスセンターから受け取って、前記画像撮
影装置に送信する。
【0023】すると、画像撮影装置は、前記地点データ
を受信し、地点データ記録媒体に記録する。そして、被
写体を撮影して得た画像に、地点データ記録媒体から読
み出した前記地点データを付加し、地点データが付加さ
れた画像を画像記録媒体に記録する。
【0024】したがって、ユーザは、後日、その写真が
どこで撮影されたものか容易に判断できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明のいくつかの実施の
形態について図面を参照しながら説明する。
【0026】第1の実施の形態は、図1に示すように、
被写体を撮影して得た画像を画像記録媒体に記録するデ
ジタルカメラ30と、デジタルカメラ30の周辺にあっ
て位置に関する地点データを無線信号によって送信する
ナビゲーション装置10よりなる画像撮影システム1で
ある。ナビゲーション装置10は、自動車3に搭載され
ている。もちろん、自動二輪車に搭載されていてもよ
い。
【0027】ナビゲーション装置10は、複数のGPS
衛星2からのGPS信号をGPSアンテナ10aにより
受信し、自動車3の現在位置を測定し、例えば緯度経度
に基づいた地点データを無線信号にてデジタルカメラ3
0に送信する。
【0028】デジタルカメラ30は、前記無線信号の地
点データを、無線通信部の無線アンテナ31で受信し、
地点データ記録媒体に記録する。そして、被写体を撮影
して得た画像のイメージに、前記地点データ記録媒体か
ら読み出した地点データを付加情報として付加し、地点
データが付加された画像を画像記録媒体に記録する。
【0029】次に、図2を参照しながらナビゲーション
装置10の構成について説明する。
【0030】ナビゲーション装置10は、ジャイロスコ
ープ(gyroscope)11や、グローバルポジショニング
システム(Global Positioning System:GPS)受信部
12を備え、CPU13を用いて正確な現在地を計算す
る機能を持っている。CPU13にて計算された現在位
置を基に、その周辺の地図データをCD−ROM、もし
くは、DVD−ROM14から読み出し、読み出した地
図データに基づいた地図と、現在位置を示すシンボルを
LCD表示部15を通じてLCD16に表示する。
【0031】また、電源コントロール部17には、自動
車のバッテリーから繋がっているバックアップと呼ばれ
る+12Vの電源ライン18と、グランドと呼ばれるアース
ライン19、さらに、エンジンをかけるとHIGH(+12V)
になり、エンジンが停止(OFF)されるとLOW(0V)にな
るアクセサリと呼ばれるライン20が繋がっている。こ
のアクセサリライン20のHIGH(+12V)又はLOW(0V)
を監視することにより、カーナビゲーション装置10
は、常に車が走行可能情報か駐車状態かを確認すること
ができる。
【0032】また、カーナビゲーション装置10は、後
述するように例えば10m程の近距離間でデータ通信が
できるローカル無線通信機能を持ち、特定のデータを通
信コントロール部21を経由し、ローカル無線通信部2
2のベースバンド処理部23で伝送波と混合し、RF部
14を通してローカル無線通信アンテナ25から送信す
る。ローカル無線通信部22は、ローカル無線通信機能
を有する他のデバイスからデータを受信することもでき
る。
【0033】ローカル無線機能による無線技術とは、例
えば、ダイレクト・シーケンス・スペクトル拡散(Direct
Sequence Spread Spectrum:DSSS)無線通信向けの
もの等のIEEE8O2.11規格に準拠する無線LAN(WLA
N)通信に採用されるのと同じ2.4GHzのISM(In
dustrial,Scientificand Medical)帯域を使用する無線
通信のことで、ブルートゥース(Bluetooth)と称されて
おり、一般的に10m以内の距離にある他のデバイスに
データを伝達するのに適している。
【0034】また、ナビゲーション装置10は、不揮発
性メモリ26を有し、オペレーティングシステム(O
S)や、このOSに続いて実行されるアプリケーション
ソフトを格納している。これらのプログラムは、CPU
13によってRAM27に取り出され、このRAM27
を作業領域として実行される。
【0035】次に、図3を用いてデジタルカメラ30の
構成について説明する。フォーカスコントロール部35
によってピント調整されたレンズ36を用いて撮影され
た被写体の画像は、CCD37により画像信号に変換さ
れ、撮影メモリ38にデジタル信号(画像データ)で記
録される。この被写体の画像(写真イメージ)は、LC
Dコントロール部39を経てLCD40に表示され、利
用者はこれを確認して、シャッター41を押す。
【0036】この他、デジタルカメラ30には、撮影し
た写真イメージを後述のメモリーカード50に記録、も
しくは、メモリーカード50に記録された写真イメージ
を読み出すための記録読出部45と、メモリーカードコ
ントロール部46がある。
【0037】メモリーカード50は、近年、デジタルカ
メラやノート型PC(パーソナルコンピュータ)の記憶
媒体として、盛んに採用されているメモリースティック
(登録商標)等のことで、内部には不揮発性のフラッシュ
メモリが搭載され、データを保持・読出することができ
る。
【0038】また、デジタルカメラ30は、カーナビゲ
ーション装置10に搭載されているのと同じローカル無
線通信機能を実現するローカル無線通信部31を持ち、
通信コントロール部43を通して、データの送受信を行
う。
【0039】さらに、デジタルカメラ30は、内部バス
を介して各部の動作を制御するCPU42を設ける。デ
ジタルカメラ30が例えばナビゲーション装置10に出
す要求信号は、CPU42から通信コントロール部43
を経由し、ローカル無線通信部31のベースバンド処理
部32で信号処理され、RF処理部33で伝送波にのせ
られ、ローカル無線通信アンテナ34からナビゲーショ
ン装置10に無線送信される。また、逆に、ナビゲーシ
ョン装置10から無線送信されてきた電波は、ローカル
無線通信アンテナ34で受信され、RF部33で信号抽
出され、ベースバンド信号処理部32で信号処理され、
通信コントロール部43経由でCPU42に伝えられ
る。
【0040】また、デジタルカメラ30は、フラッシュ
メモリ44を持つ。このフラッシュメモリ44は、通
常、CPU42を動作させるプログラムを格納してお
き、電源が入力されると自動的にプログラムが動き出す
よう構成されている。デジタルカメラが高級なモデルで
ある場合、このフラッシュメモリ44にはさまざまなデ
ータを格納しておく場合が考えられる。例えば、写真の
縁を飾るフレームデータや、文字表記のための文字フォ
ントデータが保存されている。
【0041】このデジタルカメラ30は、前記文字フォ
ントデータをメモリーカード50に保存していることも
ある。また、緯度経度に応じて参照される地点検索デー
タを、フラッシュメモリ44、もしくは、メモリーカー
ド50に保存することもある。
【0042】次に、前記画像撮影システム1を構成す
る、カーナビゲーション装置10にて行われる駐車地点
データの送信処理について図1〜図6を用いて詳細に説
明し、さらに図7を用いて前記駐車地点データの送信処
理の手順を説明する。
【0043】先ず、図1〜図6を用いてカーナビゲーシ
ョン装置10の動作を詳細に説明する。利用者が自動車
3を駐車し、キーのイグニッションをオフ(OFF)にす
ることにより、自動車3から供給されているアクセサリ
ライン20の電圧がLOWとなる。これにより、カーナビ
ゲーション装置10は自動車3が駐車されたことを確認
する。自動車3が駐車状態になったと判定したカーナビ
ゲーション装置10は、周辺にあるローカル無線通信機
能を持ったデジタルカメラ30をサーチする。
【0044】カーナビゲーション装置10は、デジタル
カメラ30が見つかった場合、そのデジカメラ30に駐
車地点データの形式を問い合わせる。これは、カーナビ
ゲーション装置10が、デジタルカメラ30の能力に応
じた駐車地点データを送信するために必要な処理であ
る。この画像撮影システム1では、緯度経度、地名文字
コード、地名フォントビットマップを、駐車地点データ
の具体例としている。図3に構成を示した、デジタルカ
メラ30が、内部のフラッシュメモリ44、もしくは、
メモリーカード50に地点検索データを所有していれ
ば、緯度経度を用いて地点名を検索することができる。
また、地名フォントデータを、フラッシュメモリ44、
もしくは、メモリーカード50に所有していれば、例え
ばシフトJISコードで記述された地名文字コードから地
点名を表現することができる。もし、地点検索データ
も、地名フォントデータも、フラッシュメモリ44、も
しくは、メモリーカード50に所有していないとき、デ
ジタルカメラ30は、地名フォントビットマップをナビ
ゲーション装置10から送信してもらって、地点名を表
現する。そこで、カーナビゲーション装置10はデジタ
ルカメラ30に駐車地点データの形式を問い合わせ、デ
ジタルカメラ30にとって最適な形式の駐車地点データ
を送信する。
【0045】デジタルカメラ30が要求した駐車地点デ
ータ形式が、緯度経度である場合、カーナビゲーション
装置10はXML(eXtensible Mark-up Language)言
語で記述された駐車位置の緯度経度を、ローカル無線通
信を利用してデジタルカメラ30に送信する。この緯度
経度データの例を図4に示す。この例では、データの書
式(<format>)タグ内に、データム(<datum>)タグで
示される測地系データと、ユニット(<unit>)タグで示
される緯度経度の単位を記述し、さらに、ポジション
(<pos>)タグ内に、緯度(<lat>)タグ、経度(<lon
>)タグを記述する。
【0046】デジタルカメラ30が要求した駐車地点デ
ータ形式が、地名文字コードである場合、カーナビゲー
ション装置10はシフトJISコードで記述された地名文
字コードデータを、ローカル無線通信部22を利用して
デジタルカメラ30に送信する。この地名文字コードデ
ータ(シフトJIS)の例を図5に示す。
【0047】デジタルカメラ30が要求した地名データ
形式が、地名文字フォントビットマップである場合、カ
ーナビゲーション装置10は地名文字をPC(パーソナ
ルコンピュータ)で使われるもっとも一般的な画像フォ
ーマット形式であるBitmap形式に変換し、ローカル無線
通信部22を利用してデジタルカメラ30に送信する。
この地名文字フォントビットマップの例「お台場海浜公
園」を図6に示す。
【0048】次に、図7を参照して、カーナビゲーショ
ン装置10による前記駐車地点データの送信処理の手順
を説明する。これは、CPU13が、不揮発性メモリ2
6に格納された駐車地点データ送信プログラムをRAM
27に読み込んで実行したときの手順である。
【0049】ステップS1にて、カーナビゲーション装
置10は、利用者が自動車3のキーのイグニッションを
OFFにし、エンジンをOFFにしたかを否かをチェックす
る。これは、電源コントロール部17に接続されたアク
セサリライン20の電圧がHIGH(12V)からLOW(0V)に
なったか、或いはHIGH(12V)のままであるかをチェッ
クしてなされる。もし、アクセサリライン20の電圧が
HIGH(12V)からLOW(0V)になったと判定すれば、ステ
ップS1ではエンジンOFFであると判断し、ステップS
2に進む。
【0050】ステップS2にて、カーナビゲーション装
置10は、約10m以内で、例えばブルートゥースのよ
うなローカル無線通信部を備え、駐車地点データを受信
できる機能を有しているデジタルカメラを探す。ブルー
トゥースは、一般的に10m以内の距離にある他のデバ
イスにデータを伝達するのに適しているので、サーチす
る範囲は10m以内である。
【0051】そして、ステップS3にてデジタルカメラ
が見つかった(YES)と判定したなら、ステップS4
に進んで、そのデジタルカメラに駐車地点データの形式
を問い合わせる。この問い合わせに対する、デジタルカ
メラからの応答を、以下のステップS5、ステップS
8、ステップS10にてチェックし、各応答結果に基づ
いて、ステップS6、ステップS7、ステップS9、又
はステップS11を実行する。もし、ステップS3にて
デジタルカメラが見つからなければこの駐車地点データ
の送信処理を終了する。
【0052】ステップS5において、デジタルカメラか
らの応答結果から、デジタルカメラにて処理できる駐車
地点データは緯度経度である(YES)と判定したな
ら、ステップS6に進み、駐車地点の緯度経度をデジタ
ルカメラに送信し、その後に処理を終了する。また、ス
テップS5において駐車地点データは緯度経度ではない
(NO)と判定したなら、ステップS7にて駐車地点の
地名を検索する。
【0053】そして、ステップS8において、デジタル
カメラからの応答結果から、デジタルカメラにて処理で
きる駐車地点データが地名文字コードである(YES)
と判定したなら、ステップS7にて既に検索した駐車地
点の地名を構成する地名文字コードをステップS9にて
デジタルカメラに送信し、その後に処理を終了する。ま
た、ステップS8において、デジタルカメラにて処理で
きる駐車地点データが地名文字コードではない(NO)
と判定したならステップS10に進む。
【0054】ステップS10において、デジタルカメラ
からの応答結果から、デジタルカメラにて処理できる駐
車地点データが地名フォントビットマップである(YE
S)と判定したなら、ステップS11にて既にステップ
S7にて検索した地名の文字を文字フォントビットマッ
プにしてデジタルカメラに送信し、その後に処理を終了
する。
【0055】次に、前記画像撮影システム1を構成す
る、デジタルカメラ30にて行われる駐車地点データの
受信処理、地名印字処理について図1、図3、図8を用
いて詳細に説明し、さらに図9を用いて前記駐車地点デ
ータの受信処理の手順を、また図10を用いて前記地名
印字処理の手順を説明する。
【0056】先ず、図1、図3、図8を用いてデジタル
カメラ30が駐車地点データを受信し、フラッシュメモ
リ44に書き込むまでの処理(前記駐車地点データの受
信処理)を詳細に説明する。
【0057】カーナビゲーション装置10からサーチさ
れ、さらに、駐車地点データの形式の問い合わせがあれ
ば、図3に構成を示した、デジタルカメラ30は、メモ
リーカード50、もしくは、フラッシュメモリ44に、
地名検索データと文字フォントがあるか否かをチェック
する。もしも、地名検索データと文字フォントがあるな
らば、カーナビゲーション装置10に駐車地点データを
緯度経度形式で送るよう応答する。緯度経度形式でデー
タを受信しておけば、駐車場所から離れても撮影直前に
デジタルカメラのユーザインターフェースにより、利用
者の欲する他の地名データへ利用者自身が変更すること
にも対応できる。
【0058】地名検索データの例を図8に示す。図8の
(A)には地名検索データのデータフォーマットを示
し、図8の(B)には地名検索データの実例を示し、図
8の(C)には地名種別の分類規定の具体例を示す。図
8の(B)の実例では、地名数“100”に続けて一つ
目のデータの具体例として、緯度“+35.57823”、経度
“+139.52342”、地名種別“1”、地名文字コード“東
京都品川区・・・”に相当するコード等が記述されてい
る。この具体例における地名種別“1”は図8の(C)
から住所であることが分かる。また、地名種別“2”は
施設名を示す。よって図8の(B)に示されている二つ
目のデータの具体例“お台場海浜公園”(地名文字コー
ドにて記述)は施設名であることが分かる。
【0059】もしも、デジタルカメラ30に地名検索デ
ータがなく文字フォントのみがある場合は、カーナビゲ
ーション装置10に駐車地点データを地名文字コード形
式で送るよう応答する。地名文字コード形式ならば、通
信データが少なく転送に要する時間も少なくすみ、さら
に、通信に費やされる消費電力を抑えることができる。
【0060】もしも、デジタルカメラ30に地名検索デ
ータも文字フォントもない場合は、カーナビゲーション
装置10に駐車位置データを地名文字フォントビットマ
ップ形式で送るよう返答する。
【0061】そして、指定して形式でデータを受信した
ならば、デジタルカメラ30は駐車地点データをフラッ
シュメモリ44に書き込む。
【0062】次に、図9を参照して、デジタルカメラ3
0にて行われる前記駐車地点データの受信処理の手順に
ついて説明する。これは、CPU42が、フラッシュメ
モリ44に格納された駐車地点データ受信プログラムを
実行したときの手順である。
【0063】ステップS21にて、デジタルカメラ10
が、カーナビゲーション装置10からサーチされている
(YES)と判定し、さらにステップS22にて駐車地
点データの形式の問い合わせがある(YES)と判定す
ると、ステップS23以降の処理を実行する。
【0064】先ず、デジタルカメラ30は、ステップS
23にて地名検索データと文字フォントの両方がメモリ
カード50もしくはフラッシュメモリ44にあるか否か
をチェックする。地名検索データと文字フォントの両方
がメモリカード50もしくはフラッシュメモリ44に有
る(YES)と判定すると、ステップS24にてカーナ
ビゲーション装置10に駐車地点データを緯度経度形式
で送るよう応答する。ステップS23にて地名検索デー
タと文字フォントの両方がメモリカード50もしくはフ
ラッシュメモリ44に無い(NO)と判定すると、ステ
ップS25にて文字フォントのみが有るか否かをチェッ
クする。このステップS25にて文字フォントがある
(YES)と判定すると、ステップS26に進んでカー
ナビゲーション装置10に駐車地点データを地名文字コ
ード形式で送るよう応答する。ステップS25にて文字
フォントが無い(NO)と判定すると、ステップS27
に進んでカーナビゲーション装置10に駐車地点データ
を地名文字フォントビットマップ形式で送るよう応答す
る。
【0065】そして、ステップS28にて、前記ステッ
プS24、ステップS26、又はステップS27で指定
したデータを受信したか否かをチェックし、受信した
(YES)ことを判定すれば、ステップS29にて受信
した駐車地点データをフラッシュメモリ44に記録す
る。
【0066】次に、図1、図3、図8を用いてデジタル
カメラ30の地名印字処理について詳細に説明する。
今、利用者がデジタルカメラ30を撮影スタンバイ状態
にし、被写体に向かってシャッター41を押したとす
る。すると、デジタルカメラ30は、フラッシュメモリ
44にカーナビゲーション装置30から受信した駐車地
点データがあるか否かをチェックする。
【0067】もしも、駐車地点データがあり、形式が緯
度経度ならば、その緯度経度を基にして、フラッシュメ
モリ44もしくは、メモリーカード50にある地名検索
データからその地点に最適な地名を探し出す。
【0068】以後の処理は、駐車地点デーが地名文字コ
ードの時と同様である。もしも、駐車地点データ形式が
地名文字コードならば、フラッシュメモリ44もしく
は、メモリーカード50にある文字フォントを使って、
地名文字コードをビットマップ形式の画像データに変換
する。
【0069】以後の処理は、駐車地点データが地名文字
フォントビットマップの時と同様である。もしも、駐車
地点データ形式が地名文字フォントビットマップなら
ば、地名文字フォントビットマップを撮影イメージに貼
り合わせる。
【0070】そして、デジタルカメラ30は地名を印字
した撮影イメージをメモリーカード50に記録する。
【0071】次に、図10を参照して、デジタルカメラ
30にて行われる地名印字処理の手順について説明す
る。これは、CPU42が、フラッシュメモリ44に格
納された地名印字プログラムを実行したときの手順であ
る。
【0072】ステップS31にて利用者の操作による撮
影スタンバイ状態を判定し、ステップS32にてシャッ
ター41が押されたのを判定すると、デジタルカメラ3
0はステップS33においてフラッシュメモリ44にカ
ーナビゲーション装置30から受信した駐車地点データ
があるか否かをチェックする。このステップS33にて
駐車地点データがある(YES)と判定すると、ステッ
プS34に進み、駐車地点データの形式をチェックす
る。駐車地点データが無い(NO)と判定すると後述す
るステップS38に進む。
【0073】ステップS34における駐車地点データの
形式チェックにより、フラッシュメモリ44にあるのが
緯度経度形式の駐車地点データであれば、ステップS3
5に進んで駐車地点データの緯度経度を基に地名検索デ
ータから地名文字コードをピックアップする。これは、
デジタルカメラ30が、メモリーカード50、もしく
は、フラッシュメモリ44に保存されている前記地名検
索データを参照し、その緯度経度から、地名種別と、地
名文字コードを取得することによりなされる。
【0074】そして、ステップS36にてメモリーカー
ド50、もしくは、フラッシュメモリ44に保存されて
いる、文字フォント中の前記地名文字コードに相当する
文字フォントを読み出すことによって、地名文字コード
を文字フォントビットマップ形式に変換する。続いて、
ステップS37にて前記文字フォントビットマップを撮
影イメージに貼り付け、最後にステップS38にて地名
を印字した撮影イメージをメモリーカード50に記録す
る。
【0075】もし、ステップS34における駐車地点デ
ータの形式チェックにより、フラッシュメモリ44にあ
るのが地名文字コードであれば、ステップS36に進ん
でメモリーカード50、もしくは、フラッシュメモリ4
4に保存されている、文字フォント中の前記地名文字コ
ードに相当する文字フォントを読み出すことによって、
地名文字コードを文字フォントビットマップ形式に変換
する。続いて、ステップS37にて前記文字フォントビ
ットマップを撮影イメージに貼り付け、最後にステップ
S38にて地名を印字した撮影イメージをメモリーカー
ド50に記録する。
【0076】もし、ステップS34における駐車地点デ
ータの形式チェックにより、フラッシュメモリ44にあ
るのが地名文字フォントビットマップであれば、ステッ
プS37に進んで、前記文字フォントビットマップを撮
影イメージに貼り付け、最後にステップS38にて地名
を印字した撮影イメージをメモリーカード50に記録す
る。
【0077】図11には、前記画像撮影システム1によ
り、地名が印字された写真の例を示す。デジタルカメラ
30によって被写体を撮影して得られた画像55には、
左下隅に“お台場海浜公園”という地名を表す文字が印
字されている。
【0078】このように、前記画像撮影システム1によ
れば、利用者に面倒な作業をかけず、利用者が意識しな
い間にデジタルカメラにて地名に関するデータを受信す
ることができる。デジタルカメラ30には、GPS受信
装置を搭載しないので、カメラ自体が大型化してしまう
こともなく、必ずしも、デジタルカメラ30に地名検索
データや文字フォントを必要としないで、容易に撮影し
た写真イメージに地名を印字することができる。
【0079】なお、上述の実施の形態では、駐車地点デ
ータを送信する装置の例を、カーナビゲーション装置で
ある例を述べたが、本発明はこれに限らず、車載のGP
Sレシーバ、緊急通報システムなどの機器でもよい。さ
らに、携帯電話装置や、パーソナルハンディホーンシス
テム(PHS)電話装置でもよい。
【0080】以下には、駐車地点データを送信する装置
を携帯電話装置とした、画像撮影システムを第2の実施
の形態として説明する。図12に示す、この画像撮影シ
ステム60は、携帯電話装置70に内蔵されたGPS受
信装置によって計算された緯度経度を位置情報サービス
センター110に送信し、位置情報サービスセンター1
10によって最新の位置情報データを作成させ、携帯電
話装置70にてその最新の位置情報データを得、さら
に、この位置情報データを携帯電話装置70からローカ
ル無線通信を使ってデジタルカメラ30に送信すること
により、デジタルカメラ30で撮影した撮影イメージに
地名・施設名データを印字する。
【0081】このように、デジタルカメラ30は、携帯
電話装置70を経由してきたビットマップデータを印字
する。この点は、ナビゲーション装置10を用いた前記
システム1とは異なる。つまり、この画像撮影システム
60において、デジタルカメラ30は、文字フォントを
必要とせず、簡単に撮影画像にビットマップを貼り付け
る、ことを利点としている。よって、位置情報サービス
センター110では、携帯電話装置70からの緯度経度
に応じて、地名文字コード形式の駐車地点データを生成
することはしない。また、デジタルカメラ30は、携帯
電話装置70から直接に緯度経度が送られてきても、地
名検索データを備えていないので、地名を表示すること
はできない。
【0082】携帯電話装置70は、音声通信とパケット
通信ができるように、ベースバンド処理部83からRF
部82、携帯電話アンテナ81を通して基地局62と無
線通信できる機能があり、通信の状況や操作に関する情
報を、LCDコントロール部74を通してLCD75に
表示する。また、携帯電話装置70は、前記ベースバン
ド処理部83からRF部82、携帯電話アンテナ81を
用いて、位置測定のために携帯電話基地局62から基地
局信号を受信する携帯電話信号測位処理部を構成してい
る。また、携帯電話装置70は、GPS衛星61からの
GPS信号を受信するGPS受信装置(以下、GPS部
と示す)も備える。GPSアンテナ91は前記GPS部
を構成し、また携帯電話アンテナ81は前記携帯電話信
号測位処理部を構成する。また、携帯電話装置70は、
前述したナビゲーション装置10や、デジタルカメラ3
0が備えたのと同様のローカル無線通信部も備えてお
り、ローカル無線通信アンテナ103は、そのローカル
無線通信部を構成している。図13には携帯電話装置の
ブロック図を示す。
【0083】携帯電話信号測位処理部80は、携帯電話
基地局62からの電波を携帯電話アンテナ81で受信
し、RF処理部82で信号抽出し、ベースバンド処理部
83で信号処理する。そして、処理された信号の位相差
を位置測定部84で測定することにより現在地の緯度経
度を求める。また、音声通信とパケット通信時に処理さ
れた、通信の状況や操作に関する情報を、LCDコント
ロール部74を通してLCD75に表示する。
【0084】GPS部90は、GPS衛星61からの電
波をGPSアンテナ91で受信し、RF処理部92で信
号抽出し、位置測定部93で信号処理し現在地の緯度経
度を求める。
【0085】ローカル無線通信部100は、周辺のデバ
イスとデータを送受信する。送信すべきデータは、通信
コントロール部104を通して、ローカル無線のベース
バンド処理部101で伝送波と混合され、RF部10
2、ローカル無線通信アンテナ103を通して、周辺の
デバイスに送信することができる。逆に、他のデバイス
からデータを受信することもできる。
【0086】携帯電話信号測位処理部80やGPS部9
0で計算された現在位置の緯度経度は、インターフェー
ス(I/F)部71を通して、CPU72に渡される。
【0087】CPU72に渡された現在地の緯度経度
は、ベースバンド処理部83で信号処理され、RF部8
2で伝送波に乗せられ、携帯電話アンテナ81から送信
される。
【0088】また、携帯電話装置70には、プログラム
ROM76も内蔵され、オペレーティングシステム(O
S)や、このOSに続いて実行されるアプリケーション
ソフト、具体的には現在位置を測定してから、位置情報
サービスセンター110に緯度経度を送信したりするプ
ログラムが格納されている。これらのプログラムは、C
PU72によりメモリー73に取り出されメモリー73
を作業領域として実行される。
【0089】また、携帯電話装置70は、CPU72に
バスを介して、位置情報ボタン77aを含めたキー入力
部77を接続している。キー入力部77は、通話すると
きに必要な10キーや、通話ボタン等の操作ボタン、画
面操作ボタン等を総称したものである。位置情報ボタン
77aは、利用者が現在位置に関する位置情報を取得し
たいときに押すための釦である。CPU72は位置情報
ボタン77aがユーザにより押されると、位置情報を取
得する処理を行う。
【0090】デジタルカメラ30の構成は、前記図3に
示した通りであるのでここでは説明を省略する。但し、
前述したように、前記システム1に用いたデジタルカメ
ラのように文字フォントを備えていない。
【0091】なお、デジタルカメラ30にて文字フォン
トを備えていれば、位置情報サービスセンター110に
て地名文字コードを生成させ、その地名文字コードを、
携帯電話装置経由で受け取り、地名を印字することがで
きる。
【0092】位置情報サービスセンター110は、図1
2に示すように、携帯電話基地局62と接続する加入者
処理装置111と、この加入者処理装置111と接続す
る加入者・課金情報データベース(DB)112と、同
じく加入者処理装置111と接続する位置情報供給装置
113と、この位置情報供給装置113と接続する位置
情報データベース(DB)114とを備えてなる。
【0093】加入者処理装置111は、携帯電話から携
帯電話基地局62を通してアクセスがあったときに、そ
の携帯電話装置が正規の加入者のものであることを加入
者・課金情報DB112を参照しながら判別する。
【0094】位置情報供給装置113は、図14に示す
ように、一般に広く使われているデータサーバ用のワー
クステーションコンピュータである。CPU122に、
内部バスを介して加入者処理装置I/F部121、HD
D123、ディスプレイコントロール部124、メモリ
126、データベース読出部127を接続している。加
入者処理装置1/F部121は、加入者処理装置111
とのI/Fである。ディスプレイコントロール部124
は、ディスプレイ125と接続している。DB読出部1
27は、位置情報DB114と接続している。
【0095】この位置情報供給装置113は、携帯電話
装置70とデータの送受信をすることが可能であり、携
帯電話装置70からの緯度経度に応じた、各地の住所や
施設名などのデータを位置情報DB114からDB読出
部127を通して読み出すことができる。
【0096】位置情報DB114は、図15に示すレコ
ードフォーマットに従った、位置に関するデータを格納
している。緯度経度のみならず、データ種別、範囲ポリ
ゴン、地名施設名文字列を含む。このうち、データ種別
は、図16で示すように、11:都道府県、12:市町
村、13:大字・・・に分類される10:行政界や、2
1:レストラン、22:ホテル、23:遊園地・・・に
分類される20:施設名や、31:交差点名、32:道
路名称・・・に分類される30:道路関連名称や、さら
に40:郵便番号、50:市外局番、60:駅・・・等
に規定される。また、範囲ポリゴンは、形状を表すため
の折れ線のことであり、ここでは図17に示すように、
その地名、もしくは、施設名が有効な範囲を示す、点(ポ
イント)と線によって与えられた多角形であり、そのデ
ータ列は基準点(ポリゴン基準点:N0)の緯度経度か
ら次の直近のポイント(N1)までの差分緯度、差分経
度、さらにN1から次のポイント(N2)までの差分緯
度、差分経度、さらにN2から次のポイント(N3)ま
での差分緯度、差分経度、・・・・によって表される。
図17においては、A市の有効範囲を示すポイントにつ
いて、前記ポリゴン基準点から始まって順次、次のポイ
ントまでの前記差分緯度、差分経度がデータ列となる。
図18には、範囲ポリゴンの書式を示す。ポリゴン基準
点の緯度経度を含め、それぞれN個の緯度、経度に関す
るデータ、すなわち、基準点と、各差分データが記述さ
れる。これら位置に関するデータを格納している位置情
報DB114は、常に最新のデータに更新される。
【0097】次に、図12に示した、画像撮影システム
60の動作を詳細に説明する。この動作は、携帯電話装
置70での位置情報取得処理と、位置情報サービスセン
ター110での位置情報生成送出処理と、携帯電話装置
70からデジタルカメラ30に地名・施設名を送信する
処理と、デジタルカメラ30での地名・施設名データの
受信処理と、デジタルカメラ30での地名・施設名印字
処理に分けることができる。
【0098】先ず、携帯電話装置70での位置情報取得
処理と、この位置情報取得処理と同時に進行する工程を
含む位置情報サービスセンター110での位置情報生成
送出処理について説明する。利用者が携帯電話装置70
を用いて現在地に関する位置情報を得たいため、位置情
報ボタン77aを押したとする。
【0099】位置情報ボタン77aが押されたことを認
識した携帯電話装置70は、携帯電話回線を利用して、
位置情報サービスセンター110にアクセスする。位置
情報サービスセンター110では、加入者・課金情報D
Bにある加入者情報を利用し、加入者処理装置111が
正規の携帯電話加入者からのアクセスであるか否かを確
認し、さらに位置情報サービスを受けることができる加
入者であるか否かを確認する。加入者処理装置111が
正規の携帯電話加入者からのアクセスであることを判定
し、さらに、位置情報サービスを受けることができる加
入者であること認証し、認証に問題がなければ、位置情
報サービスセンター110は、携帯電話装置70に認証
OKのコードを送信する。
【0100】位置情報サービスは、携帯電話加入者があ
らかじめ、例えば、月額100円程度の支払いを約束する
ことにより受けることができるサービスとし、この料金
には、携帯電話装置からデジタルカメラや携帯情報端末
(PDA)に位置情報を転送する権利に関する請求分も
含まれている。位置情報サービスセンター110から位
置情報サービスの認証OKのコードを受け取った携帯電
話装置70は、GPS部90で計算された現在地の緯度
経度を基に、位置情報サービスセンター110に送信す
る位置情報リクエストデータを作成する。
【0101】位置情報リクエストデータの例を図19に
示す。この位置情報リクエストデータは、XMLにより
記述され、利用者がどのような位置情報を欲しているの
かを示すリクエスト(<request>)タグと、利用者の現在
地を示す緯度経度(<pos>)タグと、緯度経度の測地系と
単位を示す書式(<format>)タグから構成される。図19
の例では、リクエストタグ(<request>)タグ内に、さら
に大字(おおあざ)と呼ばれる市区町村よりもさらに詳細
な住所を示すアドレス(<address>)タグと、現在地から
最も近い3箇所の施設名(<poi>)タグと、受け取りたい
位置情報が文字列(string)と文字フォントを利用した
ビットマップ(bitmap)形式画像であることを示してい
るデータ形式(<style>)タグがある。緯度経度(<pos>)タ
グは、緯度(<lat>)タグと、経度(<lon>)タグによっ
て緯度経度を示している。また、測地系と単位を示す書
式(<format>)タグは、データム(<datum>)タグで示さ
れる測地系データと、ユニット(<unit>)タグで示され
る緯度経度の単位を記述している。これらのデータ形式
は、あらかじめ利用看が携帯電話装置のユーザーインタ
ーフェースを利用して登録してある。
【0102】そして、携帯電話装置70は、作成した位
置情報リクエストデータを位置情報サービスセンター1
10に送信する。
【0103】位置情報サービスセンター110では、受
信した位置情報リクエストデータが正しい形式であるか
否かをチェックし、正しいと判定すると、位置情報リク
エストデータに書かれている緯度経度を基に、位置情報
DB114のデータを読出し、利用者の現在地に適し
た、かつ、利用者の欲する位置情報を検索し、位置情報デ
ータを作成する。位置情報DB114のレコードフォー
マットは、既に図15等を用いて説明した。
【0104】位置情報サービスセンター110が前記位
置情報リクエストデータを基に、位置情報DB114か
らデータを読み出し、検索して作成した位置情報データ
のXML部の具体例を図20に示す。位置情報リクエス
トデータに記述されてきた、リクエスト(<request>)タ
グ内の、大字レベルの住所に関するアドレス(<address
>)タグと現在地から最も近い3箇所の施設名(<poi>)タ
グにて求められたデータを生成している。すなわち、こ
の位置情報データは、利用者の現在地のアドレスを示す
アドレス(<address>)タグと、現在地から最も近い3箇
所の施設名を示す施設名(<poi>)タグによって表される
データである。アドレス(<address>)タグは、前記現在
地に関する大字(おおあざ)レベルの住所を文字列で示す
文字列(<string>)タグと、その文字列をビットマップ
データで示すビットマップ(<bitmap>)タグによるデー
タを含む。また、施設名(<poi>)タグは、利用者近辺の
3箇所の施設に関する施設名(<name>)タグ、その施設
までの直線距離を示す距離(<distance>)タグ、その施
設名の文字列ビットマップ(<bitmap>)タグによって、
リクエストデータの記述内容に従ったデータを構成して
いる。文字列を示すビットマップは、XML形式のデー
タ内に実データとして存在するわけではなく、文字列ビ
ットマップデータ名だけを例えば、“bitmap1”、“bit
map2”、“bitmap3”のように示し、実際のビットマッ
プデータは、図21に示すようにXML形式のデータ
(XML部)の後に、“bitmap1”に対応する例えば「お
台場海浜公園」、“bitmap2”に対応する例えば「○○
△×」、“bitmap3”に対応する例えば「△×○△」の
ように並ぶ。bitmap1”に対応する例えば「お台場海浜
公園」という文字列ビットマップの例を図22に示す。
【0105】位置情報サービスセンター110で作成さ
れた前記位置情報データは、携帯電話装置70に送信さ
れる。
【0106】前記位置情報データを受け取った携帯電話
装置70は、利用者が確認できるように、図23に示す
ようにLCD75に位置情報を表示する(位置情報表示
130)。この位置情報表示130では、現在位置情報
という、いわゆるタイトルに続けて、住所、直線距離を
併記した3つの周辺施設、緯度経度を表示する。また、
LCD75には、通信感度メータ131や、バッテリー
電圧残量メータ132も表示される。なお、携帯電話装
置70には、前述した携帯電話回線アンテナ81、GP
Sアンテナ91、ローカル無線通信アンテナ103の各
アンテナや、位置情報ボタン77aがそれぞれ所定の位
置に配設されている。さらに、位置情報ボタン77aの
隣には、後述する画面操作を行うための画面操作ボタン
140が配設されている。画面操作ボタン140は、い
わゆるジョグダイヤルボタンであり、利用者による回転
操作でカーソルを移動させ、利用者による押し込み操作
により選択決定を行わせる回転及び押し込み操作部であ
る。
【0107】次に、図24を用いて前記携帯電話装置7
0での位置情報取得処理の手順について説明する。これ
は、CPU72がプログラムROM76に格納された位
置情報取得プログラムにしたがった手順である。
【0108】ステップS41において、利用者により位
置情報ボタン77aが押されたか否かを確認し、押され
た(YES)と判定すると、携帯電話装置70はステッ
プS42に進んで位置情報サービスセンター110にア
クセスする。
【0109】アクセスされた位置情報サービスセンター
110では、このアクセスが携帯電話装置70の正規の
加入者からのアクセスであり、さらに、位置情報サービ
スを受けることができる加入者であることの認証に問題
がないことを判定した上で、携帯電話装置70に認証O
Kのコードを送信する。
【0110】この認証OKであるか否かはステップS4
3にて確認され、認証OKという結果が位置情報データ
サービスセンター110から送られてきたことを判定す
ると、携帯電話装置70は、ステップS44にてGPS
部90が算出した緯度経度から前述した位置情報リクエ
ストデータを作成する。もし、位置情報データサービス
センター110から認証OKが送られてこなければ、携
帯電話装置70は、位置情報取得処理を終了する。
【0111】ステップS44における位置情報リクエス
トデータの作成が終了すると、携帯電話装置70はステ
ップS45に進んで位置情報リクエストデータを位置情
報データサービスセンター110に送信する。
【0112】位置情報データサービスセンター110側
では、前記位置情報リクエストデータに基づいて前述し
たよに位置情報データを作成し、携帯電話装置70に送
信してくる。
【0113】携帯電話装置70は、ステップS46にて
位置情報データを受信したか否かを確認し、受信した
(YES)ことを判定したならば、ステップS47に進
んで、位置情報データをLCD75に前記図23に示し
たように表示する。
【0114】次に、図25を用いて位置情報サービスセ
ンター110での位置情報生成送出処理の手順について
説明する。これは、位置情報供給装置113のCPU1
22がHDD123等に格納された位置情報生成送出プ
ログラムにしたがった手順である。
【0115】先ず、ステップS51にて携帯電話装置7
0からアクセスがあったか否かを確認する。加入者処理
装置111が正規の携帯電話加入者からのアクセスであ
ることを判定すれば、ステップS52に進んで、位置情
報サービスを受けることができる携帯電話加入者である
か否かを認証する。このステップS52にて加入者処理
装置111が認証に問題が無いと判定すれば、ステップ
S53に進み、位置情報サービスセンター110は認証
OKという結果を携帯電話装置70に送信する。ステッ
プS52の認証チェックにて認証できない(NG)と判
定すれば、この位置情報生成送出プログラムを終了す
る。
【0116】ステップS53にて認証OKを携帯電話装
置70に送信した後、位置情報サービスセンター110
は、携帯電話装置70からの前記位置情報リクエストデ
ータの受信を待ち(ステップS54)、受信したときに
はステップS55に進んで、受信した位置情報リクエス
トデータが正しい形式であるか否かを確認する。ここ
で、位置情報リクエストデータが正しい形式であること
を判定すると、位置情報サービスセンター110の位置
情報供給装置113は、ステップS56に進んで、前記
位置情報リクエストデータ中の緯度経度を基に位置情報
DB114を検索する。つまり、利用者の現在地に適し
た、かつ、利用者の欲する位置情報を検索する。
【0117】そして、ステップS57にて前述したよう
に位置情報データを作成し、ステップS58にて位置情
報データを携帯電話装置70に送信する。
【0118】次に、携帯電話装置70からデジタルカメ
ラ30に地名・施設名を送信する処理について説明す
る。
【0119】利用者は図23に示す携帯電話装置70の
LCD75に位置情報表示130として表示された、位
置情報データを確認し、写真に印字するべき、その場所
に最適な地名・施設名を画面操作ボタン140を用い
て、図26に示すように選択する。例えば、図26の
(A)に示すように、画面操作ボタン140を回転させ
て所望の地名上にカーソル133を移動し、画面操作ボ
タン140を押し込むことによって「お台場海浜公園1
0m」を選択すると、LCD75には図26の(B)に
示すように「現在位置情報送信」という状態表示を行
い、その下に選択された「お台場海浜公園」という地名
と、緯度経度を表示し、カメラを探索中ですと表示する
(表示画面134)。
【0120】そして、携帯電話装置70は、ローカル無
線通信部100を通して、この地名・施設名を受信できる
デジタルカメラ30をサーチする。デジタルカメラ30
が見つかれば、地名・施設名のビットマップをデジタル
カメラ30にローカル無線通信部100を利用して送信
する。この携帯電話装置70からデジタルカメラ30に
地名・施設名を送信する処理の手順について図27を用
いて説明する。これは、CPU72がプログラムROM
76に格納された地名・施設名データ送信プログラムに
したがった手順である。
【0121】先ず、ステップS61にて利用者がデジタ
ルカメラに送信する地名を選択したか否かをチェック
し、地名を選択したと判定する(YES)と、ステップ
S62に進む。ステップS62において、携帯電話装置
70は、ローカル無線通信部100を通して、この地名
・施設名を受信できるデジタルカメラ30をサーチす
る。ステップS63にて、デジタルカメラをチェック
し、見つかる(YES)と、ステップS64に進んで、
利用者が選択した地名・施設名データ(ビットマップ)
をデジタルカメラ30に送信する。ステップS63にて
デジタルカメラが見つからなければ(NO)この処理を
終了する。
【0122】次に、デジタルカメラ30での地名・施設
名データの受信処理について説明する。ここでは、デジ
タルカメラ30が地名・施設名データを受信可能である
として説明を進める。先ず、携帯電話装置70からサー
チされたなら、携帯電話装置70に地名・施設名データ
が受信可能であることを返答する。そして、携帯電話装
置70から送られた地名・施設名データを受信したなら
ば、デジタルカメラのフラッシュメモリ44にその地名
・施設名データを記録する。
【0123】図28には、デジタルカメラ30での地名
・施設名データの受信処理の手順を示す。これは、CP
U42がフラッシュメモリ44、又はメモリーカード5
0に格納された地名・施設名データ受信プログラムにし
たがった手順である。
【0124】先ず、ステップS71にて携帯電話装置か
らサーチされているか否かを確認し、サーチされている
(YES)と判定すると、ステップS72に進んで、地
名・施設名データが受信可能であることを携帯電話装置
70に返答する。
【0125】そして、ステップS73にて地名・施設名
データを受信したか否かを確認し、受信した(YES)
と判定したのであれば、ステップS74に進んで受信し
た地名・施設名データをフラッシュメモリ44に記録す
る。
【0126】なお、前述したように、地名・施設名デー
タがビットマップであるのは、デジタルカメラに文字フ
ォントを必要とせず、簡単に撮影画像に貼りつけること
ができるからである。
【0127】次に、デジタルカメラ30での地名・施設
名印字処理について説明する。利用者がデジタルカメラ
30を撮影スタンバイ状態にし、被写体に向かってシャ
ッター41を押したとき、デジタルカメラ30は、フラ
ッシュメモリ44に地名・施設名データがあるか否かを
チェックする。もしも、地名・施設名データがあるなら
ば、地名・施設名のビットマップを撮影イメージに貼り合
わせ、撮影イメージをメモリーカード50に記録する。
【0128】図29には、デジタルカメラ30での地名
・施設名印字処理の手順を示す。これは、CPU42が
フラッシュメモリ44、又はメモリーカード50に格納
された地名・施設名印字プログラムにしたがった手順で
ある。
【0129】先ず、ステップS81にて利用者により撮
影スタンバイ状態にされたか否かを確認し、撮影スタン
バイ状態にされた(YES)のであれば、ステップS8
2に進んで、シャッター41の押下を待つ。
【0130】そして、ステップS82にてシャッターが
押された(YES)のを判定したならば、ステップS8
3に進んで、フラッシュメモリ44に地名・施設名デー
タがあるか否かをチェックする。ここで、フラッシュメ
モリ44に地名・施設名データがある(YES)と判定
すると、ステップS84に進んで地名・施設名のビット
マップを撮影イメージに貼り合わせ、さらにステップS
85に進んで撮影イメージをメモリーカード50に記録
する。もし、ステップS83にて、フラッシュメモリ4
4に地名・施設名データが無いと判定したのなら、ステ
ップS84を飛ばしてステップS85に進み、撮影イメ
ージのみをメモリーカード50に記録する。
【0131】以上に説明した画像撮影システム60によ
れば、図11に示したのと同様な、地名が印字された写
真を得ることができる。すなわち、デジタルカメラ30
によって被写体を撮影して得られた画像55には、左下
隅に“お台場海浜公園”という地名を表す文字が印字さ
れている。
【0132】このように、前記画像撮影システム60に
よれば、利用者に面倒な作業をかけず、利用者が意識し
ない間にデジタルカメラ30にて地名に関するデータを
受信することができる。デジタルカメラ30には、GP
S受信装置を搭載しないので、カメラ自体が大型化して
しまうこともなく、デジタルカメラ30に地名検索デー
タや文字フォントを必要としないで、容易に撮影した写
真イメージに地名を印字することができる。
【0133】なお、上述の画像撮影システム60では現
在地を測位するのに、GPS方式、携帯電話測位情報方
式、あるいはGPS信号と携帯電話基地局からの電波の
両方を使用するGPSOne測位方式を用いる例を述べた
が、本発明はこれに限らず、GPSの衛星軌道データを
もらって測位計算するアシストGPS方式、測位誤差を
キャンセルできるデータを受け取るディファレンシャル
GPS方式、GPSの信号処理をセンターサーバーで行
うスナップトラップ方式、PHSの基地局電波測位方
式、テレビやラジオなどの短波、長波の電波測位方式
や、ジャイロやコンパス、マップマッチングなどの測位
方式を用いてもよい。
【0134】また、前述の画像撮影システム1及び60
では、地名・施設名データを送受信するローカル無線通
信方式に、ブルートゥース(Bluetooth)と称される2.4GH
z帯域を使用する無線通信であると述べたが、本発明は
これに限らず、5GHz帯域のIEEE8O2.11通信、携帯電話
やコードレス電話で使用されている無線通信方式、FM
変調方式の無線通信、赤外線通信方式でもよい。
【0135】また、前述の実施例においては、メモリー
カード50をメモリスティック(登録商標)とする例を述
べたが、本発明はこれに限らず、他の名称で呼ばれてい
るような半導俸メモリーカードや、ハードディスク、フ
レキシブルディスクなどの磁気記録方式や、CD‐Rや
ミニディスクなどの光ディスク方式でもよい。
【0136】また、前述の実施例において、地名・施設
名データを受信する機器をデジタルカメラである例を述
べたが、本発明はこれに限らず、CCDカメラ搭載のパ
ーソナルコンピュータPCや携帯端末装置(PDA)、
ビデオカメラ、フィルム写真機などの撮影機器でもよ
い。
【0137】また、前述の実施例において、位置情報リ
クエストデータと位置情報データにXMLを使用すると
述べたが、本発明はこれに限らず、バイナリデータ形
式、ASCII文字形式、HTML(HyperText Markup Langu
age)形式、WAP(Wireless Application Protocol)形
式、PostScript(米Adobe社によって開発されたページ記
述言語)、JAVA(登録商標)スクリプト(米Sun Microsyste
ms社が開発したプログラム開発用の言語)でもよい。
【0138】また、前述の実施例において、デジタルカ
メラに送信する地名・施設名データがPCで使わられる
最も一般的な画像フォーマット形式であるビットマップ
を使用すると述べたが、本発明はこれに限らず、“JP
EG”(Joint Photograph Experts Group)、“PNG”
(Portable Network Graphics)、“GIF”(GRAPHICSIN
TERCHANGE FORMAT)などの画像圧縮方式でも良い。
【0139】
【発明の効果】本発明に係る画像撮影装置は、無線通信
手段にて外部装置から受信した地点データを、地点デー
タ記録手段にて地点データ記録媒体に記録しておき、被
写体を撮影して得た画像に付加するので、利用者に面倒
な作業をかけず、利用者が意識しない間に、地名を容易
に撮影した写真イメージに印字する。したがって、利用
者は、後日、その写真がどこで撮影されたものか容易に
判断できる。
【0140】本発明に係る画像撮影方法は、周辺にある
外部装置の位置に関する地点データを無線通信工程にて
受信し、地点データ記録工程にて地点データ記録媒体に
記録し、地点データ付加工程が前記地点データ記録媒体
から前記地点データを読み出し、前記被写体を撮影して
得た画像に付加するので、利用者に面倒な作業をかけ
ず、利用者が意識しない間に、地名を容易に撮影した写
真イメージに印字する。したがって、利用者は、後日、
その写真がどこで撮影されたものか容易に判断できる。
【0141】本発明に係る画像撮影プログラムを実行し
た画像撮影装置は、周辺にある外部装置の位置に関する
地点データを受信し、地点データ記録媒体に記録する。
そして、被写体を撮影して得た画像に、地点データ記録
媒体から読み出した前記地点データを付加するので、利
用者に面倒な作業をかけず、利用者が意識しない間に、
地名を容易に撮影した写真イメージに印字する。したが
って、利用者は、後日、その写真がどこで撮影されたも
のか容易に判断できる。
【0142】本発明に係る画像撮影システムにあって、
外部装置が自動車に搭載されたナビゲーション装置であ
るとき、ナビゲーション装置は自動車の駐車状態を確認
すると、周辺にある画像撮影装置をサーチし、見つかっ
た画像撮影装置に地点データを無線信号で送信するの
で、画像撮影装置は、その地点データを受信し、被写体
を撮影して得た画像に付加する。このため、この画像撮
影システムでは、利用者に面倒な作業をかけず、利用者
が意識しない間に、地名を容易に撮影した写真イメージ
に印字する。したがって、利用者は、後日、その写真が
どこで撮影されたものか容易に判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の画像撮影システム1の全体
図である。
【図2】前記画像撮影システム1を構成するナビゲーシ
ョン装置のブロック図である。
【図3】前記画像撮影システム1を構成するデジタルカ
メラのブロック図である。
【図4】駐車地点の緯度経度データの例を示す図であ
る。
【図5】駐車地点の文字コードを示す図である。
【図6】駐車地点の文字フォントビットマップを示す図
である。
【図7】カーナビゲーション装置から駐車地点データを
デジタルカメラに送信する処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図8】地名検索データのデータフォーマット、実例、
地名種別の分類規定を示す図である。
【図9】デジタルカメラでの駐車地点データの受信処理
の手順を示すフローチャートである。
【図10】デジタルカメラでの地名印字処理の手順を示
すフローチャートである。
【図11】デジタルカメラにより地名が印字された写真
の例を示す図である。
【図12】第2の実施の形態の画像撮影システム60の
全体図である。
【図13】前記画像撮影システム60を構成する携帯電
話装置のブロック図である。
【図14】前記画像撮影システム60を構成する位置情
報サービスセンター内の位置情報供給装置のブロック図
である。
【図15】位置情報データベースのレコードフォーマッ
ト図である。
【図16】データ種別の規定を示す図である。
【図17】範囲ポリゴンの例を示す図である。
【図18】範囲ポリゴンの書式を示す図である。
【図19】位置情報リクエストデータの例を示す図であ
る。
【図20】位置情報データの例を示す図である。
【図21】位置情報データの構成を示す図である。
【図22】ビットマップによる地名・施設名の例を示す
図である。
【図23】携帯電話装置のLCD上の位置情報表示例を
示す図である。
【図24】携帯電話装置の位置情報取得処理の手順を示
すフローチャートである。
【図25】位置情報サービスセンターでの位置情報送出
処理の手順を示すフローチャートである。
【図26】携帯電話装置にて行われるデジタルカメラに
送信すべき地名の選択処理の手順を示すフローチャート
である。
【図27】携帯電話装置からデジタルカメラに地名・施
設名データを送信する処理の手順を示すフローチャート
である。
【図28】デジタルカメラにおける地名・施設名データ
の受信処理の手順を示すフローチャートである。
【図29】デジタルカメラにおける地名・施設名データ
の印字処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像撮影システム、10 ナビゲーション装置、1
2 GPS受信部、13 CPU、17 電源コントロ
ール部、20 アクセサリーライン、22 ローカル無
線通信部、30 デジタルカメラ、31 ローカル無線
通信部、42CPU、44 フラッシュメモリ、50
メモリーカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 5/91 J Z Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AC02 AC06 AC09 AC13 AC20 5C022 AA13 AC69 5C053 FA08 FA23 FA27 FA29 JA16 KA01 KA24 LA01 LA14 5H180 AA01 BB05 CC04 CC12 FF05 FF13 FF22 FF27 FF33 FF40

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影して得た画像を記録する画
    像撮影装置において、 周辺にある外部装置から送信されてくる位置に関する地
    点データを無線信号で受信する無線通信手段と、 前記無線通信手段にて受信した地点データを地点データ
    記録媒体に記録する地点データ記録手段と、 前記地点データ記録手段にて前記地点データ記録媒体に
    記録された地点データを読み出して前記画像に付加する
    地点データ付加手段と、 前記地点データ付加手段によって地点データが付加され
    た画像を画像記録媒体に記録する画像記録手段とを備え
    ることを特徴とする画像撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記無線通信手段が受信する地点データ
    は、前記外部装置の位置の緯度経度、地名文字コード又
    は地名文字フォントであることを特徴とする請求項1記
    載の画像撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記外部装置からの問い合わせに応答し
    て前記地点データのいずれか一つを前記無線通信手段に
    より受信することを特徴とする請求項2記載の画像撮影
    装置。
  4. 【請求項4】 被写体を撮影して得た画像を記録するた
    めの画像撮影方法において、 周辺にある外部装置の位置に関する地点データを無線信
    号で受信する無線通信工程と、 前記無線通信工程にて受信した地点データを地点データ
    記録媒体に記録する地点データ記録工程と、 前記地点データ記録工程によって地点データ記録媒体に
    記録された地点データを読み出して前記画像に付加する
    地点データ付加工程と、 前記地点データ付加工程によって地点データが付加され
    た画像を画像記録媒体に記録する画像記録工程とを備え
    ることを特徴とする画像撮影方法。
  5. 【請求項5】 前記無線通信工程が受信する地点データ
    は、前記外部装置の位置の緯度経度、地名文字コード又
    は地名文字フォントであることを特徴とする請求項4記
    載の画像撮影方法。
  6. 【請求項6】 前記外部装置からの問い合わせに応答し
    て前記地点データのいずれか一つを前記無線通信工程に
    より受信することを特徴とする請求項5記載の画像撮影
    方法。
  7. 【請求項7】 被写体を撮影して得た画像を記録媒体に
    記録する画像撮影装置によって実行される画像撮影プロ
    グラムにおいて、 周辺にある外部装置の位置に関する地点データを無線信
    号で受信する無線通信工程と、 前記無線通信工程にて受信した地点データを記録手段に
    よって記録媒体に記録する地点データ記録工程と、 前記地点データ記録工程によって記録媒体に記録された
    地点データを読み出して前記画像に付加する地点データ
    付加工程と、 前記地点データ付加工程によって地点データが付加され
    た画像を画像記録媒体に記録する画像記録工程とを備え
    ることを特徴とする画像撮影プログラム。
  8. 【請求項8】 被写体を撮影して得た画像を記録する画
    像撮影装置と、画像撮影装置の周辺にあって位置に関す
    る地点データを無線信号によって送信する外部装置とか
    らなる画像撮影システムにおいて、 前記外部装置は、 現在位置を測位して測位情報を得る現在位置測位手段
    と、前記現在位置測位手段で得られた測位情報にしたが
    った地点データを前記画像撮影装置に無線信号で送信す
    る無線通信手段を備え、 前記画像撮影装置は、 前記外部装置から送信されてきた前記地点データを無線
    信号で受信する無線通信手段と、前記無線通信手段にて
    受信した地点データを記録する地点データ記録手段と、
    前記地点データ記録手段に記録された地点データを読み
    出して前記画像に付加する地点データ付加手段と、前記
    地点データ付加手段によって地点データが付加された前
    記画像を画像記録媒体に記録する画像記録手段とを備え
    てなることを特徴とする画像撮影システム。
  9. 【請求項9】 前記外部装置は、自動車に搭載されたナ
    ビゲーション装置であり、自動車の駐車状態を確認する
    と、周辺にある画像撮影装置をサーチし、見つかった画
    像撮影装置に前記地点データを無線信号で送信すること
    を特徴とする請求項8記載の画像撮影システム。
  10. 【請求項10】 前記画像撮影装置の前記無線通信手段
    が受信する地点データは、前記外部装置の位置の緯度経
    度、地名文字コード又は地名文字フォントであることを
    特徴とする請求項9記載の画像撮影システム。
  11. 【請求項11】 前記画像撮影装置は、前記外部装置か
    らの問い合わせに応答して前記地点データのいずれか一
    つを前記無線通信手段により受信することを特徴とする
    請求項10記載の画像撮影システム。
  12. 【請求項12】 前記外部装置は、携帯電話装置であ
    り、測位情報に応じた地点データを基地局に接続された
    位置情報サービスセンターから受け取って、前記画像撮
    影装置に送信することを特徴とする請求項8記載の画像
    撮影システム。
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