JP2003208769A - ディスクドライブサスペンション用のマイクロアクチュエータ - Google Patents

ディスクドライブサスペンション用のマイクロアクチュエータ

Info

Publication number
JP2003208769A
JP2003208769A JP2002214709A JP2002214709A JP2003208769A JP 2003208769 A JP2003208769 A JP 2003208769A JP 2002214709 A JP2002214709 A JP 2002214709A JP 2002214709 A JP2002214709 A JP 2002214709A JP 2003208769 A JP2003208769 A JP 2003208769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microactuator
slider
extension
electrode
flexure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002214709A
Other languages
English (en)
Inventor
Shixin Chen
シンキン・チェン
Yi Lu
イー・ルー
Jianqiang Mou
ジャンキアン・ムー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Data Storage Institute
Original Assignee
Data Storage Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Data Storage Institute filed Critical Data Storage Institute
Publication of JP2003208769A publication Critical patent/JP2003208769A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 良好な寸法精度および安定性を有し、且つウ
ェハの段階で大量に製造することができる、静電マイク
ロアクチュエータを提供する。 【解決手段】 マイクロアクチュエータは、ディスクド
ライブにおけるヘッド位置決めシステムのフレクシャへ
の取り付けを行うための第1の(静止)部材(22)
と、スライダを取り付けることができる第2の(可動)
部材(24)とを含み、第2の部材は第1の部材を支点
に回転するように第1の部材に結合される(42、4
4)。第1の部材および第2の部材は延長帯片(30、
32)を含み、それらの帯片がかみ合わされてくし型電
極が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクドライブ
ヘッドの位置決めシステムにおけるスライダ用のマイク
ロアクチュエータに関する。本発明は、また、マイクロ
アクチュエータおよびスライダ組立体に関する。特に、
本発明のマイクロアクチュエータは、静電的に操作可能
なマイクロアクチュエータである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク上でデータトラックを半径
方向に位置決めする方法は、ディスクにおけるデータの
記憶容量を増加させる上で、益々利用されなくなってい
る。このため、例えば、アクチュエータサスペンション
アームを操作する公知のボイスコイルモータによって、
スライダの読み出し/書き込みトランデューサヘッドを
大まかに位置決めした後に、そのヘッドをトラック上に
正確に位置決めすることを可能にするマイクロアクチュ
エータの開発が促進されることになった。スライダは、
通常はそのようなサスペンションアームの端におけるフ
レクシャ(ジンバルとも呼ばれる)に搭載されることが
一般的である。
【0003】マイクロアクチュエータは、スライダの読
み出し/書き込みヘッドを迅速且つ正確に位置決めする
ことができる必要がある。また、マイクロアクチュエー
タは、サスペンションアームの共振特性に対する悪影響
を最小限に抑えるために軽量であることも必要であり、
さらに、ディスク同士が近接し得るようにするために比
較的薄いものであることも必要である。商業的価値を有
するものであるためには、マイクロアクチュエータは信
頼性が高く、且つ効率的に製造することができるもので
ある必要がある。そのような商業的有意性には、一般的
に、ミクロン単位で計測されるマイクロアクチュエータ
の寸法上の精密さを確実にするような大量生産製造技術
が求められる。また、マイクロアクチュエータが、例え
ばハードディスクドライブ(HDD)システムで求めら
れるような出来る限り広範な温度範囲において、その寸
法上の精密度およびその結果による位置決めの高度な正
確さを保持することも必要となる。
【0004】静電気による公知のマイクロアクチュエー
タは、ポリシリコンまたはニッケルベースの金属から製
作されてきた。しかし、これらの材料を用いて製作され
るマイクロ構造は、大規模(大量)生産された場合には
問題を生じる。それらの問題には、寸法の不均一性、材
料の残留応力、パーツ間の不適合を引き起こす材料の熱
膨張、そして低い再現性がある。従って、上述の問題を
解消するような、大量生産に適したマイクロアクチュエ
ータの構造、特に静電マイクロアクチュエータの構造を
提供する必要がある。
【0005】静電マイクロアクチュエータは、例えば、
Long−Sheng Fanらによる米国特許第5,
995,334号に見られるように、公知のものであ
る。大量生産はこの既存の特許が取り組む問題ではある
が、提供された解決法は、マイクロアクチュエータへの
従来型の配線を、リトグラフ技術およびステンシルめっ
きを用いて形成される超微細配線に置き換えることに関
するものである。この特許は、本発明において以下の本
文に開示されるような大量生産が可能なマイクロアクチ
ュエータに関するものではない。
【0006】Z−E Boutaghouらによる米国
特許第5,898,541号は、スライダのトランスデ
ューサヘッドを製造する際に用いられる従来型の薄膜技
術を利用してウェハ段階で製造されるマイクロアクチュ
エータに関する。しかし、このマイクロアクチュエータ
は圧電マイクロアクチュエータであって、静電マイクロ
アクチュエータではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、良好
な寸法精度および安定性を有し且つウェハの段階で大量
に製造することができる静電マイクロアクチュエータを
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、本発明はディス
クドライブにおけるスライダのためのマイクロアクチュ
エータを提供し、ディスクドライブにおけるヘッド位置
決めシステムのフレクシャに対して取り付けを行うため
の第1の部材と、スライダを取り付けることができる第
2の部材とを有するマイクロアクチュエータであって、
第1の部材と第2の部材とが相対的に動かされることが
可能な状態で互いに結合され、各部材は、第2の部材を
第1の部材に対して動かすための静電気力を提供するた
めの電極を形成する部分を有し、第1の部材および第2
の部材が単一結晶シリコンウェハから形成されるマイク
ロアクチュエータを提供する。
【0009】第1の部材は、使用に際し、フレクシャに
対して静止状態にとどまるため静止部材と言ってもよ
く、また第2の部材は、使用に際し、静止部材に対して
移動するため可動部材と言ってもよい。
【0010】単一結晶シリコンウェハからマイクロアク
チュエータを製造する場合、寄生容量が非常に低く、機
械的もしくは熱的クリープ、或いはマイクロアクチュエ
ータの静止部材と可動部材とが別々に製作された場合
に、それら静止部材と可動部材とが不適合となり得る問
題が実質的にまったくないマイクロアクチュエータがで
きる。同時に、単一結晶シリコンウェハからそのような
マイクロアクチュエータを多量に形成することにより効
率的な大量生産が可能となる。
【0011】従って、単一結晶シリコンウェハの上部表
面をエッチングすることにより、静電マイクロアクチュ
エータを形成することができる。以下により詳細に示さ
れるように、単一結晶シリコンウェハにマイクロアクチ
ュエータを形成するために、発達したエピマイクロ機械
加工技術が用いられる。
【0012】好ましくは、マイクロアクチュエータの第
1の(すなわち、静止)部材は表面に形成される複数の
小さいパッドを含み、そのパッドを介してマイクロアク
チュエータをヘッド位置決めシステムのフレクシャに接
合することができる。そのようなパッドはエピマイクロ
機械加工技術によって形成することができる。或いは、
同じ目的のため、フレクシャに複数のパッドを形成する
こともできる。そのようなパッドを介してマイクロアク
チュエータをサスペンションのフレクシャに固定するた
めに、フリップチップまたは溶融接合などの接合技術を
用いることができる。
【0013】好ましくは、マイクロアクチュエータの第
2のすなわち可動部材は、マイクロアクチュエータの第
1の静止部材が形成される面(例えば、上部表面)とは
反対の表面(例えば、下部表面)に形成されるスロット
を含む。このスロットによって、例えばスライダをスロ
ット内に接合することにより、スライダがマイクロアク
チュエータの第2のすなわち可動部材に取り付けられ
る。スロットは、ウェハ段階での製造中にエッチングに
より形成することができる。従って、本発明はマイクロ
アクチュエータおよびスライダの組立体を提供する。
【0014】好ましくは、静電気力を提供するための電
極を形成する第1の部材および第2の部材における部分
は、交互にかみ合わせられた第1の部材と第2の部材か
ら延びる延長部分または帯片である。これらの延びた部
分の互いに隣接する片は、横への延長部を含み、それが
くし型電極となり、それにより、容量型くし型駆動電極
配列を作り出す。これらの延長部分または帯片は、第1
の部材と第2の部材との結合部に対して半径方向に伸長
するか、または直行する方向に結合部から直線的に伸長
することができ、この場合、マイクロアクチュエータの
第1の(静止)部材は、平面図上では「ギリシャ十字」
の形状をした本体部分を有することになる。本体部分お
よび延長部分の電極部分または帯片を、エッチング技術
を用いて単一結晶シリコンウェハから形成することがで
きる限りにおいては、マイクロアクチュエータの第1の
部材が他の形状を有することも可能である。かみ合わせ
られた部分が事実上容量型電極となる。
【0015】好ましくは、本発明のマイクロアクチュエ
ータを微粒子汚染から保護するため、キャップまたは埃
よけの形態の手段が提供される。そのようなキャップや
埃よけは別々に製作され、前記の接合パッドが伸長でき
る穴を複数含む。
【0016】発明のより良い理解のため、さらには発明
をいかにして実行できるかを示すため、添付図面を参照
して限定的でない例示目的にのみ発明の好適な実施形態
が説明される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1および2を参照すると、ハー
ドディスクドライブのディスク10上にヘッドを位置決
めするための2段階駆動システムは、ボイスコイルモー
タなどのモータ(図示せず)によってディスク10上に
大まかに位置決めされることが可能なサスペンションア
ーム12を含む。サスペンションアーム12は、静電気
マイクロアクチュエータ16およびスライダ18の組立
体が取り付けられるフレクシャ14を保持する。スライ
ダ18は読み出し/書き込みヘッド要素20を含み、マ
イクロアクチュエータ16は、読み出し/書き込みヘッ
ド要素20をディスク10の磁気トラック上に正確に位
置決めすることができるように、スライダ18を最終的
に動かすよう駆動可能である。従って、2段階駆動シス
テムの第1の段階はモータによるサスペンションアーム
12の駆動を含み、第2の段階はマイクロアクチュエー
タ16によって達成される微調整を含む。
【0018】マイクロアクチュエータ16(図3および
4を参照)は、フレクシャ14への取り付けを行うため
の第1のすなわち静止部材22と、スライダ18を取り
付けることができる第2のすなわち可動部材24とを含
む。第1の部材22と第2の部材24とは、第2の部材
24が第1の部材22に対して動くことができるような
状態で、結合部26において結合される。静止部材22
は平面図上で「ギリシャ十字」の形状を示す本体部分2
8を有し、そこから延長部分30が伸びて(指のような
状態で)、くし型電極を形成する。可動部材24もま
た、相対する端34から内側に向かって伸長する延長部
分32を有するように形成され、延長部分32がくし型
電極を形成する。静止部材22の延長部分30は可動部
材24の延長部分32とかみ合わされ、さらに、容量型
くし型駆動電極配列が提供されるように延長部分30お
よび32のくし型電極もかみ合わされる。
【0019】可動部材24の相対する端34上には2対
の電気接続パッド36および38が形成され、可動部材
24の電極すなわち延長部分32に接続される(以下に
示されるとおり)。接続は、静止部材22の電極と接続
パッドのうちの1対、例えば36との間に電圧が加えら
れた場合に、延長部分30および32のそれぞれのくし
型電極間において静電気による電気的引力が発生し、そ
れに起因して可動部材24が結合部26を中心に静止部
材22に対して矢印40に示されるように左方向、また
は右方向に回転するような電気的な接続である。接続パ
ッドの他の対例えば38への電圧の印加は、可動部材2
4の反対方向への動きを引き起こす。
【0020】電圧/応力関係を直線化するため、読み出
し/書き込みヘッド要素20を駆動するために差分駆動
方式を用いることができる。これらの特質はマイクロア
クチュエータ16の電圧/変位関係を直線化するため高
性能なサーボ制御には優位である。
【0021】結合部26は、静止部材22の本体部分2
8における中央開口部の中に向けて伸長する可動部分2
4のポスト42と、ポスト42と開口部の周辺面との間
に伸びるフレクシャ梁44とによって形成される。フレ
クシャ梁44は、可動部材24に対して吊り下げた状態
で静止部材22を効果的に保持する。ポスト42および
フレクシャ梁44はディープリアクティブイオンエッチ
ング(RIE)によって形成されるが、結合部26は構
造的にも、従って電気的にも、マイクロアクチュエータ
16の第1の(静止)部材22と第2の(可動)部材2
4とを相互接続するため(ポスト42が可動部材24の
本体から立ち上がっているため)、可動部材24の延長
部分32が、静止部材22の延長部分30と電気的に隔
離されるよう、可動部材24のその他の本体構造から電
気的に隔離されている必要がある。この状態は、可動部
材24の延長部分32を、図7、図8、図9中で参照符
合33とされるアンカー位置において可動部材24の相
対する端34に電気的に絶縁する構造的接続をすること
により達成される。この構造的接続つまりアンカー33
は、単一結晶シリコンウェハ材料からマイクロアクチュ
エータ16を製作する過程で、延長部分32と端34と
の間のエッチングされた空間(すなわち、位置33)を
例えば二酸化シリコンで埋めることによって形成され
る。次いで、アンカー33に金属処理を施すことによ
り、延長部分32と電気接続パッド36、38(可動部
材24から電気的に隔離されるよう、可動部材24の端
34上の電気的絶縁酸化層の上に形成されたパッド)と
の間に電気的な接続が確立される。スライダ18をマイ
クロアクチュエータ16に取り付けられるよう、可動部
材24の下部表面にスロット46が形成される(図4参
照)。スライダ18はスロット46内に設置され、マイ
クロアクチュエータへの取り付け用のシリコン材に接合
される。
【0022】マイクロアクチュエータ16は、単一結晶
シリコンウェハから形成される第1のすなわち静止部材
22と第2のすなわち可動部材24により特徴付けられ
る。従って、マイクロアクチュエータ16の列が同時に
単一結晶シリコンウェハ50から製作される(図10参
照)。
【0023】初期ウェハ50は電気伝導のために多量の
窒素添加がされており、スライダ18を取り付けるため
のスロット46がまずウェハの後ろ表面にエッチングさ
れる。次いで、公知の、発達したエピマイクロ機械加工
技術を用いて、マイクロアクチュエータ16がウェハ5
0の上部表面に作られる。ウェハ50の上部表面にマス
キング酸化層が堆積され、ディープリアクティブイオン
エッチング(RIE)およびドライプラズマリリース処
理を用いて選択部分(被覆保護されていない部分)をエ
ッチングにより除去し、且つ被覆保護されている部分を
残すことにより、静止部材22の構造26、28、3
0、さらに可動部材24の構造32がウェハ50の上部
表面に形成される。構造32は、それぞれ1つの端がウ
ェハ基板に接続された状態で、下部および三側面におい
て完全にアンダーカットされる。結果として生じる溝状
の切れ目は熱的に酸化処理され、アンカー33を作る低
圧科学蒸着(LPCVD)二酸化シリコンによって充填
される。次に、構造30において残る接続された端、お
よび二酸化シリコンの不要部分が公知の通りマスキング
およびエッチングにより除去される。これにより、効率
的に、マイクロアクチュエータ16の第1の部材22が
ウェハ基板50に形成され、フレクシャ梁44によるポ
スト42(ウェハ基板に接続されるポスト)への接続を
介して「吊り下げられた状態で保持」され、さらに、二
酸化シリコンアンカー33において延長部分32がウェ
ハ基板50に取り付けられる。次いで、電機接続パッド
36、38、および延長部分32への接続を提供するた
め、適切な酸化層および金属化層が形成されて、さら
に、上述のマイクロアクチュエータ構造を表面に多数有
し、さらに背面にはスロット46が形成されたシリコン
ウェハ50がブロックに切断されて、マイクロアクチュ
エータ構造16の列が作り出され、続いて個別のマイク
ロアクチュエータ構造16が切り取られる。このように
することで、結果として得られるそれぞれのマイクロア
クチュエータ16の可動部材24は、ウェハ基板の一部
であった部分から成り立つことになる。最後に、各マイ
クロアクチュエータのスロット46にスライダ6が挿入
されてマイクロアクチュエータ−スライダ組立体が形成
される。
【0024】図5を参照すると、一つの実施形態では、
マイクロアクチュエータ16の静止部材22を搭載する
ため、フレクシャ部14の下部表面15にマイクロ機械
加工によって4つの小さいパッド70が作られている。
パッド70の位置は、スライダ18の移動の必要性に従
って調整することができる。または、小さいパッド72
(図6参照)を、同様の目的のため、静止部材22(図
6中、静止部材22は埃よけ74の下に隠れている)の
上に作ることもできる。
【0025】マイクロアクチュエータの静止部材22お
よび可動部材24の電極同士の間には微粒子が侵入し、
且つ、それらの微粒子によって電気的なショートが引き
起こされる可能性があるため、全ての電極を覆う「埃よ
け」プレート74が追加される。サスペンションアーム
12のフレクシャ14に静止部材22を取り付けること
ができるように、小さいパッド72(または70)は
「埃よけ」74の穴を通すことができる。小さいパッド
72(または70)と「埃よけ」74の穴との間の隙間
を塞ぐために柔軟な材料76を用いることができる。
【0026】図7は、図3に示されるマイクロアクチュ
エータ16およびスライダ18と類似のものを示す平面
図である。ここで示される構造では、複数のフレクシャ
梁44が半径方向に配置されている。
【0027】図8は別の実施形態を示した平面図であ
り、主に、電極部分30および32の方向、および可動
部材と静止部材との結合部が異なる実施形態である(前
記の図に示される特徴および構成要素に対応する部分に
は同一の参照符合が用いられる)。この実施形態では、
可動部材24の中央ポスト80から四つのフレクシャば
ね78が伸び、静止部材22の本体部分に取り付けられ
る。フレクシャばね78は、可動部材24の静止部材2
2に対する並進動作、およびそれによるスライダ18の
並進動作のため対称的に取り付けられる。
【0028】図9は、静止部材22および可動部材24
のそれぞれの延長部分30および32が半径方向に伸
び、並列プレート容量構造(図7および8に示されるく
し型駆動配列に対して)を規定し、それにより可動部材
24の静止部材22に対する回転動作、それによるスラ
イダ18の回転動作を作り出すさらに別の実施形態を示
した平面図である。
【0029】静止部材22に対する可動部材24の異な
る移動形態(結合部26の「ばね」特性に依る)、およ
び動的な性能(すなわち、共振周波数応答は、マイクロ
アクチュエータ16の異なる設計構成により達成するこ
とができる。)ここに示される発明は、以上に具体的に
説明されたもの以外の変形、修正、および/または追加
が可能であり、本発明は、前記特許請求の範囲内にある
そのような変形、修正、および/または追加を全て含む
ことが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク上のアクチュエータサスペンションア
ームを示す図である。
【図2】図1の、発明の実施形態によるマイクロアクチ
ュエータおよびスライダ組立体が搭載される、アクチュ
エータサスペンションアームの端を下方から見た斜視図
である。
【図3】図2のマイクロアクチュエータおよびスライダ
組立体の上方からの斜視図である。
【図4】図3の組立体におけるマイクロアクチュエータ
の下方からの斜視図である。
【図5】マイクロアクチュエータおよびスライダ組立体
が除かれた図2の図と同様の斜視図である。
【図6】発明の実施形態による、埃よけを含む別のマイ
クロアクチュエータおよびスライダ組立体の実施形態の
上方からの斜視図である。
【図7】発明の実施形態による、様々なデザイン形状を
有するマイクロアクチュエータの上方からの平面図であ
る。
【図8】発明の実施形態による、様々なデザイン形状を
有するマイクロアクチュエータの上方からの平面図であ
る。
【図9】発明の実施形態による、様々なデザイン形状を
有するマイクロアクチュエータの上方からの平面図であ
る。
【図10】マイクロアクチュエータの列が形成されてい
るシリコンウェハを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 502084193 DSI Building, 5 Eng ineering Drive 1 (O ff Kent Ridge Cresc ent, NUS) Singapore 117608 (72)発明者 シンキン・チェン シンガポール国 シンガポール 652290 ブルク290エー ブキット バトック ス トリート 24 ナンバー18−87 (72)発明者 イー・ルー シンガポール国 シンガポール 750410 ブルク410 センバウァング ドライブ ナンバー 05−778 (72)発明者 ジャンキアン・ムー シンガポール国 シンガポール 760659 ブルク659 イーシュン アヴェ 4 ナ ンバー 04−325 Fターム(参考) 5D042 LA01 MA15 5D059 AA01 BA01 DA01 DA26 EA02 5D096 NN03 NN07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクドライブにおけるスライダのた
    めのマイクロアクチュエータであって、 ディスクドライブにおけるヘッド位置決めシステムのフ
    レクシャへ取り付けを行うための第1の部材と、 スライダを取り付けることができる第2の部材とを備
    え、 該第1の部材と該第2の部材とが相対的に動かされるこ
    とが可能な状態で互いに結合され、各部材は、該第2の
    部材を該第1の部材に対して動かすための静電気力を提
    供するための電極を形成する部分を含み、 該第1の部材および該第2の部材が単一結晶シリコンウ
    ェハから形成される、マイクロアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記マイクロアクチュエータの前記第1
    の部材が、表面に、ディスクドライブにおけるヘッド位
    置決めシステムのフレクシャに該マイクロアクチュエー
    タを取り付けるため形成された、複数の小さいパッドを
    含む請求項1に記載のマイクロアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記第2の部材が、表面に、前記マイク
    ロアクチュエータの該第2の部材にスライダを取り付け
    ることができるようにするため形成されたスロットを含
    む、請求項1または2に記載のマイクロアクチュエー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記第1の部材が平面図上で十字の形を
    有する本体部分を含み、電極を形成する前記部分が該十
    字のアーム部分から外向きに伸長する、互いに空間を有
    した延長帯片であり、さらに、該帯片が横向きに伸長す
    る部分を含むことによりくし型電極を提供する、請求項
    1から3のいずれかに記載のマイクロアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記第2の部材の電極が形成される前記
    部分が、該第2の部材の相対する外側の端から内向きに
    伸長する、互いに空間を有した延長帯片であり、さら
    に、前記第1の部材の外向きに伸長する前記延長帯片と
    かみ合わされた延長帯片であって、該延長帯片が横向き
    に伸長する部分を含むことにより、該第1の部材の前記
    くし型電極とかみ合わされるくし型の電極を提供する請
    求項4に記載のマイクロアクチュエータ。
  6. 【請求項6】 前記第1の部材と前記第2の部材との前
    記結合が、該第2の部材の動きが該第1の部材に対する
    回転動作となるような枢軸状の結合である請求項1から
    5のいずれかに記載のマイクロアクチュエータ。
  7. 【請求項7】 前記第1の部材と前記第2の部材との前
    記結合がフレクシャばねを介して行われ、それにより、
    該第1の部材に対する該第2の部材の動きが直線動作と
    なる、請求項1から5のいずれかに記載のマイクロアク
    チュエータ。
  8. 【請求項8】 前記第1の部材が平面図上で円形を有す
    る本体部分を含み、前記電極を形成する前記部分が半径
    方向に外向きに伸長する延長帯片である請求項1から3
    のいずれかに記載のマイクロアクチュエータ。
  9. 【請求項9】 前記第2の部材の前記電極が形成される
    前記部分が、前記第1の部材の前記延長帯片に対して実
    質的に並行に配列されるよう半径方向に内向きに伸長す
    る延長帯片である請求項8に記載のマイクロアクチュエ
    ータ。
  10. 【請求項10】 前記電極同士の間に粒子が侵入するこ
    とを防ぐために、前記第1の部材と前記第2の部材との
    前記かみ合わせ部分に被せるように位置決めされる埃よ
    けを含む請求項1から9のいずれかに記載のマイクロア
    クチュエータ。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれかに記載の
    マイクロアクチュエータおよびスライダを含み、該スラ
    イダが該マイクロアクチュエータに接合される組立体。
  12. 【請求項12】 前記第2の部材が前記スライダが中に
    接合されるスロットを含み、該スロットが該第2の部材
    における前記マイクロアクチュエータの前記第1の部材
    が形成される表面とは反対側の表面に形成される請求項
    11に記載の組立体。
JP2002214709A 2002-01-11 2002-07-24 ディスクドライブサスペンション用のマイクロアクチュエータ Pending JP2003208769A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SG200200161-8 2002-01-11
SG200100161 2002-01-11

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003208769A true JP2003208769A (ja) 2003-07-25

Family

ID=27656672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002214709A Pending JP2003208769A (ja) 2002-01-11 2002-07-24 ディスクドライブサスペンション用のマイクロアクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003208769A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100424756C (zh) * 2006-10-13 2008-10-08 华中科技大学 一种用于磁头伺服的超磁致伸缩微致动器
US20110072645A1 (en) * 2004-04-05 2011-03-31 Meyer Dallas W Micropositioning recording head for a magnetic storage device
US9070413B2 (en) 2003-07-29 2015-06-30 Dallas W. Meyer Integrated recording head with selective movement

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9070413B2 (en) 2003-07-29 2015-06-30 Dallas W. Meyer Integrated recording head with selective movement
US9659594B2 (en) 2003-07-29 2017-05-23 Dallas W. Meyer Integrated recording head with selective movement
US20110072645A1 (en) * 2004-04-05 2011-03-31 Meyer Dallas W Micropositioning recording head for a magnetic storage device
US8307542B2 (en) * 2004-04-05 2012-11-13 Meyer Dallas W Micropositioning recording head for a magnetic storage device
CN100424756C (zh) * 2006-10-13 2008-10-08 华中科技大学 一种用于磁头伺服的超磁致伸缩微致动器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6473274B1 (en) Symmetrical microactuator structure for use in mass data storage devices, or the like
US6611399B1 (en) Micro-actuated micro-suspension(MAMS) slider for both fly height and tracking position
US6396667B1 (en) Electromagnetic disc drive microactuator and suspension
US7684158B1 (en) Electromagnetic heads, flexures, gimbals and actuators formed on and from a wafer substrate
US6807030B1 (en) Enclosed piezoelectric microactuators coupled between head and suspension
KR100772071B1 (ko) 헤드 어셈블리 및 기록 매체 구동 장치
US5724015A (en) Bulk micromachined inductive transducers on silicon
EP0840291B1 (en) Rotating disk type information storage apparatus
Horsley et al. Design and fabrication of an angular microactuator for magnetic disk drives
WO2001095329A1 (en) Dual stage actuator systems for high density hard disk drives using annular rotary piezoelectric actuators
Fan et al. Electrostatic microactuator and design considerations for HDD applications
US6697232B1 (en) Bonded transducer-level electrostatic microactuator for disc drive system
US7126792B2 (en) Slider for a data storage device including transducer level micro-positioning and method of fabrication therefor
US6655002B1 (en) Microactuator for use in mass data storage devices, or the like, and method for making same
JP2003208769A (ja) ディスクドライブサスペンション用のマイクロアクチュエータ
JP4040621B2 (ja) ディスク・ドライブ・システム用の、トランスデューサ・レベルのマイクロアクチュエータ及びそれを製造するための改善された方法
US6088907A (en) Method for fabricating a head/slider assembly integrated with a track-following micro actuator
US20030133228A1 (en) Microactuator for a disc drive suspension
JPH11345468A (ja) ハ―ドディスク読出し/書込みユニットの製造方法、ハ―ドディスク読出し/書込みユニット、ハ―ドディスク読出し/書込みユニットの中間構造体
US20070165332A1 (en) Actuation device and method for high density hard disk drive head
JP3533514B2 (ja) 静電アクチュエータとその製造方法
JP2000278964A (ja) マイクロアクチュエータとその製造方法並びにマイクロアクチュエータを用いた磁気ヘッド装置及び磁気記録装置
US6374481B1 (en) Method for making microactuator for use in mass data storage devices
Chen et al. A MEMS-based monolithic electrostatic microactuator for ultra-low magnetic disk head fly height control
JP2000067539A (ja) 統合型マイクロアクチュエ―タ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050301

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A601 Written request for extension of time

Effective date: 20050531

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

A602 Written permission of extension of time

Effective date: 20050610

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051108