JP2003207241A - 移動式建屋による人工降雪方法及びその装置 - Google Patents

移動式建屋による人工降雪方法及びその装置

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JP2003207241A
JP2003207241A JP2002009472A JP2002009472A JP2003207241A JP 2003207241 A JP2003207241 A JP 2003207241A JP 2002009472 A JP2002009472 A JP 2002009472A JP 2002009472 A JP2002009472 A JP 2002009472A JP 2003207241 A JP2003207241 A JP 2003207241A
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snowfall
rails
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Mamoru Jo
衛 城
Takefumi Matsunaga
剛文 松永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキー場のゲレンデに移動式建屋を仮設し、
空調された内部で人工降雪機を稼働させることで効率的
なゲレンデ整備を可能とすることを目的とする。 【解決手段】 ゲレンデ10上に一対のレール20を敷
設すると共に前記レール上20に二つの門型躯体を少な
くとも一方を移動可能に載置し、且つ、前記二つの門型
躯体の間に拡縮自在な蛇腹式或いはロール式の屋根7
0,90及び側壁80,100を設けて移動式建屋30
を仮設し、更に、該移動式建屋30を前記レール20に
沿って牽引するためのカウンターウェイト方式の駆動台
車120を設け、また、前記移動式建屋30には空調の
ための空調ダクトを設けると共に冷却設備150と接続
し、更に、前記移動式建屋30において稼動する降雪機
160を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動式建屋による
人工降雪方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球規模の温暖化による影響で雪
不足となり、スキー場のオープンが遅れる傾向にある。
そのため、スキー場経営には、人工的に造雪することが
必要となりつつあり、そのための人工降雪設備が開発さ
れている。従来の人工降雪設備としては、ゲレンデ(ス
キー場)の各所に、加圧水に圧縮空気を吹き込んでミス
トを噴出することにより積雪する降雪機(以下、スノー
ガンと言う)を設置するのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の人工降
雪設備では、スノーガンが野外に設置されているため、
風の影響により所定のエリアを効率的に造雪することが
できず、また、スノーガンを稼動させるためには、外気
温が氷点下に低下するまで待たなければならない問題が
あった。本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたもの
であり、スキー場のゲレンデに移動式建屋を仮設し、風
による人工降雪機稼働時の人工雪の飛散防止及び太陽光
からの輻射熱の遮断による融雪防止を図ることで効率的
なゲレンデ整備を可能とすることを目的とする。また、
氷点以上の日においても建屋内部を空調することで人工
降雪機の稼働を可能とすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1に係る移動式建屋による人工降雪方法は、
ゲレンデ上において移動式建屋を移動しつつ該移動式建
屋内を空調し、更に前記移動式建屋において降雪機によ
り積雪することを特徴とする。
【0005】上記課題を解決する本発明の請求項2に係
る移動式建屋による人工降雪方法は、請求項1におい
て、前記移動式建屋は、少なくとも一方が移動可能な二
つの門型躯体の間に拡縮自在な屋根及び側壁を設けてな
り、前記降雪機による積雪が完了した後は、前記門型躯
体の少なくとも一方を移動させて前記屋根及び側壁を収
納することを特徴とする。
【0006】上記課題を解決する本発明の請求項3に係
る移動式建屋による人工降雪方法は、請求項2におい
て、前記門型躯体は、前記ゲレンデに敷設された一対の
レール上に沿って移動可能であることを特徴とする。
【0007】上記課題を解決する本発明の請求項4に係
る移動式建屋による人工降雪方法は、請求項2におい
て、前記門型躯体は、前記レール上に沿ってカウンター
ウェイト方式の駆動台車により牽引されることを特徴と
する。
【0008】上記課題を解決する本発明の請求項5に係
る移動式建屋による人工降雪方法は、請求項2におい
て、前記門型躯体は、前記ゲレンデ上を走行可能な無限
軌道式走行台車を有することを特徴とする。
【0009】上記課題を解決する本発明の請求項6に係
る移動式建屋による人工降雪方法は、請求項2におい
て、前記屋根及び側壁は、折り畳み自在な蛇腹式である
ことを特徴とする。
【0010】上記課題を解決する本発明の請求項7に係
る移動式建屋による人工降雪方法は、請求項2におい
て、前記屋根及び側壁は、巻き取り可能なロール式であ
ることを特徴とする。
【0011】上記課題を解決する本発明の請求項8に係
る移動式建屋による人工降雪方法は、請求項2におい
て、前記門型躯体は、空調のための空調ダクトを有する
と共に冷却設備と接続することを特徴とする。
【0012】上記課題を解決する本発明の請求項9に係
る移動式建屋による人工降雪方法は、請求項2におい
て、前記降雪機は、加圧水に圧縮空気を吹き込んでミス
トを噴出することにより造雪することを特徴とする。
【0013】上記課題を解決する本発明の請求項10に
係る移動式建屋による人工降雪装置は、ゲレンデ上に一
対のレールを敷設すると共に前記レール上に二つの門型
躯体を少なくとも一方を移動可能に載置し、且つ、前記
二つの門型躯体の間に拡縮自在な蛇腹式或いはロール式
の屋根及び側壁を設けて移動式建屋を仮設し、更に、該
移動式建屋を前記レールに沿って牽引するためのカウン
ターウェイト方式の駆動台車を設け、また、前記移動式
建屋には空調のための空調ダクトを設けると共に冷却設
備と接続し、更に、前記移動式建屋において稼動する降
雪機を設けたことを特徴とする。
【0014】〔作用〕移動式建屋は所定の積雪量を得ら
れると移動しながら次のエリアへ移動し、整備を行う。
また、移動式建屋は蛇腹等による伸縮機能を備え、スキ
ー場の運営時間帯は小スペースに収納が可能とするもの
である。これらの機能により、設備投資を最小限に抑
え、スキー場の早期オープンを実現することが可能であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図面に示
す実施例を参照して詳細に説明する。本発明の一実施例
に係る移動式建屋による人工降雪方法及びその装置につ
いての概念図を図1及び図2に示す。図1に示すよう
に、スキー場(ゲレンデ)10には、一対のレール20
が敷設されると共にこの一対のレール20上に移動式建
屋30が移動自在に載置されている。
【0016】移動式建屋30は、図2に示すように、一
対のレール20に沿って上下に移動することができると
共に、後述するように、蛇腹式又はロール式の屋根及び
側壁により伸縮することが可能となっている。従って、
図2(a)に示すように、スキー場の運営時間帯は、移
動式建屋30をスキー場10の1ヵ所に集めると共に縮
小させて小スペースに収納することが可能である。ま
た、図2(b)に示すように、移動式建屋30を拡張し
て移動させ、所定の積雪量を得られると移動しながら次
のエリアへ移動し、ゲレンデ整備を行うことができる。
尚、移動式建屋30は、図2(a)(b)に示すように
複数としても良いが、図1に示すように単数とすること
もできる。
【0017】更に、図2(c)に示すように、移動式建
屋30を空調(−3℃〜−5℃)しながら、移動式建屋
30内でスノーガン40による造雪を行えば、外気温が
氷点より高い場合でも、融雪するおそれなくゲレンデ整
備を行うことができる。移動式建屋30は、例えば、建
屋面積2500m2(50m×50m)程度とし、高さ
は5m程度のものである。
【0018】移動式建屋30の一例として蛇腹式のもの
を図3及び図4に示す。図3に示す移動式建屋30は、
二つの柱50の間に梁60を架設して門型躯体を構成
し、二つの門型躯体の間に折り畳み自在な蛇腹式の屋根
70及び壁80を設けて仮設したものである。二つの門
型躯体は、双方又は一方がレール20に沿って移動可能
となっている。
【0019】従って、図2(a)(b)に示すように、
二つの門型躯体の双方を同方向に移動させれば、移動式
建屋30そのものを移動させることができ、スキー場1
0の広い範囲においてゲレンデ整備を行うことできる。
また、図3(a)(b)に示すように、移動式建屋30
を拡縮して、言い換えると、移動式建屋30を部分的に
移動させれば、スキー場10の狭い範囲においてゲレン
デ整備を行うこともできる。
【0020】つまり、図3(a)(b)に示すように二
つの門型躯体の内の一方を移動させて、蛇腹式の屋根7
0及び壁80を拡張し、又は、縮小しても良い。柱50
及び梁60の構造としては、角形鋼管又はCFRP(Ca
rbon Fiberglass Reinforced Plastic)の部材を使用す
ることができる。また、柱50及び梁60として閉断面
の中空部材を使用し、後述するように空調のための空調
ダクトとしても使用することが望ましい。屋根70は、
図3(a)(b)に示すように、梁60の間にケーブル
71を張り渡して吊り下げると共にウィンチ72により
蛇腹式に拡縮可能としたものである。
【0021】また、屋根70の材質として、CFRP又
は膜材料を用いることができる。壁80についても、屋
根70と同様に、構造としてはケーブルを併用した蛇腹
式とし、材質としてはCFRP又は膜材料を用いると好
適である。
【0022】移動式建屋30の他の例としてロール式の
ものを図5及び図6に示す。図5に示す移動式建屋は、
二つの柱50の間に梁60を架設して門型躯体を構成
し、二つの門型躯体の間に巻き取り自在なロール式の屋
根90及び壁100を設けて仮設したものである。二つ
の門型躯体は、双方又は一方がレール20に沿って移動
可能となっている。
【0023】従って、二つの門型躯体の双方を同方向に
移動させれば、図2(a)(b)に示すように、移動式
建屋30そのものを移動させることができ、スキー場1
0の広い範囲においてゲレンデ整備を行うことできる。
また、図5(a)(b)に示すように、移動式建屋30
を拡縮して、言い換えると、移動式建屋30を部分的に
移動させれば、スキー場10の狭い範囲においてゲレン
デ整備を行うこともできる。つまり、図5(a)(b)
に示すように二つの門型躯体の内の一方を移動させて、
ロール式の屋根90及び壁100を拡張し、又は、縮小
しても良い。
【0024】柱50及び梁60の構造及び材質として
は、図3及び図4に示すものと同様のものを用いること
ができる。屋根90は、図5(a)(b)に示すよう
に、梁60の間にケーブル91を張り渡して吊り下げる
と共に巻き取りドラム92により巻き取り式に拡縮可能
としたものである。
【0025】また、屋根90の材質として、CFRP又
は膜材料を用いることができる。壁100についても、
屋根70と同様に、構造としてはケーブルを併用した巻
き取り式のものとし、材質としてはCFRP又は膜材料
を用いると好適である。
【0026】移動式建屋30には、図7(a)(b)
(c)に示す自走式駆動機構が設けられる。図7(a)
に示す例は、移動式建屋30を駆動台車110上に設け
ると共にこの駆動台車110をカウンターウェイト方式
の駆動台車120により牽引するようにしたものであ
る。このようにカウンターウェイト方式の駆動台車12
0で牽引すると、駆動台車110の駆動力を軽減できる
利点があるものの、カウンターウェイト方式の駆動台車
120のためのレールを別途敷設する必要がある。
【0027】図7(b)に示す例は、移動式建屋30を
無限軌道式(登録商標:キャタピラ)駆動台車130上
に設けたものである。このように無限軌道式駆動台車1
30を用いると、スキー場10にレールを敷設する必要
がないという利点があるが、各駆動台車130間の距離
を計測するレーザー測距器を設置し、これらの距離が変
動しないように運転する必要がある。図7(c)に示す
例は、移動式建屋30を駆動台車140上に設け、レー
ル上を走行させるようにしたものである。このような駆
動台車140で移動式建屋30を移動させれば、カウン
ターウェイト方式の駆動台車120のためのレールを別
途敷設する必要も無く、各駆動台車130間の距離を計
測するレーザー測距器を設置する必要もない。
【0028】移動式建屋30内を空調するための空調設
備について、図8を参照して説明する。図8(a)に示
すように、柱50及び梁60として閉断面の中空部材を
使用し、空調ダクトとしても使用するものであり、梁6
0には吹き出し口61を設けたものである。また、図8
(b)に示すように、移動式建屋30とは別に、冷却設
備棟150を設け、これらの間をダクト151で連結し
て移動式建屋30へ冷気を供給する個別形式としたもの
である。
【0029】従って、冷却設備棟150から補給された
冷気はダクト151を通り、柱50及び梁60内の空調
ダクトを通過して、吹き出し口から噴出し、移動式建屋
30内を低温に空調することができる。空調温度は、空
調時の室内温度は−3℃〜−5℃程度とする。尚、空調
設備としては、このような個別形式とする必要はなく、
移動式建屋30そのものに冷却設備を設置する建屋固定
形式としても良い。
【0030】更に、図9に示すように、移動式建屋30
において降雪させるため、レール20の内側に沿って多
数の人工降雪設備としてスノーガン160が立設されて
いる。スノーガン160は、移動式建屋30から独立さ
せ、ゲレンデに設置し、建屋30内にある場合に稼働さ
せる。
【0031】スノーガン160の構造は、ジェットノズ
ル161内で加圧水(5〜10kg)に圧搾空気(5〜
7kg)を吹き込んでミストを生成し、高速に噴出させ
ることにより冷却して、造雪するものである。そのた
め、各スノーガン160へ加圧水、圧搾空気を供給する
ための水配管、空気配管を設けている。スノーガン16
0の設置数は、一晩でゲレンデ整備が可能な程度とす
る。
【0032】このような構成による本実施例の移動式建
屋による人工降雪方法及びその装置によれば、図1に示
すように単数の移動式建屋30を移動しつつ、また、図
2に示すように複数の移動式建屋30を移動乃至伸縮さ
せて、移動式建屋30内を−3℃〜−5℃程度に空調し
つつ、スノーガン40(160)から降雪させるため、
融雪を心配することなく、ゲレンデ整備を行える。そし
て、移動式建屋30内において、所定の積雪量を得られ
ると、図1又は図2に示すように移動式建屋30を移動
乃至拡張しながら次のエリアへ移動し、ゲレンデ整備を
続行する。
【0033】また、移動式建屋30は、図3〜図6に示
すように、蛇腹又はロール式による伸縮機能を持つ屋根
70,90及び壁80,100を備えているため、スキ
ー場の運営時間帯は小スペースに収納が可能である。更
に、移動式建屋30は、レール20に沿って走行する走
行台車110をカウンターウェイト式駆動台車120に
より牽引してもよく、また、無限軌道式駆動台車130
を用いれば、レール20を省略することもできる。従っ
て、これらの機能を発揮させることにより、設備投資を
最小限に抑え、スキー場の早期オープン、運営期間の延
長を実現することが可能である。
【0034】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明の請求項1に係る移動式建屋による人
工降雪方法は、ゲレンデ上において移動式建屋を移動し
つつ該移動式建屋内を空調し、更に前記移動式建屋にお
いて降雪機により積雪するため、設備投資を最小限に抑
え、スキー場の早期オープン、運営期間の延長を実現す
ることが可能である。
【0035】また、本発明の請求項2に係る移動式建屋
による人工降雪方法は、請求項1において、前記移動式
建屋は、少なくとも一方が移動可能な二つの門型躯体の
間に拡縮自在な屋根及び側壁を設けてなり、前記降雪機
による積雪が完了した後は、前記門型躯体の少なくとも
一方を移動させて前記屋根及び側壁を収納するため、請
求項1と同様な効果を奏する他、スキー場の運営時間帯
は小スペースに収納が可能となるものである。
【0036】また、本発明の請求項3に係る移動式建屋
による人工降雪方法は、請求項2において、前記門型躯
体は、前記ゲレンデに敷設された一対のレール上に沿っ
て移動可能であるため、請求項2と同様な効果を奏する
他、移動式建屋は所定の積雪量を得られると移動しなが
ら次のエリアへ移動し、ゲレンデ整備を行うことができ
る。
【0037】また、本発明の請求項4に係る移動式建屋
による人工降雪方法は、請求項2において、前記門型躯
体は、前記レール上に沿ってカウンターウェイト方式の
駆動台車により牽引されるため、請求項2と同様な効果
を奏する他、駆動台車の駆動力を軽減できる利点があ
る。
【0038】また、本発明の請求項5に係る移動式建屋
による人工降雪方法は、請求項2において、前記門型躯
体は、前記ゲレンデ上を走行可能な無限軌道式走行台車
を有するため、請求項2と同様な効果を奏する他、レー
ル敷設を省略できるという利点がある。
【0039】また、本発明の請求項6に係る移動式建屋
による人工降雪方法は、請求項2において、前記屋根及
び側壁は、折り畳み自在な蛇腹式であるため、スキー場
の運営時間帯は小スペースに収納が可能となるという請
求項2と同様な効果を奏する。
【0040】また、本発明の請求項7に係る移動式建屋
による人工降雪方法は、請求項2において、前記屋根及
び側壁は、巻き取り可能なロール式であるため、スキー
場の運営時間帯は小スペースに収納が可能となるという
請求項2と同様な効果を奏する。
【0041】また、本発明の請求項8に係る移動式建屋
による人工降雪方法は、請求項2において、前記門型躯
体は、空調のための空調ダクトを有すると共に冷却設備
と接続するため、外気温が氷点を越えても、融雪を防止
できるという利点がある。
【0042】また、本発明の請求項9に係る移動式建屋
による人工降雪方法は、請求項2において、前記降雪機
は、加圧水に圧縮空気を吹き込んでミストを噴出するこ
とにより造雪するため、効率的なゲレンデ整備が可能と
なる。
【0043】また、本発明の請求項10に係る移動式建
屋による人工降雪装置は、ゲレンデ上に一対のレールを
敷設すると共に前記レール上に二つの門型躯体を少なく
とも一方を移動可能に載置し、且つ、前記二つの門型躯
体の間に拡縮自在な蛇腹式或いはロール式の屋根及び側
壁を設けて移動式建屋を仮設し、更に、該移動式建屋を
前記レールに沿って牽引するためのカウンターウェイト
方式の駆動台車を設け、また、前記移動式建屋には空調
のための空調ダクトを設けると共に冷却設備と接続し、
更に、前記移動式建屋において稼動する降雪機を設けた
ため、移動式建屋は所定の積雪量を得られると移動しな
がら次のエリアへ移動し、整備を行うことができ、ま
た、移動式建屋は蛇腹等による伸縮機能を備えたため、
スキー場の運営時間帯は小スペースに収納が可能とな
り、その結果、設備投資を最小限に抑え、スキー場の早
期オープン、運営期間の延長を実現することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る移動式建屋の概念図で
ある。
【図2】本発明の一実施例に係る移動式建屋による人工
降雪方法及びその装置についての概念図である。
【図3】蛇腹式移動式建屋の概観図である。
【図4】蛇腹式屋根及び壁の概観図である。
【図5】ロール式移動式建屋の概観図である。
【図6】ロール式屋根及び壁の概観図である。
【図7】移動式建屋の自走式駆動機構の説明図である。
【図8】移動式建屋の空調設備の説明図である。
【図9】スノーガンの説明図である。
【符号の説明】
10 スキー場(ゲレンデ) 20 レール 30 移動式建屋 40,160 スノーガン 50 柱 60 梁 61 吹き出し口 70,90 屋根 71,91 ケーブル 72 ウインチ 80,100 壁 92 巻き取りドラム 110,140 駆動台車 120 カウンターウェイト式駆動台車 130 無限軌道式駆動台車 150 冷却設備棟 151 ダクト 161 ジェットノズル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲレンデ上において移動式建屋を移動し
    つつ該移動式建屋内を空調し、更に前記移動式建屋にお
    いて降雪機により積雪することを特徴とする移動式建屋
    による人工降雪方法。
  2. 【請求項2】 前記移動式建屋は、少なくとも一方が移
    動可能な二つの門型躯体の間に拡縮自在な屋根及び側壁
    を設けてなり、前記降雪機による積雪が完了した後は、
    前記門型躯体の少なくとも一方を移動させて前記屋根及
    び側壁を収納することを特徴とする請求項1記載の移動
    式建屋による人工降雪方法。
  3. 【請求項3】 前記門型躯体は、前記ゲレンデに敷設さ
    れた一対のレール上に沿って移動可能であることを特徴
    とする請求項2記載の移動式建屋による人工降雪方法。
  4. 【請求項4】 前記門型躯体は、前記レール上に沿って
    カウンターウェイト方式の駆動台車により牽引されるこ
    とを特徴とする請求項2記載の移動式建屋による人工降
    雪方法。
  5. 【請求項5】 前記門型躯体は、前記ゲレンデ上を走行
    可能な無限軌道式走行台車を有することを特徴とする請
    求項2記載の移動式建屋による人工降雪方法。
  6. 【請求項6】 前記屋根及び側壁は、折り畳み自在な蛇
    腹式であることを特徴とする請求項2記載の移動式建屋
    による人工降雪方法。
  7. 【請求項7】 前記屋根及び側壁は、巻き取り可能なロ
    ール式であることを特徴とする請求項2記載の移動式建
    屋による人工降雪方法。
  8. 【請求項8】 前記門型躯体は、空調のための空調ダク
    トを有すると共に冷却設備と接続することを特徴とする
    請求項2記載の移動式建屋による人工降雪方法。
  9. 【請求項9】 前記降雪機は、加圧水に圧縮空気を吹き
    込んでミストを噴出することにより造雪することを特徴
    とする請求項1記載の移動式建屋による人工降雪方法。
  10. 【請求項10】 ゲレンデ上に一対のレールを敷設する
    と共に前記レール上に二つの門型躯体を少なくとも一方
    を移動可能に載置し、且つ、前記二つの門型躯体の間に
    拡縮自在な蛇腹式或いはロール式の屋根及び側壁を設け
    て移動式建屋を仮設し、更に、該移動式建屋を前記レー
    ルに沿って牽引するためのカウンターウェイト方式の駆
    動台車を設け、また、前記移動式建屋には空調のための
    空調ダクトを設けると共に冷却設備と接続し、更に、前
    記移動式建屋において稼動する降雪機を設けたことを特
    徴とする移動式建屋による人工降雪装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078991A (ja) * 2014-10-31 2015-04-23 株式会社東洋製作所 圧雪層の形成装置および該装置を具備するタイヤの雪上試験システム
WO2021005261A1 (en) * 2019-07-10 2021-01-14 Snowsecure Oy Method and equipment for providing a snow storage with heat insulation
WO2022123116A1 (en) * 2020-12-08 2022-06-16 Ff-Future Oy Sheet of insulating plates and its use

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