JP2003207163A - 自己診断可能な撹拌扇とその動作確認装置 - Google Patents

自己診断可能な撹拌扇とその動作確認装置

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JP2003207163A
JP2003207163A JP2002007751A JP2002007751A JP2003207163A JP 2003207163 A JP2003207163 A JP 2003207163A JP 2002007751 A JP2002007751 A JP 2002007751A JP 2002007751 A JP2002007751 A JP 2002007751A JP 2003207163 A JP2003207163 A JP 2003207163A
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fan
stirring
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勝久 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撹拌扇に簡単に取り付けて、離れた場所で動
作状態をモニターすることで、メンテナンス担当者が直
接に確認作業を要しない、撹拌扇の動作確認装置を提供
すること。 【解決手段】 撹拌扇1の動作確認装置であって、夫々
の撹拌扇1がモーター11のモーター軸端に動作検知部
12が固定されている撹拌扇1と、モーター11の外部
に接近させて取り付けられて、その内部に動作検知部1
2に近接するように配置されて動作情報信号を得るセン
サー21と検知回路24と表示灯22と報知用発音体2
3とを具備して撹拌扇1の動作状態を診断し且つ報知す
ると共に、動作情報信号を出力するコネクター26を装
備するセンサー部2と、該センサー部2にコネクター2
6に接続されて撹拌扇1の動作情報信号を電波で送信す
る送信機3と、該送信機3からの電波を受信して表示灯
42と報知用発音体43で動作状態を報知する受信機4
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば倉庫等、各
種の建造物内部の天井裏や床下などに取り付けられてい
る、撹拌扇並びに排気扇の動作状態を管理するための撹
拌扇の動作確認装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の建造物内部の空気の状態
を、場所的に均一な温度分布としたり床下等に湿気が籠
るのを防ぐのに、内部の空気を撹拌したり吸気や排気を
積極的に行う目的で、天井裏や床下に撹拌扇を設置して
いた。しかるにこれらの撹拌扇は天井裏や床下等直接に
目につかない場所に設置されるので、撹拌扇が本当に正
常に動作して空気を撹拌・排気・吸気をしているのかと
不安を訴える建造物の使用者即ち顧客が多数あり、満足
のいく説明と不安を解消することが困難であった。この
事態に対処するためには撹拌扇設置工事を行った担当者
が直接に床下や天井裏に潜り、一基づつ点検をしている
のが現実である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるにこの様な撹拌
扇が設置されている場所は潜り込むのに困難を伴うのみ
ならず、暗くて、狭く、且つ汚くて、その上極めて暑い
場所でもあるので、作業着を着てそれ相当の準備をしな
いと簡単には点検できないという事情があり、この様な
撹拌扇の動作状態を簡単にモニターできる装置が望まれ
ていた。この要望に対処して個々の撹拌扇にセンサーを
取り付け、該センサーからの動作情報信号を無線又は有
線で動作確認装置まで送信する手段が提案されている
が、このうち前者の動作情報信号を無線で送信する手段
は、全体がセット化された設備として設備費が高価にな
るという欠点があった。一方後者の有線で送信する手段
では、設備は前者に対して比較的低費用ですむが、送信
ケーブルの端部にはコネクタが設置されていて、その設
置場所によっては装置の動作確認部を接続するのに手数
が掛り、作業能率が低下するという問題点があり、いず
れも相当の設備費が必要であった。一方では設備費節減
のために動作確認装置に採用されている表示灯又は報知
用発音体と同種のものを撹拌扇の本体又はその近傍に取
り付け、視認により動作状態を認知する手段も提案され
ているが、この手段は安価ではあるが設置場所によって
は視認できないという解決すべき課題を有していた。
【0004】そこで、本発明は、上記撹拌扇のメンテナ
ンス面での需要に関する業界の要望を解消するために、
撹拌扇に自己診断機能と報知機能を持たせることで動作
状態を直接にモニターし、或いは必要に応じて送信機を
簡単に取り付けて、無線により離れた位置からも動作状
態を確実にモニターすることを可能とすることで、点検
のために担当者が直接に接触する必要のない、撹拌扇の
動作確認装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1発明の動作自己診断可能な撹拌扇は、実施例を示
す図面中の符号を参照にしながら以下に説明すると、モ
ーター11のモーター軸端に動作検知部12が固定され
ている撹拌扇1と、モーター11の外部に接近させて取
り付けられて、その内部に動作検知部12に近接するよ
うに配置されて動作情報信号を得るセンサー21と検知
回路24と表示灯22又は報知用発音体23若しくはそ
の両者を具備して撹拌扇1動作状態を診断し知らせるセ
ンサー部2とからなる構成となっている。
【0006】第2発明である動作自己診断可能な撹拌扇
の動作確認装置は、モーター11のモーター軸端に動作
検知部12が固定されている撹拌扇1と、モーター11
の外部に接近させて取り付けられて、その内部に動作検
知部12に近接するように配置されて動作情報信号を得
るセンサー21と検知回路24と表示灯22又は報知用
発音体23若しくはその両者を具備して撹拌扇1の動作
状態を診断し知らせると共に、動作情報信号を出力する
コネクター26を装備するセンサー部2とからなり、前
記コネクター26はその前面が、センサー部2の筐体と
一体的に形成され且つ離脱容易に形成されている仮蓋2
7で閉鎖されている構成となっている。
【0007】第3発明である動作自己診断可能な撹拌扇
の動作確認装置は、1個以上の撹拌扇1…の動作を管理
する動作確認装置であって、夫々の撹拌扇1がモーター
11のモーター軸端に動作検知部12が固定されている
撹拌扇1と、モーター11の外部に接近させて取り付け
られて、その内部に動作検知部12に近接するように配
置されて動作情報信号を得るセンサー21と検知回路2
4と表示灯22又は報知用発音体23若しくはその両者
を具備して撹拌扇1の動作状態を診断し且つ知らせると
共に、動作情報信号を出力するコネクター26を装備す
るセンサー部2と、該センサー部2にコネクター26に
よって接続されて前記撹拌扇1の動作情報信号を電波で
送信する送信機3と、該送信機3からの電波を受信して
撹拌扇1の動作情報信号を複製し、表示灯42と報知用
発音体43とにより動作状態を報知する受信機4とから
なる構成となっている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の動作自己診断可能な撹拌
扇の動作確認装置が対象とする撹拌扇並びに排気扇(以
下便宜上一括して撹拌扇と呼称する)は、図11に示す
ように、倉庫等、各種建造物9の天井裏92や床下91
等に取付けて使用されるもので、撹拌扇の本体は羽車を
有する周知の構造の扇風機、送風機乃至排風機、又はシ
ロッコファンである。
【0009】本発明の実施態様を、第2発明の構造を事
例として説明すると、主ファン14の動作検出部12
は、撹拌扇のモーター11のモーター軸13の端部に固
定されている磁石である。第1実施例では円板形の磁石
に回転面に垂直に磁極が形成されているが、他に磁石の
小片若しくはゴム磁石板等、回転によってセンサー21
の近傍の磁束が変動する構造であればよい。
【0010】動作情報信号を得るために、上記回転する
磁石からなる動作検出部12に接近させてセンサー21
が配設されている。このセンサー21の主要部はホール
素子であって付属回路と共にIC化された素子を使用
し、モーター11の上面の中央部を覆うように形成され
たセンサー部2のカバー部28の内側に取り付けられ、
該センサー部2が撹拌扇の背面に接近させて取り付けら
れたときに、センサー21の主要部が動作検出部12の
近傍に位置する。また、センサー部2のカバー部28か
ら周方向に突出した垂直壁29には、撹拌扇の動作が異
常のとき、即ち回転数が設定された境界値(約300〜
800rpm)以下となれば点灯する表示灯22a
(赤)と、正常動作時に点灯する表示灯22b(緑)
と、動作異常時に音響により警報を発する報知用発音体
23(ブザー)と、動作情報信号をそのままで、或いは
設定された周波数の変調波として外部に取り出すための
コネクター26とが取り付けられ、また、その内部に動
作情報信号を基に点灯すべき表示灯22を選定する検知
回路24を有し、更に外部にモーター11の電源から分
岐してセンサー21や検知回路24に電流を供給する電
源回路25も具備している。コネクター26は送信機3
を接続して動作情報信号を無線で送信し、視認作業が容
易な場所で表示灯を点灯して撹拌扇1の動作確認ができ
るように配慮して設けたものである。センサー部2の外
形は、モーター11の冷却効果を良好にするために可能
な限りモーターを覆う面積を小とするように配慮されて
いる。又、コネクター26の前面は、送信機3を使用し
ないときにはセンサー部2の筐体と一体に形成されて狭
幅の連結部で繋がった仮蓋27で閉鎖され、その上から
更に封止紙30(粘着性シール)で封止されている。送
信機3を使用する場合には封止紙30を剥がし、連結部
を破断して仮蓋27を破棄する。
【0011】表示灯22a(赤)、表示灯22b(緑)
(以下表示灯の赤、緑の記載は省略する)は通常の発光
ダイオードを使用し、センサー部2の側面に穿設された
穴から発光部を露出させて容易に視認されるようになっ
ている。表示灯22bを点灯するか表示灯22aを点灯
するかは、撹拌扇の主ファンの回転数がほぼ800rp
mを境界値として設定され、回転数がこの境界値以下に
なると検知回路24の作用で表示灯22a(赤)が点灯
し且つ報知用発音体23(ブザー)が吹鳴する。尚、表
示灯22は撹拌扇1の動作異常を報知する機能があれば
よいので、表示灯22aだけでもよいが、撹拌扇1が動
作中であることを表すためには表示灯22bも併用する
ことが望ましい。又、表示灯22aの点灯は連続的で
も、又、目立ち易いように断続的でもよい。
【0012】報知用発音体23は、第1実施例では小形
のブザーをセンサー部2の側面の放音穴の背部に取り付
けているが、一般のブザー、ベル、小形スピーカ等を使
用すればよい。尚、報知用発音体23は動作異常を警報
するものであるから、表示灯22aが点灯したときに吹
鳴するように設定されている。報知用発音体23の吹鳴
状態は、持続して鳴るか、一定時間後に鳴り止むように
セットするか、一旦鳴り止んでから一定時間後に再び吹
鳴するようにしてもよい。
【0013】送信機3は、撹拌扇1に対し視界がよくな
い場所や隔たった場所から動作確認をしたい場合等に撹
拌扇1に取り付けて、電波によって動作情報を伝える装
置である。リード線のプラグをセンサー部2のコネクタ
ー26に接続し、入力された信号が動作情報信号そのま
まの場合は変調器32によって変調波に変換し、送波器
31(送信アンテナ)から放射して送信する。個々の撹
拌扇に対して周波数を固有に切り換えて設定できる搬送
波発生器33を内蔵している。入力された信号が設定さ
れた周波数の変調波となっている場合は、そのまま或い
は増幅して送波器31(送信アンテナ)から放射して送
信する。変調方式は、動作確認が異常動作即ち表示灯2
2aに関する情報のみでよいので、単に動作情報信号の
振幅変調波を送信すれば動作異常を弁別する事ができ
る。正常動作を示す表示灯22bの点灯信号は、動作情
報信号が正常値である場合にだけ、センサー部2又は受
信機4で発生させればよい。報知用発音体23に関する
情報の伝達は、受信機4の側で表示灯22aに関する情
報を検知したときに再生すればよいので、接続用リード
線に別途チャンネルを設ける必要はない。電源は、セン
サー部2の電源回路25から供給すればよいが、動作情
報信号が変調波の場合には接続用リード線を供用し得る
ので2芯ケーブルでよい。
【0014】受信機4は、上記送信機3からの変調波
(電波)を受信し、動作情報信号に復調して撹拌扇の動
作状態を視認し得る形態とする機能を有する。受波器4
1で送信機3からの電波を受けて変調波とし、復調器4
5に通じて動作情報信号に復調する。復調器45は、先
ず同調回路44によって撹拌扇1の登録番号を識別し、
次いで復調して表示灯42aに関する情報信号又は表示
灯42bに関する情報信号とを得て、夫々の表示灯42
を点灯させる。又、表示灯42aに関する情報信号を検
知した時点で該情報信号により報知用発音体43を吹鳴
させる。上記の構造は最も基本的な構成であるが、変形
例として表示灯42aと表示灯42b及び報知用発音体
43とを一組だけ装備し、同調周波数を切り換えて所望
する登録番号の撹拌扇1を呼び出す構成としたもの。
又、上記変形例の同調切り換えスイッチを省略して複数
台数の換気扇を同時モニターする構成とすることもでき
る。或いは、上記簡単な方式の変形として、受波器41
の指向性を鋭くしておき、モニター時に受信機4の向き
を変えるか、受信機の感度を少し低くして測定場所を移
動するか、個々の撹拌扇近づいてモニターするようにし
てもよい。
【0015】動作異常時の情報表示形態は、表示灯42
aと表示灯42bとに関しては、このままでは撹拌扇1
の表示形態と同様となるが、受信機4の復調器45を変
更して、撹拌扇1とは異なる表示形態、即ち連続点灯表
示を断続的明滅表示とする事もできるし、表示灯の発光
面を細長い方形とし、表示灯42bの長さを正常回転数
の範囲に相当する長さに、又、表示灯42aの長さを異
常回転数の範囲に相当する長さに夫々設定して、一直線
に列に並べて配列した形状としてもよい。或いは受信し
た変調波の周波数を識別して登録番号信号を発生させ、
表示灯に代えて動作状態と撹拌扇の登録番号とその動作
状態とを液晶表示板を使用して必要情報を表示させても
よい。又、報知用発音体43に関しては、異常事態と同
時に鳴り始めて持続するか、一定時間後に鳴り止むよう
にセットするか、一旦鳴り止んでから一定時間後に再び
吹鳴するようにしてもよい。又は、ブザーの代りに(I
C化された)音声合成回路を追加して警告音声を発生さ
せてもよい。更に、上記受信機4に表示される各々の撹
拌扇の動作情報信号をコンピュータに入力しておき一定
時間間隔でとにインターネットを介してサイトに登録
し、電話回線を使って遠く離れた場所からモニターする
ことも可能である。尚、受信機4は携帯用が本命である
から、電源回路46としては電池又は蓄電池(充電器を
内蔵)の使用が適当である。又、経済的立場から電源自
動切断装置を採用してもよい。
【0016】上記で実施態様を説明した本発明の撹拌扇
の動作確認装置は、図11の概略説明図に示す状態で、
建造物9の天井裏92や床下91などに取り付て使用さ
れる。取り付けには取り付けベース5を利用して建造物
の梁93等に取り付けるのが便利である。そして撹拌扇
の表示灯22a,22b、並びに離れた場所に於いては
受信機4の表示灯42a,42bにより動作状態を監視
し、且つ報知用発音体23,43により、撹拌扇から目
を離しているときにも注意を喚起する機能を有するの
で、確実にモニターすることができる。又、撹拌扇に簡
単に取り付けられる安価な送信機3と受信機4との使用
と相俟って適用範囲が広くなり、点検のために担当者が
直接に接触する必要がないので、メンテナンス要員にと
っては作業の厳しさが取り除かれ、一方顧客に対しては
動作状態に対する不安を解消することを可能とする特徴
を有する。更に本発明の基本的な機能・効果を有する実
施例を実現するためには、市場に多量に存在する一般の
部品を使用し且つ撹拌扇1の構造をそのまま利用するの
で、製造も設置も容易で非常に安価に提供することがで
きるという利点を有する。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1乃至図8は第1実施例に関し、図1は撹拌扇の
概略構造を示す説明斜視図、図2は撹拌扇の平面図、図
3は同、正面図、図4はコネクターの構造を説明する斜
視図、図5は送信機の構造と撹拌扇との関係を示す説明
図、図6は送信機の外観を示す斜視図、図7は受信機の
構造を示す説明図、図8は受信機の外観を示す斜視図、
図9乃至図10は第2実施例に関し、図9は受信機の構
造を示す説明図、図10は受信機の外観を示す斜視図で
ある。
【0018】本発明の撹拌扇の第1実施例の構造を図1
に示す。第1実施例の撹拌扇の本体はシロッコファン
で、ブレード形主ファン14がケーシング15の内部で
モーター11によって回転し、ケーシング15の側窓1
6から風を吹き出す。モーター11のカバーから突出さ
せた軸13の端部に磁石からなる動作検知部12が取り
付けられている。
【0019】センサー部2はモーター11に接近させ
て、その外面の一部を覆うようにしてケーシング15に
取り付けられている。センサー部2はモーター11の冷
却を考慮して可能限り小面積としている。センサー部2
には、内部にホール素子からなるセンサー21と検知回
路24及び報知用発音体23が取り付けられ、また、垂
直壁29には外部から見えるようにして、発光ダイオー
ドを使用した表示灯22a及び表示灯22bとコネクタ
ー26が取り付けられている。電源回路25は外部に露
出させてケーシング15に取り付けられている。この電
源回路25はモーター11の電源から分岐して給電さ
れ、センサー21を初めとして表示灯22、検知回路2
4及び報知用発音体23に電流を供給すると共に、コネ
クター26にも出力して後述する受信機3にも給電す
る。コネクター26の前面は、図4に示すようにセンサ
ー部2の筐体と一体に形成されて狭幅の連結部で繋がっ
た仮蓋27で閉鎖され、その上から更に封止紙30(粘
着性シール)で封止されている。送信機3を使用する場
合には封止紙30を剥がし、連結部を破断して仮蓋27
を破棄する。センサー部2を取り付けた状態ではセンサ
ー21は動作検知部12に接近して支持され、表示灯2
2a及び表示灯22bとコネクター26とは、撹拌扇1
の側方に向かって設置されている。
【0020】本実施例の送信機3は、図5乃至図6に示
すように、コネクター26からの動作情報信号と、搬送
波発生器33からの個々の撹拌扇1に対する特定周波数
の搬送波とを変調器32に入力し、変調波として送波器
31から送信する。コネクター26からの入力信号がす
でに変調波となっている場合には変調器32も搬送波発
生器33も不要で、送波器31と代わりに増幅器(この
構造は図示省略)があればよい。
【0021】本実施例の受信機4は、図7乃至図8に示
すように、受波器41によって送波器31からの電波を
受信し、復調器45によって動作情報信号に復調すると
同時に、動作情報に対応して正常動作を意味する表示灯
42bを点灯し、又は異常動作を意味する表示灯42a
を点灯し且つ報知用発音体43を吹鳴する。報知用発音
体43は単純なブザーを使用し、電源回路46は携帯用
を旨とするために電池を採用している。この実施例の受
信機では複数台数の撹拌扇を全て同時にモニターし得る
と共に、検査時に受信機4の向きを調節するか、測定場
所を移動して個々の撹拌扇に近づき、動作状態を個別に
判定することも可能である。又、本実施例は構造が極め
て簡単で安価である特徴を有する。本実施例の変形例と
して、復調器45の前段に複数の共振周波数を有する同
調回路を挿入し、選択周波数をスイッチにより切り換え
て対象とする撹拌扇を選択すること事も考えられる(図
示省略)。
【0022】図9に第2実施例の受信機4の内部構成
を、又、図10にその外観を夫々示す。この実施例は受
波器41の次段に管理すべき撹拌扇の数に対応した複数
の同調回路44が挿入され、復調器45と表示灯42a
及び表示灯42bを夫々複数チャンネル具備し、複数の
撹拌扇の動作状態をし一括して管理するものである。
又、この実施例でも選択したチャンネルに動作異常が検
出されれば報知用発音体43を吹鳴する構造となってい
る。電源回路46は電池を採用している。この実施例で
は図示省略されているが、電源自動切断装置を採用して
いる。
【0023】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果
を有する範囲内において適宜改変して実施することがで
きる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明の撹拌扇の動作確認装置は、個々の撹拌扇に動作異
常をモニターするセンサー部を備え、該センサー部から
の動作情報信号によって表示灯を点灯し、表示灯を目視
することにより撹拌扇の個々の動作状態を把握すると共
に、目視できない場合には送信機及び受信機により離れ
た場所からも動作状態を監視し得る構成であるから、構
造が簡単で保安設備として設備費を低くすることが可能
である。特に市場に多量に存在する一般の部品を使用し
且つ撹拌扇1の構造をそのまま利用するので、製造も設
置も容易で非常に安価に提供することができるという利
点を有する。又、全ての撹拌扇を個別に動作状態を離れ
た場所から或いは目で視て認識し得るので、撹拌扇の管
理に際してその状態を把握するのに、劣悪な作業環境で
作業担当者に苦労を強いる事がない。更に、撹拌扇を設
置した顧客の立場からも明白に且つ簡単に動作状態を認
知することができるので、管理が容易で信頼性が高く、
従って市場での信用を高める効果を有する。その上、ブ
ザー等を併用して故障発生並びに故障箇所を知ることが
できるので、回復作業の迅速化に寄与するという効果を
も期待することができるに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の撹拌扇の概略構造を示す
説明用の斜視図。
【図2】同、撹拌扇の平面図。
【図3】同、撹拌扇の正面図。
【図4】同、センサー部のコネクター部分の拡大斜視
図。
【図5】第1実施例の送信機の回路構成を示す説明図。
【図6】同、外観を示す斜視図。
【図7】第1実施例の受信機の回路構成を示す説明図。
【図8】同、受信機の外観を示す斜視図。
【図9】第2実施例の受信機の回路構成を示す説明図。
【図10】同、受信機の外観を示す斜視図。
【図11】建造物内の撹拌扇の使用状態を示す説明図
【符号の説明】
1 撹拌扇 11 モーター 12 動作検知部 13 モーター軸 14 主ファン 15 ケーシング 16 側窓 2 センサー部 21 センサー 22 表示灯 22a 表示灯赤 22b 表示灯緑 23 報知用発音体 24 検知回路 25 電源回路 26 コネクター 27 仮蓋 28 カバー部 29 垂直壁 30 封止紙 3 送信機 31 送波器 32 変調器 33 搬送波発生器 34 接続プラグ 4 受信機 41 受波器 42 表示灯 42a 表示灯(赤) 42b 表示灯(緑) 43 報知用発音体 44 同調回路 45 復調器 46 電源 47 電源スイッチ 5 取り付けベース 9 建造物 91 床下 92 天井裏 93 梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 23/00 520 G08B 23/00 520A 25/04 25/04 Z 25/10 25/10 A (72)発明者 園田 敬治 大阪市鶴見区鶴見1丁目3番58号 株式会 社ニチフ端子工業内 Fターム(参考) 3H021 AA01 AA08 AA09 AA10 BA11 BA21 CA07 EA05 EA19 EA20 3H045 AA06 AA09 AA12 AA26 AA31 BA31 BA41 CA21 EA20 EA49 EA50 5C086 AA34 BA15 CA08 CA22 CB40 DA10 DA14 FA02 FA15 5C087 AA02 AA03 AA16 AA23 AA42 BB03 BB18 BB74 DD08 DD38 EE05 EE06 FF01 FF04 FF17 GG66

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーター(11)のモーター軸端に動作検知
    部(12)が固定されている撹拌扇(1)と、モーター(11)の
    外部に接近させて取り付けられて、その内部に動作検知
    部(12)に近接するように配置されて動作情報信号を得る
    センサー(21)と検知回路(24)と表示灯(22)又は報知用発
    音体(23)若しくはその両者を具備して撹拌扇(1)の動作
    状態を診断し知らせるセンサー部(2)とからなる自己診
    断可能な撹拌扇。
  2. 【請求項2】 モーター(11)のモーター軸端に動作検知
    部(12)が固定されている撹拌扇(1)と、モーター(11)の
    外部に接近させて取り付けられて、その内部に動作検知
    部(12)に近接するように配置されて動作情報信号を得る
    センサー(21)と検知回路(24)と表示灯(22)又は報知用発
    音体(23)若しくはその両者を具備して撹拌扇(1)の動作
    状態を診断し知らせると共に、動作情報信号を出力する
    コネクター(26)を装備するセンサー部(2)とからなり、
    前記コネクター(26)はその前面が、センサー部(2)の筐
    体と一体的に形成され且つ離脱容易に形成されている仮
    蓋(27)で閉鎖されている自己診断可能な撹拌扇の動作確
    認装置。
  3. 【請求項3】 1個以上の撹拌扇(1)…の動作を管理す
    る動作確認装置であって、夫々の撹拌扇(1)がモーター
    (11)のモーター軸端に動作検知部(12)が固定されている
    撹拌扇(1)と、モーター(11)の外部に接近させて取り付
    けられて、その内部に動作検知部(12)に近接するように
    配置されて動作情報信号を得るセンサー(21)と検知回路
    (24)と表示灯(22)又は報知用発音体(23)若しくはその両
    者を具備して撹拌扇(1) の動作状態を診断し且つ報知す
    ると共に、動作情報信号を出力するコネクター(26)を装
    備するセンサー部(2)と、該センサー部(2)のコネクター
    (26)に接続されて撹拌扇(1)の動作情報信号を電波で送
    信する送信機(3)と、該送信機(3)からの電波を受信して
    撹拌扇(1)の動作情報信号を複製し、表示灯(42)又は報
    知用発音体(43)若しくはその両者を具備して動作状態を
    知らせる受信機(4)とからなる自己診断可能な撹拌扇の
    動作確認装置。
  4. 【請求項4】 前記モーター(11)のモーター軸(13)端部
    に固定されている動作検知部(12)が、モーター軸(13)と
    一体回転する磁石である請求項1もしくは2に記載の自
    己診断可能な撹拌扇の動作確認装置。
  5. 【請求項5】 前記表示灯(22)が、モーター(11)の上面
    の中央部を覆うカバー部(28)から周方向に突出した垂直
    壁(29)の外面に突出して固定されている請求項1もしく
    は2もしくは3に記載の自己診断可能な撹拌扇の動作確
    認装置。
  6. 【請求項6】 前記送信機(3)が、送波器(31)と、変調
    器(32)と、個々の撹拌扇(1)に対して固有の搬送波周波
    数に設定可能である搬送波発生器(33)と、コネクター(2
    6)との接続プラグ(34)とを具備して、前記動作情報信号
    を変調波として送信する請求項3に記載の自己診断可能
    な撹拌扇の動作確認装置。
  7. 【請求項7】 前記受信機(4)が、受波器(41)と、復調
    器(45)と、復調した動作情報信号を基に表示灯(42)を点
    灯し且つ報知用発音体(43)を動作させる検知回路(24)と
    を具備して、複数個の撹拌扇(1)…の動作状態を総括し
    て管理する請求項3に記載の自己診断可能な撹拌扇の動
    作確認装置。
  8. 【請求項8】 前記受信機(4) が、受波器(41)と、個々
    の撹拌扇(1)に対して割り当てられた固有の周波数の変
    調波を識別する複数の同調回路(44)…と、各同調回路に
    対応する複数の復調器(45)…と、復調した個々の動作情
    報信号を基に夫々の表示灯(42)…を点灯する複数の検知
    回路(24)…と、複数の検知回路(24)…の出力する異常信
    号によって吹鳴する報知用発音体(43)とを具備して、複
    数個の撹拌扇(1)…の動作状態を個々に管理する請求項
    3に記載の自己診断可能な撹拌扇の動作確認装置。
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