JP3088394U - 自己診断可能な撹拌扇とその動作確認装置 - Google Patents

自己診断可能な撹拌扇とその動作確認装置

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JP3088394U JP2002001134U JP2002001134U JP3088394U JP 3088394 U JP3088394 U JP 3088394U JP 2002001134 U JP2002001134 U JP 2002001134U JP 2002001134 U JP2002001134 U JP 2002001134U JP 3088394 U JP3088394 U JP 3088394U
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勝久 森
敬治 園田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撹拌扇から離れた場所で撹拌扇の動作状態を
モニターすることで、撹拌扇の動作状態を確認すること
ができるようにした装置の提供。 【解決手段】 撹拌扇1の動作確認装置であって、夫々
の撹拌扇1がモーター11のモーター軸端に動作検知部
12が固定されている撹拌扇1と、モーター11の外部
に接近させて取り付けられて、その内部に動作検知部1
2に近接するように配置されて動作情報信号を得るセン
サー21と検知回路24と表示灯22と報知用発音体2
3とを具備して撹拌扇1の動作状態を診断し且つ報知す
ると共に、動作情報信号を出力するコネクター26を装
備するセンサー部2と、該センサー部2にコネクター2
6に接続されて撹拌扇1の動作情報信号を電波で送信す
る送信機3と、該送信機3からの電波を受信して表示灯
42と報知用発音体43で動作状態を報知する受信機4
とを備えているもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば倉庫等、各種の建造物内部の天井裏や床下などに取り付けら れている、撹拌扇や排気扇の動作状態を管理するための撹拌扇の動作確認装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種の建造物内部の空気の状態を、場所的に均一な温度分布としたり床 下等に湿気が籠るのを防ぐのに、内部の空気を撹拌したり吸気や排気を積極的に 行う目的で、天井裏や床下に撹拌扇を設置していた。しかるにこれらの撹拌扇は 天井裏や床下等直接に目につかない場所に設置されるので、撹拌扇が本当に正常 に動作して空気を撹拌・排気・吸気をしているのかと不安を訴える建造物の使用 者即ち顧客が多数あり、満足のいく説明と不安を解消することが困難であった。 この事態に対処するためには撹拌扇設置工事を行った担当者が直接に床下や天井 裏に潜り、一基づつ点検をしているのが現実である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるにこの様な撹拌扇が設置されている場所は潜り込むのに困難を伴うのみ ならず、暗くて、狭く、且つ汚くて、その上極めて暑い場所でもあるので、作業 着を着てそれ相当の準備をしないと簡単には点検できないという事情があり、こ の様な撹拌扇の動作状態を簡単にモニターできる装置が望まれていた。この要望 に対処して個々の撹拌扇にセンサーを取り付け、該センサーからの動作情報信号 を無線又は有線で動作確認装置まで送信する手段が提案されているが、このうち 前者の動作情報信号を無線で送信する手段は、全体がセット化された設備として 設備費が高価になるという欠点があった。一方後者の有線で送信する手段では、 設備は前者に対して比較的低費用ですむが、送信ケーブルの端部にはコネクタが 設置されていて、その設置場所によっては装置の動作確認部を接続するのに手数 が掛り、作業能率が低下するという問題点があり、いずれも相当の設備費が必要 であった。一方では設備費節減のために動作確認装置に採用されている表示灯又 は報知用発音体と同種のものを撹拌扇の本体又はその近傍に取り付け、視認によ り動作状態を認知する手段も提案されているが、この手段は安価ではあるが設置 場所によっては視認できないという解決すべき課題を有していた。
【0004】 そこで、本考案は、上記撹拌扇のメンテナンス面での需要に関する業界の要望 を解消するために、撹拌扇に自己診断機能と報知機能を持たせることで動作状態 を直接にモニターし、或いは必要に応じて送信機を簡単に取り付けて、無線によ り離れた位置からも動作状態を確実にモニターすることを可能とすることで、点 検のために担当者が直接に接触する必要のない、撹拌扇の動作確認装置を提供す ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の動作自己診断可能な撹拌扇の動作確認装置 は、1個以上の撹拌扇1…の動作を管理する動作確認装置であって、夫々の撹拌 扇1がモーター11のモーター軸端に動作検知部12が固定されている撹拌扇1 と、モーター11の外部に接近させて取り付けられて、その内部に動作検知部1 2に近接するように配置されて動作情報信号を得るセンサー21と検知回路24 と表示灯22又は報知用発音体23若しくはその両者を具備して撹拌扇1の動作 状態を診断し且つ知らせると共に、動作情報信号を出力するコネクター26を装 備するセンサー部2と、該センサー部2にコネクター26によって接続されて前 記撹拌扇1の動作情報信号を電波で送信する送信機3と、該送信機3からの電波 を受信して撹拌扇1の動作情報信号を複製し、表示灯42と報知用発音体43と により動作状態を報知する受信機4とからなる構成としたものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案にいう動作状態の自己診断可能な撹拌扇の動作確認装置が対象とする撹 拌扇並びに排気扇(以下便宜上一括して撹拌扇と呼称する)は、図11に示すよ うに、倉庫等、各種建造物9の天井裏92や床下91等に取付けて使用されるも ので、撹拌扇の本体は羽車を有する周知の構造の扇風機、送風機乃至排風機、又 はシロッコファン等である。
【0007】 本考案の実施態様を説明すると、主ファン14の動作検出部12は、撹拌扇の モーター11のモーター軸13の端部に固定されている磁石である。第1実施例 では円板形の磁石に回転面に垂直に磁極が形成されているが、他に磁石の小片若 しくはゴム磁石板等、回転によってセンサー21の近傍の磁束が変動する構造で あればよい。
【0008】 動作情報信号を得るために、上記回転する磁石からなる動作検出部12に接近 させてセンサー21が配設されている。このセンサー21の主要部はホール素子 であって付属回路と共にIC化された素子を使用し、モーター11の上面の中央 部を覆うように形成されたセンサー部2のカバー部28の内側に取り付けられ、 該センサー部2が撹拌扇の背面に接近させて取り付けられたときに、センサー2 1の主要部が動作検出部12の近傍に位置する。また、センサー部2のカバー部 28から周方向に突出した垂直壁29には、撹拌扇の動作が異常のとき、即ち回 転数が設定された境界値(約300〜800rpm)以下となれば点灯する表示 灯22a(赤)と、正常動作時に点灯する表示灯22b(緑)と、動作異常時に 音響により警報を発する報知用発音体23(ブザー)と、動作情報信号をそのま まで、或いは設定された周波数の変調波として外部に取り出すためのコネクター 26とが取り付けられ、また、その内部に動作情報信号を基に点灯すべき表示灯 22を選定する検知回路24を有し、更に外部にモーター11の電源から分岐し てセンサー21や検知回路24に電流を供給する電源回路25も具備している。 コネクター26は送信機3を接続して動作情報信号を無線で送信し、視認作業が 容易な場所で表示灯を点灯して撹拌扇1の動作確認ができるように配慮して設け たものである。センサー部2の外形は、モーター11の冷却効果を良好にするた めに可能な限りモーターを覆う面積を小とするように配慮されている。又、コネ クター26の前面は、送信機3を使用しないときにはセンサー部2の筐体と一体 に形成されて狭幅の連結部で繋がった仮蓋27で閉鎖され、その上から更に封止 紙30(粘着性シール)で封止されている。送信機3を使用する場合には封止紙 30を剥がし、連結部を破断して仮蓋27を破棄する。
【0009】 表示灯22a(赤)、表示灯22b(緑)(以下表示灯の赤、緑の記載は省略 する)は通常の発光ダイオードを使用し、センサー部2の側面に穿設された穴か ら発光部を露出させて容易に視認されるようになっている。表示灯22bを点灯 するか表示灯22aを点灯するかは、撹拌扇の主ファンの回転数がほぼ800r pmを境界値として設定され、回転数がこの境界値以下になると検知回路24の 作用で表示灯22a(赤)が点灯し且つ報知用発音体23(ブザー)が吹鳴する 。尚、表示灯22は撹拌扇1の動作異常を報知する機能があればよいので、表示 灯22aだけでもよいが、撹拌扇1が動作中であることを表すためには表示灯2 2bも併用することが望ましい。又、表示灯22aの点灯は連続的でも、又、目 立ち易いように断続的でもよい。
【0010】 報知用発音体23は、実施例では小形のブザーをセンサー部2の側面の放音穴 の背部に取り付けているが、一般のブザー、ベル、小形スピーカ等を使用すれば よい。尚、報知用発音体23は動作異常を警報するものであるから、表示灯22 aが点灯したときに吹鳴するように設定されている。報知用発音体23の吹鳴状 態は、持続して鳴るか、一定時間後に鳴り止むようにセットするか、一旦鳴り止 んでから一定時間後に再び吹鳴するようにしてもよい。
【0011】 送信機3は、撹拌扇1に対し視界がよくない場所や隔たった場所から動作確認 をしたい場合等に撹拌扇1に取り付けて、電波によって動作情報を伝える装置で ある。リード線のプラグをセンサー部2のコネクター26に接続し、入力された 信号が動作情報信号そのままの場合は変調器32によって変調波に変換し、送波 器31(送信アンテナ)から放射して送信する。個々の撹拌扇に対して周波数を 固有に切り換えて設定できる搬送波発生器33を内蔵している。入力された信号 が設定された周波数の変調波となっている場合は、そのまま或いは増幅して送波 器31(送信アンテナ)から放射して送信する。変調方式は、動作確認が異常動 作即ち表示灯22aに関する情報のみでよいので、単に動作情報信号の振幅変調 波を送信すれば動作異常を弁別する事ができる。正常動作を示す表示灯22bの 点灯信号は、動作情報信号が正常値である場合にだけ、センサー部2又は受信機 4で発生させればよい。報知用発音体23に関する情報の伝達は、受信機4の側 で表示灯22aに関する情報を検知したときに再生すればよいので、接続用リー ド線に別途チャンネルを設ける必要はない。電源は、センサー部2の電源回路2 5から供給すればよいが、動作情報信号が変調波の場合には接続用リード線を供 用し得るので2芯ケーブルでよい。
【0012】 受信機4は、上記送信機3からの変調波(電波)を受信し、動作情報信号に復 調して撹拌扇の動作状態を視認し得る形態とする機能を有する。受波器41で送 信機3からの電波を受けて変調波とし、復調器45に通じて動作情報信号に復調 する。復調器45は、先ず同調回路44によって撹拌扇1の登録番号を識別し、 次いで復調して表示灯42aに関する情報信号又は表示灯42bに関する情報信 号とを得て、夫々の表示灯42を点灯させる。又、表示灯42aに関する情報信 号を検知した時点で該情報信号により報知用発音体43を吹鳴させる。上記の構 造は最も基本的な構成であるが、変形例として表示灯42aと表示灯42b及び 報知用発音体43とを一組だけ装備し、同調周波数を切り換えて所望する登録番 号の撹拌扇1を呼び出す構成としたもの。又、上記変形例の同調切り換えスイッ チを省略して複数台数の換気扇を同時モニターする構成とすることもできる。或 いは、上記簡単な方式の変形として、受波器41の指向性を鋭くしておき、モニ ター時に受信機4の向きを変えるか、受信機の感度を少し低くして測定場所を移 動するか、個々の撹拌扇近づいてモニターするようにしてもよい。
【0013】 動作異常時の情報表示形態は、表示灯42aと表示灯42bとに関しては、こ のままでは撹拌扇1の表示形態と同様となるが、受信機4の復調器45を変更し て、撹拌扇1とは異なる表示形態、即ち連続点灯表示を断続的明滅表示とする事 もできるし、表示灯の発光面を細長い方形とし、表示灯42bの長さを正常回転 数の範囲に相当する長さに、又、表示灯42aの長さを異常回転数の範囲に相当 する長さに夫々設定して、一直線に列に並べて配列した形状としてもよい。或い は受信した変調波の周波数を識別して登録番号信号を発生させ、表示灯に代えて 動作状態と撹拌扇の登録番号とその動作状態とを液晶表示板を使用して必要情報 を表示させてもよい。又、報知用発音体43に関しては、異常事態と同時に鳴り 始めて持続するか、一定時間後に鳴り止むようにセットするか、一旦鳴り止んで から一定時間後に再び吹鳴するようにしてもよい。又は、ブザーの代りに(IC 化された)音声合成回路を追加して警告音声を発生させてもよい。更に、上記受 信機4に表示される各々の撹拌扇の動作情報信号をコンピュータに入力しておき 一定時間間隔でとにインターネットを介してサイトに登録し、電話回線を使って 遠く離れた場所からモニターすることも可能である。尚、受信機4は携帯用が本 命であるから、電源回路46としては電池又は蓄電池(充電器を内蔵)の使用が 適当である。又、経済的立場から電源自動切断装置を採用してもよい。
【0014】 上記で実施態様を説明した本考案にいう撹拌扇の動作確認装置は、図11の概 略説明図に示す状態で、建造物9の天井裏92や床下91などに取り付て使用さ れる。取り付けには取り付けベース5を利用して建造物の梁93等に取り付ける のが便利である。そして撹拌扇の表示灯22a,22b、並びに離れた場所に於 いては受信機4の表示灯42a,42bにより動作状態を監視し、且つ報知用発 音体23,43により、撹拌扇から目を離しているときにも注意を喚起する機能 を有するので、確実にモニターすることができる。又、撹拌扇に簡単に取り付け られる安価な送信機3と受信機4との使用と相俟って適用範囲が広くなり、点検 のために担当者が直接に接触する必要がないので、メンテナンス要員にとっては 作業の厳しさが取り除かれ、一方顧客に対しては動作状態に対する不安を解消す ることを可能とする特徴を有する。更に本考案の基本的な機能・効果を有する実 施例を実現するためには、市場に多量に存在する一般の部品を使用し且つ撹拌扇 1の構造をそのまま利用するので、製造も設置も容易で非常に安価に提供するこ とができるという利点を有する。
【0015】
【実施例】 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1乃至図8は第1実施例に 関し、図1は撹拌扇の概略構造を示す説明斜視図、図2は撹拌扇の平面図、図3 は同、正面図、図4はコネクターの構造を説明する斜視図、図5は送信機の構造 と撹拌扇との関係を示す説明図、図6は送信機の外観を示す斜視図、図7は受信 機の構造を示す説明図、図8は受信機の外観を示す斜視図である。
【0016】 本考案の撹拌扇の第1実施例の構造を図1に示す。第1実施例の撹拌扇の本体 はシロッコファンで、ブレード形主ファン14がケーシング15の内部でモータ ー11によって回転し、ケーシング15の側窓16から風を吹き出す。モーター 11のカバーから突出させた軸13の端部に磁石からなる動作検知部12が取り 付けられている。
【0017】 センサー部2はモーター11に接近させて、その外面の一部を覆うようにして ケーシング15に取り付けられている。センサー部2はモーター11の冷却を考 慮して可能限り小面積としている。センサー部2には、内部にホール素子からな るセンサー21と検知回路24及び報知用発音体23が取り付けられ、また、垂 直壁29には外部から見えるようにして、発光ダイオードを使用した表示灯22 a及び表示灯22bとコネクター26が取り付けられている。電源回路25は外 部に露出させてケーシング15に取り付けられている。この電源回路25はモー ター11の電源から分岐して給電され、センサー21を初めとして表示灯22、 検知回路24及び報知用発音体23に電流を供給すると共に、コネクター26に も出力して後述する受信機3にも給電する。コネクター26の前面は、図4に示 すようにセンサー部2の筐体と一体に形成されて狭幅の連結部で繋がった仮蓋2 7で閉鎖され、その上から更に封止紙30(粘着性シール)で封止されている。 送信機3を使用する場合には封止紙30を剥がし、連結部を破断して仮蓋27を 破棄する。センサー部2を取り付けた状態ではセンサー21は動作検知部12に 接近して支持され、表示灯22a及び表示灯22bとコネクター26とは、撹拌 扇1の側方に向かって設置されている。
【0018】 本実施例の送信機3は、図5乃至図6に示すように、コネクター26からの動 作情報信号と、搬送波発生器33からの個々の撹拌扇1に対する特定周波数の搬 送波とを変調器32に入力し、変調波として送波器31から送信する。コネクタ ー26からの入力信号がすでに変調波となっている場合には変調器32も搬送波 発生器33も不要で、送波器31と代わりに増幅器(この構造は図示省略)があ ればよい。
【0019】 本実施例の受信機4は、図7乃至図8に示すように、受波器41によって送波 器31からの電波を受信し、復調器45によって動作情報信号に復調すると同時 に、動作情報に対応して正常動作を意味する表示灯42bを点灯し、又は異常動 作を意味する表示灯42aを点灯し且つ報知用発音体43を吹鳴する。報知用発 音体43は単純なブザーを使用し、電源回路46は携帯用を旨とするために電池 を採用している。この実施例の受信機では複数台数の撹拌扇を全て同時にモニタ ーし得ると共に、検査時に受信機4の向きを調節するか、測定場所を移動して個 々の撹拌扇に近づき、動作状態を個別に判定することも可能である。又、本実施 例は構造が極めて簡単で安価である特徴を有する。本実施例の変形例として、復 調器45の前段に複数の共振周波数を有する同調回路を挿入し、選択周波数をス イッチにより切り換えて対象とする撹拌扇を選択すること事も考えられる(図示 省略)。
【0020】 図9及び図10は第2実施例に関し、図9は受信機の構造を示す説明図、図1 0は受信機の外観を示す斜視図である。図9は受信機4の内部構成を示したもの である。この実施例は受波器41の次段に管理すべき撹拌扇の数に対応した複数 の同調回路44が挿入され、復調器45と表示灯42a及び表示灯42bを夫々 複数チャンネル具備し、複数の撹拌扇の動作状態をし一括して管理するものであ る。又、この実施例でも選択したチャンネルに動作異常が検出されれば報知用発 音体43を吹鳴する構造となっている。電源回路46は電池を採用している。こ の実施例では図示省略されているが、電源自動切断装置を採用している。
【0021】 以上本考案の代表的と思われる実施例について説明したが、本考案は必ずしも これらの実施例構造のみに限定されるものではなく、本考案にいう前記の構成要 件を備え、かつ本考案の目的を達成し、下記の効果を有する範囲内において適宜 改変して実施することができる。
【0022】
【考案の効果】
以上の説明から既に明らかなように、本考案にいう撹拌扇の動作確認装置は、 個々の撹拌扇に動作異常をモニターするセンサー部を備え、該センサー部からの 動作情報信号によって表示灯を点灯し、表示灯を目視することにより撹拌扇の個 々の動作状態を把握すると共に、目視できない場合には送信機及び受信機により 離れた場所からも動作状態を監視し得る構成であるから、構造が簡単で保安設備 として設備費を低くすることが可能である。特に市場に多量に存在する一般の部 品を使用し且つ撹拌扇1の構造をそのまま利用するので、製造も設置も容易で非 常に安価に提供することができるという利点を有する。又、全ての撹拌扇を個別 に動作状態を離れた場所から或いは目で視て認識し得るので、撹拌扇の管理に際 してその状態を把握するのに、劣悪な作業環境で作業担当者に苦労を強いる事が ない。更に、撹拌扇を設置した顧客の立場からも明白に且つ簡単に動作状態を認 知することができるので、管理が容易で信頼性が高く、従って市場での信用を高 める効果を有する。その上、ブザー等を併用して故障発生並びに故障箇所を知る ことができるので、回復作業の迅速化に寄与するという効果をも期待することが できるに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の撹拌扇の概略構造を示す
説明用の斜視図。
【図2】同、撹拌扇の平面図。
【図3】同、撹拌扇の正面図。
【図4】同、センサー部のコネクター部分の拡大斜視
図。
【図5】送信機の回路構成を示す説明図。
【図6】同、外観を示す斜視図。
【図7】受信機の回路構成を示す説明図。
【図8】同、受信機の外観を示す斜視図。
【図9】第2実施例の受信機の回路構成を示す説明図。
【図10】同、受信機の外観を示す斜視図。
【図11】建造物内の撹拌扇の使用状態を示す説明図。
【符号の説明】
1 撹拌扇 11 モーター 12 動作検知部 13 モーター軸 14 主ファン 15 ケーシング 16 側窓 2 センサー部 21 センサー 22 表示灯 22a 表示灯赤 22b 表示灯緑 23 報知用発音体 24 検知回路 25 電源回路 26 コネクター 27 仮蓋 28 カバー部 29 垂直壁 30 封止紙 3 送信機 31 送波器 32 変調器 33 搬送波発生器 34 接続プラグ 4 受信機 41 受波器 42 表示灯 42a 表示灯(赤) 42b 表示灯(緑) 43 報知用発音体 44 同調回路 45 復調器 46 電源 47 電源スイッチ 5 取り付けベース 9 建造物 91 床下 92 天井裏 93 梁

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個以上の撹拌扇(1)…の動作を管理す
    る動作確認装置であって、夫々の撹拌扇(1)がモーター
    (11)のモーター軸端に動作検知部(12)が固定されている
    撹拌扇(1)と、モーター(11)の外部に接近させて取り付
    けられて、その内部に動作検知部(12)に近接するように
    配置されて動作情報信号を得るセンサー(21)と検知回路
    (24)と表示灯(22)又は報知用発音体(23)若しくはその両
    者を具備して撹拌扇(1) の動作状態を診断し且つ報知す
    ると共に、動作情報信号を出力するコネクター(26)を装
    備するセンサー部(2)と、該センサー部(2)のコネクター
    (26)に接続されて撹拌扇(1)の動作情報信号を電波で送
    信する送信機(3)と、該送信機(3)からの電波を受信して
    撹拌扇(1)の動作情報信号を複製し、表示灯(42)又は報
    知用発音体(43)若しくはその両者を具備して動作状態を
    知らせる受信機(4)とからなる自己診断可能な撹拌扇の
    動作確認装置。
  2. 【請求項2】 前記送信機(3)が、送波器(31)と、変調
    器(32)と、個々の撹拌扇(1)に対して固有の搬送波周波
    数に設定可能である搬送波発生器(33)と、コネクター(2
    6)との接続プラグ(34)とを具備して、前記動作情報信号
    を変調波として送信する請求項1に記載の自己診断可能
    な撹拌扇の動作確認装置。
  3. 【請求項3】 前記受信機(4)が、受波器(41)と、復調
    器(45)と、復調した動作情報信号を基に表示灯(42)を点
    灯し且つ報知用発音体(43)を動作させる検知回路(24)と
    を具備して、複数個の撹拌扇(1)…の動作状態を総括し
    て管理する請求項1に記載の自己診断可能な撹拌扇の動
    作確認装置。
  4. 【請求項4】 前記受信機(4) が、受波器(41)と、個々
    の撹拌扇(1)に対して割り当てられた固有の周波数の変
    調波を識別する複数の同調回路(44)…と、各同調回路に
    対応する複数の復調器(45)…と、復調した個々の動作情
    報信号を基に夫々の表示灯(42)…を点灯する複数の検知
    回路(24)…と、複数の検知回路(24)…の出力する異常信
    号によって吹鳴する報知用発音体(43)とを具備して、複
    数個の撹拌扇(1)…の動作状態を個々に管理する請求項
    1に記載の自己診断可能な撹拌扇の動作確認装置。
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