JP2003206764A - スロットルバルブの操作装置 - Google Patents

スロットルバルブの操作装置

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JP2003206764A
JP2003206764A JP2002005637A JP2002005637A JP2003206764A JP 2003206764 A JP2003206764 A JP 2003206764A JP 2002005637 A JP2002005637 A JP 2002005637A JP 2002005637 A JP2002005637 A JP 2002005637A JP 2003206764 A JP2003206764 A JP 2003206764A
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JP
Japan
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throttle valve
actuator shaft
shaft
engine
actuator
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JP2002005637A
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English (en)
Inventor
Satoshi Koyama
聡 小山
Hideki Nakanishi
秀樹 中西
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータの制御が容易で、制御精度の
向上が達成される上に、スロットル開度の全域における
分解能も平均化できるスロットルバルブの操作装置を提
供する。 【解決手段】 エンジン4の性能テストなどに際して用
いられるエンジン制御用のスロットルバルブの操作装置
として、回動角θ1が電圧の印加量に比例して回動する
アクチュエータ軸1とスロットルバルブ軸3とにそれぞ
れ設けられた2つの回動体5,6にワイヤー7を巻き掛
け連結し、かつ、スロットル開度θ2が大きい範囲での
スロットルバルブ軸3の回動量を、これを回動させるア
クチュエータ軸1の回動量に比較して大きくするよう
に、アクチュエータ軸1側の回動体6のワイヤー巻き掛
け周面を異径に形成している。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの性能テ
ストや耐久テストなどに際して用いられるエンジン制御
用のスロットルバルブの操作装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば自動車のエンジン特性を調べる場
合、エンジンダイナモメータ装置に供試エンジンを機械
的に直結し、レギュレーションで定められるところの運
転パターンに従ってエンジンを制御することが行われ
る。 【0003】この際、スロットル開度を0%〜100%
の間で様々に変化させて、エンジンをアイドルからフル
スケールの間で回転させるが、そのためのスロットルバ
ルブの操作装置として、従来は、図5に示すように、回
動角が電圧の印加量に比例して回動するアクチュエータ
軸11とエンジンのスロットルバルブ軸12とにそれぞ
れ設けられた2つの回動体13,14にワイヤー15を
巻き掛け連結して、エンジンの回転数を制御するように
している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は、上
記の両回動体13,14を完全な円形にしていることか
ら、アクチュエータ軸11の回動角と、この軸11の回
動に伴うワイヤー15の引っ張り量とが比例する関係に
あり、従って、図6に示すように、アクチュエータ軸1
1の回動角θ1と、スロットルバルブ軸12の回動角す
なわちスロットル開度θ2とは、線形に変化する関係に
ある。 【0005】一方、制御対象のエンジンは、負荷一定の
状態において、図7に示すように、スロットル開度θ2
とエンジン回転数Rとが非線形に変化する特性を有し、
かつ上記したように、アクチュエータ軸11の回動角θ
1とスロットル開度θ2とが線形に変化することから、
図8に示すように、当然ながら、アクチュエータ軸11
の回動角θ1とエンジン回転数Rとの関係についても、
これが非線形に変化することになる。 【0006】具体的には、エンジンの特性として、スロ
ットル開度θ2が大きな領域では、スロットル開度θ2
の割にエンジン回転数Rの変化量が小さくなるのであっ
て、目標の変化量(エンジン回転数R)と操作量(スロ
ットル開度θ2ひいてはアクチュエータ軸11の回動角
θ1)とが非線形になることから、スロットルバルブひ
いてはアクチュエータ軸11を例えばフィードバック制
御する上で非常に不利であった。 【0007】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたも
ので、その目的は、合理的な改良技術によって、アクチ
ュエータ軸の回動角とエンジン回転数との状態変化を線
形に近づけることが可能なスロットルバルブの操作装置
を提供する点にある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、エンジン制御用のスロットルバルブの操
作装置として、回動角が電圧の印加量に比例して回動す
るアクチュエータ軸とスロットルバルブ軸とにそれぞれ
設けられた2つの回動体にワイヤーを巻き掛け連結し、
かつ、スロットル開度が大きい範囲でのスロットルバル
ブ軸の回動量を、これを回動させるアクチュエータ軸の
回動量に比較して大きくするように、アクチュエータ軸
側の回動体のワイヤー巻き掛け周面を異径に形成して成
る点に特徴がある。 【0009】即ち、スロットル開度が大きい範囲でのス
ロットルバルブ軸の回動量を、上記のように大きくする
と、図2に示すように、アクチュエータ軸の回動角θ1
とスロットル開度θ2とが、エンジン特性とは逆の非線
形を描くように変化するのであって、これによって図3
に示すように、アクチュエータ軸の回動角θ1とエンジ
ン回転数Rとを、線形に近づけるように変化させること
が可能になる。 【0010】従って、アクチュエータ軸の回動角とエン
ジン回転数とを線形に近づけることにより、或る状態か
ら次の状態にエンジンを制御する場合、アクチュエータ
軸のどの回動領域においても、アクチュエータの回動角
の変化が、エンジンの状態の変化量に対してほゞ一定に
なることから、アクチュエータの制御が容易となり、制
御精度の向上が達成される。また、アクチュエータ軸の
回動角が平均化されるため、スロットル開度の全域にお
ける分解能も平均化できる利点がある。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はエンジン特性を調べるため
に用いられるエンジン制御用のスロットルバルブの操作
装置を示し、図中の1はアクチュエータ軸で、回動角が
電圧の印加量に比例して回動する例えばステッピングモ
ータ2に連結されている。 【0012】3はエンジン4のスロットルバルブ軸で、
このスロットルバルブ軸3と前記アクチュエータ軸1と
にそれぞれ設けられた2つの回動体5,6にワイヤー7
を巻き掛け連結している。 【0013】そして、前記エンジン4の出力軸8に、エ
ンジンダイナモメータ装置9を機械的に直結して、レギ
ュレーションで定められるところの運転パターンに従っ
てステッピングモータ2ひいてはエンジン4を制御し
て、エンジン特性を調べるようにしている。 【0014】上記構成の操作装置において、スロットル
バルブ軸3側の回動体5のワイヤー巻き掛け周面を円形
とし、アクチュエータ軸1側の回動体6のワイヤー巻き
掛け周面を異径にして、スロットル開度θ2が大きい範
囲でのスロットルバルブ軸3の回動量を、これを回動さ
せるアクチュエータ軸1の回動量に比較して大きくする
ように構成している。 【0015】具体的には、アクチュエータ軸1とスロッ
トルバルブ軸3とを平行にして、これらの回動軸線を水
平方向に向けるものとし、かつ、スロットルバルブ軸3
を、スロットル開度が零位置Aから全開位置Bにわたっ
て90度(本来は90度以下であるが、便宜上90度と
する。)、時計廻り方向に回動させるものとし、更に、
負荷一定の状態でアクチュエータ軸1を時計廻り方向に
90度回動させることで、スロットル開度が全開になる
ことを前提にして説明すると、前記アクチュエータ軸1
側の回動体6を楕円形に形成して、スロットル開度が零
の状態で、この楕円形回動体6の長径軸芯を水平のX軸
方向に向かわせ、かつ、楕円形回動体6の垂直のY軸上
の下部側短径部分6aと、スロットルバルブ軸3に対し
てアクチュエータ軸1とは反対側のX軸上の回動体部分
5aとを、ワイヤー7によって連結している。 【0016】上記の構成によれば、アクチュエータ軸1
の初期の回動領域すなわちスロットル開度が小さな領域
では、回動体6によるワイヤー7の引っ張り量が小さ
く、かつ、回動が進むに連れてスロットル開度θ2が大
きくなる領域では、ワイヤー7が楕円形回動体6の長径
部分に巻き掛けられることで、回動体6によるワイヤー
7の引っ張り量が大きくなる。 【0017】従って、アクチュエータ軸1の時計廻り方
向90度にわたる回動に伴って、その際のワイヤー7の
引っ張り量でスロットルバルブ軸3が時計廻り方向に9
0度回動するように、かつ、図2に示すように、アクチ
ュエータ軸1の回動角θ1とスロットル開度θ2とがエ
ンジン特性とは逆の非線形を描くように、楕円形回動体
6のワイヤー7の巻き掛け周面形状を設定することで、
図3に示すように、アクチュエータ軸1の回動角θ1と
エンジン回転数Rとを、線形に近づけるように変化させ
ることが可能になる。 【0018】別の実施の形態によるスロットルバルブの
操作装置を図4に示している。この別の実施の形態で
は、スロットルバルブ軸3とアクチュエータ軸1とにそ
れぞれ設けられた2つの回動体5,6のうちのアクチュ
エータ軸1側の回動体6の形状を、次のように形成して
いる。即ち、回動体6のワイヤー巻き掛け周面を、アク
チュエータ軸1の回動に伴ってワイヤー7の巻き掛け半
径が大きくなるカム面Sに形成しており、勿論この際、
カム面Sによるワイヤー7の巻き掛け周面形状を、図2
に示すように、アクチュエータ軸1の回動角θ1とスロ
ットル開度θ2とがエンジン特性とは逆の非線形を描く
ように設定するのであり、かゝる形態では、ワイヤー巻
き掛け周面の形状を任意に形成できることから、図3に
示すように、アクチュエータ軸1の回動角θ1とエンジ
ン回転数Rとを線形に近づけることが、回動体6を楕円
形に形成する場合に比較して容易に可能となる。 【0019】 【発明の効果】以上説明したように、本発明にかゝるス
ロットルバルブの操作装置によれば、アクチュエータ軸
側の回動体を異径に形成する簡単な改良技術によって、
アクチュエータ軸の回動角とエンジン回転数との状態変
化を線形に近づけることが可能となり、従って、アクチ
ュエータ軸のどの回動領域においても、アクチュエータ
の回動角の変化が、エンジンの状態の変化量に対してほ
ゞ一定になることから、アクチュエータの制御が容易
で、制御精度の向上が達成される上に、アクチュエータ
軸の回動角が平均化されることから、スロットル開度の
全域における分解能も平均化できる利点がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明によるスロットルバルブの操作装置を示
す構成図である。 【図2】アクチュエータ軸側の回動体を異径にして、ア
クチュエータ軸の回動角とスロットル開度とをエンジン
特性とは逆の非線形の関係で変化させるようにした説明
図である。 【図3】アクチュエータ軸の回動角とエンジン回転数と
の線形の変化関係を示す説明図である。 【図4】別の実施の形態によるアクチュエータ軸側の回
動体の詳細図である。 【図5】従来例のスロットルバルブの操作装置を示す構
成図である。 【図6】図5に示す操作装置のアクチュエータ軸の回動
角とスロットル開度との線形の変化関係を示す説明図で
ある。 【図7】図5に示す操作装置のスロットル開度とエンジ
ン回転数との非線形の変化関係を示す説明図である。 【図8】図5に示す操作装置のアクチュエータ軸の回動
角とエンジン回転数との非線形の変化関係を示す説明図
である。 【符号の説明】 1…アクチュエータ軸、3…スロットルバルブ軸、4…
エンジン、5,6…回動体、7…ワイヤー、θ1…アク
チュエータ軸の回動角、θ2…スロットル開度。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジンの性能テストなどに際して用い
    られるエンジン制御用のスロットルバルブの操作装置で
    あって、回動角が電圧の印加量に比例して回動するアク
    チュエータ軸とスロットルバルブ軸とにそれぞれ設けら
    れた2つの回動体にワイヤーを巻き掛け連結し、かつ、
    スロットル開度が大きい範囲でのスロットルバルブ軸の
    回動量を、これを回動させるアクチュエータ軸の回動量
    に比較して大きくするように、アクチュエータ軸側の回
    動体のワイヤー巻き掛け周面を異径に形成して成ること
    を特徴とするスロットルバルブの操作装置。
JP2002005637A 2002-01-15 2002-01-15 スロットルバルブの操作装置 Pending JP2003206764A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017198168A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社ハイレックスコーポレーション 操作量変換機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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