JP2003205890A - 超音波海生生物付着防止装置 - Google Patents

超音波海生生物付着防止装置

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JP2003205890A
JP2003205890A JP2002008192A JP2002008192A JP2003205890A JP 2003205890 A JP2003205890 A JP 2003205890A JP 2002008192 A JP2002008192 A JP 2002008192A JP 2002008192 A JP2002008192 A JP 2002008192A JP 2003205890 A JP2003205890 A JP 2003205890A
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ultrasonic
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oscillator
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Satoshi Goto
敏 五藤
Seiki Yamaguchi
清貴 山口
Masahiro Toyoda
昌弘 豊田
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Honda Electronics Co Ltd
YSgear Co Ltd
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Honda Electronics Co Ltd
YSgear Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船底に塗料を塗布しているが、この塗料は酸
性化合物であるために、吸い込み口や瀘過部材又は排出
口等を腐食するという欠点があり、さらに、音波振動子
を船底の吸水管の吸い込み口や瀘過部材又は排出口の近
傍に装着しても、吸水管の吸い込み口瀘過部材又は排出
口を振動させることができず、全く効果がないという欠
点があった。 【解決手段】 船底1にエンジン冷却用の海水を吸い込
む吸水管2が吸い込み口2aを船底1の外側で開口して
貫通して装着され、吸水管2は船底2と接触する部分及
びその近傍にネジ山が設けられ、ネジ山に座金4を介し
て六角ナット5が係合されて、吸水管2が船底1に固着
され、六角ナット5の上方に超音波振動伝達部材6がビ
ス7によって吸水管2に固着され、超音波振動伝達部材
6にランジュバン型の超音波振動子8の振動面が接着さ
れ、超音波振動子8に発振器9から単一周波数の発振出
力が印加されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、吸水管又は排水管
を超音波振動して海生生物の付着を防止するようにした
超音波海生生物付着防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、船舶のエンジンを冷却したり、船
舶内に取り付けたトイレの流水には海水が使用されてお
り、船舶のエンジンを冷却する海水は船外に瀘過部材が
固着されて吸い込み口が船底に固着された吸水管からポ
ンプ等で吸い込んで使用し、又、トイレ用の海水は瀘過
部材を設けない吸い込みを船底に固着した吸水管からポ
ンプ等でで吸い込んで使用し、又、トイレで使用した海
水も船底に排水口を固着した排水管によって排出するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに船舶の船底に固着された吸い込み口や瀘過部材又は
排出口は短期間にふじつぼ等の海生生物が付着してしま
い、エンジンを冷却する海水が不足してエンジンを過熱
したり、トイレが使用できなくなる等の問題があった。
【0004】この問題を解決するために、船底にふじつ
ぼ等の海生生物を付着させないために、船底に塗料を塗
布しているが、この塗料は酸性化合物であるために、吸
い込み口や瀘過部材又は排出口等を腐食するという欠点
があり、又、船底に音波振動子を装着する方法も知られ
ているが、音波振動子を船底の吸水管の吸い込み口や瀘
過部材又は排出口の近傍に装着しても、吸水管の吸い込
み口瀘過部材又は排出口を振動させることができず、全
く効果がないという欠点があった。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】本発明は、吸い込み口
を船底に固着した吸水管と、該吸水管の前記船底近傍に
固着した超音波振動伝達部材と、該超音波振動伝達部材
に振動面を固着したランジュバン型振動子と、該ランジ
ュバン型振動子に発振出力を印加する発振装置と、該発
振装置に電力を供給する電源部とからなり、前記発振装
置の出力で前記超音波振動子から前記超音波振動伝達部
材に超音波振動を出力し、前記吸水管を前記超音波で振
動して前記吸水管の吸い込み口に海生生物記が付着する
のを防止するこものであり、又、前記吸水管は前記吸い
込み口に格子を設けた瀘過部材を固着するものであり、
さらに、前記吸水管の代わりに、前記船底に固着した排
水管に前記超音波振動子を固着するものであり、又、海
水に浸漬した吸い込み口を設けた吸水管又は排出口を設
けた排水管にに固着した超音波振動伝達部材と、該超音
波振動伝達部材に振動面を固着したランジュバン型振動
子と、該ランジュバン型振動子に発振出力を印加する発
振装置と、該発振装置に電力を供給する電源部とからな
り、前記発振装置の出力で前記超音波振動子から前記超
音波振動伝達部材に超音波振動を出力し、前記吸水管又
は排水管を前記超音波で振動して前記吸水管の吸い込み
口又は排水管の排出口に海生生物記が付着するのを防止
するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明では、海水を吸い込む吸水
管又は使用した海水を排出する排水管の吸い込み口又は
排出口の近傍に超音波振動伝達部材を固着し、この超音
波振動伝達部材に超音波振動子の振動面を固着して、超
音波振動子から超音波を伝達すると、吸水管又は排水管
が超音波振動するので、吸水管又は排水管の吸い込み口
又は排出口に付着しようとする海生生物が超音波振動の
ために付着することができず、吸水管又は排水管の吸い
込み口又は排出口は海生生物で塞がれることがない。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例の海生生物付着防止装
置の側面断面図、図2は図1の瀘過部材を船底から見た
図で、船舶の船底1にエンジン冷却用の海水を吸い込む
吸水管2が吸い込み口2aを船底1の外側で開口して貫
通して装着され、吸い込み口2aに複数の格子3aがほ
ぼ平行に構成されている瀘過部材3が吸水管2と一体に
固着され、又、吸水管2は船底2と接触する部分及びそ
の近傍にネジ山が設けられ、このネジ山に座金4を介し
て六角ナット5が係合されて、吸水管2が船底1に固着
され、又、六角ナット5の上方に超音波振動伝達部材6
がビス7によって吸水管2に固着され、この超音波振動
伝達部材6にランジュバン型の超音波振動子8の振動面
が接着され、この超音波振動子8に発振器9から単一周
波数の発振出力が印加され、又、発振器9に電源部10
から直流電力が供給されている。
【0008】このように構成された本実施例の海生生物
付着防止装置では、電源部10の電力で発振器9を駆動
すると、ランジュバン型の超音波振動子8に発振器9か
ら発振出力が印加されるので、超音波振動子8は超音波
振動伝達部材6を介して吸水管2を超音波振動するが、
この超音波振動は船底1に固着された吸水管2を伝達し
て船底1の外側に突出している吸い込み口2aの周囲を
振動し、さらに、吸い込み口2aに固着されている瀘過
部材3及びその格子3aを超音波振動するので、海水が
瀘過部材3の格子3aの間から吸い込まれる時に、海水
に含まれている海生生物が瀘過部材3及び格子3aに付
着しようとしても、瀘過部材3及びその格子3aが超音
波振動しているために海生生物は全く付着することがで
きない。
【0009】なお、上記実施例の説明では、超音波振動
伝達部材6は吸水管2にビス7で固着するようにした
が、超音波振動伝達部材6の内側にネジ山を設け、吸水
管2のネジ山に係合し、さらに、ビス7で固定するよう
にすれば、超音波振動子8から超音波振動伝達部材6に
超音波の伝達がより確実に行われ、さらに、上記実施例
において、超音波振動伝達部材6を六角ナット5で挟持
して固着したが、六角ナット5の上に超音波振動伝達部
材6を固着してもよいし、さらに、電源部10として
は、船舶に装着した電池を使用することができるが、ソ
ーラーパネル11から電源部10に電力を供給するよう
にしてもよいし、ソーラーパネル11から直接発振器9
に電力を供給してもよいし、さらに、エンジンに設けた
発電機から電力を供給してもよい。
【0010】図3は本発明の他の実施例の海生生物付着
防止装置の側面断面図で、1は船底、2は吸水管、4は
座金、5は六角ナット、6は超音波振動伝達部材、7は
ビス、8超音波振動子、9は発振器、10は電源部であ
り、これらの構成は上記実施例と同じであるので、説明
は省略するが、本実施例では、吸水管2の外側に瀘過部
材3を省いたもので、トイレの吸水管として使用し、
又、吸い込み口2を排水口として使用することができる
ものである。
【0011】このように構成した本実施例においても、
上記実施例と同様に、超音波振動子8からの超音波が超
音波振動伝達部材6を介して吸水管2に伝達されるの
で、吸い込み口2a又は排水口に海生生物が付着するこ
とがなく、吸い込み口2a又は排水口を塞ぐことがな
い。
【0012】又、上記実施例では、船舶に装着された排
水管又は吸水管に超音波振動伝達部材6を装着し、この
超音波振動伝達部材6に超音波振動子7の振動面を接着
するようにしたが、海に隣接する工場の吸水管又は排水
管の吸い込み口又は排出口の近傍に超音波振動子7を装
着した超音波振動伝達部材6を固着することにより、同
様に、吸水管又は排水管の吸い込み口又は排出口を海生
生物で塞ぐことがないという利点がある。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の海生生物
付着防止装置では、海水を吸い込む吸水管又は使用した
海水を排出する排水管の吸い込み口又は排出口の近傍に
超音波振動伝達部材を固着し、この超音波振動伝達部材
に超音波振動子の振動面を固着して、超音波振動子から
超音波を伝達すると、吸水管又は排水管が超音波振動す
るので、吸水管又は排水管の吸い込み口又は排出口に付
着しようとする海生生物が超音波振動のために付着する
ことができず、吸水管又は排水管の吸い込み口又は排出
口は海生生物で塞がれることがないという利点があり、
又、吸水管の吸い込み口に固着した瀘過部材にも海生生
物が付着しないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の海生生物付着防止装置の側面
断面図である。
【図2】図1の瀘過部材を船底から見た図である。
【図3】本発明の他の実施例の海生生物付着防止装置の
側面断面図である。
【符号の説明】
1 船底 2 吸水管 3 瀘過部材 4 座金 5 六角ナット 6 超音波振動伝達部材 7 ビス 8 超音波振動子 9 発振器 10 電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 清貴 静岡県浜松市新橋町1103番地 株式会社ワ イズギア内 (72)発明者 豊田 昌弘 愛知県豊橋市大岩町字小山塚20番地 本多 電子株式会社内 Fターム(参考) 5D107 AA20 BB20 CC04 CC10 FF05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸い込み口を船底に固着した吸水管と、
    該吸水管の前記船底近傍に固着した超音波振動伝達部材
    と、該超音波振動伝達部材に振動面を固着したランジュ
    バン型振動子と、該ランジュバン型振動子に発振出力を
    印加する発振装置と、該発振装置に電力を供給する電源
    部とからなり、前記発振装置の出力で前記超音波振動子
    から前記超音波振動伝達部材に超音波振動を出力し、前
    記吸水管を前記超音波で振動して前記吸水管の吸い込み
    口に海生生物記が付着するのを防止することを特徴とす
    る超音波海生生物付着防止装置。
  2. 【請求項2】 前記吸水管は前記吸い込み口に格子を設
    けた瀘過部材を固着することを特徴とする請求項1記載
    の超音波海生生物部材防止装置。
  3. 【請求項3】 前記吸水管の代わりに、前記船底に固着
    した排水管に前記超音波振動子を固着することを特徴と
    する請求項1記載の超音波海生生物付着防止装置。
  4. 【請求項4】 海水に浸漬した吸い込み口を設けた吸水
    管又は排出口を設けた排水管にに固着した超音波振動伝
    達部材と、該超音波振動伝達部材に振動面を固着したラ
    ンジュバン型振動子と、該ランジュバン型振動子に発振
    出力を印加する発振装置と、該発振装置に電力を供給す
    る電源部とからなり、前記発振装置の出力で前記超音波
    振動子から前記超音波振動伝達部材に超音波振動を出力
    し、前記吸水管又は排水管を前記超音波で振動して前記
    吸水管の吸い込み口又は排水管の排出口に海生生物記が
    付着するのを防止することを特徴とする超音波海生生物
    付着防止装置。
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