JP2003205841A - トランスポンダ保守装置 - Google Patents
トランスポンダ保守装置Info
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- JP2003205841A JP2003205841A JP2002004653A JP2002004653A JP2003205841A JP 2003205841 A JP2003205841 A JP 2003205841A JP 2002004653 A JP2002004653 A JP 2002004653A JP 2002004653 A JP2002004653 A JP 2002004653A JP 2003205841 A JP2003205841 A JP 2003205841A
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Abstract
に設置される応答器の保守作業を軽減することを目的と
する。 【解決手段】保守用車両2の速度を検出する速度発電機
12と、応答器3から送信された応答波に基づく質問器
11からの受信信号と速度情報を入力し、応動距離、デ
ータフレーム数及び通信時間を計測し、これら計測値が
応答器3に規定されているこれら性能を満足しているか
否かを評価する保守用評価器13とを備え、保守用車両
2に搭載する構成である。
Description
設け応答器を地上側に設置して車上−地上間でマイクロ
波を用いて情報通信するトランスポンダの保守を目的と
するトランスポンダ保守装置に関し、特に、地上の応答
器の保守作業を軽減するためのトランスポンダ保守装置
に関する。
ば列車選別装置等にマイクロ波を用いたトランスポンダ
を利用することが考えられている。このような列車選別
装置では、列車側に車上子として質問器を搭載し、地上
の例えば枕木上に地上子として応答器を設置する。列車
が走行するときに車上の質問器から常時質問波を送信
し、地上の応答器上を列車が通過する際に質問器からの
質問波を応答器が受信し、質問波を受信した応答器から
送信される応答波を質問器が受信することにより、車上
−地上間で情報(例えば列車種別、行先等)のやり取り
が行われる。そして、質問器−応答器間の情報通信にマ
イクロ波を用いることにより、高速通信が可能となり、
また、通信できる情報量が増大できるようになる。
に運行するためには、トランスポンダの機能が正常かど
うかを検査する等の定期的な保守作業を行う必要があ
る。この場合、地上に設置される多数の応答器の保守作
業を、保守作業者が設置現場に出向いて行うのでは保守
作業者の負担が大きく、また、非効率的である。
で、マイクロ波を用いるトランスポンダの地上側の応答
器に対する保守作業が容易にできるトランスポンダ保守
装置を提供することを目的とする。
1の発明は、車両に搭載され質問波を送信する質問器
と、前記車両の走行軌道に沿って間隔を設けて地上に設
置され前記質問波に応答して応答波を返信する応答器と
を備え、前記質問器と前記応答器との間の情報通信にマ
イクロ波を用いるトランスポンダの前記応答器を保守す
るためのトランスポンダ保守装置であって、保守用車両
に搭載され、前記保守用車両の走行速度を検出する速度
検出部と、質問波を送信する保守用質問器と、前記応答
器上を通過する時に当該応答器と前記保守用質問器との
通信状態と前記速度検出部からの速度情報とに基づいて
前記応答器が予め規定された性能を満たしているか否か
を評価する性能評価部とを備える構成とした。
器から質問波を常時送信しながら保守用車両を走行させ
る。保守用車両が応答器上を通過するとき、応答器は質
問波を受信して応答波を送信する。性能評価部は、この
際の通信状態と速度検出部で検出された車両速度とに基
づいて応答器が予め規定された性能を満たしているか否
かを評価する。
価部は、前記保守用質問器と前記応答器との通信期間に
おける、前記応答器のデータ送信回数を示すデータフレ
ーム数、応答波通信時間及び前記応答器の通信範囲を示
す応動距離の少なくとも1つが、予め規定された性能を
満たしているか否かを評価する構成である。前記データ
フレーム数性能を評価する場合、請求項3のように、前
記性能評価部は、車両の最高速度で必要な予め規定され
たデータフレーム数と前記速度検出部で検出された前記
通信期間における速度情報とに基づいて当該速度におけ
る判定基準値を演算し、前記通信期間で実測されたデー
タフレーム数が前記判定基準値を満たしているか否かを
判定してデータフレーム数性能を評価する構成とすると
よい。
項4のように、前記性能評価部は、車両の最高速度で必
要な予め規定された通信時間と前記速度検出部で検出さ
れた前記通信期間における速度情報とに基づいて当該速
度における判定基準値を演算し、前記通信期間で実測さ
れた通信時間が前記判定基準値を満たしているか否かを
判定して通信時間性能を評価する構成とするとよい。
項5のように、前記性能評価部は、前記速度検出部で検
出された前記通信期間における速度情報とその時の実測
された通信時間に基づいて実際の応動距離を演算し、該
実際の応動距離が予め規定された応動距離を満たしてい
るか否かを判定して応動距離性能を評価する構成とする
とよい。
質問波を送信する質問器と、前記車両の走行軌道に沿っ
て間隔を設けて地上に設置され前記質問波に応答して応
答波を返信する応答器とを備え、前記質問器と前記応答
器との間の情報通信にマイクロ波を用いるトランスポン
ダの前記応答器を保守するためのトランスポンダ保守装
置であって、保守用車両に搭載され、質問波を送信する
保守用質問器と、互いの距離が予め規定された前記応答
器の応動距離と略一致するよう車両進行方向に対して前
記保守用質問器の前後に配置される第1及び第2受信ア
ンテナと、前記保守用質問器からの質問波に応答して前
記応答器から送信された応答波に対する前記第1及び第
2受信アンテナの受信信号レベルが同時に所定値以上あ
る時に前記応答器が予め規定された応動距離性能を満た
していると評価する性能評価部とを備える構成とした。
器から質問波を常時送信しながら保守用車両を走行させ
る。保守用車両が応答器上を通過するとき、応答器は質
問波を受信して応答波を送信する。性能評価部は、第1
及び第2受信アンテナからの受信信号を入力し、両受信
アンテナから同時に受信信号が入力したとき、各受信信
号レベルが所定値以上か否かを判定し、両受信信号レベ
ルが所定値以上あれば、応答器の応動距離性能は正常で
あると評価する。この場合、請求項7のように、前記性
能評価部は、前記第1及び第2受信アンテナから受信さ
れた受信信号に含まれる受信データが一致するか否かを
判定する構成を備えるとよい。このように、受信レベル
だけでなく受信データの一致/不一致も調べれば応答器
の性能評価の信頼性が向上する。
質問波を送信する質問器と、前記車両の走行軌道に沿っ
て間隔を設けて地上に設置され前記質問波に応答して応
答波を返信する応答器とを備え、前記質問器と前記応答
器との間の情報通信にマイクロ波を用いるトランスポン
ダの前記応答器を保守するためのトランスポンダ保守装
置であって、保守用車両に搭載され、質問波を送信する
保守用質問器と、地上に設置された前記各応答器の固有
情報を記憶するデータベースと、前記保守用質問器で受
信した受信信号に前記データベースに記憶した固有情報
が含まれる時に前記受信信号のピーク値が予め定めた閾
値以上あれば前記応答器が正常と評価する評価部とを備
える構成とした。
器から質問波を常時送信しながら保守用車両を走行させ
る。保守用車両が応答器上を通過するとき、応答器は質
問波を受信して応答波を送信する。評価部は、この際に
各応答器に予め設定してある固有情報が受信信号に含ま
れているか否かを調べ固有情報が含まれていれば、評価
対象の応答器であると判断し、その時の受信信号のピー
ク値が閾値以上か否かを判定し、閾値以上であれば応答
器正常であると評価する。固有情報が含まれていなけれ
ば、評価対象の応答器以外の何らかの発信源が存在する
と判断する。
に、前記各応答器の設置位置データを記憶させる構成と
した。これにより、例えば評価部で異常有りと評価され
た応答器の場所をリアルタイムで特定できるようにな
る。
基づいて説明する。図1は、第1の発明に係るトランス
ポンダ保守装置の一実施形態の構成図を示す。図1にお
いて、本実施形態のトランスポンダ保守装置1は、保守
用車両2に搭載され、保守用車両2を走行軌道(図示せ
ず)上で走行させることにより、前記走行軌道に沿った
地上の適所、例えば枕木上に設置されて設けられた複数
の応答器3(図1では1つだけ示してある)とそれぞれ
通信して各応答器3の性能を評価するものである。
示すように、保守用車両2の例えば下部に設けた質問器
11と、保守用車両2の走行速度を検出する速度検出部
としての速度発電機12と、前記質問器11の受信信号
と前記速度発電機12からの速度情報とを入力して応答
器3の性能評価を実行する性能評価部としての保守用評
価器13と、該保守用評価器13の評価結果を表示する
表示部14とを備える。
を発生する質問波発生器と、前記質問波を送信する送信
アンテナと、応答器3からの応答波を受信する受信アン
テナとを備え、保守用車両2の走行時に地上に向けて質
問波を送信する。前記応答器3は、図示しないが、自身
の識別用IDデータと送信データを含んだ応答波を送信
する応答波発生器と、前記応答波を送信する送信アンテ
ナと、質問器11からの質問波を受信する受信アンテナ
とを備え、質問波を受信するとこれに応答して応答波を
車上側に返信する。
を使用して情報通信し、これにより、高速通信が可能で
あり、通信する情報量を増大できる。ここで、質問器1
1と応答器3とで構成されるトランスポンダの前記応答
器3の性能として、通信時間、データフレーム数及び応
動距離が予め規定されている。前記通信時間性能は、走
行車両が最高速度で通過した時に必要な通信時間Tで規
定される。データフレーム数性能も、走行車両が最高速
度で通過した時に送信する必要のあるフレーム数Fで規
定される。応動距離性能は、走行車両の進行方向に沿っ
た応答器の通信可能距離を示すもので、予め定めた固定
値Lとして規定される。尚、前記データフレーム数は、
応答器3の情報送信回数を示すもので、1回の情報送信
が1フレームに相当する。この種のトランスポンダで
は、例えば応答器側から同一の情報を規定回数(即ち、
規定データフレーム数)送信して同一内容が連続して質
問器側で受信できたときにその情報は正しいとして取り
込むような構成をとっており、前記規定回数が必要なデ
ータフレーム数Fに相当する。
の受信信号と速度発電機12からの速度情報を入力して
応動距離を計測する応動距離計測部15と、質問器11
からの受信信号の入力時間を計測して通信時間を計測す
る通信時間計測部16と、質問器11からの受信信号に
含まれるデータフレーム数を計数してデータフレーム数
を計測するデータフレーム数計測部17と、予め規定さ
れた前述の必要通信時間T、必要データフレーム数F、
これら必要通信時間T及び必要データフレーム数Fを規
定する最高速度V及び応動距離判定用固定値Lを記憶さ
せたデータベース18と、該データベース18の各デー
タと速度発電機12からの速度情報に基づいて各判定基
準値を演算する判定基準値演算部19と、判定基準値演
算部19で演算された判定基準値及びデータベース18
に記憶された固定値Lと、各応動距離計測部15、通信
時間計測部16及びデータフレーム数計測部17の各計
測値とを比較して応答器3が正常か否かを判定する判定
部20とを備える。
保守用車両2を、検査対象の応答器3が設置された走行
軌道で質問器11から常時質問波を送信しながら走行さ
せる。この状態で、保守用車両2が応答器3の通信可能
領域に入ると応答器3が質問波を受信しこれに応答して
応答器3から応答波が送信される。この応答波を質問器
11が受信すると、受信信号が保守用評価器13の応動
距離計測部15、通信時間計測部16及びデータフレー
ム数計測部17に入力する。保守用車両2が応答器3の
通信可能領域を抜け出ると応答器3の応答波送信動作が
停止し、応動距離計測部15、通信時間計測部16及び
データフレーム数計測部17への受信信号の入力が停止
する。これにより、通信時間計測部16は受信信号が入
力してから停止するまでの実際の通信時間tを計測し、
データフレーム数計測部17は受信信号が入力してから
停止するまでの通信期間における入力した実際のデータ
フレーム数fを計測する。また、応動距離計測部15
は、受信信号が入力してから停止するまでの実際の通信
時間tを計測すると共に、速度発電機12からの検出速
度vと計測した通信時間tから実際の応動距離Rを、下
記の(1)式から演算する。
度vとデータベース18に記憶されている前記必要通信
時間T、必要データフレーム数F及び最高速度Vの各デ
ータを用いて下記の(2)、(3)式からデータフレー
ム数の判定基準値H1と通信時間の判定基準値H2を演
算する。
の応動距離Rとデータベース18内の固定値Lを比較
し、応答器3の応動距離性能に関して、R≧Lであれば
正常、R<Lであれば異常と判断する。また、通信時間
計測部16で計測された実際の通信時間tと判定基準値
演算部19で演算された判定基準値H2を比較し、応答
器3の通信時間性能に関して、t≧H2であれば正常、
t<H2であれば異常と判断する。同様にしてデータフ
レーム数計測部17で計測された実際のデータフレーム
数fと判定基準値H1を比較し、応答器3のデータフレ
ーム数性能に関して、f≧H1であれば正常、f<H1
であれば異常と判断する。
と判定された時に応答器3は正常と判定し、いずれか1
つでも異常判定された場合は応答器3は異常と判定す
る。判定部20の判定結果は表示部14に表示される。
かかる構成によれば、保守用車両2を走行させながら地
上の応答器3の性能検査ができ、応答器3の設置場所ま
で作業者が出向いていちいち検査する必要がなく、地上
に多数設置される応答器3の保守作業の効率化を図るこ
とができ、保守作業を軽減できる。また、本実施形態で
は、応答器3が規定仕様を満たしているか否かを評価で
きるので、応答器3の評価の信頼性が高いものとなる。
フレーム数及び応動距離の全ての性能が正常であるとき
に応答器正常と判定する構成としたが、必ずしもこれに
限らず、3つの性能のうち少なくとも2つの性能が正常
であるとき正常と判定する構成でもよく、3つの性能の
うち少なくとも1つでも正常であれば正常と判定する構
成としてもよい。
タフレーム数及び応動距離の3つの性能を計測する構成
としたが、必ずしもこれに限らず、3つのうちのいずれ
か2つ、或いは、いずれか1つを計測して応答器の性能
検査を実行する構成としてもよい。また、本実施形態で
は保守用車両の速度検出に速度発電機を用いたが、速度
検出はこれに限らず、例えばドップラ式速度計でもよ
い。また、車上に光、超音波等を用いた位置センサを取
付け、地上側にそれぞれに合う反射部材を規定間隔で設
置し、その間の通過時間を計測することで速度を計測す
る構成を用いてもよく、速度検出部としては車両速度を
計測できる構成であればどのようなものでもよい。
ンダ保守装置の一実施形態の構成図を示す。尚、図1に
示す実施形態と同一要素には同一符号を付して説明を省
略する。図2において、本実施形態のトランスポンダ保
守装置30も、図1の実施形態と同様に、保守用車両2
に搭載され、保守用車両2を走行軌道上で走行させるこ
とにより、複数の応答器3とそれぞれ通信して各応答器
3の性能を評価するものである。
に示すように、保守用車両2の例えば下部に設けた質問
器11と、互いの距離が予め規定された応答器3の応動
距離Lと略一致するよう車両2の進行方向に対して質問
器11の前後に配置される第1及び第2受信アンテナ3
1、32と、これら第1及び第2受信アンテナ31、3
2からの受信信号の入力状態に基づいて応答器3が規定
の応動距離性能を満たしているか否かを評価する性能評
価部としての保守用評価器33と、表示部14とを備え
る。尚、図中のR1、R2は、第1受信アンテナ31と
応答器3との距離、第2受信アンテナ32と応答器3と
の距離をそれぞれ示し、L=R1+R2である。
信アンテナ31、32の各受信信号を入力して両受信信
号が同時に入力した時に、各受信信号レベルが所定値以
上ある時に応答器3の応動距離性能は正常と判定する受
信レベル判定部34と、同じく第1及び第2受信アンテ
ナ31、32の各受信信号を入力して両受信信号が同時
に入力した時に、各受信信号に含まれる受信データが一
致した時に応答器3の応動距離性能は正常と判定するデ
ータ照合部35とを備える構成である。
査対象の応答器3が設置された走行軌道で質問器11か
ら常時質問波を送信しながら走行させることは図1の実
施形態と同様である。この状態で、保守用車両2が応答
器3の通信可能領域に入ると応答器3が質問波を受信し
これに応答して応答器3から応答波が送信される。
5は、第1及び第2受信アンテナ31、32から受信信
号が入力したか否かを検出し、両受信アンテナ31、3
2から同時に入力すれば、受信レベル判定部34では、
受信レベルが所定値以上か否かを判定し所定値以上であ
れば応答器3は正常と判定し、データ照合部35では、
両受信信号に含まれる両受信データを照合し、一致して
いれば応答器は正常と判定する。保守用評価器33は、
受信レベル判定部34及びデータ照合部35が正常と判
定した時に応答器正常の判定結果を表示部14に出力
し、表示部14にその判定結果が表示される。
ナ31、32の両方で同時に受信されなければ、応答器
3の応動距離は規定された性能を満たしていない、即
ち、応答器3の応答波送信能力が規定された能力より低
下しており、保守用評価器33から応答器異常の判定結
果が出力される。かかる構成によっても、保守用車両2
を走行させながら地上の応答器3の性能検査ができ、地
上に多数設置される応答器3の保守作業の効率化を図る
ことができ、保守作業を軽減できる。また、本実施形態
も図1の実施形態と同様に、応答器3が規定仕様を満た
しているか否かを評価できるので、応答器3の評価の信
頼性が高いものとなる。また、受信レベルだけでなく受
信データの一致/不一致も照合することにより、応答器
3の性能評価の信頼性をより一層向上できる。
データの両方について判定する構成としたが、これに限
らず、受信レベルだけ判定するようにしてもよい。次
に、図3に第3の発明に係るトランスポンダ保守装置の
一実施形態の構成図を示す。尚、図1に示す実施形態と
同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
ダ保守装置40は、保守用車両2に搭載され、保守用車
両2を走行軌道上で走行させることにより、複数の応答
器3とそれぞれ通信して各応答器3が通信可能か否かを
評価するものである。前記トランスポンダ保守装置40
は、図3に示すように、保守用車両2の例えば下部に設
けた質問器11と、該質問器11からの受信信号を入力
し受信信号が応答器3からの応答波信号である時に受信
信号の電力ピーク値が閾値以上か否かを判定して応答器
3が正常か否かを評価する評価部としての保守用評価器
41と、該保守用評価器41からの判定結果を表示する
表示部14とを備える。
の応答器3の固有情報であるID情報を記憶したデータ
ベース42と、前記質問器11からの受信信号を入力し
受信信号が検査対象の応答器3からの応答波信号か否か
を前記データベース42内のIDデータに基づいて識別
する受信信号識別部43と、該受信信号識別部43が応
答波信号であると判定した時に受信信号の電力ピーク値
が前記閾値としての規定された最小電力値以上あるか否
かを判定して判定結果を表示部14に出力する受信レベ
ル判定部44とを備える。
査対象の応答器3が設置された走行軌道で質問器11か
ら常時質問波を送信しながら走行させることは図1の実
施形態と同様である。この状態で、保守用車両2が応答
器3の通信可能領域に入ると応答器3が質問波を受信し
これに応答して応答器3から応答波が送信される。質問
器11が応答波を受信すると受信信号が保守用評価器4
1の受信信号識別部43に入力する。
内の固有IDデータ情報に基づいて受信信号に一致する
固有IDデータが含まれているか否かを判定する。含ま
れていれば、検査対象の応答器3であることを受信レベ
ル判定部44に通知する。受信信号レベル判定部44
は、受信信号識別部43からの前記通知が入力すると、
質問器11からの受信信号の電力ピーク値を検出し、検
出した電力ピーク値pと予め記憶されている応答器3の
規定最小電力値Pと比較し、p≧Pであれば応答器3は
通信可能であると判定し、p<Pであれば応答器3は通
信不能であると判定する。受信レベル判定部44の判定
結果は表示部14に表示される。
か通信不能かを評価でき、応答器3が通信可能か否かだ
けの簡易な評価が可能である。また、受信信号識別部4
3に、受信信号に固有IDが含まれているか否かに基づ
いて、応答器3かそれ以外の発信源かを判別する機能を
付加すれば、走行軌道において不要な電波等を発信する
異物の検出が可能となる。
有IDに加えて各応答器3の設置位置データも記憶させ
ておけば、異常判定された応答器3の場所を直ちに特定
できるようになり、保守作業等が迅速にできるようにな
る。
イクロ波を使用するトランスポンダの地上側に設置され
る応答器の正常/異常を、保守用車両を走行させるだけ
で容易評価できるようになり、地上側応答器の保守作業
の効率化及び軽減化を図ることが可能となる。
実施形態を示す構成図
実施形態を示す構成図
実施形態を示す構成図
Claims (9)
- 【請求項1】車両に搭載され質問波を送信する質問器
と、前記車両の走行軌道に沿って間隔を設けて地上に設
置され前記質問波に応答して応答波を返信する応答器と
を備え、前記質問器と前記応答器との間の情報通信にマ
イクロ波を用いるトランスポンダの前記応答器を保守す
るためのトランスポンダ保守装置であって、保守用車両
に搭載され、前記保守用車両の走行速度を検出する速度
検出部と、質問波を送信する保守用質問器と、前記応答
器上を通過する時に当該応答器と前記保守用質問器との
通信状態と前記速度検出部からの速度情報とに基づいて
前記応答器が予め規定された性能を満たしているか否か
を評価する性能評価部とを備えることを特徴とするトラ
ンスポンダ保守装置。 - 【請求項2】前記性能評価部は、前記保守用質問器と前
記応答器との通信期間における、前記応答器のデータ送
信回数を示すデータフレーム数、応答波通信時間及び前
記応答器の通信範囲を示す応動距離の少なくとも1つ
が、予め規定された性能を満たしているか否かを評価す
る構成である請求項1に記載のトランスポンダ保守装
置。 - 【請求項3】前記性能評価部は、車両の最高速度で必要
な予め規定されたデータフレーム数と前記速度検出部で
検出された前記通信期間における速度情報とに基づいて
当該速度における判定基準値を演算し、前記通信期間で
実測されたデータフレーム数が前記判定基準値を満たし
ているか否かを判定することにより、前記データフレー
ム数性能を評価する構成である請求項2に記載のトラン
スポンダ保守装置。 - 【請求項4】前記性能評価部は、車両の最高速度で必要
な予め規定された通信時間と前記速度検出部で検出され
た前記通信期間における速度情報とに基づいて当該速度
における判定基準値を演算し、前記通信期間で実測され
た通信時間が前記判定基準値を満たしているか否かを判
定することにより、前記通信時間性能を評価する構成で
ある請求項2に記載のトランスポンダ保守装置。 - 【請求項5】前記性能評価部は、前記速度検出部で検出
された前記通信期間における速度情報とその時の実測さ
れた通信時間に基づいて実際の応動距離を演算し、該実
際の応動距離が予め規定された応動距離を満たしている
か否かを判定することにより、前記応動距離性能を評価
する構成である請求項2に記載のトランスポンダ保守装
置。 - 【請求項6】車両に搭載され質問波を送信する質問器
と、前記車両の走行軌道に沿って間隔を設けて地上に設
置され前記質問波に応答して応答波を返信する応答器と
を備え、前記質問器と前記応答器との間の情報通信にマ
イクロ波を用いるトランスポンダの前記応答器を保守す
るためのトランスポンダ保守装置であって、保守用車両
に搭載され、質問波を送信する保守用質問器と、互いの
距離が予め規定された前記応答器の応動距離と略一致す
るよう車両進行方向に対して前記保守用質問器の前後に
配置される第1及び第2受信アンテナと、前記保守用質
問器からの質問波に応答して前記応答器から送信された
応答波に対する前記第1及び第2受信アンテナの受信信
号レベルが同時に所定値以上ある時に前記応答器が予め
規定された応動距離性能を満たしていると評価する性能
評価部とを備えることを特徴とするトランスポンダ保守
装置。 - 【請求項7】前記性能評価部は、前記第1及び第2受信
アンテナから受信された受信信号に含まれる受信データ
が一致するか否かを判定する構成を備える請求項6に記
載のトランスポンダ保守装置。 - 【請求項8】車両に搭載され質問波を送信する質問器
と、前記車両の走行軌道に沿って間隔を設けて地上に設
置され前記質問波に応答して応答波を返信する応答器と
を備え、前記質問器と前記応答器との間の情報通信にマ
イクロ波を用いるトランスポンダの前記応答器を保守す
るためのトランスポンダ保守装置であって、保守用車両
に搭載され、質問波を送信する保守用質問器と、地上に
設置された前記各応答器の固有情報を記憶するデータベ
ースと、前記保守用質問器で受信した受信信号に前記デ
ータベースに記憶した固有情報が含まれる時に前記受信
信号のピーク値が予め定めた閾値以上あれば前記応答器
が正常と評価する評価部とを備えることを特徴とするト
ランスポンダ保守装置。 - 【請求項9】前記データベースに、前記各応答器の設置
位置データを記憶させる構成とした請求項8に記載のト
ランスポンダ保守装置。
Priority Applications (1)
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