JP2003205208A - ベルトフィルター - Google Patents

ベルトフィルター

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JP2003205208A
JP2003205208A JP2002004744A JP2002004744A JP2003205208A JP 2003205208 A JP2003205208 A JP 2003205208A JP 2002004744 A JP2002004744 A JP 2002004744A JP 2002004744 A JP2002004744 A JP 2002004744A JP 2003205208 A JP2003205208 A JP 2003205208A
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JP
Japan
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slurry
filter cloth
filter
belt
liquid supply
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Application number
JP2002004744A
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English (en)
Inventor
Takayuki Miyaji
剛之 宮地
Masami Kasahara
正巳 笠原
Katsuaki Makino
勝昭 槙野
Isao Matsuura
勲 松浦
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、効率よく脱水ケーキを形成する
ことができるベルトフィルターを提供することを課題と
する。 【解決手段】 石膏スラリー12がスラリーフィーダー
装置11の給液シュート11aから搬送ベルト14と共
に走行する濾布15の表面上に供給される際、給液シュ
ート11aで粗粒と微粒の相分離を起こしたスラリー1
2は多孔板13を通過することにより混合且つ減速さ
れ、この状態で静かに濾布15の上に落下すする。この
ため、自然沈降域17においてスラリー12中の粗粒が
微粒よりも先に濾布15の表面上に沈降した後にスラリ
ー12はサクションボックス16で真空脱水されて脱水
ケーキ18が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ベルトフィルタ
ーに関し、特に濾布面上にスラリーを供給するスラリー
フィーダー装置を備えたベルトフィルターに関する。 【0002】 【従来の技術】火力発電所の排煙脱硫設備から得られる
石膏スラリーは、ベルトフィルターにより石膏付着水分
10%以下に脱水処理されている。図5に示されるよう
に、ベルトフィルターでは、搬送ベルト1と共に走行す
る濾布2の上方に配置されたスラリーフィーダ装置3の
給液シュート3aから濾布2の表面上に石膏スラリー4
が供給されるようになっており、このスラリー4が自然
沈降域5を経て濾布3の裏面側に配置されたサクション
ボックス6により真空脱水される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
スラリーフィーダー装置1では、スラリー4が濾布2の
表面に供給されるとき水流による攪乱が大きく、また、
自然沈降域5が短いため、スラリー4をサクションボッ
クス6で真空に引いて脱水ケーキ8の形成を行うのが難
しかった。すなわち、給液シュート3aでスラリー4が
粗粒の層と微粒の層に分離すして微粒子リッチの上層が
直接濾布2面に接触する可能性が高く、このような状態
ですぐにサクションボックス6で真空引きされるため、
スラリー4は濾布2表面に微粒子マット層9を形成して
目詰まリを起こす場合があった。このような場合には、
濾過速度の低下、水切れ不良、脱水ケーキ8の含水率が
下がらない等のトラブルが多く発生して、充分な処理能
力が得られなくなってしまう虞があった。この発明は、
このような問題点を解消するためになされたもので、効
率よく脱水ケーキを形成することができるベルトフィル
ターを提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明に係るベルトフ
ィルターは、スラリーを濾布面上に供給する給液シュー
を具備したスラリーフィーダー装置を有するベルトフィ
ルターにおいて、前記スラリーフィーダー装置は、スラ
リーを通すことによりこのスラリーを混合及び減速させ
る多孔板を前記給液シュートの先端部に備え、前記多孔
板を通って濾布面上に供給されたスラリー中の粗粒が微
粒よりも先に濾布面上に沈降する自然沈降域を設置した
ものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1〜4を参照して、この
発明の実施の形態に係るベルトフィルターに用いられた
スラリーフィーダー装置を説明する。図1に示されるよ
うに、ベルトフィルターのスラリーフィーダー装置11
は、下方に向かって傾斜した給液シュート11aを有す
ると共に、その給液シュート11aの先端部に、石膏ス
ラリー12を通すことによりこのスラリー12を混合及
び減速するための多孔板13を備えており、搬送ベルト
14と共に走行する濾布15の上方に配置される。濾布
15の裏面側にはサクションボックス16が配置されて
おり、スラリーフィーダー装置11とサクションボック
ス16との間には、従来よりも長さを延長した自然沈降
域17が形成されている。 【0006】次に、この実施の形態に係るベルトフィル
ターの作用について説明する。火力発電所の排煙脱硫設
備から得られる石膏スラリー12は、スラリーフィーダ
ー装置11の給液シュート11aから搬送ベルト14と
共に走行する濾布15の表面上に供給される。このと
き、給液シュート11aで粗粒と微粒の相分離を起こし
たスラリー12は多孔板13を通過することにより混合
且つ減速され、この状態で静かに濾布15の上に落下す
る。このため、自然沈降域17においてスラリー12中
の粗粒と微粒のうち粗粒が先に濾布15の表面上に沈降
した後に微粒が沈降し、さらにサクションボックス16
で真空脱水されて脱水ケーキ18が形成される。 【0007】このようにして濾布15の上に形成された
脱水ケーキ18は、図2に示されるようにダンデイロー
ル19で加圧されることにより、その上層部に位置する
微粒子層が分散且つ破壊され、さらに洗浄水供給装置2
0からの熱水で洗浄されることにより脱水ケーキ18中
に含まれる塩分が除去されると共にサクションボックス
16によって脱水が続けられる。その後、脱水ケーキ1
8はケーキ剥離部21で濾布15から剥離されて系外に
搬出される。ケーキ剥離後の濾布15は、高圧濾布洗浄
装置22で洗浄されて僅かに残る付着ケーキを除去した
後、スラリーフィーダー装置11の下方へ戻る。 【0008】図3に石膏スラリー処理量と濾過速度との
関係を示す。スラリーフィーダー装置11の給液シュー
ト11aの先端部に多孔板13を設けたり、長さを延長
した自然沈降域17を設けることで、従来に比べて同一
処理量での濾過速度が向上していることがわかる。ま
た、図4に石膏スラリー処理量と水切長さの関係を表
す。ここで、水切り長さとは、スラリーが供給された位
置からスラリーが脱水されて脱水ケーキ表面の水が消失
する位置までの長さであり、一般に濾過速度が大きくな
ると水切り長さは短くなる。スラリーフィーダー装置1
1の給液シュート11aの先端部に多孔板13を設けた
り、長さを延長した自然沈降域17を設けることで、従
来に比べて水切り長さが短縮されていることがわかる。 【0009】以上のように、スラリー12中の粗粒が微
粒よりも先に濾布15の表面上に沈降した状態でスラリ
ー12は真空脱水されて脱水ケーキ18が形成されるた
め、脱水ケーキ18中の微粒子層が濾布15面側に形成
され難くなり、これにより濾布15の目詰まりが回避さ
れ、濾過速度の低下を防止することができた。また、脱
水ケーキ18の上層部に形成される微粒子層をダンデイ
ロール19で分散・破壊したため、脱水ケーキ18の通
気性の低下を抑制してケーキ含水率を低下させることが
できた。 【0010】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、スラリーを通すことによりこのスラリーを混合及び
減速させる多孔板をスラリーフィーダー装置の給液シュ
ートの先端部に備え、多孔板を通って濾布面上に供給さ
れたスラリー中の粗粒が微粒よりも先に濾布面上に沈降
する自然沈降域を設けたので、濾布面の目詰まりを防止
して効率よく脱水ケーキを形成することができるように
なった。
【図面の簡単な説明】 【図1】 この発明の実施の形態に係るベルトフィルタ
ーに用いられたスラリーフィーダー装置を示す断面図で
ある。 【図2】 実施の形態に係るベルトフィルターの全体構
造を示す図である。 【図3】 石膏スラリー処理量と濾過速度との関係を示
す図である。 【図4】 石膏スラリー処理量と水切り長さとの関係を
示す図である。 【図5】 従来のベルトフィルターに用いられたスラリ
ーフィーダー装置を示す断面図である。 【符号の説明】 11 スラリーフィーダー装置、11a 給液シュー
ト、12 石膏スラリー、13 多孔板、14 搬送ベ
ルト、15 濾布、16 サクションボックス、17
自然沈降域、18 脱水ケーキ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 槙野 勝昭 広島県広島市西区観音新町一丁目20番24号 菱明技研株式会社内 (72)発明者 松浦 勲 広島県広島市西区観音新町一丁目20番24号 菱明技研株式会社内 Fターム(参考) 4D026 BA03 BB03 BC12 BF19 BH06

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 スラリーを濾布面上に供給する給液シュ
    ートを具備したスラリーフィーダー装置を有するベルト
    フィルターにおいて、 前記スラリーフィーダー装置は、スラリーを通すことに
    よりこのスラリーを混合及び減速させる多孔板を前記給
    液シュートの先端部に備え、 前記多孔板を通って濾布面上に供給されたスラリー中の
    粗粒が微粒よりも先に濾布面上に沈降する自然沈降域が
    設けられていることを特徴とするベルトフィルター。
JP2002004744A 2002-01-11 2002-01-11 ベルトフィルター Withdrawn JP2003205208A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006430A (ja) * 2006-06-01 2008-01-17 Ishigaki Co Ltd ベルト型ろ過濃縮機
CN104474750A (zh) * 2014-11-24 2015-04-01 武汉理工大学 一种净化装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006430A (ja) * 2006-06-01 2008-01-17 Ishigaki Co Ltd ベルト型ろ過濃縮機
CN104474750A (zh) * 2014-11-24 2015-04-01 武汉理工大学 一种净化装置
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Effective date: 20050405