JP2003204619A - 電気接続箱及びコネクタ - Google Patents

電気接続箱及びコネクタ

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JP2003204619A
JP2003204619A JP2002061811A JP2002061811A JP2003204619A JP 2003204619 A JP2003204619 A JP 2003204619A JP 2002061811 A JP2002061811 A JP 2002061811A JP 2002061811 A JP2002061811 A JP 2002061811A JP 2003204619 A JP2003204619 A JP 2003204619A
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JP2002061811A
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Ichiro Terunuma
一郎 照沼
Atsushi Momota
敦司 百田
Hideyuki Kosugi
秀之 小杉
Nobumasa Misaki
信正 見崎
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化や薄型化により小型化を実現してレイ
アウトの自由度を向上させ高い放熱特性を有することが
できる電気接続箱及びコネクタを提供する。 【解決手段】 電気接続箱1は、電気接続箱本体10
と、コネクタ部20とを帯状のFPC30a〜30dか
らなるケーブル部30で接続し、電気接続箱本体10と
コネクタ部20とが可動自在な状態となるように構成さ
れる。ケーブル部30は、FPC30a〜30dを非接
着状態で重ね合わせて構成され、FPC30a〜30d
の少なくとも一方の側縁部には、帯状部33の短手方向
に延出する状態で複数形成され、接続端子39a,39
bが接続された端子接続部34が備えられる。ケーブル
部30Bでは、FPC30a〜30dの少なくとも1つ
は、帯状部33の長手方向の線に沿って短手方向に折り
返して回路幅を小さくし、予めその回路幅に合わせて帯
状部33が形成された他のFPCと重ね合わされてい
る。これにより、小型化を促進してレイアウトの自由度
を向上させると共に、実際の回路幅を大きくして放熱特
性を向上させる電気接続箱及びコネクタを実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヒューズ等を配
線回路に電気的に接続するための接続端子を内蔵した電
気接続箱及びコネクタに関し、特に軽量且つ薄型で小型
化を促進し例えばハーネスなどの外部配線回路との接続
位置を自在に変更することができると共に高い放熱特性
を有する電気接続箱及びコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、自動車等の配線分岐を行う場
合、省スペース化や低コスト化などの目的から電気接続
箱(ジャンクションボックス:J/B)が利用されてい
る。図23は、このような電気接続箱の平面図、図24
は、この電気接続箱に収容されたバスバーの平面図、図
25は、図23のVII部分の断面図、図26は、図23
のVIII部分の断面図をそれぞれ示している。
【0003】この種の電気接続箱101は、下部カバー
102と、この下部カバー102に装着されたバスバー
103と、これらを密閉すると共にコネクタやヒューズ
等が装着される上部カバー105等から構成されてい
る。この電気接続箱101では、図24に示すような、
例えばプレスで打ち抜かれた銅合金やアルミニウム合金
等の金属板からなるバスバー103を使用して配線分岐
を行っている。また、電気接続箱101は、バスバー1
03によって構成された配線回路の途中にヒューズ10
7が組み込まれることにより、例えばヒューズボックス
としての機能も兼ね備えられている。
【0004】図25に示すコネクタ107は、バスバー
103により構成された配線回路に接続されるコネクタ
である。コネクタ105aは、バスバー103の先端部
を90°上方に折り曲げて形成された接続端子部103
aを、上部カバー105に形成された貫通孔105bを
介して下側から上側に貫通させることでコネクタ107
と接続可能に形成されたコネクタである。また、図26
に示すヒューズ108が装着されるヒューズ装着部10
5cは、スリット103bが形成されたバスバー103
の先端部を90°上方に折り曲げて接続端子部103d
を形成し、この接続端子部103dを上部カバー105
に形成された貫通孔105dを介して下側から上側に貫
通させることで、ヒューズ108の接続用の足108a
に直接接続したり、いわゆるF−F(Female to Femal
e)端子を介して接続したりすることができるように形
成されたものである。
【0005】また、図27に示すように、バスバー10
3とバスバー103の支持及び絶縁の役割を果たすイン
シュレーションプレート(IP:絶縁板)109とを交
互に重合して多層構造の配線回路(多層配線回路)11
0を形成し、この多層配線回路110の外側全体を保護
する、図28に示すような筐体内に収容した構造の電気
接続箱112も多く利用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た電気接続箱101では、金属板を金型で打ち抜いてバ
スバー103を製造し配線回路を形成するため、様々な
形状のバスバー103を製造する場合、それぞれ異なる
金型が必要となりコストがかかるうえに、バスバー10
3が厚みのある金属からなるものであるため、電気接続
箱101の重量が重くなると共に電気接続箱101の薄
型化が困難であるという問題がある。また、電気接続箱
112では、電気接続箱全体の重量やコストの増加を防
止するために多層配線回路110の層数を最小限に抑え
る必要があると共に、接続態様に合わせて少ない層数の
多層配線回路110で対応するために他の層の配線回路
や接続端子部103a,103dが貫通する貫通孔11
1等を避けるように回路を取り回して長い回路を形成す
る必要がある。このため、電気接続箱112の軽量化や
薄型化を図ることは非常に困難であるという問題があ
る。更に、これらの電気接続箱101,112は、コネ
クタやヒューズを装着する部分が一体的に形成されてい
るため、ある程度の大きさを兼ね備えており、自動車内
でのその取付位置等に制約が課せられると共に、所定の
筐体内にバスバー103を収容した構造からなるため、
放熱特性が良好ではなく、特に大電流回路を組み込んだ
うえで電気接続箱の小型化、軽量化、薄型化を図ること
は困難である。また、コネクタやヒューズを装着する部
分がこのような一体的構造であるため、例えば従来の電
気接続箱101,112を配設した自動車のインストル
メントパネルにおいて、メンテナンス性の向上などを考
慮して、例えばヒューズの装着部分をパネルの前面に配
置した場合、今度は反対に外部配線回路のコネクタを接
続するための接続作業性が低下してしまうという問題が
起こり得る。
【0007】この発明は、このような問題点を解決しよ
うと試みてなされたもので、軽量化や薄型化により小型
化を実現しつつレイアウトの自由度を向上させ高い放熱
特性を有することができる電気接続箱及びコネクタを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の電
気接続箱は、被接続電装部品が装着される電気接続箱本
体と、この電気接続箱本体と外部配線回路とを電気的に
接続するケーブル部とを備えて構成され、前記ケーブル
部は、絶縁フィルム上に導体パターンからなる回路部が
形成されたフレキシブルプリント回路から構成され、前
記フレキシブルプリント回路は、前記電気接続箱本体内
に一部が収容される帯状部と、この帯状部の前記電気接
続箱本体が配置される位置の側縁部から前記帯状部の短
手方向に延びる端子接続部とを備えて構成され、前記電
気接続箱本体は、前記被接続電装部品を装着する部品装
着口が形成された電気接続箱ハウジングと、前記フレキ
シブルプリント回路の端子接続部に接続されて前記被接
続電装部品と接続されるように前記電気接続箱ハウジン
グに収容される板状の第1の接続端子とを備えて構成さ
れ、前記電気接続箱ハウジングは、前記フレキシブルプ
リント回路の端子接続部が設けられた帯状部の側縁部を
内部に収容する帯状部収容部と、この帯状部収容部の外
側に配置されて前記第1の接続端子をその先端が外部に
臨む状態で収容する端子収容孔とを備え、前記フレキシ
ブルプリント回路の帯状部の側縁部で前記端子接続部が
S字状に折り返された状態で前記帯状部の側縁部が前記
帯状部収容部に収容されていることを特徴とする。
【0009】この発明の第1の電気接続箱によれば、電
気接続箱ハウジングに、フレキシブルプリント回路の端
子接続部が設けられた帯状部の側縁部を内部に収容する
帯状部収容部と、帯状部収容部の外側に配置されて第1
の接続端子を収容する端子収容孔とを備えたため、端子
接続部をS字状に折り返した状態で第1の接続端子と帯
状部とを電気接続箱ハウジング内に収容することがで
き、電気接続箱本体の軽量化、薄型化及び小型化を図る
ことができる。また、柔軟性があり軽くて薄いフレキシ
ブルプリント回路からなるケーブル部を採用するため、
電気接続箱全体の軽量化及び薄型化を図ることができる
と共に、電気接続箱本体の取付位置を自在に変更してレ
イアウトの自由度を向上させることが可能となる。ま
た、端子接続部をフレキシブルプリント回路の側縁部か
ら帯状部の短手方向に延びるように形成するため、端子
接続部の配置位置などにより電気接続箱の設計自由度が
向上し所望の形状の電気接続箱を実現することができ
る。
【0010】この発明に係る第2の電気接続箱は、被接
続電装部品が装着される電気接続箱本体と、外部配線回
路のコネクタを接続するための前記電気接続箱本体と別
体に形成されたコネクタ部と、前記電気接続箱本体と前
記コネクタ部とを電気的に接続するケーブル部とを備え
て構成され、前記ケーブル部は、絶縁フィルム上に導体
パターンからなる回路部が形成されたフレキシブルプリ
ント回路から構成され、前記フレキシブルプリント回路
は、前記電気接続箱本体と前記コネクタ部とを連結する
帯状部と、この帯状部の前記電気接続箱本体及びコネク
タ部が配置される位置の側縁部から前記帯状部の短手方
向に延びる端子接続部とを備えて構成され、前記電気接
続箱本体は、前記被接続電装部品を装着する部品装着口
が形成された電気接続箱ハウジングと、前記フレキシブ
ルプリント回路の端子接続部に接続されて前記被接続電
装部品と接続されるように前記電気接続箱ハウジングに
収容される板状の第1の接続端子とを備えて構成され、
前記コネクタ部は、外部配線回路のコネクタと嵌合され
るコネクタハウジングと、前記フレキシブルプリント回
路の端子接続部に接続されて前記外部配線回路のコネク
タと接続されるようにコネクタハウジングに収容される
第2の接続端子とを備えて構成され、前記フレキシブル
プリント回路の帯状部は、長手方向の線に沿って短手方
向に折り返されてなるものであることを特徴とする。
【0011】この発明の第2の電気接続箱によれば、柔
軟性があり軽くて薄いフレキシブルプリント回路からな
るケーブル部により電気接続箱本体とコネクタ部とを可
動自在に接続するため、電気接続箱全体の軽量化及び薄
型化を図ることができると共に、電気接続箱本体及びコ
ネクタ部の一方の取付位置に対する他方の取付位置を自
在に変更してレイアウトの自由度を向上させることがで
きる。また、フレキシブルプリント回路の帯状部を長手
方向の線に沿って短手方向に折り返して形成するため、
フレキシブルプリント回路の回路幅を所望の大きさに調
整して電気接続箱全体の小型化を図ることができる。更
に、端子接続部をフレキシブルプリント回路の側縁部か
ら帯状部の短手方向に延びるように形成するため、端子
接続部の配置位置等により電気接続箱の設計自由度が向
上し所望の形状の電気接続箱本体及びコネクタ部を実現
することが可能となる。
【0012】この発明に係るコネクタは、絶縁フィルム
上に導体パターンからなる回路部が形成されたフレキシ
ブルプリント回路からなるケーブル部と、このケーブル
部と外部配線回路の外部コネクタとを接続するためのコ
ネクタ部とを備えたコネクタであって、前記フレキシブ
ルプリント回路は、前記コネクタ部内に一部が収容され
る帯状部と、この帯状部の前記コネクタ部が配置される
位置の側縁部から前記帯状部の短手方向に延びる端子接
続部とを備えて構成され、前記コネクタ部は、前記外部
コネクタと嵌合されるコネクタハウジングと、前記フレ
キシブルプリント回路の端子接続部に接続されて前記外
部コネクタと接続されるように前記コネクタハウジング
に収容される板状の第2の接続端子とを備えて構成さ
れ、前記コネクタハウジングは、前記フレキシブルプリ
ント回路の端子接続部が設けられた帯状部の側縁部を内
部に収容する帯状部収容部と、この帯状部収容部の外側
に配置されて前記第2の接続端子をその先端が外部に臨
む状態で収容する端子収容孔とを備え、前記フレキシブ
ルプリント回路の帯状部の側縁部で前記端子接続部がS
字状に折り返された状態で前記帯状部の側縁部が前記帯
状部収容部に収容されていることを特徴とする。
【0013】この発明のコネクタによれば、コネクタハ
ウジングに、フレキシブルプリント回路の端子接続部が
設けられた帯状部の側縁部を内部に収容する帯状部収容
部と、帯状部収容部の外側に配置されて第2の接続端子
を収容する端子収容孔とを備えたため、端子接続部をS
字状に折り返した状態で第2の接続端子と帯状部とをコ
ネクタハウジング内に収容することができ、コネクタ部
の軽量化、薄型化及び小型化を図ることができる。ま
た、柔軟性があり軽くて薄いフレキシブルプリント回路
からなるケーブル部を採用するため、コネクタ部全体の
軽量化及び薄型化を図ることができると共に、コネクタ
部の取付位置を自在に変更してレイアウトの自由度を向
上させることが可能となる。また、端子接続部をフレキ
シブルプリント回路の側縁部から帯状部の短手方向に延
びるように形成するため、端子接続部の配置位置などに
よりコネクタの設計自由度が向上し所望の形状のコネク
タを実現することができる。
【0014】なお、接続端子は、端子接続部に抵抗溶
接、超音波溶着、レーザ溶接又は半田付けにより接続さ
れていることが好ましく、接続端子と端子接続部との接
続部は、例えばホットメルト樹脂モールドにより封止さ
れていることが好ましい。これらの接続方式で接続すれ
ば、高い接続信頼性を確保することができ、ホットメル
ト樹脂でモールドすれば、安価に更に高い接続信頼性を
得ることができるからである。
【0015】また、フレキシブルプリント回路の端子接
続部は、帯状部の両側縁部からそれぞれ延出するように
複数形成されてなるものであることが好ましく、フレキ
シブルプリント回路は、帯状部の両側縁部に形成された
端子接続部のうちの少なくとも一方を他方の側へ折り返
してなるものであっても良い。このようにすれば、フレ
キシブルプリント回路の一方の側に所望の接続端子を配
列することができるからである。
【0016】なお、電気接続箱ハウジングは、第1の接
続端子を内部に係止固定するランス機構が形成されたも
のであることが好ましく、この発明の第1の電気接続箱
によれば、このランス機構は帯状部収容部の外側に形成
されていることが好ましい。
【0017】また、コネクタハウジングは、第2の接続
端子を内部に係止固定するランス機構が形成されたもの
であることが好ましく、この発明のコネクタによれば、
このランス機構は帯状部収容部の外側に形成されている
ことが好ましい。
【0018】また、ケーブル部は、この発明の第1の電
気接続箱においては、複数のフレキシブルプリント回路
を、それぞれのフレキシブルプリント回路の端子接続部
が、電気接続箱本体における第1の接続端子が配置され
る位置に配置されるように非接着状態で重ね合わされて
いることが好ましく、この発明のコネクタにおいては、
複数のフレキシブルプリント回路を、それぞれのフレキ
シブルプリント回路の端子接続部が、コネクタ部におけ
る第2の接続端子が配置される位置に配置されるように
非接着状態で重ね合わされていることが好ましい。更
に、この発明の第2の電気接続箱においては、ケーブル
部は、複数のフレキシブルプリント回路を、それぞれの
フレキシブルプリント回路の端子接続部が、電気接続箱
本体における第1の接続端子及びコネクタ部における第
2の接続端子が配置される位置に配置されるように、且
つ少なくとも1つのフレキシブルプリント回路の帯状部
が長手方向の線に沿って短手方向に折り返されるように
非接着状態で重ね合わされていることが好ましい。
【0019】なお、コネクタ部は、この発明の第2の電
気接続箱とコネクタによれば、コネクタハウジングに着
脱自在に取り付けられ、フレキシブルプリント回路の少
なくとも一部を内部に収容するケース部を更に備えたも
のであることが好ましい。このようにすれば、必要に応
じて形状の異なるコネクタハウジングを交換等すること
により、外部配線回路の種々のコネクタに対して対応可
能となるからである。
【0020】また、この発明の第2の電気接続箱によれ
ば、帯状部が長手方向の線に沿って短手方向に折り返さ
れてなるフレキシブルプリント回路の回路部は、電源分
配回路であることが好ましい。このようにすれば、重ね
合わせる他のフレキシブルプリント回路の回路部よりも
高い放熱特性を備えさせるために、予め回路幅を大きく
形成した電源分配回路の回路幅を他の回路の回路幅に合
わせて調整することができ、小型化を図ることができる
からである。
【0021】この発明に係るフレキシブルプリント回路
は、被接続電装部品が装着される電気接続箱本体部と、
外部配線回路のコネクタを接続するためのコネクタ部と
を電気的に接続するフレキシブルプリント回路であっ
て、電気接続箱本体部とコネクタ部とを連結する帯状部
と、この帯状部の電気接続箱本体部及びコネクタ部が配
置される位置の側縁部から帯状部の短手方向に延びる、
板状の接続端子が接続される接続端子接続部とを備え、
帯状部は、長手方向の線に沿って短手方向に折り返され
てなることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、こ
の発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係る電気接続箱及びコネクタの外観を示す斜
視図である。電気接続箱1は、電気接続箱本体10と、
コネクタ部20と、これら電気接続箱本体10とコネク
タ部20とを接続するケーブル部30とから構成され
る。ケーブル部30は、帯状の複数のフレキシブルプリ
ント回路(以下、「FPC」と略記)30a〜30dを
非接着状態で屈曲自在に複数積層してなる。
【0023】電気接続箱本体10は、樹脂成型部材から
なる電気接続箱ハウジング13及びこのハウジング13
に対して着脱可能な蓋体16を有し、ケーブル部30の
一方の端部に配置されている。電気接続箱ハウジング1
3には、FPC30a〜30dの主面と同じ側の面(正
面に相当する面)に複数のヒューズ11とリレー12と
を装着するための複数のヒューズ装着部14及びリレー
装着部15が、ケーブル部30の長手方向に沿って2列
に形成されている。
【0024】コネクタ部20は、樹脂成型部材からなる
コネクタハウジング22a,22b及びこれらコネクタ
ハウジング22a,22bの一部を収容する、ケーブル
部30の厚み方向に分割可能なケース部23a,23b
を備えて構成され、ケーブル部30の他方の端部に配置
されている。コネクタハウジング22a,22bは、ケ
ーブル部30の両側縁部に沿って、側方からプラグコネ
クタ21a,21bがそれぞれ挿入される複数のコネク
タ嵌合部25を備える。
【0025】図2は、ケーブル部30の構成を示す分解
斜視図である。なお、ケーブル部30は、1枚のFPC
からなるものでも良いが、この例では複数枚のFPCを
非接着状態で重ね合わせてなるものとして説明する。ま
ず、ケーブル部30を構成する帯状のFPC30a,3
0b,30c,30dは、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)又は
ポリイミド(PI)等の絶縁フィルムからなるベースフ
ィルム31の上に、銅箔等の導電材をパターン形成して
なる回路部32を備えて構成され、必要に応じてこれら
の上にカバーレイ(図示せず)が施された構造からな
る。
【0026】FPC30a〜30dの帯状部33の両側
縁部からは、所定の長さで帯状部33の短手方向に延び
るように端子接続部34が複数形成され、これら端子接
続部34の先端側には、例えば電気接続箱ハウジング1
3に収容されて電気接続箱本体10の一部を構成する金
属製の板状の第1の接続端子39aやコネクタハウジン
グ22a(22b)に収容されてコネクタ部20の一部
を構成する第2の接続端子39bがそれぞれ接続されて
いる。なお、この例では、第1の接続端子39aは、ヒ
ューズ11やリレー12と接続されるいわゆるフォーク
端子であり、第2の接続端子39bは、プラグコネクタ
21a,21bの図示しない雌接続端子と接続されるい
わゆる雄接続端子である。また、端子接続部34は、帯
状部33の片方の側縁部のみに形成されているものでも
良い。また、第1及び第2の接続端子39a,39bに
は、後述する電気接続箱ハウジング13やコネクタハウ
ジング22a(22b)内に設けられたランス機構と係
合する係合穴39cがそれぞれ形成されている。
【0027】第1及び第2の接続端子39a,39b
は、端子接続部34上の回路部32と密着するように端
子接続部34上に載置された後、例えば回路部32と抵
抗溶接により接合され端子接続部34に接続される。第
1及び第2の接続端子39a,39bを端子接続部34
に接続した後、FPC30a〜30dを重ね合わせてケ
ーブル部30を構成する。このとき、第1及び第2の接
続端子39a,39bは、電気接続箱ハウジング13や
コネクタハウジング22a(22b)の接続端子配置位
置に対応した位置に配列されるように、それぞれのFP
C30a〜30dの端子接続部34は形成されている。
【0028】こうして帯状のFPC30a〜30dを重
ね合わせてケーブル部30を形成した後、例えば接続端
子39a(39b)と端子接続部34との接合部を、ホ
ットメルト樹脂でモールドし、樹脂モールド部37を形
成して封止すると、接合部の接続信頼性を高めることが
できる。そして、第2の接続端子39bが接続された端
子接続部34はそのままに、第1の接続端子39aが接
続された端子接続部34を、第1の接続端子39aがケ
ーブル部30の回路部32形成面に対して垂直方向に延
び、電気接続箱ハウジング13の所定の端子配置位置に
収められるように折り曲げたりして、第1の接続端子3
9aを電気接続箱ハウジング13に、第2の接続端子3
9bをコネクタハウジング22a(22b)にそれぞれ
取り付ける。
【0029】図3は、電気接続箱本体10の電気接続箱
ハウジング13に第1の接続端子39aを取り付けた様
子を一部を断面で示す図、図4は、コネクタ部20のコ
ネクタハウジング22a(22b)に第2の接続端子3
9b及び帯状部33を取り付けた様子を一部を断面で示
す図である。図3に示すように、電気接続箱本体10の
電気接続箱ハウジング13には、第1の接続端子39a
を挿通し、その先端を露出させた状態で収容する端子収
容部としての複数の端子収容孔24aと、第1の接続端
子39aの係合穴39cと係合して第1の接続端子39
aを電気接続箱ハウジング13内に係止固定するランス
機構としてのランス部26aがそれぞれ所定位置に形成
されている。ケーブル部30を構成するFPC30a〜
30dは、電気接続箱ハウジング13内に回路部32形
成面を平面的に、且つ端子接続部34を垂直方向に折り
曲げて収容されている。
【0030】一方、図4に示すように、図示しないコネ
クタ部のコネクタハウジング22a(22b)には、外
部配線回路のコネクタ(図示せず)やプラグコネクタ2
1a(21b)を嵌合させるコネクタ嵌合部25と、第
2の接続端子39bを挿通し、その先端をコネクタ嵌合
部25内に突出させた状態で収容する複数の端子収容孔
24bと、第2の接続端子39bを端子収容孔24bに
挿通しつつ端子収容孔24b内に収容する第2の接続端
子と接続されている端子接続部34をS字状に折り曲げ
た状態で、ケーブル部30を構成する各FPC30a〜
30dを帯状部33の側縁部方向に挿入して収容する帯
状部収容部28と、第2の接続端子39b及びケーブル
部30をコネクタハウジング22a(22b)に挿入す
るための挿入穴27とが形成され、複数の端子収容孔2
4bの内部(即ち、帯状部収容部28の外側)には、第
2の接続端子39bの係合穴39cと係合して第2の接
続端子39bをコネクタハウジング22a(22b)内
に係止固定するランス機構としてのランス部26bがそ
れぞれ挿入穴27の内壁側から内側に向かって形成され
ている。
【0031】ケーブル部30を構成するFPC30a〜
30dは、コネクタハウジング22a(22b)内に、
その帯状部33が殆んど収容されると共に、コネクタハ
ウジング22a(22b)の幅a方向とケーブル部30
の帯状部33の幅b方向とが直交するような状態で収容
されている。これにより、コネクタハウジング22a
(22b)の長さとケーブル部30の幅とを含めた長さ
HLを極力小さくすることができる。こうしてケーブル
部30を各ハウジング13,22a(22b)に取り付
けた後、蓋体16やケース部23に取り付ければ、図1
に示すような電気接続箱1が完成する。
【0032】なお、図5に示すように、コネクタ嵌合部
25、端子収容孔24b、ランス部26b、挿入穴27
を備えた構造のコネクタハウジング22a(22b)を
採用し、ケーブル部30を構成する各FPC30a〜3
0dの帯状部33をコネクタハウジング22a(22
b)内に殆んど収容しないようにしても良い。この場
合、上記長さHLに比較してコネクタハウジング22a
(22b)の長さとケーブル部30の幅とを足した分の
長さHL2が必要となるが、それでも十分に小型、軽
量、薄型のコネクタ部20を形成することができる。ま
た、この例では採用していないが、電気接続箱ハウジン
グ13をコネクタハウジング22a(22b)と同様の
仕様にし、ケーブル部30の端子接続部34をS字状に
折り曲げた状態にして帯状部33を電気接続箱ハウジン
グ13に形成した帯状部収容部28内に収容するように
しても良い。
【0033】第1の接続端子39aや第2の接続端子3
9bは、端子接続部34を所望の形状に折り曲げたりす
ること等により接続端子39a,39bの配置位置を自
在に変更して電気接続箱1の形状等を所望の形状等にす
ることが可能となり、設計自由度を向上させることがで
きると共に、例えば図1に示すコネクタ部20の高さh
を従来の電気接続箱よりも極端に低くすること等がで
き、省スペース化を可能とする。
【0034】図6は、この発明の他の実施形態に係る電
気接続箱及びコネクタの外観を示す斜視図である。この
実施形態の電気接続箱1´では、ケーブル部30´がF
PC30a,30b,…の重合方向に2つに分岐され、
各分岐先にそれぞれ1本ずつ、計2つのコネクタ部20
a,20bを備えている点と、電気接続箱本体10´の
ヒューズ装着部14及びリレー装着部15が、それぞれ
一列ずつケーブル部30´の両側縁部に向かって両側か
ら挿入する構造となっている点で、先の実施形態に係る
電気接続箱1とは相違している。この実施形態では、ま
た、各コネクタ部20a,20bが、ケーブル部30´
の各一方の側縁部側にのみコネクタ嵌合部25を備えて
いる。
【0035】図7〜図10は、この例のケーブル部30
´の構成を示す図である。まず、図7(a)に示すよう
に、ケーブル部30´の一部を構成する帯状のFPC3
0aは、PET、PEN又はPI等の絶縁フィルムから
なるベースフィルム31上に、パターン形成された回路
部32を備えて構成される。なお、図示は省略するが、
必要に応じてこれらの上にカバーレイが形成されている
ものとする。FPC30aの帯状部33の両側縁部から
は、所望の長さで帯状部33の短手方向に延出する状態
で端子接続部34が複数形成され、これら端子接続部3
4の先端側には、例えば金属製の板状の第1及び第2の
接続端子39a,39bがそれぞれ接続されている。こ
の例では、一方の側の端子接続部34が、他方の側の接
続端子部34よりも長く設定されている。なお、端子接
続部34は、帯状部33の片側の側縁部のみに形成され
ているものでも良い。また、第1及び第2の接続端子3
9a,39bには、例えば電気接続箱ハウジング13a
(13b)やコネクタハウジング22a(22b)内に
設けられたランス機構と係合する係合穴39cがそれぞ
れ形成されている。
【0036】接続端子39a(39b)は、同図(b)
に示すように、端子接続部34上の回路部32と密着す
るように端子接続部34上に載置された後、例えば回路
部32との接合部の上方から当接された図示しないシリ
ーズ溶接装置の一対の電極38a,38bにより抵抗溶
接が施されて回路部32と接合され端子接続部34に接
続される。なお、抵抗溶接については公知技術であるた
め、ここでは説明を省略する。また、この他にも、超音
波溶着、レーザ溶接及び半田付け等の方式により接続端
子39a(39b)を端子接続部34に接続するように
しても良い。これらの接続方式で接続すれば、高い接続
信頼性を確保することができるからである。
【0037】次に、図8に示すように、上記方式により
接続端子39a(39b)を端子接続部34に接続した
帯状のFPC30a(30b)を重ね合わせてケーブル
部30´を構成する。同図(a)はFPC30a,30
bを重ね合わせて構成されるケーブル部30´を示す上
面図、同図(b)はケーブル部30´の一部の側面図、
同図(c)はケーブル部30´の一部の断面図である。
このとき、ケーブル部30´を構成するFPC30a,
30bの端子接続部34は、接続端子39a(39b)
が電気接続箱ハウジング13a(13b)やコネクタハ
ウジング22a(22b)の接続端子配置位置に対応し
た所定の位置などに配列されるように帯状部33の側縁
部の所望の位置に配置されるよう形成されていると良
い。
【0038】こうして複数枚のFPC30a,30bを
重ね合わせてケーブル部30´を形成した後、図9に示
すように、それぞれの接続端子39a(39b)と端子
接続部34との接続部を上述したように樹脂モールド部
37により封止する。このとき、例えば同図(a)に示
すように、ある程度の数の接合部を一まとめにして一度
に樹脂モールドすることにより、非接着状態のFPC3
0a,30bの帯状部33を別途接着等することなく接
続端子39a(39b)の所望の端子配列状態を実現す
ることができる。また、各FPC30a,30bの帯状
部33は接着されていないため、各FPC30a,30
bをそれぞれ柔軟に動かすことが可能となる。同図
(a)は樹脂モールドを施したケーブル部30´を示す
上面図、同図(b)はケーブル部30´の一部の側面
図、同図(c)はケーブル部30´の一部の断面図であ
る。
【0039】なお、図10(a)に示すように、例えば
こうして形成したケーブル部30´の帯状部33の一方
の側縁部に形成された端子接続部34を、他方の側縁部
に形成された端子接続部34側へ折り返して端子接続部
34及び接続端子39a(39b)をケーブル部30´
の一方の側縁部側に集中して配置するようにしても良い
し、同図(b)に示すように、例えばケーブル部30´
のコネクタ部20a(20b)へ収容される側の一方の
側縁部に形成された端子接続部34のみを他方の側縁部
に形成された端子接続部34側へ折り返してケーブル部
30´を構成するようにしても良い。
【0040】端子接続部34及び接続端子39a(39
b)を一方の側縁部側に配置するようにすれば、電気接
続箱の全体の高さや幅を抑えることが可能となるし、端
子接続部34及び接続端子39の一部のみを一方の側面
側に配置するようにすれば、この例の電気接続箱1のよ
うに、電気接続箱本体10´又はコネクタ部20a(2
0b)の一方の高さを抑えつつ他方の構造を、例えば上
下方向から接続可能な構造とすることができる。また、
図8に示した状態のケーブル部30´を用いれば、電気
接続箱本体10´の幅cやコネクタ部20a(20b)
の幅dを小さく抑えつつ両者に上下方向からの接続が可
能である構造を実現することができる。
【0041】図11は、電気接続箱本体10´の電気接
続箱ハウジング13a,13bに第1の接続端子39a
を取り付けた様子を一部を断面で示す図、図12は、コ
ネクタ部20a(20b)のコネクタハウジング22a
(22b)に第2の接続端子39bを取り付けた様子を
一部を断面で示す図である。図11に示すように、電気
接続箱本体10´の電気接続箱ハウジング13a(13
b)には、第1の接続端子39aを挿通し、その先端を
露出させた状態で収容する端子収容孔24aと、第1の
接続端子39aの係合穴39cと係合して第1の接続端
子39aを両電気接続箱ハウジング13a,13b内に
係止固定するランス機構としてのランス部26aが、そ
れぞれ所定位置に形成されている。電気接続箱ハウジン
グ13a,13bは、図示しないロック機構でロックさ
れており、このロックを外すことにより上下に分割する
ことができる構造を備えている。ケーブル部30´を構
成するFPC30a,30bは、電気接続箱ハウジング
13a,13b内に回路部32の回路形成面を縦にした
状態で、且つ両側縁部からの端子接続部34がそれぞれ
延出したままのような状態で収容されている。
【0042】一方、図12に示すように、コネクタハウ
ジング22a(22b)には、外部配線回路のコネクタ
を嵌合するコネクタ嵌合部25と、第2の接続端子39
bを挿通し、その先端をコネクタ嵌合部25内に突出さ
せた状態で収容する複数の端子収容孔24bと、接続端
子39bを端子収容孔24bに挿通しつつケーブル部3
0´を帯状部33の側縁部方向に挿入する挿入穴27と
が形成され、複数の端子収容孔24bの内部には、接続
端子39bの係合穴39cと係合して接続端子39bを
コネクタハウジング22a(22b)内に係止固定する
ランス機構としてのランス部26bがそれぞれ形成され
ている。ケーブル部30´を構成するFPC30a,3
0bの端子接続部34は、例えば同図に示すような状態
でそれぞれ所定の接続端子配置位置を構成するようにコ
ネクタハウジング22a(22b)内の挿入穴27内に
収容される。なお、例えばFPC30aの回路部32の
上にはカバーレイ30a1が施されているため、FPC
30bの折り返された端子接続部34の回路部32とは
短絡しない構造となっている。
【0043】上述したようなコネクタハウジング22a
(22b)への接続端子39bの取付構造を備えれば、
図13に示すように、形状の異なるコネクタハウジング
22a(22b)を取り替えるだけで、種々のコネクタ
形状に対応したコネクタ部20a(20b)を安価に実
現することができる。例えば同図(a)に示すコネクタ
ハウジング22a(22b)のコネクタ嵌合部25を構
成する外壁の高さh1と、同図(b)に示すコネクタハ
ウジング22a(22b)のコネクタ嵌合部25を構成
する外壁の高さh2とでは、その高さが異なるため、接
続端子39b、端子接続部34の折り返し態様、ケーブ
ル部30´及びケース部23a(23b)等を変更しな
くても、それぞれの高さh1,h2に対応する異なる種
類の外部配線回路のコネクタやプラグコネクタ21a,
21bなどを接続することが可能となる。これにより、
種々のコネクタに対応した電気接続箱1を、コストを抑
えつつ提供することが可能となる。
【0044】なお、この例の電気接続箱1は、上述した
ように電気接続箱本体10´と第1コネクタ部20aと
第2コネクタ部20bとを、柔軟性のある複数枚の帯状
のFPC30a,30b,…からなるケーブル部30´
で接続した構造を備えるため、図14(a)に示すよう
に、電気接続箱本体10´とコネクタ部20a(20
b)とをそれぞれ異なる筐体で形成してケーブル部30
´でそれぞれの筐体が可動自在となるように接続するこ
とは勿論、同図(b)に示すように、1つの筐体36内
に電気接続箱本体10´とコネクタ部20a(20b)
とを配設し、この筐体36内にケーブル部30´を、電
気接続箱本体10´と第1コネクタ部20aと第2コネ
クタ部20bとを接続した状態で収容し、一体構造の電
気接続箱1´´を形成するようにしても良い。柔軟性の
あるケーブル部30´を用いることにより、形状の異な
る様々なタイプの電気接続箱を簡単且つ低コストで実現
することができる。
【0045】また、図14(b)に示すような一体的構
造のみならず、図15に示すような一体的構造を採用す
るようにしても良い。図15は、この発明の更に他の実
施形態に係る電気接続箱及びコネクタの外観を示す斜視
図である。即ち、この例の一体的構造とは、同図(a)
に示すように、電気接続箱本体10Aとコネクタ部20
Aとがケーブル部30Aを介して接続された電気接続箱
1Aを、電気接続箱本体10Aとコネクタ部20Aの所
定位置に設けられた固定機構70(70a,70b)を
介して一体的に固定するものである。この固定機構70
は、電気接続箱本体10Aの下面の一部に形成されたフ
ック70aと、コネクタ部20Aの側部の一部に形成さ
れたフック係合部70bとからなり、同図(b)は電気
接続箱本体10Aに形成されたフック70aをコネクタ
部20Aに形成されたフック係合部70bに挿入して両
者を一体的に係止固定した様子を示している。このよう
な固定機構70としては、例えば図16に示すようなも
のが考えられる。
【0046】即ち、同図(a)に示すものは、電気接続
箱本体10A又はコネクタ部20Aのいずれか一方のハ
ウジングやケース部などの筐体の側面などに金属ブラケ
ット40をインサートモールド等により形成し、他方の
筐体の側面などにこの金属ブラケット40と嵌合するブ
ラケット嵌合部41を形成して両者を嵌合することによ
り電気接続箱本体10Aとコネクタ部20Aとを固定す
る固定機構である。
【0047】また、同図(b)に示すものは、電気接続
箱本体10A又はコネクタ部20Aのいずれか一方の筐
体の側面などにいわゆるアンカークリップ42を一体成
型等により形成し、他方の筐体の側面などにこのアンカ
ークリップ42が嵌合する穴などからなるアンカークリ
ップ固定部43を形成してアンカークリップ42をアン
カークリップ固定部43に挿入して電気接続箱本体10
Aとコネクタ部20Aとを固定する固定機構である。
【0048】更に、同図(c)に示すものは、電気接続
箱本体10A又はコネクタ部20Aのいずれか一方の筐
体の側面などに、例えば断面形状がT字型となるリブ4
4を一体成型等により形成し、他方の筐体の側面などに
このリブ44がスライドして挿入され係合する構造の溝
を備えるリブ固定部45を形成してリブ44をリブ固定
部45に挿入し、電気接続箱本体10Aとコネクタ部2
0Aとを固定する固定機構である。
【0049】更に、同図(d)に示すものは、電気接続
箱本体10A又はコネクタ部20Aのいずれか一方に固
定用の突起部46を形成し、他方にこの突起部46と係
合するロック片47を形成して両者を係合することによ
り電気接続箱本体10Aとコネクタ部20Aとを固定す
る固定機構である。これら上述した固定機構70を予め
電気接続箱本体10Aやコネクタ部20Aの筐体に形成
しておけば、設計等の段階で電気接続箱1Aの形態を、
それぞれが独立した構造とすることも、一体的に結合し
た構造とすることも容易に選択することができるように
なる。これにより、電気接続箱1Aのレイアウトの自由
度を向上させることが可能となる。なお、この他にも電
気接続箱本体10Aとコネクタ部20Aとの固定機構と
しては、種々の固定機構が考えられるが、ここでは説明
を省略する。また、上述したような固定機構70を用い
て、複数形成されたコネクタ部同士を固定するようにし
ても良いことは言うまでもない。
【0050】図17は、この発明の更に他の実施形態に
係る電気接続箱及びコネクタを示す側面図及び一部を断
面で示す図である。同図(a)に示すように、電気接続
箱1Bは、電気接続箱本体10と、コネクタ部20a
(20b)とをケーブル部30(図示せず)で接続し、
このケーブル部30の電気接続箱本体10及びコネクタ
部20a(20b)からの露出部分をグロメット48で
覆った構造からなる。このグロメット48は、同図
(b)に示すように、例えばシリコンゴムやエチレン・
プロピレンゴム(EPDM)などの材料からなり、柔軟
性と高い耐久性を備えるためいわゆる蛇腹形状を構成し
てなる。
【0051】このグロメット48の両端部48aは、電
気接続箱本体10及びコネクタ部20a(20b)の内
部へのケーブル部30の挿入口の開口部周縁48bと嵌
合する嵌合構造を備え、電気接続箱本体10とコネクタ
部20a(20b)とにそれぞれ取付固定されている。
このように取り付けられたグロメット48により、電気
接続箱本体10やコネクタ部20a(20b)内への水
分や埃の浸入を効果的に防ぐことができると共に、これ
らの間で露出状態にあるケーブル部30を構成する各F
PCの回路部32を傷や破損等から効果的に保護するこ
とが可能となり、電気接続箱1Bの耐久性を向上させる
ことができる。
【0052】なお、図18(a)に示すように、例えば
グロメット48を蛇腹形状のものではなく、四角断面を
備える筒型形状のものや、円形断面を備える円筒形状の
ものとしても良く、また、同図(b)に示すように、ケ
ーブル部30の露出部分を覆うように保護する必要が無
ければ、電気接続箱本体10とコネクタ部20a(20
b)の挿入口の開口部周縁48bと嵌合し、挿入口を効
果的に塞いで水分等の浸入を防ぐパッキンとしてのグロ
メット48を採用するようにして電気接続箱1Bを構成
するようにしても良い。
【0053】なお、上述したケーブル部としては、図1
9に示すように、例えば回路部32の回路幅eを短くす
るために、帯状部33を折り返して重ね合わせた構造か
らなるケーブル部30Bを電気接続箱1に採用しても良
い。この場合、同図(a)に示すように、ケーブル部3
0Bを構成するFPC30aの帯状部33の短手方向中
心付近を長手方向に結んだ中心線33aを定め、同図
(b)に示すように、この中心線33aに沿ってFPC
30aの帯状部33を回路部32形成面(又はベースフ
ィルム31形成面)が対向するように折り曲げて重ね、
同図(c)に示すように、FPC30aを、折り曲げた
FPC30aの回路幅e´に合うような回路幅で帯状部
33´が予め形成されたFPC30b上に重ね合わせて
ケーブル部30Bを形成する。このようにしてケーブル
部30B全体の回路幅を小さくすれば、このケーブル部
30Bを適用した電気接続箱1の高さや幅などを全体的
に抑えることが可能となり、効率良く電気接続箱1の小
型化を図ることができる。また、帯状部33を折り曲げ
るFPC30aを、例えば予め電源供給回路(電源分配
回路)に設定しておけば、回路面積を大きくして高い放
熱特性を備えつつ回路幅の短いFPCを電源分配回路と
して利用することが可能となる。
【0054】また、図20(a)に示すように、ケーブ
ル部30Bを構成するFPC30a,30bを先に重ね
合わせた後、帯状部33の中心線33aが回路部32の
回路形成面に対して垂直方向に位置するように(谷型に
折り曲げた部分の底辺又は山型に折り曲げた部分の頂点
となるように)それぞれのFPC30a,30bの帯状
部33を折り曲げて、同図(b)に示すように折り曲げ
た帯状部33の一部を更に折り曲げて回路幅の短いケー
ブル部30Bを実現するようにしても良い。
【0055】なお、本発明の電気接続箱及びコネクタ
を、電気接続箱本体10と複数のコネクタ部20とがそ
れぞれ独立した状態でケーブル部30により接続されて
いる形態で使用する場合、例えば、図21に示すような
適用方法を実現することができる。即ち、図21は、自
動車のインストルメントパネル内に電気接続箱1を配設
した様子を示す図であり、同図(a)はいわゆる右側ス
テアリングホイール搭載車に使用するインストルメント
パネルを示し、同図(b)はいわゆる左側ステアリング
ホイール搭載車に使用するインストルメントパネルを示
している。
【0056】例えば、同図(a)に示すように、右側ス
テアリングホイール搭載車のインストルメントパネル5
0aの場合と、同図(b)に示すように、左側ステアリ
ングホイール搭載車のインストルメントパネル50bの
場合とで、電気接続箱本体10の配設位置をステアリン
グホイール近傍位置に設定し、第1コネクタ部20aの
配設位置をインストルメントパネル50a,50bの向
かって右側及び第2コネクタ部20bの配設位置をイン
ストルメントパネル50a,50bの中央に配設すれ
ば、コネクタ部20a(20b)の配設位置を、右側ス
テアリングホイール搭載車と左側ステアリングホイール
搭載車とで共通化することが可能となるので、共通のハ
ーネスを使用することができ、部品点数を少なくしてコ
スト低減を図ることが可能となる。このように、この電
気接続箱1を用いた配設構造によれば、電気接続箱本体
10とコネクタ部20a(20b)の取付位置の変更等
を容易に行い、且つ配設位置などを自由に定めることが
できるため、大きな設計変更を伴わなくてもレイアウト
の自由度を向上させ配線設計等の幅を広げることが可能
となる。
【0057】なお、上述した実施例では、電気接続箱及
びコネクタの形態として幾つかの例を挙げて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図
22(a)に示すような電気接続箱本体10Cとコネク
タ部20a(20b)とケーブル部30Cとの組み合わ
せからなる電気接続箱1Cや、同図(b)に示すような
電気接続箱本体10Dとコネクタ部20Dとケーブル部
30Dとの組み合わせからなる電気接続箱1Dなど、種
々の形態の電気接続箱及びコネクタが含まれる。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の第1の電
気接続箱によれば、電気接続箱ハウジングに、フレキシ
ブルプリント回路の端子接続部が設けられた帯状部の側
縁部を内部に収容する帯状部収容部と、帯状部収容部の
外側に配置されて第1の接続端子を収容する端子収容孔
とを備えたため、端子接続部をS字状に折り返した状態
で第1の接続端子と帯状部とを電気接続箱ハウジング内
に収容することができ、電気接続箱本体の軽量化、薄型
化及び小型化を図ることができる。また、柔軟性があり
軽くて薄いフレキシブルプリント回路からなるケーブル
部を採用するため、電気接続箱全体の軽量化及び薄型化
を図ることができると共に、電気接続箱本体の取付位置
を自在に変更してレイアウトの自由度を向上させること
が可能となる。
【0059】また、この発明の第2の電気接続箱によれ
ば、柔軟性があり軽くて薄いフレキシブルプリント回路
からなるケーブル部により電気接続箱本体とコネクタ部
とを可動自在に接続するため、電気接続箱全体の軽量化
及び薄型化を図ることができると共に、電気接続箱本体
及びコネクタ部の一方の取付位置に対する他方の取付位
置を自在に変更してレイアウトの自由度を向上させるこ
とができる。また、フレキシブルプリント回路の帯状部
を長手方向の線に沿って短手方向に折り返して形成する
ため、フレキシブルプリント回路の回路幅を所望の大き
さに調整して電気接続箱全体の小型化を図ることができ
る。
【0060】更に、この発明のコネクタによれば、コネ
クタハウジングに、フレキシブルプリント回路の端子接
続部が設けられた帯状部の側縁部を内部に収容する帯状
部収容部と、帯状部収容部の外側に配置されて第2の接
続端子を収容する端子収容孔とを備えたため、端子接続
部をS字状に折り返した状態で第2の接続端子と帯状部
とをコネクタハウジング内に収容することができ、コネ
クタ部の軽量化、薄型化及び小型化を図ることができ
る。また、柔軟性があり軽くて薄いフレキシブルプリン
ト回路からなるケーブル部を採用するため、コネクタ部
全体の軽量化及び薄型化を図ることができると共に、コ
ネクタ部の取付位置を自在に変更してレイアウトの自由
度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る電気接続箱及び
コネクタの外観を示す斜視図である。
【図2】 ケーブル部の構成を示す分解斜視図である。
【図3】 電気接続箱ハウジングに第1の接続端子を取
り付けた様子を一部を断面で示す図である。
【図4】 コネクタハウジングに第2の接続端子及び帯
状部を取り付けた様子を一部を断面で示す図である。
【図5】 コネクタハウジングに第2の接続端子を取り
付けた様子を一部を断面で示す図である。
【図6】 この発明の他の実施形態に係る電気接続箱及
びコネクタの外観を示す斜視図である。
【図7】 同電気接続箱のケーブル部の構成を示す図で
ある。
【図8】 同電気接続箱のケーブル部の構成を示す図で
ある。
【図9】 同電気接続箱のケーブル部の構成を示す図で
ある。
【図10】 同電気接続箱のケーブル部の構成を示す図
である。
【図11】 電気接続箱ハウジングに第1の接続端子を
取り付けた様子を一部を断面で示す図である。
【図12】 コネクタハウジングに第2の接続端子を取
り付けた様子を一部を断面で示す図である。
【図13】 形状の異なるコネクタハウジングを使用す
る様子を説明するためのコネクタ部の一部を断面で示す
図である。
【図14】 同電気接続箱を示す上面図及びこの電気接
続箱の構造を利用して一体構造を実現した場合の電気接
続箱を示す上面図である。
【図15】 この発明の更に他の実施形態に係る電気接
続箱及びコネクタの外観を示す斜視図である。
【図16】 同電気接続箱に採用される種々の固定機構
を説明するための図である。
【図17】 この発明の更に他の実施形態に係る電気接
続箱及びコネクタを示す側面図及び一部を断面で示す図
である。
【図18】 グロメットの他のパターンを説明するため
の側面図である。
【図19】 ケーブル部の他の構造を説明するための図
である。
【図20】 ケーブル部の他の構造を説明するための図
である。
【図21】 この発明の一実施形態に係る電気接続箱及
びコネクタを自動車のインストルメントパネルに配設し
た様子を示す図である。
【図22】 この発明の更に他の実施形態に係る電気接
続箱及びコネクタの外観を示す斜視図である。
【図23】 従来の電気接続箱の平面図である。
【図24】 同電気接続箱に格納されたバスバーの平面
図である。
【図25】 図23のVII部分の断面図である。
【図26】 図23のVIII部分の断面図である。
【図27】 従来の多層構造の配線回路を示す上方斜視
図である。
【図28】 従来の多層構造の配線回路を収容した電気
接続箱を示す上方斜視図である。
【符号の説明】
1…電気接続箱、10…電気接続箱本体、11…ヒュー
ズ、12…リレー、13…電気接続箱ハウジング、14
…ヒューズ装着部、15…リレー装着部、16…蓋体、
20…コネクタ部、21…プラグコネクタ、22…コネ
クタハウジング、23…ケース部、24…端子収容孔、
25…コネクタ嵌合部、26…ランス部、27…挿入
穴、28…帯状部収容部、30…ケーブル部、31…ベ
ースフィルム、32…回路部、33…帯状部、34…端
子接続部、38…電極、39…接続端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小杉 秀之 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 見崎 信正 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 Fターム(参考) 5E023 AA16 BB01 BB11 BB23 EE01 GG02 HH06 HH23 5E348 AA03 AA30 CC06 CC08 CC09 EF04 EF12 EF26 5G361 BA01 BB01 BC03

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被接続電装部品が装着される電気接続箱
    本体と、 この電気接続箱本体と外部配線回路とを電気的に接続す
    るケーブル部とを備えて構成され、 前記ケーブル部は、絶縁フィルム上に導体パターンから
    なる回路部が形成されたフレキシブルプリント回路から
    構成され、 前記フレキシブルプリント回路は、前記電気接続箱本体
    内に一部が収容される帯状部と、この帯状部の前記電気
    接続箱本体が配置される位置の側縁部から前記帯状部の
    短手方向に延びる端子接続部とを備えて構成され、 前記電気接続箱本体は、前記被接続電装部品を装着する
    部品装着口が形成された電気接続箱ハウジングと、前記
    フレキシブルプリント回路の端子接続部に接続されて前
    記被接続電装部品と接続されるように前記電気接続箱ハ
    ウジングに収容される板状の第1の接続端子とを備えて
    構成され、 前記電気接続箱ハウジングは、前記フレキシブルプリン
    ト回路の端子接続部が設けられた帯状部の側縁部を内部
    に収容する帯状部収容部と、この帯状部収容部の外側に
    配置されて前記第1の接続端子をその先端が外部に臨む
    状態で収容する端子収容孔とを備え、 前記フレキシブルプリント回路の帯状部の側縁部で前記
    端子接続部がS字状に折り返された状態で前記帯状部の
    側縁部が前記帯状部収容部に収容されていることを特徴
    とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記電気接続箱ハウジングは、帯状部収
    容部の外側に、前記第1の接続端子を内部に係止固定す
    るランス機構が形成されたものであることを特徴とする
    請求項1記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記ケーブル部は、複数の前記フレキシ
    ブルプリント回路を、それぞれのフレキシブルプリント
    回路の前記端子接続部が、前記電気接続箱本体における
    第1の接続端子が配置される位置に配置されるように非
    接着状態で重ね合わされていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の電気接続箱。
  4. 【請求項4】 被接続電装部品が装着される電気接続箱
    本体と、 外部配線回路のコネクタを接続するための前記電気接続
    箱本体と別体に形成されたコネクタ部と、 前記電気接続箱本体と前記コネクタ部とを電気的に接続
    するケーブル部とを備えて構成され、 前記ケーブル部は、絶縁フィルム上に導体パターンから
    なる回路部が形成されたフレキシブルプリント回路から
    構成され、 前記フレキシブルプリント回路は、前記電気接続箱本体
    と前記コネクタ部とを連結する帯状部と、この帯状部の
    前記電気接続箱本体及びコネクタ部が配置される位置の
    側縁部から前記帯状部の短手方向に延びる端子接続部と
    を備えて構成され、 前記電気接続箱本体は、前記被接続電装部品を装着する
    部品装着口が形成された電気接続箱ハウジングと、前記
    フレキシブルプリント回路の端子接続部に接続されて前
    記被接続電装部品と接続されるように前記電気接続箱ハ
    ウジングに収容される板状の第1の接続端子とを備えて
    構成され、 前記コネクタ部は、外部配線回路のコネクタと嵌合され
    るコネクタハウジングと、前記フレキシブルプリント回
    路の端子接続部に接続されて前記外部配線回路のコネク
    タと接続されるようにコネクタハウジングに収容される
    第2の接続端子とを備えて構成され、 前記フレキシブルプリント回路の帯状部は、長手方向の
    線に沿って短手方向に折り返されてなるものであること
    を特徴とする電気接続箱。
  5. 【請求項5】 前記接続端子は、前記端子接続部に抵抗
    溶接、超音波溶着、レーザ溶接又は半田付けにより接続
    されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項記載の電気接続箱。
  6. 【請求項6】 前記フレキシブルプリント回路の端子接
    続部は、前記帯状部の両側縁部からそれぞれ延出するよ
    うに複数形成されてなるものであることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか1項記載の電気接続箱。
  7. 【請求項7】 前記ケーブル部は、複数の前記フレキシ
    ブルプリント回路を、それぞれのフレキシブルプリント
    回路の前記端子接続部が、前記電気接続箱本体における
    第1の接続端子及び前記コネクタ部における第2の接続
    端子が配置される位置に配置されるように、且つ少なく
    とも1つの前記フレキシブルプリント回路の帯状部が長
    手方向の線に沿って短手方向に折り返されるように非接
    着状態で重ね合わされていることを特徴とする請求項4
    〜6のいずれか1項記載の電気接続箱。
  8. 【請求項8】 前記接続端子と前記端子接続部との接続
    部は、樹脂モールドにより封止されていることを特徴と
    する請求項1〜7のいずれか1項記載の電気接続箱。
  9. 【請求項9】 前記フレキシブルプリント回路は、前記
    帯状部の両側縁部に形成された端子接続部のうちの少な
    くとも一方を他方の側へ折り返してなるものであること
    を特徴とする請求項6記載の電気接続箱。
  10. 【請求項10】 前記帯状部が長手方向の線に沿って短
    手方向に折り返されてなるフレキシブルプリント回路の
    回路部は、電源分配回路であることを特徴とする請求項
    4〜9のいずれか1項記載の電気接続箱。
  11. 【請求項11】 前記電気接続箱ハウジングは、前記第
    1の接続端子を内部に係止固定するランス機構が形成さ
    れたものであることを特徴とする請求項4〜10のいず
    れか1項記載の電気接続箱。
  12. 【請求項12】 前記コネクタハウジングは、前記第2
    の接続端子を内部に係止固定するランス機構が形成され
    たものであることを特徴とする請求項4〜11のいずれ
    か1項記載の電気接続箱。
  13. 【請求項13】 前記コネクタ部は、前記コネクタハウ
    ジングに着脱自在に取り付けられ、前記フレキシブルプ
    リント回路の少なくとも一部を内部に収容するケース部
    を更に備えたものであることを特徴とする請求項4〜1
    2のいずれか1項記載の電気接続箱。
  14. 【請求項14】 被接続電装部品が装着される電気接続
    箱本体部と、外部配線回路のコネクタを接続するための
    コネクタ部とを電気的に接続するフレキシブルプリント
    回路であって、 前記電気接続箱本体部と前記コネクタ部とを連結する帯
    状部と、この帯状部の前記電気接続箱本体部及びコネク
    タ部が配置される位置の側縁部から前記帯状部の短手方
    向に延びる、板状の接続端子が接続される接続端子接続
    部とを備え、 前記帯状部は、長手方向の線に沿って短手方向に折り返
    されてなることを特徴とするフレキシブルプリント回
    路。
  15. 【請求項15】 絶縁フィルム上に導体パターンからな
    る回路部が形成されたフレキシブルプリント回路からな
    るケーブル部と、 このケーブル部と外部配線回路の外部コネクタとを接続
    するためのコネクタ部とを備えたコネクタであって、 前記フレキシブルプリント回路は、前記コネクタ部内に
    一部が収容される帯状部と、この帯状部の前記コネクタ
    部が配置される位置の側縁部から前記帯状部の短手方向
    に延びる端子接続部とを備えて構成され、 前記コネクタ部は、前記外部コネクタと嵌合されるコネ
    クタハウジングと、前記フレキシブルプリント回路の端
    子接続部に接続されて前記外部コネクタと接続されるよ
    うに前記コネクタハウジングに収容される板状の第2の
    接続端子とを備えて構成され、 前記コネクタハウジングは、前記フレキシブルプリント
    回路の端子接続部が設けられた帯状部の側縁部を内部に
    収容する帯状部収容部と、この帯状部収容部の外側に配
    置されて前記第2の接続端子をその先端が外部に臨む状
    態で収容する端子収容孔とを備え、 前記フレキシブルプリント回路の帯状部の側縁部で前記
    端子接続部がS字状に折り返された状態で前記帯状部の
    側縁部が前記帯状部収容部に収容されていることを特徴
    とするコネクタ。
  16. 【請求項16】 前記コネクタハウジングは、帯状部収
    容部の外側に、前記第2の接続端子を内部に係止固定す
    るランス機構が形成されたものであることを特徴とする
    請求項15記載のコネクタ。
  17. 【請求項17】 前記第2の接続端子は、前記端子接続
    部に抵抗溶接、超音波溶着、レーザ溶接又は半田付けに
    より接続されていることを特徴とする請求項15又は1
    6記載のコネクタ。
  18. 【請求項18】 前記フレキシブルプリント回路の端子
    接続部は、前記帯状部の両側縁部からそれぞれ延出する
    ように複数形成されてなるものであることを特徴とする
    請求項15〜17のいずれか1項記載のコネクタ。
  19. 【請求項19】 前記ケーブル部は、複数の前記フレキ
    シブルプリント回路を、それぞれのフレキシブルプリン
    ト回路の前記端子接続部が、前記コネクタ部における第
    2の接続端子が配置される位置に配置されるように非接
    着状態で重ね合わされていることを特徴とする請求項1
    5〜18のいずれか1項記載のコネクタ。
  20. 【請求項20】 前記第2の接続端子と前記端子接続部
    との接続部は、樹脂モールドにより封止されていること
    を特徴とする請求項15〜19のいずれか1項記載のコ
    ネクタ。
  21. 【請求項21】 前記フレキシブルプリント回路は、前
    記帯状部の両側縁部に形成された端子接続部のうちの少
    なくとも一方を他方の側へ折り返してなるものであるこ
    とを特徴とする請求項18記載のコネクタ。
  22. 【請求項22】 前記コネクタ部は、前記コネクタハウ
    ジングに着脱自在に取り付けられ、前記フレキシブルプ
    リント回路の少なくとも一部を内部に収容するケース部
    を更に備えたものであることを特徴とする請求項15〜
    21のいずれか1項記載のコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11309593B2 (en) * 2016-12-27 2022-04-19 Yura Corporation Co., Ltd. Flexible circuit board and frame assembly including same

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