JP2003204561A - 画質劣化検出装置 - Google Patents

画質劣化検出装置

Info

Publication number
JP2003204561A
JP2003204561A JP2002224908A JP2002224908A JP2003204561A JP 2003204561 A JP2003204561 A JP 2003204561A JP 2002224908 A JP2002224908 A JP 2002224908A JP 2002224908 A JP2002224908 A JP 2002224908A JP 2003204561 A JP2003204561 A JP 2003204561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image quality
quality deterioration
detection
image
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002224908A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4026754B2 (ja
Inventor
Osamu Sugimoto
修 杉本
Ryoichi Kawada
亮一 川田
Masahiro Wada
正裕 和田
Shuichi Matsumoto
修一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2002224908A priority Critical patent/JP4026754B2/ja
Publication of JP2003204561A publication Critical patent/JP2003204561A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4026754B2 publication Critical patent/JP4026754B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像伝送系の障害等に起因する画質劣化の検
出を、参照画像を用いることなく、精度良く実現できる
画質劣化検出装置を提供することにある。 【解決手段】 受信画像のフレームまたはフィールドを
小領域に分割し、各小領域毎に、誤検出ブロックの特徴
量、すなわち連続誤検出ブロックの平均長NF/Nsおよ
び連続誤検出ブロックの最大値Nmaxを測定する。そし
て、該特徴量が、画像毎に決められるある閾値以上の時
に、映像伝送系の障害等に起因する画質劣化ありと判断
する。不可視マーカの情報を、1フレーム毎に、全ブロ
ック0、全ブロック1にすると、フレームフリーズの検
出を容易に行えるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画質劣化検出装置に
関し、特に映像伝送系の障害等に起因する画質劣化の検
出を、参照画像を用いることなく実現できる画質劣化検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像劣化あるいは画質劣化を起こす要因
は、大別して二つある。その一つは、MPEG−2等の
圧縮符号化アルゴリズムによるものであり、代表例とし
て、ブロック歪み、モスキートノイズ等が挙げられる。
他の一つは、映像伝送系の障害、映像同期ずれ等による
ものであり、代表例として、MPEG−2シンタクスの
エラーによる復号画像の破綻(ブロックの欠落、画像の
ずれ)、同期はずれによる画像のフリーズ、コマ落ち等
が挙げられる。
【0003】前者の画質劣化については、以前に本発明
者などにより発明され、特許出願された特許願2001
−45458号「画質評価のためのマーカ信号劣化検出
方法および画質評価装置」により、精度良く自動検出す
ることが可能である。
【0004】一方、後者の画質劣化については、次のよ
うな自動検出方法が考えられる。 (1)送信側と受信側の2つの画像を用意し、その画素値
の差分を比較する。 (2)伝送路が2重化されている場合、2系統の受信画像
の画素値を比較する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、映像伝
送系では、前記(1)の2つの画像は異なる地点にあるこ
とが通常であるため、該2つの画像をリアルタイムで比
較し画質劣化を判断することは不可能である。また、前
記(2)の方法は、伝送路を2系統必要とするため、コス
トが高くなる。
【0006】したがって、従来は、前記した後者の画質
劣化の自動検出(いわゆる、キズ検出)についての要望
が高いにもかかわらず、有効な自動検出方法はなかっ
た。
【0007】本発明は、前記した従来技術に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、映像伝送系の障害等に起
因する画質劣化の検出を、参照画像を用いることなく、
精度良く実現できる画質劣化検出装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明は、映像伝送系を経て伝送されてきた画
像の画質劣化検出装置において、画像信号をスペクトル
拡散した後、その直交変換係数成分を操作することによ
り不可視マーカを埋め込まれた画像を受信し、該受信し
た画像をスペクトル拡散する手段と、送信側で操作した
のと同一の直交変換成分の値から、不可視マーカの正検
出または誤検出を判定する手段と、前記不可視マーカの
正検出または誤検出の分布から、画質劣化を判定する手
段とを具備した点に第1の特徴がある。
【0009】この特徴によれば、前記不可視マーカの正
検出または誤検出の分布を調べることにより、映像伝送
系の障害等に起因する画質劣化を検出できるようにな
る。
【0010】また、本発明は、前記不可視マーカの情報
が、1フレーム毎に、全ブロック0、全ブロック1にさ
れている点に第2の特徴がある。この特徴によれば、フ
レームフリーズの検出を容易に行えるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を詳細に説明する。まず、本発明が適用される映像伝送
系の一例および本発明の概要について説明する。
【0012】本発明では、該映像伝送系の一例として、
図8に示されているような映像伝送チェーンを想定す
る。映像伝送チェーンとは、複数のコーデックや方式変
換器などを含む映像伝送ネットワークのことである。エ
ンコーダ12の前段には、後で詳述する本発明による画
像処理装置としての不可視信号埋め込み装置11が設け
られており、入力画像に不可視信号あるいは不可視マー
カが埋め込まれる。該不可視マーカが埋め込まれた画像
信号はエンコーダ12で符号化され、映像伝送チェーン
に送出される。映像伝送チェーンは、図示の例では、デ
コーダ21とエンコーダ22の組がn組連結された映像
伝送ネットワークから構成されており、該n組のデコー
ダ21とエンコーダ22の方式は、同じであっても異な
っていてもよい。
【0013】本発明では、映像伝送チェーン中の任意の
位置で埋め込まれた不可視信号を検出し、その検出結果
をもとに画質評価値を計算することができる。すなわ
ち、デコーダ21とエンコーダ22の第1組目でも、第
n組目でも、最終の組においてでも、各組のデコーダ2
1の出力にマーカ検出装置23を接続することにより不
可視信号を検出し、その検出結果をもとに画質評価値の
計算、または画質劣化の検出をすることができる。
【0014】なお、不可視信号埋め込み装置11および
マーカ検出装置23は映像伝送チェーン中の他の装置と
は独立して存在しているので、該他の装置は汎用の製品
を使用することができるようになる。
【0015】次に、前記不可視信号埋め込み装置の一実
施形態を具体的に説明する。図1は、該不可視信号埋め
込み装置11の構成を示すブロック図である。
【0016】不可視信号埋め込み装置11は、スペクト
ル拡散部1と、不可視マーカ埋め込み部2と、スペクト
ル逆拡散部3とから構成されている。不可視信号(不可
視マーカ)の埋め込みは、任意のサイズの画素ブロック
(Nx×Ny)単位で行われる。ここに、Nx、Nyは
正の整数であり、MPEG2で符号化する場合には、マ
クロブロック(16×16画素)または8×8画素ブロ
ックが好適であるが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
【0017】不可視信号埋め込み装置11には、入力画
像がブロック単位に区切られて入力される。この入力信
号をXB(n)とする。
【0018】入力信号XB(n)は乗算器31に入力し、乗
算器31でPN系列SPN(n) と乗算され、スペクトル拡
散される。乗算器31のスペクトル拡散された出力は、
XB(n)×SPN(n)となる。ここに、PN系列SPN(n)
は、1と−1のランダムな並びを要素としてもつ系列で
ある。なお、スペクトル拡散は周知であるので、詳細な
説明は省略する。
【0019】該乗算器31の出力XB(n)×SPN(n) は、
直交変換を施され、直交変換係数を求められる。該直交
変換として、離散フーリエ変換(DFT)、離散コサイ
ン変換(DCT)、ウォルシュ−アダマール変換(WH
T)等の一般的なものが使用可能であるが、本実施形態
では、計算量が少なく、ハードウェア実装に適するWH
Tを採用して、以下の説明を行うことにする。
【0020】前記出力XB(n)×SPN(n) はWHT部32
でWHT変換され、振幅成分Aが、A=Xss[s]と
して求められる。ここに、Xssは係数、sは、位置成
分を示す。なお、明らかなように、WHT、DCTなど
の実係数のみで構成される直交変換(位相成分が0)で
は、DFTなどのような複素数を含む直交変換のよう
に、直交変換係数からその振幅成分を求める処理を行う
必要はない。
【0021】不可視マーカ埋め込み部2は、得られた振
幅成分Aのうち、予め定められた成分s について、
その値を操作することにより、2値情報(0,1)を埋
め込む。操作の対象となる振幅成分をA、埋め込まれる
2値情報をbitとすると、この振幅値Aとbitの関係は、
以下のように定める。なお、このbitは、全て0,全て
1、あるいは、図示されていない乱数発生器から与えら
れる2値情報であっても良い。要は、送受信間で、どう
いう情報が埋め込まれているかが、予め分かっていれば
良い。 round(A/M)=偶数であれば、bit=0、 round(A/M)=奇数であれば、bit=1
【0022】ここに、round( )は、小数第1位を四
捨五入し、整数に丸める関数である。このround( )
は、WHT、DCT等の振幅値が正負の両方の値を取り
うる場合に適用するのが好適である。なお、DFT等の
振幅成分のように正の値のみを取る場合には、前記振幅
値Aとbitの関係は、以下のように定める。 int(A/M)=偶数であれば、bit=0、 int(A/M)=奇数であれば、bit=1 ここに、int( )は、小数部分を切り捨てて、整数に
丸める関数である。次に、該不可視マーカ埋め込み部2
の振幅Aの変更または操作方法を、図2のフローチャー
トを参照して説明する。
【0023】不可視マーカ埋め込み部2に、操作する対
象となる振幅値Aが与えられると、該不可視マーカ埋め
込み部2は、ステップS1にて、A/Mの演算を行い、
その四捨五入された商を、小数点以下四捨五入で求め
る。ここに、Mは量子化ステップサイズである。
【0024】ステップS2では、前記商Qを2で割った
余り(Qmod2)により、該商Qが偶数であるか奇数で
あるかを判断し、前記与えられた2値情報{bit}と一
致しているか不一致であるかを判断する。この判断が肯
定であると、ステップS3に進み、前記振幅AがA' ,
すなわちA' =QMとなるように、Aを操作する。
【0025】一方、ステップS2の判断が否定の時には
ステップS4に進み、(Q−1/2)M≦A<QMが成
立するか否かの判断がなされ、この判断が肯定の場合に
は、ステップS5に進み、前記振幅AがA' =(Q−
1)Mとなるように操作される。ステップS4の判断が
否定の時には、ステップS6に進んで、A’=(Q+
1)Mとなるように操作される。
【0026】前記ステップS3、S5およびS6の操作
は、マーカ埋め込み後の振幅A' が、必ず量子化レベル
QとQ±1の中間に配置されるようにするための操作で
ある。 次に、前記ステップS3、S5およびS6の操
作を図3の具体例により説明する。図3は、M=20
0、A=750、埋め込み情報ビット0の場合のマーカ
埋め込み例を示す。なお、与えられた埋め込みビットは
0であるとする。
【0027】図3の上段に示されているように、操作の
対象となる振幅成分Aが750であると、A/M=75
0/200=3.75となり、小数第1位は四捨五入さ
れてその整数部分Qは「4」となる(ステップS1)。
次に、この4を2で割り算した余りは0であるので、A
=750は与えられた情報ビットbit =0と一致してい
ることが分かる(ステップS2が肯定)。そこで、該振
幅AはA' =QM=800、すなわち量子化レベルQと
Q+1の中間に来るように操作されて埋め込まれる。
【0028】なお、このように、振幅A' が必ず量子化
レベルQとQ±1の中間に配置されるようにする操作を
するのは、A=750はビット1と0の境界(A=70
0)に近いため、伝送途中のわずかな振幅変動でビット
1の領域に侵入して、画質が大きく劣化したと誤判断さ
れるのを防止するためである。
【0029】上記のようにしてマーカを埋め込まれた周
波数成分を含む拡散スペクトルXss'[k]は不可視マーカ
埋め込み部2から出力され、図1に示されているよう
に、ウォルシュ−アダマール逆変換部33で逆変換さ
れ、空間域信号に戻される。次に、該空間域信号は、乗
算器34でPN系列SPN(n) と乗算され、スペクトル逆
拡散され、不可視信号埋め込み装置11の出力X'B(n)
が得られる。
【0030】上記のマーカ付加により、入力画像XB(n)
にはノイズが重畳されることになるが、このノイズは乗
算器34によるスペクトル拡散により広帯域に拡散され
るため、結果的には、ノイズは極めて小さいものとな
り、該マーカによる画質劣化は、極めて小さいものにな
る。すなわち、例えば図8の出力画像の画質劣化は、極
めて小さいものになる。
【0031】前記の例は、bit=0を埋め込む場合であ
ったが、bit=1を埋め込む場合には、図3の点線で示
されているように、振幅AはA' =(Q−1)M=60
0となり、量子化レベル500と700の中間に来るよ
うに操作されて埋め込まれることは明らかである。
【0032】次に、図8のマーカ検出装置23の具体的
構成を、図4のブロック図を参照して説明する。マーカ
検出装置23はスペクトル拡散部5から構成されてお
り、該スペクトル拡散部5は埋め込み側と同様の手順に
より、スペクトル拡散および直交変換を行う。
【0033】いま、前記のようにしてマーカが埋め込ま
れた画像がエンコーダ12で符号化されて伝送路に出力
された後受信側で受信され、そのデコーダ21で復号さ
れた入力信号x"B(n)がマーカ検出装置23に入力して
くると、該入力信号x"B(n)はスペクトル拡散部5の乗
算器41に入力する。該乗算器41は、該画素信号x"B
(n)にPN系列SPN(n) を乗算し、スペクトル拡散す
る。しかし、前記マーカに関しては、該マーカは乗算器
41でスペクトル逆拡散される。
【0034】続いて、該スペクトル拡散された信号は、
WHT部42でWHT変換され、埋め込み側で操作した
のと同一の係数成分s の振幅値A"を求める。この振
幅値A"は、送信側の圧縮符号化、映像伝送中の各種画
像処理、あるいは伝送路の障害等により、マーカ埋め込
み直後の画像と比較して画素値が変化していることが考
えられる。そのため、A"の値は、送信側で操作した
A’とは異なる値を示すことが考えられる。
【0035】そこで、不可視マーカ検出部43は、振幅
値A"に対して埋め込み側と同様の判定式を適用するこ
とにより、埋め込みビットを検出し、送信側で埋め込ん
だビットと同一であるかを判定する。
【0036】すなわち、マーカ検出部43は、マーカが
埋め込まれた係数成分s の振幅値A"を求め、該A"
を量子化ステップサイズMで割り算したA" /Mの商が
偶数であるか奇数であるかの判断がなされる。マーカ検
出部43は、該偶奇の判断結果に基づいて、検出情報ビ
ットbit'を出力する。そして、既知である埋め込みビッ
トbitと検出ビットbit’とが一致する場合を正検出、不
一致の場合を誤検出とする。図3の例では、下段に、該
正検出と誤検出が示されている。
【0037】次に、1フレームまたは1フィールド中の
全ブロックに対して、正検出および誤検出を求める。そ
して、本実施形態では、1フレームまたは1フィールド
中の誤検出ブロックの局所的な分布について調べ、それ
をもとに映像伝送系の障害等に起因する画質劣化を推定
する。
【0038】正常な伝送が行われている場合には、誤検
出ブロックはスペクトル拡散のランダム性により、画面
全体に分散する傾向にある。局所的に符号化が難しい部
位では、誤検出ブロックの出現数は増加するものの、隣
接する多数のブロックが連続して誤検出となることはま
れである。
【0039】一方、伝送路に何らかの障害が発生した場
合には、逆に多数のブロックが連続して誤検出となる傾
向がある。これは、画素の欠落、ずれ、フレームのフリ
ーズ等に起因して、正常に画素信号が伝送されず、その
結果としてマーカの誤検出が多く発生することによる。
そこで、誤検出ブロックの連続性を小領域単位に測定
し、誤検出ブロックの連続性が確認される場合には、そ
の部位に画像の欠陥、すなわちキズがあると判定する。
【0040】以下に、画質劣化の判定方法について説明
する。まず、検出ブロックの連続性を表す特徴量(指
標)を、下記のように定義する。 (a)小領域の連続誤検出ブロックの総数:Ns (b)小領域内の誤検出ブロックの総数:NF (c)連続誤検出ブロックの平均値:Nave=NF/Ns (d)小領域内の連続誤検出ブロックの最大値:Nmax 次に、画質劣化の判定方法の第1の具体例、すなわち、
前記小領域、換言すれば、不可視マーカ信号検出ブロッ
クを、「フレームまたはフィールド内の画素ブロックの
一列」とした場合のNs、NFの定義を、図5を参照して
説明する。
【0041】図5において、斜線で塗られたブロックが
誤検出ブロックであるとする。この時、小領域の連続誤
検出ブロックの総数Nsの導出に際しては、1つだけ孤
立しているブロックについても、長さ1の連続ブロック
であるとみなして、1つに数えることにする。
【0042】図示のように、太線で囲まれた1列の画素
ブロック中に、長さ2、6、1、および3の誤検出連続
ブロック、、、およびがあったとすると、小領
域の連続誤検出ブロックの総数Ns=4、小領域内の誤
検出ブロックの総数NF=2+6+1+3=12、連続
誤検出ブロックの平均値Nave=12/4=3.0、小
領域内の連続誤検出ブロックの最大値Nmax=6とな
る。
【0043】次に、前記連続誤検出ブロックの平均値N
aveと連続誤検出ブロックの最大値Nmaxとから、画質劣
化検出を行う。この画質劣化検出は、両者の値が小さい
場合は正常な画像が受信できていると判定し、一方両者
の数値がある閾値を超えた場合は劣化が発生したものと
判定する。すなわち、下記のように判定する。 (1)Nmax≧THNmかつ(または)Nave≧THNaであ
れば、画質劣化あり。 (2)Nmax<THNmかつ(または)Nave<THNaであ
れば、画質劣化なし。ここに、THNmおよびTHNa
は、予め定められた閾値である。該閾値の設定は、映像
伝送チェーンの構成等によって異なる値を設定するのが
好適である。
【0044】前記した画質劣化検出をフレームまたはフ
ィールド内の画素ブロックの各一列につき行い、1列あ
るいは複数列に画質劣化ありと判定された時には、映像
伝送系の障害等に起因する画質劣化が発生したと判定す
る。
【0045】次に、画質劣化の判定方法の第2の具体
例、すなわち、前記小領域を、「横11ブロック×縦3
ブロックの領域」とした場合のNs、NFの定義を、図6
を参照して説明する。
【0046】この場合には、縦方向の連続性も求められ
るため、Nsは垂直/水平方向の隣接ブロックに対する
連続性をもとに定義する。NFは前記第1の具体例の場
合と同様に数える。図6の場合は、小領域の連続誤検出
ブロックの総数Ns=4、小領域内の誤検出ブロックの
総数NF=1+1+2+18=22、連続誤検出ブロッ
クの平均値Nave=22/4=5.5、小領域内の連続
誤検出ブロックの最大値Nmax=18となる。
【0047】前記NaveおよびNmaxが求まった後に前記
(1)、(2)により、画質劣化あり、なしの判定をするの
は、前記第1の具体例の場合と同様であるので、説明を
省略する。上記のようにして一つの小領域の判定が終わ
ると、次の小領域の判定を行い、フレーム又はフィール
ドの全画素が網羅されるまで判定が続けられる。なお、
場合によっては、該フレーム又はフィールドの一部で画
質劣化が見つかれば、映像伝送系に何らかの障害が発生
していると判断できるので、該画質劣化が発見された時
点で、画質劣化の判定を打ち切っても良い。
【0048】前記した具体例では、画質劣化の判定に用
いる小領域を「フレームまたはフィールド内の画素ブロ
ックの一列」および「横11ブロック×縦3ブロックの
領域」としたが、これらは一例であり、本発明はこれら
に限定されるものではない。
【0049】本発明の好適な実施形態として、図7に示
されているように、連続するフレームF1,F2,F
3,F4,・・・のそれぞれに、交互に全ブロック0,全
ブロック1の埋め込みbitを挿入すると、フレームフリ
ーズの画質劣化を容易に行えるようになる。すなわち、
もしフレームF2がフリーズしたとすると、次のフレー
ムF3は欠落することになるから、該F3の全ブロック
の検出bitはフレームF2と同じ値の1となる。この結
果、該フレームF3は全て誤検出ブロックとなり、フレ
ームF3は欠落したことが分かる。
【0050】次に、前記した画質劣化の判定方式では、
不可視マーカ信号検出ブロックの水平・垂直方向の連続
数を特徴量として定義し、この特徴量の分布を求めた。
しかし、これはフレーム内に閉じた特徴量であるため、
動画像が有するフレーム間の相関性については考慮され
ていない。
【0051】しかし、画像キズが発生する場合には、こ
のフレーム間相関が失われるため、該フレーム間相関を
反映した特徴量を定義することにより、キズ検出の精度
を向上することができる。
【0052】そこで、まず、隣接する2フレームの同位
置のブロックまたは画素において、不可視マーカ信号の
正検出・誤検出がどのように変化したかを下記のよう
に、0〜3のコードで定義する。 コード0:前フレームにおいて正検出→現フレームにお
いて正検出 コード1:前フレームにおいて正検出→現フレームにお
いて誤検出 コード2:前フレームにおいて誤検出→現フレームにお
いて正検出 コード3:前フレームにおいて誤検出→現フレームにお
いて誤検出
【0053】以下に、上記の技術思想に基づく画質劣化
の判定方法の第3の具体例を、図9を参照して説明す
る。図9では、フレーム0は前フレーム、フレーム1は
後フレームを示し、画質劣化を検出するものとする。こ
の具体例では、フレーム0とフレーム1の同位置にある
小領域、すなわちブロックまたは画素(以下、ブロック
と総称する)を比較する。つまり、フレーム0とフレー
ム1とは時間的に前後しているが、フレーム内の位置に
ついては、同じであるとする。
【0054】図9の例では、フレーム0のブロック51
は正検出、フレーム1のブロック52は誤検出であると
すると、当該ブロックは正検出から誤検出に変化してお
り、このブロックには、コード“1”が付与される。も
し、フレーム1において、マーカ検出結果が正検出のま
まであれば、コード“0”が付与されることになる。
【0055】このようにして、フレーム0,1内の全て
のブロックについて特徴量を求めることにより、フレー
ム内の特徴量の分布を得ることができる。該特徴量の分
布とは、コード0〜3がフレーム内でそれぞれどれだけ
の割合で分布しているかを表すものとする。
【0056】例えば、フレームfの特徴量をp(i)
(ここに、iはコード)と表す時、フレームfにおいて
コード0を付与されたブロックが50%、コード1を付
与されたブロックが20%、コード2を付与されたブロ
ックが15%、コード3を付与されたブロックが15%
の割合であったとすると、p(0)=0.50,p(1)
=0.20,p(2)=0.15,p(3)=0.15と
なる。
【0057】以上のようにして各フレームの特徴量p
(i)を取得した後、統計量Χ を求め、次いで閾値判
定をする。そして、閾値を上回った場合に、キズが発生
したと判定する。なお、該閾値は、実験を繰り返すこと
により、適正値を容易に求めることができる。
【0058】前記統計量Χ の一例としては、下記の
式を挙げることができる。 ここで、pH0(i)は、フレームfから時間的に最も近
い過去Nフレームの特徴量の平均値を示し、またN
は、コードの個数を示す。
【0059】特徴量を前記の(1)式のように定義した
時は、統計量Χ は、過去数フレームの特徴量の平均
との適合度を示す。該統計量Χ は、その値が大きい
ほど過去のフレームとの適合度が小さいことを意味す
る。一般に、現フレームの特徴量分布と過去数フレーム
の特徴量分布は、画像のフレーム間の相関性から非常に
近い値を示すことが知られているため、適合度が著しく
低い場合には画像の相関性が失われている、すなわち画
像キズが発生していると判断できる。
【0060】次に、画質劣化の判定方法の第4の具体例
を、図10を参照して説明する。伝送路でMPEG符号
化が適用されている場合、I,B,Pピクチャ間でピク
チャタイプの遷移が考えられる。例えば、図10のよう
な双方向予測を含むMPEG符号化におけるピクチャタ
イプの遷移には、次の5つのタイプ#1〜#5が存在す
る。 #1:Iピクチャ→Pピクチャ #2:Bピクチャ→Bピクチャ #3:Bピクチャ→Pピクチャ #4:Pピクチャ→Bピクチャ #5:Bピクチャ→Iピクチャ
【0061】一般に、MPEG符号化では、Iピクチャ
およびPピクチャでは画質が高く、Bピクチャでは画質
を抑えるように符号化制御されるため、不可視マーカの
正検出・誤検出の分布もピクチャタイプによって異な
る。また、前記第3の具体例による適合度の判定は、タ
イプ#1〜#5の同種の特徴量毎に統計量を求めて判定
を行うと、精度が向上する。
【0062】そこで、この具体例では、#1〜#5をそ
れぞれ別のカテゴリとみなして、各カテゴリ毎に前記統
計量Χ を求める。すなわち、#1〜#5毎に、前記
(1)式の、時間的に最も近い過去Nフレームの特徴
量の平均値pH0(i)を求め、各カテゴリ毎に対応する
平均値pH0(i)を適用して前記(1)式を演算して、
各カテゴリ毎の統計量Χ を求め、過去のフレームと
の適合度を求める。そして、該統計量Χ を各カテゴ
リ毎の閾値と比較して、該閾値を上回った場合に、キズ
が発生したと判定する。
【0063】この具体例によれば、画像にキズが発生し
ているか否かの判定の精度を向上させることができる。
【0064】なお、前記した第3、第4の具体例では、
ブロック51,52の統計量Χ を使用して画質劣化
の判定をした(図9参照)が、本発明はこれに限定され
ずに、フレーム内またはフィールド内における分布に基
づいて統計量Χ を導出し、該統計量Χ を使用し
て画質劣化の判定をするようにしてもよい。
【0065】また、前記した本発明を、前記特許願20
01−45458号の画質評価装置と併用すると、MP
EG−2等の圧縮符号化アルゴリズムによる画質劣化
と、映像伝送系の障害等に起因する画質劣化とを、併行
して検出できるようになる。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜5の発明によれば、不可視マーカの正検出または誤
検出の分布から、映像伝送系の障害等に起因する画質劣
化を検出できるようになる。この結果、映像伝送系に障
害が発生したか否かを、迅速にかつ精度良く検出できる
ようになる。
【0067】また、請求項6の発明によれば、フレーム
フリーズの検出を容易に行えるようになる。
【0068】また、請求項7、8の発明によれば、動画
像が有するフレーム間の相関性を考慮に入れて、画像キ
ズが発生しているか否かを判定するようにしたので、画
像キズ検出の精度を向上させることができるようにな
る。
【0069】さらに、請求項9の発明によれば、MPE
G符号化におけるピクチャタイプの遷移形態を画面キズ
発生判定に反映させたので、画像キズ検出の精度をさら
に向上させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の不可視信号埋め込み装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の不可視マーカ埋め込み部の処理を示す
フローチャートである。
【図3】 マーカ埋め込み・検出の一具体例の説明図で
ある。
【図4】 本発明の一実施形態のマーカ検出装置の構成
を示すブロック図である。
【図5】 画質劣化の判定に用いる小領域を「フレーム
またはフィールド内の画素ブロックの一列」とした場合
の、誤検出ブロックに関する特徴量測定の説明図であ
る。
【図6】 画質劣化の判定に用いる小領域を「横11ブ
ロック×縦3ブロックの領域」とした場合の、誤検出ブ
ロックに関する特徴量測定の説明図である。
【図7】 不可視マーカ埋め込み例の説明図である。
【図8】 本発明が適用される映像伝送系の一例のブロ
ック図である。
【図9】 画面キズのフレーム間相関性を説明する図で
ある。
【図10】 ピクチャタイプの遷移の形態の説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・・スペクトル拡散部、2・・・不可視マーカ埋め込み
部、3・・・スペクトル逆拡散部、5・・・スペクトル拡散
部、11・・・不可視信号埋め込み装置、23・・・マーカ検
出装置、51,52・・・ブロック。
フロントページの続き (72)発明者 和田 正裕 埼玉県上福岡市大原二丁目1番15号 株式 会社ケイディーディーアイ研究所内 (72)発明者 松本 修一 埼玉県上福岡市大原二丁目1番15号 株式 会社ケイディーディーアイ研究所内 Fターム(参考) 5C059 KK47 MA00 MA04 MA05 MA14 MA22 MA23 PP05 PP06 PP07 RC35 SS06 5C061 BB03 CC03 5C063 AB03 AB07 AC01 CA11 CA23 DA07 DA13 DB09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像伝送系を経て伝送されてきた画像の
    画質劣化検出装置において、 画像信号をスペクトル拡散した後、その直交変換係数成
    分を操作することにより不可視マーカを埋め込んだ画像
    を受信し、該受信した画像をスペクトル拡散する手段
    と、 送信側で操作したのと同一の直交変換成分の値から、不
    可視マーカの正検出または誤検出を判定する手段と、 前記不可視マーカの正検出または誤検出の分布から、画
    質劣化を判定する手段とを具備したことを特徴とする画
    質劣化検出装置。
  2. 【請求項2】 前記画質劣化を判定する手段は、画像の
    フレームまたはフィールド内を小領域毎に分割し、該小
    領域毎に、前記誤検出ブロックに関する特徴量を測定
    し、該特徴量に基づいて画質劣化を検出するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の画質劣化検出装置。
  3. 【請求項3】 前記特徴量として、前記小領域内の連続
    誤検出ブロック数と誤検出ブロック総数の比を用いるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の画質劣化検出装置。
  4. 【請求項4】 前記特徴量として、前記小領域内の最大
    値を用いることを特徴とする請求項2に記載の画質劣化
    検出装置。
  5. 【請求項5】 画像に応じた閾値を設定し、閾値処理を
    行うようにしたことを特徴とする請求項3または4に記
    載の画質劣化検出装置。
  6. 【請求項6】 前記不可視マーカの情報が、1フレーム
    毎に、全ブロック0、全ブロック1にされていることを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画質劣
    化検出装置。
  7. 【請求項7】 前記画質劣化を判定する手段は、フレー
    ム間における不可視マーカの正検出または誤検出の検出
    結果をコード化し、フレーム内、フィールド内またはそ
    れらの中の小領域における該コードの分布に基づいてあ
    る統計量を求め、該統計量を用いて画質劣化を判定する
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画質劣化
    検出装置。
  8. 【請求項8】 前記統計量は、過去数フレームにおける
    特徴量の分布の平均と、画質劣化検出対象フレームにお
    ける特徴量の分布との適合度を示す値であることを特徴
    とする請求項7に記載の画質劣化検出装置。
  9. 【請求項9】 MPEG符号化におけるピクチャタイプ
    の遷移形態によりカテゴリ化を行い、該カテゴリ毎に前
    記統計量を導出し、画質劣化を判定するようにしたこと
    を特徴とする請求項7または8に記載の画質劣化検出装
    置。
JP2002224908A 2001-10-31 2002-08-01 画質劣化検出装置 Expired - Fee Related JP4026754B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002224908A JP4026754B2 (ja) 2001-10-31 2002-08-01 画質劣化検出装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-334854 2001-10-31
JP2001334854 2001-10-31
JP2002224908A JP4026754B2 (ja) 2001-10-31 2002-08-01 画質劣化検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003204561A true JP2003204561A (ja) 2003-07-18
JP4026754B2 JP4026754B2 (ja) 2007-12-26

Family

ID=27666732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002224908A Expired - Fee Related JP4026754B2 (ja) 2001-10-31 2002-08-01 画質劣化検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4026754B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013183A1 (ja) * 2005-07-28 2007-02-01 Japan Broadcasting Corporation 映像障害検出装置
KR100693117B1 (ko) 2004-01-06 2007-03-12 최태암 동영상의 동결프레임 검출방법
JP2008193145A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Ntt Communications Kk 映像異常検出装置、映像伝送装置、映像異常検出方法、及び映像伝送方法
US8422795B2 (en) 2009-02-12 2013-04-16 Dolby Laboratories Licensing Corporation Quality evaluation of sequences of images
JP2013098994A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Eizo Gmbh 画像処理装置の動作方法および画像処理装置
JP2019145974A (ja) * 2018-02-20 2019-08-29 日本放送協会 超高精細映像に適した画質評価装置
CN110647137A (zh) * 2019-09-30 2020-01-03 深圳市元征科技股份有限公司 一种冻结帧数据获取方法、装置、设备、介质
CN112469485A (zh) * 2018-07-18 2021-03-09 环球城市电影有限责任公司 用于在实时流或实时渲染的内容中标识b-滚状况的系统和方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100693117B1 (ko) 2004-01-06 2007-03-12 최태암 동영상의 동결프레임 검출방법
WO2007013183A1 (ja) * 2005-07-28 2007-02-01 Japan Broadcasting Corporation 映像障害検出装置
JPWO2007013183A1 (ja) * 2005-07-28 2009-02-05 日本放送協会 映像障害検出装置
JP2008193145A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Ntt Communications Kk 映像異常検出装置、映像伝送装置、映像異常検出方法、及び映像伝送方法
JP4698622B2 (ja) * 2007-01-31 2011-06-08 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 映像異常検出装置、映像伝送装置、映像異常検出方法、及び映像伝送方法
US8422795B2 (en) 2009-02-12 2013-04-16 Dolby Laboratories Licensing Corporation Quality evaluation of sequences of images
JP2013098994A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Eizo Gmbh 画像処理装置の動作方法および画像処理装置
JP2019145974A (ja) * 2018-02-20 2019-08-29 日本放送協会 超高精細映像に適した画質評価装置
JP7154522B2 (ja) 2018-02-20 2022-10-18 日本放送協会 超高精細映像に適した画質評価装置
CN112469485A (zh) * 2018-07-18 2021-03-09 环球城市电影有限责任公司 用于在实时流或实时渲染的内容中标识b-滚状况的系统和方法
JP2021531499A (ja) * 2018-07-18 2021-11-18 ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー ライブストリーム又はライブレンダリングコンテンツのbロール状態を特定するシステム及び方法
JP7459044B2 (ja) 2018-07-18 2024-04-01 ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー ライブストリーム又はライブレンダリングコンテンツのbロール状態を特定するシステム及び方法
CN110647137A (zh) * 2019-09-30 2020-01-03 深圳市元征科技股份有限公司 一种冻结帧数据获取方法、装置、设备、介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP4026754B2 (ja) 2007-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1814307B1 (en) Method for detecting the quality of the multimedia communication
EP1021042B1 (en) Methods of scene change detection and fade detection for indexing of video sequences
EP3171586B1 (en) Scene change detection for perceptual quality evaluation in video sequences
JP2005287047A (ja) 行ベクトルおよび列ベクトルを用いた動きベクトル検出
US8023765B2 (en) Block noise removal device
CN101088280A (zh) 视频图像中场景切换或相似图像的检测方法与算法
US20070092007A1 (en) Methods and systems for video data processing employing frame/field region predictions in motion estimation
EP1512298A1 (en) A method and system for estimating objective quality of compressed video data
CN101449587A (zh) 用于视频的场景切换检测
JP4194029B2 (ja) 画像劣化自動検出装置
JP4026754B2 (ja) 画質劣化検出装置
WO1999039508A2 (en) System for extracting coding parameters from video data
Sugimoto et al. Objective measurement scheme for perceived picture quality degradation caused by MPEG encoding without any reference pictures
KR100902887B1 (ko) 디지털 영상 장치의 영상 왜곡 판단 테스트 자동화 시스템
JP2007501561A (ja) ブロックアーティファクトの検出
JPH11275590A (ja) 画像間圧縮符号化装置および符号化方法
CN100385954C (zh) 压缩视频分组已编码视频数据的方法和设备
JP4573301B2 (ja) 映像信号のフレーム同期方式
KR20050013621A (ko) 블록킹 아티팩트들 검출 방법
JP4492992B2 (ja) 画質評価のためのマーカ信号劣化検出方法および画質評価装置
JP4479980B2 (ja) 画像処理装置および画質評価装置
EP1119976B1 (en) Analysis of compression decoded video image sequences
JPH06233266A (ja) 映像符号化装置および映像復号化装置
JP2011129979A (ja) 画像処理装置
JPH04115628A (ja) 可変長符号化のビット長推定回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071004

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees