JP3838516B2 - 伝送画質監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は伝送画質監視装置に関し、特に、複数の伝送装置が縦列接続され、方式変換装置を含んで構成された伝送路の各地点における映像の画質特徴量を抽出し、これにより抽出された画質特徴量を比較することにより伝送路上の伝送画質を遠隔監視する伝送画質監視装置に関する。
映像を処理する複数の伝送装置が縦続接続された伝送路上の伝送画質を監視する場合、各地点における映像の画質特徴量を抽出し、これにより抽出された画質特徴量を中央監視室に伝送して比較することにより伝送路上の伝送画質を一括して遠隔監視できる。
本発明者らは、伝送路上の伝送画質を監視するための画質特徴量の計算方法を特許文献1,2で既に提案した。この画質特徴量の計算方法は、映像をあるサイズのブロックに分割し、各ブロックの映像を直交変換して変換係数を抽出し、これにより抽出された変換係数を中央監視室へ伝送することを特徴としている。
特に、この画質特徴量の計算方法が効果を発揮するのは、特許文献1,2に記載されているように、映像にスペクトル拡散を適用した後に直交変換し、変換係数を抽出して伝送する場合である。スペクトル拡散は、映像を構成する各画素の符号をランダムに変化させることにより実現される。
また、本発明者らは、方式変換装置を含んで構成された伝送路上の伝送画質を遠隔監視する伝送画質監視装置を、特願2004−57628号として先に出願した。図11は、その伝送画質監視装置を示すブロック図である。625/50方式の映像は方式変換装置を含む伝送路1を伝送され、525/60方式の映像として送出される。伝送路1上の伝送画質を監視するために、伝送路1の入力側の映像を抽出し、走査線間引き手段2を介して画質特徴量抽出手段3に入力する。また、伝送路1の出力側の映像を抽出し、画質特徴量抽出手段4に入力する。画質特徴量抽出手段3,4で抽出した画質特徴量を低速回線を通じて中央監視室5へ伝送する。
中央監視室5は、フィールド(フレーム)間引き手段6および比較・判断手段7を備え、画質特徴量抽出手段3,4から伝送されてきた画質特徴量のフィールド数を合わせた後、比較することにより伝送路上の伝送画質を遠隔監視する。このように、上記先願の発明では、フォーマットが異なる映像から走査線やフィールドを間引くことにより両者のフォーマットを仮想的に合わせ込んでからその差分を計算し、差分の大小で伝送画質を監視する。
特開2003−9186号公報 特開2003−87823号公報
特許文献1,2で提案された発明によれば、伝送路1を伝送される映像の比較により、例えば、映像圧縮符号化伝送装置などによる符号化ノイズや伝送路エラーに基づく受信映像の信号対雑音比の劣化を正確に推定することが可能となる。
しかしながら、特許文献1,2で提案された発明では、伝送路の各地点での映像のフォーマット(走査線数,フィールド数やフレーム数,水平画素数)が同一であることを前提としているため、伝送路の途中で映像のフォーマットが変換されると、フォーマット変換の前後の映像を比較することができなくなる。
上記先願の発明によればこの点は改良されるが、映像の絵柄が細かく動きが激しい場合など、映像の性質によっては方式変換と間引き自体に起因する差分が大きく出てきてしまい、比較結果で得られた差分が伝送路上の障害による画質低下に基づくものか方式変換と間引き自体に基づくものかの区別が困難になる場合がある。
本発明の目的は、方式変換装置を含んで構成された伝送路上を、絵柄が細かく動きが激しい映像などが伝送される場合であっても、各地点における映像の画質特徴量に基づいて伝送路上の伝送画質を高精度に遠隔監視できる伝送画質監視装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の伝送装置が縦列接続され、方式変換装置を含んで構成された伝送路の各地点における映像の画質特徴量を抽出し、これにより抽出された画質特徴量を比較することにより伝送路上の伝送画質を監視する伝送画質監視装置において、方式変換装置による方式変換前後の映像うち走査線が多い映像が存在する第1の地点における映像の走査線を、走査線数が前記方式変換装置による方式変換前後のうち走査線が少ない映像のそれに合うように一定割合で間引く間引き手段と、前記間引き手段により走査線が間引かれた映像の画質特徴量を抽出する第1の特徴量抽出手段と、前記方式変換装置による方式変換前後の映像のうち走査線が少ない映像が存在する第2の地点における映像の画質特徴量を抽出する第2の特徴量抽出手段と、前記第1の地点または第2の地点の映像における信号分散値と相関係数値を求める計算手段と、中央監視室に設けられ、前記第1および第2の特徴量抽出手段で抽出された画質特徴量を比較してPSNRの推定値を求めるとともに、前記計算手段で求められた信号分散値と相関係数値から求めたPSNRの予測値と比較して伝送路上の伝送画質を判断する比較・判断手段を備えた点に第1の特徴がある。
また、本発明は、複数の伝送装置が縦列接続され、方式変換装置を含んで構成された伝送路の各地点における映像の画質特徴量を抽出し、これにより抽出された画質特徴量を比較することにより伝送路上の伝送画質を監視する伝送画質監視装置において、方式変換装置による方式変換前後の映像うちフィールドまたはフレームが多い映像が存在する第1の地点における映像のフィールドまたはフレームを、フィールドまたはフレーム数が前記方式変換装置による方式変換前後のうちフィールドまたはフレームが少ない映像のそれに合うように一定割合で間引く間引き手段と、前記間引き手段によりフィールドまたはフレームが間引かれた映像の画質特徴量を抽出する第1の特徴量抽出手段と、方式変換装置による方式変換前後の映像うちフィールドまたはフレームが少ない映像が存在する第2の地点における映像の画質特徴量を抽出する第2の特徴量抽出手段と、前記第1の地点または第2の地点の映像における信号分散値と相関係数値を求める計算手段と、中央監視室に設けられ、前記第1および第2の特徴量抽出手段で抽出された画質特徴量を比較してPSNRの推定値を求めるとともに、前記計算手段で求められた信号分散値と相関係数値から求めたPSNRの予測値と比較して伝送路上の伝送画質を判断する比較・判断手段を備えた点に第2の特徴がある。
また、本発明は、複数の伝送装置が縦列接続され、方式変換装置を含んで構成された伝送路の各地点における映像の画質特徴量を抽出し、これにより抽出された画質特徴量を比較することにより伝送路上の伝送画質を監視する伝送画質監視装置において、方式変換装置による方式変換前後の映像うち水平画素が多い映像が存在する第1の地点における映像の水平画素を、水平画素数が前記方式変換装置による方式変換前後のうち水平画素が少ない映像のそれに合うように一定割合で間引く間引き手段と、前記間引き手段により水平画素が間引かれた映像の画質特徴量を抽出する第1の特徴量抽出手段と、方式変換装置による方式変換前後の映像うち水平画素が少ない映像が存在する第2の地点における映像の画質特徴量を抽出する第2の特徴量抽出手段と、前記第1の地点または第2の地点の映像における信号分散値と相関係数値を求める計算手段と、中央監視室に設けられ、前記第1および第2の特徴量抽出手段で抽出された画質特徴量を比較してPSNRの推定値を求めるとともに、前記計算手段で求められた信号分散値と相関係数値から求めたPSNRの予測値と比較して伝送路上の伝送画質を判断する比較・判断手段を備えた点に第3の特徴がある。
また、本発明は、複数の伝送装置が縦列接続され、方式変換装置を含んで構成された伝送路の各地点における映像の画質特徴量を抽出し、これにより抽出された画質特徴量を比較することにより伝送路上の伝送画質を監視する伝送画質監視装置において、方式変換装置による方式変換前後の映像うちフィールドまたはフレームが多い映像が存在する第1の地点における映像の画質特徴量を抽出する第1の特徴量抽出手段と、方式変換装置による方式変換前後の映像うちフィールドまたはフレームが少ない映像が存在する第2の地点における映像の画質特徴量を抽出する第2の特徴量抽出手段と、前記第1の地点または第2の地点の映像における信号分散値と相関係数値を求める計算手段と、中央監視室に設けられ、前記第1の特徴量抽出手段で抽出された画質特徴量を、単位時間当りの画質特徴量数が前記方式変換装置による方式変換前後のうちフィールドまたはフレームが少ない映像のそれに合うように一定割合で廃棄する廃棄手段と、前記中央監視室に設けられ、前記廃棄手段から送出される画質特徴量と前記第2の特徴量抽出手段で抽出された画質特徴量を比較してPSNRの推定値を求めるとともに、前記計算手段で求められた信号分散値と相関係数値から求めたPSNRの予測値と比較して伝送路上の伝送画質を判断する比較・判断手段を備えた点に第4の特徴がある。
また、本発明は、前記第1および第2の画質特徴量抽出手段が、入力映像を任意のサイズのブロックに分割するブロック分割部と、ブロック内の映像を直交変換する直交変換部と、直交変換された任意の周波数成分値を取り出す係数抽出部とからなる点に第5の特徴がある。
さらに、本発明は、前記第1および第2の画質特徴量抽出手段が、入力映像を2のべき乗の正方形のブロックに分割するブロック分割部と、ブロック内の映像を直交変換する直交変換部と、直交変換された任意の周波数成分値を取り出す係数抽出部とからなる点に第6の特徴がある。
本発明の第1ないし第4の特徴によれば、伝送の途中で映像のフォーマット変換が行われたとしても、フォーマット変換の前後での映像のフォーマットの相違をなくして擬似的に同一フォーマットの映像を比較することができ、また、映像における信号分散値と相関係数値を利用して絵柄が細かく動きが激しい映像などの場合であっても、伝送路上の伝送画質を高精度に遠隔監視することができる。
また、第5の特徴によれば、画質特徴量抽出に際し、映像を任意のサイズのブロックに分割した後、ブロックごとに直交変換するので、1回あたりの直交変換の計算量を減らすことができる。また、直交変換のある周波数成分を取り出して推定に使用することにより、変換前の信号を間引きにより同じ量だけ取り出す場合に比べ、劣化をより高精度に推定しやすくすることができる。
また、直交変換を行う前に、画像に対しスペクトル拡散を行えば、周波数特性に偏りのあるノイズを、周波数拡散することができる。その後、直交変換して、ある周波数成分の値を取り出し、送信側と受信側で差分を取ることにより、そのノイズのサンプルがより代表としてふさわしい、ノイズの平均値を表したものとなる。すなわち、より高精度で、伝送画質の自動遠隔監視が実現できる。
さらに、第6の特徴によれば、任意のサイズの画面に対して2のべき乗のサイズの直交変換を適用することが可能になるため、伝送画質監視装置の簡易化が可能になる。また、画像をブロック分割する際、隣り合った画素同士ではなく離れた画素をサンプリングして各ブロックを構成することにより、画像面上の広い範囲を比較的小さいサイズのブロックでカバーして監視することができるようになり、伝送画質監視装置の簡易化が可能になる。
図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の伝送画質監視装置の一実施形態を示すブロック図であり、図11と同一あるいは同等部分には同じ番号を付してある。以下では625/50方式の映像を525/60方式の映像へ変換する方式変換装置を含む伝送路上の伝送画質を遠隔監視する場合を例として説明するが、本発明はその例に限られず、その他の方式間の変換を含む伝送路上の伝送画質を監視する場合にも適用することができる。
伝送路1は、625/50方式の映像を525/60方式の映像へ変換する方式変換装置を含む。この伝送路1上の伝送画質を監視するために、伝送路1の入力(625/50方式)側の映像を抽出し、走査線間引き手段2を介して画質特徴量抽出手段3に入力するとともに、信号分散・相関係数計算手段8に入力する。また、伝送路1の出力(525/60方式)側の映像を抽出し、画質特徴量抽出手段4に入力する。
画質特徴量抽出手段3,4はそれぞれの画質特徴量を抽出し、信号分散・相関係数計算手段8は映像の信号分散・相関係数を求める。なお、信号分散・相関係数計算手段8は伝送路1の出力側に設けてもよい。画質特徴量は、特許文献1,2と同様に、各ブロックの映像を直交変換して得られる係数データのうちの任意のものでよい。また、映像の信号分散と相関係数は、当業者に周知であるのでここでの説明は省略する。
画質特徴量抽出手段3,4で抽出された画質特徴量および信号分散・相関係数計算手段8で求められた信号分散・相関係数は電話回線やLAN回線などの低速回線を通じて中央監視室5へ伝送される。
中央監視室5は、フィールド(フレーム)間引き手段6および比較・判断手段7を備える。フィールド(フレーム)間引き手段6は、6フィールドごとに1フィールドの割合でフィールドを間引く。比較・判断手段7は、画質特徴量抽出部4からの画質特徴量とフィールド(フレーム)間引き手段6からの画質特徴量を比較するとともに、信号分散・相関係数計算手段8で求められた信号分散値と相関係数値を利用して伝送路上の伝送画質を遠隔監視する。画質特徴量の比較には、例えば平均自乗誤差(MSE)を用いることができる。
以下に、図1の各部での処理について詳細に説明する。まず、伝送路1上の方式変換について説明する。625/50方式の映像は、伝送路1の途中に備えられた方式変換装置で525/60方式の映像に変換されて伝送される。図2は、625/50方式と525/60方式のフィールド(a)と走査線(b)の違いと両者間での方式変換の概念を示す図である。625/50方式では1フレーム内に走査線(垂直ライン)が625本、1秒間のフィールド数が50枚(フレーム数は25枚)であり、525/60方式では1フレーム内に走査線(垂直ライン)が525本、1秒間のフィールド数が60枚(フレーム数は30枚)である。
625/50方式から525/60方式への変換は、625/50方式のフィールドまたは走査線から525/60方式のフィールドまたは走査線を推定することにより行われる。図2(a)に示すように、625/50方式のフィールドを順にF,F,F,・・・で表し、525/60方式のフィールドを順にf,f,f,・・・で表すと、例えばフィールドfはフィールドFとFから推定され、フィールドfはフィールドFとFから推定される。逆方向の方式変換の場合、フィールドFはフィールドfとfから推定され、フィールドFはフィールドfとfから推定される。走査線(図2(b)のライン数変換)についても同様である。
次に、走査線間引き手段2における処理について説明する。伝送路1による伝送前後の映像を比較して伝送路上の伝送画質を監視するという目的上、中央監視室6の比較・判断手段7で比較する比較対象走査線同士は、なるべく位置的に近いことが要求される。走査線間引き手段2はこれを実現するものである。
図3は、走査線間引き手段2での間引き処理を具体的に示す概念図である。なお、○は奇数フィールドの走査線を表し、×は偶数フィールドの走査線を表している。図3(a)は、625/50方式の奇数フィールドの走査線に525/60方式の奇数フィールドの走査線を対応させる場合(実線)と偶数フィールドの走査線を対応させる場合(破線)があることを示している。また、図3(b)は、625/50方式の偶数フィールドの走査線に525/60方式の奇数フィールドの走査線を対応させる場合(実線)と偶数フィールドの走査線を対応させる場合(破線)があることを示している。
625/50方式の奇数フィールドの走査線を順にL,L,L,・・・、偶数フィールドの走査線をL′,L′,L′,・・・、で表し、525/60方式の奇数フィールドの走査線を順にl,l,l,・・・、偶数フィールドの走査線をl′,l′,l′,・・・で表すと、625/50方式の奇数フィールドの場合には、はじめに上から3ライン目の走査線Lを間引き、偶数フィールドの場合には上から5ライン目の走査線L′を間引く。以後、6ラインごとに1ラインずつの走査線を間引く。これにより、比較対象同士の走査線の本来の位置との距離差は最大でも0.8ライン(625/50方式への換算)になり、実用上十分な精度で走査線同士を比較することができる。
次に、フィールド(フレーム)間引き手段6における処理について説明する。画面(フィールド)についても比較する比較対象画面同士は、なるべく時間的位置が近いことが要求される。フィールド(フレーム)間引き手段6はこれを実現するものである。
525/60方式ではフィールド数が625/50方式側に比べて6:5の割合で多いため、画質特徴量抽出手段4で抽出された画質特徴量もこの割合で多くなっている。したがって、画質特徴量抽出手段3,4から伝送されてきた画質特徴量を中央監視室6の比較・判断手段7で比較する前に、画質特徴量抽出手段4から伝送されてきた画質特徴量をフィールド(フレーム)間引き手段6に入力し、6フィールドごとに1フィールドの割合で間引く。それぞれの画質特徴量はどのフィールドから抽出されたものか分かっていると前提できるので、これが可能となる。
図4は、フィールド(フレーム)間引き手段6での間引き処理を具体的に示す概念図である。図4(a)に実線で示すように、まず、それぞれのフィールドデータ同士を対応させて両者の差分絶対値和を算出する。この差分絶対値和が最も小さくなる組み合わせが時間的に最も近いフィールドであると判断できる。このようにして時間的位置を補正しつつ対応するフィールドを見つけ出すことができる。
図4(b)の上段は625/50方式、下段は525/60方式の各フィールドデータを示し、○は奇(偶)数フィールド、×は偶(奇)数フィールドを示している。625/50方式のフィールドを順にF,F,F,・・・で表し、525/60方式のフィールドを順にf,f,f,・・・で表すと、上記のようにして対応するフィールドが見つけ出され、はじめに525/60方式の左(左端でフィールドが位置的に一致しているとする)から4フィールド目の画面fが間引かれ、以後、6フィールドごとに1フィールドずつの画面が間引かれる。これにより、比較対象同士の画面の本来の時間的位置との距離差は最大でも0.4フィールド(525/60方式への換算)になり、実用上十分な精度で画面同士を比較することができる。
次に、比較・判断手段7における処理について説明する。比較・判断手段7は、画質特徴量抽出手段4からの画質特徴量とフィールド(フレーム)間引き手段6からの画質特徴量の他に信号分散・相関係数計算手段8で求められた信号分散値と相関係数値を用いて伝送路1上の伝送画質を高精度に監視する。
映像の絵柄が細かく動きが激しい場合など、映像の性質によっては方式変換と間引き自体によって映像間の差分が大きく出てくることがある。したがって、画質特徴量を単に比較したのでは、伝送路1上での伝送に問題がないにも拘わらずMSEが大きくなってしまうことがある。信号分散値と相関係数値は、比較・判断に際し、方式変換と間引き自体によって起こる映像間の差分を絵柄ごとに予測するために利用される。
例えば、画像“Carousel”の場合、MSEを下記(1)式により変換したPNSR(ピーク信号対雑音比)は、伝送路1に問題がなくても、図5に示すように、フィールドごとに周期的に変動する。
PSNR=10log10(255/MSE) (1)
このようにPSNRが変動し、5フィールドごとに大きな値を取る理由は、625/50方式と525/60方式の変換は、図4に示すように、5フィールドと6フィールドの変換であり、間引きにより5フィールドに1回最も時間的距離が近づくフィールドがあるからである。
また、例えば、画像“Interview”の場合、PSNRの変動は、図6に示すようになる。ここでは、PSNRはやはり5フィールドの周期で変動しているが、図5と比べると、はっきりしたピークはなく、細かい変動が見られる。この理由は、図3に示すように、比較対象のフィールドが奇数フィールドか偶数フィールドかによって、走査線同士の垂直距離が異なり、それがMSEに影響するからである。なお、画像“Interview”は動きが少ないため、フィールド同士の距離はそれ程大きな影響を与えない。
図5や図6に示すようなPSNRの曲線は、元の映像の性質すなわち信号分散と相関係数によってある程度予測可能である。次に、この予測手法について説明する。
映像の信号分散をσ 、フィールド内垂直画素間相関係数をρ、フレーム間相関係数をρとおき、間引きの位相により比較対象の走査線間の距離が625/50方式換算でα[line]、β[frame]離れているとする。垂直方向と時間方向の単位をそれぞれv[line]、t[frame]で表すと、これら走査線上の画素x(v,t)、x(v+α,t+β)の間の相関係数ρ(α,β)は、画像信号の一般的性質より、下記(2)式で表すことができる(吹抜敬彦著「画像のデジタル信号処理(増補版)」日刊工業新聞社 昭和63年発行 129-130頁参照)。
ρ(α,β)=ρ αρ β (2)
これら画素間のMSE期待値σ は、下記(3)式で表される。なお、アッパーライン付きはv,tに関する平均を表し、mは画素値平均である。
Figure 0003838516
垂直方向の比較組合せパターンとしては、図3に示すように、625/50方式の奇数フィールド、偶数フィールドそれぞれが525/60方式の奇数フィールド、偶数フィールドと比較される場合の合計4通りである。625/50方式から間引く段階では、のちにどの組合せで比較されるのかは分からない。しかし、MSEがなるべく小さくなるように、625/50方式の0−5ラインのうち、奇数フィールドでは第2ライン、偶数フィールドでは第4ラインを間引くことにする。以降のラインではこの繰り返しによる間引きを行う。
時間方向の比較組合せパターンとしては、図4に示すようにようになる。MSEを小さくするには、525/60方式の第0−11フィールドのうち、最も距離が大きくなる第3フィールドと第9フィールドを間引くのがよいこととなる。第3フィールドと第9フィールドでの距離は、625/50方式換算で0.5フィールド分である。以降のフィールドではこの繰り返しによる間引きを行う。なお、実際には、間引く時点ではどの組合せで比較されるか分からないが、中央監視室6でMSEが小さくなるように間引くようにすればよい。
間引き後の映像同士の垂直方向の走査線間隔αとしては、フィールド内では5種類存在することになり(図3参照)、各種類ごとにMES期待値が異なる。そこで、フィールド内のMSE期待値は、この5通りのMSE期待値を平均したものとする。また、このフィールド内のMSE期待値σ (f)(fはフィールド番号)は、図4から分かるように、10フィールド周期となる。
例えば、第0フィールドは、時間方向の距離が0、垂直方向の距離が0,0.2,0.6,0.4,0.2[line]の5種類あるので、フィールド内のMSE期待値σ (0)は、下記(4)式で示される。
Figure 0003838516
同様に、第1および第9フィールドは、時間方向の距離が1/12[frame]、垂直方向の距離が0.1,0.3,0.5,0.7,0.1[line]の5種類あるので、フィールド内のMSE期待値σ (1),σ (9)は、下記(5)式で示される。
Figure 0003838516
同様に、第2〜第8フィールドにおけるフィールド内のMSE期待値σ (2)〜σ (8)は、下記(6)〜(9)式で示される。
Figure 0003838516
Figure 0003838516
Figure 0003838516
Figure 0003838516
垂直相関が小さく動きの激しい映像ほど間引きによる伝送画質監視への悪影響が強く出ることは上記(4)〜(9)式からも言える。すなわち、垂直相関が小さく動きの激しい映像においてはフィールド内垂直画素間相関係数ρおよびフレーム間相関係数ρが大きいため、MSE期待値σ (f)が大きくなる。
上記例の典型的な2種類の画像“Carousel”、“Interview”の信号分散と相関係数の値を上記(4)〜(9)式に代入してMSE期待値σ (f)を求め、さらに、上記(1)式によりPNSRの予測値を求めた結果を図7に示す。図7の破線は、極めて精細で動きの激しい画像“Carousel”に相当するσ =1317,ρ=0.92,ρ=0.54の場合のフィールドごとのPSNR[dB]の予測値であり、図7の実線は、動きの少ない画像“Interview”に相当するσ =1533,ρ=0.95,ρ=0.996の場合のフィールドごとのPSNR[dB]の予測値である。
中央監視室6の比較・判断手段7は、伝送路1の入力側および出力側の映像より抽出された画質特徴量を比較して上記(1)式によりPSNRの推定値を求め、さらに、これにより求められたPSNRの推定値が妥当なものかどうかを、映像の信号分散と相関係数から求めたPSNRの予測値と比較することにより判定する。
図8、図9はそれぞれ、画像“Carousel”と“Interview”でサイズ256×64のブロックあたり1係数データ(直交変換係数データ)を抽出した場合、伝送路1の入力側および出力側の画質特徴量に基づいて得られたPSNRの推定値を示す。この場合、画質特徴量抽出手段3,4と中央監視室5を結ぶ監視回線を流れるデータ量は7.2kbpsである。比較・判断手段7は、PSNRの推定値を予測値と比較し、その結果、PSNRの推定値がその予測値と大きく異なっていたら伝送路1に障害が発生したものとして警告する。
画質特徴量抽出手段(上記実施形態の画質特徴抽出手段3,4)の構成は、具体的には、特許文献1,2に記載された構成と同じでよい。図10は、特許文献1に記載された画質特徴量抽出手段10を示すブロック図である。本例の画質特徴量抽出手段10は、少ない計算量で高精度の画質特徴量を抽出できるようにしたものであり、ブロック分割部21、直交変換部22および係数抽出部23からなる。
ブロック分割部21は、入力映像を任意のサイズのブロックに分割し、するブロック分割手段と、直交変換部22は、ブロック内の映像を直交変換し、係数抽出部23は、直交変換された任意の周波数成分値を取り出す。なお、ブロック分割後にブロック内のスペクトル拡散を行って周波数特性に偏りのあるノイズを周波数拡散させ、その後に直交変換するようにしてもよい。
この構成では、画質特徴量抽出に際し、映像を任意のサイズのブロックに分割した後ブロックごとに直交変換するので、1回あたりの直交変換の計算量を減らすことができる。また、直交変換のある周波数成分を取り出して推定に使用することにより、変換前の信号を間引きにより同じ量だけ取り出す場合に比べ、劣化をより高精度に推定しやすくすることができる。これは、測定対象の符号化ノイズなどの画質劣化は、広い周波数帯域に渡って存在することが多いからである。
また、特許文献2に記載された画質特徴量抽出手段を採用することもできる。これに記載された画質特徴量抽出手段は、装置化が比較的容易な高速直交変換の使用を可能にしたものであり、図10と同様にブロック分割部、直交変換部および係数抽出部からなる。ブロック分割部は、入力映像を2のべき乗の正方形のブロックに分割し、直交変換部は、ブロック内の映像を直交変換し、係数抽出部は、直交変換された任意の周波数成分値を取り出す。
また、ブロック分割部、画像の有効画面外を含むブロックには予め定められた値を埋めて2のべき乗の正方形のブロックに構成する。なお、予め定められた値が埋め込まれたブロックに対しては、ブロックの面積をS、ブロック面積Sの内の予め定められた値で埋めた面積をKとするとき、中央監視室6で平均自乗誤差(MSE)を算出するとき、それを補正して、S/(S−K)・MSEとする。
また、ブロック分割部で入力映像を2のべき乗の正方形のブロックに分割する際に、離れた画素をサンプリングして各ブロックを構成することもできる。
この構成では、任意のサイズの画面に対して2のべき乗のサイズの直交変換を適用することが可能になるため、伝送画質監視装置の簡易化が可能になる。また、画像をブロック分割する際、隣り合った画素同士ではなく離れた画素をサンプリングして各ブロックを構成することにより、画像面上の広い範囲を比較的小さいサイズのブロックでカバーして監視することができるようになり、伝送画質監視装置の簡易化が可能になる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は種々の変形が可能であり、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態の625/50方式と525/60方式の間の方式変換のように水平画素数が等しい場合、水平画素の間引きは不要であるが、水平画素数が変わる方式変換を含む場合には水平画素についても間引きを行えばよい。
また、フィールド(フレーム)間引き手段6は、中央監視室5内に設ける必要はなく、伝送路1の出力側付近に画質特徴量抽出手段4と共に設けることもできる。また、伝送路1で伝送されるディジタル映像信号中に重畳されている補助データ領域にあるタイムコードを参照して伝送路出力側の映像に対する間引き処理を実行するようにしたり、中央監視室5から間引き対象のフィールドを指定したりすることもできる。
以上説明したように、本発明では、走査線(垂直ライン)数やフィールド(フレーム)数、水平画素数が異なる映像に対し、それぞれの数の多い側の映像から走査線、フィールド(フレーム)、画素の間引き処理を施した上で画質特徴量を抽出して比較し、さらに映像の信号分散と相関係数の情報を利用して伝送路上の伝送画質を監視するので、伝送路の途中で方式変換が実施され、絵柄が細かく動きが激しい映像が伝送される場合などであっても、伝送路上の伝送画質を高精度に遠隔監視することができる。
本発明に係る伝送画質監視装置の一実施形態を示すブロック図である。 625/50方式と525/60方式のフィールドと走査線の違いと両者間での方式変換の概念を示す図である。 走査線の間引き処理を具体的に示す概念図である。 フィールド(フレーム)の間引き処理を具体的に示す概念図である。 画像“Carousel”のPSNRの周期的変動を表す説明図である。 画像“Interview”のPSNRの周期的変動を表す説明図である。 映像の信号分散と相関係数から予測されたPSNRを示す説明図である。 画像“Carousel”のPSNRの遠隔推定値を示す説明図である。 画像“Interview”のPSNRの遠隔推定値を示す説明図である。 画質特徴量抽出手段の構成例を示すブロック図である。 従来の伝送画質監視装置を示すブロック図である。
符号の説明
1・・・伝送路(方式変換装置を含む)、2・・・走査線間引き手段、3,4,10・・・画質特徴量抽出手段、5・・・中央監視室、6・・・フィールド(フレーム)間引き手段、7・・・比較・判断手段、8・・・信号分散・相関係数計算手段、11・・・ブロック分割部、12・・・直交変換部、13・・・係数抽出部

Claims (6)

  1. 複数の伝送装置が縦列接続され、方式変換装置を含んで構成された伝送路の各地点における映像の画質特徴量を抽出し、これにより抽出された画質特徴量を比較することにより伝送路上の伝送画質を監視する伝送画質監視装置において、
    方式変換装置による方式変換前後の映像うち走査線が多い映像が存在する第1の地点における映像の走査線を、走査線数が前記方式変換装置による方式変換前後のうち走査線が少ない映像のそれに合うように一定割合で間引く間引き手段と、
    前記間引き手段により走査線が間引かれた映像の画質特徴量を抽出する第1の特徴量抽出手段と、
    前記方式変換装置による方式変換前後の映像のうち走査線が少ない映像が存在する第2の地点における映像の画質特徴量を抽出する第2の特徴量抽出手段と、
    前記第1の地点または第2の地点の映像における信号分散値と相関係数値を求める計算手段と、
    中央監視室に設けられ、前記第1および第2の特徴量抽出手段で抽出された画質特徴量を比較してPSNRの推定値を求めるとともに、前記計算手段で求められた信号分散値と相関係数値から求めたPSNRの予測値と比較して伝送路上の伝送画質を判断する比較・判断手段を備えたことを特徴とする伝送画質監視装置。
  2. 複数の伝送装置が縦列接続され、方式変換装置を含んで構成された伝送路の各地点における映像の画質特徴量を抽出し、これにより抽出された画質特徴量を比較することにより伝送路上の伝送画質を監視する伝送画質監視装置において、
    方式変換装置による方式変換前後の映像うちフィールドまたはフレームが多い映像が存在する第1の地点における映像のフィールドまたはフレームを、フィールドまたはフレーム数が前記方式変換装置による方式変換前後のうちフィールドまたはフレームが少ない映像のそれに合うように一定割合で間引く間引き手段と、
    前記間引き手段によりフィールドまたはフレームが間引かれた映像の画質特徴量を抽出する第1の特徴量抽出手段と、
    方式変換装置による方式変換前後の映像うちフィールドまたはフレームが少ない映像が存在する第2の地点における映像の画質特徴量を抽出する第2の特徴量抽出手段と、
    前記第1の地点または第2の地点の映像における信号分散値と相関係数値を求める計算手段と、
    中央監視室に設けられ、前記第1および第2の特徴量抽出手段で抽出された画質特徴量を比較してPSNRの推定値を求めるとともに、前記計算手段で求められた信号分散値と相関係数値から求めたPSNRの予測値と比較して伝送路上の伝送画質を判断する比較・判断手段を備えたことを特徴とする伝送画質監視装置。
  3. 複数の伝送装置が縦列接続され、方式変換装置を含んで構成された伝送路の各地点における映像の画質特徴量を抽出し、これにより抽出された画質特徴量を比較することにより伝送路上の伝送画質を監視する伝送画質監視装置において、
    方式変換装置による方式変換前後の映像うち水平画素が多い映像が存在する第1の地点における映像の水平画素を、水平画素数が前記方式変換装置による方式変換前後のうち水平画素が少ない映像のそれに合うように一定割合で間引く間引き手段と、
    前記間引き手段により水平画素が間引かれた映像の画質特徴量を抽出する第1の特徴量抽出手段と、
    方式変換装置による方式変換前後の映像うち水平画素が少ない映像が存在する第2の地点における映像の画質特徴量を抽出する第2の特徴量抽出手段と、
    前記第1の地点または第2の地点の映像における信号分散値と相関係数値を求める計算手段と、
    中央監視室に設けられ、前記第1および第2の特徴量抽出手段で抽出された画質特徴量を比較してPSNRの推定値を求めるとともに、前記計算手段で求められた信号分散値と相関係数値から求めたPSNRの予測値と比較して伝送路上の伝送画質を判断する比較・判断手段を備えたことを特徴とする伝送画質監視装置。
  4. 複数の伝送装置が縦列接続され、方式変換装置を含んで構成された伝送路の各地点における映像の画質特徴量を抽出し、これにより抽出された画質特徴量を比較することにより伝送路上の伝送画質を監視する伝送画質監視装置において、
    方式変換装置による方式変換前後の映像うちフィールドまたはフレームが多い映像が存在する第1の地点における映像の画質特徴量を抽出する第1の特徴量抽出手段と、
    方式変換装置による方式変換前後の映像うちフィールドまたはフレームが少ない映像が存在する第2の地点における映像の画質特徴量を抽出する第2の特徴量抽出手段と、
    前記第1の地点または第2の地点の映像における信号分散値と相関係数値を求める計算手段と、
    中央監視室に設けられ、前記第1の特徴量抽出手段で抽出された画質特徴量を、単位時間当りの画質特徴量数が前記方式変換装置による方式変換前後のうちフィールドまたはフレームが少ない映像のそれに合うように一定割合で廃棄する廃棄手段と、
    前記中央監視室に設けられ、前記廃棄手段から送出される画質特徴量と前記第2の特徴量抽出手段で抽出された画質特徴量を比較してPSNRの推定値を求めるとともに、前記計算手段で求められた信号分散値と相関係数値から求めたPSNRの予測値と比較して伝送路上の伝送画質を判断する比較・判断手段を備えたことを特徴とする伝送画質監視装置。
  5. 前記第1および第2の画質特徴量抽出手段は、入力映像を任意のサイズのブロックに分割するブロック分割部と、ブロック内の映像を直交変換する直交変換部と、直交変換された任意の周波数成分値を取り出す係数抽出部とからなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の伝送画質監視装置。
  6. 前記第1および第2の画質特徴量抽出手段は、入力映像を2のべき乗の正方形のブロックに分割するブロック分割部と、ブロック内の映像を直交変換する直交変換部と、直交変換された任意の周波数成分値を取り出す係数抽出部とからなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の伝送画質監視装置。
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