JP4133788B2 - 符号化誤差推定方法および符号化誤差推定装置 - Google Patents

符号化誤差推定方法および符号化誤差推定装置 Download PDF

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Description

本発明は、符号化誤差推定方法および符号化誤差推定装置に係り、特に映像信号を圧縮符号化した圧縮符号化信号の符号化誤差を推定する符号化誤差推定方法および符号化誤差推定装置に関する。
例えば伝送画像は、圧縮符号化により画像品質が劣化する。そこで、放送局や回線事業者などの監視設備では、圧縮符号化により伝送画像の画像品質がどの程度劣化したのかを自動監視技術を用いて自動監視している。自動監視技術には、圧縮符号化前の原画(素材画像)と圧縮符号化後の受信画像(復号画像)との比較に基づくもの、圧縮符号化後の受信画像のみに基づくものがある。
圧縮符号化前の原画と圧縮符号化後の受信画像との比較に基づく自動監視技術では、原画および受信画像の位相を合わせ、両者の差分量を画素単位で計測するPSNR(Peak Signal-to-Noise Ratio)と呼ばれる値が用いられてきた。
また、圧縮符号化後の受信画像のみに基づく自動監視技術では、圧縮符号化前の原画を必要とせず、伸張復号化後の受信画像に含まれる符号化特有の劣化を画像解析によって評価する手法が用いられてきた。
特許文献1,2には、圧縮符号化後の受信画像のみに基づく自動監視技術の一例が記載されている。JPEGやMPEGのような一般的に利用される圧縮符号化では、小ブロックごとに直交変換を行い、この小ブロックを元に情報量を削減する。このような圧縮符号化では、受信画像に明暗(濃淡)のムラを生じるため、小ブロックの境界に生じる境界線を強調し、検出することによって受信画像の品質を測定している。
特開2000−102041号公報 特表2003−501850号公報
しかしながら、圧縮符号化前の原画と圧縮符号化後の受信画像との比較に基づく自動監視技術では、圧縮符号化前の原画を必要とするため、受信画像の画像品質がどの程度劣化したのかを原画を持たない映像配信先で監視することができないという問題があった。
また、圧縮符号化器の圧縮・伸張処理によって原画が入力されてから受信画像が復号化されるまでに時間的な遅延を発生するため、原画と受信画像とのフレーム同期を合わせることが容易でないという問題があった。
また、圧縮符号化後の受信画像のみに基づく自動監視技術では、受信画像で画像解析を行うため、原画そのものに劣化のようなパターンを含むシーンや部分を劣化として検知してしまうという問題があった。このため、原画を持たない映像の受信端において、原画のパターンに関わらずに圧縮符号化による画像品質の劣化を定量化する技術が必要とされている。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、圧縮符号化による画像品質の劣化を原画を用いることなく容易且つ正確に推定することが可能な符号化誤差推定方法および符号化誤差推定装置を提供することを目的とする。
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、映像信号を圧縮符号化した圧縮符号化信号の符号化誤差を推定する符号化誤差推定装置の符号化誤差推定方法であって、前記圧縮符号化信号より量子化値および直交変換係数を抽出する段階と、抽出した直交変換係数の値を量子化値及び直交変換係数成分ごとに分類して直交変換係数の頻度分布を作成する段階と、作成した直交変換係数の頻度分布から、圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布を一般誤差分布を用いて推定する段階と、作成した直交変換係数の頻度分布と推定した直交変換係数の頻度分布とを用いて前記圧縮符号化信号の符号化誤差を推定する段階とを有し、抽出した直交変換係数の値を量子化値及び直交変換係数成分ごとに分類して直交変換係数の頻度分布を作成する段階は、抽出した直交変換係数の値を量子化値及び直交変換係数成分ごとに分類して直交変換係数の値の発生頻度を計数し、作成された頻度分布の二次および四次の積率を算出することを特徴とする。
また、本発明は、作成した直交変換係数の頻度分布から、圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布を一般誤差分布を用いて推定する段階は、頻度分布の二次および四次の少なくとも一方の積率を用いて圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布を推定することを特徴とする。
また、本発明は、作成した直交変換係数の頻度分布から、圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布を一般誤差分布を用いて推定する段階は、値が0である直交変換係数の発生頻度を含まない頻度分布および値が0である直交変換係数の発生頻度を含む頻度分布を用いて、圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布を推定することを特徴とする。
また、本発明は、映像信号を圧縮符号化した圧縮符号化信号の符号化誤差を推定する符号化誤差推定装置であって、前記圧縮符号化信号より量子化値および直交変換係数を抽出する直交変換係数抽出手段と、抽出した直交変換係数の値を量子化値及び直交変換係数成分ごとに分類して直交変換係数の頻度分布を作成するモーメント演算手段と、作成した直交変換係数の頻度分布から、圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布を一般誤差分布を用いて推定するパラメータ演算手段と、作成した直交変換係数の頻度分布と推定した直交変換係数の頻度分布とを用いて前記圧縮符号化信号の符号化誤差を推定する符号化誤差演算手段とを有し、抽出した直交変換係数の値を量子化値及び直交変換係数成分ごとに分類して直交変換係数の頻度分布を作成するモーメント演算手段は、抽出した直交変換係数の値を量子化値及び直交変換係数成分ごとに分類して直交変換係数の値の発生頻度を計数し、作成された頻度分布の二次および四次の積率を算出することを特徴とする。
本発明では、映像信号を圧縮符号化した圧縮符号化信号の直交変換係数の頻度分布から圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布を一般誤差分布を用いて推定し、圧縮符号化信号の直交変換係数の頻度分布と、推定された圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布とを用いることで、映像信号を圧縮符号化した圧縮符号化信号の符号化誤差を推定することができる。
また、本発明では一般画像における直交変換係数の頻度分布が、一般化誤差分布に近似することを利用し、圧縮符号化後の映像信号の直交変換係数の頻度分布から圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布を推定することができる。
したがって、原画を保有しない環境であっても、映像信号を圧縮符号化した圧縮符号化信号から符号化誤差を推定し、映像品質を容易に監視できる。本発明は、放送や通信など圧縮符号化技術を用いた映像配信における品質管理に大きな効果を発揮できる。
上述の如く、本発明によれば、圧縮符号化による画像品質の劣化を原画を用いることなく容易且つ正確に推定することが可能である。
まず、本発明の理解を容易とする為に、本発明の原理について説明する。本発明は、圧縮符号化技術で映像信号を圧縮符号化した圧縮符号化信号(以下、ビットストリームという)の符号化誤差を推定する符号化誤差推定方法および符号化誤差推定装置である。本発明では、直交変換と量子化とを用いた圧縮符号化アルゴリズムが利用される。
本発明では、圧縮符号化したビットストリームから得られる直交変換係数値の頻度分布を計測し、圧縮符号化前の直交変換係数値の頻度分布を推定することにより、圧縮符号化したビットストリームの符号化誤差を推定する。なお、映像の直交変換係数の頻度分布が一般誤差分布によく似た分布を示すことは広く知られている。
本出願人は、映像の受信端において受信画像の直交変換係数値の頻度分布を計測し、その頻度分布の二次の積率(分散)を用いて、原画の直交変換係数の頻度分布を一般誤差分布の一つであるラプラス分布として推定する技術内容を出願(特願2003−158429)済みである。原画の直交変換係数の頻度分布をラプラス分布として推定する場合、一部の原画(例えば空間的及び時間的な変化が極めて少ない原画など)では誤差が大きくなることもある。
そこで、本発明では、映像の受信端において受信画像の直交変換係数値の頻度分布を計測し、その頻度分布の二次及び四次の積率(モーメント)を用いて、原画の直交変換係数の頻度分布をラプラス分布を含む一般誤差分布として推定する。
画像を符号化する符号化技術では、画像を小さなブロック単位に区切って画素ごとの明るさを表す画素値を直交変換し、その直交変換係数を量子化することにより情報量の削減を行っている。
一般的に、符号化技術では画像を複数画素で構成されるブロックに分割し、直交変換を用いて画像を空間周波数に変換する。直交変換により抽出された直交変換係数を量子化値Qで除算することにより、その商である量子化インデックスが算出される。そして、算出した量子化インデックスと量子化値Qとを伝送することにより、情報量の削減を行っている。一方、復号化技術では伝送された量子化インデックスと量子化値Qとの積を用いて逆量子化を行い、直交変換係数を逆直交変換することにより画像を再現する。
連続値である直交変換係数は、量子化値Qによる除算又は積算を行うことによって量子化値Qに応じた間隔の離散値となる。符号化における画質劣化は量子化による直交変換係数の値の丸めに起因するため、直交変換係数の値を量子化値Qの値によって分類し、その値の頻度分布を評価することで画質劣化の程度を推定できる。
一般画像における直交変換係数の頻度分布は、一般化ガウス分布と呼ばれる確率分布で比較的良く近似できることが知られている。一般化ガウス分布fc,n(x)は、例えば以下の式(1),(2)によって表される確率密度である。
Figure 0004133788
式(2)におけるσは二次の積率(分散)であり、計測した直交変換係数値の頻度分布の積率を用いる。しかし、式(2)におけるcは未知数である。そこで、式(2)におけるcを求めるために、四次の積率と尖度γとの関係を用いる。一般誤差分布の尖度γ,四次の積率σ4, 二次の積率σ,変数cの関係は、式(3)によって表される。
Figure 0004133788
なお、式(3)におけるμは頻度分布の平均である。式(3)から一般的にcを解くことは困難である。そこで、本発明では、表1のようにcの値とγの値とが対応付けられたテーブルを用意し、線形補完などによって補完し、γからcを計算する。表1のテーブルでは、0.1刻みでc=0.1〜4.0におけるγの値が対応付けられており、γからcを計算できる。ただし、cの範囲および刻み幅はシステムに要求される精度によって決定する。
Figure 0004133788
また、式(2)におけるcを求めるために、式(4)で表される近似式を用いて求めてもよい。なお、式(4)におけるα,β,γはシステムに要求される精度によって決まる値である。
Figure 0004133788
本発明では、式(2)における一般誤差分布の各種パラメータを演算し、原画の直交変換係数の頻度分布を一般誤差分布として推定して、符号化誤差を推定する。例えば原画の直交変換係数の頻度分布をラプラス分布として推定する場合、式(2)におけるcは1となる。原画の直交変換係数の頻度分布を一般誤差分布として推定する場合、式(2)におけるcは変数となるが、絵柄に適応した符号化誤差を求めることができる。
また、精度改善方法について説明する。二次、四次の積率は平均値周りの分布形状を特徴的に表現する。一般的に、映像信号の直交変換係数は係数値0の発生頻度が極めて高くなる。量子化値Qに比べ、原画の直交変換係数の頻度分布の標準偏差が小さい場合、量子化後の直交変換係数は係数値0の発生頻度が極端に増加し、ストリームより抽出されたDCT係数値による頻度分布の二次および四次の積率は小さく測定される。
このような傾向は、イントラマクロブロックの高域成分や、量子化処理におけるデッドゾーンの存在によりノンイントラマクロブロックで顕著に現れる。このように、積率が量子化前後で異なる場合、一般誤差分布は指数関数であるため、係数値0近傍における分布推定は精度良く推定されるが、分布の裾野部分における分布形状が適切に推定されない。これにより、PSNRが実測値に比較して高く測定される。即ち、符号化誤差を少なく推定する。
そこで、直交変換係数の頻度分布の形状を補償するために、係数値0以外の直交変換係数の頻度分布のみを用いた頻度分布推定により、分布の補償を行う。図1は量子化値Qによって分類された(u,v)成分の直交変換係数の頻度分布を表した一例の図であって、係数値0の頻度を含む直交変換係数の頻度分布である。また、図2は量子化値Qによって分類された(u,v)成分の直交変換係数の頻度分布を表した一例の図であって、係数値0の頻度を含まない直交変換係数の係数値xの頻度分布をq/2係数値0方向にシフトしたものである。
係数値0の頻度を含む頻度分布の二次及び四次の積率と係数値0の頻度を含まない頻度分布の二次及び四次の積率とを利用する場合、図3に表した直交変換係数の頻度分布のように、係数値xが−q/2<x<q/2の範囲で図1の頻度分布を利用し、それ以外の範囲で図2の頻度分布を利用する。図3は、係数値0の頻度を含む頻度分布と係数値0の頻度を含まない頻度分布とを利用する直交変換係数の頻度分布を表した一例の図である。
図2にあらわされる係数値0を除いた係数値の頻度分布によって構成された頻度分布もまた、一般誤差分布に近似されていると考えることができ、同様に二次および四次の積率σ′,σ′を測定する。分布の平均値を0と近似した場合のσ′,σ′を下式(5),(6)に示す。
Figure 0004133788
このようにして求められた二次および四次の積率を用いて係数値0以外の分布によって式(7)を用いてp(x)と同様に分布p′(x)を推定する。求められたp(x)およびp′(x)をα:βの割合で合成する。一例としてα=0.5、β=0.5とする。より処理を簡単にするためにp(x)およびp′(x)は一般誤差分布の変数c=1としてラプラス分布としてもよい。また、p(x)およびp′(x)の合成部を省略するために、係数値xが−p/2<x<p/2の範囲でp(x)を、それ以外の部分でp′(x)を用いて分布を推定してもよい。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき説明していく。本実施例では、直交変換の一例としてのDCT(Discrete Cosine Transform )を用いる圧縮符号化方式のMPEG2を例に、本発明の符号化誤差推定方法および符号化誤差推定装置について説明する。
図4は、本発明の符号化誤差推定装置を含む画像伝送システム1の一実施例の構成図である。図4の画像伝送システム1では、送信側の符号化部10が、伝送画像を圧縮符号化した圧縮符号化信号(以下、ビットストリームという)を伝送ネットワーク50を介して受信側に伝送する。
受信側の復号化部20および符号化誤差推定装置40は、伝送ネットワーク50からビットストリームを受信する。復号化部20は、ビットストリームを復号化した受信画像をモニタ30に供給する。そして、モニタ30は復号化部20で復号化された受信画像を表示する。
また、符号化誤差推定装置40は、伝送画像の画像品質が符号化によりどの程度劣化したのかをビットストリームを用いて定量化する。符号化誤差推定装置40の詳細について図5を参照しつつ説明する。
図5は、符号化誤差推定装置の一実施例の構成図を示す。図5の符号化誤差推定装置40は、可変長符号復号部41,逆量子化部42,モーメント演算部43,パラメータ演算部44,符号化誤差演算部45を含む。なお、可変長符号復号部41および逆量子化部42はDCT係数抽出部を構成する。
可変長符号復号部41は、受信したビットストリームの可変長符号を固定長符号に復号化して逆量子化部42に供給する。逆量子化部42は、可変長符号復号部41から供給された固定長符号をDCT係数値に逆量子化してモーメント演算部43に供給する。
モーメント演算部43は、逆量子化部42から供給されたDCT係数値を1ピクチャ分メモリし、DCT係数値の発生頻度を周波数成分および量子化値ごとに計数し、DCT係数値の頻度分布(以下、符号化後DCT係数頻度分布という)をパラメータ演算部44に供給する。また、モーメント演算部43はDCT係数値0の発生頻度を含む二次(σ)および四次(σ4)の積率と、DCT係数値0の発生頻度を含まない二次(σ′)および四次(σ′4)の積率とを演算する。モーメント演算部43は演算したDCT係数値0の発生頻度を含む二次(σ)および四次(σ4)の積率と、DCT係数値0の発生頻度を含まない二次(σ′)および四次(σ′4)の積率とをパラメータ演算部44に供給する。
パラメータ演算部44は式(3)を用いて、上記の二次及び四次の積率(σ,σ′,σ4,σ′4)から一般誤差分布のパラメータc及びc′を演算する。パラメータ演算部44は、二次(σ)及び四次(σ4)の積率と、算出したc及びc′とを用いて、式(2)により原画のDCT係数値の頻度分布(以下、符号化前DCT係数頻度分布という)を推定する。
なお、システムの求める精度に応じて一般誤差分布の変数cを1に固定すれば、一般誤差分布のパラメータcを求めるための演算を省略できる。また、式(3)における平均μは一般的な映像信号の場合に0として演算量を減らすこともできる。パラメータ演算部44は、符号化後DCT係数頻度分布と符号化前DCT係数頻度分布とを符号化誤差演算部45に供給する。
符号化誤差演算部45は、パラメータ演算部44から供給された符号化前DCT係数頻度分布および符号化後DCT係数頻度分布を式(8)を用いて比較計算することで、符号化された伝送画像の符号化誤差MSEnを演算する。
Figure 0004133788
ただし、x′kはk番目の量子化区間αk〜βkにおけるDCT係数xの量子化インデックスである。αk,βkは量子化値Qに相当する差を持つ。通常、αk=x′k-q/2,βk=x′k+q/2とする。fc,n(x)は、DCT係数値の発生頻度である。なお、エンコーダにおける量子化処理の量子化区間の設定を知ることができる場合、適した区間に設定した方がよい。
符号化誤差演算部45は、算出した符号化誤差MSEnを式(9)により符号化誤差量の尺度として広く用いられているPSNR(Peak Signal to Noise Ratio)に変換することができる。
Figure 0004133788
量子化値Qによって分類された(u,v)成分の直交変換係数の頻度分布を表した一例の図であって、係数値0の頻度を含む直交変換係数の頻度分布である。 量子化値Qによって分類された(u,v)成分の直交変換係数の頻度分布を表した一例の図であって、係数値0の頻度を含まない直交変換係数の頻度分布である。 係数値0の頻度を含む頻度分布と係数値0の頻度を含まない頻度分布とを利用する直交変換係数の頻度分布を表した一例の図である。 本発明の符号化誤差推定装置を含む画像伝送システム1の一実施例の構成図である。 符号化誤差推定装置の一実施例の構成図である。
符号の説明
1 画像伝送システム
10 符号化部
20 復号化部
30 モニタ
40 符号化誤差推定装置
41 可変長符号復号部
42 逆量子化部
43 モーメント演算部
44 パラメータ演算部
45 符号化誤差演算部
50 伝送ネットワーク

Claims (4)

  1. 映像信号を圧縮符号化した圧縮符号化信号の符号化誤差を推定する符号化誤差推定装置の符号化誤差推定方法であって、
    前記圧縮符号化信号より量子化値および直交変換係数を抽出する段階と、
    抽出した直交変換係数の値を量子化値及び直交変換係数成分ごとに分類して直交変換係数の頻度分布を作成する段階と、
    作成した直交変換係数の頻度分布から、圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布を一般誤差分布を用いて推定する段階と、
    作成した直交変換係数の頻度分布と推定した直交変換係数の頻度分布とを用いて前記圧縮符号化信号の符号化誤差を推定する段階と
    を有し、
    抽出した直交変換係数の値を量子化値及び直交変換係数成分ごとに分類して直交変換係数の頻度分布を作成する段階は、抽出した直交変換係数の値を量子化値及び直交変換係数成分ごとに分類して直交変換係数の値の発生頻度を計数し、作成された頻度分布の二次および四次の積率を算出することを特徴とする符号化誤差推定方法。
  2. 作成した直交変換係数の頻度分布から、圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布を一般誤差分布を用いて推定する段階は、頻度分布の二次および四次の少なくとも一方の積率を用いて圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布を推定することを特徴とする請求項1記載の符号化誤差推定方法。
  3. 作成した直交変換係数の頻度分布から、圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布を一般誤差分布を用いて推定する段階は、値が0である直交変換係数の発生頻度を含まない頻度分布および値が0である直交変換係数の発生頻度を含む頻度分布を用いて、圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布を推定することを特徴とする請求項1又は2記載の符号化誤差推定方法。
  4. 映像信号を圧縮符号化した圧縮符号化信号の符号化誤差を推定する符号化誤差推定装置であって、
    前記圧縮符号化信号より量子化値および直交変換係数を抽出する直交変換係数抽出手段と、
    抽出した直交変換係数の値を量子化値及び直交変換係数成分ごとに分類して直交変換係数の頻度分布を作成するモーメント演算手段と、
    作成した直交変換係数の頻度分布から、圧縮符号化前の映像信号の直交変換係数の頻度分布を一般誤差分布を用いて推定するパラメータ演算手段と、
    作成した直交変換係数の頻度分布と推定した直交変換係数の頻度分布とを用いて前記圧縮符号化信号の符号化誤差を推定する符号化誤差演算手段と
    を有し、
    抽出した直交変換係数の値を量子化値及び直交変換係数成分ごとに分類して直交変換係数の頻度分布を作成するモーメント演算手段は、抽出した直交変換係数の値を量子化値及び直交変換係数成分ごとに分類して直交変換係数の値の発生頻度を計数し、作成された頻度分布の二次および四次の積率を算出することを特徴とする符号化誤差推定装置。
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