JP2003204337A - メッシュ型無線アクセスシステム用無線局 - Google Patents

メッシュ型無線アクセスシステム用無線局

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JP2003204337A
JP2003204337A JP2002002044A JP2002002044A JP2003204337A JP 2003204337 A JP2003204337 A JP 2003204337A JP 2002002044 A JP2002002044 A JP 2002002044A JP 2002002044 A JP2002002044 A JP 2002002044A JP 2003204337 A JP2003204337 A JP 2003204337A
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Katsuhiro Asano
勝洋 浅野
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模を縮小できるメッシュ型無線アクセ
スシステム用無線局を提供する。 【解決手段】 特定の無線局との無線通信を行い、無線
通信を行う二つの無線局間のタイミング同期の主従関係
が固定されているメッシュ型無線アクセスシステムで用
いられ、他の無線局のタイミング同期の基準となるタイ
ミング信号を生成して無線通信を行うマスター用無線機
23、24及び他の無線局の無線信号のタイミングを検
知し、当該タイミングに基づいてタイミング信号を生成
して無線通信を行うスレーブ用無線機21、22を主従
関係にしたがって設置したメッシュ型無線アクセスシス
テム用無線局である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の無線局間で
通信のタイミング同期を行うメッシュ型無線アクセスシ
ステム用無線局に係り、特に回路規模を縮小できるメッ
シュ型無線アクセスシステム用無線局に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の高度情報化の進展に伴い、通信網
の高速化及び大容量化が課題となっている。しかしなが
ら従来のメタリックケーブルを主体とした通信網では、
需要に応えうる十分な通信容量の確保は困難である。ま
た、より大容量な通信網として光ファイバーケーブルが
あるが、敷設コストがかかり、また土地利用等の面で制
約が多く、インフラ整備を容易に行うことができないと
いう問題点がある。
【0003】一方で、加入者系光ファイバ網の補完的利
用や地域網整備の早期推進などの目的で、無線を利用し
て高速回線を加入者へ提供する加入者無線アクセスシス
テム(FWA:Fixed Wireless Access/以下、無線アクセス
システム)が提案されている。無線アクセスシステム
は、有線ネットワークと比較してインフラ整備が容易で
あり、地域網整備を早期促進するものとしてその普及が
期待されている。
【0004】無線アクセスシステムには、基地局とユー
ザを1対1に結んで通信を行うP−P(Point-Point)
方式と、1つの基地局と複数のユーザが同時に通信を行
うP−MP(Point-MultiPoint)方式があるが、近年、
これらの既存のシステムをネットワーク構築の柔軟性や
耐障害性の観点から高度化させたメッシュ型無線アクセ
スシステムが提案され、研究が進められている。
【0005】従来のメッシュ型無線アクセスシステム及
び当該システムで用いられる無線局について、図を用い
て説明する。図5は、従来のメッシュ型アクセスシステ
ムのネットワーク構成を示した図である。メッシュ型無
線アクセスシステムでは、複数の無線局51及び53が
無線リンク(図中の線分)で接続された構成となってお
り、メッシュ型のネットワークトポロジーを構築する。
各無線局51及び53は、無線リンクで接続された無線
局との間で双方向の無線データ通信を行う。複数ある無
線局のうち、無線局53は基幹網52に接続されてお
り、無線局53を介して、接続される他の無線局51と
の無線データ通信を行う。無線局53は、システム上に
一つ以上存在する。
【0006】また、図6は従来のメッシュ型無線アクセ
スシステムで用いられる無線局の構成ブロック図であ
る。図6に示すように、無線局は無線リンクで接続され
た他の無線局との通信データの送受信を行う複数の無線
機61と、無線機61毎に設けられており、無線通信デ
ータの送受信を行う指向性のあるアンテナ62と、ロー
カルIPネットワークに接続され、各無線局とローカル
IPネットワーク間のデータ通信を行うルーター63と
で構成されている。
【0007】各無線機61は隣接する各方向の無線局に
対応して設けられており、隣接する各方向の無線局に向
けて指向性を絞ったアンテナ62により、燐接する無線
局において対向する無線機と無線データ通信を行う。ま
た、ルーター63は、各無線機61とローカルIPネッ
トワーク間のデータ通信を行う。すなわちルーター63
は、送信対象の無線局の存在する方向の無線機61に対
してローカルIPネットワークからの送信データを出力
し、各無線機61で受信した受信データをローカルIP
ネットワークに出力する中継処理を行う。図6に示すよ
うに、無線局における各無線機61の一つ一つの無線リ
ンクはP−P方式であるが、無線局全体としてはメッシ
ュ型のネットワークトポロジーとなる。
【0008】図6の無線局においてデータ通信を行うに
あたり、各無線機61の一台あたりの無線伝送容量は大
きいことが望ましいが、実際の伝送速度は無線局のコス
トやシステムに割り当てられる周波数帯域等の制限によ
って影響される。大きな無線伝送容量を確保する方法と
しては、同一方向に複数の無線機を装備するのが簡単で
あり、システムの柔軟な運用の点でも望ましい構成であ
る。
【0009】図7は、図6の送信局における、同一方向
に複数の無線機を装備した場合の無線機の構成図であ
る。図7の構成図では、図6の無線機61に相当する主
無線機71に対して、主無線機71と同一の構成及び機
能を有する追加無線機72を組み合わせて設けている。
さらにアンテナと主無線機71及び追加無線機72との
無線信号の中継を行う共用器73を、主無線機71及び
追加無線機72とアンテナとの間に設けて一本のアンテ
ナを共用している。無線機を図7の構成にすることによ
り、追加無線機72の分だけ伝送容量が増加し、通信先
の無線局に対する無線リンク容量を増加させることがで
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のメッシュ型無線アクセスシステム用無線局では、無
線局の回路規模が増大するという問題点があった。無線
アクセスシステムでは伝送する情報の非対称性から、複
信方式としてTDD(Time Division Duplex:時分割複
信電送)が用いられることが多い。TDD方式では、デ
ータの受信と送信に同じ周波数の無線電波を用いること
を特徴としている。
【0011】しかし、TDD方式を用いる場合にはタイ
ミング同期の都合上、各無線局の接続において主従関係
を設定する必要があり、特に方向の異なる無線リンクに
同一周波数を繰り返し使用する場合には、干渉の問題か
ら同一の無線局に使用する全ての無線機のTDDの送受
信切替タイミング同期をとる必要がある。特に図6で示
される構成の無線局を配置してネットワークを構成する
場合、無線局における全ての動作について同期をとる必
要がある。
【0012】このようなネットワークを運用するにあた
り、それぞれの無線局でタイミング同期をとるために、
従来の無線アクセスシステムでは、無線局にネットワー
ク全体における主従関係を設定して、最上位の無線局か
ら最下位の無線局まで順次、自律的に同期をとるような
方式が提案されていた。
【0013】従来の無線アクセスシステムにおける同期
制御方法について、図8を用いて説明する。図8は、従
来の無線アクセスシステムのネットワークにおけるタイ
ミング同期制御方法を示した図である。尚、図8に示さ
れるネットワークは、システム全体で従属的なタイミン
グ同期を行う。図8(a)は、図8のネットワークにお
ける当初のタイミング同期の主従関係を示した図であ
る。以下図8において、矢印は各無線局におけるタイミ
ング同期の主従関係を表しており、矢印の元が主(以下
マスター)を、矢印の先が従(以下スレーブ)を表して
いる。また点線は無線リンクを表している。
【0014】図8(a)に示されるように、タイミング
同期に関しては無線局A81が最上位の無線局となり、
無線局B82及び無線局C83は無線局Aのタイミング
を基準として動作する第二位の無線局に、そして無線局
D84は第二位の無線局B83のタイミングを基準とし
て動作する最下位の無線局となる。
【0015】ここで無線局A81と無線局B82との間
にネットワーク障害が発生した場合を想定する。図8
(b)は、図8のネットワークにおけるネットワーク障
害後のタイミング同期の主従関係を示した図である。無
線局A81と無線局B82との間にネットワーク障害が
発生すると、無線局B82は基準タイミングを無線局A
81から取得することができなくなり、最下位の無線局
D84に対するタイミング同期も不可能となる。このた
め、ネットワーク全体のタイミング同期の主従関係を変
更する必要が発生する。
【0016】対応策として、例えば図8(b)に示すよ
うな主従関係となるようネットワーク全体のタイミング
同期の主従関係を再構築し、各無線局のタイミング基準
を変更することでシステム全体の同期動作が可能とな
る。すなわち図8(b)に示す主従関係では、無線局A
81が最上位の無線局、無線局C83は無線局A81の
タイミングを基準として動作する第二位の無線局のまま
であるが、無線局D84が無線局C83のタイミングを
基準として動作する第三位の無線局となり、無線局B8
2は無線局C83のタイミングを基準として動作する最
下位の無線局となる。このような主従関係を再構築する
ことにより、ネットワーク障害の影響を受けずに各無線
局のタイミング同期を図ることができる。
【0017】メッシュ型無線アクセスシステムにおい
て、図8に示すタイミング同期の主従関係の再構築の運
用を行うには、各無線局を図9に示すような構成にする
必要がある。図9は、タイミング同期の主従関係の再構
築に対応したメッシュ型無線アクセスシステムの無線局
の構成ブロック図である。
【0018】図9において、各無線機は、タイミング同
期の主従関係の再構築に対応するため、マスターとスレ
ーブのいずれかの環境で動作できるようになっている。
図9では、無線機91(図では無線機1)及び無線機9
2(図では無線機2)は、他の無線局のタイミングを基
準として同期を行うスレーブモードで動作しており、無
線機93(図では無線機3)及び無線機94(図では無
線機4)は他の無線局に対して基準となるタイミングを
提供するマスターモードで動作している。また追加用無
線機95は、無線機91〜94のいずれか一つの無線機
に対して組み合わせて設けられており、所望の方向の無
線局への無線リンクと接続している。
【0019】また図10は、図9の無線局で用いる無線
機の構成ブロック図である。図10において、送信回路
104は、ルーター96から出力されたデータ信号をア
ナログ信号である無線信号に変換して対応したアンテナ
に出力するものであり、受信回路105は、対応したア
ンテナで受信した無線信号を検波してデジタルのデータ
信号に変換してルーター96に出力するものである。共
用器107は、送信回路104及び受信回路105でア
ンテナを共用するために設けられたものであり、送信回
路104から出力されたデータ信号をアンテナに出力
し、またアンテナで受信した無線信号を受信回路105
に出力する。
【0020】タイミング制御回路103はマスターモー
ド又はスレーブモードの切り替えを制御し、各モードに
対応した基準タイミング信号を出力するものである。図
10の送信機では、タイミング生成回路101は無線機
外から供給された外部クロック信号又は無線機内に設け
られた内部クロック生成部(図では内部クロック)10
6から出力される内部クロック信号のいずれかに基づい
て基準クロック信号を生成し、タイミング制御回路10
3に出力する。また、タイミング再生回路102は、ア
ンテナで受信したタイミング同期の基準となる無線局か
らの無線信号のタイミングを検知し、当該タイミングに
基づいて基準クロック信号をタイミング制御回路103
に出力する。
【0021】ここでタイミング制御回路103がマスタ
ーモードに切り替わっている場合には、タイミング生成
回路101から出力された基準クロック信号に基づいて
タイミング信号を生成し、送信回路104及び受信回路
105に出力する。スレーブモードに切り替わっている
場合には、タイミング再生回路102から出力された基
準クロック信号に基づいてタイミング信号を生成し、送
信回路104及び受信回路105に出力する。以後タイ
ミング信号に同期して、送信回路104及び受信回路1
05は動作する。タイミング同期の主従関係の再構築を
行う場合には、主従関係の変更の対象となる無線機にお
いて、タイミング制御回路103でモードの切り替えを
行うことにより、再構築後の運用が可能となる。
【0022】上述したように、タイミング同期の主従関
係の再構築に対応するため、図10の無線機では、マス
ターモード又はスレーブモードの切り替えを行うタイミ
ング制御回路103を設けており、無線機の構成と同期
制御方法が複雑となる。また各無線機はマスターモード
又はスレーブモードのいずれかで動作するため、無線機
で実際に使用されない冗長な構成が存在することにな
り、無線局全体の回路規模が増大してコスト高となり、
また消費電力も増大するという問題点がある。
【0023】さらに、無線機追加による無線リンク容量
増加を行なう場合に、図9に示すような主無線機、追加
無線機の区別なく使用可能とするような柔軟なシステム
を構築しようとすると、追加無線機にも図10の無線機
と同一の構成が必要となり、さらに無線局がコスト高に
なる問題点があった。
【0024】またタイミング同期の主従関係の再構築に
ついても、ネットワーク全体の主従関係の再構築を瞬間
的に実現する事は困難であり、再構築の動作が完了する
まで、それに関わる全ての無線リンクに影響が出てしま
うため、ネットワーク全体の通信効率が低下し、実用的
ではない。
【0025】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、回路規模を縮小できるメッシュ型無線アクセスシス
テム用無線局を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、複数の無線局で構成され、各無
線局は特定の無線局と無線通信を行い、無線通信を行う
二つの無線局間において無線通信のタイミング同期の主
従関係が固定されているメッシュ型無線アクセスシステ
ムを構成する無線局であって、無線通信を行う他の無線
局とのタイミング同期の主従関係にしたがって、主であ
ればマスター用無線機を、従であればスレーブ用無線機
を備え、マスター用無線機は、対応する他の無線局のタ
イミング同期の基準となるタイミング信号を生成してタ
イミング信号に同期して当該他の無線局との無線通信を
行うマスター用無線機であり、スレーブ用無線機は、対
応する他の無線局から無線送信された無線信号のタイミ
ングを検知し、タイミングに基づいてタイミング信号を
生成し、タイミング信号に同期して当該他の無線局との
無線通信を行うスレーブ用無線機とするものであり、無
線局全体の回路規模を縮小することができる。
【0027】また、本発明のメッシュ型無線アクセスシ
ステム用無線局において、無線局内の任意の無線機に接
続して無線機の無線リンク容量を増加させ、無線機と同
期して無線機に対応した無線局との無線通信を行う追加
用無線機と、全ての無線機から出力されたタイミング信
号のうち、追加用無線機に接続された無線機から出力さ
れたタイミング信号を選択し、選択したタイミング信号
に同期した基準タイミング信号を追加用無線機に供給す
るタイミング切替器を備え、追加用無線機は、基準タイ
ミング信号に同期して無線通信を行うものであり、無線
局内の所望の無線機の無線伝送容量を容易に増加させる
ことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係るメ
ッシュ型無線アクセスシステム用無線局は、無線通信を
行う無線局とのタイミング同期の主従関係が固定された
メッシュ型無線アクセスシステムにおいて、主従関係に
したがって主であればマスター用無線機を、従であれば
スレーブ用無線機を設置し、特定の無線局との無線通信
を行うものであり、これにより無線局全体の回路規模を
縮小することができる。
【0029】また、本発明のメッシュ型無線アクセスシ
ステム用無線局において、任意の無線機に接続して当該
無線機の無線伝送容量を増加させ、当該無線機と同期し
て無線通信を行う追加用無線機と、各無線機から出力さ
れるタイミング信号から接続先の無線機から出力される
タイミング信号を選択し、これに同期した基準タイミン
グ信号を追加用無線機に出力するタイミング切替回路を
備えたものであり、これにより無線局内の所望の無線機
の無線伝送容量を容易に増加させることができる。
【0030】まず、本発明のメッシュ型無線アクセスシ
ステム用無線局を用いるメッシュ型無線アクセスシステ
ムについて、図1を用いて説明する。図1は、本発明に
おけるメッシュ型無線アクセスシステムのネットワーク
構成図である。図1において、矢印は二つの無線局間に
おけるタイミング同期の主従関係を表しており、矢印の
先にある無線局は、矢印の元にある無線局に同期してデ
ータの送受信を行う。例えば無線局12は無線局11に
同期して無線局11とのデータ通信を行うものであり、
タイミング同期の関係から見れば無線局11がマスタ
ー、無線局12がスレーブに相当する。また点線は無線
リンクを表しており、無線リンクで接続されている無線
局間で双方向の無線通信が行われる。
【0031】図1に示すメッシュ型無線アクセスシステ
ムでは、タイミング同期の主従関係は固定としており、
単一の無線リンク間のみにおいてタイミング同期をと
る。例えば無線局12は無線局11に同期してデータ通
信を行い、無線局13は無線局12に同期してデータ通
信を行うが、無線局11と無線局13の間での同期制御
は行われず、タイミングの同期は保証されない。したが
って図1のメッシュ型無線アクセスシステムでは、方向
の異なる無線リンクに同じ周波数を用いる場合には十分
なアイソレーションを確保する必要があり、実際には各
方向への無線リンクにはそれぞれ異なる周波数を設定す
ることが望ましい。
【0032】以上述べたように、図1のメッシュ型無線
アクセスシステムではタイミング同期の主従関係は二つ
の無線局間で固定されるため、ネットワーク障害が発生
した場合でも、障害のある無線リンク以外の無線リンク
におけるタイミング同期には問題が発生することはな
く、従来のようにタイミング同期の主従関係を再構築す
る必要はない。このため主従関係の再構築に伴ってネッ
トワーク全体の通信効率が低下するようなことはない。
【0033】本発明のメッシュ型無線アクセスシステム
用無線局は、図1に示すようなネットワーク構成のメッ
シュ型無線アクセスシステムで用いるものであり、複数
の無線局が無線リンクで接続されることによりメッシュ
状のネットワークトポロジーを構成し、各無線局間で双
方向の無線データ通信を行う。
【0034】本発明の実施の形態のメッシュ型無線アク
セスシステム用無線局の構成について、図2及び図4を
用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態に係るメ
ッシュ型無線アクセスシステム用無線局の構成ブロック
図であり、図4は、本発明のメッシュ型無線アクセスシ
ステム用無線局で用いる無線機の構成ブロック図であ
る。尚、図2のメッシュ型無線アクセスシステム用無線
局は、図1に示すメッシュ型無線アクセスシステムの無
線局15に対応した構成となっている。本発明の実施の
形態に係るメッシュ型無線アクセスシステム用無線局
は、無線機21〜24と、ルーター25と、アンテナ2
6〜29とで構成される。
【0035】無線機21〜24は、後述するルーター2
5から出力されるデジタル信号のデータ信号をアナログ
信号の無線信号に変換し、対応して設けられたアンテナ
26〜29に出力する。また対応するアンテナ26〜2
9で受信された無線信号をデジタル信号に変換して、ル
ーター25に出力する。無線機21〜24は、隣接する
各方向の無線局に対応して設けられており、図1で示し
たタイミング同期の主従関係にしたがってタイミング同
期を図り、対応する無線局と無線リンクを接続してデー
タ通信を行う。
【0036】また無線機にはマスター用とスレーブ用の
異なる構成の無線機が用意されており、タイミング同期
の主従関係にしたがって無線局内に設置されている。図
2のメッシュ型無線アクセスシステム用無線局は、図1
における無線局15に相当するものであり、図1の無線
局12の方向にはスレーブ用の無線機21(図ではスレ
ーブ用無線機1)を、無線局14の方向にはスレーブ用
の無線機22(図ではスレーブ用無線機2)を、無線局
18の方向にはマスター用の無線機23(図ではマスタ
ー用無線機3)を、無線局16の方向にはマスター用の
無線機24(図ではスレーブ用無線機4)を設置してい
る。
【0037】ここでマスター用及びスレーブ用無線機の
構成について、図4を用いて説明する。図4(a)は、
本発明のメッシュ型無線アクセスシステム用無線局で用
いるマスター用無線機の構成ブロック図である。マスタ
ー用無線機は、送信回路41と、受信回路42と、タイ
ミング生成回路43と、内部クロック生成部(図では内
部クロック)44と、共用器45とで構成されている。
【0038】送信回路41は、ルーター25から出力さ
れたデータ信号をアナログ信号である無線信号に変換し
て対応して設けられたアンテナに出力する。受信回路4
2は、対応して設けられたアンテナで受信した無線信号
を検波してデジタルのデータ信号に変換してルーター2
5に出力する。また送信回路41及び受信回路42は、
後述するタイミング生成回路43から出力されるタイミ
ング信号に同期して、上述した動作を行う。
【0039】タイミング生成回路43は、無線機外から
供給された外部基準クロック信号又は無線機内に設けら
れた内部クロック生成部(図では内部クロック)44か
ら出力される内部クロック信号のいずれかに基づいてタ
イミング信号を生成し、送信回路41、受信回路42及
び無線局内の各部に出力する。ここで外部基準クロック
信号は、無線局を構成する各部に入力され、各部で生成
されるタイミング信号の基準となるものである。本発明
のメッシュ型無線アクセスシステム用無線局において、
外部基準クロック信号を生成する手段を別途設けてもよ
い。
【0040】内部クロック生成部44は、マスター用送
信機内の基準クロックである内部クロック信号を生成し
て、タイミング生成回路43に出力する。内部クロック
生成部44は、外部基準クロック信号に基づいて内部ク
ロック信号を生成するようにしてもよい。
【0041】共用器45は、送信回路41及び受信回路
42でアンテナを共用するために設けられたものであ
り、送信回路41から出力されたデータ信号をアンテナ
に出力し、またアンテナで受信した無線信号を受信回路
42に出力する。共用器45は、例えばサーキュレータ
を用いて構成してもよい。
【0042】また図4(b)は、本発明のメッシュ型無
線アクセスシステム用無線局で用いるスレーブ用無線機
の構成ブロック図である。スレーブ用無線機は、送信回
路41と、受信回路42と、共用器45と、タイミング
再生回路46とで構成されている。図4(b)に示す各
部のうち、送信回路41、受信回路42及び共用器45
については図4(a)の対応する部分と同一の構成であ
るので説明は省略する。
【0043】タイミング再生回路46は、アンテナで受
信したタイミング同期の基準となる無線局からの無線信
号のタイミングを検知し、当該タイミングに基づいてタ
イミング信号を送信回路41、受信回路42及びに無線
局内の他の部分に出力する。
【0044】図2において、ルーター25は、ローカル
IPネットワークに接続され、ローカルIPネットワー
クから出力された通信データのデータ信号を、送信対象
の無線局の存在する方向の無線機21〜24に出力し、
また各無線機21〜24で受信した受信データのデータ
信号をローカルIPネットワークに出力する中継処理を
行う。アンテナ26〜29は、無線機21〜24毎に設
けられており、通信対象の無線局との無線信号の送受信
を行う指向性のあるアンテナである。
【0045】次に、本発明の実施の形態に係るメッシュ
型無線アクセスシステム用無線局の動作について図2及
び図4を用いて説明する。まず通信データの送信時の動
作について説明する。ローカルIPネットワークから出
力された通信データは、デジタル信号であるデータ信号
としてルーターを介して各無線機21〜24に出力され
る。ルーター25は、通信データの内容や無線機の運用
状況等によって選択的にデータ信号を無線機21〜24
に出力するようにしてもよい。データ信号が入力された
無線機21〜24は、送信回路41においてデータ信号
はアナログ信号である無線信号に変換され、共用器45
を介してアンテナ26〜29に出力され、通信対象の無
線局に無線送信される。
【0046】次に通信データの受信時の動作について説
明する。対応するアンテナ26〜29によって受信され
た、通信対象の無線局から送信された無線信号は、共用
器45を介して受信回路42に出力され、デジタル信号
であるデータ信号に変換された後、ルーター25へ出力
される。ルーター25に出力されたデータ信号は、接続
先のローカルIPネットワークに出力される。
【0047】上記送信及び受信の動作に先立って、各無
線機21〜24は、固定された主従関係にしたがって、
通信対象の無線局との間でのタイミング同期制御を行
う。以下無線機におけるタイミング同期制御方法につい
て、マスター用又はスレーブ用に分けて説明する。
【0048】マスター用無線機である無線機23及び2
4において、タイミング生成回路43には外部基準クロ
ック信号又は内部クロック生成部44から出力された内
部クロック信号が入力される。タイミング生成回路43
は、上記に二信号のうちいずれかに基づいてタイミング
信号を生成し、送信回路41、受信回路42の他、無線
局内の各部に出力する。以後、無線機21及び24で
は、タイミング信号に同期して通信データの送受信動作
が行われる。タイミング生成回路43は、無線局側にお
ける設定により、外部基準クロック信号又は内部クロッ
ク信号のいずれかをタイミング信号の生成に用いるよう
にしてもよい。
【0049】スレーブ用無線機である無線機22及び2
3では、タイミング再生回路46は、アンテナ27又は
28で受信した、通信対象の無線局からの無線信号から
無線信号のタイミングを検知し、当該タイミングに基づ
いてタイミング信号を生成し、送信回路41、受信回路
42の他、無線局内の各部に出力する。タイミング再生
回路46は、タイミング検知の対象として、通信データ
の含まれた無線信号や、タイミング同期のために送信さ
れた無線信号のいずれを用いてタイミング検知を行って
もよい。
【0050】図1及び図2から、マスター用無線機の通
信対象の無線局(厳密にはその無線局における無線機)
は、マスター用無線機の設けられている無線局に対して
スレーブの関係にある。同様にスレーブ用無線機の通信
対象の無線局(厳密にはその無線局における無線機)は
マスターの関係にあるといえる。したがって無線機23
と24は、図1の無線局18と16に対してタイミング
同期の基準となるタイミング信号を生成してこれに基づ
いて無線通信を行い、無線機21と22は、図1の無線
局12と14から受信した無線信号のタイミングを検知
して、このタイミングに同期してタイミング信号を生成
し、このタイミング信号に基づいて無線通信を行う。
【0051】他の無線局においても、タイミング同期の
主従関係にしたがってマスター用又はスレーブ用の無線
機が設置されており、このような無線局の構成によって
主従関係を固定したまま複数の無線局間のタイミング同
期を実現することができる。
【0052】上述したように、本発明の実施の形態に係
るメッシュ型無線アクセスシステム用無線局によれば、
複数の無線局が無線リンクで接続され、二つの無線局間
でタイミング同期の主従関係が固定されたメッシュ型無
線アクセスシステムで用いるメッシュ型無線アクセスシ
ステム用無線局であって、他の無線局との主従関係にし
たがってマスター用無線機又はスレーブ用無線機を設置
し、マスター用無線機は基準クロック信号を生成して、
当該基準クロック信号に基づいて無線通信を行うマスタ
ー用無線機であり、スレーブ用無線機は、通信対象の無
線局から受信した無線信号のタイミングに同期して無線
通信を行うスレーブ用無線機としたことにより、無線局
全体の回路規模を縮小できる効果がある。
【0053】特に、無線局において、通信対象の無線局
との通信を行う無線機として、タイミング同期制御にお
けるマスターの機能のみを有するマスター用無線機又は
スレーブの機能のみを有するスレーブ用無線機のいずれ
かを定められた主従関係にしたがって設置することで、
各無線機は冗長な構成が存在しない必要最低限のハード
ウェア規模で済むため、従来と比較して無線局全体の回
路規模を縮小でき、コスト及び消費電力を低減すること
ができる。
【0054】次に、本発明の第2の実施の形態に係るメ
ッシュ型無線アクセスシステム用無線局について、図3
を用いて説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態
に係るメッシュ型無線アクセスシステム用無線局の構成
ブロック図である。図3のメッシュ型無線アクセスシス
テム用無線局は、図1のメッシュ型無線アクセスシステ
ムで用いられるものであり、追加用無線機を用いて一つ
の無線機の無線伝送容量を増加することができるもので
ある。また図3のメッシュ型無線アクセスシステム用無
線局も図2と同様、図1に示すメッシュ型無線アクセス
システムの無線局15に対応した構成となっている。
【0055】図3のメッシュ型無線アクセスシステム用
無線局において、無線機301〜304、ルーター31
5及びアンテナ311〜314の構成及び機能は、図2
の対応する部分と同一であるので、説明は省略する。追
加用無線機306は、無線機301〜304のいずれか
一つに接続可能であり、ルーター315から出力された
データ信号を無線信号に変換して接続先の無線機に対応
したアンテナに出力し、また当該アンテナで受信した無
線信号をデータ信号に変換してルーター315に出力す
る。追加用無線機306は、接続した無線機と共に用い
ることで、接続した無線機の通信対象となる無線局との
無線リンク容量を増加することができる。
【0056】タイミング切替回路305は、各無線機3
01〜304から無線機外に出力される各無線機におけ
るタイミング信号を取りこみ、追加用無線機306が接
続しようとする無線機のタイミング信号を選択して、こ
れに同期した基準タイミング信号を追加用無線機306
に出力する。
【0057】共用器307〜310は、無線機301〜
304毎に設けられており、無線機301〜304及び
接続された追加用無線機306とアンテナ311〜31
4との無線信号の中継を行うものである。すなわち追加
用無線機306をいずれかの無線機に接続して用いる場
合、接続された無線機に対応した共用器は、接続された
無線機及び追加用無線機306から出力された無線信号
を対応するアンテナに出力し、また当該アンテナで受信
した無線信号を接続された無線機及び追加用無線機30
6に出力する。
【0058】次に追加用無線機306の構成について図
4を用いて説明する。図4(c)は、本発明のメッシュ
型無線アクセスシステム用無線局で用いる追加用無線機
の構成ブロック図である。追加用無線機306は、送信
回路41と、受信回路42と、共用器45とで構成され
る。
【0059】送信回路41は、ルーター315から出力
されたデータ信号をアナログ信号である無線信号に変換
し、接続先の無線機に対応したアンテナに出力する。受
信回路42は、接続先の無線機に対応したアンテナで受
信した無線信号を検波してデジタルのデータ信号に変換
してルーター315に出力する。
【0060】共用器45は、送信回路41及び受信回路
42で接続先の無線機に対応するアンテナを共用するた
めに設けられたものであり、送信回路41から出力され
たデータ信号を当該アンテナに出力し、また当該アンテ
ナで受信した無線信号を受信回路42に出力する。共用
器45は、例えばサーキュレータを用いて構成してもよ
い。
【0061】また送信回路41及び受信回路42は、タ
イミング切替回路305から出力された、接続先の無線
機に同期した基準タイミング信号が入力される。送信回
路41及び受信回路42は、基準タイミング信号に同期
して、上述した動作を行う。すなわち追加用無線機30
6は、接続先の無線機に同期した基準タイミング信号が
入力される構成となっており、無線機の種類によらず接
続先の無線機と同期して無線通信を行うことができ、当
該無線機の無線データ容量を増加することができる。
【0062】図3のメッシュ型無線アクセスシステム用
無線局において、基地局内における手動操作又は通信デ
ータ量等の通信状況の監視結果に基づいた自動操作によ
って追加用無線機306の接続先の無線局を決定し、ま
たタイミング切替回路305は、クロック信号の生成基
準となるタイミング信号を接続先の決定結果を反映して
選択するようにしてもよい。このような構成とすること
によって、無線通信状況を反映した無線機の無線リンク
容量の調整を容易に実現することができる。
【0063】上述したように、本発明の第2の実施の形
態のメッシュ型無線アクセスシステム用無線局によれ
ば、無線局内の各無線機に接続して用いることで、接続
した無線機の無線リンク容量を増加できる追加用無線機
と、各無線機で生成された基準クロック信号に基づいて
接続先の無線機に同期したクロック信号を生成して追加
用無線機に出力するタイミング切替回路を設け、追加用
無線機はタイミング切替回路からのクロック信号に同期
して無線通信を行うようにしたことにより、接続先の無
線機の種類によらず容易に所望の無線機の無線リンク容
量を増加することができる効果がある。
【0064】また、追加無線機は自らタイミング同期制
御を行わず、タイミング切替回路からのクロック信号に
同期して、すなわち接続先の無線機と同期して無線通信
を行うようにしているため、従来と比較して追加無線機
の回路規模を縮小することができ、結果として無線局全
体の回路規模を縮小できる効果がある。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、複数の無線局で構成さ
れ、各無線局は特定の無線局と無線通信を行い、無線通
信を行う二つの無線局間において無線通信のタイミング
同期の主従関係が固定されているメッシュ型無線アクセ
スシステムを構成する無線局であって、無線通信を行う
他の無線局とのタイミング同期の主従関係にしたがっ
て、主であればマスター用無線機を、従であればスレー
ブ用無線機を備え、マスター用無線機は、対応する他の
無線局のタイミング同期の基準となるタイミング信号を
生成してタイミング信号に同期して当該他の無線局との
無線通信を行うマスター用無線機であり、スレーブ用無
線機は、対応する他の無線局から無線送信された無線信
号のタイミングを検知し、タイミングに基づいてタイミ
ング信号を生成し、タイミング信号に同期して当該他の
無線局との無線通信を行うスレーブ用無線機とすること
により、無線局全体の回路規模を縮小できる効果があ
る。
【0066】また、本発明によれば、無線局内の任意の
無線機に接続して無線機の無線リンク容量を増加させ、
無線機と同期して無線機に対応した無線局との無線通信
を行う追加用無線機と、全ての無線機から出力されたタ
イミング信号のうち、追加用無線機に接続された無線機
から出力されたタイミング信号を選択し、選択したタイ
ミング信号に同期した基準タイミング信号を追加用無線
機に供給するタイミング切替器を備え、追加用無線機
は、基準タイミング信号に同期して無線通信を行うこと
により、無線局内の所望の無線機の無線伝送容量を容易
に増加させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるメッシュ型無線アクセスシステ
ムのネットワーク構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るメッシュ型無線アク
セスシステム用無線局の構成ブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るメッシュ型無
線アクセスシステム用無線局の構成ブロック図である。
【図4】本発明のメッシュ型無線アクセスシステム用無
線局で用いる無線機の構成ブロック図である。
【図5】従来のメッシュ型アクセスシステムのネットワ
ーク構成を示した図である
【図6】従来のメッシュ型無線アクセスシステムで用い
られる無線局の構成ブロック図である。
【図7】図6の送信局における、同一方向に複数の無線
機を装備した場合の無線機の構成図である。
【図8】従来の無線アクセスシステムのネットワークに
おけるタイミング同期制御方法を示した図である。
【図9】タイミング同期の主従関係の再構築に対応した
メッシュ型無線アクセスシステムの無線局の構成ブロッ
ク図である。
【図10】図9の無線局で用いる無線機の構成ブロック
図である。
【符号の説明】
11,12,13,14,15,16,17,18,1
9,51,53,81,82,83,84…無線局、
21,22,23,24,61,91,92,93,9
4,301,302,303,304…無線機、 2
5,315,63,96…ルーター、 26,27,2
8,29,311,312,313,314,62…ア
ンテナ、 41,104…送信回路、 42,105…
受信回路、43,101…タイミング生成回路、 4
4,106…内部クロック生成部、45,73,10
7,307,308,309,310…共用器、 46
…タイミング再生回路、 52…基幹網、 71…主無
線機、 72,95,306…追加無線機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線局で構成され、各無線局は特
    定の無線局と無線通信を行い、無線通信を行う二つの無
    線局間において無線通信のタイミング同期の主従関係が
    固定されているメッシュ型無線アクセスシステムを構成
    する無線局であって、 無線通信を行う他の無線局とのタイミング同期の主従関
    係にしたがって、主であればマスター用無線機を、従で
    あればスレーブ用無線機を備え、 前記マスター用無線機は、対応する他の無線局のタイミ
    ング同期の基準となるタイミング信号を生成して前記タ
    イミング信号に同期して当該他の無線局との無線通信を
    行うマスター用無線機であり、 前記スレーブ用無線機は、対応する他の無線局から無線
    送信された無線信号のタイミングを検知し、前記タイミ
    ングに基づいてタイミング信号を生成し、前記タイミン
    グ信号に同期して当該他の無線局との無線通信を行うス
    レーブ用無線機であることを特徴とするメッシュ型無線
    アクセスシステム用無線局。
  2. 【請求項2】 無線局内の任意の無線機に接続して前記
    無線機の無線リンク容量を増加させ、前記無線機と同期
    して前記無線機に対応した無線局との無線通信を行う追
    加用無線機と、 全ての無線機から出力されたタイミング信号のうち、前
    記追加用無線機に接続された無線機から出力されたタイ
    ミング信号を選択し、前記選択したタイミング信号に同
    期した基準タイミング信号を前記追加用無線機に供給す
    るタイミング切替器を備え、 前記追加用無線機は、前記基準タイミング信号に同期し
    て無線通信を行うことを特徴とする請求項1記載のメッ
    シュ型無線アクセスシステム用無線局。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP4555134B2 (ja) * 2005-03-29 2010-09-29 株式会社日立国際電気 無線リンクの通信周波数決定方法

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