JP2003204057A - 背面照射型撮像装置、収差計測装置、位置計測装置、投影露光装置、背面照射型撮像装置の製造方法、およびデバイス製造方法 - Google Patents

背面照射型撮像装置、収差計測装置、位置計測装置、投影露光装置、背面照射型撮像装置の製造方法、およびデバイス製造方法

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JP2003204057A
JP2003204057A JP2002003646A JP2002003646A JP2003204057A JP 2003204057 A JP2003204057 A JP 2003204057A JP 2002003646 A JP2002003646 A JP 2002003646A JP 2002003646 A JP2002003646 A JP 2002003646A JP 2003204057 A JP2003204057 A JP 2003204057A
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backside illumination
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Tei Narui
禎 成井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 背面照射型撮像装置において、撮像画面外の
入射光によって発生する不要電荷を抑制し、画像S/N
の高くすることを目的とする。 【解決手段】 本発明の背面照射型撮像装置は、背面側
に受光面を備える第1導電型の半導体基体と、受光面の
エネルギー線入射によって生じる信号電荷を、受光面の
副走査方向に順次転送する垂直転送部と、垂直転送部か
ら転送される信号電荷を、受光面の主走査方向に逐次転
送し、画像信号に変換して外部に出力する水平転送部
と、水平転送部の少なくとも一部を覆って設けられ、水
平転送部を転送中の信号電荷に不要電荷が流入すること
を抑制する防止部とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、背面照射型撮像装
置に関する。本発明は、この背面照射型撮像装置を搭載
した『収差計測装置』、『位置計測装置』および『投影
露光装置』に関する。本発明は、この背面照射型撮像装
置の製造方法に関する。本発明は、投影露光装置を使用
したデバイス製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、背面照射型撮像装置が知られてい
る。この背面照射型撮像装置は、背面側の受光面でエネ
ルギー線(可視光、紫外線、軟x線、または電子線な
ど)を受光し、対向する表面側の転送系回路によって画
像信号を出力するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような背面照射型
撮像装置では、撮像画面外にエネルギー線が入射すると
いう事態が懸念される。この場合、撮像画面外で発生し
た電荷(以下『不要電荷』という)が、転送中の信号電
荷に流入して画像信号のS/Nを低下させてしまう。そ
こで、本発明は、この不要電荷による画像S/Nの低下
を改善することを目的とする。以下、本発明について説
明する。
【0004】
【課題を解決するための手段】《請求項1》請求項1に
記載の背面照射型撮像装置は、背面側に受光面を備える
第1導電型の半導体基体と、受光面のエネルギー線入射
によって生じる信号電荷を、受光面の副走査方向に順次
転送する垂直転送部と、垂直転送部から転送される信号
電荷を、受光面の主走査方向に逐次転送し、画像信号に
変換して外部に出力する水平転送部と、水平転送部の少
なくとも一部を覆って設けられ、水平転送部を転送中の
信号電荷に不要電荷が流入することを抑制する防止部と
を備える。 《請求項2》請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の背面照射型撮像装置において、防止部が、エネルギー
線の受光面への入射を遮蔽して不要電荷の発生を抑制す
る遮蔽膜である。 《請求項3》請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の背面照射型撮像装置において、防止部が、不要電荷を
蓄積する領域である。 《請求項4》請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の背面照射型撮像装置において、防止部と水平転送部と
の間に、電荷の流れを妨げるチャネルストップを備え
る。 《請求項5》請求項5に記載の発明は、請求項3ないし
請求項4のいずれか1項に記載の背面照射型撮像装置に
おいて、半導体基体の背面側に、受光面に生じる信号電
荷を画素単位に一時蓄積する電荷蓄積部を設ける。な
お、この電荷蓄積部および防止部は、ほぼ同一の層に形
成される。 《請求項6》請求項6に記載の発明は、請求項3ないし
請求項5のいずれか1項に記載の背面照射型撮像装置に
おいて、防止部に蓄積された不要電荷を排出する排出部
を備える。 《請求項7》請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の背面照射型撮像装置において、排出部が、不要電荷を
電圧移送により排出する。 《請求項8》請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
の背面照射型撮像装置において、排出部が、不要電荷を
パンチスルー現象により排出する。 《請求項9》請求項9に記載の発明は、請求項1ないし
請求項8のいずれか1項に記載の背面照射型撮像装置に
おいて、水平転送部が、垂直転送部から転送される信号
電荷をフレーム蓄積するフレーム蓄積部と、フレーム蓄
積部から信号電荷を逐次読み出すフレーム読み出し部と
を備える。なお、防止部は、このフレーム蓄積部および
/またはフレーム読み出し部の少なくとも一部を覆う。 《請求項10》請求項10に記載の発明は、請求項1な
いし請求項9のいずれか1項に記載の背面照射型撮像装
置において、水平転送部が、垂直転送部から転送される
信号電荷を受光面の主走査方向に逐次転送するための水
平転送路と、水平転送路から出力される信号電荷を画像
信号に変換する周辺回路とを備える。なお、防止部は、
この水平転送路および/または周辺回路の少なくとも一
部を覆う。 《請求項11》請求項11に記載の収差計測装置は、被
検光学系の像空間に受光面を配置した背面照射型撮像装
置と、背面照射型撮像装置から出力される画像信号に基
づいて、被検光学系の収差を計測する収差計測部とを備
える。なお、本装置は、この背面照射型撮像装置とし
て、請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の
背面照射型撮像装置を搭載したことを特徴とする。 《請求項12》請求項12に記載の位置計測装置は、位
置検出の対象物を撮像する背面照射型撮像装置と、背面
照射型撮像装置から出力される画像信号に基づいて、対
象物の位置検出を行う位置計測部とを備える。なお、本
装置は、この背面照射型撮像装置として、請求項1ない
し請求項10のいずれか1項に記載の背面照射型撮像装
置を搭載したことを特徴とする。 《請求項13》請求項13に記載の投影露光装置は、マ
スク上に形成されたパターンの像を、投影光学系を介し
て基板に転写する投影露光装置である。特に、この投影
露光装置は、請求項11に記載の収差計測装置を用いて
投影光学系の収差を計測して、その収差計測の結果に基
づいて投影光学系の収差を制御する収差制御部を有する
ことを特徴とする。 《請求項14》請求項14に記載の投影露光装置は、マ
スク上に形成されたパターンの像を基板に転写する投影
露光装置である。特に、この投影露光装置は、請求項1
2に記載の位置計測装置を用いて基板に形成されたマー
クの位置情報を計測し、この位置情報の計測結果に基づ
いて基板の位置を制御する位置制御部を有することを特
徴とする。 《請求項15》請求項15に記載の発明は、背面照射型
撮像装置を製造する製造方法であって、以下の工程を有
する。 土台とする基台上に第1導電型の第1エピタキシャル
層を形成する第1積層工程 第1導電型とは異なる第2導電型の不純物を第1エピ
タキシャル層に導入して、撮像画面内に画素配列された
電荷蓄積部と、撮像画面外に配置された防止部とを一緒
に形成する導入工程 電荷蓄積部および防止部の形成された第1エピタキシ
ャル層に対して、第1導電型の第2エピタキシャル層を
積層する第2積層工程 第2導電型の不純物を第2エピタキシャル層に導入し
て、電荷蓄積部に対向する位置に垂直CCDの拡散層
と、防止部に対向する位置に水平CCDの拡散層とを形
成する転送路形成工程 基台の少なくとも一部を除去する除去工程 《請求項16》請求項16に記載の発明は、請求項15
に記載の製造方法において、転送路形成工程では、防止
部の一部に対向する位置に第2導電型の不純物を導入
し、防止部から不要電荷を電荷移送によって排出するタ
イプの排出領域を形成する。 《請求項17》請求項17に記載の発明は、請求項15
に記載の製造方法において、転送路形成工程において、
水平CCDから出力される信号電荷を画像信号に変換す
る周辺回路を形成し、かつこの周辺回路の基板コンタク
トを形成する際に、防止部の一部に対向する位置に第2
導電型の不純物を導入して、防止部から不要電荷をパン
チスルー現象によって排出するタイプの排出領域を形成
する。 《請求項18》請求項18に記載の発明は、請求項15
ないし請求項17のいずれか1項に記載の製造方法にお
いて、第1導電型の不純物を第1エピタキシャル層また
は第2エピタキシャル層に導入して、防止部の少なくと
も一部を覆うチャネルストップを形成する。 《請求項19》請求項19に記載のデバイス製造方法
は、請求項13または請求項14に記載の投影露光装置
を用いてデバイスを製造することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明にか
かる実施形態を説明する。
【0006】《第1の実施形態》第1の実施形態は、請
求項1,2,10に対応する背面照射型撮像装置の実施
形態である。図1は、この背面照射型撮像装置101の
断面構造を示す図である。なお、以下の実施形態では、
エネルギー線の受光面Rを『撮像装置の背面側』とし、
受光面Rの反対側の面を『撮像装置の表面側』として説
明を行う。
【0007】図1に示すように、背面照射型撮像装置1
01は、P型の半導体基体101aを基板にして構成さ
れる。この半導体基体101aの背面側には、画素単位
にN型の電荷蓄積部102が設けられ、受光面Rへのエ
ネルギー線入射によって生じる信号電荷を、画素単位に
一時蓄積する。なお、図1では、説明を簡明にするた
め、電荷蓄積部102を2ライン分のみ示している。
【0008】この電荷蓄積部102に対向して、半導体
基体101aの表面側には、N型の垂直転送路103a
と垂直転送電極103bとからなる垂直CCD103が
設けられる。この垂直CCD103は、電荷蓄積部10
2の信号電荷を、受光面Rの副走査方向に順次転送す
る。この垂直転送路103aの出力端には、水平CCD
105が設けられる。この水平CCD105は、垂直C
CD103を転送された信号電荷を、受光面Rの主走査
方向に逐次転送する。この水平CCD105の出力は、
出力アンプ(不図示)に接続される。出力アンプは、信
号電荷を画像信号に電圧変換して、外部に出力する。
【0009】この水平CCD105や周辺回路(出力ア
ンプなど)を覆いかくすように、受光面Rには、遮蔽膜
108が設けられる。この遮蔽膜108は、金属等の薄
膜であり、エネルギー線の受光面への入射を遮蔽する効
果を有する。この遮蔽膜108のエネルギー線遮蔽によ
り、水平CCD105や周辺回路を転送中の信号電荷
に、不要電荷が流入する弊害を防止することができる。
その結果、背面照射型撮像装置101では、不要電荷に
よる画像S/Nの低下を効果的に改善することが可能に
なる。次に、別の実施形態について説明する。
【0010】《第2の実施形態》第2の実施形態は、請
求項1,3〜7,10,15,16,18に対応する背
面照射型撮像装置の実施形態である。
【0011】[撮像装置の構成説明]図2は、この背面
照射型撮像装置11を受光面R側からみた図である。一
方、図3は、この図2に示すA−A′ラインの断面構造
を示した図である。図2および図3に示すように、背面
照射型撮像装置11は、P型の半導体基体11aを基板
にして構成される。この半導体基体11aの背面側に
は、画素単位にN型の電荷蓄積部12が設けられ、受光
面Rへのエネルギー線入射によって生じる信号電荷を、
画素単位に一時蓄積する。なお、図2では、説明を簡明
にするため、電荷蓄積部12を2×2画素分のみ示して
いる。
【0012】この電荷蓄積部12の画素列に対向して、
半導体基体11aの表面側には、垂直CCD13が設け
られる。この垂直CCD13は、N型の垂直転送路13
aと垂直転送電極13bとから構成される。垂直転送電
極13bに所定の移送電圧VHを印加することにより、
電荷蓄積部12の信号電荷を、垂直転送路13aの電位
井戸に移送することができる。続いて、4相の駆動電圧
φV1〜φV4を垂直転送電極13bに順次印加するこ
とにより、垂直転送路13aの信号電荷を、受光面Rの
副走査方向に順次転送することができる。
【0013】この垂直転送路13aの出力端には、水平
CCD15が設けられる。この水平CCD15は、垂直
CCD13から順次に出力される信号電荷を、受光面R
の主走査方向に逐次転送する。この水平CCD15の出
力は、出力アンプ16に接続される。この出力アンプ1
6は、信号電荷を電圧変換して画像信号を生成する。こ
の水平CCD15および周辺回路(出力アンプ16な
ど)を覆いかくすように、半導体基体11aの背面側に
は、N型の不要電荷蓄積領域18が設けられる。この不
要電荷蓄積領域18は、電荷蓄積部12とほぼ同一の層
に形成される。このような不要電荷蓄積領域18は、受
光面Rで発生した不要電荷を蓄積(捕捉)する機能を有
する。
【0014】この不要電荷蓄積領域18と、水平CCD
13および周辺回路(出力アンプ16など)との間に
は、P+型のチャネルストップ19が設けられる。この
チャネルストップ19は、半導体基体11aよりもP型
不純物濃度が濃く設定された領域であり、電荷の流れを
妨げる機能を有する。このようなチャネルストップ19
としては、図3に示すように、埋め込まれた形態にする
ことが好ましい。また、半導体基体11aの表面側から
高加速イオン注入や高温アニールなどを用いて、半導体
基体11aにP型の濃度傾斜を持たせた形態としてもよ
い。
【0015】このようなチャネルストップ19の存在に
より、電荷蓄積部12および垂直転送路13aを転送中
の信号電荷が、不要電荷蓄積領域18にトラップされる
弊害を防止することができる。そのため、チャネルスト
ップ19により、信号電荷の転送動作がロスなく実行で
きる。また、このチャネルストップ19は、不要電荷蓄
積領域18から漏れた不要電荷の流れを遮ることによ
り、垂直CCD13および周辺回路への不要電荷の流入
を一段と抑制する働きも有する。
【0016】さらに、半導体基体11aの表面側には、
排出部17が設けられる。この排出部17は、N型の排
出領域17aと、排出領域17aに絶縁膜を介して電圧
を印加する排出電極17bと、排出領域17aと電気的
に接続された排出端子17cとから構成される。この排
出電極17bの印加電圧により、不要電荷蓄積領域18
に蓄積された不要電荷は、排出領域17aに電圧移送さ
れる。排出領域17aに電圧移送された不要電荷は、排
出端子17cから随時に排出することができる。このよ
うな構成により、背面照射型撮像装置11では、不要電
荷による画像S/Nの低下を効果的に改善することがで
きる。
【0017】[撮像装置の製造方法の説明]次に、背面
照射型撮像装置11の製造方法について説明する。図4
および図5は、この背面照射型撮像装置11の製造工程
を示す図である。なお、説明を簡明にするため、ここで
は、フォトリソ工程、LOCOS工程、イオン注入前の
チャネリング防止の酸化膜形成工程、素子分離領域の形
成工程などの公知工程については、説明を省略する。以
下、図4および図5に示す工程順に、製造方法を説明す
る。
【0018】(A)第1積層工程 まず、濃度1E18/cm3程度のP+型基台41の表
面に、P型不純物濃度5E14/cm3の第1エピタキ
シャル層42を6μm程度の厚みで成長させる。このと
き、基台41の表面には、アライメントマークの原版と
なる凹凸が予め設けておく。その結果、第1エピタキシ
ャル層42の表面には、この原版の凹凸を引き写したア
ライメントマーク(不図示)が現れる。
【0019】(B)導入工程 次に、第1エピタキシャル層42に対して、Asイオン
を(340KeV,3.5E12)の条件でイオン注入
し、埋め込みタイプの電荷蓄積部12と不要電荷蓄積領
域18を一緒に形成する。さらに、『電荷蓄積部12の
境界部分』および『電荷蓄積部12と不要電荷蓄積領域
18との境界部分』には、Bイオンを(60KeV,6
E12)の条件でイオン注入し、信号電荷の混合を避け
るためのP型不純物拡散領域(不図示)を形成する。こ
れらの領域の位置決めには、第1積層工程で得られたア
ライメントマーク(または、そのアライメントマークを
打ち直したマーク)が使用される。このようなイオン注
入の後、基台41は、窒素雰囲気中で(1000゜C,
30分)のアニール処理が施される。
【0020】(C)第2積層工程 次に、第1エピタキシャル層42の表面の酸化膜を剥離
し、その表面にP型不純物濃度5E14/cm3の第2
エピタキシャル層43を2μm程度の厚みで成長させ
る。このとき、第2エピタキシャル層43の表面には、
原版の凹凸を引き写したアライメントマークが現れる。
この2μmの第2エピタキシャル層43に対して、Bイ
オンを(60KeV,6E12)の条件でイオン注入
し、チャネルストップ19となる領域を形成する。この
注入領域の位置決めには、第2エピタキシャル層43の
表面に現れたアライメントマーク(または打ち直しマー
ク)が使用される。その後、窒素雰囲気中で(1000
゜C,30分)のアニール処理を施し、チャネルストッ
プ19を完成させる。次に、第2エピタキシャル層43
の表面の酸化膜を剥離し、その表面にP型不純物濃度5
E14/cm3のエピタキシャル層を追加し、第2エピ
タキシャル層43の厚みを5μm程度まで厚くする。こ
のとき、第2エピタキシャル層43の表面には、原版の
凹凸を引き写したアライメントマークが現れる。
【0021】(D)転送路形成工程(前半) 次に、第2エピタキシャル層43の表面に、Bイオンを
(340KeV,4E11)の条件でイオン注入した
後、窒素雰囲気中で(1150゜C,360分)のアニ
ール処理を施し、P型拡散層13cを形成する。このP
型拡散層13cによって、電荷蓄積部12から垂直CC
D13へ信号電荷を移送する際の閾値電圧が決定され
る。その後、第2エピタキシャル層43の酸化膜を剥離
し、その表面にPイオンを(120KeV,2E12)
の条件でイオン注入する。その後、窒素雰囲気中で(1
125゜C,2.5分)のアニール処理を施す。この処
理により、電荷蓄積部12に対向する位置には、垂直転
送路13aが形成される。また、不要電荷蓄積領域18
に対向する位置には、水平CCDの拡散層が形成され
る。さらに、排出領域17aも同時に形成される。な
お、これら注入領域の位置決めには、第2エピタキシャ
ル層43の表面に現れたアライメントマーク(または打
ち直しマーク)が使用される。
【0022】(E)転送路形成工程(後半) 次に、第2エピタキシャル層43に対して、シリコン酸
化膜の除去、ゲート酸化膜形成、および多結晶シリコン
電極形成の工程を繰り返し、2層の多結晶シリコン電極
(垂直転送電極13b,排出電極17bなど)を形成す
る。この工程の前または後に、MOSトランジスタVt
制御注入、垂直CCD13間の分離注入、水平CCD1
5のバリア注入、基板コンタクトのP+注入,N+注
入、LDD(lightly doped drain)注入、またイオン
注入の結晶欠陥を回復するためのアニール処理も行う。
このN+注入により、排出領域17aの一部を為すコン
タクト領域が形成される。さらに、平坦化処理、コンタ
クトホール形成処理、配線処理、パッシベーション膜形
成処理などを経る。これらの工程において、排出端子1
7cも同時に形成される。なお、これら回路形成の位置
決めには、第2エピタキシャル層43の表面に現れたア
ライメントマーク(または打ち直しマーク)が使用され
る。
【0023】(F)除去工程 次に、CCDなどの形成された面側に、シリコン基板な
どの支持台44を貼り合わせる。その後、基台41を機
械研磨などで薄くした後、フッ酸:硝酸:酢酸を1:
3:8に配合したエッチング溶液中で、基台41をエッ
チング除去する。このエッチング溶液は、P−型エッチ
ングレートが、P+型シリコンのエッチングレートより
も遅くなることを利用して、エッチングの深さを調整す
る。この基台41の除去により、半導体基体11aの背
面側には、アライメントマークの原版を反転転写したア
ライメントマーク(不図示)が現れる。このアライメン
トマーク(または、その打ち直しマーク)を位置基準に
して、ボンディングパッド(不図示)の埋まっている箇
所をエッチング除去し、ボンディングパッドを露出させ
る。次に、半導体基体11aの背面側から、フッ化ボロ
ンを(10KeV,3E14)の条件でイオン注入した
後、レーザーアニール処理などを施して、受光面Rの表
面に空乏化阻止層を形成する。さらに、受光面Rには、
エネルギー線の反射防止膜が形成される。最後に、完成
したウェハーをチップ単位にダイシングし、チップ組み
立て、ワイヤリングなどの処理を経て、背面照射型撮像
装置11が完成する。
【0024】[第2の実施形態の効果など]以上説明し
たように、背面照射型撮像装置11では、不要電荷蓄積
領域18により不要電荷を蓄積するため、第1の実施形
態のような金属の遮蔽膜108が不要となる。通常、金
属の遮蔽膜108の形成に当たっては、蒸着、スパッ
タ、およびドライエッチングの工程を経る。このような
工程では、受光面Rに重大なダメージや汚染が発生しや
すい。このダメージや汚染は、受光面Rに不必要な界面
準位を発生させるため、青色光や紫外線、軟x線、電子
線の感度が大幅に低減してしまう。
【0025】しかしながら、第2の実施形態では、不要
電荷蓄積領域18を設けるため、遮蔽膜108を形成す
る必要がない。したがって、吸収係数の小さな青色光や
紫外線、軟x線、電子線の感度が高く、かつ画像S/N
の高い背面照射型撮像装置11を容易に実現することが
できる。次に、別の実施形態について説明する。
【0026】《第3の実施形態》第3の実施形態は、請
求項1,3〜6,8,10,15,17,18に対応す
る背面照射型撮像装置の実施形態である。
【0027】[撮像装置の構成説明]図6は、この背面
照射型撮像装置21の断面構造を示す図である。第3の
実施形態における構成上の特徴は、第2の実施形態(図
2,図3)の排出部17を、排出部27に置き換えてい
る点である。この排出部27は、図6に示すように、不
要電荷蓄積領域18の一部分と対向するN型の排出領域
27aと、その排出領域27aと電気的に接続された排
出電極27bとから構成される。
【0028】なお、その他の構成については、第2の実
施形態と同様であるため、ここでの説明を省略する。こ
のような構成の背面照射型撮像装置21では、排出電極
27bに+15V程度の電圧を印加することにより、不
要電荷蓄積領域18と排出領域27aとの間に、パンチ
スルー現象が生じる。この状態で、不要電荷蓄積領域1
8に蓄積される不要電荷は、排出領域27aを経由し
て、排出電極27bに直に排出される。このような構成
により、水平CCD15や周辺回路(出力アンプなど)
を転送中の信号電荷に、不要電荷が流入することを確実
に抑制できる。その結果、背面照射型撮像装置21で
は、不要電荷による画像S/Nの低下を改善することが
可能になる。
【0029】[撮像装置の製造方法の説明]次に、背面
照射型撮像装置21の製造方法について説明する。図7
は、この背面照射型撮像装置21の製造工程を示す図で
ある。なお、第2積層工程までは、第1の実施形態(図
4)と同じため、ここでは転送路形成工程の以降につい
て説明する。
【0030】(D)転送路形成工程(前半) 第2エピタキシャル層43の表面に、Bイオンを(34
0KeV,4E11)の条件でイオン注入した後、窒素
雰囲気中で(1150゜C,360分)のアニール処理
を施し、P型拡散層13cを形成する。このP型拡散層
13cにより、電荷蓄積部12から垂直CCD13へ信
号電荷を移送する際の移送電圧が調整される。その後、
第2エピタキシャル層43の酸化膜を剥離し、その表面
にPイオンを(120KeV,2E12)の条件でイオ
ン注入する。その後、窒素雰囲気中で(1125゜C,
2.5分)のアニール処理を施す。その結果、電荷蓄積
部12に対向する位置に、垂直転送路13aが形成され
る。また、不要電荷蓄積領域18に対向する位置に、水
平CCDの拡散層が形成される。なお、この時点では、
排出領域27aは形成しない。
【0031】(E)転送路形成工程(後半) 次に、第2エピタキシャル層43に対して、シリコン酸
化膜の除去、ゲート酸化膜形成、および多結晶シリコン
電極形成の工程を繰り返し、2層の多結晶シリコン電極
(垂直転送電極13bなど)を形成する。この工程の前
または後に、MOSトランジスタVt制御注入、垂直C
CD13間の分離注入、水平CCD15のバリア注入、
基板コンタクトのP+注入,N+注入、LDD(lightl
y doped drain)注入、またイオン注入の結晶欠陥を回
復するためのアニール処理も行う。このN+注入におい
て、排出領域27aが形成される。この排出領域27a
は、高濃度のN型不純物領域とすることが好ましい。な
お、高加速イオン注入などを使って、不要電荷蓄積領域
18に排出領域27aをつなげてもよい。この場合は、
パンチスルー現象を用いずに、不要電荷を直に排出する
ことが可能になる。さらに、平坦化処理、コンタクトホ
ール形成処理、配線処理、パッシベーション膜形成処理
などを経る。この工程において、排出端子27cが同時
に形成される。
【0032】(F)除去工程 次に、第1の実施形態と同様に、支持台44の貼り合わ
せ、および基台41のエッチング除去などを経て、背面
照射型撮像装置21が完成する。次に、別の実施形態に
ついて説明する。
【0033】《第4の実施形態》第4の実施形態は、請
求項1〜10に対応する、フレームトランスファタイプ
の背面照射型撮像装置である。図8は、この背面照射型
撮像装置31を受光面側から見た図である。図8に示す
ように、背面照射型撮像装置31は、被写体像を撮像す
る受光範囲32を備える。この受光範囲32は、第2の
実施形態(図3)と同様に、背面側に画素単位に形成さ
れた電荷蓄積部12と、その電荷蓄積部12に対向して
表面側に形成された垂直CCD13とから構成される。
【0034】この垂直CCD13の延長上には、フレー
ム蓄積部33が配置される。このフレーム蓄積部33
は、垂直CCD13から出力される信号電荷をフレーム
単位に蓄積する。このフレーム蓄積部33の出力端に
は、フレーム読み出し部34が設けられる。このフレー
ム読み出し部34は、フレーム蓄積部33からライン単
位に出力される信号電荷を主走査方向に逐次読み出す。
【0035】このフレーム読み出し部34の出力は、出
力アンプ36に接続される。この出力アンプ36は、信
号電荷を画像信号に電圧変換して外部に出力する。この
フレーム蓄積部33、フレーム読み出し部34、および
出力アンプ36を覆いかくすよう、背面側には防止部3
8が設けられる。この防止部38としては、第1の実施
形態のように、金属などからなるエネルギー線の遮蔽膜
でもよい。
【0036】また、第2または第3の実施形態のよう
に、不要電荷を蓄積する不要電荷蓄積領域としてもよ
い。この場合、不要電荷蓄積領域から不要電荷が溢れ出
ないよう、チャネルストップ39を図8に示すように設
けることが好ましい。また、不要電荷蓄積領域の不要電
荷を排出できるように、排出部37を図8に示すように
設けることも好ましい。この排出部37としては、第2
の実施形態と同様に、電圧移送により不要電荷を排出す
るタイプとしてもよい。また、第3の実施形態と同様
に、パンチスルー現象により不要電荷を排出するタイプ
としてもよい。
【0037】このような構成により、フレーム蓄積部3
3、フレーム読み出し部34、および出力アンプ36を
転送中の信号電荷に、不要電荷が流入することを確実に
抑制できる。その結果、背面照射型撮像装置31では、
不要電荷による画像S/Nの低下を改善することができ
る。次に、別の実施形態について説明する。
【0038】《第5の実施形態》第5の実施形態は、請
求項1〜10,12,14,19に記載の発明に対応し
た投影露光装置(位置計測装置を含む)の実施形態であ
る。図9は、第5の実施形態における投影露光装置60
を示す図である。図9において、ウェハステージ61の
上には、露光対象の基板として半導体ウェハ62が配置
される。この半導体ウェハ62の上方には、露光部63
の投影光学系を介して、レチクル63aおよびレチクル
ステージ63bが配置される。
【0039】この投影光学系およびレチクル63aを介
して、レチクル63a上のマークとウェハステージ61
側のアライメントマークとを撮像する位置に、いわゆる
TTR(スルー・ザ・レチクル)タイプの撮像装置64
a〜bが配置される。また、投影光学系を介して、ウェ
ハステージ61側のアライメントマークを撮像する位置
に、いわゆるTTL(スルー・ザ・レンズ)タイプの撮
像装置64c〜dが配置される。
【0040】さらに、投影光学系を介さずにウェハステ
ージ61側のアライメントマークを直に撮像する位置
に、オフ・アクシスタイプの撮像装置64e〜fが配置
される。なお、このような撮像装置64a〜fの配置位
置については、例えば特開平6−97031号公報にお
いて公知である。これらの撮像装置64a〜fで撮像さ
れた画像情報は、位置計測部65に与えられる。この位
置計測部65は、画像情報に基づいて半導体ウェハ62
や基準マーク板(図示せず)の位置検出を行う。位置制
御部66は、この位置検出結果に基づいてウェハステー
ジ61を位置制御し、半導体ウェハ62の位置決めを行
う。このようにして位置決めされた半導体ウェハ62に
対して、露光部63は、レチクル63aを介して所定の
半導体回路パターンを投影する。このような投影露光装
置60は、撮像装置64a〜fとして、請求項1〜10
のいずれか1項に記載の背面照射型撮像装置(例えば、
第1〜第4の実施形態で説明した背面照射型撮像装置1
01,11,21,または31)を搭載する。
【0041】[第5の実施形態の効果など]第5の実施
形態では、撮像装置64a〜fとして、請求項1〜10
のいずれか1項に記載の撮像装置を搭載する。したがっ
て、撮像装置64a〜fでは、良好なアライメントマー
クの撮像画像を得ることが可能となり、露光位置の位置
決め精度を一段と向上させることが可能になる。したが
って、このような投影露光装置60を使用して回路パタ
ーンなどを基板に露光することにより、デバイスを高集
積かつ高歩留まりに製造することが可能になる。次に、
別の実施形態について説明する。
【0042】《第6の実施形態》第6の実施形態は、請
求項1〜11,13,19に記載の発明に対応した投影
露光装置(収差計測装置を含む)の実施形態である。図
10は、この投影露光装置70を示す図である。図10
において、光源1から発生した露光光は、ミラー9、コ
ンデンサレンズ10を経て、レチクル(マスク)Rを照
明する。レチクルRはレチクルステージ10a上に載置
されており、レチクルステージ10aは、レチクルステ
ージ制御部6により制御される。
【0043】ウェハステージ3(XYステージ3aと、
Z及びレベリングステージ3b)上にはウェハホルダ4
が設けられており、ウェハW(不図示)は、ウェハホル
ダ4上にチャックされるようになっている。ウェハステ
ージ3はウェハステージ制御部5により駆動制御、及び
位置制御される。主制御部2は、光源1、レチクルステ
ージ制御部6、ウェハステージ制御部5と電気的に接続
されており、これらを統括的に制御するよう構成されて
いる。また、主制御部2は、投影光学系PLを調整する
ためのレンズ制御部LCおよび収差計測ユニットUTに
よる計測結果に基づき光学系の収差を算出する演算処理
部PC(後述)にも電気的に接続されており、これらを
も統括制御する。
【0044】ウェハステージ3の側面には、収差計測ユ
ニットUTが着脱機構Dを介して着脱自在に接続され
る。収差計測ユニットUTには、コリメータレンズCL
と、複数のレンズ素子Lを2次元配列した2次元レンズ
アレイと、集光位置検出部DETとが設けられている。
集光位置検出部DETの内部には、請求項1〜10のい
ずれか1項に記載の背面照射型撮像装置(例えば、第1
〜第4の実施形態で説明した背面照射型撮像装置10
1,11,21,または31)が、図10に示す撮像面
IPに配置される。複数のレンズ素子Lを通過した光束
は、この撮像面IP上に集光される。
【0045】[第6の実施形態の動作説明]次に、投影
光学系PLの波面収差計測および収差補正を行う手順に
ついて説明する。投影光学系PLの波面を計測する際に
は、波面収差計測用の光束として、波面が球面波の光を
投影光学系PLに入射させる。この球面波の光は、レチ
クルが配置される位置に、ピンホールパターンPHを備
えるレチクルR(図10)を配置し、これを光源1から
の光で照明することによって発生させることができる。
なお、レチクルステージ10a上にピンホールを形成し
ておいてそれを照明するようにしても良く、或いは点光
源を使用しても良い。あるいはレチクルR上、またはレ
チクルステージ10a上に、光源1からの光を拡散して
透過させる領域(いわゆるレモンスキン)を設けてお
き、このレモンスキンを透過した光を波面収差計測用の
光源としても良い。
【0046】上述のように形成された球面波の光を投影
光学系PLに照射する。ウェハステージ制御部5は、投
影光学系PLからの透過波面が収差計測ユニットUTに
入射するように、ウェハステージ3を駆動制御する。投
影光学系PLの透過光は、コリメータレンズCLにて平
行光に変換される。そして、微小なレンズLを2次元に
配列した2次元レンズアレイに入射される。入射した光
の被検波面と理想的な波面との偏差は、集光点の位置ず
れとなって現れる。撮像面IPに配置された背面照射型
撮像装置は、この集光点の位置ずれを撮像する。演算処
理部PCは、この撮像結果から集光点の位置ずれを検出
し、投影光学系PLの波面収差を求める。
【0047】このように、投影光学系PLによる結像面
のうち、一点において、理想波面の各集光点に対する被
検波面の各計測点の位置ずれを計測することにより、投
影光学系PLの球面収差や非点隔差を求めることができ
る。また、ユニットUTを、投影光学系PLによる結像
面上で移動することにより、結像面内の複数点における
位置ずれを計測することにより、投影光学系PLのコマ
収差、像面湾曲、ディストーション、または非点収差を
求めることができる。
【0048】このように得られた投影光学系PLのコマ
収差、像面湾曲、ディストーション、非点収差等の波面
収差情報をレンズ制御部LCへフィードバックする。レ
ンズ制御部LCは、この波面収差情報に基づいて投影光
学系PLを構成する各レンズ素子の間隔や、その間隔の
空気の圧力を調整することで、投影光学系PLの収差を
所定範囲内に抑える。
【0049】[第6の実施形態の効果など]第6の実施
形態では、収差計測ユニットUT内に、請求項1〜10
のいずれか1項に記載の背面照射型撮像装置を搭載す
る。したがって、良好な収差計測用の撮像画像を得るこ
とが可能となり、投影露光装置70の収差補正精度を一
段と向上させることが可能になる。
【0050】したがって、このような投影露光装置70
を使用して回路パターンなどを基板に露光することによ
り、デバイスを高集積かつ高歩留まりに製造することが
可能になる。なお、本実施形態では、投影光学系PLの
波面収差を投影露光装置に組込んだ状態で計測したが、
投影露光装置に組み込む前に計測しても良い。波面収差
を計測するタイミングとしては、ウェハ交換毎、レチク
ル交換毎、または予め設定した所定時間毎のいずれでも
よく、これら以外のタイミングであってもよい。
【0051】《実施形態の補足事項》なお、上述した実
施形態では、電荷蓄積部を有する背面照射型撮像装置に
ついて説明している。しかしながら、本発明はこれに限
定されない。例えば、電荷蓄積部を備えずに、垂直転送
路で信号電荷を直に捕集する構成としてもよい。
【0052】また、上述した第2および第3の実施形態
では、背面照射型撮像装置11,21を補強するため、
支持台44を貼り合わせている。しかしながら、本発明
はこれに限定されるものではない。例えば、基台41の
エッチング時にチップ周辺部を枠として残すことによ
り、チップの機械的強度を高めてもよい。
【0053】なお、上述した実施形態では、ケミカルエ
ッチングにより基台41を薄膜化しているが、これに限
定されるものではない。例えば、機械研磨や異方性エッ
チングなどの方法により薄膜化を行ってもよい。
【0054】また、上述した実施形態では、P型を第1
導電型とし、N型を第2導電型としているが、これに限
定されるものではない。N型を第1導電型とし、P型を
第2導電型としてももちろんかまわない。
【0055】なお、第5および第6の実施形態の投影露
光装置を、レチクルと露光対象物とを同期移動してレチ
クルのパターンを露光する走査型の投影露光装置(例え
ばUSP5473410)としてもよい。
【0056】また、第5および第6の実施形態の投影露
光装置を、レチクルと露光対象物とを静止した状態でレ
チクルのパターンを露光し、露光対象物を順次ステップ
移動させるステップ・アンド・リピート型の投影露光装
置としてもよい。
【0057】なお、第5および第6の実施形態の投影露
光装置を、投影光学系を用いることなくレチクルと露光
対象物とを密接させてレチクルのパターンを露光するプ
ロキシミティ投影露光装置としてもよい。
【0058】また、投影露光装置の用途としては半導体
製造用の投影露光装置に限定されることなく、例えば、
角型のガラスプレートに液晶表示素子パターンを露光す
る液晶用の投影露光装置や、薄膜磁気ヘッドを製造する
ための投影露光装置にも広く適当できる。
【0059】なお、第5および第6の実施形態における
投影露光装置の光源は、g線(436nm)、i線(3
65nm)、KrFエキシマレーザ(248nm)、A
rFエキシマレーザ(193nm)、F2レーザ(15
7nm)、金属蒸気レーザ、YAGレーザの高調波を用
いてもよい。また、X線や電子線などの荷電粒子線を用
いてもよい。例えば、電子線を用いる場合には電子銃と
して、熱電子放射型のランタンヘキサボライト(LaB
6)、タンタル(Ta)を用いることができる。
【0060】また、投影露光装置の投影倍率は縮小系の
みならず等倍および拡大系のいずれでもよい。
【0061】なお、本発明の撮像装置は、投影露光装置
の用途に限らず、撮像装置を備えたシステム全般に適用
可能である。
【0062】
【発明の効果】《請求項1》請求項1に記載の発明で
は、水平転送部の少なくとも一部を防止部によって覆
う。このような防止部の存在により、不要電荷の流入を
抑制し、画像信号のS/Nを高めることが可能になる。 《請求項2》請求項2に記載の発明では、防止部が、エ
ネルギー線の受光面への入射を遮蔽することにより、不
要電荷の発生を確実に抑制できる。 《請求項3》請求項3に記載の発明では、防止部が、発
生した不要電荷を捕捉することにより、水平転送部を転
送中の信号電荷に不要電荷が流入することを確実に抑制
できる。この場合、金属の遮光膜を設ける必要がないた
め、ドライエッチングなどの工程を省くことが可能とな
る。その結果、受光面のダメージや汚染による界面順位
の発生を回避して、受光感度(特に、半導体基体中にお
いて吸収係数の小さな青色光や紫外線、軟x線または電
子線などの受光感度)の高い背面照射型撮像装置を実現
することが容易になる。 《請求項4》請求項4に記載の発明では、防止部と水平
転送部との間に、チャネルストップを備える。このよう
なチャネルストップにより、水平転送部と防止部との間
で電荷の流れを妨げることができる。その結果、転送中
の信号電荷が防止部にトラップされるなどの不具合を防
止することが可能になる。 《請求項5》請求項5に記載の発明では、受光面に画素
単位に設けられた電荷蓄積部と、防止部とが、ほぼ同一
の層に形成されている。したがって、電荷蓄積部と防止
部とを同一工程で一緒に形成することが容易になる。そ
のため、防止部を製造するために製造工程を新規に増や
す必要が特になく、短い製造時間と少ないコストで本装
置を製造することが可能になる。 《請求項6〜8》請求項6に記載の発明では、防止部に
蓄積された不要電荷を排出する排出部を備える。したが
って、防止部に蓄積された不要電荷が溢れ出すなどの事
態を防止することが可能になる。 《請求項9》請求項9に記載の発明は、フレームトラン
スファタイプの背面照射型撮像装置に本発明を適用する
場合の好ましい構成である。 《請求項10》請求項10に記載の発明は、ライン単位
に信号電荷を逐次転送するタイプの背面照射型撮像装置
に本発明を適用する場合の好ましい構成である。 《請求項11》請求項11に記載の発明は、収差計測装
置に、本発明の背面照射型撮像装置を使用する。この背
面照射型撮像装置の使用により、良好な撮像画像が得ら
れるので、収差計測の精度を高めることが容易になる。 《請求項12》請求項11に記載の発明は、位置計測装
置に、本発明の背面照射型撮像装置を使用する。この背
面照射型撮像装置の使用により、良好な撮像画像が得ら
れるので、位置計測の精度を高めることが容易になる。 《請求項13》請求項13に記載の投影露光装置は、収
差計測に本発明の背面照射型撮像装置を使用する。この
背面照射型撮像装置の使用により、受光感度が高い、あ
るいは画像S/Nを高くすることができるので、投影光
学系の収差補正の精度を高めることが容易になる。 《請求項14》請求項14に記載の投影露光装置は、位
置計測に本発明の背面照射型撮像装置を使用する。この
背面照射型撮像装置の使用により、受光感度が高い、あ
るいは画像S/Nを高くすることができるので、露光位
置の位置決め精度を高めることが容易になる。 《請求項15》請求項15に記載の製造方法では、撮像
画面内の電荷蓄積部と、撮像画面外の防止部とを一緒に
形成する。したがって、防止部の形成工程を新規に追加
する必要がなく、画像S/Nの高い背面照射型撮像装置
を少ない工程数で製造することが可能になる。 《請求項16》請求項16に記載の製造方法では、表面
側の転送系回路(垂直CCDなど)の形成と併せて、電
圧移送タイプの排出領域を形成する。したがって、排出
領域の形成工程を新規に追加する必要がなく、画像S/
Nの高い背面照射型撮像装置を更に少ない工程数で製造
することが可能になる。 《請求項17》請求項17に記載の製造方法では、周辺
回路の基板コンタクトを形成する際に、パンチスルータ
イプの排出領域を形成する。したがって、排出領域の形
成工程を新規に追加する必要がなく、画像S/Nの高い
背面照射型撮像装置を更に少ない工程数で製造すること
が可能になる。 《請求項18》請求項18に記載の製造方法では、第1
導電型の不純物を第1エピタキシャル層または第2エピ
タキシャル層に導入して、防止部の少なくとも一部を覆
うチャネルストップを形成する。したがって、転送中の
信号電荷が防止部にトラップされるなどの不具合を防止
することが可能になる。 《請求項19》請求項19のデバイス製造方法では、請
求項13または請求項14に記載の投影露光装置を使用
して、マスク上のパターンをデバイスに転写する。した
がって、より高品位なパターンを転写することが可能に
なり、デバイスの集積密度または歩留まりを容易に改善
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】背面照射型撮像装置101の断面構造を示す図
である。
【図2】背面照射型撮像装置11を受光面R側からみた
図である。
【図3】図1に示すA−A′ラインの断面構造を示す図
である。
【図4】背面照射型撮像装置11の製造工程(前半)を
示す図である。
【図5】背面照射型撮像装置11の製造工程(後半)を
示す図である。
【図6】背面照射型撮像装置21の断面構造を示す図で
ある。
【図7】背面照射型撮像装置21の製造工程を示す図で
ある。
【図8】背面照射型撮像装置31を受光面側から見た図
である。
【図9】投影露光装置60を示す図である。
【図10】投影露光装置70を示す図である。
【符号の説明】
11 背面照射型撮像装置 11a 半導体基体 12 電荷蓄積部 13 垂直CCD 13a 垂直転送路 13b 垂直転送電極 13c P型拡散層 15 水平CCD 16 出力アンプ 17 排出部 17a 排出領域 17b 排出電極 17c 排出端子 18 不要電荷蓄積領域 19 チャネルストップ 21 背面照射型撮像装置 27a 排出領域 27b 排出電極 31 背面照射型撮像装置 32 受光範囲 33 フレーム蓄積部 34 フレーム読み出し部 36 出力アンプ 37 排出部 38 防止部 39 チャネルストップ 41 基台 42 第1エピタキシャル層 43 第2エピタキシャル層 101 背面照射型撮像装置 101a 半導体基体 102 電荷蓄積部 103 垂直CCD 103a 垂直転送路 103b 垂直転送電極 105 水平CCD 108 遮蔽膜

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面側に受光面を備える第1導電型の半
    導体基体と、 前記受光面のエネルギー線入射によって生じる信号電荷
    を、前記受光面の副走査方向に順次転送する垂直転送部
    と、 前記垂直転送部から転送される前記信号電荷を、前記受
    光面の主走査方向に逐次転送し、画像信号に変換して外
    部に出力する水平転送部と、 前記水平転送部の少なくとも一部を覆って設けられ、前
    記水平転送部を転送中の前記信号電荷に不要電荷が流入
    することを抑制する防止部とを備えたことを特徴とする
    背面照射型撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の背面照射型撮像装置に
    おいて、 前記防止部は、前記エネルギー線の前記受光面への入射
    を遮蔽して前記不要電荷の発生を抑制する遮蔽膜である
    ことを特徴とする背面照射型撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の背面照射型撮像装置に
    おいて、 前記防止部は、前記不要電荷を蓄積(捕捉)する領域で
    あることを特徴とする背面照射型撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の背面照射型撮像装置に
    おいて、 前記防止部と前記水平転送部との間に、電荷の流れを妨
    げるチャネルストップを備えたことを特徴とする背面照
    射型撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項3ないし請求項4のいずれか1項
    に記載の背面照射型撮像装置において、 前記半導体基体の前記背面側には、前記受光面に生じる
    前記信号電荷を画素単位に一時蓄積する電荷蓄積部が設
    けられ、 前記信号電荷を蓄積する前記電荷蓄積部と、前記不要電
    荷を蓄積する前記防止部とは、ほぼ同一の層に形成され
    ていることを特徴とする背面照射型撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれか1項
    に記載の背面照射型撮像装置において、 前記防止部に蓄積された前記不要電荷を排出する排出部
    を備えたことを特徴とする背面照射型撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の背面照射型撮像装置に
    おいて、 前記排出部は、前記不要電荷を電圧移送により排出する
    ことを特徴とする背面照射型撮像装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の背面照射型撮像装置に
    おいて、 前記排出部は、前記不要電荷をパンチスルー現象により
    排出することを特徴とする背面照射型撮像装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれか1項
    に記載の背面照射型撮像装置において、 前記水平転送部は、前記垂直転送部から転送される前記
    信号電荷をフレーム蓄積するフレーム蓄積部と、前記フ
    レーム蓄積部から前記信号電荷を逐次読み出すフレーム
    読み出し部とを備え、 前記防止部は、前記フレーム蓄積部および/または前記
    フレーム読み出し部の少なくとも一部を覆うことを特徴
    とする背面照射型撮像装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれか1
    項に記載の背面照射型撮像装置において、 前記水平転送部は、前記垂直転送部から転送される前記
    信号電荷を、前記受光面の主走査方向に逐次転送するた
    めの水平転送路と、前記水平転送路から出力される前記
    信号電荷を前記画像信号に変換する周辺回路とを備え、 前記防止部は、前記水平転送路および/または前記周辺
    回路の少なくとも一部を覆うことを特徴とする背面照射
    型撮像装置。
  11. 【請求項11】 被検光学系の像空間に受光面を配置し
    た背面照射型撮像装置と、 前記背面照射型撮像装置から出力される画像信号に基づ
    いて、前記被検光学系の収差を計測する収差計測部とを
    備え、 前記背面照射型撮像装置として、請求項1ないし請求項
    10のいずれか1項に記載の背面照射型撮像装置を搭載
    したことを特徴とする収差計測装置。
  12. 【請求項12】 位置検出の対象物を撮像する背面照射
    型撮像装置と、 前記背面照射型撮像装置から出力される画像信号に基づ
    いて、前記対象物の位置検出を行う位置計測部とを備
    え、 前記背面照射型撮像装置として、請求項1ないし請求項
    10のいずれか1項に記載の背面照射型撮像装置を搭載
    したことを特徴とする位置計測装置。
  13. 【請求項13】 マスク上に形成されたパターンの像
    を、投影光学系を介して基板に転写する投影露光装置で
    あって、 請求項11に記載の収差計測装置を用いて前記投影光学
    系の収差を計測し、その収差計測の結果に基づいて前記
    投影光学系の収差を制御する収差制御部を有することを
    特徴とする投影露光装置。
  14. 【請求項14】 マスク上に形成されたパターンの像
    を、基板に転写する投影露光装置であって、 請求項12に記載の位置計測装置を用いて前記基板に形
    成されたマークの位置情報を計測し、前記位置情報の計
    測結果に基づいて前記基板の位置を制御する位置制御部
    を有することを特徴とする投影露光装置。
  15. 【請求項15】 背面照射型撮像装置を製造する製造方
    法であって、 土台とする基台上に、第1導電型の第1エピタキシャル
    層を形成する第1積層工程と、 前記第1導電型とは異なる第2導電型の不純物を前記第
    1エピタキシャル層に導入して、撮像画面内に画素配列
    された電荷蓄積部と、前記撮像画面外に配置された防止
    部とを一緒に形成する導入工程と、 前記電荷蓄積部および前記防止部の形成された前記第1
    エピタキシャル層に対して、前記第1導電型の第2エピ
    タキシャル層を積層する第2積層工程と、 前記第2導電型の不純物を前記第2エピタキシャル層に
    導入して、前記電荷蓄積部に対向する位置に垂直CCD
    の拡散層と、前記防止部に対向する位置に水平CCDの
    拡散層とを形成する転送路形成工程と、 前記基台の少なくとも一部を除去する除去工程とを含む
    ことを特徴とする背面照射型撮像装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の製造方法におい
    て、 前記転送路形成工程では、前記防止部の一部に対向する
    位置に前記第2導電型の不純物を導入し、前記防止部か
    ら不要電荷を電荷移送によって排出するタイプの排出領
    域を形成することを特徴とする背面照射型撮像装置の製
    造方法。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の製造方法におい
    て、 前記転送路形成工程では、前記水平CCDから出力され
    る前記信号電荷を前記画像信号に変換する周辺回路を形
    成し、かつ前記周辺回路の基板コンタクトを形成する際
    に、前記防止部の一部に対向する位置に前記第2導電型
    の不純物を導入して、前記防止部から不要電荷をパンチ
    スルー現象によって排出するタイプの排出領域を形成す
    ることを特徴とする背面照射型撮像装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項15ないし請求項17のいずれ
    か1項に記載の製造方法において、 前記第1導電型の不純物を前記第1エピタキシャル層ま
    たは前記第2エピタキシャル層に導入して、前記防止部
    の少なくとも一部を覆うチャネルストップを形成するこ
    とを特徴とする背面照射型撮像装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項13または請求項14に記載の
    投影露光装置を用いてデバイスを製造することを特徴と
    するデバイス製造方法。
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