JP2003203602A - 高圧放電ランプ及び高圧放電ランプの製造方法 - Google Patents

高圧放電ランプ及び高圧放電ランプの製造方法

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JP2003203602A JP2002001796A JP2002001796A JP2003203602A JP 2003203602 A JP2003203602 A JP 2003203602A JP 2002001796 A JP2002001796 A JP 2002001796A JP 2002001796 A JP2002001796 A JP 2002001796A JP 2003203602 A JP2003203602 A JP 2003203602A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寿命特性の維持を図りつつ、発光管封止部に
対する電極棒の封着強度をより確実に確保することが可
能な高圧放電ランプを提供する。 【解決手段】 タングステン電極棒122の放電側先端
部近傍に被覆部材(コイル123)を固着した電極にお
いて、前記電極棒122に用いられるタングステン材料
としてカリウム含有量が20ppmを超える材料を用い
るとともに、被覆部材(コイル123)に用いられるタ
ングステン材料のカリウム含有量を、電極棒の材料のカ
リウム含有量よりも少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧放電ランプ及
び高圧放電ランプの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶プロジェクタ等の投射型画像
表示装置の開発が活発に行われている。投射型画像表示
装置には点光源に近い高輝度の光源が好ましく、このよ
うな光源として、一般的に、電極先端部間の距離を短く
したショートアーク型の超高圧水銀ランプやメタルハラ
イドランプなどの高圧放電ランプが用いられるようにな
っている。
【0003】ショートアーク型の超高圧水銀ランプに
は、発光物質としての水銀と、アルゴンなどの始動補助
用希ガスの他に、臭素などのハロゲンが封入されてい
る。このハロゲンは、点灯時の高温により電極材料とし
て用いられるタングステンが蒸発して発光管管壁に付着
することにより、いわゆる発光管黒化現象が発生するこ
とを抑制するため、蒸発したタングステンを電極に戻す
ハロゲンサイクル作用を促進させるために封入されるも
のである。
【0004】ここで、上記ハロゲンサイクルにはハロゲ
ンのほかに微量の酸素が存在したほうが好ましいことが
知られている。これは、発光管管壁に付着したタングス
テンを再蒸発させる場合には、タングステンとハロゲン
のみからなる化合物(Wnm)よりも酸素を含む化合物
(WOnm)の方が飽和蒸気圧が高く、容易であるから
である。なお、メタルハライドランプにおいても同様の
作用をもつハロゲンが、発光物質である金属とのハライ
ド物質の形で封入されている。
【0005】さて、高圧放電ランプの電極間距離の短縮
を図る際に考慮すべき主要な技術的課題として、寿命特
性の改善による長寿命化が挙げられる。即ち、電極間距
離を短縮した場合に固有に発生する現象として、タング
ステン電極先端部の温度の過度な上昇によるタングステ
ン物質の溶融・蒸発、及びそれに起因する電極先端部の
変形・損耗が生じ易くなるからである。係る問題点への
対応策として、電極の構成についての改良が種々検討さ
れているところである。
【0006】例えば、特許第2820864号公報や、
特開平10−92377号公報には、タングステン電極
の先端部が略半球状の凸曲面をなすように溶融・加工さ
れた電極(以下、「改良電極」という。)が開示されて
いる。以下、係る改良電極について簡単に説明する。図
7は、上記改良電極の構成の一例について説明するため
の図である。同図に示される電極921は、(a)タン
グステン電極棒922に、2層巻きのタングステンコイ
ル923を取り付け、(b)タングステン電極棒922
の放電側先端部及びタングステンコイル923の一部
を、例えばアルゴンプラズマ溶接装置による放電加工方
法により溶融・加工し、形状が略半球状の凸曲面をなす
電極先端部924を形成する、という二つの工程により
製造されるものである。
【0007】このような電極921の特徴は、電極先端
部924の熱が前記コイル923へと速やかに伝導さ
れ、電極先端部924の過度な温度上昇を抑制すること
ができる点にある。これにより、電極材料として用いら
れるタングステンの溶融・蒸発、電極先端部924の変
形・損耗が抑制され、発光管黒化が効果的に抑制され
る。
【0008】一方、寿命特性を改善するためのもう1つ
のアプローチとして、電極材料として用いるタングステ
ン材料の高純度化が挙げられる。例えば、特開平9−1
65641号公報では、タングステン電極を構成するタ
ングステン電極棒及びタングステンコイルの材料とし
て、その副成分組成であるAl、Ca、Cr、Cu、F
e、Mg、Mn、Ni、Si、Sn、Na、K、Mo、
U及びThといった元素の総含有量を10ppm以下に
抑えた、いわゆるノンドープの高純度タングステンを用
いることが提案されている。また、特開2000−29
9086号公報では、副成分組成であるK、Fe、A
l、Ca、Cr、Mo、Ni、Siの元素の総含有量を
40ppm以下に抑え、かつ、その中でもKの含有量を
12ppm以下、Feの含有量を20ppm以下とし、
しかも可能な限り低い値に抑えることが提案されてい
る。
【0009】このように副成分組成を低減することによ
り発光管黒化が抑制できるのは、副成分元素によりハロ
ゲンサイクルが阻害されることなく有効に作用するため
である。すなわち、電極に用いるタングステン材料中に
副成分元素が含有されていると、これがランプ点灯時の
電極の温度上昇により蒸発し、ハロゲンサイクルに必要
な発光管内の微量酸素と反応して、ハロゲンサイクル作
用が阻害されることになる。この場合、上記ショートア
ーク型高圧放電ランプの発光管容積は小さく、それだけ
存在する酸素量も少ないために、上記副成分組成が微量
存在するだけでもハロゲンサイクル作用に悪影響を及ぼ
すと考えられるのである。
【0010】本願発明者らによる検討によると、上記副
成分のうちでも特にカリウム含有量(以下、「K含有
量」という。)の低減による発光管黒化の抑制効果が大
きいことがわかった。これは、カリウムがアルカリ金属
元素であり、特に酸素との親和力が強いからであると推
測される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者らの検討に
よると、タングステン電極棒の材料としてK含有量を1
2ppm以下に低減した高純度タングステン(以下、
「ノンドープ・タングステン」という。)材料を用いる
場合、タングステン電極を石英発光管端部の封止部に封
着する工程において、封止部の温度を約1800℃と低
温で封着することが好ましいことが明らかとなってい
る。これは、封着時の封止部温度が上昇すると、ノンド
ープ・タングステンにより構成された電極棒の封止部近
辺において、タングステンの結晶状態が、機械的強度の
大きい針状結晶から強度の小さい粒状結晶へ転移しやす
くなるからである。しかしながら、封止部の封着強度を
より確実に確保するためには、電極を封止部に封着する
際の温度はできるだけ高温とすることが望ましい。
【0012】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、寿命特性の改善を図りながらも、
封止部の強度をより確実に確保することが可能な高圧放
電ランプを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の高圧放電ランプは、両端が封止部にて封止
された発光空間を有する発光管を備え、前記発光空間内
で電極先端部が対向するように、前記封止部のそれぞれ
にて一対の電極が封着された高圧放電ランプにおいて、
前記一対の電極の少なくとも一方は、電極棒の放電側先
端部近傍に被覆部材が固着された構造を有し、前記電極
棒は、カリウム含有量が20ppmを超えるタングステ
ン材料により構成されるとともに、前記被覆部材は、前
記電極棒を構成するタングステン材料よりもカリウム含
有量が少ないタングステン材料により構成されることを
特徴としている。
【0014】この構成により、電極を封止部に封着する
際の温度を2400℃と高温にすることができ、封止部
の強度をより確実に確保することが可能となる。本願発
明者らの検討により、電極棒のK含有量は20ppmを
超えることが好ましいことが明らかとなった。なお、電
極棒を構成するタングステン材料のK含有量は、30p
pm以上100ppm以下とすることが、より好まし
い。
【0015】また、被覆部材を構成するタングステン材
料のK含有量を、電極棒を構成するタングステン材料の
K含有量よりも少なくすることで、寿命特性に与える影
響の抑制を図ることが可能となっている。本願発明者ら
の検討によると、被覆部材を構成する材料のK含有量は
12ppm以下とすることが好ましい。しかし、後述す
るような、電極の放電側先端部が加熱により溶融一体化
される際のK含有量低減効果も考慮すると、必ずしも1
2ppm以下に限定される趣旨ではなく、電極棒のK含
有量、電極棒及び被覆部材の太さや形状、電極先端部の
溶融一体化の手法等により、被覆部材中の好ましいK含
有量の範囲が規定される。
【0016】もっとも、前記電極棒と前記被覆部材と
は、放電側先端部の少なくとも一部が加熱により溶融一
体化しているものとすることが好ましい。加熱による溶
融一体化に際して電極先端部のK含有量が減少すること
が本願発明者らの検討によって明らかとなり、電極棒材
料のK含有量を増加させても、寿命特性劣化の顕著な抑
制効果が奏されるからである。この際に、前記放電側先
端部は、当該放電側先端部が略半球状となるように溶融
一体化されているものとすることができ、具体的な手法
としては、放電アーク加工、レーザ照射による加工によ
ることが可能である。この場合、放電アーク加工やレー
ザ照射により、電極の放電側先端部を間欠的に加熱する
ことが、より好ましい。
【0017】また、前記放電側先端部のカリウム含有量
が5ppm以下であることが寿命特性の観点から好まし
い。以上のような被覆部材の一例として、前記被覆部材
は、前記電極棒の放電側先端部近傍に巻回固着されたコ
イル状の部材であるとすることができるが、これに限定
されず、筒状の部材等を用いた場合でも適用することは
可能である。
【0018】なお、本発明に係る高圧放電ランプの製造
方法は、両端が封止部にて封止された発光空間を有する
発光管を備え、前記発光空間内で電極先端部が対向する
ように、前記封止部のそれぞれにて一対の電極が封着さ
れた高圧放電ランプの製造方法であって、カリウム含有
量が20ppmを超えるタングステン材料により構成さ
れる電極棒の放電側先端部近傍に、前記電極棒を構成す
るタングステン材料よりもカリウム含有量が少ないタン
グステン材料により構成される被覆部材を固着する固着
ステップと、前記電極棒と前記被覆部材との放電側先端
部を、加熱することにより溶融一体化する溶融ステップ
とを含むことを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、高圧放電ラン
プの一例としての、本実施の形態における超高圧水銀ラ
ンプの構成の一例を示す図である。同図に示されるよう
に、本実施の形態の超高圧水銀ランプ100は、発光管
101内の放電空間111において、二本の電極10
2、103が所定の電極間距離(De)をもって対向す
るように、それぞれが放電空間111両端の封止部10
4及び105から放電空間111内へと延出した構造を
有している。電極102及び103は、いずれも図7
(b)に示した電極921(改良電極)と同様の基本構
成、即ち、タングステン電極棒の放電側先端部近傍にタ
ングステンコイルを取り付け、放電側先端部をほぼ半球
状に溶融加工した構造を有するものであるが、電極棒及
びコイルに用いられるタングステン材料のK含有量を異
なるものとした点が従来とは異なるものである。当該電
極及びその製造方法については後に詳細に説明する。
【0020】発光管101は、容囲器が石英で構成され
ており、ほぼ回転楕円体形状を有している。一対のタン
グステン電極102及び103は、発光管101の封止
部104及び105のそれぞれにおいてモリブデン箔1
06及び107を介して、例えばバーナー加工により気
密封着されており、モリブデン箔106及び107は、
さらにそれぞれ外部モリブデンリード線108及び10
9に接続されている。発光管101の全長(Lo)はラ
ンプ出力に応じて30〜100mm、最大外径(Do)
は5〜20mm、発光空間111の最大内径(Di)は
2〜14mmとすることができる。
【0021】本実施の形態の超高圧水銀ランプ100で
は、ランプの光利用効率をより高めてスクリーン面上の
輝度向上を図るために、前記タングステン電極102及
び103の間の電極間距離(De)の値を1.5mm以
下、より好ましくは0.5〜1.5mmの範囲に規定し
ている。もっとも、本願発明に係る電極は、電極間距離
1.5mm以下の超高圧水銀ランプに限らず、従来の各
種高圧放電ランプについても適用することができる。
【0022】発光空間111内部には、発光物質である
水銀110、始動補助用としてのアルゴン、クリプト
ン、キセノンなどの希ガスと、併せて沃素、臭素などの
ハロゲン、及び微量の酸素が封入されている。水銀11
0の封入量は発光空間111内の容積あたり150〜3
50mg/cm3(ランプ定常点灯時の水銀封入圧力にして
約150〜350barに相当する。)の範囲に規定す
ることが好ましく、希ガスのランプ冷却時の封入圧力は
0.1〜10barの範囲に設定することが好ましい。
【0023】なお、前記ハロゲンとしては、例えば臭素
を用いる場合であれば、10-9〜10-5mol/cm3
の範囲に設定することが好ましく、これはいわゆるハロ
ゲンサイクル作用により、電極から蒸発したタングステ
ンを元の電極に戻して発光管の黒化を抑制する機能を果
たすために封入されている。ここで、例えばランプ入力
220Wタイプの超高圧水銀ランプの場合の発光管10
1の典型的な構成例を示す。まず、発光管101の管中
央部の内径が6.0mm、電極間距離De=1.3mm
で管内容積は0.2cm3である。この場合発光管10
1の管壁負荷We(ランプ入力を発光管101の容囲器
全内表面積で除した値)は140W/cm2という比較
的高い値に設定される。
【0024】発光空間111には、水銀38mg(管内
水銀蒸気圧約190barに相当する。)、臭素2×1
-7mol/cm3、及びアルゴンガス200mbar
が封入される。なお、図2に示すように、完成ランプ2
00は前記発光管101の片方の管端部に口金120が
装着されて構成されており、更に当該完成ランプ200
に反射ミラー210が装着されてランプユニット300
が構成される。
【0025】電極102(電極103も同様)の典型的
寸法としては、図3に示すように、線径0.4mm(全
長9.0mm)のタングステン電極棒122に線径0.
275mmのタングステン線の2層巻コイル123(コ
イル巻数6ターン)を固着する(図3(a)参照)。次
いで前記タングステン電極棒122と前記2層巻コイル
123の先端部を、ほぼ半球状の形状をなすような電極
先端部124に溶融加工する(図3(b)参照)という
製造プロセスで作製される。
【0026】以下、本発明の実施の形態に係る電極10
2の製造方法について詳細に説明する。本実施の形態で
は、タングステン電極棒122とタングステン2層巻コ
イル123の先端部に対してアルゴンプラズマ溶接装置
による溶融加工を行うことにより、図3(b)に示され
るような、半球状の先端部124を有する電極を形成す
る。
【0027】この際、図4に示すように、タングステン
電極棒122および2層巻コイル123の先端から、ア
ルゴンプラズマ溶接装置400の電極(陰極)401の
先端までの距離(Dp)を1.0mmに設定、保持し、
アーク放電を行う。この溶融加工プロセスは、複数回の
間欠的なアーク放電により行い、さらにアーク放電の合
間に冷却期間を設けるようにすることが好ましいが、1
回のアーク放電で加工するようにしても構わない。
【0028】次に、電極102に用いるタングステン材
料について説明する。本実施の形態の電極102は、タ
ングステン電極棒122の材料として、K含有量が20
ppmを超えるタングステン材料を用いる。タングステ
ン電極棒122には、特にK含有量が30ppm以上1
00ppm以下のタングステン材料を用いることが好ま
しい。この電極棒122の材料のK含有量についての検
討については後述する。また、2層巻コイル123の材
料としては、K含有量が12ppm以下のノンドープ・
タングステンを用いることが好ましい。
【0029】以下、上記の超高圧水銀ランプについて本
願発明者らが行った、エイジング試験における品質と寿
命特性、発光管101の耐圧強度等についての検討の結
果、得られた知見について説明する。なお、この試験に
際しては、上記に詳述したランプ入力220Wのランプ
を用いた。まず、電極棒122及び2層巻きコイル12
3として、ともにK含有量10ppmのタングステン材
料を用い、封止部104等への封着温度を1800℃と
したランプを作製して試験を行い、電極材料として用い
られているタングステンの結晶状態についての観察を行
った。図5は、電極各部のタングステン結晶状態につい
て説明するための図である。
【0030】上記K含有量10ppmのタングステン材
料により構成した電極について、500時間のエイジン
グ後においてタングステンの結晶状態を観察してみる
と、電極根元部分においても、当初は図5(a)に示さ
れるように機械的強度の大きい針状結晶から、エイジン
グにより図5(b)に示されるような粒状結晶への転移
が進行することがわかった。なお、電極根元部分とは、
電極棒122において、コイル123の封止部側の終端
部分からガラスに封止される部分までの放電空間に露出
される部分のうち、封止部に近い部分を指す。
【0031】エイジングの際の封止部近辺における電極
棒(根元部分)の温度は1400〜1600℃と比較的
低温であり、即ち、K含有量の少ないタングステン材料
を用いた場合には、比較的低温でも針状結晶から粒状結
晶への転移が進行しやすいことがわかった。上記のよう
な結果を踏まえ、寿命特性を維持しながら、封止部への
電極の封着強度をより確実に確保する構成について種々
検討を行ったところ、電極棒122を構成するタングス
テン材料としてK含有量が所定の値を超えるものを用い
るとともに、2層巻きコイル123の材料としてK含有
量の少ないものを用いること、特に電極の放電側先端部
を加熱により溶融一体化することが有効であることが明
らかとなった。
【0032】まず、電極棒122に用いられるタングス
テン材料のK含有量について検討を行った結果について
説明する。本願発明者らは、電極棒122のK含有量を
種々変化させて電極を作製し、それぞれ発光管101へ
の封着温度2400℃で封着した超高圧水銀ランプにつ
いて、2000時間の点灯試験を行い、電極の根元部分
の浸食の有無、電極の結晶状態を調べた。その結果を以
下の(表1)に示す。
【0033】
【表1】
【0034】上記(表1)の「浸食」とは、ハロゲンが
封入された高圧放電ランプにおいて、電極の根元部分が
選択的に浸食され、寿命中に電極根元部分が徐々に細く
なる現象である。この現象は電極根元が電極全体と比べ
て比較的低い温度となり、さらに酸素が存在することに
より加速する傾向がある。ここで、電極棒122の材料
としてK含有量が20ppmを超えるタングステン材料
を用いた場合に浸食を抑制することができるのは、カリ
ウムと酸素との親和性が高いことに起因すると思われ
る。また、上記検討から、電極棒のK含有量が20pp
mを超える場合、特に好ましくは30ppm以上100
ppm以下の場合に、浸食が抑制できるだけでなく、2
400℃の高温で封着を行い、2000時間点灯させた
後も針状結晶の状態が維持されることも明らかとなっ
た。
【0035】上記の結果より、電極棒122に用いるタ
ングステン材料のK含有量は20ppmを超えることが
必要であり、特に好ましくは30ppm以上であるこ
と、また100ppm以下とすることがさらに好ましい
ことがわかった。次に、電極先端部を加熱により溶融一
体化することによる電極先端部のK含有量低減について
詳細に説明する。本願発明者らは、タングステン電極棒
122の材料としてK含有量60ppmのタングステン
材料を用い、2層巻きコイル123の材料としてK含有
量10ppmのタングステン材料を用いて電極棒122
の放電側先端部近傍に固着した。
【0036】その後、図4に示したアルゴンプラズマ溶
接装置400を用いた放電加工方法により、電極の放電
側先端部を略半球状に溶融加工した。放電加工により溶
融一体化された電極先端部124のK含有量を原子吸光
分析により測定したところ、以下のような知見が得られ
た。即ち、アルゴン等の不活性ガス雰囲気中で1回の放
電による溶融加工を行うことにより、電極先端部のK含
有量は5ppm以下にまで低減できることが判明した。
さらに放電回数を増加させることにより、K含有量を2
ppm以下にまで低減することができた。
【0037】以上のように、電極先端部のK含有量を低
減した電極を用いた超高圧水銀ランプの寿命試験の結果
について、図6に示す。なお、この寿命試験は、以下の
ような条件で行った。即ち、電極先端部のK含有量を変
化させた各試験用ランプ(ランプ入力は220W)の各
々を、図2に示したようなランプユニット300に組み
立て、3.5時間点灯/0.5時間消灯サイクルのエイ
ジングにより、寿命試験を行なった。なお、ランプの寿
命中の光束維持率としては、ANSI規格IT7.21
5−1992に基づき、ランプユニット300によるス
クリーン面上9点の中心照度の平均値、すなわち平均照
度を測定し、これから求めた平均照度維持率(エイジン
グ時間3時間の平均照度に対する比率)でもって見積も
った。
【0038】図6に示すように、本検討にて作製した試
験ランプの中で、電極先端部のK含有量を5ppmまで
低減したランプでは、電極材料の蒸発による発光管黒化
が効果的に抑制され、3000時間のエイジング時間で
の光束維持率が50%であった。さらに電極先端部のK
含有量を低減したランプは、いずれもエイジング時間3
000時間以上でも50%以上の光束維持率を保ち、換
言すれば、3000時間以上の長い寿命時間をもつ。特
に電極先端部のK含有量を2ppm以下とした場合には
4000時間以上の長い寿命時間を実現できる。他方、
電極先端部のK含有量を7ppmとした場合には300
0時間の寿命時間を実現できなかった。なお、電極先端
部の加工は放電加工方法だけでなくレーザ照射による加
工も可能であり、電極先端部のK含有量が5ppmを超
えるものについては、レーザ照射の出力を調整すること
により作製している。
【0039】上記の試験ランプでは、前記したように電
極棒の材料としてK含有量60ppmのタングステン材
料を用いているため、2400℃の高温で封着した後、
エイジング試験を行っても、いずれも電極棒根元部分の
浸食やタングステン結晶状態の粒状結晶への転移は発生
しなかった。即ち、図5(a)に示すようにタングステ
ン電極棒122の根元部分は機械的強度の大きい針状結
晶の状態のままであった。もっとも、タングステン2層
巻きコイル123の部分は、図5(b)のように粒状結
晶への転移が進行していた。また、図5(c)に示され
るように、エイジングの後の電極先端部124は100
〜300μと成長した粒状結晶で形成されていた。これ
は電極先端部を溶融一体化させた後、エイジングを開始
する前と同様の状態である。
【0040】エイジング前後の電極各部のK含有量につ
いては、以下のような知見が得られた。即ち、タングス
テン電極棒122の根元部分(図5(a)に対応)で
は、エイジングの前後において、ともに60ppmとほ
とんど変わらなかった。タングステン2層巻きコイル1
23(図5(b)に対応)ではエイジング前10ppm
であったものが、エイジング後は10ppm弱と僅かに
減少した。これらに対して電極先端部124(図5
(c)に対応)では、エイジング前0.8〜10ppm
の範囲で分布していたものがエイジング後や0.6〜7
ppmまで減少することが明らかとなった。なお、この
エイジングによる電極先端部のK含有量の減少の原理
は、放電加工方法等による電極先端部の溶融加工の際の
K含有量の減少の場合とは多少異なるものと考えられ
る。即ち、エイジングの際には、電極先端部の溶融によ
るK含有量減少も全くないわけではないと思われるが、
基本的にはKがタングステンの結晶粒界を移動し、電極
の外に出ることでK含有量が減少しているものと考えら
れる。従って、エイジング後のK含有量は必ずしも5p
pm以下となるわけではない。
【0041】以上、ランプの寿命時間は、主としてもっ
とも高温となる電極先端部のK含有量にかかっており、
電極根元部分については、点灯中も低温であるため、K
含有量はほとんど変化していない。そこで、上記エイジ
ング後の発光管の耐圧強度を測定したところ、その平均
耐圧強度は290barであり、かつ、測定したもの全
てにおいて規定されている最低耐圧である250bar
を上回ることがわかった。即ち、平均耐圧強度は本実施
の形態の発光管の管内水銀蒸気圧190barを上回
り、封止強度は充分である。また、封着温度を約240
0℃と高温にできることから、封止部の石英肉厚を増し
ても加工することが可能である。従って、例えば管内水
銀蒸気圧を約350barとするような場合でも、封止
部の石英肉厚を増し、平均耐圧強度を400bar程度
とすることにより、封止強度を保つことができる。
【0042】以上、本発明に係る高圧放電ランプにより
封止部の封着強度を確実に維持しながら寿命特性の劣化
も抑制できることが明らかとなった。なお、上記の試験
では電極棒の材料としてK含有量が60ppmのものを
用いたが、これは、30ppm以上100ppm以下の
範囲内において、上記と同様の結果が得られることが確
認されている。
【0043】なお、2層巻きコイル123の材料として
K含有量が12ppm以上のタングステン材料を用いた
場合、電極先端部の溶融一体化によって先端部のK含有
量を5ppm以下に低減した場合でも、エイジング時間
500時間での電極根元部分の浸食等は発生しなかった
ものの、発光管黒化が発生することにより3000時間
のランプ寿命は達成できない場合があることがわかっ
た。この点より、電極の放電側先端部に固着すべき2層
巻きコイル123等の部材については、K含有量が12
ppm以下のタングステン材料を用いることが好ましい
ことが明らかとなったが、これは当該部材のK含有量が
12ppm以下であることが必須であることを意味する
わけではなく、例えば、先端部に固着される部材の形状
(1層巻きコイル、2層巻きコイル、若しくは筒状部材
等)、コイル状の部材を用いる場合であれば、当該コイ
ルの線径、巻数、層の数や巻き方、電極棒のK含有量、
電極棒の太さや形状、電極先端部の溶融一体化の手法
(放電加工方法、レーザ照射等)等によって、上記部材
中の好ましいK含有量の範囲が規定されるべきものと考
えられる。
【0044】<変形例>以上、本発明を種々の実施の形
態に基づいて説明してきたが、本発明の内容が、上記実
施の形態に示された具体例に限定されないことは勿論で
あり、例えば、以下のような変形例を考えることができ
る。 (1)即ち、上記実施の形態では、ランプ入力220W
のものについて特に詳細に説明したが、本発明は、他の
ランプ入力のランプに適用することも可能である。
【0045】(2)また、上記実施の形態では、本発明
を、高圧放電ランプの一例としてショートアーク型の超
高圧水銀ランプに適用した場合について説明したが、本
発明は、よりアーク長の長い超高圧水銀ランプやメタル
ハライドランプ、その他の各種高圧放電ランプに適用す
ることが可能である。 (3)上記実施の形態では、電極先端部が略半球状に形
成されたものについて説明したが、電極先端部の形状も
これに限らず、例えば台形状、円錐形状等の各種形状と
しても本発明の効果を得ることは可能である。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る高
圧放電ランプでは、タングステン電極棒の材料として
は、K含有量が20ppmを超えるタングステン材料を
用いるとともに、電極棒の放電側先端部に固着されるコ
イル等の被覆部材の材料としては、電極棒の材料よりも
K含有量が少ないタングステン材料を用いているので、
発光管両端の封止部の封止強度を確実に強いものにする
ことができるとともに、発光管黒化の発生を抑制し、寿
命特性の劣化防止を図ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る超高圧水銀ランプ1
00の構成を示す図である。
【図2】ランプユニット300の構成を示す一部切り欠
き側面図である。
【図3】(a)電極102及び103の製造プロセスに
ついて説明するための図である。(b)電極102及び
103の製造プロセスについて説明するための一部断面
図である。
【図4】電極先端部の加工に用いたアルゴンプラズマ溶
接装置の基本構成を模式的に示す図である。
【図5】電極各部のタングステン結晶状態について説明
するための図である。
【図6】電極先端部のK含有量を低減した電極を用いた
超高圧水銀ランプの寿命試験の結果を示す図である。
【図7】電極棒の放電側先端部にコイルを巻回し、先端
部を溶融加工してほぼ半球状の電極先端部を形成した従
来の電極及びその製造方法について説明するための図で
ある。
【符号の説明】
100 超高圧水銀ランプ 101 発光管 102、103 電極 104、105 封止部 106、107 モリブデン箔 108、109 モリブデンリード線 110 水銀 111 放電空間 120 口金 122 タングステン電極棒 123 タングステン2層巻きコイル 124 電極先端部 200 完成ランプ 210 反射ミラー 300 ランプユニット 400 アルゴンプラズマ溶接装置 401 電極(陰極)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 裕貴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C015 AA03 BB07 CC14 CC18 JJ02 JJ04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が封止部にて封止された発光空間を
    有する発光管を備え、前記発光空間内で電極先端部が対
    向するように、前記封止部のそれぞれにて一対の電極が
    封着された高圧放電ランプにおいて、 前記一対の電極の少なくとも一方は、電極棒の放電側先
    端部近傍に被覆部材が固着された構造を有し、前記電極
    棒は、カリウム含有量が20ppmを超えるタングステ
    ン材料により構成されるとともに、前記被覆部材は、前
    記電極棒を構成するタングステン材料よりもカリウム含
    有量が少ないタングステン材料により構成されることを
    特徴とする高圧放電ランプ。
  2. 【請求項2】 前記電極棒を構成するタングステン材料
    のカリウム含有量は、30ppm以上100ppm以下
    であることを特徴とする請求項1に記載の高圧放電ラン
    プ。
  3. 【請求項3】 前記被覆部材を構成するタングステン材
    料のカリウム含有量は、12ppm以下であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の高圧放電ランプ。
  4. 【請求項4】 前記電極棒と前記被覆部材とは、 放電側先端部の少なくとも一部が加熱により溶融一体化
    していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の高圧放電ランプ。
  5. 【請求項5】 前記放電側先端部は、 当該放電側先端部が略半球状となるように溶融一体化さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載の高圧放電ラ
    ンプ。
  6. 【請求項6】 前記放電側先端部のカリウム含有量が5
    ppm以下であることを特徴とする請求項4又は5に記
    載の高圧放電ランプ。
  7. 【請求項7】 前記被覆部材は、 前記電極棒の放電側先端部近傍に巻回固着されたコイル
    状の部材であることを特徴とする請求項1から6のいず
    れかに記載の高圧放電ランプ。
  8. 【請求項8】 両端が封止部にて封止された発光空間を
    有する発光管を備え、前記発光空間内で電極先端部が対
    向するように、前記封止部のそれぞれにて一対の電極が
    封着された高圧放電ランプの製造方法であって、 カリウム含有量が20ppmを超えるタングステン材料
    により構成される電極棒の放電側先端部近傍に、前記電
    極棒を構成するタングステン材料よりもカリウム含有量
    が少ないタングステン材料により構成される被覆部材を
    固着する固着ステップと、 前記電極棒と前記被覆部材との放電側先端部を、加熱す
    ることにより溶融一体化する溶融ステップとを含むこと
    を特徴とする高圧放電ランプの製造方法。
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