JP2003203409A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

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JP2003203409A
JP2003203409A JP2001400124A JP2001400124A JP2003203409A JP 2003203409 A JP2003203409 A JP 2003203409A JP 2001400124 A JP2001400124 A JP 2001400124A JP 2001400124 A JP2001400124 A JP 2001400124A JP 2003203409 A JP2003203409 A JP 2003203409A
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Japan
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gear
groove
cassette
guide
holder
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Withdrawn
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JP2001400124A
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English (en)
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Osamu Zaitsu
修 財津
Keiji Sakamoto
圭司 阪本
Hideo Agari
秀夫 上利
Akihiko Yamamura
明彦 山村
Yukihiro Araki
之宏 荒木
Yasuhiro Nakagai
泰裕 中貝
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定の直線移動を伴う駆動手段では、その移
動方向のサイズ(奥行き方向)が直線移動ストロークの
2倍を超える長さになってしまう。 【解決手段】 ウォーム歯車とハスバラック歯車の組み
合わせで駆動装置を形成したので、ウォーム歯車からハ
スバラックへの駆動伝達点が移動とともに変位し、その
分移動方向のサイズを小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直線的な移動の出
力を得る駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】直線的な移動の出力を得たい場合に、そ
の移動方向の大きさをなるべく小さくしたいという課題
は、様々な場面で普遍的に出会う課題である。また入力
は一般的にモータである場合が多くその場合、回転出力
を直線的な移動出力に変換をしなければならない。最後
まで回転出力である場合に比べ直線移動のガイド手段が
複雑である、また伝達効率が悪いなど課題を一般的に有
している。
【0003】記録再生装置に挿入されたビデオカセット
を記録再生可能な位置へ搬送するカセットホルダー装置
もそのような駆動装置の一例である。このカセットホル
ダー装置は、駆動モータの回転力を直線運動に変換し
て、その直線運動でビデオカセットを水平移動と垂直移
動を行わせしめるものである。そして多く場合、メカニ
ズムのスペースを小さくするために、特に奥行き(水平
移動方向)のサイズを最小化しようと努力を積み重ねて
いる。その様な駆動装置の一例を特開平11−1620
53号公報「カセット装着装置」の図4を用いて以下に
説明する。
【0004】同公報図4の(A)はカセット挿入時を、
(B)は水平移動完了時を、(C)は垂直移動完了時を
示す。まず、(A)に示した如く、カセット装着装置2
0の初期状態では、右側板23の外側に設けられたスラ
イド板34が停止しており、さらに第1カセットホルダ
ー24の右側面24bに前方のガイドピン29を介して
軸着した歯車32の歯車部32aは、右側板23の内側
に形成した上方の第1ラック23cの前方部位に噛合
し、且つ第2カセットホルダ25の右端に取り付けた下
方の第2ラック41の後方部位に噛合した状態で停止し
ている。この際歯車部32aの両側にまたがって歯車部
32aが所定角度の円弧で完全に欠歯した第1欠歯部3
2bは第2ラック41の後方部位近傍に至っている。一
方、歯車部32aが欠歯せずに片側に残り且つこの片側
と反対側が所定角度の円弧で部分的に欠歯した第2欠歯
部32cは欠歯していない片側の歯車部が第2ラック4
1と噛合する直前に至っている。
【0005】そしてカセットを挿入するとスライド板3
4を回転ドラム側に移動させると第1カセットホルダ2
4の右側面24bに固着したガイドピン29、30がス
ライド板34の階段状ガイド溝34a、34bの第1傾
斜溝34a1、34b1の上方部位に押されて、ガイド
ピン29、30が右側板23に形成したL状ガイド溝2
3a、23bの水平溝23a1、23b1に沿って移動
するので、第1カセットホルダ24の移動によって上方
の第1ラック23cを介して歯車32の歯車部32aに
回転力が加わり、これによって歯車32がガイドピン2
9を中心に反時計方向に回転し、この歯車32の回転に
伴って第2ラック41と一体に第2カセットホルダ25
が第1カセットホルダ24に対して待機位置から回転ド
ラム側に水平に摺動する。
【0006】次に同公報図4(B)に示した如く、スラ
イド板34をさらに回転ドラム側に移動して第2カセッ
トホルダ25を第1カセットホルダ24に対して待機位
置から回転ドラム側の所定位置まで水平に移動させた
後、歯車32の第1欠歯部32bが第1ラック23cの
終端部位に設けた水平ガイド23dを摺接し、これによ
り歯車32に回転力が伝達できずに歯車32は回転を停
止して、第1、第2カセットホルダ24,25が一体と
なって僅かに水平移動する。そして、歯車32の第2欠
歯部32cが水平ガイド23dの終端部位に設けた垂直
ガイド23eに略対抗する位置に至る。
【0007】さらに、同公報図4(C)に示した如くス
ライド板34が移動してガイドピン29、30が右側板
23のL字状ガイド溝23a、23bの水平溝23a
1、23b1の後方部位まで移動すると、ガイドピン2
9、30は、スライド板34の階段状ガイド溝34a、
34bに押されながらL状ガイド溝23a、23bの垂
直溝23a2、23b2及び階段状ガイド溝34a,3
4bに沿って下方に移動するので、第1カセットホルダ
24と第2カセットホルダ25とが一体となって下降す
る。この下降動作では、歯車32の第1欠歯部32bが
上方の水平ガイド23dから離れ、且つ歯車32の歯車
部32aは下方の第2ラック41に噛合したまま、第2
欠歯部32cが垂直ガイド23eに沿って摺接しながら
第2欠歯部32cの所定角度の円弧で回転を規制されて
下降するのでこれにより第1、第2のカセットホルダ2
4,25の相対位置が変わることなく第1カセットホル
ダ24と第2カセットホルダ25とが一体となって確実
に下降する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決を図るた
めの第1の課題は、上記説明した特開平11−1620
53号公報に記載の発明で、カセットホルダ24ないし
25を駆動するスライド板34の水平移動を得るため
に、原動側には平歯車であるギア35を配し従動側には
ラック歯車であるスライド板34を構成しており、スラ
イド板34はその必要水平ストローク+αの長さのラッ
ク部を有し、かつそのスライド板34がその所定ストロ
ークを移動するために装置の奥行き寸法(スライダの移
動方向)は少なくともこの駆動装置に構成により、水平
ストロークの2倍以上の大きさを必要とし、非常に大き
なものとなる点である。
【0009】そこで、本発明の第1の目的は、上記の問
題点を解決するために成されたものであり、駆動装置の
奥行き寸法を必要移動ストロークに対して短くした駆動
装置を提供するものである本発明が解決を図るための第
2の課題は、このギア35が、ギア軸35aを介して左
側のギアに駆動力を伝達し右側のスライド板34ととも
に左側のスライド板33をも駆動すべく構成されている
ため、左右両側のスライド板の同期をとり駆動力を伝達
するという目的で装置の奥行き寸法(スライダの移動方
向)は少なくともこの駆動装置に構成により、水平スト
ロークの2倍以上の大きさを必要とし、非常に大きなも
のとなる点である。
【0010】そこで、本発明の第2の目的は、上記の問
題点を解決するために成されたものであり、奥行き寸法
を必要水平ストロークに対して短くした駆動装置を提供
するものである。
【0011】本発明が解決を図るための第3の課題は、
第1のカセットホルダ24ないし第2のカセットホルダ
25を案内するために2つのL状溝23a、23bと階
段状ガイド溝34a、34bとにガイドピン29、30
は貫通して姿勢を保持する構成であるために、水平溝2
3a1と垂直溝23b1の交点の屈曲点では非常に大き
な負荷が発生するという点である。
【0012】また2本のL状溝で案内される方式は、ガ
イドピン30が階段状ガイド溝とL状溝とガイドピン2
9との位置関係という3つの要素に支配されるため、加
工誤差/組立誤差などを考えると理論的に成立しない。
よってこれらの吸収するためにL状溝ないし階段状ガイ
ド溝の幅に余裕を持たせて2つの要素でガイドピン30
の位置が決まるように工夫をしていた。一般的には、水
平移動中はL状溝の水平溝で規制を行っていた。しかし
そのために、水平溝と垂直溝が合流する屈曲点での規制
が難しく、規制が甘くなりすぎてホルダーの姿勢が不安
定になったり、規制がきつすぎて負荷を増大させたりし
ていた。また、2本のL字溝を構成することは装置全体
の厚さを厚くする、または右側板の強度不足を招くなど
の問題があった。
【0013】そこで、本発明の第3の目的は、上記の問
題点を解決するために成されたものであり、この様な一
部に大きな負荷やストレスがかからないスムーズな移動
ができる駆動装置を提供するものである。
【0014】本発明が解決を図るための第4の課題は、
第1のカセットホルダ24ないし第2のカセットホルダ
25を案内するために2つのL状溝23a、23bと階
段状ガイド溝34a、34bとにガイドピン29、30
は貫通して姿勢を保持する構成であるために、ガイドピ
ン29、30には、特にカセットホルダ24、25が上
下に移動する際に2つの溝に挟まれてせん断力が発生
し、大きな負荷となるという点である。
【0015】そこで、本発明の第4の目的は、上記の問
題点を解決するために成されたものであり、上下動のよ
うな際にも負荷が少なくスムーズな移動ができる駆動装
置を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の課題を解決するた
めの、本発明の第1の手段は、原動にウォーム歯車を従
動にハスバラック歯車を構成したため両歯車間では複数
の歯を噛み合うこととなる、よって移動開始点での噛み
合い点と移動完了点での噛み合い点を移動させることで
あり、その結果ハスバラックの長さを短く構成して奥行
き寸法を短くすることができる。
【0017】第2の課題を解決するための、本発明の第
2の手段は、ラック歯車を固定し、ラック歯車に噛合し
た歯車を歯車軸とともに水平移動させることであり、そ
の結果、ラック歯車の長さは水平移動+αの長さでよ
く、水平移動体にはラック歯車部を形成していないので
水平移動体には水平移動ストロークから一義的に決まる
長さの要求がなく、装置全体の奥行きは短くすることが
できる。
【0018】第3の課題を解決するための、本発明の第
3の手段は、L字溝と1つの傾斜溝によって第1のガイ
ド部材の位置が制御され、第2のガイド部材は1つの傾
斜溝によってのみ位置が制御されることであり、その結
果、スムーズな駆動を実現できる。
【0019】第4の課題を解決するための、本発明の第
4の手段は、L字溝と傾斜溝に係合するガイドローラを
それぞれ独立に構成している点であり、その結果それぞ
れのガイドローラは、最も負荷のかかる垂直移動時にあ
っても軸との間の摺動負荷とすることができ、負荷の軽
減を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第1の観点による発明
は、原動側となる回転自在なウォーム歯車と、従動側と
なる該ウォーム歯車の進み角と同じ角度のネジレ角を有
するハスバラック歯車と、該ハスバラック歯車を前記ウ
ォーム歯車の軸方向に移動案内する駆動部材からなる駆
動装置であって、ハスバラック歯車の移動方向である軸
方向に複数の噛み合い点を有するウォーム歯車は、ハス
バラック歯車との噛み合い点がハスバラックの移動に伴
って移動方向(軸方向)に変化し、ウォーム歯車の長さ
分だけハスバラックの長さを短くできる。その結果この
駆動装置による移動方向の寸法(奥行き寸法)を短縮す
ることができる。
【0021】本発明の第2の観点による発明は、一定距
離離間して平行に配置固定された左右一対の第1及び第
2のラック歯車と、該一対の第1及び第2のラック歯車
に夫々歯合する一対の第1及び第2の歯車と、該一対の
第1及び第2の歯車を両端部に一体に固着して設けた歯
車軸と、該歯車軸の両端部近傍に設けられ前記歯車軸を
回転自在に支持し前記ラック歯車に対して相対的に移動
可能な第1及び第2の駆動部材とからなる駆動装置であ
って、移動ストロークよりも長くしなければいけないラ
ックを固定にして構成したので、装置の奥行き寸法を短
くすることができる。
【0022】本発明の第3の観点による発明は、水平溝
と垂直溝からなる1つのL字溝を有した固定案内部材
と、前記水平溝に対して所定角度傾斜した2つの傾斜溝
を有する駆動部材と、前記一方の傾斜溝と前記L字溝に
貫通する第1のガイド部材と前記他方の傾斜溝にだけ係
合した第2のガイド部材を有した被駆動部材とからなる
駆動装置であって、第1のガイド部材は、L字溝と1つ
の傾斜溝で制御され、第2のガイド部材は第1のガイド
部材との寸法及び1つの傾斜溝で制御されるシステムな
ので、第2のガイド部材は、L字溝の屈曲点にガイドさ
れないので負荷がその分少なく無理のない駆動を実現で
きる。
【0023】本発明の第4の観点による発明は、水平溝
と垂直溝からなるL字溝を有した固定案内部材と、前記
水平溝に対して所定角度傾斜した傾斜溝を有する駆動部
材と、前記傾斜溝に係合する第1のガイドローラと前記
L字溝に係合する第2のガイドローラを同軸上にそれぞ
れ回動自在に支持した被駆動部材とからなる駆動装置で
あって、第1のガイドローラは、傾斜溝の一方の端面部
から圧力を受けるが、L字溝には係合していないので、
その端面部からの圧力が高く摩擦係数が高い場合は、第
1のガイドローラはそれを支持する軸との間で回転摺動
接触となり負荷が軽減できる。同様に第2のガイドロー
ラも軸との間での回転摺動接触となり負荷が軽減され
る。
【0024】以下、本発明の実施形態について、図面を
用いて説明する。
【0025】記録フォーマットが同じであるが記録時間
の異なる複数のカセットを使用するシステムがいくつか
存在する。本発明の実施例の場合もこの様なシステムの
1つで、例えばサイズの異なる3つのカセット使用する
場合として以下説明を進める。3つのカセットは、サイ
ズの大きいほうからLカセット、Mカセット、Sカセッ
トと以下称する。
【0026】まずこの3つのカセットは、記録時間に対
応してテープ長が異なり、結果リールへのテープ巻径が
それぞれ異なる。そのため、2つのリールのリール間ピ
ッチもまたそれぞれ異なる。大型カセットであるLカセ
ット101は前方中央部に2個の共通の位置決め孔10
1b、101cを有している。他のカセットも同じ位置
決め孔を有しており、この位置決め孔を共通位置にして
3つのカセットを配置すると、図2に示すように、供給
リール101gと巻き取りリール101h間に架張され
たテープを引き出すための引き出しポストが挿入可能な
開口部101a、102a、103aが3つのカセット
でほぼ同じ位置となる。これらの3つのカセットは、い
ずれも同じ厚さで構成されている。
【0027】この様な構成のLカセット101、Mカセ
ット102、Sカセット103をユーザーが取り出し可
能な位置(取り出し可能な第1の位置)から記録再生可
能な位置(記録再生可能な第2の位置)へそれぞれ直接
案内が可能なカセットホルダー機構の構成を図3以降説
明する。
【0028】図3は、このカセットホルダー機構の概観
図で、主に全体の駆動機構を示している。機構は、左右
に右側板107、左側板108と天面に天板109を備
えてなる。左側板108に駆動源であるモータ110を
含めて歯車機構111が構成されている事を除けば左側
板108も右側板107と基本的には同じような構成を
成している。後述するメインホルダーを案内するL字溝
107aとスライド孔107b、107cを備える。天
板109は、4本のネジ152によって、右側板10
7、左側板108に固定されている。Lカセット10
1、Mカセット102、Sカセット103はN方向から
挿入、または、取り出しが可能となっている。
【0029】カセットを保持したメインホルダーは、こ
れらカセットを保持して取り出し及び挿入が可能な第1
の位置から図示するP方向にまず水平に移動し、その後
垂直に移動を行う。これによって、カセットを所定位置
に強固に位置決めし、内包する磁気テープを引き出し、
記録再生可能な第2の位置に移行することが出来る。無
論、カセット取り出しは、矢印Pとは逆方向にまず上昇
し、水平に後退後、Nの方向からユーザーが取り出すこ
とが可能となる。
【0030】カセットの取り出しや、挿入を行うカセッ
ト挿入案内機構112が図4である。図4の状態は、カ
セットが装置に装着される以前の状態である。挿入案内
機構112には、Lカセット101の横幅G3の幅とL
カセット101の厚さよりも若干大きい高さの開口部を
有するフロントパネル113とその開口部を覆うブライ
ンダパネル114補助ブラインダ115が、設けられて
いる。またSカセット103の横幅G3を挟んで両サイ
ドにSカセットガイド機構116、Mカセット102の
横幅G2を挟んで両サイドにMカセットガイド機構11
7が配置されている。Sカセットガイド機構116及び
Mカセットガイド機構117は、左右に対称形状構成で
あり、それぞれ左右連動して上下に移動可能に構成され
ている。フロントパネル113は、中央部上下にくぼみ
113a、113bを形成しているが、これは、カセッ
トを掴みやすくするためのものである。
【0031】図5は、Lカセット101、Mカセット1
02、Sカセット103を保持して記録再生位置と取り
出し可能位置間を往復動するメインホルダー機構118
である。メインホルダー機構118は、コの字形状のカ
セットキャリアであるホルダー119(被駆動部材)と
ホルダー119の右側板部119a、左側板部119b
を連結するスイッチ基板120とからなる。ホルダー1
19には、Sカセット103の横幅G3を挟んで両サイ
ドにSホルダーガイド機構121、Mカセット102の
横幅G2を挟んで両サイドにMホルダーガイド機構12
2が構成されている。またLカセット101は、右側板
部119a、左側板部119bによって案内されるが、
Lカセット101に係合して前後に移動するサブホルダ
ー機構123が右側板部119a、左側板部119bの
近傍に設けられている。
【0032】また、右側板部119a、左側板部119
bにカセットを下方に押圧するカセット押さえ機構12
7が回動自在に構成されている。スイッチ基板120に
は、Sカセット103、Mカセット102、Lカセット
101をそれぞれ検出可能なSカセット検知スイッチ1
24、Mカセット検出スイッチ125、Lカセット検出
スイッチ126が、設けられている。
【0033】次に駆動機構を説明する。図9に示す様
に、モータ110の出力は、歯車機構111を介してウ
ォーム軸142に伝えられる。ウォーム軸142は、両
端を回転自在に支持され、中央部でウォーム歯車143
を一体的に構成している。このウォーム歯車143には
ハスバラック145(ハスバラック歯車)が歯合してい
る。図17にウォーム歯車143の構成を示すが、ウォ
ーム歯車143は、他の歯車と噛み合う径をd0とし
て、中心軸fとfに直角な平面、軸直角平面gに対する
歯すじが成す角度ρを一般的に進み角と称する。
【0034】一方これに噛み合うハスバラック145
は、図18、図19に示すように、歯直角平面145a
に対して歯すじの成す角度を一般的にねじれ角βと称す
る。γはねじれ角βの余角である。ウォーム歯車143
の進み角ρとハスバラックラックのねじれ角βを同じ角
度にして、図9に示すように噛み合わせる。このハスバ
ラック145は、駆動部材であるメインラック板(S)
144に植設された2本のハスバラック軸239にガイ
ドされてスライド自在に支持されている。
【0035】そして、ラックバネ146により、ハスバ
ラック145はA方向に付勢されている。メインラック
板(S)144には、傾斜溝(F)144a、傾斜溝
(R)144bと中央上部に同期軸147(歯車軸)を
回動自在に支持するための軸受け148を備えている。
左側板108(固定案内部材)にはL字溝108aと2
本のスライド孔108b、108cが構成されている
が、図7、8にも示す様にスライド孔108cには、同
期軸147に回転自在に支持された同期軸カラー149
が係合している。
【0036】さらにL字溝108aには、図24に示す
ようにホルダー軸A150(第1のガイド部材)がメイ
ンラック板(S)144の傾斜溝(R)144bを貫通
して係合している。ホルダー軸A150にはホルダー軸
カラーA158(第1のガイドローラ)、ホルダー軸カ
ラーB159(第2のガイドローラ)が構成されてお
り、158はメインラック板(S)144の傾斜溝
(R)144bに、159はL字溝108aに係合して
いる。このホルダー軸A150は、図10にあるように
ホルダー119にボスA155の位置にて回動自在に支
持された圧着板154に植設されている。
【0037】圧着板154は、一端に係合した圧着バネ
160によって時計方向に付勢されて、図10の状態で
圧着板154の一部がホルダー119に当接して位置が
規制されている。
【0038】図12及び15にて、駆動機構をさらに詳
細に説明する。モータ110の出力軸に固着されたモー
タギア165、中継ギア166、出力ギア230、カサ
歯車(A)167、カサ歯車(B)168と連結してお
り、モータ出力が伝達されていく。出力ギア230とカ
サ歯車(A)167は一体構成である。カサ歯車(A)
167とカサ歯車(B)は90度の角度で噛み合ってい
る。カサ歯車(B)168は、ウォーム軸142に圧入
されており、ウォーム歯車143と一体的に回転する。
同期軸147の両端には差動ギア(S)161(第1の
歯車)と差動ギア(T)162(第2の歯車)が一体的
に構成されている。
【0039】そして、それぞれ、右側板107と左側板
108に固定された、固定ラック(S)163(第1の
ラック歯車)と固定ラック(T)164(第2のラック
歯車)に歯合している。ハスバラック145とともにメ
インラック板(S)144が移動すると、メインラック
板(S)144に設けられた軸受け148 によって同
期軸147が移動させられる。この時に同期軸147に
差動ギア(S)161が一体的に構成されているため
に、固定ラック(S)163によって差動ギア(S)1
61と同期軸147は回転させながら移動する、つまり
転動することとなる。
【0040】その回転力は、差動ギア(T)162に伝
達され、その回転力で、固定ラック(T)164に対し
て相対的に移動する力となり、同期軸147の差動ギア
(T)162側を移動させる。その結果、同期軸147
を支持するメインラック板(T)231を移動させる。
このようにして、左右のメインラック板(S)144
(T)231は同期して移動することが出来る。メイン
ラック板(S)144とメインラック版(T)231
は、蹴り出しプレート175のラック固定部175a、
175cにネジ固定されているために、左右のメインラ
ック板(S)144(T)231と蹴り出しプレート1
75と一体構成である。
【0041】一方図10、11は、カセットをユーザー
が取り出し可能な状態を示す。図示するようにホルダー
119に植設されたホルダー軸B151(第2のガイド
部材)は、同様にメインラック板(S)144の傾斜溝
(F)144aにのみホルダー軸カラーC156を介し
て係合している。メインラック板(S)144に植設さ
れたラック板軸153が、同様にラック板カラー157
を介してスライド孔108bに係合している。
【0042】図22にもある様にメインラック板(S)
144の同期軸147に支持された同期軸カラーとラッ
ク板軸153に支持されたラック板カラー157の2つ
のローラが左側板108のスライド孔108b、108
cにそれぞれ係合しているため、左側板108に対する
メインラック板(S)144の姿勢が保持されている。
【0043】そして、図23にあるようにメインラック
板(S)144の傾斜溝(F)144aと傾斜溝(R)
144bにホルダー軸A150のホルダー軸カラーA1
58とホルダー軸B151のホルダー軸カラーC156
が係合しているためホルダー119はメインラック板
(S)144に対して傾斜溝(F)144a、傾斜溝
(R)144bに沿ってスライド自在に保持されてい
る。この時に、メインラック板(S)144の傾斜溝
(F)144aと傾斜溝(R)144bの溝幅は、少な
くとも傾斜部においては、ホルダー軸カラーA158、
ホルダー軸カラーC156を高精度にガイドできるよう
にカラーA、カラーCの径と同じ寸法の幅としている。
【0044】その一方で、ホルダー軸A150のホルダ
ー軸カラーB159は、さらに左側板108のL字溝1
08aにも係合している。そのため図22で示すように
このL字溝108aと傾斜溝(R)144bが交差した
位置にホルダー軸A150は保持される。この時もL字
溝108aはホルダー軸カラーB159を高精度にガイ
ドできるようにカラーBの径と同じ寸法の幅としてい
る。
【0045】ホルダー軸A150の位置が決まれば、ホ
ルダー軸B151の位置は、傾斜溝(R)144bの範
囲内において位置が一義的に決まる。よって、ホルダー
119もまた、左側板108に対して姿勢が規制される
こととなる。つまり、左側板108に対して前後にスラ
イド自由に保持されているメインラック板(S)144
の位置によってホルダー119の姿勢及び位置が規定さ
れる。特にホルダー軸カラーB159がL字溝108a
の水平部にある区間(図22のRの範囲)では、ホルダ
ー119は、メインラック板(S)144と一体的に動
く。Rの範囲を超えると、ホルダー19は、傾斜溝
(F)144a、傾斜溝(R)144bに沿って、下降
していく。
【0046】カセットホルダー機構の動作を以下説明す
る。Mカセット102をカセット取り出し位置から記録
再生位置に案内する場合について説明する。図7の状態
で、Mカセット102を挿入する。
【0047】Mカセット102の横幅は、G2である。
よって、Mカセットガイド機構117に沿って案内され
ながら挿入することとなる。Mカセット102は、図5
にあるMホルダーガイド(T)196、Mホルダーガイド
(S)235に案内されながらさらに挿入されていく。
このMカセット102の挿入で、Mカセット102の上
面部によりカセット押さえ機構127のカセット押さえ
軸177が、図13に示すように図示しないバネに抗し
てアーム支軸178を中心に回動させられ、結果Mカセ
ット102をホルダー119の底面に対して弾性的に付
勢する。
【0048】S/M挿入検知スイッチ200がS/M挿
入検知レバー232によって信号がHからLに切り替わ
ると、モータ110に通電されモータギア165、中継
ギア166、カサ歯車(A)167、カサ歯車(B)1
68、ウォーム歯車143へと回転力が伝達される。ウ
ォーム歯車143の回転によって、これに噛み合うハス
バラック145をA方向(図9、図12)に移動させ
る。ハスバラック145とともに、ハスバラック軸23
9を介してメインラック板(S)144も一体的にA方
向に移動させる。
【0049】メインラック板(S)144に構成された
軸受け148を介して同期軸147をもA方向に移動さ
せる。メインラック板(S)144は、この同期軸14
7とラック板軸153が左側板108のスライド孔10
8b、108cに係合しているのでそのスライド孔に沿
って水平に(A方向に)移動する。同期軸147は、差
動ギア(S)161と固定ラック(S)163により回
転しながらA方向へ進むことになり、いわゆる転動とい
う動きをする。
【0050】このため、同期軸147を介して、差動ギ
ア(S)161の相対した位置にある差動ギア(T)1
61に回転力を伝達する。差動ギア(T)161と固定
ラック(T)164により、差動ギア(T)161側も
A方向に前進する推力を得る。これが、メインラック板
(T)231をA方向に移動させる力となる。よって、
メインラック板(S)144とメインラック板(T)2
31は、同期してA方向に進むことが可能となる。
【0051】図22に示すメインラック板(S)144
が寸法Rだけ進んだ後、さらに進むと、ホルダー軸カラ
ーB159は、左側板108のL字溝108aの水平溝
108eを超えて垂直溝108dに至る。この垂直溝1
08dに沿って降下し始める。図23の如くメインラッ
ク板(S)144には、傾斜溝(R)144bが形成さ
れており、この溝にホルダー軸カラーA158が係合し
ているので、メインラック板(S)144に対しては、
この傾斜溝(R)144bに沿って降下することとな
る。この降下に合わせて、ホルダー軸カラーC156も
傾斜溝(F)144aに沿って降下する。この時に傾斜
溝(R)144bと傾斜溝(F)144aは平行な傾斜
溝なので、ホルダー119は平行な姿勢を維持して降下
する。
【0052】やがて、傾斜溝(R)144bを超えると
水平な溝である圧着溝144cに至る。この圧着溝14
4cの高さ方向の位置は、ホルダー119も垂直移動ス
トロークよりも大きくしてある。
【0053】Mカセット102は、図示しない高さ受け
ピンで高さが決まるとそれ以上は降下ができない。さら
にホルダー119だけ降下していくとMカセット102
の上面を押圧しているカセット押さえ軸177が、図1
3に示すホルダー天面部119hに当接してそれ以上降
下はできなくなる。つまりMカセット102の降下スト
ロークよりも若干ホルダー119のストロークの方が大
きくしてあるが、そのホルダー119の垂直ストローク
よりも圧着溝144cの位置を下げてある。
【0054】よってホルダー119は停止した後、ホル
ダー軸カラーA158が圧着溝144cに沿って押し下
げられるので、ホルダー軸カラーA158を支持してい
るホルダー軸A150も降下し、ホルダー軸A150を
植設している圧着板154は、ボスA150を中心に反
時計方向に回動する。その事で、圧着バネ160が引き
伸ばされ、ホルダー119を下方に圧接させる。この圧
接力は、ホルダー119からカセット押さえ軸171を
介してMカセット102をより強固に高さ決めピンに圧
接させる力となる。こうして、Mカセット102は記録
再生可能な位置に位置決めされる。
【0055】この位置決め完了位置では、図6の如き配
置となる。同期軸147は、ホルダー119が水平に移
動する必要なストロークと、傾斜溝(R)144b及び
圧着溝144cに沿って移動するに必要なストロークを
加えた水平全ストロークL1だけ前方に移動する。図1
及び図20に駆動機構の側面図を示すが、同期軸147
の水平移動開始位置(カセットを取り出しもしくは装着
可能位置)147aと水平移動完了位置(記録再生可能
位置)147b間のストロークは前述のようにL1であ
る。同様に差動ギア(S)161も161aから161
bに移動するが、それに噛合している固定ラック(S)
163は、この水平全ストロークL1より若干長ければ
いいわけで、図に示すように左側板への固定手段を考慮
してもL5の長さがあれば十分である。
【0056】一方、ハスバラック145も水平移動開始
位置145cから水平移動完了位置145dへと移動す
る。ハスバラック145の歯部を前方部145e、中央
部145f、後方部145gとして考える。また同様に
ウォーム歯車143も前方部143a、中央部143
b、後方部143cとすると、水平移動開始位置ではハ
スバラック145cは前方部145eがウォーム歯車1
43の後方部143cに噛合している。水平移動が進む
とウォーム歯車143とハスバラック145の噛み合い
長が長くなり、やがてハスバラック145の全長さでウ
ォーム歯車143に噛み合うこととなる。さらに水平移
動が進み、水平移動完了位置145dに至るとハスバラ
ック145の後方部145gがウォーム歯車143の前
方部143aに噛み合うこととなる。こうしてウォーム
歯車143からハスバラック145への駆動力伝達位置
は変化していくが、回転運動を確実に直線運動に変換し
ていくことができる。
【0057】ハスバラック145の水平全ストロークも
L1である。その水平全ストロークL1に対して、駆動
系の必要寸法をL4とおくと、L4は水平全ストローク
L1にハスバラック145の歯部の全長さL2を加えた
ものになる。つまり式で表わすとL4=L1+L2とな
る。そしてL2を短くしてL4を短くするには、ウォー
ム歯車143を長くすればよい。ハスバラック145が
ウォーム歯車143と噛み合う位置間距離L3が長くな
ればハスバラック145の長さは限りなく小さくなる。
例えばウォーム歯車の全長さをL1より若干長く設定し
たならば、ハスバラック145は理論的には1枚の歯と
いう構成も考えられる。そうすれば、駆動系の必要寸法
は限りなくL1に近づく。
【0058】カセット取り出し指令が発せられると、モ
ータ110が逆に回転して、歯車機構111を介してウ
ォーム歯車143を回転させ、ハスバラック145を図
12の矢印Aとは逆方向に移動させる。こうして、ホル
ダー119は左側板108のL字溝に沿って上昇を開始
する。この上昇動作では、図64に示すように、左側板
108の垂直溝108dの端面部側圧とメインラック板
(S)144の傾斜溝(R)144bの側面部の側圧に
挟まれて上昇していく。この時に傾斜溝(R)144b
はP方向に進行しホルダー軸カラーA158、B159
にはホルダー119の重量Wが作用しているので、傾斜
溝(R)144とホルダー軸カラーA158はC1の位
置で接しホルダー軸カラーA158には、N方向の力が
働く。
【0059】一方左側板108の垂直溝108dとホル
ダー軸カラーB159はC2の位置で接しホルダー軸カ
ラーB159にはFの方向の力が加わる。C1、C2の
接線の角度θは鋭角になっており、非常に負荷が大きく
なる構成である。そしてC1の接点ではA方向の回転力
が、C2の接点ではAとは逆のB方向の回転力が生じて
しまうが、すでに説明したようにこの2つの溝にはホル
ダー軸カラーA158、B159と独立のローラを配し
ているので、ホルダー軸カラーA158にはA方向の回
転力が、ホルダー軸カラーB159にはB方向の回転力
が働き、それぞれ独立に回転して負荷を減らすことがで
きる。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、原動側に
ウォーム歯車、従動側にハスバラックを構成し、進み角
とねじれ角を合致させハスバラックをウォームの軸方向
に移動するようにすれば、ウォーム歯車の回転でハスバ
ラックはウォーム歯車の軸方向に移動するのでウォーム
歯車の長さの範囲内でハスバラックとの噛み合い点は変
化するがどの位置でも確実にウォームの回転をハスバラ
ックの直線運動に変換させることができる。そして、こ
の様に噛み合い点が移動する構成なので、ハスバラック
の水平移動距離に対して駆動系の移動方向の全長さをそ
の噛み合い点の移動ストローク分だけ短くすることがで
きる。ウォーム歯車の長さを水平移動ストロークに近づ
ければ近づけるほど駆動系の長さを短くできる。結果、
駆動系が短くなれば装置全体も奥行き寸法を大幅に短く
できる。
【0061】また、本発明によれば、ラック歯車を固定
にして、それに噛み合う歯車を歯車軸とともに回転させ
ながら水平移動させる方式であるために、ラック歯車の
全長は、歯車軸の水平移動距離よりもわずかに長ければ
成立する。よって駆動系の水平方向の寸法は(奥行き寸
法)限りなく水平移動距離に近づけることができる。
【0062】従来、ストロークを減らすために、差動機
構を構成して、転動する歯車の軸を駆動し、その歯車に
噛み合う直線移動を行うラックを出力とする方法が取ら
れていたが、これは入力に対して出力ストロークが2倍
になり、増速機構となる。これでは、伝達効率が悪化す
るし、機構も複雑となる。本発明ではモータからメイン
ラック板の出力まで一貫して減速しており、途中に減速
機構を織り込んだりしていない。よって高い伝達効率を
維持できるし、不要な増速機構もなく構造も簡単であ
る。
【0063】また、本発明によれば、駆動部材の2つの
傾斜溝に第1、第2のガイド部材で摺動自在に支持され
た被駆動部材の第1のガイド部材を固定案内部材のL字
溝に貫通させることで駆動部材の傾斜溝に対する位置が
決定し、結果第2のガイド部材も駆動部材の傾斜溝に対
する位置が決まる。よって、L字溝に係合し案内される
ことで駆動部材との相対位置関係が決まる。第1のガイ
ド部材は、L字溝に係合しているので水平溝と垂直溝が
合流する屈曲点を通過するが、第2のガイド部材は傾斜
溝にのみ位置規制されているので、この様な屈曲点は存
在しない。よってスムーズな駆動が可能である。またL
字溝を1本だけ構成すればいいので、右側板107、左
側板108の剛性を十分確保できる。また実施例のよう
にL字溝を幅広に構成して、ガイドローラの径を大型化
して負荷を減らすなどの構成をとることも可能である。
【0064】また、本発明によれば、ガイドローラを2
個同軸上に構成し、一方はL字溝に他方は傾斜溝に係合
するように配したので、垂直移動中には、傾斜溝もしく
は、L字溝どちらか一方からしかそれぞれのローラには
圧力がかからず、ローラが軸に対して容易に回転するこ
とができる。よってL字溝、傾斜溝が板金で構成されて
溝端面部の表面粗度が粗くて摩擦係数が高くてもこの端
面部とローラが摺動することを期待していないので負荷
が増加することはない。その結果、駆動モータへの負荷
も少なく、小型なモータを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動装置の側面図
【図2】S、M、Lカセットの平面図
【図3】カセットホルダ装置主要部の構成図
【図4】カセット挿入開口部カセット未挿入状態図
【図5】本発明におけるメインホルダーの構成図
【図6】カセットが記録再生可能位置にある位相でのカ
セットホルダ平面図
【図7】カセットホルダーガイド機構構成図
【図8】カセットホルダーガイド機構構成図
【図9】駆動機構の左側面サイドの構成図
【図10】カセットホルダーガイド機構構成図
【図11】カセットホルダーガイド機構構成図
【図12】左右同期をとる駆動機構構成図
【図13】カセット記録再生可能位置での駆動装置構成
【図14】カセット記録再生可能位置での駆動装置構成
【図15】左右のメインラック板構成図
【図16】カセット挿記録再生可能位置での駆動装置側
面図
【図17】ウォーム歯車装置の側面図
【図18】ハスバラックギアの斜視図
【図19】ハスバラックの平面図
【図20】駆動装置の側面図
【図21】カセット記録再生位置での装置側面図
【図22】カセット取り出し(未挿入)でのホルダーガ
イド機構側面図
【図23】カセット取り出し(未挿入)でのホルダーガ
イド機構側面図
【図24】ホルダーのガイド機構平面図
【図25】ホルダーのガイド機構側面図
【図26】Lカセット挿入完了時のサブホルダー機構側
面図
【符号の説明】
102 Mカセット 108 左側板(固定案内部材) 108a L字溝 119 ホルダー(被駆動部材) 143 ウォーム歯車 145 ハスバラック 144 メインラック板(S)(駆動部材) 163,164 固定ラック(第1、第2のラック歯
車) 161,162 差動ギア(第1、第2の歯車) 147 同期軸(歯車軸) 144a,b 傾斜溝 150,151 ホルダー軸(第1、第2ガイド部材) 158,159 ホルダー軸カラー(第1、第2のガイ
ドローラ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上利 秀夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山村 明彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 荒木 之宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中貝 泰裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D094 AA04 AB07 BD06 BD10 BD12 BD19 CB01 DA05 DA06 EC04 EC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1カム溝を有した第1ガイド板と、 第2カム溝を有した第2ガイド板と、 ガイドピンを植設されたカセットホルダと、 モータと、前記モータにより回転駆動されるウォーム歯
    車と、 前記ウォーム歯車の進み角と同じ角度のネジレ角を有す
    るハスバラック歯車と、 該ハスバラック歯車を前記ウォーム歯車の軸方向に移動
    案内する駆動部材とを有し、 前記モータの回転により前記駆動部材が前記ウォーム歯
    車の軸方向に移動するのに連動して、前記第2ガイド板
    が前記駆動部材と一体的に移動し、 前記カセットホルダは、前記ガイドピンが前記第1カム
    溝及び前記第2カム溝によって駆動されることで案内さ
    れることを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 一定距離離間して平行に配置固定された
    左右一対の第1及び第2のラック歯車と、該一対の第1
    及び第2のラック歯車に夫々歯合する一対の第1及び第
    2の歯車と、該一対の第1及び第2の歯車を両端部に一
    体に固着して設けた歯車軸と、該歯車軸の両端部近傍に
    設けられ前記歯車軸を回転自在に支持し前記ラック歯車
    に対して相対的に移動可能な第1及び第2の駆動部材と
    からなる駆動装置。
  3. 【請求項3】 水平溝と垂直溝からなる1つのL字溝を
    有した固定案内部材と、前記水平溝に対して所定角度傾
    斜した2つの傾斜溝を有する駆動部材と、前記一方の傾
    斜溝と前記L字溝に貫通する第1のガイド部材と前記他
    方の傾斜溝にだけ係合した第2のガイド部材を有した被
    駆動部材とからなる駆動装置。
  4. 【請求項4】 水平溝と垂直溝からなるL字溝を有した
    固定案内部材と、前記水平溝に対して所定角度傾斜した
    傾斜溝を有する駆動部材と、前記傾斜溝に係合する第1
    のガイドローラと前記L字溝に係合する第2のガイドロ
    ーラを同軸上にそれぞれ回動自在に支持した被駆動部材
    とからなる駆動装置。
  5. 【請求項5】 原動側となる回転自在なウォーム歯車
    と、従動側となる該ウォーム歯車の進み角と同じ角度の
    ネジレ角を有するハスバラック歯車と、該ハスバラック
    歯車を前記ウォーム歯車の軸方向に移動案内する駆動部
    材からなる駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114515014A (zh) * 2022-03-28 2022-05-20 湖北中烟工业有限责任公司 一种雪茄卷制装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114515014A (zh) * 2022-03-28 2022-05-20 湖北中烟工业有限责任公司 一种雪茄卷制装置

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