JP2003203145A - 人事管理支援システムおよび方法 - Google Patents

人事管理支援システムおよび方法

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JP2003203145A
JP2003203145A JP2002000157A JP2002000157A JP2003203145A JP 2003203145 A JP2003203145 A JP 2003203145A JP 2002000157 A JP2002000157 A JP 2002000157A JP 2002000157 A JP2002000157 A JP 2002000157A JP 2003203145 A JP2003203145 A JP 2003203145A
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Mitsuru Tanaka
充 田中
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Sumitomo Trust and Banking Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Trust and Banking Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 人事管理情報の登録のための労力を低減する
ことが可能な支援システムおよび方法を提供する。 【解決手段】 ユーザ情報蓄積用サーバ5に登録してお
くデータベースをグローバルファイルデータベースと複
数のプロファイルデータベースにより構築する。複数の
プロファイルデータベースは複数の企業と対応してい
る。2つのデータベースのレコード内には従業員に対応
させた同一内容のグロバールID11、21により互い
に関連付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、企業の従業員に関
する人事管理用情報をデータベースに蓄積し、蓄積され
た人事企業の人事担当者が人事管理に使用すると共に、
上記人事管理用情報を対応の従業員が閲覧することが可
能な人事管理支援システムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、企業の従業員に関するユーザ管理
情報をデータベースに蓄積し、蓄積された人事管理用情
報を通信ネットワーク、たとえば、LANなどを介して
クライアント(端末ともよばれる)から閲覧するように
した人事管理システムが良く知られている。
【0003】1つの企業がこのような人事管理システム
を保有するためには、多額の初期投資と多大なメンテナ
ンスコストを必要とする。このため、複数の企業のユー
ザ管理情報を1つの共有データベースに蓄積し、インタ
ーネットを介して、各企業のクライアントから従業員が
共有データベース上の自己のユーザ管理情報を閲覧する
ことができようにした電子本社システムなども提案され
ている。このような電子本社システムでは、共有データ
ベースの記憶領域が複数の企業に割り当てられており、
各記憶領域に対してアクセス(データの読み出しまたは
書き込み)を許可する人間を、ログイン時にユーザが入
力するユーザIDおよびパスワード(ログイン情報と総
称する)により判別している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のシステ
ムでは、従業員が出向したり、定年退職し、別の企業に
勤務するような場合は、出向先の企業、あるいは定年退
職者の新しい勤務先の企業では、新たに出向者のユーザ
管理情報を上記共有データベースに登録しなおさなけれ
ばならない。
【0005】登録すべき従業員の数が増えれば増えるほ
ど、また、ユーザ管理情報の項目数が増えれば増えるほ
ど、情報登録のための人事担当者の操作労力が大きくな
るという点において、従来システムには未だなお、改善
の余地があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、ユーザ管理情報
の登録のための労力を低減することが可能な人事管理支
援システムおよび方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、データベース(ユーザ情
報蓄積用サーバ5上のデータベース)を有し、該データ
ベースに登録された従業員個人のユーザ管理情報を、外
部の複数のクライアント(1)から閲覧可能であり、前
記クライアントから入力されたログイン情報(ログイン
用ユーザIDおよびパスワード)により個人認証を行っ
てログインを許可する人事管理支援システム(WEBサ
ーバ3、人事管理支援システム6)において、前記デー
タベースは、1つのグローバルプロファイルデータベー
ス(10)および複数のローカルプロファイルデータベ
ース(20)を有し、前記グローバルプロファイルデー
タベースは複数の企業の複数の従業員の、企業には関連
しない第1の個人情報(図2)を登録しており、前記複
数のローカルプロファイルデータベースは複数の企業に
対応しており、前記複数のローカルプロファイルデータ
ベースの各々は所属の複数の従業員の企業に関連する第
2の個人情報(図2)を登録しており、同一の従業員の
前記第1の個人情報および前記第2の個人情報を互いに
関連付けておくことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の人事
管理支援システムにおいて、前記ログイン情報の中には
ユーザIDを含み、前記互いに関連付けておくために、
前記ログイン情報に含まれるユーザIDとは異なるID
(グローバルID11(21))が前記第1の個人情報
および前記第2の情報の各々に付加されていることを特
徴とする人事管理支援システム。
【0009】請求項3の発明は、請求項2に記載の人事
管理支援システムにおいて、個人認証のために前記ログ
イン情報と照合する照合用ログイン情報(22)を前記
第1の個人情報および前記第2の個人情報の少なくとも
いずれか一方に付加しておくことを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項3に記載の人事
管理支援システムにおいて、他の用途のための認証情報
(12)を前記第1の個人情報および前記第2の個人情
報の少なくともいずれか一方に付加しておくことを特徴
とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項1に記載の人事
管理支援システムにおいて、前記複数のローカルプロフ
ァイルデータベースの中には退職者用のローカルプロフ
ァイルデータベースが含まれていることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項1に記載の人事
管理支援システムにおいて、前記クライアントから入力
されたログイン情報により個人認証を行ってログインを
許可する複数のログイン手段(WEBサーバ3)を有
し、当該複数のログイン手段は複数の企業に対応付けら
れていることを特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、人事管理システムのデ
ータベースに登録された従業員個人のユーザ管理情報
を、外部の複数のクライアントから閲覧可能であり、前
記クライアントから入力されたログイン情報により個人
認証を行って前記人事管理システムへのログインを許可
する人事管理支援システムにおいて、前記人事管理支援
システムは、前記データベースは、1つのグローバルプ
ロファイルデータベースおよび複数のローカルプロファ
イルデータベースを有し、前記グローバルプロファイル
データベースに対して複数の企業の複数の従業員の、企
業には関連しない第1の個人情報を登録し、前記複数の
ローカルプロファイルデータベースは複数の企業に対応
しており、前記複数のローカルプロファイルデータベー
スの各々に対して所属の複数の従業員の企業に関連する
第2の個人情報を登録し、同一の従業員の前記第1の個
人情報および前記第2の個人情報を互いに関連付けてお
くことを特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、請求項7に記載の人事
管理支援方法において、前記ログイン情報の中にはユー
ザIDを含み、前記互いに関連付けておくために、前記
ログイン情報に含まれるユーザIDとは異なるIDが前
記第1の個人情報および前記第2の情報の各々に付加さ
れていることを特徴とする。
【0015】請求項9の発明は、請求項8に記載の人事
管理支援方法において、個人認証のために前記ログイン
情報と照合する照合用ログイン情報を前記第1の個人情
報および前記第2の個人情報の少なくともいずれか一方
に付加しておくことを特徴とする。
【0016】請求項10の発明は、請求項9に記載の人
事管理支援方法において、他の用途のための認証情報を
前記第1の個人情報および前記第2の個人情報の少なく
ともいずれか一方に付加しておくことを特徴とする。
【0017】請求項11の発明は、請求項7に記載の人
事管理支援方法において、前記複数のローカルプロファ
イルデータベースの中には退職者用のローカルプロファ
イルデータベースが含まれていることを特徴とする。
【0018】請求項12の発明は、請求項7に記載の人
事管理支援方法において、前記人事管理支援システム
は、前記クライアントから入力されたログイン情報によ
り個人認証を行ってログインを許可する複数のログイン
手段を有し、当該複数のログイン手段は複数の企業に対
応付けられていることを特徴とする。
【0019】上述の()部分は発明を理解するために実
施形態の記載の対応個所を示したものである。したがっ
て、()の対応個所により特許請求の範囲の構成要件が
限定されることはない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0021】本発明の1実施形態のシステム構成を図1
を参照して説明する。図1において、1はクライアント
コンピュータ(以下、クライアントと略記する)であ
り、企業の従業員(出向者を含む)および定年退職者が
使用する。クライアント1には汎用のコンピュータ、た
とえば、パーソナルコンピュータ、携帯用情報処理端
末、携帯電話機などを使用することができる。クライア
ント1には、HTML文書等を表示するための周知のビ
ューワ(ブラウザとも呼ばれる)または専用のアプリケ
ーションが搭載されている。2は一般に公開された通信
ネットワークであり、この形態ではインターネットを使
用する。
【0022】3はインターネット2に接続された複数の
WEBサーバである。WEBサーバ3は人事管理支援会
社のLAN4に接続されている。複数のWEBサーバ3
は複数の企業用と退職者用とが用意されており、これら
サーバは各企業の従業員および退職者に対して閲覧等に
よりユーザ管理情報を提供するためのWEBサービスを
行う。
【0023】WEBサービスとは、クライアント1側で
ビューワにより表示するHTML文書を提供するサービ
スである。HTML文書には、後述のデータベースに登
録されたユーザ管理情報やその他案内情報を表示するた
めのタグ命令が記載されている。クライアント1側のビ
ューワはHTML文書の格納場所をURLと呼ばれるデ
ィレクトリ情報によりWEBサーバ3に対して指示す
る。WEBサーバ3は指示されたHTML文書をクライ
アント1に提供する。クライアント1のビューワは読み
出したHTML文書のタグ命令を解析し、タグ命令で規
定された情報処理を実行する。タグ命令の種類内容は多
数の文献に記載されており、周知であるので、詳細な説
明を要しないであろう。
【0024】WEBサーバ3には、上述のHTML文
書、WEBサービス用のプログラム、電子メール用プロ
グラムおよびゲートウェイプログラムが搭載されてい
る。WEBサービス用プログラムはクライアント1側か
ら要求されたHTML文書を提供すると共に、クライア
ント1側から入力された情報処理命令をゲートウェイプ
ログラムに引き渡す処理を実行する。WEBサービス用
ブログラムには市販のものを使用することができる。本
実施形態ではWEBサービス用プログラムの機能とゲー
トウェイプログラムの双方の機能を有するプログラムを
使用する。
【0025】ゲートウェイプログラムは、WEBサービ
ス用プログラムから引き渡された情報処理命令を実行
し、その情報処理結果を、上記WEBサービス用プログ
ラムを介してクライアント1に返す処理を実行する。ち
なみに、この形態では、ゲートウェイプログラムはクラ
イアントユーザの認証処理、後述のデータベースに蓄積
(登録とも称する)された情報を閲覧のために読み出す
処理、人事管理用の情報を登録または更新のためにデー
タベースに書き込む処理等を実行する。ちなみに、4は
LANである。5はLAN4に接続されたユーザ情報蓄
積用サーバであり、内蔵のハードディスク上に本発明に
係わるデータベースが構築されている。データベースに
はユーザ管理用の情報が登録されるが、このデータ構造
に新規特徴があることに留意されたい。
【0026】6は人事管理支援用コンピュータであり、
LAN4に接続されている。人事管理支援用コンピュー
タ6は、データベースに登録すべき情報や更新すべき情
報を後述の端末(クライアント)から受け付けて、デー
タベースに対して情報の登録および更新処理を行う。ま
た、データベースに登録された情報を使用して、新たに
にデータベース上の更新すべき情報を作成する。たとえ
ば、従業員の給料計算、厚生年金や健康保険など月ごと
の保険料などの計算を行って、これらの計算結果により
データベースにこれまでに登録されている情報を更新す
る。なお、人事管理支援用コンピュータ6には、このよ
うな情報処理を各企業ごとに行うプログラムが搭載され
ている。
【0027】7は専用電話回線など、一般には公開され
ていない通信ネットワークである。
【0028】8は各企業に設置される端末であり、専用
電話回線7を介して、人事管理支援用コンピュータ6に
対して、情報処理の指示や、データベースへの登録情報
の入力を行う。本明細書では、クライアント1との混同
を避けるために、端末という用語を使用するが、端末8
としてクライアント用のコンピュータを使用することが
できる。端末8には、情報を人事管理支援用コンピュー
タ6に対して入力し、また、人事管理支援用コンピュー
タ6から情報を受信し、表示するための市販の通信プロ
グラムが用意されている。
【0029】WEBサーバ3、ユーザ情報蓄積用サーバ
5、人事管理支援用コンピュータ6および端末8には市
販のコンピュータを使用することができるので、ハード
ウェアについての詳細な説明を省略する。
【0030】ユーザ情報蓄積用サーバ5内に構築される
データベースの構造を図2を参照して説明する。データ
ベースはグローバルプロファイルデータベース10と複
数のローカルプロファイルデータベース20とにより構
築される。グローバルプロファイルデータベース10
は、複数企業の従業員(出向者を含む)および退職者の
各々の個人関連情報を1つのレコードとする共有データ
ベースである。1つのレコード10はグローバルID1
1,氏名、他の用途のログイン用IDおよびパスワード
12、自宅住所、自宅電話番号、プライベート用メール
アドレス、生年月日等個人に固有で、企業とは関連のな
い複数項目の個人情報を有する。
【0031】一方、複数のローカルプロファイルデータ
ベース20は各企業および退職者グループに割り当てら
れたデータベースであり、企業用のプロファイルデータ
ベースのレコードの構成内容は企業ごとに異なる。、一
例を紹介すると従業員用のローカルプロファイルデータ
ベースのレコード20は、グローバルID21、本シス
テムへのログイン用IDおよびパスワード22、および
部署、会社の電子メールアドレス、内線電話等の企業に
関連の個人情報を含む。
【0032】退職者用のローカルプロファイルデータベ
ースのレコードは、グローバルID21、本システムの
ログイン用IDおよびパスワード22、退職元企業情報
等の個人情報を含む。
【0033】グローバルID11およびび21は同一で
あり、登録者ごとに異なるIDに自動的に与えられる。
同一のグローバルID11,21によりグローバルプロ
ファイルデータベース上の特定の個人(従業員または退
職者)のレコードと、ローカルプロファイルデータベー
ス上の同一人物のレコードとが互いに関連付けられる。
【0034】従来は、1つのレコードに、個人関連の情
報と企業に関連する情報が混在して存在していたのに対
し、本実施形態では、個人関連情報は、共有データベー
ス(グローバルプロファイルデータベース)に登録して
おく。これにより、ある企業の従業員が他の企業に出向
しても、出向先の企業の人事担当者は、自己のローカル
プロファイルデータベースには企業関連の個人情報を登
録すればよく、企業には関連のない個人情報については
登録する必要がない。
【0035】また、グローバルプロファイルデータベー
スのレコードと、ローカルプロファイルデータベースの
レコードとはグローバルID11,21により関連付け
られているので、グローバルID11または21により
双方のデータベースから同一人物のレコードを取り出す
ことができる。
【0036】さらに、双方のデータベースのレコードの
いずれか一方にはログイン用IDとパスワードを含んで
いるので、従業員または退職者がログインのために入力
したログイン用IDおよびパスワードからグローバルI
D11または21を取得することができる。さらに、グ
ローバルおよびローカルプロフィルデータベース上の検
索はグローバルIDを使用し、ログイン用ユーザIDお
よびパスワードを使用しないので、システムセキュリテ
ィ性も高まる。
【0037】以上述べたシステムの動作および情報の流
れを図1、図3〜図5を参照して説明する。なお、図3
はクライアント1が実行する処理手順であり、この処理
手順はHTML文書により規定され、ビューワが実行す
る。
【0038】図4はWEBサーバ3が実行する処理手順
を示し、WEBサービス用プログラムおよびゲートウェ
イプログラムが実行する。
【0039】図5は人事管理支援用コンピュータ6が実
行する処理手順を示す。この処理手順は、人事管理支援
用コンピュータ6に搭載された専用プログラムにおいて
処理内容が規定される。
【0040】(新規従業員のための情報の登録)企業の
人事担当者は新規に登録すべき従業員の情報、この形態
ではグローバルプロフィルデータベースおよびローカル
プロファイルデータベースに登録する情報をCSVテキ
スト(コンマ付きテキスト)の形態で作成しておき、こ
のファイルを端末8から人事管理支援用コンピュータ6
に従来と同様の通信方法により引き渡す。人事管理支援
用コンピュータ6は、このファイルを使用すると、グロ
ーバルプロファルデータベースおよび企業に対応のロー
カルプロファイルデータベースにCSVファイル上の情
報を登録する(図5のステップS200→S201)。
【0041】より具体的には、人事管理支援用コンピュ
ータ6はグローバルプロファイルデータベースのレコー
ドで使用されている最後尾のグローバルIDの値を取り
出すと、一例としてこのIDの値に“1”を加えた値を
新規登録者のグローバルIDに自動設定する。また、初
期パスワードを自動作成する。一般的には、乱数を使用
して自動作成が可能であるが、セキュリティの関係上、
実際のシステムのグローバルIDおよび初期パスワード
作成方法については本明細書では開示できない。
【0042】次にCSVファイルの先頭行の情報の中か
ら、予め定められた情報の配列順に基づいて、グローバ
ルプロファイルデータベースに登録すべき情報を取り出
す。作成されたグローバルIDがグローバルプロファイ
ルデータベース用の、企業には関連のない個人情報に付
加される形態で登録用のレコードが作成されて、ユーザ
情報蓄積用サーバ3上のグローバルプロファイルデータ
ベースに登録される。
【0043】次に、CSVテキストファイルから、ロー
カルプロファイルデータベース用の情報が取り出され
て、次に、上記グローバルIDとログイン用ユーザID
および初期パスワードとが企業関連の個人情報に付加さ
れる形態で登録用のレコードが作成される。作成された
レコードがユーザ情報蓄積用サーバ3上のローカルプロ
ファイルデータベースに登録される。
【0044】登録が終了すると、人事管理支援用コンピ
ュータ6は、登録した情報を読み出して、不図示のプリ
ンタにより印刷する(図5のステップS202)。
【0045】最後に人事管理支援用コンピュータ6は、
あらかじめ定められている登録完了通知を、登録を行っ
た企業の電子メールアドレスを使用して、企業の従業員
宛に電子メールする(図5のステップS203)。登録
情報が印刷された印刷物は登録を行った企業に郵送また
はFAXされる。
【0046】その後、従業員は自己の企業に対応のWE
Bサーバ3に対してログイン用ユーザIDおよび初期パ
スワードを使用してログインした後、登録されている自
己の初期パスワードを自分用に修正する。登録されたロ
グイン用ユーザIDと初期パスワードまたは修正された
パスワードとが本発明の照合用ログイン情報となる
【0047】(新規従業員の登録情報の更新)データベ
ースにユーザ管理情報を登録後、登録情報を修正する場
合には、人事担当者は、端末8から修正すべき登録者の
グローバルID、修正すべき情報を指示する。この指示
に応じて人事管理支援用コンピュータ6は、ユーザ情報
蓄積用サーバ5上のグローバルプロファイルデータベー
スまたはローカルプロファイルデータベース上の登録情
報の更新を行う(図5のステップS200→S210→
S211)。情報の更新のための情報処理は、従来と同
様の処理であり、また,本発明と関係ないので、詳細な
説明を省略する。なお、ローカルプロファイルデータベ
ースのレコードには、上述しなかったが、そのレコード
の従業員が他の企業に出向しているか否かを示す情報や
退職の有無を示す情報が含まれており、従業員が出向す
る場合や退職の場合にはその旨を示す情報が更新され
る。また、人事担当者は出向先(出向者を受け入れる企
業)の人事担当者に対してグローバルIDを郵送やFA
X等で通知する。
【0048】(出向者の登録)出向先の企業の人事担当
者は、出向者のグローバルIDと、自己の企業での企業
関連の個人情報、すなわち、ローカルプロファイルデー
タベースのみに登録する個人情報を端末8上で作成し、
人事管理支援用コンピュータ6を介してユーザ情報蓄積
用サーバ5上のローカルプロファイルデータベースに新
規に登録する。
【0049】人事管理支援用コンピュータ6の処理は、
上述した、新規従業員のための情報登録処理と同様であ
る。ただし、グローバルIDが人事管理支援用コンピュ
ータ6により自動作成されず、端末8から与えられる点
が異なる。
【0050】(退職者の登録情報の更新)企業に勤務し
ていた従業員が退職する場合には、企業の人事担当者は
上記情報更新処理により、自己の企業のローカルプロフ
ァイルデータベースの該当レコードの中の情報を退職扱
いに設定する。また、退職者(退職予定者を含む)のた
めの、暫定ログイン用ユーザIDおよびパスワードが人
事管理支援企業の担当者により決定されて、メールある
いは手紙により本サービスについての案内と共に退職者
に通知される。案内文の中には退職者用の情報登録を行
うためのHTML文書の格納先を示すURLが含まれて
いる。また、暫定ユーザIDおよびパスワードおよび退
職者のグローバルIDを含み、他の情報が空白扱いのレ
コードが人事管理支援企業の担当者により退職者用のロ
ーカルプロファイルデータベースに仮登録される。
【0051】退職者は、クライアント1のビューワを使
用して上記URLにより情報登録用のHTML文書を表
示させる。これに先立って、ログイン用ユーザIDおよ
びパスワードの入力画面がクライアント1で表示される
ので、退職者は通知された暫定のログイン用ユーザID
およびパスワードを使用して、ログインする(図3のス
テップS10)。退職者用のWEBサーバ3は、受信し
たログイン用のユーザIDおよびパスワードと、ユーザ
情報蓄積用サーバ3の退職者用ローカルプロファイルデ
ータベース上の暫定ユーザIDおよびパスワードとを照
合してログインを許可する(図4のステップS100→
S110のYES判定)。ログイン後、クライアント1
から送られたURLにより指示されるHTML文書この
場合、退職者用の情報登録用のHTML文書を読み出し
てクライアント1に送信する。
【0052】クライアント1は、HTML文書を受信す
ると、このHTML文書に規定されたタグ命令に従っ
て、退職者用の情報登録用画面を表示する。
【0053】退職者はキーボードやマウスを利用して、
登録情報入力用画面で案内される項目について情報を入
力する。ここで、退職者が使用したいログイン用ユーザ
IDおよびパスワードが入力される。
【0054】入力された情報をパラメータとする情報登
録命令がHTML文書のタグの定義により退職者用のW
EBサーバ3に送られる。
【0055】退職者用のWEBサーバ3は,クライアン
ト1から受信した情報登録命令をゲートウェイプログラ
ムにより実行して、情報登録命令の中に含まれる登録情
報(クライアント1で入力された情報)を使用してユー
ザ情報蓄積用サーバ5内の退職者用のローカルプロファ
イルデータベースに対して、新規登録を行う。具体的に
は、退職者用ローカルプロファイルデータベース内を、
暫定ユーザIDおよびパスワードで検索し、同一のユー
ザIDおよびパスワードを有するレコードを読み出し、
読み出したレコード内のグローバルID以外の情報を、
上記情報登録命令内の登録情報で置換する。このように
して作成したレコードを退職者用のローカルプロファイ
ルデータベース上の該当するレコードに上書きすること
で、退職者の入力情報を登録する(図4のステップS1
20)。
【0056】(情報の閲覧)退職者が登録した情報を閲
覧する場合には、ログイン処理後、通知されたURLを
使用してクライアント1にメニュー表示画面を表示させ
る(図3のステップS10→S20)。退職者は閲覧メ
ニュー項目を指示する(図3のステップS30)。退職
者用WEBサーバ3はクライアント1から閲覧メニュー
項目の指示を受け取ると、退職者のレコードをユーザ情
報蓄積用サーバ5内のグローバルおよびローカルプロフ
ァイルデータベースから読み出す。より詳細には、ログ
イン時に使用されたログイン用ユーザIDおよびパスワ
ードに基づいて合致するユーザIDおよびパスワードを
有するレコードを退職者用のローカルプロファイルデー
タベース内で検出し、検出したレコードを取り出す。取
り出したレコード内からグローバルID(図2参照)が
取り出され、このグローバルIDによりグローバルプロ
ファイルデータベースが検索されて、退職者のレコード
が読み出される。このようにして読み出された退職者の
登録情報が、この登録情報を表示するためのHTML文
書と共にWEBサーバ3を介してクライアント1に送ら
れる。
【0057】クライアント1では受信したHTML文書
に規定される画面を登録情報と共に表示する。
【0058】本実施形態のシステムでは、本発明に係わ
る情報処理以外にも他の情報処理が行われる。この他の
情報処理は図3においては、ステップS50、図4にお
いて、ステップS130および図5においてはステップ
S220において実行される。
【0059】以上、説明したように本実施形態では、グ
ローバルプロファイルデータベースには全企業の従業員
および退職者の企業には関連しない個人情報を登録して
おくので、企業の人事担当者は上記従業員が出向した
り、退職したとしても上記企業には関連しない個人情報
を削除する必要がない。また、企業に関連する個人情報
は企業ごとのローカルプロファイルデータベースに格納
されており、これらのローカルプロファイルデータベー
スに対しては、企業ごとに割り当てられたWEBサーバ
からアクセスするので、ローカルプロファイルデータベ
ースに蓄積された情報のセキュリティ性を高めることが
できる。さらに、ログインにおいて、ユーザIDおよび
パスワードと照合するログイン用ユーザIDおよびパス
ワード(照合用ログイン情報)は企業ごとに情報体系
(いわゆる番号体系)を異ならせておくことにより、さ
らにセキュリティを高めることができる。この場合、企
業が異なる従業員が偶然に同じ自己のパスワード等を設
定したしたとしても、他の従業員の情報が閲覧可能とな
ることはない。
【0060】また、上記照合用ログイン情報は企業に関
係なく、システム全体で1つの情報体系とすることもで
きる。企業ごとの情報体系とする場合には、照合用ログ
イン情報はローカルプロファイルデータベースの個人の
レコード内に記憶しておけばよいし、システム全体で1
つの情報体系とする場合には、グローバルプロファイル
データベース内の個人のレコード内に記憶しておけばよ
い。
【0061】他の形態としては、WEBサーバ3やその
他コンピュータシステム内に全員の照合用ログイン情報
をまとめて記憶する形態も考えられる。
【0062】上述の実施形態の他に次の形態を実施でき
る。 1)上述の実施形態ではログイン用ユーザIDおよびパ
スワードをローカルプロファイルデータベース側のレコ
ードに含めているが少なくともいずれか一方に含めてお
けばよい。なお、上述の実施形態のように少なくともい
ずれか一方のレコードには他の用途の認証用のユーザI
Dおよびパスワード(ログイン用ユーザIDおよびパス
ワードとは異なる個人認証用情報)を含めておくと、ロ
グイン用ユーザIDおよびパスワードからこの認証用ユ
ーザIDおよびパスワードを取得し、取得したユーザI
Dおよびパスワードを使用して他のデータベースへアク
セスしたり、他のコンピュータシステムへログインした
り、他のコンピュータシステムが提供する情報サービス
等を利用するための認証情報として使用することができ
る。このような場合、認証情報の入力はWEBサーバ3
が自動的に行う。
【0063】2)インターネット2、専用電話回線7に
は、有線、無線の種々の通信ネットワークを使用するこ
とができる。
【0064】3)上述の実施形態ではログイン手段(パ
スワードおよびユーザIDを受け付けて認証を行い、ア
クセスを許可する手段)が複数存在し、各企業と対応付
けられている。このために、クライアントからアクセス
する企業のホームページを各企業と対応付けているが、
複数のログイン手段を設けず、1つのログイン手段で複
数の企業の従業員の認証をおこなってもよい。複数のロ
グイン手段を設けたほうがシステムのセキュリティ性が
向上するが、1つのログイン手段のほうがシステムのコ
ストは廉価となる。
【0065】4)図1に示すシステムの中のWEBサー
バ3は複数の企業に対応させて複数台設けているが1台
で兼用してもよい。また、ユーザ情報蓄積用サーバ5、
人事管理支援用コンピュータの機能をも1台のコンピュ
ータに組み込んでもよい。
【0066】5)上述の形態ではWEBサーバ3は人事
管理支援会社(仲介業者)内に設置することを想定して
いるが、各企業内に設置してもよい。
【0067】以上述べた実施形態の他にも種々の改良形
態が可能である。しかしながら、これらの改良形態が特
許請求の範囲に記載された技術思想に基づく限り、それ
らの改良形態は本発明の技術範囲内となる。
【0068】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1、7の
発明によれば、従業員の企業に関連のない個人情報につ
いては、複数の企業に関連付けずに1つのグローバルプ
ロファイルデータベースに登録しておくので、従業員が
出向したり、退職した場合でも、グローバルプロファイ
ルデータベース上の個人情報をその従業員が再就職した
り、あるいは出向先の他の企業のために使用することが
でき、上記他の企業の人事担当者は企業に関連のない個
人情報の登録操作から開放される。
【0069】請求項2,8の発明では、グローバルプロ
ファイルデータベース上のレコードとローカルプロファ
イルデータベース上のレコードとは内容が同一のIDに
より関連付けられているので、このIDを使用して、上
記2つのプロファイルデータベースから同一人物の個人
情報を取得することができる。
【0070】請求項3、9の発明によれば、グローバル
プロファイルデータベース上のレコードとローカルプロ
ファイルデータベース上のレコードの少なくともいずれ
か一方に照合用ログイン情報を記憶しておくことによ
り、情報閲覧者(従業員等)がログインに使用したログ
イン情報から上記レコードに含まれる関連付けのための
IDを取得することができる。
【0071】請求項4,10の発明では、さらに、他の
用途のための認証情報がレコードに格納されているの
で、他の用途の個人認証のために上記認証情報を使用す
ることができ、情報閲覧者は、その都度、認証情報をク
ライアントから入力する必要はない。
【0072】請求項5、11の発明では企業の退職者の
個人情報もローカルプロファイルデータベースに登録す
ることにより、退職者に対して、企業からの情報提供が
可能となる。また、このために、企業の人事担当者は企
業に関連のない個人情報の登録操作から開放される。
【0073】請求項6、12の発明によれば、各企業の
従業員は、自己の企業に対応付けられたログイン手段か
らログインするので、不正アクセスの検知が容易とな
り、システムのセキュリティ性がさらに高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のシステム全体の構成および情
報の流れを示すブロック図である。
【図2】グローバルおよびローカルプロファイルデータ
ベースのデータ構造を示す説明図である。
【図3】クライアント1の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図4】WEBサーバ3の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図5】人事管理支援用コンピュータ6の処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 クライアント 3 WEBサーバ 5 ユーザ情報蓄積用サーバ 6 人事管理支援用コンピュータ 8 端末

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベースを有し、該データベースに
    登録された従業員個人のユーザ管理情報を、外部の複数
    のクライアントから閲覧可能であり、前記クライアント
    から入力されたログイン情報により個人認証を行ってロ
    グインを許可する人事管理支援システムにおいて、 前記データベースは、1つのグローバルプロファイルデ
    ータベースおよび複数のローカルプロファイルデータベ
    ースを有し、 前記グローバルプロファイルデータベースは複数の企業
    の複数の従業員の、企業には関連しない第1の個人情報
    を登録しており、 前記複数のローカルプロファイルデータベースは複数の
    企業に対応しており、前記複数のローカルプロファイル
    データベースの各々は所属の複数の従業員の企業に関連
    する第2の個人情報を登録しており、 同一の従業員の前記第1の個人情報および前記第2の個
    人情報を互いに関連付けておくことを特徴とする人事管
    理支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の人事管理支援システム
    において、前記ログイン情報の中にはユーザIDを含
    み、前記互いに関連付けておくために、前記ログイン情
    報に含まれるユーザIDとは異なるIDが前記第1の個
    人情報および前記第2の情報の各々に付加されているこ
    とを特徴とする人事管理支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の人事管理支援システム
    において、個人認証のために前記ログイン情報と照合す
    る照合用ログイン情報を前記第1の個人情報および前記
    第2の個人情報の少なくともいずれか一方に付加してお
    くことを特徴とする人事管理支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の人事管理支援システム
    において、他の用途のための認証情報を前記第1の個人
    情報および前記第2の個人情報の少なくともいずれか一
    方に付加しておくことを特徴とする人事管理支援システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の人事管理支援システム
    において、前記複数のローカルプロファイルデータベー
    スの中には退職者用のローカルプロファイルデータベー
    スが含まれていることを特徴とする人事管理支援システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の人事管理支援システム
    において、前記クライアントから入力されたログイン情
    報により個人認証を行ってログインを許可する複数のロ
    グイン手段を有し、当該複数のログイン手段は複数の企
    業に対応付けられていることを特徴とする人事管理支援
    システム。
  7. 【請求項7】 人事管理支援システムのデータベースに
    登録された従業員個人のユーザ管理情報を、外部の複数
    のクライアントから閲覧可能であり、前記クライアント
    から入力されたログイン情報により個人認証を行って前
    記人事管理システムへのログインを許可する人事管理支
    援システムにおいて、前記人事管理支援システムは、 前記データベースは、1つのグローバルプロファイルデ
    ータベースおよび複数のローカルプロファイルデータベ
    ースを有し、 前記グローバルプロファイルデータベースに対して複数
    の企業の複数の従業員の、企業には関連しない第1の個
    人情報を登録し、 前記複数のローカルプロファイルデータベースは複数の
    企業に対応しており、前記複数のローカルプロファイル
    データベースの各々に対して所属の複数の従業員の企業
    に関連する第2の個人情報を登録し、 同一の従業員の前記第1の個人情報および前記第2の個
    人情報を互いに関連付けておくことを特徴とする人事管
    理支援方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の人事管理支援方法にお
    いて、前記ログイン情報の中にはユーザIDを含み、前
    記互いに関連付けておくために、前記ログイン情報に含
    まれるユーザIDとは異なるIDが前記第1の個人情報
    および前記第2の情報の各々に付加されていることを特
    徴とする人事管理支援方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の人事管理支援方法にお
    いて、個人認証のために前記ログイン情報と照合する照
    合用ログイン情報を前記第1の個人情報および前記第2
    の個人情報の少なくともいずれか一方に付加しておくこ
    とを特徴とする人事管理支援方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の人事管理支援方法に
    おいて、他の用途のための認証情報を前記第1の個人情
    報および前記第2の個人情報の少なくともいずれか一方
    に付加しておくことを特徴とする人事管理支援方法。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の人事管理支援方法に
    おいて、前記複数のローカルプロファイルデータベース
    の中には退職者用のローカルプロファイルデータベース
    が含まれていることを特徴とする人事管理支援方法。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載の人事管理支援方法に
    おいて、前記人事管理支援システムは、前記クライアン
    トから入力されたログイン情報により個人認証を行って
    ログインを許可する複数のログイン手段を有し、当該複
    数のログイン手段は複数の企業に対応付けられているこ
    とを特徴とする人事管理支援方法。
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