JP2000122910A - データベースシステム、及びそのためのアクセス管理装置 - Google Patents

データベースシステム、及びそのためのアクセス管理装置

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JP2000122910A
JP2000122910A JP10298144A JP29814498A JP2000122910A JP 2000122910 A JP2000122910 A JP 2000122910A JP 10298144 A JP10298144 A JP 10298144A JP 29814498 A JP29814498 A JP 29814498A JP 2000122910 A JP2000122910 A JP 2000122910A
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Hideto Kobayashi
英土 小林
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 データベースの製品や種類を問わず、複数の
データベースを統合した分散型データベースシステムを
提供する。 【解決手段】 ネットワークに接続したユーザ端末及び
複数のローカルデータベースと、複数のローカルデータ
ベースに対するアクセス管理装置とを備え、アクセス管
理装置は、各ローカルデータベース内において個々の記
憶データを一意的に特定するためのローカル識別情報
と、各ローカルデータベースを特定するためのデータベ
ース識別情報と、複数のローカルデータベース全体にお
いて個々の記憶データを一意的に特定するグローバル識
別情報と、を個々の記憶データについて相互に対応付け
て記憶した管理データベースと、ユーザ端末から前記グ
ローバル識別情報の指定データを受け取り、管理データ
ベースを参照して、指定されたグローバル識別情報に対
応するデータベース識別情報及びローカル識別情報をユ
ーザ端末へ返送する管理ユニットとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散型データベー
スシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】分散型データベースにおけるデータの管
理方法はデータベースの製品、種類などによって様々で
ある。一般的には、記憶した各データに対して唯一の識
別子を割り当て、この識別子を使用して記憶したデータ
を特定する。また、データベースの種類によっては、記
憶したデータを特定するための特別の構造を有さず、条
件式によって与えられる条件を満足するデータを記憶デ
ータ中から選択して取得するように構成されている場合
もある。
【0003】通常、データベース製品の機能の一つとし
て組み込まれている分散管理機能は、その製品内でしか
利用できない独自の機構を採用しているので、異なるデ
ータベース製品同士を接続して統合的に使用することは
できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、独立なデータ
ベースとして既に確立された複数のデータベース資産を
統合的に利用したいという要求がある。そのような場
合、特に個々のデータベースが異なる製品や種類である
場合には、全体を一つのデータベースシステムとして総
合的に管理する手法が必要となる。
【0005】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、データベースの製品や種類を問わず、複数のデ
ータベースを統合した分散型データベースシステムを提
供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、データベースシステムにおいて、ネットワークに接
続されたユーザ端末と、前記ネットワークに接続された
複数のローカルデータベースと、前記複数のローカルデ
ータベースに対するアクセスを管理するためのアクセス
管理装置と、を備え、前記アクセス管理装置は、前記各
ローカルデータベース内において個々の記憶データを一
意的に特定するためのローカル識別情報と、前記各ロー
カルデータベースを特定するためのデータベース識別情
報と、前記複数のローカルデータベース全体において個
々の記憶データを一意的に特定するためのグローバル識
別情報と、を個々の記憶データについて相互に対応付け
て記憶した管理データベースと、前記ユーザ端末から前
記グローバル識別情報の指定データを受け取り、前記管
理データベースを参照して、指定されたグローバル識別
情報に対応するデータベース識別情報及びローカル識別
情報を前記ユーザ端末へ返送する管理ユニットと、を備
えることを特徴とする。
【0007】上記のように構成されたデータベースシス
テムによれば、ローカルデータベースにおけるローカル
識別情報と、データベースを識別するデータベース識別
情報と、システム全体における記憶データの識別情報で
あるグローバル識別情報と、の対応が管理データベース
に記憶されている。希望のデータを取得したいユーザ
は、ユーザ端末からグローバル情報を指定してアクセス
管理装置にアクセスする。アクセス管理装置は、管理デ
ータベースを参照して対応するデータベース識別情報及
びローカル識別情報をユーザ端末へ返送する。ユーザ端
末は、こうして取得したデータベース識別情報及びロー
カル識別情報を使用してローカルデータベースにアクセ
スし、希望のデータを取得する。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデータベースシステムにおいて、前記各ローカルデー
タベースは、前記ユーザ端末からの要求に応じて各ロー
カルデータベースにアクセスするためのアクセス制御装
置を介して前記ネットワークに接続され、前記各アクセ
ス制御装置は、前記ユーザ端末からローカル識別情報を
受け取り、受け取ったローカル識別情報に対応する記憶
データを前記ローカルデータベースから取得して前記ユ
ーザ端末へ返送することを特徴とする。これにより、ユ
ーザの希望するデータを円滑にユーザ端末へ送信するこ
とができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のデータベースシステムにおいて、前記アクセス制御装
置は、前記ユーザ端末から受け取ったローカル識別情報
と、前記ローカルデータベース中に記憶されたローカル
識別情報とのデータの型を一致させるための型変換処理
を行う型変換手段を備える。これにより、ユーザ端末が
発したデータの型とローカルデータベースで使用するデ
ータの型が異なる場合でも、記憶データを正しくユーザ
端末へ供給することができる。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
のデータベースシステムにおいて、前記管理データベー
スは、前記ユーザ端末と前記アクセス制御装置との間で
通信するデータの型に関するデータ型情報を含み、前記
ユーザ端末と前記アクセス制御装置は前記データ型情報
に従って前記ネットワーク上でのデータ通信を行うこと
を特徴とする。よって、目的のローカルデータベースと
の間の通信に使用すべきデータの型の情報を管理データ
ベースから得ることができるので、円滑にローカルデー
タベースにアクセスして希望のデータを取得することが
できる。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
のデータベースシステムにおいて、前記ユーザ端末、前
記アクセス制御装置、及び前記アクセス管理装置は、予
め定められたデータの型に従って前記ネットワーク上で
のデータの送受信を行うことを特徴とする。これによ
り、ネットワーク上のデータの型が統一されるので、各
ローカルデータベースの記憶データとの間で必要となる
データの型変換処理が簡略化され、アクセス制御装置の
負担が軽減する。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
のデータベースシステムにおいて、前記管理ユニット
は、前記ユーザ端末からの前記グローバル識別情報の指
定データを集計して、前記各ローカルデータベースへの
アクセス状況データを作成することを特徴とする。これ
により、アクセス管理装置においてシステム全体のアク
セス状況を把握することができる。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のデータベースシステムにおいて、前記管理ユニットは
前記アクセス状況データを参照し、アクセスが混雑して
いるローカルデータベースについてのミラーデータベー
ス及びミラーアクセス制御装置を自動的に作成すること
を特徴とする。また、請求項8に記載の発明は、請求項
6に記載のデータベースシステムにおいて、前記管理ユ
ニットは前記アクセス状況データを参照し、アクセスが
混雑しているローカルデータベースに対応するアクセス
制御装置にミラー作成指示を送り、前記ミラー作成指示
を受け取ったアクセス制御装置は、自己の管理するデー
タベースについてのミラーデータベース及びミラーアク
セス制御装置を作成することを特徴とする。これによ
り、アクセスの多いローカルデータベースについてはミ
ラーデータベースが作成される。
【0014】請求項9に記載の発明は、請求項6に記載
のデータベースシステムにおいて、前記複数のローカル
データベースは、特定のローカルデータベースについて
のミラーデータベースを含み、前記管理ユニットは、前
記グローバル識別情報の指定データに対して、前記アク
セス状況データを参照して前記特定のローカルデータベ
ース及び前記ミラーデータベースの一方を示すデータベ
ース識別情報を選択的に前記ユーザ端末へ返送する選択
手段を備えることを特徴とする。これにより、特定のロ
ーカルデータベースへのアクセス集中による混雑を緩和
することができる。
【0015】請求項10に記載の発明は、ネットワーク
を介してユーザ端末及び複数のローカルデータベースに
接続され、前記複数のローカルデータベースに対するア
クセスを管理するための、データベースシステムにおけ
るアクセス管理装置において、前記各ローカルデータベ
ース内において個々の記憶データを一意的に特定するた
めのローカル識別情報と、前記各ローカルデータベース
を特定するためのデータベース識別情報と、前記複数の
ローカルデータベース全体において個々の記憶データを
一意的に特定するためのグローバル識別情報と、を個々
の記憶データについて相互に対応付けて記憶した管理デ
ータベースと、前記ユーザ端末から前記グローバル識別
情報の指定データを受け取り、前記管理データベースを
参照して、受け取ったグローバル識別情報に対応するデ
ータベース識別情報及びローカル識別情報を前記管理デ
ータベースから取得して前記ユーザ端末へ返送する管理
ユニットと、を備えることを特徴とする。
【0016】上記のように構成されたアクセス管理装置
によれば、ローカルデータベースにおけるローカル識別
情報と、データベースを識別するデータベース識別情報
と、システム全体における記憶データの識別情報である
グローバル識別情報と、の対応が管理データベースに記
憶されている。希望のデータを取得したいユーザは、ユ
ーザ端末からグローバル情報を指定してアクセス管理装
置にアクセスする。アクセス管理装置は、管理データベ
ースを参照して対応するデータベース識別情報及びロー
カル識別情報をユーザ端末へ返送する。ユーザ端末は、
こうして取得したデータベース識別情報及びローカル識
別情報を使用して希望のデータを取得する。
【0017】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載のアクセス管理装置において、前記管理ユニット
は、前記ユーザ端末からの前記グローバル識別情報の指
定データを集計して、前記各ローカルデータベースへの
アクセス状況データを作成することを特徴とする。これ
により、アクセス管理装置においてシステム全体のアク
セス状況を把握することができる。
【0018】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載のアクセス管理装置において、前記複数のローカル
データベースは、特定のローカルデータベースについて
のミラーデータベースを含み、前記管理ユニットは、前
記グローバル識別情報の指定データに対して、前記アク
セス状況データを参照して前記特定のローカルデータベ
ース及び前記ミラーデータベースの一方を示すデータベ
ース識別情報を選択的に前記ユーザ端末へ返送する選択
手段を備えることを特徴とする。これにより、特定のロ
ーカルデータベースへのアクセス集中による混雑を緩和
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。
【0020】図1に、本発明の実施形態にかかる分散型
データベースシステムの構成を示す。
【0021】図示のように、データベースシステム10
0は、複数のローカルデータベースとユーザ端末とがネ
ットワーク6により相互接続されて構成される。具体的
には、ローカルデータベース8、10、12及び14が
それぞれアクセスサーバ7、9、11及び13を介して
ネットワーク6へ接続される。各ローカルデータベース
8、10、12及び14は個々に確立されたデータベー
スであり、その製品、種類などは異なっていても構わな
い。なお、ローカルデータベース10はローカルデータ
ベース8のミラーデータベースであるが、その詳細につ
いては後述する。各ローカルデータベース8、10、1
2及び14には、それぞれデータベースの記憶内容にア
クセスし、データの書き込み、読み出し、管理などを行
うためのアクセスサーバ7、9、11及び13が接続さ
れている。
【0022】ユーザ端末3乃至5はそれぞれネットワー
ク6に接続され、各端末のユーザは各アクセスサーバに
接続することによりローカルデータベースにアクセスし
て所望のデータを取得することができる。
【0023】アクセスコントロールサーバ2は、ユーザ
端末のユーザが複数のローカルデータベースにアクセス
して希望のデータを取得する際の案内、仲介の役割を果
たす。アクセスコントロールサーバ2は管理データベー
ス1に接続されており、管理データベース1は複数のロ
ーカルデータベース中の記憶データの総合的管理データ
を記憶している。アクセスコントロールサーバ2は、管
理データベース1内に記憶された管理データに基づい
て、ユーザ端末のユーザに対して、該ユーザが希望する
データを複数のローカルデータベースのいずれかから取
得するために必要な情報を提供する。
【0024】次に、各データベースの記憶内容の例につ
いて説明する。図2に、各ローカルデータベース8、1
2及び14の記憶内容例を示す。図2(A)はローカル
データベース8の記憶内容であり、図2(B)はローカ
ルデータベース12の記憶内容であり、図2(C)はロ
ーカルデータベース14の記憶内容である。各ローカル
データベース8、12及び14はそれぞれ異なる製品又
は異なる種類のデータベースであり、その記憶データの
管理形式もそれぞれ異なっている。但し、各ローカルデ
ータベースは記憶データを一意的に特定する識別情報を
有しており、それは図2(A)及び(B)では社員番号
であり、図2(C)では所員番号である。このように各
ローカルデータベース中で記憶データを特定するための
識別情報を以下、「ローカルID」と呼ぶ。各ローカル
データベース中では、ローカルIDを指定することによ
り対応する記憶データを特定することができる。
【0025】次に、これらローカルデータベースの管理
情報を記憶した管理データベース1の内容例を図3に示
す。図3に示す管理データベース1内の情報は、各ロー
カルデータベース中の記憶データを統一的に管理するた
めの情報である。複数のローカルデータベースを統一的
に管理するため、本発明では「データベースID」及び
「グローバルID」という概念を導入する。
【0026】データベースIDとは、各ローカルデータ
ベースを特定するための識別情報であり、図2及び3を
参照すれば分かるように、ローカルデータベース8には
「A会社」というデータベースIDが、ローカルデータ
ベース12には「B会社」というデータベースIDが、
ローカルデータベース14には「C事務所」というデー
タベースIDがそれぞれ与えられている。
【0027】グローバルIDは、図1に示すデータベー
スシステム100全体において有効な識別情報であり、
一つのグローバルIDを指定することにより、データベ
ースシステム100に属するいずれかのローカルデータ
ベース内の一つのデータを一意的に特定することができ
る。管理データベース1は、図3に示すように、データ
ベースシステム100内の複数のローカルデータベース
に含まれる個々のデータについて、グローバルIDとデ
ータベースIDとローカルIDとの対応を示す情報を記
憶している。
【0028】また、システムデータ型情報は、システム
100全体において共通的に使用されるデータの型につ
いての情報である。なお、システムデータ型情報の具体
的に使用方法については後述する。
【0029】このように各ローカルデータベース内の情
報を統合的に管理する情報を用意することにより、種類
の異なる複数のローカルデータベースを利用して分散型
データベースシステムを構築することができる。
【0030】次に、上記データベースシステムにおける
処理について説明する。先ず、データの登録処理につい
て説明する。データの登録処理は、新たなローカルデー
タベースをデータベースシステム100に導入する際、
又はローカルデータベース中に新たなデータを記憶する
際に、主としてアクセスコントロールサーバ2により実
行される。
【0031】新たなローカルデータベース又はデータを
データベースシステム100に導入して動作させるため
には、管理データベース1内にそのデータベース又はデ
ータの情報を記憶して図3に示すような管理情報を予め
用意することが必要となる。
【0032】今、ローカルデータベース14が新たにデ
ータベースシステム100に導入される時を考える。先
ず、アクセスサーバ13は、ローカルデータベース14
内に記憶された各データのローカルID(この例では図
2(C)に示す「所員番号」)、並びに自己のデータベ
ースID(この例では「C事務所」)をネットワーク6
を通じてアクセスコントロールサーバ2へ送る。
【0033】アクセスコントロールサーバ2は、これら
の情報を受け取ると、管理データベース1内の空き領域
に当該ローカルデータベース14のための管理情報を作
成して記憶する。具体的には、アクセスサーバ13から
得た各ローカルIDに対してグローバルIDを発行し、
そのグローバルID、データベースID、及びローカル
IDを関連付けして図3に示すような管理情報を作成
し、記憶する。こうして、グローバルIDによる各ロー
カルデータベース中のデータの関連付けが可能となる。
【0034】なお、上記の例はローカルデータベース1
4を新たに導入する場合を述べたが、既にデータベース
システム100を構成しているローカルデータベースに
新たにデータを記憶する場合も、同様に新規データのロ
ーカルIDをアクセスコントロールサーバ2へ通知して
管理データベース1の更新を行えばよい。
【0035】次に、ユーザがデータベースシステム10
0を利用してデータを検索する手順について図4を参照
して説明する。先ず、ユーザは、ユーザ端末からネット
ワーク6を介してアクセスコントロールサーバ2へ接続
し、検索対象データのグローバルIDを送信する(ステ
ップS1)。アクセスコントロールサーバ2は、管理デ
ータベース1を参照し、受け取ったグローバルIDに対
応するデータベースID及びローカルIDを送信元のユ
ーザへ返送する(ステップS2)。
【0036】ユーザ端末は、このデータベースID及び
ローカルIDを受け取ることにより、自己が探している
データが記憶されているデータベース及びそのデータベ
ース内での識別情報を知ることができる。よって、ユー
ザ端末はそのデータベースIDに対応するアクセスサー
バへネットワーク6を介して接続し、ローカルIDを送
信する(ステップS3)。
【0037】ユーザ端末からローカルIDを取得したア
クセスサーバは、自己の管理下のローカルデータベース
にアクセスし、当該ローカルIDに対応するデータを取
得する。次に、こうして取得したデータをネットワーク
6を介してユーザ端末へ送る(ステップS4)。こうし
て、ユーザはネットワークシステム100により所望の
データを取得することができる。
【0038】次に、上記のデータ検索処理に付随して実
行されるデータ型変換処理について説明する。
【0039】複数のデータベースを統合的に使用する場
合、各データベースの記憶データの型が異なる場合があ
る。例えば、図2に示す3つのデータベースの例を参照
すると、図2(A)及び(C)に示すデータベース8、
14では、ローカルIDとして使用される社員番号及び
所員番号のデータは数値であるが、図2(B)に示すデ
ータベース12では社員番号のデータはテキストデータ
である。また、各データベース中のデータも名前、住所
のようにテキストデータのものや、年齢、電話番号のよ
うに数値データであるものがある。また、写真画像の如
き画像データも、図2(A)に例示するJPEGデータ
の他、GIFFデータ、ビットマップデータなどの種々
の型で記憶されている場合がある。さらに、図2(C)
に例示する入社年度のデータなどは、元号でデータベー
スに登録されている場合と、西暦で登録されている場合
とが考えられる。なお、本明細書において、「データの
型」とは上記のようなデータ自体の種類やフォーマット
(文字、画像、音声などの別)、並びにそのようなデー
タ自身の形式(画像であれば、JPEG、GIFF、ビ
ットマップなどの別)を双方を含む概念とする。
【0040】このように、複数のローカルデータベース
では種々の型のデータが使用されているので、各ローカ
ルデータベース中に登録されているデータの型とユーザ
が要求する型又はユーザ端末が取得できる型とが異なる
場合には、それらの型を一致させなければデータを正し
く処理することができないことになる。そこで、本発明
においては、各ローカルデータベース内のデータの型
と、ユーザが取得するデータの型とを適合させるための
データ型変換処理を行う。
【0041】このデータ型変換処理は、基本的に3つの
異なる手法で実行することができる。
【0042】先ず、第1の方法について説明する。第1
の方法では、ユーザがアクセスサーバへデータを要求す
る際に使用するローカルIDなどのデータの型、及びユ
ーザが受け取るデータの型などをユーザ端末の任意と
し、それらがローカルデータベース中のデータの型と異
なる場合にはアクセスサーバが必要に応じてデータ型変
換処理を行う。例えば、ユーザが希望のデータに対応す
るデータベースID及びローカルIDをアクセスコント
ロールサーバから取得し、データ取得のために対応する
アクセスサーバへアクセスする場合を考える。具体的
に、図2(C)に示すC事務所の所員のデータにアクセ
スすると仮定する。ここで、ユーザ端末がローカルID
として所員番号を特定してC事務所のローカルデータベ
ースにアクセスする際、そのローカルIDを数値データ
としてアクセスした場合には、C事務所内のデータベー
ス中の所員番号の型が数値データであるので変換は行わ
ない。しかし、ローカルIDをテキストデータとして送
信してアクセスしてきた場合には、そのテキストデータ
を数値データに変換し、変換後の数値データでローカル
データベース14にアクセスして指定されたデータを読
み出す。また、ユーザ端末からアクセスサーバへのデー
タ要求において、ユーザ端末が例えば入社年度のデータ
を元号で要求している場合は変換は必要ないが、入社年
度のデータを西暦で要求してきた場合にはアクセスサー
バはデータベースから読み出した元号のデータを西暦の
データに変換し、西暦のデータとしてユーザ端末へ送信
する。各ユーザ端末がアクセスサーバへデータを要求し
てくる際に使用するローカルIDの型、並びに要求デー
タ自身のデータの型はユーザ端末ごとに異なるので、ア
クセスサーバは異なる要求に応じて必要なデータ型変換
処理を実行する。
【0043】これにより、異なる型でデータを登録して
いる複数のローカルデータベースから正しくデータを取
得することができる。また、この第1の手法によれば、
アクセスサーバ側でデータ型変換処理を行うので、ユー
ザ端末側がアクセスサーバにアクセスする際に使用する
データの型、並びに要求するデータの型には制約が生じ
ず、システムを構成する際のユーザ端末側の自由度が増
加する。
【0044】次に、第2の手法について説明する。第2
の手法は、アクセスサーバへアクセスするために必要な
データの型に関連する情報を管理データベースに記憶し
ておき、ユーザ端末はその方法に従ってアクセスサーバ
にアクセスし、希望するデータの取得を行う方法であ
る。ここで、アクセスサーバへアクセスするために必要
なデータの型に関連する情報とは、具体的にはアクセス
サーバに渡すローカルIDのデータ型、及びアクセスサ
ーバから渡されるデータの型をユーザ端末側で判別する
ための情報であり、以下「アクセスデータ型情報」と呼
ぶ。アクセスデータ型情報は、管理データベースに各デ
ータの管理情報(データベースID、ローカルID)を
登録する時に同時に登録する。ユーザ端末はこの情報に
従うアクセス方法でしかアクセスサーバにアクセスする
ことはできない。アクセスサーバはこの方法でアクセス
してきたユーザ端末にデータを返す機能(データ型変換
処理を含む)があれば良いことになる。
【0045】一方、データを要求するユーザ端末側は、
アクセスデータ型情報に記述されたデータ型でアクセス
サーバへアクセスする必要がある。即ち、ユーザはデー
タ検索の最初のステップとしてグローバルIDを使用し
てアクセスコントロールサーバへ2へアクセスして希望
するデータの所在地(具体的にはデータベースID及び
ローカルID)を取得するが、その際にアクセスデータ
型情報も同時に取得する。そして、アクセスデータ型情
報に適合した形態で目的のデータベースへアクセスし、
希望のデータを取得する。なお、ユーザ端末がアクセス
サーバから受け取るデータはアクセスデータ型情報に定
義されたデータ型となるので、ユーザ端末が希望する形
態でデータを受け取るためには、ユーザ端末で所望のデ
ータ型への変換処理が必要となる場合がある。
【0046】この第2の方法によれば、管理データベー
ス内にアクセスデータ型情報を記憶し、ユーザ端末はア
クセスデータ型情報に従ってアクセスサーバへアクセス
してデータの送受信を行うようにシステムを設計する。
これにより、アクセスサーバのデータ型変換に関する負
担を軽減することができる。なお、図3に示した管理デ
ータベースの記憶内容のうち、アクセスデータ型情報は
上記第2の手法を採用する際にのみ必要であり、第1の
手法、及び以下に述べる第3の手法を採用する際には不
要である。
【0047】次に、第3の手法について説明する。第3
の手法は、システム内のネットワークを流れるデータの
型を予め定義しておく方法である。即ち、システム設計
時に、システム内である特定の項目データに関するデー
タの型をシステム全体に共通なデータの型(以下、「シ
ステムデータ型」とも呼ぶ。)として決めてしまう。例
えば、ローカルIDや名前といったデータを取り扱う場
合にはテキストデータ、画像に関するデータを取り扱う
場合にはJPEGデータ、というように使用できるデー
タの型を統一してしまう。各アクセスサーバは、この共
通化された型とローカルデータベース内のデータの型と
の間の型変換を必要に応じて行う。一方、ユーザ端末側
は、この共通化された型と希望するデータ型へのデータ
の型変換を必要に応じて行う。
【0048】この第3の手法によれば、システム内を共
通化した型のデータが流れ、アクセスサーバとユーザ端
末でデータの型変換の負荷を分散させることができると
共に、システム内のデータ通信を統一的に管理すること
ができる。
【0049】また、このシステムでは3つの手法を混在
させた形態を採ることも可能であり、例えばアクセスサ
ーバに渡すローカルIDはシステム内を共通化したデー
タ型とし(第3の手法)、アクセスサーバから引き渡さ
れるデータは、ユーザ端末側で要求するデータ型にアク
セスサーバで変換を行い返送する(第1の手法)といっ
た設計を行うこともできる。
【0050】次に、ミラーデータベース及びミラーアク
セスサーバの作成について説明する。上述したように本
発明のデータベースシステムによれば、システム内のロ
ーカルデータベースにアクセスするユーザは、先ずグロ
ーバルIDをアクセスコントロールサーバ2へ送信して
問い合わせを行い、対応するデータベースID及びロー
カルIDの情報を受け取ることになる。従って、アクセ
スコントロールサーバ2は、ユーザ端末からの問い合わ
せをカウントし、又はその履歴を保存することにより、
各ローカルデータベースへのアクセスの混雑状況を把握
することができる。そこで、アクセスコントロールサー
バにおいて、特定のローカルデータベースに対するアク
セスが多く、混雑していると判断した場合には、新たに
そのミラーデータベース及びミラーアクセスサーバ(以
下、両者を含めて「ミラーサーバ」とも呼ぶ。)を設置
して混雑を緩和することができる。
【0051】ミラーサーバの作成方法としては、アクセ
スコントロールサーバが混雑情報を自動判別し、ミラー
データベースとミラーアクセスサーバを直接作成する機
能を持たせることができる。また、その代わりに、親の
アクセスサーバに、アクセスコントロールサーバからの
依頼により自分のミラーデータベースとミラーサーバを
作成する機能を付加することもできる。なお、このミラ
ーサーバの作成は当然人間が手動で行うこともできる。
こうしてミラーサーバを作成することより、特定のロー
カルデータベースへのアクセスの混雑を緩和することが
できる。
【0052】図1において、ローカルデータベース10
はローカルデータベース8のミラーデータベースであ
り、アクセスサーバ9はアクセスサーバ8のミラーアク
セスサーバである。図5(A)にミラーデータベース1
0の内容を示す。図示のように、ミラーデータベース1
0はローカルデータベース8と同一の記憶内容を有して
いる。但し、データベース自体は親のデータベース8と
は異なる製品又は種類で構成することができる。また、
ローカルIDとして使用される社員番号も親のデータベ
ース8とは異ならせることができる。
【0053】また、図5(B)に、ミラーデータベース
10を設置した場合の、管理データベース1内の管理情
報を示す。図示のように、グローバルIDの001〜0
03に対しては親のデータベース8及びミラーデータベ
ース10の2つのデータベースID(「A会社」と「A
会社−2」)が登録されている。従って、アクセスコン
トロールサーバ2は、親のデータベース8及びミラーデ
ータベース10のいずれかを混雑状況に応じて選択して
ユーザへ案内する。こうしてミラーサーバを設置した後
は、アクセスコントロールサーバ2はアクセス状況に応
じてユーザへ知らせるデータベースIDを親サーバ(元
のサーバ)とミラーサーバとの間に適当に振り分けて、
混雑状況を緩和することができる。
【0054】また、こうしてミラーサーバを設置した後
は、アクセスコントロールサーバ2は親サーバとミラー
サーバのアクセス状況を知ることができる。よって、ミ
ラーサーバが複数設置されたような場合でも、アクセス
コントロールサーバ2において親サーバ及び複数のミラ
ーサーバ全体のアクセス状況の履歴を集計、管理するこ
とができる。さらに、こうして管理した親サーバ及びミ
ラーサーバ全体(以下、「ミラーサーバ群」とも呼
ぶ。)のアクセス状況の履歴などを各ミラーサーバのア
クセスサーバへ送信することにより、個々のミラーサー
バにおいてもミラーサーバ群全体のアクセス状況などを
知り、管理することが可能となる。
【0055】次に、本発明のデータベースシステムにお
けるローカルデータベース内の情報の更新について説明
する。一般的に、ローカルデータベース内の個々の情報
の更新(データの削除、変更などを含む)は、ユーザ端
末からアクセスコントロールサーバ2を利用して行う。
即ち、更新対象となるデータの記憶場所を知るために、
データの検索時と同様にユーザがアクセスコントロール
サーバ2へ問い合わせをして更新対象のデータの記憶場
所情報(データベースID及びローカルID)を取得
し、対応するアクセスサーバへアクセスして更新情報
(例えば、削除、書き換えなどの更新の種類、並びに書
き換えるべき新データなど)を送信する。アクセスサー
バは、受け取った更新情報に基づいて更新処理を実行す
る。
【0056】また、上述のように、特定のローカルデー
タベースに対してミラーサーバが設置されている場合に
は、親のデータベースの更新に伴ってミラーデータベー
スの更新も行う必要がある。その場合には、ユーザが上
記の手順で更新のためにアクセスコントロールサーバ2
へ問い合わせを行った際に、アクセスコントロールサー
バ2が対応する親サーバの情報に加えて、そのミラーサ
ーバの情報(データベースID及びローカルID)をユ
ーザに教え、ユーザはミラーサーバのアクセスサーバへ
も同様に更新情報を送信して同時に更新を実行すること
ができる。そのかわりに、ミラーサーバ群の情報(ミラ
ーサーバが存在していること、そのミラーサーバへのア
クセス履歴情報など)を親サーバが把握している場合に
は、親サーバへの更新指示がなされた場合に親サーバか
ら各ミラーサーバへ同様の更新指示を転送して全てのミ
ラーデータベースの情報を更新するようにシステムを構
成することもできる。
【0057】さらに、ミラーサーバに新たなデータを追
加することにより、親サーバには登録されていない独自
のデータを蓄積して行くような使い方もできる。例え
ば、ミラーサーバを有するある特定のローカルデータベ
ースに関して、新たな項目を追加記憶する場合がある。
例えば、図6に示すように、ローカルデータベース8に
ついて新たに「出身地」のデータを登録するような場合
である。この場合、親であるローカルデータベース8の
製品や種類における制約、若しくは当該ローカルデータ
ベース8の運営者の事情などにより、親のデータベース
には「出身地」の情報を追加することができないが、ミ
ラーサーバにおいては任意に追加できるような場合が起
こりうる。そのような場合には、図6に示すように、ミ
ラーデータベース10のみにおいて「出身地」の情報を
登録することができる。この場合、アクセスコントロー
ルサーバ2から親データベース8のIDを案内されたユ
ーザは出身地の情報を得ることはできないが、ミラーデ
ータベース10のIDを案内されたユーザは出身地の情
報を得ることができる。
【0058】この場合、先に述べたデータ型変換で第2
の手法を採用するシステムにおいては、この新たな情報
にアクセスする際に必要なアクセスデータ型情報を管理
データサーバに追記しておく必要がある。また、第3の
手法を採用するシステムにおいては、新規の登録をする
情報をシステムデータ型で登録するか、若しくは各ロー
カルデータベースに記憶された情報の型をシステムデー
タ型に変換する機能を各アクセスサーバに持たせるかの
いずれかの処置が必要がある。
【0059】このように、親データベースへの追加、更
新などが制限されるような場合であっても、ミラーデー
タベースを作成し、その内容をシステム全体の仕様に合
わせて適宜変更していくことにより、より進んだデータ
ベースシステムを構築して行くことができる。
【0060】以上説明したように、本発明によれば、使
用するデータベースの種類に関係なく、そのデータベー
スに対応したローカルIDの作成機能とローカルIDを
利用したアクセス機能を付加するだけで、データベース
システムに組み込むことができ、異なる種類の複数のデ
ータベースを利用して分散型データベースシステムを容
易に構築することができる。
【0061】また、既に運用しているデータベースであ
っても、データを一意的に特定できるデータ構造を有し
ている限り、ローカルIDの作成機能及びローカルID
を利用したアクセス機能を付加するのみでシステムに組
み込むことができ、他のデータベースから参照先のデー
タとして利用することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は10
に記載の発明によれば、データベースの種類などを問わ
ず、複数のローカルデータベースを統合的に使用してデ
ータベースシステムを構成することができる。
【0063】請求項2に記載の発明によれば、ユーザの
希望するデータを円滑にユーザ端末へ送信することがで
きる。
【0064】請求項3に記載の発明によれば、ユーザ端
末が発したデータの型とローカルデータベースで使用す
るデータの型が異なる場合でも、記憶データを正しくユ
ーザ端末へ供給することができる。
【0065】請求項4に記載の発明によれば、目的のロ
ーカルデータベースとの間の通信に使用すべきデータの
型の情報を管理データベースから得ることができるの
で、円滑にローカルデータベースにアクセスして希望の
データを取得することができる。
【0066】請求項5に記載の発明によれば、ネットワ
ーク上のデータの型が統一されるので、各ローカルデー
タベースの記憶データとの間で必要となるデータの型変
換処理が簡略化され、アクセス制御装置の負担が軽減す
る。
【0067】請求項6又は11に記載の発明によれば、
アクセス管理装置においてシステム全体のアクセス状況
を把握することができる。
【0068】請求項7、8、9又は12に記載の発明に
よれば、特定のローカルデータベースへのアクセスが混
雑した場合に、それに応じてミラーデータベース及びミ
ラーアクセス制御装置を作成することにより、アクセス
集中による混雑を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる分散型データベース
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】各ローカルデータベースの記憶内容を示す図表
である。
【図3】管理データベースの記憶内容を示す図表であ
る。
【図4】本発明のデータベースシステムにおけるデータ
検索手順を示すフローチャートである。
【図5】ミラーデータベースの記憶内容、及び対応する
管理データベースの記憶内容の例を示す図表である。
【図6】ミラーデータベースの記憶内容の追加例を示す
図表である。
【符号の説明】
1…管理データベース 2…アクセスコントロールサーバ 3、4、5…ユーザ端末 6…ネットワーク 7、9、11、13…アクセスサーバ 8、10、12、14…ローカルデータベース

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続されたユーザ端末
    と、 前記ネットワークに接続された複数のローカルデータベ
    ースと、 前記複数のローカルデータベースに対するアクセスを管
    理するためのアクセス管理装置と、を備え、前記アクセ
    ス管理装置は、 前記各ローカルデータベース内において個々の記憶デー
    タを一意的に特定するためのローカル識別情報と、前記
    各ローカルデータベースを特定するためのデータベース
    識別情報と、前記複数のローカルデータベース全体にお
    いて個々の記憶データを一意的に特定するためのグロー
    バル識別情報と、を個々の記憶データについて相互に対
    応付けて記憶した管理データベースと、 前記ユーザ端末から前記グローバル識別情報の指定デー
    タを受け取り、前記管理データベースを参照して、指定
    されたグローバル識別情報に対応するデータベース識別
    情報及びローカル識別情報を前記ユーザ端末へ返送する
    管理ユニットと、を備えることを特徴とするデータベー
    スシステム。
  2. 【請求項2】 前記各ローカルデータベースは、前記ユ
    ーザ端末からの要求に応じて各ローカルデータベースに
    アクセスするためのアクセス制御装置を介して前記ネッ
    トワークに接続され、前記各アクセス制御装置は、前記
    ユーザ端末からローカル識別情報を受け取り、受け取っ
    たローカル識別情報に対応する記憶データを前記ローカ
    ルデータベースから取得して前記ユーザ端末へ返送する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータベースシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記アクセス制御装置は、前記ユーザ端
    末から受け取ったローカル識別情報と、前記ローカルデ
    ータベース中に記憶されたローカル識別情報とのデータ
    の型を一致させるための型変換処理を行う型変換手段を
    備える請求項2に記載のデータベースシステム。
  4. 【請求項4】 前記管理データベースは、前記ユーザ端
    末と前記アクセス制御装置との間で通信するデータの型
    に関するデータ型情報を含み、前記ユーザ端末と前記ア
    クセス制御装置は前記データ型情報に従って前記ネット
    ワーク上でのデータ通信を行うことを特徴とする請求項
    2に記載のデータベースシステム。
  5. 【請求項5】 前記ユーザ端末、前記アクセス制御装
    置、及び前記アクセス管理装置は、予め定められたデー
    タの型に従って前記ネットワーク上でのデータの送受信
    を行うことを特徴とする請求項2に記載のデータベース
    システム。
  6. 【請求項6】 前記管理ユニットは、前記ユーザ端末か
    らの前記グローバル識別情報の指定データを集計して、
    前記各ローカルデータベースへのアクセス状況データを
    作成することを特徴とする請求項1に記載のデータベー
    スシステム。
  7. 【請求項7】 前記管理ユニットは前記アクセス状況デ
    ータを参照し、アクセスが混雑しているローカルデータ
    ベースについてのミラーデータベース及びミラーアクセ
    ス制御装置を自動的に作成することを特徴とする請求項
    6に記載のデータベースシステム。
  8. 【請求項8】 前記管理ユニットは前記アクセス状況デ
    ータを参照し、アクセスが混雑しているローカルデータ
    ベースに対応するアクセス制御装置にミラー作成指示を
    送り、前記ミラー作成指示を受け取ったアクセス制御装
    置は、自己の管理するデータベースについてのミラーデ
    ータベース及びミラーアクセス制御装置を作成すること
    を特徴とする請求項6に記載のデータベースシステム。
  9. 【請求項9】 前記複数のローカルデータベースは、特
    定のローカルデータベースについてのミラーデータベー
    スを含み、前記管理ユニットは、前記グローバル識別情
    報の指定データに対して、前記アクセス状況データを参
    照して前記特定のローカルデータベース及び前記ミラー
    データベースの一方を示すデータベース識別情報を選択
    的に前記ユーザ端末へ返送する選択手段を備えることを
    特徴とする請求項6に記載のデータベースシステム。
  10. 【請求項10】 ネットワークを介してユーザ端末及び
    複数のローカルデータベースに接続され、前記複数のロ
    ーカルデータベースに対するアクセスを管理するため
    の、データベースシステムにおけるアクセス管理装置に
    おいて、 前記各ローカルデータベース内において個々の記憶デー
    タを一意的に特定するためのローカル識別情報と、前記
    各ローカルデータベースを特定するためのデータベース
    識別情報と、前記複数のローカルデータベース全体にお
    いて個々の記憶データを一意的に特定するためのグロー
    バル識別情報と、を個々の記憶データについて相互に対
    応付けて記憶した管理データベースと、 前記ユーザ端末から前記グローバル識別情報の指定デー
    タを受け取り、前記管理データベースを参照して、受け
    取ったグローバル識別情報に対応するデータベース識別
    情報及びローカル識別情報を前記管理データベースから
    取得して前記ユーザ端末へ返送する管理ユニットと、を
    備えるアクセス管理装置。
  11. 【請求項11】 前記管理ユニットは、前記ユーザ端末
    からの前記グローバル識別情報の指定データを集計し
    て、前記各ローカルデータベースへのアクセス状況デー
    タを作成することを特徴とする請求項10に記載のアク
    セス管理装置。
  12. 【請求項12】 前記複数のローカルデータベースは、
    特定のローカルデータベースについてのミラーデータベ
    ースを含み、前記管理ユニットは、前記グローバル識別
    情報の指定データに対して、前記アクセス状況データを
    参照して前記特定のローカルデータベース及び前記ミラ
    ーデータベースの一方を示すデータベース識別情報を選
    択的に前記ユーザ端末へ返送する選択手段を備えること
    を特徴とする請求項11に記載のアクセス管理装置。
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