JP2003202825A - 表示器具 - Google Patents

表示器具

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JP2003202825A
JP2003202825A JP2002067577A JP2002067577A JP2003202825A JP 2003202825 A JP2003202825 A JP 2003202825A JP 2002067577 A JP2002067577 A JP 2002067577A JP 2002067577 A JP2002067577 A JP 2002067577A JP 2003202825 A JP2003202825 A JP 2003202825A
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JP2002067577A
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Suekichi Daimon
末吉 大門
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SOGO ORIGINAL CREATE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視認性を高めて表示パターンの内容を確実に
伝達する。 【解決手段】 車椅子マーク10は、背面にマーク22
が形成された透明板20の下に遮光性の背面板30を重
ねた状態で形成されており、これらの端面29が枠32
によって固定されている。枠32の嵌合部34の内側に
は、端面29との間に反射性の白色テープ36が非密着
状態で設けられ、また、枠32の角には発光ダイオード
38が設けられている。発光ダイオード38から透明板
20に入射した光は、背面板30及び白色テープ36に
よって、内部に集光され、マーク22の部分から外部に
向かって散乱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示器具に関し、特
に透明体に光を導入するようにした表示器具の改良に関
するものである。
【0002】
【背景技術】従来、各種名前やマーク等を表示する手段
としては、合成樹脂などのプレートに表示内容を塗装し
たり印刷したりするのが一般的である。例えば、青地に
白で描かれた車椅子マークは、バスや公共トイレなどに
表示されるほかにも、周囲や他車に配慮・注意などを求
めるために、車椅子使用者や障害者などが乗車すること
がある自動車の車体などに貼り付けられる。このよう
な、いわゆる車椅子マークとしては、所定のマークが印
刷ないし塗装されたアクリル樹脂のプレートの裏面に接
着テープなどを設けたシール式のものや、裏面が磁石に
なっており車体に着脱自在のものなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようにプレートに印刷や塗装などで表示内容を示したも
のは、プレート自体が大きいものでない場合には、視認
性が低く、表示効果に乏しい。特に、上述したような車
椅子マークのように、注意を促すための表示において
は、その目的を十分に達成することができない。更に、
昼間の明るい時刻においては表示された内容を確認する
ことができても、夜間やトンネルなどの暗所において
は、視認性が顕著に低下することが避けられないという
不都合がある。
【0004】この発明は、以上の点に着目したもので、
その目的は、視認性を高めることによって表示内容を確
実に伝達し、特に、注意を促すための表示においては、
その目的を十分に達成することができる表示器具を提供
することである。他の目的は、表示器具自体を均一に発
光させ、該表示器具が示す位置を明瞭に把握することが
できる表示器具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、透光性を有する透明体;該透明体のいず
れかの面に設けられた表示パターン;前記表示パターン
が設けられた面を覆う遮光性の背面板;前記透明体及び
背面板の端面を嵌合部に挟み込んで固定する枠;前記嵌
合部の内側に設けられており、前記端面と非密着状態と
なるように設けられた白色反射体;前記透明体に光を照
射する光源;を備えたことを特徴とする。主要な形態の
一つは、前記表示パターンが、金属を含有しない塗料も
しくはシールで形成されていることを特徴とする。
【0006】他の発明は、透光性を有する透明体;該透
明体の長手方向に形成された透明窓;前記透明体の表面
であって、前記透明窓を除く部分に形成されたつや消し
部;前記透明体の一端を覆うキャップ;該キャップの内
側に設けられており、前記透明体の一端との間に非密着
状態となるように設けられた白色反射体;前記透明体の
他端から透明体に光を照射する光源;を備えたことを特
徴とする。
【0007】更に他の発明は、透光性を有する透明体;
該透明体の表面の透明部に、該透明体の長手方向に少な
くとも1段形成されたつや消し部;前記透明体の一端か
ら透明体に光を照射する光源;を備えるとともに、前記
つや消し部を白色反射体によって形成したことを特徴と
する。主要な形態の一つは、前記透明体の他端に斜面を
形成したことを特徴とする。
【0008】他の形態は、前記透明体が、樹脂またはガ
ラスを材料とすることを特徴とする。更に他の形態は、
前記白色反射体が、テープ又は塗料のいずれかであるこ
とを特徴とする。
【0009】他の発明は、透光性を有する透明板;該透
明板の一方の面に設けられており、金属を含有しない塗
料で形成された表示パターン;前記透明板と略同一形状
に形成されており、前記表示パターンが設けられた面を
覆う遮光性の背面板;前記透明板及び背面板の端面を嵌
合部に挟み込んで固定する枠;白色のテープ又は塗料に
よって形成されており、前記嵌合部の内側に設けられる
とともに、前記端面と非密着状態となるように設けられ
た白色反射体;前記枠内であって前記透明板の端面か
ら、前記透明板に光を照射する光源;を備えたことを特
徴とする。
【0010】更に他の発明は、透光性を有する長尺の透
明体;該透明体の長手方向に形成された透明窓;前記透
明体の表面であって、前記透明窓を除く部分に形成され
たつや消し部;前記透明体の一端を覆うキャップ;白色
のテープ又は塗料によって形成されており、該キャップ
の内側に設けられるとともに、前記透明体の一端と非密
着状態となるように設けられた白色反射体;前記透明体
の他端から、該透明体に光を照射する光源;を備えたこ
とを特徴とする。
【0011】更に他の発明は、透光性を有する長尺の透
明体;該透明体の表面の透明部に、該透明体の長手方向
に白色のテープ又は塗料によって複数段形成されたつや
消し部;前記透明体の一端から透明体に光を照射する光
源,前記透明体の他端に形成された斜面;を備えたこと
を特徴とする。
【0012】主要な形態の一つは、前記光源を、前記透
明体又は前記透明板と一体に形成したことを特徴とす
る。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の
詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0013】
【発明の実施の形態】<実施形態1>……以下、本発明
の実施の形態について詳細に説明する。最初に、図1及
び図2を参照して、本発明の実施形態1について説明す
る。図1は、本実施形態の使用状態を示す図であり、図
2は、本実施形態の構成を示す図である。本実施形態
は、本発明の表示器具を車椅子マークの表示に適用した
ものである。車椅子マーク10は、自動車12の後部ガ
ラス14の内側に取付けられており、自動車12に、車
椅子利用者や障害者などが乗車していることを周囲の車
両などに知らせるものである。
【0014】車椅子マーク10は、図2に示すように、
所定のマーク22が背面20Bに形成された略正方形の
透明板20,該透明板20と略同一形状に形成されてお
り、透明板20の背面20Bに設けられる背面板30,
これら各部の端面を覆って固定する枠32を中心に構成
されている。透明板20の表示側(表示を観察する側)
には、図2(A)に示すように、必要に応じて透明板保
護用のガラス板21が設けられる。
【0015】前記透明板20としては、光を透過する透
光性の透明な板材であればよく、例えば、アクリル板や
ガラス板等が用いられるが、用途に応じて各種材質のも
のを用いてもよい。このような透明板20の背面20B
にマーク22を形成するには、例えば、図2(A)に示
すように、所定の車椅子のマークの形状の切抜き部26
を有する型板24を透明板20の背面20Bに重ね、ノ
ズル28から塗料を吹付けるようにする。塗料として
は、各種の塗料を利用することができるが、例えば、透
明板20としてアクリル板を利用する場合には、マーク
22が透明板20に確実に付着するようにアクリル系の
塗料を用いる。更に、金属などの反射性の成分を含有し
ない塗料を利用することにより、車椅子マーク10の使
用状態において、マーク22を明瞭に表示することがで
きる。塗料中に金属が存在すると、塗料を塗布した部分
が鏡面にならず黒ずんでしまい、良好な表示を得ること
ができない。また、塗料の色は、各種の色を利用するこ
とができるが、本実施形態では、青地に白の車椅子マー
クを作成するため、白の塗料を使用してマーク22を形
成する。マーク22の形成はこの他にも、シルクスクリ
ーン印刷などによって行うようにしてもよいし、マーク
22が印刷されたシールなどを透明板20の背面に貼付
するようにしてもよい。
【0016】以上のようにしてマーク22が形成された
透明板20の背面20Bには、図2(B)に示すよう
に、該透明板20と略同一形状の背面板30が重ねられ
る。該背面板30は、遮光性の板材などで構成されてお
り、本実施形態の場合は、表面が青色に塗装されてい
る。このとき、青色の色調を変化させることにより、遮
光度合を調整してマーク22のコントラストを変えるこ
とが可能である。
【0017】これら透明板20及び背面板30の端面2
9の周囲には、同図(B)及び(C)に示すように、透
明板20に入った光を反射するための白色テープ(フィ
ルムやシートも含む)36が設けられる。端面29に該
白色テープ36を密着させると、良好な反射が行われな
くなる。このような観点から、前記端面29に対して非
密着状態(ないし空気層が介在する状態)となるよう
に、枠32側に白色テープ36を貼り付ける。なお、白
色テープ36としては、ビニールテープなど各種の公知
のものを利用してよい。白色以外の色のものを使用する
ことを妨げるものではないが、光を反射する程度は低く
なる。
【0018】図2(C)に示すように、枠32は、前記
透明板20及び背面板30を重ねた状態で、その端面2
9を溝状の嵌合部34に嵌め込むことによって固定する
もので、嵌合部34の内側には前記白色テープ36が貼
り付けられている。また、枠32の角には、光源である
発光ダイオード38が透明板20の端面に近接する位置
に設けられている。図2(D)は、同図(C)を#A−
#A線に沿って切断し、矢印方向に見た断面図であっ
て、透明板20及び背面板30を枠32に嵌めこんだ状
態が示されている。同図に示すように、白色テープ36
を嵌合部34の内側にあらかじめ貼り付けておくことに
より、透明板20及び背面板30の端面29との間に若
干の隙間(空気層)を形成するように固定することが可
能となる。なお、白色テープ36は、上述したように、
端面29に完全に密着した状態でなければよく、一部が
端面29に接触していても十分効果的である。
【0019】次に、本実施形態の作用を説明する。図1
に示すように、車椅子マーク10は、透明板20の表面
20Aが外部に向くようにして、自動車12の後部ガラ
ス14に接着シールなどで取付けられる。そして、枠3
2に設けられた発光ダイオード38に、自動車12の車
内の図示しない電源から電気を供給して通電し、スイッ
チ(図示せず)などをONにして発光ダイオード38を
点灯させ、透明板20の端面から光を照射する。
【0020】照射された光は、透明板20の内部に入射
する。このとき、透明板20の背面には遮光性の背面板
30が設けられており、透明板20と背面板30の端面
29側,すなわち、枠32の嵌合部34の内側には、白
色テープ36が設けられているため、透明板20に入射
した光は、これら端面や背面から外部に散乱するのが防
止されて内部全体に拡散し、塗料で形成されたマーク2
2で散乱される。このマーク22による光の散乱によっ
て、光が透明板20から外部に射出されるようになる。
一方、背面板30側に散乱した光は、背面板30によっ
て吸収されるようになる。このような状態のマーク22
を外部から見ると、透明板20からマーク22が浮き上
がっているように観察され、マーク22の表示する内容
を明瞭に確認することができる。
【0021】このように、本実施形態によれば、透光性
の透明板20の背面20Bにマーク22を形成し、該透
明板20の背面20Bを背面板30で覆うとともに、こ
れら各部の端面29を固定する枠32の内側に、前記端
面29と非接触状態で反射性の白色テープ36を設け、
前記透明板20の端面から発光ダイオード38の光を該
透明板20内に導入することとした。このため、マーク
22部分が発光し、昼間はもちろんのこと、夜間や暗い
場所などにおいても、極めて明瞭にマーク22を視認す
ることができる。特に、夜間や暗所においては表示内容
の発光で表示の確認が行えるため、警報の表示,名前等
の表示,装飾等多目的の用途に使用することができる。
【0022】なお、上述した説明では、発光ダイオード
38を、透明板20の端面に近接する位置に設けること
としたが、図3に示す例のように、発光ダイオード38
を透明板20の端面に直に当接するようにしてもよい。
例えば、同図に示す例では、発光ダイオード38は、透
明板20の同一端面の両端近傍にそれぞれ設けられてお
り、チップ部分を封止する樹脂モールド39の上端のレ
ンズ部分をカットし、カットした面を鏡面仕上げして端
面29に当接するようにしたもので、端子部分が枠32
の側面に設けられた穴33から引き出されている。この
ような構成としても、上述した例と同様の効果を得るこ
とができる。また、発光ダイオード38を設ける位置,
個数なども必要に応じて適宜変更可能である。
【0023】<実施形態2>……次に、図4を参照し
て、本発明の実施形態2について説明する。本実施形態
の基本的構成は、上述した実施形態1と同様であるが、
前記形態では、透明板20の端面に発光ダイオードを近
接ないし当接するように配置することとしたのに対し
て、本実施形態は透明板と光源を一体に形成した構成と
なっている。図4(A)は、本実施形態を分解した状態
を示す斜視図であり、同図に示す矢印方向から透明板を
見た状態が同図(B)に示されている。なお、上述した
実施形態と同一または対応する構成要素には同一の符号
を用いることとする。
【0024】同図に示すように、本実施形態の車椅子マ
ーク40は、光源である発光ダイオードのチップ46の
部分が透明板20の内部に埋め込まれた状態となってお
り、透明板20の端面から露出した基板44を介して端
子48が引き出されている。すなわち、透明板20がチ
ップ46を封止する樹脂モールドを兼ねており、光源と
透明板20が一体に形成された構成となっている。前記
基板44及び端子48は、枠32の側面に形成された穴
42から外部に引き出される。なお、図示の例では、2
つのチップ46を透明板20の対角近傍にそれぞれ埋め
込むこととしたが、同一端面に複数設けるようにしても
よいし、その位置も任意に変更してよい。もちろん、一
つのチップ46のみを設けることを妨げるものではな
い。
【0025】本実施形態の基本的な作用及び効果は、上
述した実施形態1と同様であり、発光ダイオードを点灯
することにより、マーク22が浮き上がって表示され
る。このように本実施形態によれば、発光ダイオードを
透明板20と一体に形成することとしたので、作業性の
向上を図ることができるとともに、枠32と透明板20
との嵌合部の構造を簡単にすることができる。
【0026】<実施形態3>……次に、図5及び図6を
参照して、本発明の実施形態3について説明する。本実
施形態は、本発明を位牌に適用したもので、基本的構成
は、上述した実施形態1と同様である。図5は、本実施
形態の全体を示す正面図である。図6(A)は、本実施
形態を分解した状態を示す斜視図であり、その#B−#
B線に沿って切断した断面を矢印方向に見た状態が同図
(B)に示されている。位牌50は、図5に示すよう
に、本体52が台54などに支えられた状態で、仏壇な
どに祭られる。本体52には、「戒名」の文字60が表
示される。
【0027】図6に分解した状態を示すように、本体5
2は、透明板56,該透明板56に印刷された文字6
0,背面板62が重なった状態で、枠64の嵌合部66
に納められて固定されている。文字60は、透明板56
の背面に塗料を吹付けて描かれる。透明板56及び背面
板62は全て略同一形状に形成されており、このうち、
透明板56及び背面板62の材質については、前記実施
形態1と同様であるが、本実施形態では、位牌を構成す
る目的から、背面板62の表面は、黒色に塗装されてい
る。また、透明板56に印刷される文字60は、白や黄
色となっている。本例においても、透明板56の表示面
側に保護用のガラス板を設けるようにしてよい。
【0028】なお、文字60を印刷形成する代わりに、
文字60の部分のみを切り抜いた形状のシールなどを透
明板56の背面に重ねるようにしてもよい。枠64の嵌
合部66の内側は、白色塗料68によって白く塗装され
ており、上述した実施形態1の白色テープ36と同様の
効果を奏する。また、枠64の下方には、発光ダイオー
ド70が透明板56の端面に近接する位置に設けられて
いる。本実施形態においても、発光ダイオード70を透
明板56の端面に直に接触するように配置してもよい
し、上述した実施形態2のように、透明板56に発光ダ
イオード70のチップを埋め込んで一体に形成するよう
にしてもよい。
【0029】本実施形態の基本的な作用及び効果は、上
述した実施形態1と同様であり、発光ダイオード70を
点灯することにより、「戒名」などの文字60が浮き上
がって表示される。このように本実施形態によれば、照
明の暗い部屋においても、位牌50に示された文字60
が明瞭に表示される。
【0030】<実施形態4>……次に、図7を参照して
本発明の実施形態4について説明する。本実施形態は、
自動車などのセンターポールに本発明の表示器具を適用
した例である。一般に、この種の表示器具は、光源に近
い部分は明るく、遠い部分になるほど暗くなり、表示器
具全体の明るさにムラがでる傾向が強いが、本実施形態
は、このような明るさのムラを解消して、全体が均一に
発光するようにしたものである。センターポール80
は、透光性の部材によって略円柱状に形成された本体8
6が、自動車などの適宜位置に設けられた取付け部82
に、受け部94を介して取付けられている。前記取付け
部82の内部には、発光ダイオード84が設けられてい
る。
【0031】本体86は、表面の略全体が磨りガラス状
に加工が施されたつや消し部88となっており、その一
部に、本体86の長手方向(センターポール80の使用
時としては上下方向)に沿った透明窓90が設けられて
いる。本体86としては、例えば、アクリル樹脂やガラ
スなどの透光性の材質が使用され、前記つや消し部88
と透明窓90は、同じ素材によって一体に形成されてい
る。
【0032】また、本体86の上端部には、これを覆う
キャップ92が設けられている。該キャップ92の内側
には、上述した実施形態と同様に、光を反射するための
白色テープ96が設けられている。なお、キャップ92
の内側に設ける反射体としては、白色テープ96の代わ
りに白色塗料としてもよい。このようなキャップ92
は、前記白色テープ96が本体86の上端部と密着しな
いように本体86の上端部を覆うように取付けられる。
【0033】次に、本実施形態の作用を説明する。発光
ダイオード84を点灯すると、発光ダイオード84から
発せられた光は、本体86の内部に入射する。入射した
光のうち、透明窓90に進入した光は、そこで反射され
るようになる。しかし、つや消し部88に進入した光
は、つや消し部88で乱反射される。すなわち、本体8
6に進入した光は、主として透明窓90によって下部か
ら上部に導かれるとともに、つや消し部88で乱反射さ
れて外部から見ると発光しているように観察される。更
に、本体86の上端に達した光は、白色テープ96によ
って再び本体86内に反射される。
【0034】このように、つや消し加工の本体表面に透
明窓90を設けるとともに、上端部に白色テープ96を
設けることとしたので、透明窓90によって光が本体上
部にも導かれるようになり、本体先端まで均一に発光さ
せることができる。なお、本実施形態は、本体86のつ
や消し部88が、上述した実施形態のマーク22や文字
60に該当すると考えることができる。
【0035】<実施形態5>……次に、図8を参照して
本発明の実施形態5について説明する。本実施形態のポ
ール100は、図8に示すように、上述した実施形態4
のセンターポール80の周囲に保護材を設けたものであ
る。センターポール80は、ほぼ全体が筒102内に収
納されており、その上端部はキャップ104で覆われて
いる。筒102及びキャップ104としては、センター
ポール80からの発光を妨げることがないように透明な
樹脂やガラスが用いられる。
【0036】ポール100及びセンターポール80の下
端部は、発光ダイオードなどが内部に収納された固定部
108により支持されている。該固定部108は、連結
部110を介して車130などに取付けるための取付け
部112に連結される。前記連結部110の下端部は、
軸116を介して、前記取付け部112に設けられた支
持部114に回動可能に連結されている。すなわち、ポ
ール100は、取付け部112に対する角度を調節する
ことが可能となっている。必要に応じて、連結部110
と取付け部112の連結部に、所望の位置で角度を固定
するためのストッパなどを設けるようにしてもよい。前
記取付け部112の裏面には、磁石118が設けられて
おり、車130に傷が付かないように適当な形状のパッ
ド120を介して車130の側面132に取付けられ
る。
【0037】本実施形態の基本的な作用・効果は上述し
た実施形態4と同じであるが、本実施形態によれば、セ
ンターポール80の周囲全体を保護用の樹脂などで覆う
こととしたので、筒102やキャップ104が破損した
場合には、破損した部分のみを交換するようにすればよ
い。また、取付け部112に対するポール100の角度
を調節可能としたので、車130の側面132のみなら
ず、所望の位置に取付けることが可能である。
【0038】<実施形態6>……次に、図9を参照して
本発明の実施形態6について説明する。本実施形態は、
本発明を釣り用の浮きに適用したものである。浮き15
0は、透光性の部材によって略円柱状に形成された発光
部152と、光源である発光ダイオード162などを収
納した浮き部160により構成されている。
【0039】発光部152の表面には、透明部154と
交互に段を形成するように、長手方向に複数のつや消し
部156が形成されている。該つや消し部156は、光
を反射するように白色のテープや塗料によって形成され
る。例えば、発光部152の材料としてアクリル樹脂を
利用した場合には、アクリル樹脂全体を40℃程度に温
めた状態で、乳白色のパール塗料をスプレー塗布するこ
とにより容易につや消し部156を形成することができ
る。また、発光部152の先端は、斜面158が形成さ
れており、発光部152の先端からも周囲に発光するよ
うになっている。なお、上述した実施形態と同様に、図
示しない透明な筒状部材により、発光部152全体を覆
うようにしてもよい。
【0040】浮き部160の内部には、発光ダイオード
162とその電源である電池172が設けられている。
発光ダイオード162は、チップ164を封止する樹脂
モールド166の先端が鏡面仕上げされた平面となって
おり、該平面が前記発光部152の底部に直に当接して
いる。チップ164は、基部168を介してリード線1
70により電池172に接続されている。このような浮
き部160の底面174には、釣り糸176を介してお
もり178及び釣り針180が設けられている。更に、
浮き部160の側面の適宜位置には別の釣り糸182が
接続されており、図示しない釣り竿に接続されている。
【0041】次に、本実施形態の作用を説明する。発光
ダイオード162を点灯すると、発光ダイオード162
から発せられた光は、発光部152の内部に入射する。
入射した光のうち透明部154に達した光は、そこで反
射されるようになる。一方、つや消し部156に達した
光は、つや消し部156で乱反射される。すなわち、発
光部152に進入した光は、主として透明部154によ
って長手方向に段階的に導かれるとともに、つや消し部
156で乱反射されて外部から見ると発光しているよう
に観察される。更に、発光部152の上端に達した光
は、斜面158によって周囲に発光しているように観察
される。このように、本実施形態によれば、浮き150
を遠くまで飛ばしたときや夜釣りの場合などでも、良好
に浮き150の位置を確認することができる。
【0042】<他の実施形態>……本発明には数多くの
実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変する
ことが可能である。例えば、次のようなものも含まれ
る。 (1)前記形態で示した車椅子マーク,位牌,センター
ポール,浮きはいずれも一例であり、必要に応じて、デ
ザイン,構成,サイズ等を適宜変更してよい。また、本
発明の表示器具は、例えば、店鋪用の発光ディスプレイ
や広告用の発光ディスプレイ、さらに非常灯や道路表示
など、多様な用途に適用することができる。この他に
も、喫茶店,レストランなどにおけるメニュー表示,店
舗内商品の宣伝・説明や、ホテル,病院,駅,空港ロビ
ーなどのカウンターにおけるインフォメーション,その
他の各種の情報などを表示するものに適用してよい。地
下鉄のホーム以外の暗所での駅名表示などにも好適であ
る。
【0043】(2)前記形態では、表示パターンとし
て、車椅子マーク及び戒名の文字を例にあげて説明した
が、この他にも、文字,模様,絵,数字やその組み合わ
せなど、種々のものを表示するようにしてもよい。それ
らの色彩についても、適宜変更可能である。背面の色彩
についても、同様に適宜設定してよい。
【0044】(3)透明板としては、アクリル樹脂,ポ
リカーボネート樹脂などの材質のほか、一般的に透光性
を有する材質であれば、どのようなものでも適用可能で
ある。また、透明板は無色・透明が好ましい。透明板や
センターポール,浮きの形状も任意であり、必要に応じ
て各種の形状としてよい。
【0045】(4)前記実施形態では、光源として発光
ダイオードを用いたが、他の光源,例えば冷陰極管など
を用いてよい。
【0046】(5)前記実施形態1〜3では、一面のみ
から表示パターンを表示することとしたが、本発明の表
示器具を表裏に重ねた構成とすることにより、両面に表
示パターンを有する表示器具とすることができる。ま
た、これら表示器具を複数並べて使用するようにしても
よい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果がある。 (1)透明体のいずれかの面に表示パターンを形成し、
該パターン形成面を背面板で覆うとともに、これら各部
の端面を固定する枠の内側に、前記端面との間に白色反
射体を非密着状態で配置し、前記透明体に光を導入する
こととしたので、夜間や暗所においても、表示パターン
の発光により、表示内容を明瞭に視認することができ
る。
【0048】(2)表面につや消し加工が施された透明
体の長手方向に沿って透明窓を形成し、一端に光源を配
置するとともに、他端に白色反射体を非密着状態で配置
し、前記透明体の一端に光を導入することとしたので、
光が前記透明窓に沿って透明体の端部まで達するように
なり、透明体全体を長手方向に沿って均一に発光させる
ことが可能となる。
【0049】(3)透明体の長手方向に少なくとも1段
のつや消し部を形成し、一端に光源を配置し、前記透明
体の一端に光を導入することとしたので、前記つや消し
部を除いた透明部に達した光により、透明体の所望の位
置を発光させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の使用状態を示す図であ
る。
【図2】前記形態の構成を示す図である。
【図3】前記形態の他の例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態2の構成を示す図である。
【図5】本発明の実施形態3の全体を示す正面図であ
る。
【図6】前記形態の構成を示す図である。
【図7】本発明の実施形態4の全体を示す斜視図であ
る。
【図8】本発明の実施形態5を示す図である。
【図9】本発明の実施形態6を示す図である。
【符号の説明】
10…車椅子マーク 12…自動車 14…後部ガラス 20…透明板 20A…表面 20B…背面 21…ガラス板 22…マーク 24…型板 26…切抜き部 28…ノズル 29…端面 30…背面板 32…枠 33…穴 34…嵌合部 36…白色テープ 38…発光ダイオード 39…樹脂モールド 40…車椅子マーク 42…穴 44…基板 46…チップ 48…端子 50…位牌 52…本体 54…台 56…透明板 60…文字 62…背面板 64…枠 66…嵌合部 68…白色塗料 70…発光ダイオード 80…センターポール 82…取付け部 84…発光ダイオード 86…本体 88…つや消し部 90…透明窓 92…キャップ 94…受け部 96…白色テープ 100…ポール 102…筒 104…キャップ 108…固定部 110…連結部 112…取付け部 114…支持部 116…軸 118…磁石 120…パッド 130…車 132…側面 150…浮き 152…発光部 154…透明部 156…つや消し部 158…斜面 160…浮き部 162…発光ダイオード 164…チップ 166…樹脂モールド 168…基部 170…リード線 172…電池 174…底部 176,182…釣り糸 178…おもり 180…釣り針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B107 HA44 HA50 3D024 AA21 AB44 BA09 BA15 CA07 CA15 5C096 AA01 AA15 BA01 BA03 BB12 BB23 BB40 BB41 CA02 CA04 CA12 CA13 CA16 CA22 CA32 CB02 CB07 CC06 CC28 CD02 CD04 CD22 CD27 CD34 CD35 CD44 CE06 CE26 CE29 CF04 CF08 CF09 DC19 FA01 FA03 FA05 FA11 FA14 FA19

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性を有する透明体;該透明体のいず
    れかの面に設けられた表示パターン;前記表示パターン
    が設けられた面を覆う遮光性の背面板;前記透明体及び
    背面板の端面を嵌合部に挟み込んで固定する枠;前記嵌
    合部の内側に設けられており、前記端面と非密着状態と
    なるように設けられた白色反射体;前記透明体に光を照
    射する光源;を備えたことを特徴とする表示器具。
  2. 【請求項2】 前記表示パターンが、金属を含有しない
    塗料もしくはシールで形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の表示器具。
  3. 【請求項3】 透光性を有する透明体;該透明体の長手
    方向に形成された透明窓;前記透明体の表面であって、
    前記透明窓を除く部分に形成されたつや消し部;前記透
    明体の一端を覆うキャップ;該キャップの内側に設けら
    れており、前記透明体の一端との間に非密着状態となる
    ように設けられた白色反射体;前記透明体の他端から透
    明体に光を照射する光源;を備えたことを特徴とする表
    示器具。
  4. 【請求項4】 透光性を有する透明体;該透明体の表面
    の透明部に、該透明体の長手方向に少なくとも1段形成
    されたつや消し部;前記透明体の一端から透明体に光を
    照射する光源;を備えるとともに、前記つや消し部を白
    色反射体によって形成したことを特徴とする表示器具。
  5. 【請求項5】 前記透明体の他端に斜面を形成したこと
    を特徴とする請求項4記載の表示器具。
  6. 【請求項6】 前記透明体が、樹脂またはガラスを材料
    とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の表示器具。
  7. 【請求項7】 前記白色反射体が、テープ又は塗料のい
    ずれかであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載の表示器具。
  8. 【請求項8】 透光性を有する透明板;該透明板の一方
    の面に設けられており、金属を含有しない塗料で形成さ
    れた表示パターン;前記透明板と略同一形状に形成され
    ており、前記表示パターンが設けられた面を覆う遮光性
    の背面板;前記透明板及び背面板の端面を嵌合部に挟み
    込んで固定する枠;白色のテープ又は塗料によって形成
    されており、前記嵌合部の内側に設けられるとともに、
    前記端面と非密着状態となるように設けられた白色反射
    体;前記枠内であって前記透明板の端面から、前記透明
    板に光を照射する光源;を備えたことを特徴とする表示
    器具。
  9. 【請求項9】 透光性を有する長尺の透明体;該透明体
    の長手方向に形成された透明窓;前記透明体の表面であ
    って、前記透明窓を除く部分に形成されたつや消し部;
    前記透明体の一端を覆うキャップ;白色のテープ又は塗
    料によって形成されており、該キャップの内側に設けら
    れるとともに、前記透明体の一端と非密着状態となるよ
    うに設けられた白色反射体;前記透明体の他端から、該
    透明体に光を照射する光源;を備えたことを特徴とする
    表示器具。
  10. 【請求項10】 透光性を有する長尺の透明体;該透明
    体の表面の透明部に、該透明体の長手方向に白色のテー
    プ又は塗料によって複数段形成されたつや消し部;前記
    透明体の一端から透明体に光を照射する光源;前記透明
    体の他端に形成された斜面;を備えたことを特徴とする
    表示器具。
  11. 【請求項11】 前記光源を、前記透明体と一体に形成
    したことを特徴とする請求項1〜7,9,10のいずれ
    かに記載の表示器具。
  12. 【請求項12】 前記光源を、前記透明板と一体に形成
    したことを特徴とする請求項8記載の表示器具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006090858A1 (ja) * 2005-02-24 2006-08-31 Litehouse Technologies Corporation 発光装置及びそれを利用した発光物
JP2010276867A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Ottoo Into:Kk 拭消可能な描画材で描かれた手書きの文字や絵を発光表示させる発光表示板

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