JP2003202326A - 磁気検出装置 - Google Patents

磁気検出装置

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JP2003202326A
JP2003202326A JP2002001300A JP2002001300A JP2003202326A JP 2003202326 A JP2003202326 A JP 2003202326A JP 2002001300 A JP2002001300 A JP 2002001300A JP 2002001300 A JP2002001300 A JP 2002001300A JP 2003202326 A JP2003202326 A JP 2003202326A
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Takashi Aono
隆 青野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】専用の磁気ヘッドを使用することなく(従来の
磁気ヘッドのままで)、励磁磁界の変化を補償し磁性体
の磁束密度の変化を高いS/Nで検出することができる
磁気検出装置を提供する。 【解決手段】磁性体を磁化するために周期的に変化する
磁界を生成する磁界生成手段と、磁化と磁界を成分とす
る磁束密度の周期的な変化を検出し磁束密度信号を出力
する磁束密度検出手段と、磁界生成手段が磁界を生成す
るための発振信号に基づく磁界信号を生成する磁界信号
生成手段と、磁束密度信号から磁界信号を差し引く差分
演算を行なって、磁化を成分とする磁束密度信号を出力
する差分出力手段とを具備するようにした磁気検出装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁性体の磁気特性を
検出する技術分野に属する。特に、磁性体に励磁磁界を
加えて磁束密度の変化を検出するときに、検出信号に含
まれている励磁磁界の影響をなくし、磁性体の磁束密度
の変化を高いS/N(signal-to-noise ratio)で検出
するようにした磁気検出装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、チケット、プリペードカード、
IDカード、商品券、証券、等の物品における偽造防止
対策として、マイクロ文字、万線模様、等の高度な印
刷を行なう、蛍光インキ、色彩可変インキ、等の特殊
インキで印刷を行なう、ホログラムを貼り付ける、等
のことが行なわれている。そのような偽造防止対策の1
つとして、物品に強磁性体を埋め込んで、その磁気特性
を検知することにより物品の真偽を判定することが提案
されている(特開平7−32778)。
【0003】強磁性体を埋め込んだ物品の真偽を判定す
る方法としては、励磁コイルによって変化する励磁磁界
を生成し、検出コイルによって磁束密度の変化を検知す
る方法が知られている。ところが、この方法では検出コ
イルは磁束密度の変化だけではなく、励磁磁界の変化も
検出することとなる。そのため、磁性体の磁束密度変化
が小さい場合にはS/Nが悪くなるという欠点がある。
そこで、補償コイルによって励磁磁界の変化を検出し、
検出コイルと直列に逆極性で接続して励磁磁界の変化を
補償することが提案されている(特開平9−2705
7)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では補償コイルを有する専用の磁気ヘッド(励磁コイ
ルと検出コイルと補償コイルを一体化したもの等)を必
要とする。そのため、従来の磁気ヘッド(検出コイルだ
けのもの等)を使用する装置、たとえば、プリペイドカ
ード処理機、チケット処理機、等の既存装置に組み込む
ことは極めて困難である。
【0005】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものである。その目的は、専用の磁気ヘッドを使用
することなく(従来の磁気ヘッドのままで)、励磁磁界
の変化を補償し磁性体の磁束密度の変化を高いS/Nで
検出することができる磁気検出装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は下記の本発明
によって解決される。すなわち、本発明の請求項1に係
る磁気検出装置は、磁性体を磁化するために周期的に変
化する磁界を生成する磁界生成手段と、前記磁化と前記
磁界を成分とする磁束密度の周期的な変化を検出し磁束
密度信号を出力する磁束密度検出手段と、前記磁界生成
手段が前記磁界を生成するための発振信号に基づく磁界
信号を生成する磁界信号生成手段と、前記磁束密度信号
から前記磁界信号を差し引く差分演算を行なって、前記
磁化を成分とする磁束密度信号を出力する差分出力手段
とを具備するようにしたものである。
【0007】本発明によれば、磁界生成手段により磁性
体を磁化するために周期的に変化する磁界が生成され、
磁束密度検出手段により磁化と磁界を成分とする磁束密
度の周期的な変化が検出され磁束密度信号が出力され、
磁界信号生成手段により磁界生成手段が出力する発振信
号に基づく磁界信号が生成され、差分出力手段により磁
束密度信号から磁界信号を差し引く差分演算が行なわれ
磁化を成分とする磁束密度信号が出力される。すなわ
ち、磁界信号生成手段が有する周期的に変化する磁界を
生成するための発振信号に基づく磁界信号の演算により
磁化を成分とする磁束密度信号が得られる。したがっ
て、専用の磁気ヘッドを使用することなく(従来の磁気
ヘッドのままで)、励磁磁界の変化を補償し磁性体の磁
束密度の変化を高いS/Nで検出することができる磁気
検出装置が提供される。
【0008】また本発明の請求項2に係る磁気検出装置
は、請求項1に係る磁気検出装置において、前記磁界信
号生成手段は位相補償回路と振幅調整回路とを有し、前
記位相補償回路は前記発振信号の位相を補償し、前記振
幅調整回路は前記発振信号の振幅を調整することによっ
て前記磁界信号を生成するようにしたものである。本発
明によれば、発振信号に基づいて位相補償、振幅調整が
行なわれ磁界信号が生成される。したがって、極めて簡
易にかつ高い精度で励磁磁界の変化が補償され磁性体の
磁束密度の変化が高いS/Nで検出される。
【0009】また本発明の請求項3に係る磁気検出装置
は、請求項2に係る磁気検出装置において、前記発振信
号は正弦波の電圧波形であるようにしたものである。本
発明によれば、励磁コイルに印加する励磁電圧波形が正
弦波であり、検出コイルに生じる励磁磁界による波形
は、その微分波形である。したがって、両者の波形の形
状が一致するから極めて高い精度で励磁磁界の変化が補
償され磁性体の磁束密度の変化が高いS/Nで検出され
る。
【0010】また本発明の請求項4に係る磁気検出装置
は、請求項1〜3のいずれかに係る磁気検出装置におい
て、前記磁性体は強磁性体材料から成る磁性体であるよ
うにしたものである。本発明によれば、強磁性体材料は
検出対象としての適合性が良く、強磁性体材料の励磁磁
界に対する特徴的な磁化特性が高精度高感度で検出され
る。
【0011】また本発明の請求項5に係る磁気検出装置
は、請求項1〜4のいずれかに係る磁気検出装置におい
て、前記磁界生成手段は励磁コイルを有し、また前記磁
束密度検出手段は検出コイルを有し、前記励磁コイルと
前記検出コイルは前記磁性体を挟んで対向して配置され
ているようにしたものである。本発明によれば、励磁コ
イルと検出コイルが対向して配置され、理想的な配置を
取り得るから磁性体の磁化特性が高精度高感度で検出さ
れる。
【0012】また本発明の請求項6に係る磁気検出装置
は、請求項1〜4のいずれかに係る磁気検出装置におい
て、前記磁界生成手段は励磁コイルを有し、また前記磁
束密度検出手段は検出コイルを有し、前記励磁コイルと
前記検出コイルは前記磁性体の一方に並列して配置され
ているようにしたものである。本発明によれば、励磁コ
イルと検出コイルが一方に並列して配置され、装置への
組み込みを容易とする配置であるから装置設計上の制約
が少なく適用範囲が広い。また、励磁コイルと検出コイ
ルの両者を同時に磁性体の表面に近接させることができ
るから磁性体の磁化特性が高精度高感度で検出される。
【0013】また本発明の請求項7に係る磁気検出装置
は、請求項6に係る磁気検出装置において、前記励磁コ
イルと前記検出コイルとは一体化された構造を有するよ
うにしたものである。本発明によれば、励磁コイルと検
出コイルの配置が固定されるから装置への組込みや調整
を容易とするとともに、配置を最適化できるから磁性体
の磁化特性が高精度高感度で検出される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明について実施の形態
を説明する。最初に、本発明の磁気検出装置において磁
気検出を行なう原理について説明しておく。本発明の磁
気検出装置は、変化する磁界を生成するとともに、その
磁界によって励磁された磁性体の周辺における変化する
磁束密度を検出する構成を基本とする。変化する磁界は
励磁コイルによって生成され、変化する磁束密度は検出
コイルによって検出される。
【0015】生成された磁界によって磁性体は磁気的な
分極を行い磁気モーメントを生じる。その磁気モーメン
トのことをここでは磁化と呼ぶ。磁化をベクトルM、磁
界をベクトルH、磁束密度をベクトルB、真空の透磁率
をμ0とすると、周知のように、EB対応のMKSA単
位系では、B=μ0(H+M)となる。すなわち、磁束密
度Bは、磁界Hと磁化Mの成分を有する。
【0016】磁界Hと磁化Mとの関係は、磁化率をχと
して、M=χHと表すことができる。磁化率χは、等方
性の磁性体ではスカラーであるが、異方性の磁性体では
2階のテンソルとなる。また強磁性体では非線型であり
定数とはならない。磁界Hと磁化Mとの関係を表す曲線
のことは、磁化曲線と呼ばれている(直接の計測量に基
づくB−H磁化曲線も広く用いられる)。特に、磁性体
が強磁性体であるときには、この磁化曲線はヒステリシ
スループと呼ばれる非線型の閉曲線となる(初期磁化曲
線を除く)。このヒステリシスループは、その磁性体の
磁気的な特性を表しており、磁性体の種類が変わればそ
のヒステリシスループも変わる。したがって、磁界Hと
磁化Mとの関係から磁性体の磁気的な特性を知ることが
でき、磁性体の種類を特定することができる。
【0017】このように、磁性体の磁気的な特性は磁化
Mに現れているのである。したがって、検出コイルによ
って直接的に検出される変化する磁束密度B(磁束密度
Bの微分値)から磁化Mを導出することにより、磁性体
の磁気的な特性をより高精度に検出することができる。
本発明の磁気検出装置は、励磁コイルによって変化する
磁界Hを生じ、検出コイルによって変化する磁束密度B
を検出し、さらに磁化Mを導出する構成を含んでいる。
すなわち、M=(1/μ0)B−Hという演算を行なう
構成を含んでいる。
【0018】次に、本発明の磁気検出装置における構成
について説明する。その構成の一例を図1に示す。図1
において、1は磁気センサ、2は発振器、3は位相補償
回路、4は振幅調整回路、5は差動増幅器である。磁気
センサ1は、励磁コイルと検出コイルとを有する。励磁
コイルは、磁性体を磁化する磁界を生成するためのコイ
ルである。また、検出コイルは、磁化と磁界を成分とす
る磁束密度の変化を検出するコイルである。励磁コイル
と検出コイルは、高透磁率材料のコアに導線を巻き付け
た構成を有する。励磁コイルと検出コイルの配置につい
ては後述する(図2、図3参照)。
【0019】発振器2は、前述の磁気センサ1の励磁コ
イルに対して磁性体を磁化するための電力を供給する発
振器である。発振器2の出力は、磁気センサ1の励磁コ
イルに接続される。また、発振器2の出力は、位相補償
回路3の入力に接続される。発振器2が出力する発振信
号は、電圧および電流が周期的に変化する信号であり、
通常は、正弦波信号が適用される。
【0020】位相補償回路3は、発振器2が出力する発
振信号の位相をシフトする回路である。位相補償回路3
としては、周知の位相補償方法を適用することができ
る。たとえば、ソース接地増幅回路であれば、ドレーン
とソースの間に容量、等を挿入することによって位相補
償することができる。また、発振信号が正弦波信号の場
合には、微分回路により位相を+90度シフトした微分
信号を生成することができる。また、発振信号と微分信
号の各々に荷重を付けた平均値信号を生成すると、その
荷重によってシフト量を変化させることができる。さら
に、反転、積分を加えてこの方法を拡大すれば、0〜3
60度の範囲でシフト量を変化させることができる。
【0021】振幅調整回路4は、位相補償回路3によっ
て位相補償された発振信号の振幅を調整する回路であ
る。振幅調整回路4としては、通常の増幅回路であって
ゲイン(増幅率)調整機能を有するものを適用すること
ができる。図1においては、位相補償回路3と振幅調整
回路4を別々に示してあるが、構成を判り易くするため
であり、これらの回路は、1つの増幅回路において実現
することができる。勿論、位相補償回路3と振幅調整回
路4の信号の流れにおける順番は、どちらが先であって
もよい。
【0022】差動増幅回路5は、2つの入力を有し、そ
の2つの入力における電圧値の差分を増幅する増幅器で
ある。図1に示すように、差動増幅回路5の一方の入力
には振幅調整回路4の出力が接続されており、差動増幅
回路5の他方の入力には磁気センサ1の出力が接続され
ている。ここでは、磁束密度信号から磁界に対応する磁
界信号を差し引く差分演算を行なって、磁化を成分とす
る磁束密度信号を出力する増幅器である。
【0023】以上の構成において、次に、本発明の磁気
検出装置の動作について説明する。発振器2は発振信号
を出力する。その発振信号を入力して磁気センサ1の励
磁コイルは変化する磁界を生成する。そして、その磁界
によって磁性体(図2、図3参照)が磁化される。磁気
センサ1の検出コイルは、その磁性体の周辺において変
化する磁束密度を検出し磁束密度信号を出力する。
【0024】一方、発振器2の発振信号を入力して位相
補償回路3は発振信号の位相をシフトする。磁気センサ
1の検出コイルは磁束密度の変化を検出するから、磁束
密度の変化の内で磁界の成分は磁界の微分信号、すなわ
ち発振信号の微分信号となっている。したがって、発振
信号が正弦波であれば、磁気センサ1の検出コイルが出
力する磁束密度信号における磁界成分の位相は、90度
だけ進んでいることとなる。位相補償回路3は、この位
相の進みを含む位相の差異を補償して差動増幅回路5に
おける演算が正しく行なわれるようにするためのもので
ある。実際には、このシフトにおけるシフト量は、検出
対象の磁性体が存在しないときに、差動増幅回路5の出
力が最小となるように設定される。
【0025】位相補償回路3によって位相補償された発
振信号を入力して、振幅調整回路4は振幅調整を行な
う。振幅調整における調整量は、実際には、検出対象の
磁性体が存在しないときに、差動増幅回路5の出力が最
小となるように設定される。振幅調整回路4の出力は、
磁界を生成する発振器2の発振信号(磁界信号)に対し
て位相補償と振幅調整を行なった信号である。したがっ
て、位相補償と振幅調整を行なうことにより、磁化と磁
界を成分とする磁束密度の変化の成分の内の磁界の成分
と信号波形を一致させることができる。すなわち、振幅
調整回路4の出力は、磁界を成分とする磁束密度の変化
を示す信号である。
【0026】差動増幅回路5は、一方の入力から位相補
償と振幅調整を行なった発振信号を入力する。また、差
動増幅回路5は、他方の入力から磁気センサ1の検出コ
イルが出力する磁束密度信号を入力する。そして、それ
らの電圧の差分を増幅する。すなわち、磁化と磁界を成
分とする磁束密度の変化を示す信号と、磁界を成分とす
る磁束密度の変化を示す信号との差分信号が得られる。
したがって、差動増幅回路5の出力には、磁化を成分と
する磁束密度の変化を示す信号が出力される。
【0027】以上、動作について説明を行なった。次
に、本発明の磁気検査装置における磁気センサ1の構成
について図2と図3を参照して説明する。本発明の磁気
検出装置における磁気センサ1は、励磁コイルと検出コ
イルを有する。図2に示す一例は、その励磁コイルと検
出コイルを磁性体を挟んで対向して配置したものであ
る。このように、励磁コイルと検出コイルを対向して配
置すると、理想的な配置を取り得る。したがって磁性体
の磁化特性を高精度高感度で検出することができる。
【0028】図3に示す一例は、その励磁コイルと検出
コイルを磁性体の一方に並列して配置したものである。
このように励磁コイルと検出コイルを一方に並列して配
置すると、装置への組み込みが容易となる。したがっ
て、装置設計上の制約が少なく適用範囲が広い。また、
励磁コイルと検出コイルの両者を同時に磁性体の表面に
近接させることができるから磁性体の磁化特性を高精度
高感度で検出することができる。
【0029】また図3に示す一例においては、その励磁
コイルと検出コイルとは一体化された構造を有する。し
たがって、励磁コイルと検出コイルの配置が固定される
から装置への組込みや調整を容易となる。また配置を最
適化できるから磁性体の磁化特性を高精度高感度で検出
することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のとおりであるから、本発明の請求
項1に係る磁気検出装置によれば、専用の磁気ヘッドを
使用することなく(従来の磁気ヘッドのままで)、励磁
磁界の変化を補償し磁性体の磁束密度の変化を高いS/
Nで検出することができる磁気検出装置が提供される。
また本発明の請求項2に係る磁気検出装置によれば、励
磁磁界の発振信号に基づいて補償するから、極めて簡易
にかつ高い精度で励磁磁界の変化を補償し磁性体の磁束
密度の変化を高いS/Nで検出することができる。また
本発明の請求項3に係る磁気検出装置によれば、励磁波
形と検出波形の波形の形状が一致するから極めて高い精
度で励磁磁界の変化を補償し磁性体の磁束密度の変化を
高いS/Nで検出することができる。また本発明の請求
項4に係る磁気検出装置によれば、強磁性体材料は検出
対象としての適合性が良く、強磁性体材料の励磁磁界に
対する特徴的な磁化特性を高精度高感度で検出すること
ができるまた本発明の請求項5に係る磁気検出装置によ
れば、励磁コイルと検出コイルが対向して配置され、理
想的な配置を取り得るから磁性体の磁化特性を高精度高
感度で検出することができる。また本発明の請求項6に
係る磁気検出装置によれば、励磁コイルと検出コイルが
一方に並列する配置であるから装置設計上の制約が少な
く適用範囲が広い。また、励磁コイルと検出コイルの両
者を同時に磁性体の表面に近接させることができるから
磁性体の磁化特性を高精度高感度で検出することができ
る。また本発明の請求項7に係る磁気検出装置によれ
ば、励磁コイルと検出コイルの配置が固定されるから装
置への組込みや調整を容易とするとともに、配置を最適
化できるから磁性体の磁化特性を高精度高感度で検出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気検出装置における構成の一例を示
す図である。
【図2】本発明の磁気検査装置における磁気センサの構
成の一例(その1)を示す図である。
【図3】本発明の磁気検査装置における磁気センサの構
成の一例(その2)を示す図である。
【符号の説明】
1 磁気センサ 2 発振器 3 位相補償回路 4 振幅調整回路 5 差動増幅器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性体を磁化するために周期的に変化する
    磁界を生成する磁界生成手段と、 前記磁化と前記磁界を成分とする磁束密度の周期的な変
    化を検出し磁束密度信号を出力する磁束密度検出手段
    と、 前記磁界生成手段が前記磁界を生成するための発振信号
    に基づく磁界信号を生成する磁界信号生成手段と 前記磁束密度信号から前記磁界信号を差し引く差分演算
    を行なって、前記磁化を成分とする磁束密度信号を出力
    する差分出力手段と、 を具備することを特徴とする磁気検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の磁気検出装置において、前
    記磁界信号生成手段は位相補償回路と振幅調整回路とを
    有し、前記位相補償回路は前記発振信号の位相を補償
    し、前記振幅調整回路は前記発振信号の振幅を調整する
    ことによって前記磁界信号を生成することを特徴とする
    磁気検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の磁気検出装置にお
    いて、前記発振信号は正弦波の電圧波形であることを特
    徴とする磁気検出装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の磁気検出
    装置において、前記磁性体は強磁性体材料から成る磁性
    体であることを特徴とする磁気検出装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の磁気検出
    装置において、前記磁界生成手段は励磁コイルを有し、
    また前記磁束密度検出手段は検出コイルを有し、前記励
    磁コイルと前記検出コイルは前記磁性体を挟んで対向し
    て配置されていることを特徴とすることを特徴とする磁
    気検出装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかに記載の磁気検出
    装置において、前記磁界生成手段は励磁コイルを有し、
    また前記磁束密度検出手段は検出コイルを有し、前記励
    磁コイルと前記検出コイルは前記磁性体の一方に並列し
    て配置されていることを特徴とすることを特徴とする磁
    気検出装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の磁気検出装置において、前
    記励磁コイルと前記検出コイルとは一体化された構造を
    有することを特徴とする磁気検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109031165A (zh) * 2018-08-09 2018-12-18 微传智能科技(常州)有限公司 磁信号触发开关及其指令识别系统、磁触发开关设备、智能停车检测设备
CN114325517A (zh) * 2021-12-31 2022-04-12 江西大有科技有限公司 一种b-h磁化曲线测试方法及装置

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