JP2003201406A - 潜在性官能基を有する超分枝ポリマーおよびその製造方法 - Google Patents
潜在性官能基を有する超分枝ポリマーおよびその製造方法Info
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- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L83/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L83/14—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers in which at least two but not all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 少なくとも2つの異なるタイプの官能基をそ
れぞれ複数個有する超分枝ポリマーを提供する。 【解決手段】具体的な実施態様には、超分枝ポリマー分
子全体に実質的に均一に分散した第1タイプの官能基と
超分枝ポリマー分子の末端に実質的に均一に分散した第
2タイプの官能基とを有する超分枝ポリマーなどがあ
る。複数の官能基を有する超分枝ポリマーは、超分枝ポ
リマーを形成するための重合条件下で反応性である1以
上のモノマーを反応させることにより合成されるが、そ
の場合、該モノマーの少なくとも1つは重合時に反応性
でない潜在性官能基を含む。
れぞれ複数個有する超分枝ポリマーを提供する。 【解決手段】具体的な実施態様には、超分枝ポリマー分
子全体に実質的に均一に分散した第1タイプの官能基と
超分枝ポリマー分子の末端に実質的に均一に分散した第
2タイプの官能基とを有する超分枝ポリマーなどがあ
る。複数の官能基を有する超分枝ポリマーは、超分枝ポ
リマーを形成するための重合条件下で反応性である1以
上のモノマーを反応させることにより合成されるが、そ
の場合、該モノマーの少なくとも1つは重合時に反応性
でない潜在性官能基を含む。
Description
【0001】本発明は異なるタイプの反応性官能基を有
する超分枝(hyperbranched)ポリマーおよび異なる反
応性官能基を有する超分枝ポリマーの製造方法に関す
る。
する超分枝(hyperbranched)ポリマーおよび異なる反
応性官能基を有する超分枝ポリマーの製造方法に関す
る。
【0002】超分枝ポリマーは、主に線状主鎖に結合し
た一次および二次分枝を主体とする在来型分枝ポリマー
より分枝度の高い樹状高分子であるが、その分枝度と規
則性は完全分枝デンドリマーよりも低い。言い換えれ
ば、超分枝ポリマーは在来型分枝ポリマーと理想分枝デ
ンドリマーの中間の分子構造を有する。
た一次および二次分枝を主体とする在来型分枝ポリマー
より分枝度の高い樹状高分子であるが、その分枝度と規
則性は完全分枝デンドリマーよりも低い。言い換えれ
ば、超分枝ポリマーは在来型分枝ポリマーと理想分枝デ
ンドリマーの中間の分子構造を有する。
【0003】異なるタイプの反応性官能基を含むデンド
リマー数種がすでに様々な合成法で製造されているが、
超分枝ポリマーではそうした報告はまだない。その例外
として注目に値するのは、ABx型重合に由来し、環化
反応が抑制される限りで焦点中に単一A官能基を理想的
に含む超分枝高分子である。しかし、この超分枝ポリマ
ーの分子当たり1個だけの官能基は立体障害や分子内環
化反応といった要因のために更なる反応には使用できな
いであろうし、また通常ごくわずかな濃度でしか存在し
ないため一般に何らの利用価値もない。従って、分子当
たり2つの異なるタイプの官能基を、特に異なる条件の
下で反応性である2つの異なるタイプの官能基を、それ
ぞれ複数個有するような超分枝ポリマーはまだ知られて
いない。
リマー数種がすでに様々な合成法で製造されているが、
超分枝ポリマーではそうした報告はまだない。その例外
として注目に値するのは、ABx型重合に由来し、環化
反応が抑制される限りで焦点中に単一A官能基を理想的
に含む超分枝高分子である。しかし、この超分枝ポリマ
ーの分子当たり1個だけの官能基は立体障害や分子内環
化反応といった要因のために更なる反応には使用できな
いであろうし、また通常ごくわずかな濃度でしか存在し
ないため一般に何らの利用価値もない。従って、分子当
たり2つの異なるタイプの官能基を、特に異なる条件の
下で反応性である2つの異なるタイプの官能基を、それ
ぞれ複数個有するような超分枝ポリマーはまだ知られて
いない。
【0004】本発明は、少なくとも2つの異なるタイプ
の官能基をそれぞれ複数個有する超分枝ポリマーに関す
る。
の官能基をそれぞれ複数個有する超分枝ポリマーに関す
る。
【0005】本発明の一実施態様では該2つの異なるタ
イプの官能基は異なる条件の下で反応性である。言い換
えれば、ある条件群の下では第1タイプの官能基が反応
性、第2タイプの官能基が非反応性であり、また別の条
件群の下では第1タイプの官能基が非反応性、第2タイ
プの官能基が反応性である。これにより第1タイプの官
能基をある目的のために、たとえば複数の超分枝ポリマ
ー分子を架橋してネットワーク構造を形成するために使
用し、第2タイプの官能基を別の目的(たとえば超分枝
ポリマーネットワーク内で粒状強化剤として作用しうる
ナノ領域の形成)のために使用することが可能になる。
加えて、第2タイプの官能基は多様な化学種たとえばド
ラグ、マーカー、センサー、触媒といった分子の結合に
も使用することができる。
イプの官能基は異なる条件の下で反応性である。言い換
えれば、ある条件群の下では第1タイプの官能基が反応
性、第2タイプの官能基が非反応性であり、また別の条
件群の下では第1タイプの官能基が非反応性、第2タイ
プの官能基が反応性である。これにより第1タイプの官
能基をある目的のために、たとえば複数の超分枝ポリマ
ー分子を架橋してネットワーク構造を形成するために使
用し、第2タイプの官能基を別の目的(たとえば超分枝
ポリマーネットワーク内で粒状強化剤として作用しうる
ナノ領域の形成)のために使用することが可能になる。
加えて、第2タイプの官能基は多様な化学種たとえばド
ラグ、マーカー、センサー、触媒といった分子の結合に
も使用することができる。
【0006】本発明の他態様は、少なくとも2つの異な
るタイプの官能基をそれぞれ複数個有する超分枝領域を
含む架橋ポリマーネットワークに関し、特にポリマーネ
ットワークと共有結合したナノ領域無機強化剤を含む架
橋ポリマーネットワーク、少なくとも2つの異なるタイ
プの官能基をそれぞれ複数個有する超分枝ポリマーの合
成法、少なくとも2つの異なるタイプの官能基をそれぞ
れ複数個有する超分枝ポリマーから架橋ポリマーネット
ワークを形成する方法、およびポリマーネットワークと
共有結合したナノ領域無機強化剤を含む架橋ポリマーネ
ットワークの製造方法に関する。
るタイプの官能基をそれぞれ複数個有する超分枝領域を
含む架橋ポリマーネットワークに関し、特にポリマーネ
ットワークと共有結合したナノ領域無機強化剤を含む架
橋ポリマーネットワーク、少なくとも2つの異なるタイ
プの官能基をそれぞれ複数個有する超分枝ポリマーの合
成法、少なくとも2つの異なるタイプの官能基をそれぞ
れ複数個有する超分枝ポリマーから架橋ポリマーネット
ワークを形成する方法、およびポリマーネットワークと
共有結合したナノ領域無機強化剤を含む架橋ポリマーネ
ットワークの製造方法に関する。
【0007】本発明のこれらや他の特徴、利点および目
的については、以下の明細書および特許請求の範囲を参
照すれば、当業者の理解も更に深まろう。
的については、以下の明細書および特許請求の範囲を参
照すれば、当業者の理解も更に深まろう。
【0008】用語「超分枝ポリマー」は特許請求の範囲
を含む本明細書ではデンドリマーを包含しないものとす
る。デンドリマーは世代を問わず単分散型(一般に多分
散性が約1.02未満)の、きわめて明確な輪郭を有す
る球状分子であり、その分枝度は100%であるか又は
100%にごく近い。デンドリマーは、一般に段階ごと
の保護−脱保護法と精製手順とを伴う一連の、制御され
た段階伸長反応により合成される。そのためデンドリマ
ーの合成は長たらしく費用のかさむ方法となり、適用範
囲が実際的には限られる。
を含む本明細書ではデンドリマーを包含しないものとす
る。デンドリマーは世代を問わず単分散型(一般に多分
散性が約1.02未満)の、きわめて明確な輪郭を有す
る球状分子であり、その分枝度は100%であるか又は
100%にごく近い。デンドリマーは、一般に段階ごと
の保護−脱保護法と精製手順とを伴う一連の、制御され
た段階伸長反応により合成される。そのためデンドリマ
ーの合成は長たらしく費用のかさむ方法となり、適用範
囲が実際的には限られる。
【0009】超分枝ポリマーは (デンドリマー、超分
枝ポリマー、その他を含む) 樹状ポリマー一般の例に
漏れず枝分れを重ねている。しかし、デンドリマーと違
って超分枝ポリマーはワンステップ、ワンポット法によ
る合成が可能である。この方法だと大量の物質が高収率
で、また比較的低コストで合成しやすくなる。また、超
分枝ポリマー分子は不完全な枝分れとかなりの多分散性
(どちらも主に、その合成に関与する反応系の統計的性
質により規定される)のために、対応するデンドリマー
とは性質が異なる。従って、超分枝ポリマーは在来型分
枝ポリマーとデンドリマーの中間体とみなされよう。有
すると詳しく言えば、超分枝ポリマーは線状単位と枝分
れ繰返し単位の混合を含むが、理想デンドリマーは枝分
れ繰返し単位だけを含む。分枝度は完全分枝系(すなわ
ち理想デンドリマー)と比較した場合の分枝部位の比を
表わすが、超分枝ポリマーではその値が0を超えかつ1
未満であり、一般的には約0.25ないし約0.45で
ある。多分散性も理想デンドリマーでは1であるが、超
分枝ポリマーでは一般に1,000 Da程度の比較的
小さい分子量でも1.1を超えるし、約10,000
Da以上の分子量では1.5を超える。超分枝ポリマー
とデンドリマーの間のこうした多分散性および分枝度の
違いは、超分枝ポリマーではデンドリマーに比して非理
想的な性質、ランダム性および不規則性が相対的に強い
ことを示唆するし、超分枝ポリマーとデンドリマーを区
別するものともなっている。
枝ポリマー、その他を含む) 樹状ポリマー一般の例に
漏れず枝分れを重ねている。しかし、デンドリマーと違
って超分枝ポリマーはワンステップ、ワンポット法によ
る合成が可能である。この方法だと大量の物質が高収率
で、また比較的低コストで合成しやすくなる。また、超
分枝ポリマー分子は不完全な枝分れとかなりの多分散性
(どちらも主に、その合成に関与する反応系の統計的性
質により規定される)のために、対応するデンドリマー
とは性質が異なる。従って、超分枝ポリマーは在来型分
枝ポリマーとデンドリマーの中間体とみなされよう。有
すると詳しく言えば、超分枝ポリマーは線状単位と枝分
れ繰返し単位の混合を含むが、理想デンドリマーは枝分
れ繰返し単位だけを含む。分枝度は完全分枝系(すなわ
ち理想デンドリマー)と比較した場合の分枝部位の比を
表わすが、超分枝ポリマーではその値が0を超えかつ1
未満であり、一般的には約0.25ないし約0.45で
ある。多分散性も理想デンドリマーでは1であるが、超
分枝ポリマーでは一般に1,000 Da程度の比較的
小さい分子量でも1.1を超えるし、約10,000
Da以上の分子量では1.5を超える。超分枝ポリマー
とデンドリマーの間のこうした多分散性および分枝度の
違いは、超分枝ポリマーではデンドリマーに比して非理
想的な性質、ランダム性および不規則性が相対的に強い
ことを示唆するし、超分枝ポリマーとデンドリマーを区
別するものともなっている。
【0010】本発明の超分枝ポリマーは任意の適用可能
な重合法で合成することができる。たとえば (a)
AxByCzモノマーの単分子重合(この場合A、B部
分は互いに対して反応性であるが自己に対しては有意に
反応性でない; xとyは1以上の整数であってかつx
かyの少なくとも一方は値が2以上である; Cは超分
枝ポリマー重合時にA又はB部分に対しても自己に対し
ても有意に反応性でない官能基である; またzは1、
2、3、等々の整数である)、(b) AxC zおよび
Byモノマーの共重合又は二分子重合(この場合A、B
およびC部分は前述のとおりである; xとyは一方が
2以上、他方が3以上の整数である;またzは1以上の
整数である)、および(c) 2以上の多官能性モノマ
ーの多分子重合反応[この場合A又はBの官能価は2以
上であり、A又はBの少なくとも一方の官能価は3以上
である(例: A2+A2Cz+B3)]。本発明はま
た、超分枝ポリマーの合成に使用される1以上のモノマ
ーが重合条件下では有意に反応しない単数又は複数の潜
在性(latent)官能基を有するような他の合成法をも包
含する。たとえば本発明ではそれぞれが同種又は異種の
潜在性官能基を有する2種類のモノマーを反応させ超分
枝ポリマーを形成することができる(例:AxCz+B
yCw又はAxCz+ByDw; 式中A、B、C、
x、yおよびzは前記のとおりであり、またDはA+B
型重合時に有意に反応しない別種の潜在性官能基であ
り、wは1以上の整数である)。また、重合時に互いに
反応するx個のA基とy個のB基、それにz個のC基と
w個のD基を有する単一モノマー(たとえばAxByC
zDw)を重合させて、A+B型重合時には反応性でな
いが別の条件下では反応性であるような2種類の潜在性
官能基を含む超分枝ポリマーを形成することもできる。
上記の各例では、超分枝ポリマーを形成するにはxとy
のうち少なくとも一方が2以上の整数でなければならな
い。採用可能な他の合成法としては、前記と同様の任意
の方法であって、3種類以上の反応性官能基を伴うも
の、および/又は併発重合反応たとえば多重結合開裂又
は開環反応、段階伸長重縮合又は重付加、および鎖状伸
長重合などを伴うものがある。一般に、合成を可能に
し、かつABx、AxBy、AxByCz、AxByC
zDw又は類似モノマーの早期反応を防止するために
は、AおよびB基はある条件群たとえば通常の周囲温度
条件の下では互いに非反応性でなければならないが、別
の条件群の下では、たとえば開始剤、触媒、加熱又は他
タイプの活性化手段の存在下では反応性でなければなら
ない。
な重合法で合成することができる。たとえば (a)
AxByCzモノマーの単分子重合(この場合A、B部
分は互いに対して反応性であるが自己に対しては有意に
反応性でない; xとyは1以上の整数であってかつx
かyの少なくとも一方は値が2以上である; Cは超分
枝ポリマー重合時にA又はB部分に対しても自己に対し
ても有意に反応性でない官能基である; またzは1、
2、3、等々の整数である)、(b) AxC zおよび
Byモノマーの共重合又は二分子重合(この場合A、B
およびC部分は前述のとおりである; xとyは一方が
2以上、他方が3以上の整数である;またzは1以上の
整数である)、および(c) 2以上の多官能性モノマ
ーの多分子重合反応[この場合A又はBの官能価は2以
上であり、A又はBの少なくとも一方の官能価は3以上
である(例: A2+A2Cz+B3)]。本発明はま
た、超分枝ポリマーの合成に使用される1以上のモノマ
ーが重合条件下では有意に反応しない単数又は複数の潜
在性(latent)官能基を有するような他の合成法をも包
含する。たとえば本発明ではそれぞれが同種又は異種の
潜在性官能基を有する2種類のモノマーを反応させ超分
枝ポリマーを形成することができる(例:AxCz+B
yCw又はAxCz+ByDw; 式中A、B、C、
x、yおよびzは前記のとおりであり、またDはA+B
型重合時に有意に反応しない別種の潜在性官能基であ
り、wは1以上の整数である)。また、重合時に互いに
反応するx個のA基とy個のB基、それにz個のC基と
w個のD基を有する単一モノマー(たとえばAxByC
zDw)を重合させて、A+B型重合時には反応性でな
いが別の条件下では反応性であるような2種類の潜在性
官能基を含む超分枝ポリマーを形成することもできる。
上記の各例では、超分枝ポリマーを形成するにはxとy
のうち少なくとも一方が2以上の整数でなければならな
い。採用可能な他の合成法としては、前記と同様の任意
の方法であって、3種類以上の反応性官能基を伴うも
の、および/又は併発重合反応たとえば多重結合開裂又
は開環反応、段階伸長重縮合又は重付加、および鎖状伸
長重合などを伴うものがある。一般に、合成を可能に
し、かつABx、AxBy、AxByCz、AxByC
zDw又は類似モノマーの早期反応を防止するために
は、AおよびB基はある条件群たとえば通常の周囲温度
条件の下では互いに非反応性でなければならないが、別
の条件群の下では、たとえば開始剤、触媒、加熱又は他
タイプの活性化手段の存在下では反応性でなければなら
ない。
【0011】本発明の一態様では、2以上のビニル、ア
リル又は他の同族官能基を有する化合物とジヒドリド−
又はポリヒドリド−シラン又はシロキサンとのヒドロシ
リル化重合反応により潜在アルコキシ官能基を有する超
分枝ポリカルボシロキサンを合成することができるが、
その場合、1以上のモノマーは重合条件下で反応性であ
る3以上の官能基を含み、また1以上のモノマーは重合
条件下で実質的に非反応性である1以上の潜在アルコキ
シ官能基を含む。米国特許出願第09/753,380
号(2001年1月2日出願)は種々の超分枝ポリカル
ボシラン、ポリカルボシロキサンおよびポリカルボシラ
ゼンの合成法を開示している(同願の内容は参照指示に
より本書に組み込まれる)。そうした反応系の一例は次
のような反応式で表わされよう:
リル又は他の同族官能基を有する化合物とジヒドリド−
又はポリヒドリド−シラン又はシロキサンとのヒドロシ
リル化重合反応により潜在アルコキシ官能基を有する超
分枝ポリカルボシロキサンを合成することができるが、
その場合、1以上のモノマーは重合条件下で反応性であ
る3以上の官能基を含み、また1以上のモノマーは重合
条件下で実質的に非反応性である1以上の潜在アルコキ
シ官能基を含む。米国特許出願第09/753,380
号(2001年1月2日出願)は種々の超分枝ポリカル
ボシラン、ポリカルボシロキサンおよびポリカルボシラ
ゼンの合成法を開示している(同願の内容は参照指示に
より本書に組み込まれる)。そうした反応系の一例は次
のような反応式で表わされよう:
【0012】
【化1】
【0013】(* 式中Rはメチル、エチル又は他の一
官能性基であり、DVTMDSは1,3−ジビニルテト
ラメチルジシロキサンを表わす。) 以上例示したように、本発明の超分枝ポリマーは2以上
のビニル又はアリル反応性官能基を有する第1モノマー
と3以上のヒドロシリル反応性官能基を有する第2モノ
マーのコポリマーでもよいが、その場合、モノマーの少
なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応
しない1以上の潜在性官能基(前記反応式中のORな
ど)をもち、またモノマーの少なくとも一方は重合時に
実際に反応する3以上の反応性官能基を有する。
官能性基であり、DVTMDSは1,3−ジビニルテト
ラメチルジシロキサンを表わす。) 以上例示したように、本発明の超分枝ポリマーは2以上
のビニル又はアリル反応性官能基を有する第1モノマー
と3以上のヒドロシリル反応性官能基を有する第2モノ
マーのコポリマーでもよいが、その場合、モノマーの少
なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応
しない1以上の潜在性官能基(前記反応式中のORな
ど)をもち、またモノマーの少なくとも一方は重合時に
実際に反応する3以上の反応性官能基を有する。
【0014】本発明の好ましい実施態様によれば、超分
枝ポリマー重合時に有意に反応しない潜在性官能基はケ
イ素原子に結合した加水分解基でもよい。超分枝ポリマ
ーの潜在性官能基として役立ちうる加水分解基の例はハ
ロゲン原子団、−OR、−OCOR、無水物およびON
=CR’R”などであり、式中R、R’およびR”は脂
肪族又は芳香族炭化水素基を表わす。好ましい加水分解
基はクロロ、アセトキシ、メトキシおよびエトキシ基な
どである。
枝ポリマー重合時に有意に反応しない潜在性官能基はケ
イ素原子に結合した加水分解基でもよい。超分枝ポリマ
ーの潜在性官能基として役立ちうる加水分解基の例はハ
ロゲン原子団、−OR、−OCOR、無水物およびON
=CR’R”などであり、式中R、R’およびR”は脂
肪族又は芳香族炭化水素基を表わす。好ましい加水分解
基はクロロ、アセトキシ、メトキシおよびエトキシ基な
どである。
【0015】ビニル又はアリル反応性官能基と潜在加水
分解基の両方を有するモノマーの具体例はジビニルジク
ロロシラン、1,3−ジビニル−1,3−ジメチル−
1,3−ジクロロ−ジシロキサン、1,3−ジビニルテ
トラエトキシジシロキサン、トリビニルエトキシシラン
およびトリビニルメトキシシランなどである。これらの
モノマーを、2以上のヒドロシリル基をもち、また随意
に潜在加水分解基を含むモノマーと反応させれば、超分
枝ポリマー分子全体に実質的に均一に分散した加水分解
基と超分枝ポリマー分子の末端基として実質的に均一に
分散したビニル、アリル又はヒドロシリル基とを含めて
2つの異なるタイプの官能基を有する本発明の超分枝ポ
リマーを生成することができる。
分解基の両方を有するモノマーの具体例はジビニルジク
ロロシラン、1,3−ジビニル−1,3−ジメチル−
1,3−ジクロロ−ジシロキサン、1,3−ジビニルテ
トラエトキシジシロキサン、トリビニルエトキシシラン
およびトリビニルメトキシシランなどである。これらの
モノマーを、2以上のヒドロシリル基をもち、また随意
に潜在加水分解基を含むモノマーと反応させれば、超分
枝ポリマー分子全体に実質的に均一に分散した加水分解
基と超分枝ポリマー分子の末端基として実質的に均一に
分散したビニル、アリル又はヒドロシリル基とを含めて
2つの異なるタイプの官能基を有する本発明の超分枝ポ
リマーを生成することができる。
【0016】ビニル又はアリル官能性モノマーと反応さ
せうるモノマーのうちヒドロシリル基を有するが潜在加
水分解基を欠くモノマーの例は、ヒドロシリル官能性モ
ノマーたとえば1,1,3,3−テトラメチルジシロキ
サン、メチルトリス(ジメチルシロキシ)シラン、フェ
ニルトリス(ジメチルシロキシ)シラン、メチルヒドロ
シクロシロキサン、テトラキス(ジメチルシロキシ)シ
ラン、ジメチルシラン、ジエチルシラン、ジフェニルシ
ラン、フェニルメチルシラン、メチルシラン、フェニル
シランなどである。
せうるモノマーのうちヒドロシリル基を有するが潜在加
水分解基を欠くモノマーの例は、ヒドロシリル官能性モ
ノマーたとえば1,1,3,3−テトラメチルジシロキ
サン、メチルトリス(ジメチルシロキシ)シラン、フェ
ニルトリス(ジメチルシロキシ)シラン、メチルヒドロ
シクロシロキサン、テトラキス(ジメチルシロキシ)シ
ラン、ジメチルシラン、ジエチルシラン、ジフェニルシ
ラン、フェニルメチルシラン、メチルシラン、フェニル
シランなどである。
【0017】ヒドロシリル基と潜在加水分解基の両方を
有するモノマーの例はジクロロシラン、ジメトキシシラ
ンなどである。これらのモノマーは前述のビニル又はア
リル官能基と潜在加水分解基の両方を有するモノマーか
又はビニル又はアリル基を有するが潜在加水分解基を欠
くモノマーと反応させて、超分枝ポリマー分子全体に実
質的に均一に分散した加水分解基と超分枝ポリマー分子
の末端基として実質的に均一に分散したビニル、アリル
又はヒドロシリル官能基とを含めて2種以上の官能基を
有する本発明の超分枝ポリマーを生成することができ
る。
有するモノマーの例はジクロロシラン、ジメトキシシラ
ンなどである。これらのモノマーは前述のビニル又はア
リル官能基と潜在加水分解基の両方を有するモノマーか
又はビニル又はアリル基を有するが潜在加水分解基を欠
くモノマーと反応させて、超分枝ポリマー分子全体に実
質的に均一に分散した加水分解基と超分枝ポリマー分子
の末端基として実質的に均一に分散したビニル、アリル
又はヒドロシリル官能基とを含めて2種以上の官能基を
有する本発明の超分枝ポリマーを生成することができ
る。
【0018】ビニル又はアリル基を有するが潜在加水分
解基を欠くモノマーの例はジアリルジメチルシラン、ジ
アリルジフェニルシラン、1,3−ジアリルテトラキス
(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、1,3−ジアリ
ルテトラメチルジシロキサン、ジビニルジメチルシラ
ン、1,3−ジビニル−1,3−ジフェニル−1,3−
ジメチル−ジシロキサン、1,5−ジビニル−3,3−
ジフェニルテトラメチルトリシロキサン、1,5−ジビ
ニルヘキサメチルトリシロキサン、1,5−ジビニル−
3−フェニルペンタメチルトリシロキサン、ジビニルテ
トラキス(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、ジビニ
ルテトラメチルジシラン、1,3−ジビニルテトラメチ
ルジシロキサン、1,4−ジビニルテトラメチル−ジシ
リルエタン、ジビニルテトラフェニルジシロキサン、ト
リス(ビニルジメチルシロキシ)メチルシラン、トリス
(ビニルジメチルシロキシ)フェニルシラン、トリビニ
ルメチルシラン、1,3,5−トリビニル−1,1,
3,5,5−ペンタメチルトリシロキサン、1,3,5
−トリビニル−1,3,5−トリメチルシクロトリシロ
キサンおよびジビニルジメチルシランなどである。
解基を欠くモノマーの例はジアリルジメチルシラン、ジ
アリルジフェニルシラン、1,3−ジアリルテトラキス
(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、1,3−ジアリ
ルテトラメチルジシロキサン、ジビニルジメチルシラ
ン、1,3−ジビニル−1,3−ジフェニル−1,3−
ジメチル−ジシロキサン、1,5−ジビニル−3,3−
ジフェニルテトラメチルトリシロキサン、1,5−ジビ
ニルヘキサメチルトリシロキサン、1,5−ジビニル−
3−フェニルペンタメチルトリシロキサン、ジビニルテ
トラキス(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、ジビニ
ルテトラメチルジシラン、1,3−ジビニルテトラメチ
ルジシロキサン、1,4−ジビニルテトラメチル−ジシ
リルエタン、ジビニルテトラフェニルジシロキサン、ト
リス(ビニルジメチルシロキシ)メチルシラン、トリス
(ビニルジメチルシロキシ)フェニルシラン、トリビニ
ルメチルシラン、1,3,5−トリビニル−1,1,
3,5,5−ペンタメチルトリシロキサン、1,3,5
−トリビニル−1,3,5−トリメチルシクロトリシロ
キサンおよびジビニルジメチルシランなどである。
【0019】本発明で使用する超分枝ポリマーの分枝度
は決定的ではない。しかし該分枝度は十分に低い(たと
えば95%未満、更には90%未満である)ため、超分
枝ポリマーを理想状態での分枝度が100%であるデン
ドリマーから区別することができる。本発明に使用する
超分枝ポリマーは一般的に分枝度が約20%ないし約5
5%であり、より一般的には約25%ないし約45%で
ある。この種の超分枝ポリマーは容易に合成することが
できるし、またデンドリマーに比して比較的安価であ
る。
は決定的ではない。しかし該分枝度は十分に低い(たと
えば95%未満、更には90%未満である)ため、超分
枝ポリマーを理想状態での分枝度が100%であるデン
ドリマーから区別することができる。本発明に使用する
超分枝ポリマーは一般的に分枝度が約20%ないし約5
5%であり、より一般的には約25%ないし約45%で
ある。この種の超分枝ポリマーは容易に合成することが
できるし、またデンドリマーに比して比較的安価であ
る。
【0020】平均分枝度(DB)は分子当たりの数平均
分枝性基比すなわち(末端基+枝分れ基)数の(末端基
+枝分れ基+線状基)総数に対する比と定義される。理
想的なデンドロンおよびデンドリマーは分枝度が1であ
る。理想的な線状ポリマーは分枝度が0である。分枝度
を数式で表わすと次のようになる:
分枝性基比すなわち(末端基+枝分れ基)数の(末端基
+枝分れ基+線状基)総数に対する比と定義される。理
想的なデンドロンおよびデンドリマーは分枝度が1であ
る。理想的な線状ポリマーは分枝度が0である。分枝度
を数式で表わすと次のようになる:
【0021】
【数1】
(式中Ntは末端単位の数、Nbは分枝単位の数、また
Nlは線状単位の数である−Hawker,C.J.; Lee,R.; F
rechet,J.M.J.,J. Am. Chem. Soc.,1991,11
3,4583の定義による。) 本発明に使用する超分枝ポリマーは一般に重量平均分子
量が約1000ないし約25,000、好ましくは約2
000ないし約20,000、より好ましくは約200
0ないし約10,000である。
Nlは線状単位の数である−Hawker,C.J.; Lee,R.; F
rechet,J.M.J.,J. Am. Chem. Soc.,1991,11
3,4583の定義による。) 本発明に使用する超分枝ポリマーは一般に重量平均分子
量が約1000ないし約25,000、好ましくは約2
000ないし約20,000、より好ましくは約200
0ないし約10,000である。
【0022】本発明の超分枝ポリマーは、潜在性官能基
(重合反応時には有意に反応せず、別の条件下で反応す
ることができる官能基)を含む該超分枝ポリマーが末端
基(たとえばビニル、アリル又はヒドロシリル基)と結
合剤又は架橋剤との反応により互いに共有結合している
硬化性ポリマー組成物および硬化組成物の調製に使用さ
れよう。一般に、本発明の超分枝ポリマーはナノ領域構
造のネットワークを形成するように互いに共有結合させ
ることができるが、そのための結合剤にはα、ω−テレ
ケリック線状ポリマー又はオリゴマー、主鎖に官能基側
鎖のついた多官能性線状ポリマー、および/又は主鎖又
は側鎖中に官能基が規則的に又はランダムに分布した多
官能性ランダム分枝ポリマーを用いる。他タイプの結合
剤には、超分枝ポリマーの末端官能基と反応することが
できる二官能性又は多官能性の低分子量非ポリマー化合
物などがあろう。結合剤には多腕の星型ポリマー、デン
ドリマー、デンドロン、コンバースト(登録商標)デン
ドリグラフト、在来型分枝ポリマー、同族誘導体化され
た又は他の超分枝ポリマー、又は他の構造特異的な高分
子なども含まれよう。本発明の超分枝ポリマーから形成
されるナノ領域構造のネットワークは、共有結合したナ
ノ超分枝領域を含む三次元架橋物質と見ることができる
が、該ナノ超分枝領域は化学組成が他のネットワーク部
分と同じでも異なってもよいし、また該超分枝領域の全
容積に実質的に均一に分散した潜在性官能基を含む。結
合(すなわち架橋)に使用できるα、ω−テレケリック
線状ポリマーはたとえば純粋に有機の、又は(シロキサ
ンなどのような)無機の、又は(カルボシランなどのよ
うな)有機無機の主鎖を有するもの、具体例としてはポ
リシロキサン(ポリジメチルシロキサンなど)であり、
また超分枝ポリマー分子の末端官能基と反応することに
なる適当な末端官能基を有するものである。
(重合反応時には有意に反応せず、別の条件下で反応す
ることができる官能基)を含む該超分枝ポリマーが末端
基(たとえばビニル、アリル又はヒドロシリル基)と結
合剤又は架橋剤との反応により互いに共有結合している
硬化性ポリマー組成物および硬化組成物の調製に使用さ
れよう。一般に、本発明の超分枝ポリマーはナノ領域構
造のネットワークを形成するように互いに共有結合させ
ることができるが、そのための結合剤にはα、ω−テレ
ケリック線状ポリマー又はオリゴマー、主鎖に官能基側
鎖のついた多官能性線状ポリマー、および/又は主鎖又
は側鎖中に官能基が規則的に又はランダムに分布した多
官能性ランダム分枝ポリマーを用いる。他タイプの結合
剤には、超分枝ポリマーの末端官能基と反応することが
できる二官能性又は多官能性の低分子量非ポリマー化合
物などがあろう。結合剤には多腕の星型ポリマー、デン
ドリマー、デンドロン、コンバースト(登録商標)デン
ドリグラフト、在来型分枝ポリマー、同族誘導体化され
た又は他の超分枝ポリマー、又は他の構造特異的な高分
子なども含まれよう。本発明の超分枝ポリマーから形成
されるナノ領域構造のネットワークは、共有結合したナ
ノ超分枝領域を含む三次元架橋物質と見ることができる
が、該ナノ超分枝領域は化学組成が他のネットワーク部
分と同じでも異なってもよいし、また該超分枝領域の全
容積に実質的に均一に分散した潜在性官能基を含む。結
合(すなわち架橋)に使用できるα、ω−テレケリック
線状ポリマーはたとえば純粋に有機の、又は(シロキサ
ンなどのような)無機の、又は(カルボシランなどのよ
うな)有機無機の主鎖を有するもの、具体例としてはポ
リシロキサン(ポリジメチルシロキサンなど)であり、
また超分枝ポリマー分子の末端官能基と反応することに
なる適当な末端官能基を有するものである。
【0023】本発明の好ましい態様では、硬化性組成物
は超分枝ポリマーを結合剤又は架橋剤で結合することに
より製造することができる。超分枝ポリマー(類)、結
合剤又は架橋剤および他添加剤の選択次第で、種々の塗
料組成物、添加剤、シーラント、フィルム、シート、半
透膜又は他の目的物が製造可能である。その種の組成物
は一液系として使用に十分先立って製造しても、使用直
前に混ぜ合わせる二液系として製造してもよい。
は超分枝ポリマーを結合剤又は架橋剤で結合することに
より製造することができる。超分枝ポリマー(類)、結
合剤又は架橋剤および他添加剤の選択次第で、種々の塗
料組成物、添加剤、シーラント、フィルム、シート、半
透膜又は他の目的物が製造可能である。その種の組成物
は一液系として使用に十分先立って製造しても、使用直
前に混ぜ合わせる二液系として製造してもよい。
【0024】該組成物には、使用される化学反応次第
で、開始剤や触媒を適宜有効量加えてもよい。生産され
る組成物の種類次第で、増量剤、顔料、染料、抗酸化
剤、繊維又は粒状強化剤、耐衝撃性改良剤、紫外線安定
剤等を有効量加えてもよい。用途によっては、少量の溶
剤を加えるのが望ましいかもしれない。
で、開始剤や触媒を適宜有効量加えてもよい。生産され
る組成物の種類次第で、増量剤、顔料、染料、抗酸化
剤、繊維又は粒状強化剤、耐衝撃性改良剤、紫外線安定
剤等を有効量加えてもよい。用途によっては、少量の溶
剤を加えるのが望ましいかもしれない。
【0025】本発明の硬化性組成物は1種類の超分枝組
成物を含んでも、同じ又は異なる化学構造を備え同じ又
は異なる末端官能基を有する2種類以上の超分枝ポリマ
ーの混合物を含んでもよい。同様に、該硬化性組成物は
単一結合剤又は架橋剤を含んでも、2以上の結合剤/架
橋剤の混合物を含んでもよい。
成物を含んでも、同じ又は異なる化学構造を備え同じ又
は異なる末端官能基を有する2種類以上の超分枝ポリマ
ーの混合物を含んでもよい。同様に、該硬化性組成物は
単一結合剤又は架橋剤を含んでも、2以上の結合剤/架
橋剤の混合物を含んでもよい。
【0026】硬化(架橋)ナノ領域構造ネットワークは
異なる化学組成の領域を含むことも含まなないこともあ
ろう。しかし、構造上の差異は相対密度、形状、サイズ
の差異となって現れよう。これらの構造的な特徴のいく
つかは前駆部分の然るべき選択により、また採用する反
応条件により、調節することができる。一般に、超分枝
ポリマーは同等分子量の線状ポリマーに比して相対密度
が高く、大きさが小さい(その範囲は約1ないし約5、
10又は15nmである)。得られる三次元架橋物質は
化学組成が他のネットワーク部分を構成する線状ポリマ
ーと同じでも異なってもよい。これらの物質はフィル
ム、シート、半透膜、塗膜又は他の目的物へと成形しう
るし、またエラストマー又はプラストマー並みのガラス
転移温度を示すであろう。以上の物性を含むこれらのネ
ットワークの諸物性は前駆ポリマーの、化学組成、分子
構造、分子量および分子量分布を含めた選択次第であ
る。また、該物質は高い熱安定性、機械的強さおよび靭
性を示すほか、特殊な半透膜、保護塗料、ホトレジス
ト、新規複合材料、多孔度調整型材料などの新規製造方
法を提供することにもなろう。
異なる化学組成の領域を含むことも含まなないこともあ
ろう。しかし、構造上の差異は相対密度、形状、サイズ
の差異となって現れよう。これらの構造的な特徴のいく
つかは前駆部分の然るべき選択により、また採用する反
応条件により、調節することができる。一般に、超分枝
ポリマーは同等分子量の線状ポリマーに比して相対密度
が高く、大きさが小さい(その範囲は約1ないし約5、
10又は15nmである)。得られる三次元架橋物質は
化学組成が他のネットワーク部分を構成する線状ポリマ
ーと同じでも異なってもよい。これらの物質はフィル
ム、シート、半透膜、塗膜又は他の目的物へと成形しう
るし、またエラストマー又はプラストマー並みのガラス
転移温度を示すであろう。以上の物性を含むこれらのネ
ットワークの諸物性は前駆ポリマーの、化学組成、分子
構造、分子量および分子量分布を含めた選択次第であ
る。また、該物質は高い熱安定性、機械的強さおよび靭
性を示すほか、特殊な半透膜、保護塗料、ホトレジス
ト、新規複合材料、多孔度調整型材料などの新規製造方
法を提供することにもなろう。
【0027】本発明の超分枝ポリマー(特にポリカルボ
シラン、ポリカルボシロキサン、ポリカルボシラゼンお
よびそれらのコポリマー)の特に興味深い用途は、弾
性、耐熱性等の性質が在来シリコーン組成物並みである
のに機械的性質(引張強さや耐摩耗性など)が在来シリ
コーン組成物をしのぐようなガスケット、Oリング、シ
ーラントおよびシール塗料の製造である。本発明のこの
実施態様によれば、超分枝領域の全容積に実質的に均一
に分散した潜在加水分解基を水などと反応させ加水分解
と縮合をへて、超分枝領域全体に分散したナノスケール
のシリカ様無機構造を形成させることができる。これら
の構造の架橋密度を高めるには、潜在加水分解基を含む
超分枝領域中にテトラエトキシシラン(TEOS)など
のような共反応剤をA+B型重合反応の前か後に添加し
てもよい。これらナノスケールのシリカ様粒状構造は、
組成物の機械的性質を向上させる原位置形成強化剤とし
て役立つ。周知のように、無機粒状強化剤により実現さ
れる機械的性質の向上は強化剤粒子の平均直径に逆比例
する。本発明の範囲内では、該無機粒状強化剤は粒径が
約1ないし約5、10又は15nm程度である。加え
て、本発明の無機強化剤は超分枝領域全体にきわめて均
一に分散しており、また超分枝領域に共有結合するた
め、本発明の硬化組成物の機械的性質を著しく向上させ
る。この方法を図示すると図1のようになる。
シラン、ポリカルボシロキサン、ポリカルボシラゼンお
よびそれらのコポリマー)の特に興味深い用途は、弾
性、耐熱性等の性質が在来シリコーン組成物並みである
のに機械的性質(引張強さや耐摩耗性など)が在来シリ
コーン組成物をしのぐようなガスケット、Oリング、シ
ーラントおよびシール塗料の製造である。本発明のこの
実施態様によれば、超分枝領域の全容積に実質的に均一
に分散した潜在加水分解基を水などと反応させ加水分解
と縮合をへて、超分枝領域全体に分散したナノスケール
のシリカ様無機構造を形成させることができる。これら
の構造の架橋密度を高めるには、潜在加水分解基を含む
超分枝領域中にテトラエトキシシラン(TEOS)など
のような共反応剤をA+B型重合反応の前か後に添加し
てもよい。これらナノスケールのシリカ様粒状構造は、
組成物の機械的性質を向上させる原位置形成強化剤とし
て役立つ。周知のように、無機粒状強化剤により実現さ
れる機械的性質の向上は強化剤粒子の平均直径に逆比例
する。本発明の範囲内では、該無機粒状強化剤は粒径が
約1ないし約5、10又は15nm程度である。加え
て、本発明の無機強化剤は超分枝領域全体にきわめて均
一に分散しており、また超分枝領域に共有結合するた
め、本発明の硬化組成物の機械的性質を著しく向上させ
る。この方法を図示すると図1のようになる。
【0028】例 例1
(CH2=CHSi(OEt)2)2OおよびSi(O
SiMe2H)4に由来する反応性エトキシシリルおよ
びヒドロシラン基を有する二官能基化超分枝ポリ(カル
ボシロキサン)HB−DVSi2(OEt)4DS−T
DMSS−SiMe2H (A2B4+C4系)の合成 縦型復水器を備えた250ml二首丸底フラスコに、
0.1550g白金−ジビニルテトラメチルジシロキサ
ン錯体のキシレン溶液(Karstedt触媒、白金〜2%のキ
シレン溶液)を入れた。フラスコをN2で1分間フラッ
シュした。1,3−ジビニルテトラエトキシルジシロキ
サン(30.00g,95%,92.98mmol)と
テトラキス(ジメチルシロキシ)シラン(45.83
g,139.40mmol)の混合物を二首丸底フラス
コに、かき混ぜながら注入した。得られた混合液を室温
で40分間かき混ぜ、次いで50℃に保持した油浴中で
16時間加熱した。得られた粘稠油をアセトニトリルで
洗った(50×3 ml)。揮発分をロータリーベーパ
ライザーで減圧除去してから、16時間更に減圧乾燥す
ると薄黄色の油(63g)が得られた。1H NMR
(CDCl3): 0.051 ppm (s,SiC
H3),0.056 ppm (s,SiCH3),
0.065 ppm (s,SiCH3),0.112
ppm (s,SiCH3),0.119 ppm
(s,SiCH3),0.158 ppm(s,SiC
H3),0.168 ppm(s,SiCH3),0.
178 ppm (s,SiCH3),0.53−0.
57 ppm (broad,m,CH2CH2),
1.09 ppm (d,CH 3CH,J 7.324
Hz,微量),1.18 ppm (t,OCH2 C
H 3,J 6.592 Hz),3.78 ppm
(q,OCH 2CH3,J 6.837 Hz),4.
68 ppm (m,SiH)。13C{1H} NM
R (CDCl3): −1.13 ppm (s,S
iCH3),0.13 ppm(s,SiCH3),
2.75 ppm (s,SiCH3),6.54 p
pm (s,CH2CH2),7.39 ppm
(s,CH2CH2),8.79 ppm (s,CH
2CH2),18.05 ppm (s,OCH2 CH
3),57.96ppm (s,OCH2CH3)。
29Si{1H} NMR (CDCl3): (−1
50.6)−(−104.0) ppm [m,Si
(O−)4],(−54.4)−(−52.7) pp
m {m,Si(OEt)2],(−6.6)−(−
5.5) ppm (m,SiH),8.9−10.1
ppm[m,Si(CH3)2]。KBr錠剤法IR
(選択共鳴): 2133cm −1 [v (Si
H)],960cm−1 [v(SI−O−C
2H5)]。 GPC (カラムセット: ポリマーラブカラム300
×7.5 Plgel10uミックスト10 M−MI
XED−34−23,10 M−M34−2,Plge
l 100Å,Plgel 50Å。溶媒: トルエ
ン。スタンダード: ポリスチレン800−300,0
00): Mn 2809,Mw 7540,多分散性
2.68.例2 ビニルを末端基とするα、ω−テレケリック・ポリジメ
チルシロキサンによるHB−DVSi2(OEt)4D
S−TDMSS−SiMe2H(例1)の硬化(初期記
録: MMIノートブック626,p.45、実験整理
番号626−45−1、最適方法: MMIノートブッ
ク626,p.49、実験整理番号626−47−2−
2、2000年9月4日) 15mLバイアルでCH2=CHSiMe2O(SiM
e2O)nSiMe2CH=CH2 (MW 62,7
00,1.20g)を3.5mLヘキサンに溶かした。
この溶液に以下の順序で以下の物質を加えて溶かした:
0.1mLの3−メチル−1−ペンチン−3−オール
(0.30g/mL)ヘキサン溶液;白金−ジビニルテ
トラメチルジシロキサン錯体のキシレン溶液(Karstedt
触媒、白金〜2%のキシレン溶液)の0.1mLヘキサ
ン溶液(0.2gキシレン溶液/1mLヘキサン);
HB−DVSi2(OEt)4DS−TDMSS−Si
Me2H (0.30g);および0.1gチタニウム
=ジ−n−ブトキシド(ビス−2,4−ペンタンジオナ
ート)の73%ブタノール溶液。得られた溶液を、予め
(EtO)4Siで濡らしてから風乾させておいたTi
被覆PETプレート上にキャストし、120℃で20分
間硬化させて薄黄色の不溶性被膜を得た。例3 ビニルを末端基とするα、ω−テレケリック・ポリジメ
チルシロキサン2種(MW 62,700、MW 16
5,000)によるHB−DVSi2(OEt) 4DS
−TDMSS−SiMe2H(例1)の硬化(初期記
録: MMIノートブック626,p.51、実験整理
番号626−48−4、2000年9月12日。最適方
法: MMIノートブック626,p.90、実験整理
番号626−90−1、2001年5月16日) 20mLバイアルでCH2=CHSiMe2O(SiM
e2O)nSiMe2CH=CH2 (MW 62,7
00,0.9g)およびCH2=CHSiMe 2O(S
iMe2O)nSiMe2CH=CH2 (MW 16
5,000,0.9g)を8mLヘキサンに溶かした。
この溶液に以下の順序で以下の物質を加えて溶かした:
0.15mLの3−メチル−1−ペンチン−3−オー
ル(0.20g/mL)ヘキサン溶液; 白金−ジビニ
ルテトラメチルジシロキサン錯体のキシレン溶液(Kars
tedt触媒、白金〜2%のキシレン溶液)の0.15mL
ヘキサン溶液(0.20gキシレン溶液/1mLヘキサ
ン); HB−DVSi2(OEt)4DS−TDMS
S−SiMe2H (0.45g); 0.05gチタ
ニウム=ジ−n−ブトキシド(ビス−2,4−ペンタン
ジオナート)の73%ブタノール溶液; および(3−
グリシドキシプロピル)ジメチルエトキシシランの0.
2mL THF溶液(0.25g/mL)。得られた溶
液をTi被覆PETプレート上にキャストし、150℃
で20分間硬化させて薄黄色の不溶性被膜を得た。例4 ビニルを末端基とするα、ω−テレケリック・ポリジメ
チルシロキサン2種(MW 62,700、MW 16
5,000)によるHB−DVSi2(OEt) 4DS
−TDMSS−SiMe2H(例1)の硬化およびテト
ラエチルオルトシリケートによる後処理(MMIノート
ブック626,p.89、2001年5月14日) 250mLビーカーでCH2=CHSiMe2O(Si
Me2O)nSiMe 2CH=CH2 (MW 62,
700,8g)とCH2=CHSiMe2O(SiMe
2O)nSiMe2CH=CH2 (MW 165,0
00,8g)を20mLヘキサンに溶かした。この溶液
に以下の順序で以下の物質を加えて溶かした: 1.2
gの3−メチル−1−ペンチン−3−オール; 0.2
0g白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のキ
シレン溶液(Karstedt触媒、白金〜2%のキシレン溶
液); 4.0gのHB−DVSi2(OEt)4DS
−TDMSS−SiMe2H; および1.2gチタニ
ウム=ジ−n−ブトキシド(ビス−2,4−ペンタンジ
オナート)の73%ブタノール溶液。該配合物の表面に
N2を吹き込んで揮発分をほぼ飛ばした。得られた粘稠
溶液を金型上にキャストし、4日間風乾した。次いで、
55℃で1時間、80℃で1.5時間、155℃で1時
間硬化させて気泡のない黄褐色のゴムを得た。Shor
e A硬度計の平均読みは31.4であった。得られた
シリコーンゴムをテトラエチルオルトシリケートに16
時間浸漬してから、150℃のオーブンに1時間保持し
て更に硬い弾性ゴムを得た。Shore A硬度計の平
均読みは40であった。
SiMe2H)4に由来する反応性エトキシシリルおよ
びヒドロシラン基を有する二官能基化超分枝ポリ(カル
ボシロキサン)HB−DVSi2(OEt)4DS−T
DMSS−SiMe2H (A2B4+C4系)の合成 縦型復水器を備えた250ml二首丸底フラスコに、
0.1550g白金−ジビニルテトラメチルジシロキサ
ン錯体のキシレン溶液(Karstedt触媒、白金〜2%のキ
シレン溶液)を入れた。フラスコをN2で1分間フラッ
シュした。1,3−ジビニルテトラエトキシルジシロキ
サン(30.00g,95%,92.98mmol)と
テトラキス(ジメチルシロキシ)シラン(45.83
g,139.40mmol)の混合物を二首丸底フラス
コに、かき混ぜながら注入した。得られた混合液を室温
で40分間かき混ぜ、次いで50℃に保持した油浴中で
16時間加熱した。得られた粘稠油をアセトニトリルで
洗った(50×3 ml)。揮発分をロータリーベーパ
ライザーで減圧除去してから、16時間更に減圧乾燥す
ると薄黄色の油(63g)が得られた。1H NMR
(CDCl3): 0.051 ppm (s,SiC
H3),0.056 ppm (s,SiCH3),
0.065 ppm (s,SiCH3),0.112
ppm (s,SiCH3),0.119 ppm
(s,SiCH3),0.158 ppm(s,SiC
H3),0.168 ppm(s,SiCH3),0.
178 ppm (s,SiCH3),0.53−0.
57 ppm (broad,m,CH2CH2),
1.09 ppm (d,CH 3CH,J 7.324
Hz,微量),1.18 ppm (t,OCH2 C
H 3,J 6.592 Hz),3.78 ppm
(q,OCH 2CH3,J 6.837 Hz),4.
68 ppm (m,SiH)。13C{1H} NM
R (CDCl3): −1.13 ppm (s,S
iCH3),0.13 ppm(s,SiCH3),
2.75 ppm (s,SiCH3),6.54 p
pm (s,CH2CH2),7.39 ppm
(s,CH2CH2),8.79 ppm (s,CH
2CH2),18.05 ppm (s,OCH2 CH
3),57.96ppm (s,OCH2CH3)。
29Si{1H} NMR (CDCl3): (−1
50.6)−(−104.0) ppm [m,Si
(O−)4],(−54.4)−(−52.7) pp
m {m,Si(OEt)2],(−6.6)−(−
5.5) ppm (m,SiH),8.9−10.1
ppm[m,Si(CH3)2]。KBr錠剤法IR
(選択共鳴): 2133cm −1 [v (Si
H)],960cm−1 [v(SI−O−C
2H5)]。 GPC (カラムセット: ポリマーラブカラム300
×7.5 Plgel10uミックスト10 M−MI
XED−34−23,10 M−M34−2,Plge
l 100Å,Plgel 50Å。溶媒: トルエ
ン。スタンダード: ポリスチレン800−300,0
00): Mn 2809,Mw 7540,多分散性
2.68.例2 ビニルを末端基とするα、ω−テレケリック・ポリジメ
チルシロキサンによるHB−DVSi2(OEt)4D
S−TDMSS−SiMe2H(例1)の硬化(初期記
録: MMIノートブック626,p.45、実験整理
番号626−45−1、最適方法: MMIノートブッ
ク626,p.49、実験整理番号626−47−2−
2、2000年9月4日) 15mLバイアルでCH2=CHSiMe2O(SiM
e2O)nSiMe2CH=CH2 (MW 62,7
00,1.20g)を3.5mLヘキサンに溶かした。
この溶液に以下の順序で以下の物質を加えて溶かした:
0.1mLの3−メチル−1−ペンチン−3−オール
(0.30g/mL)ヘキサン溶液;白金−ジビニルテ
トラメチルジシロキサン錯体のキシレン溶液(Karstedt
触媒、白金〜2%のキシレン溶液)の0.1mLヘキサ
ン溶液(0.2gキシレン溶液/1mLヘキサン);
HB−DVSi2(OEt)4DS−TDMSS−Si
Me2H (0.30g);および0.1gチタニウム
=ジ−n−ブトキシド(ビス−2,4−ペンタンジオナ
ート)の73%ブタノール溶液。得られた溶液を、予め
(EtO)4Siで濡らしてから風乾させておいたTi
被覆PETプレート上にキャストし、120℃で20分
間硬化させて薄黄色の不溶性被膜を得た。例3 ビニルを末端基とするα、ω−テレケリック・ポリジメ
チルシロキサン2種(MW 62,700、MW 16
5,000)によるHB−DVSi2(OEt) 4DS
−TDMSS−SiMe2H(例1)の硬化(初期記
録: MMIノートブック626,p.51、実験整理
番号626−48−4、2000年9月12日。最適方
法: MMIノートブック626,p.90、実験整理
番号626−90−1、2001年5月16日) 20mLバイアルでCH2=CHSiMe2O(SiM
e2O)nSiMe2CH=CH2 (MW 62,7
00,0.9g)およびCH2=CHSiMe 2O(S
iMe2O)nSiMe2CH=CH2 (MW 16
5,000,0.9g)を8mLヘキサンに溶かした。
この溶液に以下の順序で以下の物質を加えて溶かした:
0.15mLの3−メチル−1−ペンチン−3−オー
ル(0.20g/mL)ヘキサン溶液; 白金−ジビニ
ルテトラメチルジシロキサン錯体のキシレン溶液(Kars
tedt触媒、白金〜2%のキシレン溶液)の0.15mL
ヘキサン溶液(0.20gキシレン溶液/1mLヘキサ
ン); HB−DVSi2(OEt)4DS−TDMS
S−SiMe2H (0.45g); 0.05gチタ
ニウム=ジ−n−ブトキシド(ビス−2,4−ペンタン
ジオナート)の73%ブタノール溶液; および(3−
グリシドキシプロピル)ジメチルエトキシシランの0.
2mL THF溶液(0.25g/mL)。得られた溶
液をTi被覆PETプレート上にキャストし、150℃
で20分間硬化させて薄黄色の不溶性被膜を得た。例4 ビニルを末端基とするα、ω−テレケリック・ポリジメ
チルシロキサン2種(MW 62,700、MW 16
5,000)によるHB−DVSi2(OEt) 4DS
−TDMSS−SiMe2H(例1)の硬化およびテト
ラエチルオルトシリケートによる後処理(MMIノート
ブック626,p.89、2001年5月14日) 250mLビーカーでCH2=CHSiMe2O(Si
Me2O)nSiMe 2CH=CH2 (MW 62,
700,8g)とCH2=CHSiMe2O(SiMe
2O)nSiMe2CH=CH2 (MW 165,0
00,8g)を20mLヘキサンに溶かした。この溶液
に以下の順序で以下の物質を加えて溶かした: 1.2
gの3−メチル−1−ペンチン−3−オール; 0.2
0g白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のキ
シレン溶液(Karstedt触媒、白金〜2%のキシレン溶
液); 4.0gのHB−DVSi2(OEt)4DS
−TDMSS−SiMe2H; および1.2gチタニ
ウム=ジ−n−ブトキシド(ビス−2,4−ペンタンジ
オナート)の73%ブタノール溶液。該配合物の表面に
N2を吹き込んで揮発分をほぼ飛ばした。得られた粘稠
溶液を金型上にキャストし、4日間風乾した。次いで、
55℃で1時間、80℃で1.5時間、155℃で1時
間硬化させて気泡のない黄褐色のゴムを得た。Shor
e A硬度計の平均読みは31.4であった。得られた
シリコーンゴムをテトラエチルオルトシリケートに16
時間浸漬してから、150℃のオーブンに1時間保持し
て更に硬い弾性ゴムを得た。Shore A硬度計の平
均読みは40であった。
【0029】以上の説明は好ましい実施態様だけの説明
とみなされる。当業者および本発明を実施する者には本
発明の変更が思い浮かぶであろう。従って、上述の実施
態様は単に説明を目的とするものであって、本発明の範
囲を限定するものではなく、本発明の範囲は、同等物の
原則を含む特許法の原則に従って解釈される特許請求の
範囲により規定されるものとする。
とみなされる。当業者および本発明を実施する者には本
発明の変更が思い浮かぶであろう。従って、上述の実施
態様は単に説明を目的とするものであって、本発明の範
囲を限定するものではなく、本発明の範囲は、同等物の
原則を含む特許法の原則に従って解釈される特許請求の
範囲により規定されるものとする。
【図1】図1は、ドメイン内架橋を伴うおよび/又は従
えるドメイン間架橋ネットワークの潜在性官能基を介し
た形成法の略図である。HBP: 超分枝ポリマー(ネ
ットワーク前駆体); PDMS: ポリジメチルシロ
キサン。
えるドメイン間架橋ネットワークの潜在性官能基を介し
た形成法の略図である。HBP: 超分枝ポリマー(ネ
ットワーク前駆体); PDMS: ポリジメチルシロ
キサン。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ジン(ヌミ)フ
アメリカ合衆国,ミシガン 48642,ミッ
ドランド,イーストローン ドライブ
1903,ビー−8
(72)発明者 デール ジェイ.メイアー
アメリカ合衆国,ミシガン 48640,ミッ
ドランド,ノースク ストリート 3320
(72)発明者 ロバート エム.ナワク
アメリカ合衆国,ミシガン 48640−6721,
ミッドランド,ペブルストーン ドライブ
6105
Fターム(参考) 2H025 AA09 AA10 AB15 AB17 CB33
4J002 AA031 CP031 CP051 CP141
EX006 EX016 EX036 FD146
GD00 GH01 GJ02 GM00 GQ05
4J035 BA15 CA021 CA131 EB03
EB10 FB06 HA01 LA03 LA04
LB01 LB03 LB16 LB18 LB20
Claims (145)
- 【請求項1】 少なくとも2つの異なるタイプの官能基
をそれぞれ複数個有する超分枝ポリマーを含む組成物。 - 【請求項2】 異なるタイプの官能基のうち少なくとも
1種が超分枝ポリマー分子全体に実質的に均一に分散し
ており、また少なくとも他の1種が該超分枝ポリマー分
子の末端に実質的に均一に分散している請求項1の組成
物。 - 【請求項3】 異なるタイプの官能基のうち少なくとも
1種が超分枝ポリマー分子全体に実質的に均一に分散し
ているケイ素原子に結合した加水分解基であり、また他
種が該超分枝ポリマー分子の末端に実質的に均一に分散
している請求項1の組成物。 - 【請求項4】 異なるタイプの官能基のうち少なくとも
1種が超分枝ポリマー分子全体に実質的に均一に分散し
ている加水分解基であり、また他種がヒドロシリル、ビ
ニル又はアリル基である請求項1の組成物。 - 【請求項5】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイプの
反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上の第
2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマーと
の重合反応生成物であり、両モノマーの少なくとも一方
は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの少な
くとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に(sign
ificantly)反応しない1以上の潜在性官能基(C)を
有することを特徴とする請求項1の組成物。 - 【請求項6】 超分枝ポリマーが2以上の反応性ビニル
又はアリル官能基(A)を有する第1モノマーと2以上
の反応性ヒドロシリル官能基(B)を有する第2モノマ
ーとの重合反応生成物であり、両モノマーの少なくとも
一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの
少なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に反
応しない1以上の潜在性官能基(C)を有することを特
徴とする請求項1の組成物。 - 【請求項7】 超分枝ポリマーが1以上の第1タイプの
反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応性官能
基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応
しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモノマーの
重合反応生成物である請求項1の組成物。 - 【請求項8】 超分枝ポリマーが1以上の反応性ヒドロ
シリル官能基(A)、2以上の反応性ビニル又はアリル
官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有意に
反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモノマ
ーの重合反応生成物である請求項1の組成物。 - 【請求項9】 超分枝ポリマーが1以上の反応性ビニル
又はアリル官能基(A)、2以上の反応性ヒドロシリル
官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有意に
反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモノマ
ーの重合反応生成物である請求項1の組成物。 - 【請求項10】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応性
モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場
合、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性官
能基(A)をもち、1以上のモノマーは3以上の第2タ
イプの反応性官能基(B)をもち、また1以上のモノマ
ーが該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応しない1以
上の潜在性官能基(C)を有することを特徴とする請求
項1の組成物。 - 【請求項11】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイプ
の反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上の
第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマー
との重合反応生成物であって、両モノマーの少なくとも
一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの
一方が1以上の潜在性官能基(C)をもち、他方が1以
上の潜在性官能基(D)をもち、これらの潜在性官能基
が該重合反応条件とは異なる反応条件の下で互いに反応
しうることを特徴とする請求項1の組成物。 - 【請求項12】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応性
官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時には有意
に反応しないが重合反応条件とは異なる反応条件の下で
は互いに反応しうるような2以上の潜在性官能基(Cお
よびD)を有するモノマーの重合反応生成物である請求
項1の組成物。 - 【請求項13】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応性
モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場合
に、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性官
能基(A)をもち、他の1以上のモノマーは3以上の第
2タイプの反応性官能基(B)をもち、また1以上のモ
ノマーが2以上の潜在性官能基(CおよびD)を有する
か、又は1以上の反応モノマーが1種類の潜在性官能基
(C)をもち1以上の他モノマーが1以上の別の潜在性
官能基(D)を有するていて、該潜在性官能基(Cおよ
びD)は該超分枝ポリマーの重合時には有意に反応しな
いが該重合条件とは異なる反応条件の下では互いに反応
しうることを特徴とする請求項1の組成物。 - 【請求項14】 超分枝ポリマーが2以上のヒドロシリ
ル基を有するモノマーとジアリルジメチルシラン、ジア
リルジフェニルシラン、1,3−ジアリルテトラキス
(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、1,3−ジアリ
ルテトラメチルジシロキサン、ジビニルジメチルシラ
ン、1,3−ジビニル−1,3−ジフェニル−1,3−
ジメチル−ジシロキサン、1,5−ジビニル−3,3−
ジフェニルテトラメチルトリシロキサン、1,5−ジビ
ニルヘキサメチルトリシロキサン、1,5−ジビニル−
3−フェニルペンタメチルトリシロキサン、ジビニルテ
トラキス(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、ジビニ
ルテトラメチルジシラン、1,3−ジビニルテトラメチ
ルジシロキサン、1,4−ジビニルテトラメチル−ジシ
リルエタン、ジビニルテトラフェニルジシロキサン、ト
リス(ビニルジメチルシロキシ)メチルシラン、トリス
(ビニルジメチルシロキシ)フェニルシラン、トリビニ
ルメチルシラン、1,3,5−トリビニル−1,1,
3,5,5−ペンタメチルトリシロキサン、1,3,5
−トリビニル−1,3,5−トリメチルシクロトリシロ
キサンおよびジビニルジメチルシランからなる群から選
択されるモノマーとの重合反応生成物である請求項1の
組成物。 - 【請求項15】 超分枝ポリマーが2以上のビニル又は
アリル基を有するモノマーと1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサン、メチルトリス(ジメチルシロキシ)
シラン、フェニルトリス(ジメチルシロキシ)シラン、
メチルヒドロシクロシロキサン、テトラキス(ジメチル
シロキシ)シラン、ジメチルシラン、ジエチルシラン、
ジフェニルシラン、フェニルメチルシラン、メチルシラ
ンおよびフェニルシランからなる群から選択されるモノ
マーとの重合反応生成物である請求項1の組成物。 - 【請求項16】 架橋ポリマーネットワークであって、 少なくとも1種類の潜在反応性官能基をそれぞれ複数個
有する超分枝ポリマー領域および該超分枝ポリマー領域
を一緒に共有結合する架橋剤を含む架橋ポリマーネット
ワーク。 - 【請求項17】 異なるタイプの潜在反応性官能基のう
ち少なくとも1種が分枝ポリマー領域全体に実質的に均
一に分散している請求項6のネットワーク。 - 【請求項18】 異なるタイプの潜在反応性官能基のう
ち少なくとも1種が分枝ポリマー領域全体に実質的に均
一に分散している加水分解基である請求項6のネットワ
ーク。 - 【請求項19】 異なるタイプの潜在反応性官能基のう
ち少なくとも1種が分枝ポリマー領域全体に実質的に均
一に分散しているケイ素原子に結合した加水分解基であ
る請求項6のネットワーク。 - 【請求項20】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイプ
の反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上の
第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマー
との重合反応生成物であり、両モノマーの少なくとも一
方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの少
なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応
しない1以上の潜在性官能基(C)を有する請求項16
のネットワーク。 - 【請求項21】 超分枝ポリマーが2以上の反応性ビニ
ル又はアリル官能基(A)を有する第1モノマーと2以
上の反応性ヒドロシリル官能基(B)を有する第2モノ
マーとの重合反応生成物であり、両モノマーの少なくと
も一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマー
の少なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に
反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有することを
特徴とする請求項16のネットワーク。 - 【請求項22】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応性
官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有意に
反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモノマ
ーの重合反応生成物である請求項16のネットワーク。 - 【請求項23】 超分枝ポリマーが、1以上の反応性ヒ
ドロシリル官能基(A)、2以上の反応性ビニル又はア
リル官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有
意に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモ
ノマーの重合反応生成物である請求項16のネットワー
ク。 - 【請求項24】 超分枝ポリマーが、1以上の反応性ビ
ニル又はアリル官能基(A)、2以上の反応性ヒドロシ
リル官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有
意に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモ
ノマーの重合反応生成物である請求項16のネットワー
ク。 - 【請求項25】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応性
モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場
合、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性官
能基(A)をもち、1以上のモノマーは3以上の第2タ
イプの反応性官能基(B)をもち、また1以上のモノマ
ーが該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応しない1以
上の潜在性官能基(C)を有することを特徴とする請求
項16のネットワーク。 - 【請求項26】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイプ
の反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上の
第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマー
との重合反応生成物であって、両モノマーの少なくとも
一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの
一方が1以上の潜在性官能基(C)をもち、他方が1以
上の潜在性官能基(D)をもち、これらの潜在性官能基
が該重合反応条件とは異なる反応条件の下で互いに反応
しうることを特徴とする請求項16のネットワーク。 - 【請求項27】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応性
官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時には有意
に反応しないが重合反応条件とは異なる反応条件の下で
は互いに反応しうるような2以上の潜在性官能基(Cお
よびD)を有するモノマーの重合反応生成物である請求
項16のネットワーク。 - 【請求項28】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応性
モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場合
に、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性官
能基(A)をもち、他の1以上のモノマーは3以上の第
2タイプの反応性官能基(B)をもち、また1以上のモ
ノマーが2以上の潜在性官能基(CおよびD)を有する
か、又は1以上の反応モノマーが1種類の潜在性官能基
(C)をもち1以上の他モノマーが1以上の別の潜在性
官能基(D)を有するていて、該潜在性官能基(Cおよ
びD)は該超分枝ポリマーの重合時には有意に反応しな
いが該重合条件とは異なる反応条件の下では互いに反応
しうることを特徴とする請求項16のネットワーク。 - 【請求項29】 超分枝ポリマーが2以上のヒドロシリ
ル基を有するモノマーとジアリルジメチルシラン、ジア
リルジフェニルシラン、1,3−ジアリルテトラキス
(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、1,3−ジアリ
ルテトラメチルジシロキサン、ジビニルジメチルシラ
ン、1,3−ジビニル−1,3−ジフェニル−1,3−
ジメチル−ジシロキサン、1,5−ジビニル−3,3−
ジフェニルテトラメチルトリシロキサン、1,5−ジビ
ニルヘキサメチルトリシロキサン、1,5−ジビニル−
3−フェニルペンタメチルトリシロキサン、ジビニルテ
トラキス(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、ジビニ
ルテトラメチルジシラン、1,3−ジビニルテトラメチ
ルジシロキサン、1,4−ジビニルテトラメチル−ジシ
リルエタン、ジビニルテトラフェニルジシロキサン、ト
リス(ビニルジメチルシロキシ)メチルシラン、トリス
(ビニルジメチルシロキシ)フェニルシラン、トリビニ
ルメチルシラン、1,3,5−トリビニル−1,1,
3,5,5−ペンタメチルトリシロキサン、1,3,5
−トリビニル−1,3,5−トリメチルシクロトリシロ
キサンおよびジビニルジメチルシランからなる群から選
択されるモノマーとの重合反応生成物である請求項6の
ネットワーク。 - 【請求項30】 超分枝ポリマーが2以上のビニル又は
アリル基を有するモノマーと1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサン、メチルトリス(ジメチルシロキシ)
シラン、フェニルトリス(ジメチルシロキシ)シラン、
メチルヒドロシクロシロキサン、テトラキス(ジメチル
シロキシ)シラン、ジメチルシラン、ジエチルシラン、
ジフェニルシラン、フェニルメチルシラン、メチルシラ
ンおよびフェニルシランからなる群から選択されるモノ
マーとの重合反応生成物である請求項6のネットワー
ク。 - 【請求項31】 結合剤がα、ω−テレケリック線状ポ
リマーである請求項6のネットワーク。 - 【請求項32】 α、ω−テレケリック線状ポリマー又
はオリゴマーがポリシロキサン主鎖を有する請求項31
のネットワーク。 - 【請求項33】 α、ω−テレケリック線状ポリマー又
はオリゴマーがポリジアルキルシロキサンである請求項
31のネットワーク。 - 【請求項34】 結合剤が主鎖に官能基側鎖をつけた多
官能性線状ポリマーである請求項16のネットワーク。 - 【請求項35】 結合剤が主鎖又は側鎖中に官能基を規
則的に又はランダムに分散させた多官能性の在来分枝ポ
リマーである請求項16のネットワーク。 - 【請求項36】 結合剤が、超分枝ポリマー表面の末端
官能基と反応しうる二官能性又は多官能性の非ポリマー
化合物である請求項16のネットワーク。 - 【請求項37】 結合剤が多腕の星型ポリマー、デンド
リマー、デンドロン、コンバースト(Combburst;登録
商標)デンドリグラフトおよび超分枝ポリマーからなる
群から選択される請求項16のネットワーク。 - 【請求項38】 超分枝ポリマー前駆体の架橋が、超分
枝ポリマー分子の末端に実質的に均一に分散した官能基
の加水分解により実現される請求項16のネットワー
ク。 - 【請求項39】 ナノ強化領域を含む架橋ポリマーネッ
トワークであって、超分枝ポリマー中に分散しかつ該超
分枝ポリマーに共有結合している強化構造を含む超分枝
ポリマー領域および超分枝ポリマー領域を一緒に共有結
合する架橋剤を含む架橋ポリマーネットワーク。 - 【請求項40】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイプ
の反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上の
第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマー
との重合反応生成物であり、両モノマーの少なくとも一
方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの少
なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応
しない1以上の潜在性官能基(C)を有する請求項39
のネットワーク。 - 【請求項41】 超分枝ポリマーが2以上の反応性ビニ
ル又はアリル官能基(A)を有する第1モノマーと2以
上の反応性ヒドロシリル官能基(B)を有する第2モノ
マーとの重合反応生成物であり、両モノマーの少なくと
も一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマー
の少なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に
反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有することを
特徴とする請求項39のネットワーク。 - 【請求項42】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応性
官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有意に
反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモノマ
ーの重合反応生成物である請求項39のネットワーク。 - 【請求項43】 超分枝ポリマーが、1以上の反応性ヒ
ドロシリル官能基(A)、2以上の反応性ビニル又はア
リル官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有
意に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモ
ノマーの重合反応生成物である請求項39のネットワー
ク。 - 【請求項44】 超分枝ポリマーが、1以上の反応性ビ
ニル又はアリル官能基(A)、2以上の反応性ヒドロシ
リル官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有
意に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモ
ノマーの重合反応生成物である請求項39のネットワー
ク。 - 【請求項45】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応性
モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場
合、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性官
能基(A)をもち、1以上のモノマーは3以上の第2タ
イプの反応性官能基(B)をもち、また1以上のモノマ
ーが該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応しない1以
上の潜在性官能基(C)を有することを特徴とする請求
項39のネットワーク。 - 【請求項46】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイプ
の反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上の
第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマー
との重合反応生成物であって、両モノマーの少なくとも
一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの
一方が1以上の潜在性官能基(C)をもち、他方が1以
上の潜在性官能基(D)をもち、これらの潜在性官能基
が該重合反応条件とは異なる反応条件の下で互いに反応
しうることを特徴とする請求項39のネットワーク。 - 【請求項47】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応性
官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時には有意
に反応しないが重合反応条件とは異なる反応条件の下で
は互いに反応しうるような2以上の潜在性官能基(Cお
よびD)を有するモノマーの重合反応生成物である請求
項39のネットワーク。 - 【請求項48】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応性
モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場合
に、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性官
能基(A)をもち、他の1以上のモノマーは3以上の第
2タイプの反応性官能基(B)をもち、また1以上のモ
ノマーが2以上の潜在性官能基(CおよびD)を有する
か、又は1以上の反応モノマーが1種類の潜在性官能基
(C)をもち1以上の他モノマーが1以上の別の潜在性
官能基(D)を有するていて、該潜在性官能基(Cおよ
びD)は該超分枝ポリマーの重合時には有意に反応しな
いが該重合条件とは異なる反応条件の下では互いに反応
しうることを特徴とする請求項39のネットワーク。 - 【請求項49】 超分枝ポリマーが2以上のヒドロシリ
ル基を有するモノマーとジアリルジメチルシラン、ジア
リルジフェニルシラン、1,3−ジアリルテトラキス
(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、1,3−ジアリ
ルテトラメチルジシロキサン、ジビニルジメチルシラ
ン、1,3−ジビニル−1,3−ジフェニル−1,3−
ジメチル−ジシロキサン、1,5−ジビニル−3,3−
ジフェニルテトラメチルトリシロキサン、1,5−ジビ
ニルヘキサメチルトリシロキサン、1,5−ジビニル−
3−フェニルペンタメチルトリシロキサン、ジビニルテ
トラキス(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、ジビニ
ルテトラメチルジシラン、1,3−ジビニルテトラメチ
ルジシロキサン、1,4−ジビニルテトラメチル−ジシ
リルエタン、ジビニルテトラフェニルジシロキサン、ト
リス(ビニルジメチルシロキシ)メチルシラン、トリス
(ビニルジメチルシロキシ)フェニルシラン、トリビニ
ルメチルシラン、1,3,5−トリビニル−1,1,
3,5,5−ペンタメチルトリシロキサン、1,3,5
−トリビニル−1,3,5−トリメチルシクロトリシロ
キサンおよびジビニルジメチルシランからなる群から選
択されるモノマーとの重合反応生成物である請求項39
のネットワーク。 - 【請求項50】 超分枝ポリマーが2以上のビニル又は
アリル基を有するモノマーと1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサン、メチルトリス(ジメチルシロキシ)
シラン、フェニルトリス(ジメチルシロキシ)シラン、
メチルヒドロシクロシロキサン、テトラキス(ジメチル
シロキシ)シラン、ジメチルシラン、ジエチルシラン、
ジフェニルシラン、フェニルメチルシラン、メチルシラ
ンおよびフェニルシランからなる群から選択されるモノ
マーとの重合反応生成物である請求項39のネットワー
ク。 - 【請求項51】 結合剤がα、ω−テレケリック線状ポ
リマーである請求項39のネットワーク。 - 【請求項52】 α、ω−テレケリック線状ポリマー又
はオリゴマーがポリシロキサン主鎖を有する請求項51
のネットワーク。 - 【請求項53】 α、ω−テレケリック線状ポリマー又
はオリゴマーがポリジアルキルシロキサンである請求項
51のネットワーク。 - 【請求項54】 結合剤が主鎖に官能基側鎖をつけた多
官能性線状ポリマーである請求項39のネットワーク。 - 【請求項55】 結合剤が主鎖又は側鎖中に官能基を規
則的に又はランダムに分散させた多官能性の在来分枝ポ
リマーである請求項39のネットワーク。 - 【請求項56】 結合剤が、超分枝ポリマー表面の末端
官能基と反応しうる二官能性又は多官能性の非ポリマー
化合物である請求項39のネットワーク。 - 【請求項57】 結合剤が多腕の星型ポリマー、デンド
リマー、デンドロン、コンバースト(登録商標)デンド
リグラフトおよび超分枝ポリマーからなる群から選択さ
れる請求項39のネットワーク。 - 【請求項58】 超分枝ポリマー中に分散しかつ該超分
枝ポリマーに共有結合している無機構造がケイ素原子に
結合した加水分解基の原位置縮合生成物である請求項3
9のネットワーク。 - 【請求項59】 超分枝ポリマー中に分散しかつ該超分
枝ポリマーに共有結合している無機構造の大きさが約1
ないし約15ナノメートルである請求項39のネットワ
ーク。 - 【請求項60】 超分枝ポリマー中に分散しかつ該超分
枝ポリマーに共有結合しているナノ領域(nanoscopic)
無機粒子を含む超分枝ポリマー。 - 【請求項61】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイプ
の反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上の
第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマー
との重合反応生成物であり、両モノマーの少なくとも一
方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの少
なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応
しない1以上の潜在性官能基(C)を有する請求項60
の超分枝ポリマー−無機粒子ハイブリッド。 - 【請求項62】 超分枝ポリマーが2以上の反応性ビニ
ル又はアリル官能基(A)を有する第1モノマーと2以
上の反応性ヒドロシリル官能基(B)を有する第2モノ
マーとの重合反応生成物であり、両モノマーの少なくと
も一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマー
の少なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に
反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有することを
特徴とする請求項60の超分枝ポリマー−無機粒子ハイ
ブリッド。 - 【請求項63】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応性
官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有意に
反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモノマ
ーの重合反応生成物である請求項60の超分枝ポリマー
−無機粒子ハイブリッド。 - 【請求項64】 超分枝ポリマーが、1以上の反応性ヒ
ドロシリル官能基(A)、2以上の反応性ビニル又はア
リル官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有
意に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモ
ノマーの重合反応生成物である請求項60の超分枝ポリ
マー−無機粒子ハイブリッド。 - 【請求項65】 超分枝ポリマーが、1以上の反応性ビ
ニル又はアリル官能基(A)、2以上の反応性ヒドロシ
リル官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有
意に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモ
ノマーの重合反応生成物である請求項60の超分枝ポリ
マー−無機粒子ハイブリッド。 - 【請求項66】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応性
モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場
合、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性官
能基(A)をもち、1以上のモノマーは3以上の第2タ
イプの反応性官能基(B)をもち、また1以上のモノマ
ーが該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応しない1以
上の潜在性官能基(C)を有することを特徴とする請求
項60の超分枝ポリマー−無機粒子ハイブリッド。 - 【請求項67】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイプ
の反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上の
第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマー
との重合反応生成物であって、両モノマーの少なくとも
一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの
一方が1以上の潜在性官能基(C)をもち、他方が1以
上の潜在性官能基(D)をもち、これらの潜在性官能基
が該重合反応条件とは異なる反応条件の下で互いに反応
しうることを特徴とする請求項60の超分枝ポリマー−
無機粒子ハイブリッド。 - 【請求項68】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応性
官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時には有意
に反応しないが重合反応条件とは異なる反応条件の下で
は互いに反応しうるような2以上の潜在性官能基(Cお
よびD)を有するモノマーの重合反応生成物である請求
項60の超分枝ポリマー−無機粒子ハイブリッド。 - 【請求項69】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応性
モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場合
に、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性官
能基(A)をもち、他の1以上のモノマーは3以上の第
2タイプの反応性官能基(B)をもち、また1以上のモ
ノマーが2以上の潜在性官能基(CおよびD)を有する
か、又は1以上の反応モノマーが1種類の潜在性官能基
(C)をもち1以上の他モノマーが1以上の別の潜在性
官能基(D)を有するていて、該潜在性官能基(Cおよ
びD)は該超分枝ポリマーの重合時には有意に反応しな
いが該重合条件とは異なる反応条件の下では互いに反応
しうることを特徴とする請求項60の超分枝ポリマー−
無機粒子ハイブリッド。 - 【請求項70】 超分枝ポリマーが2以上のヒドロシリ
ル基を有するモノマーとジアリルジメチルシラン、ジア
リルジフェニルシラン、1,3−ジアリルテトラキス
(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、1,3−ジアリ
ルテトラメチルジシロキサン、ジビニルジメチルシラ
ン、1,3−ジビニル−1,3−ジフェニル−1,3−
ジメチル−ジシロキサン、1,5−ジビニル−3,3−
ジフェニルテトラメチルトリシロキサン、1,5−ジビ
ニルヘキサメチルトリシロキサン、1,5−ジビニル−
3−フェニルペンタメチルトリシロキサン、ジビニルテ
トラキス(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、ジビニ
ルテトラメチルジシラン、1,3−ジビニルテトラメチ
ルジシロキサン、1,4−ジビニルテトラメチル−ジシ
リルエタン、ジビニルテトラフェニルジシロキサン、ト
リス(ビニルジメチルシロキシ)メチルシラン、トリス
(ビニルジメチルシロキシ)フェニルシラン、トリビニ
ルメチルシラン、1,3,5−トリビニル−1,1,
3,5,5−ペンタメチルトリシロキサン、1,3,5
−トリビニル−1,3,5−トリメチルシクロトリシロ
キサンおよびジビニルジメチルシランからなる群から選
択されるモノマーとの重合反応生成物である請求項60
の超分枝ポリマー−無機粒子ハイブリッド。 - 【請求項71】 超分枝ポリマーが2以上のビニル又は
アリル基を有するモノマーと1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサン、メチルトリス(ジメチルシロキシ)
シラン、フェニルトリス(ジメチルシロキシ)シラン、
メチルヒドロシクロシロキサン、テトラキス(ジメチル
シロキシ)シラン、ジメチルシラン、ジエチルシラン、
ジフェニルシラン、フェニルメチルシラン、メチルシラ
ンおよびフェニルシランからなる群から選択されるモノ
マーとの重合反応生成物である請求項60の超分枝ポリ
マー−無機粒子ハイブリッド。 - 【請求項72】 超分枝ポリマー中に分散しかつ該超分
枝ポリマーに共有結合している無機構造がケイ素原子に
結合した加水分解基の原位置縮合生成物である請求項6
0の超分枝ポリマー。 - 【請求項73】 超分枝ポリマー中に分散しかつ該超分
枝ポリマーに共有結合している無機構造の大きさが約1
ないし約15ナノメートルである請求項60の超分枝ポ
リマー。 - 【請求項74】 少なくとも2つの異なるタイプの官能
基をそれぞれ複数個有する超分枝ポリマーの製造方法で
あって、 反応性官能基を有する1以上のモノマーを重合して、た
だし該モノマーには重合時に反応性でないが別の条件群
の下で反応性である潜在性官能基を含むモノマーを少な
くとも1つ含めて重合して、該潜在性官能基を超分枝ポ
リマー全体に実質的に均一に分散させた超分枝ポリマー
を製造するステップを含む方法。 - 【請求項75】 潜在性官能基がケイ素原子に結合した
加水分解基である請求項74の方法。 - 【請求項76】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイプ
の反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上の
第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマー
との重合反応生成物であり、両モノマーの少なくとも一
方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの少
なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応
しない1以上の潜在性官能基(C)を有する請求項74
の方法。 - 【請求項77】 超分枝ポリマーが2以上の反応性ビニ
ル又はアリル官能基(A)を有する第1モノマーと2以
上の反応性ヒドロシリル官能基(B)を有する第2モノ
マーとの重合反応生成物であり、両モノマーの少なくと
も一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマー
の少なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に
反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有することを
特徴とする請求項74の方法。 - 【請求項78】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応性
官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有意に
反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモノマ
ーの重合反応生成物である請求項74の方法。 - 【請求項79】 超分枝ポリマーが、1以上の反応性ヒ
ドロシリル官能基(A)、2以上の反応性ビニル又はア
リル官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有
意に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモ
ノマーの重合反応生成物である請求項74の方法。 - 【請求項80】 超分枝ポリマーが、1以上の反応性ビ
ニル又はアリル官能基(A)、2以上の反応性ヒドロシ
リル官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有
意に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモ
ノマーの重合反応生成物である請求項74の方法。 - 【請求項81】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応性
モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場
合、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性官
能基(A)をもち、1以上のモノマーは3以上の第2タ
イプの反応性官能基(B)をもち、また1以上のモノマ
ーが該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応しない1以
上の潜在性官能基(C)を有することを特徴とする請求
項74の方法。 - 【請求項82】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイプ
の反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上の
第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマー
との重合反応生成物であって、両モノマーの少なくとも
一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの
一方が1以上の潜在性官能基(C)をもち、他方が1以
上の潜在性官能基(D)をもち、これらの潜在性官能基
が該重合反応条件とは異なる反応条件の下で互いに反応
しうることを特徴とする請求項74の方法。 - 【請求項83】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応性
官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時には有意
に反応しないが重合反応条件とは異なる反応条件の下で
は互いに反応しうるような2以上の潜在性官能基(Cお
よびD)を有するモノマーの重合反応生成物である請求
項74の方法。 - 【請求項84】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応性
モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場合
に、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性官
能基(A)をもち、他の1以上のモノマーは3以上の第
2タイプの反応性官能基(B)をもち、また1以上のモ
ノマーが2以上の潜在性官能基(CおよびD)を有する
か、又は1以上の反応モノマーが1種類の潜在性官能基
(C)をもち1以上の他モノマーが1以上の別の潜在性
官能基(D)を有するていて、該潜在性官能基(Cおよ
びD)は該超分枝ポリマーの重合時には有意に反応しな
いが該重合条件とは異なる反応条件の下では互いに反応
しうることを特徴とする請求項74の方法。 - 【請求項85】 超分枝ポリマーが2以上のヒドロシリ
ル基を有するモノマーとジアリルジメチルシラン、ジア
リルジフェニルシラン、1,3−ジアリルテトラキス
(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、1,3−ジアリ
ルテトラメチルジシロキサン、ジビニルジメチルシラ
ン、1,3−ジビニル−1,3−ジフェニル−1,3−
ジメチル−ジシロキサン、1,5−ジビニル−3,3−
ジフェニルテトラメチルトリシロキサン、1,5−ジビ
ニルヘキサメチルトリシロキサン、1,5−ジビニル−
3−フェニルペンタメチルトリシロキサン、ジビニルテ
トラキス(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、ジビニ
ルテトラメチルジシラン、1,3−ジビニルテトラメチ
ルジシロキサン、1,4−ジビニルテトラメチル−ジシ
リルエタン、ジビニルテトラフェニルジシロキサン、ト
リス(ビニルジメチルシロキシ)メチルシラン、トリス
(ビニルジメチルシロキシ)フェニルシラン、トリビニ
ルメチルシラン、1,3,5−トリビニル−1,1,
3,5,5−ペンタメチルトリシロキサン、1,3,5
−トリビニル−1,3,5−トリメチルシクロトリシロ
キサンおよびジビニルジメチルシランからなる群から選
択されるモノマーとの重合反応生成物である請求項74
の方法。 - 【請求項86】 超分枝ポリマーが2以上のビニル又は
アリル基を有するモノマーと1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサン、メチルトリス(ジメチルシロキシ)
シラン、フェニルトリス(ジメチルシロキシ)シラン、
メチルヒドロシクロシロキサン、テトラキス(ジメチル
シロキシ)シラン、ジメチルシラン、ジエチルシラン、
ジフェニルシラン、フェニルメチルシラン、メチルシラ
ンおよびフェニルシランからなる群から選択されるモノ
マーとの重合反応生成物である請求項74の方法。 - 【請求項87】 架橋ポリマーネットワークの製造方法
であって、少なくとも2つの異なるタイプの官能基をそ
れぞれ複数個有する超分枝ポリマーを、超分枝ポリマー
分子を一緒に共有結合する架橋剤と反応させるステップ
を含む方法。 - 【請求項88】 異なるタイプの官能基のうち少なくと
も1種が超分枝ポリマー分子全体に実質的に均一に分散
しており、また少なくとも他の1種が該超分枝ポリマー
分子の末端に実質的に均一に分散している請求項87の
方法。 - 【請求項89】 異なるタイプの官能基のうち少なくと
も1種が超分枝ポリマー分子全体に実質的に均一に分散
しているケイ素原子に結合した加水分解基であり、また
他種が該超分枝ポリマー分子の末端に実質的に均一に分
散している請求項87の方法。 - 【請求項90】 異なるタイプの官能基のうち少なくと
も1種が超分枝ポリマー分子全体に実質的に均一に分散
している加水分解基であり、また他種がヒドロシリル、
ビニル又はアリル基である請求項87の方法。 - 【請求項91】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイプ
の反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上の
第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマー
との重合反応生成物であり、両モノマーの少なくとも一
方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの少
なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応
しない1以上の潜在性官能基(C)を有する請求項87
の方法。 - 【請求項92】 超分枝ポリマーが2以上の反応性ビニ
ル又はアリル官能基(A)を有する第1モノマーと2以
上の反応性ヒドロシリル官能基(B)を有する第2モノ
マーとの重合反応生成物であり、両モノマーの少なくと
も一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマー
の少なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に
反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有することを
特徴とする請求項87の方法。 - 【請求項93】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応性
官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有意に
反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモノマ
ーの重合反応生成物である請求項87の方法。 - 【請求項94】 超分枝ポリマーが、1以上の反応性ヒ
ドロシリル官能基(A)、2以上の反応性ビニル又はア
リル官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有
意に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモ
ノマーの重合反応生成物である請求項87の方法。 - 【請求項95】 超分枝ポリマーが、1以上の反応性ビ
ニル又はアリル官能基(A)、2以上の反応性ヒドロシ
リル官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有
意に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモ
ノマーの重合反応生成物である請求項87の方法。 - 【請求項96】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応性
モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場
合、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性官
能基(A)をもち、1以上のモノマーは3以上の第2タ
イプの反応性官能基(B)をもち、また1以上のモノマ
ーが該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応しない1以
上の潜在性官能基(C)を有することを特徴とする請求
項87の方法。 - 【請求項97】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイプ
の反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上の
第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマー
との重合反応生成物であって、両モノマーの少なくとも
一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの
一方が1以上の潜在性官能基(C)をもち、他方が1以
上の潜在性官能基(D)をもち、これらの潜在性官能基
が該重合反応条件とは異なる反応条件の下で互いに反応
しうることを特徴とする請求項87の方法。 - 【請求項98】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応性
官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時には有意
に反応しないが重合反応条件とは異なる反応条件の下で
は互いに反応しうるような2以上の潜在性官能基(Cお
よびD)を有するモノマーの重合反応生成物である請求
項87の方法。 - 【請求項99】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応性
モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場合
に、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性官
能基(A)をもち、他の1以上のモノマーは3以上の第
2タイプの反応性官能基(B)をもち、また1以上のモ
ノマーが2以上の潜在性官能基(CおよびD)を有する
か、又は1以上の反応モノマーが1種類の潜在性官能基
(C)をもち1以上の他モノマーが1以上の別の潜在性
官能基(D)を有するていて、該潜在性官能基(Cおよ
びD)は該超分枝ポリマーの重合時には有意に反応しな
いが該重合条件とは異なる反応条件の下では互いに反応
しうることを特徴とする請求項87の方法。 - 【請求項100】 超分枝ポリマーが2以上のヒドロシ
リル基を有するモノマーとジアリルジメチルシラン、ジ
アリルジフェニルシラン、1,3−ジアリルテトラキス
(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、1,3−ジアリ
ルテトラメチルジシロキサン、ジビニルジメチルシラ
ン、1,3−ジビニル−1,3−ジフェニル−1,3−
ジメチル−ジシロキサン、1,5−ジビニル−3,3−
ジフェニルテトラメチルトリシロキサン、1,5−ジビ
ニルヘキサメチルトリシロキサン、1,5−ジビニル−
3−フェニルペンタメチルトリシロキサン、ジビニルテ
トラキス(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、ジビニ
ルテトラメチルジシラン、1,3−ジビニルテトラメチ
ルジシロキサン、1,4−ジビニルテトラメチル−ジシ
リルエタン、ジビニルテトラフェニルジシロキサン、ト
リス(ビニルジメチルシロキシ)メチルシラン、トリス
(ビニルジメチルシロキシ)フェニルシラン、トリビニ
ルメチルシラン、1,3,5−トリビニル−1,1,
3,5,5−ペンタメチルトリシロキサン、1,3,5
−トリビニル−1,3,5−トリメチルシクロトリシロ
キサンおよびジビニルジメチルシランからなる群から選
択されるモノマーとの重合反応生成物である請求項87
の方法。 - 【請求項101】 超分枝ポリマーが2以上のビニル又
はアリル基を有するモノマーと1,1,3,3−テトラ
メチルジシロキサン、メチルトリス(ジメチルシロキ
シ)シラン、フェニルトリス(ジメチルシロキシ)シラ
ン、メチルヒドロシクロシロキサン、テトラキス(ジメ
チルシロキシ)シラン、ジメチルシラン、ジエチルシラ
ン、ジフェニルシラン、フェニルメチルシラン、メチル
シランおよびフェニルシランからなる群から選択される
モノマーとの重合反応生成物である請求項87の方法。 - 【請求項102】 結合剤がα、ω−テレケリック線状
ポリマーである請求項87の方法。 - 【請求項103】 α、ω−テレケリック線状ポリマー
又はオリゴマーがポリシロキサン主鎖を有する請求項8
7の方法。 - 【請求項104】 α、ω−テレケリック線状ポリマー
又はオリゴマーがポリジアルキルシロキサンである請求
項87の方法。 - 【請求項105】 結合剤が主鎖に官能基側鎖をつけた
多官能性線状ポリマーである請求項87の方法。 - 【請求項106】 結合剤が主鎖又は側鎖中に官能基を
規則的に又はランダムに分散させた多官能性の在来分枝
ポリマーである請求項87の方法。 - 【請求項107】 結合剤が、超分枝ポリマー表面の末
端官能基と反応しうる二官能性又は多官能性の非ポリマ
ー化合物である請求項87の方法。 - 【請求項108】 結合剤が多腕の星型ポリマー、デン
ドリマー、デンドロン、コンバースト(登録商標)デン
ドリグラフトおよび超分枝ポリマーからなる群から選択
される請求項87の方法。 - 【請求項109】 超分枝ポリマー前駆体の架橋が、超
分枝ポリマー分子の末端に実質的に均一に分散した官能
基の加水分解により実現される請求項87の方法。 - 【請求項110】 ナノ強化領域を含む架橋ポリマーネ
ットワークの製造方法であって、 超分枝ポリマー中に分散しかつ該超分枝ポリマーに共有
結合している強化構造を含む超分枝ポリマーを、超分枝
ポリマー領域を一緒に共有結合する架橋剤と反応させる
ステップを含む方法。 - 【請求項111】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上
の第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマ
ーとの重合反応生成物であり、両モノマーの少なくとも
一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの
少なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に反
応しない1以上の潜在性官能基(C)を有する請求項1
10の方法。 - 【請求項112】 超分枝ポリマーが2以上の反応性ビ
ニル又はアリル官能基(A)を有する第1モノマーと2
以上の反応性ヒドロシリル官能基(B)を有する第2モ
ノマーとの重合反応生成物であり、両モノマーの少なく
とも一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマ
ーの少なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意
に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有すること
を特徴とする請求項110の方法。 - 【請求項113】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タ
イプの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応
性官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有意
に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモノ
マーの重合反応生成物である請求項110の方法。 - 【請求項114】 超分枝ポリマーが、1以上の反応性
ヒドロシリル官能基(A)、2以上の反応性ビニル又は
アリル官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に
有意に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有する
モノマーの重合反応生成物である請求項110の方法。 - 【請求項115】 超分枝ポリマーが、1以上の反応性
ビニル又はアリル官能基(A)、2以上の反応性ヒドロ
シリル官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に
有意に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有する
モノマーの重合反応生成物である請求項110の方法。 - 【請求項116】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応
性モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場
合、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性官
能基(A)をもち、1以上のモノマーは3以上の第2タ
イプの反応性官能基(B)をもち、また1以上のモノマ
ーが該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応しない1以
上の潜在性官能基(C)を有することを特徴とする請求
項110の方法。 - 【請求項117】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上
の第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマ
ーとの重合反応生成物であって、両モノマーの少なくと
も一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマー
の一方が1以上の潜在性官能基(C)をもち、他方が1
以上の潜在性官能基(D)をもち、これらの潜在性官能
基が該重合反応条件とは異なる反応条件の下で互いに反
応しうることを特徴とする請求項110の方法。 - 【請求項118】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タ
イプの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応
性官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時には有
意に反応しないが重合反応条件とは異なる反応条件の下
では互いに反応しうるような2以上の潜在性官能基(C
およびD)を有するモノマーの重合反応生成物である請
求項110の方法。 - 【請求項119】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応
性モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場
合に、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性
官能基(A)をもち、他の1以上のモノマーは3以上の
第2タイプの反応性官能基(B)をもち、また1以上の
モノマーが2以上の潜在性官能基(CおよびD)を有す
るか、又は1以上の反応モノマーが1種類の潜在性官能
基(C)をもち1以上の他モノマーが1以上の別の潜在
性官能基(D)を有するていて、該潜在性官能基(Cお
よびD)は該超分枝ポリマーの重合時には有意に反応し
ないが該重合条件とは異なる反応条件の下では互いに反
応しうることを特徴とする請求項110の方法。 - 【請求項120】 超分枝ポリマーが2以上のヒドロシ
リル基を有するモノマーとジアリルジメチルシラン、ジ
アリルジフェニルシラン、1,3−ジアリルテトラキス
(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、1,3−ジアリ
ルテトラメチルジシロキサン、ジビニルジメチルシラ
ン、1,3−ジビニル−1,3−ジフェニル−1,3−
ジメチル−ジシロキサン、1,5−ジビニル−3,3−
ジフェニルテトラメチルトリシロキサン、1,5−ジビ
ニルヘキサメチルトリシロキサン、1,5−ジビニル−
3−フェニルペンタメチルトリシロキサン、ジビニルテ
トラキス(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、ジビニ
ルテトラメチルジシラン、1,3−ジビニルテトラメチ
ルジシロキサン、1,4−ジビニルテトラメチル−ジシ
リルエタン、ジビニルテトラフェニルジシロキサン、ト
リス(ビニルジメチルシロキシ)メチルシラン、トリス
(ビニルジメチルシロキシ)フェニルシラン、トリビニ
ルメチルシラン、1,3,5−トリビニル−1,1,
3,5,5−ペンタメチルトリシロキサン、1,3,5
−トリビニル−1,3,5−トリメチルシクロトリシロ
キサンおよびジビニルジメチルシランからなる群から選
択されるモノマーとの重合反応生成物である請求項11
0の方法。 - 【請求項121】 超分枝ポリマーが2以上のビニル又
はアリル基を有するモノマーと1,1,3,3−テトラ
メチルジシロキサン、メチルトリス(ジメチルシロキ
シ)シラン、フェニルトリス(ジメチルシロキシ)シラ
ン、メチルヒドロシクロシロキサン、テトラキス(ジメ
チルシロキシ)シラン、ジメチルシラン、ジエチルシラ
ン、ジフェニルシラン、フェニルメチルシラン、メチル
シランおよびフェニルシランからなる群から選択される
モノマーとの重合反応生成物である請求項110の方
法。 - 【請求項122】 結合剤がα、ω−テレケリック線状
ポリマーである請求項110の方法。 - 【請求項123】 α、ω−テレケリック線状ポリマー
又はオリゴマーがポリシロキサン主鎖を有する請求項1
10の方法。 - 【請求項124】 α、ω−テレケリック線状ポリマー
又はオリゴマーがポリジアルキルシロキサンである請求
項110の方法。 - 【請求項125】 結合剤が主鎖に官能基側鎖をつけた
多官能性線状ポリマーである請求項110の方法。 - 【請求項126】 結合剤が主鎖又は側鎖中に官能基を
規則的に又はランダムに分散させた多官能性の在来分枝
ポリマーである請求項110の方法。 - 【請求項127】 結合剤が、超分枝ポリマー表面の末
端官能基と反応しうる二官能性又は多官能性の非ポリマ
ー化合物である請求項110の方法。 - 【請求項128】 結合剤が多腕の星型ポリマー、デン
ドリマー、デンドロン、コンバースト(登録商標)デン
ドリグラフトおよび超分枝ポリマーからなる群から選択
される請求項110の方法。 - 【請求項129】 超分枝ポリマー前駆体の架橋が、超
分枝ポリマー分子の末端に実質的に均一に分散した官能
基の加水分解により実現される請求項110の方法。 - 【請求項130】 超分枝ポリマー中に分散しかつ該超
分枝ポリマーに共有結合している無機構造がケイ素原子
に結合した加水分解基の原位置縮合生成物である請求項
110の方法。 - 【請求項131】 超分枝ポリマー中に分散しかつ該超
分枝ポリマーに共有結合している無機構造の大きさが約
1ないし約15ナノメートルである請求項110の方
法。 - 【請求項132】 超分枝ポリマー中に分散しかつ該超
分枝ポリマーに共有結合しているナノ領域無機粒子を含
む超分枝ポリマーの製造方法であって、 反応性官能基を有する1以上のモノマーを重合して、た
だし該モノマーには重合時に反応性でないが別の条件群
の下で反応性である潜在性官能基すなわち含ケイ素加水
分解基を含むモノマーを少なくとも1つ含めて重合し
て、該潜在性官能基を超分枝ポリマー全体に実質的に均
一に分散させた超分枝ポリマーを合成する、および該加
水分解基を反応させ加水分解基の加水分解と縮合を起こ
すことにより、超分枝ポリマー全体に分散したナノ領域
シリカ様無機構造を形成させるステップを含む方法。 - 【請求項133】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上
の第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマ
ーとの重合反応生成物であり、両モノマーの少なくとも
一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマーの
少なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意に反
応しない1以上の潜在性官能基(C)を有する請求項1
32の方法。 - 【請求項134】 超分枝ポリマーが2以上の反応性ビ
ニル又はアリル官能基(A)を有する第1モノマーと2
以上の反応性ヒドロシリル官能基(B)を有する第2モ
ノマーとの重合反応生成物であり、両モノマーの少なく
とも一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマ
ーの少なくとも一方は該超分枝ポリマーの重合時に有意
に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有すること
を特徴とする請求項132の方法。 - 【請求項135】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タ
イプの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応
性官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に有意
に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有するモノ
マーの重合反応生成物である請求項132の方法。 - 【請求項136】 超分枝ポリマーが、1以上の反応性
ヒドロシリル官能基(A)、2以上の反応性ビニル又は
アリル官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に
有意に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有する
モノマーの重合反応生成物である請求項132の方法。 - 【請求項137】 超分枝ポリマーが、1以上の反応性
ビニル又はアリル官能基(A)、2以上の反応性ヒドロ
シリル官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時に
有意に反応しない1以上の潜在性官能基(C)を有する
モノマーの重合反応生成物である請求項132の方法。 - 【請求項138】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応
性モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場
合、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性官
能基(A)をもち、1以上のモノマーは3以上の第2タ
イプの反応性官能基(B)をもち、また1以上のモノマ
ーが該超分枝ポリマーの重合時に有意に反応しない1以
上の潜在性官能基(C)を有することを特徴とする請求
項132の方法。 - 【請求項139】 超分枝ポリマーが2以上の第1タイ
プの反応性官能基(A)を有する第1モノマーと2以上
の第2タイプの反応性官能基(B)を有する第2モノマ
ーとの重合反応生成物であって、両モノマーの少なくと
も一方は3以上の反応性官能基をもち、また両モノマー
の一方が1以上の潜在性官能基(C)をもち、他方が1
以上の潜在性官能基(D)をもち、これらの潜在性官能
基が該重合反応条件とは異なる反応条件の下で互いに反
応しうることを特徴とする請求項132の方法。 - 【請求項140】 超分枝ポリマーが、1以上の第1タ
イプの反応性官能基(A)、2以上の第2タイプの反応
性官能基(B)および該超分枝ポリマーの重合時には有
意に反応しないが重合反応条件とは異なる反応条件の下
では互いに反応しうるような2以上の潜在性官能基(C
およびD)を有するモノマーの重合反応生成物である請
求項132の方法。 - 【請求項141】 超分枝ポリマーが2以上の相互反応
性モノマーを必要とする重合反応生成物であり、その場
合に、1以上のモノマーは2以上の第1タイプの反応性
官能基(A)をもち、他の1以上のモノマーは3以上の
第2タイプの反応性官能基(B)をもち、また1以上の
モノマーが2以上の潜在性官能基(CおよびD)を有す
るか、又は1以上の反応モノマーが1種類の潜在性官能
基(C)をもち1以上の他モノマーが1以上の別の潜在
性官能基(D)を有するていて、該潜在性官能基(Cお
よびD)は該超分枝ポリマーの重合時には有意に反応し
ないが該重合条件とは異なる反応条件の下では互いに反
応しうることを特徴とする請求項132の方法。 - 【請求項142】 超分枝ポリマーが2以上のヒドロシ
リル基を有するモノマーとジアリルジメチルシラン、ジ
アリルジフェニルシラン、1,3−ジアリルテトラキス
(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、1,3−ジアリ
ルテトラメチルジシロキサン、ジビニルジメチルシラ
ン、1,3−ジビニル−1,3−ジフェニル−1,3−
ジメチル−ジシロキサン、1,5−ジビニル−3,3−
ジフェニルテトラメチルトリシロキサン、1,5−ジビ
ニルヘキサメチルトリシロキサン、1,5−ジビニル−
3−フェニルペンタメチルトリシロキサン、ジビニルテ
トラキス(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、ジビニ
ルテトラメチルジシラン、1,3−ジビニルテトラメチ
ルジシロキサン、1,4−ジビニルテトラメチル−ジシ
リルエタン、ジビニルテトラフェニルジシロキサン、ト
リス(ビニルジメチルシロキシ)メチルシラン、トリス
(ビニルジメチルシロキシ)フェニルシラン、トリビニ
ルメチルシラン、1,3,5−トリビニル−1,1,
3,5,5−ペンタメチルトリシロキサン、1,3,5
−トリビニル−1,3,5−トリメチルシクロトリシロ
キサンおよびジビニルジメチルシランからなる群から選
択されるモノマーとの重合反応生成物である請求項13
2の方法。 - 【請求項143】 超分枝ポリマーが2以上のビニル又
はアリル基を有するモノマーと1,1,3,3−テトラ
メチルジシロキサン、メチルトリス(ジメチルシロキ
シ)シラン、フェニルトリス(ジメチルシロキシ)シラ
ン、メチルヒドロシクロシロキサン、テトラキス(ジメ
チルシロキシ)シラン、ジメチルシラン、ジエチルシラ
ン、ジフェニルシラン、フェニルメチルシラン、メチル
シランおよびフェニルシランからなる群から選択される
モノマーとの重合反応生成物である請求項132の方
法。 - 【請求項144】 超分枝ポリマー中に分散しかつ該超
分枝ポリマーに共有結合している無機構造がケイ素原子
に結合した加水分解基の原位置縮合生成物である請求項
132の方法。 - 【請求項145】 超分枝ポリマー中に分散しかつ該超
分枝ポリマーに共有結合している無機構造の大きさが約
1ないし約15ナノメートルである請求項132の方
法。
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