JP2003201268A - アミン誘導体の製造方法 - Google Patents

アミン誘導体の製造方法

Info

Publication number
JP2003201268A
JP2003201268A JP2002311248A JP2002311248A JP2003201268A JP 2003201268 A JP2003201268 A JP 2003201268A JP 2002311248 A JP2002311248 A JP 2002311248A JP 2002311248 A JP2002311248 A JP 2002311248A JP 2003201268 A JP2003201268 A JP 2003201268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
general formula
nickel
atom
unsaturated organic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002311248A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamon Itabashi
太門 板橋
Taku Kamikawa
卓 神川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2002311248A priority Critical patent/JP2003201268A/ja
Publication of JP2003201268A publication Critical patent/JP2003201268A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】置換芳香族アミン化合物を、収率良くしかも不
純物を少なく製造する方法の提供。 【解決手段】 一般式(1) 〔式中、Rは、アリール基、ヘテロアリール基、アル
ケニル基、又はシクロアルケニル基を表し、X1は塩
素、臭素、ヨウ素、メシル基又はトリフルオロメタンス
ルホニル基を表し、nは1から3までの整数。〕で示さ
れる不飽和有機化合物と一般式(2) 〔式中、R2は水素、置換されていてもよいアルキル基
を表し、R3は水素、アルキル基、シクロアルキル基、
アリール基、R2及びR3が窒素原子と一緒になってヘテ
ロ環を形成する基。〕で示されるアミン化合物とを縮合
反応させるにあたり、触媒として、1,2−ビス(ジシ
クロヘキシルホスフィノ)エタン又は1,3−ビス(ジ
シクロヘキシルホスフィノ)プロパンとニッケル系化合
物との錯体を用いる一般式(3)RNR
(3)で示されるアミン誘導体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アミン誘導体の製
造方法に関し、より詳しくは特定の配位子を有するニッ
ケル系触媒の存在下に、不飽和有機化合物とアミン化合
物とを反応させることを特徴とするアミン誘導体の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】アミン
誘導体は、医薬、農薬、液晶材料、有機EL材料等、ま
たはそれの合成中間体として有用な化合物であり、中で
も、芳香族アミン骨格を有する化合物の需要が高まって
いる。芳香族アミン骨格を有するアミン誘導体の製造方
法としては、アミン化合物と、アリールハライド類を、
パラジウムまたはニッケル系触媒を用いて縮合させる反
応が、汎用性の高い方法として挙げられる。パラジウム
が、稀少貴金属であるのに対して、ニッケルはより安価
なことから工業的にはニッケル系触媒を用いる方法が望
まれている。しかし、ニッケル系触媒を用いた本反応
は、パラジウム触媒ほど研究されておらず、ニッケル触
媒の配位子として有効なものは、ビス(トリフェニルホ
スフィノ)フェロセン(非特許文献1および2参照。)
ならびにビピリジル(非特許文献3参照。)を用いる方
法が報告されている。しかし、これらの製造方法は反応
収率が必ずしも満足し得るものではなく、改良が求めら
れていた。
【0003】
【非特許文献1】J. Am. Chem. Soc.1997, 119, 6054
【非特許文献2】Angew. Chem. Int. Ed. 2000,24,4492
【非特許文献3】Tetrahedoron Letter41,2875(2000)
【0004】
【課題を解決するための手段】ニッケル系触媒の存在下
に、不飽和有機化合物とアミン化合物とを反応させて、
アミン誘導体を製造する方法について、鋭意検討を重ね
た結果、特定のビスジシクロヘキシルホスフィン配位子
とニッケル系化合物を使用すれば、目的とする置換芳香
族アミン化合物が、優れた収率でしかも不純物が少なく
効率的に製造しうることを見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち本発明は、一般式(1) 〔式中、Rは、アリール基、ヘテロアリール基、アル
ケニル基、又はシクロアルケニル基を表し(これら置換
基は、それぞれ1つ又は複数の同一又は異なる置換基で
置換されていてもよい。)、X1は塩素、臭素、ヨウ素
原子、メシル基又はトリフルオロメタンスルホニル基を
表し、nは1から3までの整数を示す。〕で示される不
飽和有機化合物と一般式(2) 〔式中、R2は水素原子、置換されていてもよいアルキ
ル基を表し、R3は水素原子、置換されていてもよいア
ルキル基、シクロアルキル基、アリール基、あるいはR
2及びR3が窒素原子と一緒になってヘテロ環を形成する
基を表す。〕で示されるアミン化合物とを縮合反応させ
るにあたり、触媒として、1,2−ビス(ジシクロヘキ
シルホスフィノ)エタン又は1,3−ビス(ジシクロヘ
キシルホスフィノ)プロパンとニッケル系化合物との錯
体を用いることを特徴とする一般式(3) RNR (3) [式中、R、RおよびRは、前記と同じ意味を表
す。]で示されるアミン誘導体の製造方法を提供するも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における不飽和有機化合物において、Rはそれ
ぞれ置換されていてもよい、アリール基、ヘテロアリー
ル基、ビニル基、又はシクロアルケニル基を表す。R
が置換基によって置換されている場合、1または複数の
置換基で置換されていてもよく、該置換基は、R
の、Xが結合していない任意の炭素原子に結合してい
る。該置換基としては、フッ素原子、例えばメチル基、
エチル基、i−プロピル基、トリフルオロメチル基など
のアルキル基、シクロアルキル基、ヒドロキシル基、例
えばエトキシ基、t−ブトキシ基などのアルコキシ基、
フェノキシ基、メルカプト基、例えばメチルチオ基など
のアルキルチオ基、例えばフェニルチオ基などのアリー
ルチオ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、例えばジメ
チルアミノ基、シクロヘキシニルアミノ基などの置換ア
ミノ基、例えばt−ブトキシカルボニルアミノ基、アセ
トキシアミノ基などのアシルアミノ基、例えばベンゼン
スルホンアミノ基、メタンスルホアミノ基のようなスル
ホアミノ基、イミノ基、例えばフタルイミド基などのイ
ミド基、例えばメトキシカルボニル基などのアルコキシ
カルボニル基、例えばp−メトキシフェノキシカルボニ
ル基などのアリールオキシカルボニル基、例えばカルバ
モイル基、N−フェニルカルバモイル基などの無置換ま
たは置換カルバモイル基、例えばピリジル基、フリル
基、チエニル基などのヘテロ環残基、例えばフェニル
基、ナフチル基などのアリール基などが挙げられる。こ
れら置換基の内の隣合う炭素原子上の2個の置換基が結
合して、Rと縮合環を形成してもよい.またこれらの
置換基はさらに置換されてもよい。
【0007】Rにおけるアリール基としては、特に限
定されないが、例えば、6〜14の炭素原子からなる1
ないし3環のアリール基等が挙げられる。該アリール基
としてはフェニル基、ナフチル基、アントラセニル基、
フェナンスリル基、インデニル基、フルオレニル基等が
挙げられる。Rがアリール基である一般式(1)で示
される不飽和有機化合物の好ましいものとしては、一般
式(4) [式中、Rは同一または相異なり、フッ素原子、アル
キル基、シクロアルキル基、ヒドロキシル基、アルコキ
シル基、フェノキシ基、メルカプト基、アルキルチオ
基、アリールチオ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、
置換アミノ基、アシルアミノ基、スルホンアミノド基、
イミノ基、イミド基、アルコキシカルボニル基、アリー
ルオキシカルボニル基、無置換または置換カルバモイル
基、ヘテロ環残基、アリール基、または脱離基を表し、
隣接する炭素原子上の置換基は結合して縮合多環性芳香
環を形成していてもよい、m1は、1〜4の整数を表
し、Rは水素原子を表すか、あるいは隣接する炭素原
子上の置換基と結合して縮合多環性芳香環を形成してい
る。]で示される化合物が挙げられる。なお、Rが、
縮合多環性芳香環を形成している場合で、かつそのR
に脱離基が存在するときは、その脱離基のオルト位は置
換されていないか、または隣接する炭素原子上の置換基
と結合して縮合多環性芳香環を形成している。脱離基と
しては、以下のX1で挙げられるものと同様のものが例
示される。Rの置換基としては、先に記載したR
挙げた例と同様のものが例示される。
【0008】Rにおけるへテロアリール基としては、
特に限定されないが、例えば、0〜3個の窒素原子、0
〜2個の酸素原子、0〜2個の硫黄原子から選ばれる、
1〜3個のヘテロ原子を含む、5から7員環のへテロア
リール基を表す。かかるへテロアリール基としては、ピ
リジル基、フリル基、チエニル基,ピロリル基,イミダ
ゾリル基等が挙げられる。
【0009】Rにおけるアルケニル基としては、特に
限定されないが、例えば、炭素数2〜10の、1または
複数の二重結合を含む置換ビニル基を表す。ここで、本
発明におけるアルケニル基は、二重結合部分の炭素原子
とXとが結合している。かかるアルケニル基として
は、ビニル基、1−プロペニル基等があげられる。R
におけるシクロアルケニル基は、特に限定されないが、
例えば、5〜8員の、1または2個の二重結合を含むシ
クロアルケニル基を表し、かかるシクロアルケニル基と
しては、シクロヘキセニル基、シクロペンテニル基等が
挙げられる。
【0010】ここで、本発明におけるシクロアルケニル
基は、下式のように、二重結合部分でXと結合してい
る。 該シクロアルケニル基は、オキソ基で置換されていても
よく、オキソ基で置換されたシクロアルケニル基として
は、1,4−ベンゾキノニル基,6−オキソシクロヘキ
セ−1−エニル基、5−オキソシクロペンテ−1−エニ
ル基等が挙げられる。
【0011】Xは、本発明において、アミン化合物
(2)と反応することによって脱離する基(脱離基)で
ある。脱離基としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子等のハロゲン原子、メシル基、トリフルオロメタンス
ルホニル基等が挙げられ、各々同一であっても異なって
もよい。nは1から3の整数を表す。
【0012】不飽和有機化合物(1)の具体的として
は、例えばフェニルブロマイド、o−トリルブロマイ
ド、p−t−ブチルフェニルブロマイド、2,6−ジメ
チルフェニルブロマイド、3,5−ジメチルフェニルブ
ロマイド、2−ヒドロキシルエチルフェニルブロマイ
ド、4−シクロヘキシルフェニルブロマイド、3−ブロ
モベンゾトリフルオリド、β−ブロモスチレン、3−ブ
ロモ−4−クロロベンゾトリフルオリド、2−ナフチル
ブロマイド、9,10−ジブロモアントラセン、9−ブ
ロモアントラセン、1,3−ジブロモベンゼン、m−メ
トキシフェニルブロマイド、1,4−ジブロモ−2−フ
ルオロベンゼン、2−ブロモフェニル酢酸メチル、3−
ブロモフェニル酢酸メチル、4−ブロモフェニル酢酸エ
チル、3−ブロモ桂皮酸メチル、5−ブロモサリチル酸
メチル、4−ブロモベンズアミド、4−ブロモベンゾニ
トリル、9−ブロモフェナンスレン、2−ブロモフルオ
レン、5−ブロモインダノン、2,7−ブロモフルオレ
ン、6−ブロモ−2−ナフトール、4,4’−ジブロモ
ビフェビル、2−ピリジルブロマイド、2−ブロモフラ
ン、3−ブロモフラン、2−ブロモチオフェン、4−ブ
ロモピラゾール、2−ブロモチアゾール、5−ブロモウ
ラシル、8−ブロモキノリン、4−ブロモイソキノリ
ン、1−ベンジル−5−ブロモテトラゾール、フェニル
クロライド、o−トリルクロライド、3−クロロトルエ
ン、4−クロロトルエン、2−クロロアセトフェノン、
4−クロロアセトフェノン、p−t−ブチルフェニルク
ロライド、3,5−ジメチルフェニルクロライド、4−
シクロヘキシルフェニルクロライド、2−クロロ−4−
フルオロトルエン、1−クロロー4−ニトロベンゼン、
2−クロロフェニル酢酸メチル、3−ブロモフェニル酢
酸メチル、4−クロロフェニル酢酸エチル、3−クロロ
ベンゾフェノン、4−クロロ−1−ナフトール、4−ク
ロロアニリン、4−クロロ−N,N’−ジメチルアニリ
ン、4−クロロ−N,N’−ジフェニルアニリン、5−
クロロ−N.N’−ジメチルアニリン、5−クロロー2
−メトキシアニリン、3−クロロ安息香酸メチル、2−
クロロ安息香酸フェニル、2−クロロフェニルアセトア
ミド、4−クロロフェニルアセトアミド、2−クロロベ
ンジルシアナイド、2−ナフチルクロライド、9,10
−ジクロロアントラセン、9−クロロアントラセン、
1,3−ジクロロベンゼン、o−メトキシフェニルクロ
ライド、m−メトキシフェニルクロライド、p−メトキ
シフェニルクロライド、3,5−ジメトキシクロロトル
エン、3−クロロベンゾニトリル、2,7−ジクロロ−
9−フルオレノン、2−クロロ−3−モルホリノ−1,
4−ナフトキノン、4−クロロベンゾフェノン、1,4
−ジクロロ−2−フルオロベンゼン、2−ピリジルクロ
ライド、1−(3−クロロフェニル)−3−メチル−2
−ピラゾリン−5−オン、3−クロロチオフェン、5−
クロロ−1−メチルイミダゾール、5−クロロ−1−フ
ェニル−1H−テトラゾール、クロロインドール、2−
クロロベンゾイミダゾール、8−クロロ−5−メトキシ
キノリン、2−クロロベンゾキサゾール、2,6−ジク
ロロピリジン、3,5−ジクロロピリジン、2−クロロ
ベンゾチアゾール、6−クロロプリン、クロロピラジ
ン、1,4−ジクロロフタラジン、2,4−ジクロロピ
リミジン、フェニルアイオダイド、o−トリルアイオダ
イド、p−t−ブチルフェニルアイオダイド、2,6−
ジメチルフェニルアイオダイド、3,5−ジメチルフェ
ニルアイオダイド、4−ヨードアセトフェノン、2−ナ
フチルアイオダイド、9,10−ジヨードアントラセ
ン、1,3−ジヨードベンゼン、m−メトキシフェニル
アイオダイド、N−t−ブトキシカルボニル−4−ヨー
ドフェニルアラニンメチルエステル、4,4’−ジヨー
ドビフェニル、1,4−ジヨード2−フルオロベンゼ
ン、2−ピリジルアイオダイド、ビニルブロマイド、ビ
ニルクロライド、シクロヘキセン−1−イルーブロマイ
ド、シクロペンテン−1−イル−クロライド、1,2−
エチレンジクロライド、2−ピリジルトリフルオロメタ
ンスルホネート、2,2’−ビス(トリフルオロメタン
スルホニロキシ−1,1’−ビナフチル、1,2,2−
トリメチルビニルトリフルオロメタンスルホネート、4
−ブロモフェニルトリフルオロメタンスルホネートなど
が挙げられる。
【0013】本発明におけるアミン化合物(2)におい
て、R2は水素原子または置換されていてもよいアルキ
ル基を表し、R3は水素原子、置換されていてもよいア
ルキル基、シクロアルキル基又はアリール基を表し、あ
るいはR2及びR3がN原子と一緒になってヘテロ環を形
成する基を表す。R2及びR3が置換基によって置換され
ている場合、1または複数の置換基で置換されていても
よく、該置換基は、R 2及びR3上の、Nが結合していな
い任意の炭素原子に結合している。該置換基としては先
に記載した不飽和有機化合物(1)の置換基と同様の基
が挙げられる。
【0014】R2におけるアルキル基としては、特に限
定されないが、例えば、1〜4の炭素原子からなる直鎖
状又は分岐状のアルキル基が挙げられる。該アルキル基
としてはメチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブ
チル基等があげられる。R3におけるアルキル基として
は、特に限定されないが、例えば、1〜10の炭素原子
からなる直鎖状又は分岐状のアルキル基が挙げられる。
該アルキル基としては、メチル基、イソプロピル基、n
−ヘキシル基、t−ブチル基、3−シアノヘキシル基、
3−メトキシオクチル基、2−メトキシカルボニルエチ
ル基等が挙げられる。R3におけるシクロアルキル基と
しては、特に限定されないが、例えば、3〜20の炭素
原子からなるシクロアルキル基が挙げられる。該シクロ
アルキル基としてはシクロブチル基、シクロヘキル基等
が挙げられる。R3におけるアリール基としてはR
表したものと同様の基を挙げることができる。R2及び
3がN原子と一緒になってヘテロ環を形成する基とし
ては、特に限定されないが、例えば0〜3個の窒素原
子、0〜2個の酸素原子、0〜2個の硫黄原子から選ば
れる、1〜3個のヘテロ原子を含む炭素数4〜10のヘ
テロ環を表す。該へテロ環としては例えば、モルフォリ
ノ基、ピペリジノ基等が挙げられる。
【0015】アミン化合物(2)としては特に限定され
ないが、R2もしくはRのいずれかが水素原子で示さ
れる化合物が好ましい。
【0016】アミン化合物(2)の具体例としては、例
えばメチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミ
ン、イソプロピルアミン、イソブチルアミン、sec−
ブチルアミン、tert−ブチルアミン、n−アミルア
ミン、イソアミルアミン、シクロヘキシルアミン、n−
ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、2−アミノヘプタ
ン、3−アミノヘプタン、オクチルアミン、ノニルアミ
ン、ウンデシルアミン、ドデシルアミン、トリデシルア
ミン、1−テトラデシルアミン、ペンタデシルアミン、
1−ヘキシルデシルアミン、オクタデシルアミン、1,
4−ジアミノブタン、1,3−ジアミノプロパン、デカ
ハイドロキノリン、アニリン、ベンジルアミン、o−フ
ルオロアニリン、o−トルイジン、m−トルイジン、p
−トルイジン、o−アニシジン、m−アニシジン、p−
アニシジン、1−ナフチルアミン、2−ナフチルアミ
ン、1−アミノアントラセン、2−アミノビフェニル、
4−アミノビフェニル、9−アミノフェナントレン、2
−トリフルオロメチルトルイジン、3−トリフルオロメ
チルトルイジン、4−トリフルオロメチルトルイジン、
4−シアノアニリン、3−シアノアニリン、2−シアノ
アニリン、3−メトキシアニリン、4−メトキシアニリ
ン、4−メチルアニリン、3−トリフルオロメトキシア
ニリンン、4−tert−ブチルアニリン、4−シクロ
ヘキシルアニリン、5−アミノインダン、3.4−ジフ
ルオロアニリン、2−フルオロー4−メチルアニリン、
o−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、p
−フェニレンジアミン、1,8−ナフタレンジアミン、
N−メチルアニリン、N−メチル−4−メチルアニリ
ン、N−エチルアニリン、ジベンジルアミン、モルフォ
リン、ピロリジン、3−ピロリジノール、ピペリジン、
1−メチルピペラジン、2−メチルピペリジン、4−
(1−ピロリジニル)ピペリジン、4−ピペリジノピペ
リジン、3,3−ジメチルピペリジン、1,4−ジオキ
サ−8−アザスピロ[4.5]−デカン、チオモルフォリ
ン、エチルニペコテート、エチルイソニペコテートなど
が挙げられる。
【0017】本発明は、不飽和有機化合物(1)とアミ
ン化合物(2)とを縮合反応させるものであり、生成物
であるアミン誘導体(3)の具体例としては、N−
(2,6−ジメチルフェニル)−n−ヘキシルアミン、
N−(4−シアノフェニル)−n−プロピルアミン、4
−secブチルアミノアセトフェノン、2−エチルアミ
ノ安息香酸、9,10−ジ−n−ヘプチルアントラセ
ン、3−シクロヘキシルアミノベンズアルデヒド、4−
オクタデシル−N,N’−ジメチルアニリン、N−(3
−メチルフェニル)アニリン、N−(4−t−ブチルフ
ェニル)−m−トルイジン、N−N−(3−シアノフェ
ニル)アニシジン、N−ベンジル−N’−(3−酢酸エ
チルフェニル)アミン、3−(4−シクロヘキシルフェ
ニルアミノ)安息香酸メチル、9−(3−メトキシフェ
ニル)−10−(4−シアノフェニル)アントラセン、
N−(2−ナフチル)シクロヘキシルアミン、1−シク
ロヘキセン−1−イル−アニリン、N−ビニル−N’
(3,4−ジフルオロフェニル)アミン、4−ピロリジ
ノフェニルメチルケトン、N−フェニルモルフォリン、
N−フェニルピペリジン、2−モルホリノピリジン、2
−(p−トルイジノ)ベンゾイミダゾール、3−1,4
−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]−デシルフラン、2
−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)フラン、N
−(3,4−ジフルオロフェニル)−N’−(2−クロ
ロ−4−フルオロフェニル)アミン、N−メチル−N’
−フェニル−p−トルイジン、N−メチル−N’−フェ
ニル−o−トルイジン、N−メチルジフェニルアミン、
2−(N−メチル−N’−フェニルアミノ)ピリジン、
4−(3−メトキシフェニルアミノ)ピラゾール、3−
(N,N’−ジベンジルアミノ)ベンゾニトリル、9,
10−ジ(N−メチル−N’−フェニルアミノ)アント
ラセン、4−(N,N’−ジベンジルアミノ)フェニル
酢酸エチル、2−(N−メチル−N’―フェニルアミ
ノ)ベンゾイミダゾールなどが挙げられる。
【0018】本発明で用いられるビスジシクロヘキシル
ホスフィン配位子としては、1,2−ビス(ジシクロヘ
キシルホスフィノ)エタン又は1,3−ビス(ジシクロ
ヘキシルホスフィノ)プロパンであり、ニッケル原子に
対して、通常0.01〜4当量倍用い、好ましくは0.
1〜2当量倍用いられる。本発明で用いられる触媒は、
ニッケル化合物とビスジシクロヘキシルホスフィン配位
子の錯体、すなわちジクロロニッケル1,2−ビス(ジ
シクロヘキシルホスフィノ)エタン、ジクロロニッケル
1,3−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)プロパン
などの錯体として使用してもよいし、また任意の反応溶
媒中でニッケル化合物とビスジシクロヘキシルホスフィ
ン配位子を混合して単離せずに使用してもよい。
【0019】ニッケル系化合物としては、例えば、塩化
ニッケル(II)、臭化ニッケル(II)、ヨウ化ニッケル
(II)、塩化ヘキサアンミンニッケル(II)、ヨウ化ヘ
キサアンミンニッケル(II)、ジクロロビス(N−メチ
ルイミダゾール)ニッケルなどのハロゲン化金属(II)
類や硝酸ニッケル(II)酢酸ニッケル(II)、ギ酸ニッ
ケル(II)、ニッケルアセチルアセトネート(II)、硫
酸ニッケル(II)、硫酸アンモニウムニッケル(II)、
水酸化ニッケル(II)、ステアリン酸ニッケル(II)、
次亜リン酸ニッケル(II)、シクロヘキサンブチレート
ニッケル(II)、クエン酸ニッケル(II)、ナフテン酸
ニッケル(II)、ビス(η3−アリル)ニッケル(I
I)、ビス(η−シクロペンタジエニル)ニッケル(I
I)、塩化アリルニッケルニ量体などの二価ニッケル系
化合物、ビス(1,5−シクロオクタジエン)ニッケル
(0)、ニッケルカルボニル(0)など0価ニッケル系
化合物が挙げられる。かかるニッケル系化合物の形態と
しては、無水物体でも水和物体でもよい。
【0020】ニッケルの価数が二価のものを使用する場
合は、還元剤を使用して反応に供するのが好ましい。還
元剤は特に限定されないが、好ましくは水素化ホウ素ナ
トリウム、水素化リチウムアルミニウム、水素化ナトリ
ウム、ジイソブチルアルミニウムヒドリド、アルキルグ
リニヤール試薬、アルキルリチウム、金属亜鉛などが挙
げられる。この場合、触媒を調製するにあたって、二価
ニッケル化合物、ホスフィン、還元剤、および必要に応
じて適当な溶媒を用いるが、加える順序は、特に限定さ
れない。ニッケル化合物は反応混合物に完溶していても
よいし、懸濁していてもよい。ニッケル化合物はそのま
ま用いてもよいし、かかる反応に使用する溶媒に溶解し
ない物質,例えば炭素、シリカ、アルミナなどに担持し
て用いてもよい。
【0021】かかる反応においてニッケル化合物類の使
用量は不飽和有機化合物(1)に対し通常0.0000
1モル倍以上、通常1モル倍以下、好ましくは0.2モ
ル倍以下である。
【0022】本発明には通常、塩基が用いられ、かかる
塩基としては、無機塩基であるアルカリ金属もしくはア
ルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、リン
酸塩、カルボン酸塩、アルコキシド及び三級アミン等の
有機塩基等が挙げられる。好ましくはアルカリ金属もし
くはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素
塩、リン酸塩又はカルボン酸塩であり、アルカリ金属も
しくはアルカリ土類金属のアルコキシドがより好まし
い。又、これらアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属
のアルコキシドは反応系にそのまま加えても、またアル
カリ金属もしくはアルカリ土類金属、水素化アルカリ金
属もしくは水素化アルカリ土類金属及び水酸化アルカリ
金属もしくは水酸化アルカリ土類金属とアルコールから
調整して加えても良い。
【0023】かかるアルカリ金属もしくはアルカリ土類
金属のアルコキシドとしては、ナトリウムメトキシド、
カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、リチウム−
tert−ブトキシド、ナトリウム−tert−ブトキ
シド、カリウム−tert−ブトキシドが好ましく、リ
チウム−tert−ブトキシド、ナトリウム−tert
−ブトキシド、カリウム−tert−ブトキシドがより
好ましい。塩基は不飽和有機化合物(1)に対して、通
常0.1〜10当量倍用い、好ましくは1〜5当量倍用
いられる。又、2種類以上の塩基を併用して用いても良
い。
【0024】以下に、本発明の製造方法について、さら
に詳しく述べる。本発明の製造方法は、好ましくは有機
溶媒中で行なわれる。溶媒としては、N−メチルピロリ
ドン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、アセトニトリルなどの非プロトン性溶媒、ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジエチレング
リコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン、テト
ラヒドロフランなどのエーテル系溶媒、ベンゼン、トル
エン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ヘキサン、ヘ
プタンなどの脂肪族炭化水素類などが挙げられる。かか
る溶媒はそれぞれ単独でまたは2種以上を組合わせて用
いられ、その使用量は不飽和有機化合物(1)である対
して通常は1重量倍以上200重量倍以下、好ましくは
5重量倍以上100重量倍以下程度である。かかる溶媒
の中でも芳香族炭化水素類溶媒が望ましい。
【0025】本発明の製造方法において、不飽和有機化
合物(1)、アミン化合物(2)、ビスジシクロヘキシ
ルホスフィン配位子,ニッケル系化合物,またはビスジ
シクロヘキシルホスフィン配位子とニッケル系化合物か
らなる錯体、ならびに塩基は、必要に応じて適当な溶媒
を用い、任意の順番で加えることができるが、還元剤を
使用し、かつ還元剤が不飽和有機化合物(1)、アミン
化合物(2)と反応する可能性がある場合は,これを回
避する順に仕込むことが好ましい。例えば予め不飽和有
機化合物(1)、アミン化合物(2)、塩基ならびに必
要に応じて適当な溶媒を任意の順番に加えた系に触媒及
び還元剤から調整された混合物を投入する方法又は、触
媒及び還元剤から調整された混合物に不飽和有機化合物
(1)、アミン化合物(2)、塩基ならびに必要に応じ
て適当な溶媒を任意の順番で仕込む方法が挙げられる。
【0026】反応温度は不飽和有機化合物(1)の構造
によるが、通常は50℃以上200℃以下であり、好ま
しくは50℃から140℃である。反応時間は特に制限
されるものではなく、原料の不飽和有機化合物(1)ま
たはアミン化合物(2)が消失した時点を反応終点とす
ることができる。通常、数分〜72時間程度の範囲であ
るが、反応速度の遅いものは不飽和有機化合物(1)ま
たはアミン化合物(2)が消失する時点までさらに延長
すれば反応収率が向上する。また、反応中に酸素による
触媒の失活を防ぐ為に、反応は不活性ガス雰囲気下で行
なうことが好ましい。不活性ガスとしては例えば、窒素
ガスやアルゴンガスなどが挙げられる。また、反応圧力
は特に制限されないが、通常は大気圧で行なわれる。
【0027】生成したアミン誘導体(3)は、例えば反
応液に希塩酸又は希硫酸等の鉱酸の水溶液などを加え
て、酸性にした後、必要に応じて有機層で抽出、水洗し
た後、溶媒を留去することにより、反応マスから取り出
すことができる。又、得られたアミン誘導体は、必要に
応じて蒸留、再結晶、各種クロマトグラフィー等の手段
を施すことにより、更に生成することもできる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、以下に示す反応率及び残存率とは、反応混合物を
ガスクロマトグラフィーで分析し,不飽和有機化合物由
来の目的物と未反応不飽和有機化合物のガスクロマトグ
ラフィーの面積値総和で,不飽和有機化合物由来の目的
物を割り百分率に換算した値が反応率であり、未反応不
飽和有機化合物の面積値を割り百分率に換算した値が残
存率である。なお、本実施例では副生物は生成していな
かった又、表中において、1,2−ビス(ジシクロヘキ
シルホスフィノ)エタンを略称dcype、1,3−ビ
ス(ジシクロヘキシルホスフィノ)プロパンを略称dc
yppとして記述する。
【0029】(実施例1)アルゴン雰囲気下、p−トル
イジンを0.4mmol(43mg)、4−クロロトル
エン0.3mmol(38mg)、t−ブトキシナトリ
ウム0.36mmol(49mg)、1,2−ビスジシ
クロヘキシルホスフィノエタン0.015mmol
(6.3mg)及びビス(1,5−シクロオクタジエ
ン)ニッケル0.015mmol(4.1mg)をキシ
レン1mlと混合した。その後、内温を120℃に昇温
した後に、同温度で6時間加熱攪拌を行なった。反応終
了後、室温まで放冷し、飽和塩化アンモニウム水溶液1
0mlを加えた後、反応物は分液ロートに移し酢酸エチ
ルで抽出、有機相を飽和食塩水で洗浄した。目的物N−
(4−メチルフェニル)−p−トルイジンの反応率は1
00%であり、未反応不飽和有機化合物である4−クロ
ロトルエンの残存率は0%であった。結果を表1に示し
た。
【0030】(実施例2〜15)実施例1において、p
−トルイジンの代わりに、表1記載の化合物を0.4m
mol用い、4−クロロトルエンの代わりに、表1記載
の化合物を0.3mmol用い、1,2−ビスジシクロ
ヘキシルホスフィノエタンの代わりに、表1記載の化合
物を0.015mmol(6.5mg)用い、加熱攪拌
時間を8時間として、実施例1に準拠して実施した。結
果を表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】(実施例16)アルゴン雰囲気下中、アニ
リンを0.4mmol(37mg)、2−ブロモピリジ
ン0.6mmol(95mg)、t−ブトキシナトリウ
ム0.36mmol(49mg)、1,3−ビスジシク
ロヘキシルホスフィノプロパン0.015mmol
(6.5mg)、ビス(1,5−シクロオクタジエン)
ニッケル0.015mmol(4.1mg)をキシレン
1mlと混合した。その後、内温を120℃に昇温した
後に、同温度で8時間加熱攪拌を行なった。反応終了
後、室温まで放冷し、飽和塩化アンモニウム水溶液10
mlを加えた後、反応液は分液ロートに移し酢酸エチル
で抽出、有機相を飽和食塩水で洗浄した。目的物N.N
−ジ(ピリジル)アニリンの反応率は100%であり、
未反応不飽和有機化合物である2−ブロモピリジンの残
存率は0%であった。結果を表2に示した。
【0033】(実施例17〜18)実施例16におい
て、アニリンの代わりに、表2記載の化合物を0.4m
mol用い、2−ブロモピリジンの代わりに、表2記載
の化合物を0.6mmol用い、実施例16に準拠して
実施した。結果を表2に示した。
【表2】
【0034】(実施例19)アルゴン雰囲気下中、ジク
ロロ(1,2−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)エ
タン)ニッケル0.015mmol(4.4mg)をジ
オキサン0.3mlと混合し、攪拌を行なった後に、n
−ブチルリチウム(1.59Mヘキサン溶液)0.03
mmol(0.019ml)を滴下し、室温で10分間
攪拌を行ない、触媒調整液を得た。別途、アルゴン雰囲
気下中、アニリン0.4mmol(37mg)、p−ク
ロロトルエン0.3mmol(38mg)、t−ブトキ
シナトリウム0.36mmol(49mg)をキシレン
0.7mlと混合させた後に、前記の触媒混合液を加え
た。その後、120℃に昇温し、同温度で8時間加熱攪
拌を行なった。反応終了後、室温まで放冷し、1N塩酸
水10mlを加えて過剰のリン酸カリウムを溶解させた
後、反応液は分液ロートに移し酢酸エチルで抽出、有機
相を飽和食塩水で洗浄した。目的物N−(4−メチルフ
ェニル)アニリンの反応率は86%であり、未反応不飽
和有機化合物である4−クロロトルエンの残存率は14
%であった。
【0035】(比較例1)1,2−ビスジシクロヘキシ
ルホスフィノエタンの代わりに、トリシクロヘキシルホ
スフィン0.030mmol(8.4mg)を用い、実
施例1に準拠して実施した。目的物N−(4−メチルフ
ェニル)−p−トルイジンの反応率は0%であった。
又、未反応不飽和有機化合物である4−クロロトルエン
の残存率は100%であった。結果を表3に示した。
【0036】(比較例2)1,2−ビスジシクロヘキシ
ルホスフィノプロパンの代わりに、1,1’−ビスジフ
ェニルホスフィノフェロセン0.015mmol(8.
7mg)を用い、実施例1に準拠して実施した。目的物
N−(4−メチルフェニル)−p−トルイジンの反応率
は26%であった。又、未反応不飽和有機化合物である
4−クロロトルエンの残存率は84%であった。結果を
表3に示した。
【0037】
【表3】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 229/60 C07C 229/60 253/30 253/30 255/58 255/58 C07D 213/74 C07D 213/74 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 Fターム(参考) 4C055 AA01 BA02 BA52 BB10 CA01 DA01 EA01 FA32 FA34 FA37 4H006 AA02 AC52 BA02 BA21 BA32 BA48 BA53 BJ50 BP30 BT32 BU46 QN30 4H039 CA71 CD10 CD20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) 〔式中、Rは、アリール基、ヘテロアリール基、アル
    ケニル基、又はシクロアルケニル基を表し(これら置換
    基は、それぞれ1つ又は複数の同一又は異なる置換基で
    置換されていてもよい。)、X1は塩素、臭素、ヨウ素
    原子、メシル基又はトリフルオロメタンスルホニル基を
    表し、nは1から3までの整数を示す。〕で示される不
    飽和有機化合物と一般式(2) 〔式中、R2は水素原子、置換されていてもよいアルキ
    ル基を表し、R3は水素原子、置換されていてもよいア
    ルキル基、シクロアルキル基、アリール基、あるいはR
    2及びR3が窒素原子と一緒になってヘテロ環を形成する
    基を表す。〕で示されるアミン化合物とを縮合反応させ
    るにあたり、触媒として、1,2−ビス(ジシクロヘキ
    シルホスフィノ)エタン又は1,3−ビス(ジシクロヘ
    キシルホスフィノ)プロパンとニッケル系化合物との錯
    体を用いることを特徴とする一般式(3) RNR (3) [式中、R、RおよびRは、前記と同じ意味を表
    す。]で示されるアミン誘導体の製造方法。
  2. 【請求項2】一般式(2)で示されるアミン化合物におい
    て、R2又はRのいずれかが水素原子である請求項1
    に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】一般式(1)で示される不飽和有機化合物
    が、一般式(4) [式中、Rは同一または相異なり、フッ素原子、アル
    キル基、シクロアルキル基、ヒドロキシル基、アルコキ
    シル基、フェノキシ基、メルカプト基、アルキルチオ
    基、アリールチオ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、
    置換アミノ基、アシルアミノ基、スルホンアミノド基、
    イミノ基、イミド基、アルコキシカルボニル基、アリー
    ルオキシカルボニル基、無置換または置換カルバモイル
    基、ヘテロ環残基、アリール基、または脱離基を表し、
    隣接する炭素原子上の置換基は結合して縮合多環性芳香
    環を形成していてもよい、m1は、1〜4の整数を表
    し、Rは水素原子を表すか、あるいは隣接する炭素原
    子上の置換基と結合して縮合多環性芳香環を形成してい
    る。]で示される化合物である請求項1又は2に記載の
    製造方法。
  4. 【請求項4】一般式(1)で示される不飽和有機化合物
    において、Rがへテロアリール基である請求項1又は
    2に記載の製造方法。
JP2002311248A 2001-10-25 2002-10-25 アミン誘導体の製造方法 Pending JP2003201268A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002311248A JP2003201268A (ja) 2001-10-25 2002-10-25 アミン誘導体の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001327392 2001-10-25
JP2001-327392 2001-10-25
JP2002311248A JP2003201268A (ja) 2001-10-25 2002-10-25 アミン誘導体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003201268A true JP2003201268A (ja) 2003-07-18

Family

ID=27666481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002311248A Pending JP2003201268A (ja) 2001-10-25 2002-10-25 アミン誘導体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003201268A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091743A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Saltigo Gmbh ベンジルアミン類をハロ芳香族化合物類とカップリングさせる方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091743A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Saltigo Gmbh ベンジルアミン類をハロ芳香族化合物類とカップリングさせる方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Chen et al. Palladium-Catalyzed C (sp2)–N Bond Cross-Coupling with Triaryl Phosphates
AU2018260728A1 (en) Process for the preparation of deuterated ethanol from D2
JP2017521430A (ja) 芳香族第一級ジアミンの製造方法
JP2012508237A (ja) アリールアミン化合物の製造方法
CN105712899A (zh) 一种负载钴化合物催化醇和胺一步合成亚胺的方法
CA2608258A1 (en) Bis-amination of aryl halides
WO2003006420A1 (en) Catalytic method to convert aryl compounds to aryl amines
JP2003201268A (ja) アミン誘導体の製造方法
JP2018070527A (ja) 芳香族アミンの製造方法
AU2016224930A1 (en) Process for the preparation of Vortioxetine
JP6000257B2 (ja) 2−アルケニルアミン化合物の製造方法
JP2016522198A (ja) ピリジン又はピラジン含有化合物
JP6586189B2 (ja) 金属モノアミドからのアルカリ土類金属複合金属ビスアミドの調製
JP7023176B2 (ja) 9-(1-ナフチル)-9h-カルバゾール誘導体の製造方法
JP2003277333A (ja) ハロトリアリールアミン類の製造法及びそれを用いたビニルトリアリールアミン類の製造法
EP2065371A1 (en) Chiral organic catalysts for the stereoselective reduction of carbon-nitrogen double bonds for the preparation of enantiomerically enriched amines
JP2011520826A (ja) アミドの調製方法
US20150344428A1 (en) Catalytic Manufacturing Method for Imine Having No Substituent Group on the Nitrogen, and Use for the Imine Produced
JP2018140985A (ja) 芳香族化合物の製造方法
KR101521092B1 (ko) 유기아지드화합물과 이리튬 촉매를 이용한 아릴아미드와 엔아미드의 제조방법
JP5178470B2 (ja) フルオレン誘導体の製造方法
KR101692593B1 (ko) 유기 아자이드 및 아실 주개로부터 엔아마이드를 제조하는 방법
KR101427014B1 (ko) 아릴, 헤테로아릴 혹은 알케닐 치환 불포화 탄화수소류의 제조방법
Lu et al. Synthesis of α-Benzotriazole Sulfides Promoted by Samarium Diiodide
JP6391988B2 (ja) 5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造方法及び新規5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体