JP2003201007A - 部品の高速供給方法および設備ならびに高速供給用パレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品供給を高速化する。 【解決手段】 キャタピラ状に折り曲げ可能な短冊状パ
レット１に組立すべき部品２を搭載し、パレット移載装
置１４により短冊状パレット１をコンベア装置１５のコ
ンベアベルト１５ａ上に、位置決めピン１８ａ，１８ｂ
により位置決めして搭載し、コンベア装置１５によりコ
ンベアベルト１５ａを高速でピッチ搬送して部品２を定
点Ｐ位置に搬送し、部品供給装置１６により、部品２を
作業テーブル１７上のポジションに対して最短距離で定
点移載が可能となり、高速で精度良く安定した部品供給
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器及び電気
機器の組立装置を行う部品を高速で供給するための部品
の高速供給方法および設備ならびに高速供給用パレット
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ＡＶ機器及びモバイル機器等の電
子電気機器等の製造工程における部品供給方法および設
備として、発泡トレイとトレイフィーダの組み合わせが
一般的に用いられてきた。

【０００３】しかし、発泡トレイとフィーダによる供給
取出し方法では、パレットが固定されているために、パ
レタイジングによる取出しが必要となり、パレット内数
量、パレット形状の制約により取出し時間が大幅に延び
る問題があった。

【０００４】また、図６に示すように、発泡トレイ５１
は、平面部５３のたとえば千鳥位置に、部品５２を保持
する保持凹部５４を有する形状であり、積み重ねるため
に横ずれ防止の規制枠５５を設置しなければならない。

【０００５】このため従来の発泡トレイ５１は、規制枠
５５により嵩が高くなって体積当りの収納効率が悪く、
タクトが早くなるに従い大きな在庫スペースを必要とす
る。このため工場の体積生産性を著しく低下させる要因
となっていた。

【０００６】また発泡トレイ５１は、その材料特性とし
て発泡比率の問題により、加工した後も収縮し続けるた
め精度が安定せず、また違うタイミングで制作したパレ
ットが混在すると使用できないうえ、さらにリサイクル
が利かないために、一品種が終わる毎に環境に悪影響を
与える産業廃棄物となり、多大なパレット処理費用が発
生していた。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決して、電子機器等の組立の高速化に対処するため
に、使用される部品の供給を高速化できる部品の高速供
給方法および設備を提供することを目的とする。また、
パレットの収納効率の向上させて、増大する部品パレッ
トの在庫スペースを最小限に押え、工場トータルの体積
生産性を向上させこと、さらに使い捨てが常である発泡
パレットをリサイクル可能なモノにすることによりパレ
ットにかかる経費を低減させる部品の高速供給用パレッ
トを提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに、請求項1記載の部品の高速供給方法は、複数個の
部品を等ピッチで保持した短冊状パレットを、コンベア
部材上に搬入して位置決めし、前記コンベア部材をピッ
チ送り駆動して短冊状パレットに保持された部品を順次
搬送し、短冊状パレットに保持された部品を、部品取出
し用の定点位置に供給するものである。

【０００９】上記構成によれば、部品を搭載した短冊状
パレットをコンベア部材上の一定位置に搬入して位置決
めし、コンベア部材をピッチ送り駆動して短冊状パレッ
トを搬送し、部品を順次部品取出し用の定点位置に間欠
供給するので、常に定点位置から組立すべきポジション
に最短距離で定点移載が可能となり、部品を高速で精度
良く安定して供給することができる。

【００１０】請求項２記載の高速供給方法は、請求項１
記載の構成において、短冊状パレットを一定ピッチでキ
ャタピラ状に屈曲可能に構成し、無端状のコンベア部材
と共に搬送されて表面搬送部の定点位置で部品を取出し
た後、空の短冊状パレットをコンベア部材の転向部を介
して下面搬送部に搬送し、下面搬送部の排出部で空の短
冊状パレットを回収するものである。

【００１１】上記構成によれば、屈曲可能な短冊状パレ
ットを、無端状のコンベヤ部材により搬送してその転向
部から下面搬送部に搬送し、この下面搬送部で空の短冊
状パレットを回収するので、コンベア部材の下部に排出
部を設けることができて、コンベア装置の占有体積を削
減できて、コンパクト化を推進することができる。

【００１２】請求項３記載の部品の高速供給装置は、複
数個の部品を等ピッチで保持可能な部品保持部を有する
短冊状パレットと、前記短冊状パレットをコンベア部材
上に位置決めする位置決め手段を有し、前記短冊状パレ
ットに保持された部品を、部品取出し用定点位置にピッ
チ搬送するコンベア装置とを具備したものである。

【００１３】上記構成によれば、部品を搭載した短冊状
パレットをコンベア部材上の一定位置に搬入して位置決
めし、コンベア部材をピッチ送り駆動して短冊状パレッ
トを搬送し、部品を順次部品取出し用の定点位置に間欠
供給するので、常に定点位置から組立すべきポジション
に最短距離で定点移載が可能となり、部品を高速で精度
良く安定して供給することができる。

【００１４】請求項４記載の部品の高速供給設備は、請
求項３記載の構成において、短冊状パレットは、一定ピ
ッチでキャタピラ状に屈曲可能に構成され、コンベア装
置は、無端状のコンベア部材と、該コンベア部材の転向
部でコンベア部材上の空の短冊状パレットを案内する案
内手段と、下面搬送部で空の短冊状パレットを回収する
排出部とを具備したものである。

【００１５】上記構成によれば、屈曲可能な短冊状パレ
ットを、無端状のコンベヤ部材により搬送してその転向
部から下面搬送部に搬送し、この下面搬送部で空の短冊
状パレットを回収するので、コンベア部材の下部に排出
部を設けることができて、コンベア装置の占有体積を削
減できて、コンパクト化を推進することができる。

【００１６】請求項５記載の高速供給用パレットは、請
求項１または２記載の部品の高速供給方法に使用する高
速供給用パレットであって、短冊状の底部平面に等ピッ
チで形成された凸状枠部により、部品を保持可能な部品
保持部が形成され、少なくとも隣接する前記凸状枠部間
にキャタピラ状に屈曲可能な折り曲げ部が形成され、リ
サイクル可能な樹脂により成形されたものである。

【００１７】上記構成によれば、凸状枠部からなる部品
保持部により、短冊状パレットを段積み可能な強度が付
与されるので、短冊状パレットを四隅を案内保持するラ
ックにじかに段積みした状態で収容およびコンベヤ部材
への搬入が可能となり、従来の発泡トレイのように形状
を保持するための規正枠が不要となるので、積み重ね置
き時の嵩を低くすることができてパレットの枚数当りの
占有体積を小さくすることができ、工場の組立部品置き
場を削減することができる。更に短冊状パレットを、成
形が容易でリサイクルできる樹脂で成形することによ
り、パレットにかかる廃棄物処理費用及びパレット再制
作時のコストを大幅に低減させることが可能となる。

【００１８】

【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る部品の高速
供給設備の実施の形態を図１〜図５に基づいて説明す
る。

【００１９】図３〜図５に示すように、この部品の高速
供給設備において、部品２の供給に使用する短冊状パレ
ット１は、例えば熱可塑性のエラストマー等のリサイク
ル可能材料を使用し、簡易金型にて簡易に製作し、組立
品種が終了するときに材料をリサイクルすることによ
り、材料費のコストダウンを図ることができるものであ
る。すなわち、短冊状パレット１は、樹脂材料を短冊状
に形成するとともに短冊状の底部平面４に、部品２を収
容して保持可能な部品保持部５が1列（複数列でも可）
に等ピッチで形成されており、これら部品保持部５は、
パレット形状を保持可能でかつ段積みが可能となる強度
部材となる凸状枠部３から構成される。また隣接する凸
状枠部３の幅方向凸部３ａ間と、凸状枠部３の長さ方向
凸部３ｂの中央部にそれぞれ側面視Ｖ字形の溝からなる
折り曲げ部６Ａ，６Ｂが一定ピッチで形成され、幅方向
に沿う折り曲げ部６Ａ，６Ｂにより凸状枠部３が外周側
となるキャタピラ状に屈曲可能に構成されている。

【００２０】したがって、短冊状パレット１は、凸状枠
部３によりパレット形状の保持強度と段積み強度とを有
することから、図６に示す従来の発泡トレイのように積
み重ねるための枠を必要とせず、図３に示すように、両
端部を支持するラック１２内にじかに積み重ねることが
でき、短冊状パレット１の横ずれ防止対策が不要とな
る。さらに凸状枠部３を小さく形成することで、短冊状
パレット１の幅、高さ、等を限りなく部品２の大きさに
近づけることができ、イニシャルの材料費を押さえるこ
とができる。

【００２１】この短冊状パレット１により部品２を作業
テーブル１７まで搬送する高速供給設備は、図１に示す
ように、部品２を収納された短冊状パレット１を複数個
じか積み収納するラック１２、および最上段の短冊状パ
レット１を１個取り出すごとに一定ピッチ（短冊状パレ
ット１の厚み分）で上昇させる昇降装置（図示せず）と
を有するパレット受渡し装置１３と、チャック１４ａに
より、パレット受渡し装置１３から短冊状パレット１を
上から順番に取り出すパレット移載装置１４と、短冊状
パレット１を一定ピッチで間欠搬送するコンベア装置１
５と、コンベア装置１５から短冊状パレット１に保持さ
れた部品２を取出し作業テーブル１７の所定位置に搬入
する部品供給装置１６とを具備し、上面搬送部１５Ｕの
搬入部Ｉから短冊状パレット１を載せて部品取出し用の
定点Ｐまで搬送し、下面搬送部１５Ｄの排出部Ｏで空パ
レット１を排出するように構成されている。

【００２２】前記コンベア装置１５は、一対のガイドロ
ーラ１５ｂ，１５ｃに巻回されたコンベアベルト（搬送
部材）１５ａを具備し、高精度に位置決め可能なサーボ
モータ１６によりガイドローラ１５ｂを介してコンベア
ベルト１５ａをピッチ送り駆動するように構成されてい
る。そして、上面搬送部１５Ｕの所定位置に設けられた
搬入部Ｉにおいて、部品搬入装置１３により短冊状パレ
ット１をコンベアベルト１５ａ上に長さ方向に沿って受
け取る搬入部Ｉが設けられている。このコンベアベルト
１５ａ上には、短冊状パレット１をコンベアベルト１５
ａ上の一定位置に位置決めする位置決め手段である前後
一対の位置決めピン１８ａ，１８ｂが突設されており、
これら位置決めピン１８ａ，１８ｂは、たとえば短冊状
パレット１の底面で四隅のうち対角線上の２点に形成さ
れた位置決め孔３ｃ，３ｄに嵌合して短冊状パレット１
を位置決めすることができる。

【００２３】またこのコンベア装置１５には、定点Ｐ側
のガイドローラ１５ｂにおいて、落下を防止しつつコン
ベアベルト１５ａの移動経路に沿って空の短冊状パレッ
ト１を案内するパレットガイド手段であるガイドベルト
装置１９が配置されている。このガイドベルト装置１９
は、図２に示すように、ガイドローラ１５ｂの出口およ
び入口を含む複数個所に配置されたガイドローラ１９ａ
に巻回されて移動される無端状の拘束用ベルト１９ｂ
と、テンションローラ１９ｃにより拘束用ベルト１９ｂ
にテンションを付与してガイドローラ１５ｂの外周部で
拘束用ベルト１９ｂを空の短冊状パレット１に押付ける
テンション用ばね１９ｄとで構成されている。

【００２４】そして、コンベア装置１５の下面搬送部１
５Ｄの所定位置に排出部Ｏが設けられており、必要に応
じて、コンベアベルト１５ａと無端状ガイドベルト２１
ａとの間にバインドされて搬送する下面ガイドコンベア
２１が配設され、排出部Ｏで空の短冊状パレット１が受
けトレイ２２に排出される。

【００２５】作業テーブル１７には、たとえばインデッ
クステーブルが採用され、部品供給手段１６として、た
とえばロボット１６ａおよびロボットチャック１６ｂ等
が組み合わされてシステムアップすることにより、小型
の高速組立システムが構築されている。

【００２６】上記構成において、搬入部Ｉでは、部品２
を収納した短冊状パレット１をラック１２内に複数個じ
か積みして収納しておく。このパレット受渡し装置１２
では、パレット移載装置１４により上から順番に取り出
し、短冊状パレット１をエレベーションし、パレット移
載装置１４により短冊状パレット１を取出してコンベア
装置１５のコンベアベルト１５ａ上に移載する。このコ
ンベア装置１５では、サーボモータ８によりコンベアベ
ルト１５ａがピッチ送り駆動され、コンベアベルト１５
ａ上の位置決めピン１８ａ，１８ｂにより短冊状パレッ
ト１が位置決めされている。

【００２７】そしてコンベアベルト１５ａに搬入された
短冊状パレット１は、短冊状パレット１の部品２の配置
ピッチと同等の送り量で高速ピッチ搬送されることによ
り、定点Ｐへの部品２のピッチ送りおよび定点移載が実
現される。定点Ｐまで搬送された部品２は、部品供給装
置１６のロボットチャック１６ｂにより部品２が短冊状
パレット１の部品保持部５から取り出され、作業テーブ
ル１７の所定位置に供給される。

【００２８】定点Ｐを過ぎた空の短冊状パレット１は、
コンベアベルト１５ａの転向部で折り曲げ部６Ａ，６Ｂ
を介してキャタピラ状に屈曲され追従し、テンションが
加わったベルトガイド装置１９のガイドベルト１９ａに
より、コンベアベルト１５ａとの間に空の短冊状パレッ
ト１がバインドされ、周回されて下面搬送部１５Ｄの排
出部Ｏで排出ボックス２２に排出される。

【００２９】上記実施の形態によれば、短冊状の平面部
４に等ピッチで形成されて部品２を保持可能な凸状枠部
３により、短冊状パレット１自身の形状が保持されると
ともに段積み可能な強度が付与されるので、パレット受
渡し装置１３のラック１２に短冊状パレット１をじかに
段積みした状態で両端部を支持するだけで保持すること
ができる。したがって、部品置き場でも、従来の発泡ト
レイのように規制枠が無くても、段積みした状態で短冊
状パレット１を仮置きすることができる。したがって、
占有体積を削減でき、工場の組立部品置き場を削減して
工場トータルの体積生産性を向上させることが可能とな
る。また短冊状パレット１を、成形が容易でリサイクル
できる樹脂により成形することにより、パレットにかか
る廃棄物処理費用及びパレット再制作時のコストを大幅
に低減させることが可能となる。

【００３０】さらに位置決めピン１８ａ，１８ｂにより
一定位置に位置決めして短冊状パレット１をコンベアベ
ルト１５ａ上に搭載し、間欠ピッチ搬送して順次定点位
置に部品を停止供給することにより、部品供給装置１６
により定点位置Ｐから組立すべき作業テーブル１７上の
ポジションに最短距離で搬送して、高精度で短時間に定
点移載が可能となり、高速で安定した部品供給が可能と
なる。

【００３１】また、一定ピッチで形成された折り曲げ部
６Ａ，６Ｂにより屈曲可能な短冊状パレット１を使用
し、上面搬送部１５Ｕの部品取出し用の定点Ｐから搬出
される空で短冊状パレット１を、ガイドローラ１５ｂに
よるコンベヤベルト１５ａの転向部でベルトガイド装置
１９により保持しつつ裏面搬送部１５Ｄに案内して排出
部Ｏで回収するので、定点Ｐ側の転向部に排出部を設け
る必要も無く、設計の自由度が高くなるとともに、コン
ベア装置の下部に空の短冊状パレット１の排出部Ｏを設
けられることから、占有体積を削減できてコンベア装置
１５をコンパクトにすることができる。

【００３２】

【発明の効果】以上に述べたごとく請求項１記載の発明
によれば、部品を搭載した短冊状パレットをコンベア部
材上の一定位置に搬入して位置決めし、コンベア部材を
ピッチ送り駆動して短冊状パレットを搬送し、部品を順
次部品取出し用の定点位置に間欠供給するので、常に定
点位置から組立すべきポジションに最短距離で定点移載
が可能となり、部品を高速で精度良く安定して供給する
ことができる。

【００３３】請求項２記載の高速供給方法によれば、屈
曲可能な短冊状パレットを、無端状のコンベヤ部材によ
り搬送してその転向部から下面搬送部に搬送し、この下
面搬送部で空の短冊状パレットを回収するので、コンベ
ア部材の下部に排出部を設けることができて、コンベア
装置の占有体積を削減できて、コンパクト化を推進する
ことができる。

【００３４】請求項３記載の高速供給装置によれば、部
品を搭載した短冊状パレットをコンベア部材上の一定位
置に搬入して位置決めし、コンベア部材をピッチ送り駆
動して短冊状パレットを搬送し、部品を順次部品取出し
用の定点位置に間欠供給するので、常に定点位置から組
立すべきポジションに最短距離で定点移載が可能とな
り、部品を高速で精度良く安定して供給することができ
る。

【００３５】請求項４記載の部品の高速供給設備によれ
ば、屈曲可能な短冊状パレットを、無端状のコンベヤ部
材により搬送してその転向部から下面搬送部に搬送し、
この下面搬送部で空の短冊状パレットを回収するので、
コンベア部材の下部に排出部を設けることができて、コ
ンベア装置の占有体積を削減できて、コンパクト化を推
進することができる。

【００３６】請求項５記載の高速供給用パレットによれ
ば、凸状枠部からなる部品保持部により、短冊状パレッ
トを段積み可能な強度が付与されるので、短冊状パレッ
トを四隅を案内保持するラックにじかに段積みした状態
で収容およびコンベヤ部材への搬入が可能となり、従来
の発泡トレイのように形状を保持するための規正枠が不
要となるので、積み重ね置き時の嵩を低くすることがで
きてパレットの枚数当りの占有体積を小さくすることが
でき、工場の組立部品置き場を削減することができる。
更に短冊状パレットを、成形が容易でリサイクルできる
樹脂で成形することにより、パレットにかかる廃棄物処
理費用及びパレット再制作時のコストを大幅に低減させ
ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る部品の高速供給設備の実施の形態
を示す構成図である。

【図２】同設備の短冊状パレットの排出部を示す側面図
である。

【図３】同設備のラックに保持された短冊状パレットの
断面図である。

【図４】同設備のコンベアベルト上への短冊状パレット
の位置決め状態を示す平面図である。

【図５】同設備に使用する短冊状パレットを示す斜視図
である。

【図６】従来の供給装置に使用した発泡トレイを示す斜
視図である。

【符号の説明】

Ｉ 搬入部 Ｐ 取出し用の定点 Ｏ 搬出部 １ 短冊状パレット ２ 部品 ３ 凸状枠部 ３ａ 幅方向凸部 ３ｂ 長さ方向凸部 ４ 底部平面 ５ 部品保持部 ６Ａ，６Ｂ 折り曲げ部 １２ ラック １３ パレット受渡し置 １４ パレット移載装置 １５ コンベア装置 １５ａ コンベアベルト １５ｂ，１５ｃ ガイドローラ １５Ｕ 上面搬送部 １５Ｄ 下面搬送部 １６ 部品供給装置 １６ａ ロボット １６ｂ ロボットチャック １７ 作業テーブル １８ａ，１８ｂ 位置決めピン １９ ベルトガイド装置 ２１ 下面ガイドコンベア ２２ 排出ボックス

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 和夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Ｆターム(参考） 3E096 AA06 BA08 CA06 CA21 CB02 DA01 DA23 DB06 DC01 EA02X FA29 FA40 GA09 3F024 CA04 3F044 AA13 AB20 AB37 CA01

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数個の部品を等ピッチで保持した短冊状
   パレットを、コンベア部材上に搬入して位置決めし、 前記コンベア部材をピッチ送り駆動して短冊状パレット
   に保持された部品を順次搬送し、 短冊状パレットに保持された部品を、部品取出し用の定
   点位置に供給することを特徴とする部品の高速供給方
   法。
2. 【請求項２】短冊状パレットを一定ピッチでキャタピラ
   状に屈曲可能に構成し、 無端状のコンベア部材と共に搬送されて表面搬送部の定
   点位置で部品を取出した後、空の短冊状パレットをコン
   ベア部材の転向部を介して下面搬送部に搬送し、下面搬
   送部の排出部で空の短冊状パレットを回収することを特
   徴とする部品の高速供給方法。
3. 【請求項３】複数個の部品を等ピッチで保持可能な部品
   保持部を有する短冊状パレットと、 前記短冊状パレットをコンベア部材上に位置決めする位
   置決め手段を有し、前記短冊状パレットに保持された部
   品を、部品取出し用定点位置にピッチ搬送するコンベア
   装置とを具備したことを特徴とする部品の高速供給設
   備。
4. 【請求項４】短冊状パレットは、一定ピッチでキャタピ
   ラ状に屈曲可能に構成され、 コンベア装置は、無端状のコンベア部材と、該コンベア
   部材の転向部でコンベア部材上の空の短冊状パレットを
   案内する案内手段と、下面搬送部で空の短冊状パレット
   を回収する排出部とを具備したことを特徴とする請求項
   ３記載の部品の高速供給設備。
5. 【請求項５】請求項１または２記載の部品の高速供給方
   法に使用する高速供給用パレットであって、 短冊状の底部平面に等ピッチで形成された凸状枠部によ
   り、部品を保持可能な部品保持部が形成され、 少なくとも隣接する前記凸状枠部間にキャタピラ状に屈
   曲可能な折り曲げ部が形成され、 リサイクル可能な樹脂により成形されたことを特徴とす
   る高速供給用パレット。