JP2003200102A - 処理液体の塗布方法、これを用いた光学用レンズの製造方法及び光学用レンズ加工装置 - Google Patents

処理液体の塗布方法、これを用いた光学用レンズの製造方法及び光学用レンズ加工装置

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JP2003200102A JP2002001624A JP2002001624A JP2003200102A JP 2003200102 A JP2003200102 A JP 2003200102A JP 2002001624 A JP2002001624 A JP 2002001624A JP 2002001624 A JP2002001624 A JP 2002001624A JP 2003200102 A JP2003200102 A JP 2003200102A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液体を滴状に微細化して光学用レンズの
表面に塗布する処理液体の塗布方法において、ミスト状
の処理液体の付着によって発生する外観不良を防ぐ方法
を提供する。 【解決手段】 光学用レンズに対し、処理液体を両面同
時又は一方の面が乾燥する前に他方の面を塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理液体の塗布方
法、これを用いた光学用レンズの製造方法及び光学用レ
ンズ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックメガネレンズ等の光学用レ
ンズにおいては、表面にプライマー加工、ハードコート
加工、染色加工、および反射防止加工等の処理を施し、
性能、機能の向上を図ることが一般に行われている。
【0003】プライマー加工は、光学用レンズ基材とハ
ードコート膜との密着性向上、耐衝撃性向上等の機能を
付与する加工である。プラスチックメガネレンズにおい
ては、プライマー液をプラスチックメガネレンズ表面に
塗布、加熱硬化処理する方法が広く用いられており、従
来、主に浸漬方式が用いられてきた。浸漬方式とは、プ
ラスチックメガネレンズを治具で保持し、プライマー液
中に浸漬、放置後、引き上げることによりプライマー膜
を形成する方法である。
【0004】また、ハードコート加工は、光学用レンズ
表面の耐久性向上、蒸着膜との密着性向上、染色性の安
定化等、多くの機能を付与する加工である。プラスチッ
クメガネレンズにおいては、ハードコート液をプラスチ
ックメガネレンズ表面に塗布、加熱硬化処理する方法が
広く用いられており、従来、主に浸漬方式及びスピンコ
ーティング方式が用いられてきた。浸漬方式とは、プラ
スチックメガネレンズを治具で保持し、ハードコート液
中に浸漬、放置後、引き上げることによりハードコート
膜を形成する方法であり、スピンコーティング方式と
は、プラスチックメガネレンズ表面にハードコート液を
吐出し、高速回転させることによりハードコート膜を形
成する方法である。
【0005】また、染色加工は、特にプラスチックメガ
ネレンズの製造工程において、ファッション性を付加す
ることを目的として、多様な色の染色を施す加工であ
り、その方式として、従来、浸漬方式が用いられてき
た。浸漬方式とは、界面活性剤により染料微粒子を分散
させた熱水中に、プラスチックメガネレンズを浸漬、引
き上げる方法である。
【0006】また、反射防止加工は、光学用レンズの表
面反射を防止する加工である。表面反射が生じると、光
学系の透過率を低下させ、結像に寄与しない光の増加を
もたらし、像のコントラストを低下させる。よって、プ
ラスチックメガネレンズの場合、反射防止加工を施すこ
とにより、装用者は良好な視界を得ることができる。プ
ラスチックメガネレンズの反射防止膜は、従来、主に真
空蒸着法により、単層膜または多層膜として形成されて
いた。最近では、反射防止機能を有する硬化性液体も考
案されている。
【0007】一方、処理液体を光学用レンズの必要な場
所にだけ塗布できるコーティング技術として、インクジ
ェット方式およびスプレー方式による塗布方法が提案さ
れている。インクジェット方式およびスプレー方式によ
る塗布方法は、処理液体を微小なノズルから液滴として
吐出する方法である。インクジェット方式およびスプレ
ー方式では、装置を小型化できる上、少ない電力で塗布
でき、しかも処理液体の利用効率が高いことから、生産
コストを低減できると共に、溶剤使用量の低減、廃棄物
の低減等、環境対策の進歩が期待できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
ジェット方式およびスプレー方式を用いて光学用レンズ
の表面に処理液体を塗布する場合、次のような問題があ
った。
【0009】つまり、処理液体が滴状に微細化される
際、ミスト状の処理液体が発生、浮遊するため、片面ず
つ処理液体を塗布、硬化した場合、塗布面に対して反対
の面に付着したミスト状の処理液体によって外観不良が
発生する点である。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、処理液体を滴状に微細化して光学用レンズの表面
に塗布する処理液体の塗布方法において、ミスト状の処
理液体の付着によって発生する外観不良を防ぐ方法を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決するために鋭意検討を行った結果、インクジェット
方式およびスプレー方式を用いて処理液体を滴状に微細
化し、光学用レンズの表面に塗布する処理液体の塗布方
法において、処理液体のレベリング性能によって塗布面
を平滑化させること、さらに詳しくは、処理液体を光学
用レンズに対して両面同時に塗布すること、又は光学用
レンズの一方の面に塗布している時間内に他方の面の塗
布を開始すること、又は光学用レンズの一方の面に塗布
した後、塗布面が乾燥する前に他方の面の塗布を開始す
ることが、ミスト状の処理液体の付着によって発生する
外観不良を防ぐ方法として有効であることを知見した。
【0012】つまり、処理液体が滴状に微細化される
際、ミスト状の処理液体が発生、浮遊するため、片面ず
つ処理液体を塗布、硬化した場合、塗布面に対して反対
の面に付着したミスト状の処理液体によって斑点状の外
観不良が発生する。しかし、両面同時または一方の面が
乾燥する前に他方の面を塗布すれば、塗布された液体の
レベリング性能が有効に働くため、平滑化される。な
お、ここでいうレベリング性能とは、処理液体自身の持
つ流動性によって、均一な塗布面を形成する性能をい
う。
【0013】従って、目的を達成するために、請求項1
記載の発明は、処理液体を滴状に微細化して光学用レン
ズの表面に塗布する塗布工程と前記処理液体のレベリン
グ性能によって塗布面を平滑化させるレベリング工程と
を有することを特徴とする処理液体の塗布方法を提供す
る。
【0014】また、請求項2記載の発明は、請求項1に
記載の処理液体の塗布方法において、前記処理液体を前
記光学用レンズに対して両面同時に塗布することを特徴
とする処理液体の塗布方法を提供する。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1に記載の
処理液体の塗布方法において、前記処理液体を前記光学
用レンズの一方の面に塗布している時間内に他方の面の
塗布を開始することを特徴とする処理液体の塗布方法を
提供する。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1に記載の
処理液体の塗布方法において、前記処理液体を前記光学
用レンズの一方の面に塗布した後に他方の面の塗布を開
始することを特徴とする処理液体の塗布方法を提供す
る。
【0017】請求項5記載の発明は、前記処理液体の微
細化方式が、インクジェット方式であることを特徴とす
る請求項1〜4のいずれか一項に記載の処理液体の塗布
方法を提供する。
【0018】請求項6記載の発明は、前記処理液体の微
細化方式が、スプレー方式であることを特徴とする請求
項1〜4のいずれか一項に記載の処理液体の塗布方法を
提供する。
【0019】請求項7記載の発明は、前記光学用レンズ
が、プラスチックメガネレンズであることを特徴とする
請求項1〜6のいずれか一項に記載の処理液体の塗布方
法を提供する。
【0020】請求項8記載の発明は、前記処理液体が、
熱、光、または電磁波により硬化する硬化性液体である
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の
処理液体の塗布方法を提供する。
【0021】請求項9記載の発明は、前記処理液体が、
前記光学用レンズのプライマーの原料またはその一部で
あることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記
載の処理液体の塗布方法を提供する。
【0022】請求項10記載の発明は、前記処理液体
が、前記光学用レンズの反射防止膜の原料またはその一
部であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項
に記載の処理液体の塗布方法を提供する。
【0023】請求項11記載の発明は、前記処理液体
が、顔料および/または染料を含むことを特徴とする請
求項1〜7のいずれか一項に記載の処理液体の塗布方法
を提供する。
【0024】請求項12記載の発明は、請求項1〜11
のいずれか一項に記載の処理液体の塗布方法を用いるこ
とを特徴とする光学用レンズの製造方法を提供する。
【0025】請求項13記載の発明は、前記光学用レン
ズを保持、搬送する手段と、前記光学用レンズの一方の
面側および他方の面側に配置されたインクジェット式記
録ヘッドと、前記光学用レンズと前記インクジェット式
記録ヘッドを相対位置決めする手段とを具備することを
特徴とする光学用レンズ加工装置を提供する。
【0026】請求項14記載の発明は、前記光学用レン
ズを保持、搬送する手段と、前記光学用レンズの一方の
面側および他方の面側に配置されたスプレーノズルと、
前記光学用レンズと前記スプレーノズルを相対位置決め
する手段とを具備することを特徴とする光学用レンズ加
工装置を提供する。
【0027】請求項15記載の発明は、前記光学用レン
ズを保持、搬送、および反転する手段と、前記光学用レ
ンズの一方面側に配置されたインクジェット式記録ヘッ
ドと、前記光学用レンズと前記インクジェット式記録ヘ
ッドを相対位置決めする手段とを具備することを特徴と
する光学用レンズ加工装置を提供する。
【0028】請求項16記載の発明は、前記光学用レン
ズを保持、搬送、および反転する手段、前記光学用レン
ズの一方面側に配置されたスプレーノズルと前記光学用
レンズと前記スプレーノズルを相対位置決めする手段と
を具備することを特徴とする光学用レンズ加工装置を提
供する。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明における光学用レンズとし
ては、メガネレンズ、調光用レンズ、サングラス、カメ
ラレンズ、望遠鏡レンズ、拡大鏡レンズ、プロジェクタ
ーレンズ、ピックアップレンズ、マイクロレンズ等が挙
げられる。
【0030】本発明の液体塗布手段の一つであるインク
ジェット方式は、10〜100μm径の微小なノズル開
口部と圧力発生素子とが設けられた圧力室に処理液体が
充填され、圧力発生素子を電子的に制御することによっ
て圧力室内の処理液体を加圧し、その圧力で、ノズル開
口部から処理液体を微小な液滴として吐出するものであ
る。圧力発生素子の種類により、ピエゾ素子による圧電
振動子を用いたピエゾ方式や、発熱素子を用いて処理液
体を加熱して気泡を発生させ、その圧力を利用するバブ
ルジェット(登録商標)方式等、種々の方式がある。本
発明では、いずれのインクジェット方式も用いることが
できる。
【0031】また、スプレー方式には、圧縮エアで霧化
するエア霧化式、あるいは材料に高圧力をかけ、ノズル
チップより吐出させるエアレス霧化式等が挙げられ、処
理液体の粘度や吐出量に応じて適宜選択して使用するこ
とができる。
【0032】上記インクジェットおよびスプレーの各方
式により吐出する処理液体としては、光学用レンズの原
料の一部、光学用レンズの原料そのもの、光学用レンズ
のハードコート膜原料の一部、光学用レンズのハードコ
ート膜原料そのもの、光学用レンズのプライマー原料の
一部、光学用レンズのプライマー原料そのもの、光学用
レンズの反射防止膜原料の一部および光学用レンズの反
射防止膜原料そのもの等が挙げられるが、それらは硬化
方法によって使い分けられる。例えば、紫外線、電子線
またはマイクロ波等を用いて光学用レンズの原料、ハー
ドコート膜原料、プライマー原料および反射防止膜原料
を硬化させる場合には、反応開始剤、触媒、溶剤および
加水分解反応を進行させるための水等を添加しなくても
硬化反応が進行するため、それらを除いた光学用レンズ
原料の一部、ハードコート膜原料の一部、プライマー原
料の一部および反射防止膜原料の一部を用いればよい。
一方、加熱によって光学用レンズ原料、ハードコート膜
原料、プライマー原料および反射防止膜原料を硬化させ
る場合には、反応開始剤、触媒、溶剤および加水分解反
応を進行させるための水等を添加しなければ硬化反応が
進行しないため、これらを含んだ光学用レンズ原料、ハ
ードコート膜原料、プライマー原料および反射防止膜原
料を用いる必要がある。また、これらの処理液体に染料
および/または顔料を含ませることで、着色することも
可能である。
【0033】以下、本発明の実施例を、プラスチックメ
ガネレンズを例に、図面に基づいて説明するが、これら
に限定されるものではない。
【0034】図1は、本発明によるインクジェット方式
のプラスチックメガネレンズ加工装置の一例を示す図で
ある。プラスチックメガネレンズ1は、保持部材2によ
って保持されており、ピエゾ方式のインクジェット式記
録ヘッド3及び4より、処理液体5が吐出される構造と
なっている。図1では、インクジェット式記録ヘッド3
及び4が、X方向及びY方向に移動するようになってい
るが、プラスチックメガネレンズ1側を移動させても、
両方を移動させてもよい。また、図示はしないが、本加
工装置は、相対位置決め手段により、プラスチックメガ
ネレンズ1とインクジェット式記録ヘッド3及び4との
相対位置を制御する機構を有している。プラスチックメ
ガネレンズとインクジェット式記録ヘッドとの最短距離
は、被塗布面が凹形状の場合、プラスチックメガネレン
ズの最外周部とインクジェット式記録ヘッドの距離、被
塗布面が凸形状の場合はプラスチックメガネレンズの中
心部とインクジェット式記録ヘッドの距離であり、10
mm以下が望ましい。さらに液滴の着弾位置の精度およ
び塗布面の均一性を考慮すると、2mm以下が望まし
い。また、図1では、平置きされたプラスチックメガネ
レンズ1に対して処理液体5を塗布しているが、図2に
示すように、縦置きされたプラスチックメガネレンズ1
に対して処理液体5を塗布してもよい。
【0035】また、図3は、本発明によるスプレー方式
のプラスチックメガネレンズ加工装置の一例を示す図で
ある。プラスチックメガネレンズ1は、保持部材2によ
って保持されており、エア霧化式のスプレーノズル6及
び7より、処理液体5が吐出される構造となっている。
図3では、スプレーノズル6及び7が、X方向及びY方
向に移動するようになっているが、プラスチックメガネ
レンズ1側を移動させても、両方を移動させてもよい。
また、図示はしないが、本加工装置は、相対位置決め手
段により、プラスチックメガネレンズ1とスプレーノズ
ル6及び7との相対位置を制御する機構を有している。
プラスチックメガネレンズとスプレーノズルとの最短距
離は、被塗布面が凹形状の場合はプラスチックメガネレ
ンズの最外周部とスプレーノズルの距離、被塗布面が凸
形状の場合はプラスチックメガネレンズの中心部とスプ
レーノズルの距離であり、300mm以下が望ましい。
さらに塗布面の均一性を考慮すると、100mm以下が
望ましい。また、図3では、平置きされたプラスチック
メガネレンズ1に対して処理液体5を塗布しているが、
図4に示すように、縦置きされたプラスチックメガネレ
ンズ1に対して処理液体5を塗布してもよい。
【0036】また、図5は、本発明によるインクジェッ
ト方式プラスチックメガネレンズ加工装置の他の例を示
す図である。プラスチックメガネレンズ1は、保持部材
2によって保持されており、ピエゾ方式のインクジェッ
ト式記録ヘッド8より、処理液体5が吐出される構造と
なっている。図5ではインクジェット式記録ヘッド8が
X方向及びY方向に移動するようになっているが、プラ
スチックメガネレンズ1側を移動させても、両方を移動
させてもよい。また、図示はしないが、本加工装置に
は、相対位置決め手段により、プラスチックメガネレン
ズ1とインクジェット式記録ヘッド8の相対位置を制御
する機構を有している。プラスチックメガネレンズとイ
ンクジェット式記録ヘッドとの最短距離は、被塗布面が
凹形状の場合はプラスチックメガネレンズの最外周部と
インクジェット式記録ヘッドの距離、凸形状の場合はプ
ラスチックメガネレンズの中心部とインクジェット式記
録ヘッドの距離であり、10mm以下が望ましい。さら
に液滴の着弾位置の精度および塗布面の均一性を考慮す
ると、2mm以下が望ましい。また、本加工装置は、プ
ラスチックメガネレンズ1を保持した保持部材2をAま
たはAとは反対方向に反転させる機構を有している。図
6では保持部材2を反転させているが、インクジェット
式記録ヘッド8を反転させてもよい。
【0037】また、図6は、本発明によるスプレー方式
プラスチックメガネレンズ加工装置の他の例を示す図で
ある。プラスチックメガネレンズ1は、保持部材2によ
って保持されており、エア霧化式のスプレーノズル9よ
り、処理液体4が吐出される構造となっている。図6で
はスプレーノズル9がX方向及びY方向に移動するよう
になっているが、プラスチックメガネレンズ1側を移動
させても、両方を移動させてもよい。また、図示はしな
いが、本加工装置には、相対位置決め手段により、プラ
スチックメガネレンズ1とスプレーノズル9の相対位置
を制御する機構を有している。プラスチックメガネレン
ズとスプレーノズルとの最短距離は、被塗布面が凹形状
の場合はプラスチックレンズの最外周部とスプレーノズ
ルの距離、被塗布面が凸形状の場合はプラスチックメガ
ネレンズの中心部とスプレーノズルの距離であり、30
0mm以下が望ましい。さらに塗布面の均一性を考慮す
ると、100mm以下が望ましい。また、本加工装置
は、プラスチックメガネレンズ1を保持した保持部材2
をAまたはAとは反対方向に反転させる機構を有してい
る。図6では保持部材2を反転させているが、スプレー
ノズル9を反転させてもよい。
【0038】(実施例1)図1に示すような装置を用い
て、予めアセトンにて洗浄したチオウレタン系のプラス
チックメガネレンズ1に対し、駆動周波数4.5kHz
に設定したインクジェット式記録ヘッド3及び4よりシ
リコーン系ハードコート液をそれぞれ0.09gずつ同
時に連続吐出させ、両面同時塗布した。塗布後、プラス
チックメガネレンズ1を保持部材2から取り外し、12
0℃で90分間硬化した。
【0039】このようにして作られたハードコートレン
ズは、ハードコート液のレベリング性能が有効に働き、
良好な外観であった。
【0040】(実施例2)図1に示すような装置を用い
て、予めアセトンにて洗浄したチオウレタン系のプラス
チックメガネレンズ1に対し、駆動周波数4.5kHz
に設定したインクジェット式記録ヘッド3よりシリコー
ン系ハードコート液0.09gを連続吐出させた。さら
に、インクジェット式記録ヘッド3の吐出が完了する前
に、同様に設定したインクジェット式記録ヘッド4より
シリコーン系ハードコート液0.09gを連続吐出さ
せ、両面塗布した。塗布後、プラスチックメガネレンズ
1を保持部材2から取り外し、120℃で90分間硬化
した。
【0041】このようにして作られたハードコートレン
ズは、ハードコート液のレベリング性能が有効に働き、
良好な外観であった。
【0042】(実施例3)図3に示すような装置を用い
て、予めアセトンで洗浄したチオウレタン系のプラスチ
ックメガネレンズ1に対して、空気圧0.20MPaに
設定したスプレーノズル6及び7より、シリコーン系ハ
ードコート液をそれぞれ0.09gずつ連続吐出させ、
両面同時塗布した。塗布後、プラスチックメガネレンズ
1を保持部材2から取り外し、120℃で90分間硬化
した。
【0043】このようにして作られたハードコートレン
ズは、ハードコート液のレベリング性能が有効に働き、
良好な外観であった。
【0044】(実施例4)図5に示すような装置を用い
て、予めアセトンで洗浄したチオウレタン系のプラスチ
ックメガネレンズ1に対し、駆動周波数を4.5kHz
に設定したインクジェット式記録ヘッド8よりシリコー
ン系ハードコート液0.09gを連続吐出させ、一方の
面への塗布を行った。塗布後、直ちにプラスチックメガ
ネレンズ1を反転させ、同様に反対面への塗布を行っ
た。塗布後、プラスチックメガネレンズ1を保持部材2
から取り外し、120℃で90分間硬化した。
【0045】このようにして作られたハードコートレン
ズは、ハードコート液のレベリング性能が有効に働き、
良好な外観であった。
【0046】(実施例5)実施例4の条件のうち、プラ
スチックメガネレンズ1を反転後、反対面を塗布する前
の放置時間を60秒にした。このようにして作られたハ
ードコートレンズは、ハードコート液のレベリング性能
が有効に働き、良好な外観であった。
【0047】(実施例6)実施例4の条件のうち、プラ
スチックメガネレンズ1を反転後、反対面を塗布する前
の放置時間を180秒にした。このようにして作られた
ハードコートレンズは、ハードコート液のレベリング性
能が有効に働き、良好な外観であった。
【0048】(比較例1)実施例4のうち、プラスチッ
クメガネレンズ1の反対面へ塗布する前に、80℃で4
0分間仮焼成した。
【0049】しかし、このようにして作られたハードコ
ートレンズは、反対塗布面へのミスト状ハードコート液
の付着が外観にそのまま残り、外観不良となった。
【0050】(実施例7)図6に示すような装置を用い
て、予めアセトンで洗浄したチオウレタン系のプラスチ
ックメガネレンズ1に対し、空気圧0.20MPaに設
定したスプレーノズル9より、シリコーン系ハードコー
ト液0.09gを連続吐出させ、一方の面への塗布を行
った。塗布後、直ちにプラスチックメガネレンズ1を反
転させ、同様に反対面への塗布を行った。塗布後、プラ
スチックメガネレンズ1を固定部材2から取り出した
後、120℃で90分間硬化した。
【0051】このようにして作られたハードコートレン
ズは、ハードコート液のレベリング性能が有効に働き、
良好な外観であった。
【0052】(比較例2)実施例7のうち、プラスチッ
クメガネレンズ1の反対面へ塗布する前に、80℃で4
0分間仮焼成した。
【0053】しかし、このようにして作られたハードコ
ートレンズは、反対塗布面へのミスト状ハードコート液
の付着が外観にそのまま残り、外観不良となった。
【0054】本実施例では、プラスチックメガネレンズ
のハードコーティングを例にとって説明したが、その他
光学用レンズの原料、ハードコート膜原料、プライマー
原料等の各種処理液体、これらの処理液体に染料および
/または顔料を含ませたもの及び反射防止膜原料につい
ても同様な効果が得られる。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、光
学用レンズに対する微細化した処理液体の塗布方法にお
いて、ミスト状の処理液体の付着によって発生する外観
不良を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット方式のプラスチックメガネレン
ズ加工装置概略図。
【図2】図1において、プラスチックメガネレンズが縦
置きされた場合を示す概略図。
【図3】スプレー方式のプラスチックメガネレンズ加工
装置概略図。
【図4】図3において、プラスチックメガネレンズが縦
置きされた場合を示す概略図。
【図5】インクジェット方式のプラスチックメガネレン
ズ加工装置概略図。
【図6】スプレー方式のプラスチックメガネレンズ加工
装置概略図。
【符号の説明】
1…プラスチックメガネレンズ 2…保持部材 3…インクジェット式記録ヘッド 4…インクジェット式記録ヘッド 5…処理液体 6…スプレーノズル 7…スプレーノズル 8…インクジェット式記録ヘッド 9…スプレーノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 1/11 G02B 1/10 A G02C 7/02 B41J 3/04 101Z Fターム(参考) 2C056 FA03 FA04 FB01 FD20 2K009 AA04 AA15 BB25 CC42 DD02 DD06 EE01 4D075 AA01 AA53 AA85 AC07 AC73 AC88 AC93 AE22 AE24 BB26Z BB42Z CA02 CA47 CB02 DA11 DB31 DB50 DC24 DC38 EA07 EB42 EC11 EC17

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液体を滴状に微細化して光学用レン
    ズの表面に塗布する塗布工程と前記処理液体のレベリン
    グ性能によって塗布面を平滑化させるレベリング工程と
    を有することを特徴とする処理液体の塗布方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の処理液体の塗布方法に
    おいて、前記処理液体を前記光学用レンズに対して両面
    同時に塗布することを特徴とする処理液体の塗布方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の処理液体の塗布方法に
    おいて、前記処理液体を前記光学用レンズの一方の面に
    塗布している時間内に他方の面の塗布を開始することを
    特徴とする処理液体の塗布方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の処理液体の塗布方法に
    おいて、前記処理液体を前記光学用レンズの一方の面に
    塗布した後に他方の面の塗布を開始することを特徴とす
    る処理液体の塗布方法。
  5. 【請求項5】 前記処理液体の微細化方式が、インクジ
    ェット方式であることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか一項に記載の処理液体の塗布方法。
  6. 【請求項6】 前記処理液体の微細化方式が、スプレー
    方式であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一
    項に記載の処理液体の塗布方法。
  7. 【請求項7】 前記光学用レンズが、プラスチックメガ
    ネレンズであることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か一項に記載の処理液体の塗布方法。
  8. 【請求項8】 前記処理液体が、熱、光、または電磁波
    により硬化する硬化性液体であることを特徴とする請求
    項1〜7のいずれか一項に記載の処理液体の塗布方法。
  9. 【請求項9】 前記処理液体が、前記光学用レンズのプ
    ライマーの原料またはその一部であることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の処理液体の塗布方
    法。
  10. 【請求項10】 前記処理液体が、前記光学用レンズの
    反射防止膜の原料またはその一部であることを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれか一項に記載の処理液体の塗布
    方法。
  11. 【請求項11】 前記処理液体が、顔料および/または
    染料を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一
    項に記載の処理液体の塗布方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか一項に記載
    の処理液体の塗布方法を用いることを特徴とする光学用
    レンズの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記光学用レンズを保持、搬送する手
    段と、前記光学用レンズの一方の面側および他方の面側
    に配置されたインクジェット式記録ヘッドと、前記光学
    用レンズと前記インクジェット式記録ヘッドを相対位置
    決めする手段とを具備することを特徴とする光学用レン
    ズ加工装置。
  14. 【請求項14】 前記光学用レンズを保持、搬送する手
    段と、前記光学用レンズの一方の面側および他方の面側
    に配置されたスプレーノズルと、前記光学用レンズと前
    記スプレーノズルを相対位置決めする手段とを具備する
    ことを特徴とする光学用レンズ加工装置。
  15. 【請求項15】 前記光学用レンズを保持、搬送、およ
    び反転する手段と、前記光学用レンズの一方面側に配置
    されたインクジェット式記録ヘッドと、前記光学用レン
    ズと前記インクジェット式記録ヘッドを相対位置決めす
    る手段とを具備することを特徴とする光学用レンズ加工
    装置。
  16. 【請求項16】 前記光学用レンズを保持、搬送、およ
    び反転する手段と、前記光学用レンズの一方面側に配置
    されたスプレーノズルと、前記光学用レンズと前記スプ
    レーノズルを相対位置決めする手段とを具備することを
    特徴とする光学用レンズ加工装置。
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