JP2003199426A - 緑化基盤造成工法および基盤体 - Google Patents

緑化基盤造成工法および基盤体

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    • Y02B80/32Roof garden systems

Abstract

(57)【要約】 【目的】 緑化基盤の造成の容易化、および植物の多様
化等を、軽量、安価のもとで実現可能とする。 【構成】 所定大以下に粉砕された有機質チップと、条
件的嫌気性菌を利用して有機質チップを発酵分解させ
る、微生物群発酵分解用の堆肥化促進材と、ココナツ外
殻から採取したヤシ繊維材との混合によりなる土壌材14
を、少なくとも透水性のある袋体16に詰めて適当大の基
盤体10とする。そして、緑化対象スペースにこの基盤体
10を適当数配設した後、この基盤体の、少なくとも土壌
材14に対する給水のもとで、この土壌材に適度な水分を
与えるとともに、この給水後の放置による養生のもと
で、袋体16内における、条件的嫌気性菌による有機質チ
ップの発酵分解を促し、条件的嫌気性菌による発酵分解
のもとでの有機質チップの堆肥化終了を待って、この基
盤体を、植物の生育される緑化基盤12とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、植物の生育可能
な緑化基盤を建築物の屋上等に造成する緑化基盤造成工
法、およびこの緑化基盤造成工法での利用に適した基盤
体に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、植物の生育可能な緑化基盤を
ビル等建築物の屋上に造成し、この緑化基盤での植物の
生育、繁殖等によってこの屋上での緑化をはかる、いわ
ゆる屋上緑化が、大気浄化、地球温暖化の防止、都市部
におけるヒートアイランド現象の緩和、都市気象の改
善、ビルでの冷暖房費の節減、および都市部における住
環境形成や自然景観の再現等を目的として、近年積極的
に行われつつある。
【0003】ところで、建築物の屋上に緑化基盤を造成
する場合においては、その緑化基盤となる土壌を軽量と
することが、まず求められる。そこで、通常は、軽量資
材に土壌改良材等を混合させてなる軽量土壌を使用する
工法や、人工土壌を繊維の間に充填させてなるマット体
を敷き詰める工法等が、屋上緑化を対象とする緑化基盤
造成工法として知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前者の工法、
つまり軽量土壌による緑化基盤造成工法は、この軽量土
壌をモルタル吹付機等で吹き付けることによって緑化基
盤を造成するものであるが、このモルタル吹付機の本体
が大型であるため、その造成にあたっては、このモルタ
ル吹付機の本体をビルの屋外に設置し、本体にホースで
繋がれたそのノズル部分を、ビル屋上に引き込んでその
作業を行うことが要求される。
【0005】この場合、本体からノズルまでの距離が長
いと、ホース内での軽量土壌の圧気搬送が十分に行えな
くなる。つまり、この軽量土壌による緑化基盤造成工法
においては、ビルの高さ制限を受けることになりやす
い。
【0006】また、対象となるビルの立地条件等によっ
ては、路上へのモルタル吹付機本体の設置も必要となる
ことから、屋外へのその設置自体が容易でなく、更に
は、このモルタル吹付機による施工自体、専業の技術者
を要し、作業効率の低下を伴うことも否定できないこと
から、屋上緑化基盤の造成にあたっては、モルタル吹付
機の使用自体が好ましくないとも考えられる。
【0007】これに対し、後者の工法、つまりマット体
を敷き詰める緑化基盤造成工法であれば、モルタル吹付
機等を使用することなく、屋上に搬入したマット体を対
応箇所に適当に敷き詰めれば足りるため、その作業の容
易化が確実に可能となる。しかし、このようなマット体
での緑化においては、屋上緑化に使用される植物が薄型
のマット体での生育の可能なもの、つまり芝等の草類や
コケ類、サボテン類、セダム類等に限定されるため、こ
れによりなる屋上緑化では、自然景観とほど遠いものに
なる虞れが多分にある。
【0008】そして、このマット体は高価であるため、
作業効率が上がるとはいえ、緑化基盤の造成コストの増
大化が避けられない。
【0009】この発明は、軽量、安価であるにもかかわ
らず、造成の容易化、および植物の多様化等を実現可能
とした緑化基盤造成工法、およびこの緑化基盤造成工法
での使用に適した基盤体の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に示すこの発明の緑化基盤造成工法によれ
ば、所定大以下に粉砕された有機質チップと、条件的嫌
気性菌を利用して有機質チップを発酵分解させる、微生
物群発酵分解用の堆肥化促進材と、ココナツ外殻から採
取したヤシ繊維材との混合によりなる土壌材を、少なく
とも透水性のある袋体に詰めて適当大の基盤体としてい
る。そして、緑化対象スペースにこの基盤体を適当数配
設した後、この基盤体の、少なくとも土壌材に対する給
水のもとで、この土壌材に適度な水分を与えるととも
に、この給水後の放置による養生のもとで、袋体内にお
ける、条件的嫌気性菌による有機質チップの発酵分解を
促し、条件的嫌気性菌による発酵分解のもとでの有機質
チップの堆肥化終了を待って、この基盤体を、植物の生
育される緑化基盤とするものとしている。
【0011】また、請求項2に示すこの発明の緑化基盤
造成工法においては、袋体が、ココナツ外殻から採取し
たヤシ繊維からなる不織布の縫合により形成されたチュ
ーブ状袋として具体化されている。
【0012】更に、請求項3に示すこの発明の緑化基盤
造成工法では、土壌材の含水状態にある基盤体を、生分
解性澱粉樹脂からなる包装材でその単体毎に被覆し、こ
の被覆状態で土壌材を養生するものとしている。
【0013】そして、請求項4に示すこの発明の緑化基
盤造成工法では、基盤体を、生分解性澱粉樹脂からなる
包装袋でその単体毎に被覆し、基盤体への給水後、この
包装袋内で土壌材を養生するものとしている。
【0014】また、請求項5に示すこの発明の基盤体に
よれば、所定大以下に粉砕された有機質チップと、条件
的嫌気性菌を利用して有機質チップを発酵分解させる、
微生物群発酵分解用の堆肥化促進材と、ココナツ外殻か
ら採取したヤシ繊維材との混合によりなる土壌材を、少
なくとも透水性のある袋体に詰めて形成されている。
【0015】そして、請求項6に示すこの発明の基盤体
においては、袋体が、ココナツ外殻から採取したヤシ繊
維からなる不織布の縫合により形成されたチューブ状袋
として具体化されている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0017】この発明に係る緑化基盤造成工法は、予め
製造された基盤体10を対象となるスペース内に配設する
ことによって、植物の生育可能な緑化基盤12を、その対
象スペースに造成しようとするものである(図1参
照)。
【0018】この発明に係る基盤体10は、所定の土壌材
14を透水性のある袋体、たとえばヤシ繊維からなるチュ
ーブ状の袋体16に詰めることにより製造される。
【0019】ここで、この発明の緑化基盤造成工法にお
ける作業の流れを、図2を参照しながら説明する。
【0020】図2を見るとわかるように、この発明にお
いては、袋体16に詰める土壌材14として、所定大以下に
粉砕された有機質チップ20と、条件的嫌気性菌を利用し
て有機質チップを発酵分解させる、微生物群発酵分解用
の堆肥化促進材22と、ココナツ外殻から採取されたヤシ
繊維材24とを混合、かく拌(102)させたものが使用され
る。
【0021】有機質チップ20としては、1インチ以下等
に粉砕された、たとえば木質チップが例示できる。な
お、この有機質チップ20は、発酵分解による堆肥化を前
提とするものであるため、その粉砕前に乾燥していない
ことが、ここで使用される木質チップ(有機質チップ)
の条件となる。
【0022】また、この木質チップ(有機質チップ)20
を堆肥化させる堆肥化促進材22としては、条件的嫌気性
菌を利用した微生物群発酵分解用の堆肥化促進材、たと
えば発酵下水汚泥コンポストに無機材、たとえば炭等を
組み合わせたものが例示できる。
【0023】ここでいう条件的嫌気性菌とは、酸化分解
を行う好気性菌と腐敗分解を行う絶対的嫌気性菌とをバ
ランス良く配合することによりなる、発酵分解を行い得
るものであり、酸素の少ない条件下でも生息できるとい
う点を、その特徴の一つとしたものである。
【0024】更に、この発明における土壌材14には、こ
れらに加えて有機質のヤシ繊維材24が混合される。この
ヤシ繊維材24としては、たとえば、ココナツ外殻から分
別、採取されたココナツダストを、浸水による脱塩処理
の後に脱水、乾燥させたものが例示できる。
【0025】そして、図2に示すように、これらを混合
してなる土壌材14を袋体16に詰めることにより(104)、
この発明の緑化基盤造成工法に使用される基盤体10は製
造される。
【0026】この袋体16としては、透水性のあること
が、少なくとも要求される。そこで、この発明の実施の
形態においては、この袋体16の素材として、ココナツ外
殻から分別、採取した天然繊維であるヤシ繊維を例示
し、このヤシ繊維からなる不織布を袋状に形成すること
で、この発明において使用される袋体とするものとして
いる。
【0027】この袋体16の大きさ、形状としては、たと
えば、長さ約1m、内径約30cm程度の細長チューブ状が
例示でき、このチューブ状の袋体内に土壌材14を詰めた
後、その開口を縫合、あるいは緊締等により封止するこ
とで、対応形状、つまりは長さ約1m弱、直径約30cm強
の俵型の基盤体10が形成、製造される(図1参照)。
【0028】上述したように、袋体16に詰められる土壌
材14は、木質チップ20、堆肥化促進材22、およびヤシ繊
維材24を混合させたものであり、これらの混合資材は、
いずれも乾燥状態、あるいは若干の含水程度の状態で混
合されるため、これによりなる土壌材は十分に軽量であ
るといえる。そして、長さ約1m、内径約30cm程度の細
長のチューブ状袋(袋体)16にこの土壌材14を積め込ん
で製造した基盤体10の重量は、その試験時における計測
でも、ほぼ30kg程度として計測されている。
【0029】つまり、この基盤体10であれば、その大き
さ、および重さからして、人力での搬入、配置が十分、
かつ容易に可能となる。
【0030】この基盤体10による緑化基盤12の造成対象
をビル等建築物の屋上と仮定した場合、この基盤体は、
その緑化基盤に応じた適当数だけ、その屋上に搬入さ
れ、図1に示すように、更にその対象となる配置スペー
ス26に、この基盤体は配置される(106)(図2参照)。
【0031】なお、この緑化基盤12における基盤体10の
数、およびその緑化基盤の全体形状等は、対象となる屋
上等での耐荷重量に応じて適宜設定される。
【0032】図1には、屋上における緑化対象スペース
を、略格子状に規定した例を示す。この場合において
は、たとえば、格子状の溝として規定された配置スペー
ス26に、基盤体10は間断なく敷き詰められる。
【0033】そして、図2に示すように、この発明の緑
化基盤造成工法においては、この緑化対象スペースに配
置した後の基盤体10に、適当量の水分を含ませるための
給水を行うものとしている(108)。
【0034】この給水方法としては、たとえば、基盤体
10、つまりは袋体16の外部からの散水が例示できる。な
お、ヤシ繊維からなる袋体16が十分な透水性を持つこと
から、この袋体外部からでの散水により、袋体内の土壌
材14に適当量の水分を十分に含ませることができる。
【0035】そして、この給水(散水)の後、この基盤
体10は放置されて、所定期間の養生に入る(110)。つま
り、この発明においては、土壌材14を、緑化対象スペー
スへの配置後に養生させるものとしている。
【0036】ここで、この実施の形態においては、基盤
体10を、生分解性澱粉樹脂からなる包装材、たとえば包
装袋27でその単体毎に被覆し、その被覆状態で土壌材14
を養生するものとしている。
【0037】生分解性澱粉樹脂とは、とうもろこし等の
澱粉を利用して作られた樹脂であり、自然の中で微生物
に食されて自然分解することや水に解けないこと等をそ
の特徴とするものである。
【0038】この養生期間中、土壌材14においては、微
生物群発酵分解用の堆肥化促進材22による、条件的嫌気
性菌28での木質チップ20の発酵分解が行われる(112)。
【0039】なお、この実施の形態においては、包装袋
(包装材)27で基盤体10を被覆しているため、養生時の
初期発酵が適切に促進される。
【0040】この条件的嫌気性菌28での木質チップ20の
発酵分解は、酸素の少ない条件下においても行われるも
のであり、好気性菌による酸化分解や絶対的嫌気性菌に
よる腐敗分解等と異なり、その期間中におけるかく拌、
切り返し等が不要となることから、この条件的嫌気性菌
による発酵分解によれば、袋詰め後の養生のみによる微
生物分解を得ることが可能となる。
【0041】そして、この発酵分解によれば、酸素欠乏
や窒素飢餓等の問題の発生も発生せず、また悪臭の発生
もないことから、悪臭に起因する無視の飛来等も確実に
防止可能となる。
【0042】この条件的嫌気性菌28での発酵分解による
木質チップ20の堆肥化が終了すると(114)、基盤体10、
つまりはこの基盤体を配置した配置スペース26の全域
が、植物の生育可能な緑化基盤12として造成されること
になる(図1参照)。そして、この緑化基盤12に、たと
えば適当な植物の苗木30を植栽することによって(11
6)、ビル等建築物の屋上における緑化、つまりは屋上緑
化が可能となる。
【0043】このようにしてなる緑化基盤12に対する苗
木30の植栽は、たとえば、袋体16に形成した切れ目等を
介して行われる。
【0044】なお、包装袋27での基盤体10の被覆は、土
壌材14の養生時における発酵促進を目的としたものであ
るため、発酵分解による木質チップ20の堆肥化終了後に
この包装袋の上部等を切り開いておけば、この包装袋が
苗木の植栽の妨げとなることもない。
【0045】上記のように、この発明の緑化基盤造成工
法によれば、袋体16に詰め込み、配置スペース26に配置
した後に、条件的嫌気性菌28での発酵分解による木質チ
ップ20の堆肥化をはかっている。つまり、事前の堆肥化
工程が省略できるため、その作業効率は著しく向上す
る。
【0046】また、条件的嫌気性菌28での発酵分解によ
る木質チップ20の堆肥化であれば、切り返し等の付加作
業が不要となる。つまり、木質チップ20の堆肥化に対す
る付加作業を何等行うことなく、この木質チップの堆肥
化による緑化基盤12の造成が可能となるため、この点に
おいてもその作業性の向上が十分にはかられるととも
に、造成コストも確実に低減される。
【0047】そして、この発明は、堆肥化前の木質チッ
プ20の混合された土壌材14を袋体16に詰めて基盤体10と
し、この基盤体を、緑化対象スペースの配置スペースに
搬入、配置するとともに、その後の養生による堆肥化に
より、緑化基盤となる土壌を得るものであるため、軽量
のままの基盤体を、その緑化対象スペースに搬入、配置
すれば足りることになる。
【0048】つまり、その搬入、配置作業が人力でも容
易に行えることから、その作業の簡単化、容易化が十分
に確保できる。
【0049】そして、この発明によれば、モルタル吹付
機等の大型の機械を要することなく、基盤体10の配置の
みによって緑化基盤12が造成できる。つまり、大型の機
械の設置、およびそれに従事する専業の作業者等が不要
となることから、その作業効率が確実に上昇されるとと
もに、その造成コストも十分に低減される。
【0050】更に、この発明においては、有機系天然繊
維であるヤシ繊維材24を土壌材14に混合している。有機
系の肥料を土壌材に混合させるのと異なり、ヤシ繊維材
24を土壌材14に混合させるこの発明の構成によれば、散
水や雨水等によっても有機質が外部に流出されることも
なく、このヤシ繊維材は有機質として土壌材中に適切に
滞留される。従って、この発明によれば、緑化基盤12の
無機質化が確実に防止できることから、植物の生育基盤
としての機能の確保が、より確実に行われる。
【0051】また、このヤシ繊維材24は、軽量の有機質
であるばかりでなく、吸水能力、保水能力、および保肥
能力、更には植物への給水能力等にも優れていることか
ら、このヤシ繊維材を土壌材14に混合することにより、
土壌材の、緑化基盤12としての機能、性能も確実に向上
される。
【0052】そして、水道水等の利用を余儀なくされる
屋上緑化においては、その節水が要求される。しかし、
土壌材14に混合されたヤシ繊維材24が高い保水性能、お
よび給水性能を持つことから、これによる節水効果も十
分に期待できる。
【0053】更に、この発明における土壌材14を構成す
る木質チップ20、微生物群発酵分解用の堆肥化促進材2
2、およびヤシ繊維材24は、いずれもリサイクル品から
生成されている。詳細にいえば、木質チップ20としては
木製廃材、たとえば建築物等の解体時に発生する廃棄木
材や木製型枠材の廃材、あるいは間伐材や土木現場で発
生する廃棄木材、更には街路樹、公園等の剪定材等が利
用でき、また、微生物群発酵分解用の堆肥化促進材22を
なす発酵下水汚泥コンポストは下水汚泥から生成される
ものであり、更に、ヤシ繊維材24となるココナツダスト
は食用油等となるコプラ等を取り除いたあとに残るココ
ナツ外殻からの分別、採取品である。
【0054】そして、この発明の実施の形態において
は、袋体16の素材としても、ココナツ外殻から分別、採
取したヤシ繊維からなる不織布を利用していることか
ら、それぞれの廃材の有効利用が、この発明によれば十
分にはかられることになる。つまり、この発明によれ
ば、各分野における廃材を適切に再生し利用すること
で、その廃棄に伴う環境等への悪影響を十分に抑制でき
るため、この点における環境保全等への寄与も、この発
明によれば十分に可能となる。
【0055】更に、木質チップ20とする木製廃材に各種
木材が利用でき、発注者が自己所有の木製廃材をその木
質チップの原材料として指定、提供することも可能であ
ることから、発注者の利益的部分、つまり発注者自身の
廃棄費用低減、および木質チップ費用の低減等による造
成コストの削減も、この工法によれば十分にはかられ
る。
【0056】また、この発明は、袋詰めされた基盤体10
を配置スペース26に配置することで緑化基盤12を造成す
るものであるため、造成された緑化基盤の厚みとして
は、基盤体自体の厚み、つまりは袋体16の内径に相当す
る程度の厚みが自ずと確保されることになる。つまり、
軽量の土壌材14を使用した緑化基盤12の造成であるにも
拘らず、その厚みの確保が十分にはかられるため、植栽
される植物の種類、つまり植生の種類に対する限定はな
くなり、根を深く張る種類の木本植物をもその植生の対
象にできる。従って、植生の多様化、ひいてはその地域
等に応じた自然林の復元もが、この発明によれば十分に
可能となる。
【0057】ここで、この発明の実施の形態において
は、木質チップ20を有機質チップとして具体化している
が、有機質材料からなるチップであれば足りるため、木
質チップに限定されず、たとえば、刈草を所定大以下に
粉砕した刈草チップ、あるいは、乾燥した刈草を圧縮成
形した後に所定大以下に粉砕してなる刈草RDFチップ等
を、この有機質チップとして利用してもよい。
【0058】また、土壌材14に混合するヤシ繊維材24と
してココナツダストを例示している。この種のココナツ
ダストとしては、メッシュスクリーンにより選別された
粉塵状の粉体のみを使用することが一般的である。しか
し、これに限定されず、このような粉体のみのココナツ
ダストに、たとえば長尺繊維としての使用に劣る短尺繊
維を混在させたものを、この実施の形態でいうココナツ
ダストとして使用してもよい。
【0059】このような、短尺繊維の混在されたココナ
ツダストをヤシ繊維材24として土壌材14に混合させれ
ば、繊維の絡み合いにより、補強材としての機能を土壌
材、ひいては緑化基盤12に付加することも十分に可能と
なる。
【0060】また、この実施の形態においては、袋体16
の素材として、ヤシ繊維からなる不織布を例示している
が、少なくとも透水性を持った素材であれば足りるた
め、これに限定されず、ヤシ繊維以外の素材、たとえば
樹脂繊維等の織布から、この袋体を形成してもよい。
【0061】しかしながら、ヤシ繊維からなる不織布を
素材として、袋体16を形成すれば、透水性能に加えた保
水性能、保肥性能、吸水性能、および給水性能が、この
袋体において確保できるとともに、これらに加えた高い
耐久性をも確保できるため、屋上緑化に適した緑化基盤
12が、これによれば容易、かつ十分に確保可能となる。
【0062】なお、この発明の実施の形態においては、
袋体16の大きさ、形状を、長さ約1m、内径約30cm程度
の細長チューブ状として例示しているが、袋体は、土壌
材14を詰め込むに足りる大きさ、形状であれば足りるた
め、これに限定されるものではない。ただし、袋体16を
過剰に大きくすると、土壌材14を詰め込んだ後の基盤体
10としての運搬等がその重量、および形状等により容易
でなくなる虞れもあることから、人力での運搬の可能な
程度の大きさに、袋体の大きさを留めておくことが好ま
しい。
【0063】また、この実施の形態では、基盤体10を生
分解性澱粉樹脂からなる包装袋27で被覆しているが、こ
の包装袋での被覆は、養生時の初期発酵の促進をはかる
ことを目的としたものであるため、初期発酵の促進を可
能とする被覆体であれば、この種の包装袋に限定され
ず、他の被覆体、たとえばシート状の被覆体で、基盤
体、あるいは緑化基盤全体を被覆する構成としてもよ
い。
【0064】しかしながら、シート状の被覆体で基盤
体、あるいは緑化基盤全体を被覆する場合、この被覆体
に対する押え構造が複雑化しやすく、その作業性の低下
も考えられる。また、このシート状の被覆体や一般的な
樹脂袋としてなる包装袋等では、養生後の取り除き作業
も必要となるため、この点からも、その作業性が低下す
る。
【0065】そこで、この発明においては、養生時の被
覆体として、生分解性澱粉樹脂からなる包装袋27を用い
ている。生分解性澱粉樹脂は、自然の中で微生物に食さ
れる自然分解可能なものであるため、この発明での堆肥
化において行う微生物群発酵分解に適しているといえ
る。
【0066】そして、この生分解性澱粉樹脂からなる包
装袋27は自然分解されるため、土壌材14の養生後も、そ
の除去を行うことなく放置できる。従って、この生分解
性澱粉樹脂からなる包装袋27を用いれば、微生物群発酵
分解に寄与するばかりでなく、その作業性も確実に向上
する。
【0067】なお、ここでは、生分解性澱粉樹脂からな
る包装材として包装袋27を具体化しているが、基盤体10
を適切に被覆、包装可能、たとえば単体毎に包装可能で
あれば足りるため、包装袋に限定されず、たとえば、生
分解性澱粉樹脂からなる包装フィルム等によって、基盤
体を被覆する構成としてもよい。
【0068】そして、包装袋27を包装材とすれば、基盤
体10を包装袋内に入れればその被覆は足りるため、その
作業性が確実に向上する。
【0069】ここで、この実施の形態においては、基盤
体10の配置形状として略格子状を例示しているが、これ
に限定されるものではないことは、改めていうまでもな
い。
【0070】ところで、この発明の実施の形態において
は、屋上緑化を対象としたものとして具体化している。
しかし、屋上緑化に限定されず、他の箇所の緑化、たと
えば、建築物、あるいは構造物等の壁面や法面等の緑
化、および盛土、切土等によりなる法面の緑化等に、こ
の発明を応用してもよい。
【0071】更に、ヤシ繊維材24を混合してなる土壌材
14が高い吸水能力、保水能力、および保肥能力、更には
植物への給水能力等を持つことから、この基盤体10は、
屋上緑化等に限定されず、たとえば、砂漠化防止対策
工、砂漠緑化等にも、十分適応可能となる。
【0072】従来、この種の砂漠化防止対策工、砂漠緑
化等においては、その給水が課題となっており、一般的
な保水材等の持つ保水性能だけでは、十分に補いきれて
いない。しかし、この発明の基盤体10によれば、ヤシ繊
維材24が十分な給水性能を持つため、砂漠化防止対策
工、砂漠緑化等において求められる以上の保水性能が、
給水性能として確保できる。
【0073】従って、この発明の緑化基盤造成工法によ
れば、砂漠化防止対策工、砂漠緑化等も十分に可能とな
る。
【0074】上述した実施の形態は、この発明を説明す
るためのものであり、この発明を何等限定するものでな
く、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたも
のも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0075】
【発明の効果】上記のように、この発明によれば、堆肥
化前の有機質チップを微生物群発酵分解用の堆肥化促進
材、およびヤシ繊維材と混合して土壌材とし、これを袋
体に詰めてなる基盤体を、緑化対象スペースに搬入、配
置すれば足りる。つまり、堆肥化前の軽量の状態で、基
盤体を搬入、配置すれば足り、このときの基盤体の重量
は、人力での作業に耐え得る程度に十分に抑制できるた
め、大型の機械等が不要となることから、その作業性が
十分に向上されるとともに、その造成コストも十分に低
減される。
【0076】そして、基盤体を緑化対象スペースに配置
した後の養生のもとで、条件的嫌気性菌による発酵分解
をはかれば足りるため、有機質チップに対する、事前の
堆肥化工程が省略できる。従って、その作業効率は著し
く向上する。
【0077】更に、条件的嫌気性菌での発酵分解による
有機質チップの堆肥化であれば、切り返し等の付加作業
が不要となるため、この点においてもその作業性の向上
が十分にはかられるとともに、造成コストも確実に低減
される。
【0078】また、有機系天然繊維であるヤシ繊維材を
土壌材に混合しているため、緑化基盤の無機質化が確実
に防止できる。従って、植物の生育基盤としての機能の
確保が、より確実に行われる。
【0079】更に、このヤシ繊維材は、軽量の有機質で
あるばかりでなく、吸水能力、保水能力、および保肥能
力、更には植物への給水能力等にも優れていることか
ら、このヤシ繊維材を土壌材14に混合することにより、
土壌材の、緑化基盤としての機能、性能も確実に向上さ
れる。
【0080】そして、土壌材を構成する有機質チップ、
微生物群発酵分解用の堆肥化促進材、およびヤシ繊維材
は、いずれもリサイクル品として生成されるものである
ため、それぞれの廃材の有効利用が、この発明によれば
十分にはかられる。従って、その廃棄に伴う環境等への
悪影響が十分に抑制できることから、この点における環
境保全等への寄与が、この発明によれば十分に可能とな
る。
【0081】また、袋詰めされた基盤体を配置スペース
に配置することで緑化基盤を造成するため、造成された
緑化基盤の厚みとしては、基盤体自体の厚み、つまりは
袋体の内径に相当する程度の厚みが自ずと確保できる。
つまり、軽量の土壌材を使用した緑化基盤の造成である
にも拘らず、その厚みの確保が十分にはかられるため、
植栽される植物の種類、つまり植生の種類に対する限定
はなくなり、根を深く張る種類の木本植物をもその植生
の対象にできる。従って、植生の多様化、ひいてはその
地域等に応じた自然林の復元もが、この発明によれば十
分に可能となる。
【0082】そして、ヤシ繊維からなる不織布を素材と
して、袋体を形成すれば、透水性能に加えた保水性能、
保肥性能、吸水性能、および給水性能、更にはこれらに
加えた高い耐久性能が、基盤体において容易、かつ十分
に確保可能となる。
【0083】また、基盤体を生分解性澱粉樹脂からなる
包装材で被覆すれば、土壌材の養生後も、その除去を行
うことなく放置できる。従って、この生分解性澱粉樹脂
からなる包装材を用いれば、微生物群発酵分解に寄与す
るばかりでなく、その作業性も確実に向上する。
【0084】そして、包装袋を包装材とすれば、基盤体
を包装袋内に入れることでその被覆が可能となるため、
その作業性は確実に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る緑化基盤造成工法によりなる、
緑化基盤の概略斜視図である。
【図2】この発明に係る緑化基盤造成工法を示す概略の
作業工程図である。
【符号の説明】
10 基盤体 12 緑化基盤 14 土壌材 16 袋体 28 包装袋(包装材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀家 茂一 東京都町田市金井2丁目34番16号 (72)発明者 細井 武 神奈川県横浜市港北区高田西1丁目12番6 号 (72)発明者 岩倉 国助 東京都世田谷区東玉川1丁目30番9号 Fターム(参考) 2B022 AB04 BA01 BA11 BA12 BA18 BA21 BB05 DA19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定大以下に粉砕された有機質チップ
    と;条件的嫌気性菌を利用して有機質チップを発酵分解
    させる、微生物群発酵分解用の堆肥化促進材と;ココナ
    ツ外殻から採取したヤシ繊維材と;の混合によりなる土
    壌材を、少なくとも透水性のある袋体に詰めて適当大の
    基盤体とし、 緑化対象スペースにこの基盤体を適当数配設した後、こ
    の基盤体の、少なくとも土壌材に対する給水のもとで、
    この土壌材に適度な水分を与えるとともに、この給水後
    の放置による養生のもとで、袋体内における、条件的嫌
    気性菌による有機質チップの発酵分解を促し、条件的嫌
    気性菌による発酵分解のもとでの有機質チップの堆肥化
    終了を待って、この基盤体を、植物の生育される緑化基
    盤とする緑化基盤造成工法。
  2. 【請求項2】 袋体が、ココナツ外殻から採取したヤシ
    繊維からなる不織布の縫合により形成されたチューブ状
    袋である請求項1記載の緑化基盤造成工法。
  3. 【請求項3】 土壌材の含水状態にある基盤体を、生分
    解性澱粉樹脂からなる包装材でその単体毎に被覆し、こ
    の被覆状態で土壌材を養生する請求項1または2記載の
    緑化基盤造成工法。
  4. 【請求項4】 基盤体を、生分解性澱粉樹脂からなる包
    装袋でその単体毎に被覆し、基盤体への給水後、この包
    装袋内で土壌材を養生する請求項1または2記載の緑化
    基盤造成工法。
  5. 【請求項5】 所定大以下に粉砕された有機質チップ
    と;条件的嫌気性菌を利用して有機質チップを発酵分解
    させる、微生物群発酵分解用の堆肥化促進材と;ココナ
    ツ外殻から採取したヤシ繊維材と;の混合によりなる土
    壌材を、少なくとも透水性のある袋体に詰めて形成され
    た基盤体。
  6. 【請求項6】 袋体が、ココナツ外殻から採取したヤシ
    繊維からなる不織布の縫合により形成されたチューブ状
    袋である請求項5記載の基盤体。
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