JP2003198993A - 投射型表示装置 - Google Patents

投射型表示装置

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JP2003198993A JP2001394838A JP2001394838A JP2003198993A JP 2003198993 A JP2003198993 A JP 2003198993A JP 2001394838 A JP2001394838 A JP 2001394838A JP 2001394838 A JP2001394838 A JP 2001394838A JP 2003198993 A JP2003198993 A JP 2003198993A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直感的でわかりやすい歪み補正調整方法を用い
て水平方向のあおり投射による歪みを補正できるように
する。 【解決手段】投射装置11にはユーザ操作により水平方
向の画像歪みを補正するための回転つまみ34が設けら
れている。回転つまみ34は、回転角度に応じて所定の
電圧値となる電圧の出力を行う。回転つまみ34の出力
電圧は、マイコン21を介して、ユーザ操作により設定
された水平あおり角に関するデータに変換されて歪み補
正回路31に供給される。これにより、歪み補正回路3
1は、前記傾きセンサ33の検出結果に応じて垂直方向
の画像歪みを自動的に補正するとともに、前記回転つま
み34を、投射装置11の水平あおり角度と同等の角度
だけ逆方向に回転させることにより水平方向の画像歪み
を補正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶プロジェクタ
等の投射型表示装置に係り、特に、光学像を投射レンズ
を介してスクリーン上に拡大投射するもので、スクリー
ンに対して光学像を垂直及び水平斜め方向に投射(あお
り投射)したときに生じる画面歪みを補正可能にした投
射型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶ライトバルブやDMD(デジ
タル・マイクロミラー・デバイス)等を利用した投射型
表示装置が知られている。例えば光変調手段として透過
型液晶パネル(液晶ライトバルブ)を用いた投射型表示
装置は、光源から出射された白色光を3原色光に分離
し、分離された各色光を液晶ライトバルブで変調し、液
晶ライトバルブを透過した光学像を投射レンズを介して
スクリーンに投射するものである。
【0003】図12はこのような従来の投射型表示装置
を示す斜視図である。図12に示すように、従来の投射
型表示装置80は、投射装置81とスクリーン82から
構成される。
【0004】ここで、投射装置81をスクリーン82の
中心に合わせ正面から光学像を投射する場合は、方形状
の画像91が投射されるが、実際には図のようにスクリ
ーン82の中心よりも下側に投射装置81を配置し、投
射レンズ83を斜め上向きにして拡大投射することも多
い。これは一般に「あおり投射」という投射の方法であ
り、投射レンズの中心よりも上方に画像を投射する方式
である。
【0005】しかしながら、あおり投射した場合、スク
リーンに投射された画像は逆台形状に歪み、スクリーン
の上端にいくほど上方向に伸び、かつ水平方向に広がる
という不具合がある。また、投射装置をスクリーンに対
して水平方向にあおり投射した場合は、さらに複雑な歪
みを生じてしまう。
【0006】この様子を図12を参照して説明する。図
12において、投射画像91、92、93はスクリーン
82に投射された光学像の表示例を示している。投射装
置81の中心とスクリーンの中心が一致し、真正面から
投射された場合、光学像は投射画像91のように方形画
像となるが、実際には投射装置81はスクリーン82よ
りも下側に、かつ垂直方向に所定の傾斜角度(垂直あお
り角Ky)をもって配置され、投射レンズ83からあおり
投射されるため、スクリーンに投射された画像は投射画
像92のように台形状に歪み、投射画像の上端部に行く
ほど上側に伸び、かつ水平方向に広がった形状になって
しまう。
【0007】また、投射装置81をスクリーン82に対
し、水平方向(例えば右側)に所定の傾斜角度(水平あ
おり角Kx)をもって配置した場合、投射画像の右上端が
さらに広がり画像は投射装置93で示すように、より複
雑な形状に歪んでしまう。
【0008】図13は、上記の投射画像91、92、9
3をスクリーン82の正面側から見た図である。
【0009】このような投射画像の歪みを補正するた
め、例えば特開平10−111533号公報には、投射
装置からの投射方向(例えば投射レンズの傾き等)を検
出して、自動的に画像歪みを補正する装置が記載されて
いる。
【0010】この公報に記載の例では、スクリーンに投
射される画像の歪み(逆台形歪み)を補正するため、液
晶ライトバルブに表示される映像を投射歪みと逆の形状
(台形状)になるように補正し、その補正量を上記の投
射方向検出手段からの検出結果に応じて制御するように
している。
【0011】しかしなから、上記公報に記載されたもの
では、垂直方向のあおり投射による投射画像92の画像
歪みは補正できるが、投射装置81を水平方向にあおり
投射した場合の投射画像93の画像歪みを補正すること
はできないという不都合があった。水平方向のあおり投
射による歪みを補正するには、投射装置81をスクリー
ンに対して正面を向くように向きを変えればよいが、投
射装置の置かれた場所やスクリーンの位置によっては、
水平方向にあおり投射せざるを得ない場合もあり、水平
のあおり投射による歪み補正機能が待望されていた。
【0012】このことに対応して、本件出願人による特
願2001−247700号には、角度検出手段の検出
結果に応じて垂直方向の画像歪みを自動的に補正する第
1の手段と、ユーザ操作に応じて水平方向の画像歪みを
補正する第2の手段とを有し、垂直および水平方向にあ
おり投射した場合でも、スクリーン上の表示画像の歪み
を補正することができる投射型表示装置が記載されてい
る。
【0013】しかしなから、上記特願2001−247
700号に記載されたものでは、第2の手段は、前記光
変調手段から出射される光学像の形状をリモートコント
ロール手段の台形歪みを手動で補正する補正キーの操作
量に応じて補正しているが、水平方向にあおり投射した
場合には投射画像の図形ひずみが単純ではないため、前
記補正キーを用いて図形ひずみを補正しようとしても、
直感的にわかりづらく、補正操作が難しいという問題が
あった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
投射型表示装置では、水平方向のあおり投射による歪み
をリモートコントロール手段の台形歪みを手動で補正す
る補正キーの操作量に応じて補正しているので、直感的
にわかりづらく、補正操作が難しいという問題があっ
た。
【0015】本発明はこのような事情に鑑み、直感的で
わかりやすい歪み補正調整方法を用いて水平方向のあお
り投射による歪みを補正することができる投射型表示装
置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の投射型
表示装置は、光源からの光が入射され、画像信号に基づ
き変調された光学像を出射する光変調手段と、前記光変
調手段から出射された光学像をスクリーンに拡大投射す
る投射手段と、前記光変調手段から出射される光学像の
形状を補正し、前記投射手段のあおり扱射によって生じ
るスクリーン上の画像歪みを補正する画像歪補正手段と
を備える投射型表示装置において、前記画像歪補正手段
は、前記投射手段の垂直方向の傾斜角度を検出する角度
検出手段と、前記角度検出手段の検出結果に応じて垂直
方向の画像歪みを自動的に補正する第1の手段と、ユー
ザによって操作が行われる回転操作部を有し、操作量に
応じて水平方向の画像歪みを補正する手段であって、前
記スクリーンに対する前記投射手段の水平方向のあおり
角度に対応する角度だけ逆方向に前記回転操作部を回転
させることにより水平方向の画像歪を補正する第2の手
段とを具備してなることを特徴とする。上記した本発明
によれば、垂直方向の画像歪みは角度検出手段の検出し
た結果に応じて自動補正し、水平方向の画像歪みはユー
ザ操作により回転操作部の回転角度を前記スクリーンの
面に対して特定の角度に合わせることにより手動調整す
るので、直感的でわかりやすい歪み補正調整方法を用い
て水平方向のあおり投射による歪みを補正することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1乃至図3は本発明の第1の実
施の形態に係り、図1は投射型表示装置を示すブロック
図、図2は投射装置を示す平面図、図3は投射装置とス
クリーンの関係を示す配置図である。
【0018】先ず、図3を参照して、投射型表示装置1
を構成する投射装置11とスクリーン12の関係を説明
する。
【0019】図3において、スクリーン12は大地面に
対して垂直に設けられ、投射装置11は水平軸aに対し
て所定の角度Kyだけ傾斜して配置されている。これによ
り、投射レンズ13からの光学像は、スクリーン12に
対し垂直方向に上向きにあおり投射するようになってい
る。なお角度Kyは、フットアジャスタを調整することよ
って変えることも可能になっている。
【0020】次に、このような投射装置11の構成につ
いて図1を参照して説明する。図1において、投射装置
11は、投射レンズ13と、マイクロコンピュータ(以
下マイコン21と称す)と、リモコン22と、操作部2
3と、光源ランプ24と、ランプ電源回路25と、ファ
ン26と、ファン駆動回路27と、液晶パネル28と、
映像処理回路29と、信号源30と、歪み補正回路31
と、液晶駆動回路32と、傾きセンサ33と、回転つま
み34とを有して構成されている。
【0021】マイコン21は投射装置11の動作を制御
するものである。マイコン21には、リモコン22、操
作部23や回転つまみ34からの指示を受ける入力回路
(図示せず)が設けられている。
【0022】またランプ電源回路25は、光源ランプ2
4の点灯や消灯を行う。ファン駆動回路27は、前記光
源ランプ24を冷却するためのファン26を駆動する。
これにより、投射装置11は、光源ランプ24からの光
を液晶パネル28に照射するようにしている。
【0023】また映像処理回路29には、信号源30が
接続され、テレビジョン放送信号を受信処理した映像信
号やパソコンからの情報信号が信号源30から供給され
るようになっている。
【0024】前記映像処理回路29からの信号は歪み補
正回路31を介して液晶駆動回路32に供給される。
【0025】この液晶駆動回路32は、歪み補正回路3
1から供給される信号によって液晶パネル28を駆動す
ることで、液晶パネル28の透過光の強度を変調し、液
晶パネル28に光学像を表示する。
【0026】液晶パネル28からの光学像は投射レンズ
13を介してスクリーン12に投射され表示されるよう
になっている。
【0027】なお、液晶パネル28としては、単板式で
あっても良いが、複数(例えば3枚)の液晶パネルを用
いた多板式であっても良い。多板式の場合には、3枚の
液晶パネルをそれぞれR(赤),G(緑),B(青)の
原色信号で駆動し、光源ランプからの光をR光,G光,
B光に分光して各液晶パネルに入射し、それぞれの液晶
パネルの透過光を再合成してスクリーンに投射する構成
にする。
【0028】また、傾きセンサ33は、投射装置11の
垂直方向の傾斜角度(Ky)を測定する角度センサとして
機能するものである。この傾きセンサ33からの検出結
果は、マイコン21に供給される。マイコン21は、傾
きセンサ33からの検出結果に基づいて、傾斜角度に関
するデータを作成して歪み補正回路31に供給する。歪
み補正回路31は、マイコン21からのデータに基づい
て、垂直あおり投射による歪み(図13の92参照)を
補正すべく、液晶パネル28に表示する映像を前記検出
した角度に応じて補正するようにしている。
【0029】またリモコン22には電源キー37、メニ
ューキー38の他に、自動台形歪み補正キー39等を備
えている。
【0030】回転つまみ34は、ユーザ操作により水平
方向の画像歪みを補正するための回転操作が行われる回
転操作部となっている。回転つまみ34は、可変抵抗や
ロータリースイッチにより、回転角度に応じて所定の電
圧値となる電圧の出力を行う。マイコン21は、回転つ
まみ34の出力電圧を、ユーザ操作により設定された水
平あおり角に関するデータに変換して歪み補正回路31
に供給する。
【0031】これにより、歪み補正回路31は、前記傾
きセンサ33の検出結果に応じて垂直方向の画像歪みを
自動的に補正するとともに、前記回転つまみ34の回転
角度と補正する水平方向のあおり角度が等しくなるよう
に水平方向の画像歪みを補正する。
【0032】次に、回転つまみ34について図2を参照
してさらに詳細に説明する。図2(a)において、回転
つまみ34は、投射装置11の筐体35の上面の左側前
方寄りに回転可能な状態で設けられている。この場合、
回転つまみ34の回転軸は、筐体35の上面に対して垂
直方向になっている。
【0033】この回転つまみ34の上面には、その回転
角度を前記スクリーンの面に対して特定の角度に合わせ
るための目印36を設けている。目印36は、例えば前
記スクリーンの面に対して平行に合わせるための直線を
シルク印刷により回転つまみ34の上面に印刷したもの
である。
【0034】このような構成により、液晶パネル28と
映像処理回路29は、光源ランプ24からの光が入射さ
れ、信号源30からの画像信号に基づき変調された光学
像を出射する光変調手段になっている。
【0035】投射レンズ13は、前記光変調手段から出
射された光学像をスクリーンに拡大投射する投射手段に
なっている。
【0036】傾きセンサ33は、前記投射手段の垂直方
向の傾斜角度を検出する角度検出手段になっている。
【0037】回転つまみ34は、ユーザ操作により水平
方向の画像歪みを補正するための回転操作が行われる回
転操作部になっている。
【0038】マイコン21及び歪み補正回路31は、前
記角度検出手段の検出結果に応じて垂直方向の画像歪み
を自動的に補正する第1の手段になっている。
【0039】また、マイコン21及び歪み補正回路31
は、前記回転操作部の回転角度と補正する水平方向のあ
おり角度が等しくなるように水平方向の画像歪みを補正
する第2の手段になっている。
【0040】次に、このような投射型表示装置1の動作
を図4乃至図6を参照して説明する。
【0041】図4は投射装置11の垂直及び水平方向の
あおり角について説明する説明図、図5は投射装置11
の投射角について説明する説明図、図6は液晶パネル2
8に表示する光学像について説明する説明図である。
【0042】まず、垂直及び水平方向にあおり投射をし
た場合の補正について説明する。
【0043】ここで、図4に示すように水平方向のあお
り角をKx、垂直方向のあおり角をKyとた場合、図5及び
図6に示す水平方向の投射角Tx、垂直方向の投射角Tyの
画面上の点(x,y)は、(x’,y’)に変換するこ
とによって歪み補正が行われる。
【0044】スクリーン12に表示された画像が台形状
に歪んだ場合、液晶パネル28に表示する光学像は図6
の破線で示すように補正すればよい。
【0045】例えば、第1象限の図6の右上の座標
(x,y)に表示される映像を座標(x’,y’)で示
す位置に表示すれば、スクリーン上での台形歪みを補正
することができる。
【0046】上記座標(x’,y’)は、図4乃至図6
から、例えば、 x’=x(cos Kx−sin Kx ・ tan Tx)−y(tan Ky ・ tanTx) y’=y(cos Ky−sin Ky ・ tan Ty)−y(tan Kx ・ tanTy) の式で求めることができる。
【0047】また、第1象限と同様にして第2乃至第4
象限の座標(x’,y’)についても求めることができ
る。
【0048】以下、第1の実施の形態の操作方法を具体
的に説明する。図7は投射装置11の垂直及び水平方向
のあおり角を0°とした場合の水平方向の投射範囲を示
す説明図、図8は投射装置11の垂直及び水平方向のあ
おり角を0°とした場合の垂直方向の投射範囲を示す説
明図、図9はスクリーンに表示される画像について説明
する説明図である。
【0049】図7に示すように、投射装置11の垂直及
び水平方向のあおり角を0°とした場合、スクリーン1
2に対して、右へ0°から21.8°、左へ0°から2
1.8°の範囲で投射を行い、投射画像を表示する。
【0050】図8に示すように、投射装置11の垂直及
び水平方向のあおり角を0°とした場合、スクリーン1
2に対して、上へ0°から28.3°、下へ0°から
3.4°の範囲で投射を行い、投射画像を表示する。
【0051】投射装置11を、例えば右に10°、垂直
方向に15°あおり投射した場合は、図9の破線で示す
ような台形歪み43がスクリーン12に表示される。こ
のような歪み43は複雑な形状となるため、直感的にど
のような補正をすればよいか判り難く、また水平・垂直
の2つの項目を調整しなければ補正できないため、従来
の方法では手動での調整は難しい。
【0052】本発明では、先ず歪み補正回路31は、投
射装置11に内蔵されている傾きセンサ33のデータと
なる垂直方向のあおり角Kyを基に垂直方向の台形歪みを
自動補正するため、自動的に補正された図形は図9の一
点鎖線42のようになり、その後、ユーザは回転つまみ
34の手動調整により、目印36を、例えば前記スクリ
ーン12の面に対して平行に合わせる。これにより、回
転つまみ34からは水平方向のあおり角Kxの出力が得ら
れ、歪み補正回路31は、水平方向のあおり角Kxを基に
水平方向の台形歪みを自動補正する。これにより、補正
された図形は図9の実線41のように投射された画像の
上下部分が水平になる。即ち、図2(b)に示すよう
に、投射装置11がスクリーン12に対して左方向に角
度αだけ傾いている場合は、回転つまみ34を目印36
がスクリーン12の面と水平になるように右方向に角度
αだけ回転すれば、左方向へあおり投射した際の歪を補
正することができる。また図2(c)に示すように、投
射装置11がスクリーン12に対して右方向に角度γだ
け傾いている場合は、回転つまみ34を目印36がスク
リーン12の面と水平になるように左方向に角度γだけ
回転すれば、右方向へあおり投射した際の歪を補正する
ことができる。これにより、水平、垂直方向の台形歪み
が混ざり合った複雑な形状の歪みを簡単に調整すること
ができる。
【0053】以上、説明したように、第1の実施の形態
によれば、直感的でわかりやすい歪み補正調整方法を用
いて水平方向のあおり投射による歪みを補正することが
できるので、補正操作が容易になり、垂直および水平方
向にあおり投射した場合でも、スクリーン上の表示画像
の歪みを簡単な補正操作で補正することができ、投射型
表示装置の設置作業の時間短縮が可能になる。
【0054】図10乃至図11は本発明の第2の実施の
形態に係り、図10は投射装置を示す斜視図、図11は
投射装置を示す底面図である。
【0055】図10において、投射装置51の筐体52
の下面には回転台54が回転可能な状態で設けられてい
る。回転台54の回転軸は、筐体52の下面に対して垂
直方向になっている。
【0056】回転台54は、第1の実施の形態における
水平あおり補正を調整するつまみと、投射レンズ13を
設けた装置本体を支える回転台を一体化したものであ
る。
【0057】図11に示すように、回転台54は、円の
一部が欠けたような形状になっている。回転台54の円
の一部が欠けることにより直線状になった部分55は、
水平方向の設置角度を前記スクリーンの面に対して特定
の角度に合わせるための目印になっている。
【0058】また、第2の実施の垂直方向に歪みの補正
には、第1の実施の形態と同じ補正方法を用いている。
【0059】第2の実施の形態においても回転操作部と
なる回転台54の回転角と歪み補正回路による水平方向
の歪み補正量は連動しているので、予め投射装置51を
設置するときにスクリーンと回転台54の向きを設定し
ておけば、投射レンズ13を設けた装置本体をどの向き
に向けても歪みの無い投射画像を得ることが出来る。
【0060】具体的には、回転台54の円の一部が欠け
た方向をスクリーンの方向に向け、直線状の部分55を
スクリーンと平行に設置する。投射装置51の装置本体
は、この回転台54上で水平方向に回転できるようにな
っており、この回転角度に応じて水平方向のあおり補正
をおこなうようになっている。したがって、装置本体を
回転させても、スクリーンに投影される映像は正しく補
正された画像となる。
【0061】以上、説明したように、第2の実施の形態
によれば、予め投射装置51を設置するときにスクリー
ンと回転台54の向きを設定しておけば、投射レンズ1
3を設けた装置本体をどの向きに向けても歪みの無い投
射画像を得ることが出来るので、第1の実施の形態と同
様の効果が得られる。
【0062】なお、以上の説明では透過型の液晶ライト
バルブを用いた投写型表示装置を例に説明したが、これ
以外に反射型の液晶パネルを用いた投射型表示装置、C
RT方式の投射型表示装置、あるいはマイクロミラーデ
バイス(DMD)を用いた投射型表示装置等、他の投射
型表示装置にも適用できることは言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の投射表示
装置では、スクリーンに対して投射装置を垂直方向及び
水平方向に傾斜させて投射した場合でも、簡単に台形歪
みを補正することができ、投射型表示装置の設置作業の
時間短縮が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る投射型表示装
置を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る投射装置を示
す平面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る投射装置とス
クリーンの関係を示す配置図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る投射装置のあ
おり角について説明する説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る投射装置の投
射角について説明する説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る液晶パネルに
表示する光学像について説明する説明図。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る投射装置の水
平方向の投射範囲を示す説明図。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る投射装置の垂
直方向の投射範囲を示す説明図。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係るスクリーンに
表示される画像について説明する説明図。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る投射装置を
示す斜視図。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る投射装置を
示す底面図。
【図12】従来の投射型表示装置によるあおり投射の状
態を説明する説明図。
【図13】従来の投射型表示装置による投射画像の例を
説明する説明図。
【符号の説明】
1 投射型表示装置 11 投射装置 12 スクリーン 13 投射レンズ 21 マイクロコンピュータ 28 液晶パネル 29 映像処理回路 31 歪み補正回路 32 液晶駆動回路 33 傾きセンサ 34 回転つまみ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 632 G09G 3/20 632F 680 680C 3/36 3/36 Fターム(参考) 2H088 EA12 HA05 HA06 HA24 HA28 MA20 2H093 NC48 ND60 NE06 NG02 5C006 AA01 AF46 AF51 AF52 AF53 AF54 AF61 BB11 BB29 BF38 EA01 EC11 FA18 FA21 5C058 BA27 EA02 EA12 EA26 5C080 AA10 BB05 DD01 DD14 JJ01 JJ02 JJ06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光が入射され、画像信号に基
    づき変調された光学像を出射する光変調手段と、前記光
    変調手段から出射された光学像をスクリーンに拡大投射
    する投射手段と、前記光変調手段から出射される光学像
    の形状を補正し、前記投射手段のあおり投射によって生
    じるスクリーン上の画像歪みを補正する画像歪補正手段
    とを備える投射型表示装置において、 前記画像歪補正手段は、 前記投射手段の垂直方向の傾斜角度を検出する角度検出
    手段と、 前記角度検出手段の検出結果に応じて垂直方向の画像歪
    みを自動的に補正する第1の手段と、 ユーザによって操作が行われる回転操作部を有し、操作
    量に応じて水平方向の画像歪みを補正する手段であっ
    て、前記スクリーンに対する前記投射手段の水平方向の
    あおり角度に対応する角度だけ逆方向に前記回転操作部
    を回転させることにより水平方向の画像歪を補正する第
    2の手段と、 を具備してなることを特徴とする投射型表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の手段は、前記スクリーンに生
    じる垂直方向に伸びる逆台形状の歪みを補正するため、
    前記角度検出手段による検出結果に応じて前記光変調手
    段から出射される画像の形状を相補の台形状に補正し、 前記第2の手段は、前記スクリーンに生じる水平方向に
    伸びる逆台形状の歪みを補正するため、前記回転操作部
    の操作量に応じて前記光変調手段から出射される画像の
    形状を相補の台形状に補正するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の投射型表示装置。
  3. 【請求項3】 光源と、 前記光源からの光が入射される液晶ライトバルブを有
    し、該液晶ライトバルブを画像信号に基づき駆動するこ
    とで光変調された光学像を出射する光変調手段と、 前記光変調手段から出射された光学像をスクリーンに拡
    大投射する投射手段と、 前記液晶ライトバルブに表示される光学像の形状を補正
    し、前記投射手段のあおり投射によって生じるスクリー
    ン上の画像歪みを補正する乎段であって、前記投射手段
    の垂直方向の傾斜角度を検出する角度検出手段と、前記
    角度検出手段の検出結果に応じて垂直方向の画像歪みを
    自動的に補正する第1の手段と、ユーザによって操作が
    行われる回転操作部を有し前記スクリーンに対する前記
    投射手段の水平方向のあおり角度に対応する角度だけ逆
    方向に前記回転操作部を回転させることにより水平方向
    の画像歪を補正する第2の手段とを含む画像歪補正手段
    と、 を具備したことを特徴とする投射型表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の手段は、前記スクリーンに生
    じる垂直方向に伸びる逆台形状の歪みを補正するため、
    前記角度検出手段による検出結果に応じて前記液晶ライ
    トバルブに表示される画像の形状を相補の台形状に補正
    し、 前記第2の手段は、前記スクリーンに生じる水平方向に
    伸びる逆台形状の歪みを補正するため、前記回転操作部
    の操作量に応じて前記液晶ライトバルブに表示される画
    像の形状を相補の台形状に補正するようにしたことを特
    徴とする請求項3記載の投射型表示装置。
  5. 【請求項5】 前記回転操作部は回転つまみにて成り、
    この回転つまみには、その回転角度を前記スクリーンの
    面に対して特定の角度に脅わせるための目印を設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は3記載の投射型表示装置。
  6. 【請求項6】 前記回転操作部は、前記投射手段を設け
    た装置本体を支える回転台にて成り、この回転台には、
    装置本体の水平方向の設置角度を前記スクリーンの面に
    対して特定の角度に合わせるための目印を設けたことを
    特徴とする請求項1又は3記載の投射型表示装置。
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