JP2003198609A - 光通信ネットワーク、ノード装置及びそれに用いるパス経路計算方法 - Google Patents

光通信ネットワーク、ノード装置及びそれに用いるパス経路計算方法

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JP2003198609A
JP2003198609A JP2001398723A JP2001398723A JP2003198609A JP 2003198609 A JP2003198609 A JP 2003198609A JP 2001398723 A JP2001398723 A JP 2001398723A JP 2001398723 A JP2001398723 A JP 2001398723A JP 2003198609 A JP2003198609 A JP 2003198609A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各領域内部での光XC装置間の接続性の制限
に関する全ての情報を全ての光XC装置で共有すること
なく、かつ計算した経路に沿った光パスの設定が中継領
域内部での接続性の制限に依存して失敗しない光通信ネ
ットワークを提供する。 【解決手段】 各領域#1〜#4内部の接続性の制限を
領域境界光XC装置15,16,21,22,25,2
6,35,36,41,42,46間の仮想隣接光リン
クとして表現し、全ての領域境界光XC装置15,1
6,21,22,25,26,35,36,41,4
2,46と全ての仮想隣接光リンクとで構成されたバッ
クボーンエリアにおいて、光通信ネットワーク1全体の
接続性の制限を管理し、始点領域からバックボーンエリ
アのみを経由して終点領域へと光パスを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信ネットワー
ク、ノード装置及びそれに用いるパス経路計算方法に関
し、特にクロスコネクト装置を相互接続して構成した領
域を複数含む通信ネットワークにおいて、光クロスコネ
クト装置の物理的な特性や管理上の制約に起因して、各
領域内部で光クロスコネクト装置間の接続性(conn
ectivity)に制限があって、領域内部で必ずし
も任意のパスの径路を設定することができない場合に複
数の領域にまたがるパスの経路計算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光通信ネットワークにおいては、
光リンクによって多数のクロスコネクト[以下、XC
(cross−connect)とする]装置をメッシ
ュ状に相互接続した網から構成されている。この光通信
ネットワークとしては、光XC装置間に波長多重伝送装
置を配置し、光リンク上に複数の波長チャネルが波長多
重されて伝送される場合もある。
【0003】光XC装置は特定の入力インタフェースの
波長チャネル上を伝送されてきたデータ信号を、複数の
出力インタフェースから選択された特定の出力インタフ
ェースの波長チャネルへ切替え、データ信号を波長チャ
ネル単位で転送するための装置である。光XC装置には
インタフェースにおいて光−電気変換によって波長チャ
ネル上のデータ信号をいったん光信号から電気信号へ変
換して処理する電気XC装置と、光−電気変換を使用し
ない光XC装置とがある。
【0004】光XC装置には任意の速度やフォーマット
のデータ信号を処理することができるという特徴がある
反面、データ信号が多数の光XC装置を経由したり、長
い距離を伝送されたりすると、ノイズの蓄積等によって
データ信号のビットエラーレート等の品質が劣化すると
いう問題がある。
【0005】光XC装置は他の光XC装置と相互接続さ
れるだけでなく、SONET(synchronous
optical network)多重・分離装置、
ATM(asynchronous transfer
mode)スイッチ、IP(internet pr
otocol)ルータ等の光通信ネットワークのクライ
アントとなる装置とも接続される。
【0006】光通信ネットワークは一つ以上の波長を使
用して、複数のユーザ装置の間に光パスを提供するサー
ビスを実現する。光パスはユーザ装置の接続された送信
側光XC装置から複数の中継光XC装置を経由し、他の
ユーザ装置の接続された受信側光XC装置へ至るように
設定される。このような光XC装置に関する技術につい
ては、特開2000−004460号公報に開示されて
いる。
【0007】光通信ネットワークは効率的なネットワー
クの制御や事業者間の管理の都合から、一般に、複数の
領域(domain)に分割される。領域は複数の光X
C装置を含む。したがって、異なる領域に属する光XC
装置に接続されたユーザ装置間の光パスは複数の領域に
またがって設定される。
【0008】このような光通信ネットワークの例を図2
7に示す。図27に示す光通信ネットワーク500には
4個の領域#1〜#4が配置されている。領域#1,#
3,#4に属する光XC装置にはユーザ装置51,7
1,72,81,82が接続されている。領域#1〜#
4とユーザ装置51,71,72,81,82との間に
はデータ信号を伝送するための光リンクと制御チャネル
とが配置されている。制御チャネルは装置間のさまざま
な制御メッセージの転送に使用される。
【0009】ユーザ装置51,71,72,81,82
は制御チャネルを通して光通信ネットワーク500に光
パスの設定や開放を要求することができる。領域#1〜
#4とユーザ装置51,71,72,81,82との境
界をまたぐ制御チャネルをUNI(user―to―n
etwork interface)制御チャネルと呼
ぶ。
【0010】領域#1〜#4の間にも、上記と同様に、
光リンクと制御チャネルとが配置される。領域#1〜#
4の間の境界をまたぐ制御チャネルをNNI(netw
ork−to−network interface)
制御チャネルと呼ぶ。
【0011】各領域#1〜#4内のクロスコネクト装置
または領域#1〜#4内を管理する管理システムは光パ
スの目的地装置毎の中継径路を記述したルーティングテ
ーブル(routing table)61〜64を維
持している。ルーティングテーブル61〜64には目的
地装置に到達するまでに経由する一連の領域#1〜#4
の組が記載されている。ユーザ装置51,71,72,
81,82毎に経由する一連の領域#1〜#4の組を記
載したルーティングテーブル61〜64の例を図28に
示す。
【0012】図28において、領域#1のルーティング
テーブル61には、ユーザ装置51の中継経路として
「領域#1」が、ユーザ装置71の中継経路として「領
域#1−領域#2−領域#4」が、ユーザ装置72の中
継経路として「領域#1−領域#2−領域#4」が、ユ
ーザ装置81の中継経路として「領域#1−領域#2−
領域#3」が、ユーザ装置82の中継経路として「領域
#1−領域#2−領域#3」がそれぞれ記載されてい
る。
【0013】領域#2のルーティングテーブル62に
は、ユーザ装置51の中継経路として「領域#2−領域
#1」が、ユーザ装置71の中継経路として「領域#2
−領域#4」が、ユーザ装置72の中継経路として「領
域#2−領域#4」が、ユーザ装置81の中継経路とし
て「領域#2−領域#3」が、ユーザ装置82の中継経
路として「領域#2−領域#3」がそれぞれ記載されて
いる。
【0014】領域#3のルーティングテーブル63に
は、ユーザ装置51の中継経路として「領域#3−領域
#2−領域#1」が、ユーザ装置71の中継経路として
「領域#3−領域#4」が、ユーザ装置72の中継経路
として「領域#3−領域#4」が、ユーザ装置81の中
継経路として「領域#3」が、ユーザ装置82の中継経
路として「領域#3」がそれぞれ記載されている。
【0015】領域#4のルーティングテーブル64に
は、ユーザ装置51の中継経路として「領域#4−領域
#2−領域#1」が、ユーザ装置71の中継経路として
「領域#4」が、ユーザ装置72の中継経路として「領
域#4」が、ユーザ装置81の中継経路として「領域#
4−領域#3」が、ユーザ装置82の中継経路として
「領域#4−領域#3」がそれぞれ記載されている。
【0016】UNI制御チャネルを通して光パスの設定
が要求されると、領域#1〜#4はルーティングテーブ
ル61〜64を参照して目的地までの径路を計算し、制
御チャネルを使用して光パスの設定を要求する制御メッ
セージを径路に沿って送信する。
【0017】例えば、ユーザ装置51がユーザ装置81
へ至る光パス#1の設定を領域#1に要求すると、領域
#1はルーティングテーブル61に記載された径路「領
域#1−領域#2−領域#4」に沿って制御メッセージ
が転送され、光パス#1を設定する。光パス#1が経由
する領域#2,#4の内部の詳細な径路に関しては、領
域#2,#4が独立に決定することができる。
【0018】領域の内部の詳細な径路の計算方法として
は、IP(internet−protocol)通信
ネットワークのIGP(interior−gatew
ay−protocol)として使用されているOSP
F(open−shortest−path−firs
t)ルーティングプロトコルがある。OSPFルーティ
ングプロトコルの詳細については、IPの国際標準化機
関であるIETF(internet−enginee
ring−task−force)において規定された
RFC(request−for−comments)
における、J.MoyのRFC2328の「OSPF
Version2」(1998年4月)に記述されてい
る。また、他の経路の計算方法としては、特開2000
−78136号公報に記載された技術等がある。
【0019】このような複数の領域#1〜#4にまたが
った経路計算に使用されるルーティングテーブル61〜
64を維持するために領域#1〜#4間で動作するルー
ティングプロトコルの代表的な例として、IP(int
ernet−protocol)通信ネットワークのE
GP(exterior−gateway−proto
col)として使用されているBGP(border−
gateway−protocol)ルーティングプロ
トコルがある。BGPルーティングプロトコルはTCP
(transmission control pro
tocol)/IP上で動作する距離ベクトル型(di
stance vector)ルーティングプロトコル
である。
【0020】BGPルーティングプロトコルでは、BG
P Open制御メッセージとBGP Keepali
ves制御メッセージとを使用し、隣接領域間での相互
の接続関係の発見と維持とを行う。また、BGPルーテ
ィングプロトコルでは、BGP update制御メッ
セージを使用して隣接領域から公告(advertis
e)された目的地装置毎の中継経路情報と自領域内部の
ルーティングテーブルとから、新規の中継径路情報を算
出して公告すると同時に、ルーティングテーブルの更新
を行う。公告の動作を何回も繰返すと、ルーティングテ
ーブルは一定の状態に収束し、径路計算に使用すること
ができるようになる。
【0021】BGPルーティングプロトコルの詳細につ
いては、IPの国際標準化機関であるIETF(int
ernet−engineering−task−fo
rce)において規定されたRFC(request−
for−comments)における、Y.Rehke
rとT.LiとのRFC1771の「A Border
Gateway Protocol 4(BGP
4)」(1995年3月)に記述されている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光通信ネットワークでは、各領域内部でXC装
置間の接続性(connectivity)に制限があ
って、領域内部で必ずしも任意のパスの径路を設定する
ことができない場合が起こる。例えば、領域内部の光X
C装置を多数経由するために、データ信号の信号伝送品
質が劣化して光パスが設定できない場合がある。
【0023】また、OADM(optical add
−drop multiplexer)型の光XC装置
では特定波長しかadd−dropできない場合があ
り、光XC装置がそもそも完全な接続性、つまりノンブ
ロッキング特性を提供していない場合もある。図27に
示す光パス#2は領域#4の接続性の制限によって光パ
スの設定に失敗する例である。
【0024】したがって、従来の光通信ネットワークで
は、BGPルーティングプロトコル等を使用して計算し
た経路に沿って光パスを設定しようとしても、光パスの
経由する各領域内部で光パスの設定が失敗する場合があ
る。
【0025】また、各領域内部での光XC装置間の接続
性の制限に関するすべての情報をすべての光XC装置で
共有すると、光XC装置の保持する情報量が非常に大き
くなり、光XC装置数や領域数に限界が発生する。さら
に、このような光通信ネットワークのスケーラビリティ
の問題もある。
【0026】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、各領域内部での光XC装置間の接続性の制限に関
するすべての情報をすべての光XC装置で共有すること
なく、かつ計算した経路に沿った光パスの設定が中継領
域内部での接続性の制限に依存して失敗するのを防ぐこ
とができる光通信ネットワーク、ノード装置及びそれに
用いるパス経路計算方法を提供することにある。
【0027】本発明の他の目的は、中継領域内部での接
続性の制限まで考慮した光パスの経路の最適化を行うこ
とができる光通信ネットワーク、ノード装置及びそれら
に用いるパス経路計算方法を提供することにある。
【0028】本発明のさらに他の目的は、高速に光パス
の設定を行うことができる光通信ネットワーク、ノード
装置及びそれに用いるパス経路計算方法を提供すること
にある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明による光通信ネッ
トワークは、各々光パスのクロスコネクト機能を実行す
る複数のノード装置が相互接続された複数の領域から構
成され、前記光パスを動的に設定・開放するサービスを
提供する光通信ネットワークであって、前記領域の境界
に位置する領域境界ノード装置と各領域内部の接続性の
制限を表現する領域境界ノード装置間の仮想隣接光リン
クとからなるバックボーンエリアを備え、前記複数の領
域を前記バックボーンエリアに接続されたエリアに再構
成している。
【0030】本発明によるノード装置は、光パスを動的
に設定・開放するサービスを提供する光通信ネットワー
クにおいて、前記光パスのクロスコネクト機能を実行し
かつ隣接する装置に相互接続されることで領域を構成す
るノード装置であって、前記領域の境界に位置する領域
境界ノード装置と各領域内部の接続性の制限を表現する
領域境界ノード装置間の仮想隣接光リンクとからなるバ
ックボーンエリアを経由して各々当該バックボーンエリ
アに接続された始点エリアから終点エリアへと前記光パ
スを設定している。
【0031】本発明によるパス経路計算方法は、各々光
パスのクロスコネクト機能を実行する複数のノード装置
が相互接続された複数の領域から構成され、前記光パス
を動的に設定・開放するサービスを提供する光通信ネッ
トワークのパス経路計算方法であって、前記領域の境界
に位置する領域境界ノード装置と各領域内部の接続性の
制限を表現する領域境界ノード装置間の仮想隣接光リン
クとからなるバックボーンエリアに接続されたエリアに
前記複数の領域を再構成するステップを備えている。
【0032】すなわち、本発明の光通信ネットワーク
は、各領域内部の接続性の制限を領域境界光XC装置間
の仮想隣接光リンクとして表現し、すべての領域境界光
XC装置とすべての仮想隣接光リンクとから構成された
バックボーンエリアにおいて光通信ネットワーク全体の
接続性の制限を管理し、始点領域からバックボーンエリ
アのみを経由して終点領域へ光パスを設定することを特
徴としている。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による
光通信ネットワークの構成を示すブロック図である。図
1において、光通信ネットワーク1にはそれぞれ6つの
光XC装置11〜16,21〜26,31〜36,41
〜46を含む4つの領域#1〜#4が配置され、5つの
クライアント装置51,71,72,81,82が接続
されている。
【0034】ここで、領域外部の装置と接続されている
光XC装置を領域境界(domain−border)
光XC装置と呼ぶ。この場合、光XC装置15,16,
21,22,25,26,35,36,41,42,4
6が領域境界光XC装置である。
【0035】光パスは領域境界光XC装置を通して領域
外部へと転送される。各領域#1〜#4には領域固有の
接続性の制限があり、領域#1〜#4内の任意の光XC
装置11〜16,21〜26,31〜36,41〜46
間で光パスを設定することができるとは限らない。図1
に示す例では、光XC装置21と光XC装置26との
間、光XC装置32と光XC装置35との間、光XC装
置41と光XC装置46との間には、信号伝送品質の劣
化や使用可能なチャネルの枯渇等によって光パスを設定
することができないものとする。
【0036】領域#1〜#4間の境界にはNNI(ne
twork−to−networkinterfac
e)制御チャネルが設定されており、このNNI制御チ
ャネルを介して経路計算や光パスの設定に必要な制御メ
ッセージが交換される。光XC装置11,31,32,
45,46とユーザ装置51,71,72,81,82
との境界、または領域#1,#3,#4とユーザ装置5
1,71,72,81,82との境界にはUNI(us
er―to―network interface)制
御チャネルが設定されており、ユーザ装置51,71,
72,81,82はUNI制御チャネルを通して光通信
ネットワーク1に対して光パスの設定や開放を要求する
制御メッセージを送信する。
【0037】NNI制御チャネルやUNI制御チャネル
に並行して、領域境界をはさんで隣接する光XC装置間
にデータ信号を伝送するためデータチャネルとしての領
域境界をまたぐ光リンクが備えられている。光リンク及
び制御チャネルは上り下り2本で1組とし、双方向通信
が可能であるとする。
【0038】領域#1〜#4の内部においては光XC装
置間にも制御メッセージが交換される。これは、隣接光
XC装置間に光リンクに沿って用意された制御チャネル
か、あるいは領域#1〜#4毎に、領域#1〜#4内の
全ての光XC装置と接続された集中制御装置(図示せ
ず)を介して実現することができる。
【0039】この集中制御装置を使用する場合、NNI
制御チャネルは集中制御装置間に、UNI制御チャネル
は集中制御装置とユーザ装置との間に設定される。制御
メッセージは複数の光XC装置で転送されて、複数の制
御チャネルを通って運ばれる場合もある。
【0040】NNI制御チャネル、UNI制御チャネ
ル、領域内の制御チャネルには光リンク上のデータ信号
とは異なる波長チャネルや、光リンク上のデータ信号の
SONET(synchronous optical
network)フレームに含まれるオーバヘッド内
のデータコミュニケーションチャネル(data co
mmunication channel:DCC)を
使用して、制御チャネルとデータチャネルとを物理的に
は同一媒体を使用して実現することもできる。また、イ
ーサネット(R)(ethernet)やATM(as
ynchronous transfer mode)
を使用した専用のアウトバンド制御チャネルを使用する
こともできる。
【0041】制御メッセージはIPパケットに格納され
て転送される。特に、光パスの設定と開放とに係わるシ
グナリングに関する制御メッセージの交換には、RSV
P(resource−reservation−pr
otocol)やLDP(label−distrib
ution−protocol)等のプロトコルが使用
される。適切なプロトコルを採用すれば、制御メッセー
ジを複数の領域、または複数の光XC装置にマルチキャ
スト転送することもできる。尚、上述の構成は光通信ネ
ットワークの設計段階または起動前において、管理者
(集中管理装置、手動設定)によって設定される。
【0042】図2は本発明の一実施例による光通信ネッ
トワークの構成を示すブロック図である。図2におい
て、光通信ネットワーク1は図1に示すような構成の場
合、各領域#1〜#4に対応する4つのエリア(are
a)#1〜#4とバックボーンエリアとに再構成され
る。
【0043】領域境界光XC装置15,16,21,2
2,25,26,35,36,41,42,46は、バ
ックボーンエリアにも、エリア#1〜4のいずれかにも
属する。領域境界光XC装置15,16,21,22,
25,26,35,36,41,42,46は、エリア
境界光XC装置でもある。NNI制御チャネルに対応す
る領域境界をまたぐ光リンクは全てバックボーンエリア
に属する。
【0044】また、各エリア内部のエリア境界光XC装
置間の接続性を考慮した仮想隣接リンク(virtua
l adjacency link)をバックボーンエ
リア内部に設定する。例えば、エリア#2ではエリア境
界光XC装置21とエリア境界光XC装置22との間、
エリア境界光XC装置21とエリア境界光XC装置25
との間、エリア境界光XC装置22とエリア境界光XC
装置25との間、エリア境界光XC装置22とエリア境
界光XC装置26との間には接続性の制限が無く、光パ
スを設定することができるので、これらのエリア境界光
XC装置21,22,25,26間には直通の仮想隣接
リンクがあるとみなす。尚、エリア境界光XC装置21
とエリア境界光XC装置26との間には接続性の制限が
あるため、それらの間では光パスを設定することができ
ないので、到達不可能となる。
【0045】エリア境界光XC装置21とエリア境界光
XC装置22との間には仮想隣接リンク312が設定さ
れ、エリア境界光XC装置21とエリア境界光XC装置
25との間には仮想隣接リンク313が設定される。光
通信ネットワーク1は1つのバックボーンエリアと、バ
ックボーンエリアだけに接続された4つのエリア#1〜
#4とから構成されているものとみなすことができる。
【0046】つまり、光通信ネットワーク1を、複数の
領域#1〜#4がメッシュ状に接続されたトポロジーか
ら、複数のエリア#1〜#4をバックボーンエリアにス
ター状に接続したトポロジーに再構成したことになる。
この場合、光パスは1つの始点エリアからバックボーン
エリアを経由して他の終点エリアへ至るものとみなすこ
とができる。
【0047】領域からエリアへの再構成は、光通信ネッ
トワーク1の起動時にエリア境界光XC装置15,1
6,21,22,25,26,35,36,41,4
2,46が自動的に行うが、手動で設定することもでき
る。
【0048】図3は図2の光XC装置11の構成を示す
ブロック図である。図3において、光XC装置11は入
力インタフェース(IF#1〜#3)111〜113
と、3×3光スイッチ114と、出力インタフェース
(IF#1〜#3)115〜117と、スイッチ制御部
118と、制御メッセージ処理部119と、エリア内ル
ーティングプロトコル処理部120と、ルーティングテ
ーブル121と、光リンク状態データベース122とか
ら構成されている。
【0049】制御メッセージ処理部119内にはUNI
処理部119aが設けられており、UNI処理部119
aはユーザ装置51の出力インタフェース(図示せず)
から入力インタフェース111へと入力されるUNI制
御チャネルの制御メッセージが入力インタフェース11
1で終端されて入力されると、その制御メッセージに対
する処理を行い、出力インタフェース115からユーザ
装置51の入力インタフェース(図示せず)へと出力す
る。一般に、UNIは入出力インタフェース、UNI制
御チャネル、及びUNI処理部119aを含み、それら
の間の信号のやりとりの手順を規定している。さらに、
光リンクまで含めてUNIと呼ぶ場合もある。
【0050】図4は図2のエリア境界光XC装置21の
構成を示すブロック図である。図4において、エリア境
界光XC装置21は入力インタフェース(IF#1〜#
3)211〜213と、3×3光スイッチ214と、出
力インタフェース(IF#1〜#3)215〜217
と、スイッチ制御部218と、制御メッセージ処理部2
19と、エリア内ルーティングプロトコル処理部220
と、ルーティングテーブル221と、光リンク状態デー
タベース222と、バックボーンエリア内ルーティング
プロトコル処理部223と、ルーティングテーブル22
4と、光リンク状態データベース225と、仮想隣接光
リンク状態データベース226と、装置登録テーブル2
27とから構成されている。
【0051】制御メッセージ処理部219内にはNNI
処理部219aが設けられており、NNI処理部219
aはエリア境界光XC装置15の出力インタフェース
(図示せず)から入力インタフェース211へと入力さ
れるNNI制御チャネルの制御メッセージが入力インタ
フェース211で終端されて入力されると、その制御メ
ッセージに対する処理を行い、出力インタフェース21
5からエリア境界光XC装置15の入力インタフェース
(図示せず)へと出力する。一般に、NNIは入出力イ
ンタフェース、NNI制御チャネル、及びNNI処理部
219aを含み、それらの間の信号のやりとりの手順を
規定している。さらに、光リンクまで含めてNNIと呼
ぶ場合もある。尚、制御メッセージ処理部の中には上述
したUNI処理部及びNNI処理部を両方とも備えるも
のもある。
【0052】3×3光スイッチ114,214は光リン
ク上のデータ信号を波長チャネル単位で切替え、光パス
の設定と開放とを行う。光スイッチ114,214は微
小電子機械式スイッチ(micro−electro−
mechnical−switch:MEMS)、ある
いは自動化主分配盤(main−distributi
on−frame:MDF)で構成することができる。
UNI制御チャネル、NNI制御チャネルに対応した領
域境界をまたぐ光リンクに接続された入力インタフェー
スや出力インタフェースには光−電気変換器及び電気−
光変換器が使用されるが、その他のインタフェースでは
電気信号処理を使用しない。インタフェースには波長チ
ャネル毎の光強度検出器を備え、光パスの信号品質や光
リンクの障害を監視する場合もある。
【0053】エリア境界光XC装置21はエリア内ルー
ティングプロトコル処理部220に加えて、バックボー
ンエリア内ルーティングプロトコル処理部223と、そ
れに関連した仮想隣接光リンク状態データベース226
と装置登録テーブル227とを備えている。エリア内ル
ーティングプロトコル処理部220とバックボーンエリ
ア内ルーティングプロトコル処理部223とは、2種類
の異なるルーティングプロトコルであってもよいし、1
種類のルーティングプロトコルを2組動作させて実現し
ても良い。また、エリアがスター状に接続されたトポロ
ジーに対応したルーティングプロトコルであれば、エリ
ア内ルーティングプロトコルとバックボーンエリア内ル
ーティングプロトコルとを兼ねた1組のルーティングプ
ロトコルで代用することもできる。この場合には、ルー
ティングプロトコル処理部220とバックボーンエリア
内ルーティングプロトコル処理部223とを一つにまと
めることができる。さらに、光リンク状態データベース
222,225、仮想隣接光リンク状態データベース2
26も一つのデータベースにまとめることができる。さ
らにまた、ルーティングテーブル221,224も一つ
のテーブルにまとめることができる。
【0054】エリアがスター状に接続されたトポロジー
に対応したルーティングプロトコルには、IPネットワ
ークで通常使用されているopen shortest
path first(OSPF)プロトコルを使用
する。OSPFルーティングプロトコルはIP上で動作
するリンク状態型(link state)ルーティン
グプロトコルである。IS−IS(intermedi
ate systemto intermediate
system)等の他のルーティングプロトコルを使
用することもできる。OSPFルーティングプロトコル
はIP上で動作するリンク状態型(link stat
e)ルーティングプロトコルである。
【0055】領域内ルーティングプロトコルの光リンク
状態データベース222には、エリア内の全ての光リン
クの状態が記載されている。光リンク状態データベース
に記載された個々の光リンクの状態に関する光リンク状
態情報(link state advertisem
ent:LSA)はその光リンクが接続された光XC装
置からエリア内部の全ての光XC装置へ公告される。
【0056】図5は図4のエリア境界光XC装置21の
エリア内ルーティングプロトコルの光リンク状態データ
ベース222の構成例を示す図である。図5において、
光リンク状態データベース222には光リンク番号、光
XC装置Aの光XC装置番号及びインタフェース(I
F)番号、光XC装置Bの光XC装置番号及びインタフ
ェース番号、属性のコスト及び波長の各項目が設けられ
ており、光XC装置A及び光XC装置Bは光リンクの両
端の装置を示している。
【0057】光リンク状態データベース222について
さらに詳述すると、光リンク番号「231」に対応する
記憶領域には光XC装置Aの光XC装置番号「21」及
びインタフェース番号「#2」と、光XC装置Bの光X
C装置番号「22」及びインタフェース番号「#4」
と、属性のコスト「1」及び波長「λ2」とが格納され
ている。
【0058】光リンク番号「232」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「21」及びイン
タフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光XC装置
番号「23」及びインタフェース番号「#1」と、属性
のコスト「1」及び波長「λ2」とが格納されている。
【0059】光リンク番号「233」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「22」及びイン
タフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光XC装置
番号「24」及びインタフェース番号「#1」と、属性
のコスト「1」及び波長「λ2」とが格納されている。
【0060】光リンク番号「234」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「23」及びイン
タフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光XC装置
番号「25」及びインタフェース番号「#1」と、属性
のコスト「1」及び波長「λ2」とが格納されている。
【0061】光リンク番号「235」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「24」及びイン
タフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光XC装置
番号「26」及びインタフェース番号「#1」と、属性
のコスト「1」及び波長「λ2」とが格納されている。
【0062】光リンク番号「236」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「25」及びイン
タフェース番号「#2」と、光XC装置Bの光XC装置
番号「26」及びインタフェース番号「#4」と、属性
のコスト「1」及び波長「λ2」とが格納されている。
【0063】エリア内ルーティングプロトコル処理部2
20は、光リンク状態データベース222を基にエリア
内の全ての光XC装置へ至る最適経路を計算し、その最
適経路をルーティングテーブル221に保持する。エリ
ア内ルーティングプロトコルの最適経路の計算において
は、管理者(集中管理装置、手動設定)によって設定さ
れた制約(constraint)条件下で総コストを
最小化する始点光XC装置から終点光XC装置へ至る光
リンクの組を求める。総コストは経路を構成する光リン
クのコストの合計値である。エリア毎に異なる制約を設
定することもある。
【0064】図6は図4のエリア境界光XC装置21の
エリア内ルーティングプロトコルのルーティングテーブ
ル221の構成例を示す図である。図6において、ルー
ティングテーブル221には始点光XC装置の光XC装
置番号及びインタフェース(IF)番号、終点光XC装
置の光XC装置番号及びインタフェース番号、中継光X
C装置、総コストの各項目が設けられている。
【0065】このルーティングテーブル221について
さらに詳述すると、始点光XC装置の光XC装置番号
「21」及びインタフェース番号「#2」と、終点光X
C装置の光XC装置番号「22」及びインタフェース番
号「#4」とで示される最適経路に対応する記憶領域に
は中継光XC装置「22」と、総コスト「1」とが格納
されている。
【0066】始点光XC装置の光XC装置番号「21」
及びインタフェース番号「#3」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「23」及びインタフェース番号「#
1」とで示される最適経路に対応する記憶領域には中継
光XC装置「23」と、総コスト「1」とが格納されて
いる。
【0067】始点光XC装置の光XC装置番号「21」
及びインタフェース番号「#2」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「24」及びインタフェース番号「#
1」とで示される最適経路に対応する記憶領域には中継
光XC装置「22−24」と、総コスト「2」とが格納
されている。
【0068】始点光XC装置の光XC装置番号「21」
及びインタフェース番号「#3」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「25」及びインタフェース番号「#
1」とで示される最適経路に対応する記憶領域には中継
光XC装置「23−25」と、総コスト「2」とが格納
されている。
【0069】エリア境界光XC装置21からエリア境界
光XC装置26へは接続制限があり、接続することがで
きないので、中継光XC装置の情報として「到達不可
能」が格納されている。
【0070】このような接続制限は、エリア内ルーティ
ングプロトコルが光リンク状態データベース222から
自動的に判断する場合もあれば、光通信ネットワーク1
の起動時に管理者によって設定される場合や、エリア内
部の経路管理サーバ(図示せず)から指定される場合も
ある。ルーティングプロトコルが自動的に判断する場合
には、光リンク状態情報や光リンク状態データベースに
光リンクの距離や使用する光ファイバの物理パラメータ
等も記載することがある。
【0071】図6に示すルーティングテーブル221に
は光XC装置21から他の光XC装置22〜26へ至る
経路のみが保持されているが、さらに他の光XC装置を
始点とする経路の情報を保持することもできる。
【0072】図7は図3の光XC装置11のエリア内ル
ーティングプロトコルのルーティングテーブル121の
構成例を示す図である。図7において、ルーティングテ
ーブル121には始点光XC装置の光XC装置番号及び
インタフェース番号、終点光XC装置の光XC装置番号
及びインタフェース番号、中継光XC装置、総コストの
各項目が設けられている。
【0073】このルーティングテーブル121について
さらに詳述すると、始点光XC装置の光XC装置番号
「11」及びインタフェース番号「#2」と、終点光X
C装置の光XC装置番号「12」及びインタフェース番
号「#4」とで示される経路に対応する記憶領域には中
継光XC装置「12」と、総コスト「1」とが格納され
ている。
【0074】始点光XC装置の光XC装置番号「11」
及びインタフェース番号「#3」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「13」及びインタフェース番号「#
1」とで示される経路に対応する記憶領域には中継光X
C装置「13」と、総コスト「1」とが格納されてい
る。
【0075】始点光XC装置の光XC装置番号「11」
及びインタフェース番号「#2」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「14」及びインタフェース番号「#
1」とで示される経路に対応する記憶領域には中継光X
C装置「12−14」と、総コスト「2」とが格納され
ている。
【0076】始点光XC装置の光XC装置番号「11」
及びインタフェース番号「#3」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「15」及びインタフェース番号「#
1」とで示される経路に対応する記憶領域には中継光X
C装置「13−15」と、総コスト「2」とが格納され
ている。
【0077】始点光XC装置の光XC装置番号「11」
及びインタフェース番号「#2」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「16」及びインタフェース番号「#
1」とで示される経路に対応する記憶領域には中継光X
C装置「12−14−16」と、総コスト「3」とが格
納されている。
【0078】バックボーンエリア内ルーティングプロト
コルの装置登録テーブル227には、各エリア#1〜#
4に属する光XC装置及びエリア境界光XC装置の一覧
が記載されている。
【0079】図8は図4のエリア境界光XC装置21の
バックボーンエリア内ルーティングプロトコルの装置登
録テーブル227の構成例を示す図である。図8におい
て、装置登録テーブル227にはエリア番号「#1」に
対応して光XC装置番号「11」,「12」,「1
3」,「14」と、エリア境界光XC装置番号「1
5」,「16」とが、エリア番号「#2」に対応して光
XC装置番号「23」,「24」と、エリア境界光XC
装置番号「21」,「22」,「25」,「26」と
が、エリア番号「#3」に対応して光XC装置番号「3
1」,「32」,「33」,「34」と、エリア境界光
XC装置番号「35」,「36」とが、エリア番号「#
4」に対応して光XC装置番号「43」,「44」,
「45」と、エリア境界光XC装置番号「41」,「4
2」,「46」とがそれぞれ格納されている。
【0080】バックボーンエリア内ルーティングプロト
コルの仮想隣接光リンク状態データベース226には、
バックボーンエリア内の全ての仮想隣接光リンクの状態
が記載されている。仮想隣接光リンク状態情報はその仮
想隣接光リンクの両端のエリア境界光XC装置からバッ
クボーンエリア内部の全てのエリア境界光XC装置へ公
告される。
【0081】図9は図4のエリア境界光XC装置21の
バックボーンエリア内ルーティングプロトコルの仮想隣
接光リンク状態データベース226の構成例を示す図で
ある。図9において、仮想隣接光リンク状態データベー
ス226には光リンク番号、光XC装置Aの光XC装置
番号及びインタフェース(IF)番号、光XC装置Bの
光XC装置番号及びインタフェース番号、属性のコスト
及び波長の各項目が設けられており、光XC装置A及び
光XC装置Bは光リンクの両端の装置を示している。
【0082】仮想隣接光リンク状態データベース226
についてさらに詳述すると、光リンク番号「311」に
対応する記憶領域には光XC装置Aの光XC装置番号
「15」及びインタフェース番号「#2」と、光XC装
置Bの光XC装置番号「16」及びインタフェース番号
「#4」と、属性のコスト「1」及び波長「λ1」とが
格納されている。
【0083】光リンク番号「312」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「21」及びイン
タフェース(IF)番号「#2」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「22」及びインタフェース番号「#4」
と、属性のコスト「1」及び波長「λ2」とが格納され
ている。
【0084】光リンク番号「313」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「21」及びイン
タフェース(IF)番号「#3」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「25」及びインタフェース番号「#1」
と、属性のコスト「2」及び波長「λ2」とが格納され
ている。
【0085】光リンク番号「314」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「22」及びイン
タフェース(IF)番号「#3」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「25」及びインタフェース番号「#2」
と、属性のコスト「3」及び波長「λ2」とが格納され
ている。
【0086】光リンク番号「315」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「22」及びイン
タフェース(IF)番号「#3」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「26」及びインタフェース番号「#1」
と、属性のコスト「2」及び波長「λ2」とが格納され
ている。
【0087】光リンク番号「316」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「25」及びイン
タフェース(IF)番号「#2」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「26」及びインタフェース番号「#4」
と、属性のコスト「1」及び波長「λ2」とが格納され
ている。
【0088】光リンク番号「317」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「35」及びイン
タフェース(IF)番号「#2」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「36」及びインタフェース番号「#4」
と、属性のコスト「1」及び波長「λ3」とが格納され
ている。
【0089】光リンク番号「318」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「41」及びイン
タフェース(IF)番号「#2」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「42」及びインタフェース番号「#4」
と、属性のコスト「1」及び波長「λ4」とが格納され
ている。
【0090】光リンク番号「319」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「42」及びイン
タフェース(IF)番号「#3」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「46」及びインタフェース番号「#1」
と、属性のコスト「2」及び波長「λ4」とが格納され
ている。
【0091】バックボーンエリア内ルーティングプロト
コルの光リンク状態データベース225には、バックボ
ーンエリア内の全ての光リンクの状態が記載されてい
る。これらの光リンクは、NNI制御チャネルに対応し
た領域境界をまたぐ全ての光リンクである。
【0092】図10は図4のエリア境界光XC装置21
のバックボーンエリア内ルーティングプロトコルの光リ
ンク状態データベース225の構成例を示す図である。
図10において、光リンク状態データベース225には
光リンク番号、光XC装置Aの光XC装置番号及びイン
タフェース(IF)番号、光XC装置Bの光XC装置番
号及びインタフェース番号、属性のコスト及び波長の各
項目が設けられており、光XC装置A及び光XC装置B
は光リンクの両端の装置を示している。
【0093】光リンク状態データベース225について
さらに詳述すると、光リンク番号「321」に対応する
記憶領域には光XC装置Aの光XC装置番号「15」及
びインタフェース(IF)番号「#3」と、光XC装置
Bの光XC装置番号「21」及びインタフェース番号
「#1」と、属性のコスト「2」及び波長「任意」とが
格納されている。
【0094】光リンク番号「322」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「16」及びイン
タフェース(IF)番号「#3」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「22」及びインタフェース番号「#1」
と、属性のコスト「2」及び波長「任意」とが格納され
ている。
【0095】光リンク番号「323」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「25」及びイン
タフェース(IF)番号「#3」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「41」及びインタフェース番号「#1」
と、属性のコスト「2」及び波長「任意」とが格納され
ている。
【0096】光リンク番号「324」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「26」及びイン
タフェース(IF)番号「#2」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「35」及びインタフェース番号「#4」
と、属性のコスト「2」及び波長「任意」とが格納され
ている。
【0097】光リンク番号「325」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「34」及びイン
タフェース(IF)番号「#3」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「42」及びインタフェース番号「#2」
と、属性のコスト「2」及び波長「任意」とが格納され
ている。
【0098】光リンク番号「326」に対応する記憶領
域には光XC装置Aの光XC装置番号「36」及びイン
タフェース(IF)番号「#3」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「46」及びインタフェース番号「#2」
と、属性のコスト「2」及び波長「任意」とが格納され
ている。
【0099】バックボーンエリア内ルーティングプロト
コルは、仮想隣接光リンク状態データベース226(図
9参照)と光リンク状態データベース225(図10参
照)とを基にバックボーンエリア内の全てのエリア境界
光XC装置へ至る最適経路を計算し、ルーティングテー
ブル224(図11参照)に保持する。
【0100】バックボーンエリア内ルーティングプロト
コルの最適経路の計算においては、管理者(集中管理装
置、手動設定)によって設定された制約(constr
aint)条件下で総コストを最小化する始点エリア境
界光XC装置から終点エリア境界光XC装置へ至る光リ
ンクの組を求める。総コストは経路を構成する光リンク
のコストの合計値である。制約は光通信ネットワークや
光XC装置の特性に依存し、運用する光通信ネットワー
クごとに異なる制約を設定することもある。
【0101】本実施例では2つの制約を導入する。第一
の制約は「経路の両端に仮想隣接光リンクを使用しな
い」である。仮想隣接光リンクは同一エリアに属する2
つのエリア境界光XC装置間に設定されており、経路の
両端に使用するとバックボーンエリア内の経路にならな
いからである。第二の制約は「経路上で仮想隣接光リン
クを2つ続けて使用しない」である。仮想隣接光リンク
の両端のエリア境界光XC装置間には接続性の制限がな
いことが保証されているが、2つ繋いだ仮想隣接光リン
クの両端の境界光XC装置間では接続性の制限がある場
合もあるからである。これらの制約を導入することによ
って、エリア内部での接続性の制限をバックボーンエリ
ア内部の最適経路の計算に正確に反映する。
【0102】図11は図4のエリア境界光XC装置21
のバックボーンエリア内ルーティングプロトコルのルー
ティングテーブル224の構成例を示す図である。図1
1において、ルーティングテーブル224には始点光X
C装置の光XC装置番号及びインタフェース(IF)番
号、終点光XC装置の光XC装置番号及びインタフェー
ス番号、中継光XC装置、総コストの各項目が設けられ
ている。
【0103】このルーティングテーブル224について
さらに詳述すると、始点光XC装置の光XC装置番号
「21」及びインタフェース番号「#1」と、終点光X
C装置の光XC装置番号「15」及びインタフェース番
号「#3」とで示される経路に対応する記憶領域には中
継光XC装置「15」と、総コスト「2」とが格納され
ている。
【0104】始点光XC装置の光XC装置番号「21」
及びインタフェース番号「#1」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「35」及びインタフェース番号「#
3」とで示される経路に対応する記憶領域には中継光X
C装置「15−16−22−25−41−42−35」
と、総コスト「13」とが格納されている。
【0105】始点光XC装置の光XC装置番号「21」
及びインタフェース番号「#1」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「36」及びインタフェース番号「#
3」とで示される経路に対応する記憶領域には中継光X
C装置「15−16−22−26−35−41−42−
36」と、総コスト「15」とが格納されている。
【0106】始点光XC装置の光XC装置番号「21」
及びインタフェース番号「#1」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「41」及びインタフェース番号「#
1」とで示される経路に対応する記憶領域には中継光X
C装置「15−16−22−25−41」と、総コスト
「10」とが格納されている。
【0107】始点光XC装置の光XC装置番号「21」
及びインタフェース番号「#1」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「42」及びインタフェース番号「#
4」とで示される経路に対応する記憶領域には中継光X
C装置「15−16−22−26−35−42」と、総
コスト「11」とが格納されている。
【0108】始点光XC装置の光XC装置番号「21」
及びインタフェース番号「#1」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「46」及びインタフェース番号「#
2」とで示される経路に対応する記憶領域には中継光X
C装置「15−16−22−26−35−36−46」
と、総コスト「12」とが格納されている。
【0109】光XC装置21から光XC装置21,2
2,25,26へは、バックボーンエリアを介さずにエ
リア#2内部で到達可能なので記載せず、「エリア内で
到達可能」を中継光XC装置の情報として格納する。光
XC装置21から光XC装置16へは、上記の制約のも
のでは、光パスを設定することができず到達不可能とな
るので、「到達不可能」を中継光XC装置の情報として
格納する。
【0110】図12は図2のエリア境界光XC装置15
のバックボーンエリア内ルーティングプロトコルのルー
ティングテーブルの構成例を示す図である。図12にお
いて、このルーティングテーブルには始点光XC装置の
光XC装置番号及びインタフェース(IF)番号、終点
光XC装置の光XC装置番号及びインタフェース番号、
中継光XC装置、総コストの各項目が設けられている。
【0111】このルーティングテーブルについてさらに
詳述すると、始点光XC装置の光XC装置番号「15」
及びインタフェース番号「#3」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「21」及びインタフェース番号「#
1」とで示される経路に対応する記憶領域には中継光X
C装置「21」と、総コスト「2」とが格納されてい
る。
【0112】始点光XC装置の光XC装置番号「15」
及びインタフェース番号「#3」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「26」及びインタフェース番号「#
2」とで示される経路に対応する記憶領域には中継光X
C装置「21−25−41−42−35−26」と、総
コスト「11」とが格納されている。
【0113】始点光XC装置の光XC装置番号「15」
及びインタフェース番号「#3」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「35」及びインタフェース番号「#
3」とで示される経路に対応する記憶領域には中継光X
C装置「21−25−41−42−35」と、総コスト
「9」とが格納されている。
【0114】始点光XC装置の光XC装置番号「15」
及びインタフェース番号「#3」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「41」及びインタフェース番号「#
1」とで示される経路に対応する記憶領域には中継光X
C装置「21−25−41」と、総コスト「6」とが格
納されている。
【0115】始点光XC装置の光XC装置番号「15」
及びインタフェース番号「#3」と、終点光XC装置の
光XC装置番号「46」及びインタフェース番号「#
2」とで示される経路に対応する記憶領域には中継光X
C装置「21−25−41−42−35−36−46」
と、総コスト「12」とが格納されている。
【0116】光XC装置15から光XC装置15,16
へは、バックボーンエリアを介さずにエリア#1内部で
到達可能なので記載せず、「エリア内で到達可能」を中
継光XC装置の情報として格納する。光XC装置15か
ら光XC装置22,25,36,42へは、上記の制約
のものでは、光パスを設定することができず到達不可能
となるので、「到達不可能」を中継光XC装置の情報と
して格納する。
【0117】図13は図3及び図4のエリア内ルーティ
ングプロトコル処理部120,220の処理動作を示す
フローチャートであり、図14及び図15は図4のバッ
クボーンエリア内ルーティングプロトコル処理部223
の処理動作を示すフローチャートである。これら図4〜
図14を参照して光通信ネットワーク1が起動後、図5
〜図12に示すような各光XC装置内のテーブル等を構
成していく手順について説明する。
【0118】尚、図13に示す処理は各光XC装置11
〜16,21〜26,31〜36,41〜46で実行さ
れ、図14に示す処理は各エリア境界光XC装置15,
16,21,22,25,26,35,36,41,4
2,46で実行される。以下の説明では光XC装置11
及びエリア境界光XC装置21について述べるが、他の
光XC装置12〜16,22〜26,31〜36,41
〜46でも同様にしてテーブル等が構成される。
【0119】光XC装置11,21において、エリア内
ルーティングプロトコル処理部120,220は領域#
1,#2内で制御チャネルを使用して光リンク状態情報
を交換しながら(図13ステップS1)、エリア領域内
ルーティングプロトコルの光リンク状態データベース1
22,222を構成する(図13ステップS2)。
【0120】エリア内ルーティングプロトコル処理部1
20,220は領域#1,#2の光リンク状態データベ
ース122,222を基に領域#1,#2内の全ての光
XC装置へ至る最適経路を計算し(図13ステップS
3)、ルーティングテーブル121,221を構成する
(図13ステップS4)。尚、領域#3,#4について
も、領域#1,#2と同様にして、エリア領域内ルーテ
ィングプロトコルの光リンク状態データベースやルーテ
ィングテーブルが構成される。
【0121】続いて、エリア境界光XC装置21におい
て、バックボーンエリア内ルーティングプロトコル処理
部223は領域#2のルーティングテーブルを基に接続
制限の無い領域境界光XC装置を収集し、その間に仮想
隣接光リンクを設定する(図14ステップS11)。
【0122】バックボーンエリア内ルーティングプロト
コル処理部223は領域境界光XC装置間、仮想隣接光
リンク、NNI制御チャネルに対応する領域境界をまた
ぐ光リンクをバックボーンエリアとして設定し(図14
ステップS12)、領域境界光XC装置をエリア境界光
XC装置とし、領域をエリアとして再定義する(図14
ステップS13)。
【0123】その後に、バックボーンエリア内ルーティ
ングプロトコル処理部223はバックボーンエリア内で
エリア境界光XC装置間で制御チャネルを使用して光リ
ンク状態情報を交換しながら(図14ステップS1
4)、バックボーンエリア内ルーティングプロトコルの
光リンク状態データベース225を構成し(図14ステ
ップS15)、さらに交換される光リンク状態情報を基
にバックボーンエリア内ルーティングプロトコルの仮想
隣接光リンク状態データベース226を構成する(図1
4ステップS16)。
【0124】また、バックボーンエリア内ルーティング
プロトコル処理部223は上記のステップS15,S1
6で構成した光リンク状態データベース225と仮想隣
接光リンク状態データベース226とを基にバックボー
ンエリア内の全ての光XC装置へ至る最適経路を計算し
(図14ステップS17)、ルーティングテーブル22
4を構成する(図14ステップS18)。
【0125】さらに、バックボーンエリア内ルーティン
グプロトコル処理部223はエリア内ルーティングプロ
トコル処理部220のルーティングテーブル221から
エリア#2に属する光XC装置の一覧を収集し(図15
ステップS31)、その一覧をバックボーンエリア内で
エリア境界光XC装置間で制御チャネルを使用して交換
する(図15ステップS32)。
【0126】バックボーンエリア内ルーティングプロト
コル処理部223はエリア境界光XC装置間で交換され
る各エリア#1〜#4に属する光XC装置の一覧が記載
された装置登録テーブル227を構成する(図15ステ
ップS33)。
【0127】図16は本発明の一実施例による光通信ネ
ットワーク1における光パスの設定を説明するための図
であり、図17は本発明の一実施例による光XC装置の
処理動作を示すフローチャートであり、図18及び図1
9は本発明の一実施例によるエリア境界光XC装置の処
理動作を示すフローチャートである。これら図16〜図
19を参照して、ユーザ装置51からユーザ装置72へ
至る光パスの設定を要求された光通信ネットワーク1
が、光XC装置11から光XC装置32へ至る光パスの
設定の手順について説明する。
【0128】必ず光パスの経路はエリア内で閉じた経路
か、始点エリア(source area)からバック
ボーンエリアを経由して終点エリア(destinat
ion area)へ至る経路かのいずれかになる。経
路の設定は一回で成功するとは限らず、成功するまで複
数回の試行を行う場合がある。
【0129】まず、「1回目の試行」の場合、始点光X
C装置11はエリア内ルーティングプロトコルのルーテ
ィングテーブル121を参照して終点光XC装置32及
び中継経路を検索する(図17ステップS41,S4
2)。この検索によって終点光XC装置32を発見する
ことができれば(図17ステップS43,S44)、始
点光XC装置11はエリア#1内で中継経路に沿って光
パスを設定する制御メッセージを発行して光パスを設定
し(図17ステップS45)、処理を終了する。
【0130】しかしながら、上記の検索によって終点光
XC装置32を発見することができたが、到達不可能で
あることがわかれば(図17ステップS44)、始点光
XC装置11はユーザ装置51にエラーを通知する制御
メッセージを返送し(図17ステップS47)、処理を
終了する。
【0131】上記以外の場合、つまり終点光XC装置3
2が自エリア(エリア#1)内になければ(図17ステ
ップS43)、始点光XC装置11は最も近いバックボ
ーンエリアのエリア境界光XC装置15へ至る中継経路
に沿って終点光XC装置32へ至る光パス設定を要求す
る制御メッセージを発行する(図16の処理A)(図1
7ステップS46)。
【0132】エリア境界光XC装置15は光XC装置1
1からの終点光XC装置32へ至る光パス設定を要求す
る制御メッセージを受けると(図18ステップS51,
52)、装置登録テーブルを参照して終点光XC装置3
2がエリア#3に属し、バックボーンエリアからエリア
#3へ到達するためのエリア境界光XC装置が光XC装
置35,36であることを検索する(図8参照)(図1
8ステップS53)。
【0133】続いて、エリア境界光XC装置15はバッ
クボーンエリア内ルーティングプロトコルのルーティン
グテーブルを参照して光XC装置35,36及び中継経
路を検索する(図12参照)(図18ステップS5
4)。
【0134】この場合、光XC装置36は到達不可能で
あるため、エリア境界光XC装置15はルーティングテ
ーブルで検索した光XC装置35へ至る中継経路(光X
C装置21−25−41−42−35)に沿って終点光
XC装置32へ至る光パス設定を要求する制御メッセー
ジを発行し、中継経路の先頭に示されるエリア境界光X
C装置21へ送信する(図16の処理B)(図18ステ
ップS55)。
【0135】エリア境界光XC装置21はエリア境界光
XC装置15からの終点光XC装置32へ至る光パス設
定を要求する制御メッセージを受けると(図18ステッ
プS51,S52,S56)、バックボーンエリア内ル
ーティングプロトコルのルーティングテーブル224を
参照して中継経路に示される次のエリア境界光XC装置
25を検索する。エリア境界光XC装置25はエリア#
2内で到達可能であることがわかり、中継経路に使用さ
れている光リンク(光XC装置21−25)が仮想隣接
光リンクであることがわかる。次に、エリア内ルーティ
ングプロトコルのルーティングテーブル221を検索し
(図18ステップS57)、光XC装置35へ至る中継
経路に使用されている仮想隣接光リンク(光XC装置2
1−25)をエリア#2内の中継経路(光XC装置21
−23−25)に変換する(図6参照)(図18ステッ
プS58)。エリア境界光XC装置21は制御メッセー
ジを検索した中継経路に沿って光XC装置23,25へ
転送する(図18ステップS59)。
【0136】エリア境界光XC装置25はエリア境界光
XC装置21からの光XC装置35へ至る中継経路に沿
って終点光XC装置32へ至る光パス設定を要求する制
御メッセージを受けると(図18ステップS51,S5
2)、エリア#4のエリア境界光XC装置41へ転送す
る(図16の処理C)(図18ステップS53〜S5
5)。
【0137】エリア境界光XC装置41はエリア境界光
XC装置25からの光XC装置35へ至る中継経路に沿
って終点光XC装置32へ至る光パス設定を要求する制
御メッセージを受けると(図18ステップS51,S5
2,S56)、エリア境界光XC装置21と同様の手順
でエリア内ルーティングプロトコルのルーティングテー
ブルを検索し(図18ステップS57)、光XC装置3
5へ至る中継経路に使用されている仮想隣接光リンク
(光XC装置41−42)をエリア#4内の中継経路
(光XC装置41−42)に変換し(図18ステップS
58)、その検索した中継経路に沿って制御メッセージ
を転送する(図18ステップS59)。
【0138】エリア境界光XC装置42はエリア境界光
XC装置41からの光XC装置35へ至る中継経路に沿
って終点光XC装置32へ至る光パス設定を要求する制
御メッセージを受けると(図18ステップS51,S5
2)、その制御メッセージをエリア#3のエリア境界光
XC装置35に転送する(図16の処理C)(図18ス
テップS53〜S55)。この場合には、上記のエリア
#2と異なり、仮想隣接光リンクがエリア#4内の中継
経路と一致する。
【0139】エリア境界光XC装置35はエリア境界光
XC装置42からの終点光XC装置32へ至る光パス設
定を要求する制御メッセージを受けると(図18ステッ
プS51,S52,S56)、エリア内ルーティングプ
ロトコルのルーティングテーブルを参照して終点光XC
装置32及び中継経路を検索する(図19ステップS6
2)。この検索によって終点光XC装置32を発見する
ことができれば(図19ステップS63)、エリア境界
光XC装置35はエリア#3内でルーティングテーブル
で検索した中継経路に沿って光パスを設定する制御メッ
セージを発行し(図19ステップS64)、制御メッセ
ージを終点光XC装置32へ送信して光パスを設定し
(図19ステップS65)、処理を終了する。
【0140】上記以外の場合、つまり検索によって終点
光XC装置32を発見することができなければ、あるい
はエリア#3に属しているが到達不可能であれば(図1
9ステップS63)、エリア境界光XC装置35は終点
光XC装置32が到達不可能なので、設定失敗を通知す
る制御メッセージを上記の中継経路を逆に辿って始点光
XC装置11に返送する(図16の処理D)(図19ス
テップS66)。上記の中継経路上にあるエリア境界光
XC装置42,41,25,21,15では設定失敗を
通知する制御メッセージをそのまま始点光XC装置11
に転送する(図18ステップS60,S61)。
【0141】始点光XC装置11は設定失敗を通知する
制御メッセージを受けると(図17ステップS41,S
48)、「2回目の試行」に移る。この場合、始点光X
C装置11はバックボーンエリアのエリア境界光XC装
置16へ至る中継経路に沿って光パス設定を要求する制
御メッセージを発行する(図16の処理A’)(図17
ステップS49)。
【0142】エリア境界光XC装置16は装置登録テー
ブルとバックボーンエリア内ルーティングプロトコルの
ルーティングテーブルとを参照して光XC装置36へ至
る中継経路に沿って光パス設定を要求する制御メッセー
ジを発行する(図16の処理B’)(図18ステップS
51〜S55)。
【0143】エリア境界光XC装置22,42はエリア
内ルーティングプロトコルのルーティングテーブルを参
照して、中継経路に使用されている仮想隣接光リンクを
エリア2内の中継経路に変換して制御メッセージを転送
する(図16の処理C’)(図18ステップS51〜,
S52,S56〜S59)。
【0144】エリア境界光XC装置36はエリア内ルー
ティングプロトコルのルーティングテーブルを参照して
終点光XC装置32及び中継経路を検索し、領域#3内
で中継経路に沿って光パス設定を要求する制御メッセー
ジを発行して光パスを設定する(図16の処理D’)
(図18ステップS51,S52,S56及び図19ス
テップS62〜S65)。
【0145】実際の光パスの設定は光パス設定を要求す
る制御メッセージの転送と平行して、始点光XC装置1
1から終点光XC装置32へ向けて順次行うこともでき
るが、光パス設定を要求する制御メッセージが終点光X
C装置32まで届いた後に行う方法もある。また、光パ
スの設定失敗を通知する制御メッセージだけでなく、光
パスの設定成功を通知する制御メッセージを始点光XC
装置11へ返送する場合もある。
【0146】このように、本実施例では、バックボーン
エリア内ルーティングプロトコルが、中継エリア内部で
の接続制限をバックボーンエリア内の仮想隣接光リンク
として考慮しているので、中継エリア内部での接続制限
が原因となって光パスの設定が失敗することをなくすこ
とができ、いかなる中継経路を使用しても光パスが設定
できないことを速やかに判断することができる。
【0147】光パスの設定が失敗する原因は終点エリア
内部での接続制限だけである。始点エリア内部での接続
制限が原因となる場合には、どのような最適経路の計算
をしても光パスの設定は不可能である。
【0148】図20は本発明の他の実施例によるエリア
境界光XC装置の装置登録テーブルの構成例を示す図で
ある。本発明の他の実施例による光通信ネットワークや
光XC装置の構成は上述した本発明の一実施例と同様で
あるが、装置登録テーブル227についてさらに工夫し
ている。図20において、装置登録テーブル227には
エリア境界光XC装置15,16,21,22,25,
26,35,36,41,42,46毎にそのエリア境
界光XC装置から到達可能な光XC装置を記載してい
る。
【0149】この装置登録テーブルについてさらに詳述
すると、エリア番号「#1」及びエリア境界光XC装置
「15」に対応する記憶領域には光XC装置番号「1
1」,「12」,「13」,「14」,「16」が、エ
リア番号「#1」及びエリア境界光XC装置「16」に
対応する記憶領域には光XC装置番号「11」,「1
2」,「13」,「14」,「15」がそれぞれ格納さ
れている。
【0150】エリア番号「#2」及びエリア境界光XC
装置「21」に対応する記憶領域には光XC装置番号
「22」,「23」,「24」,「25」が、エリア番
号「#2」及びエリア境界光XC装置「22」に対応す
る記憶領域には光XC装置番号「21」,「23」,
「24」,「25」,「26」が、エリア番号「#2」
及びエリア境界光XC装置「25」に対応する記憶領域
には光XC装置番号「21」,「22」,「23」,
「24」,「26」が、エリア番号「#2」及びエリア
境界光XC装置「26」に対応する記憶領域には光XC
装置番号「22」,「23」,「24」,「25」がそ
れぞれ格納されている。
【0151】エリア番号「#3」及びエリア境界光XC
装置「35」に対応する記憶領域には光XC装置番号
「31」,「33」,「34」,「36」が、エリア番
号「#3」及びエリア境界光XC装置「36」に対応す
る記憶領域には光XC装置番号「31」,「32」,
「33」,「34」,「35」がそれぞれ格納されてい
る。
【0152】エリア番号「#4」及びエリア境界光XC
装置「41」に対応する記憶領域には光XC装置番号
「42」,「43」,「44」,「45」が、エリア番
号「#4」及びエリア境界光XC装置「42」に対応す
る記憶領域には光XC装置番号「41」,「43」,
「44」,「45」,「46」が、エリア番号「#4」
及びエリア境界光XC装置「46」に対応する記憶領域
には光XC装置番号「42」,「43」,「44」,
「45」がそれぞれ格納されている。
【0153】例えば、光XC装置32へ到達するために
は、エリア境界光XC装置として光XC装置35ではな
く、光XC装置36を経由しなければならないことがわ
かる。このように、本実施例の装置登録テーブル227
を用いて、この装置登録テーブル227とバックボーン
エリア内ルーティングプロトコルのルーティングテーブ
ルとを参照することによって、中継エリア内部での接続
制限だけでなく、終点エリア内部での接続制限が原因と
なって光パスの設定が失敗することをなくすことがで
き、いかなる中継経路を使用しても光パスが設定できな
いことを速やかに判断することができる。光パスの設定
が失敗する原因は、始点エリア内部での接続制限だけで
ある。
【0154】図21は本発明の他の実施例による光通信
ネットワーク1における光パスの設定を説明するための
図である。この図21を参照して、ユーザ装置51から
ユーザ装置72へ至る光パスの設定を要求された光通信
ネットワーク1が、光XC装置11から光XC装置32
へ至る光パスを設定する手順について説明する。
【0155】上述した本発明の一実施例による光パスの
設定(図16参照)と同様に、エリア境界光XC装置1
5が装置登録テーブルとバックボーンエリア内ルーティ
ングプロトコルのルーティングテーブルとを参照し、エ
リア#3へ至る中継経路を検索する。
【0156】この時点で、エリア境界光XC装置15か
らはエリア#3のエリア境界光XC装置35へのみ到達
可能で、エリア境界光XC装置35から光XC装置32
へは到達不可能であることがわかる。そこで、エリア境
界光XC装置15は始点光XC装置11に設定失敗を通
知する制御メッセージを返送する(図21の処理A”,
B”)。
【0157】始点光XC装置11は設定失敗を通知する
制御メッセージを受けると、上述した本発明の一実施例
による光パスの設定(図16の処理A’〜D’)と同様
にして、終点光XC装置32への光パスを設定する。
【0158】本実施例は本発明の一実施例と比較して、
始点光XC装置11が設定失敗を通知する制御メッセー
ジを受信して、再試行を開始するまでの時間が短縮され
るので、光パスの設定に要する合計の時間が短くなる。
【0159】図22は本発明の別の実施例による光通信
ネットワークの動作を説明するための図である。図22
において、本発明の別の実施例による光通信ネットワー
クの構成は、上述した本発明の一実施例による光通信ネ
ットワーク1の構成と同様であるが、最適経路の計算に
ついてさらに工夫している。つまり、本発明の別の実施
例では始点エリア、バックボーンエリア、終点エリアに
またがった最適経路の計算を行うために、装置登録テー
ブルに代わりサマリ光リンク状態情報(summary
LSA)を導入している。図22においてはエリア境
界光XC装置35から他の光XC装置へサマリ光リンク
状態情報が公告される様子を示している。
【0160】図23は図22のエリア境界光XC装置3
5がバックボーンエリアへ公告するエリア#3のサマリ
光リンク状態情報を示す図である。図23において、サ
マリ光リンク状態情報はエリア境界光XC装置35がバ
ックボーンエリアへ公告するエリア#3の光リンク状態
情報の要約を示しており、光XC装置Aの光XC装置番
号及びインタフェース(IF)番号、光XC装置Bの光
XC装置番号及びインタフェース番号、属性のコスト及
び波長の各項目を持ち、光XC装置A及び光XC装置B
は光リンクの両端の装置を示している。
【0161】このサマリ光リンク状態情報についてさら
に詳述すると、光XC装置Aの光XC装置番号「35」
及びインタフェース番号「#1」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「31」及びインタフェース番号「#3」
とに対応する記憶領域には属性のコスト「2」及び波長
「λ3」が格納されている。
【0162】光XC装置Aの光XC装置番号「35」及
びインタフェース番号「#2」と、光XC装置Bの光X
C装置番号「33」及びインタフェース番号「#3」と
に対応する記憶領域には属性のコスト「1」及び波長
「λ3」が格納されている。
【0163】光XC装置Aの光XC装置番号「35」及
びインタフェース番号「#2」と、光XC装置Bの光X
C装置番号「34」及びインタフェース番号「#3」と
に対応する記憶領域には属性のコスト「2」及び波長
「λ3」が格納されている。
【0164】光XC装置Aの光XC装置番号「35」及
びインタフェース番号「#2」と、光XC装置Bの光X
C装置番号「36」及びインタフェース番号「#4」と
に対応する記憶領域には属性のコスト「1」及び波長
「λ3」が格納されている。
【0165】図24は図22のエリア境界光XC装置1
5がエリア#1へ公告するエリア#3のサマリ光リンク
状態情報を示す図である。図24において、サマリ光リ
ンク状態情報はエリア境界光XC装置15がエリア#1
へ公告するエリア#3の光リンク状態情報の要約を示し
ており、光XC装置Aの光XC装置番号及びインタフェ
ース(IF)番号、光XC装置Bの光XC装置番号及び
インタフェース番号、属性のコスト及び波長の各項目を
持ち、光XC装置A及び光XC装置Bは光リンクの両端
の装置を示している。
【0166】このサマリ光リンク状態情報についてさら
に詳述すると、光XC装置Aの光XC装置番号「15」
及びインタフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「31」及びインタフェース番号「#3」
とに対応する記憶領域には属性のコスト「11」及び波
長「任意」が格納されている。
【0167】光XC装置Aの光XC装置番号「15」及
びインタフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光X
C装置番号「33」及びインタフェース番号「#3」と
に対応する記憶領域には属性のコスト「10」及び波長
「任意」が格納されている。
【0168】光XC装置Aの光XC装置番号「15」及
びインタフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光X
C装置番号「34」及びインタフェース番号「#3」と
に対応する記憶領域には属性のコスト「11」及び波長
「任意」が格納されている。
【0169】光XC装置Aの光XC装置番号「15」及
びインタフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光X
C装置番号「35」及びインタフェース番号「#3」と
に対応する記憶領域には属性のコスト「9」及び波長
「任意」が格納されている。
【0170】光XC装置Aの光XC装置番号「15」及
びインタフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光X
C装置番号「36」及びインタフェース番号「#4」と
に対応する記憶領域には属性のコスト「10」及び波長
「任意」が格納されている。
【0171】図25は図22のエリア境界光XC装置1
6がエリア#1へ公告するエリア#3のサマリ光リンク
状態情報を示す図である。図25において、サマリ光リ
ンク状態情報はエリア境界光XC装置16がエリア#1
へ公告するエリア#3の光リンク状態情報の要約を示し
ており、光XC装置Aの光XC装置番号及びインタフェ
ース(IF)番号、光XC装置Bの光XC装置番号及び
インタフェース番号、属性のコスト及び波長の各項目を
持ち、光XC装置A及び光XC装置Bは光リンクの両端
の装置を示している。
【0172】このサマリ光リンク状態情報についてさら
に詳述すると、光XC装置Aの光XC装置番号「16」
及びインタフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光
XC装置番号「31」及びインタフェース番号「#3」
とに対応する記憶領域には属性のコスト「8」及び波長
「任意」が格納されている。
【0173】光XC装置Aの光XC装置番号「16」及
びインタフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光X
C装置番号「32」及びインタフェース番号「#3」と
に対応する記憶領域には属性のコスト「14」及び波長
「任意」が格納されている。
【0174】光XC装置Aの光XC装置番号「16」及
びインタフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光X
C装置番号「33」及びインタフェース番号「#3」と
に対応する記憶領域には属性のコスト「7」及び波長
「任意」が格納されている。
【0175】光XC装置Aの光XC装置番号「16」及
びインタフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光X
C装置番号「34」及びインタフェース番号「#3」と
に対応する記憶領域には属性のコスト「8」及び波長
「任意」が格納されている。
【0176】光XC装置Aの光XC装置番号「16」及
びインタフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光X
C装置番号「35」及びインタフェース番号「#4」と
に対応する記憶領域には属性のコスト「6」及び波長
「任意」が格納されている。
【0177】光XC装置Aの光XC装置番号「16」及
びインタフェース番号「#3」と、光XC装置Bの光X
C装置番号「36」及びインタフェース番号「#4」と
に対応する記憶領域には属性のコスト「7」及び波長
「任意」が格納されている。
【0178】これら図22〜図25を参照して本発明の
別の実施例による光通信ネットワークにおいてエリア境
界光XC装置35から他の光XC装置へサマリ光リンク
状態情報を公告する動作について説明する。
【0179】エリア境界光XC装置35はエリア内ルー
ティングプロトコルのルーティングテーブルを基に、エ
リア#3内の到達可能な全ての光XC装置の一覧と中継
経路のエリア内での総コストを記載したエリア#3のサ
マリ光リンク状態情報を構成する(図22の処理a)。
次に、エリア#3のサマリ光リンク状態情報をバックボ
ーンエリア内の全てのエリア境界光XC装置へ公告する
(図22の処理b)。
【0180】エリア#3のサマリ光リンク状態情報を受
信したエリア境界光XC装置は、バックボーンエリア内
ルーティングプロトコルのルーティングテーブルと結合
してエリア#3のサマリ光リンク状態情報を再構成する
(図22の処理c)。エリア境界光XC装置15,16
は再構成したエリア#3のサマリ光リンク状態情報をエ
リア#1内部の全ての光XC装置へ公告する(図22の
処理d)。
【0181】エリア境界光XC装置15,16における
サマリ光リンク状態情報の再構成は、バックボーンエリ
ア内ルーティングプロトコルのルーティングテーブルを
使用してエリア境界光XC装置15,16からエリア#
3の光XC装置への経路の総コストを再計算するか、エ
リア境界光XC装置15,16の仮想隣接光リンク状態
データベースと光リンク状態データベースとに記載され
た光リンク状態情報とエリア#3のサマリ光リンク状態
情報とを使用して最適経路の計算をやり直すかのいずれ
かによって実現される。サマリ光リンク状態情報は光リ
ンク状態データベースに追加して記載してもよい。
【0182】再構成したエリア#3のサマリ光リンク状
態を受信した光XC装置11は光XC装置16を経由し
て光XC装置32へ至る光パスが設定可能であることが
わかり、光パス設定の失敗を回避することができる。こ
れは、始点エリア、バックボーンエリア、終点エリア全
ての接続制限を考慮したことと等価である。また、光X
C装置32へ至る経路全体のコスト最小化を行うことが
できる。上記の一連の処理の中で処理cまでを行い、処
理dを省略してもよい。
【0183】図26は本発明のさらに別の実施例による
エリア境界光XC装置35がバックボーンエリアへ公告
するエリア#3のサマリ光リンク状態情報を示す図であ
る。図24において、サマリ光リンク状態情報はエリア
境界光XC装置35がバックボーンエリアへ公告するエ
リア#3の光リンク状態情報の要約を示しており、光X
C装置Aの光XC装置番号、光XC装置Bの光XC装置
番号、属性のコストの各項目を持ち、光XC装置A及び
光XC装置Bは光リンクの両端の装置を示している。
【0184】このサマリ光リンク状態情報についてさら
に詳述すると、光XC装置Aの光XC装置番号「36」
と、光XC装置Bの光XC装置番号「31,33,3
4,36」とに対応する記憶領域には属性のコストが格
納されている。
【0185】本発明のさらに別の実施例による光通信ネ
ットワークの構成は、上述した本発明の一実施例による
構成と同様であるが、サマリ光リンク状態情報について
さらに工夫している。
【0186】上記のサマリ光リンク状態情報ではコスト
を光XC装置毎に個別に記載するのではなく、代表とし
てコストの最大値を記載する。その結果、サマリ光リン
ク状態情報の情報量が減り、光XC装置はより多数のサ
マリ光リンク状態情報を処理することができるようにな
るので、制御チャネルの負荷を軽くし、光通信ネットワ
ークのスケーラビリティの向上にも有効である。上記い
ずれの実施例においても予め光リンク状態情報から最適
経路を計算してルーティングテーブルを作成したが、ユ
ーザ装置から光パスの設定要求が発生した時点で初めて
最適経路を計算してルーティングテーブルを作成する方
法もある。また、キャッシュメモリとして機能する小容
量のルーティングテーブルを用意し、ルーティングテー
ブルに記載されていない終点光XC装置への最適経路は
光パスの設定要求が発生した時点で計算する方法もあ
る。
【0187】このように、各領域#1〜#4内部での光
XC装置間の接続性の制限に関する全ての情報を全ての
光XC装置で共有せずに、計算した経路に沿った光パス
の設定が中継領域内部での接続性の制限に依存して失敗
することのない光通信ネットワークを提供することがで
きる。
【0188】また、中継領域内部での接続性の制限を考
慮した上での光パスの経路の最適化を行うことができ、
高速に光パス設定を行うことができる光通信ネットワー
クが実現可能となる。
【0189】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光通信ネッ
トワークは、各々光パスのクロスコネクト機能を実行す
る複数のノード装置が相互接続された複数の領域から構
成され、光パスを動的に設定・開放するサービスを提供
する光通信ネットワークにおいて、領域の境界に位置す
る領域境界ノード装置と各領域内部の接続性の制限を表
現する領域境界ノード装置間の仮想隣接光リンクとから
なるバックボーンエリアに接続されたエリアに複数の領
域を再構成することによって、各領域内部での光XC装
置間の接続性の制限に関するすべての情報をすべての光
XC装置で共有することなく、かつ計算した経路に沿っ
た光パスの設定が中継領域内部での接続性の制限に依存
して失敗するのを防ぐことができるという効果が得られ
る。
【0190】本発明の他の光通信ネットワークは、上記
の構成において、始点エリアとバックボーンエリアと終
点エリアとにまたがった最適経路の計算を行うためにエ
リア内の各ノード装置への経路コストがノード装置毎に
個別に記載されたサマリ光リンク状態情報を領域境界ノ
ード装置からバックボーンエリアへ公告することによっ
て、中継領域内部での接続性の制限まで考慮した光パス
の経路の最適化を行うことができるという効果が得られ
る。
【0191】本発明の別の光通信ネットワークは、領域
境界ノード装置が、光パスの設定を要求する制御メッセ
ージの受信時に終点ノード装置が到達不可能と判断した
場合に設定失敗を通知する制御メッセージを始点ノード
装置に返送することによって、高速に光パス設定を行う
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光通信ネットワークの
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による光通信ネットワークの
構成を示すブロック図である。
【図3】図2の光XC装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図2のエリア境界光XC装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図4のエリア境界光XC装置のエリア内ルーテ
ィングプロトコルの光リンク状態データベースの構成例
を示す図である。
【図6】図4のエリア境界光XC装置のエリア内ルーテ
ィングプロトコルのルーティングテーブルの構成例を示
す図である。
【図7】図3の光XC装置のエリア内ルーティングプロ
トコルのルーティングテーブルの構成例を示す図であ
る。
【図8】図4のエリア境界光XC装置のバックボーンエ
リア内ルーティングプロトコルの装置登録テーブルの構
成例を示す図である。
【図9】図4のエリア境界光XC装置のバックボーンエ
リア内ルーティングプロトコルの仮想隣接光リンク状態
データベースの構成例を示す図である。
【図10】図4のエリア境界光XC装置のバックボーン
エリア内ルーティングプロトコルの光リンク状態データ
ベースの構成例を示す図である。
【図11】図4のエリア境界光XC装置のバックボーン
エリア内ルーティングプロトコルのルーティングテーブ
ルの構成例を示す図である。
【図12】図2のエリア境界光XC装置のバックボーン
エリア内ルーティングプロトコルのルーティングテーブ
ルの構成例を示す図である。
【図13】図3及び図4のエリア内ルーティングプロト
コル処理部の処理動作を示すフローチャートである。
【図14】図4のバックボーンエリア内ルーティングプ
ロトコル処理部の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図15】図4のバックボーンエリア内ルーティングプ
ロトコル処理部の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図16】本発明の一実施例による光通信ネットワーク
における光パスの設定を説明するための図である。
【図17】本発明の一実施例による光XC装置の処理動
作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の一実施例によるエリア境界光XC装
置の処理動作を示すフローチャートである。
【図19】本発明の一実施例によるエリア境界光XC装
置の処理動作を示すフローチャートである。
【図20】本発明の他の実施例によるエリア境界光XC
装置の装置登録テーブルの構成例を示す図である。
【図21】本発明の他の実施例による光通信ネットワー
クにおける光パスの設定を説明するための図である。
【図22】本発明の別の実施例による光通信ネットワー
クの動作を説明するための図である。
【図23】図22のエリア境界光XC装置35がバック
ボーンエリアへ公告するエリア#3のサマリ光リンク状
態情報を示す図である。
【図24】図22のエリア境界光XC装置15がエリア
#1へ公告するエリア#3のサマリ光リンク状態情報を
示す図である。
【図25】図22のエリア境界光XC装置16がエリア
#1へ公告するエリア#3のサマリ光リンク状態情報を
示す図である。
【図26】本発明のさらに別の実施例によるエリア境界
光XC装置35がバックボーンエリアへ公告するエリア
#3のサマリ光リンク状態情報を示す図である。
【図27】従来例による光通信システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図28】(a)は図27の領域#1のルーティングテ
ーブルの構成例を示す図、(b)は図27の領域#2の
ルーティングテーブルの構成例を示す図、(c)は図2
7の領域#3のルーティングテーブルの構成例を示す
図、(d)は図27の領域#4のルーティングテーブル
の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 光通信ネットワーク 11〜16,21〜26,31〜36,41〜46 光
XC装置 51,71,72,81,82 クライアント装置 111〜113,211〜213 入力インタフェース 114,214 3×3光スイッチ 115〜117,215〜217 出力インタフェース 118,218 スイッチ制御部 119,219 制御メッセージ処理部 120,220 エリア内ルーティングプロトコル処理
部 121,221 ルーティングテーブル 122,222 光リンク状態データベース 223 バックボーンエリア内ルーティングプロトコル
処理部 224 ルーティングテーブル 225 光リンク状態データベース 226 仮想隣接光リンク状態データベース 227 装置登録テーブル

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々光パスのクロスコネクト機能を実行
    する複数のノード装置が相互接続された複数の領域から
    構成され、前記光パスを動的に設定・開放するサービス
    を提供する光通信ネットワークであって、前記領域の境
    界に位置する領域境界ノード装置と各領域内部の接続性
    の制限を表現する領域境界ノード装置間の仮想隣接光リ
    ンクとからなるバックボーンエリアを有し、前記複数の
    領域を前記バックボーンエリアに接続されたエリアに再
    構成することを特徴とする光通信ネットワーク。
  2. 【請求項2】 始点エリアから前記バックボーンエリア
    を経由して終点エリアへと前記光パスを設定することを
    特徴とする請求項1記載の光通信ネットワーク。
  3. 【請求項3】 前記バックボーンエリア内の最適経路の
    計算する際に、経路上で前記仮想隣接光リンクの連続使
    用及び前記経路の両端における前記仮想隣接光リンクの
    使用の禁止を制約としたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の光通信ネットワーク。
  4. 【請求項4】 各エリアに属するノード装置の一覧を保
    持する装置登録テーブルを前記領域境界ノード装置に含
    み、前記装置登録テーブルを用いて前記光パスの終点ノ
    ード装置の所属エリアを検索することを特徴とする請求
    項1から請求項3のいずれか記載の光通信ネットワー
    ク。
  5. 【請求項5】 前記領域境界ノード装置毎にその領域境
    界ノード装置から到達可能なノード装置を一覧を保持す
    る装置登録テーブルを前記領域境界ノード装置に含み、
    前記装置登録テーブルを用いて前記光パスの終点ノード
    装置の所属エリア及び到達可能性を検索することを特徴
    とする請求項1から請求項3のいずれか記載の光通信ネ
    ットワーク。
  6. 【請求項6】 前記始点エリアと前記バックボーンエリ
    アと前記終点エリアとにまたがった最適経路の計算を行
    うために前記エリア内の各ノード装置への経路コストが
    前記ノード装置毎に個別に記載されたサマリ光リンク状
    態情報を前記領域境界ノード装置から前記バックボーン
    エリアへ公告することを特徴とする請求項1から請求項
    5のいずれか記載の光通信ネットワーク。
  7. 【請求項7】 前記始点エリアと前記バックボーンエリ
    アと前記終点エリアとにまたがった最適経路の計算を行
    うために前記エリア内の各ノード装置への経路コストの
    最大値が記載されたサマリ光リンク状態情報を前記領域
    境界ノード装置から前記バックボーンエリアへ公告する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか記載
    の光通信ネットワーク。
  8. 【請求項8】 前記領域境界ノード装置は、前記光パス
    の設定を要求する制御メッセージの受信時に前記装置登
    録テーブルを用いて終点ノード装置及びその中継経路を
    検索することを特徴とする請求項4から請求項7のいず
    れか記載の光通信ネットワーク。
  9. 【請求項9】 前記領域境界ノード装置は、前記光パス
    の設定を要求する制御メッセージの受信時に前記終点ノ
    ード装置が到達不可能と判断した場合に設定失敗を通知
    する制御メッセージを始点ノード装置に返送することを
    特徴とする請求項8記載の光通信ネットワーク。
  10. 【請求項10】 光パスを動的に設定・開放するサービ
    スを提供する光通信ネットワークにおいて、前記光パス
    のクロスコネクト機能を実行しかつ隣接する装置に相互
    接続されることで領域を構成するノード装置であって、
    前記領域の境界に位置する領域境界ノード装置と各領域
    内部の接続性の制限を表現する領域境界ノード装置間の
    仮想隣接光リンクとからなるバックボーンエリアを経由
    して各々当該バックボーンエリアに接続された始点エリ
    アから終点エリアへと前記光パスを設定することを特徴
    とするノード装置。
  11. 【請求項11】 前記バックボーンエリア内の最適経路
    の計算する際に、経路上で前記仮想隣接光リンクの連続
    使用及び前記経路の両端における前記仮想隣接光リンク
    の使用の禁止を制約としたことを特徴とする請求項10
    記載のノード装置。
  12. 【請求項12】 自装置が前記領域の境界に位置する場
    合に、各エリアに属するノード装置の一覧を保持する装
    置登録テーブルを用いて前記光パスの終点ノード装置の
    所属エリアを検索することを特徴とする請求項10また
    は請求項11記載のノード装置。
  13. 【請求項13】 自装置が前記領域の境界に位置する場
    合に、前記領域境界ノード装置毎にその領域境界ノード
    装置から到達可能なノード装置を一覧を保持する装置登
    録テーブルを用いて前記光パスの終点ノード装置の所属
    エリア及び到達可能性を検索することを特徴とする請求
    項10または請求項11記載のノード装置。
  14. 【請求項14】 自装置が前記領域の境界に位置する場
    合に、前記始点エリアと前記バックボーンエリアと前記
    終点エリアとにまたがった最適経路の計算を行うために
    前記エリア内の各ノード装置への経路コストが前記ノー
    ド装置毎に個別に記載されたサマリ光リンク状態情報を
    前記バックボーンエリアへ公告することを特徴とする請
    求項10から請求項13のいずれか記載のノード装置。
  15. 【請求項15】 自装置が前記領域の境界に位置する場
    合に、前記始点エリアと前記バックボーンエリアと前記
    終点エリアとにまたがった最適経路の計算を行うために
    前記エリア内の各ノード装置への経路コストの最大値が
    記載されたサマリ光リンク状態情報を前記バックボーン
    エリアへ公告することを特徴とする請求項10から請求
    項13のいずれか記載のノード装置。
  16. 【請求項16】 自装置が前記領域の境界に位置する場
    合に、前記光パスの設定を要求する制御メッセージの受
    信時に前記装置登録テーブルを用いて終点ノード装置及
    びその中継経路を検索することを特徴とする請求項12
    から請求項15のいずれか記載のノード装置。
  17. 【請求項17】 自装置が前記領域の境界に位置する場
    合に、前記光パスの設定を要求する制御メッセージの受
    信時に前記終点ノード装置が到達不可能と判断した場合
    に設定失敗を通知する制御メッセージを始点ノード装置
    に返送することを特徴とする請求項16記載のノード装
    置。
  18. 【請求項18】 各々光パスのクロスコネクト機能を実
    行する複数のノード装置が相互接続された複数の領域か
    ら構成され、前記光パスを動的に設定・開放するサービ
    スを提供する光通信ネットワークのパス経路計算方法で
    あって、前記領域の境界に位置する領域境界ノード装置
    と各領域内部の接続性の制限を表現する領域境界ノード
    装置間の仮想隣接光リンクとからなるバックボーンエリ
    アに接続されたエリアに前記複数の領域を再構成するス
    テップを有することを特徴とするパス経路計算方法。
  19. 【請求項19】 始点エリアから前記バックボーンエリ
    アを経由して終点エリアへと前記光パスを設定すること
    を特徴とする請求項18記載のパス経路計算方法。
  20. 【請求項20】 前記バックボーンエリア内の最適経路
    の計算する際に、経路上で前記仮想隣接光リンクの連続
    使用及び前記経路の両端における前記仮想隣接光リンク
    の使用の禁止を制約としたことを特徴とする請求項18
    または請求項19記載のパス経路計算方法。
  21. 【請求項21】 各エリアに属するノード装置の一覧を
    保持する装置登録テーブルを用いて前記光パスの終点ノ
    ード装置の所属エリアを検索することを特徴とする請求
    項18から請求項20のいずれか記載のパス経路計算方
    法。
  22. 【請求項22】 前記領域境界ノード装置毎にその領域
    境界ノード装置から到達可能なノード装置を一覧を保持
    する装置登録テーブルを用いて前記光パスの終点ノード
    装置の所属エリア及び到達可能性を検索することを特徴
    とする請求項18から請求項20のいずれか記載のパス
    経路計算方法。
  23. 【請求項23】 前記始点エリアと前記バックボーンエ
    リアと前記終点エリアとにまたがった最適経路の計算を
    行うために前記エリア内の各ノード装置への経路コスト
    が前記ノード装置毎に個別に記載されたサマリ光リンク
    状態情報を前記領域境界ノード装置から前記バックボー
    ンエリアへ公告することを特徴とする請求項18から請
    求項22のいずれか記載のパス経路計算方法。
  24. 【請求項24】 前記始点エリアと前記バックボーンエ
    リアと前記終点エリアとにまたがった最適経路の計算を
    行うために前記エリア内の各ノード装置への経路コスト
    の最大値が記載されたサマリ光リンク状態情報を前記領
    域境界ノード装置から前記バックボーンエリアへ公告す
    ることを特徴とする請求項18から請求項22のいずれ
    か記載のパス経路計算方法。
  25. 【請求項25】 前記光パスの設定を要求する制御メッ
    セージの受信時に前記領域境界ノード装置によって前記
    装置登録テーブルを用いて終点ノード装置及びその中継
    経路を検索することを特徴とする請求項21から請求項
    24のいずれか記載のパス経路計算方法。
  26. 【請求項26】 前記光パスの設定を要求する制御メッ
    セージの受信時に前記領域境界ノード装置によって前記
    終点ノード装置が到達不可能と判断された場合に設定失
    敗を通知する制御メッセージを始点ノード装置に返送す
    ることを特徴とする請求項25記載のパス経路計算方
    法。
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