JP2003198493A - マルチキャリア送信装置及び無線基地局 - Google Patents

マルチキャリア送信装置及び無線基地局

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JP2003198493A
JP2003198493A JP2001397711A JP2001397711A JP2003198493A JP 2003198493 A JP2003198493 A JP 2003198493A JP 2001397711 A JP2001397711 A JP 2001397711A JP 2001397711 A JP2001397711 A JP 2001397711A JP 2003198493 A JP2003198493 A JP 2003198493A
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optical
carriers
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JP2001397711A
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Inventor
Yasushi Kosaka
裕史 小坂
Kazuhiko Ikeda
和彦 池田
Naoki Matsubara
直樹 松原
Takanori Mizutani
貴典 水谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作を安定させることができるマルチキ
ャリア送信装置及び無線基地局を提供すること。 【解決手段】 複数のIF周波数キャリアのうちの1つ
のIF周波数キャリアに合成手段113がローカル基準
周波数を重畳してローカル合成キャリアを生成して伝送
線路部102を介してフィルタ手段117、118に送
る。前記フィルタ手段が前記ローカル合成キャリアから
前記ローカル基準周波数を取り出してシンセサイザ手段
119−1〜119−nに与える。前記シンセサイザ手
段が前記ローカル基準周波数に基づいて複数のローカル
周波数を生成して複数の周波数混合器120−1〜12
0−nに与える。前記複数の周波数混合器が前記複数の
IFキャリアと前記シンセサイザ手段からの前記複数の
ローカル周波数とに基づいて複数のRF周波数を生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の送信信号を
出力するマルチキャリア送信装置及び無線基地局に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチキャリア送信装置として
は、図16に示すものがある。このマルチキャリア送信
装置1600は、地上無線部1601、伝送線路部16
02及び塔頂無線部1603を具備している。塔頂無線
部1603は、伝送線路部1602により地上無線部1
601に接続されている。
【0003】地上無線部1601は、複数の送信回路1
611−1〜1611−nを具備している。複数の送信
回路1611−1〜1611−nは、複数のIF周波数
キャリアを生成して送信する。
【0004】伝送線路部1602は、複数の電気光変換
手段1612−1〜1612−n、複数の光ファイバー
ケーブル1613−1〜1613−n及び複数の光電気
変換手段1614−1〜1614−nを具備している。
【0005】複数の電気光変換手段1612−1〜16
12−nは、送信回路1611−1〜1611−nの出
力のIF周波数キャリアとを光信号に変換する。複数の
光ファイバーケーブル1613−1〜1613−nは、
複数の電気光変換手段1612−1〜1612−nの出
力を伝送する。複数の光電気変換手段1614−1〜1
614−nは、光ファイバーケーブル1613−1〜1
613−nからの光信号をIF周波数キャリアに変換す
る。
【0006】塔頂無線部1603は、ローカル基準周波
数発振器1615、複数のシンセサイザ1616−1〜
1616−n、複数の周波数混合器1617−1〜16
17−n及び複数のRF段増幅器1618−1〜161
8−nを具備している。
【0007】複数のシンセサイザ1616−1〜161
6−nは、ローカル基準周波数発振器1615からのロ
ーカル基準周波数に基づいて複数のローカル周波数を生
成して複数の周波数混合器1617−1〜1617−n
に与える。複数の周波数混合器1617−1〜1617
−nは、複数のシンセサイザ1616−1〜1616−
nからの複数のローカル周波数及び複数の光電気変換手
段1614−1〜1614−nからの複数のIF周波数
キャリアに基づいて複数のRF周波数を生成して複数の
RF段増幅器1618−1〜1618−nに与える。複
数のRF段増幅器1618−1〜1618−nは、複数
の周波数混合器1617−1〜1617−nからのRF
周波数を所定の増幅率で増幅して送信する。
【0008】この従来のマルチキャリア送信装置160
0においては、マルチキャリアの送信信号の精度を向上
するために、塔頂無線部1603にローカル周波数発振
回路1615を設置し、このローカル周波数発振回路1
615を用いてマルチキャリアを各IF周波数からRF
周波数に変換している。この従来のマルチキャリア送信
装置1600は、例えば、特開平10−316264号
公報に示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マルチキャリア送信装置においては、塔頂無線部160
3が通常屋外の地上数十mの位置に配置されるから、塔
頂無線部1603の周囲の温度及び湿度変化が大きいた
め、塔頂無線部1603の内部に配置されているローカ
ル周波数発振回路1615が大きい温度及び湿度変化の
影響を受けて安定した動作を行えないという問題があ
る。
【0010】また、従来のマルチキャリア送信装置にお
いては、塔頂無線部1603においてキャリアごとにシ
ンセサイザを設置する必要があり、また、複数のキャリ
アの光信号を伝送する多くの光ファイバーケーブルが必
要であるから、マルチキャリア送信装置の形状が大きい
という問題がある。
【0011】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、動作を安定させることができ、また、小型化及
び軽量化に適しているマルチキャリア送信装置及び無線
基地局を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチキャリア
送信装置は、複数のIF周波数キャリアを生成するIF
周波数キャリア生成手段と、ローカル基準周波数を生成
するローカル基準周波数生成手段と、前記複数のIF周
波数キャリアのうちの1つのIF周波数キャリアに前記
ローカル基準周波数を重畳してローカル合成キャリアを
生成する合成手段と、前記複数のIF周波数キャリア及
び前記ローカル合成キャリアを伝送する伝送線路部と、
前記合成手段からの前記ローカル合成キャリアを前記伝
送線路部を介して受けて前記ローカル合成キャリアから
前記ローカル基準周波数を取り出すフィルタ手段と、前
記フィルタ手段からの前記ローカル基準周波数に基づい
て複数のローカル周波数を生成するシンセサイザ手段
と、前記IF周波数キャリア生成手段からの前記複数の
IFキャリアを前記伝送線路部を介して受けて前記複数
のIFキャリアと前記シンセサイザ手段からの前記複数
のローカル周波数とに基づいて複数のRF周波数を生成
する複数の周波数混合器とを具備する構成を採る。
【0013】この構成によれば、ローカル基準周波数生
成手段を周波数混合器から離隔して配置することができ
るため、ローカル基準周波数生成手段を温度及び湿度の
変化が少ない場所に配置することができるから、ローカ
ル基準周波数生成手段の動作を安定させることが可能と
なり、マルチキャリア送信装置の動作を安定させること
ができる。
【0014】本発明のマルチキャリア送信装置は、地上
無線部と、前記地上無線部に接続されている伝送線路部
と、前記伝送線路部に接続されている塔頂無線部と、を
具備するマルチキャリア送信装置において、前記地上無
線部が、複数のIF周波数キャリアを生成して前記伝送
線路部を介して前記塔頂無線部に送信するIF周波数キ
ャリア生成手段と、ローカル基準周波数を生成するロー
カル基準周波数生成手段と、前記IF周波数キャリア生
成手段からの前記複数のIF周波数キャリアのうちの1
つのIF周波数キャリアに前記ローカル基準周波数を重
畳してローカル合成キャリアを生成して前記伝送線路部
を介して前記塔頂無線部に送信する合成手段と、有し、
前記塔頂無線部が、前記合成手段からの前記ローカル合
成キャリアを前記IF周波数キャリアと前記ローカル基
準周波数とを分離するフィルタ手段と、前記フィルタ手
段からの前記ローカル基準周波数に基づいて複数のロー
カル周波数を生成するシンセサイザ手段と、前記IF周
波数キャリア生成手段からの前記複数のIFキャリアと
前記フィルタ手段からの前記IF周波数キャリアと前記
シンセサイザ手段からの前記複数のローカル周波数とに
基づいて複数のRF周波数を生成する複数の周波数混合
器と、有する構成を採る。
【0015】この構成によれば、塔頂無線部の内部に配
置される周波数混合器から離隔した地上無線部の内部に
ローカル基準周波数生成手段を配置することができるた
め、ローカル基準周波数生成手段を温度及び湿度の変化
が少ない場所に配置することができるから、ローカル基
準周波数生成手段の動作を安定させることが可能とな
り、マルチキャリア送信装置の動作を安定させることが
できる。
【0016】本発明のマルチキャリア送信装置は、前記
構成において、前記シンセサイザ手段が1つのシンセサ
イザで構成され、前記フィルタ手段からの前記ローカル
基準周波数を逓倍する複数の逓倍手段と、前記シンセサ
イザと前記複数の逓倍手段からの前記ローカル基準周波
数に基づいて複数のローカル周波数を生成する複数のロ
ーカル部周波数混合器と、を具備し、前記複数の周波数
混合器は、前記IF周波数キャリア生成手段からの前記
複数のIFキャリアと前記フィルタ手段からの前記IF
周波数キャリアと前記シンセサイザ又は前記複数のロー
カル部周波数混合器からの前記複数のローカル周波数と
に基づいて複数のRF周波数を生成する構成を採る。
【0017】この構成によれば、前記効果に加えて、シ
ンセサイザ手段が1つのシンセサイザで構成されるか
ら、マルチキャリア送信装置の小型化及び軽量化に適し
ている。
【0018】本発明のマルチキャリア送信装置は、前記
構成において、前記シンセサイザ手段が1つのシンセサ
イザで構成され、前記フィルタ手段からの前記ローカル
基準周波数に基づいて高調波を発生させる高調波発生手
段と、前記シンセサイザと前記高調波発生手段からの前
記高調波に基づいて複数のローカル周波数を生成する複
数のローカル部周波数混合器と、を具備し、前記複数の
周波数混合器が、前記IF周波数キャリア生成手段から
の前記複数のIFキャリアと前記フィルタ手段からの前
記IF周波数キャリアと前記シンセサイザ又は前記複数
のローカル部周波数混合器からの前記複数のローカル周
波数とに基づいて複数のRF周波数を生成する構成を採
る。
【0019】この構成によれば、前記効果に加えて、複
数の逓倍手段の代わりに1つの高調波発生手段を有する
から、マルチキャリア送信装置の小型化及び軽量化に適
している。
【0020】本発明のマルチキャリア送信装置は、前記
構成において、前記複数の周波数混合器と前記複数のロ
ーカル部周波数混合器との間に設けられたローカル部バ
ンドパスフィルタを有する構成を採る。
【0021】この構成によれば、前記効果に加えて、ロ
ーカル部バンドパスフィルタを有するため、出力の不要
スプリアスを除去することができるから、マルチキャリ
ア送信装置の送信性能を向上させることができる。
【0022】本発明のマルチキャリア送信装置は、前記
構成において、前記複数の逓倍手段又は前記高調波発生
手段と前記複数のローカル部周波数混合器との間に設け
られた逓倍部バンドパスフィルタを有する構成を採る。
【0023】この構成によれば、前記効果に加えて、逓
倍部バンドパスフィルタを有するため、出力の不要スプ
リアスを除去することができるから、マルチキャリア送
信装置の送信性能を向上させることができる。
【0024】本発明のマルチキャリア送信装置は、前記
構成において、前記複数の逓倍部バンドパスフィルタと
前記複数のローカル部周波数混合器との間に設けられた
複数のローカル増幅器を有する構成を採る。
【0025】この構成によれば、前記効果に加えて、周
波数混合器への入力レベルのブランチ間の偏差を無くす
ことができるから、マルチキャリア送信装置の送信性能
を向上させることができる。
【0026】本発明のマルチキャリア送信装置は、前記
構成において、前記伝送線路部が、前記IF周波数キャ
リア生成手段及び前記合成手段からの前記IF周波数キ
ャリア及び前記ローカル合成キャリアを光信号に変換す
る複数の電気光変換手段と、前記複数の電気光変換手段
の出力を合成する光合成手段と、前記光合成手段の出力
を伝送する光ファイバーケーブルと、前記光ファイバー
ケーブルの出力を複数のIF周波数キャリアごとに対応
した光信号に分離する光分配手段と、前記光分配手段の
出力ごとに帯域制限する複数の光バンドパスフィルタ
と、前記複数の光バンドパスフィルタの出力を電気信号
に変換する複数の光電気変換手段と、を具備する構成を
採る。
【0027】この構成によれば、前記効果に加えて、伝
送線路部の構成が簡単であるから、マルチキャリア送信
装置の小型化及び軽量化に適している。
【0028】本発明のマルチキャリア送信装置は、前記
構成において、前記伝送線路部が、前記IF周波数キャ
リア生成手段及び前記合成手段からの前記IF周波数キ
ャリア及び前記ローカル合成キャリアを合成するIF段
合成手段と、前記IF段合成手段の出力を光信号に変換
する電気光変換手段と、前記電気光変換手段の出力を伝
送する光ファイバーケーブルと、前記光ファイバーケー
ブルの出力をIF周波数キャリアに変換する光電気変換
手段と、前記光電気変換手段の出力を複数のIF周波数
キャリアに分離するIF段分配手段と、前記IF段分配
手段の出力ごとに帯域制限する複数の伝送線路部IF段
バンドパスフィルタと、を具備する構成を採る。
【0029】この構成によれば、前記効果に加えて、伝
送線路部の構成が簡単であるから、マルチキャリア送信
装置の小型化及び軽量化に適している。
【0030】本発明の無線基地局は、前記マルチキャリ
ア送信装置を具備する構成を採る。
【0031】この構成によれば、前記効果を有する無線
基地局を得ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、複数のIF周波
数キャリアのうちの1つのIF周波数キャリアに合成手
段がローカル基準周波数を重畳してローカル合成キャリ
アを生成して伝送線路部を介してフィルタ手段に送り、
前記フィルタ手段が前記ローカル合成キャリアから前記
ローカル基準周波数を取り出してシンセサイザ手段に与
え、前記シンセサイザ手段が前記ローカル基準周波数に
基づいて複数のローカル周波数を生成して複数の周波数
混合器に与え、前記複数の周波数混合器が前記複数のI
Fキャリアと前記シンセサイザ手段からの前記複数のロ
ーカル周波数とに基づいて複数のRF周波数を生成する
ことである。
【0033】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0034】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るマルチキャリア送信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0035】マルチキャリア送信装置100は、地上無
線部101、伝送線路部102及び塔頂無線部103を
具備している。塔頂無線部103は、伝送線路部102
により地上無線部101に接続されている。
【0036】地上無線部101は、複数の送信回路(I
F周波数キャリア生成手段)111−1〜111−n、
ローカル基準周波数発振器(ローカル基準周波数生成手
段)113及び合成手段112を具備している。合成手
段112は、1つの送信回路111−1及びローカル基
準周波数発振器113に接続されている。複数の送信回
路111−1〜111−nは、複数のIF周波数キャリ
アを生成して送信する。ローカル基準周波数発振器11
3は、ローカル基準周波数を生成する。合成手段112
は、1つの送信回路111−1からの1つのIF周波数
キャリアにローカル基準周波数発振器113からのロー
カル基準周波数を重畳してローカル合成キャリアを生成
する。
【0037】ここで、複数の送信回路111−1〜11
1−nは、複数のIF周波数キャリアすなわち複数の周
波数スペクトラム(マルチキャリア)を発生して送信す
る。ローカル基準周波数発振器113は、シンセサイザ
の出力から同一周波数を発振する際に用いる基準周波数
を発振する発振器であり、例えば、TCXO等で構成さ
れる。合成手段112は、複数の周波数スペクトラムを
合成するものであり、例えば、合成器で構成される。
【0038】伝送線路部102は、複数の電気光変換手
段114−1〜114−n、複数の光ファイバーケーブ
ル115−1〜115−n及び複数の光電気変換手段1
16−1〜116−nを具備している。複数の電気光変
換手段114−1〜114−nは、合成手段112及び
複数の送信回路111−2〜111−nに接続されてい
る。複数の光ファイバーケーブル115−1〜115−
nは、複数の電気光変換手段114−1〜114−nに
接続されている。複数の光電気変換手段116−1〜1
16−nは、複数の光ファイバーケーブル115−1〜
115−nに接続されている。
【0039】ここで、電気光変換手段114−1〜11
4−nは、電気信号を光信号に変換するものであり、例
えば、電気光変換器で構成される。光ファイバーケーブ
ル115−1〜115−nは、光の伝送用線路のことで
ある。光電気変換手段116−1〜116−nは、光信
号を電気信号に変換するものであり、例えば、光電気変
換器で構成される。
【0040】複数の電気光変換手段114−1〜114
−nは、合成手段3からのローカル合成キャリアと、送
信回路111−2〜111−nの出力のIF周波数キャ
リアとを光信号に変換する。複数の光ファイバーケーブ
ル115−1〜115−nは、複数の電気光変換手段1
14−1〜114−nの出力を伝送する。複数の光電気
変換手段116−1〜116−nは、光ファイバーケー
ブル115−1〜115−nからの光信号をIF周波数
キャリアに変換する。
【0041】塔頂無線部103は、IF段バンドパスフ
ィルタ117、ローパスフィルタ118、複数のシンセ
サイザ119−1〜119−n、複数の周波数混合器1
20−1〜120−n及び複数のRF段増幅器121−
1〜121−nを具備している。IF段バンドパスフィ
ルタ107は、光電気変換手段116−1に接続されて
いる。ローパスフィルタ118は、光電気変換手段11
6−1に接続されている。複数のシンセサイザ119−
1〜119−nは、ローパスフィルタ118に接続され
ている。周波数混合器120−1は、IF段バンドパス
フィルタ117及びシンセサイザ119−1に接続され
ている。複数の周波数混合器120−2〜120−n
は、複数の光電気変換手段116−2〜116−n及び
複数のシンセサイザ119−2〜119−nに接続され
ている。複数のRF段増幅器121−1〜121−n
は、複数の周波数混合器120−1〜120−nに接続
されている。
【0042】IF段バンドパスフィルタ117は、ロー
カル基準周波数を重畳したブランチである光電気変換手
段116−1からのローカル合成キャリアを帯域制限し
IF周波数キャリアを取り出して周波数混合器120−
1に与える。ローパスフィルタ118は、ローカル基準
周波数を重畳したブランチである光電気変換手段116
−1からのローカル合成キャリアを帯域制限しローカル
基準周波数を取り出して複数のシンセサイザ119−1
〜119−nに与える。複数のシンセサイザ119−1
〜119−nは、ローパスフィルタ108からのローカ
ル基準周波数に基づいて複数のローカル周波数を生成し
て複数の周波数混合器120−1〜120−nに与え
る。複数の周波数混合器120−1〜120−nは、複
数のシンセサイザ119−1〜119−nからの複数の
ローカル周波数と、IF段バンドパスフィルタ117か
らのIF周波数キャリア及び複数の光電気変換手段11
6−2〜116−nからの複数のIF周波数キャリアに
基づいて複数のRF周波数を生成して複数のRF段増幅
器121−1〜121−nに与える。複数のRF段増幅
器121−1〜121−nは、複数の周波数混合器12
0−1〜120−nからのRF周波数を所定の増幅率で
増幅して送信する。
【0043】ここで、IF段バンドパスフィルタ117
は、IF帯の必要な周波数の帯域だけを通過させる共に
他の周波数の帯域を大きく減衰させるバンドパスフィル
タであり、例えば、SAW(Surface Acou
stic Wave)フィルタ等で構成される。ローパ
スフィルタ118は、必要な低い周波数の帯域だけを通
過させる共に他の周波数の帯域を大きく減衰させるバン
ドパスフィルタであり、例えば、LCフィルタ等で構成
される。シンセサイザ119−1〜119−nは、基準
周波数を利用して所要の出力周波数を生成するものであ
る。周波数混合器120−1〜120−nは、無線周波
数と局部(ローカル)発振周波数とを混合し、それらの
差の周波数成分を出力として取り出す周波数混合器であ
る。RF段増幅器121−1〜121−nは、所要の送
信出力レベルまで増幅するものであり、例えば電力増幅
器等で構成される。
【0044】次に、本発明の実施の形態1に係るマルチ
キャリア送信装置の動作を図1を用いて説明する。
【0045】送信回路111−1〜111−nは、異な
る周波数の複数のIF周波数キャリアを送信する。前記
送信回路111−1〜111−nから出力する複数のI
F周波数キャリアのうち送信回路111−1の出力であ
る1つのIF周波数キャリアだけは、合成手段112へ
入力する。合成手段112は、1つのIF周波数キャリ
アにローカル基準周波数発振器113からのローカル基
準周波数を重畳してローカル合成キャリアを生成する。
図2に合成手段112の出力であるローカル合成キャリ
アの周波数スペクトラムが示されている。
【0046】送信回路111−1以外のブランチの送信
回路111−2〜111−nからのIF周波数キャリア
は、電気光変換手段114−2〜114−nに入力され
電気光変換手段114−2〜114−nにより光信号に
変換される。また、合成手段112からのローカル合成
キャリアは電気光変換手段114−1に入力され電気光
変換手段114−1により光信号に変換される。電気光
変換手段114−1〜114−nの出力は、複数の光フ
ァイバーケーブル115−1〜115−nを介して伝送
され、光電気変換手段116−1〜116−nにより電
気信号に変換される。
【0047】ローカル基準周波数を重畳してあるブラン
チの光電気変換手段116−1の出力(ローカル合成キ
ャリア)は、IF段バンドパスフィルタ117とローパ
スフィルタ118によりIF周波数キャリアとローカル
基準周波数とにそれぞれ分離される。図2に光電気変換
手段116−1の出力の周波数スペクトラムが示されて
いる。
【0048】図2によりIF周波数キャリアにローカル
基準周波数が重畳していることが分かる。図3にIF段
バンドパスフィルタ117の出力のIF周波数キャリア
の周波数スペクトラムが示されている。また、図4にロ
ーパスフィルタ118の出力のローカル基準周波数の周
波数スペクトラムが示されている。これらの図2〜図4
によって、光電気変換手段116−1の出力(ローカル
合成キャリア)がIF段バンドパスフィルタ117及び
ローパスフィルタ118を通過することによりIF周波
数キャリアとローカル基準周波数に分離されることが分
かる。
【0049】ローパスフィルタ118の出力は、シンセ
サイザ119−1〜119−nに入力される。シンセサ
イザ119−1〜119−nは、ローパスフィルタ11
8の出力のローカル基準周波数を利用して安定した高周
波信号である複数のローカル周波数を生成する。周波数
混合器120−1〜120−nは、シンセサイザ119
−1〜119−nからのローカル周波数と光電気変換手
段116−1〜116−nからの複数のIF周波数キャ
リアとを混合し、それらの差の周波数成分をRF周波数
として取り出す。RF段増幅器121−1〜121−n
は、周波数混合器120−1〜120−nの出力を所定
の増幅率で増幅して送信する。例えば、シンセサイザ1
19−1〜119−nの出力の発振周波数をそれぞれ1
0MHz間隔ずらして配置すれば、RF段増幅器121
−1〜121−nから送信するRF周波数として同様に
10MHz間隔に配置した複数のキャリアを得ることが
できる。
【0050】本発明の実施の形態1によれば、ローカル
基準周波数発振器を温度及び湿度の変化が少ない地上に
ある地上無線部101に設置することができるから、マ
ルチキャリア送信装置100の動作を安定させることが
できる。
【0051】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について、図面を参照して詳細に説明する。
【0052】図5は、本発明の実施の形態2に係るマル
チキャリア送信装置の構成を示すブロック図である。本
発明の実施の形態2においては、本発明の実施の形態1
と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0053】本発明の実施の形態2に係るマルチキャリ
ア送信装置100は、本発明の実施の形態1において、
1つのシンセサイザ119−1を有し、複数の逓倍手段
501−3〜501−n及び複数のローカル部周波数混
合器502−2〜502−nを追加してなる。
【0054】シンセサイザ119−1は、ローパスフィ
ルタ118と周波数混合器120−1との間に接続され
ている。複数の逓倍手段501−3〜501−nは、ロ
ーパスフィルタ118に接続されている。ローカル部周
波数混合器502−2は、ローパスフィルタ118と周
波数混合器120−2との間に接続されている。複数の
ローカル部周波数混合器502−3〜502−nは、複
数の逓倍手段501−3〜501−nと複数の周波数混
合器120−3〜120−nとの間に接続されている。
また、複数のローカル部周波数混合器502−3〜50
2−nは、シンセサイザ119−1に接続されている。
【0055】逓倍手段501−3〜501−nは、出力
波形を歪ませ高調波を多く発生させ周波数を高めるもの
であり、例えば、逓倍器で構成される。ローカル部周波
数混合器502−2〜502−nは、シンセサイザ11
9−1からの周波数とローパスフィルタ118又は逓倍
手段501−3〜501−nからの出力周波数とを混合
し、それらの差の周波数成分を出力として取り出すもの
である。
【0056】次に、本発明の実施の形態2に係るマルチ
キャリア送信装置100の動作について、本発明の実施
の形態1と異なる動作を説明する。
【0057】複数の逓倍手段501−3〜502−n
は、ローパスフィルタ118の出力信号、すなわち、ロ
ーカル基準周波数を逓倍する。例えば、ローカル基準周
波数が10MHzであるとすれば、逓倍手段501−3
は2逓倍して20MHzを出力し、逓倍手段501−n
は(n−1)逓倍して(n−1)×10MHzを出力す
るように複数の逓倍手段501−3〜501−nの倍率
がそれぞれ予め決定されている。
【0058】ローカル部周波数混合器502−2〜50
2−nは、ローパスフィルタ118の出力とシンセサイ
ザ119−1の出力とを混合し、又は、逓倍手段501
−3〜501−nの出力とシンセサイザ119−1の出
力とを混合し、それらの差の周波数成分をローカル周波
数として取り出して周波数混合器120−2〜120−
nに与える。周波数混合器120−2〜120−nは、
ローカル部周波数混合器502−2〜502−nからの
ローカル周波数と光電気変換手段116−1〜116−
nからの複数のIF周波数キャリアとを混合し、それら
の差の周波数成分をRF周波数として取り出す。また、
複数のIF周波数キャリアの内のローカル基準周波数を
重畳したブランチである周波数混合器120−1は、シ
ンセサイザ119−1の出力とIF段バンドパスフィル
タ117の出力とを混合し、それらの差の周波数成分を
RF周波数として取り出す。
【0059】本発明の実施の形態2によれば、本発明の
実施の形態1の効果に加えて、IF周波数キャリアごと
シンセサイザを持つ必要がないから、マルチキャリア送
信装置100を小型化することできる。
【0060】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3について、図面を参照して詳細に説明する。
【0061】図6は、本発明の実施の形態3に係るマル
チキャリア送信装置の構成を示すブロック図である。本
発明の実施の形態3においては、本発明の実施の形態2
と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0062】本発明の実施の形態3に係るマルチキャリ
ア送信装置100は、本発明の実施の形態2において、
ローカルバンドパスフィルタ601−2〜601−nを
追加してなる。ローカルバンドパスフィルタ601−2
〜601−nは、複数のローカル部周波数混合器502
−2〜502−nと複数の周波数混合器120−2〜1
20−nとの間に接続されている。
【0063】次に、本発明の実施の形態3に係るマルチ
キャリア送信装置100の動作について、本発明の実施
の形態2と異なる動作を説明する。
【0064】ローカルバンドパスフィルタ601−2〜
601−nは、複数のローカル部周波数混合器502−
2〜502−nの出力の不要スプリアスを除去して所定
にローカル周波数のみを複数の周波数混合器120−2
〜120−nに与える。周波数混合器120−2〜12
0−nは、ローカルバンドパスフィルタ601−2〜6
01−nからのローカル周波数と光電気変換手段116
−1〜116−nからの複数のIF周波数キャリアとを
混合し、それらの差の周波数成分をRF周波数として取
り出す。
【0065】本発明の実施の形態3によれば、本発明の
実施の形態2の効果に加えて、ローカル部周波数混合器
502−2〜502−nと複数の周波数混合器120−
2〜120−nとの間にローカルバンドパスフィルタ6
01−2〜601−nを設けるようにしたから、複数の
周波数混合器120−2〜120−nへ不要スプリアス
が入力することを防ぐことができ、不要スプリアスを抑
えた高い精度の送信信号を得ることができる。
【0066】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4について、図面を参照して詳細に説明する。
【0067】図7は、本発明の実施の形態4に係るマル
チキャリア送信装置の構成を示すブロック図である。本
発明の実施の形態4においては、本発明の実施の形態3
と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0068】本発明の実施の形態4に係るマルチキャリ
ア送信装置100は、本発明の実施の形態3において、
逓倍部バンドパスフィルタ701−3〜701−nを追
加してなる。逓倍部バンドパスフィルタ701−3〜7
01−nは、複数の逓倍手段501−3〜501−nと
複数のローカル部周波数混合器502−3〜502−n
との間に接続されている。逓倍部バンドパスフィルタ7
01−3〜701−nは、必要な周波数の帯域だけを通
過させる共に他の周波数の帯域を大きく減衰させるバン
ドパスフィルタであり、例えば、誘電体フィルタや積層
フィルタ等で構成される。
【0069】次に、本発明の実施の形態4に係るマルチ
キャリア送信装置100の動作について、本発明の実施
の形態3と異なる動作を説明する。
【0070】逓倍部バンドパスフィルタ701−3〜7
01−nは、複数の逓倍手段501−3〜501−nか
らの出力の不要スプリアスを除去して複数のローカル部
周波数混合器502−3〜502−nに与える。ローカ
ル部周波数混合器502−2〜502−nは、ローパス
フィルタ118出力とシンセサイザ119−1の出力と
を混合し、又は、逓倍部バンドパスフィルタ701−3
〜701−nの出力とシンセサイザ119−1の出力と
を混合し、それらの差の周波数成分をローカル周波数と
して取り出す。
【0071】なお、本発明の実施の形態4は、本発明の
実施の形態2にも適用することができる。
【0072】本発明の実施の形態4によれば、本発明の
実施の形態2又は3の効果に加えて、複数の逓倍手段5
01−3〜501−nと複数のローカル部周波数混合器
502−3〜502−nとの間に逓倍部バンドパスフィ
ルタ701−3〜701−nを設けるようにしたから、
複数の周波数混合器120−2〜120−nへ不要スプ
リアスが入力することを防ぐことができ、不要スプリア
スを抑えた高い精度の送信信号を得ることができる。
【0073】(実施の形態5)次に、本発明の実施の形
態5について、図面を参照して詳細に説明する。
【0074】図8は、本発明の実施の形態5に係るマル
チキャリア送信装置の構成を示すブロック図である。本
発明の実施の形態5においては、本発明の実施の形態4
と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0075】本発明の実施の形態5に係るマルチキャリ
ア送信装置100は、本発明の実施の形態4において、
複数のローカル増幅器801−2〜801−nを追加し
てなる。ローカル増幅器801−2は、ローパスフィル
タ118とローカル部周波数混合器502−2との間に
接続されている。複数のローカル増幅器801−3〜8
01−nは、逓倍部バンドパスフィルタ701−3〜7
01−nと複数のローカル部周波数混合器502−3〜
502−nとの間に接続されている。
【0076】次に、本発明の実施の形態5に係るマルチ
キャリア送信装置100の動作について、本発明の実施
の形態4と異なる動作を説明する。
【0077】ローカル増幅器801−2は、ローパスフ
ィルタ118からの出力を受けて所定のレベルに増幅し
てローカル部周波数混合器502−2に与える。複数の
ローカル増幅器801−3〜801−nは、逓倍部バン
ドパスフィルタ701−3〜701−nからの出力を受
けて所定のレベルに増幅し複数のローカル部周波数混合
器502−3〜502−nに与える。ローカル部周波数
混合器502−2〜502−nは、複数のローカル増幅
器801−2〜801−nの出力とシンセサイザ119
−1の出力とを混合し、それらの差の周波数成分をロー
カル周波数として取り出す。
【0078】ローカル増幅器801−2〜801−n
は、図9に示すような入出力特性上の非線形領域を有し
ている。ローカル増幅器801−2〜801−nは、信
号レベルの異なる逓倍部バンドパスフィルタ701−3
〜701−nの出力及びローパスフィルタ118出力
を、図9に示すような入出力特性上の非線形領域を利用
することにより、ローカル増幅器801−2〜801−
nの出力端において各信号レベルを同レベルに揃えるこ
とができる。
【0079】なお、本発明の実施の形態5は、本発明の
実施の形態2又は3にも適用することができる。
【0080】本発明の実施の形態5によれば、本発明の
実施の形態2から4のいずれか1つの効果に加えて、ロ
ーカル部周波数混合器502−2〜502−nの前段に
ローカル増幅器801−2〜801−nを設けるように
したから、周波数混合器120−2〜120−nへの入
力レベルのブランチ間の偏差を無くすことができ、高い
精度の送信出力を得ることができる。
【0081】(実施の形態6)次に、本発明の実施の形
態6について、図面を参照して詳細に説明する。
【0082】図10は、本発明の実施の形態6に係るマ
ルチキャリア送信装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態6においては、本発明の実施の形態
5と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0083】本発明の実施の形態6に係るマルチキャリ
ア送信装置100は、本発明の実施の形態5において、
複数の逓倍手段501−3〜501−nを削除し、1つ
の高調波発生手段1001及び逓倍部バンドパスフィル
タ701−2を追加してなる。高調波発生手段1001
は、ローパスフィルタ118に接続されている。逓倍部
バンドパスフィルタ701−2は、高調波発生手段10
01とローカル増幅器801−2との間に接続されてい
る。逓倍部バンドパスフィルタ701−3〜701−n
は、高調波発生手段1001に接続されている。高調波
発生手段1001は、出力波形を歪ませ高調波を多く発
生させるものであり、例えば、高周波増幅器等で構成さ
れる。
【0084】次に、本発明の実施の形態6に係るマルチ
キャリア送信装置100の動作について、本発明の実施
の形態5と異なる動作を説明する。
【0085】高調波発生手段1001は、ローパスフィ
ルタ118の出力信号、すなわち、ローカル基準周波数
を歪ませ、例えば、図11に示すような複数のローカル
基準周波数の高調波を発生させる。高調波発生手段10
01は、例えば、ローカル基準周波数がf0であるとす
れば、f0×2、f0×3、f0×4というような高調
波を発生させる。逓倍部バンドパスフィルタ701−2
〜701−nは、高調波発生手段1001からの出力の
不要スプリアスを除去して複数のローカル増幅器801
−2〜801−nに与える。
【0086】なお、本発明の実施の形態6は、本発明の
実施の形態2から4のいずれか1つにも適用することが
できる。
【0087】本発明の実施の形態6によれば、本発明の
実施の形態2から5のいずれか1つの効果に加えて、複
数の逓倍手段501−3〜501−nを1つの高調波発
生手段1001に置き換えたので、マルチキャリア送信
装置の小型化及び低消費電力化が可能となる。
【0088】(実施の形態7)次に、本発明の実施の形
態7について、図面を参照して詳細に説明する。
【0089】図12は、本発明の実施の形態7に係るマ
ルチキャリア送信装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態7においては、本発明の実施の形態
1から6と同じ構成要素には同じ参照符号が付されてい
る。
【0090】本発明の実施の形態7に係るマルチキャリ
ア送信装置100は、地上無線部101、伝送線路部1
02及び塔頂無線部103を具備している。地上無線部
101及び塔頂無線部103は、本発明の実施の形態1
から6のいずれか1つのものと同じである。
【0091】伝送線路部102は、複数の電気光変換手
段114−1〜114−n、光合成手段1201、光フ
ァイバーケーブル1202、光分配手段1203、複数
の光バンドパスフィルタ1204−1〜1204−n及
び複数の光電気変換手段116−1〜116−nを具備
している。
【0092】複数の電気光変換手段114−1〜114
−nは、地上無線部101の合成手段112及び複数の
送信回路111−2〜111−nに接続されている。光
合成手段1201は、複数の電気光変換手段114−1
〜114−nに接続されている。光ファイバーケーブル
1202は、光合成手段1201に接続されている。光
分配手段1203は、光ファイバーケーブル1202に
接続されている。複数の光バンドパスフィルタ1204
−1〜1204−nは、光分配手段1203に接続され
ている。複数の光電気変換手段116−1〜116−n
は、複数の光バンドパスフィルタ1204−1〜120
4−nに接続されている。また、光電気変換手段116
−1は、塔頂無線部103のIF段バンドパスフィルタ
117及びローパスフィルタ118に接続されている。
また、複数の光電気変換手段116−2〜116−n
は、塔頂無線部103の複数の周波数混合器120−2
〜120−nに接続されている。
【0093】複数の電気光変換手段114−1〜114
−nは、地上無線部101の合成手段112からのロー
カル合成キャリア及び複数の送信回路111−2〜11
1−nからの複数のIF周波数キャリアを光信号に変換
する。光合成手段1201は、複数の電気光変換手段1
14−1〜114−nからの光信号を合成する。光ファ
イバーケーブル1202は、光合成手段1201の出力
を伝送する。光分配手段1203は、光ファイバーケー
ブル1202の出力を複数のIF周波数キャリアごとに
対応した光信号に分離する。複数の光バンドパスフィル
タ1204−1〜1204−nは、光分配手段1203
の出力ごとに帯域制限する。複数の光電気変換手段11
6−1〜116−nは、複数の光バンドパスフィルタ1
204−1〜1204−nの出力を電気信号に変換す
る。
【0094】ここで、光合成手段1201は、複数の光
信号を1本の光信号に合成するものであり、例えば、光
カプラ等で構成される。光分配手段1203は、1本の
光信号を複数の光信号に分配するものであり、例えば、
光カプラ等で構成される。光バンドパスフィルタ120
4−1〜1204−nは、特定の波長の光信号を透過又
は遮断するものであり、例えば、光フィルタ等で構成さ
れる。
【0095】次に、本発明の実施の形態7に係るマルチ
キャリア送信装置100の動作について、本発明の実施
の形態1から6までのいずれか1つと異なる動作を説明
する。
【0096】複数の電気光変換手段114−1〜114
−nは、地上無線部101の合成手段112からのロー
カル合成キャリア及び複数の送信回路111−2〜11
1−nからの複数のIF周波数キャリアを光信号に変換
する。光合成手段1201は、複数の電気光変換手段1
14−1〜114−nからの光信号を合成して光多重信
号を生成する。光多重信号は1本の光ファイバーケーブ
ル1202を介して伝送される。光分配手段1203
は、光ファイバーケーブル1202からの光多重信号を
各IF周波数キャリアに対応した光信号に分離する。
【0097】光バンドパスフィルタ1204−1〜12
04−nは、光分配手段1203の出力を各IF周波数
キャリアに対応した光信号毎に帯域制限する。ただし、
IF周波数キャリアの内の1つのIF周波数キャリア
(ローカル合成キャリア)にはローカル基準周波数が重
畳されているので、例えばローカル基準周波数が重畳さ
れているブランチの光バンドパスフィルタ1204−1
の周波数特性としてはIF周波数キャリアとローカル基
準周波数の2つの周波数を帯域制限し通過させる特性で
ある。
【0098】複数の光電気変換手段116−1〜116
−nは、複数の光バンドパスフィルタ1204−1〜1
204−nの出力を電気信号に変換する。光電気変換手
段116−1は、この出力を塔頂無線部103のIF段
バンドパスフィルタ117及びローパスフィルタ118
に与える。また、複数の光電気変換手段116−2〜1
16−nは、これらの出力を塔頂無線部103の複数の
周波数混合器120−2〜120−nに与える。
【0099】本発明の実施の形態7によれば、本発明の
実施の形態1から6のいずれか1つの効果に加えて、複
数の光ファイバーケーブルを1本の光ファイバーケーブ
ル1202に置き換えたので、マルチキャリア送信装置
の小型化が可能である。
【0100】(実施の形態8)次に、本発明の実施の形
態8について、図面を参照して詳細に説明する。
【0101】図13は、本発明の実施の形態8に係るマ
ルチキャリア送信装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態8においては、本発明の実施の形態
1から7と同じ構成要素には同じ参照符号が付されてい
る。
【0102】本発明の実施の形態8に係るマルチキャリ
ア送信装置100は、地上無線部101、伝送線路部1
02及び塔頂無線部103を具備している。地上無線部
101及び塔頂無線部103は、本発明の実施の形態1
から6のいずれか1つのものと同じである。
【0103】伝送線路部102は、IF段合成手段13
01、電気光変換手段114−1、光ファイバーケーブ
ル1202、光電気変換手段116−1、IF段分配手
段1302及び複数の伝送線路部IF段バンドパスフィ
ルタ1303−1〜1303−nを具備している。
【0104】IF段合成手段1301は、地上無線部1
01の合成手段112及び複数の送信回路111−2〜
111−nに接続されている。電気光変換手段114−
1は、IF段合成手段1301に接続されている。光フ
ァイバーケーブル1202は、電気光変換手段114−
1に接続されている。光電気変換手段116−1は、光
ファイバーケーブル1202に接続されている。IF段
分配手段1302は、光電気変換手段116−1に接続
されている。複数の伝送線路部IF段バンドパスフィル
タ1303−1〜1303−nは、IF段分配手段13
02に接続されている。また、伝送線路部IF段バンド
パスフィルタ1303−1は、塔頂無線部103のIF
段バンドパスフィルタ117及びローパスフィルタ11
8に接続されている。また、複数の伝送線路部IF段バ
ンドパスフィルタ1303−2〜1303−nは、塔頂
無線部103の複数の周波数混合器120−2〜120
−nに接続されている。
【0105】IF段合成手段1301は、地上無線部1
01の合成手段112からのローカル合成キャリア及び
複数の送信回路111−2〜111−nからの複数のI
F周波数キャリアを合成してIF周波数のマルチキャリ
アを出力する。マルチキャリアとは、例えば、図14に
示すように複数の異なる周波数が周波数軸上に並んでい
ることである。電気光変換手段114−1は、IF段合
成手段1301の出力を光信号に変換する。光ファイバ
ーケーブル1302は、電気光変換手段114−1の出
力を伝送する。光電気変換手段116−1は、光ファイ
バーケーブル1302の出力をIF周波数キャリアに変
換する。IF段分配手段1302は、光電気変換手段1
16−1の出力を複数のIF周波数キャリアに分離す
る。複数の伝送線路部IF段バンドパスフィルタ130
3−1〜1303−nは、IF段分配手段1302の出
力ごとに帯域制限する。
【0106】ここで、IF段合成手段1301は、複数
の周波数スペクトラムを合成するものであり、例えば合
成器等で構成される。IF段分配手段1302は、周波
数スペクトラムを分配するものであり、例えば分配器等
で構成される。伝送線路部IF段バンドパスフィルタ1
303−1〜1303−nは、IF帯の必要な周波数の
帯域だけを通過させると共に他の周波数の帯域を大きく
減衰させるバンドパスフィルタであり、例えば、SAW
(Surface Acoustic Wave)フィ
ルタ等で構成される。
【0107】次に、本発明の実施の形態8に係るマルチ
キャリア送信装置100の動作について、本発明の実施
の形態1から6までのいずれか1つと異なる動作を説明
する。
【0108】IF段合成手段1301は、地上無線部1
01の合成手段112からのローカル合成キャリア及び
複数の送信回路111−2〜111−nからの複数のI
F周波数キャリアを合成する。電気光変換手段114−
1は、IF段合成手段1301の出力を光信号に変換す
る。電気光変換手段114−1からの光信号は、1本の
光ファイバーケーブル1202を介して伝送される。光
電気変換手段116−1は、光ファイバーケーブル12
02の出力の光信号を電気信号に変換する。
【0109】IF段分配手段1302は、光電気変換手
段116−1からの出力を各IF周波数キャリアごとに
分離する。伝送線路部IF段バンドパスフィルタ23−
1〜23−nは、IF段分配手段1302で分離した複
数のIF周波数キャリアを各IF周波数キャリアごと帯
域制限する。伝送線路部IF段バンドパスフィルタ13
03−1は、この出力を塔頂無線部103のIF段バン
ドパスフィルタ117及びローパスフィルタ118に与
える。また、複数の伝送線路部IF段バンドパスフィル
タ1303−2〜1303−nは、これらの出力を塔頂
無線部103の複数の周波数混合器120−2〜120
−nに与える。
【0110】本発明の実施の形態8によれば、本発明の
実施の形態1から6のいずれか1つの効果に加えて、複
数の光ファイバーケーブル、電気光変換手段及び光電気
変換手段を1つの光ファイバーケーブル、電気光変換手
段及び光電気変換手段に置き換えたので、マルチキャリ
ア送信装置の小型化が可能である。
【0111】(実施の形態9)次に、本発明の実施の形
態9について、図面を参照して詳細に説明する。
【0112】図15は、本発明の実施の形態9に係る無
線基地局の構成を示すブロック図である。本発明の実施
の形態9においては、本発明の実施の形態1から8と同
じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0113】本発明の実施の形態9に係る無線基地局
は、マルチキャリア送信装置100、RF段合成器15
01、共用器1502、アンテナ1503及び受信装置
1504を具備している。RF段合成器1501は、マ
ルチキャリア送信装置100に接続されている。共用器
1502は、RF段合成器1501に接続されている。
アンテナ1503は、共用器1502に接続されてい
る。受信装置1504は、共用器1502に接続されて
いる。
【0114】マルチキャリア送信装置100は、本発明
の実施の形態1から8のいずれか1つのものと同じであ
る。RF段合成器1501は、マルチキャリア送信装置
100からの複数のRF周波数を合成する。共用器15
02は、RF段合成器1501の出力を周波数帯域制限
をする。アンテナ1503は、マルチキャリア送信装置
100からの出力をRF段合成器1501及び共用器1
502を介して受けてこの出力を電波として空間に送信
する。また、アンテナ1503は、電波を受けて電気信
号を生成して共用器1502に与える。共用器1502
は、アンテナ1503からの電気信号を受信装置150
4に与える。受信装置1504は、アンテナ1503か
らの電気信号を共用器1502を介して受けて電気信号
の受信処理を行う。
【0115】ここで、RF段合成器1501は、複数の
高周波信号を合成するものであり、例えば、電力合成器
等で構成される。共用器1502は、周波数帯域制限す
るものであり、例えば、デュプレクサ等で構成される。
受信装置1504は、高周波信号を入力し受信処理する
ものであり、例えば、高周波受信機等で構成される。
【0116】次に、本発明の実施の形態9に係る無線基
地局の動作について、図15を参照して説明する。
【0117】マルチキャリア送信装置100から複数の
複数のRF周波数が出力される。マルチキャリア送信装
置100から出力される複数のRF周波数はRF段合成
器1501により合成され図14のようなマルチキャリ
アが得られる。このマルチキャリアは共用器1502に
より周波数帯域制限をし、アンテナ1503から電波と
して空間に送信される。一方、アンテナ1503により
受信した電波は共用器1502により周波数帯域制限を
して受信装置1504に送る。受信装置1504は、ア
ンテナ1503からの電気信号を共用器1502を介し
て受けて電気信号の受信処理を行う。
【0118】本発明の実施の形態9によれば、本発明の
実施の形態1から8の効果を有する無線基地局を得るこ
とができる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ローカル基準周波数発生手段を温度及び湿度の変化が少
ない場所に配置することができるから、ローカル基準周
波数生成手段の動作を安定させることが可能となり、マ
ルチキャリア送信装置の動作を安定させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア送
信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア送
信装置に用いられるIF周波数キャリアにローカル基準
周波数が重畳した時の周波数スペクトラムを示す波形図
【図3】本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア送
信装置に用いられるIF周波数キャリアの周波数スペク
トラムを示す波形図
【図4】本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア送
信装置に用いられるローカル基準周波数の周波数スペク
トラムを示す波形図
【図5】本発明の実施の形態2に係るマルチキャリア送
信装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係るマルチキャリア送
信装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4に係るマルチキャリア送
信装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態5に係るマルチキャリア送
信装置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態5に係るマルチキャリア送
信装置の高調波発生手段の入出力特性を示す図
【図10】本発明の実施の形態6に係るマルチキャリア
送信装置の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態6に係るマルチキャリア
送信装置の高調波発生手段出力の周波数スプリアスを示
す波形図
【図12】本発明の実施の形態7に係るマルチキャリア
送信装置の構成を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態8に係るマルチキャリア
送信装置の構成を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態に係るマルチキャリア送
信装置のマルチキャリアにおける周波数スペクトラムを
示す波形図
【図15】本発明の実施の形態9に係る無線基地局の構
成を示すブロック図
【図16】従来のマルチキャリア送信装置の構成を示す
ブロック図
【符号の説明】
100 マルチキャリア送信装置 101 地上無線部 102 伝送線路部 103 塔頂無線部 111−1〜111−n 送信回路(IF周波数キャリ
ア生成手段) 112 合成手段 113 ローカル基準周波数発振器(ローカル基準周波
数生成手段) 114−1〜114−n 電気光変換手段 115−1〜115−n 光ファイバーケーブル 116−1〜116−n 光電気変換手段 117 IF段バンドパスフィルタ 118 ローパスフィルタ 119−1〜119−n シンセサイザ 120−1〜120−n 周波数混合器 121−1〜121−n RF段増幅器 501−3〜501−n 逓倍手段 502−2〜502−n ローカル部周波数混合器 601−2〜601−n ローカルバンドパスフィルタ 701−2〜701−n 逓倍部バンドパスフィルタ 801−2〜801−n ローカル増幅器 1001 高調波発生手段 1201 光合成手段 1202 光ファイバーケーブル 1203 光分配手段 1204−1〜1204−n 光バンドパスフィルタ 1301 IF段合成手段 1302 IF段分配手段 1303−1〜1303−n 伝送線路部IF段バンド
パスフィルタ 1501 RF段合成器 1502 共用器 1503 アンテナ 1504 受信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 直樹 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 水谷 貴典 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K022 AA03 AA12 5K060 CC02 CC11 CC16 HH06 HH11 HH16 HH25 KK03 LL16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のIF周波数キャリアを生成するI
    F周波数キャリア生成手段と、ローカル基準周波数を生
    成するローカル基準周波数生成手段と、前記複数のIF
    周波数キャリアのうちの1つのIF周波数キャリアに前
    記ローカル基準周波数を重畳してローカル合成キャリア
    を生成する合成手段と、前記複数のIF周波数キャリア
    及び前記ローカル合成キャリアを伝送する伝送線路部
    と、前記合成手段からの前記ローカル合成キャリアを前
    記伝送線路部を介して受けて前記ローカル合成キャリア
    から前記ローカル基準周波数を取り出すフィルタ手段
    と、前記フィルタ手段からの前記ローカル基準周波数に
    基づいて複数のローカル周波数を生成するシンセサイザ
    手段と、前記IF周波数キャリア生成手段からの前記複
    数のIFキャリアを前記伝送線路部を介して受けて前記
    複数のIFキャリアと前記シンセサイザ手段からの前記
    複数のローカル周波数とに基づいて複数のRF周波数を
    生成する複数の周波数混合器とを具備することを特徴と
    するマルチキャリア送信装置。
  2. 【請求項2】 地上無線部と、前記地上無線部に接続さ
    れている伝送線路部と、前記伝送線路部に接続されてい
    る塔頂無線部と、を具備するマルチキャリア送信装置に
    おいて、 前記地上無線部は、複数のIF周波数キャリアを生成し
    て前記伝送線路部を介して前記塔頂無線部に送信するI
    F周波数キャリア生成手段と、ローカル基準周波数を生
    成するローカル基準周波数生成手段と、前記IF周波数
    キャリア生成手段からの前記複数のIF周波数キャリア
    のうちの1つのIF周波数キャリアに前記ローカル基準
    周波数を重畳してローカル合成キャリアを生成して前記
    伝送線路部を介して前記塔頂無線部に送信する合成手段
    と、有し、 前記塔頂無線部は、前記合成手段からの前記ローカル合
    成キャリアを前記IF周波数キャリアと前記ローカル基
    準周波数とを分離するフィルタ手段と、前記フィルタ手
    段からの前記ローカル基準周波数に基づいて複数のロー
    カル周波数を生成するシンセサイザ手段と、前記IF周
    波数キャリア生成手段からの前記複数のIFキャリアと
    前記フィルタ手段からの前記IF周波数キャリアと前記
    シンセサイザ手段からの前記複数のローカル周波数とに
    基づいて複数のRF周波数を生成する複数の周波数混合
    器と、有することを特徴とする請求項1記載のマルチキ
    ャリア送信装置。
  3. 【請求項3】 前記シンセサイザ手段は1つのシンセサ
    イザで構成され、前記フィルタ手段からの前記ローカル
    基準周波数を逓倍する複数の逓倍手段と、前記シンセサ
    イザと前記複数の逓倍手段からの前記ローカル基準周波
    数に基づいて複数のローカル周波数を生成する複数のロ
    ーカル部周波数混合器と、を具備し、前記複数の周波数
    混合器は、前記IF周波数キャリア生成手段からの前記
    複数のIFキャリアと前記フィルタ手段からの前記IF
    周波数キャリアと前記シンセサイザ又は前記複数のロー
    カル部周波数混合器からの前記複数のローカル周波数と
    に基づいて複数のRF周波数を生成することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載のマルチキャリア送信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記シンセサイザ手段は1つのシンセサ
    イザで構成され、前記フィルタ手段からの前記ローカル
    基準周波数に基づいて高調波を発生させる高調波発生手
    段と、前記シンセサイザと前記高調波発生手段からの前
    記高調波に基づいて複数のローカル周波数を生成する複
    数のローカル部周波数混合器と、を具備し、前記複数の
    周波数混合器は、前記IF周波数キャリア生成手段から
    の前記複数のIFキャリアと前記フィルタ手段からの前
    記IF周波数キャリアと前記シンセサイザ又は前記複数
    のローカル部周波数混合器からの前記複数のローカル周
    波数とに基づいて複数のRF周波数を生成することを特
    徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のマル
    チキャリア送信装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の周波数混合器と前記複数のロ
    ーカル部周波数混合器との間に設けられたローカル部バ
    ンドパスフィルタを有することを特徴とする請求項3又
    は請求項4記載のマルチキャリア送信装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の逓倍手段又は前記高調波発生
    手段と前記複数のローカル部周波数混合器との間に設け
    られた逓倍部バンドパスフィルタを有することを特徴と
    する請求項3から請求項5のいずれかに記載のマルチキ
    ャリア送信装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の逓倍部バンドパスフィルタと
    前記複数のローカル部周波数混合器との間に設けられた
    複数のローカル増幅器を有することを特徴とする請求項
    3から請求項6のいずれかに記載のマルチキャリア送信
    装置。
  8. 【請求項8】 前記伝送線路部は、前記IF周波数キャ
    リア生成手段及び前記合成手段からの前記IF周波数キ
    ャリア及び前記ローカル合成キャリアを光信号に変換す
    る複数の電気光変換手段と、前記複数の電気光変換手段
    の出力を合成する光合成手段と、前記光合成手段の出力
    を伝送する光ファイバーケーブルと、前記光ファイバー
    ケーブルの出力を複数のIF周波数キャリアごとに対応
    した光信号に分離する光分配手段と、前記光分配手段の
    出力ごとに帯域制限する複数の光バンドパスフィルタ
    と、前記複数の光バンドパスフィルタの出力を電気信号
    に変換する複数の光電気変換手段と、を具備することを
    特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のマ
    ルチキャリア送信装置。
  9. 【請求項9】 前記伝送線路部は、前記IF周波数キャ
    リア生成手段及び前記合成手段からの前記IF周波数キ
    ャリア及び前記ローカル合成キャリアを合成するIF段
    合成手段と、前記IF段合成手段の出力を光信号に変換
    する電気光変換手段と、前記電気光変換手段の出力を伝
    送する光ファイバーケーブルと、前記光ファイバーケー
    ブルの出力をIF周波数キャリアに変換する光電気変換
    手段と、前記光電気変換手段の出力を複数のIF周波数
    キャリアに分離するIF段分配手段と、前記IF段分配
    手段の出力ごとに帯域制限する複数の伝送線路部IF段
    バンドパスフィルタと、を具備することを特徴とする前
    記請求項1から請求項7のいずれかに記載のマルチキャ
    リア送信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のいずれかに記
    載のマルチキャリア送信装置を具備することを特徴とす
    る無線基地局。
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