JP2003198389A - 雪崩遭難者捜索用ビーコン装置 - Google Patents
雪崩遭難者捜索用ビーコン装置Info
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- JP2003198389A JP2003198389A JP2001396125A JP2001396125A JP2003198389A JP 2003198389 A JP2003198389 A JP 2003198389A JP 2001396125 A JP2001396125 A JP 2001396125A JP 2001396125 A JP2001396125 A JP 2001396125A JP 2003198389 A JP2003198389 A JP 2003198389A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】雪崩により、雪の中に埋もれた複数の遭難者を
迅速に捜索するための雪崩遭難者捜索用ビーコン装置を
提供すること。 【解決手段】送信機30は、識別信号入力手段2により
各遭難者が携帯する識別情報データで振幅変調された約
457kHzの正弦波を、例えば1秒おきに0.1秒間
の割合で間欠的に出力する。受信機側40では1対の受
信部6、7、8および9で受信して、A/D変換器10
でデジタルデータに変換しデータ取込手段14に取り込
む。この取り込まれたデータに基づき、距離算出手段1
6および方向算出手段19で距離および方向を算出す
る。更に、シリアルデータ取り込み手段21で取り込ん
だデータから識別番号処理手段22で各遭難者の識別を
行う。
迅速に捜索するための雪崩遭難者捜索用ビーコン装置を
提供すること。 【解決手段】送信機30は、識別信号入力手段2により
各遭難者が携帯する識別情報データで振幅変調された約
457kHzの正弦波を、例えば1秒おきに0.1秒間
の割合で間欠的に出力する。受信機側40では1対の受
信部6、7、8および9で受信して、A/D変換器10
でデジタルデータに変換しデータ取込手段14に取り込
む。この取り込まれたデータに基づき、距離算出手段1
6および方向算出手段19で距離および方向を算出す
る。更に、シリアルデータ取り込み手段21で取り込ん
だデータから識別番号処理手段22で各遭難者の識別を
行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は雪崩遭難者捜索用ビ
ーコン装置に関し、特に同一エリアで複数の遭難者が同
時に発生した場合にも対応可能な雪崩遭難者捜索用ビー
コン装置に関する。
ーコン装置に関し、特に同一エリアで複数の遭難者が同
時に発生した場合にも対応可能な雪崩遭難者捜索用ビー
コン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に普及している雪崩遭難者捜索用
ビーコン装置(以下、雪崩ビーコンという)は、457
kHzの単一周波数の電波を使用した携帯救命無線装置
である。雪崩の発生する恐れのある地帯で行動する各人
(雪山登山者・スキーヤー・作業者等)が、雪崩ビーコ
ンを常時送信状態(送信モード)として携行するもので
ある。突発的に発生した雪崩に巻き込まれて雪中に埋も
れて位置が不明になってしまった場合に、捜索者側が持
つ雪崩ビーコンを受信状態(捜索モード)に切り替え、
遭難者(雪崩の埋没者)が発信する電波を頼りに遭難者
の位置を探し救助する。尚、雪崩における埋没遭難事故
の場合には、少なくとも埋没後15分以内に救助する必
要があるのが一般的である。それ以降は、時間が経つほ
ど雪崩遭難者の生存率が激減してしまう。
ビーコン装置(以下、雪崩ビーコンという)は、457
kHzの単一周波数の電波を使用した携帯救命無線装置
である。雪崩の発生する恐れのある地帯で行動する各人
(雪山登山者・スキーヤー・作業者等)が、雪崩ビーコ
ンを常時送信状態(送信モード)として携行するもので
ある。突発的に発生した雪崩に巻き込まれて雪中に埋も
れて位置が不明になってしまった場合に、捜索者側が持
つ雪崩ビーコンを受信状態(捜索モード)に切り替え、
遭難者(雪崩の埋没者)が発信する電波を頼りに遭難者
の位置を探し救助する。尚、雪崩における埋没遭難事故
の場合には、少なくとも埋没後15分以内に救助する必
要があるのが一般的である。それ以降は、時間が経つほ
ど雪崩遭難者の生存率が激減してしまう。
【0003】一般的な雪崩ビーコンの送信側は、特定小
電力無線局に分類され、到達電波範囲は50m程度であ
る。また、雪崩事故により埋没状態となってしまった遺
体の捜索まで考慮すると、送信モードではできるだけ長
時間の継続動作が求められる。そこで、送出する電波
は、約1秒おきに0.1秒程度のパルス状の間欠発信を
行い省電力化が図られている。また、雪中での電波透過
特性から周波数は長中波帯の無変調457kHz(ヨー
ロッパ標準)が使用される。また、バーアンテナを使用
するため、電界強度の断面は8の字状となる。受信側
は、送信側からの発信電波を受信した際に、受信強度に
応じて音・ランプ・デジタル表示等により送信側発信源
との距離を示す機能を有している。通常バーアンテナの
コアを向けた際に最も受信感度が大きくなる方向に捜索
者が移動する捜索方法を採っているため、捜索者(受信
側)は8の字状磁界の接線に沿って埋没者(送信側)に
近づくことになる。
電力無線局に分類され、到達電波範囲は50m程度であ
る。また、雪崩事故により埋没状態となってしまった遺
体の捜索まで考慮すると、送信モードではできるだけ長
時間の継続動作が求められる。そこで、送出する電波
は、約1秒おきに0.1秒程度のパルス状の間欠発信を
行い省電力化が図られている。また、雪中での電波透過
特性から周波数は長中波帯の無変調457kHz(ヨー
ロッパ標準)が使用される。また、バーアンテナを使用
するため、電界強度の断面は8の字状となる。受信側
は、送信側からの発信電波を受信した際に、受信強度に
応じて音・ランプ・デジタル表示等により送信側発信源
との距離を示す機能を有している。通常バーアンテナの
コアを向けた際に最も受信感度が大きくなる方向に捜索
者が移動する捜索方法を採っているため、捜索者(受信
側)は8の字状磁界の接線に沿って埋没者(送信側)に
近づくことになる。
【0004】また、送信側発信源の電波が間欠的である
こと、および発信源方向を直接示さない電波特性から、
捜索者側は一度立ち止まっては数パルス受信し受信感度
の大きい方向を探るという操作が必要である。この操作
にはある程度の慣れが必要で時間的なロスも発生する。
この改善策として、複数のバーアンテナを異なる方向と
なるように配置し、それぞれの受信感度を比較して、自
動的に電波の強い方向を2次元的に表示させる(即ち、
常に移動方向が指示される)機能を備える雪崩ビーコン
が一般的になりつつある。これにより、立ち止まって数
パルス受信して電波の強い方向を捜索者が自分で調べる
という操作を省略可能である。
こと、および発信源方向を直接示さない電波特性から、
捜索者側は一度立ち止まっては数パルス受信し受信感度
の大きい方向を探るという操作が必要である。この操作
にはある程度の慣れが必要で時間的なロスも発生する。
この改善策として、複数のバーアンテナを異なる方向と
なるように配置し、それぞれの受信感度を比較して、自
動的に電波の強い方向を2次元的に表示させる(即ち、
常に移動方向が指示される)機能を備える雪崩ビーコン
が一般的になりつつある。これにより、立ち止まって数
パルス受信して電波の強い方向を捜索者が自分で調べる
という操作を省略可能である。
【0005】しかし、従来の雪崩ビーコンでは単一周波
数の電波を使用しているため、送信状態のものが複数同
一エリアに存在した場合(即ち、雪崩による埋没者が複
数人いる場合又は捜索者側が誤って送信状態とした)に
は、捜索者側はその送信機それぞれの発信電波を同時に
受信してしまい、より電波の強い方向に移動していくと
いう捜索プロセスに支障をきたし、目的の埋没者に迅速
にたどり着けないという欠点を有している。また、埋没
者が複数の場合には、例え捜索者が複数であっても均等
に捜索救助活動するのが難しく、ある埋没者のみ手遅れ
となる危険も考えられる。
数の電波を使用しているため、送信状態のものが複数同
一エリアに存在した場合(即ち、雪崩による埋没者が複
数人いる場合又は捜索者側が誤って送信状態とした)に
は、捜索者側はその送信機それぞれの発信電波を同時に
受信してしまい、より電波の強い方向に移動していくと
いう捜索プロセスに支障をきたし、目的の埋没者に迅速
にたどり着けないという欠点を有している。また、埋没
者が複数の場合には、例え捜索者が複数であっても均等
に捜索救助活動するのが難しく、ある埋没者のみ手遅れ
となる危険も考えられる。
【0006】同時に複数の遭難者が発生した場合の救命
無線装置に関連する従来技術は、例えば特開平1−27
3431号公報の「救命無線方式」(第1従来技術)お
よび実開平1−160736号公報の「救命無線機」
(第2従来技術)等に開示されている。第1従来技術
は、小型航空機又は戦闘機等の操縦士および副操縦士等
の複数の操縦者が遭難した場合に、相互に離れている遭
難者からの緊急電波の識別信号に基づいて何れか一方の
救命無線機からの到来波を選択的に受信して、遭難者の
方位を確認する技術を開示している。即ち、一方の救命
無線機の送信期間が終了するのを待って、他方の救命無
線機の送信期間を開始させることにより、2つの救命無
線機を同期させている。
無線装置に関連する従来技術は、例えば特開平1−27
3431号公報の「救命無線方式」(第1従来技術)お
よび実開平1−160736号公報の「救命無線機」
(第2従来技術)等に開示されている。第1従来技術
は、小型航空機又は戦闘機等の操縦士および副操縦士等
の複数の操縦者が遭難した場合に、相互に離れている遭
難者からの緊急電波の識別信号に基づいて何れか一方の
救命無線機からの到来波を選択的に受信して、遭難者の
方位を確認する技術を開示している。即ち、一方の救命
無線機の送信期間が終了するのを待って、他方の救命無
線機の送信期間を開始させることにより、2つの救命無
線機を同期させている。
【0007】上述した第2従来技術は、同時に複数の遭
難者が発生した場合に各遭難者を識別可能な救命無線機
を開示している。即ち、搬送波をビーコン信号で変調し
て緊急信号を発振する救命無線機であって、識別信号を
発生する識別信号発生手段と、2種の搬送波に対応する
変調手段と、ビーコン信号および識別信号を所定周期で
切替えて2種の変調手段を制御するスイッチ手段と、2
種の変調手段で変調される搬送波発振手段とを備えてい
る。
難者が発生した場合に各遭難者を識別可能な救命無線機
を開示している。即ち、搬送波をビーコン信号で変調し
て緊急信号を発振する救命無線機であって、識別信号を
発生する識別信号発生手段と、2種の搬送波に対応する
変調手段と、ビーコン信号および識別信号を所定周期で
切替えて2種の変調手段を制御するスイッチ手段と、2
種の変調手段で変調される搬送波発振手段とを備えてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の雪崩ビ
ーコン又は従来技術では、複数の遭難者が相互に隣接し
て存在しており且つ迅速な救助を必要とする雪崩遭難の
場合には十分に効果を発揮することができない。
ーコン又は従来技術では、複数の遭難者が相互に隣接し
て存在しており且つ迅速な救助を必要とする雪崩遭難の
場合には十分に効果を発揮することができない。
【0009】
【発明の目的】本発明は、従来技術の上述した課題に鑑
みなされたものであり、同一エリア内で複数の遭難者が
いる場合に、これら遭難者を識別して迅速に遭難者を捜
索して救助可能な雪崩ビーコンを提供することを目的と
する。
みなされたものであり、同一エリア内で複数の遭難者が
いる場合に、これら遭難者を識別して迅速に遭難者を捜
索して救助可能な雪崩ビーコンを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の雪崩ビーコン
は、雪崩に埋もれた1人以上の遭難者が携帯する送信機
が発信するビーコン電波を受信機で受信して遭難者を捜
索する装置であって、送信機は、一定周波数の搬送波を
発生する搬送波発生手段と、各送信機に固有のデジタル
識別信号を発生する識別信号入力手段と、搬送波を識別
信号で変調する変調器とを備える。
は、雪崩に埋もれた1人以上の遭難者が携帯する送信機
が発信するビーコン電波を受信機で受信して遭難者を捜
索する装置であって、送信機は、一定周波数の搬送波を
発生する搬送波発生手段と、各送信機に固有のデジタル
識別信号を発生する識別信号入力手段と、搬送波を識別
信号で変調する変調器とを備える。
【0011】また、本発明の雪崩ビーコンの好適実施形
態によると、送信機は、間欠状振幅変調波を出力する。
識別信号は、各間欠状振幅変調波に、複数回繰り返し入
力される。識別信号は、各間欠状振幅変調波のスタート
から所定時間遅延させて入力される。受信機は、1対の
受信部と、これら1対の受信部で受信した信号をデジタ
ル変換するA/D変換器と、このA/D変換器の出力デ
ータに基づき、各送信機の距離および方向を算出する距
離算出手段および方向算出手段と、受信部からのシリア
ルデータを取り込み識別信号を検出する識別番号処理手
段とを備える。距離算出手段、方向算出手段および識別
番号処理手段の出力信号を視覚的又は聴覚的に表示する
表示部を備える。
態によると、送信機は、間欠状振幅変調波を出力する。
識別信号は、各間欠状振幅変調波に、複数回繰り返し入
力される。識別信号は、各間欠状振幅変調波のスタート
から所定時間遅延させて入力される。受信機は、1対の
受信部と、これら1対の受信部で受信した信号をデジタ
ル変換するA/D変換器と、このA/D変換器の出力デ
ータに基づき、各送信機の距離および方向を算出する距
離算出手段および方向算出手段と、受信部からのシリア
ルデータを取り込み識別信号を検出する識別番号処理手
段とを備える。距離算出手段、方向算出手段および識別
番号処理手段の出力信号を視覚的又は聴覚的に表示する
表示部を備える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による雪崩ビーコン
の好適実施形態の構成および動作を、添付図面を参照し
て詳細に説明する。
の好適実施形態の構成および動作を、添付図面を参照し
て詳細に説明する。
【0013】先ず、図1は、本発明による雪崩ビーコン
の好適実施形態の全体構成を示すブロック図である。図
1(A)は各自が携帯する送信機30の基本ブロック図
であり、(B)は受信機40の詳細ブロック図である。
図1(A)に示す如く、送信機側30は、搬送波発生手段
1、識別信号入力手段2、変調器3、高周波増幅器4お
よびアンテナ5により構成される。ここで、搬送波発生
手段1は、タイマ又はワンショットマルチバイブレータ
等を使用して、例えば約1秒おきに約0.1秒間、発振
器(図示せず)により457kHzの正弦波を出力させ
る。この搬送波発生手段1から出力される457kHz
の間欠状正弦波は、搬送波として使用される。識別信号
入力手段2は、装置外部に付属するボタンスイッチ又は
ダイヤル等から、任意の数値(識別番号)を入力でき
る。このデジタル識別番号の取り込みには、例えばカウ
ンタ又はエンコーダ等を使用することにより8ビット等
のデジタルデータとして直接取り込むことができ又は一
旦メモリ等に格納し、必要時に読み出して使用可能であ
る。
の好適実施形態の全体構成を示すブロック図である。図
1(A)は各自が携帯する送信機30の基本ブロック図
であり、(B)は受信機40の詳細ブロック図である。
図1(A)に示す如く、送信機側30は、搬送波発生手段
1、識別信号入力手段2、変調器3、高周波増幅器4お
よびアンテナ5により構成される。ここで、搬送波発生
手段1は、タイマ又はワンショットマルチバイブレータ
等を使用して、例えば約1秒おきに約0.1秒間、発振
器(図示せず)により457kHzの正弦波を出力させ
る。この搬送波発生手段1から出力される457kHz
の間欠状正弦波は、搬送波として使用される。識別信号
入力手段2は、装置外部に付属するボタンスイッチ又は
ダイヤル等から、任意の数値(識別番号)を入力でき
る。このデジタル識別番号の取り込みには、例えばカウ
ンタ又はエンコーダ等を使用することにより8ビット等
のデジタルデータとして直接取り込むことができ又は一
旦メモリ等に格納し、必要時に読み出して使用可能であ
る。
【0014】変調器3は、識別信号入力手段2にて入力
された識別番号のデジタルデータを取り込み、所定のシ
リアル伝送方式を使用してシリアルデータとし、搬送波
発生手段1から得られる搬送波部分に振幅変調により重
畳させる。また、高周波増幅器4は、変調器3からの間
欠状振幅変調波を増幅し、アンテナ5へ入力する。アン
テナ5は、バーアンテナを使用しており、457kHz
の間欠状振幅変調波がビーコン電波(信号)として送出
される。
された識別番号のデジタルデータを取り込み、所定のシ
リアル伝送方式を使用してシリアルデータとし、搬送波
発生手段1から得られる搬送波部分に振幅変調により重
畳させる。また、高周波増幅器4は、変調器3からの間
欠状振幅変調波を増幅し、アンテナ5へ入力する。アン
テナ5は、バーアンテナを使用しており、457kHz
の間欠状振幅変調波がビーコン電波(信号)として送出
される。
【0015】次に、図1(B)に示す受信機40の構成を
示すブロック図である。この受信機側40は、第1アン
テナ6A、第1アンテナ同調器7A、第1高周波増幅器
8A、第1検波器9A、第2アンテナ6B、第2アンテ
ナ同調器7B、第2高周波増幅器8B、第2検波器9B
(以上、1対の受信部を構成する)、第1A/D変換器
10A、第2A/D変換器10B、1対のダイオード1
1、12、データ取り込み手段14、ワンショットマル
チバイブレータ15、距離算出手段16、表示器17A
を含む距離表示手段17、ブザー駆動手段18、スピー
カ18A、方向算出手段19、LED表示器20Aを含
む方向表示手段20、シリアルデータ取り込み手段2
1、識別番号処理手段22および第1遭難者識別番号表
示器23Aおよび第2遭難者識別番号表示器23Bを含
む識別番号表示手段23により構成される。
示すブロック図である。この受信機側40は、第1アン
テナ6A、第1アンテナ同調器7A、第1高周波増幅器
8A、第1検波器9A、第2アンテナ6B、第2アンテ
ナ同調器7B、第2高周波増幅器8B、第2検波器9B
(以上、1対の受信部を構成する)、第1A/D変換器
10A、第2A/D変換器10B、1対のダイオード1
1、12、データ取り込み手段14、ワンショットマル
チバイブレータ15、距離算出手段16、表示器17A
を含む距離表示手段17、ブザー駆動手段18、スピー
カ18A、方向算出手段19、LED表示器20Aを含
む方向表示手段20、シリアルデータ取り込み手段2
1、識別番号処理手段22および第1遭難者識別番号表
示器23Aおよび第2遭難者識別番号表示器23Bを含
む識別番号表示手段23により構成される。
【0016】図1(B)において、第1アンテナ同調器7
A、第1高周波増幅器8Aおよび第1検波器9Aは、一
般的なストレート方式のAMラジオの入力回路部と同様
構成であるが、同調周波数は457kHz一定である。
また、第2アンテナ同調器7B、第2高周波増幅器8B
および第2検波器9Bも、上述と同様構成であるので詳
細は省略する。尚、第1アンテナ同調器7Aに使用され
る第1バーアンテナ6Aと第2アンテナ同調器7Bに使
用される第2バーアンテナ6Bは、操作時に略水平方向
面内(地面と平行面内)に互いに60°〜90°の角度
で設置され、各発振器30までの距離と共に受信電波の
方向検出を可能にする。
A、第1高周波増幅器8Aおよび第1検波器9Aは、一
般的なストレート方式のAMラジオの入力回路部と同様
構成であるが、同調周波数は457kHz一定である。
また、第2アンテナ同調器7B、第2高周波増幅器8B
および第2検波器9Bも、上述と同様構成であるので詳
細は省略する。尚、第1アンテナ同調器7Aに使用され
る第1バーアンテナ6Aと第2アンテナ同調器7Bに使
用される第2バーアンテナ6Bは、操作時に略水平方向
面内(地面と平行面内)に互いに60°〜90°の角度
で設置され、各発振器30までの距離と共に受信電波の
方向検出を可能にする。
【0017】次に、第1A/D変換器10Aは、第1検
波器9Aからの検波後の信号波形を直接デジタルデータ
に変換する。同様に、第2A/D変換器10Bは、第2
検波器9Bからの検波後の信号波形を直接デジタルデー
タに変換する。ワンショットマルチバイブレータ15
は、それぞれダイオード11、12を介して第1検波器
9A又は第2検波器9Bからの信号波形の立ち上がりを
検出して、データ取り込み手段14へ、信号レベル取込
用のトリガ信号を出力する。データ取り込み手段14
は、このトリガ信号により、第1A/D変換器10Aお
よび第2A/D変換器10Bからのデジタルデータを同
時に取り込んで、それぞれ別のメモリに格納する。これ
らのデータが大きな値であれば、受信電波の強度が大き
いことを意味し、遭難者が携帯する送信機30の位置が
より近いことを意味する。距離算出手段16は、データ
取り込み手段14にて格納した2つのデジタルデータを
距離データに変換させる。距離表示手段17は、距離算
出手段16により算出された距離(メートル値)をLC
D17A等により表示させる。また、ブザー鳴動手段1
8は、スピーカ18Aにより、距離算出手段16により
算出された距離が近いほど大きな音を鳴らす。
波器9Aからの検波後の信号波形を直接デジタルデータ
に変換する。同様に、第2A/D変換器10Bは、第2
検波器9Bからの検波後の信号波形を直接デジタルデー
タに変換する。ワンショットマルチバイブレータ15
は、それぞれダイオード11、12を介して第1検波器
9A又は第2検波器9Bからの信号波形の立ち上がりを
検出して、データ取り込み手段14へ、信号レベル取込
用のトリガ信号を出力する。データ取り込み手段14
は、このトリガ信号により、第1A/D変換器10Aお
よび第2A/D変換器10Bからのデジタルデータを同
時に取り込んで、それぞれ別のメモリに格納する。これ
らのデータが大きな値であれば、受信電波の強度が大き
いことを意味し、遭難者が携帯する送信機30の位置が
より近いことを意味する。距離算出手段16は、データ
取り込み手段14にて格納した2つのデジタルデータを
距離データに変換させる。距離表示手段17は、距離算
出手段16により算出された距離(メートル値)をLC
D17A等により表示させる。また、ブザー鳴動手段1
8は、スピーカ18Aにより、距離算出手段16により
算出された距離が近いほど大きな音を鳴らす。
【0018】また、方向算出手段19は、上述した2つ
のデジタルデータの大きさ比率に応じて1〜N個のパタ
ーンから1つを選択する。方向表示手段20は、装置上
面に1〜N個のLED20Aを配置しており、捜索者が
進んでいくべき方向のLEDを点灯させる。例えば、N
=5とし、第1バーアンテナで受信した信号と第2バー
アンテナで受信した信号レベルの比率が10:1であれ
ば、第1バーアンテナ6Aの受信レベルの方が第2バー
アンテナ6Bの受信レベルよりも遥かに大きいため、操
作者の進むべき方向は、第1バーアンテナ6Aの向きに
一致する方向となることから、方向算出手段19にて
「1」が選択され、方向表示手段20にてLED20A
のうち「1」のLEDが点灯する。
のデジタルデータの大きさ比率に応じて1〜N個のパタ
ーンから1つを選択する。方向表示手段20は、装置上
面に1〜N個のLED20Aを配置しており、捜索者が
進んでいくべき方向のLEDを点灯させる。例えば、N
=5とし、第1バーアンテナで受信した信号と第2バー
アンテナで受信した信号レベルの比率が10:1であれ
ば、第1バーアンテナ6Aの受信レベルの方が第2バー
アンテナ6Bの受信レベルよりも遥かに大きいため、操
作者の進むべき方向は、第1バーアンテナ6Aの向きに
一致する方向となることから、方向算出手段19にて
「1」が選択され、方向表示手段20にてLED20A
のうち「1」のLEDが点灯する。
【0019】第1検波器9A又は第2検波器9Bから得
られた信号波形は、新たにシリアルデータ取り込み手段
21へも入力される。このシリアルデータ取り込み手段
21は、信号波形の中から所定のシリアル伝送方式に則
ったシリアルデータを検出する。識別番号処理手段22
は、シリアルデータ取り込み手段21から得られたシリ
アルデータに基づき、識別情報をデジタルデータとして
メモリに格納する。識別番号表示手段23は、識別番号
処理手段22から得られたデジタルデータをLCD23
A、23Bにより表示させる。これにより、この識別番
号を有する遭難者の特定が可能となる。更に、識別番号
処理手段22には、装置外部のボタン等からの入力によ
り、特定の識別番号に対してのみ距離表示および方向表
示させるよう、絞り込み捜索することも可能である。
られた信号波形は、新たにシリアルデータ取り込み手段
21へも入力される。このシリアルデータ取り込み手段
21は、信号波形の中から所定のシリアル伝送方式に則
ったシリアルデータを検出する。識別番号処理手段22
は、シリアルデータ取り込み手段21から得られたシリ
アルデータに基づき、識別情報をデジタルデータとして
メモリに格納する。識別番号表示手段23は、識別番号
処理手段22から得られたデジタルデータをLCD23
A、23Bにより表示させる。これにより、この識別番
号を有する遭難者の特定が可能となる。更に、識別番号
処理手段22には、装置外部のボタン等からの入力によ
り、特定の識別番号に対してのみ距離表示および方向表
示させるよう、絞り込み捜索することも可能である。
【0020】次に、図1に示す本発明による雪崩ビーコ
ンの動作を、図2の動作波形図を参照して説明する。先
ず、送信機30において、搬送波発生手段1からの出力
波形を図2(A)に示す。識別信号入力手段2は、ここ
では外部からの2個のボタン(図示せず)により、1桁
ずつ「0」〜「9」の値を、カウンタを使用して2桁ま
で設定できるものとする。即ち、識別番号として「0
0」〜「99」の合計100の値が設定(識別)可能と
する。この場合、デジタルデータにすると、8ビットあ
れば足りる。
ンの動作を、図2の動作波形図を参照して説明する。先
ず、送信機30において、搬送波発生手段1からの出力
波形を図2(A)に示す。識別信号入力手段2は、ここ
では外部からの2個のボタン(図示せず)により、1桁
ずつ「0」〜「9」の値を、カウンタを使用して2桁ま
で設定できるものとする。即ち、識別番号として「0
0」〜「99」の合計100の値が設定(識別)可能と
する。この場合、デジタルデータにすると、8ビットあ
れば足りる。
【0021】このデジタルデータをシリアルデータとし
て伝送するには、転送レートを決定させるためのクロッ
ク信号およびシリアル伝送専用のICが必要となる。こ
のクロック信号は、457kHzの発振器から、例えば
80分周することにより生成させることができ、ここで
は約5.7kHzのビットレートとする。重畳させるタ
イミングとしては、約1秒おきの搬送波の最初の立ち上
がり部分をトリガとして、約5.7kHzのクロック数
個分(例えば16個分)をカウンタによって遅延させた
後にシリアル伝送を開始する。シリアル伝送は、更にカ
ウンタにより3回連続して同一内容を繰り返し送信す
る。これは、受信側で復調した際のノイズ等によるデー
タ誤りを防ぐためである。
て伝送するには、転送レートを決定させるためのクロッ
ク信号およびシリアル伝送専用のICが必要となる。こ
のクロック信号は、457kHzの発振器から、例えば
80分周することにより生成させることができ、ここで
は約5.7kHzのビットレートとする。重畳させるタ
イミングとしては、約1秒おきの搬送波の最初の立ち上
がり部分をトリガとして、約5.7kHzのクロック数
個分(例えば16個分)をカウンタによって遅延させた
後にシリアル伝送を開始する。シリアル伝送は、更にカ
ウンタにより3回連続して同一内容を繰り返し送信す
る。これは、受信側で復調した際のノイズ等によるデー
タ誤りを防ぐためである。
【0022】以上のように、遭難者の識別番号データを
重畳した間欠状振幅変調波が、変調器3および高周波増
幅器4を介してアンテナ5から送信される。図2(B)
は、この送信出力波形を示す。尚、識別番号データ伝送
部分の所要時間は、図2(B)に示す特定例では、33ビ
ット/5.7kHz=約6ミリ秒であるため、搬送波部
分約0.1秒に対して6%に過ぎず、従来の無変調間欠
発信のみに対応した受信機を使用したとしても、性能を
低下させるものではない。
重畳した間欠状振幅変調波が、変調器3および高周波増
幅器4を介してアンテナ5から送信される。図2(B)
は、この送信出力波形を示す。尚、識別番号データ伝送
部分の所要時間は、図2(B)に示す特定例では、33ビ
ット/5.7kHz=約6ミリ秒であるため、搬送波部
分約0.1秒に対して6%に過ぎず、従来の無変調間欠
発信のみに対応した受信機を使用したとしても、性能を
低下させるものではない。
【0023】次に、図1(B)に示す雪崩ビーコンの受信
機40の動作を説明する。仮に遭難者が2人同一エリア
にいて、それぞれの送信電波を同時に受信しているよう
な場合には、図2(C)に示す如き電波が受信される。先
ず、第1遭難者の送信電波を受信した第1検波器9Aお
よび第2遭難者の送信電波を受信した第2検波器9Bに
より、それぞれ信号波形が検波される。それぞれの信号
波形は、A/D変換器10A、10Bによりデジタルデ
ータとして、互いのピーク値がメモリに格納されると共
にシリアルデータ取り込み手段21にも入力され、シリ
アルデータの復調が行われる。ここで、識別番号のない
信号の場合には、このプロセスは無視されると共に識別
番号がない旨を表示により操作者に知らせる。
機40の動作を説明する。仮に遭難者が2人同一エリア
にいて、それぞれの送信電波を同時に受信しているよう
な場合には、図2(C)に示す如き電波が受信される。先
ず、第1遭難者の送信電波を受信した第1検波器9Aお
よび第2遭難者の送信電波を受信した第2検波器9Bに
より、それぞれ信号波形が検波される。それぞれの信号
波形は、A/D変換器10A、10Bによりデジタルデ
ータとして、互いのピーク値がメモリに格納されると共
にシリアルデータ取り込み手段21にも入力され、シリ
アルデータの復調が行われる。ここで、識別番号のない
信号の場合には、このプロセスは無視されると共に識別
番号がない旨を表示により操作者に知らせる。
【0024】シリアルデータの復調には、新たなクロッ
ク周波数が必要となる。これは非同期式のシリアル伝送
の受信側であるため、ビット情報を認識するためのサン
プリング動作が必要となるからである。クロック周波数
は、457kHzの発振器から分周したものを利用で
き、例えば8分周することにより得られる約57kHz
を使用する。この約57kHzのサンプリング周波数に
より、シリアルデータ復調用のICを使用して、デジタ
ルデータに変換する。ここで、識別番号のデータは、上
述の如く同一内容のものが3回連続している筈であるの
で、それぞれ別のメモリ(異なるアドレス)に格納され
るよう振り分けた後に、識別番号処理手段22にてデー
タに誤りがないかチェックされる。
ク周波数が必要となる。これは非同期式のシリアル伝送
の受信側であるため、ビット情報を認識するためのサン
プリング動作が必要となるからである。クロック周波数
は、457kHzの発振器から分周したものを利用で
き、例えば8分周することにより得られる約57kHz
を使用する。この約57kHzのサンプリング周波数に
より、シリアルデータ復調用のICを使用して、デジタ
ルデータに変換する。ここで、識別番号のデータは、上
述の如く同一内容のものが3回連続している筈であるの
で、それぞれ別のメモリ(異なるアドレス)に格納され
るよう振り分けた後に、識別番号処理手段22にてデー
タに誤りがないかチェックされる。
【0025】データに誤りがある場合には、識別番号と
見なさず、シリアルデータ復調動作をし続ける。データ
に誤りがない場合には、識別番号表示手段23にてLC
D23A、23Bに識別番号の数値を表示させると共に
距離データ表示手段17およびブザー鳴動手段18およ
び方向表示手段20にて、遭難者までの距離と進むべき
方向を表示する。
見なさず、シリアルデータ復調動作をし続ける。データ
に誤りがない場合には、識別番号表示手段23にてLC
D23A、23Bに識別番号の数値を表示させると共に
距離データ表示手段17およびブザー鳴動手段18およ
び方向表示手段20にて、遭難者までの距離と進むべき
方向を表示する。
【0026】一方、第2遭難者の送信電波を第1遭難者
の送信電波を受信した直後(例えば0.3秒後)に受信
しており、第1遭難者からの送信電波と同様に、検波後
にシリアルデータ取込手段21、識別番号処理手段2
2、識別番号表示手段23にて識別番号を表示させ、第
1遭難者との距離表示および方向表示とは別のタイミン
グで第2遭難者との距離表示、方向表示を行う。
の送信電波を受信した直後(例えば0.3秒後)に受信
しており、第1遭難者からの送信電波と同様に、検波後
にシリアルデータ取込手段21、識別番号処理手段2
2、識別番号表示手段23にて識別番号を表示させ、第
1遭難者との距離表示および方向表示とは別のタイミン
グで第2遭難者との距離表示、方向表示を行う。
【0027】ここで、第1遭難者が発信する間欠状振幅
変調波および第2遭難者が発信する間欠状振幅変調波
が、図2(D)に示す如く重なってしまったとする。こ
の場合には、識別番号データの復調が困難となる。しか
し、それぞれの送信機の約1秒おきの間欠期間は各機器
でばらつきがあり、それぞれの環境条件にも左右され
る。このため、従来の捜索方法で捜索をしている最中に
自ずとズレが生じ、識別可能になる。また、送信機の発
信する電波の指向性および受信機の受信指向性の関係か
ら、受信機が常に1つの送信電波を捕捉し続けることは
難しく、このため識別番号データの復調が妨げられ続け
る可能性は殆どない。従って、図2(D)のような状況に
なっても、識別番号を識別する性能の低下は殆どない。
変調波および第2遭難者が発信する間欠状振幅変調波
が、図2(D)に示す如く重なってしまったとする。こ
の場合には、識別番号データの復調が困難となる。しか
し、それぞれの送信機の約1秒おきの間欠期間は各機器
でばらつきがあり、それぞれの環境条件にも左右され
る。このため、従来の捜索方法で捜索をしている最中に
自ずとズレが生じ、識別可能になる。また、送信機の発
信する電波の指向性および受信機の受信指向性の関係か
ら、受信機が常に1つの送信電波を捕捉し続けることは
難しく、このため識別番号データの復調が妨げられ続け
る可能性は殆どない。従って、図2(D)のような状況に
なっても、識別番号を識別する性能の低下は殆どない。
【0028】以上、本発明による雪崩ビーコンの好適実
施形態の構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実
施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を
限定するものではない。本発明の要旨を逸脱することな
く、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であるこ
と、当業者には容易に理解できよう。
施形態の構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実
施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を
限定するものではない。本発明の要旨を逸脱することな
く、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であるこ
と、当業者には容易に理解できよう。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
の雪崩ビーコンによると、次のような実用上の顕著な効
果を奏する。即ち、2人以上の遭難者がいる場合にも、
捜索者の受信モードのビーコン発信器は、それぞれのビ
ーコン発信器毎の方向、距離を表示できるので、2つの
ビーコン信号に混乱することなく、それぞれの位置を特
定し、迅速に救助することが可能である。また、各人
(遭難者)が携帯する発信機から、識別信号は、各間欠
状振幅変調波のスタートから所定時間遅延させると共に
複数回(例えば3回)繰り返し入力されるので、各遭難
者を確実に識別可能である。
の雪崩ビーコンによると、次のような実用上の顕著な効
果を奏する。即ち、2人以上の遭難者がいる場合にも、
捜索者の受信モードのビーコン発信器は、それぞれのビ
ーコン発信器毎の方向、距離を表示できるので、2つの
ビーコン信号に混乱することなく、それぞれの位置を特
定し、迅速に救助することが可能である。また、各人
(遭難者)が携帯する発信機から、識別信号は、各間欠
状振幅変調波のスタートから所定時間遅延させると共に
複数回(例えば3回)繰り返し入力されるので、各遭難
者を確実に識別可能である。
【図1】本発明による雪崩遭難者捜索用ビーコンの好適
実施形態のブロック図であり、(A)は送信側であり、
(B)は受信側である。
実施形態のブロック図であり、(A)は送信側であり、
(B)は受信側である。
【図2】図1の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
トである。
1 搬送波発生手段
2 識別信号入力手段
3 変調器
4 高周波増幅器
5 アンテナ(送信側)
6A、6B アンテナ(受信側)
7A、7B アンテナ同調器
8A、8B 高周波増幅器
9A、9B 検波器
10A、10B A/D変換器
11、12 ダイオード
14 データ取り込み手段
15 ワンショットマルチバイブレータ
16 距離算出手段
17 距離表示手段
18 ブザー駆動手段
19 方向算出手段
20 方向表示手段
21 シリアルデータ取り込み手段
22 識別番号処理手段
23 識別番号表示手段
30 送信機
40 受信機
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G08B 25/04 G08B 25/04 G
K
H04B 1/16 H04B 1/16 G
Fターム(参考) 5C086 AA14 BA30 CA06 CB27 DA40
EA15 EA27
5C087 AA02 AA03 AA07 AA31 BB20
BB43 BB65 BB74 DD02 DD49
EE05 EE06 EE08 EE18 FF16
GG03 GG04 GG12 GG19 GG35
GG66
5K060 CC04 CC11 DD02 GG03 HH01
HH09 HH21 HH34
5K061 BB14 DD00
Claims (6)
- 【請求項1】雪崩に埋もれた1人以上の遭難者が携帯す
る送信機から発信するビーコン電波を受信機で受信して
遭難者を捜索する雪崩遭難者捜索用ビーコン装置におい
て、 前記送信機は、一定周波数の搬送波を発生する搬送波発
生手段と、各送信機に固有のデジタル識別信号を発生す
る識別信号入力手段と、前記搬送波を前記識別信号で変
調する変調器とを備えることを特徴とする雪崩遭難者捜
索用ビーコン装置。 - 【請求項2】前記送信機は、間欠状振幅変調波を出力す
ることを特徴とする請求項1に記載の雪崩遭難捜索用ビ
ーコン装置。 - 【請求項3】前記識別信号は、前記各間欠状振幅変調波
に複数回繰り返し入力されることを特徴とする請求項2
に記載の雪崩遭難捜索用ビーコン装置。 - 【請求項4】前記識別信号は、前記各間欠状振幅変調波
のスタートから所定時間遅延させて入力されることを特
徴とする請求項2又は3に記載の雪崩遭難捜索用ビーコ
ン装置。 - 【請求項5】前記受信機は、1対の受信部と、該1対の
受信部で受信した信号をデジタル変換するA/D変換器
と、該A/D変換器の出力データに基づき前記各送信機
の距離および方向を算出する距離算出手段および方向算
出手段と、前記受信部からのシリアルデータを取り込み
前記識別信号を検出する識別番号処理手段とを備えるこ
とを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の雪崩遭
難捜索用ビーコン装置。 - 【請求項6】前記距離算出手段、前記方向算出手段およ
び前記識別番号処理手段の出力信号を視覚的又は聴覚的
に表示する表示部を備えることを特徴とする請求項5に
記載の雪崩遭難捜索用ビーコン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001396125A JP2003198389A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 雪崩遭難者捜索用ビーコン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001396125A JP2003198389A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 雪崩遭難者捜索用ビーコン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003198389A true JP2003198389A (ja) | 2003-07-11 |
Family
ID=27602313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001396125A Pending JP2003198389A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 雪崩遭難者捜索用ビーコン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003198389A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005229449A (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Toyama Prefecture | 山岳遭難者探索システム |
JP2006242871A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Victor Co Of Japan Ltd | ビーコン受信機及びビュアーシステム |
JP2011002288A (ja) * | 2009-06-17 | 2011-01-06 | Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd | 電波到来方向探索装置 |
WO2015079683A1 (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 哲也 芦塚 | 探索装置および通信システム |
KR101781018B1 (ko) * | 2017-02-20 | 2017-09-25 | 한국해양과학기술원 | 수중 실종자 탐지 시스템 |
-
2001
- 2001-12-27 JP JP2001396125A patent/JP2003198389A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005229449A (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Toyama Prefecture | 山岳遭難者探索システム |
JP4544878B2 (ja) * | 2004-02-16 | 2010-09-15 | 富山県 | 山岳遭難者探索システム |
JP2006242871A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Victor Co Of Japan Ltd | ビーコン受信機及びビュアーシステム |
JP2011002288A (ja) * | 2009-06-17 | 2011-01-06 | Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd | 電波到来方向探索装置 |
WO2015079683A1 (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 哲也 芦塚 | 探索装置および通信システム |
KR101781018B1 (ko) * | 2017-02-20 | 2017-09-25 | 한국해양과학기술원 | 수중 실종자 탐지 시스템 |
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