JP2003197757A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2003197757A
JP2003197757A JP2001396403A JP2001396403A JP2003197757A JP 2003197757 A JP2003197757 A JP 2003197757A JP 2001396403 A JP2001396403 A JP 2001396403A JP 2001396403 A JP2001396403 A JP 2001396403A JP 2003197757 A JP2003197757 A JP 2003197757A
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semiconductor substrate
ground wiring
wiring pattern
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circuit block
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JP2001396403A
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Yoshishige Yoshikawa
嘉茂 吉川
Yoshio Horiike
良雄 堀池
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路ブロック間のアイソレーションが高い半
導体集積回路を得る。 【解決手段】 第1の回路ブロック6内に構成される回
路を接地するための第1のグランド配線パターン2およ
び、第2の回路ブロック7内に構成される回路を接地す
るための第2のグランド配線パターン3と半導体基板1
をそれぞれ1点で接続する構成とすることにより、半導
体基板を介した抵抗値を大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてコードレ
スリモコン、コードレス電話、携帯電話などの無線機の
高周波回路を半導体基板上に集積した半導体集積回路に
関し、特に集積された複数の回路ブロック間で高いアイ
ソレーションを必要とする用途に用いられる半導体集積
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体集積回路について図面を参
照しながら説明する。図8は、従来の半導体集積回路の
半導体基板上のパターン図である。図8において、1は
半導体基板、2は第1のグランド配線パターン、3は第
2のグランド配線パターン、4は第1の端子パッド、5
は第2の端子パッド、6は第1の回路ブロック、7は第
2の回路ブロック、20はコンタクト素子である。
【0003】図8は、ICチップの半導体基板上に形成
されたアルミ配線およびコンタクト素子のパターンを表
している。半導体基板1の周囲に第1および第2の端子
パッド4、5を含む複数の端子パッドが形成されてい
る。各端子パッドはパッケージリードにボンディングワ
イヤで接続され、半導体基板1が、樹脂によりにパッケ
ージングされて完成品のICとなる。
【0004】さて図8に示す従来の半導体集積回路で
は、第1の回路ブロック6と第2の回路ブロック7の間
のアイソレーションを大きくするために、それぞれ個別
のグランド端子パッドとして第1および第2の端子パッ
ド4、5が設けられている。第1および第2の端子パッ
ド4、5には、それぞれ第1および第2のグランド配線
パターン2、3が接続されており、第1および第2の回
路ブロックは別々に接地される。尚、図8には表記して
いないが、半導体基板1上にはグランド配線以外の配線
パターンおよびトランジスタやコンデンサなどの機能素
子が構成されている。
【0005】上記のように、高いアイソレーションが必
要な回路ブロックごとにグランドの端子パッドを個別に
設けることにより、アイソレーションの改善をねらって
いる。
【0006】また、第1および第2のグランド配線パタ
ーン2、3と半導体基板1が複数のコンタクト素子20
により接続されている。これは、各回路ブロックが構成
される領域の直下にある半導体基板の電位をグランド電
位とするためのものである。コンタクト素子20が無い
場合には、半導体基板1に電流が流れた時に、半導体基
板上で電位差が発生し、トランジスタ、ダイオード、コ
ンデンサなどの素子に異常な電流が流れるラッチアップ
現象が発生する可能性がある。ラッチアップ現象が発生
すると回路の機能が失われるため大きな問題となる。こ
のような半導体集積回路特有のこのような現象を防ぐた
めに、半導体基板とグランド配線パターンをコンタクト
素子により接続している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の半導体集積回路では、各回路ブロック間のアイソレ
ーションが十分に得られないという問題があった。
【0008】図7および図8を用いて、アイソレーショ
ンが十分に得られない理由を説明する。
【0009】図8に示すように、第1および第2のグラ
ンド配線パターン2、3と半導体基板1が複数のコンタ
クト素子20により接続されており、コンタクト素子2
0の配置がそれぞれ第1および第2のグランド配線パタ
ーン2、3上に広く広がっている。ここでシリコンなど
の半導体基板はシート抵抗値が数百オーム程度の抵抗体
である。そのため、半導体基板1を介して第1のグラン
ド配線パターン2と第2のグランド配線パターン3の間
の抵抗値が小さくなっている。
【0010】図7は回路ブロック間のアイソレーション
の説明図である。図7において、Z3(図中101)は
半導体基板を介するグランド配線パターン間の抵抗値で
ある。また、L1(図中102)、L2(図中103)
は端子パッドに接続されるボンディングワイヤおよびパ
ッケージリードのインダクタンス成分である。半導体集
積回路内にミキサ(図中104)とLNA(低雑音増幅
器)(図中105)が集積されている。外部のVCO
(信号源)(図中106)からミキサの入力端子(図中
107)に高周波電圧Viが入力されると、L1(10
2)の存在によりミキサのグランド配線パターンには高
周波電圧V1が発生する。このV1が基板抵抗Z3(1
01)を介することによりLNA(105)のグランド
配線パターンに高周波電圧V2を励起する。つまりL
1、L2およびZ3の存在によりアイソレーションが劣
化する。従来の半導体集積回路ではZ3で示される抵抗
値が小さいためアイソレーションの劣化が起こってい
た。
【0011】そして、半導体集積回路の各回路ブロック
間で十分なアイソレーションが得られないことが、高周
波回路の集積化が困難であることの要因となっていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の半導体集積回路は、半導体基板と、
前記半導体基板上の第1および第2の回路ブロックと、
前記半導体基板上の第1の回路ブロック内に構成される
回路を接地するための第1のグランド配線パターンと、
前記半導体基板上の第2の回路ブロック内に構成される
回路を接地するための第2のグランド配線パターンと、
前記半導体基板上に形成され前記第1および第2のグラ
ンド配線パターンにそれぞれ接続された第1および第2
の端子パッドを備え、前記第1および第2のグランド配
線パターンと半導体基板をそれぞれ1点で接続するもの
である。
【0013】そして、グランド配線パターンと半導体基
板との接続をそれぞれ1点としたため、半導体基板を介
するグランド配線パターン間の抵抗値が大きくなり、異
なるグランド配線パターンに接続された回路ブロック間
のアイソレーションを大きくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、半導体基
板と、前記半導体基板上の第1および第2の回路ブロッ
クと、前記半導体基板上の第1の回路ブロック内に構成
される回路を接地するための第1のグランド配線パター
ンと、前記半導体基板上の第2の回路ブロック内に構成
される回路を接地するための第2のグランド配線パター
ンと、前記半導体基板上に形成され前記第1および第2
のグランド配線パターンにそれぞれ接続された第1およ
び第2の端子パッドを備え、前記第1および第2のグラ
ンド配線パターンと半導体基板をそれぞれ1点で接続す
るものである。
【0015】そして、グランド配線パターンと半導体基
板との接続をそれぞれ1点としたため、半導体基板を介
するグランド配線パターン間の抵抗値が大きくなり、異
なるグランド配線パターンに接続された回路ブロック間
のアイソレーションを大きくすることができる。
【0016】また請求項2記載の発明は、半導体基板
と、前記半導体基板上の第1および第2の回路ブロック
と、前記半導体基板上の第1の回路ブロック内に構成さ
れる回路を接地するための第1のグランド配線パターン
と、前記半導体基板上の第2の回路ブロック内に構成さ
れる回路を接地するための第2のグランド配線パターン
と、第3のグランド配線パターンと、前記半導体基板上
に形成され前記第1、第2および第3のグランド配線パ
ターンにそれぞれ接続された第1、第2および第3の端
子パッドを備え、前記第3のグランド配線は前記第1の
回路ブロックと前記第2の回路ブロックの間の領域で前
記半導体基板と接続するものである。
【0017】そして、回路ブロック間の半導体基板を別
個のグランド配線パターンで接地するため更に回路ブロ
ック間のアイソレーションを大きくすることができると
共に、ラッチアップなどの不具合を防ぐことができる。
【0018】また請求項3記載の発明は、半導体基板
と、前記半導体基板上の第1および第2の回路ブロック
と、前記半導体基板上の第1の回路ブロック内に構成さ
れる回路を接地するための第1のグランド配線パターン
と、前記半導体基板上の第2の回路ブロック内に構成さ
れる回路を接地するための第2のグランド配線パターン
と、第3および第4のグランド配線パターンと、前記半
導体基板上に形成され前記第1、第2、第3および第4
のグランド配線パターンにそれぞれ接続された第1、第
2、第3および第4の端子パッドを備え、前記第3のグ
ランド配線は前記第1の回路ブロックの領域で前記半導
体基板と接続し、前記第4のグランド配線は前記第2の
回路ブロックの領域で前記半導体基板と接続するもので
ある。
【0019】そして、第3および第4のグランド配線パ
ターンでそれぞれの回路ブロックがある領域の半導体基
板を確実に接地するため、ラッチアップなどの不具合を
完全に防ぐことができると共に、高いアイソレーション
を得ることができる。
【0020】また請求項4記載の発明は、第3または
(および)第4のグランド配線パターンと半導体基板と
の接続は第1の端子パッドと第2の端子パッド間に電圧
を印加したときの等電位線に沿って配置されるものであ
る。そして、グランド配線パターンと半導体基板の接続
を複数設ける場合でもアイソレーションを劣化させるこ
とがないので、半導体基板を確実に接地することが可能
となる。
【0021】また請求項5記載の発明は、半導体基板
と、前記半導体基板上の第1および第2の回路ブロック
と、前記半導体基板上の第1の回路ブロック内に構成さ
れる回路を接地するための第1のグランド配線パターン
と、前記半導体基板上の第2の回路ブロック内に構成さ
れる回路を接地するための第2のグランド配線パターン
と、前記半導体基板上に形成され前記第1および第2の
グランド配線パターンにそれぞれ接続された第1および
第2の端子パッドを備え、前記第1および第2のグラン
ド配線パターンと半導体基板をそれぞれ抵抗を介して接
続するものである。そして、抵抗値は容易に変更できる
ためラッチアップなどの弊害が生じない範囲でアイソレ
ーションが最大となる最適な抵抗値を設定することが容
易となる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0023】(実施例1)図1は、本発明による実施例
1の半導体集積回路の半導体基板上のパターン図であ
る。図1を用いて本実施例の半導体集積回路について説
明する。
【0024】図1において、1は半導体基板、2は第1
のグランド配線パターン、3は第2のグランド配線パタ
ーン、4は第1の端子パッド、5は第2の端子パッド、
6は第1の回路ブロック、7は第2の回路ブロック、8
は第1のコンタクト素子、9は第2のコンタクト素子で
ある。
【0025】半導体基板1の周囲に第1および第2の端
子パッド4、5を含む複数の端子パッドが形成されてい
る。第1および第2の端子パッド4、5には、それぞれ
第1および第2のグランド配線パターン2、3が接続さ
れており、各回路ブロックのグランドを得ている。
【0026】図1には表記していないが、半導体基板1
上にはグランド配線以外の配線パターンおよびトランジ
スタやコンデンサなどの機能素子が存在する。
【0027】そして、第1のグランド配線パターン2と
半導体基板1は第1の端子パッド4の近傍の位置に設け
られた第1のコンタクト素子8により接続されている。
また、第2のグランド配線パターン3と半導体基板1は
第2の端子パッド5の近傍の位置に設けられた第2のコ
ンタクト素子9により接続されている。ここで、コンタ
クト素子はそれぞれ1点に配置されている。コンタクト
素子は1個で構成してもよいし、複数個を配置してもよ
いが、複数個で構成する場合には1カ所に集中して配置
している。
【0028】第1と第2のグランド配線パターン間の抵
抗値について図2を用いて説明する。構成要素に図1と
同一の番号を付けて示した。
【0029】図2はグランド配線パターンと半導体基板
を接続する構造の模式図である。ここで半導体基板の抵
抗率をρ、厚さをtとする。また、第1および第2のコ
ンタクト素子は円筒形の場合を仮定し半径はそれぞれ
a、b、互いの距離をdとする。
【0030】このとき第1と第2のグランド配線パター
ン2、3間の抵抗値Z3はZ3=(ρ/2πt)log
(d2/ab)で表される。ただし、半導体基板の面積
は無限大を仮定した。
【0031】上記の式より、コンタクト素子の半径(任
意の形状の場合には外周の長さ)を小さくすると抵抗値
Z3を大きくすることができる。
【0032】また、第1および第2のコンタクト素子間
の距離を大きくすると抵抗値Z3を大きくすることがで
きる。また、半導体基板の抵抗率を大きく、厚さを小さ
くする、すなわち半導体基板のシート抵抗を大きくする
と抵抗値Z3を大きくすることが出来る。
【0033】従って、コンタクト素子の外周を出来るだ
け小さく、また第1と第2のコンタクト素子間の距離を
出来るだけ大きくなるように設計することにより、図7
における抵抗Z3を大きくすることができるため、アイ
ソレーションを改善することができる。コンタクト素子
は各1個とし、その半径または断面の外周が最小となる
ように設計するのが望ましいが、複数のコンタクト素子
を設ける場合には1カ所すなわち1点に集中して配置
し、コンタクトの実効的な外周を小さくすることにより
抵抗値Z3を比較的大きくできる。
【0034】尚、本実施例の構成では、回路直下の半導
体基板の全域が完全に接地されていないことによるラッ
チアップ現象の発生などの弊害を避けるため、トランジ
スタ素子やMOSトランジスタのゲート酸化膜を用いた
コンデンサ素子などのラッチアップを発生させやすい素
子と第1および第2のコンタクト素子の距離が短くなる
ように各素子の配置を行っている。
【0035】尚、トランジスタなどが存在する領域の半
導体基板が接地されていないことによる弊害としては、
ラッチアップ現象以外にも、MOSトランジスタのバッ
クゲートの電位変動による高周波特性の劣化などが考え
られるため、半導体基板の接地箇所については十分に考
慮する必要がある。
【0036】また、端子パッドは半導体基板の周囲に配
置したが、半導体基板の任意の位置に配置してもよい。
【0037】(実施例2)図3は、本発明の実施例2の
半導体集積回路の半導体基板上のパターン図である。図
3において、10は第3のグランド配線パターン、11
は第3の端子パッド、12は第3のコンタクト素子であ
る。また、図1と同じ構成要素に同一の番号を付けて示
した。
【0038】本発明の特徴は、第3のグランド配線パタ
ーンを設けたことにある。
【0039】半導体基板1上の第1の回路ブロック6と
第2の回路ブロック7の間の領域を接地するために第3
のグランド配線パターン10が設けられ、第3のコンタ
クト素子12により接続されている。そして、第3のグ
ランド配線パターンに接続された第3の端子パッドを通
じて外部のグランドに接続される。このような構成とす
ることによりアイソレーションを大きくすることができ
る。すなわち図7における抵抗Z3を二つに分けて、直
列に接続された2つの抵抗と考えると、両者の接続点を
比較的小さなインピーダンスによって接地する構成とな
る。そのため第1の回路ブロックから第2の回路ブロッ
クへ伝達される信号の振幅は大幅に低減されることにな
る。
【0040】第3のグランド配線パターンにより半導体
基板が接地されるためラッチアップなどの弊害を回避す
ることができる。
【0041】また、本実施例の構成では大きなアイソレ
ーションが比較的容易に得られるため、第1および第2
のグランド配線パターンと半導体基板との接続は1点の
みではなく複数の点で接続する事が可能である。複数の
接続により、更に半導体基板の接地を確実に行うことが
できる。
【0042】尚、本実施例では第3のグランド配線パタ
ーンは半導体基板の接地のみに用いたが、他の回路ブロ
ックたとえば第3の回路ブロックのグランド配線パター
ンを流用して第3のグランドパターンの機能を得てもよ
い。
【0043】また、第1と第2の回路ブロックの間の領
域に第3のコンタクト素子を配置したが、第1または第
2の回路ブロックの一部に入り込んで第3のコンタクト
素子を配置してもよい。この場合であってもアイソレー
ションの急激な劣化は生じない。
【0044】(実施例3)図4は、本発明の実施例3の
半導体集積回路の半導体基板上のパターン図である。図
4において、13は第4のグランド配線パターン、14
は第4の端子パッド、15は第4のコンタクト素子であ
る。また図1から図3と同じ構成要素fに同一の番号を
付けて示した。
【0045】本発明の特徴は、第1および第3の回路ブ
ロックの直下の半導体基板を接地するためのグランド配
線を個別に設けたことである。第1の回路ブロック6の
直下の半導体基板を接地するために第3のグランド配線
パターン10が設けられ第3のコンタクト素子12によ
り接続されている。また、第2の回路ブロック6の直下
の半導体基板を接地するために第4のグランド配線パタ
ーン13が設けられ第4のコンタクト素子14により接
続されている。第3および第4のグランド配線パターン
はそれぞれ第3および第4の端子パッドに接続されてい
る。そして第3および第4の端子パッドは外部のグラン
ドに接続される。
【0046】このように各回路ブロックの直下の半導体
基板を個別に接地することにより、非常に高いアイソレ
ーションを得ると共に、ラッチアップなどの不具合を確
実に防ぐことができる。
【0047】尚、第3および第4のコンタクト素子は1
個または複数個としてもよい。
【0048】また、第3および第4のグランド配線パタ
ーン10、13は他の回路ブロックたとえば第3および
第4の回路ブロックのグランド配線を流用して構成して
もよい。
【0049】(実施例4)図5は、本発明の実施例4の
半導体集積回路の半導体基板上のパターン図である。図
5において、16は電気力線、17は等電位線である。
また図1から図4と同じ構成要素に同一の番号を付けて
示した。また、図5には表記していないが、前記図4と
同様の位置に第1および第2の回路ブロックが配置され
ている。
【0050】本発明の特徴は、各グランド配線パターン
と半導体基板を接続するコンタクト素子の配置方法にあ
る。すなわち第1のグランド配線パターン2に接続され
る第1の回路ブロックがある領域の直下の半導体基板と
第3のグランド配線パターン10を第3のコンタクト素
子12で接続し、同様に第2のグランド配線パターン3
に接続される第3の回路ブロックがある領域の直下の半
導体基板と第4のグランド配線パターン13を第4のコ
ンタクト素子15で接続することは、前記第3の実施例
と同じであるが、各コンタクト素子は以下に述べる条件
を満たすように配置されている。
【0051】第1の端子パッド4と第2の端子パッド5
の間に外部より電圧を印可した場合を考える。このとき
第1および第2のグランド配線パターン2,3はそれぞ
れ第1および第2のコンタクト素子8,9により半導体
基板に接続されているため、半導体基板上に電界が発生
する。前記電界は図5における電気力線16(図中の破
線)により表される。これに対し、電位が同じである位
置は等電位線17(図中の1点破線)で表される。そし
て、第3のコンタクト素子12および第4のコンタクト
素子15はそれぞれ等電位線に沿って配置される。上記
のようにコンタクト素子を配置することにより、第3の
コンタクト素子間および第4のコンタクト素子間には電
位差が発生しない。従って複数のコンタクト素子を配置
しても第1と第2の端子パッド4、5間の半導体基板を
介した抵抗値すなわち図7における抵抗値Z3が減少す
ることがない。これにより、大きな抵抗値Z3を維持し
たまま半導体基板の接地のため接続箇所を多くとること
ができる。そしてラッチアップなどの不具合が発生せ
ず、安定した特性の回路を得ることができる。
【0052】尚、本実施例では第3および第4のグラン
ド配線パターン10、13を用いたが、第3のグランド
配線パターン10のみ或いは第4のグランド配線パター
ン13のみを用いて構成してもよい。この場合、第3或
いは第4のグランド配線パターンと半導体基板との接続
箇所は、第1と第2の回路ブロックの間の領域にとるこ
とができる。また、第1または第2の回路ブロックに一
部に含まれた領域に接続箇所を配置してもよい。
【0053】尚、電気力線および等電位線の形は半導体
基板の形状や第1および第2のコンタクト素子の位置そ
の他によって異なったものとなるが、等電位線に沿って
コンタクト素子を配置するのはいずれの場合も同様であ
る。
【0054】(実施例5)図6は、本発明の実施例5の
半導体集積回路の半導体基板上のパターン図である。図
6において、18は抵抗である。また図1から図5と同
じ構成要素に同一の番号を付けて示した。
【0055】本発明の特徴は、各回路ブロック直下の半
導体基板のグランドの取り方にある。すなわち、第1お
よび第2の回路ブロック6,7がある領域の半導体基板
と第1および第2のグランド配線パターン2、3がそれ
ぞれ抵抗18を介して接続されている。
【0056】ここで抵抗18の値を小さくすると、ラッ
チアップ現象の防止やサージ耐性を改善することができ
るが、図7における抵抗値Z3は小さくなるため回路ブ
ロック間のアイソレーションは低下する傾向にある。一
方、抵抗18の値を無限大とすれば、第1および第2の
コンタクト素子8、9を経由する抵抗値のみとなるの
で、抵抗値Z3は大きくなるが、ラッチアップ現象の発
生の可能性が増大する。そこで、ラッチアップ現象が発
生しない範囲で抵抗値Z3を大きくしてアイソレーショ
ンを確保することが考えられる。この設定をコンタクト
素子の位置や数により調整した場合には、よい条件を見
つけ出すために何度も試作を重ねる必要があり、非効率
である。本実施例の様に抵抗18の値を変えることで条
件だしをすれば、抵抗値の変更は容易に行えるため効率
的に開発を行うことができる。そしてラッチアップなど
の弊害が生じない範囲で抵抗値を最大に設定することが
容易となる。
【0057】尚、本実施例では第1および第2のグラン
ド配線パターンの両方とも抵抗により半導体基板と接続
したが、いずれか片方のみ抵抗を介して接続する構成で
もよい。
【0058】また、第1および第2のコンタクト素子を
設けず、半導体基板と各グランド配線パターンは抵抗を
介した接続のみとした構成をとることができる。
【0059】また、抵抗の個数は1個または複数とする
ことができる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
半導体集積回路によれば、各グランド配線パターンと半
導体基板を1点で接続するため、半導体基板を介するグ
ランド配線パターン間の抵抗値が大きくなり、異なるグ
ランド配線パターンに接続された回路ブロック間のアイ
ソレーションを大きくすることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における半導体集積回路のパ
ターン図
【図2】本発明の実施例1におけるグランド配線パター
ンと半導体基板の構造図
【図3】本発明の実施例2における半導体集積回路のパ
ターン図
【図4】本発明の実施例3における半導体集積回路のパ
ターン図
【図5】本発明の実施例4における半導体集積回路のパ
ターン図
【図6】本発明の実施例5における半導体集積回路のパ
ターン図
【図7】回路ブロック間のアイソレーションの説明図
【図8】従来の半導体集積回路のパターン図
【符号の説明】
1 半導体基板 2 第1のグランド配線パターン 3 第2のグランド配線パターン 4 第1の端子パッド 5 第2の端子パッド 6 第1の回路ブロック 7 第2の回路ブロック 8 第1のコンタクト素子 9 第2のコンタクト素子 10 第3のグランド配線パターン 11 第3の端子パッド 12 第3のコンタクト素子 13 第4のグランド配線パターン 14 第4の端子パッド 15 第4のコンタクト素子 16 電気力線 17 等電位線 18 抵抗
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Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、前記半導体基板上の第1
    および第2の回路ブロックと、前記半導体基板上の第1
    の回路ブロック内に構成される回路を接地するための第
    1のグランド配線パターンと、前記半導体基板上の第2
    の回路ブロック内に構成される回路を接地するための第
    2のグランド配線パターンと、前記半導体基板上に形成
    され前記第1および第2のグランド配線パターンにそれ
    ぞれ接続された第1および第2の端子パッドを備え、前
    記第1および第2のグランド配線パターンと半導体基板
    をそれぞれ1点で接続する構成である半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、前記半導体基板上の第1
    および第2の回路ブロックと、前記半導体基板上の第1
    の回路ブロック内に構成される回路を接地するための第
    1のグランド配線パターンと、前記半導体基板上の第2
    の回路ブロック内に構成される回路を接地するための第
    2のグランド配線パターンと、第3のグランド配線パタ
    ーンと、前記半導体基板上に形成され前記第1、第2お
    よび第3のグランド配線パターンにそれぞれ接続された
    第1、第2および第3の端子パッドを備え、前記第3の
    グランド配線は前記第1の回路ブロックと前記第2の回
    路ブロックの間の領域で前記半導体基板と接続する構成
    である半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 半導体基板と、前記半導体基板上の第1
    および第2の回路ブロックと、前記半導体基板上の第1
    の回路ブロック内に構成される回路を接地するための第
    1のグランド配線パターンと、前記半導体基板上の第2
    の回路ブロック内に構成される回路を接地するための第
    2のグランド配線パターンと、第3および第4のグラン
    ド配線パターンと、前記半導体基板上に形成され前記第
    1、第2、第3および第4のグランド配線パターンにそ
    れぞれ接続された第1、第2、第3および第4の端子パ
    ッドを備え、前記第3のグランド配線は前記第1の回路
    ブロックの領域で前記半導体基板と接続し、前記第4の
    グランド配線は前記第2の回路ブロックの領域で前記半
    導体基板と接続する構成である半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 第3または/および第4のグランド配線
    パターンと半導体基板との接続箇所は第1の端子パッド
    と第2の端子パッド間に電圧を印加したときの等電位線
    に沿って配置される前記請求項1から3のいずれか一項
    に記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 半導体基板と、前記半導体基板上の第1
    および第2の回路ブロックと、前記半導体基板上の第1
    の回路ブロック内に構成される回路を接地するための第
    1のグランド配線パターンと、前記半導体基板上の第2
    の回路ブロック内に構成される回路を接地するための第
    2のグランド配線パターンと、前記半導体基板上に形成
    され前記第1および第2のグランド配線パターンにそれ
    ぞれ接続された第1および第2の端子パッドを備え、前
    記第1および第2のグランド配線パターンと半導体基板
    をそれぞれ抵抗を介して接続する構成である半導体集積
    回路。
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