JP2003197604A - プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法

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JP2003197604A JP2001390848A JP2001390848A JP2003197604A JP 2003197604 A JP2003197604 A JP 2003197604A JP 2001390848 A JP2001390848 A JP 2001390848A JP 2001390848 A JP2001390848 A JP 2001390848A JP 2003197604 A JP2003197604 A JP 2003197604A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ処理を行う際に、電極周辺部材の消
耗による製造コスト増を抑える。 【解決手段】 反応室中に設置され基板12を載置可能
な構成を有する電極と、電極を囲んで取り付けられた電
極周辺部材15とを備え、電極によりプラズマを発生さ
せて基板12を処理するプラズマ処理装置であって、基
板12に形成したノッチ1あるいはオリエンテーション
フラットに隣接する電極周辺部材15の部分2が分離可
能である。これにより、プラズマによりノッチ1あるい
はオリフラの位置から電極周辺部材15が消耗しても、
これに対応する電極周辺部材15の分離可能な部分2の
みを交換することにより、電極周辺部材全体を交換する
必要がなくなる。これにより製造コストが低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体製造装置及
びそれを用いた半導体装置の製造方法に係わり、さら詳
述するとプラズマを用いたドライエッチング装置等のプ
ラズマ処理装置及びそれを用いたプラズマ処理方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路製造において、反応室に
ガスを流入しそのガスをプラズマ化させて処理を行うプ
ラズマ加工技術は、現在の高集積化が進む半導体デバイ
スを微細加工する為には欠かせない技術である。図5に
ドライエッチング装置の反応室の構造を示す。同図が示
す通り、電極に高周波電圧を印加しプラズマを発生させ
て半導体基板12の処理中は、加工に用いられるプラズ
マ10に反応室内部材である、下部電極周辺部材11や
下部電極13がさらされることになる。その加工に用い
るプラズマ10によって半導体基板12が処理されると
ともに反応室内部材11,13も同時にエッチングさ
れ、その部材の消耗が進む。
【0003】図6は一般に使用されている下部電極周辺
部材11と半導体基板12を、ドライエッチング装置に
設置された状態において上方から見る図である。12が
半導体基板で、11が下部電極周辺部材である。このよ
うな部材では半導体基板12の切り欠き部であるノッチ
部1から消耗しやすい。14は下部電極周辺部材11の
消耗の激しい部分(局所消耗部分)を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この現象はプラズマ加
工技術を用いる場合、回避することができない。消耗は
部材からの発塵やプラズマの異常を発生させる要因とな
るため、消耗した部材を交換することにより反応室の安
定を保つ必要がある。しかし部材を交換するという作業
を有する保守作業は、高頻度で行うと生産において半導
体製造装置の稼働率低下につながる。また局所的に下部
電極周辺部材の消耗が進むと、本来その部材が持つ寿命
に達する前に交換が必要となる場合がある。このことに
より部材交換を有する保守作業が高頻度で行われること
になり、半導体製造装置の稼働率低下につながる。また
本来部材が持つ寿命まで使用ができていないため、製造
コスト増にもつながる。
【0005】上記に示すように下部電極周辺部材の消耗
は半導体製造装置の稼働率に連動しており、製造コスト
増にもつながる。また消耗度合いによってはプラズマの
異常を引き起こし、プロセス的にも悪影響を及ぼし半導
体装置の歩留りを低下させる要因になる。それを回避す
るためにも下部電極周辺部材の消耗を防止する必要があ
る。
【0006】したがって、この発明の目的は、上記課題
を確実に解決することであり、プラズマ処理を行う際
に、電極周辺部材の消耗による製造コスト増を抑えるプ
ラズマ処理装置およびプラズマ処理方法を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明の請求項1記載のプラズマ処理装置は、反応
室中に設置され基板を載置可能な構成を有する電極と、
前記電極を囲んで取り付けられた電極周辺部材とを備
え、前記電極によりプラズマを発生させて前記基板を処
理するプラズマ処理装置であって、前記基板に形成した
ノッチあるいはオリエンテーションフラットに隣接する
前記電極周辺部材の部分が分離可能である。
【0008】このように、基板に形成したノッチあるい
はオリエンテーションフラットに隣接する電極周辺部材
の部分が分離可能であるので、プラズマによりノッチあ
るいはオリエンテーションフラットの位置から電極周辺
部材が消耗しても、これに対応する電極周辺部材の分離
可能な部分のみを交換することにより、電極周辺部材全
体を交換する必要がなくなる。これにより製造コストが
低減する。
【0009】請求項2記載のプラズマ処理装置は、反応
室中に設置され基板を載置可能な構成を有する電極と、
前記電極を囲んで取り付けられた電極周辺部材とを備
え、前記電極によりプラズマを発生させて前記基板を処
理するプラズマ処理装置であって、前記電極周辺部材が
シリコンカーバイドで形成されている。
【0010】このように、電極周辺部材がシリコンカー
バイドで形成されているので、電極周辺部材のプラズマ
による消耗が防止され、製造コストが低減する。
【0011】請求項3記載のプラズマ処理装置は、反応
室中に設置され基板を載置可能な構成を有する電極と、
前記電極を囲んで取り付けられた電極周辺部材とを備
え、前記電極によりプラズマを発生させて前記基板を処
理するプラズマ処理装置であって、前記電極周辺部材は
前記基板に沿って回転可能とした。
【0012】このように、電極周辺部材は基板に沿って
回転可能としたので、基板に形成したノッチあるいはオ
リエンテーションフラットと対応する電極周辺部材の位
置を変えて基板をプラズマ処理することができる。これ
により、電極周辺部材の消耗度合いを均一化することが
でき、プラズマの異常の回避と製造コスト低減を可能と
する。
【0013】請求項4記載のプラズマ処理方法は、請求
項1記載のプラズマ処理装置を用いて基板のプラズマ処
理を行う際、基板を所定枚数プラズマ処理した後、電極
周辺部材の分離可能な部分のみを交換し、次の基板のプ
ラズマ処理を続行する。
【0014】このように、請求項1記載のプラズマ処理
装置を用いて基板のプラズマ処理を行う際、基板を所定
枚数プラズマ処理した後、電極周辺部材の分離可能な部
分のみを交換し、次の基板のプラズマ処理を続行するの
で、基板を所定枚数プラズマ処理することで電極周辺部
材が局所的に消耗する毎に、その部分のみを交換し、電
極周辺部材の他の部分はそのまま使用できる。このた
め、電極周辺部材の全体を交換するまでの寿命が長くな
りコストが削減される。
【0015】請求項5記載のプラズマ処理方法は、請求
項2記載のプラズマ処理装置を用いて、ノッチあるいは
オリエンテーションフラットを形成した基板のプラズマ
処理を行う。
【0016】このように、請求項2記載のプラズマ処理
装置を用いて、ノッチあるいはオリエンテーションフラ
ットを形成した基板のプラズマ処理を行うので、プラズ
マにより消耗しやすいノッチあるいはオリエンテーショ
ンフラットに対応する位置においても電極周辺部材をシ
リコンカーバイドとすることにより消耗が抑えられる。
これにより電極周辺部材のプラズマによる消耗が防止さ
れ、製造コストが低減する。
【0017】請求項6記載のプラズマ処理方法は、請求
項3記載のプラズマ処理装置を用いて基板のプラズマ処
理を行う際、電極周辺部材を前記基板に沿って回転し、
前記基板に形成したノッチあるいはオリエンテーション
フラットと対応する前記電極周辺部材の位置を変えて前
記基板をプラズマ処理する。
【0018】このように、請求項3記載のプラズマ処理
装置を用いて基板のプラズマ処理を行う際、電極周辺部
材を基板に沿って回転し、基板に形成したノッチあるい
はオリエンテーションフラットと対応する電極周辺部材
の位置を変えて基板をプラズマ処理するので、ある所定
の処理枚数後に電極周辺部材を回転させることにより、
電極周辺部材の消耗度合いを均一化することができる。
これにより、プラズマの異常の回避と製造コスト低減を
可能とする。
【0019】請求項7記載のプラズマ処理方法は、請求
項6記載のプラズマ処理方法において、電極周辺部材
は、基板をプラズマ処理した後、次の基板を処理する前
に回転する。このように、電極周辺部材は、基板をプラ
ズマ処理した後、次の基板を処理する前に回転するの
で、基板を処理すると同時に局所的に消耗される電極周
辺部材を回転させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1に基づいて説明する。図1はこの発明の第1の実施の
形態の半導体基板のプラズマ処理装置に用いられる下部
電極周辺部材を示す概略平面図である。下部電極周辺部
材を除く全体構成は図5と同様である。すなわち、ドラ
イエッチング装置などの反応室9中に設置され半導体基
板12を載置可能な構成を有する下部電極13と、下部
電極13を囲んで取り付けられた下部電極周辺部材15
とを備え、下部電極13によりプラズマを発生させて半
導体基板12を処理する。
【0021】図1は、反応室において、下部電極13上
に半導体基板12と共に下部電極周辺部材15をセット
した状態を示している。下部電極周辺部材15は、リン
グ状部分と局所的に分離することが可能である部分2を
有することを特徴とする。この分離可能の部分2は半導
体基板12に形成したノッチ部1あるいはオリエンテー
ションフラットに隣接する。この場合、図1に示された
部分2には、リング形状の下部電極周辺部材15と同質
の材料を用いている。
【0022】ところで、ドライエッチング装置の反応室
において、半導体基板処理時と同じプラズマを発生さ
せ、下部電極周辺部材15の表面を確認したところ、半
導体基板のノッチ部1、あるいは図示していないが、ノ
ッチの代わりにオリエンテーションフラットを形成した
半導体基板12のオリエンテーションフラット部に隣接
する部分において、従来形状の下部電極周辺部材15の
リング状部分、および局所的に分離可能である台形状の
下部電極周辺部材15の部分2共に、図6に示すような
局所的に消耗が確認された。従来は図6に示すように局
所的な消耗により、下部電極周辺部材を交換していた
が、本実施の形態では図1のように局所的に消耗する部
分2が分離することが可能であることにより、その部分
2のみを交換し、下部電極周辺部材15の他の部位は交
換する必要がなくなり、交換周期の延命が可能なった。
【0023】また、上記構成のプラズマ処理装置を用い
て基板のプラズマ処理を行う際、半導体基板12を所定
枚数プラズマ処理した後、電極周辺部材15の分離可能
な部分2のみを交換し、次の半導体基板12のプラズマ
処理を続行する。
【0024】この結果、具体的にドライエッチング装置
に適用した結果によると、下部電極周辺部材15のリン
グ状部分の寿命は従来と比較し、約10倍となった。分
離部の寿命は当然のことながら従来と同等である。コス
トの面では、下部電極周辺部材全体の交換コストは約2
5%削減されることとなった。
【0025】この発明の第2の実施の形態を図2に基づ
いて説明する。図2はこの発明の第2の実施の形態の半
導体基板のプラズマ処理装置に用いられる下部電極周辺
部材を示す概略平面図である。第1の実施の形態と同様
に下部電極周辺部材を除く全体構成は図5と同様であ
る。
【0026】図2は、下部電極周辺部材16の中央にウ
エハを設置した配置になっている。下部電極周辺部材1
6の材質には、従来SiNを用いていたが、耐プラズマ
性の向上を目的とし、本発明の第2の実施の形態におけ
る下部電極周辺部材16はSiC(シリコンカーバイ
ド)からなっている。
【0027】上記構成のプラズマ処理装置を用いて、ノ
ッチ部1あるいはオリエンテーションフラットを形成し
た半導体基板12のプラズマ処理を行う。この際、下部
電極周辺部材16を半導体基板処理時プラズマ中にさら
し、従来のSiNとSiCとの消耗度合いの比較を行っ
た。SiN製下部電極周辺部材は、あるプラズマ条件で
累積放電時間240時間で消耗により交換を行っていた
のに対して、SiC製下部電極周辺部材16は上記時間
では交換までに至らない消耗度合いであった。さらにS
iC製の下部電極周辺部材16をプラズマにさらし続け
たところ、SiN製の下部電極周辺部材の約2.2倍で
ある累積放電時間530時間で、交換が必要となる消耗
度合いを確認した。結果として、下部電極周辺部材の材
質をSiCにすることにより、その下部電極周辺部材1
6の交換周期が2倍以上となり、下部電極周辺部材の消
耗の防止を達成した。
【0028】この発明の第3の実施の形態を図3および
図4に基づいて説明する。図3(a)〜(c)はこの発
明の第3の実施の形態の半導体基板処理方法を示す説明
図であり、下部電極周辺部材17を回転させてウエハ1
2との相対的位置関係を変化させた場合の消耗度合いの
径時変化を示す。第1の実施の形態と同様に下部電極周
辺部材17を除く全体構成は図5と同様である。
【0029】このプラズマ処理装置を用いて電極により
プラズマを発生させて半導体基板12のプラズマ処理を
行う際、図3に示すように、電極周辺部材17を半導体
基板12に沿って回転し、半導体基板12に形成したノ
ッチあるいはオリエンテーションフラットと対応する電
極周辺部材17の位置を変えて半導体基板12をプラズ
マ処理する。また、図4(a)〜(c)は、本発明の実
施の形態と比較するために従来の下部電極周辺部材を用
いた半導体基板処理方法の説明図であって、ウエハ12
と下部周辺電極部材11が常時固定されながら半導体基
板処理時プラズマ中にさらされた場合の消耗度合いの経
時変化を示している。
【0030】下部電極周辺部材を回転させない場合は、
図4(a)〜(c)に示すように、下部電極周辺部材1
1のノッチ部1あるいはオリエンテーションフラット部
に対向する局所的な消耗部3が4,5と変化し、消耗が
激しい。これに対して下部電極周辺部材を回転させるこ
とにより、図3(a)〜(c)に示すように、下部電極
周辺部材17の消耗部6が7,8と消耗面積は大きくな
るが均一に消耗されていくことが確認された。局所的に
消耗が進むと半導体基板処理において、プロセス的な問
題が発生する。プラズマの異常がその一つである。しか
し下部電極周辺部材を、所定枚プラズマ処理する毎に回
転させることにより、その部材の消耗が均一化されるこ
とが確認できた。これによりプロセスの安定化が得ら
れ、安定した半導体集積回路装置の製造が可能となる。
また本発明の方法では、下部電極周辺部材が均一に消耗
し、図4のように局所的に大きく消耗する部分がなくな
るので下部電極周辺部材の寿命も延命することができ
る。実験によると、8倍に寿命を延長することができ
た。
【0031】なお、電極周辺部材17は、半導体基板1
2をプラズマ処理した後、次の半導体基板12を処理す
る前に回転してもよい。
【0032】
【発明の効果】この発明の請求項1記載のプラズマ処理
装置によれば、基板に形成したノッチあるいはオリエン
テーションフラットに隣接する電極周辺部材の部分が分
離可能であるので、プラズマによりノッチあるいはオリ
エンテーションフラットの位置から電極周辺部材が消耗
しても、これに対応する電極周辺部材の分離可能な部分
のみを交換することにより、電極周辺部材全体を交換す
る必要がなくなる。これにより半導体製造装置の管理維
持のためのコスト低減を行うことができる。
【0033】この発明の請求項2記載のプラズマ処理装
置によれば、電極周辺部材がシリコンカーバイドで形成
されているので、電極周辺部材のプラズマによる消耗防
止および半導体製造装置の管理維持のためのコスト低減
を行うことができる。
【0034】この発明の請求項3記載のプラズマ処理装
置によれば、電極周辺部材は基板に沿って回転可能とし
たので、基板に形成したノッチあるいはオリエンテーシ
ョンフラットと対応する電極周辺部材の位置を変えて基
板をプラズマ処理することができる。これにより、電極
周辺部材の消耗度合いを均一化することができ、プラズ
マの異常の回避による安定した半導体装置の製造と半導
体製造装置の管理維持のためのコスト低減を行うことが
できる。
【0035】この発明の請求項4記載のプラズマ処理方
法によれば、請求項1記載のプラズマ処理装置を用いて
基板のプラズマ処理を行う際、基板を所定枚数プラズマ
処理した後、電極周辺部材の分離可能な部分のみを交換
し、次の基板のプラズマ処理を続行するので、基板を所
定枚数プラズマ処理することで電極周辺部材が局所的に
消耗する毎に、その部分のみを交換し、電極周辺部材の
他の部分はそのまま使用できる。このため、電極周辺部
材の全体を交換するまでの寿命が長くなりコストが削減
される。
【0036】この発明の請求項5記載のプラズマ処理方
法によれば、請求項2記載のプラズマ処理装置を用い
て、ノッチあるいはオリエンテーションフラットを形成
した基板のプラズマ処理を行うので、プラズマにより消
耗しやすいノッチあるいはオリエンテーションフラット
に対応する位置においても電極周辺部材をシリコンカー
バイドとすることにより消耗が抑えられる。これにより
電極周辺部材のプラズマによる消耗が防止され、製造コ
ストが低減する。
【0037】この発明の請求項6記載のプラズマ処理方
法によれば、請求項3記載のプラズマ処理装置を用いて
基板のプラズマ処理を行う際、電極周辺部材を基板に沿
って回転し、基板に形成したノッチあるいはオリエンテ
ーションフラットと対応する電極周辺部材の位置を変え
て基板をプラズマ処理するので、ある所定の処理枚数後
に電極周辺部材を回転させることにより、電極周辺部材
の消耗度合いを均一化することができる。これにより、
プラズマの異常を回避してプロセスの安定化が得られ、
安定した半導体装置を製造することができると同時に電
極周辺部材の消耗を防止することができ製造コスト低減
を可能とする。
【0038】請求項7では、電極周辺部材は、基板をプ
ラズマ処理した後、次の基板を処理する前に回転するの
で、基板を処理すると同時に局所的に消耗される電極周
辺部材を回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の下部電極周辺部
材を示す概略平面図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態の下部電極周辺部
材を示す概略平面図である。
【図3】この発明の第3の実施の形態の半導体基板処理
方法を示す説明図である。
【図4】従来の下部電極周辺部材を用いた半導体基板処
理方法の説明図である。
【図5】プラズマ反応室の構造を示す概略図である。
【図6】従来の下部電極周辺部材を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ノッチ部 2 分離可能の部分 3 消耗部 4 消耗部 5 消耗部 6 消耗部 7 消耗部 8 消耗部 9 反応室 10 プラズマ 11 下部電極周辺部材 12 半導体基板 13 下部電極 14 局所消耗部分 15 下部電極周辺部材 16 下部電極周辺部材 17 下部電極周辺部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久呉 俊介 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5F004 AA06 AA13 BB29 BB32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応室中に設置され基板を載置可能な構
    成を有する電極と、前記電極を囲んで取り付けられた電
    極周辺部材とを備え、前記電極によりプラズマを発生さ
    せて前記基板を処理するプラズマ処理装置であって、前
    記基板に形成したノッチあるいはオリエンテーションフ
    ラットに隣接する前記電極周辺部材の部分が分離可能で
    あることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 反応室中に設置され基板を載置可能な構
    成を有する電極と、前記電極を囲んで取り付けられた電
    極周辺部材とを備え、前記電極によりプラズマを発生さ
    せて前記基板を処理するプラズマ処理装置であって、前
    記電極周辺部材がシリコンカーバイドで形成されている
    ことを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 反応室中に設置され基板を載置可能な構
    成を有する電極と、前記電極を囲んで取り付けられた電
    極周辺部材とを備え、前記電極によりプラズマを発生さ
    せて前記基板を処理するプラズマ処理装置であって、前
    記電極周辺部材は前記基板に沿って回転可能としたこと
    を特徴とするプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のプラズマ処理装置を用い
    て基板のプラズマ処理を行う際、基板を所定枚数プラズ
    マ処理した後、電極周辺部材の分離可能な部分のみを交
    換し、次の基板のプラズマ処理を続行することを特徴と
    するプラズマ処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のプラズマ処理装置を用い
    て、ノッチあるいはオリエンテーションフラットを形成
    した基板のプラズマ処理を行うことを特徴とするプラズ
    マ処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のプラズマ処理装置を用い
    て基板のプラズマ処理を行う際、電極周辺部材を前記基
    板に沿って回転し、前記基板に形成したノッチあるいは
    オリエンテーションフラットと対応する前記電極周辺部
    材の位置を変えて前記基板をプラズマ処理することを特
    徴とするプラズマ処理方法。
  7. 【請求項7】 電極周辺部材は、基板をプラズマ処理し
    た後、次の基板を処理する前に回転する請求項6記載の
    プラズマ処理方法。
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