JP2003197245A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JP2003197245A
JP2003197245A JP2001395986A JP2001395986A JP2003197245A JP 2003197245 A JP2003197245 A JP 2003197245A JP 2001395986 A JP2001395986 A JP 2001395986A JP 2001395986 A JP2001395986 A JP 2001395986A JP 2003197245 A JP2003197245 A JP 2003197245A
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Nobuki Hattori
伸希 服部
Shigenori Onuma
重徳 尾沼
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料改質器を利用する場合において、凝縮水
による反応ガスの経路の閉塞を防止する。 【解決手段】 燃料改質器10を、スタック1より下方
に設置し、また燃料改質器10とスタック1とを接続す
る管路25を、燃料改質器10からスタック1に向かう
に従って常に上向きの経路となるように配設する。燃料
ガスが管路25の管壁によって冷却され、過飽和となっ
た液相の水は、管路25を下向きに流れて容器内に貯留
される。燃料改質器10からスタック1の燃料電池セル
7への凝縮水の侵入が抑制され、これにより燃料ガスの
経路である管路25の閉塞を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料電池に係り、特
に燃料ガスまたは酸化剤ガスに含まれる水蒸気の凝縮に
起因するガスの通流不良を防止するための構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】水素と酸素とを利用して直流電力を発生
する燃料電池のうち、例えば固体高分子電解質型燃料電
池では、発電時の副生成物として水蒸気が生成する。こ
の水蒸気が冷却に伴う過飽和によって凝縮し、液相の水
として存在すると、これが燃料ガスや酸化剤ガスなどの
反応ガスの供給経路や排出経路を閉塞し、発電効率を低
下させてしまう可能性がある。
【0003】この液相の水を除去する目的から、従来、
燃料電池セルを積層してなるスタックに対し、その反応
ガス供給側または排出側の端部に隣接して、凝縮水をト
ラップし排出するための水分除去装置を設けた構成が提
案されている(特開平9−22717号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料電池の
燃料として、天然ガスやプロパンガスから抽出した水素
を利用するために、これら天然ガスやプロパンガスから
水素を抽出するための燃料改質器を用いる構成が試みら
れている。しかし、上記従来の構成に、燃料改質器を単
に接続するのでは、燃料改質器からの凝縮水がスタック
に入ってしまうおそれがある。すなわち、上記従来の構
成では、燃料改質器が接続された場合の凝縮水の回収経
路が考慮されていない。
【0005】そこで本発明の目的は、燃料電池におい
て、凝縮水による反応ガスの経路の閉塞を防止できる手
段を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、燃料ガ
スおよび酸化剤ガスの供給を受けて直流電力を発生する
燃料電池セルを含んで構成される燃料電池であって、前
記燃料ガスの供給経路中に設けられ前記燃料ガスを改質
する燃料改質器を、前記燃料電池セルより下方に設置し
たことを特徴とする燃料電池である。
【0007】第1の本発明では、燃料改質器を燃料電池
セルより下方に設置したので、燃料改質器から燃料電池
セルへの凝縮水の侵入が抑制され、これにより燃料ガス
の経路の閉塞を防止できる。
【0008】第2の本発明は、第1の本発明の燃料電池
であって、前記燃料ガスまたは酸化剤ガスの排出経路中
に設けられ当該燃料ガスまたは酸化剤ガスに含有される
水分を前記燃料改質器への供給のために収容する回収水
タンクを、前記燃料改質器より下方に設置したことを特
徴とする燃料電池である。
【0009】第2の本発明では、燃料改質器への供給の
ために凝縮水を収容する回収水タンクを、燃料改質器よ
り下方に設置したので、回収水タンクから燃料電池セル
や燃料改質器への凝縮水の侵入を抑制できる。
【0010】第3の本発明は、燃料ガスおよび酸化剤ガ
スの供給を受けて直流電力を発生する燃料電池セルを含
んで構成される燃料電池であって、前記燃料ガスまたは
酸化剤ガスの経路中に設けられ当該燃料ガスまたは酸化
剤ガスに含有される水蒸気を除去する凝縮器または除湿
手段を、前記燃料電池セルより下方に設置したことを特
徴とする燃料電池である。
【0011】第3の本発明では、燃料ガスまたは酸化剤
ガスに含有される水蒸気を除去する凝縮器または除湿手
段を、燃料電池セルより下方に設置したので、凝縮器や
除湿手段から燃料電池セルへの凝縮水の侵入を抑制でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面に基づき詳細に説明する。図1において、
第1実施形態の燃料電池は、多数の燃料電池セル7を重
ねてなるスタック1、スタック1から排出される燃料ガ
スおよび酸化剤ガス(以下適宜に反応ガスという)に含
まれる水分をそれぞれ凝縮させる凝縮器2,3、凝縮に
より得られた液相の水を収容する回収水タンク6、燃料
ガスを改質する燃料改質器10、回収水タンク6からの
水を燃料改質器10に給送するポンプ12、およびスタ
ック1に外気を給送するブロワ13を含んで構成されて
いる。
【0013】燃料電池セル7は、図2に示すとおり、電
解質膜7Cの一方の側面に燃料電極膜7Aを、また他方
の側面に酸化剤電極膜7Bを、それぞれホットプレスに
より密着させてなる。
【0014】電解質膜7Cは、飽和に含水することによ
り常温で20Ω/cm以下の電気抵抗率を示しプロトン
導電性電解質として機能する固体高分子電解質膜であ
り、分子中にプロトン交換基を有するもの、例えばパー
フルオロスルホン酸樹脂膜などのフッ素系イオン交換樹
脂膜や、炭化水素系イオン交換樹脂膜、複合樹脂膜を用
いるのが好適である。燃料電極膜7Aおよび酸化剤電極
膜7Bには、電解質膜7C側に触媒層が形成された多孔
質の導電性材料、例えばカーボンペーパーを用いるのが
好適である。
【0015】燃料電池セル7の両側面は、セパレータ8
1,82によって挟まれOリング83により密封されて
いる。
【0016】したがって、燃料電極膜7A・酸化剤電極
膜7Bに反応ガスが供給されると、各電極膜に形成され
た触媒層と、電解質膜7Cとの界面に、気相(燃料ガス
または酸化剤ガス)・液層(固体高分子電解質)・固相
(触媒)の三相界面が形成され、電気化学反応により直
流電力が発生する。
【0017】すなわち、燃料電極膜7A側では、水素の
分解によりHイオン(プロトン)と電子(e)が生
成される(H→2H+2e)。
【0018】また、酸化剤電極膜7B側では、酸素・水
素および電子の結合により、水蒸気が生成する((1/
2)O+2H+2e→HO)。
【0019】これらの反応の結果、燃料電極膜7Aで生
成されたHイオン(プロトン)は、電解質膜7C中を
酸化剤電極膜7Bに向かって移動し、また電子(e
は、図示しない負荷を通って酸化剤電極膜7Bに移動す
る。他方、酸化剤電極膜7Bでは、酸化剤ガス中に含有
される酸素と、電解質膜7C中を燃料電極膜7Aから移
動してきたHイオンと、図示しない負荷装置を通って
移動してきた電子とが反応し、HO(水蒸気)が生成
される。
【0020】セパレータ81,82には、燃料電池セル
7に反応ガスを供給・排出する手段として、ガス通流用
の溝81A,82Aが形成されている。溝81Aには燃
料ガスが、溝82Aには酸化剤ガスが通流するように、
スタック1を構成する各燃料電池セル7にはその厚さ方
向の通孔および図示しない管路が設けられ、各燃料電池
セル7が反応ガスの通流に関して互いに並列に接続され
る。反応に用いられた燃料ガスは管路21から、また反
応に用いられた酸化剤ガスは管路22から、それぞれ排
出される。
【0021】凝縮器2,3は、反応ガス中の水蒸気が凝
縮してなる液相の水を貯留する容器と、容器内部に突出
し外部からの冷却水の循環により容器内の反応ガスを冷
却する図示しない水冷管とを備えている。スタック1か
らの管路21は凝縮器2に、また管路22は凝縮器3に
接続されている。凝縮器2,3にはまた、反応ガスが流
出される流出管28,29が接続されている。管路2
1,22を通流してきて容器内に吐出された反応ガス
は、水冷管によって冷却され、過飽和となった液相の水
が容器内に貯留される。
【0022】回収水タンク6は密閉容器であり、凝縮器
2,3からの液相の水と、外部からの管路30を通じて
適宜に供給される水とが貯留される。凝縮器2と回収水
タンク6とを結ぶ管路23には、手動閉止弁8が介装さ
れている。回収水タンク6の排出側に接続された管路2
7は燃料改質器10に接続されており、管路27の中途
にはポンプ12が介装されている。
【0023】燃料改質器10は、図示しない脱硫器・改
質器・CO変成器およびCO除去器をこの順に接続して
なる公知の構成である。脱硫器で硫黄分を除去された燃
料ガスは、改質器において約700°Cの加熱下でメタ
ンと水蒸気との反応により水素を発生させる(CH
O→CO+3H,CO+HO→CO
)。なお、この水素に混在する一酸化炭素は、CO
変成器で水蒸気と反応することにより二酸化炭素と水素
との混合気となり(CO+HO→CO+H)、さ
らにCO除去器で酸素と反応することにより二酸化炭素
となる(CO+(1/2)O→CO)。
【0024】燃料改質器10とスタック1とを接続する
管路25の中途であって燃料改質器10の近傍には、凝
縮水をトラップするための水分除去装置11が設けられ
ている。水分除去装置11は、液相の水を貯留する密閉
容器からなり、その上端に接続された管路25はスタッ
ク1に、また側端に接続された管路25は燃料改質器1
0に、それぞれ接続されている。燃料改質器10から管
路25を通って容器内に吐出された燃料ガスは、容器の
側壁などによって冷却され、過飽和となった液相の水が
容器内に貯留される。また、水分除去装置11からスタ
ック1に向けて管路25内を通流する燃料ガスが、管路
25の管壁によって冷却され、過飽和となった液相の水
は、管路25を下向きに流れて容器内に貯留される。
【0025】燃料改質器10は、スタック1より下方に
設置されている。すなわち、燃料改質器10は、その燃
料ガスが通流する内面の上端が、常にスタック1の内部
の底面より、重力方向に関して低い高さ位置となるよう
に設置されている。また、燃料改質器10とスタック1
とを接続する管路25は、燃料改質器10からスタック
1に向かうに従って常に上向きの経路となるように、つ
まり、その長手方向に位相を異にする任意の2点(特
に、管路25の底部をなす2点)について、終端25A
に近い側の点が、始端25Bに近い側の点に対して、重
力方向に関し常に上側となるか、あるいは等しい高さ位
置となるように配設されている。
【0026】また、水分除去装置11も、スタック1よ
り下方に配置されている。すなわち、水分除去装置11
は、その容器の内面の上端が、常にスタック1の内部の
底面より、重力方向に関して低い高さ位置となるように
設置されている。また管路25のうち少なくとも水分除
去装置11とスタック1とを結ぶ部分は、水分除去装置
11からスタック1に向かうに従って常に上向きの経路
となるように、つまり、その長手方向に位相を異にする
任意の2点(とくに、管路25の底部をなす2点)につ
いて、終端25Aに近い側の点が、水分除去装置11に
近い側の点に対して重力方向に関し常に上側となるか、
あるいは等しい高さ位置となるように配設されている。
【0027】また、回収水タンク6は、燃料改質器10
より下方に設置されている。すなわち、回収水タンク6
は、その容器の内面の上端が、常に燃料改質器10の内
部の底面より、重力方向に関して低い高さ位置となるよ
うに設置されている。
【0028】また、凝縮器2,3は、いずれもスタック
1より下方に設置されている。また、凝縮器2,3とス
タック1とを接続する管路21,22は、スタック1か
ら凝縮器2,3に向かうに従って常に下向きの経路とな
るように、つまり、その長手方向に位相を異にする任意
の2点(特に、管路21,22の底部をなす2点)につ
いて、終端21A,22Aに近い側の点が、始端21
B,22Bに近い側の点に対して、重力方向に関し常に
下側となるか、あるいは等しい高さ位置となるように配
設されている。
【0029】以上のとおり構成された本実施形態では、
燃料改質器10をスタック1より下方に設置し、また燃
料改質器10とスタック1とを接続する管路25を、燃
料改質器10からスタック1に向かうに従って常に上向
きの経路となるように配設した。したがって本実施形態
では、燃料改質器10からスタック1の燃料電池セル7
への凝縮水の侵入が抑制され、これにより燃料ガスの経
路である管路25の閉塞を防止できる。
【0030】また本実施形態では、回収水タンク6を燃
料改質器10より下方に設置したので、回収水タンク6
から燃料改質器10への凝縮水の侵入を抑制でき、とく
にポンプ12のリークや故障があった場合に燃料改質器
10に過剰な水が供給されてしまう事態を防止できる。
また本実施形態では、燃料改質器10をスタック1より
下方に設置し、その燃料改質器10に対して回収水タン
ク6を更に下方に設置したので、結果として回収水タン
ク6がスタック1に対して下方となり、回収水タンク6
からスタック1の燃料電池セル7への凝縮水の侵入を防
止できる。
【0031】なお、本実施形態では、燃料改質器10の
内面の上端が常にスタック1の内部の底面より下となる
構成としたが、本発明では燃料改質器10に収容される
水の想定される水面(例えば冷却時の)が常にスタック
1の内部の底面より低い高さ位置となるように、燃料改
質器10を設置することとすれば足り、本発明に所期の
効果を相当程度に実現できる。また、本実施形態では回
収水タンク6の容器の内面の上端が常に燃料改質器10
の内部の底面より下となる構成としたが、本発明では回
収水タンク6の容器に収容される水の想定される水面が
常に燃料改質器10の内部の底面より低い高さ位置とな
るように、回収水タンク6を設置することとすれば足
り、本発明に所期の効果を相当程度に実現できる。また
同様に、本実施形態では、水分除去装置11の容器の内
面の上端が常にスタック1の内部の底面より下となる構
成としたが、本発明では水分除去装置11の容器に収容
される水の想定される水面が常にスタック1の内部の底
面より低い高さ位置となるように、水分除去装置11を
設置することとすれば足り、本発明に所期の効果を相当
程度に実現できる。
【0032】また本実施形態では、凝縮器2,3を、い
ずれもスタック1より下方に設置したので、凝縮器2,
3からスタック1の燃料電池セル7への凝縮水の侵入を
抑制できる。なお、本実施形態では、凝縮器2,3の容
器の内面の上端が常にスタック1の内部の底面より下と
なる構成としたが、本発明では凝縮器2,3の容器に収
容される水の想定される水面が常にスタック1の内部の
底面より低い高さ位置となるように、水分除去装置11
を設置することとすれば足り、本発明に所期の効果を相
当程度に実現できる。また本実施形態では、凝縮器2,
3の両者をスタック1より下方に設置することとした
が、本発明では凝縮器2,3のいずれか一方をスタック
1より下方に設置することとしてもよく、本発明に所期
の効果を相当程度に実現できる。
【0033】次に、第2実施形態について説明する。第
2実施形態は、第1実施形態における各部材と略同様の
部材によって構成されており、その配置と、一部の部材
が置換された点とにおいて異なるのみであるので、第1
実施形態におけるものと同一の部材には同一符号を付し
てその詳細の説明は省略する。
【0034】図3において、燃料改質器10はスタック
1の側方に配置されている。燃料改質器10は管路31
によって水分除去装置32と連通されており、管路31
の中途であって水分除去装置32の近傍の点から分岐す
る管路34は、スタック1に連通されている。水分除去
装置32の構成は、上記第1実施形態における水分除去
装置11と同様である。
【0035】管路31は、燃料改質器10から水分除去
装置32に向かうに従って常に下向きの経路となるよう
に、つまり、その長手方向に位相を異にする任意の2点
(特に、管路31の底部をなす2点)について、終端3
1Aに近い側の点が、始端31Bに近い側の点に対し
て、重力方向に関し常に下側となるか、あるいは等しい
高さ位置となるように配設されている。水分除去装置3
2からスタック1に至る管路34は水平にされている。
【0036】他方、凝縮器2からの液相の水の流出経路
には、S字トラップ管33が接続されている。このS字
トラップ管33は、凝縮器2から下方に向かう経路の下
端となる第1の折り返し部から、上向きにU字形に折り
返し、次に第2の折り返し部から下向きにU字形に折り
返してなる形状であり、第1の折り返し部を下端として
液相の水が溜まることにより、第1の折り返し部を境に
凝縮器2側と回収水タンク6側との間において、密閉状
の封じ切り(すなわち、液相の水による凝縮器2内の燃
料ガスの外部からの遮断)が実現される。
【0037】以上のとおり構成された第2実施形態で
は、燃料改質器10と水分除去装置32とを接続する管
路31を、燃料改質器10から水分除去装置32に向か
うに従って常に下向きの経路となるように配設すると共
に、水分除去装置32をスタック1の近傍に設置した。
したがって、燃料改質器10からスタック1の燃料電池
セル7への凝縮水の侵入が抑制され、これにより燃料ガ
スの経路である管路31の閉塞を防止できる。また、凝
縮器2の排出側にS字トラップ管33を接続した。これ
により燃料ガスを封止でき、構造を簡易にすることがで
きる。
【0038】なお本実施形態では、水分除去装置32か
らスタック1に至る管路34を水平としたが、この管路
34を、水分除去装置32側からスタック1側に向かう
に従って常に上向きの経路となるように、つまり、その
長手方向に位相を異にする任意の2点(特に、管路34
の底部をなす2点)について、スタック1に近い側の点
が、水分除去装置32に近い側の点に対して、重力方向
に関し常に上側となるように配設してもよい。また管路
34の一部をスタック1側に向かうに従って上向きの経
路となるようにし、他の一部を水平となるようにしても
よく、前者の割合が大きいほど、スタック1への水の侵
入を良く抑制することができる。
【0039】また本実施形態では、凝縮器2からの液相
の水の流出経路にS字トラップ管33を設けたので、簡
易な構造により凝縮器2内の燃料ガスの封じ切りを行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の燃料電池の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 第1実施形態の燃料電池の燃料電池セルを示
す平面視した分解断面図である。
【図3】 第2実施形態の燃料電池の概略構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 スタック、2,3 凝縮器、6 回収水タンク、7
燃料電池セル、10燃料改質器、11,32 水分除
去装置。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月19日(2002.3.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、燃料ガ
スおよび酸化剤ガスの供給を受けて直流電力を発生する
燃料電池セルを含んで構成される燃料電池であって、前
記燃料ガスの供給経路中に設けられ前記燃料ガスを改質
反応により生成する燃料改質器を、前記燃料電池セルよ
り下方に設置したことを特徴とする燃料電池である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾沼 重徳 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 5H027 AA06 BA01 BA16 BC06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受け
    て直流電力を発生する燃料電池セルを含んで構成される
    燃料電池であって、 前記燃料ガスの供給経路中に設けられ前記燃料ガスを改
    質する燃料改質器を、前記燃料電池セルより下方に設置
    したことを特徴とする燃料電池。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の燃料電池であって、 前記燃料ガスまたは酸化剤ガスの排出経路中に設けられ
    当該燃料ガスまたは酸化剤ガスに含有される水分を前記
    燃料改質器への供給のために収容する回収水タンクを、
    前記燃料改質器より下方に設置したことを特徴とする燃
    料電池。
  3. 【請求項3】 燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受け
    て直流電力を発生する燃料電池セルを含んで構成される
    燃料電池であって、 前記燃料ガスまたは酸化剤ガスの経路中に設けられ当該
    燃料ガスまたは酸化剤ガスに含有される水蒸気を除去す
    る凝縮器または除湿手段を、前記燃料電池セルより下方
    に設置したことを特徴とする燃料電池。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008300161A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Toshiba Corp 燃料電池発電ユニット
US7504766B2 (en) 2003-08-12 2009-03-17 Seiko Epson Corporation Color filter, method of manufacturing a color filter, display apparatus, electro-optical apparatus, and electronic appliance
JP2018027887A (ja) * 2012-04-19 2018-02-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 水素生成装置及び燃料電池システム

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