JP2003197064A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2003197064A
JP2003197064A JP2001398512A JP2001398512A JP2003197064A JP 2003197064 A JP2003197064 A JP 2003197064A JP 2001398512 A JP2001398512 A JP 2001398512A JP 2001398512 A JP2001398512 A JP 2001398512A JP 2003197064 A JP2003197064 A JP 2003197064A
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contact
pole
contact portion
turned
circuit
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JP2001398512A
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Toshiharu Mori
俊晴 森
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H5/00Snap-action arrangements, i.e. in which during a single opening operation or a single closing operation energy is first stored and then released to produce or assist the contact movement
    • H01H5/04Energy stored by deformation of elastic members
    • H01H5/14Energy stored by deformation of elastic members by twisting of torsion members
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/50Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member
    • H01H13/56Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force
    • H01H13/562Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force making use of a heart shaped cam
    • H01H13/568Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force making use of a heart shaped cam the contact also returning by some external action, e.g. interlocking, protection, remote control
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H51/00Electromagnetic relays
    • H01H51/22Polarised relays
    • H01H51/2236Polarised relays comprising pivotable armature, pivoting at extremity or bending point of armature
    • H01H51/2245Armature inside coil

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートオン/オフ機能を有する電子機器の構
造で、オン/オフ時における電子機器側の回路の容量を
大きくすることなしに、小さな容量でスイッチをオンさ
せることができ回路の小型化が図れると共に、廉価対応
が図れる電子機器を提供する。 【解決手段】 スイッチ装置31は、二極の接点部を手
動でオン/オフ操作可能な操作部材10と、二極の接点
部のうちの一極の接点部を自動でオン/オフ操作可能な
作動手段11を有し、二極の接点部が操作部材10の操
作に基づく手動オン時には、外部からの制御信号により
制御系回路28から出力する駆動信号に基づいて作動手
段11を作動させて二極の接点部のうちの一極の接点部
をオフ可能にすると共に、一極の接点部がオフの時に
は、外部からの制御信号により蓄電回路29からの放電
電流に基づいて作動手段11を作動させて一極の接点部
をオン可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモートコントロ
ール装置などの外部からの電気的な制御信号によって電
源をオン/オフさせることができる電子機器の構造に係
り、特にオフ時には電源ラインと完全に切り離すことが
できる二極対応のオートオン/オフ機能を有するスイッ
チ装置を備えた電子機器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオートオン/オフ機能を有する電
子機器の構造としては、スイッチ装置の内部に、操作部
の押圧時にはスライド移動することによって接点部の切
り換えを行うスライド部材と、このスライド部材と連結
され、このスライド部材を押圧方向へ吸引する電磁ソレ
ノイドを備えたスイッチ装置を用いた電子機器の構造が
知られている。
【0003】この従来の電子機器のスイッチ装置は、通
常の動作では、人間の指などで前記スライド部材の操作
部を押圧することによって、スライド部材が移動し、前
記接点部を切り換えてスイッチの回路をオンさせると共
に、ロック部材によって前記スライド部材をスイッチ回
路がオン状態となるロック位置にロックするようになっ
ている。
【0004】また、スイッチ回路をオフさせる時には、
ロックした状態の前記スライド部材の操作部を、再度押
圧することによってロックを解除させ、復帰ばねの付勢
力によって前記スライド部材を押圧する前の初期位置ま
で復帰させて前記接点部を切り換えることによりスイッ
チ回路をオフ状態にするようになっている。
【0005】これとは別に、従来の電子機器を電気的に
動作(オートオン/オフ)させる場合には、リモートコ
ントロール装置などの外部の電気的な制御信号によって
スイッチ装置の内部に設けられた電磁ソレノイドに通電
させ、この電磁ソレノイドを駆動することで電磁ソレノ
イドに連結されたスライド部材を吸引させて前記接点部
を切り換えてスイッチ回路をオン/オフさせるものとな
っている。
【0006】また、スイッチ回路を電気的にオフさせる
場合には、スイッチ回路がオン状態である前記スライド
部材のロック位置から、再度、リモートコントロール装
置などで前記電磁ソレノイドに通電させ、この電磁ソレ
ノイドに連結された前記スライド部材を、再度、吸引す
ることにより前記スライド部材をロック状態から解除さ
せ、前記復帰ばねの付勢力によって前記スライド部材を
初期位置まで復帰させて前記接点部を切り換えることに
よりスイッチ回路をオフ状態にするようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電子機器の構造においては、リモートコントロ
ール装置などの電気的な信号によってスイッチをオン/
オフさせる場合に、スイッチ装置に備えられた前記電磁
ソレノイドを駆動させ、前記スライド部材の吸引を行っ
ていることから、前記スライド部材を前記復帰ばねの付
勢力に抗して吸引しなければならず、このスライド部材
の吸引には多大の駆動電力を必要とするため、オフ時に
電源ラインと完全に切り離すために二極対応のオートオ
ン/オフ機能を有するスイッチ装置を電磁ソレノイドで
オン/オフするには必要な駆動電力が大きくなってしま
い、回路や回路を駆動するための蓄電素子(電池、コン
デンサーなど)が大型化してしまうという問題があっ
た。
【0008】また、スイッチ装置の他に、リレーなどを
使用して電源ラインを切り離す方法も考えられるが、こ
の場合には、装置の大型化や回路が複雑となるのに加え
コストアップしてしまうという問題があった。
【0009】したがって、本発明では上述した問題点を
解決し、オートオン/オフ機能を有する電子機器の構造
で、オン/オフ時における電子機器側の回路の容量を大
きくすることなしに、小さな容量でスイッチをオンさせ
ることができ回路の小型化が図れると共に、廉価対応が
図れる電子機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では第1の手段として、1次側電源供給回路
と、この1次側電源供給回路から電力供給される2次側
電源供給回路と、この2次側電源供給回路に接続される
制御系回路と、前記1次側電源供給回路に接続される二
極の接点部を有するスイッチ装置と、前記制御系回路と
前記スイッチ装置との間に接続された蓄電回路とを備
え、前記スイッチ装置は、前記二極の接点部を手動でオ
ン/オフ操作可能な操作部材と、前記二極の接点部のう
ちの一極の接点部を自動でオン/オフ操作可能な作動手
段を有し、前記二極の接点部が前記操作部材の操作に基
づく手動オン時には、外部からの制御信号により前記制
御系回路から出力する駆動信号に基づいて前記作動手段
を作動させて前記二極の接点部のうちの一極の接点部を
オフ可能にすると共に、前記一極の接点部がオフの時に
は、外部からの制御信号により前記蓄電回路からの放電
電流に基づいて前記作動手段を作動させて前記一極の接
点部をオン可能にしたことを特徴とする。
【0011】また、第2の手段として、前記スイッチ装
置の前記二極の接点部が、前記操作部材の操作に基づく
手動オフ時には、前記スイッチ装置は、外部からの制御
信号により前記蓄電回路からの放電電流に基づき前記作
動手段が作動状態にされたとしても、前記操作部材が前
記二極の接点部の可動を規制することにより、前記二極
の接点部がオフの状態を維持するように構成したことを
特徴とする。
【0012】また、第3の手段として、前記操作部材
は、前記スイッチ装置のハウジングにスライド移動可能
に設けられたスライド部材からなり、このスライド部材
の移動に伴って前記二極の接点部が接離されると共に、
前記二極の接点部が前記操作部材の操作に基づく手動オ
フ時には、前記二極の接点部のうちの一極の接点部を自
動でオン操作できないように、前記スライド部材に、前
記二極の接点部の可動を規制する回動規制部を形成した
ことを特徴とする。
【0013】また、第4の手段として、前記作動手段
が、外部からの制御信号により駆動される駆動片を有す
るラッチング型電磁ソレノイドからなり、前記駆動片と
前記二極の接点部のうちの一極の接点部とを連動するよ
うに連結させたことを特徴とする。
【0014】また、第5の手段として、外部からの制御
信号が、リモートコントロール装置から発信される制御
信号であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のオートオン/オフ
機能を有する電子機器の実施形態を図1乃至図5に示
す。図1は、本発明の一実施例である電子機器の構造を
示す回路図である。この場合の電子機器としては、テレ
ビやビデオなどの家庭用の電子機器が一般的である。
【0016】図1において、21は1次側電源供給回
路、21aは電源供給端子、22は電源トランス、23
は信号系及びモータ系電源回路、24は制御系電源回
路、25、26は整流ダイオード、27は信号系及びモ
ータ系回路、28は制御系回路、29は蓄電回路である
コンデンサー、30は印加極性反転回路、31はスイッ
チ装置である。
【0017】前記スイッチ装置31は、前記1次側電源
供給回路21に直列に接続されており、図においては、
スイッチ装置として後述する一対の固定端子2及び中央
端子3からなる二極の接点部はオフ状態となっている。
【0018】電子機器を手動でオンさせる場合には、こ
の状態から、前記スイッチ装置31を手動でオン操作さ
せると、操作部材である後述するスライド部材10が押
し込み操作されて押し込み位置にロックされることによ
り、一対の固定端子2及び中央端子3からなる二極の接
点部がオン状態となり、前記電源トランス22を介して
前記信号系及びモータ系電源回路23が駆動されて、前
記信号系及びモータ系回路27が動作状態となることで
電子機器が稼働されるものとなっている。
【0019】次に、手動でオフさせる場合には、この状
態から、前記スイッチ装置31を再度押し込むことによ
り手動でオフ操作させれば、スライド部材10が初期の
位置に復帰することにより一対の固定端子2及び中央端
子3からなる二極の接点部がオフ状態となり、前記信号
系及びモータ系電源回路23が遮断されて、前記信号系
及びモータ系回路27が非動作状態となることで電子機
器の稼働が停止されるものとなる。
【0020】電子機器が手動でオンした状態の時、自動
でオートオフさせる場合には、リモートコントロール装
置などの外部の電気的な制御信号などによって前記制御
系回路部28に信号を送信すると、前記制御系回路28
からの制御信号に基づいて、前記制御系電源回路24か
ら前記スイッチ装置31に内蔵された後述する電磁ソレ
ノイド11に通電されることとなり、この電磁ソレノイ
ド11の駆動片11aに連結された後述する駆動部材1
2が駆動されることによって前記スイッチ装置31の一
対の固定端子2及び中央端子3からなる二極の接点部の
うちの一極の接点部のみがオフされるものとなる。この
状態では、前記スイッチ装置31内に設けられた操作部
材である後述するスライド部材10の移動はなくロック
位置に静止した状態となっている。
【0021】この状態では、電子機器は一対の固定端子
2及び中央端子3からなる二極の接点部のうちの一極の
接点部がオフ状態となり、前記信号系及びモータ系電源
回路23が遮断されて、前記信号系及びモータ系回路2
7が非動作状態となることで電子機器の稼働が停止され
るものとなる。
【0022】次に、この状態から自動でオートオンさせ
る場合には、リモートコントロール装置などの外部の電
気的な制御信号などによって前記制御系回路部28に信
号を送信すると、バックアップ回路である前記蓄電回路
のコンデンサー29で駆動される前記制御系回路28か
らの制御信号に基づいて、前記蓄電回路であるコンデン
サー29からの放電電流が前記スイッチ装置31に内蔵
された後述する電磁ソレノイド11に通電されることと
なり、この電磁ソレノイド11の駆動片11aに連結さ
れた後述する駆動部材12が駆動されることによって前
記スイッチ装置31の一対の固定端子2及び中央端子3
からなる二極の接点部のうちの一極の接点部のみがオン
されるものとなる、
【0023】この時、電磁ソレノイド11に通電される
印加電流は、前記印加極性反転回路30によってその極
性が反転されて電磁ソレノイド11のコイル11dに通
電されるようになっており、このコイル11dに発生す
る磁界が反転されることから、電磁ソレノイド11の駆
動片11aに連結された後述する駆動部材12が、接点
部がオフされる時とは反対方向に駆動されることにな
り、前記スイッチ装置31の一対の固定端子2及び中央
端子3からなる二極の接点部の内のオフされた一極の接
点部をオンする方向に駆動するものとなっている。
【0024】この状態では、電子機器は一対の固定端子
2及び中央端子3からなる二極の接点部がオン状態とな
り、前記信号系及びモータ系電源回路23が駆動され
て、前記信号系及びモータ系回路27が動作状態となる
ことで電子機器が稼働されるものとなる。
【0025】このように、電子機器が手動でオンした状
態の時に、リモートコントロール装置などの外部からの
電気的な制御信号により、前記スイッチ装置31の一対
の固定端子2及び中央端子3からなる二極の接点部のう
ちの一極の接点部を自動でオン/オフさせることができ
るので、電子機器を離れた場所から容易にオートオン/
オフさせることができるものとなっている。
【0026】以下、本発明のオートオン/オフ機能を有
する電子機器に使用されるスイッチ装置の一実施例につ
いて図2乃至図5で説明する。図2はスイッチ装置の初
期状態(オフ時)を示す動作説明図、図3は同じく一部
を破断した状態のスイッチ装置の初期状態(オフ時)を
示す平面図、図4はスイッチ装置のロック状態(オン
時)を示す動作説明図、図5はスイッチ装置のロック状
態で電磁ソレノイドが駆動され接点部の一極がオフした
状態を示す動作説明図である。
【0027】図において、ハウジング1は、合成樹脂な
どの絶縁材で上面が開口された箱状に形成されている。
このハウジング1の開口内には収納部1aが形成され、
この収納部1aの内底面には、上面に固定接点2aを有
する導体の金属板からなる固定端子2と、この固定端子
2に隣接して同じく導体の金属板からなる中央端子3が
それぞれ配設されている。尚、前記固定端子2と中央端
子3はそれぞれ並列して一対づつ設けられており二極の
接点部を構成している。
【0028】前記収納部1aには後述するスライド部材
10が収納され、スライド移動可能に配設されている。
また、前記ハウジング1の先端側には、回路基板などへ
取り付けるための取付脚4aを有する金属板からなるフ
レーム4が取り付けられている。また、前記ハウジング
1の先端側には、後述するスライド部材10のロックカ
ム10gに一端側が係合してスライド部材10を押し込
み位置にロックする、ロックピン5の他端側を軸支する
軸孔が設けられており、この軸孔の更に先端側には、後
述するスライド部材10を復帰位置に付勢する復帰ばね
(図示せず)の一端側が係止される復帰ばね係止部1b
が延設されている。
【0029】前記中央端子3には、後述する支持アーム
6を係止する支持アーム係止用突起3aと、後述する反
転用コイルばね9を係止するばね係止用突起3bがそれ
ぞれ立設されており、この係止用突起3a、3bに後述
する支持アーム6と反転用コイルばね9の一端側がそれ
ぞれ係止されるものとなっている。また、この係止部
は、後述する支持アーム6及び反転用コイルばね9の線
径に合わせてそれぞれ円弧状に形成されている。
【0030】支持アーム6は、導電性のばね性を有する
丸線材で略U字状に形成され、前記支持アーム係止用突
起3aに係止される係止軸と、この係止軸から延設され
撓み可能に対向された一対のアーム片を備えており、こ
のアーム片の先端側が後述する導体板7の側壁7aに設
けられた係止孔7bに係合して、導体板7と一体に回動
可能に係合されるようになっている。
【0031】導体板7は、同じく導体の金属板からな
り、両側部には側壁7aが対向されて設けられ、この導
体板7の中央には、窓孔部が設けられている。前記側壁
7aには、一対の係止孔7bが設けられ、この係止孔7
bに前記支持アーム6が回動可能に係合されるものとな
っている。また、前記窓孔部内には、前記支持アーム6
が遊嵌されると共に、前記支持アーム係止用突起3aや
後述する反転用コイルばね9なども遊嵌されるものとな
っている。
【0032】また、前記導体板7の一端側には、可動接
点8が固着されている。また、前記可動接点8が固着さ
れる前記導体板7の一端側に前記係止孔7bが形成され
て、前記支持アーム6が係合されるものとなっており、
他端側には後述する反転用コイルばね9の一端側が係止
されて、前記中央端子3に可動に取り付けられるものと
なっている。
【0033】また、前記導体板7の他端側には、後述す
る駆動部材12の一端側が係合される係合片部7cが設
けられており、この係合片部7cが駆動部材12で駆動
されることにより、前記導体板7をスライド移動方向に
対して略垂直な方向へ変位させるものとなっている。
【0034】反転用コイルばね9は、導電性のばね性を
有する丸線材でコイル状に巻回されて形成され、一対の
ばね片を有し、一方のばね片は前記中央端子3のばね係
止用突起3bに係止され、他方のばね片は前記導体板7
の他端側に係止されている。前記反転用コイルばね9
は、前記中央端子3と前記導体板7との間に屈曲されて
配設されており、前記導体板7は前記反転用コイルばね
9の付勢力によって前記固定側接点2aの配設位置(前
記収納部1aの内底面側)とは反対の方向へ付勢された
ものとなっている。
【0035】また、前記反転用コイルばね9のコイル部
の両側部が、後述するスライド部材10の第1及び第2
の作動面部10d、10eに当接して押圧されることに
より、前記導体板7が上下に反転駆動されて、前記可動
接点8が前記固定接点2aと接離されるものとなってい
る。
【0036】操作部材であるスライド部材10は、合成
樹脂などの絶縁材から形成されており、前記ハウジング
1の収納部1aに配設される基部10aと、この基部1
0aの先端に延設された操作部10bとを備えている。
前記基部10aには、前記導体板7や支持アーム6等を
収容する導体板収容部10cが設けられ、この導体板収
容部10cの後端部には、前記反転用コイルばね9のコ
イル部と当接して前記導体板7をスライド移動方向に対
して略垂直な方向へ変位させる、対向した平面からなる
第1の作動面部10d及び第2の作動面部10e形成さ
れている。
【0037】また、前記導体板収容部10cの前端部に
は、前記スライド部材10のスライド移動時に、前記導
体板7の可動接点8が固着された一端側と摺接して前記
導体板7の可動接点8を前記固定接点2aの方向へ押し
下げる、斜面からなる傾斜面部10fが形成されてい
る。
【0038】前記傾斜面部10fを設けることにより、
初期状態(接点部がオフの状態)から前記スライド部材
10を押圧してスライド移動することにより前記可動接
点8と前記固定接点2aを接続させる接点間距離より
も、スライドのロック状態(接点部がオフの状態)から
後述する電磁ソレノイド11に通電することにより駆動
部材12を作動させて前記可動接点8と前記固定接点2
aを接続させる接点間距離のほうが小さくなるように形
成することができる。
【0039】そして、前記導体板7がオンする時の移動
量が小さくなり、オートオン時に駆動部材12を作動さ
せるのに必要な駆動電力も小さくなるため、蓄電回路の
容量を大きくすることなしに、小さな容量でスイッチを
オンさせることができるものとなっている。
【0040】この場合、二極の接点部のうち、電磁ソレ
ノイド11に通電することにより駆動部材12を作動さ
せて接離させる極側の前記可動接点8及び固定接点2a
の大きさに比べて、他極側の前記可動接点8及び固定接
点2aの大きさの方が小さくなるように形成されている
(図示せず)。このように自動でオンさせる使用頻度の
高い極側よりも使用頻度の低い極側の接点部を小さくす
ることにより、実質的に寿命を変えることなく、貴金属
などからなる接点部の材料を削減することが可能となり
コストダウンが図れるものとなっている。
【0041】また、図示はしないが、二極の接点部は、
お互いが前記中央端子3に可動に取り付けられる位置を
上下方向(前記可動接点8と固定接点2aの接離方向)
に若干ずらして配置されており、電磁ソレノイド11に
通電することにより駆動部材12を作動させて接離させ
る極側の前記可動接点8と固定接点2aのオフタイミン
グに比べて、他極側の前記可動接点8と固定接点2aの
オフタイミングの方が早くなるように構成されたものと
なっている。
【0042】このように、二極タイプの電源スイッチを
使用する場合、先にオフする極側に接点離間時のアーク
が飛ぶことになるので、自動でオンさせる使用頻度の高
い極側よりも使用頻度の低い極側の接点部のオフタイミ
ングを早くすることで、接点消耗の均一化が図れるた
め、実質的に寿命の向上が図れるものとなっている。
【0043】また、前記基部10aの先端側には、前記
したロックピン5が摺接されて、前記スライド部材10
を押し込み位置にロックするロックカム11gが形成さ
れている。また、前記操作部10bには、前記スライド
部材10を復帰位置に付勢する復帰ばね(図示せず)を
収納する復帰ばね収納部10hが設けられている。
【0044】作動手段である電磁ソレノイド11は、コ
イル11d内部に可倒動作可能な駆動片11aを有する
オートオン/オフ用のソレノイドで、前記ハウジング1
の前記収納部1aの上面側に配設されている。前記電磁
ソレノイド11の前記駆動片11aの先端には、合成樹
脂などの絶縁材で板状に形成され、前記収納部1a内に
延出されて移動可能に配設された駆動部材12の一端側
が係合されている。また、前記駆動部材12の他端側
は、前記導体板7の後端側に形成された前記係合片部7
cと係合されており、前記電磁ソレノイド11が通電さ
れ、前記駆動片11aが可倒動作されて前記駆動部材1
2が上下移動するのに伴って、前記導体板7が上下に反
転動作されることで前記可動接点8と前記固定接点2a
とが接離されるものとなっている。
【0045】前記電磁ソレノイド11は、前記駆動片1
1aの可倒側に対向して一対のN極11b、S極11c
からなる永久磁石が配設されたラッチング型ソレノイド
で構成されており、コイル11dが通電されることによ
り発生する磁界によって前記駆動片11aが励磁され、
この励磁極性によってN極11bあるいはS極11cと
反発し、対向して配置されたS極11cあるいはN極1
1bに吸引されるものとなっている。
【0046】このように、前記電磁ソレノイド11を永
久磁石11b、11cを備えたラッチング型ソレノイド
で構成することにより、前記駆動部材12を作動させる
のに必要な制御信号はコンデンサーなどの蓄電回路から
放電するパルス信号でよく、常時印加させておく必要が
ないので電力消費が軽減できるものとなっている。
【0047】カバー13は、合成樹脂などの絶縁材で方
形状に形成され、前記ハウジング1の後端側に係止され
る取付腕部(図示せず)と、前記ハウジング1の先端側
に取り付けられた前記フレーム4とによって、前記ハウ
ジング1の開口された前記収納部1aを覆うように取り
付けられている。
【0048】前述したスイッチ装置の接点機構を組み立
てる場合には、前記ハウジング1の内底面に配設されて
いる前記中央端子3に前記導体板7を取り付けることと
なるが、この場合、前記導体板7に、前記支持アーム6
を弾性付勢して係合するようにしてあるため、前記導体
板7と支持アーム6が一体部品になっており、前記導体
板7の窓孔部に前記中央端子3の支持アーム係止用突起
3aを遊嵌させて、前記支持アーム6を前記支持アーム
係止用突起3aに組み込むだけで、容易に前記中央端子
3に前記導体板7を組み込むことができるようになって
いる。この時、前記導体板7が前記支持アーム係止用突
起3aに挿入ガイドされることで、位置決めされるもの
となる。
【0049】この状態から、前記反転用コイルばね9を
前記導体板7の窓孔部に遊嵌させた状態で、前記導体板
7の他端部と前記中央端子3の前記ばね係止用突起3b
との間に、前記反転用コイルばね9を屈曲させて係止さ
せて接点機構部の組立は終了する。
【0050】この時、前記導体板7は前記反転用コイル
ばね9の付勢力で前記収納部1aの前記固定端子2が配
設された方向とは反対の方向へ付勢された状態となり、
上面側が前記スライド部材10で保持されることで、前
記導体板7は前記可動接点8と固定接点2aが所定の間
隔を保持した状態で前記収納部1a内に略平行に配設さ
れた状態となっている。
【0051】次に、上述した本発明のスイッチ装置の動
作を説明する。図2に示すように、初期の状態では前記
導体板7は前記可動接点8が前記固定接点2aと所定の
間隔をおいて離間された状態で接点がオフ状態となって
いる。この状態では、前記導体板7は前記反転用コイル
ばね9の付勢力で前記固定端子2及び固定接点2aとは
反対の方向(上側)へ付勢された状態となっている。
【0052】まず、人間の指などにより手動的に操作さ
れる場合には、この状態から、前記スライド部材10の
操作部10bが復帰ばね(図示せず)の付勢力に抗して
押し込まれると、前記スライド部材10に設けられた傾
斜面部10fが、前記導体板7の先端側を押圧し、前記
導体板7の先端側を前記反転用コイルばね9の付勢力に
抗して前記収納部1aの内底面側へ押し下げる。この状
態では、前記可動接点8と固定接点2aとの間隔(ギャ
ップ寸法)は、図2に示す初期の状態の時よりも、若干
縮まって、狭くなった状態となっている。
【0053】また、この時に、前記スライド部材10に
設けられた第1の作動面部10dが前記反転用コイルば
ね9のコイル部を押圧し、前記導体板7の可動接点8を
前記反転用コイルばね9の付勢力に抗して前記固定接点
2a側へ押し下げるものとなる。
【0054】そして、更に前記スライド部材10の操作
部10bが押し込まれると、図4に示すように、前記反
転用コイルばね9と導体板7との係止部と、前記支持ア
ーム6と導体板7との係止部(孔)7bが、前記支持ア
ーム6と中央端子3の係止部(前記支持アーム係止用突
起3aの係止部)と重なった時、すなわち3点が横方向
で直線上に並んだ時を境にして前記反転用コイルばね9
の付勢力の方向が下側へと反転し、前記導体板7は前記
収納部1aの内底面側に自走して前記可動接点8が前記
固定接点2aと当接して接点がオン状態となる。この
時、前記スライド部材10は、前記ロックピン5とロッ
クカム10fの協働により押し込み位置へロックされる
ものとなる。(図4)
【0055】この状態から、ロックを解除する場合に
は、前記スライド部材10の操作部10bを更に押圧し
てやると、前記ロックピン5が前記ロックカム10fか
ら外れて、前記スライド部材10は復帰ばねの付勢力で
初期位置へ復帰するものとなる。
【0056】この時、前記スライド部材10に設けられ
た第2の作動面部10eが前記反転用コイルばね9のコ
イル部を反対側から押圧することにより、前記導体板7
と反転用コイルばね9との係止部が、前記支持アーム6
と前記中央端子3との係止部(前記支持アーム係止用突
起3aの係止部)を越えると前記反転用コイルばね9の
付勢力の方向が上側へと反転し、前記導体板7は前記収
納部1aの内底面とは反対側に自走して前記可動接点8
が前記固定接点2aと離間して接点がオフ状態となり、
図2に示す初期状態へと復帰する。
【0057】尚、この状態の時、前記反転用コイルばね
9のコイル部の後ろ側が、前記スライド部材10に設け
られた回動規制部である第2の作動面部10eによって
反転方向に移動するのを規制されたものとなっており、
前記電磁ソレノイド11が外部からの制御信号により作
動状態にされたとしても、前記第2の作動面10eが前
記導体板7の可動を規制することにより、接点部がオフ
の状態を維持するように構成されたものとなっている。
【0058】また、接点部が前記スライド部材10の操
作に基づく手動オフ時には、接点部を自動でオン操作で
きないように、前記スライド部材10に、前記導体板7
の可動を規制する前記第2の作動面部10eを形成した
ことから、電源のオフ時には前記スライド部材10によ
り機械的に二極の接点部が同時にオフされる構造のた
め、確実に電源ラインとの切り離しができるものとなっ
ている。
【0059】次に、電気的な信号によって、自動的に動
作させる場合について説明する。図4に示す、前記スラ
イド部材10が押し込み位置にロックされた状態では、
前記可動接点8が前記固定接点2aと当接して接点がオ
ン状態となっている。この時、前記電磁ソレノイド11
の駆動片11aは前記駆動部材12と共に、前記導体板
7によって下側(前記収納部1aの内底面側)に押し下
げられた状態となっている。
【0060】次に、リモートコントロール装置などの外
部からの電気的な制御信号により、電子機器側の前記制
御系回路28が駆動されて前記電磁ソレノイド11のコ
イル11dに通電されると、図5に示すように、発生す
る磁界により前記駆動片11aが励磁されて先端部に磁
極が発生し、この磁極(例えばS極)が前記駆動片11
aの先端側に対向して配置された下側の永久磁石(S
極)11cの極性と反発して上側の永久磁石(N極)1
1bに吸引されるものとなる。
【0061】前記駆動片11aが上側に吸引されると、
前記駆動部材12も上方に移動され、前記駆動部材12
の一端側に係合された前記導体板7が上方に駆動される
ことにより、前記導体板7と反転用コイルばね9との係
止部が、前記支持アーム6と前記中央端子3との係止部
(前記支持アーム係止用突起3aの係止部)を越えると
前記反転用コイルばね9の付勢力の方向が上側へと反転
し、前記導体板7は前記収納部1aの内底面とは反対側
に自走して前記可動接点8が前記固定接点2aと離間し
て接点がオフ状態となる。(図5)
【0062】この状態では、前記導体板7の可動接点8
が固着された先端側が、前記スライド部材10に設けら
れた前記傾斜面部10fと当接して、それ以上、上方に
移動するのを防止していると共に、前記スライド部材1
0が手動動作によりロック解除され、初期位置に復帰し
た時の前記可動接点8と固定接点2aとの接点間距離に
比べて若干縮まって、狭くなった状態となっていること
から、前記導体板7の移動量が小さくなり、オートオン
時に前記駆動部材12を作動させるのに必要な駆動電力
も小さくなるため、前記コンデンサー29などからなる
蓄電回路の容量を大きくすることなしに、小さな容量で
スイッチをオンさせることができるものとなっている。
【0063】また、接点が切り替わった後に、前記電磁
ソレノイド11への通電をカットした場合においても、
前記駆動片11aは前記上側の永久磁石(N極)11b
の吸引で保持された状態を維持することから、省電対応
が可能になっている。
【0064】次に、電気的な信号によってスイッチをオ
ンにする場合には、図5の状態から、リモートコントロ
ール装置などの外部からの電気的な制御信号により、電
子機器側の前記制御系回路28が駆動されると、前記コ
ンデンサー29などからなる蓄電回路がオンされてコン
デンサー29からの放電電流によって前記電磁ソレノイ
ド11に通電されるものとなる。
【0065】この時、前記電磁ソレノイド11に通電さ
れる印加電流は、前記印加極性反転回路30によってそ
の極性が反転されて前記電磁ソレノイド11のコイル1
1dに通電されるようになっており、このコイル11d
に発生する磁界が反転されることから、前記駆動片11
aが励磁されて先端部に発生する極極も反転(例えばN
極)するものとなる。このため、前記駆動片11aは吸
引されていた上側の永久磁石(N極)11bと反発する
こととなり、対向して配置された下側の永久磁石(S
極)11cに吸引されるものとなる。
【0066】そして、前記駆動片11aが下側に吸引さ
れると、前記駆動部材12も下方に移動され、前記駆動
部材12の一端側に係合された前記導体板7が下方に駆
動されることにより、前記導体板7と反転用コイルばね
9との係止部が、前記支持アーム6と前記中央端子3と
の係止部(前記支持アーム係止用突起3aの係止部)を
越えると前記反転用コイルばね9の付勢力の方向が下側
へと反転し、前記導体板7は前記収納部1aの内底面側
に自走して前記可動接点9が前記固定接点2aと接触し
て接点がオン状態となる。(図4)
【0067】この場合、前記スライド部材10は押し込
み状態のロック位置に保持されているものとなってお
り、この状態では前記スライド部材10に対向して設け
られた前記第1の作動面部10d及び第2の作動面部1
0eは、前記導体板7を反転動作させる前記反転用コイ
ルばね9とは離間された状態となっていることから、前
記導体板7は容易に反転動作することができるものとな
っている。
【0068】尚、前記スライド部材10が手動オフ時の
ロック解除位置に保持されている時には、前記反転用コ
イルばね9のコイル部の後ろ側が、前記スライド部材1
0に設けられた回動規制部である前記第2の作動面部1
0eによって反転方向に移動するのを規制されたものと
なっており、前記電磁ソレノイド11が外部からの制御
信号により作動状態にされたとしても、前記第2の作動
面部10eが前記導体板7の可動を規制することによ
り、接点部がオフの状態を維持するように構成されたも
のとなっている。
【0069】このように、手動オフ時における電子機器
の電源のオフ時には、スイッチ装置の二極の接点部が同
時にオフされて、電源ラインとの完全な切り離しができ
るようになっていることから、ヨーロッパなどの規格で
求められる各種の安全規格を満足することができるもの
となっている。
【0070】上述した、本発明の実施例によれば、前記
スイッチ装置31には、一対の固定端子2及び中央端子
3からなる二極の接点部を手動でオン/オフ操作可能な
操作部材である後述するスライド部材10を設けると共
に、二極の接点部のうちの一極の接点部を自動でオン/
オフ操作可能な作動手段である後述する電磁ソレノイド
11を設けてあり、二極の接点部がスライド部材10の
操作に基づく手動オン時には、外部からの制御信号によ
り前記制御系回路28から出力する駆動信号に基づいて
電磁ソレノイド11を作動させて二極の接点部のうちの
一極の接点部をオフ可能にすると共に、この一極の接点
部がオフの時には、外部からの制御信号により前記蓄電
回路であるコンデンサー29からの放電電流に基づいて
電磁ソレノイド11を作動させて一極の接点部をオン可
能にしているので、外部からの制御信号によって自動的
にオートオン/オフさせる場合には、二極を同時にオン
/オフさせるのに比べて駆動電力が半分ですむため、オ
ートオン時における電子機器側の前記コンデンサー29
などからなる蓄電回路の容量を大きくすることなしに、
小さな容量でスイッチをオンさせることができると共
に、前記蓄電回路及びそれに使用する素子の小型化が図
れ、電子機器の電気回路部が簡易となり小型化が図れる
ものとなっている。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子機器
の構造は、1次側電源供給回路と、この1次側電源供給
回路から電力供給される2次側電源供給回路と、この2
次側電源供給回路に接続される制御系回路と、1次側電
源供給回路に接続される二極の接点部を有するスイッチ
装置と、制御系回路とスイッチ装置との間に接続された
蓄電回路とを備え、スイッチ装置は、二極の接点部を手
動でオン/オフ操作可能な操作部材と、二極の接点部の
うちの一極の接点部を自動でオン/オフ操作可能な作動
手段を有し、二極の接点部が操作部材の操作に基づく手
動オン時には、外部からの制御信号により制御系回路か
ら出力する駆動信号に基づいて作動手段を作動させて二
極の接点部のうちの一極の接点部をオフ可能にすると共
に、一極の接点部がオフの時には、外部からの制御信号
により蓄電回路からの放電電流に基づいて作動手段を作
動させて一極の接点部をオン可能にしたことから、オー
トオン/オフ時には二極を同時にオン/オフさせるのに
比べて駆動電力が半分ですむので、オートオン時におけ
る電子機器側のコンデンサーなどからなる蓄電回路の容
量を大きくすることなしに、小さな容量でスイッチをオ
ンさせることができると共に、蓄電回路及びそれに使用
する素子の小型化が図れるため、電子機器の電気回路部
が簡易となり小型化が図れる。
【0072】また、スイッチ装置の二極の接点部が、操
作部材の操作に基づく手動オフ時には、スイッチ装置
は、外部からの制御信号により蓄電回路からの放電電流
に基づき作動手段が作動状態にされたとしても、操作部
材が二極の接点部の可動を規制することにより、二極の
接点部がオフの状態を維持するように構成したことか
ら、電源のオフ時にはスイッチ装置の二極の接点部が同
時にオフされて、電源ラインとの完全な切り離しができ
るため、各種の安全規格を満足することができる。
【0073】また、操作部材は、スイッチ装置のハウジ
ングにスライド移動可能に設けられたスライド部材から
なり、このスライド部材の移動に伴って二極の接点部が
接離されると共に、二極の接点部が操作部材の操作に基
づく手動オフ時には、二極の接点部のうちの一極の接点
部を自動でオン操作できないように、スライド部材に、
二極の接点部の可動を規制する回動規制部を形成したこ
とから、電源のオフ時にはスライド部材により機械的に
二極の接点部が同時にオフされる構造のため、確実に電
源ラインとの切り離しができる。
【0074】また、作動手段が、外部からの制御信号に
より駆動される駆動片を有するラッチング型電磁ソレノ
イドからなり、駆動片と二極の接点部のうちの一極の接
点部とを連動するように連結させたことから、作動手段
を作動させるのに必要な制御信号はコンデンサーなどの
蓄電回路から放電するパルス信号でよく、常時印加させ
ておく必要がないので電力消費が軽減できる。
【0075】また、外部からの制御信号が、リモートコ
ントロール装置から発信される制御信号であることか
ら、電子機器を離れた場所から容易にオートオン/オフ
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である電子機器の構造を示す
回路図である。
【図2】本発明の同じくスイッチ装置の初期状態(オフ
時)を示す動作説明図である。
【図3】本発明の同じくスイッチ装置の初期状態(オフ
時)の一部を破断した状態を示す平面図である。
【図4】本発明の同じくスイッチ装置のロック状態(オ
ン時)を示す動作説明図である。
【図5】本発明の同じくスイッチ装置のロック状態で電
磁ソレノイドが駆動され接点部の一極がオフした状態を
示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 収納部 1b 復帰ばね係止部 2 固定端子 2a 固定接点 3 中央端子 3a 支持アーム係止用突起 3b ばね係止用突起 4 フレーム 4a 取付脚 5 ロックピン 6 支持アーム 7 導体板 7a 側壁 7b 係止孔 7c 係合片部 8 可動接点 9 反転用コイルばね(弾性部材) 10 スライド部材(操作部材) 10a 基部 10b 操作部 10c 導体板収容部 10d 第1の作動面部(回動作動部) 11e 第2の作動面部(回動作動部、回動規制部) 10f 傾斜面部 10g ロックカム 10h 復帰ばね収納部 11 電磁ソレノイド(作動手段) 11a 駆動片 11b 永久磁石(N極) 11c 永久磁石(S極) 11d コイル 12 駆動部材 13 カバー 21 1次側電源供給回路 21a 電源供給端子 22 電源トランス 23 信号系及びモータ系電源回路 24 制御系電源回路 25 整流ダイオード 26 整流ダイオード 27 信号系及びモータ系回路 28 制御系回路 29 コンデンサー(蓄電回路) 30 印加極性反転回路 31 スイッチ装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次側電源供給回路と、この1次側電源
    供給回路から電力供給される2次側電源供給回路と、こ
    の2次側電源供給回路に接続される制御系回路と、前記
    1次側電源供給回路に接続される二極の接点部を有する
    スイッチ装置と、前記制御系回路と前記スイッチ装置と
    の間に接続された蓄電回路とを備え、前記スイッチ装置
    は、前記二極の接点部を手動でオン/オフ操作可能な操
    作部材と、前記二極の接点部のうちの一極の接点部を自
    動でオン/オフ操作可能な作動手段を有し、前記二極の
    接点部が前記操作部材の操作に基づく手動オン時には、
    外部からの制御信号により前記制御系回路から出力する
    駆動信号に基づいて前記作動手段を作動させて前記二極
    の接点部のうちの一極の接点部をオフ可能にすると共
    に、前記一極の接点部がオフの時には、外部からの制御
    信号により前記蓄電回路からの放電電流に基づいて前記
    作動手段を作動させて前記一極の接点部をオン可能にし
    たことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ装置の前記二極の接点部
    が、前記操作部材の操作に基づく手動オフ時には、前記
    スイッチ装置は、外部からの制御信号により前記蓄電回
    路からの放電電流に基づき前記作動手段が作動状態にさ
    れたとしても、前記操作部材が前記二極の接点部の可動
    を規制することにより、前記二極の接点部がオフの状態
    を維持するように構成したことを特徴とする請求項1記
    載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記操作部材は、前記スイッチ装置のハ
    ウジングにスライド移動可能に設けられたスライド部材
    からなり、このスライド部材の移動に伴って前記二極の
    接点部が接離されると共に、前記二極の接点部が前記操
    作部材の操作に基づく手動オフ時には、前記二極の接点
    部のうちの一極の接点部を自動でオン操作できないよう
    に、前記スライド部材に、前記二極の接点部の可動を規
    制する回動規制部を形成したことを特徴とする請求項2
    記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記作動手段が、外部からの制御信号に
    より駆動される駆動片を有するラッチング型電磁ソレノ
    イドからなり、前記駆動片と前記二極の接点部のうちの
    一極の接点部とを連動するように連結させたことを特徴
    とする請求項1乃至3の何れかに記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 外部からの制御信号が、リモートコント
    ロール装置から発信される制御信号であることを特徴と
    する請求項1乃至4の何れかに記載の電子機器。
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