JP2003196922A - 記録媒体、再生装置および記録装置、再生方法および記録方法、並びに、再生処理プログラムおよび記録処理プログラム - Google Patents

記録媒体、再生装置および記録装置、再生方法および記録方法、並びに、再生処理プログラムおよび記録処理プログラム

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JP2003196922A
JP2003196922A JP2001395106A JP2001395106A JP2003196922A JP 2003196922 A JP2003196922 A JP 2003196922A JP 2001395106 A JP2001395106 A JP 2001395106A JP 2001395106 A JP2001395106 A JP 2001395106A JP 2003196922 A JP2003196922 A JP 2003196922A
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JP2001395106A
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English (en)
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Kyoichi Terao
恭一 寺尾
Takeshi Namiki
剛 並木
Kosuke Yasujima
浩輔 安島
Toshio Suzuki
敏雄 鈴木
Yoshiaki Moriyama
義明 守山
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
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Priority to US10/310,137 priority patent/US20030142560A1/en
Priority to CN02154035.7A priority patent/CN1230824C/zh
Priority to EP02027318A priority patent/EP1318517A3/en
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Abandoned legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正に記録されたコンテンツ情報の再生を防
止することのできる記録媒体および当該記録媒体を記録
・再生する装置を提供すること。 【解決手段】 光ディスク100は、内側より、コンテ
ンツ情報が記録される記録領域104と、リードアウト
領域105と、コンテンツ情報における著作権情報が記
録されているプロテクト領域106と、により構成さ
れ、リードアウト領域105の外側にあるグルーブトラ
ックには、適正な再生処理および記録処理を行う場合を
除いて、アクセスできないような構造を有するととも
に、当該グルーブトラックにコンテンツ情報の暗号化お
よび復号化に用いるコンテンツ鍵情報の一部を記録する
構造を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、著作権を有するコ
ンテンツ情報を記録する技術分野に属し、より詳細に
は、記録媒体に適正に記録されているコンテンツ情報が
不正複写されて、一般に拡布されることを防止する技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル技術の進歩により映像情
報や音楽情報がデジタル化され、著作権が保護されてい
るデジタル信号である映像情報または音楽情報(以下、
コンテンツ情報という)が、衛星放送やインターネット
などによって提供されることが広く一般化している。
【0003】一方、最近では、デジタル化された映像情
報や音楽情報などをデジタル信号によってDVD(Digi
tal Versatile Disc)やVTR(Video Tape Recorde
r)などの記録媒体に記録できるようになっている。
【0004】このような状況下において、著作権によっ
て保護されているコンテンツ情報が、情報提供者が提供
するコンテンツ情報に比べ、画質、音質劣化のない状態
での不正複製が可能となるため、著作権保護の観点から
問題となっている。
【0005】一般に、映画や音楽などを収録(記録)し
ている市販のDVDでは、不正な複製から著作物を保護
するために、すなわち、その著作権を保護するために、
映像や音声などのコンテンツ情報を暗号化して記録する
ようになっており、例えば、DVDの1つの具体例であ
る(DVD−Recordable(追記型DVD(以下、DVD
−Rという)))では以下のような構造を有している。
【0006】図8に示すように、DVD−R10は、映
像や音声などのコンテンツ情報が暗号化されて記録され
る主情報領域11と、内周部側の部位に設けられ、物理
フォーマット情報及びディスク製造情報(識別情報)の
他に、主情報領域11に記録されたコンテンツ情報の暗
号を解くための解読制御情報、が記録されている解読制
御情報領域12とから構成されている。
【0007】このようなDVD−R10を図示しない再
生装置によって再生する場合には、主情報領域11に記
録されているコンテンツ情報だけでは、そのまま再生し
ても正常な映像や音声信号は得られないので、解読制御
情報領域12に記録されていた解読制御情報を、コンテ
ンツ情報を読み出す前に先に読み出し、当該解読制御情
報によってこの暗号化さているコンテンツ情報を解読
し、元の正常な映像や音声情報を再構築して再生するよ
うになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
DVDに記録された著作権を有するコンテンツ情報を再
生する再生方法にあっては、コンテンツ情報における適
正な移動処理とバックアップ処理を行うことによって不
正複写、すなわち、不正に記録されたコンテンツ情報を
再生すること(以下、不正再生という)が可能となると
いう問題を有していた。
【0009】具体的には、通常、解読制御情報は、ディ
スク製造情報、すなわち、DVD固有の識別情報に基づ
いて生成され、暗号化されたコンテンツ情報を解読する
ときに、この解読制御情報領域に記録されている識別情
報と再生されるDVDが有する識別情報とが一致するか
否かを判断し、識別情報が一致した場合に暗号化された
コンテンツ情報を解読するようになっている。
【0010】したがって、まず、図9に示すように、
(1)DVD1のバックアップとして他のDVD2にD
VD1の内容であるコンテンツ情報と解読制御情報をR
F(Radio Frequency)コピーし(バックアップディス
クの生成)、(2)次いで、DVD1に記録されている
コンテンツ情報をメモリやDVDの他の記録媒体3に適
正に移動するとともに、(3)最後に、先にコンテンツ
情報が記録されていたDVD1に、RFコピーされたD
VD2よりコンテンツ情報および解読制御情報を移動す
ると(復元処理)、1つの著作権を有するコンテンツ情
報からDVD1と記録媒体3に2つの著作権を有するコ
ンテンツ情報が生成されることになる。
【0011】すなわち、DVD2では、DVD固有の識
別情報が異なるため、暗号化されたコンテンツ情報を解
読することはできないが、当該DVD2に記録されてい
るコンテンツ情報と解読制御情報をDVD1に再び戻す
(復元する)ことによって解読制御情報に含まれる識別
情報とDVD固有の識別情報が一致してしまい、また、
記録媒体3には、適正にコンテンツ情報が移動されてい
るので、記録媒体3でも再生が可能となる。
【0012】この結果、1つの著作権を有するコンテン
ツ情報からDVD1と記録媒体3に2つの著作権を有す
るコンテンツ情報が生成されることになり、さらに、こ
の一連の処理を繰り返すことによって、1つのコンテン
ツ情報から複数のコンテンツ情報が生成できるようにな
るので、不正な記録(以下、不正記録という)および不
正な再生が可能になっていた。
【0013】本発明は、上記の各問題点に鑑みて為され
たもので、その課題は、1のコンテンツ情報から複数の
コンテンツ情報を生成することができない、すなわち、
不正に記録されたコンテンツ情報における不正な再生を
防止することのできる記録媒体および当該記録媒体を記
録・再生する装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、当該記録ディスクから
適正に復号化され、かつ、再生されるべき再生情報が暗
号化された再生暗号情報を記録する再生情報領域と、当
該記録ディスクの再生時に、当該記録ディスクを識別す
るためのディスク識別情報および前記適正に再生させる
べき再生情報の識別情報である再生情報識別情報に基づ
いて生成された読出制御情報によって読出制御が為され
るとともに、当該再生暗号情報の復号化に用いられる再
生補助情報の少なくとも一部を記録する再生補助情報領
域と、が設けられた構成を有している。
【0015】この構成により、請求項1に記載の発明で
は、再生暗号情報を復号化し、かつ、再生するときに、
再生情報識別情報およびディスク識別情報に基づいて生
成された読出制御情報によって、当該再生暗号情報を復
号化する再生補助情報の読出制御を行う。
【0016】すなわち、暗号化された再生情報を復号化
し、かつ、再生するときに、当該再生時に取得された再
生情報識別情報およびディスク識別情報に基づいて読出
制御情報を生成し、当該生成された読出制御情報と記録
時に再生補助情報領域に記録された読出制御情報が一致
した場合にのみ再生補助情報を取得するようにすれば、
再生情報が不正に記録されている場合には、生成された
再生補助情報と記録されている再生補助情報が一致せ
ず、再生補助情報が出力されないので、再生暗号情報を
復号することができない一方、適正に再生情報が記録さ
れている場合には、生成された読出制御情報と記録され
ている読出制御情報が一致し、当該再生補助情報が出力
されるので、暗号化された再生情報を復号化することが
でき、当該再生情報の再生が可能となる。
【0017】したがって、再生情報を復号化するために
は、必ず再生補助情報領域に記録された正規な再生補助
情報を取得しなければならず、何らかの不正な方法によ
り再生情報識別情報およびディスク識別情報を取得した
としても、これらの情報を取得することのみによっては
当該再生情報を再生、すなわち、復号化することができ
ないので、著作権によって保護された再生情報を保護す
ることができる。
【0018】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の記録ディスクにおいて、前記再生補助情報領域
に、当該記録ディスク毎および前記再生情報毎に異なる
前記再生補助情報の少なくとも一部が記録される構成を
有している。
【0019】この構成により、請求項2に記載の発明で
は、前記再生補助情報が記録ディスク毎および再生情報
毎に異なり、当該再生補助情報の少なくとも一部が再生
補助情報領域に記録される。
【0020】すなわち、再生補助情報が再生情報毎およ
び記録ディスク毎に異なるので、不正な方法によって当
該再生補助情報を取得することが困難であるとともに、
この再生補助情報を取得しない限り再生情報を復号化す
ることができない。
【0021】したがって、不正に再生情報が記録された
場合、または、不正に当該再生情報が再生された場合に
は正規の再生補助情報を取得することができないので、
当該再生情報を復号化することができず、著作権によっ
て保護された再生情報を保護することができる。
【0022】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の記録ディスクにおいて、前記再生補助
情報領域に前記読出制御情報が記録される構成を有して
いる。
【0023】この構成により、請求項3に記載の発明で
は、再生情報が当該記録ディスクに記録されるときに、
正規な読出制御情報が記録されるとともに、記録ディス
クの再生時に容易に正規な読出制御情報を取得すること
ができるので、当該記録ディスクの再生時に、ディスク
識別情報と再生情報識別情報とによって生成された読出
制御情報とを比較することのみによって、再生補助情報
を出力するか否か、すなわち、適正な再生か否かを判断
することができ、容易に、かつ、簡易な処理によって著
作権によって保護された再生情報を保護することができ
る。
【0024】また、請求項4に記載の発明は、前記再生
補助情報領域に、前記再生補助情報の一部である部分再
生補助情報が記録され、前記再生情報領域に、前記部分
再生補助情報に基づいて暗号化されるとともに、当該記
録ディスクの再生時に前記部分再生補助情報に基づいて
復号化され、前記再生暗号情報を復号化する前記再生補
助暗号情報が記録される構成を有している。
【0025】この構成により、請求項4に記載の発明で
は、再生暗号情報を復号化するときに用いられる再生補
助情報の全てを記録ディスクに記録することなく、当該
再生補助情報の一部である部分再生補助情報が記録さ
れ、この部分再生補助情報に基づいて当該記録ディスク
に記録された暗号化された再生補助情報を復号すること
によって再生補助情報を取得することが可能であるの
で、簡単に当該再生補助情報を取得することを防止する
とともに、正規に再生されたときは容易に、かつ、簡単
に当該再生補助情報を取得することができる。
【0026】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の記録ディスクにおいて、前記再生情報領域に、
前記部分再生補助情報とともに、前記ディスク識別情報
並びに前記再生情報を当該記録ディスクに記録する正規
の記録装置および当該記録ディスクを再生する正規の再
生装置における識別情報の少なくとも何れか一つに基づ
いて暗号化される前記再生補助暗号情報が記録される構
成を有している。
【0027】この構成により、請求項5に記載の発明で
は、当該記録ディスクの再生時に再生暗号情報を部分再
生補助情報、ディスク識別情報並びに正規の記録装置お
よび再生装置の識別情報に基づいて復号化される。
【0028】したがって、再生暗号情報を復号化する際
に、当該再生暗号情報が正規の記録装置によって記録さ
れ、かつ、正規の再生装置によって再生された場合のみ
当該再生暗号情報を復号化することができるので、不正
な記録および再生を阻止することができる。
【0029】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
乃至5の何れか一項に記載の記録ディスクにおいて、前
記再生情報が著作権により保護されている情報である構
成を有している。
【0030】この構成により、請求項6に記載の発明で
は、再生情報が著作権を有する情報であるので、適正に
記録された著作権を有する再生情報が再生される場合に
のみ再生することができ、著作権によって保護された再
生情報を保護することができる。
【0031】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
乃至6の何れか一項に記載の記録ディスクにおいて、前
記再生補助情報領域が、不正な検出手段が到達すること
のない領域に形成されている構成を有している。
【0032】この構成により、請求項7に記載の発明で
は、再生補助情報領域を不正な検出手段によって検出す
ることができないので、不正な再生が為された場合には
再生補助情報を取得することができない。
【0033】したがって、再生時に再生補助情報を生成
することができなければ、再生情報を復号化することが
できないので、著作権によって保護された再生情報を保
護することができる。
【0034】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
乃至7の何れか一項に記載の記録ディスクであって、再
生情報が暗号化された再生暗号情報および当該再生暗号
情報の復号化に用いられる再生補助情報の少なくとも一
部が記録されているとともに、前記再生補助情報の読出
制御を行う読出制御情報が記録されている当該記録ディ
スクを再生する再生手段を有する再生装置において、前
記再生情報における識別情報を示す前記再生情報識別情
報および装填されている前記記録ディスクにおけるディ
スク識別情報を取得する第1取得手段と、前記取得した
再生情報識別情報および前記ディスク識別情報に基づい
て前記読出制御情報である生成読出制御情報を生成する
生成手段と、前記装填された記録ディスクに記録されて
いる前記読出制御情報である記録読出制御情報を取得す
る第2取得手段と、前記生成読出制御情報と前記記録読
出制御情報とを比較するとともに、前記生成読出制御情
報と前記記録読出制御情報とが一致した場合に前記記録
ディスクから前記再生補助情報を取得する第3取得手段
と、前記第3取得手段によって取得された前記再生補助
情報に基づいて前記再生暗号情報を復号化する復号化手
段と、を備えた構成を有している。
【0035】この構成により、請求項8に記載の発明で
は、生成読出制御情報と記録読出制御情報とを比較する
とともに、生成読出制御情報と記録読出制御情報とが一
致した場合に記録ディスクから再生補助情報を取得し、
当該取得した再生補助情報に基づいて暗号化された再生
情報を復号化して再生する。
【0036】したがって、再生情報が不正に記録されて
いる場合には、生成された再生補助情報と記録されてい
る再生補助情報が一致せず、再生補助情報が出力されな
いので、再生暗号情報を復号することができない一方、
適正に再生情報が記録されている場合には、生成された
読出制御情報と記録されている読出制御情報が一致し、
当該再生補助情報が出力されるので、再生暗号情報を復
号化することができ、当該再生情報の再生が可能とな
る。
【0037】すなわち、再生情報を復号化するために
は、必ず再生補助情報領域に記録された正規な再生補助
情報を取得しなければならず、何らかの不正な方法によ
り再生情報識別情報およびディスク識別情報を取得した
としても、これらの情報を取得することのみによっては
当該再生情報を再生することができないので、著作権に
よって保護された再生情報を保護することができる。
【0038】また、請求項9に記載の発明は、請求項8
に記載の再生装置において、前記再生補助情報の一部で
ある部分再生補助情報が前記記録ディスクに記録されて
いる場合であって、前記第3取得手段が前記再生補助情
報の一部より当該再生補助情報を生成することによって
取得する構成を有している。
【0039】この構成により、請求項9に記載の発明で
は、再生暗号情報を復号化するときに用いられる再生補
助情報の全てを記録ディスクに記録することなく、当該
再生補助情報の一部から再生補助情報を生成し、この生
成された再生補助情報に基づいて当該記録ディスクに記
録された暗号化された再生補助情報を復号することによ
って再生補助情報を取得することが可能である。
【0040】また、請求項10に記載の発明は、請求項
9に記載の再生装置において、前記再生補助情報が前記
部分再生補助情報によって暗号化された再生補助暗号情
報が前記記録ディスクに記録されている場合であって、
前記第3取得手段が、前記部分再生補助情報によって再
生補助暗号情報を復号化して当該再生補助情報を取得す
る構成を有している。
【0041】この構成により、請求項10に記載の発明
では、再生暗号情報を復号化するときに用いられる再生
補助情報の全てを記録ディスクに記録することなく、当
該再生補助情報の一部である部分再生補助情報が記録さ
れ、この部分再生補助情報に基づいて当該記録ディスク
に記録された暗号化された再生補助情報を復号すること
によって再生補助情報を取得することが可能であるの
で、簡単に当該再生補助情報を取得することを防止する
とともに、正規に再生されたときは容易に、かつ、簡単
に当該再生補助情報を取得することができる。
【0042】また、請求項11に記載の発明は、請求項
10に記載の再生装置において、前記第3取得手段が、
前記部分再生補助情報とともに、前記ディスク識別情報
並びに当該再生装置における識別情報の少なくとも何れ
か一つに基づいて前記再生補助暗号情報を復号化する構
成を有している。
【0043】この構成により、請求項11に記載の発明
では、当該記録ディスクの再生時に再生暗号情報を部分
再生補助情報、ディスク識別情報並びに正規の記録装置
および再生装置の識別情報に基づいて復号化される。
【0044】したがって、再生暗号情報を復号化する際
に、当該再生暗号情報が正規の記録装置によって記録さ
れ、かつ、正規の再生装置によって再生された場合のみ
当該再生暗号情報を復号化することができるので、不正
な記録および再生を阻止することができる。
【0045】また、請求項12に記載の発明は、請求項
1乃至7の何れか一項に記載の記録ディスクに対して前
記再生情報を記録する記録装置であって、当該記録ディ
スクに再生情報が暗号化された再生暗号情報および当該
再生暗号情報の復号化に用いられる再生補助情報を記録
するとともに、前記再生補助情報の読出制御を行う読出
制御情報を記録する記録装置において、当該再生情報の
識別情報である再生情報識別情報が入力される入力手段
と、前記記録ディスクの識別情報であるディスク識別情
報を取得する第1取得手段と、前記再生情報識別情報と
前記ディスク識別情報とに基づいて前記読出制御情報を
生成する生成手段と、当該記録ディスク毎および前記再
生情報毎に異なる前記再生補助情報を取得する第2取得
手段と、前記再生補助情報の少なくとも一部に基づいて
前記再生情報を暗号化する暗号化手段と、前記読出制御
情報、前記再生暗号情報および前記再生補助情報を前記
記録ディスクに記録する記録手段と、を備えた構成を有
している。
【0046】この構成により、請求項12に記載の発明
では、生成読出制御情報と、当該記録ディスク毎および
前記再生情報毎に異なる前記再生補助情報の少なくとも
一部と、当該再生補助情報の少なくともに一部に基づい
て暗号化された前記再生情報とを前記記録ディスクに記
録する。
【0047】すなわち、再生情報が不正に記録されてい
る場合には、生成された再生補助情報と記録されている
再生補助情報が一致せず、再生補助情報が出力されない
ので、再生暗号情報を復号することができない一方、適
正に再生情報が記録されている場合には、生成された読
出制御情報と記録されている読出制御情報が一致し、当
該再生補助情報が出力されるので、再生暗号情報を復号
化することができ、当該再生情報の再生が可能となる。
【0048】したがって、再生情報を復号化するために
は、必ず再生補助情報領域に記録された正規な再生補助
情報を取得しなければならず、何らかの不正な方法によ
り再生情報識別情報およびディスク識別情報を取得した
としても、これらの情報を取得することのみによっては
当該再生情報を再生することができないので、著作権に
よって保護された再生情報を保護することができる。
【0049】また、請求項13に記載の発明は、請求項
12に記載の記録装置において、前記記録手段が、前記
再生補助情報を当該再生補助情報の一部である部分再生
補助情報に基づいて暗号化された再生補助暗号情報を記
録する構成を有している。
【0050】この構成により、請求項13に記載の発明
では、再生暗号情報を復号化するときに用いられる再生
補助情報の全てを記録ディスクに記録することなく、当
該再生補助情報の一部である部分再生補助情報が記録さ
れ、この部分再生補助情報に基づいて当該記録ディスク
に記録された暗号化された再生補助情報を復号すること
によって再生補助情報を取得することが可能であるの
で、簡単に当該再生補助情報を取得することを防止する
とともに、正規に再生されたときは容易に、かつ、簡単
に当該再生補助情報を取得することができる。
【0051】また、請求項14に記載の発明は、請求項
15に記載の記録装置において、前記記録手段が、前記
部分再生補助情報とともに、前記ディスク識別情報並び
に当該記録ディスクを再生する正規の再生装置における
識別情報の少なくとも何れか一つに基づいて前記再生補
助情報を暗号化する構成を有している。
【0052】この構成により、請求項14に記載の発明
では、当該記録ディスクの再生時に再生暗号情報を部分
再生補助情報、ディスク識別情報並びに正規の記録装置
および再生装置の識別情報に基づいて暗号化される。
【0053】したがって、再生暗号情報を復号化する際
に、当該再生暗号情報が正規の記録装置によって記録さ
れ、かつ、正規の再生装置によって再生された場合のみ
当該再生暗号情報を復号化することができるので、不正
な記録および再生を阻止することができる。
【0054】また、請求項15に記載の発明は、請求項
1乃至7の何れか一項に記載の記録ディスクであって、
再生情報が暗号化された再生暗号情報および当該再生暗
号情報の復号化に用いられる再生補助情報の少なくとも
一部が記録されているとともに、前記再生補助情報の読
出制御を行う読出制御情報が記録されている当該記録デ
ィスクを再生する再生方法において、前記再生情報にお
ける識別情報を示す前記再生情報識別情報および装填さ
れている前記記録ディスクにおけるディスク識別情報を
取得する第1取得処理工程と、前記取得した再生情報識
別情報および前記ディスク識別情報に基づいて前記読出
制御情報である生成読出制御情報を生成する生成処理工
程と、前記装填された記録ディスクに記録されている前
記読出制御情報である記録読出制御情報を取得する第2
取得処理工程と、前記生成読出制御情報と前記記録読出
制御情報とを比較するとともに、前記生成読出制御情報
と前記記録読出制御情報とが一致した場合に前記記録デ
ィスクから前記再生補助情報を取得する第3取得処理工
程と、前記第3取得処理工程によって取得された前記再
生補助情報に基づいて前記再生暗号情報を復号化する復
号化処理工程と、前記復号化された前記再生暗号情報を
再生情報として再生する再生処理工程と、を備えた構成
を有している。
【0055】この構成により、請求項15に記載の発明
では、生成読出制御情報と記録読出制御情報とを比較す
るとともに、生成読出制御情報と記録読出制御情報とが
一致した場合に記録ディスクから再生補助情報を取得
し、当該取得した再生補助情報に基づいて暗号化された
再生情報を復号化して再生する。
【0056】したがって、再生情報を復号化するために
は、必ず再生補助情報領域に記録された正規な再生補助
情報を取得しなければならず、何らかの不正な方法によ
り再生情報識別情報およびディスク識別情報を取得した
としても、これらの情報を取得することのみによっては
当該再生情報を再生することができないので、著作権に
よって保護された再生情報を保護することができる。
【0057】また、請求項16に記載の発明は、請求項
15に記載の再生方法において、前記再生補助情報の一
部である部分再生補助情報が前記記録ディスクに記録さ
れている場合であって、前記第3取得処理行程において
は、前記再生補助情報の一部より当該再生補助情報を生
成することによって取得する構成を有している。
【0058】この構成により、請求項16に記載の発明
では、再生暗号情報を復号化するときに用いられる再生
補助情報の全てを記録ディスクに記録することなく、当
該再生補助情報の一部から再生補助情報を生成し、この
生成された再生補助情報に基づいて当該記録ディスクに
記録された暗号化された再生補助情報を復号することに
よって再生補助情報を取得することが可能である。
【0059】また、請求項17に記載の発明は、請求項
16に記載の再生方法において、前記再生補助情報が前
記部分再生補助情報によって暗号化された再生補助暗号
情報が前記記録ディスクに記録されている場合であっ
て、前記第3取得処理工程においては、前記部分再生補
助情報によって再生補助暗号情報を復号化して当該再生
補助情報を取得する構成を有している。
【0060】この構成により、請求項17に記載の発明
では、再生暗号情報を復号化するときに用いられる再生
補助情報の全てを記録ディスクに記録することなく、当
該再生補助情報の一部である部分再生補助情報が記録さ
れ、この部分再生補助情報に基づいて当該記録ディスク
に記録された暗号化された再生補助情報を復号すること
によって再生補助情報を取得することが可能であるの
で、簡単に当該再生補助情報を取得することを防止する
とともに、正規に再生されたときは容易に、かつ、簡単
に当該再生補助情報を取得することができる。
【0061】また、請求項18に記載の発明は、請求項
17に記載の再生方法において、前記第3取得処理工程
においては、前記部分再生補助情報とともに、前記ディ
スク識別情報並びに当該再生装置における識別情報の少
なくとも何れか一つに基づいて前記再生補助暗号情報を
復号化する構成を有している。
【0062】この構成により、請求項18に記載の発明
では、当該記録ディスクの再生時に再生暗号情報を部分
再生補助情報、ディスク識別情報並びに正規の記録装置
および再生装置の識別情報に基づいて復号化される。
【0063】したがって、再生暗号情報を復号化する際
に、当該再生暗号情報が正規の記録装置によって記録さ
れ、かつ、正規の再生装置によって再生された場合のみ
当該再生暗号情報を復号化することができるので、不正
な記録および再生を阻止することができる。
【0064】また、請求項19に記載の発明では、請求
項1乃至7の何れか一項に記載の記録ディスクに対して
前記再生情報を記録する記録方法であって、当該記録デ
ィスクに再生情報が暗号化された再生暗号情報および当
該再生暗号情報の復号化に用いられる再生補助情報を記
録するとともに、前記再生補助情報の読出制御を行う読
出制御情報を記録する記録方法において、当該再生情報
の識別情報である再生情報識別情報が入力される入力処
理工程と、前記記録ディスクの識別情報であるディスク
識別情報を取得する第1取得処理工程と、前記再生情報
識別情報と前記ディスク識別情報とに基づいて前記読出
制御情報を生成する生成処理工程と、当該記録ディスク
毎および前記再生情報毎に異なる前記再生補助情報を取
得する第2取得処理工程と、前記再生補助情報の少なく
とも一部に基づいて前記再生情報を暗号化する暗号化処
理工程と、前記読出制御情報、前記再生暗号情報および
前記再生補助情報を前記記録ディスクに記録する記録処
理工程と、を備えた構成を有している。
【0065】この構成により、請求項19に記載の発明
では、生成読出制御情報と、当該記録ディスク毎および
前記再生情報毎に異なる前記再生補助情報の少なくとも
一部と、当該再生補助情報の少なくともに一部に基づい
て暗号化された前記再生情報とを前記記録ディスクに記
録する。
【0066】したがって、再生情報を復号化するために
は、必ず再生補助情報領域に記録された正規な再生補助
情報を取得しなければならず、何らかの不正な方法によ
り再生情報識別情報およびディスク識別情報を取得した
としても、これらの情報を取得することのみによっては
当該再生情報を再生することができないので、著作権に
よって保護された再生情報を保護することができる。
【0067】また、請求項20に記載の発明は、請求項
19に記載の記録方法において、前記記録処理工程にお
いては、前記再生補助情報を当該再生補助情報の一部で
ある部分再生補助情報に基づいて暗号化された再生補助
暗号情報を記録する構成を有している。
【0068】この構成により、請求項20に記載の発明
では、再生暗号情報を復号化するときに用いられる再生
補助情報の全てを記録ディスクに記録することなく、当
該再生補助情報の一部である部分再生補助情報が記録さ
れ、この部分再生補助情報に基づいて当該記録ディスク
に記録された暗号化された再生補助情報を復号すること
によって再生補助情報を取得することが可能であるの
で、簡単に当該再生補助情報を取得することを防止する
とともに、正規に再生されたときは容易に、かつ、簡単
に当該再生補助情報を取得することができる。
【0069】また、請求項21に記載の発明は、請求項
20に記載の記録方法において、前記記録処理工程にお
いては、前記部分再生補助情報とともに、前記ディスク
識別情報並びに当該記録ディスクを再生する正規の再生
装置における識別情報の少なくとも何れか一つに基づい
て前記再生補助情報を暗号化する構成を有している。
【0070】この構成により、請求項21に記載の発明
では、再生暗号情報を復号化するときに用いられる再生
補助情報の全てを記録ディスクに記録することなく、当
該再生補助情報の一部である部分再生補助情報が記録さ
れ、この部分再生補助情報に基づいて当該記録ディスク
に記録された暗号化された再生補助情報を復号すること
によって再生補助情報を取得することが可能であるの
で、簡単に当該再生補助情報を取得することを防止する
とともに、正規に再生されたときは容易に、かつ、簡単
に当該再生補助情報を取得することができる。
【0071】また、請求項22に記載の発明は、コンピ
ュータによって、請求項1乃至7の何れか一項に記載の
記録ディスクであって、再生情報が暗号化された再生暗
号情報および当該再生暗号情報の復号化に用いられる再
生補助情報の少なくとも一部が記録されているととも
に、前記再生補助情報の読出制御を行う読出制御情報が
記録されている当該記録ディスクを再生させる再生処理
プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記再生情
報における識別情報を示す前記再生情報識別情報および
装填されている前記記録ディスクにおけるディスク識別
情報を取得する第1取得手段、前記取得した再生情報識
別情報および前記ディスク識別情報に基づいて前記読出
制御情報である生成読出制御情報を生成する生成手段、
前記装填された記録ディスクに記録されている前記読出
制御情報である記録読出制御情報を取得する第2取得手
段、前記生成読出制御情報と前記記録読出制御情報とを
比較するとともに、前記生成読出制御情報と前記記録読
出制御情報とが一致した場合に前記記録ディスクから前
記再生補助情報を取得する第3取得手段、前記取得され
た再生補助情報に基づいて前記再生暗号情報を復号化す
る復号化手段、前記復号化された前記再生暗号情報を再
生情報として再生する再生手段、として機能させる構成
を有している。
【0072】この構成により、請求項22に記載の発明
では、生成読出制御情報と記録読出制御情報とを比較す
るとともに、生成読出制御情報と記録読出制御情報とが
一致した場合に記録ディスクから再生補助情報を取得
し、当該取得した再生補助情報に基づいて暗号化された
再生情報を復号化して再生する。
【0073】したがって、再生情報を復号化するために
は、必ず再生補助情報領域に記録された正規な再生補助
情報を取得しなければならず、何らかの不正な方法によ
り再生情報識別情報およびディスク識別情報を取得した
としても、これらの情報を取得することのみによっては
当該再生情報を再生することができないので、著作権に
よって保護された再生情報を保護することができる。
【0074】また、請求項23に記載の発明は、請求項
22に記載の再生処理プログラムにおいて、前記再生補
助情報の一部である部分再生補助情報が前記記録ディス
クに記録されている場合であって、前記コンピュータ
を、前記再生補助情報の一部より当該再生補助情報を生
成することによって取得する第3取得手段として機能さ
せる構成を有している。
【0075】この構成により、請求項23に記載の発明
では、再生暗号情報を復号化するときに用いられる再生
補助情報の全てを記録ディスクに記録することなく、当
該再生補助情報の一部から再生補助情報を生成し、この
生成された再生補助情報に基づいて当該記録ディスクに
記録された暗号化された再生補助情報を復号することに
よって再生補助情報を取得することが可能である。
【0076】また、請求項24に記載の発明は、請求項
23に記載の再生処理プログラムにおいて、前記再生補
助情報が前記部分再生補助情報によって暗号化された再
生補助暗号情報が前記記録ディスクに記録されている場
合であって、前記コンピュータを、前記部分再生補助情
報によって再生補助暗号情報を復号化して当該再生補助
情報を取得する第3取得手段として機能させる構成を有
している。
【0077】この構成により、請求項24に記載の発明
では、再生暗号情報を復号化するときに用いられる再生
補助情報の全てを記録ディスクに記録することなく、当
該再生補助情報の一部である部分再生補助情報が記録さ
れ、この部分再生補助情報に基づいて当該記録ディスク
に記録された暗号化された再生補助情報を復号すること
によって再生補助情報を取得することが可能であるの
で、簡単に当該再生補助情報を取得することを防止する
とともに、正規に再生されたときは容易に、かつ、簡単
に当該再生補助情報を取得することができる。
【0078】また、請求項25に記載の発明は、請求項
24に記載の再生処理プログラムにおいて、前記コンピ
ュータを、前記部分再生補助情報とともに、前記ディス
ク識別情報並びに当該再生装置における識別情報の少な
くとも何れか一つに基づいて前記再生補助暗号情報を復
号化する第3取得手段として機能させる構成を有してい
る。
【0079】この構成により、請求項25に記載の発明
では、当該記録ディスクの再生時に再生暗号情報を部分
再生補助情報、ディスク識別情報並びに正規の記録装置
および再生装置の識別情報に基づいて復号化される。
【0080】したがって、再生暗号情報を復号化する際
に、当該再生暗号情報が正規の記録装置によって記録さ
れ、かつ、正規の再生装置によって再生された場合のみ
当該再生暗号情報を復号化することができるので、不正
な記録および再生を阻止することができる。
【0081】また、請求項26に記載の発明は、請求項
22乃至25の何れか一項に記載の再生処理プログラム
をコンピュータに読み取り可能に記録した構成を有して
いる。
【0082】請求項22に記載の再生処理プログラムが
記録された記録ディスクの発明では、生成読出制御情報
と記録読出制御情報とを比較するとともに、生成読出制
御情報と記録読出制御情報とが一致した場合に記録ディ
スクから再生補助情報を取得し、当該取得した再生補助
情報に基づいて暗号化された再生情報を復号化して再生
する。
【0083】したがって、再生情報を復号化するために
は、必ず再生補助情報領域に記録された正規な再生補助
情報を取得しなければならず、何らかの不正な方法によ
り再生情報識別情報およびディスク識別情報を取得した
としても、これらの情報を取得することのみによっては
当該再生情報を再生することができないので、著作権に
よって保護された再生情報を保護することができる。
【0084】また、請求項23に記載の再生処理プログ
ラムが記録された記録ディスクの発明では、再生暗号情
報を復号化するときに用いられる再生補助情報の全てを
記録ディスクに記録することなく、当該再生補助情報の
一部から再生補助情報を生成し、この生成された再生補
助情報に基づいて当該記録ディスクに記録された暗号化
された再生補助情報を復号することによって再生補助情
報を取得することが可能である。
【0085】また、請求項24に記載の再生処理プログ
ラムが記録された記録ディスクの発明では、再生暗号情
報を復号化するときに用いられる再生補助情報の全てを
記録ディスクに記録することなく、当該再生補助情報の
一部である部分再生補助情報が記録され、この部分再生
補助情報に基づいて当該記録ディスクに記録された暗号
化された再生補助情報を復号することによって再生補助
情報を取得することが可能であるので、簡単に当該再生
補助情報を取得することを防止するとともに、正規に再
生されたときは容易に、かつ、簡単に当該再生補助情報
を取得することができる。
【0086】また、請求項25に記載の再生処理プログ
ラムが記録された記録ディスクの発明では、当該記録デ
ィスクの再生時に再生暗号情報を部分再生補助情報、デ
ィスク識別情報並びに正規の記録装置および再生装置の
識別情報に基づいて復号化される。
【0087】したがって、再生暗号情報を復号化する際
に、当該再生暗号情報が正規の記録装置によって記録さ
れ、かつ、正規の再生装置によって再生された場合のみ
当該再生暗号情報を復号化することができるので、不正
な記録および再生を阻止することができる。
【0088】また、請求項27に記載の発明は、コンピ
ュータを、請求項1乃至7の何れか一項に記載の記録デ
ィスクに対して前記再生情報を記録する記録処理プログ
ラムであって、当該記録ディスクに再生情報が暗号化さ
れた再生暗号情報および当該再生暗号情報の復号化に用
いられる再生補助情報を記録するとともに、前記再生補
助情報の読出制御を行う読出制御情報を記録する記録処
理プログラムにおいて、前記コンピュータを、当該再生
情報の識別情報である再生情報識別情報が入力される入
力手段、前記記録ディスクの識別情報であるディスク識
別情報を取得する第1取得手段、前記再生情報識別情報
と前記ディスク識別情報とに基づいて前記読出制御情報
を生成する生成手段、当該記録ディスク毎および前記再
生情報毎に異なる前記再生補助情報を取得する第2取得
手段、前記再生補助情報の少なくとも一部に基づいて前
記再生情報を暗号化する暗号化手段、前記読出制御情
報、前記再生暗号情報および前記再生補助情報を前記記
録ディスクに記録する記録手段、として機能させる構成
を有している。
【0089】この構成により、請求項27に記載の発明
では、生成読出制御情報と、当該記録ディスク毎および
前記再生情報毎に異なる前記再生補助情報の少なくとも
一部と、当該再生補助情報の少なくともに一部に基づい
て暗号化された前記再生情報とを前記記録ディスクに記
録する。
【0090】したがって、再生情報を復号化するために
は、必ず再生補助情報領域に記録された正規な再生補助
情報を取得しなければならず、何らかの不正な方法によ
り再生情報識別情報およびディスク識別情報を取得した
としても、これらの情報を取得することのみによっては
当該再生情報を再生することができないので、著作権に
よって保護された再生情報を保護することができる。
【0091】また、請求項28に記載の発明は、請求項
27に記載の記録処理プログラムにおいて、前記再生補
助情報を当該再生補助情報の一部である部分再生補助情
報に基づいて暗号化された再生補助暗号情報を記録する
記録手段として機能させる構成を有している。
【0092】この構成により、請求項に記載の発明で
は、再生暗号情報を復号化するときに用いられる再生補
助情報の全てを記録ディスクに記録することなく、当該
再生補助情報の一部である部分再生補助情報が記録さ
れ、この部分再生補助情報に基づいて当該記録ディスク
に記録された暗号化された再生補助情報を復号すること
によって再生補助情報を取得することが可能であるの
で、簡単に当該再生補助情報を取得することを防止する
とともに、正規に再生されたときは容易に、かつ、簡単
に当該再生補助情報を取得することができる。
【0093】また、請求項29に記載の発明は、請求項
28に記載の記録処理プログラムにおいて、前記部分再
生補助情報とともに、前記ディスク識別情報並びに当該
記録ディスクを再生する正規の再生装置における識別情
報の少なくとも何れか一つに基づいて前記再生補助情報
を暗号化する記録手段として機能させる構成を有してい
る。
【0094】この構成により、請求項29に記載の発明
では、再生暗号情報を復号化するときに用いられる再生
補助情報の全てを記録ディスクに記録することなく、当
該再生補助情報の一部である部分再生補助情報が記録さ
れ、この部分再生補助情報に基づいて当該記録ディスク
に記録された暗号化された再生補助情報を復号すること
によって再生補助情報を取得することが可能であるの
で、簡単に当該再生補助情報を取得することを防止する
とともに、正規に再生されたときは容易に、かつ、簡単
に当該再生補助情報を取得することができる。
【0095】また、請求項30に記載の発明は、請求項
27乃至29の何れか一項に記載の記録処理プログラム
をコンピュータに読み取り可能に記録した構成を有して
いる。
【0096】請求項27に記載の記録処理プログラムが
記録された記録ディスクの発明では、生成読出制御情報
と、当該記録ディスク毎および前記再生情報毎に異なる
前記再生補助情報の少なくとも一部と、当該再生補助情
報の少なくともに一部に基づいて暗号化された前記再生
情報とを前記記録ディスクに記録する。
【0097】したがって、再生情報を復号化するために
は、必ず再生補助情報領域に記録された正規な再生補助
情報を取得しなければならず、何らかの不正な方法によ
り再生情報識別情報およびディスク識別情報を取得した
としても、これらの情報を取得することのみによっては
当該再生情報を再生することができないので、著作権に
よって保護された再生情報を保護することができる。
【0098】また、請求項28に記載の再生処理プログ
ラムが記録された記録ディスクの発明では、再生暗号情
報を復号化するときに用いられる再生補助情報の全てを
記録ディスクに記録することなく、当該再生補助情報の
一部である部分再生補助情報が記録され、この部分再生
補助情報に基づいて当該記録ディスクに記録された暗号
化された再生補助情報を復号することによって再生補助
情報を取得することが可能であるので、簡単に当該再生
補助情報を取得することを防止するとともに、正規に再
生されたときは容易に、かつ、簡単に当該再生補助情報
を取得することができる。
【0099】また、請求項29に記載の再生処理プログ
ラムが記録された記録ディスクの発明では、再生暗号情
報を復号化するときに用いられる再生補助情報の全てを
記録ディスクに記録することなく、当該再生補助情報の
一部である部分再生補助情報が記録され、この部分再生
補助情報に基づいて当該記録ディスクに記録された暗号
化された再生補助情報を復号することによって再生補助
情報を取得することが可能であるので、簡単に当該再生
補助情報を取得することを防止するとともに、正規に再
生されたときは容易に、かつ、簡単に当該再生補助情報
を取得することができる。
【0100】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。
【0101】なお、以下の実施形態は、情報が記録され
る螺旋溝状のトラックとしてのグルーブトラックと、当
該グルーブトラックの間に夫々形成されているランドト
ラック(上記グルーブトラックとは、その高さが異なっ
て形成されている。)とを有し、光学的に情報を記録す
ると共に当該記録された情報を再生することが可能な光
ディスクに対して本発明を適用した場合の実施の形態で
ある。
【0102】また、図1〜図7は、本発明に係る記録媒
体、再生装置および記録装置の一実施形態の示す図であ
り、図1は、本実施形態の物理構造を示す図、図2は、
本実施形態の記録再生装置における構成を示すブロック
図である。
【0103】まず、図1を用いて本発明に係る光ディス
ク100の物理的構造について説明する。
【0104】図1に示すように、光ディスク100は、
内側より、当該光ディスク100を後述する記録再生装
置の図示しないスピンドルモータの回転軸に固定するた
めのクランプ孔101と、当該固定のための未記録領域
102と、当該光ディスク100の識別情報および管理
情報を予め記録しておくための記録制御領域103と、
実際に記録すべき情報、例えば、音声情報や映像情報な
どのコンテンツ情報(再生情報)および光ディスク10
0に記録されるコンテンツ情報における著作権情報(具
体的には、著作権者名、コピー制御情報(すなわち、当
該記録される情報が1回のみ適正な複写が可能か、又は
複写禁止か等を示すコピー制御情報)、当該記録される
情報に対していわゆるスクランブル処理を施して記録す
る際の当該スクランブル処理を解除する情報等(以下、
使用規則情報という)を含む。)などのコンテンツ管理
情報が記録される記録領域104と、情報記録終了又は
情報再生終了のための種々の情報が記録されているリー
ドアウト領域105と、コンテンツ情報の暗号化および
復号化を行う当該コンテンツ情報の鍵情報(以下、コン
テンツ鍵情報(再生補助情報)という)の一部(以下、
部分コンテンツ鍵情報(部分再生補助情報)という)お
よび後述する再生時に当該部分コンテンツ鍵情報の読み
出し制御を行う読出制御情報が記録されているプロテク
ト領域106と、により構成されている。
【0105】この記録制御領域103、記録領域10
4、リードアウト領域105及びプロテクト領域106
においては、上記グルーブトラック及びランドトラック
が相隣接しつつ、内周側から外周側に向かって螺旋状に
形成されており、記録されるべき情報は、当該グルーブ
トラックに対して内周側から順次外周側に向けて記録さ
れていくようになっている。
【0106】また、記録制御領域103には、光ディス
ク100に情報を記録する際の光ビームの強度を設定す
るためのデータ、当該情報記録時にいずれの位置から記
録の開始位置を示すデータ、当該DVD−R100の識
別情報、および、後述するプロテクト領域106を有し
ている旨の情報が予め記録されている。
【0107】なお、本実施形態では、DVD−R100
の識別情報には番号、例えば製造番号などの識別番号
(以下、単に識別番号(DISC ID)という)を用
い、当該DISC IDによって他のDVD−Rとの識
別を行うようになっている。また、この識別番号に基づ
いて後述するメディア認識情報の生成を行うようになっ
ている。
【0108】また、この光ディスク100は、リードア
ウト領域105の最外周のグルーブトラックより外にプ
ロテクト領域106を有しており、このプロテクト領域
106には、後述する特定の処理動作(再生処理動作お
よび記録処理動作)を行う場合を除いて、アクセスでき
ないような構造を有している。
【0109】例えば、リードアウト領域105の最外周
のグルーブとプロテクト領域106との境には、光ディ
スク100上に形成される光スポットを、現在光ビーム
が照射されているグルーブトラック(以下、第1グルー
ブトラックという)からその一つ内周側にあるグルーブ
トラック(すなわち、既に情報が記録されているグルー
ブトラック(以下、第2グルーブトラックという))に
遷移させるための遷移部107(図1中斜線により示
す。)が形成されているとともに、数トラック(例えば
8トラック程度)分の空トラックが設けられ、下記に示
す光ビームの照射位置制御の技術を用いることにより、
このアクセス制限を実現している。
【0110】当該光ビームの照射位置制御の技術は、遷
移部107に、第1グルーブトラックと第2グルーブト
ラックの間、及び第2グルーブトラックが終端してから
所定の長さの間のランドトラック上に、光スポットを第
2グルーブトラックから第1グルーブトラックへ徐々に
遷移させるための当該グルーブトラックと同じ高さを有
する複数の遷移ピットを形成し、光スポットにおける反
射光量を調整することによってトラッキングサーボの制
御を行うとともに、光ビームの照射位置を制御するよう
になっている(詳細は特開平11−328675号公報
を参照されたい)。
【0111】このため、光ビームが内側から順次光ディ
スクを照射した場合に、リードアウト領域105より外
周のグルーブトラックによってさらにその外周のトラッ
クを照射しない、すなわち、情報を読み出さないように
なっている。
【0112】また、さらにその外周に、数トラック(例
えば8トラック程度)分の空トラックが設けられてい
る。これにより、不意にアクセスされることを防止する
ようになっている。
【0113】このような構成を有することにより、上述
したようなバックアップディスクを生成する場合に、す
なわち、DVD−R100の内側から外側に向かってト
ラックをトレースしてRFコピーを行う場合に、プロテ
クト領域106にはアクセスすることができない、すな
わち、遷移部107によって再生装置のピックアップ2
01がこの部位より外周に進むことができないようにな
っている。
【0114】なお、記録領域104およびプロテクト領
域106は、それぞれ、本発明に係る再生情報領域およ
び再生補助情報領域を構成している。
【0115】次に、図2を用いて上記光ディスク(DV
D−R)100に対して著作権を有するコンテンツ情
報、例えば、音声情報が付帯された映像情報を記録再生
する記録再生装置200について説明する。
【0116】まず、図2を用いて本実施形態の記録再生
装置200の構成を説明する。
【0117】なお、図2は、本実施形態の記録再生装置
の構成を示すブロック図である。
【0118】図2に示す記録再生装置200は、入力さ
れたコンテンツ情報に基づいて半導体レーザを駆動する
ピックアップ201を有し、このピックアップ201に
よってDVD−R100に対して光ビームを照射するこ
とによって当該DVD−R100に情報を記録再生する
ようになっている。
【0119】また、この記録再生装置200は、DVD
−R100の記録領域104にコンテンツ情報を後述す
るコンテンツ鍵情報に基づいて暗号化したコンテンツ暗
号化情報、および、このコンテンツ鍵情報を、当該コン
テンツ鍵情報の一部である部分コンテンツ鍵情報および
後述するメディア認識情報に基づいて暗号化したコンテ
ンツ鍵暗号化情報を記録するとともに、プロテクト領域
106に部分コンテンツ情報および予め取得されたDV
D−R100のDISC IDとコンテンツ情報におけ
るコンテンツ管理情報に基づいて当該部分コンテンツ鍵
情報の読み出し制御を行う読出制御情報を記録するよう
になっている。
【0120】なお、このコンテンツ鍵情報、部分コンテ
ンツ鍵情報およびメディア認識情報の詳細については後
述する。
【0121】このような記録再生装置200は、コンテ
ンツ情報が入力されるインターフェース部202と、入
力されたコンテンツ情報をエンコードするエンコーダ2
03と、エンコードされたコンテンツ情報をコンテンツ
鍵情報に基づいて暗号化するとともに、このコンテンツ
鍵情報を部分コンテンツ鍵情報およびメディア認識情報
に基づいて暗号化を行う暗号化部204と、予め取得さ
れたDISC IDとコンテンツ管理情報に基づいて当
該部分コンテンツ鍵情報の読み出し制御を行うための読
出制御情報を生成する読出制御情報生成部205と、当
該コンテンツ情報が暗号化されたコンテンツ暗号化情
報、コンテンツ鍵情報が暗号化されたコンテンツ鍵暗号
化情報、読出制御情報および部分コンテンツ鍵情報に基
づいてピックアップ201を制御する変調信号を生成す
る変調部206と、この制御信号に基づいて記録用のバ
スを介して必要な制御情報の授受を行いつつ上記各構成
部材を統括制御する制御部207と、を備えている。
【0122】また、記録再生装置200は、ピックアッ
プ201によって取得して再生信号を生成するアンプ2
08と、再生信号に対して予め設定された復調処理を施
して復調信号を生成する復調部209と、復調信号から
所定の情報を取得するとともに後述する復号化を行うこ
とによって音声情報及び映像情報を解読して取得する復
号化部210と、解読した音声情報および映像情報を所
定形式の情報、すなわち、所定形式の音声信号および映
像信号に変換して外部に出力するデコーダ211と、を
備えているとともに、アンプ208および復調部209
を介して読出制御情報を取得するとともに後述する処理
によって部分コンテンツ鍵情報の読出制御を行い、当該
部分コンテンツ鍵情報を復号化部210に出力する読出
制御部212を備えている。
【0123】なお、暗号化部204および読出制御情報
生成部205は、それぞれ、本発明に係る暗号化手段お
よび生成手段を構成し、ピックアップ201、暗号化部
204および変調部206は、本発明に係る記録手段を
構成するとともに、制御部207は、本発明に係る第1
取得手段および第2取得手段を構成している。
【0124】また、復号化部210は、本発明に係る第
1取得手段および復号化手段を構成し、読出制御部21
2は、本発明に係る生成手段および第2取得手段を構成
するとともに、復号化部210および読出制御部212
は、本発明に係る第3取得手段を構成している。
【0125】ピックアップ201は、DVD−R100
に各情報を記録する際に変調部206によって生成され
た変調信号に基づいて動作するようになっており、この
変調信号に基づいて、当該ピックアップ201内に設け
られた記録用の光ビームをDVD−R100に対して照
射するための図示しない半導体レーザを駆動させるとと
もに、当該暗号化記録信号に含まれている記録すべき情
報に対応して強度変化する当該光ビームを射出させるよ
うになっている。
【0126】また、ピックアップ201は、再生用の一
定強度の光ビームを射出し、その反射光を図示しない受
光部で受光して、当該反射光の強度変化に対応して変化
する検出信号を生成してアンプ208に出力するように
なっている。
【0127】インターフェース部202には、外部より
所定の形式を有するコンテンツ情報が入力されるように
なっており、インターフェース部202は、この入力さ
れたコンテンツ情報のうち、音声情報および映像情報を
エンコーダ203に、および、当該コンテンツ情報にお
ける使用規則情報などの改竄されては困る情報などのコ
ンテンツ管理情報を読出制御情報生成部205に出力す
るとともに、当該コンテンツ管理情報およびテキストデ
ータなどのその他の情報を変調部206に出力するよう
になっている。
【0128】なお、テキストデータなどのその他の情報
は、コンテンツ管理情報に含まれるように構成してもよ
い。
【0129】エンコーダ203には、コンテンツ情報に
おける音声情報および映像情報が入力されるようになっ
ており、このエンコーダ203は、予め設定された変調
処理及び符号化処理を行い、所定のデータ形式を有する
音声情報および映像情報を暗号化部204に出力するよ
うになっている。
【0130】暗号化部204には、コンテンツ情報にお
ける音声情報および映像情報、並びに、制御部207が
有する予め設定された各DVD−R100毎およびコン
テンツ情報毎に異なるコンテンツ鍵情報、当該コンテン
ツ鍵情報の一部である部分コンテンツ鍵情報およびDV
D−R100および当該記録再生装置200の識別情報
によって生成されたメディア認識情報が入力されるよう
になっており、この暗号化部204は、入力されたコン
テンツ情報における音声情報および映像情報に対してコ
ンテンツ鍵情報を用いて予め設定された暗号化処理、例
えば、いわゆるSDMI(Secure Digital Music In
itiative)規格に基づく暗号化処理を行い、コンテンツ
情報における暗号化情報を生成するとともに、当該コン
テンツ鍵情報に対して部分コンテンツ鍵情報およびメデ
ィア認識情報を用いて予め設定された暗号化処理を行
い、この暗号化されたコンテンツ暗号化情報およびコン
テンツ鍵暗号化情報を変調部206に出力するようにな
っている。
【0131】このメディア認識情報とは、適法に著作権
情報を記録することのできるDVD−R100か否か、
および、適法に著作権情報が記録されたDVD−R10
0を再生・記録することができる記録再生装置(または
ドライブ)か否かを判断するため、それぞれの認識情報
に基づいて生成される情報をいう。したがって、この各
認識情報を有していない光ディスクおよび記録再生装置
では、メディア識別情報を生成することができず、コン
テンツ情報の記録および再生が行うことができないよう
になっている。
【0132】なお、本実施形態では、DVD−R100
の認識情報は、予め記録制御領域103に記録されてお
り、記録再生装置200の認識情報は、予め制御部20
7、読出制御情報生成部205または読出制御部212
に格納されている。
【0133】読出制御情報生成部205には、DVD−
R100のDISC IDと当該DVD−R100に記
録するコンテンツ管理情報が入力されるようになってお
り、この読出制御情報生成部205は、このDVD−R
100のDISC IDおよびコンテンツ管理情報に基
づいて読出制御情報を生成し、この生成した読出制御情
報を変調部206に出力するようになっている。
【0134】なお、例えば、DVD−R100のDIS
C IDは、記録再生部200に格納されたときに行わ
れる初期動作時にピックアップ201を介して読み出さ
れるようになっており、この読み出されたDISC I
Dが復調部209を介して読出制御情報生成部205に
入力されるようになっている。このDVD−R100の
DISC IDは、予めDVD−R100に記録されて
いる。
【0135】また、この読出制御情報生成部205は、
DVD−R100において、新たなコンテンツ情報が追
加される毎に、または、既に記録されているコンテンツ
情報を適正の移動処理を行う毎に、若しくは、コンテン
ツ情報の一部を削除する毎に、コンテンツ管理情報とD
VD−R100のDISC IDに基づいて読出制御情
報を生成し、プロテクト領域106に記載された読出制
御情報を更新するようになっている。
【0136】なお、読出制御情報生成部205におい
て、この読出制御情報は、コンテンツ情報毎に生成する
ようにしてもよいし、DVD−R100に記録されてい
るすべてのコンテンツ管理情報に基づいて生成するよう
にしてもよい。
【0137】例えば、コンテンツ情報毎に読出制御情報
を生成する場合には、当該各コンテンツ情報に関連付け
て記録されるように生成されるようになっており、この
ため、対象となるコンテンツ情報が移動、削除、変更な
どが行われるときに当該読出情報が新たに生成され、各
コンテンツ情報毎にプロテクト領域106に記録するよ
うになっている。
【0138】また、DVD−R100に記録されたすべ
てのコンテンツ情報によって唯一の読出制御情報を生成
する場合には、DVD−R100に記録されているコン
テンツ情報が変更、すなわち、何れかのコンテンツ情報
の移動若しくは削除または新たなコンテンツ情報が追加
される毎に、すべてのコンテンツ管理情報を所定の方法
により読み出すとともに、新たに入力されたコンテンツ
管理情報または変更がなされるコンテンツ管理情報とと
もに、読出制御情報が新たに生成され、DVD−R10
0に記録される、すなわち、更新されるようになってい
る。
【0139】変調部206には、暗号化部204によっ
て暗号化されたコンテンツ暗号化情報およびコンテンツ
鍵暗号化情報、読出制御情報生成部205によって生成
された読出制御情報、コンテンツ管理情報、並びに、制
御部207によって生成された部分コンテンツ鍵情報が
入力されるようになっており、この変調部206は、D
VD−R100にこれらの各情報を記録するためのピッ
クアップ201を制御するようになっている。
【0140】具体的には、変調部206は、各暗号化情
報、コンテンツ管理情報、読出制御情報、部分コンテン
ツ鍵情報の各情報に基づいて記録信号を生成するように
なっており、この記録信号に基づいて、ピックアップ2
01を制御する制御信号を生成するとともに、当該制御
信号をピックアップ201に出力するようになってい
る。
【0141】なお、上述のように、各暗号化情報および
コンテンツ管理情報を記録領域104に、読出制御情報
および部分コンテンツ鍵情報をプロテクト領域106に
記録するようになっている。また、テキスト情報などの
その他の情報は、暗号化情報およびコンテンツ管理情報
とともに記録領域104に記録されるようになってい
る。
【0142】制御部207は、主に、中央演算処理装置
(以下、CPUという)とメモリから構成され、上記コ
ンテンツ情報の記録時における各部の制御および後述す
る再生時の制御等を行うようになっている。
【0143】また、この制御部207は、記録制御領域
103に記録されている管理情報などの所定の情報を、
ピックアップ201および復調部209を介して取得す
るようになっており、特に、後述する再生処理動作を行
う初期動作時に記録制御領域103の所定の情報を取得
して読出制御情報が記録されているか否か、すなわち、
プロテクト領域106の有無を判断するようになってい
る。具体的には、制御部207は、所定の情報を取得し
て当該記録媒体(DVD−R)がプロテクト領域106
を有しているものと判断した場合に、後述する所定の動
作により当該読出制御情報を読み出すようになってい
る。なお、この読出制御情報の取得処理動作の詳細につ
いては後述する。
【0144】さらに、制御部207は、コンテンツ鍵情
報、部分コンテンツ鍵情報およびメディア認識情報を生
成するようになっている。
【0145】具体的には、制御部207は、コンテンツ
情報毎およびDVD−R100毎にランダム関数を発生
させ、このランダム関数に基づいてDVD−R100毎
およびコンテンツ情報毎に異なるようコンテンツ鍵情報
を生成するとともに、部分コンテンツ鍵情報を生成する
ようになっており、生成されたコンテンツ鍵情報および
部分コンテンツ鍵情報を暗号化部204および変調部2
06に出力するようになっている。
【0146】なお、部分コンテンツ鍵情報とは、上記に
よって設定されたコンテンツ鍵情報の一部の情報をい
い、例えば、コンテンツ鍵情報が数値化された情報であ
る場合に下4桁によって表された情報を示す。
【0147】また、制御部207は、上述のようなDV
D−R100を適法に再生することのできる、または、
適法に記録することのできる記録再生装置200を示す
情報、すなわち、適法に再生および記録が不可能である
記録再生装置(または、再生ドライブおよび記録ドライ
ブ)と識別する当該記録再生装置固有の認識情報と、D
VD−R100のDISC IDとに基づいてメディア
認識情報を生成し、コンテンツ情報を記録する場合には
当該メディア認識情報を暗号化部204に出力し、コン
テンツ情報を再生する際には復号化部210に出力する
ようになっている。
【0148】アンプ208は、ピックアップ201によ
って検出された検出信号に対して予め設定された増幅処
理及び波形整形処理等を施し、再生信号を生成して復調
部209に出力するようになっている。
【0149】復調部209には、アンプ208によって
所定の処理が行われた再生信号が入力されるようになっ
ており、この復調部209は、再生信号に対して予め設
定された復調処理を施し、DVD−R100のDISC
ID、コンテンツ暗号化情報、コンテンツ鍵暗号化情
報、部分コンテンツ鍵情報、コンテンツ管理情報および
読出制御情報を生成し、各暗号化情報を復号化部210
に、読出制御情報を読出制御部212に出力するととも
に、再生されるコンテンツ情報を管理するためにコンテ
ンツ管理情報を制御部207に出力するようになってい
る。
【0150】なお、部分コンテンツ鍵情報およびコンテ
ンツ管理情報は、後述する処理によって読出許可を得た
場合にそれぞれ復号化部210および制御部207に出
力されるようになっている。
【0151】復号化部210には、復調部209によっ
て生成された暗号化情報が入力されるようになってお
り、この復号化部210は、後述する処理によって読み
出された部分コンテンツ鍵情報と制御部207によって
生成されたメディア認識情報に基づいてコンテンツ鍵暗
号化情報を復号化するとともに、この復号化されたコン
テンツ鍵情報に基づいてコンテンツ情報を復号化してデ
コーダ211に出力するようになっている。
【0152】なお、コンテンツ情報の復号化において
は、具体的には、SDMI規格に基づく復号化処理を行
い、暗号化されたコンテンツ情報を復号化するようにな
っている。
【0153】デコーダ211には、復号化されたコンテ
ンツ情報、すなわち、所定の形式を有する音声情報およ
び映像情報が入力されるようになっており、デコーダ2
11は、入力された所定形式を有する音声情報および映
像情報を元のデータ形式に復調して出力するようになっ
ている。
【0154】なお、出力された音声情報および映像情報
は、それぞれ、図示しない信号増幅装置および表示装置
に出力され、拡声または表示されるようになっている。
【0155】読出制御部212は、当該DVD−R10
0のDISC IDとコンテンツ管理情報によって読出
制御情報(以下、生成された読出制御情報をチェックデ
ータ(生成読出制御情報)といい、プロテクト領域10
6に記録されている読出制御情報は、単に、読出制御情
報(記録読出制御情報)という)を生成し、当該チェッ
クデータと読み出された読出制御情報とを比較するとと
もに、当該チェックデータと読出制御情報が一致した場
合に部分コンテンツ鍵情報を復号化部210に、およ
び、コンテンツ管理情報を制御部207または外部に出
力させるよう各部を制御するようになっている。
【0156】例えば、読出制御部212は、チェックデ
ータと読出制御情報が一致した場合には、ピックアップ
201を制御し、部分コンテンツ鍵情報を再生させて復
号化部210に入力するよう各部を制御し、チェックデ
ータと読出制御情報が一致しない場合には部分コンテン
ツ鍵情報の再生を禁止するようピックアップ201など
を制御するようになっている。
【0157】なお、読出制御部212は、ピックアップ
201による部分コンテンツ情報の再生禁止に変えて、
復号化部210に部分コンテンツ鍵情報を入力させない
よう各部の出力制御を行うようにしてもよい。
【0158】また、コンテンツ管理情報は、制御部20
7または外部に出力されることにより、再生されるコン
テンツ情報の記録・再生の管理を行うようになってい
る。
【0159】さらに、チェックデータは、上述の読出制
御情報生成部205によって生成された読出制御情報と
同様に、当該DVD−R100の識別番号とコンテンツ
管理情報に基づいて生成されるので、適正にコンテンツ
情報が再生される場合には、DVD−R100に当該コ
ンテンツ情報が記録される(移動させる)際に生成され
た読出制御情報とチェックデータとは同一となる。
【0160】また、読出制御部212は、DVD−R1
00のDISC IDおよびコンテンツ管理情報は、D
VD−R100が再生されるときの初期動作時に後述す
る読出制御情報の取得処理によってまたは記録制御領域
103を再生するときに当該DVD−R100から読み
出すことによって取得するようになっている。
【0161】このような構成を有することによって、上
述したような(1)バックアップディスクを生成し、
(2)コンテンツ情報をDVDからメモリや他のDVD
など他の記録媒体に適正の移動処理を行うとともに、
(3)バックアップディスクから当該DVDに復元処理
が行われた場合であっても、バックアップディスクに
は、読出制御情報がコピーされず、コンテンツ情報がD
VDから適正に移動されたときに更新されるようにな
る。
【0162】したがって、バックアップディスクから復
元処理が行われたとしても、再生時に読出制御部212
によって行われるチェックデータと読出制御情報との比
較動作では、当該チェックデータと読出制御情報が一致
しないので、具体的には、移動処理が為されたら読出制
御情報が書き変わることにより、チェックデータと同一
とならないので、部分コンテンツ鍵情報を出力すること
ができず、当該コンテンツ情報を復号化することができ
ないようになっている。したがって、上述のような不正
な記録がなされた場合には、再生時において再生不能と
なり、不正記録および不正再生を防止することができる
ようになっている。
【0163】すなわち、コンテンツ情報を復号化するた
めには、必ずコンテンツ鍵情報を取得しなければなら
ず、このコンテンツ鍵情報を取得するためには、部分コ
ンテンツ鍵およびメディア認識情報を取得し、さらに、
読出制御情報とチェックデータが一致しなければならな
い。したがって、何らかの不正な方法によりコンテンツ
管理情報およびDISC IDを取得したとしても、こ
れらの情報の取得のみによっては、コンテンツ情報を復
号化することができないので、この場合においても、著
作権によって保護された再生情報を保護することができ
るようになっている。
【0164】なお、通常のバックアップ処理、すなわ
ち、バックアップディスクを生成して復元処理を行った
場合には、読出制御情報は書き変わらないので、復元処
理後にコンテンツ情報を再生することができるようにな
っている。
【0165】次に、図3を用いて記録再生装置200に
よってDVD−R100に記録された読出制御情報の取
得処理について説明する。
【0166】なお、図3は、記録再生装置200によっ
て読出制御情報の取得処理の動作を示すフローチャート
である。
【0167】また、この読出制御情報の取得処理は、D
VD−R100が再生されるときの初期動作、すなわ
ち、DVD−R100に格納されているコンテンツ情報
の何れかを再生する際に、読み出されるようになってお
り、この読み出された読出制御情報は、コンテンツ情報
を出力する際に用いられるようになっている。
【0168】まず、DVD−R100が図示しない格納
部に格納されると、制御部207によって、読出制御情
報を有するDVD−R100か否かを判断する(ステッ
プS11)。具体的には、ピックアップ201を制御し
てDVD−R100の記録制御領域103に記録された
情報を読出制御部212によって判断を行う。
【0169】次いで、読出制御情報を有していないDV
D−R100と判断されたときは動作を終了し、読出制
御情報を有するDVD−R100と判断されたときは、
以下の動作を行う。
【0170】まず、制御部207によってDVD−R1
00の記録領域104の最外周、すなわち、リードアウ
ト領域105にピックアップ201をジャンプさせる
(ステップS12)。
【0171】次いで、制御部207によってピックアッ
プ201を制御し、当該ピックアップ201によってリ
ードアウト領域105を照射させるとともに、DVD−
R100における遷移部107を検出させる(ステップ
S13)。
【0172】なお、遷移部107の検出は、ピックアッ
プ201が同じ位置を周回し始めたこと、例えば、ピッ
クアップ201の位置が同じ位置であることが図示しな
いトランキングサーボ制御部などにより認識された場合
に、遷移部107であることを認識するようになってい
る。
【0173】次いで、制御部207によってピックアッ
プ201を遷移部107から予め定められたトラック分
外側、すなわち、プロテクト領域106の最外周のトラ
ックにジャンプさせる(ステップS14)。
【0174】次いで、制御部207によってピックアッ
プ201をジャンプさせたトラックから内側に光ビーム
を照射させながら移動させ、この領域に記録されている
情報、すなわち、読出制御情報を検出する(ステップS
15)。
【0175】最後に、ピックアップ201によって読出
制御情報が検出されたらこの情報を、アンプ部208を
介して読出制御部212に出力する(ステップS1
6)。
【0176】このように、制御部207によってピック
アップ201を制御することによってプロテクト領域1
06に存在する読出制御情報を検出し、読出制御部21
2に出力するようになっている。
【0177】なお、プロテクト領域106には、基本的
には当該読出制御情報のみ記録されているので、このプ
ロテクト領域106にピットが存在すれば、読出制御情
報が記録されていると判断できるようになっている。
【0178】また、読出制御部212では、入力された
読出制御情報は、再生時に用いるようにメモリなど読出
制御部212の内部に格納するようになっている。
【0179】次に、本実施形態におけるDVD−R10
0にコンテンツ情報を記録する記録処理動作および再生
処理動作について説明する。
【0180】〔記録処理動作〕まず、コンテンツ情報を
DVD−R100に記録するときの記録処理動作につい
て説明する。
【0181】なお、図4は、本実施形態のコンテンツ情
報を記録する記録処理動作の各処理および各情報の流れ
を示す図であり、図5は、本実施形態のコンテンツ情報
を記録する記録処理動作を示すフローチャートである。
【0182】上述のように、コンテンツ鍵情報、メディ
ア認識情報は、制御部207において生成されるように
なっており、各情報に対して、図4に示すように、記録
処理動作における各情報の暗号化処理および読出制御な
ど各処理が行われるようになっている。
【0183】まず、図4を用いて各処理および各情報の
流れについて説明する。
【0184】なお、図4に示すコンテンツ情報は、著作
権によって保護される音声情報および映像情報ことをい
い、当該音声情報および映像情報におけるコンテンツ情
報およびコンテンツ管理情報は、インターフェース20
2に入力されたコンテンツ情報(オリジナル情報)から
取得されるようになっている。
【0185】図4に示すように、コンテンツ情報は、暗
号化部204においてコンテンツ鍵情報に基づいて暗号
化され、DVD−R100の記録領域104に記録され
るようになっており、コンテンツ鍵情報は、コンテンツ
情報と同様に、暗号化部204において部分コンテンツ
鍵情報とメディア認識情報に基づいて暗号化され、当該
記録領域104に記録されるようになっている。
【0186】また、このコンテンツ鍵の暗号化に用いら
れた部分コンテンツ鍵情報は、DVD−R100のプロ
テクト領域106に記録されるようになっている。
【0187】一方、読出制御情報は、読出制御情報生成
部205において、読み出されたDISC IDと、入
力されたコンテンツ管理情報に基づいて生成され、DV
D−R100のプロテクト領域106に記録されるよう
になっている。
【0188】また、コンテンツ管理情報は、読出制御情
報の生成に用いられる他に、暗号化されたコンテンツ暗
号化情報とは別に、DVD−R100の記録領域104
に記録されるようになっており、さらに、DISC I
Dは、予めDVD−R100の記録制御領域103に記
録されるようになっている。
【0189】次に、図5を用いて記録再生装置200に
おける記録処理動作について説明する。
【0190】まず、予めDVD−R100が所定の動作
によって当該記録を行うDVD−R100のDISC
IDを読み出す(ステップS21)。
【0191】次いで、当該記録再生装置200にコンテ
ンツ情報が入力されると、コンテンツ情報における著作
権によって保護された音声情報および映像情報が暗号化
部204に、コンテンツ管理情報が読出制御情報生成部
205および変調部206に入力される(ステップS2
2)。
【0192】次いで、制御部207によってコンテンツ
鍵情報、部分コンテンツ鍵情報およびメディア認識情報
を生成して、各情報を暗号化部204に出力する(ステ
ップS23)。
【0193】次いで、暗号化部204によって、生成さ
れたコンテンツ鍵情報に基づいてコンテンツ情報を暗号
化してコンテンツ暗号化情報を生成するともに、部分コ
ンテンツ鍵情報およびメディア認識情報に基づいて当該
コンテンツ鍵情報を暗号化してコンテンツ鍵暗号化情報
を生成し、各コンテンツ暗号化情報およびコンテンツ鍵
暗号化情報を変調部206に出力する(ステップS2
4)。
【0194】一方、読出制御情報205によって、コン
テンツ管理情報および読み出したDISC IDに基づ
いて読出制御情報生成し、変調部206に出力する(ス
テップS25)。
【0195】なお、DVD−R100における唯一の読
出制御情報を生成する場合であって、DVD−R100
に既にコンテンツ情報が記録されている場合は、あらか
じめコンテンツ情報の識別情報を所定の方法によって読
み出しておき、当該読み出した識別情報および入力され
た読出制御情報とDISC IDに基づいて読出制御情
報を生成する。
【0196】最後に、変調部206およびピックアップ
201によってこの読出制御情報をDVD−R100の
プロテクト領域106に記録する(書き換えを行う)と
ともに、コンテンツ暗号化情報、コンテンツ鍵暗号化情
報およびコンテンツ管理情報を記録領域104に記録す
る(ステップS26)。
【0197】このように、暗号化された音声情報および
映像情報を記録領域104に記録するとともに、読出制
御情報をプロテクト領域106に記録するようになって
いる。
【0198】なお、コンテンツ情報におけるテキスト情
報などのその他の情報もインターフェース202を介し
て変調部206およびピックアップ201によってDV
D−R100の記録領域104に記録する。
【0199】なお、コンテンツ情報が適正に移動される
場合は、当該該当するコンテンツ情報を削除するととも
に削除されたコンテンツ情報以外のコンテンツ管理情報
とDISC IDによって読出制御情報を生成し、DV
D−R100に記録(書き換え)を行うようになってい
る。
【0200】〔再生処理動作〕次に、コンテンツ情報を
DVD−R100から再生するときの再生処理動作につ
いて説明する。
【0201】なお、図6は、本実施形態のコンテンツ情
報を記録する再生処理動作の各処理および各情報の流れ
を示す図であり、図7は、本実施形態のコンテンツ情報
を再生する再生処理動作を示すフローチャートである。
【0202】まず、図6を用いて各処理および各情報の
流れについて説明する。
【0203】なお、図6に示すコンテンツ情報は、記録
処理動作の処理の流れを説明する説明図と同様に、著作
権によって保護される音声情報および映像情報ことをい
い、当該音声情報および映像情報におけるコンテンツ情
報およびコンテンツ管理情報は、所定の各部に出力され
るようになっている。
【0204】図6に示すように、DISC IDおよび
コンテンツ管理情報は、当該DVD−R100から読み
出されるとともに、上述のように読出制御部212にお
いてチェックデータを生成し、当該チェックデータとD
VD−R100から読み出した読出制御情報とが比較さ
れて、部分コンテンツ鍵情報およびコンテンツ管理情報
の読み出しを制御するようになっている。
【0205】なお、読み出しが可能となったコンテンツ
管理情報は、上述のように制御部207に出力されるよ
うになっており、これにより、当該コンテンツ情報の著
作権情報に基づいて再生されるコンテンツ情報の管理を
行うようになっている。
【0206】また、部分コンテンツ鍵情報が当該チェッ
クデータと読出制御情報が一致することにより読み出し
が行われると、当該部分コンテンツ鍵情報は、予め取得
してあるメディア認識情報とともにDVD−R100か
ら読み出されたコンテンツ鍵暗号化情報を復号化する際
に用いられるようになっている。
【0207】一方、コンテンツ鍵暗号化情報からコンテ
ンツ鍵情報に復号されると、当該コンテンツ鍵情報は、
当該DVD−R100読み出されたコンテンツ暗号化情
報の復号化に用いられるようになっている。
【0208】また、コンテンツ暗号化情報からコンテン
ツ情報に復号されると、当該コンテンツ情報は、デコー
ダ211を介して外部に出力されるようになっている。
【0209】次に、図7を用いて記録再生装置200に
おける再生処理動作について説明する。
【0210】まず、予めDVD−R100が図示しない
格納部に格納されると、所定の動作によって当該記録を
行うDVD−R100のDISC ID(例えば、この
DISC IDはDVD−R100における記録制御領
域103に記録されている)が読み出され、復調部20
9を介して読出制御部212に出力する(ステップS3
1)。
【0211】次いで、ユーザ、または、自動再生など制
御部207からからの再生指示を待って、再生するコン
テンツ情報におけるコンテンツ管理情報が読み出され、
復調部209を介して読出制御部212に出力される
(ステップS32)。
【0212】次いで、読出制御部212によって読み出
したDISC IDとコンテンツ管理情報とに基づいて
チェックデータを生成する(ステップS33)。
【0213】次いで、読出制御部212によって、上述
の読出制御情報の取得動作により予め取得された読出制
御情報と、生成されたチェックデータとが一致している
か否かを判断する(ステップS34)。
【0214】読出制御情報とチェックデータとが一致し
ない場合には、読出適正に記録されたコンテンツ情報で
ないと判断して、再生処理動作を中止して処理を終了さ
せる。
【0215】なお、このとき、コンテンツ管理情報も制
御部207に出力することが禁止される。
【0216】一方、読出制御情報とチェックデータとが
一致した場合には、部分コンテンツ鍵情報をDVD−R
100から読み出し、復号化部210に入力するよう読
出制御部212によって各部を制御する(ステップS3
5)。
【0217】具体的には、ピックアップ201によって
検出信号を取得するとともに、当該検出信号にアンプ2
08によって増幅処理及び波形整形処理が行われ、復号
化部210に入力させる。
【0218】なお、このとき、予め取得してあるメディ
ア認識情報も復号化部210に入力させるよう制御部2
07を制御するとともに、コンテンツ鍵情報暗号化およ
びコンテンツ暗号化情報を読み出して復号化部210に
入力させる。また、コンテンツ管理情報は、読出制御部
212に出力するとともに、再生されるコンテンツ情報
を管理するため、制御部207または外部にも出力され
る。
【0219】次いで、復号化部210によって入力され
た部分コンテンツ鍵情報およびメディア認識情報に基づ
いてコンテンツ鍵暗号化情報を復号化してコンテンツ鍵
情報を取得するとともに、当該コンテンツ鍵情報に基づ
いてコンテンツ暗号化情報を復号化する(ステップS3
6)。
【0220】最後に、復号化部210によって、復号化
することによって復号されたコンテンツ情報における音
声情報および映像情報を、デコーダ211を介して出力
する(ステップS37)。
【0221】以上により本実施形態によれば、DISC
IDおよびコンテンツ管理情報から生成されるチェッ
クデータとDVD−R100に記録された読出制御情報
とを比較するとともに、このチェックデータと読出制御
情報とが一致した場合に部分コンテンツ鍵情報が読み出
されて暗号化されたコンテンツ鍵情報を復号化し、当該
コンテンツ鍵情報に基づいて当該DVD−R100に記
録されている暗号化されたコンテンツ情報を復号化して
再生するようになっているので、チェックデータと読出
制御情報とが一致しない場合には、読出制御情報を取得
することができず、コンテンツ情報を再生することがで
きないようになっている。
【0222】すなわち、コンテンツ情報が不正に記録さ
れている場合には、チェックデータと記録されている読
出制御情報が一致せず、コンテンツ鍵情報が復号されな
いので、暗号化されたコンテンツ情報を復号することが
できない一方、適正にコンテンツ情報が記録されている
場合には、チェックデータと記録されている読出制御情
報が一致し、当該コンテンツ鍵情報が復号されるので、
暗号化されたコンテンツ情報を復号することができ、コ
ンテンツ情報の再生が可能となる。
【0223】このため、必ずDVD−R100のプロテ
クト領域106に記録された正規な部分コンテンツ鍵情
報を取得しなければならず、何らかの不正な方法により
コンテンツ管理情報およびDISC IDを取得するこ
とができたとしても、これらの情報の取得のみによって
コンテンツ情報を再生すること、すなわち、復号するこ
とができないので、著作権によって保護されたコンテン
ツ情報を保護することができる。
【0224】なお、本実施形態では、記録再生装置20
0によって再生処理および記録処理を行っているが、記
録再生装置200にコンピュータと記録媒体とを備え、
再生処理および記録処理を行うプログラムを記録媒体や
インターネットなどのネットワークを介して当該記録媒
体に格納するとともに、格納されたプログラムを当該コ
ンピュータによって読み出すことによって再生処理およ
び記録処理を実行するようにしてもよい。
【0225】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、再生情報を復号化するためには、必ず再生補助情報
領域に記録された正規な再生補助情報を取得しなければ
ならず、何らかの不正な方法により再生情報識別情報お
よびディスク識別情報を取得したとしても、これらの情
報を取得することのみによっては当該再生情報を再生す
ることができないので、著作権によって保護された再生
情報を保護することができる。
【0226】また、本願発明では、記録ディスクに記録
された再生情報を復号化して再生する場合に、必ず記録
ディスクにある再生補助情報領域に記録された正規な再
生補助情報を取得しなければならず、何らかの不正な方
法により再生情報識別情報およびディスク識別情報を取
得することができたとしても、これらの情報を取得する
ことのみによっては当該再生情報を再生することができ
ないので、著作権によって保護された再生情報を保護す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体のDVD−Rの構造を示
す図である。
【図2】本発明に係る記録再生装置の一実施形態の構成
を示すブロック図である。
【図3】一実施形態における読出制御情報の記録処理動
作を示すフローチャートである。
【図4】一実施形態のコンテンツ情報を記録する記録処
理動作における各部の処理および情報の流れを示す図で
ある。
【図5】一実施形態におけるコンテンツ情報を記録する
記録処理動作を示すフローチャートである。
【図6】一実施形態のコンテンツ情報を再生処理動作に
おける各部の処理および情報の流れを示す図である。
【図7】一実施形態におけるコンテンツ情報を再生する
再生処理動作を示すフローチャートである。
【図8】従来の著作権によって保護されるコンテンツ情
報を記録する記録媒体の構造図である。
【図9】従来の著作権の保護を行う記録再生方法におけ
る問題点を説明する図である。
【符号の説明】
100…記録媒体 101…クランプ孔 102…未記録領域 103…記録制御領域 104…記録領域(再生情報領域) 105…リードアウト領域 106…プロテクト領域(再生補助情報領域) 200…記録再生装置 201…ピックアップ(記録手段) 202…インターフェース(入力手段) 203…エンコーダ 204…暗号化部(暗号化手段、記録手段) 205…読出制御情報生成部(生成手段) 206…変調部(記録手段) 207…制御部(第1取得手段、第2取得手段) 208…アンプ 209…復調部 210…復号化部(第1取得手段、第3取得部、復号化
手段) 211…デコーダ(再生手段) 212…読出制御部(第2取得手段、第3取得部、生成
手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 5/91 P (72)発明者 安島 浩輔 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 鈴木 敏雄 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 守山 義明 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 Fターム(参考) 5B017 AA06 BA07 CA09 5C052 AA02 AB03 DD04 5C053 FA13 FA24 GB06 JA30 5D044 BC04 CC04 DE42 DE45 DE50 DE57 FG18 GK12 GK17 JJ02 5D090 AA01 BB04 CC04 DD03 EE20 FF24 FF36 GG17 GG36 HH01

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該記録ディスクから適正に復号化さ
    れ、かつ、再生されるべき再生情報が暗号化された再生
    暗号情報を記録する再生情報領域と、 当該記録ディスクの再生時に、当該記録ディスクを識別
    するためのディスク識別情報および前記適正に再生させ
    るべき再生情報の識別情報である再生情報識別情報に基
    づいて生成された読出制御情報によって読出制御が為さ
    れるとともに、当該再生暗号情報の復号化に用いられる
    再生補助情報の少なくとも一部を記録する再生補助情報
    領域と、 が設けられたことを特徴とする記録ディスク。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記録ディスクにおい
    て、 前記再生補助情報領域に、 当該記録ディスク毎および前記再生情報毎に異なる前記
    再生補助情報の少なくとも一部が記録されることを特徴
    とする記録ディスク。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の記録ディスク
    において、 前記再生補助情報領域に前記読出制御情報が記録される
    ことを特徴とする記録ディスク。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の記録ディスク
    において、 前記再生補助情報領域に、 前記再生補助情報の一部である部分再生補助情報が記録
    され、 前記再生情報領域に、 前記部分再生補助情報に基づいて暗号化され、当該記録
    ディスクの再生時に前記部分再生補助情報に基づいて復
    号化されるとともに前記再生暗号情報を復号化する再生
    補助暗号情報が記録されることを特徴とする記録ディス
    ク。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の記録ディスクにおい
    て、 前記再生情報領域に、前記部分再生補助情報とともに、
    前記ディスク識別情報並びに前記再生情報を当該記録デ
    ィスクに記録する正規の記録装置および当該記録ディス
    クを再生する正規の再生装置における識別情報の少なく
    とも何れか一つに基づいて暗号化される前記再生補助暗
    号情報が記録されることを特徴とする記録ディスク。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか一項に記載の記
    録ディスクにおいて、 前記再生情報が著作権により保護されている情報である
    ことを特徴とする記録ディスク。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れか一項に記載の記
    録ディスクにおいて、 前記再生補助情報領域が、不正な検出手段が到達するこ
    とのない領域に形成されていることを特徴とする記録デ
    ィスク。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れか一項に記載の記
    録ディスクであって、再生情報が暗号化された再生暗号
    情報および当該再生暗号情報の復号化に用いられる再生
    補助情報の少なくとも一部が記録されているとともに、
    前記再生補助情報の読出制御を行う読出制御情報が記録
    されている当該記録ディスクを再生する再生手段を有す
    る再生装置において、 前記再生情報における識別情報を示す前記再生情報識別
    情報および装填されている前記記録ディスクにおけるデ
    ィスク識別情報を取得する第1取得手段と、 前記取得した再生情報識別情報および前記ディスク識別
    情報に基づいて前記読出制御情報である生成読出制御情
    報を生成する生成手段と、 前記装填された記録ディスクに記録されている前記読出
    制御情報である記録読出制御情報を取得する第2取得手
    段と、 前記生成読出制御情報と前記記録読出制御情報とを比較
    するとともに、前記生成読出制御情報と前記記録読出制
    御情報とが一致した場合に前記記録ディスクから前記再
    生補助情報を取得する第3取得手段と、 前記第3取得手段によって取得された前記再生補助情報
    に基づいて前記再生暗号情報を復号化する復号化手段
    と、 を備えたことを特徴とする再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の再生装置において、 前記再生補助情報の一部である部分再生補助情報が前記
    記録ディスクに記録されている場合であって、 前記第3取得手段が前記再生補助情報の一部より当該再
    生補助情報を生成することによって取得することを特徴
    とする再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の再生装置において、 前記再生補助情報が前記部分再生補助情報によって暗号
    化された再生補助暗号情報が前記記録ディスクに記録さ
    れている場合であって、 前記第3取得手段が、前記部分再生補助情報によって再
    生補助暗号情報を復号化して当該再生補助情報を取得す
    ることを特徴とする再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の再生装置におい
    て、 前記第3取得手段が、前記部分再生補助情報とともに、
    前記ディスク識別情報並びに当該再生装置における識別
    情報の少なくとも何れか一つに基づいて前記再生補助暗
    号情報を復号化することを特徴とする再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至7の何れか一項に記載の
    記録ディスクに対して前記再生情報を記録する記録装置
    であって、 当該記録ディスクに再生情報が暗号化された再生暗号情
    報および当該再生暗号情報の復号化に用いられる再生補
    助情報を記録するとともに、前記再生補助情報の読出制
    御を行う読出制御情報を記録する記録装置において、 当該再生情報の識別情報である再生情報識別情報が入力
    される入力手段と、 前記記録ディスクの識別情報であるディスク識別情報を
    取得する第1取得手段と、 前記再生情報識別情報と前記ディスク識別情報とに基づ
    いて前記読出制御情報を生成する生成手段と、 当該記録ディスク毎および前記再生情報毎に異なる前記
    再生補助情報を取得する第2取得手段と、 前記再生補助情報の少なくとも一部に基づいて前記再生
    情報を暗号化する暗号化手段と、 前記読出制御情報、前記再生暗号情報および前記再生補
    助情報を前記記録ディスクに記録する記録手段と、 を備えたことを特徴とする記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の記録装置におい
    て、 前記記録手段が、前記再生補助情報を当該再生補助情報
    の一部である部分再生補助情報に基づいて暗号化された
    再生補助暗号情報を記録することを特徴とする記録装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項15に記載の記録装置におい
    て、 前記記録手段が、前記部分再生補助情報とともに、前記
    ディスク識別情報並びに当該記録ディスクを再生する正
    規の再生装置における識別情報の少なくとも何れか一つ
    に基づいて前記再生補助情報を暗号化することを特徴と
    する記録装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至7の何れか一項に記載の
    記録ディスクであって、再生情報が暗号化された再生暗
    号情報および当該再生暗号情報の復号化に用いられる再
    生補助情報の少なくとも一部が記録されているととも
    に、前記再生補助情報の読出制御を行う読出制御情報が
    記録されている当該記録ディスクを再生する再生方法に
    おいて、 前記再生情報における識別情報を示す前記再生情報識別
    情報および装填されている前記記録ディスクにおけるデ
    ィスク識別情報を取得する第1取得処理工程と、 前記取得した再生情報識別情報および前記ディスク識別
    情報に基づいて前記読出制御情報である生成読出制御情
    報を生成する生成処理工程と、 前記装填された記録ディスクに記録されている前記読出
    制御情報である記録読出制御情報を取得する第2取得処
    理工程と、 前記生成読出制御情報と前記記録読出制御情報とを比較
    するとともに、前記生成読出制御情報と前記記録読出制
    御情報とが一致した場合に前記記録ディスクから前記再
    生補助情報を取得する第3取得処理工程と、 前記第3取得処理工程によって取得された前記再生補助
    情報に基づいて前記再生暗号情報を復号化する復号化処
    理工程と、 前記復号化された前記再生暗号情報を再生情報として再
    生する再生処理工程と、 を備えたことを特徴とする再生方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の再生方法におい
    て、 前記再生補助情報の一部である部分再生補助情報が前記
    記録ディスクに記録されている場合であって、 前記第3取得処理行程においては、前記再生補助情報の
    一部より当該再生補助情報を生成することによって取得
    することを特徴とする再生方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の再生方法におい
    て、 前記再生補助情報が前記部分再生補助情報によって暗号
    化された再生補助暗号情報が前記記録ディスクに記録さ
    れている場合であって、 前記第3取得処理工程においては、前記部分再生補助情
    報によって再生補助暗号情報を復号化して当該再生補助
    情報を取得することを特徴とする再生方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の再生方法におい
    て、 前記第3取得処理工程においては、前記部分再生補助情
    報とともに、前記ディスク識別情報並びに当該再生装置
    における識別情報の少なくとも何れか一つに基づいて前
    記再生補助暗号情報を復号化することを特徴とする再生
    方法。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至7の何れか一項に記載の
    記録ディスクに対して前記再生情報を記録する記録方法
    であって、 当該記録ディスクに再生情報が暗号化された再生暗号情
    報および当該再生暗号情報の復号化に用いられる再生補
    助情報を記録するとともに、前記再生補助情報の読出制
    御を行う読出制御情報を記録する記録方法において、 当該再生情報の識別情報である再生情報識別情報が入力
    される入力処理工程と、 前記記録ディスクの識別情報であるディスク識別情報を
    取得する第1取得処理工程と、 前記再生情報識別情報と前記ディスク識別情報とに基づ
    いて前記読出制御情報を生成する生成処理工程と、 当該記録ディスク毎および前記再生情報毎に異なる前記
    再生補助情報を取得する第2取得処理工程と、 前記再生補助情報の少なくとも一部に基づいて前記再生
    情報を暗号化する暗号化処理工程と、 前記読出制御情報、前記再生暗号情報および前記再生補
    助情報を前記記録ディスクに記録する記録処理工程と、
    を備えたことを特徴とする記録方法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の記録方法におい
    て、 前記記録処理工程においては、前記再生補助情報を当該
    再生補助情報の一部である部分再生補助情報に基づいて
    暗号化された再生補助暗号情報を記録することを特徴と
    する記録方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の記録方法におい
    て、 前記記録処理工程においては、前記部分再生補助情報と
    ともに、前記ディスク識別情報並びに当該記録ディスク
    を再生する正規の再生装置における識別情報の少なくと
    も何れか一つに基づいて前記再生補助情報を暗号化する
    ことを特徴とする記録方法。
  22. 【請求項22】 コンピュータによって、請求項1乃至
    7の何れか一項に記載の記録ディスクであって、再生情
    報が暗号化された再生暗号情報および当該再生暗号情報
    の復号化に用いられる再生補助情報の少なくとも一部が
    記録されているとともに、前記再生補助情報の読出制御
    を行う読出制御情報が記録されている当該記録ディスク
    を再生させる再生処理プログラムにおいて、 前記コンピュータを、 前記再生情報における識別情報を示す前記再生情報識別
    情報および装填されている前記記録ディスクにおけるデ
    ィスク識別情報を取得する第1取得手段、 前記取得した再生情報識別情報および前記ディスク識別
    情報に基づいて前記読出制御情報である生成読出制御情
    報を生成する生成手段、 前記装填された記録ディスクに記録されている前記読出
    制御情報である記録読出制御情報を取得する第2取得手
    段、 前記生成読出制御情報と前記記録読出制御情報とを比較
    するとともに、前記生成読出制御情報と前記記録読出制
    御情報とが一致した場合に前記記録ディスクから前記再
    生補助情報を取得する第3取得手段、 前記取得された再生補助情報に基づいて前記再生暗号情
    報を復号化する復号化手段、 前記復号化された前記再生暗号情報を再生情報として再
    生する再生手段、 として機能させることを特徴とする再生処理プログラ
    ム。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の再生処理プログラ
    ムにおいて、 前記再生補助情報の一部である部分再生補助情報が前記
    記録ディスクに記録されている場合であって、 前記コンピュータを、 前記再生補助情報の一部より当該再生補助情報を生成す
    ることによって取得する第3取得手段として機能させる
    ことを特徴とする再生処理プログラム。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の再生処理プログラ
    ムにおいて、 前記再生補助情報が前記部分再生補助情報によって暗号
    化された再生補助暗号情報が前記記録ディスクに記録さ
    れている場合であって、 前記コンピュータを、 前記部分再生補助情報によって再生補助暗号情報を復号
    化して当該再生補助情報を取得する第3取得手段として
    機能させることを特徴とする再生処理プログラム。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の再生処理プログラ
    ムにおいて、 前記コンピュータを、 前記部分再生補助情報とともに、前記ディスク識別情報
    並びに当該再生装置における識別情報の少なくとも何れ
    か一つに基づいて前記再生補助暗号情報を復号化する第
    3取得手段として機能させることを特徴とする再生処理
    プログラム。
  26. 【請求項26】 請求項22乃至25の何れか一項に記
    載の再生処理プログラムをコンピュータに読み取り可能
    に記録したことを特徴とする記録ディスク。
  27. 【請求項27】 コンピュータを、請求項1乃至7の何
    れか一項に記載の記録ディスクに対して前記再生情報を
    記録する記録処理プログラムであって、 当該記録ディスクに再生情報が暗号化された再生暗号情
    報および当該再生暗号情報の復号化に用いられる再生補
    助情報を記録するとともに、前記再生補助情報の読出制
    御を行う読出制御情報を記録する記録処理プログラムに
    おいて、 前記コンピュータを、 当該再生情報の識別情報である再生情報識別情報が入力
    される入力手段、 前記記録ディスクの識別情報であるディスク識別情報を
    取得する第1取得手段、 前記再生情報識別情報と前記ディスク識別情報とに基づ
    いて前記読出制御情報を生成する生成手段、 当該記録ディスク毎および前記再生情報毎に異なる前記
    再生補助情報を取得する第2取得手段、 前記再生補助情報の少なくとも一部に基づいて前記再生
    情報を暗号化する暗号化手段、 前記読出制御情報、前記再生暗号情報および前記再生補
    助情報を前記記録ディスクに記録する記録手段、 として機能させることを特徴とする記録処理プログラ
    ム。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の記録処理プログラ
    ムにおいて、 前記コンピュータを、 前記再生補助情報を当該再生補助情報の一部である部分
    再生補助情報に基づいて暗号化された再生補助暗号情報
    を記録する記録手段として機能させることを特徴とする
    記録処理プログラム。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の記録処理プログラ
    ムにおいて、 前記コンピュータを、 前記部分再生補助情報とともに、前記ディスク識別情報
    並びに当該記録ディスクを再生する正規の再生装置にお
    ける識別情報の少なくとも何れか一つに基づいて前記再
    生補助情報を暗号化する記録手段として機能させること
    を特徴とする記録処理プログラム。
  30. 【請求項30】 請求項27乃至29の何れか一項に記
    載の記録処理プログラムをコンピュータに読み取り可能
    に記録したことを特徴とする記録ディスク。
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