JP2003178463A - 記録媒体、再生装置および記録装置、再生方法および記録方法、並びに、再生処理プログラムおよび記録処理プログラム - Google Patents

記録媒体、再生装置および記録装置、再生方法および記録方法、並びに、再生処理プログラムおよび記録処理プログラム

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JP2003178463A
JP2003178463A JP2001375042A JP2001375042A JP2003178463A JP 2003178463 A JP2003178463 A JP 2003178463A JP 2001375042 A JP2001375042 A JP 2001375042A JP 2001375042 A JP2001375042 A JP 2001375042A JP 2003178463 A JP2003178463 A JP 2003178463A
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Japan
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recording medium
recorded
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Application number
JP2001375042A
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English (en)
Inventor
Kyoichi Terao
恭一 寺尾
Takeshi Namiki
剛 並木
Kosuke Yasujima
浩輔 安島
Toshio Suzuki
敏雄 鈴木
Yoshiaki Moriyama
義明 守山
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
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Priority to US10/310,137 priority patent/US20030142560A1/en
Priority to CN02154035.7A priority patent/CN1230824C/zh
Priority to EP02027318A priority patent/EP1318517A3/en
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正に記録されたコンテンツ情報の再生を防
止することのできる記録媒体および当該記録媒体を記録
・再生する装置を提供すること。 【解決手段】 光ディスク100は、内側より、コンテ
ンツ情報が記録される記録領域104と、リードアウト
領域105と、コンテンツ情報における著作権情報が記
録されているプロテクト領域106と、により構成さ
れ、リードアウト領域105の外側にあるグルーブトラ
ックには、適正な再生処理および記録処理を行う場合を
除いて、アクセスできないような構造を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、著作権を有するコ
ンテンツ情報を記録する技術分野に属し、より詳細に
は、記録媒体に適正に記録されているコンテンツ情報が
不正複写されて、一般に拡布されることを防止する技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル技術の進歩により映像情
報や音楽情報がデジタル化され、著作権が保護されてい
るデジタル信号である映像情報または音楽情報(以下、
コンテンツ情報という)が、衛星放送やインターネット
などによって提供されることが広く一般化している。
【0003】一方、最近では、デジタル化された映像情
報や音楽情報などをデジタル信号によってDVD(Digi
tal Versatile Disc)やVTR(Video Tape Recorde
r)などの記録媒体に記録できるようになっている。
【0004】このような状況下において、著作権によっ
て保護されているコンテンツ情報が、情報提供者が提供
するコンテンツ情報に比べ、画質、音質劣化のない状態
での不正複製が可能となるため、著作権保護の観点から
問題となっている。
【0005】一般に、映画や音楽などを収録(記録)し
ている市販のDVDでは、不正な複製から著作物を保護
するために、すなわち、その著作権を保護するために、
映像や音声などのコンテンツ情報を暗号化して記録する
ようになっており、例えば、DVDの1つの具体例であ
る(DVD−Recordable(追記型DVD(以下、DVD
−Rという)))では以下のような構造を有している。
【0006】図9に示すように、DVD−R10は、映
像や音声などのコンテンツ情報が暗号化されて記録され
る主情報領域11と、内周部側の部位に設けられ、物理
フォーマット情報及びディスク製造情報(識別情報)の
他に、主情報領域11に記録されたコンテンツ情報の暗
号を解くための解読制御情報、が記録されている解読制
御情報領域12とから構成されている。
【0007】このようなDVD−R10を図示しない再
生装置によって再生する場合には、主情報領域11に記
録されているコンテンツ情報だけでは、そのまま再生し
ても正常な映像や音声信号は得られないので、解読制御
情報領域12に記録されていた解読制御情報を、コンテ
ンツ情報を読み出す前に先に読み出し、当該解読制御情
報によってこの暗号化さているコンテンツ情報を解読
し、元の正常な映像や音声情報を再構築して再生するよ
うになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
DVDに記録された著作権を有するコンテンツ情報を再
生する再生方法にあっては、コンテンツ情報における適
正な移動処理とバックアップ処理を行うことによって不
正複写、すなわち、不正に記録されたコンテンツ情報を
再生すること(以下、不正再生という)が可能となると
いう問題を有していた。
【0009】具体的には、通常、解読制御情報は、ディ
スク製造情報、すなわち、DVD固有の識別情報に基づ
いて生成され、暗号化されたコンテンツ情報を解読する
ときに、この解読制御情報領域に記録されている識別情
報と再生されるDVDが有する識別情報とが一致するか
否かを判断し、識別情報が一致した場合に暗号化された
コンテンツ情報を解読するようになっている。
【0010】したがって、まず、図10に示すように、
(1)DVD1のバックアップとして他のDVD2にD
VD1の内容であるコンテンツ情報と解読制御情報をR
F(Radio Frequency)コピーし(バックアップディス
クの生成)、(2)次いで、DVD1に記録されている
コンテンツ情報をメモリやDVDの他の記録媒体3に適
正に移動するとともに、(3)最後に、先にコンテンツ
情報が記録されていたDVD1に、RFコピーされたD
VD2よりコンテンツ情報および解読制御情報を移動す
ると(復元処理)、1つの著作権を有するコンテンツ情
報からDVD1と記録媒体3に2つの著作権を有するコ
ンテンツ情報が生成されることになる。
【0011】すなわち、DVD2では、DVD固有の識
別情報が異なるため、暗号化されたコンテンツ情報を解
読することはできないが、当該DVD2に記録されてい
るコンテンツ情報と解読制御情報をDVD1に再び戻す
(復元する)ことによって解読制御情報に含まれる識別
情報とDVD固有の識別情報が一致してしまい、また、
記録媒体3には、適正にコンテンツ情報が移動されてい
るので、記録媒体3でも再生が可能となる。
【0012】この結果、1つの著作権を有するコンテン
ツ情報からDVD1と記録媒体3に2つの著作権を有す
るコンテンツ情報が生成されることになり、さらに、こ
の一連の処理を繰り返すことによって、1つのコンテン
ツ情報から複数のコンテンツ情報が生成できるようにな
るので、不正な記録(以下、不正記録という)および不
正な再生が可能になっていた。
【0013】本発明は、上記の各問題点に鑑みて為され
たもので、その課題は、1のコンテンツ情報から複数の
コンテンツ情報を生成することができない、すなわち、
不正に記録されたコンテンツ情報における不正な再生を
防止することのできる記録媒体および当該記録媒体を記
録・再生する装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、当該記録媒体から適正
に再生されるべき再生情報が記録される再生情報領域
と、当該記録媒体を識別するための媒体識別情報と前記
適正に再生させるべき再生情報の再生情報識別情報とに
基づいて生成されるとともに前記記録媒体の再生時に当
該再生情報の再生に用いられる再生補助情報が記録され
る再生補助情報領域と、が設けられた構成を有してい
る。
【0015】この構成により、請求項1に記載の発明で
は、再生情報を再生するときに、再生情報識別情報およ
び媒体識別情報に基づいて再生補助情報を生成し、当該
生成された再生補助情報と再生補助情報領域に記録され
た再生補助情報が一致した場合にのみ再生情報を再生す
るようにすれば、再生情報が不正に記録されている場合
には、生成された再生補助情報と記録されている再生補
助情報が一致せず、再生情報の再生ができない。一方、
適正に再生情報が再生される場合には、生成された再生
補助情報と記録されている再生補助情報とが一致するの
で、当該再生情報は再生することができる。
【0016】したがって、適正に記録された再生情報が
再生される場合にのみ再生することができるので、著作
権によって保護された再生情報を保護することができ
る。
【0017】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の記録媒体において、前記再生情報が、予め定め
られた方法により暗号化され、記録されている構成を有
している。
【0018】この構成により、請求項2に記載の発明で
は、記録されている再生情報が予め定められた方法によ
り暗号化されているので、再生時に生成された再生補助
情報と記録されている補助情報が一致している場合に当
該暗号化された再生情報を復号化するようにすれば、不
正に再生された場合には、再生情報を復号することがで
きないので、著作権によって保護された再生情報を保護
することができる。
【0019】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の記録媒体において、前記再生補助情報が、前記
暗号化された再生情報を再生するとき当該再生情報の復
号化に用いられる構成を有している。
【0020】この構成により、請求項3に記載の発明で
は、再生補助情報によって、暗号化されて記録されてい
る再生情報を復号することができるので、再生時に生成
された再生補助情報と記録されている補助情報が一致し
ている場合に当該暗号化された再生情報を復号化するよ
うにすれば、不正に再生された場合には、再生情報を復
号することができないので、著作権によって保護された
再生情報を保護することができる。
【0021】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3の何れか一項に記載の記録媒体において、前記再
生情報が著作権を有する情報である構成を有している。
この構成により、請求項4に記載の発明では、再生情報
が著作権を有する情報であるので、適正に記録された著
作権を有する再生情報が再生される場合にのみ再生する
ことができ、著作権によって保護された再生情報を保護
することができる。
【0022】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
乃至3の何れか一項に記載の記録媒体において、前記再
生情報が著作権により保護されている情報である構成を
有している。
【0023】この構成により、請求項5に記載の発明で
は、再生補助情報領域を不正な検出手段によって検出す
ることができないので、不正な再生が為された場合には
再生補助情報を取得することができない。
【0024】したがって、再生時に再生補助情報を生成
することができず、再生情報を生成することができない
なので、著作権によって保護された再生情報を保護する
ことができる。
【0025】また、請求項6に記載の請求項1乃至5の
何れか一項に記載の記録媒体における再生情報を再生す
る再生手段を有する再生装置において、請求項1乃至5
の何れか一項に記載の記録媒体の前記再生情報を再生す
る再生手段を有する再生装置において、前記再生情報識
別情報および装填されている前記記録媒体における媒体
識別情報を取得する第1取得手段と、前記再生情報識別
情報と前記媒体識別情報とによって前記再生補助情報を
生成する生成手段と、前記装填された記録媒体の再生補
助情報を取得する第2取得手段と、前記生成された再生
補助情報と前記取得された記録媒体の再生補助情報とを
比較する比較手段と、を備え、前記再生手段が、前記生
成された再生補助情報と前記取得された記録媒体の再生
補助情報とが一致した場合にのみ前記再生情報を再生す
る構成を有している。
【0026】この構成により、請求項6に記載の発明で
は、再生情報識別情報および媒体識別情報に基づいて生
成された再生補助情報と、記録媒体に記録されていた再
生補助情報とを比較し、一致した場合に再生情報を再生
する。
【0027】したがって、不正に再生情報を再生すると
き、再生情報識別情報が不正な取り扱いがされるので、
生成された再生補助情報と記録された再生補助情報とが
一致せず、再生情報を再生することができない。この結
果、生成された再生補助情報と記録された再生補助情報
が一致しないので、著作権によって保護された再生情報
を保護することができる。
【0028】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の再生装置において、前記再生情報が暗号化され
ている場合であって、前記生成された再生補助情報と前
記取得された記録媒体の再生補助情報とが一致した場合
に前記再生情報を復号化する復号化手段を設け、前記再
生手段が前記復号化された再生情報を再生する構成を有
している。
【0029】この構成により、請求項7に記載の発明で
は、再生情報の識別情報および記録媒体の識別情報に基
づいて生成された再生補助情報と、記録媒体に記録され
ていた再生補助情報とを比較し、一致した場合に再生暗
号化された再生情報を復号して再生する。
【0030】したがって、不正に再生情報を再生すると
き、再生情報識別情報が不正な取り扱いがされ生成され
た再生補助情報と、記録された再生補助情報と、が一致
せず、生成された再生補助情報と記録された再生補助情
報とが一致しない場合には暗号化された再生情報を再生
することができないので、著作権によって保護された再
生情報を保護することができる。
【0031】また、請求項8に記載の発明は、請求項6
または7に記載の再生装置において、前記第2取得手段
が、前記記録媒体に記録されている再生情報が適正に記
録されている場合にのみ前記再生補助情報を取得する構
成を有している。
【0032】この構成により、請求項8に記載の発明で
は、記録媒体に記録されている再生情報が適正に記録さ
れている場合にのみ再生補助情報を取得し、適正に再生
されるときに生成された再生補助情報と記録された再生
補助情報を一致させることができるので、著作権によっ
て保護された再生情報を保護することができる。
【0033】また、請求項9に記載の発明は請求項1乃
至5の何れか一項に記載の記録媒体の前記再生情報を記
録する記録装置において、当該再生情報の識別情報であ
る再生情報識別情報が入力される入力手段と、前記記録
媒体の識別情報を取得する取得手段と、前記再生情報の
識別情報である再生情報識別情報と前記記録媒体の識別
情報である媒体識別情報とに基づいて再生補助情報を生
成する生成手段と、前記再生情報および前記再生補助情
報を前記記録媒体に記録する記録手段と、を備えた構成
を有している。
【0034】この構成により、請求項9に記載の発明で
は、再生情報の他に、媒体識別情報と再生情報識別情報
に基づいて生成された再生補助情報を記録媒体に記録す
ることができる。
【0035】したがって、媒体識別情報と再生識別情報
とに基づいて生成された再生補助情報と記録された再生
補助情報とが一致した場合にのみ再生情報を再生するよ
うにすれば、不正に記録された再生情報を再生すること
ができないので、著作権によって保護された再生情報を
保護することができる。
【0036】また、請求項10に記載の発明は、請求項
9に記載の記録装置において、前記入力された再生情報
を予め定められた方法により暗号化する暗号化手段を設
け、前記記録手段が、前記暗号化された再生情報を記録
する構成を有している。
【0037】この構成により、請求項10に記載の発明
では、暗号化された再生情報を記録媒体に記録する。
【0038】したがって、媒体識別情報と再生識別情報
とに基づいて生成された再生補助情報と記録された再生
補助情報とが一致した場合にのみ再生情報を復号化して
再生するようにすれば、不正に記録された再生情報を再
生することができないので、著作権によって保護された
再生情報を保護することができる。
【0039】また、請求項11に記載の発明は、請求項
9または10に記載の記録装置において、前記記録手段
が、前記再生情報を前記記録媒体の再生情報領域に、前
記再生補助情報を前記記録媒体の再生補助情報領域に記
録する構成を有している。
【0040】この構成により、請求項11に記載の発明
では、再生情報を記録媒体における再生情報領域に、再
生補助情報を再生情報補助領域にそれぞれ記録すること
ができる。
【0041】したがって、正規に再生されときに媒体識
別情報と再生識別情報とに基づいて生成された再生補助
情報と記録された再生補助情報とが一致した場合にのみ
再生情報を再生するようにすれば、不正に記録された再
生情報を再生することができないので、著作権によって
保護された再生情報を保護することができる。
【0042】また、請求項12に記載の発明は、請求項
1乃至5の何れか一項に記載の記録媒体の前記再生情報
を再生する再生方法において、前記再生情報識別情報お
よび装填されている前記記録媒体における媒体識別情報
を取得する第1取得処理工程と、前記再生情報識別情報
と前記媒体識別情報とによって前記再生補助情報を生成
する生成処理工程と、前記装填された記録媒体の再生補
助情報を取得する第2取得処理工程と、前記生成された
再生補助情報と前記取得された記録媒体の再生補助情報
とを比較する比較処理工程と、を含み、前記生成された
再生補助情報と前記取得された記録媒体の再生補助情報
とが一致した場合にのみ前記再生情報を再生する構成を
有している。
【0043】この構成により、請求項12に記載の発明
では、再生情報識別情報および媒体識別情報に基づいて
生成された再生補助情報と、記録媒体に記録されていた
再生補助情報とを比較し、一致した場合に再生情報を再
生する。
【0044】したがって、不正に再生情報を再生すると
き、再生情報識別情報が不正な取り扱いがされるので、
生成された再生補助情報と記録された再生補助情報とが
一致せず、再生情報を再生することができない。この結
果、生成された再生補助情報と記録された再生補助情報
が一致しないので、著作権によって保護された再生情報
を保護することができる。
【0045】また、請求項13に記載の発明は、請求項
12に記載の再生方法において、前記再生情報が暗号化
されている場合であって、前記生成された再生補助情報
と前記取得された記録媒体の再生補助情報とが一致した
場合に前記再生情報を復号化する復号化処理工程を含
み、前記復号化された再生情報を再生する構成を有して
いる。
【0046】この構成により、請求項13に記載の発明
では、再生情報の識別情報および記録媒体の識別情報に
基づいて生成された再生補助情報と、記録媒体に記録さ
れていた再生補助情報とを比較し、一致した場合に再生
暗号化された再生情報を復号して再生する。
【0047】したがって、不正に再生情報を再生すると
き、再生情報識別情報が不正な取り扱いがされ生成され
た再生補助情報と、記録された再生補助情報と、が一致
せず、生成された再生補助情報と記録された再生補助情
報とが一致しない場合には暗号化された再生情報を再生
することができないので、著作権によって保護された再
生情報を保護することができる。
【0048】また、請求項14に記載の発明は、請求項
12または13に記載の再生方法において、前記第2取
得処理工程においては、前記記録媒体に記録されている
再生情報が適正に記録されている場合にのみ前記再生補
助情報を取得する構成を有している。
【0049】この構成により、請求項14に記載の発明
では、記録媒体に記録されている再生情報が適正に記録
されている場合にのみ再生補助情報を取得し、適正に再
生されるときに生成された再生補助情報と記録された再
生補助情報を一致させることができるので、著作権によ
って保護された再生情報を保護することができる。
【0050】また、請求項15に記載の発明は、請求項
1乃至5の何れか一項に記載の記録媒体の前記再生情報
を記録する記録方法において、当該再生情報の識別情報
である再生情報識別情報が入力される入力処理工程と、
前記記録媒体の識別情報を取得する取得処理工程と、前
記再生情報の識別情報である再生情報識別情報と前記記
録媒体の識別情報である媒体識別情報とに基づいて再生
補助情報を生成する生成処理工程と、前記再生情報およ
び前記再生補助情報を前記記録媒体に記録する記録処理
工程と、を含む構成を有している。
【0051】この構成により、請求項15に記載の発明
では、再生情報の他に、媒体識別情報と再生情報識別情
報に基づいて生成された再生補助情報を記録媒体に記録
することができる。
【0052】したがって、媒体識別情報と再生識別情報
とに基づいて生成された再生補助情報と記録された再生
補助情報とが一致した場合にのみ再生情報を再生するよ
うにすれば、不正に記録された再生情報を再生すること
ができないので、著作権によって保護された再生情報を
保護することができる。
【0053】また、請求項16に記載の発明は、請求項
15に記載の記録方法において、前記入力された再生情
報を予め定められた方法により暗号化する暗号化処理工
程を含み、前記記録処理工程においては、前記暗号化さ
れた再生情報を記録する構成を有している。
【0054】この構成により、請求項16に記載の発明
では、暗号化された再生情報を記録媒体に記録する。
【0055】したがって、媒体識別情報と再生識別情報
とに基づいて生成された再生補助情報と記録された再生
補助情報とが一致した場合にのみ再生情報を復号化して
再生するようにすれば、不正に記録された再生情報を再
生することができないので、著作権によって保護された
再生情報を保護することができる。
【0056】また、請求項17に記載の発明は、請求項
15または16に記載の記録方法において、前記記録処
理工程においては、前記再生情報を前記記録媒体の再生
情報領域に、前記再生補助情報を前記記録媒体の再生補
助情報領域に記録する構成を有している。
【0057】この構成により、請求項17に記載の発明
では、再生情報を記録媒体における再生情報領域に、再
生補助情報を再生情報補助領域にそれぞれ記録すること
ができる。
【0058】したがって、正規に再生されときに媒体識
別情報と再生識別情報とに基づいて生成された再生補助
情報と記録された再生補助情報とが一致した場合にのみ
再生情報を再生するようにすれば、不正に記録された再
生情報を再生することができないので、著作権によって
保護された再生情報を保護することができる。
【0059】また、請求項18に記載の発明は、コンピ
ュータによって、請求項1乃至5の何れか一項に記載の
記録媒体の前記再生情報を再生する再生処理プログラム
であって、前記コンピュータを、前記再生情報識別情報
および装填されている前記記録媒体における媒体識別情
報を取得する第1取得手段、前記再生情報識別情報と前
記媒体識別情報とによって前記再生補助情報を生成する
生成手段、前記装填された記録媒体の再生補助情報を取
得する第2取得手段、前記生成された再生補助情報と前
記取得された記録媒体の再生補助情報とを比較する比較
手段、前記生成された再生補助情報と前記取得された記
録媒体の再生補助情報とが一致した場合にのみ前記再生
情報を再生する再生手段、として機能させる構成を有し
ている。
【0060】この構成により、請求項18に記載の発明
では、再生情報識別情報および媒体識別情報に基づいて
生成された再生補助情報と、記録媒体に記録されていた
再生補助情報とを比較し、一致した場合に再生情報を再
生する。
【0061】したがって、不正に再生情報を再生すると
き、再生情報識別情報が不正な取り扱いがされるので、
生成された再生補助情報と記録された再生補助情報とが
一致せず、再生情報を再生することができない。この結
果、生成された再生補助情報と記録された再生補助情報
が一致しないので、著作権によって保護された再生情報
を保護することができる。
【0062】また、請求項19に記載の発明は、請求項
19に記載の再生処理プログラムにおいて、前記コンピ
ュータを、前記再生情報が暗号化されている場合であっ
て、前記生成された再生補助情報と前記取得された記録
媒体の再生補助情報とが一致した場合に前記再生情報を
復号化する復号化手段、前記復号化された再生情報を再
生する再生手段、として機能させる構成を有している。
【0063】この構成により、請求項19に記載の発明
では、再生情報の識別情報および記録媒体の識別情報に
基づいて生成された再生補助情報と、記録媒体に記録さ
れていた再生補助情報とを比較し、一致した場合に再生
暗号化された再生情報を復号して再生する。
【0064】したがって、不正に再生情報を再生すると
き、再生情報識別情報が不正な取り扱いがされ生成され
た再生補助情報と、記録された再生補助情報と、が一致
せず、生成された再生補助情報と記録された再生補助情
報とが一致しない場合には暗号化された再生情報を再生
することができないので、著作権によって保護された再
生情報を保護することができる。
【0065】また、請求項20に記載の発明は、請求項
18または19に記載の再生装置において、前記コンピ
ュータを、前記記録媒体に記録されている再生情報が適
正に記録されている場合にのみ前記再生補助情報を取得
する第2取得手段として機能させる構成を有している。
【0066】この構成により、請求項20に記載の発明
では、記録媒体に記録されている再生情報が適正に記録
されている場合にのみ再生補助情報を取得し、適正に再
生されるときに生成された再生補助情報と記録された再
生補助情報を一致させることができるので、著作権によ
って保護された再生情報を保護することができる。
【0067】また、請求項21に記載の発明は、コンピ
ュータによって、請求項1乃至5の何れか一項に記載の
記録媒体の前記再生情報を記録する記録処理プログラム
であって、前記コンピュータを、当該再生情報の識別情
報である再生情報識別情報が入力される入力手段、前記
記録媒体の識別情報を取得する取得手段、前記再生情報
の識別情報である再生情報識別情報と前記記録媒体の識
別情報である媒体識別情報とに基づいて再生補助情報を
生成する生成手段、前記再生情報および前記再生補助情
報を前記記録媒体に記録する記録手段、として機能させ
る構成を有している。
【0068】この構成により、請求項21に記載の発明
では、再生情報の他に、媒体識別情報と再生情報識別情
報に基づいて生成された再生補助情報を記録媒体に記録
することができる。
【0069】したがって、媒体識別情報と再生識別情報
とに基づいて生成された再生補助情報と記録された再生
補助情報とが一致した場合にのみ再生情報を再生するよ
うにすれば、不正に記録された再生情報を再生すること
ができないので、著作権によって保護された再生情報を
保護することができる。
【0070】また、請求項22に記載の発明は、請求項
21に記載の記録処理プログラムにおいて、前記コンピ
ュータを、前記入力された再生情報を予め定められた方
法により暗号化する暗号化手段、前記暗号化された再生
情報を記録する記録手段、として機能させる構成を有し
ている。
【0071】この構成により、請求項22に記載の発明
では、暗号化された再生情報を記録媒体に記録する。
【0072】したがって、媒体識別情報と再生識別情報
とに基づいて生成された再生補助情報と記録された再生
補助情報とが一致した場合にのみ再生情報を復号化して
再生するようにすれば、不正に記録された再生情報を再
生することができないので、著作権によって保護された
再生情報を保護することができる。
【0073】また、請求項23に記載の発明は、請求項
21または22に記載の記録処理プログラムにおいて、
前記再生情報を前記記録媒体の再生情報領域に、前記再
生補助情報を前記記録媒体の再生補助情報領域に記録す
る記録手段として機能される構成を有している。
【0074】この構成により、請求項23に記載の発明
では、再生情報を記録媒体における再生情報領域に、再
生補助情報を再生情報補助領域にそれぞれ記録すること
ができる。
【0075】したがって、正規に再生されときに媒体識
別情報と再生識別情報とに基づいて生成された再生補助
情報と記録された再生補助情報とが一致した場合にのみ
再生情報を再生するようにすれば、不正に記録された再
生情報を再生することができないので、著作権によって
保護された再生情報を保護することができる。
【0076】また、請求項24に記載の発明は、前記1
8乃至20の何れか一項に記載の再生処理プログラムを
コンピュータに読み取り可能に記録した構成を有してい
る。
【0077】この構成により、請求項18に記載の再生
処理プログラムが記録された記録媒体の発明では、当該
記録媒体に格納された再生処理プログラムがコンピュー
タによって読み出された場合には、当該コンピュータに
よって、再生情報識別情報および媒体識別情報に基づい
て生成された再生補助情報と、記録媒体に記録されてい
た再生補助情報とが比較され、一致した場合に再生情報
が再生される。
【0078】したがって、不正に再生情報を再生すると
き、再生情報識別情報が不正な取り扱いがされるので、
生成された再生補助情報と記録された再生補助情報とが
一致せず、再生情報を再生することができない。この結
果、生成された再生補助情報と記録された再生補助情報
が一致しないので、著作権によって保護された再生情報
を保護することができる。
【0079】また、請求項19に記載の再生処理プログ
ラムが記録された記録媒体の発明では、当該記録媒体に
格納された再生処理プログラムがコンピュータによって
読み出された場合には、当該コンピュータによって、再
生情報の識別情報および記録媒体の識別情報に基づいて
生成された再生補助情報と、記録媒体に記録されていた
再生補助情報とが比較され、一致した場合に再生暗号化
された再生情報が復号され、再生される。
【0080】したがって、不正に再生情報を再生すると
き、再生情報識別情報が不正な取り扱いがされ生成され
た再生補助情報と、記録された再生補助情報と、が一致
せず、生成された再生補助情報と記録された再生補助情
報とが一致しない場合には暗号化された再生情報を再生
することができないので、著作権によって保護された再
生情報を保護することができる。
【0081】また、請求項20に記載の再生処理プログ
ラムが記録された記録媒体の発明では、当該記録媒体に
格納された再生処理プログラムがコンピュータによって
読み出された場合には、当該コンピュータによって、記
録媒体に記録されている再生情報が適正に記録されてい
る場合にのみ再生補助情報が取得され、適正に再生され
るときに生成された再生補助情報と記録された再生補助
情報を一致させることができるので、著作権によって保
護された再生情報を保護することができる。
【0082】また、前記21乃至23の何れか一項に記
載の記録処理プログラムをコンピュータに読み取り可能
に記録した構成を有している。
【0083】請求項21に記載の記録処理プログラムが
記録された記録媒体の発明では、当該記録媒体に格納さ
れた記録処理プログラムがコンピュータによって読み出
された場合には、当該コンピュータによって、再生情報
の他に、媒体識別情報と再生情報識別情報に基づいて生
成された再生補助情報が記録媒体に記録される。
【0084】したがって、媒体識別情報と再生識別情報
とに基づいて生成された再生補助情報と記録された再生
補助情報とが一致した場合にのみ再生情報を再生するよ
うにすれば、不正に記録された再生情報を再生すること
ができないので、著作権によって保護された再生情報を
保護することができる。
【0085】また、請求項22に記載の記録処理プログ
ラムが記録された記録媒体の発明では、当該記録媒体に
格納された記録処理プログラムがコンピュータによって
読み出された場合には、当該コンピュータによって、暗
号化された再生情報を記録媒体が記録される。
【0086】したがって、媒体識別情報と再生識別情報
とに基づいて生成された再生補助情報と記録された再生
補助情報とが一致した場合にのみ再生情報を復号化して
再生するようにすれば、不正に記録された再生情報を再
生することができないので、著作権によって保護された
再生情報を保護することができる。
【0087】また、請求項22に記載の記録処理プログ
ラムが記録された記録媒体の発明では、当該記録媒体に
格納された記録処理プログラムがコンピュータによって
読み出された場合には、当該コンピュータによって、再
生情報が記録媒体における再生情報領域に、再生補助情
報が再生情報補助領域に記録される。
【0088】したがって、正規に再生されときに媒体識
別情報と再生識別情報とに基づいて生成された再生補助
情報と記録された再生補助情報とが一致した場合にのみ
再生情報を再生するようにすれば、不正に記録された再
生情報を再生することができないので、著作権によって
保護された再生情報を保護することができる。
【0089】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。
【0090】なお、以下の各実施形態は、情報が記録さ
れる螺旋溝状のトラックとしてのグルーブトラックと、
当該グルーブトラックの間に夫々形成されているランド
トラック(上記グルーブトラックとは、その高さが異な
って形成されている。)とを有し、光学的に情報を記録
すると共に当該記録された情報を再生することが可能な
光ディスクに対して本発明を適用した場合の実施の形態
である。
【0091】〔第1実施形態〕図1〜図5は、本発明に
係る記録媒体、再生装置および記録装置の第1実施形態
の示す図であり、図1は、本実施形態の物理構造を示す
図、図2は、本実施形態の記録再生装置における構成を
示すブロック図である。また、図4および図5は、それ
ぞれ、本実施形態におけるコンテンツ情報を記録する記
録処理動作、および、本実施形態におけるコンテンツ情
報を再生する再生処理動作を示すフローチャートであ
る。
【0092】まず、図1を用いて本発明に係る光ディス
ク100の物理的構造について説明する。
【0093】図1に示すように、光ディスク100は、
内側より、当該光ディスク100を後述する記録再生装
置の図示しないスピンドルモータの回転軸に固定するた
めのクランプ孔101と、当該固定のための未記録領域
102と、当該光ディスク100の識別情報および管理
情報を予め記録しておくための記録制御領域103と、
実際に記録すべき情報、例えば、音声情報や映像情報な
どのコンテンツ情報および光ディスク100に記録され
るコンテンツ情報における著作権情報(具体的には、著
作権者名、コピー制御情報(すなわち、当該記録される
情報が1回のみ適正な複写が可能か、又は複写禁止か等
を示すコピー制御情報)、当該記録される情報に対して
いわゆるスクランブル処理を施して記録する際の当該ス
クランブル処理を解除する情報等(以下、使用規則情報
という)を含む。)などのコンテンツ管理情報が記録さ
れる記録領域104と、情報記録終了又は情報再生終了
のための種々の情報が記録されているリードアウト領域
105と、後述する読出制御情報が記録されているプロ
テクト領域106と、により構成されている。
【0094】この記録制御領域103、記録領域10
4、リードアウト領域105及びプロテクト領域106
においては、上記グルーブトラック及びランドトラック
が相隣接しつつ、内周側から外周側に向かって螺旋状に
形成されており、記録されるべき情報は、当該グルーブ
トラックに対して内周側から順次外周側に向けて記録さ
れていくようになっている。
【0095】また、記録制御領域103には、光ディス
ク100に情報を記録する際の光ビームの強度を設定す
るためのデータ、当該情報記録時にいずれの位置から記
録の開始位置を示すデータ、当該DVD−R100の識
別情報、および、後述するプロテクト領域を有している
旨の情報が予め記録されている。
【0096】なお、本実施形態では、DVD−R100
の識別情報には番号、例えば製造番号などの識別番号
(以下、単に識別番号という)を用い、当該識別番号に
よって他のDVD−Rとの識別を行うようになってい
る。
【0097】また、この光ディスク100は、リードア
ウト領域105の最外周のグルーブトラックより外にプ
ロテクト領域106を有しており、このプロテクト領域
106には、後述する特定の処理(再生処理および記録
処理)を行う場合を除いて、アクセスできないような構
造を有している。
【0098】例えば、リードアウト領域105の最外周
のグルーブとプロテクト領域106との境には、光ディ
スク100上に形成される光スポットを、現在光ビーム
が照射されているグルーブトラック(以下、第1グルー
ブトラックという)からその一つ内周側にあるグルーブ
トラック(すなわち、既に情報が記録されているグルー
ブトラック(以下、第2グルーブトラックという))に
遷移させるための遷移部107(図1中斜線により示
す。)が形成されているとともに、数トラック(例えば
8トラック程度)分の空トラックが設けられ、下記に示
す光ビームの照射位置制御の技術を用いることにより、
このアクセス制限を実現している。
【0099】当該光ビームの照射位置制御の技術は、遷
移部107に、第1グルーブトラックと第2グルーブト
ラックの間、及び第2グルーブトラックが終端してから
所定の長さの間のランドトラック上に、光スポットを第
2グルーブトラックから第1グルーブトラックへ徐々に
遷移させるための当該グルーブトラックと同じ高さを有
する複数の遷移ピットを形成し、光スポットにおける反
射光量を調整することによってトラッキングサーボの制
御を行うとともに、光ビームの照射位置を制御するよう
になっている(詳細は特開平11−328675号公報
を参照されたい)。
【0100】このため、光ビームが内側から順次光ディ
スクを照射した場合に、リードアウト領域105より外
周のグルーブトラックによってさらにその外周のトラッ
クを照射しない、すなわち、情報を読み出さないように
なっている。
【0101】また、さらにその外周に、数トラック(例
えば8トラック程度)分の空トラックが設けられてい
る。これにより、不意にアクセスされることを防止する
ようになっている。
【0102】このような構成を有することにより、上述
したようなバックアップディスクを生成する場合に、す
なわち、DVD−R100の内側から外側に向かってト
ラックをトレースしてRFコピーを行う場合に、プロテ
クト領域106にはアクセスすることができない、すな
わち、遷移部107によって再生装置のピックアップが
この部位より外周に進むことができないようになってい
る。
【0103】なお、記録領域104およびプロテクト領
域106は、それぞれ、本発明に係る再生情報領域およ
び再生補助情報領域を構成している。
【0104】次に、図2を用いて上記記光ディスク(D
VD−R)100に対して著作権を有するコンテンツ情
報、例えば、音声情報が付帯された映像情報を記録再生
する記録再生装置200について説明する。
【0105】まず、図2を用いて記録再生装置200の
構成に説明する。図2は、記録再生装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0106】図2に示す記録再生装置200は、入力さ
れたコンテンツ情報に基づいて半導体レーザを駆動する
ピックアップ201を有し、このピックアップ201に
よってDVD−R100に対して光ビームを照射するこ
とによって当該DVD−R100に情報を記録再生する
ようになっている。
【0107】このような記録再生装置200は、コンテ
ンツ情報が入力されるインターフェース部202と、入
力されたコンテンツ情報をエンコードするエンコーダ2
03と、エンコードされたコンテンツ情報に対して予め
設定されたDVD−R100への記録用の暗号化処理を
行う暗号化部204と、予め取得されたDVD−R10
0の識別番号とコンテンツ情報における識別情報に基づ
いてコンテンツ情報の読み出し制御を行うための読出制
御情報を生成する読出制御情報生成部205と、当該暗
号化された情報および読出制御情報に基づいてピックア
ップ201を制御する変調信号を生成する変調部206
と、この制御信号に基づいて記録用のバスを介して必要
な制御情報の授受を行いつつ上記各構成部材を統括制御
する制御部207と、を備えている。
【0108】また、記録再生装置200は、ピックアッ
プ206によって取得して再生信号を生成するアンプ2
08と、再生信号に対して予め設定された復調処理を施
して復調信号を生成する復調部209と、復調信号から
音声情報及び画像情報を解読して取得する復号化部21
0と、解読した音声情報および映像情報を所定形式の情
報、すなわち、所定形式の音声信号および映像信号に変
換して外部に出力するデコーダ211とを備えていると
ともに、アンプ208および復調部209を介して読出
制御情報を取得するとともに当該読出制御情報に基づい
てコンテンツ情報の読出制御を行う読出制御部212を
備えている。
【0109】なお、インターフェース202、暗号化部
204および読出制御情報生成部205は、それぞれ、
本発明に係る入力手段、暗号化手段および生成手段を構
成し、ピックアップ201、暗号化部204および変調
部206は、本発明に係る記録手段を構成している。
【0110】また、復号化部210は、本発明に係る第
1取得手段および復号化手段を構成し、読出制御部21
2は、本発明に係る第2取得手段、比較手段および生成
手段を構成するとともに、ピックアップ201、復調部
209、復号化部210およびデコーダ211は、本発
明に係る再生手段を構成している。
【0111】ピックアップ201は、DVD−R100
に各情報を記録する際に変調部206によって生成され
た変調信号に基づいて動作するようになっており、この
変調信号に基づいて、当該ピックアップ201内に設け
られた記録用の光ビームをDVD−R100に対して照
射するための図示しない半導体レーザを駆動させるとと
もに、当該暗号化記録信号に含まれている記録すべき情
報に対応して強度変化する当該光ビームを射出させるよ
うになっている。
【0112】また、ピックアップ201は、再生用の一
定強度の光ビームを射出し、その反射光を図示しない受
光部で受光して、当該反射光の強度変化に対応して変化
する検出信号を生成してアンプ208に出力するように
なっている。
【0113】インターフェース部202には、外部より
所定の形式を有するコンテンツ情報が入力されるように
なっており、インターフェース部202は、この入力さ
れたコンテンツ情報のうち、音声情報および映像情報を
エンコーダ203に、および、当該コンテンツ情報にお
ける使用規則情報などの改竄されては困る情報などのコ
ンテンツ管理情報を読出制御情報生成部205に出力す
るとともに、当該コンテンツ管理情報およびテキストデ
ータなどのその他の情報を変調部206に出力するよう
になっている。
【0114】なお、テキストデータなどのその他の情報
は、コンテンツ管理情報に含まれるように構成してもよ
い。
【0115】エンコーダ203には、コンテンツ情報に
おける音声情報および映像情報が入力されるようになっ
ており、このエンコーダ203は、予め設定された変調
処理及び符号化処理を行い、所定のデータ形式を有する
音声情報および映像情報を暗号化部204に出力するよ
うになっている。
【0116】暗号化部204は、入力されたコンテンツ
情報における音声情報および映像情報に対して予め設定
された暗号化処理、具体的には、いわゆるSDMI(Se
cureDigital Music Initiative)規格に基づく暗号化
処理を行い、暗号化情報を生成するようになっており、
この暗号化情報を変調部206に出力するようになって
いる。
【0117】読出制御情報生成部205には、DVD−
R100の識別番号と当該DVD−R100に記録する
コンテンツ管理情報が入力されるようになっており、こ
の読出制御情報生成部205は、このDVD−R100
の識別番号およびコンテンツ管理情報に基づいて読出制
御情報を生成し、この生成した読出制御情報を変調部2
06に出力するようになっている。
【0118】なお、例えば、DVD−R100の識別番
号は、記録再生部200に格納されたときに行われる初
期動作時にピックアップ201を介して読み出されるよ
うになっており、この読み出された識別番号が復調部2
09を介して読出制御情報生成部205に入力されるよ
うになっている。このDVD−R100の識別番号は、
予めDVD−R100に記録されている。
【0119】また、この読出制御情報生成部205は、
DVD−R100において、新たなコンテンツ情報が追
加される毎に、または、既に記録されているコンテンツ
情報を適正の移動処理を行う毎に、若しくは、コンテン
ツ情報の一部を削除する毎に、コンテンツ管理情報とD
VD−R100の識別番号に基づいて読出制御情報を生
成し、プロテクト領域106に記載された読出制御情報
を更新するようになっている。
【0120】なお、読出制御情報生成部205におい
て、この読出制御情報は、コンテンツ情報毎に生成する
ようにしてもよいし、DVD−R100に記録されてい
るすべてのコンテンツ管理情報に基づいて生成するよう
にしてもよい。
【0121】例えば、コンテンツ情報毎に読出制御情報
を生成する場合には、当該各コンテンツ情報に関連付け
て記録されるように生成されるようになっており、この
ため、対象となるコンテンツ情報が移動、削除、変更な
どが行われるときに当該読出情報が新たに生成され、各
コンテンツ情報毎にプロテクト領域106に記録するよ
うになっている。
【0122】また、DVD−R100に記録されたすべ
てのコンテンツ情報によって唯一の読出制御情報を生成
する場合には、DVD−R100に記録されているコン
テンツ情報が変更、すなわち、何れかのコンテンツ情報
の移動若しくは削除または新たなコンテンツ情報が追加
される毎に、すべてのコンテンツ情報における管理情報
を所定の方法により読み出すとともに、新たに入力され
たコンテンツ管理情報または変更がなされるコンテンツ
管理情報とともに、読出制御情報が新たに生成され、D
VD−R100に記録される、すなわち、更新されるよ
うになっている。
【0123】変調部206には、暗号化部204によっ
て暗号化された暗号化情報と、読出制御情報生成部20
5によって生成された読出制御情報と、コンテンツ管理
情報が入力されるようになっており、この変調部206
は、DVD−R100にこれらの各情報を記録するため
のピックアップ201を制御するようになっている。
【0124】具体的には、変調部206は、暗号化情
報、コンテンツ管理情報および読出制御情報に基づいて
記録信号を生成するようになっており、この記録信号に
基づいて、ピックアップ201を制御する制御信号を生
成するとともに、当該制御信号をピックアップ201に
出力するようになっている。
【0125】なお、上述のように、暗号化情報およびコ
ンテンツ管理情報を記録領域104に、読出制御情報を
プロテクト領域106に記録するようになっている。ま
た、テスト情報などのその他の情報は、暗号化情報およ
びコンテンツ管理情報とともに記録領域104に記録さ
れるようになっている。
【0126】制御部207は、主に、中央演算処理装置
(以下、CPUという)とメモリから構成され、上記コ
ンテンツ情報の記録時における各部の制御および後述す
る再生時の制御等を行うようになっている。
【0127】また、この制御部207は、記録制御領域
103に記録されている管理情報などの所定の情報を、
ピックアップ201および復調部209を介して取得す
るようになっており、特に、後述する再生動作を行う初
期動作時に記録制御領域103の所定の情報を取得して
読出制御情報が記録されているか否か、すなわち、プロ
テクト領域106の有無を判断するようになっている。
すなわち、制御部207は、所定の情報を取得して当該
記録媒体(DVD−R)がプロテクト領域106を有し
ているものと判断した場合に、後述する所定の動作によ
り当該読出制御情報を読み出すようになっている。な
お、この読出制御情報の取得処理動作の詳細については
後述する。
【0128】アンプ208は、ピックアップ201によ
って検出された検出信号に対して予め設定された増幅処
理及び波形整形処理等を施し、再生信号を生成して復調
部209に出力するようになっている。
【0129】復調部209には、アンプ208によって
所定の処理が行われた再生信号が入力されるようになっ
ており、この復調部209は、再生信号に対して予め設
定された復調処理を施し、DVD−R100の識別番
号、音声情報および映像情報が暗号化されている暗号化
情報、コンテンツ管理情報および読出制御情報を生成
し、暗号化情報を復号化部210に、読出制御情報を読
出制御部212に出力するとともに、再生されるコンテ
ンツ情報を管理するため、コンテンツ管理情報を制御部
207または外部に出力するようになっている。
【0130】なお、上述したテキスト情報などのその他
の情報は、この復調部209によって生成されて図示し
ない表示部などに出力されるようになっている。
【0131】復号化部210には、復調部209によっ
て生成された暗号化情報が入力されるようになってお
り、この復号化部210は、当該暗号化情報に所定の処
理、具体的には、SDMI規格に基づく復号化処理を行
い、暗号化されたコンテンツ情報を復号化してデコーダ
211に出力するようになっている。
【0132】デコーダ211には、復号化されたコンテ
ンツ情報、すなわち、所定の形式を有する音声情報およ
び映像情報が入力されるようになっており、デコーダ2
11は、入力された所定形式を有する音声情報および映
像情報を元のデータ形式に復調して外部に出力するよう
になっている。
【0133】読出制御部212は、当該DVD−R10
0の識別番号とコンテンツ管理情報によって上述の読出
制御情報生成部205によって生成された読出制御情報
と同様に、チェックデータを生成し、当該チェックデー
タと読出制御情報とを比較するとともに、当該チェック
データと読出制御情報が一致した場合にコンテンツ情報
をデコーダより出力させるよう各部を制御するようにな
っている。
【0134】例えば、読出制御部212は、チェックデ
ータと読出制御情報が一致した場合には、暗号化された
コンテンツ情報の復号化を行うよう復号化部210を制
御し、チェックデータと読出制御情報が一致しない場合
には暗号化されたコンテンツ情報の復号化を禁止するよ
う復号化部210を制御するようになっている。
【0135】なお、読出制御部212は、復号化部21
0によるコンテンツ情報の復号化の禁止に代えて、DV
D−R100よりコンテンツ情報を取得できないようピ
ックアップ201の制御若しくは復調部209の制御、
または、デコーダ211より復号化されたコンテンツ情
報の出力制御を行うようにしてもよい。
【0136】ここで、チェックデータは、上述の読出制
御情報生成部205によって生成された読出制御情報と
同様に、当該DVD−R100の識別番号とコンテンツ
管理情報に基づいて生成されるので、適正にコンテンツ
情報が再生される場合には、DVD−R100に当該コ
ンテンツ情報が記録される(移動させる)際に生成され
た読出制御情報とチェックデータとは同一となる。
【0137】また、読出制御部212は、DVD−R1
00の識別番号およびコンテンツ管理情報は、DVD−
R100が再生されるときの初期動作時に後述する読出
制御情報の取得処理によってまたは記録制御領域103
を再生するときに当該DVD−R100から読み出すこ
とによって取得するようになっている。
【0138】このような構成を有することによって、上
述したような(1)バックアップディスクを生成し、
(2)コンテンツ情報をDVDからメモリや他のDVD
など他の記録媒体に適正の移動処理を行うとともに、
(3)バックアップディスクから当該DVDに復元処理
が行われた場合であっても、バックアップディスクに
は、読出制御情報がコピーされず、コンテンツ情報がD
VDから適正に移動されたときに更新されるようにな
る。
【0139】したがって、バックアップディスクから復
元処理が行われたとしても、再生時に読出制御部212
によって行われるチェックデータと読出制御情報との比
較動作では、当該チェックデータが一致しないので、当
該コンテンツ情報を出力すること(復号化すること)が
できず、上述のような不正な記録がなされた場合には、
再生時において再生不能となり、不正記録および不正再
生を防止することができるようになっている。
【0140】なお、通常のバックアップ処理、すなわ
ち、バックアップディスクを生成して復元処理を行った
場合には、読出制御情報は書き変わらないので、復元処
理後にコンテンツ情報を再生することができるようにな
っている。
【0141】次に、図3を用いて記録再生装置200に
よってDVD−R100に記録された読出制御情報の取
得処理について説明する。
【0142】なお、図3は、記録再生装置200によっ
て読出制御情報の取得処理の動作を示すフローチャート
である。
【0143】また、この読出制御情報の取得処理は、D
VD−R100が再生されるときの初期動作、すなわ
ち、DVD−R100に格納されているコンテンツ情報
の何れかを再生する際に、読み出されるようになってお
り、この読み出された読出制御情報は、コンテンツ情報
を出力する際に用いられるようになっている。
【0144】まず、DVD−R100が図示しない格納
部に格納されると、制御部207によって、読出制御情
報を有するDVD−R100か否かを判断する(ステッ
プS11)。具体的には、ピックアップ201を制御し
てDVD−R100の記録制御領域103に記録された
情報を読出制御部207によって判断を行う。
【0145】次いで、読出制御情報を有していないDV
D−R100と判断されたときは動作を終了し、読出制
御情報を有するDVD−R100と判断されたときは、
以下の動作を行う。
【0146】まず、制御部207によってDVD−R1
00の記録領域104の最外周、すなわち、リードアウ
ト領域105にピックアップ201をジャンプさせる
(ステップS12)。
【0147】次いで、制御部207によってピックアッ
プ201を制御し、当該ピックアップ201によってリ
ードアウト領域105を照射させるとともに、DVD−
R100における遷移部107を検出させる(ステップ
S13)。
【0148】なお、遷移部107の検出は、ピックアッ
プ201が同じ位置を周回し始めたこと、例えば、ピッ
クアップ201の位置が同じ位置であることが図示しな
いトラッキングサーボ制御部などにより認識された場合
に、遷移部107であることを認識するようになってい
る。
【0149】次いで、制御部207によってピックアッ
プ201を遷移部107から予め定められたトラック分
外側、すなわち、プロテクト領域106の最外周のトラ
ックにジャンプさせる(ステップS14)。
【0150】次いで、制御部207によってピックアッ
プ201をジャンプさせたトラックから内側に光ビーム
を照射させながら移動させ、この領域に記録されている
情報、すなわち、読出制御情報を検出する(ステップS
15)。
【0151】最後に、ピックアップ201によって読出
制御情報が検出されたらこの情報を、アンプ部207を
介して読出制御部212に出力する(ステップS1
6)。
【0152】このように、制御部207によってピック
アップ201を制御することによってプロテクト領域に
存在する読出制御情報を検出し、読出制御部212に出
力するようになっている。
【0153】なお、プロテクト領域には、基本的には当
該読出制御情報のみ記録されているので、このプロテク
ト領域にピットが存在すれば、読出制御情報が記録され
ていると判断できるようになっている。
【0154】また、読出制御部212では、入力された
読出制御情報は、再生時に用いるようにメモリなど読出
制御部212の内部に格納するようになっている。
【0155】次に、図4を用いてDVD−R100にコ
ンテンツ情報を記録する記録処理動作について説明す
る。
【0156】まず、予めDVD−R100が所定の動作
によって当該記録を行うDVD−R100の識別番号を
読み出す(ステップS21)。
【0157】次いで、ユーザにおける操作など所定の操
作が行われ、コンテンツ情報が当該記録再生装置200
に入力されると、コンテンツ情報をDVD−R100に
書き込む(ステップS22)。
【0158】具体的には、エンコーダ203にコンテン
ツ情報が入力されると、暗号化部204によってコンテ
ンツ情報における音声情報および映像情報を暗号化して
暗号化情報を生成するとともに、変調部206によって
暗号化情報およびコンテンツ管理情報に基づいて記録信
号を生成し、暗号化情報、すなわち、暗号化された音声
情報および映像情報のコンテンツ情報と、コンテンツ管
理情報とを、ピックアップを介してDVD−R100の
記録領域104に書き込む。
【0159】次いで、読出制御情報生成部205によっ
て予め読み出された当該DVD−R100の識別番号と
入力されたコンテンツ管理情報とに基づいて読出制御情
報を生成する(ステップS23)。
【0160】なお、DVD−R100における唯一の読
出制御情報を生成する場合であって、DVD−R100
に既にコンテンツ情報が記録されている場合は、予めコ
ンテンツ管理情報を所定の方法によって読み出してお
き、当該読み出した識別情報および入力された読出制御
情報とDVD−R100の識別番号に基づいて読出制御
情報を生成する。
【0161】最後に、変調部206およびピックアップ
201によってこの読出制御情報をDVD−R100の
プロテクト領域106に記録する(書き換えを行う(ス
テップS24))。
【0162】このように、暗号化された音声情報および
映像情報を記録領域104に記録するとともに、読出制
御情報をプロテクト領域106に記録するようになって
いる。
【0163】なお、コンテンツ情報が適正に移動される
場合は、当該該当するコンテンツ情報を削除するととも
にステップS21から記録処理動作を開始する。
【0164】次に、図5を用いてDVD−R100に記
録されたコンテンツ情報を再生する再生処理動作につい
て説明する。
【0165】なお、図5は、DVD−R100に記録さ
れたコンテンツ情報を再生する再生処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【0166】まず、予めDVD−R100が図示しない
格納部に格納されると、所定の動作によって当該記録を
行うDVD−R100の識別番号(例えば、この識別情
報はDVD−R100における記録制御領域103に記
録されている)が読み出され、復調部209を介して読
出制御部212に出力する(ステップS31)。
【0167】次いで、ユーザ、または、自動再生など制
御部207からの再生指示を待って、再生するコンテン
ツ情報におけるコンテンツ管理情情報が読み出され、復
調部209を介して読出制御部に出力される(ステップ
S32)。
【0168】なお、コンテンツ管理情報は、読出制御部
212に出力するとともに、再生されるコンテンツ情報
を管理するため、制御部207または外部にも出力され
る。
【0169】次いで、読出制御部212によってこの識
別情報と読み出すコンテンツ情報の管理情報であるコン
テンツ管理情報とに基づいてチェックデータを生成する
(ステップS33)。
【0170】次いで、読出制御部212によって、上述
の読出制御情報の取得動作により予め取得された読出制
御情報と、生成されたチェックデータとが一致している
か否かを判断する(ステップS34)。
【0171】読出制御情報とチェックデータとが一致し
た場合には、コンテンツ情報をDVD−R100から読
み出し、復号化部210によって暗号化されているコン
テンツ情報を復号化するとともに、デコーダ211を介
して音声情報および映像情報を出力する(ステップS3
5)。
【0172】具体的には、ピックアップ201によって
検出信号を取得するとともに、当該検出信号にアンプ2
08によって増幅処理及び波形整形処理が行われ、復号
化部210によって暗号化された音声情報および映像情
報が復号化されて外部に出力される。
【0173】また、読出制御情報とチェックデータとが
一致しない場合には、適正に記録されたコンテンツ情報
でないと判断して、再生動作を中止して処理を終了させ
る。
【0174】以上により本実施形態によれば、コンテン
ツ管理情報とDVD(記録媒体)の識別情報に基づいて
生成され、コンテンツ情報の再生時に当該コンテンツ情
報の読出制御を行う読出制御情報を記録することができ
るので、コンテンツ管理情報およびDVDの識別情報に
基づいて生成されたチェックデータと、DVD(記録媒
体)に記録されていた読出制御情報とを比較し、一致し
た場合にコンテンツ情報を再生することができる。
【0175】すなわち、不正にコンテンツ情報が記録さ
れるとともに再生されるとき、読出制御情報が適正にコ
ンテンツ情報が記録された場合と異なり、当該読出制御
情報が更新されないので、生成されたチェックデータと
記録された読出制御情報とが一致せず、コンテンツ情報
を出力することができないので、著作権によって保護さ
れたコンテンツ情報を保護することができる。
【0176】なお、本実施形態では、記録再生装置20
0によって再生処理および記録処理を行っているが、記
録再生装置200にコンピュータと記録媒体とを備え、
再生処理および記録処理を行うプログラムを記録媒体や
インターネットなどのネットワークを介して当該記録媒
体に格納するとともに、格納されたプログラムを当該コ
ンピュータによって読み出すことによって再生処理およ
び記録処理を実行するようにしてもよい。
【0177】〔第2実施形態〕図6〜図8は、本発明に
係る記録媒体、再生装置および記録装置の第2実施形態
を示す図である。
【0178】なお、本実施形態は、第1実施形態におい
て、コンテンツ情報を暗号化および復号化する際に、コ
ンテンツ管理情報と記録媒体の識別情報(識別番号)に
基づいて生成される読出制御情報を、当該記録再生装置
および光ディスクの認識情報によって暗号化して光ディ
スクに記録する点に特徴があり、この他の構成は、第1
実施形態および第2実施形態と同様であるため、同一部
材には同一番号を付して説明を省略する。
【0179】この当該記録再生装置および光ディスクの
認識情報とは、正規な記録再生装置であることおよび正
規な光ディスク(DVD−R)であることを認識するた
めの情報のことをいう。したがって、この認識情報を有
していない光ディスクおよび記録再生装置では、コンテ
ンツ情報の記録および再生が行うことができないように
なっている。
【0180】また、図6は本発明に係る記録再生装置の
実施形態の構成を示すブロック図、図7は本実施形態に
おける読出制御情報の取得処理の動作を示すフローチャ
ートおよび図8は本実施形態におけるコンテンツ情報を
記録する記録処理動作を示すフローチャートである。
【0181】本実施形態の記録再生装置300は、図6
に示すように、インターフェース部202と、エンコー
ダ203と、予め設定されたDVD−R100への記録
用の暗号化処理を行う暗号化部204と、読出制御情報
を生成する読出制御情報生成部205と、DVD−R1
00および当該記録再生装置300の認識情報に基づい
てメディア認識情報を生成し、当該メディア認識情報に
基づいて読出制御情報を暗号化する読出制御情報暗号化
部301と、当該暗号化された情報および読出制御情報
に基づいてピックアップ201を制御する変調信号を生
成する変調部206と、上記各構成部材を統括制御する
制御部207と、アンプ208と、復調部209と、音
声情報及び画像情報を解読する復号化部210と、外部
に出力するデコーダ211と、暗号化された読出制御情
報を復号化し、コンテンツ情報の読み出し制御を行う読
出制御部302を備えている。
【0182】なお、読出制御部302は、本発明に係る
第2取得手段、比較手段および生成手段を構成するとと
もに、読出制御情報暗号化部301は、本発明に係る生
成手段を構成している。
【0183】読出制御情報暗号化部301には、読出制
御情報生成部205によって生成された読出制御情報と
DVD−R100の認識情報とが入力されるようになっ
ており、例えば、このDVD−R100の認識情報は初
期動作時にピックアップ201を介して読み出されて当
該読出制御情報暗号化部301に入力されるようになっ
ている。
【0184】また、読出制御情報暗号化部301は、予
め図示しない内部のメモリに格納された当該記録再生装
置300の認識情報と入力されたDVD−R100の認
識情報に基づいてメディア認識情報を生成し、このメデ
ィア認識情報に基づいて入力された読出制御情報を暗号
化するとともに、暗号化した読出制御情報を変調部20
6に出力するようになっている。
【0185】なお、変調部206は入力された暗号化さ
れた読出制御情報に基づいて第1実施形態と同様に記録
信号を生成するようになっている。
【0186】また、読出制御情報暗号化部301では、
新たなコンテンツ情報が追加される毎に、または、既に
記録されているコンテンツ情報を適正の移動処理を行う
毎に、若しくは、コンテンツ情報の一部を削除する毎
に、上述の各コンテンツ管理情報とDVD−R100の
識別番号に基づいて読出制御情報を生成するようになっ
ており、当該読出制御情報を更新する際にメディア認識
情報に基づいて暗号化するようになっている。
【0187】読出制御部302には、復調部209によ
って復調された暗号化された読出制御情報が入力される
とともに、例えば、初期動作時にピックアップ201を
介して読み出されたDVD−R100の認識情報が入力
されるようになっている。
【0188】この読出制御部302は、例えば予め図示
しない内部のメモリに格納された当該記録再生装置30
0の認識情報と、入力されたDVD−R100の認識情
報とに基づいてメディア認識情報を生成し、このメディ
ア認識情報に基づいて暗号化された読出制御情報を復号
化するとともに、当該DVD−R100の識別番号とコ
ンテンツ管理情報によってチェックデータを生成し、当
該チェックデータと読出制御情報とを比較するようにな
っており、第1実施形態と同様に、当該チェックデータ
と読出制御情報が一致した場合にコンテンツ情報をデコ
ーダより出力させるよう各部を制御するようになってい
る。
【0189】本実施形態では、このような構成により、
適正なDVD−R100および適正な記録再生装置30
0によって再生情報が再生されていない場合は、読出制
御情報を復号化することができないようになっている。
したがって、第1実施形態と同様に、この読出制御部3
02によって、チェックデータと読出制御情報が一致し
ないので、コンテンツ情報を出力することができないよ
うになっている。
【0190】次に、図7を用いてDVD−R100にコ
ンテンツ情報を記録する記録処理動作について説明す
る。
【0191】まず、予めDVD−R100が所定の動作
によって当該記録を行うDVD−R100の識別番号を
読み出す(ステップS41)。
【0192】次いで、ユーザにおける操作など所定の操
作が行われ、コンテンツ情報が当該記録再生装置300
に入力されると、コンテンツ情報をDVD−R100に
書き込む(ステップS42)。
【0193】具体的には、エンコーダ203にコンテン
ツ情報が入力されると、暗号化部204によってコンテ
ンツ情報における音声情報および映像情報を暗号化して
暗号化情報を生成するとともに、変調部206によって
暗号化情報およびコンテンツ管理情報に基づいて記録信
号を生成し、暗号化情報、すなわち、暗号化された音声
情報および映像情報のコンテンツ情報と、コンテンツ管
理情報とを、ピックアップを介してDVD−R100の
記録領域104に書き込む。
【0194】次いで、読出制御情報生成部205によっ
て予め読み出された当該DVD−R100の識別番号と
入力されたコンテンツ管理情報とに基づいて読出制御情
報を生成する(ステップS43)。
【0195】なお、DVD−R100における唯一の読
出制御情報を生成する場合であって、DVD−R100
に既にコンテンツ情報が記録されている場合は、あらか
じめコンテンツ管理情報を所定の方法によって読み出し
ておき、当該コンテンツ管理情報および入力された読出
制御情報とDVD−R100の識別番号に基づいて読出
制御情報を生成する。
【0196】一方、読出制御情報暗号化部301によっ
て、入力されたおよび予め取得しているDVD−R10
0および当該記録再生装置300の認識情報に基づいて
メディア認識情報を生成する(ステップS44)。
【0197】次いで、読出制御情報暗号化部301によ
って、このメディア認識情報に基づいて入力された読出
制御情報を暗号化し、変調部206に出力する(ステッ
プS45)。
【0198】最後に、変調部206およびピックアップ
201によってこの読出制御情報をDVD−R100の
プロテクト領域106に記録する(書き換えを行う(ス
テップS46))。
【0199】このように、暗号化された音声情報および
映像情報を記録領域104に記録するとともに、暗号化
された読出制御情報をプロテクト領域106に記録する
ようになっている。
【0200】なお、コンテンツ情報が適正に移動される
場合は、当該該当するコンテンツ情報を削除するととも
にステップS41からの読出制御情報の生成を行う。
【0201】次に、図7を用いてDVD−R100に記
録されたコンテンツ情報を再生する再生処理動作につい
て説明する。
【0202】まず、予めDVD−R100が図示しない
格納部に格納されると、所定の動作によって当該記録を
行うDVD−R100の識別番号(例えば、この識別情
報はDVD−R100における記録制御領域103に記
録されている)が読み出され、復調部209を介して読
出制御部302に出力される(ステップS51)。
【0203】次いで、ユーザ、または、自動再生など制
御部207からからの再生指示を待って、再生するコン
テンツ情報におけるコンテンツ管理情報が読み出され、
復調部209を介して読出制御部302に出力される
(ステップS52)。
【0204】なお、コンテンツ管理情報は、読出制御部
212に出力するとともに、再生されるコンテンツ情報
を管理するため、制御部207または外部にも出力され
る。
【0205】次いで、読出制御部302によって、この
DVD−R100の識別番号とコンテンツ管理情報とに
基づいてチェックデータを生成する(ステップS5
3)。
【0206】次いで、読出制御部302によって、入力
されたおよび予め取得しているDVD−R100および
当該記録再生装置300の認識情報に基づいてメディア
認識情報を生成する(ステップS54)。
【0207】次いで、読出制御部302によって、生成
されたメディア認識情報に基づいて上述の読出制御情報
の取得動作により予め取得された暗号化された読出制御
情報を、復号化する(ステップS55)次いで、読出制
御部302によって、復号化された読出制御情報と生成
されたチェックデータとが一致しているか否かを判断す
る(ステップS56)。
【0208】読出制御情報とチェックデータとが一致し
た場合には、コンテンツ情報をDVD−R100から読
み出し、復号化部210によって暗号化されているコン
テンツ情報を復号化するとともに、デコーダ211を介
して音声情報および映像情報を出力する(ステップS5
7)。
【0209】具体的には、ピックアップ201によって
検出信号を取得するとともに、当該検出信号にアンプ2
08によって増幅処理及び波形整形処理が行われて、音
声情報および映像情報が暗号化された暗号化情報が復号
化されて外部に出力される。
【0210】また、読出制御情報とチェックデータとが
一致しない場合には、適正に記録されたコンテンツ情報
でないと判断して、復号化を中止して処理を終了させ
る。
【0211】以上により本実施形態によれば、コンテン
ツ管理情報とDVD(記録媒体)の識別情報に基づいて
生成された暗号化されたコンテンツ情報を光ディスクに
記録することができるとともに、再生時に、コンテンツ
管理情報およびDVD(記録媒体)の識別情報に基づい
て生成されたチェックデータと、DVD(記録媒体)に
記録されていた読出制御情報とを比較し、一致した場合
にコンテンツ情報を再生することができる。
【0212】すなわち、不正にコンテンツ情報が記録さ
れるとともに再生されるとき、読出制御情報が適正にコ
ンテンツ情報が記録された場合と異なり、当該読出制御
情報が更新されないので、生成されたチェックデータと
記録された読出制御情報とが一致せず、再生情報を復号
することができないので、著作権によって保護された再
生情報を保護することができる。
【0213】また、本実施形態では、プロテクト領域1
06にアクセスすることができたとしても、読出制御情
報が暗号化されているとともに、適正な光ディスクおよ
び適正な記録再生装置300でなければ、適正な読出制
御情報を取得することができないので、著作権によって
保護された再生情報の保護を強化することができる。
【0214】なお、本実施形態では、第1実施形態と同
様に、記録再生装置300によって再生処理および記録
処理を行っているが、記録再生装置300にコンピュー
タと記録媒体とを備え、再生処理および記録処理を行う
プログラムを記録媒体やインターネットなどのネットワ
ークを介して当該記録媒体に格納するとともに、格納さ
れたプログラムを当該コンピュータによって読み出すこ
とによって再生処理および記録処理を実行するようにし
てもよい。
【0215】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、再生情報を再生するときに、再生情報識別情報およ
び媒体識別情報に基づいて再生補助情報を生成し、当該
生成された再生補助情報と再生補助情報領域に記録され
た再生補助情報が一致した場合にのみ再生情報を再生す
ることによって、再生情報が不正に記録されている場合
には、生成された再生補助情報と記録されている再生補
助情報が一致せず、再生情報の再生ができない一方、適
正に再生情報が再生される場合には、生成された再生補
助情報と記録されている再生補助情報とが一致するの
で、当該再生情報は再生することができる。
【0216】したがって、適正に記録された再生情報が
再生される場合にのみ再生することができるので、著作
権によって保護された再生情報を保護することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体のDVD−Rの構造を示
す図である。
【図2】本発明に係る記録再生装置の第1実施形態の構
成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態における読出制御情報の取得処理
動作を示すフローチャートである。
【図4】第1実施形態におけるコンテンツ情報を記録す
る記録処理動作を示すフローチャートである。
【図5】第1実施形態におけるコンテンツ情報を再生す
る再生処理動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る記録再生装置の第2実施形態の構
成を示すブロック図である。
【図7】第2実施形態におけるコンテンツ情報を記録す
る記録処理動作を示すフローチャートである。
【図8】第2実施形態におけるコンテンツ情報を記録す
る再生処理動作を示すフローチャートである。
【図9】従来の著作権によって保護されるコンテンツ情
報を記録する記録媒体の構造図である。
【図10】従来の著作権の保護を行う記録再生方法にお
ける問題点を説明する図である。
【符号の説明】
100…記録媒体 101…クランプ孔 102…未記録領域 103…記録制御領域 104…記録領域(再生情報領域) 105…リードアウト領域 106…プロテクト領域(再生補助情報領域) 200、300…記録再生装置 201…ピックアップ(記録手段、再生手段) 202…インターフェース(入力手段) 203…エンコーダ 204…暗号化部(暗号化手段) 205…読出制御情報生成部(生成手段) 206…変調部(記録手段) 207…制御部 208…アンプ 209…復調部(再生手段) 210…復号化部(第1取得手段、再生手段、復号化手
段) 211…デコーダ(再生手段) 212、302…読出制御部(第2取得手段、比較手
段、生成手段) 301…読出制御情報暗号化部(生成手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安島 浩輔 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 鈴木 敏雄 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 守山 義明 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 Fターム(参考) 5C053 FA13 FA24 GB05 JA30 5D044 BC06 CC04 DE47 DE50 5D090 AA01 BB04 CC06 DD03 FF09 FF36 GG34

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該記録媒体から適正に再生されるべき
    再生情報が記録される再生情報領域と、 当該記録媒体を識別するための媒体識別情報と前記適正
    に再生させるべき再生情報の再生情報識別情報とに基づ
    いて生成されるとともに前記記録媒体の再生時に当該再
    生情報の再生に用いられる再生補助情報が記録される再
    生補助情報領域と、 が設けられたことを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記録媒体において、 前記再生情報が、予め定められた方法により暗号化さ
    れ、記録されていることを特徴とする記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の記録媒体において、 前記再生補助情報が、前記暗号化された再生情報を再生
    するとき当該再生情報の復号化に用いられることを特徴
    とする記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか一項に記載の記
    録媒体において、 前記再生情報が著作権により保護されている情報である
    ことを特徴とする記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れか一項に記載の記
    録媒体において、 前記再生補助情報領域が、不正な検出手段が到達するこ
    とのない領域に形成されていることを特徴とする記録媒
    体。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか一項に記載の記
    録媒体の前記再生情報を再生する再生手段を有する再生
    装置において、 前記再生情報識別情報および装填されている前記記録媒
    体における媒体識別情報を取得する第1取得手段と、 前記再生情報識別情報と前記媒体識別情報とによって前
    記再生補助情報を生成する生成手段と、 前記装填された記録媒体の再生補助情報を取得する第2
    取得手段と、 前記生成された再生補助情報と前記取得された記録媒体
    の再生補助情報とを比較する比較手段と、 を備え、 前記再生手段が、前記生成された再生補助情報と前記取
    得された記録媒体の再生補助情報とが一致した場合にの
    み前記再生情報を再生することを特徴とする再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の再生装置において、 前記再生情報が暗号化されている場合であって、 前記生成された再生補助情報と前記取得された記録媒体
    の再生補助情報とが一致した場合に前記再生情報を復号
    化する復号化手段を設け、 前記再生手段が前記復号化された再生情報を再生するこ
    とを特徴とする再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の再生装置にお
    いて、 前記第2取得手段が、前記記録媒体に記録されている再
    生情報が適正に記録されている場合にのみ前記再生補助
    情報を取得することを特徴とする再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至5の何れか一項に記載の記
    録媒体に前記再生情報を記録する記録装置において、 当該再生情報の識別情報である再生情報識別情報が入力
    される入力手段と、 前記記録媒体の識別情報を取得する取得手段と、 前記再生情報の識別情報である再生情報識別情報と前記
    記録媒体の識別情報である媒体識別情報とに基づいて再
    生補助情報を生成する生成手段と、 前記再生情報および前記再生補助情報を前記記録媒体に
    記録する記録手段と、を備えたことを特徴とする記録装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の記録装置において、 前記入力された再生情報を予め定められた方法により暗
    号化する暗号化手段を設け、 前記記録手段が、前記暗号化された再生情報を記録する
    ことを特徴とする記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の記録装置
    において、 前記記録手段が、前記再生情報を前記記録媒体の再生情
    報領域に、前記再生補助情報を前記記録媒体の再生補助
    情報領域に記録することを特徴とする記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至5の何れか一項に記載の
    記録媒体の前記再生情報を再生する再生方法において、 前記再生情報識別情報および装填されている前記記録媒
    体における媒体識別情報を取得する第1取得処理工程
    と、 前記再生情報識別情報と前記媒体識別情報とによって前
    記再生補助情報を生成する生成処理工程と、 前記装填された記録媒体の再生補助情報を取得する第2
    取得処理工程と、 前記生成された再生補助情報と前記取得された記録媒体
    の再生補助情報とを比較する比較処理工程と、 を含み、 前記生成された再生補助情報と前記取得された記録媒体
    の再生補助情報とが一致した場合にのみ前記再生情報を
    再生することを特徴とする再生方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の再生方法におい
    て、 前記再生情報が暗号化されている場合であって、 前記生成された再生補助情報と前記取得された記録媒体
    の再生補助情報とが一致した場合に前記再生情報を復号
    化する復号化処理工程を含み、 前記復号化された再生情報を再生することを特徴とする
    再生方法。
  14. 【請求項14】 請求項12または13に記載の再生方
    法において、 前記第2取得処理工程においては、前記記録媒体に記録
    されている再生情報が適正に記録されている場合にのみ
    前記再生補助情報を取得することを特徴とする再生方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至5の何れか一項に記載の
    記録媒体の前記再生情報を記録する記録方法において、 当該再生情報の識別情報である再生情報識別情報が入力
    される入力処理工程と、 前記記録媒体の識別情報を取得する取得処理工程と、 前記再生情報の識別情報である再生情報識別情報と前記
    記録媒体の識別情報である媒体識別情報とに基づいて再
    生補助情報を生成する生成処理工程と、 前記再生情報および前記再生補助情報を前記記録媒体に
    記録する記録処理工程と、 を含むことを特徴とする記録方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の記録方法におい
    て、 前記入力された再生情報を予め定められた方法により暗
    号化する暗号化処理工程を含み、 前記記録処理工程においては、前記暗号化された再生情
    報を記録することを特徴とする記録方法。
  17. 【請求項17】 請求項15または16に記載の記録方
    法において、 前記記録処理工程においては、前記再生情報を前記記録
    媒体の再生情報領域に、前記再生補助情報を前記記録媒
    体の再生補助情報領域に記録することを特徴とする記録
    方法。
  18. 【請求項18】 コンピュータによって、請求項1乃至
    5の何れか一項に記載の記録媒体の前記再生情報を再生
    する再生処理プログラムであって、 前記コンピュータを、 前記再生情報識別情報および装填されている前記記録媒
    体における媒体識別情報を取得する第1取得手段、 前記再生情報識別情報と前記媒体識別情報とによって前
    記再生補助情報を生成する生成手段、 前記装填された記録媒体の再生補助情報を取得する第2
    取得手段、 前記生成された再生補助情報と前記取得された記録媒体
    の再生補助情報とを比較する比較手段、 前記生成された再生補助情報と前記取得された記録媒体
    の再生補助情報とが一致した場合にのみ前記再生情報を
    再生する再生手段、 として機能させることを特徴とする再生処理プログラ
    ム。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の再生処理プログラ
    ムにおいて、 前記コンピュータを、 前記再生情報が暗号化されている場合であって、 前記生成された再生補助情報と前記取得された記録媒体
    の再生補助情報とが一致した場合に前記再生情報を復号
    化する復号化手段、 前記復号化された再生情報を再生する再生手段として機
    能させることを特徴とする再生処理プログラム。
  20. 【請求項20】 請求項18または19に記載の再生処
    理プログラムにおいて、 前記コンピュータを、 前記記録媒体に記録されている再生情報が適正に記録さ
    れている場合にのみ前記再生補助情報を取得する第2取
    得手段として機能させることを特徴とする再生処理プロ
    グラム。
  21. 【請求項21】 コンピュータによって、請求項1乃至
    5の何れか一項に記載の記録媒体の前記再生情報を記録
    する記録処理プログラムであって、 前記コンピュータを、 当該再生情報の識別情報である再生情報識別情報が入力
    される入力手段、 前記記録媒体の識別情報を取得する取得手段、 前記再生情報の識別情報である再生情報識別情報と前記
    記録媒体の識別情報である媒体識別情報とに基づいて再
    生補助情報を生成する生成手段、 前記再生情報および前記再生補助情報を前記記録媒体に
    記録する記録手段、 として機能させることを特徴とする記録処理プログラ
    ム。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の記録処理プログラ
    ムにおいて、 前記コンピュータを、 前記入力された再生情報を予め定められた方法により暗
    号化する暗号化手段、 前記暗号化された再生情報を記録する記録手段、 として機能させることを特徴とする記録処理プログラ
    ム。
  23. 【請求項23】 請求項21または22に記載の記録処
    理プログラムにおいて、 前記再生情報を前記記録媒体の再生情報領域に、前記再
    生補助情報を前記記録媒体の再生補助情報領域に記録す
    る記録手段として機能させることを特徴とする記録処理
    プログラム。
  24. 【請求項24】 前記18乃至20の何れか一項に記載
    の再生処理プログラムをコンピュータに読み取り可能に
    記録したことを特徴とする記録媒体。
  25. 【請求項25】 前記21乃至23の何れか一項に記載
    の記録処理プログラムをコンピュータに読み取り可能に
    記録したことを特徴とする記録媒体。
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