JP2003196246A - データ処理システム、アレイ型プロセッサ、データ処理装置、コンピュータプログラム、情報記憶媒体 - Google Patents

データ処理システム、アレイ型プロセッサ、データ処理装置、コンピュータプログラム、情報記憶媒体

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JP2003196246A JP2001394526A JP2001394526A JP2003196246A JP 2003196246 A JP2003196246 A JP 2003196246A JP 2001394526 A JP2001394526 A JP 2001394526A JP 2001394526 A JP2001394526 A JP 2001394526A JP 2003196246 A JP2003196246 A JP 2003196246A
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/76Architectures of general purpose stored program computers
    • G06F15/80Architectures of general purpose stored program computers comprising an array of processing units with common control, e.g. single instruction multiple data processors
    • G06F15/8007Architectures of general purpose stored program computers comprising an array of processing units with common control, e.g. single instruction multiple data processors single instruction multiple data [SIMD] multiprocessors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ処理システムの複数のデータ処理装置
の少なくとも1個をアレイ型プロセッサとし、そのアレ
イ型プロセッサと他のデータ処理装置とのデータ処理を
良好に連動させる。 【解決手段】 イベントデータに対応して処理データを
処理し、そのデータ処理に対応してイベントデータを発
行する、アレイ型プロセッサ100とデータ処理装置2
00とが、処理データの少なくとも一部とイベントデー
タの少なくとも一部とを相互通信してデータ処理を連動
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列に接続されて
いる複数のデータ処理装置でデータ処理を分担するデー
タ処理システムに関し、特に、複数のデータ処理装置の
少なくとも1個がアレイ型プロセッサからなるデータ処
理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、各種のデータ処理を自在に実行で
きるデータ処理装置としては、いわゆるCPU(Central
Processing Unit)またはMPU(Micro Processor Uni
t)と呼称される製品などが実用化されている。
【0003】さらに、このような複数のデータ処理装置
を並列に接続して煩雑なデータ処理を分担するデータ処
理システムも実用化されており、このようなデータ処理
システムとしては、同一構造の複数のデータ処理装置を
接続した同種結合タイプと、構造が相違する複数のデー
タ処理装置を接続した異種結合タイプとがある。
【0004】同種結合タイプのデータ処理システムで
は、1つのデータ処理を同一構造の複数のデータ処理装
置で分担するので、高い並列度でデータ処理を実行する
ことができる。異種結合タイプのデータ処理システムで
は、1つのデータ処理を複数種類のデータ処理装置で分
担するので、データ処理装置ごとに得意のデータ処理を
実行することができる。
【0005】このようなデータ処理システムに利用され
るMPUなどのデータ処理装置は、ソフトウェアに対応
して各種のデータ処理を実行できるが、一連のデータ処
理を順番に逐次実行する必要があり、その逐次処理ごと
に命令コードをデータ読出する必要があるので、複雑な
データ処理を高速に実行することは困難である。
【0006】一方、1つのデータ処理に対応してハード
ウェアで形成した論理回路は、そのデータ処理を高速に
実行することが可能であるが、ソフトウェアを変更でき
ないので1つのデータ処理しか実行できない。このよう
な課題を解決するため、本出願人はソフトウェアに対応
してデータパスの構成が変化するデータ処理装置として
アレイ型プロセッサを発案し、特願2000-043202号、特
願平2001-263804号、特願平2001-294241号、として出願
した。このアレイ型プロセッサでは、小規模の複数のプ
ロセッサエレメントと複数のスイッチエレメントとがデ
ータパス部にマトリクス配列されており、この1個のデ
ータパス部に1個の状態管理部が並設されている。
【0007】複数のプロセッサエレメントは、個々にデ
ータ設定される命令コードに対応してデータ処理を個々
に実行し、複数のスイッチエレメントは、個々にデータ
設定される命令コードに対応して複数のプロセッサエレ
メントの接続関係を個々に切換制御する。
【0008】つまり、アレイ型プロセッサは、複数のプ
ロセッサエレメントと複数のスイッチエレメントとの命
令コードを切り換えることでデータパスの構成が変化す
るので、ソフトウェアに対応して各種のデータ処理を実
行することができ、ハードウェアとして小規模の複数の
プロセッサエレメントが簡単なデータ処理を並列に実行
するので、データ処理を高速に実行することができる。
【0009】そして、上述のような複数のプロセッサエ
レメントと複数のスイッチエレメントとの命令コードか
らなるコンテキストを状態管理部がコンピュータプログ
ラムに対応して動作サイクルごとに順次切り換えるの
で、アレイ型プロセッサはコンピュータプログラムに対
応して並列処理を連続的に実行することができる。そこ
で、本出願人は複数のデータ処理装置を並列に接続した
データ処理システムに、上述のようなアレイ型プロセッ
サを適用することを発案した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アレイ型プロ
セッサは構造と動作との両方が従来のデータ処理装置と
は根本的に相違しているため、複数のデータ処理装置を
並列に接続したデータ処理システムに単純に適用するこ
とはできず、単純に適用してもアレイ型プロセッサと他
のデータ処理装置とを良好に連動させてデータ処理を分
担させることはではない。
【0011】また、上述のようなデータ処理システムで
は多量の処理データを使用するので、大容量のデータメ
モリを複数のデータ処理装置と共通の外部バスに接続す
ることなどが必要となる。しかし、これでは単純に回路
規模が増大することになり、ハードウェアの使用効率も
良好でない。
【0012】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、並列に接続された複数のデータ処理装置
の少なくとも1個がアレイ型プロセッサで良好に動作す
るデータ処理システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の一のデータ処理
システムは、入力される処理データを事前にデータ設定
されているコンピュータプログラムと入力されるイベン
トデータとに対応してデータ処理する複数のデータ処理
装置が並列に接続されており、これら複数のデータ処理
装置の少なくとも1個がアレイ型プロセッサからなる。
【0014】このアレイ型プロセッサは、個々にデータ
設定される命令コードに対応してデータ処理を個々に実
行する複数のプロセッサエレメントと個々にデータ設定
される命令コードに対応して複数のプロセッサエレメン
トの接続関係を個々に切換制御する複数のスイッチエレ
メントとがマトリクス配列されているデータパス部と、
このデータパス部の命令コードからなるコンテキストを
コンピュータプログラムとイベントデータとに対応して
順次切り換える状態管理部と、を有している。
【0015】そして、他のデータ処理装置で処理された
処理データの少なくとも一部をアレイ型プロセッサのデ
ータパス部に伝送させ、他のデータ処理装置がデータ処
理に対応して発行するイベントデータの少なくとも一部
を状態管理部に伝送させる。また、アレイ型プロセッサ
のデータパス部で処理された処理データの少なくとも一
部を他のデータ処理装置に伝送させ、データパス部がデ
ータ処理に対応して発生するイベントデータの少なくと
も一部を他のデータ処理装置に伝送させる。
【0016】本発明の他のデータ処理システムは、アレ
イ型プロセッサが各種データを更新自在に一時記憶する
データメモリも有しており、このデータメモリをアレイ
型プロセッサと他のデータ処理装置とに共有させる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のデータ処理システムは、
入力される処理データを事前にデータ設定されているコ
ンピュータプログラムと入力されるイベントデータとに
対応してデータ処理する複数のデータ処理装置が並列に
接続されており、これら複数のデータ処理装置で処理デ
ータを分散処理する。
【0018】本発明の実施の形態のデータ処理システム
では、複数のデータ処理装置の少なくとも1個がアレイ
型プロセッサからなり、このアレイ型プロセッサが、デ
ータパス部と状態管理部とを有している。データパス部
は、複数のプロセッサエレメントと複数のスイッチエレ
メントとがマトリクス配列されており、プロセッサエレ
メントは、個々にデータ設定される命令コードに対応し
てデータ処理を個々に実行し、スイッチエレメントは、
個々にデータ設定される命令コードに対応して複数のプ
ロセッサエレメントの接続関係を個々に切換制御する。
状態管理部は、データパス部の命令コードからなるコン
テキストをコンピュータプログラムとイベントデータと
に対応して順次切り換える。
【0019】そして、他のデータ処理装置で処理された
処理データの少なくとも一部がアレイ型プロセッサのデ
ータパス部に伝送されるとともに、他のデータ処理装置
がデータ処理に対応して発行するイベントデータの少な
くとも一部が状態管理部に伝送される。また、アレイ型
プロセッサのデータパス部で処理された処理データの少
なくとも一部が他のデータ処理装置に伝送されるととも
に、データパス部がデータ処理に対応して発生するイベ
ントデータの少なくとも一部が他のデータ処理装置に伝
送される。つまり、アレイ型プロセッサと他のデータ処
理装置とが処理データを相互通信するとともに、そのデ
ータ処理に対応したイベントデータも相互通信する。
【0020】また、他の実施の形態としては、アレイ型
プロセッサの同期制御回路に状態管理部により格納され
るイベントデータが他のデータ処理装置により読み出さ
れ、他のデータ処理装置により格納されるイベントデー
タが状態管理部により読み出されることにより、アレイ
型プロセッサと他のデータ処理装置とが状態管理部によ
りイベントデータを相互通信する。
【0021】また、他の実施の形態としては、アレイ型
プロセッサが有するデータメモリを他のデータ処理装置
も共有することにより、データ処理システムとしてアレ
イ型プロセッサのデータメモリが有効に利用される。
【0022】また、他の実施の形態としては、アレイ型
プロセッサと他のデータ処理装置との1個に排他制御回
路がデータメモリを排他使用させることにより、アレイ
型プロセッサと他のデータ処理装置とで共有されるデー
タメモリが排他使用される。
【0023】また、他の実施の形態としては、データメ
モリがデータパス部に分散された複数のメモリユニット
からなり、これら複数のメモリユニットを1個のデータ
メモリとして他のデータ処理装置に認識させる仮想認識
手段をアレイ型プロセッサが有していることにより、ア
レイ型プロセッサの複数のメモリユニットが他のデータ
処理装置に1個のデータメモリとして利用される。
【0024】また、他の実施の形態としては、複数のメ
モリユニットの少なくとも一部は、データ読出/書込を
受け付けるアクセスポートとアドレスデータごとの記憶
エリアとが各々複数のマルチポートメモリからなり、ア
レイ型プロセッサと他のデータ処理装置とによるデータ
読出/書込を互いに異なるアクセスポートと記憶エリア
とで同時に受け付けることにより、マルチポートのデー
タメモリがアレイ型プロセッサと他のデータ処理装置と
に同時に使用される。
【0025】また、他の実施の形態としては、複数のメ
モリユニットの少なくとも一部が複数のプロセッサエレ
メントの少なくとも一部に内蔵されており、アレイ型プ
ロセッサが複数のプロセッサエレメントの一部がメモリ
ユニットを使用しているときに他部のプロセッサエレメ
ントで使用されていないメモリユニットを他のデータ処
理装置が使用することにより、複数のメモリユニットの
一部がアレイ型プロセッサに使用されていても他部が他
のデータ処理装置に使用される。
【0026】また、他の実施の形態としては、複数のプ
ロセッサエレメントの少なくとも一部が処理データを一
時保持するレジスタファイルを有しており、複数のメモ
リユニットの少なくとも一部がレジスタファイルからな
ることにより、アレイ型プロセッサの複数のプロセッサ
エレメントに必須のレジスタファイルが他のデータ処理
装置に共有される。
【0027】また、他の実施の形態としては、複数のプ
ロセッサエレメントの少なくとも一部が命令コードを更
新自在に一時保持するインストラクションメモリを有し
ており、複数のメモリユニットの少なくとも一部がイン
ストラクションメモリからなることにより、アレイ型プ
ロセッサの複数のプロセッサエレメントに必須のインス
トラクションメモリが他のデータ処理装置に共有され
る。
【0028】また、他の実施の形態としては、アレイ型
プロセッサは、複数のスイッチエレメントにより切換制
御されて複数のプロセッサエレメントの処理データが伝
送されるデータバスを有しており、このデータバスにプ
ロセッサエレメントと並列に複数のメモリユニットの少
なくとも一部が接続されていることにより、アレイ型プ
ロセッサでプロセッサエレメントの処理データの保持に
利用されるメモリユニットが他のデータ処理装置に共有
される。
【0029】また、他の実施の形態としては、複数のプ
ロセッサエレメントの少なくとも一部が命令コードを更
新自在に一時保持するインストラクションメモリを有し
ており、アレイ型プロセッサは、複数のスイッチエレメ
ントにより切換制御されて複数のプロセッサエレメント
の処理データが伝送されるデータバスと、入力される命
令コードが複数のプロセッサエレメントまで伝送される
命令バスと、を別個に有しており、他のデータ処理装置
が使用するメモリユニットの読出/書込データが命令バ
スで伝送されることにより、アレイ型プロセッサでデー
タ処理の最中には利用されない命令バスで他のデータ処
理装置にメモリユニットが利用される。
【0030】また、他の実施の形態としては、入力され
る多数ビットのアドレスデータを少数の大容量バスが状
態管理部まで伝送し、状態管理部のインストラクション
デコーダが多数ビットのアドレスデータを少数ビットの
複数のアドレスデータにデコードし、状態管理部から複
数のプロセッサエレメントまで多数の小容量バスが少数
ビットのアドレスデータを伝送し、複数のプロセッサエ
レメントのインストラクションメモリがアドレスデータ
に対応して命令コードをデータ格納することにより、多
数のプロセッサエレメントにアドレスデータが少数のバ
スで伝送される。
【0031】また、他の実施の形態としては、アレイ型
プロセッサは、他のデータ処理装置によるデータ読出に
対応して共有されるデータメモリのアドレスデータを発
行するアドレス発行回路と、このアドレス発行回路で発
行されたアドレスデータでデータメモリから読み出され
た読出データを出力するデータ読出回路と、を別個に有
しており、アドレス発行回路とデータ読出回路とがデー
タパス部の両側に分散配置されていることにより、デー
タパス部のデータメモリにアドレスデータが到達する時
間と、データメモリの読出データがデータ読出回路に到
達する時間と、の合計が一定となる。
【0032】なお、本発明で云う各種手段は、その機能
を実現するように形成されていれば良く、例えば、所定
の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコ
ンピュータプログラムにより付与されたデータ処理装
置、コンピュータプログラムによりデータ処理装置の内
部に実現された所定の機能、これらの組み合わせ、等で
良い。また、本発明で云う各種手段は、個々に独立した
存在である必要もなく、ある手段が他の手段の一部であ
るようなことも可能である。
【0033】また、本発明で云う情報記憶媒体とは、デ
ータ処理装置に各種処理を実行させるためのコンピュー
タプログラムが事前に格納されたハードウェアであれば
良く、例えば、データ処理装置を一部とする装置に固定
されているROM(Read OnlyMemory)およびHDD(Hard
Disc Drive)、データ処理装置を一部とする装置に交換
自在に装填されるCD(Compact Disc)−ROMおよびF
D(Flexible Disc-cartridge)、等で良い。
【0034】また、本発明で云うデータ処理装置とは、
コンピュータプログラムをデータ読取して対応するデー
タ処理を実行できるハードウェアであれば良く、例え
ば、MPUを主体として、これに、ROM、RAM(Ran
dom Access Memory)、I/F(Interface)ユニット、等
の各種デバイスが接続されたハードウェアなどで良い。
【0035】また、本発明で云うイベントデータとは、
例えば、アレイ型プロセッサの状態管理部にデータパス
部または他のデータ処理装置が伝送する場合には、その
状態管理部が管理している現在の状態を遷移させるため
のデータからなり、アレイ型プロセッサの状態管理部が
他のデータ処理装置に伝送する場合には、その状態管理
部が管理している現在の状態を他のデータ処理装置に通
知するためのデータからなる。
【0036】[実施例の構成]本実施例のデータ処理シ
ステム1000は、図1に示すように、複数のデータ処
理装置として1個のアレイ型プロセッサ100と1個の
MPU200とを有しており、これらのアレイ型プロセ
ッサ100とMPU200とが外部バス300とデータ
ライン301とで互いに接続されている。
【0037】また、データ処理システム1000では、
アレイ型プロセッサ100のコンピュータプログラムが
格納されているプログラムメモリ302と、MPU20
0のコンピュータプログラムが格納されているプログラ
ムメモリ303と、が各々専用に設けられており、これ
らが外部バス300に接続されている。
【0038】アレイ型プロセッサ100は、自身のコン
ピュータプログラムをプログラムメモリ302からデー
タ読出し、そのコンピュータプログラムに対応してデー
タ処理を実行する。そのとき、入力される処理データが
データパス部106でデータ処理されて出力され、その
データ処理に対応してデータパス部106でイベントデ
ータが発行される。
【0039】また、MPU200は、I/F回路、プロ
セッサコア、内部レジスタ、等のハードウェアを有して
おり(図示せず)、プログラムメモリ303に格納され
ているコンピュータプログラムに対応して動作すること
により、データ入力手段、データ処理手段、データ記憶
手段、データ出力手段、等の各種手段が各種機能として
論理的に形成されている。
【0040】データ入力手段は、コンピュータプログラ
ムに対応してプロセッサコアがI/F回路の入力データ
を認識する機能に相当し、処理データとイベントデータ
とが入力される。データ処理手段は、プロセッサコアが
データ処理を実行する機能に相当し、入力される処理デ
ータをコンピュータプログラムとイベントデータとに対
応してデータ処理する。
【0041】データ記憶手段は、プロセッサコアが処理
データを内部レジスタに格納する機能に相当し、処理デ
ータなどの各種データを一時記憶する。データ出力手段
は、プロセッサコアがI/F回路のデータ出力を制御す
る機能に相当し、処理された処理データとイベントデー
タとを出力する。
【0042】ただし、データ処理システム1000のM
PU200は、処理データの少なくとも一部とイベント
データとをアレイ型プロセッサ100から入力し、デー
タ処理の少なくとも一部に対応して新規のイベントデー
タを発行し、処理データの少なくとも一部と新規に発行
されたイベントデータとをアレイ型プロセッサ100に
出力する。さらに、MPU200は、前述のようにデー
タ記憶手段で各種データを一時記憶するが、その各種デ
ータの少なくとも一部をアレイ型プロセッサ100に一
時記憶させる。
【0043】アレイ型プロセッサ100は、I/F回路
101、プロセッサコア102、仮想認識手段でありア
ドレス発行回路であるメモリコントローラ103、デー
タ読出回路であるリードマルチプレクサ104、等を有
しており、プロセッサコア102は、図1および図3に
示すように、状態管理部105とデータパス部106と
を有している。
【0044】データパス部106は、図2および図3に
示すように、複数のプロセッサエレメント107、複数
のスイッチエレメント108、データバスの一部である
多数のmb(m-bit)バス109、データバスの一部であ
る多数のnb(n-bit)バス110、等を有しており、複
数のプロセッサエレメント107と複数のスイッチエレ
メント108とがマトリクス配列されて多数のm/nb
バス109,110によりマトリクス接続されている。
【0045】また、図2(b)に示すように、プロセッサ
エレメント107は、メモリ制御回路111、メモリユ
ニットでありデータメモリの一部であるインストラクシ
ョンメモリ112、インストラクションデコーダ11
3、メモリユニットでありデータメモリの一部であるm
bレジスタファイル115、メモリユニットでありデー
タメモリの一部であるnbレジスタファイル116、m
bALU(Arithmetic and Logical Unit)117、nb
ALU118、内部可変配線(図示せず)、等を各々有
しており、スイッチエレメント108は、バスコネクタ
121、入力制御回路122、出力制御回路123、等
を各々有している。
【0046】I/Fユニット101は、図1および図4
に示すように、プロトコル制御部131、メモリアクセ
ス部132、同期制御回路133、を有しており、プロ
トコル制御部131は、外部バス300とメモリアクセ
ス部132とに接続されている。さらに、このメモリア
クセス部132は、メモリコントローラ103とリード
マルチプレクサ104と同期制御回路133とに接続さ
れており、この同期制御回路133は、プロセッサコア
102のデータパス部106に接続されている。
【0047】プロトコル制御部131は、外部バス30
0と共通のバスプロトコルがデータ設定されており、こ
のバスプロトコルに対応して外部バス300と各種デー
タを通信するとともに、より単純な手法でメモリアクセ
ス部132と各種データを通信する。
【0048】このメモリアクセス部132は、図1に示
すように、MPU200から外部バス300を介してプ
ロトコル制御部131に入力される各種データをメモリ
コントローラ103とデータパス部106と同期制御回
路133とに伝送し、これらから伝送される各種データ
をプロトコル制御部131から外部バス300を介して
MPU200に出力する。
【0049】同期制御回路133は、図4に示すよう
に、外部データレジスタ135と内部データレジスタ1
36とを有しており、MPU200から外部バス300
を介してプロトコル制御部131に入力されるイベント
データを外部データレジスタ135で一時保持し、状態
管理部105によりデータ書込されるイベントデータを
内部データレジスタ136で一時保持する。
【0050】図1に示すように、同期制御回路133の
外部データレジスタ135で一時保持されたイベントデ
ータはデータパス部106を介して状態管理部105に
データ読取され、内部データレジスタ136で一時保持
されたイベントデータはMPU200にデータ読取され
る。
【0051】メモリコントローラ103は、I/Fユニ
ット101のメモリアクセス部132から伝送される各
種データをプロセッサコア102の状態管理部105と
データパス部106とに伝送し、リードマルチプレクサ
104はデータパス部106から読み出された読出デー
タをメモリアクセス部132に伝送する。
【0052】より詳細には、図3に示すように、状態管
理部105は、インストラクションデコーダ138、遷
移テーブルメモリ139、インストラクションメモリ1
40、を有しており、そのインストラクションデコーダ
138とメモリコントローラ103とは大容量バスであ
る命令バス141で接続されている。
【0053】また、プロセッサエレメント107は、例
えば、4行4列に配列されており、メモリコントローラ
103からリードマルチプレクサ104まで並列に接続
された4行の命令バス142が1行ごとに4列のプロセ
ッサエレメント107のメモリ制御回路111に接続さ
れている。
【0054】さらに、状態管理部105の1個のインス
トラクションデコーダ138には4列の小容量バスであ
るアドレスバス143が接続されており、このアドレス
バス143が1列ごとに4行のプロセッサエレメント1
07のメモリ制御回路111に接続されている。なお、
命令バス141は、例えば、“20(bit)”の多数ビット
のバス幅に形成されており、命令バス142およびアド
レスバス143は、例えば、“8(bit)”の少数ビット
のバス幅に形成されている。
【0055】リードマルチプレクサ104は、図5に示
すように、4個のゲート回路145、1個のマルチプレ
クサ146、1個のオアゲート147、を有しており、
4行の命令バス142が4個のゲート回路145に個々
に接続されるとともに1個のオアゲート147に接続さ
れている。4個のゲート回路145は1個のマルチプレ
クサ146に接続されており、このマルチプレクサ14
6はオアゲート147とともにI/Fユニット101の
メモリアクセス部132に接続されている。
【0056】アレイ型プロセッサ100は、複数のプロ
セッサエレメント107ごとに命令コードを一時保持す
るインストラクションメモリ112とm/nbの処理デ
ータを一時保持するm/nbレジスタファイル115,
116とが形成されているが、これらを1個のデータメ
モリとしてMPU200に認識させる。
【0057】プログラムメモリ302にデータ格納され
ているアレイ型プロセッサ100のコンピュータプログ
ラムは、データパス部106にマトリクス配列された複
数のプロセッサエレメント107と複数のスイッチエレ
メント108との命令コードが、順次切り換わるコンテ
キストとしてデータ設定されており、このコンテキスト
を動作サイクルごとに切り換える状態管理部105の命
令コードが、順次遷移する動作状態としてデータ設定さ
れている。
【0058】このため、状態管理部105は、図3に示
すように、上述のような自身の命令コードがインストラ
クションメモリ140にデータ格納されており、複数の
動作状態を順次遷移させる遷移ルールが遷移テーブルメ
モリ139にデータ格納されている。
【0059】状態管理部105は、遷移テーブルメモリ
139の遷移ルールに対応して動作状態を順次遷移さ
せ、インストラクションメモリ140の命令コードに対
応して複数のプロセッサエレメント107と複数のスイ
ッチエレメント108とのインストラクションポインタ
を各々発生する。
【0060】図2(b)に示すように、スイッチエレメン
ト108は、隣接するプロセッサエレメント107のイ
ンストラクションメモリ112を共用しているので、状
態管理部105は、発生したプロセッサエレメント10
7とスイッチエレメント108との1組のインストラク
ションポインタを対応するプロセッサエレメント107
のインストラクションメモリ112に供給する。
【0061】このインストラクションメモリ112に
は、プロセッサエレメント107とスイッチエレメント
108との複数の命令コードがデータ格納されているの
で、状態管理部105から供給される2つのインストラ
クションポインタでプロセッサエレメント107とスイ
ッチエレメント108との命令コードが指定される。イ
ンストラクションデコーダ113は、インストラクショ
ンポインタで指定された命令コードをデコードし、スイ
ッチエレメント108、内部可変配線、m/nbALU
117,118、等の動作を制御する。
【0062】mbバス109はmbである“8(bit)”
の処理データを伝送し、nbバス110はnbである
“1(bit)”の処理データを伝送するので、スイッチエ
レメント108は、インストラクションデコーダ113
の動作制御に対応してm/nbバス109,110によ
る複数のプロセッサエレメント107の接続関係を制御
する。
【0063】より詳細には、スイッチエレメント108
のバスコネクタ121は、mbバス109とnbバス1
10とが四方から連通しており、このように連通してい
る複数のmbバス109の互いの接続関係と連通する複
数のnbバス110の互いの接続関係とを制御する。
【0064】このため、アレイ型プロセッサ100は、
プログラムメモリ302にデータ設定されたコンピュー
タプログラムに対応して状態管理部105がデータパス
部106のコンテキストを動作サイクルごとに順次切り
換え、その段階ごとに複数のプロセッサエレメント10
7は個々に設定自在なデータ処理で並列動作する。
【0065】入力制御回路122は、図2(b)に示すよ
うに、mbバス109からmbレジスタファイル115
およびmbALU117へのデータ入力の接続関係と、
nbバス110からnbレジスタファイル116および
nbALU118へのデータ入力の接続関係とを制御す
る。
【0066】出力制御回路123は、mbレジスタファ
イル115およびmbALU117からmbバス109
へのデータ出力の接続関係と、nbレジスタファイル1
16およびnbALU118からnbバス110へのデ
ータ出力の接続関係とを制御する。
【0067】プロセッサエレメント107の内部可変配
線は、インストラクションデコーダ113の動作制御に
対応して、プロセッサエレメント107の内部でのmb
レジスタファイル115およびmbALU117の接続
関係とnbレジスタファイル116およびnbALU1
18の接続関係とを制御する。
【0068】mbレジスタファイル115は、内部可変
配線に制御される接続関係に対応して、mbバス109
などから入力されるmbの処理データを一時保持してm
bALU117などに出力する。nbレジスタファイル
116は、内部可変配線に制御される接続関係に対応し
て、nbバス110などから入力されるnbの処理デー
タを一時保持してnbALU118などに出力する。
【0069】mbALU117は、インストラクション
デコーダ113の動作制御に対応したデータ処理をmb
の処理データで実行し、nbALU118は、インスト
ラクションデコーダ113の動作制御に対応したデータ
処理をnbの処理データで実行するので、処理データの
ビット数に対応してm/nbのデータ処理が適宜実行さ
れる。
【0070】このデータパス部106での処理結果は必
要により状態管理部105にイベントデータとしてフィ
ードバックされるので、この状態管理部105は入力さ
れたイベントデータにより動作状態を次の動作状態に遷
移させるとともにデータパス部106のコンテキストを
次のコンテキストに切り換える。
【0071】[実施例の動作]上述のような構成におい
て、本実施例のデータ処理システム1000では、MP
U200がメインプロセッサとして機能するとともにア
レイ型プロセッサ100がコプロセッサとして機能する
ことにより、そのアレイ型プロセッサ100とMPU2
00とのデータ処理が連動する。
【0072】その場合、アレイ型プロセッサ100およ
びMPU200は、プログラムメモリ302,303か
ら自身のコンピュータプログラムをデータ読出して対応
する処理動作を実行することにより、データライン30
1から入力される処理データを処理し、処理した処理デ
ータをデータライン301に出力する。ただし、アレイ
型プロセッサ100は一般的なMPU200とは構造が
相違するため、その処理動作も特異である。
【0073】より詳細には、前述のようにアレイ型プロ
セッサ100のコンピュータプログラムは、複数のプロ
セッサエレメント107と複数のスイッチエレメント1
08との命令コードが順次切り換わるコンテキストとし
てデータ設定されており、このコンテキストを動作サイ
クルごとに切り換える状態管理部105の命令コードが
順次遷移する動作状態としてデータ設定されている。
【0074】このようなコンピュータプログラムに対応
して動作するアレイ型プロセッサ100では、状態管理
部105が動作状態を順次遷移させるとともに、データ
パス部106のコンテキストを動作サイクルごとに順次
切り換える。このため、その動作サイクルごとに複数の
プロセッサエレメント107が個々に設定自在なデータ
処理で並列動作し、その複数のプロセッサエレメント1
07の接続関係を複数のスイッチエレメント108が切
換制御する。
【0075】このとき、データパス部106での処理結
果は必要により状態管理部105にイベントデータとし
てフィードバックされるので、この状態管理部105は
入力されたイベントデータにより動作状態を次の動作状
態に遷移させるとともにデータパス部106のコンテキ
ストを次のコンテキストに切り換える。
【0076】なお、上述の説明では、状態管理部105
とプロセッサエレメント107とのインストラクション
メモリ140,112の命令コードが事前にデータ格納
されている状態を想定した。しかし、このようなインス
トラクションメモリ112の命令コードをデータ更新す
ることもでき、これはMPU200がアレイ型プロセッ
サ100に実行することもでき、アレイ型プロセッサ1
00がスタンドアロンで実行することもできる。
【0077】より具体的には、状態管理部105とプロ
セッサエレメント107とスイッチエレメント108と
の命令コードは、必要によりMPU200またはプロセ
ッサエレメント107によりプログラムメモリ302か
らデータ読出されて外部バス300からI/Fユニット
101に入力され、そのメモリアクセス部132からメ
モリコントローラ103に伝送される。
【0078】このメモリコントローラ103から状態管
理部105まで、その状態管理部105の命令コードが
命令バス141でデータ伝送され、メモリコントローラ
103からプロセッサエレメント107まで、そのプロ
セッサエレメント107と隣接するスイッチエレメント
108との1対の命令コードが命令バス142でデータ
伝送される。
【0079】このとき、状態管理部105では、データ
転送された命令コードがインストラクションデコーダ1
38でデコードされてインストラクションメモリ140
にデータ格納され、複数の動作状態の遷移ルールが遷移
テーブルメモリ139にデータ格納される。さらに、イ
ンストラクションメモリ140には複数の動作状態に対
応した複数の命令コードがデータ格納されるので、その
複数のアドレスデータもメモリコントローラ103から
状態管理部105に伝送される。
【0080】また、状態管理部105に命令バス141
で伝送される命令コードには、命令コードがデータ格納
されるインストラクションメモリ140のアドレスデー
タもエンコードされてデータ設定されているので、これ
がインストラクションデコーダ138でデコードされ、
4列のアドレスバス143から選択された1つで一列の
プロセッサエレメント107に伝送される。
【0081】同時に、プロセッサエレメント107のイ
ンストラクションメモリ112に命令コードがデータ格
納されるとき、メモリコントローラ103により4行の
命令バス142から1つが選択されて命令コードが伝送
される。これで1個のプロセッサエレメント107に命
令コードとアドレスデータとが伝送されるので、そのア
ドレスデータに対応したインストラクションメモリ11
2の1つのアドレス空間に命令コードがデータ格納され
る。
【0082】上述のようにして状態管理部105に複数
の動作状態の遷移ルールと複数の命令コードとがデータ
格納され、データパス部106に複数のコンテキストが
データ格納されると、アレイ型プロセッサ100は前述
のような処理動作を実行できる状態となる。
【0083】データ処理システム1000では、MPU
200は、自身のコンピュータプログラムに対応して入
力される処理データを処理したとき、その処理データの
少なくとも一部をデータライン301からアレイ型プロ
セッサ100のデータパス部106に伝送するととも
に、そのデータ処理に対応して発行するイベントデータ
の少なくとも一部を外部バス300から状態管理部10
5に伝送する。
【0084】また、アレイ型プロセッサ100は、コン
ピュータプログラムに対応してデータ処理を実行すると
き、データパス部106で処理された処理データの少な
くとも一部をデータライン301からMPU200に伝
送するとともに、データパス部106のデータ処理に対
応して発行されるイベントデータの少なくとも一部を外
部バス300からMPU200に伝送する。
【0085】このようにアレイ型プロセッサ100とM
PU200とが処理データを共有することにより、一連
のデータ処理をアレイ型プロセッサ100とMPU20
0とで分担することができる。同時に、アレイ型プロセ
ッサ100とMPU200とがイベントデータを通信す
ることにより、各々で独立して実行するデータ処理を同
期させることができる。
【0086】なお、ここで云う同期とは、アレイ型プロ
セッサ100とMPU200とが所定タイミングに処理
データを通信できることを意味しており、アレイ型プロ
セッサ100とMPU200とが各々独立に実行するデ
ータ処理の速度や段階などが一致することは意味してい
ない。
【0087】ただし、上述のようにアレイ型プロセッサ
100とMPU200とがイベントデータを通信する手
段として、データ処理システム1000では複数方式が
実現されている。例えば、図1に示すように、同期制御
回路133はイベントデータとなる制御信号を状態管理
部105に直接に発行する機能を有しており、そのイベ
ントデータを発行させる同期制御回路133のアドレス
データは外部バス300に割り当てられている。
【0088】そこで、MPU200がアレイ型プロセッ
サ100にイベントデータを通達する場合、MPU20
0が外部バス300から同期制御回路133の内蔵レジ
スタ(図示せず)の所定アドレスに所定データを格納す
ると、これに対応して同期制御回路133から状態管理
部105にイベントデータとなる制御信号が発行され
る。
【0089】このような制御信号としては、アレイ型プ
ロセッサ100の動作実行と動作停止とを制御する二値
のラン信号、状態管理部105を初期化する二値のリセ
ット信号、等が用意されている。例えば、MPU200
がアレイ型プロセッサ100の命令コードを更新する場
合、MPU200がイベントデータを同期制御回路13
3に伝送することで二値のラン信号を動作実行から動作
停止に変更し、これで停止したアレイ型プロセッサ10
0の命令コードを更新してからラン信号を動作実行に変
更する。
【0090】この場合、MPU200はアレイ型プロセ
ッサ100に、インストラクションメモリ112,14
0に一時保持できる個数より多数の命令コードで一連の
データ処理を実行させることができ、実行しているデー
タ処理を所望タイミングで別個のデータ処理に変更する
こともできる。
【0091】また、MPU200がアレイ型プロセッサ
100に通達するイベントデータを外部バス300から
同期制御回路133の外部データレジスタ135に格納
すると、例えば、そのイベントデータはデータパス部1
06の処理動作により状態管理部105まで伝送され
る。
【0092】このとき、状態管理部105が動的に切換
制御しているデータパス部106の接続経路によりイベ
ントデータを伝送することと、状態管理部105がデー
タパス部106に静的に確保している接続経路によりイ
ベントデータを伝送することが可能である。また、同期
制御回路133の外部データレジスタ135に格納され
たイベントデータを、前述の制御信号と同様に専用の信
号ライン(図示せず)で状態管理部105まで伝送するこ
とも可能である。
【0093】ただし、同期制御回路133の外部データ
レジスタ135に外部からイベントデータが格納されて
も、それを状態管理部105とデータパス部106とは
認識できない。そこで、イベントデータが外部データレ
ジスタ135に外部から格納されると、これを通達する
リクエスト信号が同期制御回路133からデータパス部
106と状態管理部105とに専用の信号ラインで伝送
される。
【0094】そして、このリクエスト信号に対応して状
態管理部105などに外部データレジスタ135からイ
ベントデータが読み出されると、その読出完了とリクエ
スト信号の初期化依頼とを通達するアクノリッジ信号が
状態管理部105などから同期制御回路133に専用の
信号ラインで伝送される。
【0095】また、アレイ型プロセッサ100がMPU
200にイベントデータを通達する場合、同期制御回路
133の内部データレジスタ136にイベントデータを
格納する。すると、利用者の所望により初期設定される
同期制御回路133の二値の割込設定が“許可”の場合
は、同期制御回路133からMPU200にイベントデ
ータとして割込信号が発行され、割込設定が“禁止”の
場合は、MPU200がポーリング動作などにより同期
制御回路133のイベントデータを読み出す。
【0096】上述のように割込設定が“許可”でアレイ
型プロセッサ100からMPU200に割込信号が発行
される場合、MPU200には、少なくとも割込ハンド
ラと割込信号とを対応させてコンピュータプログラムで
データ設定しておき、アレイ型プロセッサ100には、
少なくともイベントデータと割込信号とを対応させてコ
ンピュータプログラムでデータ設定しておく。
【0097】MPU200は、割込信号により割込ハン
ドラが起動されると割込原因を探索するので、これでア
レイ型プロセッサ100の同期制御回路133を検出し
て割込原因であるイベントデータを読み出し、このイベ
ントデータに対応した割込処理を実行する。
【0098】このようなイベントデータではアレイ型プ
ロセッサ100の状態管理部105の動作状態をデータ
設定してMPU200に通達することができるので、M
PU200はアレイ型プロセッサ100の動作状態に同
期した割込処理を実行することができる。
【0099】また、アレイ型プロセッサ100は、状態
管理部105がイベントデータとして前述のラン信号を
動作実行から動作停止に変更することでも同期制御回路
133が割込信号を発行するので、この場合はMPU2
00は割込処理により動作停止したアレイ型プロセッサ
100に各種操作を実行することができ、割込処理の完
了タイミングなどでアレイ型プロセッサ100を動作開
始させることができる。
【0100】さらに、MPU200はイベントデータの
読出完了や割込処理の所定タイミングなどでアレイ型プ
ロセッサ100にイベントデータとして応答信号の返信
やラン信号の変更などを実行するので、これでアレイ型
プロセッサ100もMPU200に同期したデータ処理
を再開できる。
【0101】また、アレイ型プロセッサ100の割込設
定が“禁止”で、同期制御回路133に格納されたイベ
ントデータをMPU200が読み出す場合、MPU20
0は、定期的なポーリング動作によりアレイ型プロセッ
サ100からイベントデータを読み出すことができ、特
定の処理動作により所望タイミングにアレイ型プロセッ
サ100からイベントデータを読み出すこともできる。
【0102】なお、MPU200が特定の処理動作によ
りアレイ型プロセッサ100からイベントデータを読み
出す場合も、MPU200はアレイ型プロセッサ100
からイベントデータを読み出せるまでポーリング動作を
繰り返す。このイベントデータを読み出すポーリング動
作をMPU200が適切なタイミングに実行すれば動作
遅延が防止され、MPU200が割込処理でイベントデ
ータを読み出せばアレイ型プロセッサ100の状態を即
座に認識することができる。
【0103】また、データ処理システム1000では、
前述のようにアレイ型プロセッサ100の複数のプロセ
ッサエレメント107の各々がインストラクションメモ
リ112とm/nbレジスタファイル115,116と
を有しているが、これらを1個のデータメモリとしてM
PU200に認識させる。
【0104】より具体的には、アレイ型プロセッサ10
0のメモリコントローラ103には、複数のプロセッサ
エレメント107のインストラクションメモリ112と
m/nbレジスタファイル115,116とが1個のデ
ータメモリのメモリ空間として定義されている。
【0105】このため、MPU200はアレイ型プロセ
ッサ100に分散された多数のインストラクションメモ
リ112とm/nbレジスタファイル115,116と
を1個のデータメモリとして認識することになり、煩雑
なデータ管理を必要とすることなくデータ読出/書込を
実行することができる。
【0106】データ処理システム1000では、データ
メモリとなるm/nbレジスタファイル115,116
とインストラクションメモリ112とはデータ読出/書
込を受け付けるアクセスポートとアドレスデータごとの
記憶エリアとが各々複数のマルチポートメモリからなる
ので、アレイ型プロセッサ100とMPU200による
データ読出/書込を別個のアクセスポートと記憶エリア
とで同時に実行することができる。
【0107】また、アレイ型プロセッサ100は、前述
のように複数コンテキストに対応した命令コードがイン
ストラクションメモリ112に命令バス142から格納
され、プロセッサエレメント107の演算処理とスイッ
チエレメント108の接続制御とで一連のデータ処理が
実行されているとき、m/nbの処理データを伝送する
m/nbバス109,110は略常に使用されるが、命
令バス142はインストラクションメモリ112まで命
令コードを伝送する極短時間しか使用されない。
【0108】そこで、データ処理システム1000で
は、MPU200がアレイ型プロセッサ100のデータ
メモリにデータ読出/書込を実行するとき、その読出/
書込データを命令バス142で伝送することにより、既
存のハードウェアを有効利用して専用のハードウェアの
追加を無用としている。
【0109】ここで、上述のようにMPU200がアレ
イ型プロセッサ100のデータメモリを使用する場合の
処理動作を以下に順番に詳述する。まず、MPU200
がアレイ型プロセッサ100のデータメモリにデータ書
込を実行する場合、その書込データは外部バス300か
らメモリアクセス部132に伝送される。
【0110】このとき、MPU200から書込データの
アドレスデータなどもメモリアクセス部132に送信さ
れるので、図6(a)に示すように、このメモリアクセス
部132からメモリコントローラ103に、データ書込
のリクエスト信号、書込データのデータサイズとアドレ
スデータ、ライトイネーブル信号、が送信される。
【0111】すると、そのデータ書込が可能なときにメ
モリコントローラ103がメモリアクセス部132にア
クノリッジ信号を返信するので、このアクノリッジ信号
を受信したメモリアクセス部132がバリッド信号とと
もに書込データをメモリコントローラ103に送信す
る。
【0112】このメモリコントローラ103は、図7に
示すように、命令バス141により状態管理部105
に、例えば、“20(bit)”からなる多数ビットのアドレ
スデータをライトイネーブル信号およびバイトイネーブ
ル信号とともに送信するので、そのアドレスデータが状
態管理部105のインストラクションデコーダ138
で、例えば、“8(bit)”からなる少数ビットのアドレ
スデータにデコードされてライトイネーブル信号ととも
に複数のアドレスバス143の1つに送信される。
【0113】同時に、メモリコントローラ103は、メ
モリアクセス部132から受信した多数ビットの書込デ
ータを、例えば、“8(bit)”からなる所定ビットの複
数に必要により分割し、その書込データをバイトイネー
ブル信号とともに複数の命令バス142の1つに送信す
る。
【0114】上述のように1つのアドレスバス143に
ライトイネーブル信号が送信されるとともに1つの命令
バス142にバイトイネーブル信号が送信されることで
1個のプロセッサエレメント107が選択されるので、
そのプロセッサエレメント107のインストラクション
メモリ112にアドレスデータに対応して書込データが
書き込まれる。
【0115】一方、MPU200がアレイ型プロセッサ
100のデータメモリからデータ読出を実行する場合
も、図6(b)に示すように、メモリアクセス部132か
らメモリコントローラ103に、データ読出のリクエス
ト信号、読出データのデータサイズとアドレスデータ、
が送信される。
【0116】このとき、ライトイネーブル信号が送信さ
れないことでメモリコントローラ103はデータ書込で
なくデータ読出であることを認識し、そのデータ読出が
可能なときにメモリアクセス部132にアクノリッジ信
号を返信するので、このアクノリッジ信号を受信したメ
モリアクセス部132はバリッド信号をメモリコントロ
ーラ103に送信する。
【0117】このメモリコントローラ103は、図7に
示すように、命令バス141により状態管理部105
に、“20(bit)”などの多数ビットのアドレスデータを
リードイネーブル信号およびバイトイネーブル信号とと
もに送信するので、その多数ビットのアドレスデータが
状態管理部105のインストラクションデコーダ138
で“8(bit)”などの少数ビットのアドレスデータにデ
コードされてリードイネーブル信号とともに複数のアド
レスバス143の1つに送信される。
【0118】同時に、メモリコントローラ103は複数
の命令バス142の1つにバイトイネーブル信号とバリ
ッド信号と“8(bit)”などの所定ビットの読出データ
とを送信するので、リードイネーブル信号とバイトイネ
ーブル信号とで選択された1個のプロセッサエレメント
107のインストラクションメモリ112から、アドレ
スデータに対応して読出データが読み出される。
【0119】図5に示すように、この読出データはリー
ドイネーブル信号とともに命令バス142でリードマル
チプレクサ104まで送信され、図8に示すように、こ
のリードマルチプレクサ104から必要により1つの多
数ビットの読出データとしてメモリアクセス部132に
送信されるので、図6(b)に示すように、このメモリア
クセス部132がバリッド信号とともに読出データを外
部バス300からMPU200に送信する。
【0120】[本実施例の作用]本実施例のデータ処理
システム1000では、上述のようにアレイ型プロセッ
サ100とMPU200とが処理データを相互通信し、
そのデータ処理に対応したイベントデータも相互通信す
るので、アレイ型プロセッサ100とMPU200とが
良好に連動してデータ処理を分担することができる。特
に、アレイ型プロセッサ100とMPU200とが同期
制御回路133を利用してイベントデータを相互通信す
るので、簡単な構造で確実にアレイ型プロセッサ100
とMPU200とがデータ処理を連動させることができ
る。
【0121】本実施例のデータ処理システム1000で
は、上述のようにアレイ型プロセッサ100の多数のイ
ンストラクションメモリ112とm/nbレジスタファ
イル115,116からなるデータメモリをMPU20
0も共有するので、そのデータメモリを有効に利用する
ことができる。
【0122】それでいて、アレイ型プロセッサ100の
内部に分散された多数のインストラクションメモリ11
2とm/nbレジスタファイル115,116とを1個
のデータメモリとしてメモリコントローラ103がMP
U200に認識させるので、MPU200に煩雑なデー
タ管理を必要とすることなくアレイ型プロセッサ100
のデータメモリを活用させることができる。
【0123】また、MPU200にデータメモリとして
共用させるm/nbレジスタファイル115,116と
インストラクションメモリ112とはアレイ型プロセッ
サ100に必須のハードウェアなので、データ処理シス
テム1000では、MPU200と共用するデータメモ
リをアレイ型プロセッサ100に新規に追加する必要が
ない。
【0124】しかも、入力される命令コードが複数のプ
ロセッサエレメント107のインストラクションメモリ
112まで伝送される命令バス142でMPU200が
使用するメモリユニットの読出/書込データが伝送され
るので、アレイ型プロセッサ100でデータ処理の最中
には利用されない命令バス142でMPU200にメモ
リユニットを利用させることができる。
【0125】さらに、アレイ型プロセッサ100とMP
U200とは、マルチポートメモリからなるm/nbレ
ジスタファイル115,116にデータ読出/書込を互
いに異なるアクセスポートと記憶エリアとで同時に実行
するので、同一のデータメモリをアレイ型プロセッサ1
00とMPU200とが同時に使用することができる。
【0126】また、1つの大容量の命令バス141で伝
送される多数ビットのアドレスデータを、状態管理部1
05のインストラクションデコーダ138で少数ビット
の複数のアドレスデータにデコードしてから、多数の小
容量のアドレスバス143で複数のプロセッサエレメン
ト107まで伝送する。このため、アレイ型プロセッサ
100は、アドレスデータを多数のプロセッサエレメン
ト107に少数のバス141,143で伝送することが
でき、回路規模が削減されている。
【0127】また、MPU200によるデータ読出に対
応して共有されるデータメモリのアドレスデータを発行
するメモリコントローラ103と、このメモリコントロ
ーラ103が発行したアドレスデータでデータメモリか
ら読み出された読出データを出力するリードマルチプレ
クサ104と、がデータパス部106の両側に分散配置
されている。
【0128】このため、データパス部106のデータメ
モリにアドレスデータが到達する時間と、データメモリ
からリードマルチプレクサ104に読出データが到達す
る時間と、の合計が一定となるので、MPU200がア
レイ型プロセッサ100のデータメモリを利用するとき
の所要時間を一定とすることができる。
【0129】[本実施例の変形例]本発明は上述の実施
例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で各種の変形が可能である。例えば、本実施例ではア
レイ型プロセッサ100の多数のプロセッサエレメント
107の各々に内蔵されているインストラクションメモ
リ112とm/nbレジスタファイル115,116と
がデータメモリとしてMPU200に共用されることを
例示したが、その一方のみをデータメモリとしてMPU
200に利用させることも可能である。また、本実施例
のアレイ型プロセッサ100は、状態管理部105にも
インストラクションメモリ140が存在するので、これ
をデータメモリの一部としてMPU200に利用させる
ことも可能である。
【0130】また、m/nbALU117,118など
を有していないメモリユニット(図示せず)を多数のプ
ロセッサエレメント107の一部と換装し、そのメモリ
ユニットをデータメモリの少なくとも一部としてMPU
200に共用させることも可能である。この場合でも、
メモリユニットの読出/書込データは専用バスでなく命
令バス142で伝送できるので、既存のハードウェアを
有効利用して回路規模の増大を防止することができる。
【0131】さらに、本実施例ではデータ処理システム
1000として1個のアレイ型プロセッサ100に1個
のMPU200が接続されている構造を例示した。しか
し、このMPU200を、ASIC(Application Speci
fic Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmab
le Gate Array)、VLIW(Very Long InstructionWor
d)プロセッサ、アレイ型プロセッサ、等に換装すること
も可能である。
【0132】また、2個以上のデータ処理装置を接続し
てデータ処理システムを形成することも可能であり、そ
のデータ処理装置として2種類以上を混在させることも
可能である。さらに、本実施例ではアレイ型プロセッサ
100とMPU200とが直接的に接続されている構造
を例示したが、各種のデバイスを経由させることも可能
である。
【0133】また、本実施例ではデータメモリとなるイ
ンストラクションメモリ112とm/nbレジスタファ
イル115,116とがマルチポートメモリからなるこ
とにより、アレイ型プロセッサ100とMPU200に
よるデータ書込を同時に実行できることを例示したが、
このようなデータメモリをシングルポートメモリで形成
することも可能である。
【0134】例えば、インストラクションメモリ112
がシングルポートメモリからなる場合、アレイ型プロセ
ッサ100とMPU200によるデータ書込を同時に実
行することはできない。しかし、アレイ型プロセッサ1
00は、多数のプロセッサエレメント107がマトリク
ス配列されているので、全部のプロセッサエレメント1
07がインストラクションメモリ112を常時使用する
とも限らない。
【0135】そこで、データ処理システム1000で
は、アレイ型プロセッサ100が複数のプロセッサエレ
メント107の一部がインストラクションメモリ112
を使用しているときに、他部のプロセッサエレメント1
07で使用されていないインストラクションメモリ11
2をMPU200が使用することもできる。
【0136】ただし、上述のようにMPU200がアレ
イ型プロセッサ100のデータメモリを使用する場合で
も、アレイ型プロセッサ100とMPU200とのメモ
リ使用の競合を解決しておく必要はある。しかし、本実
施例のデータ処理システム1000では、前述のように
アレイ型プロセッサ100とMPU200とがイベント
データの通信により互いの状態を認識してデータ処理を
連動できるので、これで競合を解決してメモリ共用を実
現することができる。
【0137】さらに、本実施例ではアレイ型プロセッサ
100とMPU200とが専用の同期制御回路133で
イベントデータを相互通信することで、インストラクシ
ョンメモリ112およびm/nbレジスタファイル11
5,116などのデータメモリを排他使用することを例
示した。しかし、図9に示すように、排他制御回路40
1をインストラクションメモリ112およびm/nbレ
ジスタファイル115,116などのデータメモリに接
続することで排他使用を実現することも可能である。
【0138】この方式を以下に説明する。まず、同期制
御回路133も排他制御回路401も使用せずにアレイ
型プロセッサ100とMPU200とがデータメモリを
共用することを想定し、アレイ型プロセッサ100とM
PU200とに、互いに同期させる処理を実行したとき
にデータメモリの特定の領域の数値を“1”だけインク
リメントし、その数値が“2”になると同期を確認する
と定義する。
【0139】そして、共用するインストラクションメモ
リ112とm/nbレジスタファイル115,116と
の各々の特定アドレスに“0”をデフォルト設定してお
き、そのデータメモリを使用したデータ処理を完了した
アレイ型プロセッサ100とMPU200とが上記の
“0”をデータ読出して“1”をデータ書込する。する
と、後段のデータ処理を実行したアレイ型プロセッサ1
00かMPU200は、データメモリから“1”をデー
タ読出して“2”にデータ更新することになるので、こ
れでデータ処理の同期を確認できることになる。
【0140】しかし、上記手法ではデータ処理を実行す
るアレイ型プロセッサ100とMPU200とがデータ
メモリから“0”をデータ読出してから“1”をデータ
書込するので、一方が“0”をデータ読出してから
“1”をデータ書込するまでの時間に他方が“0”をデ
ータ読出して“1”をデータ書込すると、両方が“1”
をデータ書込したまま“2”を確認することなく待機す
ることになる。
【0141】そこで、データメモリの排他使用を通知す
るアトミック信号をメモリコントローラ103から排他
制御回路401に発行させ、その排他使用の可否を排他
制御回路401からメモリコントローラ103に返信さ
せる。アレイ型プロセッサ100とMPU200との一
方がデータメモリを使用しているときは他方のメモリア
クセスは拒絶されるので、データメモリをアレイ型プロ
セッサ100とMPU200とに確実に排他使用させる
ことが可能となる。
【0142】なお、上述の排他制御回路401を使用す
る手法は、インストラクションメモリ112とm/nb
レジスタファイル115,116との各々に排他制御回
路401を追加するとともに命令バス142も増設する
必要があるが、アレイ型プロセッサ100とMPU20
0とのメモリ使用の待機時間を短縮することができる。
【0143】一方、前述の同期制御回路133を使用す
る手法は、アレイ型プロセッサ100とMPU200と
のメモリ使用に幾分かの待機時間が発生するが、回路規
模の増大を抑制することができる。つまり、上述した2
つの手法は互いに一長一短があるため、データ処理シス
テム1000を実施する場合には各種条件を考慮して最
適な一方を選択することが好適である。
【0144】また、本実施例ではアレイ型プロセッサ1
00とMPU200とのデータ処理を同期させるため、
同期制御回路133と状態管理部105とがデータパス
部106を介してイベントデータを相互通信することを
例示した。しかし、イベントデータに相当する状態管理
部105の制御信号を同期制御回路133が直接に発行
するとともに、イベントデータに相当する状態管理部1
05の状態データを同期制御回路133に直接に通達す
ることも可能である。
【0145】この場合、状態管理部105によるアレイ
型プロセッサ100の管理状態をMPU200に直接に
通達することができ、MPU200が発行するイベント
データを状態管理部105によるアレイ型プロセッサ1
00の管理状態に直接に反映させることができる。
【0146】ただし、この手法ではMPU200からア
レイ型プロセッサ100に通達されるイベントデータが
多数の場合、その個数が状態管理部105でデータ保持
できる動作状態の個数に制限されることがある。また、
同期制御回路133と状態管理部105とのデータ通信
にデータパス部106が関与しないので、データパス部
106が状態管理部105に発行するイベントデータと
同期制御回路133が状態管理部105に通達する制御
信号とを整合させる工夫が必要となる。
【0147】つまり、この手法も同期制御回路133と
状態管理部105とがデータパス部106を介してイベ
ントデータを相互通信する手法および排他制御回路40
1を使用する手法に対して一長一短があるので、やはり
データ処理システム1000を実施する場合には各種条
件を考慮して選択することが好適である。
【0148】さらに、本実施例では同期制御回路133
がメモリアクセス部132とデータパス部106との中
間に位置することを例示したが、この同期制御回路13
3は機能が実現される範囲で各種の位置に配置すること
が可能である。また、本実施例ではインストラクション
メモリ112とm/nbレジスタファイル115,11
6との読出/書込データを命令バス142で伝送するこ
とを例示したが、これをm/nbバス109,110で
伝送することも可能である。
【0149】さらに、本実施例ではアレイ型プロセッサ
100が“8(bit)”からなる“mb”と“1(bit)”か
らなる“nb”との2種類の回路資源を有していること
を例示したが、このような回路資源の種類の個数および
ビット数も各種に設定することが可能である。
【0150】また、本実施例ではスイッチエレメント1
08が隣接するプロセッサエレメント107のインスト
ラクションメモリ112を共用しており、状態管理部1
05がプロセッサエレメント107とスイッチエレメン
ト108との1組のインストラクションポインタを対応
するプロセッサエレメント107のインストラクション
メモリ112に供給することを例示した。
【0151】しかし、プロセッサエレメント107のイ
ンストラクションメモリ112とは別個にスイッチエレ
メント108が自身専用のインストラクションメモリを
有し、状態管理部105がプロセッサエレメント107
とスイッチエレメント108とのインストラクションポ
インタを対応するプロセッサエレメント107とスイッ
チエレメント108とのインストラクションメモリ11
2等に別個に供給することも可能である。
【0152】また、プロセッサエレメント107がスイ
ッチエレメント108のインストラクションメモリを共
用し、状態管理部105がプロセッサエレメント107
とスイッチエレメント108との1組のインストラクシ
ョンポインタを対応するスイッチエレメント108のイ
ンストラクションメモリに供給することも可能である。
【0153】さらに、本実施例ではアレイ型プロセッサ
100の各部が平面状に配列されている構造を例示し
た。しかし、例えば、m/nbバス109,110とス
イッチエレメント108とプロセッサエレメント107
とを積層構造で重複させて形成するようなことも可能で
ある。
【0154】また、本実施例ではアレイ型プロセッサ1
00に状態管理部105が1個のみ形成されていること
を例示した。しかし、これを複数としてプロセッサエレ
メント107を所定個数ずつ管理させることも可能であ
る。このような場合、複数の状態管理部105を代表す
る1個が統合管理することや、複数の状態管理部105
を統合管理する上位管理部(図示せず)を形成することが
好適である。
【0155】
【発明の効果】請求項1ないし3の何れか一項に記載の
発明では、アレイ型プロセッサと他のデータ処理装置と
が処理データを相互通信し、そのデータ処理に対応した
イベントデータも相互通信するので、アレイ型プロセッ
サと他のデータ処理装置とが良好に連動してデータ処理
を分担することができる。さらに、請求項4に記載の発
明では、簡単な構造で確実にアレイ型プロセッサと他の
データ処理装置とがイベントデータを相互通信すること
ができる。
【0156】請求項5および4に記載の発明では、アレ
イ型プロセッサのデータメモリを他のデータ処理装置も
共有するので、データ処理システムとしてアレイ型プロ
セッサのデータメモリを有効に利用することができ、回
路規模の増大を防止してハードウェアの使用効率を向上
させることができる。
【0157】さらに、請求項7に記載の発明では、アレ
イ型プロセッサと他のデータ処理装置とで共有されるデ
ータメモリの使用の競合を解消することができ、請求項
8に記載の発明では、アレイ型プロセッサの複数のメモ
リユニットを他のデータ処理装置に1個のデータメモリ
として利用させることができ、請求項9に記載の発明で
は、同一のデータメモリをアレイ型プロセッサと他のデ
ータ処理装置とが同時に使用することができ、請求項1
0に記載の発明では、アレイ型プロセッサと他のデータ
処理装置とがメモリユニットを同時に使用することがで
き、請求項11に記載の発明では、アレイ型プロセッサ
の複数のプロセッサエレメントに必須のレジスタファイ
ルを他のデータ処理装置がデータメモリとして利用する
ことができ、請求項12に記載の発明では、アレイ型プ
ロセッサに必須のハードウェアを他のデータ処理装置が
データメモリとして利用することができ、請求項13に
記載の発明では、アレイ型プロセッサでプロセッサエレ
メントの処理データの保持に利用できるメモリユニット
を他のデータ処理装置がデータメモリとして利用するこ
とができ、請求項14に記載の発明では、アレイ型プロ
セッサでデータ処理の最中には利用されない命令バスで
他のデータ処理装置にメモリユニットを利用させること
ができ、請求項15に記載の発明では、アドレスデータ
を多数のプロセッサエレメントに少数のバスで伝送する
ことができ、請求項16に記載の発明では、他のデータ
処理装置がアレイ型プロセッサのデータメモリを利用す
るときの所要時間を一定とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のデータ処理システムの論
理構造を示す模式的なブロック図である。
【図2】アレイ型プロセッサのm/nbバスなどの物理
構造を示すブロック図である。
【図3】命令バスなどの物理構造を示すブロック図であ
る。
【図4】同期制御回路とメモリアクセス部との通信デー
タなどを示す模式図である。
【図5】リードマルチプレクサの内部構造を示すブロッ
ク図である。
【図6】データメモリにデータ読出/書込するときのメ
モリアクセス部の各種データを示すタイムチャートであ
る。
【図7】データメモリにデータ読出/書込するときのメ
モリコントローラの各種データを示すタイムチャートで
ある。
【図8】データメモリからデータ読出するときのリード
マルチプレクサの各種データを示すタイムチャートであ
る。
【図9】変形例の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】 100 アレイ型プロセッサ 103 仮想認識手段でありアドレス発行回路である
メモリコントローラ 104 データ読出回路であるリードマルチプレクサ 105 状態管理部 106 データパス部 107 プロセッサエレメント 108 スイッチエレメント 109 データバスの一部であるmbバス 110 データバスの一部であるnbバス 112,140 メモリユニットでありデータメモリ
の一部であるインストラクションメモリ 115 メモリユニットでありデータメモリの一部で
あるmbレジスタファイル 116 メモリユニットでありデータメモリの一部で
あるnbレジスタファイル 132 メモリアクセス部 133 同期制御回路 141 大容量バスである命令バス 142 命令バス 143 小容量バスであるアドレスバス 200 データ処理装置であるMPU 302,303 情報記憶媒体であるプログラムメモ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古田 浩一朗 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 矢部 義一 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 本村 真人 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 戸井 崇雄 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 粟島 亨 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 中村 典嗣 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5B045 BB28 GG12

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される処理データを事前にデータ設
    定されているコンピュータプログラムと入力されるイベ
    ントデータとに対応してデータ処理する複数のデータ処
    理装置が並列に接続されており、これら複数のデータ処
    理装置で前記処理データを分散処理するデータ処理シス
    テムであって、 複数の前記データ処理装置の少なくとも1個がアレイ型
    プロセッサからなり、このアレイ型プロセッサが、個々
    にデータ設定される命令コードに対応してデータ処理を
    個々に実行する複数のプロセッサエレメントと個々にデ
    ータ設定される命令コードに対応して複数の前記プロセ
    ッサエレメントの接続関係を個々に切換制御する複数の
    スイッチエレメントとがマトリクス配列されているデー
    タパス部と、このデータパス部の前記命令コードからな
    るコンテキストを前記コンピュータプログラムと前記イ
    ベントデータとに対応して順次切り換える状態管理部
    と、を有しており、 前記アレイ型プロセッサのデータパス部に他の前記デー
    タ処理装置で処理された処理データの少なくとも一部が
    伝送され、 前記アレイ型プロセッサのデータパス部で処理された処
    理データの少なくとも一部が他の前記データ処理装置に
    伝送されるとともに前記データパス部がデータ処理に対
    応して発生するイベントデータの少なくとも一部が他の
    前記データ処理装置に伝送されるデータ処理システム。
  2. 【請求項2】 入力される処理データを事前にデータ設
    定されているコンピュータプログラムと入力されるイベ
    ントデータとに対応してデータ処理する複数のデータ処
    理装置が並列に接続されており、これら複数のデータ処
    理装置で前記処理データを分散処理するデータ処理シス
    テムであって、 複数の前記データ処理装置の少なくとも1個がアレイ型
    プロセッサからなり、このアレイ型プロセッサが、個々
    にデータ設定される命令コードに対応してデータ処理を
    個々に実行する複数のプロセッサエレメントと個々にデ
    ータ設定される命令コードに対応して複数の前記プロセ
    ッサエレメントの接続関係を個々に切換制御する複数の
    スイッチエレメントとがマトリクス配列されているデー
    タパス部と、このデータパス部の前記命令コードからな
    るコンテキストを前記コンピュータプログラムと前記イ
    ベントデータとに対応して順次切り換える状態管理部
    と、を有しており、 前記アレイ型プロセッサのデータパス部に他の前記デー
    タ処理装置で処理された処理データの少なくとも一部が
    伝送されるとともに他の前記データ処理装置が前記デー
    タ処理に対応して発行するイベントデータの少なくとも
    一部が前記状態管理部に伝送され、 前記アレイ型プロセッサのデータパス部で処理された処
    理データの少なくとも一部が他の前記データ処理装置に
    伝送されるデータ処理システム。
  3. 【請求項3】 入力される処理データを事前にデータ設
    定されているコンピュータプログラムと入力されるイベ
    ントデータとに対応してデータ処理する複数のデータ処
    理装置が並列に接続されており、これら複数のデータ処
    理装置で前記処理データを分散処理するデータ処理シス
    テムであって、 複数の前記データ処理装置の少なくとも1個がアレイ型
    プロセッサからなり、このアレイ型プロセッサが、個々
    にデータ設定される命令コードに対応してデータ処理を
    個々に実行する複数のプロセッサエレメントと個々にデ
    ータ設定される命令コードに対応して複数の前記プロセ
    ッサエレメントの接続関係を個々に切換制御する複数の
    スイッチエレメントとがマトリクス配列されているデー
    タパス部と、このデータパス部の前記命令コードからな
    るコンテキストを前記コンピュータプログラムと前記イ
    ベントデータとに対応して順次切り換える状態管理部
    と、を有しており、 前記アレイ型プロセッサのデータパス部に他の前記デー
    タ処理装置で処理された処理データの少なくとも一部が
    伝送されるとともに他の前記データ処理装置が前記デー
    タ処理に対応して発行するイベントデータの少なくとも
    一部が前記状態管理部に伝送され、 前記アレイ型プロセッサのデータパス部で処理された処
    理データの少なくとも一部が他の前記データ処理装置に
    伝送されるとともに前記データパス部がデータ処理に対
    応して発生するイベントデータの少なくとも一部が他の
    前記データ処理装置に伝送されるデータ処理システム。
  4. 【請求項4】 前記アレイ型プロセッサは、他の前記デ
    ータ処理装置により読み出される前記イベントデータが
    前記状態管理部により格納されることと、前記状態管理
    部により読み出される前記イベントデータが他の前記デ
    ータ処理装置により格納されることと、の少なくとも一
    方を実行する同期制御回路を有している請求項1ないし
    3の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  5. 【請求項5】 前記アレイ型プロセッサが、各種データ
    を更新自在に一時記憶するデータメモリも有しており、 このデータメモリを前記アレイ型プロセッサと他の前記
    データ処理装置とが共有する請求項1ないし4の何れか
    一項に記載のデータ処理システム。
  6. 【請求項6】 入力される処理データを並列に接続され
    ている複数のデータ処理装置で前記処理データを分散処
    理するデータ処理システムであって、 複数の前記データ処理装置の少なくとも1個がアレイ型
    プロセッサからなり、このアレイ型プロセッサが、個々
    にデータ設定される命令コードに対応してデータ処理を
    個々に実行する複数のプロセッサエレメントと個々にデ
    ータ設定される命令コードに対応して複数の前記プロセ
    ッサエレメントの接続関係を個々に切換制御する複数の
    スイッチエレメントとがマトリクス配列されているデー
    タパス部と、このデータパス部の前記命令コードからな
    るコンテキストを前記コンピュータプログラムに対応し
    て順次切り換える状態管理部と、各種データを更新自在
    に一時記憶するデータメモリと、を有しており、 このデータメモリを前記アレイ型プロセッサと他の前記
    データ処理装置とが共有するデータ処理システム。
  7. 【請求項7】 前記アレイ型プロセッサは、自身と他の
    前記データ処理装置との1個に前記データメモリを排他
    使用させる排他制御回路を有している請求項6に記載の
    データ処理システム。
  8. 【請求項8】 前記データメモリが前記データパス部に
    分散された複数のメモリユニットからなり、 これら複数のメモリユニットを1個の前記データメモリ
    として他の前記データ処理装置に認識させる仮想認識手
    段を前記アレイ型プロセッサが有している請求項5ない
    し7の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  9. 【請求項9】 複数の前記メモリユニットの少なくとも
    一部は、データ読出/書込を受け付けるアクセスポート
    とアドレスデータごとの記憶エリアとが各々複数のマル
    チポートメモリからなり、前記アレイ型プロセッサと他
    の前記データ処理装置とによるデータ読出/書込を互い
    に異なる前記アクセスポートと前記記憶エリアとで同時
    に受け付ける請求項5ないし8の何れか一項に記載のデ
    ータ処理システム。
  10. 【請求項10】 複数の前記メモリユニットの少なくと
    も一部が複数の前記プロセッサエレメントの少なくとも
    一部に内蔵されており、 前記アレイ型プロセッサが複数の前記プロセッサエレメ
    ントの一部が前記メモリユニットを使用しているときに
    他部の前記プロセッサエレメントで使用されていない前
    記メモリユニットを他の前記データ処理装置が使用する
    請求項8に記載のデータ処理システム。
  11. 【請求項11】 複数の前記プロセッサエレメントの少
    なくとも一部が処理データを一時保持するレジスタファ
    イルを有しており、複数の前記メモリユニットの少なく
    とも一部が前記レジスタファイルからなる請求項8また
    は10に記載のデータ処理システム。
  12. 【請求項12】 複数の前記プロセッサエレメントの少
    なくとも一部が前記命令コードを更新自在に一時保持す
    るインストラクションメモリを有しており、複数の前記
    メモリユニットの少なくとも一部が前記インストラクシ
    ョンメモリからなる請求項8または10または11に記
    載のデータ処理システム。
  13. 【請求項13】 前記アレイ型プロセッサは、複数の前
    記スイッチエレメントにより切換制御されて複数の前記
    プロセッサエレメントの処理データが伝送されるデータ
    バスを有しており、このデータバスに前記プロセッサエ
    レメントと並列に複数の前記メモリユニットの少なくと
    も一部が接続されている請求項8または10ないし12
    の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  14. 【請求項14】 複数の前記プロセッサエレメントの少
    なくとも一部が前記命令コードを更新自在に一時保持す
    るインストラクションメモリを有しており、 前記アレイ型プロセッサは、複数の前記スイッチエレメ
    ントにより切換制御されて複数の前記プロセッサエレメ
    ントの処理データが伝送されるデータバスと、入力され
    る前記命令コードが複数の前記プロセッサエレメントま
    で伝送される命令バスと、を別個に有しており、 他の前記データ処理装置が使用する前記メモリユニット
    の読出/書込データが前記命令バスで伝送される請求項
    8ないし13の何れか一項に記載のデータ処理システ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記状態管理部が、多数ビットのアド
    レスデータを前記インストラクションメモリへの前記命
    令コードのデータ格納に必要な少数ビットの複数のアド
    レスデータにデコードするインストラクションデコーダ
    を有しており、 入力される多数ビットの前記アドレスデータを前記状態
    管理部まで伝送する少数の大容量バスと、 前記状態管理部から複数の前記プロセッサエレメントま
    で少数ビットの前記アドレスデータを伝送する多数の小
    容量バスと、も有している請求項14に記載のデータ処
    理システム。
  16. 【請求項16】 前記アレイ型プロセッサは、他の前記
    データ処理装置による前記データメモリのデータ読出に
    対応してアドレスデータを発行するアドレス発行回路
    と、このアドレス発行回路で発行された前記アドレスデ
    ータで前記データメモリから読み出された読出データを
    出力するデータ読出回路と、を別個に有しており、 前記アドレス発行回路と前記データ読出回路とが前記デ
    ータパス部の両側に分散配置されている請求項5ないし
    15の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載のデータ処理システム
    のアレイ型プロセッサであって、 個々にデータ設定される命令コードに対応してデータ処
    理を個々に実行する複数のプロセッサエレメントと個々
    にデータ設定される命令コードに対応して複数の前記プ
    ロセッサエレメントの接続関係を個々に切換制御する複
    数のスイッチエレメントとがマトリクス配列されている
    データパス部と、このデータパス部の前記命令コードか
    らなるコンテキストを前記コンピュータプログラムと前
    記イベントデータとに対応して順次切り換える状態管理
    部と、を有しており、 前記データパス部は、他の前記データ処理装置で処理さ
    れた処理データの少なくとも一部が伝送され、処理した
    処理データの少なくとも一部を他の前記データ処理装置
    に伝送し、 前記状態管理部は、前記データパス部がデータ処理に対
    応して発生するイベントデータの少なくとも一部を他の
    前記データ処理装置に伝送する、アレイ型プロセッサ。
  18. 【請求項18】 請求項2に記載のデータ処理システム
    のアレイ型プロセッサであって、 個々にデータ設定される命令コードに対応してデータ処
    理を個々に実行する複数のプロセッサエレメントと個々
    にデータ設定される命令コードに対応して複数の前記プ
    ロセッサエレメントの接続関係を個々に切換制御する複
    数のスイッチエレメントとがマトリクス配列されている
    データパス部と、このデータパス部の前記命令コードか
    らなるコンテキストを前記コンピュータプログラムと前
    記イベントデータとに対応して順次切り換える状態管理
    部と、を有しており、 前記データパス部は、他の前記データ処理装置で処理さ
    れた処理データの少なくとも一部が伝送され、処理した
    処理データの少なくとも一部を他の前記データ処理装置
    に伝送し、 前記状態管理部は、他の前記データ処理装置がデータ処
    理に対応して発行するイベントデータの少なくとも一部
    が伝送される、アレイ型プロセッサ。
  19. 【請求項19】 請求項3に記載のデータ処理システム
    のアレイ型プロセッサであって、 個々にデータ設定される命令コードに対応してデータ処
    理を個々に実行する複数のプロセッサエレメントと個々
    にデータ設定される命令コードに対応して複数の前記プ
    ロセッサエレメントの接続関係を個々に切換制御する複
    数のスイッチエレメントとがマトリクス配列されている
    データパス部と、このデータパス部の前記命令コードか
    らなるコンテキストを前記コンピュータプログラムと前
    記イベントデータとに対応して順次切り換える状態管理
    部と、を有しており、 前記データパス部は、他の前記データ処理装置で処理さ
    れた処理データの少なくとも一部が伝送され、処理した
    処理データの少なくとも一部を他の前記データ処理装置
    に伝送し、 前記状態管理部は、他の前記データ処理装置がデータ処
    理に対応して発行するイベントデータの少なくとも一部
    が伝送され、前記データパス部がデータ処理に対応して
    発生するイベントデータの少なくとも一部を他の前記デ
    ータ処理装置に伝送する、アレイ型プロセッサ。
  20. 【請求項20】 請求項5または6に記載のデータ処理
    システムのアレイ型プロセッサであって、 個々にデータ設定される命令コードに対応してデータ処
    理を個々に実行する複数のプロセッサエレメントと個々
    にデータ設定される命令コードに対応して複数の前記プ
    ロセッサエレメントの接続関係を個々に切換制御する複
    数のスイッチエレメントとがマトリクス配列されている
    データパス部と、 このデータパス部の前記命令コードからなるコンテキス
    トを前記コンピュータプログラムに対応して順次切り換
    える状態管理部と、 各種データを更新自在に一時記憶するデータメモリと、 このデータメモリを他の前記データ処理装置に共有させ
    るメモリ共有手段と、を有しているアレイ型プロセッ
    サ。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載のデータ処理システム
    の他の前記データ処理装置であって、 コンピュータプログラムが事前にデータ設定されている
    情報記憶媒体と、処理データとイベントデータとが入力
    されるデータ入力手段と、入力される前記処理データを
    前記コンピュータプログラムと前記イベントデータとに
    対応してデータ処理するデータ処理手段と、このデータ
    処理手段で処理された処理データとイベントデータとを
    出力するデータ出力手段と、を有しており、 前記データ入力手段は、前記処理データの少なくとも一
    部とイベントデータとを前記アレイ型プロセッサから入
    力し、 前記データ処理手段は、前記データ処理の少なくとも一
    部に対応して新規のイベントデータを発行し、 前記データ出力手段は、前記処理データの少なくとも一
    部を前記アレイ型プロセッサに出力する、データ処理装
    置。
  22. 【請求項22】 請求項2に記載のデータ処理システム
    の他の前記データ処理装置であって、 コンピュータプログラムが事前にデータ設定されている
    情報記憶媒体と、処理データとイベントデータとが入力
    されるデータ入力手段と、入力される前記処理データを
    前記コンピュータプログラムと前記イベントデータとに
    対応してデータ処理するデータ処理手段と、このデータ
    処理手段で処理された処理データとイベントデータとを
    出力するデータ出力手段と、を有しており、 前記データ入力手段は、前記処理データの少なくとも一
    部を前記アレイ型プロセッサから入力し、 前記データ処理手段は、前記データ処理の少なくとも一
    部に対応して新規のイベントデータを発行し、 前記データ出力手段は、前記処理データの少なくとも一
    部と新規に発行された前記イベントデータとを前記アレ
    イ型プロセッサに出力する、データ処理装置。
  23. 【請求項23】 請求項3に記載のデータ処理システム
    の他の前記データ処理装置であって、 コンピュータプログラムが事前にデータ設定されている
    情報記憶媒体と、処理データとイベントデータとが入力
    されるデータ入力手段と、入力される前記処理データを
    前記コンピュータプログラムと前記イベントデータとに
    対応してデータ処理するデータ処理手段と、このデータ
    処理手段で処理された処理データとイベントデータとを
    出力するデータ出力手段と、を有しており、 前記データ入力手段は、前記処理データの少なくとも一
    部とイベントデータとを前記アレイ型プロセッサから入
    力し、 前記データ処理手段は、前記データ処理の少なくとも一
    部に対応して新規のイベントデータを発行し、 前記データ出力手段は、前記処理データの少なくとも一
    部と新規に発行された前記イベントデータとを前記アレ
    イ型プロセッサに出力する、データ処理装置。
  24. 【請求項24】 請求項6に記載のデータ処理システム
    の他の前記データ処理装置であって、 コンピュータプログラムが事前にデータ設定されている
    情報記憶媒体と、処理データが入力されるデータ入力手
    段と、このデータ入力手段で入力される前記処理データ
    を前記コンピュータプログラムに対応してデータ処理す
    るデータ処理手段と、このデータ処理手段で処理された
    処理データを出力するデータ出力手段と、前記処理デー
    タなどの各種データを一時記憶するデータ記憶手段と、
    を有しており、 前記各種データの少なくとも一部を前記アレイ型プロセ
    ッサのデータメモリに一時記憶させるデータ処理装置。
  25. 【請求項25】 請求項17に記載のアレイ型プロセッ
    サのためのコンピュータプログラムであって、 前記データパス部に他の前記データ処理装置で処理され
    た処理データの少なくとも一部を入力させる処理と、 前記データパス部に処理した処理データの少なくとも一
    部を他の前記データ処理装置に出力させる処理と、 前記状態管理部に前記データパス部がデータ処理に対応
    して発生するイベントデータの少なくとも一部を他の前
    記データ処理装置に出力させる処理と、を前記アレイ型
    プロセッサに実行させるためのコンピュータプログラ
    ム。
  26. 【請求項26】 請求項18に記載のアレイ型プロセッ
    サのためのコンピュータプログラムであって、 前記データパス部に他の前記データ処理装置で処理され
    た処理データの少なくとも一部を入力させる処理と、 前記データパス部に処理した処理データの少なくとも一
    部を他の前記データ処理装置に出力させる処理と、 前記状態管理部に他の前記データ処理装置がデータ処理
    に対応して発行するイベントデータの少なくとも一部を
    入力させる処理と、を前記アレイ型プロセッサに実行さ
    せるためのコンピュータプログラム。
  27. 【請求項27】 請求項19に記載のアレイ型プロセッ
    サのためのコンピュータプログラムであって、 前記データパス部に他の前記データ処理装置で処理され
    た処理データの少なくとも一部を入力させる処理と、 前記データパス部に処理した処理データの少なくとも一
    部を他の前記データ処理装置に出力させる処理と、 前記状態管理部に他の前記データ処理装置がデータ処理
    に対応して発行するイベントデータの少なくとも一部を
    入力させる処理と、 前記状態管理部に前記データパス部がデータ処理に対応
    して発生するイベントデータの少なくとも一部を他の前
    記データ処理装置に出力させる処理と、を前記アレイ型
    プロセッサに実行させるためのコンピュータプログラ
    ム。
  28. 【請求項28】 請求項20に記載のアレイ型プロセッ
    サのためのコンピュータプログラムであって、 前記データメモリを他の前記データ処理装置に共有させ
    る処理を前記アレイ型プロセッサに実行させるためのコ
    ンピュータプログラム。
  29. 【請求項29】 請求項21に記載のデータ処理装置の
    ためのコンピュータプログラムであって、 前記処理データの少なくとも一部とイベントデータとを
    前記アレイ型プロセッサから入力する処理と、 前記データ処理の少なくとも一部に対応して新規のイベ
    ントデータを発行する処理と、 前記処理データの少なくとも一部を前記アレイ型プロセ
    ッサに出力する処理と、を前記データ処理装置に実行さ
    せるためのコンピュータプログラム。
  30. 【請求項30】 請求項22に記載のデータ処理装置の
    ためのコンピュータプログラムであって、 前記処理データの少なくとも一部を前記アレイ型プロセ
    ッサから入力する処理と、 前記データ処理の少なくとも一部に対応して新規のイベ
    ントデータを発行する処理と、 前記処理データの少なくとも一部と新規に発行された前
    記イベントデータとを前記アレイ型プロセッサに出力す
    る処理と、 を前記データ処理装置に実行させるためのコンピュータ
    プログラム。
  31. 【請求項31】 請求項23に記載のデータ処理装置の
    ためのコンピュータプログラムであって、 前記処理データの少なくとも一部とイベントデータとを
    前記アレイ型プロセッサから入力する処理と、 前記データ処理の少なくとも一部に対応して新規のイベ
    ントデータを発行する処理と、 前記処理データの少なくとも一部と新規に発行された前
    記イベントデータとを前記アレイ型プロセッサに出力す
    る処理と、を前記データ処理装置に実行させるためのコ
    ンピュータプログラム。
  32. 【請求項32】 請求項24に記載のデータ処理装置の
    ためのコンピュータプログラムであって、 前記各種データの少なくとも一部を前記アレイ型プロセ
    ッサのデータメモリに一時記憶させる処理を前記データ
    処理装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  33. 【請求項33】 請求項1ないし3の何れか一項または
    6に記載のデータ処理システムのアレイ型プロセッサの
    ためのコンピュータプログラムが格納されている情報記
    憶媒体であって、 請求項25ないし28の何れか一項に記載のコンピュー
    タプログラムが格納されている情報記憶媒体。
  34. 【請求項34】 請求項1ないし3の何れか一項または
    6に記載のデータ処理システムの他の前記データ処理装
    置のためのコンピュータプログラムが格納されている情
    報記憶媒体であって、 請求項29ないし32の何れか一項に記載のコンピュー
    タプログラムが格納されている情報記憶媒体。
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