JP2003195648A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003195648A
JP2003195648A JP2001391158A JP2001391158A JP2003195648A JP 2003195648 A JP2003195648 A JP 2003195648A JP 2001391158 A JP2001391158 A JP 2001391158A JP 2001391158 A JP2001391158 A JP 2001391158A JP 2003195648 A JP2003195648 A JP 2003195648A
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JP2001391158A
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Yujiro Nomura
雄二郎 野村
Yoshiro Koga
欣郎 古賀
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機EL書き込みヘッドに用いて、超小型な
画像形成装置を実現すること。 【解決手段】 像担持体1の周囲に帯電手段47、露光
手段1、現像手段48、転写手段45を配した画像形成
ステーションY、M、C、Kを少なくとも1つ以上設
け、画像形成ステーションで形成されたトナー像を転写
媒体に転写させる画像形成装置であって、露光手段1と
して有機ELアレイ露光ヘッド1を備え、転写媒体が中
間転写ベルト42からなり、中間転写ベルト42からト
ナー像が二次転写された記録媒体P上のトナー像を記録
媒体に定着する定着手段58を備えており、有機ELア
レイ露光ヘッド1と定着手段58の間に中間転写ベルト
42が配置されている画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に、有機ELアレイ露光ヘッドを用いて小型化し
た画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法を用いる複写機、プリ
ンター、ファックス等の画像形成装置においては、書き
込み手段としてレーザ走査光学系を用いるのが一般的に
であった。
【0003】このような中、特開平2−273258号
においては、書込み手段としてLEDアレイを用いた画
像形成装置が提案されている。
【0004】また、特開平11−198433号におい
ては、有機ELアレイを用いたワンチップ発光素子を用
いた画像形成装置が提案されている。
【0005】また、特開2000−127489におい
ては、画像形成装置の書き込み手段用の有機ELヘッド
で、素子内部に温度センサーと発熱体を設けて素子温度
を一定に保つものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レーザ走査光学系を用いた画像形成装置は、走査光学系
が必要なため、書き込みヘッドが大型化し、小型な画像
形成装置を実現することは困難である。また、タンデム
配置のカラー画像形成装置においては、4本の走査ビー
ムの走査位置精度を高めることが困難で、色ずれが発生
し、画質が劣化する問題がある。
【0007】また、LEDアレイを用いた画像形成装置
の場合、複数のチップを一列に繋ぎ合せて構成するた
め、チップ毎にその発光特性が異なり、出力画像に筋ム
ラが発生する。画素位置精度については、レーザ走査光
学系よりは有利であるが、繋ぎ合わせ部で素子の相対位
置精度が悪くなり、色ずれが発生する。
【0008】また、本体とヘッドとの電気配線数を減ら
すために、通常発光素子の近傍にドライバー回路が設け
られるが、LEDでは発光部と駆動回路を同一基板に形
成することが困難である。このため、通常はドライバー
ICを素子の横の配置する必要があり、素子の幅がドラ
イバーICの分だけ大型化する。これは、小径のOPC
(有機半導体)ドラムを用いた場合に、帯電装置と現像
装置間に配置することが困難となり、装置の小型化の支
障となる。
【0009】画像形成装置の書込み手段として有機EL
アレイを用いた特開平11−198433号において
は、単一基板上に発光部と駆動部を構成できるため、L
EDよりさらに素子位置精度が高く、素子の幅も小さく
することができる。しかし、素子周辺の湿度の影響を受
けて素子が劣化し、発光光量や発光効率が低下するとい
う問題がある。特に、画像形成装置に用いた場合には、
定着器から発生する湿度の高い熱風により素子が劣化し
てしまう。
【0010】また、素子内部に温度センサーと発熱体を
設けて素子温度を一定に保つ特開2000−12748
9の場合は、温度センサー、発熱体も素子に設ける必要
があり、素子構造が複雑化、大型化し、LEDと同様
に、小径の感光体を用いることが困難である。
【0011】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、有機EL書き込
みヘッドに用いて、超小型な画像形成装置を実現するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成装置は、像担持体の周囲に帯電手段、露光
手段、現像手段、転写手段を配した画像形成ステーショ
ンを少なくとも1つ以上設け、前記画像形成ステーショ
ンで形成されたトナー像を転写媒体に転写させる画像形
成装置において、前記露光手段として有機ELアレイ露
光ヘッドを備え、前記転写媒体が中間転写ベルト又は紙
搬送ベルトによって搬送される記録媒体からなり、前記
中間転写ベルトからトナー像が二次転写された記録媒
体、又は、前記紙搬送ベルトから剥離された記録媒体上
のトナー像を記録媒体に定着する定着手段を備えてお
り、前記有機ELアレイ露光ヘッドと前記定着手段の間
に前記中間転写ベルト又は紙搬送ベルトが配置されてい
ることを特徴とするものである。
【0013】本発明においては、有機ELアレイ露光ヘ
ッドと定着手段の間に中間転写ベルト又は紙搬送ベルト
が配置されているので、定着手段で記録媒体(用紙)を
加熱することにより用紙に含まれるている水分が蒸発
し、高湿度で高温の空気が発生するが、この高湿度で高
温の空気を中間転写ベルト又は紙搬送ベルトがブロック
するため、定着手段で発生する湿度により有機ELアレ
イ露光ヘッドの有機EL発光部が劣化するのを防止する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】電子写真方式の画像形成装置は、
像担持体(感光体)と、その周囲に配置された帯電手
段、露光手段、現像手段、転写手段と、記録媒体(用
紙)に転写されたトナー像を定着する定着手段とを備え
ている。
【0015】このような電子写真方式の画像形成装置の
露光手段(書き込み手段)として、有機EL素子(ヘッ
ド)を使用する上で、湿度により有機EL素子が劣化す
る問題がある。また、温度により有機EL素子が耐久劣
化する問題もあるが、その反面、温度により有機EL素
子の発光効率が上がるメリットもある。
【0016】そこで、本発明においては、上記のような
電子写真方式の画像形成装置の湿度発生源である定着器
から有機ELヘッドを隔離することにより、湿度により
劣化する問題を防止する。また、有機ELヘッド周辺を
加熱してその周辺の相対湿度を下げることにより湿度に
より劣化する問題を避けると同時にその発光効率も上げ
るようにする。
【0017】また、必要に応じて有機ELヘッド周辺の
温度が上がらないようにする。
【0018】そして、このような工夫を図ると同時に、
露光手段として有機ELヘッドを用いることで、画像形
成装置の小型化を実現するものである。
【0019】以下、本発明の画像形成装置を実施例に基
づいて説明する。
【0020】図2は、本発明において使用する有機EL
アレイ露光ヘッドの1実施例の模式的な平面図であり、
図3に図2の直線A−A’に沿うアレイの1画素の断面
図を示す。
【0021】この実施例の有機ELアレイ露光ヘッド1
は、2列のアレイ2、2’が平行で相互の画素が千鳥状
になるように配列されたもので、各アレイ2、2’は直
線状に配置された多数の画素3からなり、各画素3の構
成は同じで、有機EL発光部4とその有機EL発光部4
の発光を制御するTFT(薄膜トランジスタ)5とから
なる。
【0022】図3に1画素3の有機EL発光部4とTF
T5とを含む断面図を示すが、その作製順に説明する。
ガラス基板6上にまずTFT5を作製する。TFT5の
作製方法を種々知られているが。例えば、ガラス基板6
上に最初にシリコン酸化膜を堆積し、さらにアモルファ
スシリコン膜を堆積する。次に、このアモルファスシリ
コン膜に対してエキシマレーザ光を照射して結晶化を行
い、チャネルとなるポリシリコン膜を形成する。このポ
リシリコン膜をパタニング後、ゲート絶縁膜を堆積し、
さらに窒化タンタルからなるゲート電極を形成する。続
いて、NチャンネルTFTのソース・ドレイン部をリン
のイオン注入により、PチャンネルTFTのソース・ド
レイン部をボロンのイオン注入によりそれぞれ形成す
る。イオン注入した不純物を活性化後、第1層間絶縁膜
の堆積、第1コンタクトホールの開口、ソース線の形
成、第2層間絶縁膜の堆積、第2コンタクトホールの開
口、金属画素電極の形成を順次行い、TFT5のアレイ
が完成する(例えば、第8回電子ディスプレイ・フォー
ラム(2001.4.18)「高分子型有機ELディス
プレイ」参照。)。ここで、この金属画素電極は、有機
EL発光部4の陰極7となるもので、有機EL発光部4
の反射層を兼用するものであり、Mg、Ag、Al、L
i等の金属薄膜電極で形成される。
【0023】次いで、有機EL発光部4に対応する穴8
を有し所定の高さの隔壁(バンク)9を形成する。この
隔壁9は、特開2000−353594に開示されてい
るように、フォトリソグラフィ法や印刷法等、任意の方
法で作成することができる。例えば、リソグラフィ法を
使用する場合は、スピンコート、スプレーコート、ロー
ルコート、ダイコート、ディップコート等所定の方法で
バンクの高さに合わせて有機材料を塗布し、その上にレ
ジスト層を塗布する。そして、隔壁9形状に合わせてマ
スクを施し、レジストを露光・現像することにより隔壁
9形状に合わせたレジストを残す。最後に隔壁材料をエ
ッチングしてマスク以外の部分の隔壁材料を除去する。
また、下層が無機物で上層が有機物で構成された2層以
上でバンク(凸部)を形成してもよい。また、特開20
00−323276に開示されているように、隔壁9を
構成する材料としては、EL材料の溶媒に対し耐久性を
有するものえあれば特に限定されないが、フロロカーボ
ンガスプラズマ処理によりテフロン(登録商標)化でき
ることから、例えばアクリル樹脂、エポキシ樹脂、感光
性ポリイミド等の有機材料が好ましい。液状ガラス等の
無機材料を下層にした積層隔壁であってもよい。また、
隔壁9は、上記材料にカーボンブラック等を混入してブ
ラックあるいは不透明にすることが望ましい。
【0024】次いで、有機ELの発光層用インク組成物
を塗布する直前に、隔壁9を設けた基板を酸素ガスとフ
ロロカーボンガスプラズマの連続プラズマ処理を行う。
これにより例えば隔壁9を構成するポリイミド表面は撥
水化、陰極7表面は親水化され、インクジェット液滴を
微細にパターニングするための基板側の濡れ性の制御が
できる。プラズマを発生する装置としては、真空中でプ
ラズマを発生する装置でも、大気中でプラズマを発生す
る装置でも同様に用いることができる。
【0025】次に、隔壁9の穴8内に発光層用のインク
組成物をインクジェット方式プリント装置20のヘッド
21から吐き出し、各画素の陰極7上にパターニング塗
布を行う。塗布後、溶媒を除去し、熱処理して発光層1
0を形成する。
【0026】ここで、本発明で言うインクジェット方式
とは、圧電素子等の機械的エネルギーを利用してインク
組成物を吐き出すピエゾジェット方式、ヒータの熱エネ
ルギーを利用して気泡を発生させ、その気泡の生成に基
づいてインク組成物を吐き出すサーマル方式の何れでも
よい((社)日本写真学会・日本画像学会合同出版委員
会編「ファインイメージングとハードコピー」199
9.1.7発行((株)コロナ社)p.43)。
【0027】穴8内に発光層10を形成した後、正孔注
入層用インク組成物を穴8内の発光層10上にインクジ
ェットプリント装置20のヘッド21から吐き出し、各
画素の発光層10上にパターニング塗布を行う。塗布
後、溶媒を除去し、熱処理して正孔注入層11を形成す
る。
【0028】なお、以上の発光層10と正孔注入層11
の順番は反対であってもよい。水分に対してより耐性の
ある層を表面側(基板6からより離れた側)に配置する
ようにすることが望ましい。
【0029】また、発光層10と正孔注入層11は、上
記のようにインクジェット方式でインク組成物を塗布す
ることにより作成する代わりに、公知のスピンコート
法、ディップ法あるいは蒸着法で作成することもでき
る。
【0030】また、発光層10に用いる材料、正孔注入
層11に用いる材料については、例えば、特開平10−
12377号、特開2000−323276等で公知の
種々のものが利用でき、詳細は省く。
【0031】隔壁9の穴8内に発光層10と正孔注入層
11を順に形成した後、基板の表面全面に真空蒸着法に
より有機ELの陽極となる透明電極12を被着させる。
この透明電極12の材料としては、酸化すず膜、ITO
膜、酸化インジウムと酸化亜鉛との複合酸化物膜等があ
り、真空蒸着法以外に、フォトリソグラフィ法やスパッ
タ法、パイロゾル法等が採用できる。このような方法に
より、隔壁9の上面と穴8の内面全面に透明電極12が
形成される。
【0032】次いで、透明電極12表面を撥水処理し、
隔壁9の穴8内にマイクロレンズ用の透明インク組成物
をインクジェット方式プリント装置20のヘッド21か
ら吐き出し、パターニング塗布を行い、塗布後硬化させ
て、各画素の有機EL発光部4上に凸マイクロレンズ1
3を形成する。凸マイクロレンズ13の表面の曲率半
径、すなわち、焦点距離は、インク組成物の吐き出し
量、穴8の径、マイクロレンズ用透明インク組成物の表
面張力、透明電極12に対する撥水性の度合い、インク
組成物の硬化の際の収縮量等で決まる。
【0033】以上のように、基板上6上に有機EL発光
部4のアレイが設けられ、かつ、各有機EL発光部4の
発光制御用のTFT5のアレイが設けられ、各有機EL
発光部4上にインクジェット方式で所定の焦点距離の凸
マイクロレンズ13が形成された本発明の1実施例の有
機ELアレイ露光ヘッド1は、図4に側面図を示すよう
に、有機ELアレイ露光ヘッド1から所定距離Lだけ離
れた面S上に、有機ELアレイ露光ヘッド1の画素3配
列と同じ配列パターンで各有機EL発光部4からの発光
光束を集光する。したがって、有機ELアレイ露光ヘッ
ド1の長手方向に直交する方向にこの面Sを相対的に移
動させ、かつ、有機ELアレイ露光ヘッド1の各有機E
L発光部4の発光をTFT5により制御することで、面
S上に所定のパターンを記録することができる。
【0034】そこで、本発明においては、上記の実施例
のような有機ELアレイ露光ヘッド1を電子写真方式の
画像形成装置の露光ヘッドに用いることにする。このよ
うな有機ELアレイ露光ヘッド1を用いた画像形成装置
の実施例を説明する前に、有機ELアレイの各発光部4
の駆動方式について説明しておく。
【0035】この駆動方式は、電流プログラム階調と呼
ばれるもので、発光ポリマーディスプレイ用に開発され
たものである(工業調査会「電子材料」7月号別冊「液
晶ディスプレイ技術2001年」(2001年7月発
行)「低温poly-Si 薄膜トランジスタ駆動発光ポリマー
ディスプレイ」)。電流プログラム階調は、全ての特性
バラツキに起因する発光輝度バラツキを抑制するための
ものである。電流プログラム階調の画素回路を図5に示
す。また、電流プログラム階調の動作原理を図6に示
す。電流プログラム期間には、TFTのゲート電極とド
レイン電極を短絡させてVgs=Vdsとし、階調信号
はアナログ電流としてTFTに供給され、このときのV
gsをキャパシタC1に記憶させる。保持期間には、ア
ナログ電流は定電圧VDDに切り換えられて、動作点は
TFTと発光素子OLEDのI−V特性の交点となる。
TFTは電流プログラム期間・保持期間とも飽和領域で
動作しているので、プログラム電流と同量の電流が保持
期間にも供給される。
【0036】この電流プログラム階調の特徴は、TFT
の飽和領域を利用しているので、TFT・発光素子の全
ての特性バラツキに起因する発光輝度バラツキの抑制が
可能なことである。また、定電流制御でありながら、発
光部の数だけ定電流源を必要とせず、1つの定電圧源V
DDに接続すればよいものである。
【0037】図1に、本発明の1実施例の画像形成装置
の全体構成を示す模式的断面図を示す。図1において、
この実施例の画像形成装置は中間転写方式の縦型タンデ
ム配置のカラー画像形成装置であり、ハウジング本体3
1と、ハウジング本体31の前面に開閉自在に装着され
た開閉部材(扉体)32と、開閉部材32の上部に形成
された排紙トレイ(排紙部)33とを有し、ハウジング
本体31内には、本画像形成装置の駆動・制御のための
電装基板34、画像形成ユニット35、冷却のための送
風ファン36、転写ベルトユニット37、給紙ユニット
38が配設され、開閉部材32内には紙搬送手段39が
配設されている。画像形成ユニット35及び給紙ユニッ
ト38内の消耗品は、本体に対して着脱可能な構成であ
り、その場合には、転写ベルトユニット37を含めて取
り外して修理又は交換を行うことが可能な構成になって
いる。
【0038】転写ベルトユニット37は、ハウジング本
体31の下方に配設され図示しない駆動源により回転駆
動される駆動ローラ40と、駆動ローラ40の上方に配
設されるテンションローラ41と、この2本のローラ間
に張架されて図示矢印方向(反時計方向)へ循環駆動さ
れる中間転写ベルト42と、中間転写ベルト42の表面
に当接するクリーニング手段43とを備え、テンション
ローラ41及び中間転写ベルト42が駆動ローラ40に
対して図の上方に配設されている。
【0039】駆動ローラ40は、二次転写ローラ44の
バックアップローラを兼ねている。また、テンションロ
ーラ41はクリーニング手段43のバックアップローラ
として兼用させている。
【0040】中間転写ベルト42の裏面には、各画像形
成ステーションY、M、C、Kの像担持体(感光体ドラ
ム)46に対向して板バネ電極からなる一次転写部材4
5がその弾性力で当接されている。
【0041】画像形成ユニット35は、複数(本実施形
態では4つ)の異なる色の画像を形成する画像形成ステ
ーションY(イエロー用)、M(マゼンタ用)、C(シ
アン用)、K(ブラック用)を備え、各画像形成ステー
ションY、M、C、Kにはそれぞれ、感光ドラムからな
る像担持体46と、像担持体46の周囲にその回転方向
の上流から下流にかけて配設された、コロナ帯電手段か
らなる帯電手段47、図2〜図4で説明したような露光
手段(書き込み手段)としての有機ELアレイ露光ヘッ
ド1、及び、現像手段48を有している。なお、各画像
形成ステーションY、M、C、Kの配置順序は任意であ
る。
【0042】そして、各画像形成ステーションY、M、
C、Kの像担持体46が中間転写ベルト42の搬送方向
下向きのベルト面に当接されるようにされ、その結果、
各画像形成ステーションY、M、C、Kも駆動ローラ4
0に対して図で左側に配設されることになる。像担持体
46は、図示矢印に示すように、中間転写ベルト42の
搬送方向に回転駆動される。
【0043】また、現像手段48は、トナー(図のハッ
チング部)を貯留するトナー貯留容器49と、トナー貯
留容器49内に配設されたトナー撹拌部材50と、トナ
ー供給ローラ51と、現像ローラ52と、規制ブレード
53とから構成されている。
【0044】給紙ユニット38は、記録媒体Pが積層保
持されている給紙カセット54と、給紙カセット54か
ら記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラ5
5とからなる給紙部を備えている。
【0045】紙搬送手段39は、二次転写部への記録媒
体Pの給紙タイミングを規定するレジストローラ対56
と、駆動ローラ40及び中間転写ベルト42に圧接され
る二次転写手段としての二次転写ローラ44と、記録紙
搬送経路57と、定着ユニット58と、排紙ローラ対5
9と、両面プリント用搬送路60を備えていえる。
【0046】定着ユニット58は、少なくも一方にハロ
ゲンヒータ等の発熱体を内蔵して回転自在な定着ローラ
対58aと、この定着ローラ対58aの少なくも一方側
のローラを他方側に押圧付勢してシート材に二次転写さ
れた二次画像を記録媒体Pに押圧する押圧手段を有し、
記録媒体に二次転写された二次画像は、定着ローラ対5
8aの形成するニップ部で所定の温度で記録媒体に定着
される。
【0047】このような構成において、各画像形成ステ
ーションY、M、C、Kにおいて、現像手段48は、現
像剤として例えば非磁性一成分トナーを用いるもので、
トナー貯留容器49内に蓄えられたそのような一成分現
像剤をトナー撹拌部材50で攪拌してトナー供給ローラ
51で現像ローラ52へ搬送し、現像ローラ52表面に
付着した現像剤の膜厚を規制ブレード53で規制し、そ
の現像ローラ52を像担持体46に接触あるいは押圧さ
せて像担持体46の電位レベルに応じて現像剤を付着さ
せるもので、像担持体46に帯電手段47によって一様
に帯電され、露光ヘッド1で露光放電されることにより
形成された静電潜像は、現像手段48でトナー像として
現像される。このようにして画像形成ステーションY、
M、C、Kで形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、
黒の各トナー像は、一次転写部材45に印加される一次
転写バイアスにより中間転写ベルト42上に順次一次転
写され、中間転写ベルト42上で順次重ね合わされてフ
ルカラーとなったトナー像は、二次転写ローラ44にお
いて用紙等の記録媒体Pに二次転写され、定着ユニット
58の定着ローラ対58aを通ることで記録媒体P上に
定着され、排紙ローラ対59によって、装置上部に形成
された排紙トレイ33上へ排出される。
【0048】そして、この実施例においては、定着ユニ
ット58で記録媒体(用紙)Pを加熱することにより用
紙に含まれるている水分が蒸発し、高湿度で高温の空気
が発生するが、図1のように、有機ELアレイ露光ヘッ
ド1と定着ユニット58の間に中間転写ベルト42が配
置されているので、この高湿度で高温の空気を中間転写
ベルト42がブロックするため、定着ユニット58で発
生する湿度により有機ELアレイ露光ヘッド1の有機E
L発光部が劣化するのを防止することができる。
【0049】また、有機ELアレイ露光ヘッド1は、図
2〜図3を用いて説明したように、有機EL発光部4は
単一基板6上に形成されているため、画素位置精度を高
めて、色ずれや色ムラを防止することができる。
【0050】さらに、有機EL発光部4とその素子の駆
動回路(TFT)5を同じ単一基板6上に一体に容易に
形成することができ、有機ELアレイ露光ヘッド1の小
型化を図ることができ、画像形成装置を小型化すること
ができる。
【0051】また、有機ELアレイ露光ヘッド1の各発
光部4は、図5〜図6を用いて説明したように、定電流
制御で駆動させることが望ましい。図1のように、有機
ELアレイ露光ヘッド1と定着ユニット58の間に中間
転写ベルト42を介在させて湿度の影響は防げたとして
も、定着ユニット58からの発熱により有機ELアレイ
露光ヘッド1周辺の多少の加熱は避けられない。このよ
うな露光ヘッド1の温度変動は有機EL発光部4の発光
効率を変化させて発光光量を変えてしまうが、定電流制
御により駆動することにより、温度変動があっても発光
光量を一定することができ、安定した画像形成が可能に
なる。
【0052】また、中間転写ベルト42の材質は熱伝導
率の低いポリエステル(熱伝導率:0.16Wm
-1-1)、ポリイミド、PET、ポリウレタン等の樹脂
製であることが望ましい。図1のように、有機ELアレ
イ露光ヘッド1と定着ユニット58の間に中間転写ベル
ト42を介在させる場合、中間転写ベルト42の回動動
作により、定着ユニット58側で温められ、露光ヘッド
1側で冷やされるために、中間転写ベルト42が定着側
で結露し、結露した水分は像担持体46へ移り、露光ヘ
ッド1近傍へ運ばれてしまうという問題がある。こうし
た結露は、中間転写ベルト42に熱伝導率が高い金属ベ
ルト(10〜200Wm-1-1)を用いた場合に顕著で
あるが、中間転写ベルト42の材質に樹脂(0.5Wm
-1-1)を用いることによって、中間転写ベルト42に
金属を用いた場合と比較して、熱伝導率が低くなるため
中間転写ベルト42表面の外気温に対する温度応答性が
速くなることで、このような結露を防止することができ
る。なお、後記の実施例のように、紙搬送ベルトを用い
て二次転写を行わない場合にも、その紙搬送ベルトとし
て同様の熱伝導率の低い樹脂製のものを用いることが望
ましい。
【0053】また、中間転写ベルト42あるいは紙搬送
ベルトとしてポリエステル(吸水率:0.8%(試験方
法 ASTM570-63 ))等の吸湿性の材料を用いることが望
ましい。転写ベルトの材質に吸湿性の材料(吸水率:
0.5%以上)を用いることにより、中間転写ベルト4
2あるいは紙搬送ベルトが結露したとしても、結露した
水分を吸水して有機ELアレイ露光ヘッド1に悪影響を
及ぼすことを防止することができる。
【0054】また、中間転写ベルト42あるいは紙搬送
ベルトは、放射率(=吸収率)が略0.8以上、望まし
くは0.9以上で1に近く黒体と見なせるものを用いる
ことが望ましい。そのようにするためには、樹脂等にカ
ーボンブラックを分散させる等すればよい。中間転写ベ
ルト42あるいは紙搬送ベルトの放射率を高めることに
より、輻射による定着ユニット58から中間転写ベルト
42あるいは紙搬送ベルトへの伝熱量を増加させること
ができ、中間転写ベルト42あるいは紙搬送ベルトを効
率良く加熱させることができ、その結果露光ヘッド1周
辺の温度上げることができ、露光ヘッド1周辺を加熱し
てその周辺の相対湿度を下げることにより露光ヘッド1
の劣化を避けると同時に、その発光効率も上げるように
することができる。
【0055】また、中間転写ベルト42あるいは紙搬送
ベルトは、図1のように、2本のローラ駆動ローラ40
とテンションローラ41により張架される構成が、中間
転写ベルト42あるいは紙搬送ベルトの画像形成装置に
占める体積を最小にすることができ、装置の小型化の観
点から望ましい。
【0056】なお、図1の画像形成装置は中間転写方式
であるが、後記の紙搬送ベルトを用いた画像形成装置の
場合は、用紙を紙搬送ベルトから剥離後に定着器に導く
ため、紙搬送経路が複雑なる。一方、図1のような中間
転写方式では、二次転写後の方向に定着ユニット58を
設けることができ、紙搬送経路39がシンプルになるメ
リットがある。
【0057】図7は、本発明の画像形成装置の他の実施
例の全体構成を示す模式的断面図を示す。なお、図1の
実施例と同一の構成については同一番号を付して説明を
省略する。本実施例は上述した紙搬送ベルトを用いる紙
搬送方式の例で、斜め型タンデム配置のカラー画像形成
装置であり、図1の中間転写ベルト42の代わりに紙搬
送ベルト42’を用いている。
【0058】本実施例においては、開閉部材32内に転
写ユニット37’と紙搬送手段39が設けられている。
転写ユニット37’は、ハウジング本体31の上方に配
設され、図示しない駆動源により回転駆動される駆動ロ
ーラ40と、駆動ローラ40の斜め下方に配設されるテ
ンションローラ41及びバックアップローラ61と、こ
の3本のローラに張架されて図示矢印方向(時計方向)
へ循環駆動される紙搬送ベルト42’と、バックアップ
ローラ61に対向して紙搬送ベルト42’の表面に当接
するクリーニング手段62とを備え、駆動ローラ40及
び紙搬送ベルト42’がテンションローラ41に対して
図で左側に傾斜する方向に配設されている。また、紙搬
送ベルト42’の裏面には、各画像形成ステーション
Y、M、C、Kの像担持体46に対向して板バネ電極か
らなる転写部材63がその弾性力で当接されている。
【0059】この実施例においても、高湿度で高温の空
気が発生する定着ユニット58と有機ELアレイ露光ヘ
ッド1の間に紙搬送ベルト42’が配置されているの
で、この高湿度で高温の空気を紙搬送ベルト42’がブ
ロックするため、定着ユニット58で発生する湿度によ
り有機ELアレイ露光ヘッド1の有機EL発光部が劣化
するのを防止することができる。
【0060】また、図7の例では、有機ELアレイ露光
ヘッド1より定着ユニット58が相対的に上方に位置し
ているので、定着ユニット58で加熱され吸水した空気
は上部に移動するため、有機ELアレイ露光ヘッド1近
傍に湿度の高い空気が移動することがなく、有機EL発
光部の劣化をより確実に防止することができる。
【0061】図8は、本発明の画像形成装置の他の実施
例の全体構成を示す模式的断面図を示す。なお、図1の
実施例と同一の構成については同一番号を付して説明を
省略する。
【0062】この実施例は、図1のように画像形成ステ
ーションをタンデム配置する代わりに、単一の像担持体
(感光体ドラム)46を用い、その像担持体46の周囲
にその回転方向の上流から下流にかけて配設された、単
一のコロナ帯電手段からなる帯電手段47と、単一の露
光手段(書き込み手段)としての有機ELアレイ露光ヘ
ッド1と、Y(イエロー用)現像器48Y、M(マゼン
タ用)現像器48M、C(シアン用)現像器48C、K
(ブラック用)現像器48Kを回転中心の周りで回転切
り換え可能に配置したロータリー現像装置64とを配置
してなるもので、像担持体46に帯電手段47によって
一様に帯電され、露光ヘッド1で露光放電されることに
より形成された静電潜像は、ロータリー現像装置64の
順に選択した何れかの現像器48Y、48M、48C、
48Kでトナー像として現像される。このようにして順
に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、黒の各トナ
ー像は、一次転写部材(転写ローラ)45’に印加され
る一次転写バイアスにより中間転写ベルト42上に順次
一次転写が繰り返すされ、中間転写ベルト42上で順次
重ね合わされてフルカラーとなったトナー像は、二次転
写ローラ44において用紙等の記録媒体Pに二次転写さ
れ、定着ユニット58の定着ローラ対58aを通ること
で記録媒体P上に定着され、排紙ローラ対59によっ
て、装置上部に形成された排紙トレイ33上へ排出され
る。
【0063】このような単一の像担持体46と単一の有
機ELアレイ露光ヘッド1と複数の現像器48Y、48
M、48C、48Kを順に切り換えて用いるロータリー
現像装置64とを用いる画像形成装置においても、定着
ユニット58で記録媒体(用紙)Pを加熱することによ
り用紙に含まれるている水分が蒸発し、高湿度で高温の
空気が発生するが、図1のように、有機ELアレイ露光
ヘッド1と定着ユニット58の間に中間転写ベルト42
が配置されているので、この高湿度で高温の空気を中間
転写ベルト42がブロックするため、定着ユニット58
で発生する湿度により有機ELアレイ露光ヘッド1の有
機EL発光部が劣化するのを防止することができる。
【0064】次に、図1に示したようなカラー画像形成
装置において、用紙の交換、消耗品の交換、露光ヘッド
1の位置決め等のための具体的な構成例を図9〜図15
を参照にして説明する。なお、図1の実施例と同一の構
成については同一番号を付して説明を省略する。
【0065】図9に、この実施例の画像形成装置の全体
構成を示す模式的断面図を示す。また、図10に、図9
の転写ベルトユニット37及び画像形成ユニット35の
拡大図を示す。この実施例は、図1の実施例と構成は実
質的に同じで、タンデム配置の画像形成ステーション
Y、M、C、Kがこの例の場合は、斜めに配置されてい
る点のみで図1と異なる(図1の場合は、縦に配置され
た縦型)。この例でも、有機ELアレイ露光ヘッド1と
定着ユニット58の間に中間転写ベルト42が配置され
ており、定着ユニット58で発生する湿度により有機E
Lアレイ露光ヘッド1の有機EL発光部が劣化するのを
防止している。
【0066】このような画像形成装置において、記録媒
体Pが積層保持されている給紙カセット54は、図11
に示すように、ハウジング本体31の前方(図の右側)
から抜き差しして交換するように構成することができ
る。
【0067】そして、この実施例の画像形成装置におい
て、消耗品の交換をするには、まず、図12に示すよう
に、図9のハウジング本体31から開閉部材32を第1
回動軸65を回動支点として前方へ回転させて、開閉部
材32に一体に取り付けらている紙搬送手段39、定着
ユニット58、二次転写ローラ44、レジストローラ対
56、排紙ローラ対59と共に前方に倒すことにより、
ハウジング本体31内の転写ベルトユニット37が露出
する。
【0068】その状態で、図13に示すように、ハウジ
ング本体31から第2回動軸66を回動支点として、転
写ユニット37と像担持体ユニット68(図14)とを
保持するフレーム67を前方へ回転させて、画像形成ユ
ニット35を露出するようにして、画像形成ユニット3
5中の交換すべき例えばKの現像手段48をハウジング
本体31から抜き出して新しい現像手段48と交換す
る。この際、その現像手段48に対応する露光手段の有
機ELアレイ露光ヘッド1は、ハウジング本体31に残
っており、交換はされない。
【0069】また、フレーム67を前方へ倒した状態
で、図14に示すように、フレーム67から転写ユニッ
ト37と像担持体ユニット68を外して新しいものと交
換できる。なお、像担持体ユニット68には、各画像形
成ステーションY、M、C、Kの像担持体(感光体ドラ
ム)46と帯電手段47とが一体に取り付けられてお
り、図13の状態で各画像形成ステーションY、M、
C、Kから分離される。
【0070】ところで、図15に、像担持体ユニット6
8に取り付けられた像担持体(感光体ドラム)46に対
して各有機ELアレイ露光ヘッド1を正確に位置決めす
るための機構の1例を示す。像担持体46は、その軸6
9で像担持体ユニット68のフレーム70に回転可能に
取り付けられており、一方、有機ELアレイ露光ヘッド
1は、長尺のヘッド保持部材71に保持されており、ヘ
ッド保持部材71は両端で拡張性のバネ72でフレーム
70にその弾性力により押し付けられている。したがっ
て、有機ELアレイ露光ヘッド1は像担持体46の両端
のフレーム70に対して正確に位置決めされるので、像
担持体46とフレーム70との相互位置が正確であれ
ば、露光ヘッド1は像担持体46に対して正確に位置決
めされる。したがって、このようにして像担持体46に
対して露光ヘッド1を位置決めすることができ、画像の
位置精度が向上して、色ずれ、色ムラを防止することが
できる。
【0071】なお、図12〜図14のように、消耗品の
交換時に定着ユニット58が回動すると、現像手段48
や像担持体46等の消耗品交換時には、露光ヘッド1か
ら湿度の発生源である定着ユニット58を遠ざけること
ができ、消耗品交換時における定着ユニット58からの
湿度や温度の露光ヘッド1への影響をなくすことができ
る。
【0072】また、像担持体ユニット68がハウジング
本体31に対して各像担持体46の半径方向への移動に
よて着脱されるので、像担持体46を保持するフレーム
を像担持体46の軸方向に切り欠いて干渉を避ける必要
がなくなる。
【0073】ところで、画像形成ステーションY、M、
C、Kをタンデム配置する場合に、図1のように縦に配
置する縦型、図7、図9のように斜めに配置する斜め型
があるが、その他に、図16に示すように、水平に配置
する水平型がある。この実施例も、図1の実施例と構成
は実質的に同じで、有機ELアレイ露光ヘッド1と定着
ユニット58の間に中間転写ベルト42が配置されてお
り、定着ユニット58で発生する湿度により有機ELア
レイ露光ヘッド1の有機EL発光部が劣化するのを防止
している。
【0074】図1、図7、図9、図16に示すように、
タンデム型でカラー画像形成装置を構成すると、高速印
字が可能であるが、通常4つの露光手段48を用いる必
要があるため、その露光手段として有機ELアレイ露光
ヘッド1と組み合わせることにより小型化の効果が大き
い。
【0075】その中、図1のように縦型タンデム配置と
すると、プロセスが縦型となり、小型で設置面積の小さ
い画像形成装置を構成することができる。
【0076】また、図7、図9のように、中間転写ベル
ト42あるいは紙搬送ベルト42’を垂直方向に対して
斜め方向に張架し、下側となる方向にプロセス手段を配
設する斜め型タンデム配置とすると、中間転写ベルト4
2あるいは紙搬送ベルト42’を傾斜させることによ
り、その斜め上方に定着ユニット58の配置スペースが
設けられ、設置面積の小さい小型の画像形成装置を構成
することができる。さらに、中間転写ベルト42あるい
は紙搬送ベルト42’に対して定着ユニット58を上
に、有機ELアレイ露光ヘッド1を下に配置できるた
め、定着ユニット58からの発熱の影響を露光ヘッド1
が受け難くなり、露光ヘッド1の温度変動を小さくする
ことができる。
【0077】また、図16に示すように、水平型タンデ
ム配置とすると、垂直方向の高さを低く抑えた小型の画
像形成装置が構成できる。
【0078】また、タンデム型でカラー画像形成装置を
構成する場合、像担持体46が4本共通のフレームに固
定され、一体で交換可能に構成できる。こうすると、感
光体のフレームを共通化でき、フレーム構成がシンプル
となって小型化が可能となる。また、メンテナンスも容
易となる。
【0079】さらに、図7の例のように、縦型あるいは
斜め型タンデム配置の画像形成装置において、中間転写
ベルト42あるいは紙搬送ベルト42’の回転方向が下
側を通って露光ヘッド1がある側に移動する場合、定着
ユニット58で温められた中間転写ベルト42あるいは
紙搬送ベルト42’が下方から露光ヘッド1がある側に
移動することにより、露光ヘッド1は下方から温められ
ることになり、効率良く露光ヘッド1を加熱でき、ま
た、4本の露光ヘッド1をより均一に加熱することがで
きるため、露光ヘッド1周辺を加熱してその周辺の相対
湿度を下げることにより露光ヘッド1の劣化を避けると
同時に、その発光効率も上げるようにすることができ
る。
【0080】ところで、画像形成装置には、定着ユニッ
ト58以外の熱源として、電装基板34や、像担持体4
6及び中間転写ベルト42あるいは紙搬送ベルト42’
を回転駆動するための駆動モータがある。そのような熱
源は、図1、図7、図9、図16の実施例のように、有
機ELアレイ露光ヘッド1の下方に配置することが望ま
しい。このような配置だと、熱源(これらの図の場合
は、電装基板34)が有機ELアレイ露光ヘッド1を加
熱すことになり、露光ヘッド1近傍の相対湿度を低下さ
せことにより露光ヘッド1の劣化を避けると共に、露光
ヘッド1の温度が上がることで露光ヘッド1の発光効率
が上がることになる。
【0081】また、そのような画像形成装置に本来備わ
っている電装基板34や駆動モータから発生する熱を利
用することにより、ヒータ等の専用の熱源を設ける必要
もない。
【0082】図17は、図9の実施例で、点線で示した
2段ギア74、感光体駆動ギア75、アイドルギア7
6、中間転写ベルト駆動ギア77からなる歯車列を駆動
して、像担持体46と駆動ローラ40を同期して回転さ
せる駆動モータ73を熱源として、本発明に従って、有
機ELアレイ露光ヘッド1の下方に配置した実施例を示
す図である。ただし、この実施例においては、図9の配
置に対して駆動ローラ40とテンションローラ41とを
入れ換えている。
【0083】また、これらの熱源は、特にタンデム配置
のカラー画像形成装置においては、有機ELアレイ露光
ヘッド1の背面側(中間転写ベルト42あるいは紙搬送
ベルト42’側とは反対側)に配置することにより、露
光ヘッド1間の温度ムラによる問題を防止することがで
きる。すなわち、露光ヘッド1の長手方向の片側にこの
ような熱源を設けると、露光ヘッド1の長手方向片方の
み加熱することとなり、露光ヘッド1に軸方向に温度分
布が生じてしまい、発光効率の不均一等が発生する。ま
た、このような熱源を露光ヘッド1の下方に設けると、
露光ヘッド1の配置場所の違いにより露光ヘッド1の温
度に違いが生じ、発光効率の不均一等が発生する。これ
に対して、露光ヘッド1の背面側にこのような熱源を設
けると4本の露光ヘッド1はその長手方向に均一に等し
く加熱することが可能となり、露光ヘッド1の劣化のバ
ラツキ、発光効率のムラ等も生じなくなり、色ずれや色
ムラを防止することができる。
【0084】図18、図19、図20にそれぞれ図1の
縦型タンデム配置で中間転写方式の場合、図7の斜め型
タンデム配置で紙搬送方式の場合、図9の斜め型タンデ
ム配置で中間転写方式の場合のカラー画像形成装置にお
いて、熱源の電装基板34を何れも画像形成ステーショ
ンY、M、C、Kの中間転写ベルト42あるいは紙搬送
ベルト42’側とは反対側に配置してある。その他の構
成は、それぞれ図1、図7、図9と同様であり、説明は
省く。
【0085】また、これらの熱源は、有機ELアレイ露
光ヘッド1の上方に配置してもよい。このように有機E
Lアレイ露光ヘッド1の上方に熱源を配置することによ
り、露光ヘッド1が熱源から加熱されるのを防止するこ
とができる。特にタンデム配置のカラー画像形成装置の
場合に、4本の露光ヘッド1を均一に加熱されることは
容易ではなく、色によって露光ヘッド1の温度が異なっ
てしまう。温度の違いは、線膨張による画素位置や発光
光量の違いとなり、色ずれや色ムラが発生する。有機E
Lアレイ露光ヘッド1の上方に熱源を配置することによ
りこれを防止することができる。
【0086】図21、図22、図23、図24にそれぞ
れ図1の縦型タンデム配置で中間転写方式の場合、図7
の斜め型タンデム配置で紙搬送方式の場合、図9の斜め
型タンデム配置で中間転写方式の場合、図16の水平型
タンデム配置で中間転写方式の場合のカラー画像形成装
置において、熱源の電装基板34を何れも画像形成ステ
ーションY、M、C、Kの垂直方向上方に配置してあ
る。その他の構成は、それぞれ図1、図7、図9、図1
6と同様であり、説明は省く。
【0087】また、図25は、図9の実施例で、点線で
示した2段ギア74、感光体駆動ギア75、アイドルギ
ア76、中間転写ベルト駆動ギア77からなる歯車列を
駆動して、像担持体46と駆動ローラ40を同期して回
転させる駆動モータ73からなる熱源を、本発明に従っ
て、有機ELアレイ露光ヘッド1の上方に配置した実施
例を示す図である。その他の構成は、図9と同様であ
り、説明は省く。
【0088】これらにおいては、熱源は電装基板34あ
るいは駆動モータ73を有機ELアレイ露光ヘッド1の
上方に配置してあるので、これたの熱源から発生する熱
により露光ヘッド1が加熱されるのを防止することがで
きる。
【0089】ところで、有機ELアレイ露光ヘッド1の
熱源からの加熱を防止する意味では、タンデム配置のカ
ラー画像形成装置において、中間転写ベルト42あるい
は紙搬送ベルト42’の回転方向は、図21、図23、
図25のように、上側を通って露光ヘッド1がある側に
移動するようにすることが望ましい。すなわち、定着ユ
ニット58で温められた中間転写ベルト42あるいは紙
搬送ベルト42’が上方から露光ヘッド1側へ移動する
ことにより、加熱された中間転写ベルト42あるいは紙
搬送ベルト42’が上方を通過するときに放熱させるこ
とが容易となり、露光ヘッド1が加熱されることを防止
することができるようになる。
【0090】この場合は、中間転写ベルト42あるいは
紙搬送ベルト42’は、放射率(=吸収率)が略0、望
ましくは0.2以下のものを用いることが望ましい。中
間転写ベルト42あるいは紙搬送ベルト42’の放射率
を小さくすることにより、定着ユニット58からの輻射
による伝熱量を少なくすることができ、中間転写ベルト
42あるいは紙搬送ベルト42’の加熱を防止すること
がことができ、露光ヘッド1の加熱が防止できる。この
ような放射率の小さいベルトとしては、例えばNi電鋳
管ベルト(放射率0.05)を用いればよい。
【0091】なお、有機ELアレイ露光ヘッド1を用い
て単色トナー像を現像・転写・定着する画像形成装置に
おいても、図26に示すようい、有機ELアレイ露光ヘ
ッド1の垂直方向上方に定着ユニット58を配置するよ
うにすると、定着ユニット58で発生した高温高湿度の
空気は対流により定着ユニット58の上部へ移動し、露
光ヘッド1周辺へその高湿度の空気が移動することはな
く、また、露光ヘッド1に近接して定着ユニット58を
配置できるため、この場合は、定着ユニット58の輻射
熱により露光ヘッド1へ熱伝達が行われ、露光ヘッド1
を加熱してその発光効率を上げるようにすることができ
る。
【0092】なお、図26においては、矢印方向に回転
する像担持体(感光体ドラム)46の外周面が帯電ロー
ラ78によって一様に帯電され、有機ELアレイ露光ヘ
ッド1で露光放電されることにより形成された静電潜像
は、現像手段48でトナー像として現像される。そのト
ナー像は転写ローラ79に印加される転写バイアスによ
り給紙カセット54から給送された記録媒体P上に転写
され、記録媒体Pが定着ユニット58の定着ローラ対5
8aを通ることで記録媒体P上に定着され、トナー像あ
定着された記録媒体Pは装置上部に形成された排紙トレ
イ33上へ排出される。像担持体(感光体ドラム)46
上の残留トナーはクリーナ80でクリーニングされる。
【0093】以上、本発明の画像形成装置をいくつかの
実施例に基づいて説明したが、本発明はこれら実施例に
限定されず種々の変形が可能である。
【0094】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置においては、有機ELアレイ露光ヘッド
と定着手段の間に中間転写ベルト又は紙搬送ベルトが配
置されているので、定着手段で記録媒体(用紙)を加熱
することにより用紙に含まれるている水分が蒸発し、高
湿度で高温の空気が発生するが、この高湿度で高温の空
気を中間転写ベルト又は紙搬送ベルトがブロックするた
め、定着手段で発生する湿度により有機ELアレイ露光
ヘッドの有機EL発光部が劣化するのを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の画像形成装置の全体構成を
示す模式的断面図である。
【図2】本発明において使用する有機ELアレイ露光ヘ
ッドの1実施例の模式的な平面図である。
【図3】図2の直線A−A’に沿うアレイの1画素の断
面図である。
【図4】有機ELアレイ露光ヘッドの集光の様子を示す
側面図である。
【図5】有機ELアレイ露光ヘッドの電流プログラム階
調の画素回路を示す図である。
【図6】図5の電流プログラム階調の動作原理を示す図
である。
【図7】本発明の画像形成装置の他の実施例の全体構成
を示す模式的断面図である。
【図8】本発明の画像形成装置の他の実施例の全体構成
を示す模式的断面図である。
【図9】本発明の画像形成装置において、用紙の交換、
消耗品の交換、露光ヘッドの位置決め等のための具体的
な構成例を説明するための実施例の全体構成を示す模式
的断面図である。
【図10】図9の転写ベルトユニット及び画像形成ユニ
ットの拡大図である。
【図11】図9において給紙カセットの交換の様子を説
明するための図である。
【図12】図9において開閉部材を前方へ回転させて転
写ベルトユニットを露出させる様子を説明するための図
である。
【図13】図12の次の操作で現像手段を交換する様子
を説明するための図である。
【図14】図12の次の操作で転写ユニットと像担持体
ユニットを交換する様子を説明するための図である。
【図15】像担持体に対して有機ELアレイ露光ヘッド
を位置決めするための機構の1例を示す図である。
【図16】本発明の画像形成装置の他の実施例の全体構
成を示す模式的断面図である。
【図17】本発明の画像形成装置の他の実施例の全体構
成を示す模式的断面図である。
【図18】本発明の画像形成装置の他の実施例の全体構
成を示す模式的断面図である。
【図19】本発明の画像形成装置の他の実施例の全体構
成を示す模式的断面図である。
【図20】本発明の画像形成装置の他の実施例の全体構
成を示す模式的断面図である。
【図21】本発明の画像形成装置の他の実施例の全体構
成を示す模式的断面図である。
【図22】本発明の画像形成装置の他の実施例の全体構
成を示す模式的断面図である。
【図23】本発明の画像形成装置の他の実施例の全体構
成を示す模式的断面図である。
【図24】本発明の画像形成装置の他の実施例の全体構
成を示す模式的断面図である。
【図25】本発明の画像形成装置の他の実施例の全体構
成を示す模式的断面図である。
【図26】本発明の画像形成装置の他の実施例の全体構
成を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1…有機ELアレイ露光ヘッド 1(K、C、M、Y)…有機ELアレイ露光ヘッド 2、2’…アレイ 3…画素 4…有機EL発光部 5…TFT 6…ガラス基板 7…金属画素電極(陰極) 8…穴 9…隔壁(バンク) 10…発光層 11…正孔注入層 12…透明電極 13…凸マイクロレンズ 20…インクジェット方式プリント装置 21…ヘッド 31…ハウジング本体 32…開閉部材(扉体) 33…排紙トレイ(排紙部) 34…電装基板 35…画像形成ユニット 36…送風ファン 37…転写ベルトユニット 38…給紙ユニット 39…紙搬送手段 40…駆動ローラ 41…テンションローラ 42…中間転写ベルト 42’…紙搬送ベルト 43…クリーニング手段 44…二次転写ローラ 45…一次転写部材 45’…一次転写部材(転写ローラ) 46…像担持体(感光体ドラム) 47…帯電手段 48…現像手段 48Y、48M、48C、48K…現像器 49…トナー貯留容器 50…トナー撹拌部材 51…トナー供給ローラ 52…現像ローラ 53…規制ブレード 54…給紙カセット 55…ピックアップローラ 56…レジストローラ対 57…記録紙搬送経路 58…定着ユニット 58a…定着ローラ対 59…排紙ローラ対 60…両面プリント用搬送路 61…バックアップローラ 62…クリーニング手段 63…転写部材 64…ロータリー現像装置 65…第1回動軸 66…第2回動軸 67…フレーム 68…像担持体ユニット 69…像担持体の軸 70…フレーム 71…ヘッド保持部材 72…バネ 73…駆動モータ 74…2段ギア 75…感光体駆動ギア 76…アイドルギア 77…中間転写ベルト駆動ギア 78…帯電ローラ 79…転写ローラ 80…クリーナ S…面 P…記録媒体 Y、M、C、K…画像形成ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/01 113 G03G 15/00 554 2H200 15/08 503 B41J 3/21 L 15/20 102 21/16 Fターム(参考) 2C162 AE28 AE47 AE69 FA04 FA16 FA50 FA70 2H030 AA06 AB02 BB02 BB23 BB24 BB42 BB44 BB63 2H033 BA02 BB01 BB18 BB28 BB34 2H071 AA08 AA13 BA03 BA13 BA27 BA42 DA08 DA09 DA12 DA15 DA23 EA04 EA06 EA18 2H077 AA12 AA15 AB03 AC03 AD06 AD13 AD17 BA08 BA09 EA14 GA13 2H200 FA17 GA12 GA23 GA33 GA44 GA46 GA47 GB22 GB23 HA03 HA12 HB03 HB13 HB22 HB23 JA02 JB06 JB15 JB23 JB45 JB47 JC03 JC12 JC15 JC17 MA03 MA20 MC20

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体の周囲に帯電手段、露光手段、
    現像手段、転写手段を配した画像形成ステーションを少
    なくとも1つ以上設け、前記画像形成ステーションで形
    成されたトナー像を転写媒体に転写させる画像形成装置
    において、 前記露光手段として有機ELアレイ露光ヘッドを備え、 前記転写媒体が中間転写ベルト又は紙搬送ベルトによっ
    て搬送される記録媒体からなり、 前記中間転写ベルトからトナー像が二次転写された記録
    媒体、又は、前記紙搬送ベルトから剥離された記録媒体
    上のトナー像を記録媒体に定着する定着手段を備えてお
    り、 前記有機ELアレイ露光ヘッドと前記定着手段の間に前
    記中間転写ベルト又は紙搬送ベルトが配置されているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記有機ELアレイ露光ヘッドの発光部
    は、単一基板上に形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記有機ELアレイ露光ヘッドの発光部
    とその駆動回路が同一の単一基板上に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動回路として薄膜トランジスタを
    用いていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記有機ELアレイ露光ヘッドの発光部
    は定電流制御により駆動されることを特徴とする請求項
    1から4の何れか1項記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記有機ELアレイ露光ヘッドより前記
    定着手段が相対的に上方に位置することを特徴とする請
    求項1から5の何れか1項記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記中間転写ベルト又は紙搬送ベルト
    は、樹脂から構成されていることを特徴とする請求項1
    から6の何れか1項記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記中間転写ベルト又は紙搬送ベルトと
    して吸水性の材料を用いていることを特徴とする請求項
    1から7の何れか1項記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記中間転写ベルトを用いた中間転写方
    式を採用していることを特徴とする請求項1から8の何
    れか1項記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記紙搬送ベルトを用いた紙搬送方式
    を採用していることを特徴とする請求項1から8の何れ
    か1項記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 画像形成ステーションを少なくとも2
    つ以上設けたタンデム型の配置であることを特徴とする
    請求項1から10の何れか1項記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 画像形成ステーションを1つ設け、前
    記現像手段が複数の現像器を回転中心の周りで回転切り
    換え可能に配置したロータリー現像装置からなることを
    特徴とする請求項1から10の何れか1項記載の画像形
    成装置。
  13. 【請求項13】 前記中間転写ベルト又は紙搬送ベルト
    が略垂直方向に走行するように配置された縦型配置であ
    ることを特徴とする請求項11又は12記載の画像形成
    装置。
  14. 【請求項14】 前記中間転写ベルト又は紙搬送ベルト
    が傾斜した斜め方向に走行するように配置された斜め型
    配置であることを特徴とする請求項11又は12記載の
    画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記中間転写ベルト又は紙搬送ベルト
    が略水平方向に走行するように配置された横型配置であ
    ることを特徴とする請求項11又は12記載の画像形成
    装置。
  16. 【請求項16】 前記中間転写ベルト又は紙搬送ベルト
    が2本のローラ間に張架されていることを特徴とする請
    求項1から15の何れか1項記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 複数の像担持体が共通のフレームに装
    着され一体で交換可能に構成されていることを特徴とす
    る請求項11、13から16の何れか1項記載の画像形
    成装置。
  18. 【請求項18】 前記像担持体に対して前記有機ELア
    レイ露光ヘッドが位置決めされていることを特徴とする
    請求項1から17の何れか1項記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 消耗品交換時に前記定着手段が回動中
    心の周りで回動することを特徴とする請求項1から18
    の何れか1項記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記の回動動作によって前記像担持体
    が装置本体に対して着脱可能になっていることを特徴と
    する請求項19記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 消耗品が装置の1つの側から着脱可能
    に構成されえいることを特徴とする請求項1から20の
    何れか1項記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記中間転写ベルト又は紙搬送ベルト
    が下側を通って前記有機ELアレイ露光ヘッドの位置す
    る側に移動すること特徴とする請求項13記載の画像形
    成装置。
  23. 【請求項23】 前記中間転写ベルト又は紙搬送ベルト
    の放射率(=吸収率)が0.8以上の材料からなること
    特徴とする請求項1から22の何れか1項記載の画像形
    成装置。
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