JP2003195024A - カラーフィルタ製造装置及び製造方法 - Google Patents

カラーフィルタ製造装置及び製造方法

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JP2003195024A
JP2003195024A JP2001394032A JP2001394032A JP2003195024A JP 2003195024 A JP2003195024 A JP 2003195024A JP 2001394032 A JP2001394032 A JP 2001394032A JP 2001394032 A JP2001394032 A JP 2001394032A JP 2003195024 A JP2003195024 A JP 2003195024A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上に並ぶ多数の各マトリックス目にイン
クジェット方式によりR色、G色又はB色を色にじみな
く規則的に着色できるカラーフィルタ製造装置を得る。 【解決手段】 基板30上に並ぶ多数の各マトリックス
目にR色、G色又はB色をインクジェット方式により着
色するカラーフィルタ製造装置に、その所定の複数の各
マトリックス目にR色を着色するステップと、その所定
の複数の各マトリックス目にG色を着色するステップ
と、その所定の複数の各マトリックス目にB色を着色す
るステップとを、その初回のステップ以降の各ステップ
の間に、それ以前のステップにおいて着色されたR色、
G色又はB色が乾燥するまでの時間をあけて順に行う第
1制御手段60を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコン用や携帯
電話用のカラー液晶ディスプレイなどに用いられる、カ
ラーフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】上記カラー液晶ディスプレイは、蛍光灯
などからのバックライト光を、液晶化合物を光シャッタ
ーとして機能させることにより、カラーフィルタ上に並
ぶR(レッド)色、G(グリーン)色又はB(ブルー)
色に着色された所定のマトリックス目を透過させる構造
をしている。そして、カラーフィルタ表側に、R色、G
色又はB色に着色された所定の複数のマトリックス目
(縦横に格子状に並ぶ目)が所定形状に並ぶカラー像を
形成する構造をしている。カラーフィルタは、図8と図
9に示したように、ガラスやプラスチック製の光透過性
の基板30上にブラックマトリックスなどの遮光性のマ
トリックス(格子又はそれに似た形状のもの)20が形
成されて、その基板30上に多数縦横に並ぶ各マトリッ
クス目22がR色、G色又はB色に規則的に着色された
構造をしている。
【0003】上記カラーフィルタは、従来一般には、ス
クリーン印刷法により、ブラックマトリックス形成用の
版型を用いて、その基板30上にK(ブラック)色をし
たブラックマトリックス20を印刷した後、その基板3
0上に並ぶR色を着色する複数の各マトリックス目22
に、R色着色用の版型を用いて、R色を印刷し、その基
板30上に並ぶG色を着色する複数の各マトリックス目
22に、G色着色用の版型を用いて、G色を印刷し、そ
の基板30上に並ぶB色を着色する複数の各マトリック
ス目22に、B色着色用の版型を用いて、B色を印刷し
て、形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
液晶ディスプレイなどが多数の様々な電子機器に用いら
れるようになった結果、それに用いられるカラーフィル
タも、その基板30の外径やマトリックス目22がそれ
ぞれ異なった形状をしていて、少量多品種化が益々進み
つつある。それに対して、その少量多品種化しつつある
カラーフィルタを、上記のような、スクリーン印刷法に
より形成した場合には、そのカラーフィルタの基板30
の外径やマトリックス目22の大きさや数が異なる度毎
に、それに合ったカラーフィルタ形成用の版型を、多大
な手数を掛けて作成し直す必要があった。また、版型
は、それに印刷用のインクが付着していると、目詰まり
を起こす虞があるために、その使用の都度、版型に付着
しているインクを完全に洗い落とす等しなければなら
ず、その管理に多大な手数を要した。
【0005】このようなスクリーン印刷によるカラーフ
ィルタの形成作業の難点を解消するものとして、特開昭
59−75205号公報記載の、インクジェット記録装
置を用いた、カラーフィルタの形成方法が知られてい
る。この方法では、基板30上に並ぶ多数の各マトリッ
クス目22を、インクジェット方式(インクジェット記
録装置のノズルからインク滴を噴射させて、そのインク
滴をマトリックス目22に着弾させる方式)により、R
色、G色又はB色に規則的に着色している。しかしなが
ら、この方法により、図9に示したように、基板30上
に並ぶ多数の各マトリックス目22をR色、G色又はB
色に着色した場合には、その隣り合うマトリックス目2
2の一方のマトリックス目22にインクジェット記録装
置のノズルから噴射されて着弾したインク滴40の一部
が、マトリックス境界線24を乗り越えて、他方のマト
リックス目22に侵入してしまった。そして、その一方
のマトリックス目22に着弾したインク滴40の一部
が、他方のマトリックス目22に着弾したインク滴40
と混ざり合ってしまった。その結果、カラーフィルタ上
に並ぶR色とG色等の異なる色に着色された各マトリッ
クス目22の間で、色にじみが生じてしまった。そし
て、そのカラーフィルタ表側に色鮮やかな美麗なカラー
像を形成できなくなってしまった。なお、このような、
課題を解消するために、隣り合うマトリックス目間に堤
防状の仕切りを設ける、特開昭63−235901号公
報記載の方法が知られているが、この方法は、その堤防
状の仕切りの形成作業に多大な手数を要し、カラーフィ
ルタの製造コストを大幅にアップさせるため、実用性あ
るものではない。
【0006】また、マトリックス20は、エッチングに
よる化学処理又は大掛かりな装置を必要とするCVD蒸
着法等により、基板30上に形成しているため、そのマ
トリックス20の形成作業にも、多大な手数と時間を要
した。
【0007】本発明は、このような課題を解消するため
のものであって、基板上に並ぶ多数の各マトリックス目
に、スクリーン印刷用の版型を用いずに、インクジェッ
ト方式により、R色、G色又はB色を規則的に容易かつ
着色できると共に、その隣り合うマトリックス目に着弾
したインク滴が互いに混ざり合って、その隣り合うマト
リックス目間で色にじみが生ずることのない、カラーフ
ィルタ製造方法とそれに用いる製造装置とを提供するこ
とを、第1の目的としている。また、基板上にマトリッ
クスを手数を掛けずに容易に形成できるカラーフィルタ
製造方法とそれに用いる製造装置を提供することを、第
2の目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の第1のカラーフィルタ製造装置は、
R色のインクを噴射させるノズルが備えられたヘッド
と、G色のインクを噴射させるノズルが備えられたヘッ
ドと、B色のインクを噴射させるノズルが備えられたヘ
ッドとが、それらのヘッドを共に一体に又は別々に独立
させて光透過性の基板上方を基板表面と平行なX−Y方
向(前後左右方向)に相対的に移動可能に備えられて、
前記ヘッドを基板上方を共に一体に又は別々に独立させ
てX−Y方向に相対的に移動させながら、該ヘッドのノ
ズルからR色、G色又はB色のインク滴を基板上に並ぶ
多数の各マトリックス目に向けて噴射させて、その各マ
トリックス目にドット状に着弾させ、その各マトリック
ス目にそれに対応するインクのドットからなるR色、G
色又はB色をインクジェット方式により着色するカラー
フィルタ製造装置であって、前記多数のマトリックス目
のうちの、R色に着色する複数の各マトリックス目を前
記ヘッドのノズルから噴射させるインク滴によりR色に
纏めて着色するステップと、G色に着色する複数の各マ
トリックス目を前記ヘッドのノズルから噴射させるイン
ク滴によりG色に纏めて着色するステップと、B色に着
色する複数の各マトリックス目を前記ヘッドのノズルか
ら噴射させるインク滴によりB色に纏めて着色するステ
ップとを、その初回のステップ以降の各ステップの間
に、それ以前のステップにおいて前記複数の各マトリッ
クス目に纏めて着色されたR色、G色又はB色が乾燥す
るまでの時間をあけて順に行う第1制御手段が備えられ
たことを特徴としている。
【0009】本発明の第1のカラーフィルタ製造方法
は、光透過性の基板上に遮光性のマトリックスを形成し
た後、本発明の第1のカラーフィルタ製造装置の第1制
御手段を用いて、前記基板上に並ぶ多数のマトリックス
目のうちの、R色に着色する複数の各マトリックス目を
前記ヘッドのノズルから噴射させるインク滴によりR色
に纏めて着色するステップと、G色に着色する複数の各
マトリックス目を前記ヘッドのノズルから噴射させるイ
ンク滴によりG色に纏めて着色するステップと、B色に
着色する複数の各マトリックス目を前記ヘッドのノズル
から噴射させるインク滴によりB色に纏めて着色するス
テップとを、その初回のステップ以降の各ステップの間
に、それ以前のステップにおいて前記複数の各マトリッ
クス目に纏めて着色されたR色、G色又はB色が乾燥す
るまでの時間をあけて順に行うことにより、前記基板上
に並ぶ多数の各マトリックス目にそれに対応するR色、
G色又はB色をインクジェット方式により着色すること
を特徴としている。
【0010】この第1のカラーフィルタ製造装置を用い
た第1のカラーフィルタ製造方法においては、その第1
のカラーフィルタ製造装置の第1制御手段を用いて、基
板上に並ぶ多数のマトリックス目のうちの、R色、G色
又はB色に纏めて着色する複数の各マトリックス目に第
1のカラーフィルタ製造装置のヘッドのノズルから噴射
させるインク滴によりインクジェット方式により纏めて
着色する初回のステップ以降の各ステップを、それ以前
のステップにおいて基板上に並ぶ所定の複数の各マトリ
ックス目にインクジェット方式により纏めて着色された
R色、G色又はB色が乾燥するまでの時間を待って行っ
ている。そのために、そのR色、G色又はB色に纏めて
着色する複数の各マトリックス目に第1のカラーフィル
タ製造装置のヘッドのノズルから噴射させるインク滴に
よりインクジェット方式により纏めて着色する初回のス
ッテプ以降の各ステップにおいては、その各マトリック
ス目に着弾したインク滴の一部が、それに隣り合う他の
マトリックス目に、マトリックス境界線を乗り越えて侵
入しても、その他のマトリックス目に従前に着弾したイ
ンク滴は乾燥した状態にあるため、その侵入したインク
滴の一部が他のマトリックス目に従前に着弾した異なる
色のインク滴と混ざり合うのを、防止できる。そして、
その隣り合うマトリックス目間で、色にじみが発生する
の、防ぐことができる。
【0011】本発明の第2のカラーフィルタの製造装置
は、R色のインクを噴射させるノズルが備えられたヘッ
ドと、G色のインクを噴射させるノズルが備えられたヘ
ッドと、B色のインクを噴射させるノズルが備えられた
ヘッドとが、それらのヘッドを共に一体に又は別々に独
立させて光透過性の基板上方を基板表面と平行なX−Y
方向(前後左右方向)に相対的に移動可能に備えられ
て、前記ヘッドを共に一体に又は別々に独立させて基板
上方をX−Y方向に相対的に移動させながら、該ヘッド
のノズルからR色、G色又はB色のインク滴を基板上に
並ぶ多数の各マトリックス目に向けて噴射させて、その
各マトリックス目にドット状に着弾させ、その各マトリ
ックス目にそれに対応するインクのドットからなるR
色、G色又はB色をインクジェット方式により着色する
カラーフィルタ製造装置であって、前記基板上に並ぶ多
数のマトリックス目のうちの、前後方向、左右方向及び
斜め前後方向に1つのマトリックス目をあけて隣り合う
所定部位の複数の各マトリックス目にそれに対応する所
定のR色、G色又はB色を前記ヘッドのノズルから噴射
させるインク滴により纏めて順に着色するステップを、
その初回のステップ以降の各ステップにおいては、従前
のステップの初期段階においてR色、G色又はB色に着
色したマトリックス目近くのマトリックス目から中期及
び後期段階においてR色、G色又はB色に着色したマト
リックス目近くのマトリックス目にかけて連続して行う
第2制御手段が備えられたことを特徴としている。
【0012】本発明の第2のカラーフィルタ製造方法
は、光透過性の基板上に遮光性のマトリックスを形成し
た後、本発明の第2のカラーフィルタ製造装置の第2制
御手段を用いて、前記基板上に並ぶ多数のマトリックス
目のうちの、前後方向、左右方向及び斜め前後方向に1
つのマトリックス目をあけて隣り合う所定部位の複数の
各マトリックス目にそれに対応する所定のR色、G色又
はB色を前記ヘッドのノズルから噴射させるインク滴に
より纏めて順に着色するステップを、その初回のステッ
プ以降の各ステップにおいては、従前のステップの初期
段階においてR色、G色又はB色に着色したマトリック
ス目近くのマトリックス目から中期及び後期段階におい
てR色、G色又はB色に着色したマトリックス目近くの
マトリックス目にかけて連続して行うことにより、前記
基板上に並ぶ多数の各マトリックス目にそれに対応する
R色、G色又はB色をインクジェット方式により着色す
ることを特徴としている。
【0013】この第2のカラーフィルタ製造装置を用い
た第2のカラーフィルタ製造方法においては、その第2
のカラーフィルタ製造装置の第2制御手段を用いて、基
板上に並ぶ多数のマトリックス目のうちの、前後方向、
左右方向及び斜め前後方向に1つのマトリックス目をあ
けて隣り合う所定部位の複数の各マトリックス目にそれ
に対応する所定のR色、G色又はB色を第2のカラーフ
ィルタ製造装置のヘッドのノズルから噴射させるインク
滴によりインクジェット方式により纏めて順に連続して
着色する初回のステップ以降の各ステップを、従前のス
テップの初期段階においてR色、G色又はB色に着色し
たマトリックス目近くのマトリックス目から中期及び後
期段階においてR色、G色又はB色に着色したマトリッ
クス目近くのマトリックス目にかけて、第2のカラーフ
ィルタ製造装置のヘッドのノズルから噴射させるインク
滴によりインクジェット方式により行うため、その初回
以降の各ステップにおいて、基板上の前後方向、左右方
向及び斜め前後方向に1つのマトリックス目をあけて隣
り合う所定部位の複数の各マトリックス目に第2のカラ
ーフィルタ製造装置のヘッドのノズルから噴射させるイ
ンク滴によりR色、G色又はB色を着色する際には、そ
の各マトリックス目近くの従前のステップにおいてR
色、G色又はB色に着色したマトリックス目に着弾した
インク滴は、十分に時間が経過していて、乾燥した状態
にある。そのために、その初回のステップ以降の各ステ
ップにおいて、従前のステップにおいてR色、G色又は
B色に着色したマトリックス目近くの所定部位の複数の
各マトリックス目にそれに対応する所定のR色、G色又
はB色を、従前のステップに続けて、時間をあけずに、
インクジェット方式により連続して着色ても、その各マ
トリックス目に着弾したインク滴の一部が、それに隣り
合うマトリックス目に、マトリックス境界線を乗り越え
て、侵入し、そのマトリックス目に従前に着弾したイン
ク滴と混ざり合うのを、防止できる。そして、その隣り
合うマトリックス目間で色にじみが発生するのを、防ぐ
ことができる。また、初回のステップ以降の各ステップ
の間に時間をあける必要がなくなり、その分、基板上に
並ぶ多数の各マトリックス目にR色、G色又はB色を連
続して規則的に迅速に着色できる。また、その初回のス
テップを含む各ステップにおいては、基板上の前後方
向、左右方向及び斜め前後方向に1つのマトリックス目
をあけて離れて隣り合う所定部位の複数の各マトリック
ス目にそれに対応する所定のR色、G色又はB色を第2
のカラーフィルタ製造装置のヘッドのノズルから噴射さ
せるインク滴によりインクジェット方式により纏めて着
色するため、その各ステップにおいて、その所定のマト
リックス目に着弾したインク滴が、その直前に他のマト
リックス目に着弾したインク滴とマトリックス境界線を
乗り越える等して互いに混ざり合うのを、確実に防ぐこ
とができる。
【0014】本発明の第1又は第2のカラーフィルタ製
造装置においては、そのヘッドのノズルから噴射させる
インク滴の直径がマトリックス目幅の約1/2以下とな
るように、そのノズル径を定めると良い。その場合に
は、そのヘッドのノズルから噴射されるインク滴を、マ
トリックス目のほぼ中央に左右に空間をあけて余裕をも
って着弾させることができる。そして、そのインク滴の
一部が、そのマトリックス目に隣り合う他方のマトリッ
クス目に、マトリックス境界線を乗り越えて、侵入し、
その他方のマトリックス目に着弾したインク滴と混ざり
合うのを確実に防ぐことができる。
【0015】本発明の第1又は第2のカラーフィルタ製
造方法においては、基板上に並ぶ多数の各マトリックス
目をR色、G色又はB色に着色するインクに、約25℃
で粘度が3〜20cpとなる揮発溶剤に顔料を溶解させ
たインク、又は紫外線を照射すると硬化するインクを用
いると良い。その場合には、その約25℃のほぼ常温状
態で粘度が3〜20cpとなる粘度を抑えた揮発溶剤に
顔料を溶解させたインクを、本発明の第1又は第2のカ
ラーフィルタ製造装置の細いノズルから抵抗少なく円滑
に噴射させることができる。また、そのマトリックス目
に着弾させたインク滴に含まれる揮発溶剤を早期に蒸発
させて、そのインク滴を早期に乾燥させることができ
る。又は、そのマトリックス目に着弾させた紫外線を照
射すると硬化するインク滴に紫外線を照射して、そのイ
ンク滴を早期に確実に乾燥させることができる。
【0016】本発明の第1又は第2のカラーフィルタ製
造装置には、マトリックス形成用のK色のインク滴をノ
ズルから基板表面に向けて噴射させて基板上にドット状
に着弾させるサブヘッドを、ヘッドと共に一体に又はヘ
ッドとは別に独立させて基板上方を基板表面と平行なX
−Y方向(前後左右方向)に相対的に移動可能に設ける
と良い。そして、本発明の第1又は第2のカラーフィル
タ製造方法において、その第1又は第2のカラーフィル
タ製造装置のサブヘッドを基板上方をX−Y方向に相対
的に移動させながら、該サブヘッドのノズルからマトリ
ックス形成用のK色のインク滴を基板表面に向けて噴射
させると良い。そして、多数のK色のインクのドットの
配列からなるマトリックスを基板上に形成すると良い。
その場合には、遮光性のブラックマトリックスを、基板
上にインクジェット方式により手数を掛けずに容易に形
成できる。また、上記のようにして、基板上にマトリッ
クスを形成した後に、そのマトリックス目にR色、G色
又はB色を着色する際には、そのマトリックスを構成し
ているインクのドットが乾燥するのを待って行うと良
い。その場合には、そのマトリックス目に着弾したR
色、G色又はB色のインク滴がその周囲を囲むマトリッ
クスと混ざり合うのを、防ぐことができる。
【0017】また、上記のマトリックス形成用のK色の
インクには、約25℃で粘度が3〜20cpとなる揮発
溶剤に顔料を溶解させたインク、又は紫外線を照射する
と硬化するインクを用いると良い。その場合には、その
約25℃のほぼ常温状態で粘度が3〜20cpとなる粘
度を抑えた揮発溶剤に顔料を溶解させたインクを、本発
明の第1又は第2のカラーフィルタ製造装置のサブヘッ
ドの細いノズルから抵抗少なく円滑に噴射させることが
できる。また、その基板上に着弾させた上記のマトリッ
クス形成用のインク滴に含まれる揮発溶剤を早期に蒸発
させて、そのインク滴を早期に乾燥させることができ
る。又は、その基板上に着弾させた紫外線を照射すると
硬化するマトリックス形成用のインク滴に紫外線を照射
して、そのインク滴を早期に確実に乾燥させることがで
きる。
【0018】本発明の第1又は第2のカラーフィルタ製
造装置には、基板上に並ぶ多数の各マトリックス目をR
色、G色又はB色に着色するインク、又はそれに加えて
マトリックス形成用のK色のインクを加熱してその粘度
を低下させる加熱手段を備えると良い。そして、基板上
に並ぶ多数の各マトリックス目をR色、G色又はB色に
着色するインク、又はそれに加えて前記マトリックス形
成用のK色のインクに、約25℃で粘度が15cp以上
となる揮発溶剤に顔料を溶解させた前記インクを用いる
場合に、その第1又は第2のカラーフィルタ製造装置の
加熱手段を用いて、該インクを加熱してその粘度を低下
させると良い。その場合には、その加熱して粘度を低下
させたインク滴を、ヘッドやサブヘッドの細いノズルか
らより抵抗少なく円滑に噴射させることができる。
【0019】本発明のカラーフィルタ製造方法において
は、基板上に並ぶ多数の各マトリックス目をR色、G色
又はB色に着色するインクに、高分子有機EL(エレク
トロ・ルミネッセンス)物質からなるインクを用いるこ
とも可能である。その場合にも、前記と同様にして、そ
の高分子有機EL物質からなるインクにより各マトリッ
クス目をR色、G色又はB色に的確に着色できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1ないし図5は本発明の第1又
は第2のカラーフィルタ製造装置の好適な実施の形態を
示し、図1はその第1の装置の概略構造を示す側面断面
図、図2はその第2の装置の概略構造を示す側面断面
図、図3と図4はその第1又は第2の装置の概略構造を
示す平面図、図5はその第1の装置の概略構造を示す側
面断面図、図6はその第2の装置の概略構造を示す側面
断面図、図7はその第1又は第2の装置の概略構造を示
す平面図である。以下に、この第1又は第2のカラーフ
ィルタ製造装置を説明する。
【0021】この第1又は第2のカラーフィルタ製造装
置は、R色のインクを噴射させるノズルが備えられたヘ
ッド12と、G色のインクを噴射させるノズルが備えら
れた14ヘッドと、B色のインクを噴射させるノズルが
備えられたヘッド16とが、それらのヘッド12、1
4、16を、プラテン50上に搭載されたガラス製など
の光透過性の基板30上方を、基板30表面と平行なX
−Y方向に共に一体に又は別々に独立させて相対的に移
動可能な構造をしている。具体的には、図1ないし図4
に示した第1又は第2の装置では、ヘッド12、14、
16を、プラテン50上に搭載された基板30上方を基
板30表面と平行なY方向(左右方向)に共に一体に往
復走行可能な構造をしている。それと共に、基板30を
送りローラ52と押えローラ54との間に挟み込んで送
りローラ52を回転させることにより、基板30をプラ
テン50上をX方向(前後方向)に移動可能な構造をし
ている。そして、ヘッド12、14、16を基板30上
方をX−Y方向に相対的に移動可能な構造をしている。
図3に示した第1又は第2の装置では、ヘッド12、1
4、16がY方向に並べて配列されている。それに対し
て、図4に示した第1又は第2の装置では、ヘッド1
2、14、16がX方向に並べて配列されている。他
方、図5ないし図7に示した第1又は第2の装置では、
ヘッド12、14、16を、プラテン50上に搭載され
た基板30上方をそれぞれ別々に独立させて基板30表
面と平行なY方向(左右方向)に往復走行可能な構造を
している。それと共に、基板30を送りローラ52と押
えローラ54との間に挟み込んで送りローラ52を回転
させることにより、基板30をプラテン50上をX方向
(前後方向)に移動可能な構造をしている。そして、ヘ
ッド12、14、16を基板30上方をX−Y方向(前
後左右方向)に別々に独立させて相対的に移動可能な構
造をしている。そして、ヘッド12、14、16をプラ
テン50上に搭載された基板30上方を共に一体に又は
別々に独立させてX−Y方向に相対的に移動させなが
ら、ヘッド12、14又は16の下面に並ぶノズル11
からR色、G色又はB色のインク滴を基板30上に並ぶ
前述の多数の各マトリックス目22に向けて噴射させ
て、その各マトリックス目22にドット状に着弾させ、
その各マトリックス目22にそれに対応するインクのド
ットからなるR色、G色又はB色をインクジェット方式
により着色可能な構造をしている。
【0022】以上の構成は、従来汎用のインクジェット
記録装置と同様であるが、図1と図3又は図4に示した
第1の装置では、図8に示したように、基板30上に並
ぶ多数のマトリックス目22のうちの、各行に3つ目お
き毎に並ぶR色に着色する複数の各マトリックス目22
をヘッド12のノズル11から噴射させるインク滴によ
りR色に纏めて着色するステップと、各行に3つ目おき
毎に並ぶG色に着色する複数の各マトリックス目22を
ヘッド14のノズル11から噴射させるインク滴により
G色に纏めて着色するステップと、各行に3つ目おき毎
に並ぶB色に着色する複数の各マトリックス目22をヘ
ッド16のノズル11から噴射させるインク滴によりB
色に纏めて着色するステップとを、その初回のステップ
以降の各ステップの間に、それ以前のステップにおいて
上記複数の各マトリックス目22に纏めて着色されたR
色、G色又はB色が乾燥するまでの時間をあけて順に行
う第1制御手段60が備えられている。
【0023】他方、図2と図3又は図4に示した第2の
装置では、図10に示したように、基板30上に並ぶ多
数のマトリックス目22のうちの、前後方向、左右方向
及び斜め前後方向に1つのマトリックス目22をあけて
隣り合う1、2、3又は4の同じ数字が記載された所定
部位の複数の各マトリックス目22にそれに対応する所
定のR色、G色又はB色をヘッド12、14又は16の
ノズル11から噴射させるインク滴により纏めて順に着
色するステップを、その初回のステップ以降の各ステッ
プにおいては、従前のステップの初期段階においてR
色、G色又はB色に着色したマトリックス目22近くの
マトリックス目22から中期及び後期段階においてR
色、G色又はB色に着色したマトリックス目22近くの
マトリックス目22にかけて連続して行う第2制御手段
70が備えられている。
【0024】図1ないし図4に示した第1又は第2のカ
ラーフィルタ製造装置は、以上のように構成されてい
る。次に、図1と図3又は図4に示した第1の装置を用
いた本発明の第1のカラーフィルタ製造方法の好適な実
施の形態を説明する。この第1の方法では、顔料が溶解
された溶剤、紫外線硬化剤等を含むインク受容用のコー
ト層(図示せず)が形成されたガラス製などの光透過性
の基板30上に遮光性のマトリックス22を従来汎用の
化学処理法又は蒸着法等により形成した後、第1の装置
の第1制御手段60を用いて、図8に示したように、そ
のコート層が形成された基板30上に並ぶ多数のマトリ
ックス目22のうちの、R色に着色する複数の各マトリ
ックス目22をヘッド12のノズル11から噴射させる
インク滴によりR色に纏めて着色するステップと、G色
に着色する複数の各マトリックス目22をヘッド14の
ノズル11から噴射させるインク滴によりG色に纏めて
着色するステップと、B色に着色する複数の各マトリッ
クス目22をヘッド16のノズル11から噴射させるイ
ンク滴によりB色に纏めて着色するステップとを、その
初回のステップ以降の各ステップの間に、それ以前のス
テップにおいて上記複数の各マトリックス目22に纏め
て着色されたR色、G色又はB色が乾燥するまでの時間
をあけて順に行っている。そして、図8に示したよう
に、基板30上に並ぶ多数の各マトリックス目22にそ
れに対応するR色、G色又はB色をインクジェット方式
により規則的に着色している。この第1の方法により、
カラーフィルタを形成する際には、基板30上に並ぶR
色、G色又はB色を着色する複数の各マトリックス目2
2のすべてにR色、G色又はB色を一度に纏めて着色す
るステップを順に行っても良く、あるいは基板30上に
並ぶR色、G色又はB色を着色する複数の各マトリック
ス目22のうちの、左上、右上、左下、右下の4箇所以
上等に分割された各基板30部分上に並ぶR色、G色又
はB色を着色する複数の各マトリックス目22にR色、
G色又はB色を一度に纏めて着色するステップをその各
基板30部分毎に分けて順に行っても良い。
【0025】この第1のカラーフィルタ製造装置を用い
た第1のカラーフィルタ製造方法は、以上の工程からな
っていて、この第1の方法においては、その第1制御手
段60を用いて、基板30上に並ぶ多数のマトリックス
目22のうちの、R色、G色又はB色に纏めて着色する
複数の各マトリックス目22に第1の装置のヘッド1
2、14又は16のノズル11から噴射させるインク滴
によりインクジェット方式により纏めて着色する初回の
ステップ以降の各ステップを、それ以前のステップにお
いて基板30上に並ぶ所定の複数の各マトリックス目2
2にインクジェット方式により纏めて着色されたR色、
G色又はB色が乾燥するまでの時間を待って行ってい
る。そのために、そのR色、G色又はB色に纏めて着色
する複数の各マトリックス目22に第1の装置のヘッド
12、14又は16のノズル11から噴射させるインク
滴によりインクジェット方式により纏めて着色する初回
のステップ以降の各ステップにおいては、その各マトリ
ックス目22に着弾したインク滴の一部が、それに隣り
合う他のマトリックス目22に、マトリックス境界線2
4を乗り越えて侵入しても、その他のマトリックス目2
2に従前に着弾したインク滴は乾燥した状態にあるた
め、その侵入したインク滴の一部が他のマトリックス目
22に従前に着弾した異なる色のインク滴と混ざり合う
のを、防止できる。
【0026】次に、図2と図3又は図4に示した第2の
装置を用いた本発明の第2のカラーフィルタ製造方法の
好適な実施の形態を説明する。この第2の方法では、前
記と同様にして、光透過性の基板30上に遮光性のマト
リックス20を形成した後、第2の装置の第2制御手段
70を用いて、図10に示したように、前記と同様なコ
ート層が形成された基板30上に並ぶ多数のマトリック
ス目22のうちの、前後方向、左右方向及び斜め前後方
向に1つのマトリックス目22をあけて隣り合う1、
2、3又は4の同じ数字が記載された所定部位の複数の
各マトリックス目22にそれに対応する所定のR色、G
色又はB色をヘッド12、14又は16のノズル11か
ら噴射させるインク滴により纏めて順に着色するステッ
プを、その初回のステップ以降の各ステップにおいて
は、従前のステップの初期段階においてR色、G色又は
B色に着色したマトリックス目22近くのマトリックス
目22から中期及び後期段階においてR色、G色又はB
色に着色したマトリックス目22近くのマトリックス目
22にかけて連続して行うようにしている。そして、基
板30上に並ぶ多数の各マトリックス目22にそれに対
応するR色、G色又はB色を着色している。この第2の
方法により、カラーフィルタを形成する際には、基板3
0上に並ぶR色、G色又はB色を着色する1、2、3又
は4の同じ数字が記載されたすべての複数の各マトリッ
クス目22にR色、G色又はB色を一度に纏めて着色す
るステップを連続して4回繰り返し行っても良く、ある
いは基板30上に並ぶ多数のマトリックス目22のうち
の、左上、右上、左下、右下の4箇所以上等に分割され
た各基板30部分上に並ぶR色、G色又はB色を着色す
る1、2、3又は4の同じ数字が記載された複数の各マ
トリックス目22にR色、G色又はB色を一度に纏めて
着色するステップをその各基板30部分毎に分けて合計
16回以上等連続して繰り返し行っても良い。
【0027】この第2の装置を用いた第2の方法におい
ては、その第2装置の第2制御手段70を用いて、基板
30上に並ぶ多数のマトリックス目22のうちの、前後
方向、左右方向及び斜め前後方向に1つのマトリックス
目22をあけて隣り合う所定部位の複数の各マトリック
ス目22にそれに対応する所定のR色、G色又はB色を
第2の装置のヘッド12、14又は16のノズル11か
ら噴射させるインク滴によりインクジェット方式により
纏めて順に連続して着色する初回のステップ以降の各ス
テップを、従前のステップの初期段階においてR色、G
色又はB色に着色したマトリックス目22近くのマトリ
ックス目22から中期及び後期段階においてR色、G色
又はB色に着色したマトリックス目22近くのマトリッ
クス目22にかけて、第2の装置のヘッド12、14又
は16のノズル11から噴射させるインク滴によりイン
クジェット方式により行うため、その初回以降の各ステ
ップにおいて、基板上の前後方向、左右方向及び斜め前
後方向に1つのマトリックス目22をあけて隣り合う所
定部位の複数の各マトリックス目22に第2のカラーフ
ィルタ製造装置のヘッド12、14又は16のノズル1
1から噴射させるインク滴によりR色、G色又はB色を
着色する際には、そのR色、G色又はB色に着色する各
マトリックス目22近くの従前のステップにおいてR
色、G色又はB色に着色したマトリックス目22に着弾
したインク滴は、十分に時間が経過していて、乾燥した
状態にある。そのために、その初回のステップ以降の各
ステップにおいて、従前のステップにおいてR色、G色
又はB色に着色したマトリックス目22近くの隣り合う
等した所定部位の複数の各マトリックス目22にそれに
対応する所定のR色、G色又はB色を、従前のステップ
に続けて、時間をあけずに、インクジェット方式により
連続して着色ても、その各マトリックス目22に着弾し
たインク滴の一部が、それに隣り合うマトリックス目2
2に、マトリックス境界線24を乗り越えて、侵入し、
そのマトリックス目22に従前に着弾したインク滴と混
ざり合うのを、防止できる。また、初回のステップ以降
の各ステップの間に時間をあける必要がなくなり、その
分、基板30上に並ぶ多数の各マトリックス目22にR
色、G色又はB色を連続して規則的に迅速に着色でき
る。また、その初回のステップを含む各ステップにおい
ては、基板30上の前後方向、左右方向及び斜め前後方
向に1つのマトリックス目22をあけて離れて隣り合う
所定部位の複数の各マトリックス目22にそれに対応す
る所定のR色、G色又はB色を第2のカラーフィルタ製
造装置のヘッド12、14又は16のノズル11から噴
射させるインク滴によりインクジェット方式により纏め
て着色するため、その各ステップにおいて、その所定の
マトリックス目22に着弾したインク滴が、その直前に
他のマトリックス目22に着弾したインク滴とマトリッ
クス境界線24を乗り越える等して互いに混ざり合うの
を、確実に防ぐことができる。
【0028】第1又は第2のカラーフィルタ製造装置に
おいては、そのヘッド12、14、16の下面に並ぶノ
ズル11から噴射させるインク滴の直径がマトリックス
目22幅の約1/2以下となるように、そのノズル径を
定めると良い。そして、そのノズル11から噴射される
インク滴を、マトリックス目22のほぼ中央に左右に空
間をあけて余裕をもって着弾させることができるように
すると良い。そして、そのインク滴の一部が、そのマト
リックス目22に隣り合う他方のマトリックス目22
に、マトリックス境界線24を乗り越えて、侵入し、そ
の他方のマトリックス目22に着弾したインク滴と混ざ
り合うのを確実に防ぐことができるようにすると良い。
【0029】第1又は第2のカラーフィルタ製造方法に
おいては、基板30上に並ぶ多数の各マトリックス目2
2をR色、G色又はB色に着色するインクに、約25℃
で粘度が3〜20cpとなる揮発溶剤に顔料を溶解させ
たインク、又は紫外線を照射すると硬化するインクを用
いると良い。そして、その約25℃のほぼ常温状態で粘
度が3〜20cpとなる粘度を抑えた揮発溶剤に顔料を
溶解させたインクを、第1又は第2のカラーフィルタ製
造装置のヘッド12、14、16の細いノズル11から
抵抗少なく円滑に噴射させることができるようにすると
良い。また、そのマトリックス目22に着弾させたイン
ク滴に含まれる揮発溶剤を早期に蒸発させて、そのイン
ク滴を早期に乾燥させることができるようにすると良
い。又は、そのマトリックス目22に着弾させた紫外線
を照射すると硬化するインク滴に紫外線を照射して、そ
のインク滴を早期に確実に乾燥させることができるよう
にすると良い。
【0030】第1又は第2のカラーフィルタ製造装置に
は、図1、図2、図5又は図6に示したように、マトリ
ックス形成用のK(ブラック)色のインク滴をプラテン
50上に搭載された基板30表面に向けてノズル11か
ら噴射させて基板30上にドット状に着弾させるサブヘ
ッド18を、ヘッド12、14又は16と共に一体に又
はヘッド12、14又は16とは別に独立させてプラテ
ン50上に搭載された基板30上方を基板30表面と平
行なX−Y方向に相対的に移動可能に設けると良い。そ
して、第1又は第2のカラーフィルタ製造方法におい
て、その第1又は第2の装置のサブヘッド18を基板3
0上方をX−Y方向に相対的に移動させながら、そのサ
ブヘッド18の下面に並ぶノズル11からマトリックス
形成用のK色のインク滴を基板30表面に向けて噴射さ
せると良い。そして、多数のK色のインクのドットの配
列からなるマトリックス20を基板30上に形成できる
ようにすると良い。その場合には、遮光性のブラックマ
トリックスを、基板30上にインクジェット方式により
手数を掛けずに容易に形成可能となる。また、上記のよ
うにして、基板30上にマトリックス20を形成した後
に、そのマトリックス目22にR色、G色又はB色を着
色する際には、そのマトリックス20を構成しているイ
ンクのドットが乾燥するのを待って行うと良い。その場
合には、そのマトリックス目22に着弾したR色、G色
又はB色のインク滴がその周囲を囲むマトリックス20
と混ざり合うのを、防ぐことができる。そして、そのマ
トリックス目22に着色されたR色、G色又はB色に色
にじみが生ずるのを、防止できる。
【0031】また、ブラックマトリックスを基板30上
にインクジェット方式により形成する場合にも、そのマ
トリックス20形成用のK色のインクには、約25℃で
粘度が3〜20cpとなる揮発溶剤に顔料を溶解させた
インク、又は紫外線を照射すると硬化するインクを用い
ると良い。そして、その約25℃のほぼ常温状態で粘度
が3〜20cpとなる粘度を抑えた揮発溶剤に顔料を溶
解させたインクを、本発明の第1又は第2の装置のサブ
ヘッド18の細いノズル11から抵抗少なく円滑に噴射
させることができるようにすると良い。また、その基板
30上に着弾させた上記のマトリックス20形成用のイ
ンク滴に含まれる揮発溶剤を早期に蒸発させて、そのイ
ンク滴を早期に乾燥させることができるようにすると良
い。又は、その基板30上に着弾させた紫外線を照射す
ると硬化するマトリックス20形成用のインク滴に紫外
線を照射して、そのインク滴を早期に確実に乾燥させる
ことができるようにすると良い。
【0032】第1又は第2のカラーフィルタ製造装置に
は、基板30上に並ぶ多数の各マトリックス目22をR
色、G色又はB色に着色するインク、又はそれに加えて
マトリックス形成用のK色のインクを加熱してその粘度
を低下させる加熱手段80を備えると良い。そして、基
板30上に並ぶ多数の各マトリックス目22をR色、G
色又はB色に着色するインク、又はそれに加えてマトリ
ックス20形成用のK色のインクに、約25℃で粘度が
15cp以上となる揮発溶剤に顔料を溶解させたインク
を用いる際に、その第1又は第2の装置の加熱手段80
を用いて、そのインクを加熱してその粘度を低下させる
と良い。そして、その加熱して粘度を低下させたインク
滴を、ヘッド12、14、16やサブヘッド18の細い
ノズル11からより抵抗少なく円滑に噴射させることが
できるようにすると良い。
【0033】第1又は第2のカラーフィルタ製造方法に
おいては、基板30上に並ぶ多数の各マトリックス目2
2をR色、G色又はB色に着色するインクに、高分子有
機EL物質からなるインクを用いることも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1又は
第2のカラーフィルタ製造装置を用いて本発明の第1又
は第2のカラーフィルタ製造法により、カラーフィルタ
を形成すれば、その基板上に形成された多数の各マトリ
ックス目にR色、G色又はB色を色にじみなく鮮明に規
則的に着色できる。そして、絵図又は文字などを鮮明に
発色するカラーフィルタを形成可能となる。また、その
基板上に遮光性のマトリックスをインクジェット方式に
より手数を掛けずに容易に形成可能となる。さらに、本
発明の第2のカラーフィルタ製造装置を用いた本発明の
第2のカラーフィルタ製造法によれば、基板上に形成さ
れた多数の各マトリックス目にR色、G色又はB色を時
間をあけずに連続して着色可能となり、その着色作業時
間を大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のカラーフィルタ製造装置の概略
構造を示す側面断面図である。
【図2】本発明の第2のカラーフィルタ製造装置の概略
構造を示す側面断面図である。
【図3】本発明の第1又は第2のカラーフィルタ製造装
置の概略構造を示す平面図である。
【図4】本発明の第1又は第2のカラーフィルタ製造装
置の概略構造を示す平面図である。
【図5】本発明の第1のカラーフィルタ製造装置の概略
構造を示す側面断面図である。
【図6】本発明の第2のカラーフィルタ製造装置の概略
構造を示す側面断面図である。
【図7】本発明の第1又は第2のカラーフィルタ製造装
置の概略構造を示す平面図である。
【図8】カラーフィルタの一部拡大平面図である。
【図9】カラーフィルタの一部拡大側面図である。
【図10】カラーフィルタの一部拡大平面図である。
【符号の説明】
11 ノズル 12、14、16 ヘッド 18 サブヘッド 20 マトリックス 22 マトリックス目 30 基板 50 プラテン 60 第1制御手段 70 第2制御手段 80 加熱手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 3/04 101Y Fターム(参考) 2C056 FA15 FB01 FC02 FD20 2H048 BA02 BA11 BA64 BB02 BB14 BB23 BB42 2H086 BA01 BA02 BA03 BA19 BA54 BA60 BA61 2H091 FA34Y FA42Z FB04 FC13 LA12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 R色のインクを噴射させるノズルが備え
    られたヘッドと、G色のインクを噴射させるノズルが備
    えられたヘッドと、B色のインクを噴射させるノズルが
    備えられたヘッドとが、それらのヘッドを共に一体に又
    は別々に独立させて光透過性の基板上方を基板表面と平
    行なX−Y方向に相対的に移動可能に備えられて、前記
    ヘッドを基板上方を共に一体に又は別々に独立させてX
    −Y方向に相対的に移動させながら、該ヘッドのノズル
    からR色、G色又はB色のインク滴を基板上に並ぶ多数
    の各マトリックス目に向けて噴射させて、その各マトリ
    ックス目にドット状に着弾させ、その各マトリックス目
    にそれに対応するインクのドットからなるR色、G色又
    はB色を着色するカラーフィルタ製造装置であって、 前記多数のマトリックス目のうちの、R色に着色する複
    数の各マトリックス目を前記ヘッドのノズルから噴射さ
    せるインク滴によりR色に纏めて着色するステップと、
    G色に着色する複数の各マトリックス目を前記ヘッドの
    ノズルから噴射させるインク滴によりG色に纏めて着色
    するステップと、B色に着色する複数の各マトリックス
    目を前記ヘッドのノズルから噴射させるインク滴により
    B色に纏めて着色するステップとを、その初回のステッ
    プ以降の各ステップの間に、それ以前のステップにおい
    て前記複数の各マトリックス目に纏めて着色されたR
    色、G色又はB色が乾燥するまでの時間をあけて順に行
    う第1制御手段が備えられたことを特徴とするカラーフ
    ィルタ製造装置。
  2. 【請求項2】 光透過性の基板上に遮光性のマトリック
    スを形成した後、請求項1記載のカラーフィルタ製造装
    置の第1制御手段を用いて、前記基板上に並ぶ多数のマ
    トリックス目のうちの、R色に着色する複数の各マトリ
    ックス目を前記ヘッドのノズルから噴射させるインク滴
    によりR色に纏めて着色するステップと、G色に着色す
    る複数の各マトリックス目を前記ヘッドのノズルから噴
    射させるインク滴によりG色に纏めて着色するステップ
    と、B色に着色する複数の各マトリックス目を前記ヘッ
    ドのノズルから噴射させるインク滴によりB色に纏めて
    着色するステップとを、その初回のステップ以降の各ス
    テップの間に、それ以前のステップにおいて前記複数の
    各マトリックス目に纏めて着色されたR色、G色又はB
    色が乾燥するまでの時間をあけて順に行うことにより、
    前記基板上に並ぶ多数の各マトリックス目にそれに対応
    するR色、G色又はB色を着色することを特徴とするカ
    ラーフィルタ製造方法。
  3. 【請求項3】 R色のインクを噴射させるノズルが備え
    られたヘッドと、G色のインクを噴射させるノズルが備
    えられたヘッドと、B色のインクを噴射させるノズルが
    備えられたヘッドとが、それらのヘッドを共に一体に又
    は別々に独立させて光透過性の基板上方を基板表面と平
    行なX−Y方向に相対的に移動可能に備えられて、前記
    ヘッドを共に一体に又は別々に独立させて基板上方をX
    −Y方向に相対的に移動させながら、該ヘッドのノズル
    からR色、G色又はB色のインク滴を基板上に並ぶ多数
    の各マトリックス目に向けて噴射させて、その各マトリ
    ックス目にドット状に着弾させ、その各マトリックス目
    にそれに対応するインクのドットからなるR色、G色又
    はB色を着色するカラーフィルタ製造装置であって、 前記基板上に並ぶ多数のマトリックス目のうちの、前後
    方向、左右方向及び斜め前後方向に1つのマトリックス
    目をあけて隣り合う所定部位の複数の各マトリックス目
    にそれに対応する所定のR色、G色又はB色を前記ヘッ
    ドのノズルから噴射させるインク滴により纏めて順に着
    色するステップを、その初回のステップ以降の各ステッ
    プにおいては、従前のステップの初期段階においてR
    色、G色又はB色に着色したマトリックス目近くのマト
    リックス目から中期及び後期段階においてR色、G色又
    はB色に着色したマトリックス目近くのマトリックス目
    にかけて連続して行う第2制御手段が備えられたことを
    特徴とするカラーフィルタ製造装置。
  4. 【請求項4】 光透過性の基板上に遮光性のマトリック
    スを形成した後、請求項3記載のカラーフィルタ製造装
    置の第2制御手段を用いて、前記基板上に並ぶ多数のマ
    トリックス目のうちの、前後方向、左右方向及び斜め前
    後方向に1つのマトリックス目をあけて隣り合う所定部
    位の複数の各マトリックス目にそれに対応する所定のR
    色、G色又はB色を前記ヘッドのノズルから噴射させる
    インク滴により纏めて順に着色するステップを、その初
    回のステップ以降の各ステップにおいては、従前のステ
    ップの初期段階においてR色、G色又はB色に着色した
    マトリックス目近くのマトリックス目から中期及び後期
    段階においてR色、G色又はB色に着色したマトリック
    ス目近くのマトリックス目にかけて連続して行うことに
    より、前記基板上に並ぶ多数の各マトリックス目にそれ
    に対応するR色、G色又はB色を着色することを特徴と
    するカラーフィルタ製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ヘッドのノズルから噴射させるイン
    ク滴の直径が前記マトリックス目幅の約1/2以下とな
    るように、前記ノズル径を定めた請求項1又は3記載の
    カラーフィルタ製造装置。
  6. 【請求項6】 前記多数の各マトリックス目をR色、G
    色又はB色に着色するインクに、約25℃で粘度が3〜
    20cpとなる揮発溶剤に顔料を溶解させたインク、又
    は紫外線を照射すると硬化するインクを用いる請求項2
    又は4記載のカラーフィルタ製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1、3又は5記載のカラーフィル
    タ製造装置に、マトリックス形成用のK色のインク滴を
    ノズルから基板表面に向けて噴射させて基板上にドット
    状に着弾させるサブヘッドを、前記ヘッドと共に一体に
    又は前記ヘッドとは別に独立させて基板上方を基板表面
    と平行なX−Y方向に相対的に移動可能に設けたことを
    特徴とするカラーフィルタ製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のカラーフィルタ製造装置
    のサブヘッドを基板上方をX−Y方向に相対的に移動さ
    せながら、該サブヘッドのノズルからマトリックス形成
    用のK色のインク滴を基板表面に向けて噴射させて、多
    数のK色のインクのドットの配列からなるマトリックス
    を基板上に形成した後、そのマトリックスが乾燥するの
    を待って、その基板上に並ぶ多数の各マトリックス目に
    それに対応するR色、G色又はB色を着色する請求項
    2、4又は6記載のカラーフィルタ製造方法。
  9. 【請求項9】 前記マトリックス形成用のK色のインク
    に、約25℃で粘度が3〜20cpとなる揮発溶剤に顔
    料を溶解させたインク、又は紫外線を照射すると硬化す
    るインクを用いる請求項8記載のカラーフィルタ製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記多数の各マトリックス目をR色、
    G色又はB色に着色するインク、又はそれに加えて前記
    マトリックス形成用のK色のインクを加熱してその粘度
    を低下させる加熱手段を備えた請求項1、3、5又は7
    記載のカラーフィルタ製造装置。
  11. 【請求項11】 前記多数の各マトリックス目をR色、
    G色又はB色に着色するインク、又はそれに加えて前記
    マトリックス形成用のK色のインクに、請求項6又は9
    記載の約25℃で粘度が15cp以上となる揮発溶剤に
    顔料を溶解させた前記インクを用いる場合に、請求項1
    0記載のカラーフィルタ製造装置の加熱手段を用いて、
    該インクを加熱してその粘度を低下させる請求項6又は
    9記載のカラーフィルタ製造方法。
  12. 【請求項12】 前記基板上に並ぶ多数の各マトリック
    ス目をR色、G色又はB色に着色するインクに、高分子
    有機EL物質からなるインクを用いる請求項2又は4記
    載のカラーフィルタ製造方法。
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JP2011102982A (ja) * 2004-05-12 2011-05-26 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置の描画方法
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