JP2003194858A - 電圧変動検出回路 - Google Patents

電圧変動検出回路

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JP2003194858A
JP2003194858A JP2001399134A JP2001399134A JP2003194858A JP 2003194858 A JP2003194858 A JP 2003194858A JP 2001399134 A JP2001399134 A JP 2001399134A JP 2001399134 A JP2001399134 A JP 2001399134A JP 2003194858 A JP2003194858 A JP 2003194858A
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voltage
flip
voltage fluctuation
flop
flops
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JP2001399134A
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Yoshirou Ida
與史郎 井田
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体IC内部における電圧変動の異常発生
の有無を検出できるだけでなく、その電圧レベルがどの
程度変動しているかを短時間の内に精度良く検出するこ
とができる電圧変動検出回路を提供する。 【解決手段】 複数のRSフリップフロップFF11,
FF12,FF13を備え、これらの各RSフリップフ
ロップFF11,FF12,FF13は、出力レベルを
反転させるトリガ入力に対するしきい値電圧VTH1
1,VTH12,VTH13が互いに異なるように設定
されており、かつ、各RSフリップフロップFF11,
FF12,FF13のセット端子Sが電圧変動の検出対
象となる電源ライン2に対して並列に接続され、また、
各出力端子Qが外部取出用の外部モニタピンOUT1
1,OUT12,OUT13に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電圧変動検出回路に
係り、特に、半導体ICの内部で発生した電圧変動を検
出するための電圧変動検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ICにおいては、これを
構成する回路素子や配線の一部の故障、回路素子の特性
のばらつき、あるいは回路動作条件等によって電圧が変
動し、その結果、半導体IC全体の機能が影響を受ける
場合がある。
【0003】たとえば、回路動作条件によっては多数の
論理回路が同時に動作して電源電圧が低下したり、配線
の途中がショートしてGND(グランド)電圧が高くな
るといったことが起こった場合、半導体ICを構成する
各回路素子が正常に動作しなくなる。したがって、この
ように半導体ICが正常に動作しない場合には、半導体
ICの内部で電圧変動の異常が発生しているか否かを調
べることが必要となる。
【0004】そこで、従来技術では、半導体IC内部の
電圧変動の異常の有無を調べる必要がある場合には、半
導体ICのパッケージを開封した後、直接に各配線の電
圧をオシロスコープ等を用いて測定することが行われて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに半導体ICのパッケージを開封して、直接に各配線
の電圧をオシロスコープ等を用いて測定する場合には、
測定に時間がかかるだけでなく、測定結果に誤差が含ま
れ易く、電圧変動量を精度良く把握することが難しい。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、半導体IC内部における電圧変動の異常
発生の有無を検出できるのみならず、その電圧レベルが
どの程度変動しているかを短時間の内に精度良く検出す
ることができる半導体ICの電圧変動検出回路を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、次のようにしている。すなわち、請求
項1記載の発明に係る電圧変動検出回路は、レベルトリ
ガ型の複数のラッチ回路を備え、これらの各ラッチ回路
は、出力レベルを反転させるトリガ入力に対するしきい
値電圧が互いに異なるように設定されており、かつ、こ
れらのラッチ回路の各トリガ入力端子が電圧変動の検出
対象となる電源ラインあるいはグランドラインに対して
並列に接続され、また、各出力端子が外部取出用の外部
モニタピンに接続されていることを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明に係る電圧変動検出回
路は、請求項1記載の発明の構成において、前記ラッチ
回路は、電源ラインの電圧降下に応じてセットされるN
ANDタイプのRSフリップフロップからなることを特
徴としている。
【0009】請求項3記載の発明に係る電圧変動検出回
路は、請求項1記載の発明の構成において、前記ラッチ
回路は、グランドラインの電圧上昇に応じてセットされ
るNORタイプのRSフリップフロップからなることを
特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態に係る電圧変動検出回路の構成を示すブロック
図である。
【0011】この実施の形態1における電圧変動検出回
路11は、半導体ICと同じ基板上に予め形成されてお
り、ここではレベルトリガ型のラッチ回路として3個の
RSフリップフロップFF11,FF12,FF13を
備えている。
【0012】各RSフリップフロップFF11,FF1
2,FF13は、電源ライン2の電圧降下に応じてセッ
トされるNANDタイプのものであって、しかも、出力
レベルを反転させるトリガ入力に対するしきい値電圧が
互いに異なるように設定されている。
【0013】すなわち、1段目のRSフリップフロップ
FF11のしきい値電圧をVTH11、2段目のRSフ
リップフロップFF12のしきい値電圧をVTH12、
3段目のRSフリップフロップFF13のしきい値電圧
をVTH13としたとき、たとえば、VTH11>VT
H12>VTH13となるように設定されている。な
お、当然のことながら、各々のしきい値電圧VTH1
1,VTH12,VTH13は、電源ラインの電源電圧
が正常なときの値よりも小さくなるように設定されてい
る。
【0014】そして、これらの各RSフリップフロップ
FF11,FF12,FF13は、各セット端子Sが電
圧変動の検出対象となる電源ライン2に対して並列に接
続され、また、各出力端子Qが外部取出用の外部モニタ
ピンOUT11,OUT12,OUT13にそれぞれ個
別に接続され、さらに、各リセット端子Rがシステムリ
セットライン4に共通に接続されている。また、半導体
IC内部の電圧変動の異常の有無を調べる際には、外部
モニタピンOUT11〜OUT13に図示しないテスタ
等が接続される。
【0015】次に、上記構成を有する電圧変動検出回路
11の動作について説明する。
【0016】(1) 電源ラインの電源電圧が正常で何
ら電圧変動が起こらない場合 まず、システム動作前に各RSフリップフロップFF1
1,FF12,FF13のリセット端子Sにシステムリ
セットライン4を介してリセット信号を印加して、各R
SフリップフロップFF11,FF12,FF13をリ
セットしておく。
【0017】その後、システム動作時に電源ライン2の
電源電圧が正常で電圧変動が発生しなければ、各RSフ
リップフロップFF11,FF12,FF13のセット
端子Sに加わる電源電圧は、各RSフリップフロップF
F11,FF12,FF13のいずれのしきい値電圧V
TH11,VTH12,VTH13よりも大きいので、
各RSフリップフロップFF11,FF12,FF13
はいずれもセットされない。したがって、各出力端子Q
の出力信号値は変化せずに全てローレベルに保たれる。
その結果、外部モニタピンOUT11〜13の値も変化
しない。
【0018】(2) 電源ラインの電源電圧が降下した
場合 まず、システム動作前に各RSフリップフロップFF1
1,FF12,FF13の各リセット端子Sにリセット
信号を印加して、各RSフリップフロップFF11,F
F12,FF13をリセットしておく。
【0019】その後、システム動作時に電源ライン2の
電源電圧が、たとえば図2に示すように降下した場合、
その電源電圧の値は、1段目と2段目の各RSフリップ
フロップFF11,FF12のしきい値電圧VTH1
1,VTH12よりも小さく、また、3段目のRSフリ
ップフロップFF13のしきい値電圧VTH13よりも
大きいので、1段目と2段目の各RSフリップフロップ
FF11,FF12はセットされるが、3段目のRSフ
リップフロップFF13はセットされない。
【0020】したがって、1段目と2段目の各RSフリ
ップフロップFF11,FF12の出力端子Qの出力信
号値は共にハイレベルに反転される一方、3段目のRS
フリップフロップFF13の出力端子Qの出力信号値は
変化せずローレベルに保たれる。その結果、3段目の外
部モニタピンOUT13の出力は初期状態から変化がな
いが、1段目と2段目の外部モニタピンOUT11,1
2からは初期状態から反転した値が出力される。このた
め、外部モニタピンOUT1〜3に予め図示しないテス
タを接続しておくことで、実際の半導体ICの電源ライ
ン2において、その電源電圧のレベルがどの程度変動し
たかを検出することができる。
【0021】このように、この実施の形態1では、電圧
変動検出回路11によって、電源ライン2における電源
電圧の変動の異常の有無を検出できるだけでなく、その
電源電圧のレベルがどの程度変動しているかについても
簡単な構成でもって精度良く検出することができる。
【0022】実施の形態2.図3は本発明の実施の形態
2に係る電圧変動検出回路の構成を示すブロック図であ
る。
【0023】この実施の形態2における電圧変動検出回
路21は、半導体ICと同じ基板上に予め形成されてお
り、ここではレベルトリガ型のラッチ回路として3個の
RSフリップフロップFF21,FF22,FF23を
備えている。
【0024】各RSフリップフロップFF21,FF2
2,FF23は、グランドライン3の電圧上昇に応じて
セットされるNORタイプものであって、しかも、出力
レベルを反転させるトリガ入力に対するしきい値電圧が
互いに異なるように設定されている。
【0025】すなわち、1段目のRSフリップフロップ
FF21のしきい値電圧をVTH21、2段目のRSフ
リップフロップFF22のしきい値電圧はVTH22、
3段目のRSフリップフロップFF23のしきい値電圧
をVTH23としたとき、たとえば、VTH21>VT
H22>VTH23となるように設定されている。な
お、当然のことながら、各々のしきい値電圧VTH2
1,VTH22,VTH23は、グランドラインの電圧
が正常なときの値よりも大きくなるように設定されてい
る。
【0026】そして、これらの各RSフリップフロップ
FF21,FF22,FF23は、各セット端子Sが電
圧変動の検出対象となるグランドライン3に対して並列
に接続され、また、出力端子Qが外部取出用の外部モニ
タピンOUT21,OUT22,OUT23にそれぞれ
個別に接続され、さらに、リセット端子Rがシステムリ
セットライン4に共通に接続されている。また、半導体
IC内部の電圧変動の異常の有無を調べる際、外部モニ
タピンOUT21〜OUT23には、図示しないテスタ
等が接続される。
【0027】次に、上記構成を有する電圧変動検出回路
21の動作について説明する。
【0028】(1) グランドラインの電圧が正常で何
ら電圧変動が起こらない場合 まず、システム動作前に各RSフリップフロップFF2
1,FF22,FF23のリセット端子Sにシステムリ
セットライン4を介してリセット信号を印加して、各R
SフリップフロップFF21,FF22,FF23をリ
セットしておく。
【0029】その後、システム動作時にグランドライン
の電圧が正常で電圧変動が発生しなければ、各RSフリ
ップフロップFF21,FF22,FF23のセット端
子Sに加わるグランド電圧は、各RSフリップフロップ
FF21,FF22,FF23のいずれのしきい値電圧
VTH1,VTH2,VTH3よりも小さいので、各々
のRSフリップフロップFF1,FF2,FF3はいず
れもセットされない。したがって、出力端子Qの出力信
号値は変化せず全てローレベルに保たれる。その結果、
外部モニタピンOUT21〜OUT23の値も変化しな
い。
【0030】(2) グランドラインの電圧が上昇した
場合 まず、システム動作前に各RSフリップフロップFF2
1,FF22,FF23の各リセット端子Sにリセット
信号を印加して、各RSフリップフロップFF21,F
F22,FF23をリセットしておく。
【0031】その後、システム動作時にグランドライン
3の電圧がたとえば図4に示すように上昇した場合、そ
のグランド電圧の値は、2段目と3段目の各RSフリッ
プフロップFF22,FF23のしきい値電圧VTH2
2,VTH23よりも大きく、また、1段目のRSフリ
ップフロップFF21のしきい値電圧VTH21よりも
小さいので、2段目と3段目の各RSフリップフロップ
FF22,FF23はセットされるが、1段目のRSフ
リップフロップFF21はセットされない。
【0032】したがって、2段目と3段目の各RSフリ
ップフロップFF22,FF23の出力端子Qの出力信
号値は共にハイレベルに反転される一方、1段目のRS
フリップフロップFF21の出力端子Qの出力信号値は
変化せずローレベルに保たれる。その結果、1段目の外
部モニタピンOUT21の出力には初期状態から変化が
ないが、2段目と3段目の外部モニタピンOUT22,
OUT23からは初期状態から反転した値が出力され
る。このため、各外部モニタピンOUT21〜OUT2
3に予め図示しないテスタを接続しておくことで、実際
の半導体ICのグランドライン3において、そのグラン
ド電圧レベルがどの程度変動したかを検出することがで
きる。
【0033】このように、この実施の形態2では、電圧
変動検出回路21によって、グランドライン3における
電圧変動の異常の有無を検出できるだけでなく、そのグ
ランド電圧のレベルがどの程度変動しているかについて
も簡単な構成でもって精度良く検出することができる。
【0034】なお、本発明は、上記の実施の形態1,2
で説明した構成のものに限定されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更して実施するこ
とができる。
【0035】たとえば、上記の実施の形態1,2では、
3個のRSフリップフロップ11〜13,21〜23を
設けているが、2個でもよく、さらには必要に応じて4
個以上設けることができる。フリップフロップの段数が
多くなれば、電圧変動レベルをより一層細かく検出する
ことができる。また、実施の形態1,2では、RSフリ
ップフロップを使用しているが、JKフリップフロップ
をセット/リセット型として流用することもできる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0037】(1) 請求項1記載の発明に係る電圧変
動検出回路は、半導体IC内部の電圧変動の異常発生の
有無を短時間で検出できるだけでなく、その電圧変動レ
ベルについても短時間の内に精度良く検出することがで
きる。
【0038】また、特に、本発明の電圧変動検出回路を
半導体ICの基板上に多数分散して配置しておけば、基
板上の配線の電圧変動箇所を簡単に特定することができ
るため、電圧変動不良を一層容易に解析できるようにな
る。
【0039】(2) 請求項2記載の発明に係る電圧変
動検出回路は、請求項1記載の発明の効果に加えて、特
に、電源ラインにおける電圧変動を簡単な構成でもって
精度良く検出することができる。
【0040】(3) 請求項3記載の発明に係る電圧変
動検出回路は、請求項1記載の発明の効果に加えて、特
に、グランドラインにおける電圧変動を簡単な構成でも
って精度良く検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る電圧変動検出回
路の構成を示すブロック図である。
【図2】 電源ラインにおいて電源電圧が降下した状態
を示す波形図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係る電圧変動検出回
路の構成を示すブロック図である。
【図4】 グランドラインにおいてグランド電圧が上昇
した状態を示す波形図である。
【符号の説明】
11,21 電圧変動検出回路、2 電源ライン、3
グランドライン、FF11,FF12,FF13,FF
21,FF22,FF23 RSフリップフロップ(ラ
ッチ回路)、S セット端子、Q 出力端子、OUT1
1,OUT12,OUT13,OUT21,OUT2
2,OUT23 外部モニタピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井田 與史郎 兵庫県伊丹市中央三丁目1番17号 三菱電 機システムエル・エス・アイ・デザイン株 式会社内 Fターム(参考) 2G035 AA09 AB02 AC01 AC18 AD25 AD56

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レベルトリガ型の複数のラッチ回路を備
    え、これらの各ラッチ回路は、出力レベルを反転させる
    トリガ入力に対するしきい値電圧が互いに異なるように
    設定されており、かつ、これらのラッチ回路の各トリガ
    入力端子が電圧変動の検出対象となる電源ラインあるい
    はグランドラインに対して並列に接続され、また、各出
    力端子が外部取出用の外部モニタピンに接続されている
    ことを特徴とする電圧変動検出回路。
  2. 【請求項2】 前記ラッチ回路は、電源ラインの電圧降
    下に応じてセットされるNANDタイプのRSフリップ
    フロップからなることを特徴とする請求項1記載の電圧
    変動検出回路。
  3. 【請求項3】 前記ラッチ回路は、グランドラインの電
    圧上昇に応じてセットされるNORタイプのRSフリッ
    プフロップからなることを特徴とする請求項1記載の電
    圧変動検出回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9344073B2 (en) 2013-12-16 2016-05-17 Fujitsu Limited Semiconductor device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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