JP2003194447A - 保冷庫 - Google Patents

保冷庫

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JP2003194447A
JP2003194447A JP2001394731A JP2001394731A JP2003194447A JP 2003194447 A JP2003194447 A JP 2003194447A JP 2001394731 A JP2001394731 A JP 2001394731A JP 2001394731 A JP2001394731 A JP 2001394731A JP 2003194447 A JP2003194447 A JP 2003194447A
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JP
Japan
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heat insulating
insulating material
box
vacuum heat
recess
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JP2001394731A
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English (en)
Inventor
Moichi Koike
茂一 小池
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空断熱材のみの交換を可能にし、メンテナ
ンス性を向上させた保冷庫を提供する。 【解決手段】 保冷庫本体の断熱箱体10の内側を開口
し、開口部にPEシート15を貼付する。内箱1aと外
箱1bの間隔を所定の間隔で設定し、両外側から治具で
固定する。この状態で断熱材を充填して、治具を取り外
すと断熱箱体10は内箱1a側が凹形状に形成される。
このようにして設けられた断熱箱体10の凹部12に真
空断熱材Aを着脱自在に取付け、その表面を伝熱カバー
13で覆う。伝熱カバー13は内箱1a上にねじ止めし
て取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵/冷凍物品を
収納・保冷し車両などで運送するために用いられる保冷
庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、断熱材を薄くして物品を収容する
スペースをより広くするため、保冷庫の断熱材として真
空断熱材を用いることが知られている。例えば、真空断
熱材を用いた保冷庫として、特開平11−201379
号公報に開示されたものがある。この保冷庫は真空断熱
材を保冷庫の内箱と外箱との間に接着して固定し、さら
に隙間を発泡断熱材で充填することにより構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、運送に用い
られる保冷庫に真空断熱材が使用された場合には、運送
時に保冷庫本体が受ける衝撃等で真空断熱材に傷がつ
き、真空断熱材に穴が開く可能性がある。真空断熱材に
1箇所でも穴が開くと、保冷庫の断熱性能が著しく低下
するので、真空断熱材を交換しなければならない。
【0004】しかしながら、上記公報記載の真空断熱材
は保冷庫の内壁に埋設され、周囲が発泡断熱材で充填さ
れているので、真空断熱材のみを取り外すことができな
かった。そのため、保冷庫をメンテナンスするために
は、真空断熱材だけでなく、保冷庫本体全体を交換しな
ければならず、コストの増加はもとより、これを廃棄す
る際、廃棄物処理上の問題を生じていた。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、真空断熱材のみの交
換を可能にし、メンテナンス性を向上させた保冷庫を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1では、内箱と外箱との間に断熱材を充填し
て、保冷庫本体の壁体を構成した保冷庫において、断熱
材の少なくとも一部は壁体に対して着脱自在の真空断熱
材で形成している。本発明によれば、真空断熱材は壁体
に着脱自在に設置されているので、真空断熱材に穴が開
いたとき等は、真空断熱材のみを交換することができ、
保冷庫本体は継続して使用することができる。
【0007】また、請求項2では、請求項1記載の保冷
庫において、壁体内側の少なくとも一部に前記真空断熱
材を収納する凹所を形成するとともに、前記凹所の開口
を覆うカバーを着脱自在に設けている。本発明によれ
ば、壁体内側には真空断熱材の設置スペース、即ち凹所
が予め設けられているため、庫内のスペースを狭めず、
広く保つことができる。また、カバーにより真空断熱材
を保護することができる。
【0008】また、請求項3では、前記開口部の内周縁
に真空断熱材を案内する案内枠を設置しているので、こ
の枠を介して真空断熱材がはめ込まれ、真空断熱材の成
形性を維持することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の第1の実
施形態を示すもので、図1は保冷庫の側面断面図、図2
は本実施形態の特徴的構成を示す断熱箱体の断面図であ
る。
【0010】この保冷庫は、物品を収容する保冷庫本体
1と、保冷庫本体1の上面に機械室2とを有している。
【0011】保冷庫本体1は、内箱1a及び外箱1bと
の間に発泡ポリウレタンを充填してなる前面を開口した
断熱箱体10と、断熱箱体10の前面に物品の収容及び
搬出時に開閉される断熱構造の扉20を有している。断
熱箱体10と扉20との囲われた空間により、物品貯蔵
室Sが形成される。
【0012】機械室2は冷凍装置の構成部品である圧縮
機2a、凝縮器2b、凝縮器用ファン2cが収容されて
いる。機械室2の下面には同じく冷却装置の構成部品で
ある冷却器3及び庫内空気循環用の送風機3aが配置さ
れている。冷却器3によって冷やされた空気は、送風機
3aで物品貯蔵室S内で循環して、物品貯蔵室S内に収
容された物品などを冷却するようになっている。
【0013】断熱箱体10は、壁体11を構成する天井
部11a、底部11b、左右両側部11c、及び背部1
1dの壁体11により囲われている。これら各部11a
乃至11dの一部には内側に向かって開口された凹部1
2が形成されている。また、各凹部12は、図2に示す
ように、それぞれアルミニウム等の熱伝導率の大きい材
質からなる伝熱カバー13により覆われている。伝熱カ
バー13は内箱1aの表面上にねじ14により、ねじ止
めされている。
【0014】このように構成された保冷庫において、断
熱箱体10の壁体11の製造方法を説明する。
【0015】真空断熱材Aは、本発明の技術分野におい
て以前から製造・使用されている周知の断熱材であり、
例えば、3層ラミネートフィルムからなるパネル形状の
外包材と、外包材内の芯材(連通ウレタンフォーム)及
び吸着剤(合成ゼオライト)とから構成され、外包材内
を所要の真空度(初期真空度0.5Torr以下)としたも
のなどが知られている。また、真空断熱材Aは、凹部1
2と同じ大きさとなるように形成されている。断熱箱体
10に設置したときに凹部12と密着させるためであ
る。
【0016】まず、内箱1aの一部を開口し、開口部全
体を覆うようにPEシート15を貼付する。これは、発
泡ポリウレタンを充填する際に治具(図示しない)に発
泡ポリウレタンが付着すること及び発泡ポリウレタンが
開口部から漏洩することを防止するためである。次に、
内箱1aと外箱1bの間隔を所定の間隔に設定し、治具
で内箱1a及び外箱1bの外側からを治具で固定する。
ここで、治具の一部は内箱1aの開口部を貫通して各箱
1a、1b間に入り込んでおり、これにより真空断熱材
Aの収納スペースを形成している。その後、治具で固定
した状態で、発泡ポリウレタンを内箱1aと外箱1bと
の間に注入する。発泡ポリウレタンの充填後、治具を取
り外す。このようにして、内側に凹部12を有する壁体
11からなる断熱箱体10が形成される。続いて、凹部
12に、真空断熱材Aをはめ込む。このとき、真空断熱
材Aと凹部12の面積は同じ大きさになるよう形成され
ているので、真空断熱材Aと凹部12との間には隙間が
なく、真空断熱材Aは凹部12に密着した状態で凹部1
2に収納される。最後に、内箱1aの開口部上に伝熱カ
バー13を載せて真空断熱材Aの表面を覆い、伝熱カバ
ー13を内箱1aにねじ14でねじ止めして保冷庫本体
1に固定する。これにより、真空断熱材Aを収納した壁
体11が構成される。
【0017】このように、本実施形態によれば、断熱箱
体10が凹形状になるよう、内箱1a及び外箱1bを治
具で固定し、内箱1aと外箱1bとの間に発泡ポリウレ
タンを充填する。そして、形成された凹部12の上に、
凹部12に真空断熱材Aを取付ける。その後、伝熱カバ
ー13を内箱1a上に着脱自在に設置して真空断熱材A
を覆うようにしている。したがって、真空断熱材Aは断
熱箱体10に着脱自在となっているので、伝熱カバー1
3を取り外すだけで容易に交換可能となる。具体的に説
明するならば、例えば、真空断熱材Aに穴が開いたとき
等、真空断熱材Aを交換することが必要な場合には、ね
じ14を外して伝熱カバー13を取り外し、凹部12か
ら真空断熱材Aを取り出して新たな真空断熱材Aを凹部
12に取付ける。その後伝熱カバー13をねじ止めす
る。このようにして、凹部12に新しい真空断熱材Aを
取りつけることができる。また、真空断熱材Aを凹部1
2に収容するよう取付けたので、真空断熱材Aが内箱1
aよりも物品収納室S側にはみ出た状態で設置されるこ
とがないので、物品貯蔵室Sを狭めることがない。ま
た、真空断熱材Aと凹部12の大きさを同じにして、密
着するようにしたしたので、真空断熱材Aと凹部12と
の間に隙間がなくなり、保冷庫本体1の断熱性能が低下
することがない。
【0018】また、図2では、断熱箱体10の凹部12
に真空断熱材Aを取付けたものを示したが、図1に示す
ように、扉20にも同様にして凹部12を設け、真空断
熱材Aを取付けるようにしている。
【0019】また、本実施形態では発泡断熱材として発
泡ポリウレタンを使用したものを示したが、他の発泡断
熱材、例えば発泡ポリエチレン等を用いても、本実施例
と同様の効果を得ることができる。
【0020】図3は本発明の第2の実施形態にかかる保
冷庫の特徴的部分を概略的に示すものであって、断熱箱
体の断面図である。図3の態様では、内箱1aの内周縁
全体に樹脂製の案内枠16を設けている。この案内枠1
6は断面略L字状に形成され、その上端を当該内周縁に
挟み込んで内箱1aに固定する一方、下端側を外箱1b
に向かって略90°屈曲してなり、真空断熱材Aの挿入
案内枠として機能している。また、案内枠16の屈曲部
分はR形状となっており、凹部12に真空断熱材Aを取
付ける作業及び凹部12からの真空断熱材Aの取り外し
作業を容易にしている。なお、案内枠16の材料を樹脂
とすることにより、断熱性能の低下を抑制している。他
の構成は既述した第1の実施形態と同様なので省略す
る。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の保冷庫によれば、真空断熱材は保冷庫本体の壁体
に着脱自在に取付けられている。これにより、例えば、
真空断熱材に穴が開いたとき等、真空断熱材を交換する
必要がある場合には、真空断熱材のみを交換することが
でき、保冷庫はそのまま継続して使用することができ
る。したがって、保冷庫のメンテナンス性が高まり不要
な廃棄物を発生させることがない。さらに、コストダウ
ンを図ることも可能となる。
【0022】また、請求項2記載の保冷庫によれば、請
求項1の効果に加え、壁体内側には真空断熱材の設置ス
ペース、即ち凹所が予め設けられているため、保冷庫内
の物品を収容するスペースを狭くすることがない。
【0023】また、請求項3記載の保冷庫によれば、請
求項1または2の効果に加え、案内枠により真空断熱材
の取付け及び取り外しが簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】保冷庫の側面断面図
【図2】断熱箱体の部分拡大説明図
【図3】本発明の第2の実施形態を示す断熱箱体の部分
拡大説明図
【符号の説明】
1…保冷庫本体、2…機械室、3…冷却器、10…断熱
箱体、12…凹部、13…伝熱カバー、16…案内枠、
A…真空断熱材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内箱と外箱との間に断熱材を充填して保
    冷庫本体の壁体を構成した保冷庫において、 前記断熱材の少なくとも一部は前記壁体に対して着脱自
    在の真空断熱材で形成したことを特徴とする保冷庫。
  2. 【請求項2】 前記壁体内側の少なくとも一部に前記真
    空断熱材を収納する凹所を形成するとともに、前記凹所
    の開口を覆うカバーを着脱自在に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の保冷庫。
  3. 【請求項3】 前記開口部の内周縁に真空断熱材を案内
    する案内枠を設置したことを特徴とする請求項1または
    2記載の保冷庫。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005069657A (ja) * 2003-08-28 2005-03-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 真空断熱材およびその解体回収方法
JP2006125686A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2006284172A (ja) * 2006-04-28 2006-10-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2012132585A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2014029259A (ja) * 2012-07-05 2014-02-13 Toshiba Corp 冷蔵庫

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