JP2003194422A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JP2003194422A
JP2003194422A JP2001399560A JP2001399560A JP2003194422A JP 2003194422 A JP2003194422 A JP 2003194422A JP 2001399560 A JP2001399560 A JP 2001399560A JP 2001399560 A JP2001399560 A JP 2001399560A JP 2003194422 A JP2003194422 A JP 2003194422A
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temperature
cold water
cooling
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cooling medium
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JP2001399560A
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Akira Fujitaka
章 藤高
Kiyoshi Sawai
澤井  清
Yasuto Mukai
靖人 向井
Tatsuo Nakayama
達雄 中山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/11Fan speed control
    • F25B2600/111Fan speed control of condenser fans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B49/00Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F25B49/02Arrangement or mounting of control or safety devices for compression type machines, plants or systems
    • F25B49/027Condenser control arrangements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷水の温度範囲を広く設定でき、冷水の温度
変動を少なくできるできるとともに、消費電力の少ない
冷却装置を提供すること。 【解決手段】 冷水温度センサ13により検出された冷
水温度と冷水設定温度を冷水温度比較手段により比較演
算する一方、空気温度センサ14により検出された空気
温度と基準空気温度を空気温度比較手段により比較演算
し、冷水温度比較手段による比較演算と空気温度比較手
段による比較演算により得られた温度差に応じて、風量
制御手段によりファン10から送出される風量を制御す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定温度の冷水を
必要とする冷却装置の冷水温度制御に関し、特に冷水の
設定温度範囲を広く、冷水の温度変動を少なくできる冷
却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば特開平7−146014
号公報等に記載された従来の冷却装置を示しており、圧
縮機101、凝縮器102、減圧器103及び蒸発器1
04のそれぞれを冷媒配管で順次接続してなる冷凍サイ
クルと、圧縮機101を運転あるいは停止させ冷凍能力
を制御する制御器108と、蒸発器104で冷却された
冷水を負荷105へ循環するポンプ106を有する冷水
回路とを備え、冷水回路を循環する冷水温度を冷水設定
温度に制御するように構成されている。
【0003】ポンプ106の吐出側には温度センサ10
7が取り付けられており、蒸発器104の冷水温度Tw
を温度センサ107で検出して、制御器108に設けら
れたマイコンに取り込み、マイコンに記憶された冷水設
定温度と比較演算して圧縮機101の運転を制御し、冷
水温度Twを冷水設定温度に制御する構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の従来の冷却装置にあっては、冷凍サイクルは、冷水
設定温度の下限値で所定の冷凍能力が得られるよう設計
されており、したがって設定温度範囲を広げ、温度の比
較的高い冷水を得るため冷水設定温度を高くした場合、
過剰な冷凍能力となる。その結果、圧縮機の運転、停止
が頻繁になり、安定した冷水温度が得られないという問
題がある。
【0005】また、一旦圧縮機が停止すると、圧縮機の
吐出冷媒圧力と吸入冷媒圧力がバランスするまでの一定
の時間、圧縮機を再起動することはできない。しかしな
がら、圧縮機が停止した時に負荷が変動すると、冷水温
度が急激に上昇し、設定温度の許容範囲を超えてしまう
場合がある。
【0006】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、冷水の温度範囲を広
く設定でき、冷水の温度変動を少なくできるできるとと
もに、消費電力の少ない冷却装置を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、冷媒配管
により順次接続された圧縮機と凝縮器と蒸発器とを有す
る冷凍サイクルと、前記蒸発器により冷却された冷水を
負荷へ循環させるポンプと冷水を加熱するヒータとを有
する冷水回路とを備え、冷水温度を冷水設定温度に制御
する冷却装置であって、前記凝縮器を冷却する冷却手段
と、前記冷水回路を循環する冷水の温度を検出する冷水
温度センサと、前記冷却手段から前記凝縮器に送られる
冷却媒体の温度を検出する冷却媒体温度センサと、前記
冷却手段を制御する制御器とを設けるとともに、該制御
器に冷却媒体量制御手段と冷水温度比較手段と冷却媒体
温度比較手段とを設け、前記冷水温度センサにより検出
された冷水温度と冷水設定温度を前記冷水温度比較手段
により比較演算する一方、前記冷却媒体温度センサによ
り検出された冷却媒体温度と基準冷却媒体温度を前記冷
却媒体温度比較手段により比較演算し、前記冷水温度比
較手段による比較演算と前記冷却媒体温度比較手段によ
る比較演算により得られた温度差に応じて、前記冷却媒
体量制御手段により前記冷却手段から送出される冷却媒
体量を制御するようにしたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、前記冷却
媒体温度センサに代えて、冷凍サイクルの凝縮冷媒温度
を検出する温度センサを設ける一方、前記冷却媒体温度
比較手段に代えて、凝縮冷媒温度比較手段を設け、前記
温度センサにより検出された凝縮冷媒温度と基準凝縮冷
媒温度を前記凝縮冷媒温度比較手段により比較演算し、
前記冷水温度比較手段による比較演算と前記凝縮冷媒温
度比較手段による比較演算により得られた温度差に応じ
て、前記冷却媒体量制御手段により前記冷却手段から送
出される冷却媒体量を制御するようにしたことを特徴と
する。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明は、前記冷
却媒体温度センサに代えて、冷凍サイクルの凝縮冷媒圧
力を検出する圧力センサを設ける一方、前記冷却媒体温
度比較手段に代えて、凝縮冷媒圧力比較手段を設け、前
記圧力センサにより検出された凝縮冷媒圧力と基準凝縮
冷媒圧力を前記凝縮冷媒圧力比較手段により比較演算
し、前記冷水温度比較手段による比較演算と前記凝縮冷
媒圧力比較手段による比較演算により得られた温度差及
び圧力差に応じて、前記冷却媒体量制御手段により前記
冷却手段から送出される冷却媒体量を制御するようにし
たことを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、前記冷凍
サイクルが、前記圧縮機の吐出冷媒配管と吸入冷媒配管
を二方弁を介して接続するバイパス回路を有し、前記制
御器が、前記圧縮機の運転を制御する圧縮機運転制御手
段と、前記二方弁を開閉制御するバイパス制御手段と、
前記ヒータを制御する冷水加熱制御手段とを備え、前記
冷水温度比較手段の比較演算により得られた温度差に基
づいて、前記圧縮機運転制御手段が前記圧縮機の運転を
制御し、前記バイパス制御手段が前記二方弁を制御し、
前記冷水加熱制御手段が前記ヒータを制御するようにし
たことを特徴とする。
【0011】また、請求項5に記載の発明は、前記バイ
パス制御手段により前記二方弁を開制御して冷凍サイク
ルの冷凍能力を低減する制御を、前記冷水加熱制御手段
による前記ヒータの冷水加熱制御より高い冷水温度で行
うようにしたことを特徴とする。
【0012】また、請求項6に記載の発明は、前記冷水
加熱制御手段による前記ヒータの冷水加熱制御を、前記
バイパス制御手段により前記二方弁を開制御して冷凍サ
イクルの冷凍能力を低減する制御より高い冷水温度で行
うようにしたことを特徴とする。
【0013】また、請求項7に記載の発明は、前記冷水
加熱制御手段による前記ヒータの冷水加熱制御を、前記
圧縮機運転制御手段による前記圧縮機の停止制御より高
い冷水温度で行うようにしたことを特徴とする。
【0014】また、請求項8に記載の発明は、前記冷水
加熱制御手段による前記ヒータの冷水加熱制御を、ソリ
ッドステートリレーを介して無段階に行うようにしたこ
とを特徴とする。
【0015】また、請求項9に記載の発明は、前記圧縮
機の停止後、前記バイパス制御手段により前記二方弁を
所定の時間開制御するようにしたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0017】実施の形態1.図1は、本発明にかかる冷
却装置を示しており、圧縮機1、凝縮器2、第1の減圧
器3、蒸発器4を順次冷媒配管で接続し、圧縮機1の吐
出冷媒配管5と吸入冷媒配管6を第2の減圧器7と二方
弁8を介して接続するバイパス回路9で冷凍サイクルを
構成する一方、蒸発器4で冷却された冷水を負荷16へ
送るポンプ11と冷水を加熱するヒータ12とで冷水回
路を構成している。なお、凝縮器2の近傍には、凝縮器
2を冷却する手段としてファン10が設けられ、ファン
10より送られた空気(冷却媒体)により凝縮器2は冷
却される。
【0018】また、ポンプ11の冷水出口には冷水温度
Twを検出する冷水温度センサ13が取り付けられ、凝
縮器2には凝縮器2に吸込まれる空気温度Taを検出す
る空気温度センサ14が取り付けられており、冷水温度
センサ13及び空気温度センサ14からの温度検出信号
は、冷凍サイクルの冷凍能力を制御するコントローラ1
5(制御器)に入力される。
【0019】コントローラ15は、圧縮機1の運転を制
御する圧縮機運転制御手段と、複数の吸込み空気設定温
度を予め記憶し、空気温度センサ14の出力と空気設定
温度とを比較演算して信号を出力する空気温度比較手段
と、凝縮器2のファン風量を制御する風量(冷却媒体
量)制御手段と、冷水設定温度を予め記憶し、冷水温度
センサ13の出力と冷水設定温度とを比較演算して信号
を出力する冷水温度比較手段と、バイパス回路9の二方
弁8を開閉し冷凍サイクルの冷凍能力を制御するバイパ
ス制御手段と、ソリッドステートリレー17を介してヒ
ータ12を制御することにより冷水温度Twを制御する
冷水加熱制御手段とから構成されている。
【0020】上記構成の本発明にかかる冷却装置の動作
を以下説明する。通常の運転では、ポンプ11から吐出
される冷水温度が冷水温度センサ13で検出され、ある
一定時間間隔毎にモニタリングされた冷水温度Twがコ
ントローラ15に入力されるとともに、入力された冷水
温度Twとコントローラ15で設定された冷水設定温度
とが冷水温度比較手段により比較演算される。
【0021】さらに、冷水温度比較手段の比較演算結果
に応じて、所定の信号が、圧縮機運転制御手段より圧縮
機1に出力されて圧縮機1の運転が制御され、バイパス
制御手段よりバイパス回路9の二方弁8に出力されて二
方弁8の開閉が制御され、冷水加熱制御手段よりヒータ
12に出力されてヒータ12への通電が制御されること
により、冷水温度Twが冷水設定温度に近づくように冷
凍能力が制御される。
【0022】この時、凝縮器2の吸込み空気温度Taが
空気温度センサ14により検出されて、コントローラ1
5に取り込まれ、コントローラ15は、空気温度センサ
14で検出した吸込み空気温度Taと基準空気温度T1
とを空気温度比較手段により比較演算し、その出力信号
により、凝縮器2に空気を送るファン10の回転数(風
量)を制御する。
【0023】ここで、吸込み空気温度Taが基準空気温
度T1より低い場合、凝縮器2の凝縮冷媒温度Tcと吸
込み空気温度Taとの差が大きく、凝縮器2からの放熱
量が増加する。その結果、凝縮冷媒圧力Pcが低下し、
それにともなって蒸発冷媒圧力Pe(蒸発冷媒温度T
e)も低下し、冷水温度Twと蒸発冷媒温度Teの温度
差が大きくなり、冷却能力が増加する。負荷16に対し
冷却能力が過大であると、圧縮機1の運転を停止して、
冷却能力を低下させる必要があり、冷水温度Twが変動
する。
【0024】したがって、本発明においては、吸込み空
気温度Taが基準空気温度T1より低い場合、ファン1
0の回転数を低下させて凝縮器2に送られる風量を低減
させ、凝縮器2からの放熱量を低下させるようにしてい
る。その結果、圧縮機1の凝縮冷媒圧力Pcが上昇し、
蒸発冷媒圧力Pe(蒸発冷媒温度Te)も上昇するの
で、冷却能力が低減する。したがって、負荷16に対し
冷却能力をバランスさせることができ、圧縮機1の運転
停止回数が低減して、冷水温度Twの変動が抑制され
る。
【0025】また、バイパス回路9の二方弁8を開閉制
御するバイパス制御手段と、ヒータ12の加熱制御を行
う冷水加熱制御手段と、圧縮機1を運転制御する圧縮機
運転制御手段とによる冷却能力が負荷16に対し過大で
ある場合、バイパス回路9の二方弁8が開制御される
と、圧縮機1から吐出された冷媒が圧縮機1の吐出冷媒
配管5、第2の減圧器7、二方弁8を通り圧縮機1の吸
入冷媒配管6に流れる。したがって、圧縮機1から吐出
された冷媒のうち、凝縮器2、第1の減圧器3、蒸発器
4に流れる冷媒流量が低下して、冷凍サイクルの冷凍能
力は低下する。
【0026】バイパス回路9の二方弁8を開いて冷凍サ
イクルの冷凍能力を低減する上述した制御を、ヒータ1
2に通電し冷水を加熱する冷水加熱制御より高い冷水温
度Twで行うと、ヒータ12へ通電することなく冷却能
力を低減できる。その結果、冷水の設定温度範囲を広げ
ることができ、冷却装置の消費電力を低減することがで
きる。
【0027】さらに、本発明においては、ヒータ12に
よる冷水加熱制御を、圧縮機1が停止する温度より高い
冷水温度Twで行うようにしている。このように、圧縮
機1が停止する前に、ヒータ12に通電して冷水を加熱
し、負荷16と冷却能力をバランスさせることにより、
圧縮機1の運転・停止回数が低減し、冷水温度Twの変
動を低減することができる。
【0028】また、本発明においては、ソリッドステー
トリレー17を介してヒータ12の通電を無段階で制御
するようにしている。すなわち、コントローラ15で設
定された冷水設定温度と、冷水温度センサ13で検出さ
れ、ある一定時間間隔毎にコントローラ15へモニタリ
ングされる冷水温度Twに基づいて、ヒータ12の通電
をソリッドステートリレー17により無段階で比例
(P)制御や比例積分(PI)制御し、冷水温度Twを
冷水設定温度に近づけるよう冷凍能力を制御している。
【0029】さらに、本発明においては、圧縮機1の停
止後、バイパス制御手段によりバイパス回路9の二方弁
8を一定時間開制御している。
【0030】すなわち、前述したように、圧縮機1が停
止した後、吐出冷媒圧力と吸入冷媒圧力がバランスする
まで、圧縮機1を再起動させることはできないが、圧縮
機1の停止後、一定時間バイパス回路9の二方弁8を開
くことにより、圧縮機1の吐出冷媒圧力と吸入冷媒圧力
を速やかにバランスさせることができる。したがって、
圧縮機1を再起動する時間を短縮することができるの
で、負荷が変動しても冷水温度が急激に上昇して設定温
度の許容範囲を超えてしまうことがなく、冷水温度Tw
の温度変動を少なくすることができる。
【0031】以上、本発明の実施の形態を空冷凝縮器の
場合を例に取り説明したが、冷却媒体として冷却水を採
用した水冷凝縮器の場合でも、凝縮器の吸込み空気温度
を冷却水入口温度に置き換えることにより、上述と同様
の効果を達成することができる。
【0032】実施の形態2.実施の形態1においては、
バイパス回路9の二方弁8を開いて冷凍サイクルの冷凍
能力を低減する制御を、ヒータ12に通電し冷水を加熱
する冷水加熱制御より高い冷水温度Twで行うようにし
たが、ソリッドステートリレー17により無段階でヒー
タ12の通電を制御し、設定温度に近づける制御を、バ
イパス回路9の二方弁8を開いて冷凍サイクルの冷凍能
力を低減する制御より高い温度Twで行うこともでき
る。
【0033】すなわち、バイパス回路9の二方弁8を開
いて冷凍サイクルの冷凍能力を低減する制御では、冷却
能力を低減する効果は大きいが、負荷が、二方弁8を閉
じた場合の冷却能力と二方弁8を開き低減された冷却能
力の間にある場合、二方弁8の開閉を繰り返し、温度が
ハンチングする場合がある。しかしながら、上述した制
御により、二方弁8を閉じたままでソリッドステートリ
レー17により無段階でヒータ12の通電を制御し設定
温度に近づけるため、温度安定性が向上する。また、負
荷が二方弁8を開いた場合の冷却能力より低い場合にお
いても、ソリッドステートリレー17により無段階でヒ
ータ12の通電を制御し設定温度に近づけるため、温度
安定性がよくなるとともに、ヒータ12の通電を負荷と
冷却能力とのバランスにより制御するため、消費電力を
低減することもできる。
【0034】例えば、図2に示されるように、冷水設定
温度を25℃、ヒータ12を通電する温度を24.5
℃、冷凍サイクルの冷凍能力を低減するため二方弁8を
開く温度を24℃とし、二方弁8が閉じている場合の冷
却能力を2kW、二方弁8が開いた場合の冷却能力を1
kW、ヒータ12の加熱能力を1kWとする。負荷が
1.5kWの場合、二方弁8が閉じているときは負荷よ
り冷却能力が大きいため、冷水温度Twは低下してい
く。そして、24.5℃以下になると、ヒータ12への
通電が開始し、冷水温度Twは上昇する。したがって、
冷水温度Twは24.5℃〜25℃近傍で安定する。こ
のときのヒータ12の入力は0.5kW前後である。
【0035】次に、図3に示されるように、負荷が0.
5kWの場合、二方弁8が閉じているときは負荷より冷
却能力が大きいため、冷水温度Twは低下していく。そ
して、24.5℃以下になると、ヒータ12への通電が
開始するが、まだ、負荷とヒータ12の加熱能力より冷
却能力が大きいため、冷水温度Twは低下していく。そ
して、24℃以下になると、二方弁8が開き、冷却能力
が1kWに低下し、その結果冷水温度Twは上昇し、ヒ
ータ12への通電はソリッドステートリレー17により
無段階で低下させ、ヒータ12の消費電力を増加させる
ことなく、冷水温度Twを安定させることができる。
【0036】このように、ソリッドステートリレー17
により無段階でヒータ12の通電を制御し設定温度に近
づける制御を、バイパス回路9の二方弁8を開いて冷凍
サイクルの冷凍能力を低減する制御より高い温度Twで
行うことにより、冷水温度の安定性がよくなるととも
に、ヒータ12の通電を負荷と冷却能力とのバランスに
より制御するため、消費電力を低減することもできる。
【0037】実施の形態3.実施の形態1においては、
凝縮器2に吸込まれる空気温度Taを検出する空気温度
センサ14を凝縮器2に取り付け、空気温度センサ14
で検出した吸込み空気温度Taと基準空気温度T1とを
空気温度比較手段により比較演算し、その出力信号によ
り、凝縮器2に空気を送るファン10の回転数を制御す
るようにしたが、空気温度センサ14に代えて、凝縮器
2の冷媒配管の中央付近に凝縮冷媒飽和温度を検出可能
な凝縮冷媒温度センサを取り付けてもよい。
【0038】この場合、空気温度比較手段に代えて、凝
縮冷媒温度比較手段を設け、凝縮冷媒温度センサで検出
した冷凍サイクルの凝縮冷媒温度と基準凝縮冷媒温度と
を凝縮冷媒温度比較手段により比較演算し、冷水温度比
較手段による比較演算により得られた温度差と凝縮冷媒
温度比較手段による比較演算により得られた温度差に応
じて、凝縮器2に空気を送るファン10の回転数を制御
すればよい。
【0039】他の構成は実施の形態1と同じなので、そ
の説明は省略する。
【0040】実施の形態4.また、空気温度センサ14
に代えて、凝縮器2の冷媒配管に凝縮冷媒圧力センサを
取り付けることもできる。
【0041】この場合、空気温度比較手段に代えて、凝
縮冷媒圧力比較手段を設け、凝縮冷媒圧力センサで検出
した冷凍サイクルの凝縮冷媒圧力と基準凝縮冷媒圧力と
を凝縮冷媒圧力比較手段により比較演算し、冷水温度比
較手段による比較演算により得られた温度差と凝縮冷媒
圧力比較手段による比較演算により得られた圧力差に応
じて、凝縮器2に空気を送るファン10の回転数を制御
すればよい。
【0042】他の構成は実施の形態1と同じなので、そ
の説明は省略する。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明のうちで請求項1に記載の発明によれば、冷水温度
比較手段による比較演算と冷却媒体温度比較手段による
比較演算により得られた温度差に応じて、冷却媒体量制
御手段により冷却手段から送出される冷却媒体量を制御
するようにしたので、圧縮機の運転停止回数が低減して
冷水温度の変動が抑制されるとともに、冷水の温度範囲
を広く設定することができる。
【0044】また、請求項2に記載の発明によれば、冷
水温度比較手段による比較演算と凝縮冷媒温度比較手段
による比較演算により得られた温度差に応じて、冷却媒
体量制御手段により冷却手段から送出される冷却媒体量
を制御するようにしたので、請求項1と同様な効果を奏
する。
【0045】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
冷水温度比較手段による比較演算と凝縮冷媒圧力比較手
段による比較演算により得られた温度差及び圧力差に応
じて、冷却媒体量制御手段により冷却手段から送出され
る冷却媒体量を制御するようにしたので、請求項1と同
様な効果を奏する。
【0046】また、請求項4に記載の発明によれば、冷
水温度比較手段の比較演算により得られた温度差に基づ
いて、圧縮機運転制御手段が圧縮機の運転を制御し、バ
イパス制御手段がバイパス回路の二方弁を制御し、冷水
加熱制御手段がヒータを制御するようにしたので、圧縮
機の運転、停止回数が低減し、冷水温度変動を少なくす
ることができる。
【0047】また、請求項5に記載の発明によれば、バ
イパス制御手段により二方弁を開制御して冷凍サイクル
の冷凍能力を低減する制御を、冷水加熱制御手段による
ヒータの冷水加熱制御より高い冷水温度で行うようにし
たので、冷水の設定温度範囲を広げることができ、冷却
装置の消費電力を低減することができる。
【0048】また、請求項6に記載の発明は、冷水加熱
制御手段によるヒータの冷水加熱制御を、バイパス制御
手段により二方弁を開制御して冷凍サイクルの冷凍能力
を低減する制御より高い冷水温度で行うようにしたの
で、冷水温度の安定性がよくなるとともに、ヒータの通
電を負荷と冷却能力とのバランスにより制御するため、
消費電力を低減することができる。
【0049】また、請求項7に記載の発明によれば、冷
水加熱制御手段によるヒータの冷水加熱制御を、圧縮機
運転制御手段による圧縮機の停止制御より高い冷水温度
で行うようにしたので、圧縮機の運転、停止回数が低減
し、冷水温度変動を少なくすることができる。
【0050】また、請求項8に記載の発明によれば、冷
水加熱制御手段によるヒータの冷水加熱制御を、ソリッ
ドステートリレーを介して無段階に行うようにしたの
で、さらに圧縮機の運転、停止回数を低減し、冷水温度
変動を少なくすることができる。
【0051】また、請求項9に記載の発明によれば、圧
縮機の停止後、バイパス制御手段により二方弁を所定の
時間開制御するようにしたので、圧縮機停止時間を短縮
し、さらに冷水温度変動を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す構成図である。
【図2】 ヒータの冷水加熱制御を、二方弁を開制御し
て冷凍サイクルの冷凍能力を低減する制御より高い冷水
温度で行った場合の冷水温度変化を示すグラフである。
【図3】 ヒータの冷水加熱制御を、二方弁を開制御し
て冷凍サイクルの冷凍能力を低減する制御より高い冷水
温度で行った場合の冷水温度変化を示す別のグラフであ
る。
【図4】 従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器 3 第1の減圧器 4 蒸発器 5 吐出冷媒配管 6 吸入冷媒配管 7 第2の減圧器 8 二方弁 9 バイパス回路 10 ファン 11 ポンプ 12 ヒータ 13 冷水温度センサ 14 空気温度センサ 15 コントローラ 16 負荷 17 ソリッドステートリレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向井 靖人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中山 達雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒配管により順次接続された圧縮機と
    凝縮器と蒸発器とを有する冷凍サイクルと、前記蒸発器
    により冷却された冷水を負荷へ循環させるポンプと冷水
    を加熱するヒータとを有する冷水回路とを備え、冷水温
    度を冷水設定温度に制御する冷却装置であって、 前記凝縮器を冷却する冷却手段と、前記冷水回路を循環
    する冷水の温度を検出する冷水温度センサと、前記冷却
    手段から前記凝縮器に送られる冷却媒体の温度を検出す
    る冷却媒体温度センサと、前記冷却手段を制御する制御
    器とを設けるとともに、該制御器に冷却媒体量制御手段
    と冷水温度比較手段と冷却媒体温度比較手段とを設け、
    前記冷水温度センサにより検出された冷水温度と冷水設
    定温度を前記冷水温度比較手段により比較演算する一
    方、前記冷却媒体温度センサにより検出された冷却媒体
    温度と基準冷却媒体温度を前記冷却媒体温度比較手段に
    より比較演算し、前記冷水温度比較手段による比較演算
    と前記冷却媒体温度比較手段による比較演算により得ら
    れた温度差に応じて、前記冷却媒体量制御手段により前
    記冷却手段から送出される冷却媒体量を制御するように
    したことを特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却媒体温度センサに代えて、冷凍
    サイクルの凝縮冷媒温度を検出する温度センサを設ける
    一方、前記冷却媒体温度比較手段に代えて、凝縮冷媒温
    度比較手段を設け、前記温度センサにより検出された凝
    縮冷媒温度と基準凝縮冷媒温度を前記凝縮冷媒温度比較
    手段により比較演算し、前記冷水温度比較手段による比
    較演算と前記凝縮冷媒温度比較手段による比較演算によ
    り得られた温度差に応じて、前記冷却媒体量制御手段に
    より前記冷却手段から送出される冷却媒体量を制御する
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の冷却装
    置。
  3. 【請求項3】 前記冷却媒体温度センサに代えて、冷凍
    サイクルの凝縮冷媒圧力を検出する圧力センサを設ける
    一方、前記冷却媒体温度比較手段に代えて、凝縮冷媒圧
    力比較手段を設け、前記圧力センサにより検出された凝
    縮冷媒圧力と基準凝縮冷媒圧力を前記凝縮冷媒圧力比較
    手段により比較演算し、前記冷水温度比較手段による比
    較演算と前記凝縮冷媒圧力比較手段による比較演算によ
    り得られた温度差及び圧力差に応じて、前記冷却媒体量
    制御手段により前記冷却手段から送出される冷却媒体量
    を制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記冷凍サイクルが、前記圧縮機の吐出
    冷媒配管と吸入冷媒配管を二方弁を介して接続するバイ
    パス回路を有し、前記制御器が、前記圧縮機の運転を制
    御する圧縮機運転制御手段と、前記二方弁を開閉制御す
    るバイパス制御手段と、前記ヒータを制御する冷水加熱
    制御手段とを備え、前記冷水温度比較手段の比較演算に
    より得られた温度差に基づいて、前記圧縮機運転制御手
    段が前記圧縮機の運転を制御し、前記バイパス制御手段
    が前記二方弁を制御し、前記冷水加熱制御手段が前記ヒ
    ータを制御するようにした請求項1乃至3のいずれか1
    項に記載の冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記バイパス制御手段により前記二方弁
    を開制御して冷凍サイクルの冷凍能力を低減する制御
    を、前記冷水加熱制御手段による前記ヒータの冷水加熱
    制御より高い冷水温度で行うようにした請求項1乃至4
    のいずれか1項に記載の冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記冷水加熱制御手段による前記ヒータ
    の冷水加熱制御を、前記バイパス制御手段により前記二
    方弁を開制御して冷凍サイクルの冷凍能力を低減する制
    御より高い冷水温度で行うようにした請求項1乃至4の
    いずれか1項に記載の冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記冷水加熱制御手段による前記ヒータ
    の冷水加熱制御を、前記圧縮機運転制御手段による前記
    圧縮機の停止制御より高い冷水温度で行うようにした請
    求項1乃至6のいずれか1項に記載の冷却装置。
  8. 【請求項8】 前記冷水加熱制御手段による前記ヒータ
    の冷水加熱制御を、ソリッドステートリレーを介して無
    段階に行うようにした請求項1乃至7のいずれか1項に
    記載の冷却装置。
  9. 【請求項9】 前記圧縮機の停止後、前記バイパス制御
    手段により前記二方弁を所定の時間開制御するようにし
    た請求項1乃至8のいずれか1項に記載の冷却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005351494A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Daikin Ind Ltd 冷凍装置

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