JP2003194301A - エネルギー供給設備の制御装置及び方法 - Google Patents

エネルギー供給設備の制御装置及び方法

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JP2003194301A
JP2003194301A JP2001391525A JP2001391525A JP2003194301A JP 2003194301 A JP2003194301 A JP 2003194301A JP 2001391525 A JP2001391525 A JP 2001391525A JP 2001391525 A JP2001391525 A JP 2001391525A JP 2003194301 A JP2003194301 A JP 2003194301A
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Akihiko Yamada
昭彦 山田
Takuya Yoshida
卓弥 吉田
Yoshio Sato
美雄 佐藤
Akira Yamada
章 山田
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】安定した蒸気供給量を確保することができるエ
ネルギー供給設備の制御装置および制御方法を提供す
る。 【解決手段】蒸気発生装置1で生成した蒸気を蒸気ヘッ
ダー4に蓄え、この蒸気ヘッダー4に蓄えた蒸気をエネ
ルギーとして供給するエネルギー供給設備の制御装置1
4において、蒸気ヘッダー4の所定時間後の蒸気消費量
2を推定する蒸気消費量推定部15と、推定した蒸気
消費量F2と蒸気ヘッダー4の蒸気量の検出値F1とか
ら、所定時間後の蒸気ヘッダー4の圧力P2を推定する
圧力推定部16と、この推定圧力P2が設定した目標値
3に近付くよう、蒸気発生装置1への制御信号αを演
算し先行出力する演算出力部17とを備える構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エネルギー供給設
備の制御装置及び方法に係わり、特に、安定した蒸気供
給量を確保することができるエネルギー供給設備の制御
装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エネルギー供給設備として、一般的に例
えばボイラ等の蒸気発生装置で生成した蒸気を、エネル
ギーとして生産ライン等に供給するものがある。この種
のエネルギー供給設備において、例えば特開平6−94
204号公報や特開平10−160103号公報に記載
のように、ボイラの運転を制御し、その蒸気圧力を制御
するものが既に多数提唱されている。これら従来技術
は、手順は異なるが、いずれも目標とするボイラの蒸気
圧力を設定し、この設定値と検出した圧力との偏差が小
さくなるよう、ボイラへの燃料供給量等を制御するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、ボイラ等の蒸気
発生装置は、例えば燃料の燃焼熱等により水を加熱して
蒸気を発生させるようになっている。具体的には、例え
ば燃焼式ボイラであれば、燃料の燃焼、燃焼ガスから伝
熱管への伝熱、伝熱管から水(蒸気)への伝熱といった
プロセスで蒸気が発生する。そのため、特に伝熱管の熱
容量や水(蒸気)の流動遅れ等により応答に遅れが生じ
る傾向にあり、入力量である燃料供給量等を増減させて
も、これに応答して蒸気発生量(出力量)が増減するま
でに比較的時間がかかる。特に、容量の大きな蒸気発生
装置においては応答遅れが顕著で、例えば火力発電所の
ボイラ等は、数分〜十数分の応答遅れがあると言われて
いる。
【0004】従って、上記従来技術のように、検出した
ボイラ圧力を設定値に近付ける制御方法では、制御開始
後しばらくの間、実際の圧力と目標圧力との偏差が生じ
たままになり、圧力偏差が解消されるまでには比較的時
間がかかる。また、蒸気の消費状況等によって、圧力を
検出した時点と制御中とでは、ボイラの圧力状態や圧力
偏差が変わってしまう場合も多い。そのため、圧力検出
時点で行った制御に応答し始めた頃には、その時点で望
ましい値が得られない可能性があった。以上のように、
上記従来技術では、必要時に必要な蒸気発生量を確保す
ることができず、安定した蒸気を供給することが困難な
場合がある。
【0005】本発明の目的は、安定した蒸気供給量を確
保することができるエネルギー供給設備の制御装置及び
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、蒸気発生装置で生成した蒸気を蒸
気ヘッダーに蓄え、この蒸気ヘッダーに蓄えた蒸気をエ
ネルギーとして供給するエネルギー供給設備の制御装置
において、前記蒸気ヘッダーの所定時間後の蒸気消費量
を推定する蒸気消費量推定手段と、推定した前記蒸気消
費量と前記蒸気ヘッダーの蒸気量の検出値を基に、所定
時間後の前記蒸気ヘッダーの圧力を推定する圧力推定手
段と、この推定圧力が設定した目標値に近付くよう、前
記蒸気発生装置への制御信号を演算し先行出力する演算
出力手段とを備える。
【0007】本発明においては、蒸気ヘッダーの所定時
間後の蒸気消費量を推定し、所定時間後の蒸気ヘッダー
の圧力を推定する。そして、この所定時間後の蒸気ヘッ
ダーの推定圧力が、設定された圧力の目標値に近付くよ
う、予め蒸気発生装置への制御信号を演算し出力する。
即ち、検出した現在圧力を目標値に近付ける従来の制御
と異なり、所定時間後の推定圧力が目標圧力に近付くよ
う、先行的に制御を行う。これにより、実際には蒸気発
生装置の入出力間の応答に遅れが生じるものの、予測的
に蒸気発生装置の制御が前もって行われるため、この応
答遅れが吸収され、所定時間後には必要な蒸気量を確保
することができ、安定した蒸気供給量を確保することが
できる。
【0008】(2)上記目的を達成するために、また本
発明は、発電装置の排熱により蒸気を生成する熱回収式
の蒸気発生装置と、燃料の燃焼熱により蒸気を発生させ
る燃焼式の蒸気発生装置とを備え、これら蒸気発生装置
から蒸気ヘッダーに蓄えた蒸気をエネルギーとして供給
するエネルギー供給設備の制御装置において、前記蒸気
ヘッダーの所定時間後の蒸気消費量を推定する蒸気消費
量推定手段と、前記熱回収式の蒸気発生装置の所定時間
後の蒸気生成量を推定する蒸気生成量推定手段と、推定
した前記蒸気消費量及び前記蒸気生成量と、前記蒸気ヘ
ッダーの蒸気量の検出値とを基に、所定時間後の前記蒸
気ヘッダーの圧力を推定する圧力推定手段と、この推定
圧力が設定した目標値に近付くよう、前記蒸気発生装置
への制御信号を演算し先行出力する演算出力手段とを備
える。
【0009】本発明は、燃焼式蒸気発生装置に加え、発
電装置等の排熱により蒸気を生成する熱回収式蒸気発生
装置を備え、電力及び蒸気を供給するエネルギー供給設
備において、蒸気ヘッダーへの蒸気量を先行制御するも
のである。ここで、熱回収式蒸気発生装置の蒸気生成量
は、例えば、生産計画等から予測される将来の(所定時
間後迄の)消費電力量等により推定することができる。
本発明でも、上記同様、蒸気ヘッダーの所定時間後の推
定圧力が目標値に近付くよう、蒸気発生装置の制御信号
を出力するものであるが、その際、熱回収式蒸気発生装
置により所定時間後に生成される蒸気の推定量も考慮に
入れることにより、全体として将来の(所定時間後の)
必要蒸気量を確保することができる。従って、本発明に
おいても、上記同様、安定した蒸気供給量を確保するこ
とができる。
【0010】(3)上記(1)又は(2)において、好
ましくは、前記演算出力手段は、前記蒸気発生装置の応
答特性に応じ、前記制御信号を事前に出力する。
【0011】(4)上記(1)〜(3)のいずれか1つ
において、好ましくは、前記演算出力手段は、前記蒸気
ヘッダーの検出圧力及び前記推定圧力のいずれかを選択
し、選択した圧力値が前記目標値に近付くよう、前記制
御信号を演算し先行出力する。
【0012】(5)また、上記目的を達成するために、
本発明は、蒸気発生装置で生成した蒸気を蒸気ヘッダー
に蓄え、この蒸気ヘッダーに蓄えた蒸気をエネルギーと
して供給するエネルギー供給設備の制御方法において、
前記蒸気ヘッダーの所定時間後の蒸気消費量を推定し、
推定した前記蒸気消費量と前記蒸気ヘッダーの蒸気量の
検出値とから、所定時間後の前記蒸気ヘッダーの圧力を
推定し、この推定圧力が設定した目標値に近付くよう、
前記蒸気発生装置への制御信号を演算し先行出力する。
【0013】(6)上記目的を達成するために、また本
発明は、発電装置の排熱により蒸気を生成する熱回収式
の蒸気発生装置と、燃料の燃焼熱により蒸気を発生させ
る燃焼式の蒸気発生装置とを備え、これら蒸気発生装置
から蒸気ヘッダーに蓄えた蒸気をエネルギーとして供給
するエネルギー供給設備の制御方法において、前記蒸気
ヘッダーの所定時間後の蒸気消費量を推定し、前記熱回
収式の蒸気発生装置の所定時間後の蒸気生成量を推定
し、推定した前記蒸気消費量及び前記蒸気生成量と、前
記蒸気ヘッダーの蒸気量の検出値とを基に、所定時間後
の前記蒸気ヘッダーの圧力を推定し、この推定圧力が設
定した目標値に近付くよう、前記蒸気発生装置への制御
信号を演算し先行出力する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本発明のエネルギー供給装置の
制御装置の第1の実施形態を用いたエネルギー供給設備
の全体構造を表す概略図である。この図1に示すよう
に、燃焼式の蒸気発生装置(ボイラ)1は、燃料供給管
路2を流れる燃料の燃焼熱により加熱され、接続管路3
を介して貯留した水を蒸気として蒸気ヘッダー4に供給
するようになっている。このとき、蒸気発生装置1は、
上記燃料供給管路2に設けられた燃料流量調節弁5を備
えており、この燃料流量調節弁5の開度により、燃料の
供給流量が制御され、蒸気生成量が調節されるようにな
っている。
【0015】蒸気ヘッダー4は、供給された蒸気を一旦
蓄え、蓄えた蒸気をそれぞれ供給管路6,7を介して生
産ライン8及び空調設備9に供給するようになってい
る。また、供給管路6,7には、それぞれ蒸気供給弁1
0,11が設けられており、これら蒸気供給弁10,1
1の開閉により、生産ライン8、空調設備9に蒸気を供
給したり、遮断したりするようになっている。なお、生
産ライン8に供給された蒸気は、例えば種々の部品洗浄
や加熱源等といった様々な目的で使用され、空調設備9
に供給された蒸気は、例えば生産工場や事務所等の冷暖
房に利用される。また、特に図示しないが、生産ライン
8と空調設備9で使用された蒸気は可能な限り回収さ
れ、再び蒸気発生装置1に戻るようになっている。
【0016】上記接続管路3には、蒸気ヘッダー4への
蒸気の供給流量を検出する流量計12が設けられてお
り、その検出値F1は、圧力計13により検出された蒸
気ヘッダー4の圧力P1と共に制御装置14に出力され
るようになっている。そして、制御装置14は、これら
流量計12及び圧力計13の検出結果等を基に制御信号
αを演算し、上記燃料流量調節弁5に出力することによ
り、蒸気発生装置1の蒸気生成量を制御するようになっ
ている。以下に、制御装置14の制御内容を図2を用い
て説明する。
【0017】図2は制御装置14の概略構成を表すブロ
ック図である。この図2に示すように、制御装置14
は、蒸気消費量推定部15、圧力推定部16及び演算出
力部17を備えている。上記の蒸気消費量推定部15
は、前述の生産ライン8及び空調設備9で消費(使用)
される所定時間後の蒸気消費量F2を予測するものであ
る。ここで、生産ライン8における蒸気消費量は、生産
ライン8の生産計画等からある程度推定できるが、空調
設備9の蒸気消費量は、例えば天候等、計画外の要因に
より影響を受けるため、単に生産計画等から決定するこ
とは難しい。
【0018】そこで、本実施形態では、例えば特開平5
−73706号公報等に記載のいわゆるニューラルネッ
トワークを利用することにより、空調設備9の蒸気消費
量も予測するようになっている。即ち、蒸気消費量推定
部15にニューラルネットワークを備えることにより、
蒸気消費量推定部15において、例えば日付や時刻、ま
た所定時間前の気温及び湿度の実績値、現在の気温や湿
度、天候、更に将来時刻(所定時間後)の気温予報値、
天気予報値、操業状態等といった入力値βと、蓄積され
た過去の様々なデータからの学習結果とに基づき、将来
(所定時間後)の蒸気消費量の推定値F2が得られるよ
うになる。蒸気消費量推定部15は、以上のように所定
時間後に消費される蒸気量F2を推定し、その推定値F2
を圧力推定部16に出力するようになっている。
【0019】なお、蒸気消費量推定部15への入力値β
は、必ずしも上記に限られない。また、上記における蒸
気消費量推定部15の本質的な機能は、所定時間後の蒸
気消費量を予測することにあり、ニューラルネットワー
クを利用しなくても、例えば他の回帰分析等の統計的手
法を利用する構成としても構わない。
【0020】次に、圧力推定部16は、この蒸気消費量
推定部15で推定した所定時間後の蒸気消費量の推定値
2[kg/s]と、上記流量計12(図1参照)の検
出値F1[kg/s]とを基に、蒸気ヘッダー4の所定
時間後の圧力P2[Pa]を次式(1)のように推定
し、演算出力部17に出力するようになっている。 V(∂ρ/∂P)dP/dt=ΣFi−ΣF0・・・(1) 但し、Vは蒸気ヘッダー4の容積[m3]、ρは蒸気密
度[kg/m3]、Pは蒸気ヘッダー4の圧力[P
a]、(∂ρ/∂P)は蒸気圧力変化に対する蒸気密度
変化の感度係数[kg/(m3×Pa)]、tは時間
[s]、ΣFiは蒸気ヘッダー4への現在の合計蒸気流
量[kg/s]、ΣF0は蒸気ヘッダー4からの合計蒸
気供給量[kg/s]である。ここでは、ΣFi,ΣF
0をそれぞれ蒸気量の検出値F1、蒸気量の推定値F2
し、導かれる蒸気ヘッダー4の圧力Pを所定時間後の推
定圧力P2として導く。
【0021】演算出力部17には、この推定圧力P2
加え、上記圧力計13(図1参照)の検出値P1と、設
定した蒸気ヘッダー4の目標圧力P3とが入力されるよ
うになっている。また演算出力部17は、乗算器18,
19と比例積分制御器20とを備えており、詳細には、
上記推定圧力P2及び検出圧力P1は、それぞれ乗算器1
8,19を介し、荷重平均圧力P4として出力される。
荷重平均圧力P4は、乗算器18,19において荷重平
均パラメータGの設定値に応じて演算されるものである
が、本実施形態において、荷重平均圧力P4は、図2に
示すように、G=0と設定すると現在の検出圧力P1
等しく、G=1と設定すると推定圧力P2に等しくなる
(つまり、推定圧力P2及び検出圧力P1のいずれかが選
択される)ようになっている。但し、加重平均パラメー
タGは、適宜設定変更可能であり、また必ずしも推定圧
力P2及び検出圧力P1のいずれかを選択する演算方式で
なくても良い。
【0022】比例積分制御器20には、この荷重平均圧
力P4と設定した目標圧力P3との偏差圧力P5が入力さ
れ、比例積分制御器20は、この偏差圧力P5を小さく
するよう、燃料流量調節弁5の開度を制御する制御信号
αを算出し出力するようになっている。
【0023】以上のような構成の本実施形態のエネルギ
ー供給設備の制御装置14においては、通常、上記荷重
平均パラメータGは1に設定され、蒸気消費量推定部1
5により蒸気ヘッダー4の所定時間後の蒸気消費量を推
定し、この推定値と蒸気ヘッダー4への蒸気の流量の検
出値とを基に、所定時間後の蒸気ヘッダー4の圧力を推
定し、そしてこの推定圧力が目標値に近づくよう、蒸気
発生装置1への制御信号を演算し先行的に出力する。即
ち、検出した現在圧力を目標値に近付ける従来の制御と
異なり、所定時間後の推定圧力が目標圧力に近付くよう
に制御する。これにより、実際には蒸気発生装置1の入
出力間の応答に遅れが存在するものの、蒸気発生装置1
の制御を先行的に行うことができ、応答遅れが吸収され
るので、所定時間後には必要な蒸気量を確保することが
でき、安定した蒸気供給量を確保することができる。ま
た、これにより、蒸気を使用する生産ライン8において
も部品の洗浄状態や加工精度等を向上させることもでき
る。
【0024】なお、上記乗算器18,19は、何らかの
原因で推定した蒸気消費量F2の誤差が大きくなり、蒸
気ヘッダー4の所定時間後の推定圧力P2の信頼性が低
下した場合、或いは蒸気ヘッダー4の検出圧力P1が適
正な範囲を超えて上昇した場合等に対応するもので、こ
のような場合、本実施形態においては、上記加重平均パ
ラメータGの値を0に設定することにより、蒸気ヘッダ
ー4の検出圧力P1に基づくフィードバック制御に切替
えることができる。
【0025】ここで、以上の第1の実施形態は、単に所
定時間後の時点での目標圧力(必要蒸気量)を確保する
構成であるが、例えば、所定時間後の時点での蒸気消費
量だけでなく、所定時間後迄の蒸気消費量の推移を時系
列的に推定することにより、蒸気発生装置1の応答特性
に応じ、燃料の供給量を先行的に変化させることも可能
である。以下に、そのような本発明の第2の実施形態を
説明する。
【0026】図3は本発明のエネルギー供給設備の制御
装置の第2の実施形態の概略構成を表すブロック図、図
4(a)〜図4(d)は本実施の形態における制御の概
念を時系列的に表す図である。但し、本実施の形態は、
次に説明する制御概念を除いてほぼ先の第1の実施形態
と同様であり、図3において、同様の部分には同符号を
付し説明を省略する。
【0027】これら図3及び図4(a)〜図4(d)に
示すように、まず、例えば、現在時刻to〜時刻t4の間
において、蒸気消費量推定部15で、時刻t2〜t3にか
けて生産計画や上述のニューラルネットワーク等から、
蒸気消費量の推定値F2が図4(a)に示すように増加
すると推定されたとする。この場合、圧力推定部16で
は、時刻t2〜t3にかけ、蒸気ヘッダー4の推定圧力P
2が図4(b)に示すように低下すると推定される。そ
して、演算出力部17では、上記同様、時刻t 2以降の
目標圧力値P3と推定圧力P2との偏差を小さくするよ
う、制御信号αが演算される。
【0028】このとき、本実施の形態では、先に述べた
ように、蒸気発生装置1の時系列的な応答特性に応じ、
演算出力部17で制御信号αを先行的に出力するように
なっている。そのために、まず、圧力推定部16では、
目標圧力P3を保つための必要蒸気生成量F3を演算す
る。この演算には、時刻t2以降、実際に必要蒸気生成
量F3が得られる(検出される)と仮定して、上式
(1)において、推定圧力P2=目標圧力P3の条件で導
かれる上記ΣFiを必要蒸気生成量F3として求める。
これにより、図4(a)のように、推定した蒸気消費量
2の変化に応じた必要蒸気生成量F3を図4(c)に示
すように時系列的に推定することができる。
【0029】次に、図4(c)の必要蒸気生成量F3
実際に得るための燃料供給量Ffa[kg/s]を下式
(2)から求める。 Ffa=Fia/Ka・・・(2) 但し、Fiaは蒸気発生装置1の蒸気生成量(=F3
[kg/s]、Kaはゲイン(予め求められた値、後
述)である。そして、演算出力部17では、このように
求められた燃料供給量Ffaを供給するよう、蒸気発生装
置1(燃料流量調節弁5)への制御信号αを演算出力す
る。ここで、制御信号αの出力時刻は、圧力低下が予測
される時刻t2よりも応答遅れの分だけ先行して出力す
る必要がある。この応答遅れは、無駄時間La[s]、
時定数Ta[s]の和である。従って、上式(2)に用
いるゲインKaと共に、これら無駄時間La、時定数Ta
を把握しておかなければならない。これらの値は次のよ
うに予め求めておく。
【0030】まず、蒸気発生装置1の燃料流量と蒸気生
成量との関係を下式(3)のように模擬する。但し、下
式(3)において、sはラプラス演算子である。 Fia=Ffaa-Las/(1+Tas)・・・(3) そして、この関係式(3)により、蒸気発生装置1の試
運転時等に燃料流量変化に対する蒸気生成量変化のステ
ップ応答試験等を行い、この結果から、蒸気発生装置1
のゲインKa、無駄時間La、時定数Taを予め把握して
おく。
【0031】このようにゲインKa、無駄時間La、時
定数Taを予め把握しておけば、上式(2)から燃料供
給量を決定し、応答遅れを考慮して先行的に蒸気量を制
御することができる。従って、本実施の形態において
は、前述の第1の実施形態と同様の効果を得ることがで
き、蒸気ヘッダー4の圧力の制御精度をより向上させる
ことができる。
【0032】なお、本実施形態では、供給する燃料流量
を決定し、蒸気発生装置1の応答特性を考慮して蒸気ヘ
ッダー4の圧力を制御することが基本的概念であって、
演算に用いる式は、上式(1)〜(3)に限らず、他に
考えられる関係式を用いても良い。
【0033】本発明のエネルギー供給設備の制御装置の
第3の実施形態を説明する。図5は、本実施の形態の制
御装置が用いられるエネルギー供給設備の全体構造を表
す概念図である。但し、この図5において、先の各図と
同様の部分には同符号を付し説明を省略する。この図5
に示すように、本実施の形態の制御装置14Aを用いる
エネルギー供給設備は、先に図1に示したエネルギー供
給設備に、ガスタービン発電装置21と、このガスター
ビン発電装置21の排熱を回収して蒸気を発生させる熱
回収式蒸気発生装置22を加えたものである。
【0034】ガスタービン発電装置21の燃焼器23に
は、燃料流量調節弁24により流量を調整されつつ、燃
料供給管路25を介し燃料が供給されるようになってい
る。そして、ガスタービン発電装置21は、圧縮機26
により圧縮された空気を燃焼器23で燃焼し、その燃焼
ガスによりタービン27を回転させ、これを動力として
発電機28にて発電するようになっている。発電機28
で作られた電気は、生産ライン8や空調設備9等の動力
源として使用される。
【0035】タービン28を回転させた燃焼ガスは、熱
回収式蒸気発生装置22に排出され、熱回収式蒸気発生
装置22では、この燃焼ガスを加熱源として蒸気を生成
するようになっている。なお、この熱回収式蒸気発生装
置22には、燃焼式蒸気発生装置1への燃料供給管路2
から、分岐管路29を介して燃料が供給され、この燃料
の燃焼熱によっても蒸気を生成することができるように
なっている。また、熱回収式蒸気発生装置22は、分岐
管路29に設けられた燃料流量調節弁30を備えてお
り、燃料の供給量が調節可能な構成となっている。そし
て、熱回収式蒸気発生装置22で生成された蒸気は、接
続管路31を介して蒸気ヘッダー4に供給されるように
なっている。
【0036】本実施形態は、燃焼式蒸気発生装置1に加
え、このような熱回収式蒸気発生装置22を備えたエネ
ルギー供給設備において、制御装置14Aにより蒸気ヘ
ッダー4への蒸気量を先行制御するものであり、制御装
置14Aの概略構成を図6のブロック図に示す。但し、
この図6において、先の各図と同様の部分には同符号を
付し説明を省略する。この図6に示すように、制御装置
14Aは、上述の蒸気消費量推定部15、圧力推定部1
6、演算出力部17に加え、電力消費量推定部32と、
蒸気生成量推定部33とを備えている。電力消費量推定
部32は、上記発電装置21(図5参照)の所定時間後
の電力消費量を推定するもので、入力値γから推測され
る電力消費量の推定値Eを蒸気生成量推定部33に出力
するようになっている。
【0037】なお、図6のようなエネルギー供給設備に
おいて所定時間後の電力消費量を推定する場合、通常、
主に工場の生産計画から生産ライン8に必要な電力量を
計算するが、それ以外、例えば空調設備9で電動ターボ
冷凍機の動力として電力を使用する場合、電力消費量は
天候等の影響も受けるので、蒸気消費量推定部15と同
様、ニューラルネットワーク等を利用するのが好まし
い。但し、この場合も、前述したように、ニューラルネ
ットワークに限られず、他の回帰分析等の統計的手法用
いて推定するようにしても良い。
【0038】次に、蒸気生成量推定部33では、入力さ
れた所定時間後の電力消費量の推定値Eを基に、熱回収
式蒸気発生装置22(図5参照)の所定時間後の蒸気生
成量の推定値F4を以下の要領で演算する。
【0039】まず、ガスタービン発電装置21の発電量
と熱回収式蒸気発生装置22の蒸気発生量との関係を次
式のように模擬する。 Fir=LGTre-Lrs/(1+Trs)・・・(4) 但し、Firは熱回収式蒸気発生装置22の蒸気発生量
[kg/s]、LGTは発電装置21の発電量[kw]、
rはゲイン[kg/(s×kW)]、Lrは無駄時間
[s]、Trは時定数[s]、sはラプラス演算子であ
る。
【0040】そして上式(4)を用い、前述の第2の実
施形態において蒸気発生装置1の応答特性を予め実験的
に把握したのと同様、予め、試運転時等にガスタービン
発電装置21と熱回収式蒸気発生装置22について、発
電量変化に対する蒸気発生量変化のステップ応答試験を
実施し、ゲインKr、無駄時間Lr、時定数Trを把握し
ておく。これにより、上式(4)を用い、電力消費量の
推定値Eから熱回収式蒸気発生装置22の蒸気発生量の
推定値F4を演算することができる。但し、蒸気発生量
の推定に用いる式は、必ずしも上式(4)に限られな
い。
【0041】このようにして演算された熱回収式蒸気発
生装置22の所定時間後の蒸気生成量の推定値F4は、
圧力推定部16に出力される。
【0042】圧力推定部16では、上記同等、上式
(1)により蒸気ヘッダー4の推定圧力P2が算出され
るが、本実施の形態においては、更に熱回収式蒸気発生
装置22を備えているため、生産計画や天候等による発
電装置21の発電量に伴って変化する熱回収式蒸気発生
装置22の蒸気発生量F4を考慮する必要がある。そこ
で、本実施形態においては、圧力推定部16にて、燃焼
式蒸気発生装置1の蒸気生成量の検出値F1と、熱回収
式蒸気発生装置22の蒸気生成量の推定値F4の和を上
式(1)中のΣFiに用いる。これにより、所定時間後
の蒸気ヘッダー4の推定圧力P2は、推定した蒸気消費
量F2及び蒸気生成量F4と、蒸気ヘッダー4の蒸気量の
検出値F1とを基に演算され、将来の電力消費量の変動
も考慮された値となる。
【0043】その後、この推定圧力P2は、演算出力部
17に出力され、制御信号αが燃料流量調節弁30(図
5参照)に出力される。演算出力部17の構成及び演算
出力の手順は、前述の第1の実施形態と同様である。ま
た、図5及び図6において制御信号αは、燃料流量調節
弁30に出力されるよう図示したが、燃料流量調節弁5
(図5参照)に出力する構成としても、両方に出力する
構成としても構わない。
【0044】本実施の形態においては、電力及び蒸気を
供給するエネルギー供給設備に用いても、前述の第1の
実施形態と同様の効果を得ることができ、電力や蒸気の
消費量が変化しても蒸気ヘッダー4の圧力を精度良く目
標値に制御することができるので、安定した蒸気供給量
を確保することができる。
【0045】本発明の第4の実施形態を図7を用いて説
明する。図7は本実施の形態のエネルギー供給設備の制
御装置の概略構成を表すブロック図で、先の各図と同様
の部分には同符号を付し説明を省略する。この図7から
分かるように、本実施の形態は、前述の第2及び第3の
実施形態を組み合わせたもので、蒸気及び電力を供給す
るエネルギー供給設備に用いても、単に所定時間後の圧
力を確保するだけでなく、前述の第2の実施形態と同
様、制御する蒸気発生装置(図7では熱回収式蒸気発生
装置22としたが、燃焼式蒸気発生装置1としても、両
方としても構わない)の応答特性を考慮した先行制御が
可能となり、より圧力制御の制御を向上させることがで
きる。従って、上記同様、電力や蒸気の消費量が変化し
ても蒸気ヘッダー4の圧力を精度良く目標値に制御する
ことができ、安定した蒸気供給量を確保することができ
る。
【0046】なお、以上においては、蒸気発生装置への
燃料供給量を制御することにより、蒸気生成量を制御す
るようにしたが、蒸気発生装置内への供給水を調節する
ことによって、蒸気生成量を制御する構成としても良
い。また、第3及び第4の実施形態のように、電力及び
蒸気を供給するエネルギー供給設備に本発明の制御装置
を用いる場合は、発電装置に供給する空気量を調節する
構成も考えられ、これらのような構成に本発明を適用し
ても同様の効果が得られる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、蒸気ヘッダーの所定時
間後の蒸気消費量の推定値から、所定時間後の蒸気ヘッ
ダーの圧力を推定し、この推定圧力が、予め設定された
圧力の目標値に近付くよう、蒸気発生装置への制御信号
を演算し出力する。これにより、予測的に蒸気発生装置
の制御を先行的に行うことができ、所定時間後には必要
な蒸気量を確保することができるので、安定した蒸気供
給量を確保することができる。また、蒸気に加えて電力
を供給するエネルギー設備においても、所定時間後の電
力消費量を推定し、この電力消費量の推定値を蒸気消費
量の推定値と共に考慮して推定圧力を演算することで、
安定した蒸気供給量を確保するよう制御することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエネルギー供給装置の制御装置の第1
の実施形態を用いたエネルギー供給設備の全体構造を表
す概略図である。
【図2】本発明のエネルギー供給装置の制御装置の第1
の実施形態の概略構成を表すブロック図である。
【図3】本発明のエネルギー供給設備の制御装置の第2
の実施形態の概略構成を表すブロック図である。
【図4】本発明のエネルギー供給設備の制御装置の第2
の実施形態の制御概念を時系列的に表す図である。
【図5】本発明のエネルギー供給装置の制御装置の第3
の実施形態を用いたエネルギー供給設備の全体構造を表
す概略図である。
【図6】本発明のエネルギー供給設備の制御装置の第3
の実施形態の概略構成を表すブロック図である。
【図7】本発明のエネルギー供給設備の制御装置の第4
の実施形態の概略構成を表すブロック図である。
【符号の説明】
1 燃焼式蒸気発生装置 4 蒸気ヘッダー 14 制御装置 14A 制御装置 15 蒸気消費量推定部(蒸気消費量推定手段) 16 圧力推定部(圧力推定手段) 17 演算出力部(演算出力手段) 21 ガスタービン発電装置(発電装置) 22 熱回収式蒸気発生装置 33 蒸気生成量推定部(蒸気生成量推定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 美雄 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 (72)発明者 山田 章 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 Fターム(参考) 3L021 CA06 DA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸気発生装置で生成した蒸気を蒸気ヘッダ
    ーに蓄え、この蒸気ヘッダーに蓄えた蒸気をエネルギー
    として供給するエネルギー供給設備の制御装置におい
    て、 前記蒸気ヘッダーの所定時間後の蒸気消費量を推定する
    蒸気消費量推定手段と、 推定した前記蒸気消費量と前記蒸気ヘッダーの蒸気量の
    検出値を基に、所定時間後の前記蒸気ヘッダーの圧力を
    推定する圧力推定手段と、 この推定圧力が設定した目標値に近付くよう、前記蒸気
    発生装置への制御信号を演算し先行出力する演算出力手
    段とを備えたことを特徴とするエネルギー供給設備の制
    御装置。
  2. 【請求項2】発電装置の排熱により蒸気を生成する熱回
    収式の蒸気発生装置と、燃料の燃焼熱により蒸気を発生
    させる燃焼式の蒸気発生装置とを備え、これら蒸気発生
    装置から蒸気ヘッダーに蓄えた蒸気をエネルギーとして
    供給するエネルギー供給設備の制御装置において、 前記蒸気ヘッダーの所定時間後の蒸気消費量を推定する
    蒸気消費量推定手段と、 前記熱回収式の蒸気発生装置の所定時間後の蒸気生成量
    を推定する蒸気生成量推定手段と、 推定した前記蒸気消費量及び前記蒸気生成量と、前記蒸
    気ヘッダーの蒸気量の検出値とを基に、所定時間後の前
    記蒸気ヘッダーの圧力を推定する圧力推定手段と、 この推定圧力が設定した目標値に近付くよう、前記蒸気
    発生装置への制御信号を演算し先行出力する演算出力手
    段とを備えたことを特徴とするエネルギー供給設備の制
    御装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のエネルギー供給設備
    の制御装置において、前記演算出力手段は、前記蒸気発
    生装置の応答特性に応じ、前記制御信号を事前に出力す
    ることを特徴とするエネルギー供給設備の制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項記載のエネル
    ギー供給設備の制御装置において、前記演算出力手段
    は、前記蒸気ヘッダーの検出圧力及び前記推定圧力のい
    ずれかを選択し、選択した圧力値が前記目標値に近付く
    よう、前記制御信号を演算し先行出力することを特徴と
    するエネルギー供給設備の制御装置。
  5. 【請求項5】蒸気発生装置で生成した蒸気を蒸気ヘッダ
    ーに蓄え、この蒸気ヘッダーに蓄えた蒸気をエネルギー
    として供給するエネルギー供給設備の制御方法におい
    て、 前記蒸気ヘッダーの所定時間後の蒸気消費量を推定し、 推定した前記蒸気消費量と前記蒸気ヘッダーの蒸気量の
    検出値とから、所定時間後の前記蒸気ヘッダーの圧力を
    推定し、 この推定圧力が設定した目標値に近付くよう、前記蒸気
    発生装置への制御信号を演算し先行出力することを特徴
    とするエネルギー供給設備の制御方法。
  6. 【請求項6】発電装置の排熱により蒸気を生成する熱回
    収式の蒸気発生装置と、燃料の燃焼熱により蒸気を発生
    させる燃焼式の蒸気発生装置とを備え、これら蒸気発生
    装置から蒸気ヘッダーに蓄えた蒸気をエネルギーとして
    供給するエネルギー供給設備の制御方法において、 前記蒸気ヘッダーの所定時間後の蒸気消費量を推定し、 前記熱回収式の蒸気発生装置の所定時間後の蒸気生成量
    を推定し、 推定した前記蒸気消費量及び前記蒸気生成量と、前記蒸
    気ヘッダーの蒸気量の検出値とを基に、所定時間後の前
    記蒸気ヘッダーの圧力を推定し、 この推定圧力が設定した目標値に近付くよう、前記蒸気
    発生装置への制御信号を演算し先行出力することを特徴
    とするエネルギー供給設備の制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020118328A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 アズビル株式会社 ボイラ運転条件決定装置および方法、ならびにボイラ運転制御装置
JPWO2020162607A1 (ja) * 2019-02-08 2021-09-09 株式会社Ihi 学習装置及びボイラ制御システム

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