JP2003193795A - 掘削カッタービット - Google Patents
掘削カッタービットInfo
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- JP2003193795A JP2003193795A JP2001399250A JP2001399250A JP2003193795A JP 2003193795 A JP2003193795 A JP 2003193795A JP 2001399250 A JP2001399250 A JP 2001399250A JP 2001399250 A JP2001399250 A JP 2001399250A JP 2003193795 A JP2003193795 A JP 2003193795A
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Abstract
掘削を行うことができ、、掘削カッタービットの寿命を
長くし、掘削カッタービットの交換回数を減らすことに
より、掘削カッタービット交換に伴うコストが削減でき
るとともに、多地質層での長距離掘削作業における掘削
作業効率を向上させる。 【解決手段】 掘削機の先端に取り付けられる台金3
と、台金3の先端面3aに先端部が突出するように植設
された硬質のチップ2とを備えた掘削カッタービット1
において、チップ2は先端部から基端部に向けて、複数
段に植設されており、このうち少なくとも一部の段のチ
ップ2の材種が、他の段と異なる材種とされている。
Description
用される地中掘削機用の掘削カッタービットに関するも
のである。
性、耐衝撃性に優れた超硬合金等で形成されたチップ
と、チップを保持するための台金とで構成されている。
該チップは、チップの先端部が台金の先端面から突出
し、台金の先端面に沿うように、先端部から基端部に向
けて、一箇所に一本ずつ台金に植設されている。該台金
は、基部が掘削機に固定されるように構成されている。
また、掘削カッタービットには、一つの台金に対し単数
もしくは複数本のチップが植設されたものや、角柱状も
しくは板状のチップが植設されたものなど、数多くの種
類が考案されている。
削機の先端に取り付けられて、チップ先端部を地盤に食
い込ませ、掘削作業に供される。このとき、掘削すべき
地盤の地質に対応した材種のチップが植設された、掘削
カッタービットが掘削作業に用いられる。例えば、硬岩
層の場合は耐磨耗性の高い硬質チップ、レキ層の場合は
靭性に優れ欠損しにくい軟質チップが使用される。そし
て、磨耗や欠損などにより掘削カッタービットの掘削性
能が低下すると、掘削機の先端から掘削カッタービット
を取り替える必要がある。このため、作業効率を良くす
るためにも、長時間使用することができる掘削カッター
ビットが必要とされてきた。
ッタービットは、掘削すべき地盤が、硬岩層やレキ層な
ど複数の層に渡るときに、地層ごとにその地質に対応し
たチップの掘削カッタービットに交換することができな
ければ、地質に対応していないチップの掘削カッタービ
ットで掘削しなければならないという問題があった。例
えば、レキ層を硬質チップの掘削カッタービットで掘削
した場合、チップが欠損しやすく、硬岩層を軟質チップ
の掘削カッタービットで掘削した場合、チップが磨耗し
やすくなる。このため、掘削カッタービットの寿命が短
くなるという問題があった。また、各地質ごとに適した
チップを備えたカッタービットに交換することができた
場合においても、この交換の間は作業が中断されてしま
うとともに、この交換作業によるコストが高くなるの
で、多地質層の地盤に対して長距離掘削に適していない
という問題があった。
設されている場合、ロウ付け後に残留応力が発生し、角
柱状もしくは板状のチップをロウ付けした場合には、チ
ップに発生する残留応力によりチップが割れやすくなる
という問題があった。また、台金はチップに比べ軟質で
あるため、掘削カッタービット側面の台金が地盤と当接
した場合、掘削カッタービット側面の台金が磨耗してし
まうので、掘削カッタービット側面の耐磨耗性能が低い
という問題があった。上述したような諸問題により、掘
削カッタービットの寿命が短くなり、掘削カッタービッ
トを取り替える作業が多くなることで、作業効率が悪く
なるという問題があった。
ものであって、上述のような構成の掘削カッタービット
において、多地質層の地盤で各地質に対応したチップで
掘削を行うことができ、ロウ付け後の残留応力による影
響を低減させ、掘削カッタービット側面の耐磨耗性を向
上させることにより、掘削カッタービットの寿命を長く
し、掘削カッタービットの交換回数を減らすことで、掘
削カッタービット交換に伴うコストが削減できるととも
に、多地質層での長距離掘削作業における掘削作業効率
を向上させることを目的としている。
に、本発明に係る掘削カッタービットは、掘削機の先端
に取り付けられる台金と、該台金の先端面に先端部が突
出するように植設された硬質のチップとを備えた掘削カ
ッタービットにおいて、該チップは先端部から基端部に
向けて、複数段に植設されており、このうち少なくとも
一部の段のチップの材種が、他の段と異なる材種とされ
ていることを特徴とする。
に地盤の地質を調査し、掘削していく地質の順番ごと
に、各地質に対応した材種のチップを各段に植設するこ
とができるので、多地質層の地盤の各地質に対応した材
種のチップで掘削することができる。これにより、多地
質層に対しても連続して掘削を行うことができるととも
に、掘削カッタービットの寿命を長くすることができ、
掘削カッタービット交換回数が少なくなるので、掘削カ
ッタービット交換に伴うコストが削減できるとともに、
多地質層の地盤に対しての長距離掘削作業における掘削
作業効率を向上させることができる。
一部のチップが、他の段と異なる硬度とされていること
を特徴とする。これにより、多地質層の地盤の各地層の
硬さに対応するように各段のチップの硬度を設定し植設
することができるので、多地質層の地盤の各地層の硬さ
に対応したチップで掘削することができる。
一部のチップが、他の段と異なる長さとされていること
を特徴とする。これにより、多地質層の地盤の各地層の
厚さに対応するように各段のチップの長さを設定し植設
することができるので、多地質層の地盤の各地層の厚さ
に対応したチップで掘削することができる。
プが圧入されることで、該台金に植設されていることを
特徴とする。これにより、ロウ付けされることでチップ
が該台金に植設される場合に生ずる残留応力の影響が少
ないため、残留応力によりチップが欠損することなく掘
削することができる。
プがロウ付けされることで、該台金に植設されているこ
とを特徴とする。これにより、圧入されることでチップ
が台金に植設されている場合と比べ、より強くチップを
台金に植設することができ、チップの脱落を防止できる
ので、掘削性能を維持することができる。
ッタービットにおいては、該チップが円柱状になってい
ることを特徴とする。これにより、角柱状もしくは板状
のチップと比べ、残留応力による影響を少なくすること
ができる。
金より、該チップの側面の一部が突出するように植設さ
れていることを特徴とする。これにより、掘削カッター
ビット側面が地盤と当接する場合、台金より先にチップ
の側面が地盤と当接することで、台金の磨耗が低減され
掘削カッタービット側面の耐磨耗性能を向上させること
ができる。
施の形態について説明する。図1から図3は、各段のチ
ップが、掘削する多地質層の地盤の各地質に対応するよ
うに設定された掘削カッタービットである。以下の説明
において、複数段に植設されているチップの各チップを
チップ2と符号を付すが、この説明における4段のチッ
プ2を区別するために、各段のチップにa〜dのアルフ
ァベットを付し、最上段のチップ2をチップ2aとし、
以下順に2b、2cとして、最下段のチップ2をチップ
2dとする。
いて、掘削カッタービット1は、硬質のチップ2と、チ
ップ2を保持するための台金3とで構成されている。チ
ップ2は、超硬合金等で形成され、互いに同径の短円柱
状をしており、最上段のチップ2aから最下段の2dま
で上記円柱の中心線を同軸にして、各チップ2の円形を
なす基端面と先端面とをロウ付けされ、長尺状とされた
状態で、台金3の先端部から基端部に向けて植設されて
いる。そして、互いに同じ長さとされたこのような長尺
状のチップ2が、複数、互いの上記中心線を平行にし、
最上段のチップ2aの先端部が台金3の先端面3aから
突出し、台金3の先端面3aに沿うように、かつ、千鳥
状に配列されるように、チップ2は植設されている。
から形成され、略板状をしており、先端面3aは前面か
ら後面に向けて下がる斜面とされ、また、先端面3aの
左右側面付近も各側面に向けて下がる斜面とされてい
る。また、台金3の前面のうち、チップ2が植設されて
いる部分の前面3bは、チップ2が植設されていない部
分の前面3cより一段高く形成されており、台金3の厚
さは、チップ2が植設されている先端側が基端側より厚
く形成されている。
1によって多地質層の地盤の掘削作業を行う場合、ま
ず、掘削作業をはじめる前に掘削する地盤の地質と各地
質の厚さの調査が行われる。そして、掘削カッタービッ
ト1のチップ2は、その各段のチップ2a〜2dが多地
質層の各地質の硬さと厚さに対応するように、同じ超硬
合金でも異なる材種で、それぞれに硬度と長さが設定さ
れ、台金3に植設される。例えば、レキ層、硬岩層、レ
キ層、硬岩層と交互に4層に渡って掘削する場合、硬岩
層には耐磨耗性の高い硬質チップを、レキ層には靭性に
優れ欠損しにくい軟質チップを使用して掘削できるよう
に、チップ2aに軟質チップ、チップ2bに硬質チッ
プ、チップ2cに軟質チップ、チップ2dに硬質チップ
と、チップ2の材種は、異なる硬度に設定される。さら
に、各地質の掘削による磨耗などによる各チップ2の消
耗を考慮して、地層の厚さに対応するように各チップ2
の長さは設定される。
1は、台金3の基端部を掘削機の先端に固定され、掘削
機に取り付けられる。そして、掘削カッタービット1の
台金3の先端面3aより突出された最上段のチップ2a
の先端部が、地盤に食い込まされ、地盤の掘削作業は行
われる。
は、チップ2aは磨耗し短くなり、台金3の先端面3a
も磨耗するので、台金3がチップ2aを保持する力は弱
くなっている。その後、第2の地層を掘削し始めるころ
には、チップ2aは台金3から脱落してしまい、さらに
掘削作業が進められることで台金3の先端面3aが磨耗
していき、次段のチップ2bの先端部が磨耗した台金3
の先端面3aより突出し、チップ2bにより第2の地層
の掘削が行われる。このように、第3の地層はチップ2
cで掘削を行い、第4の地層はチップ2dで掘削を行
う。
3に植設されている場合、ロウ付けされることで植設さ
れている場合に生じる残留応力の影響がないので、チッ
プ2には残留応力による欠損が生じない。これにより、
掘削カッタービット1は、ロウ付けした場合に生じる残
留応力の影響なく掘削することができる。
台金3に植設されている場合、圧入されることで植設さ
れている場合と比べ、より強く植設されるので、チップ
2は脱落しにくくなる。これにより、掘削カッタービッ
ト1は、チップ2の脱落を防止でき掘削性能を維持する
ことができる。
り台金3に植設した場合、ロウ付け後に発生する残留応
力によってチップ2が欠損することが考えられるが、チ
ップ2は、円柱状とされているので、角柱状もしくは板
状のチップと比べ残留応力による影響が少ない。これに
より、角柱状もしくは板状のチップをロウ付けにより植
設した掘削カッタービットと比べ、掘削カッタービット
1は、残留応力による影響を少なくすることができる。
は、この掘削カッタービット1の側面となる台金3の前
面3bより、チップ2の側面の一部が突出するように植
設されている。これにより、掘削カッタービット1は、
台金3の前面3bより先にチップ2の側面が地盤と当接
し掘削作業が行われるので、掘削カッタービット1は、
台金3の前面3bの磨耗が低減され、掘削カッタービッ
ト1側面の耐磨耗性能を向上させることができる。ま
た、台金3、6の表面には適宜硬化肉盛が施され、台金
自体の耐磨耗性を向上させることができる(図示してい
ない)。
多地質層の地盤の掘削において、各地質に対応したチッ
プで掘削を行うことができ、ロウ付け後の残留応力によ
る影響を低減させ、掘削カッタービット側面の耐磨耗性
を向上させることにより、掘削カッタービットの寿命を
長くすることができ、掘削カッタービット交換回数が少
なくなるので、掘削カッタービット交換に伴うコストが
削減できるとともに、多地質層の地盤に対しての長距離
掘削作業における掘削作業効率を向上させることができ
る。
状のチップについて説明を行ったが、図4〜6に示す第
2の実施の形態のような角柱状のチップを複数段に圧
入、又はロウ付けし、植設した掘削カッタービットとし
ても良い。第2の実施の形態において、角柱状のチップ
4以外の構成は図1〜3に示す第1の実施の形態と同一
の構成であるので、同一の符号を付し説明を省略する。
シールド工法で使用される掘削カッタービットを用いて
説明を行ったが、図7、8に示すような形状のシールド
工法用の掘削カッタービットに本発明を用いても良く、
掘削工具全般について本発明を用いることができる。図
7、8に示す掘削カッタービット5は、チップ6が台金
7に植設されて構成されている。また、各チップの先端
面と基端面をロウ付けした状態で植設する実施の形態に
ついて説明したが、各チップが当接された状態で複数段
に植設されても良く、当接せずに複数段に植設されても
良い。
タービットによれば、チップが先端部から基端部に向け
て、複数段に植設され、このうち少なくとも一部の段の
チップの材種が、他の段と異なるので、掘削する各地質
に対応したチップで掘削することができ、掘削カッター
ビットの寿命を長くすることができ、掘削カッタービッ
ト交換による作業中断を減らすことができる。さらに、
このチップの硬度と長さが、他の段と異なる硬度と長さ
にされているので、多地質層の地盤の各地層の硬さと厚
さに対応したチップで掘削することができる。
金に植設されているので、ロウ付け後の残留応力により
チップが欠損することなく掘削することができる。ま
た、該チップがロウ付けされることで、該台金に植設さ
れているので、より強くチップを台金に植設することが
でき、チップの脱落を防止できるので、掘削性能を維持
することができる。このようにチップをロウ付けされた
掘削カッタービットにおいては、該チップを円柱状とす
ることで、ロウ付け後の残留応力による影響を少なくす
ることができる。そして、該掘削カッタービット側面の
台金より、該チップの側面の一部が突出するようにチッ
プが植設されているので、掘削カッタービット側面の耐
磨耗性能を向上させることができる。
ビットと比較して、本発明の掘削カッタービットは寿命
を長くすることができ、掘削カッタービット交換回数が
少なくなり、掘削カッタービット交換に伴うコストが削
減できるとともに、多地質層の地盤に対しての長距離掘
削作業における掘削作業効率を向上させることができ
る。
ービットの正面図である。
る。
ービットの正面図である。
る。
おける実施形態の正面図である。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 掘削機の先端に取り付けられる台金と、
該台金の先端面に先端部が突出するように植設された硬
質のチップとを備えた掘削カッタービットにおいて、 該チップは先端部から基端部に向けて、複数段に植設さ
れており、このうち少なくとも一部の段のチップの材種
が、他の段と異なる材種とされていることを特徴とする
掘削カッタービット。 - 【請求項2】 請求項1に記載の掘削カッタービットに
おいて、 前記一部のチップが、他の段と異なる硬度とされている
ことを特徴とする掘削カッタービット。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の掘削カッタービ
ットにおいて、 前記一部のチップが、他の段と異なる長さとされている
ことを特徴とする掘削カッタービット。 - 【請求項4】 請求項1から3に記載の掘削カッタービ
ットにおいて、 前記チップが圧入されることで、該台金に植設されてい
ることを特徴とする掘削カッタービット。 - 【請求項5】 請求項1から3に記載の掘削カッタービ
ットにおいて、 前記チップがロウ付けされることで、該台金に植設され
ていることを特徴とする掘削カッタービット。 - 【請求項6】 請求項5に記載の掘削カッタービットに
おいて、 前記チップが円柱状となっていることを特徴とする掘削
カッタービット。 - 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の掘削
カッタービットにおいて、 該掘削カッタービット側面の台金より、該チップの側面
の一部が突出するように植設されていることを特徴とす
る掘削カッタービット。
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CN113356872A (zh) * | 2021-07-22 | 2021-09-07 | 广州市力劲机电有限公司 | 一种防翻松脱落盾构刮刀 |
-
2001
- 2001-12-28 JP JP2001399250A patent/JP3780941B2/ja not_active Expired - Fee Related
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