JP2003193750A - ドア枠構造 - Google Patents
ドア枠構造Info
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- JP2003193750A JP2003193750A JP2001400544A JP2001400544A JP2003193750A JP 2003193750 A JP2003193750 A JP 2003193750A JP 2001400544 A JP2001400544 A JP 2001400544A JP 2001400544 A JP2001400544 A JP 2001400544A JP 2003193750 A JP2003193750 A JP 2003193750A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 浴室等の床端部とその隣室の床面高さや水平
度が不一致であっても、システムバスルームあるいは脱
衣所等の床面高さを変更することなくドア枠を取付ける
ことができるドア枠構造を提供する。 【解決手段】 浴室等の床端部とその隣室の床端部との
間に跨設されるドア枠の構造であって、ドア枠は浴室等
の床端部上面に載置される下枠本体と隣室の床端部に載
置される化粧枠とを備え、化粧枠は軟質材を介して高さ
調整自在に下枠本体に連結されていることを特徴とした
ので、下枠本体に対して化粧枠の高さを自由に調整でき
浴室床端部と脱衣室の床の高さが不一致また水平度が不
一致であってもシステムバスルームあるいは脱衣室の床
面の高さを調節することなく、ドア枠を取付けることが
可能となる。
度が不一致であっても、システムバスルームあるいは脱
衣所等の床面高さを変更することなくドア枠を取付ける
ことができるドア枠構造を提供する。 【解決手段】 浴室等の床端部とその隣室の床端部との
間に跨設されるドア枠の構造であって、ドア枠は浴室等
の床端部上面に載置される下枠本体と隣室の床端部に載
置される化粧枠とを備え、化粧枠は軟質材を介して高さ
調整自在に下枠本体に連結されていることを特徴とした
ので、下枠本体に対して化粧枠の高さを自由に調整でき
浴室床端部と脱衣室の床の高さが不一致また水平度が不
一致であってもシステムバスルームあるいは脱衣室の床
面の高さを調節することなく、ドア枠を取付けることが
可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室等に設置する
ドア枠の構造に関するものである。
ドア枠の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、システムバスルーム等のドア枠1
05の下部は、図5で示すようにシステムバスルーム側
の床101端部上面に載置される下枠本体部103と、
その隣室である脱衣室の床102端部上面に載置される
化粧枠部104が一体に形成されているために、ドア枠
105を取付けるときには、システムバスルームの床1
01を脱衣室の床102に対して正確にレベル調整して
設置する必要がある。このため、システムバスルームの
床101設置の手間がかかってしまうこと、またドア枠
を設置する際にレベルが合っていない場合システムバス
の床101高さを調整するには大変な手間がかかり、一
方で無理にねじで締め付けたりするとクラックの発生や
漏水など製品性能上好ましくない。
05の下部は、図5で示すようにシステムバスルーム側
の床101端部上面に載置される下枠本体部103と、
その隣室である脱衣室の床102端部上面に載置される
化粧枠部104が一体に形成されているために、ドア枠
105を取付けるときには、システムバスルームの床1
01を脱衣室の床102に対して正確にレベル調整して
設置する必要がある。このため、システムバスルームの
床101設置の手間がかかってしまうこと、またドア枠
を設置する際にレベルが合っていない場合システムバス
の床101高さを調整するには大変な手間がかかり、一
方で無理にねじで締め付けたりするとクラックの発生や
漏水など製品性能上好ましくない。
【0003】これに対して特開平7−54548号では
図6に示すように下枠本体113と化粧枠114を別体
でとし、下枠本体113に設けた凹部116に化粧枠1
14に設けた突起部117を差し込むよう構成して高さ
調節できるようにし、さらに、前記凹部116、突起部
117の双方に鋸刃状の係合部を形成し係合状態を調整
することで高さ調節できるようにしている。
図6に示すように下枠本体113と化粧枠114を別体
でとし、下枠本体113に設けた凹部116に化粧枠1
14に設けた突起部117を差し込むよう構成して高さ
調節できるようにし、さらに、前記凹部116、突起部
117の双方に鋸刃状の係合部を形成し係合状態を調整
することで高さ調節できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、下枠本体と化粧枠の間の止水手段
がなく、ドア枠の裏に湯水が漏れるのを防止するにはシ
リコンを現場施工で行なう必要があり手間がかかる。ま
た、鋸刃状の係合部があるためシステムバス側と脱衣室
側で水平度が微妙に違った場合に化粧枠はシステムバス
側水平度に追従するため脱衣室側の床と合わないという
不具合が発生する。
来の技術においては、下枠本体と化粧枠の間の止水手段
がなく、ドア枠の裏に湯水が漏れるのを防止するにはシ
リコンを現場施工で行なう必要があり手間がかかる。ま
た、鋸刃状の係合部があるためシステムバス側と脱衣室
側で水平度が微妙に違った場合に化粧枠はシステムバス
側水平度に追従するため脱衣室側の床と合わないという
不具合が発生する。
【0005】本発明の目的は、浴室等の床端部とその隣
室の床面高さや水平度が不一致であってもシステムバス
ルームあるいは脱衣所等の床面高さを変更することなく
ドア枠を取付けることが可能なドア枠構造を提供するこ
とにある。
室の床面高さや水平度が不一致であってもシステムバス
ルームあるいは脱衣所等の床面高さを変更することなく
ドア枠を取付けることが可能なドア枠構造を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1では、ドア枠を浴室等の床端部上面に載置さ
れる下枠本体と隣室の床端部に載置される化粧枠とで構
成し、化粧枠は軟質材を介して高さ調整自在に下枠本体
に連結するようにした。
に請求項1では、ドア枠を浴室等の床端部上面に載置さ
れる下枠本体と隣室の床端部に載置される化粧枠とで構
成し、化粧枠は軟質材を介して高さ調整自在に下枠本体
に連結するようにした。
【0007】請求項2では、下枠本体あるいは化粧枠の
いずれか一方の枠にU字形状の軟質材をU字の開口が上
下方向で他方の枠に向くよう水密固定し、前記他方の枠
には前記U字の開口に向かって挿入片を形成し、前記挿
入片を前記U字軟質材に水密に挿入連結するようにし
た。
いずれか一方の枠にU字形状の軟質材をU字の開口が上
下方向で他方の枠に向くよう水密固定し、前記他方の枠
には前記U字の開口に向かって挿入片を形成し、前記挿
入片を前記U字軟質材に水密に挿入連結するようにし
た。
【0008】請求項3では、軟質材の一端が下枠本体あ
るいは化粧枠のいずれか一方の枠に水密固定され、他端
が他方の枠に水密固定されており、その間の中間部を変
形自在とした。
るいは化粧枠のいずれか一方の枠に水密固定され、他端
が他方の枠に水密固定されており、その間の中間部を変
形自在とした。
【0009】請求項4では、軟質材は、ドアの隣室側面
に当接する止水片を備え隣室への湯水の漏水を防止する
止水材を兼ねるようにした。
に当接する止水片を備え隣室への湯水の漏水を防止する
止水材を兼ねるようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明における開き戸を例にした
第1の実施の形態を示す。根太16の上に床板17を敷
設して脱衣室2の床面5が構成されており、脱衣室2の
側方に浴室用空間18が形成されている。浴室1は浴室
用空間18内にシステムバスルームを設置して構成され
るものであり、浴室用空間18の底部には床パン4が設
置され、この床パン4によって浴室1の床面が形成され
ている。床パン4の脱衣室2側端部には、浴室ドア8の
ドア枠3を設置するためのドア枠載置部19が床パン4
と一体あるいは別体で床面4aから落とし込んだ位置に
形成されている。
いて説明する。図1は本発明における開き戸を例にした
第1の実施の形態を示す。根太16の上に床板17を敷
設して脱衣室2の床面5が構成されており、脱衣室2の
側方に浴室用空間18が形成されている。浴室1は浴室
用空間18内にシステムバスルームを設置して構成され
るものであり、浴室用空間18の底部には床パン4が設
置され、この床パン4によって浴室1の床面が形成され
ている。床パン4の脱衣室2側端部には、浴室ドア8の
ドア枠3を設置するためのドア枠載置部19が床パン4
と一体あるいは別体で床面4aから落とし込んだ位置に
形成されている。
【0011】本実施例のようにドア枠載置部19を床面
4aより落とし込むことによって、ドア下枠3の上面を
床面4aに容易に合せることができるため、浴室出入り
口の段差をなくすことができる。
4aより落とし込むことによって、ドア下枠3の上面を
床面4aに容易に合せることができるため、浴室出入り
口の段差をなくすことができる。
【0012】浴室1の床端部と脱衣室2の床端部との間
には浴室ドア8のドア下枠3が跨設されており、ドア下
枠3は下端がドア枠載置部19に載置される下枠本体6
と、端部が脱衣室床面5に載置される化粧枠7とで構成
されている。化粧枠7の浴室1側の下面には下方に開口
15の開いたU字形状の軟質材12が水密固定されてお
り、下枠本体6の化粧枠7に対向する端部付近には上方
に向かって挿入片14が形成され、前記U字の開口15
に前記挿入片14を挿入することで下枠本体6と化粧枠
7が連結されている。したがって、化粧枠7の設置高さ
は軟質材12のU字開口15の範囲で調節可能となる。
には浴室ドア8のドア下枠3が跨設されており、ドア下
枠3は下端がドア枠載置部19に載置される下枠本体6
と、端部が脱衣室床面5に載置される化粧枠7とで構成
されている。化粧枠7の浴室1側の下面には下方に開口
15の開いたU字形状の軟質材12が水密固定されてお
り、下枠本体6の化粧枠7に対向する端部付近には上方
に向かって挿入片14が形成され、前記U字の開口15
に前記挿入片14を挿入することで下枠本体6と化粧枠
7が連結されている。したがって、化粧枠7の設置高さ
は軟質材12のU字開口15の範囲で調節可能となる。
【0013】この時、挿入片14の先端は挿入片14の
他の部分よりも厚みを厚くし、軟質材12のU字開口1
5の幅は挿入片14の先端の厚みよりも狭くなってお
り、浴室側の湯水が床パン4の裏に漏れないようにここ
で止水される。また、軟質材12のU字開口15の先端
部は他の部分より狭く設定し、挿入片14の先端部がU
字開口15の先端部に引っ掛かることで化粧枠7が簡単
に下枠本体6から外れないようになっている。
他の部分よりも厚みを厚くし、軟質材12のU字開口1
5の幅は挿入片14の先端の厚みよりも狭くなってお
り、浴室側の湯水が床パン4の裏に漏れないようにここ
で止水される。また、軟質材12のU字開口15の先端
部は他の部分より狭く設定し、挿入片14の先端部がU
字開口15の先端部に引っ掛かることで化粧枠7が簡単
に下枠本体6から外れないようになっている。
【0014】ドア下枠3には、上面が床パン4上面と略
同高さになるよう着脱可能に下枠カバー11が設置され
ている。下枠カバー11を取り外すことで排水ピット1
3内を掃除することができる。また、浴室ドア8の下端
にはドア8下からの漏水を防止するためのドア止水部材
9,10が浴室1側、脱衣室2側にそれぞれ設けられ、
ドア8を閉止した状態で浴室1側ドア止水部材9は下枠
カバー11上面に当接して浴室1からドア下枠3内に入
り込む湯水を止水し、脱衣室2側ドア止水部材10は化
粧枠7上面に当接してドア下枠3内から脱衣室2側に湯
水が流れ出るのを防止する。浴室1側ドア止水材9と下
枠カバー11の間や下枠カバー11とドア下枠3の間か
ら入り込んだ湯水はドア下枠3に形成された排水ピット
部13に流れ込み、排水ピット13に接続された排水管
(図示せず)を介して排水されるので、脱衣側ドア止水
部材10まで湯水が達することはほとんどなく、達した
としてもこの部分で完全に止水される。
同高さになるよう着脱可能に下枠カバー11が設置され
ている。下枠カバー11を取り外すことで排水ピット1
3内を掃除することができる。また、浴室ドア8の下端
にはドア8下からの漏水を防止するためのドア止水部材
9,10が浴室1側、脱衣室2側にそれぞれ設けられ、
ドア8を閉止した状態で浴室1側ドア止水部材9は下枠
カバー11上面に当接して浴室1からドア下枠3内に入
り込む湯水を止水し、脱衣室2側ドア止水部材10は化
粧枠7上面に当接してドア下枠3内から脱衣室2側に湯
水が流れ出るのを防止する。浴室1側ドア止水材9と下
枠カバー11の間や下枠カバー11とドア下枠3の間か
ら入り込んだ湯水はドア下枠3に形成された排水ピット
部13に流れ込み、排水ピット13に接続された排水管
(図示せず)を介して排水されるので、脱衣側ドア止水
部材10まで湯水が達することはほとんどなく、達した
としてもこの部分で完全に止水される。
【0015】上記のような構造であるため、化粧枠7の
設置高さは床パン4の設置高さに応じて調節可能であり
床パン4の据付けに手間取ったり、ドア枠を取付けてか
ら床パン4のレベルを調節するといった作業の必要がな
くなる。また、連結部分が軟質材であるため、床パン4
と脱衣室床面5の水平度が違っていても(斜めになって
いても)化粧枠7は脱衣室床面5の傾きに応じて取り付
けることが可能であるとともに、ドア下枠3本体と化粧
枠7との間から床パン4裏に湯水が漏水することがな
い。
設置高さは床パン4の設置高さに応じて調節可能であり
床パン4の据付けに手間取ったり、ドア枠を取付けてか
ら床パン4のレベルを調節するといった作業の必要がな
くなる。また、連結部分が軟質材であるため、床パン4
と脱衣室床面5の水平度が違っていても(斜めになって
いても)化粧枠7は脱衣室床面5の傾きに応じて取り付
けることが可能であるとともに、ドア下枠3本体と化粧
枠7との間から床パン4裏に湯水が漏水することがな
い。
【0016】図2は本発明における開き戸を例にした第
2の実施の形態を示す。同一部材は同一符号で示す。本
実施の形態では、下枠本体26の脱衣室2側端部の上面
には上方に開口25の開いたU字形状の軟質材22が水
密固定されており、化粧枠27裏側の下枠本体26に対
向する部分には下方に向かって挿入片24が形成され、
前記U字の開口25に前記挿入片24を挿入することで
下枠本体26と化粧枠27が連結されている。
2の実施の形態を示す。同一部材は同一符号で示す。本
実施の形態では、下枠本体26の脱衣室2側端部の上面
には上方に開口25の開いたU字形状の軟質材22が水
密固定されており、化粧枠27裏側の下枠本体26に対
向する部分には下方に向かって挿入片24が形成され、
前記U字の開口25に前記挿入片24を挿入することで
下枠本体26と化粧枠27が連結されている。
【0017】この時、軟質材22のU字開口の幅は挿入
片24の先端の厚みよりも狭くなっており、浴室側の湯
水が床パン4の裏に漏れないようにここで止水される。
また、化粧枠27の設置高さは軟質材22のU字開口2
5の範囲で調節可能となる。
片24の先端の厚みよりも狭くなっており、浴室側の湯
水が床パン4の裏に漏れないようにここで止水される。
また、化粧枠27の設置高さは軟質材22のU字開口2
5の範囲で調節可能となる。
【0018】このように、U字開口15,25を備えた
軟質材12、22と挿入片14,24は、下枠本体6,
26と化粧枠7,27のどちらに固定されていてもよ
い。
軟質材12、22と挿入片14,24は、下枠本体6,
26と化粧枠7,27のどちらに固定されていてもよ
い。
【0019】図3は本発明における開き戸を例にした第
3の実施の形態を示す。同一部材は同一符号で示す。本
実施の形態では、下枠本体36の脱衣室2側端部の上面
と化粧枠37裏側の下枠本体36に対向する部分に軟質
材32の両端部を水密固定し、軟質材32の中間部33
は変形自在になっている。
3の実施の形態を示す。同一部材は同一符号で示す。本
実施の形態では、下枠本体36の脱衣室2側端部の上面
と化粧枠37裏側の下枠本体36に対向する部分に軟質
材32の両端部を水密固定し、軟質材32の中間部33
は変形自在になっている。
【0020】このような構造であるため、ドア下枠33
内の湯水を床パン4裏に漏らすことなく、さらに化粧枠
37の取付け高さを自由に調整できる。軟質材32の中
間部33の形状は蛇腹形状でも良い。なお、化粧枠37
の裏側にはU字形状の挿入ガイド38を、下枠本体36
上面の前記挿入ガイド38と対向する位置に挿入突部3
9を形成し、前記挿入突部39を前記挿入ガイド38に
挿入することで下枠本体36に対する化粧枠37の水平
方向の位置を決めるようにしている。
内の湯水を床パン4裏に漏らすことなく、さらに化粧枠
37の取付け高さを自由に調整できる。軟質材32の中
間部33の形状は蛇腹形状でも良い。なお、化粧枠37
の裏側にはU字形状の挿入ガイド38を、下枠本体36
上面の前記挿入ガイド38と対向する位置に挿入突部3
9を形成し、前記挿入突部39を前記挿入ガイド38に
挿入することで下枠本体36に対する化粧枠37の水平
方向の位置を決めるようにしている。
【0021】図4は本発明における折戸を例にした第4
の実施の形態を示す。同一部材は同一符号で示す。浴室
1の床端部と脱衣室2の床端部との間には浴室ドア48
のドア下枠43が跨設されており、ドア下枠43は下端
がドア枠載置部19に載置される下枠本体46と、端部
が脱衣室床面5に載置される化粧枠47とで構成されて
いる。
の実施の形態を示す。同一部材は同一符号で示す。浴室
1の床端部と脱衣室2の床端部との間には浴室ドア48
のドア下枠43が跨設されており、ドア下枠43は下端
がドア枠載置部19に載置される下枠本体46と、端部
が脱衣室床面5に載置される化粧枠47とで構成されて
いる。
【0022】下枠本体46の脱衣室2側端部の上部には
上方にU字形状の開口45の開いた軟質材42が水密固
定されており、化粧枠47裏側の下枠本体46に対向す
る部分には下方に向かって挿入片44が形成され、前記
U字の開口45に前記挿入片44を挿入することで下枠
本体46と化粧枠47が連結されている。化粧枠47の
設置高さは軟質材42のU字開口45の範囲で調節可能
となる。さらに、軟質材42は浴室ドア48側を上方に
伸ばして浴室ドア48の脱衣室側下部側面に当接する止
水片50を一体に形成している。
上方にU字形状の開口45の開いた軟質材42が水密固
定されており、化粧枠47裏側の下枠本体46に対向す
る部分には下方に向かって挿入片44が形成され、前記
U字の開口45に前記挿入片44を挿入することで下枠
本体46と化粧枠47が連結されている。化粧枠47の
設置高さは軟質材42のU字開口45の範囲で調節可能
となる。さらに、軟質材42は浴室ドア48側を上方に
伸ばして浴室ドア48の脱衣室側下部側面に当接する止
水片50を一体に形成している。
【0023】ドア下枠43には、上面が床パン4上面と
略同高さになるよう着脱可能に下枠カバー41が設置さ
れている。この下枠カバー43を取り外すことで排水ピ
ット53内を掃除することができる。さらに、浴室ドア
48の下端にはドア48下からの漏水を防止するための
ドア止水部材49が設けられ、ドア48を閉止した状態
で浴室側ドア止水部材49はドアレール51に当接して
いる。
略同高さになるよう着脱可能に下枠カバー41が設置さ
れている。この下枠カバー43を取り外すことで排水ピ
ット53内を掃除することができる。さらに、浴室ドア
48の下端にはドア48下からの漏水を防止するための
ドア止水部材49が設けられ、ドア48を閉止した状態
で浴室側ドア止水部材49はドアレール51に当接して
いる。
【0024】浴室1の湯水がドア部まで流れてきても基
本的には下枠カバー41と浴槽側ドア止水部材49で止
水されるが、一部は下枠カバー41とドア下枠43との
隙間からドア下枠43の排水ピット53に流れ込み、排
水ピット53に接続された排水管(図示せず)を介して
排水される。また、ドア止水部材49とレール51との
間から入り込んだ湯水は排水溝52に流れ込み、レール
51の下部に設けられた孔を介して排水ピット53に流
れるようになっている。また、万が一排水溝52から脱
衣室2側に流れ出ようとする湯水があっても、軟質材4
2の止水片50で止水されることとなる。
本的には下枠カバー41と浴槽側ドア止水部材49で止
水されるが、一部は下枠カバー41とドア下枠43との
隙間からドア下枠43の排水ピット53に流れ込み、排
水ピット53に接続された排水管(図示せず)を介して
排水される。また、ドア止水部材49とレール51との
間から入り込んだ湯水は排水溝52に流れ込み、レール
51の下部に設けられた孔を介して排水ピット53に流
れるようになっている。また、万が一排水溝52から脱
衣室2側に流れ出ようとする湯水があっても、軟質材4
2の止水片50で止水されることとなる。
【0025】上記のような構造であるため、化粧枠47
の設置高さは床パン4の設置高さに応じて調節可能であ
り床パン4の据付けに手間取ったり、ドア枠を取付けて
から床パン4のレベルを調節するといった作業の必要が
なくなる。また、連結部分が軟質材であるため、床パン
4と脱衣室床の水平度が違っていても(斜めになってい
ても)化粧枠は脱衣室床の傾きに応じて取り付けること
が可能であるとともに、下枠本体と化粧枠との間から床
パン裏に湯水が漏水することがない。さらに、化粧枠と
下枠本体の接続部材である軟質材とドア止水用の軟質材
を一体に形成しているので部材点数を減らすことができ
る。
の設置高さは床パン4の設置高さに応じて調節可能であ
り床パン4の据付けに手間取ったり、ドア枠を取付けて
から床パン4のレベルを調節するといった作業の必要が
なくなる。また、連結部分が軟質材であるため、床パン
4と脱衣室床の水平度が違っていても(斜めになってい
ても)化粧枠は脱衣室床の傾きに応じて取り付けること
が可能であるとともに、下枠本体と化粧枠との間から床
パン裏に湯水が漏水することがない。さらに、化粧枠と
下枠本体の接続部材である軟質材とドア止水用の軟質材
を一体に形成しているので部材点数を減らすことができ
る。
【0026】なお、ここに示してきた第1〜4の実施の
形態は開き戸及び折戸につ付いてのものであるが、本発
明はこれに限ることなく開き戸、折戸、引き戸全てに適
用できる。
形態は開き戸及び折戸につ付いてのものであるが、本発
明はこれに限ることなく開き戸、折戸、引き戸全てに適
用できる。
【0027】また、同様に入り口段差なしの形態で説明
したが入り口の段差のある出入り口でも適用できる。さ
らに、本発明は浴室と脱衣室の間のドアについて限るも
のではなく脱衣室と廊下など他の場所でも適用できる。
したが入り口の段差のある出入り口でも適用できる。さ
らに、本発明は浴室と脱衣室の間のドアについて限るも
のではなく脱衣室と廊下など他の場所でも適用できる。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1によれば、ドア枠は浴室等の床端部上面
に載置される下枠本体と隣室の床端部に載置される化粧
枠とを備え、化粧枠は軟質材を介して高さ調整自在に下
枠本体に連結されているので、下枠本体に対して化粧枠
の高さを自由に調整でき浴室床端部と脱衣室の床の高さ
が不一致また水平度が不一致であってもシステムバスル
ームあるいは脱衣室の床面の高さを調節することなく、
またドア枠に無理な力がかかることなくドア枠を取付け
ることが可能となる。さらに、連結部を軟質材としてい
るので連結部からの漏水の心配がない。
する。請求項1によれば、ドア枠は浴室等の床端部上面
に載置される下枠本体と隣室の床端部に載置される化粧
枠とを備え、化粧枠は軟質材を介して高さ調整自在に下
枠本体に連結されているので、下枠本体に対して化粧枠
の高さを自由に調整でき浴室床端部と脱衣室の床の高さ
が不一致また水平度が不一致であってもシステムバスル
ームあるいは脱衣室の床面の高さを調節することなく、
またドア枠に無理な力がかかることなくドア枠を取付け
ることが可能となる。さらに、連結部を軟質材としてい
るので連結部からの漏水の心配がない。
【0029】請求項2によれば、下枠本体あるいは化粧
枠のいずれか一方の枠にU字形状の軟質材をU字の開口
が上下方向で他方の枠に向くよう水密固定し、前記他方
の枠には前記U字の開口に向かって挿入片を形成し、前
記挿入片を前記U字軟質材に水密に挿入連結されている
ので、下枠本体と化粧枠をただ差し込み合せるだけで高
さ調整、水平度調整、水密性に優れたドア枠となる。
枠のいずれか一方の枠にU字形状の軟質材をU字の開口
が上下方向で他方の枠に向くよう水密固定し、前記他方
の枠には前記U字の開口に向かって挿入片を形成し、前
記挿入片を前記U字軟質材に水密に挿入連結されている
ので、下枠本体と化粧枠をただ差し込み合せるだけで高
さ調整、水平度調整、水密性に優れたドア枠となる。
【0030】請求項3によれば、軟質材の一端が下枠本
体あるいは化粧枠のいずれか一方の枠に水密固定され、
他端が他方の枠に水密固定されており、前記一端と他端
をつなぐ中間部が変形自在としているので、高さ調整、
水平度調整に優れているとともに軟質材とドア枠本体及
び化粧枠が最初から水密固定されているので水密性によ
りすぐれている。
体あるいは化粧枠のいずれか一方の枠に水密固定され、
他端が他方の枠に水密固定されており、前記一端と他端
をつなぐ中間部が変形自在としているので、高さ調整、
水平度調整に優れているとともに軟質材とドア枠本体及
び化粧枠が最初から水密固定されているので水密性によ
りすぐれている。
【0031】請求項4によれば、軟質材がドアの隣室側
面に当接する止水片を備え前記隣室への湯水の漏水を防
止する止水材を兼ねるので、上記のように高さ調整、水
平度調整、水密性に優れているのに加え、部品点数を少
なくしながら隣室への漏水を防止することができる。
面に当接する止水片を備え前記隣室への湯水の漏水を防
止する止水材を兼ねるので、上記のように高さ調整、水
平度調整、水密性に優れているのに加え、部品点数を少
なくしながら隣室への漏水を防止することができる。
【図1】本発明における第1の実施の形態を示すドア枠
の部分断面図である。
の部分断面図である。
【図2】本発明における第2の実施の形態を示すドア枠
の部分断面図である。
の部分断面図である。
【図3】本発明における第3の実施の形態を示すドア枠
の部分断面図である。
の部分断面図である。
【図4】本発明における第4の実施の形態を示すドア枠
の部分断面図である。
の部分断面図である。
【図5】従来の技術を示すドア枠構造の断面図である。
【図6】従来の技術を示すドア枠構造の断面図である。
3、23、33、43 ドア枠
6、26、36、46 下枠本体
7、27、37、47 化粧枠
8、48 ドア
12、22、32、42 軟質材
14、24、44 挿入片
15、25、45開口
33中間部
50止水
Claims (4)
- 【請求項1】 浴室等の床端部とその隣室の床端部との
間に跨設されるドア枠の構造であって、前記ドア枠は浴
室等の床端部上面に載置される下枠本体と隣室の床端部
に載置される化粧枠とを備え、化粧枠は軟質材を介して
高さ調整自在に下枠本体に連結されていることを特徴と
するドア枠構造。 - 【請求項2】 下枠本体あるいは化粧枠のいずれか一方
の枠にU字形状の軟質材をU字の開口が上下方向で他方
の枠に向くよう水密固定し、前記他方の枠には前記U字
の開口に向かって挿入片を形成し、前記挿入片を前記U
字軟質材に水密に挿入連結されていることを特徴とする
請求項1記載のドア枠構造。 - 【請求項3】 上記軟質材の一端が下枠本体あるいは化
粧枠のいずれか一方の枠に水密固定され、他端が他方の
枠に水密固定されており、前記一端と他端をつなぐ中間
部が変形自在であることを特徴とする請求項1記載のド
ア枠構造。 - 【請求項4】 上記軟質材は、ドアの上記隣室側面に当
接する止水片を備え前記隣室への湯水の漏水を防止する
止水材を兼ねることを特徴とする請求項1乃至3記載の
ドア枠構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001400544A JP2003193750A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | ドア枠構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001400544A JP2003193750A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | ドア枠構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003193750A true JP2003193750A (ja) | 2003-07-09 |
Family
ID=27605056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001400544A Pending JP2003193750A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | ドア枠構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003193750A (ja) |
-
2001
- 2001-12-28 JP JP2001400544A patent/JP2003193750A/ja active Pending
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